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はてなキーワード: 紋切り型とは

2022-08-21

anond:20220821140859

コーポレートサイト感想文…それってある意味紋切り型だと思うのだけど、そういう紋切り型茶番を演じられるか、ってことなのかな。

2022-07-01

エロマンガを描いて生きている 2/3


長編作品DLsite投稿した次の日だった。

サイトを眺めたところ、新着のおススメ欄に自分のやつがあった。クリックしてみると……「ランキング 24時間1位」とあった。「ファッ!?」という声が出た。無意識だった。あんな声が人間から出るのだなと素朴に感じた。

pixiv活躍している絵師です」と自分のことを紹介してくれる人がいた。嬉しかった。コメントを読んでいると、こんなに多くの人が気持ちよくなってくれたんだと思って涙が出た。自分がやったことは無駄ではなかったんだ、これでよかったんだ、と心臓の奥からじんわりとした感情が湧き出した。

マックフライヤーに真新しいオイルを入れた時の、あの澄んだ小麦色の油面脳裏に浮かんだ。生卵をそこに割って落として、ポーチドエッグを作って食べるのが当時の朝マッククルーの楽しみだった(追記 お湯に落とすのが本来ポーチドエッグです。当時の呼び方尊重しました)。

朝五時くらいの周囲がまだ暗い中、夜マックから朝マックに切り替わるまさにその時、みんなでワイワイと集まって創作料理をやっていた。自分が作るのはポーチドエッグ相場が決まっていた。皆、おいしいと言ってくれた。そんな記憶が、あのランキング1位の画面を観た時に脳裏をよぎった。

デビュー作品投稿した年だけで1000万以上も稼いだ。図に乗った自分は、また同じ系統作品を作り始めた。再び三ヶ月程度は労しただろうか。前作と同程度の執筆期間だ。

いよいよその時だ。満を持して販売開始ボタンを押した。はっきりいって二番煎じだった。濃さについては前作よりも強いつもりだ。

売れ行きは……前回とほとんどいっしょだった。24時間ランキングは1位だったし、1週間ランキングでも、1ヵ月ランキングでも一番になった。コンテンツ需要があると確信した瞬間だった。

次作はこれとは違う作品を作ってみようと思い立った。妹凌辱ものではなくて、もっと社会的健全とされるエロ分野に挑戦してみようと思った。多くの大家のページを巡っていったところ、クリムゾン先生のページに辿り着いた。販売作品ひとつずつ見ていったところ、「この人すげー安定してるな」と感嘆したのを覚えている。それでいて創作ペースも早い。

自分場合はこうはいかない。下書きの段階では絵も字も死ぬほど汚いし、ペンタブを握ってもそんなに変わらない。初稿は売り物にならないレベルで、第二稿、第三稿と繰り返すたびにちょっとずつ売れる絵になっていき、販売開始をクリックする頃には第7稿とかになっている。

クリムゾン先生の安定感は素晴らしいとは思ったけど、自分には到底真似できないことも理解した。でも、これでいいのだ。自分場合は遅筆で、年に投稿できる作品は少ないけど、その代わり、とびっきり質のいいやつを出してやろう。それで読者に喜んでもらえばいい。

それから、いろんな経験をした。

DLsiteFANZAから個別に連絡があって、「今度、このようなキャンペーンで~~」といった内容で、いわゆる商談というやつだ。あとは出版社からも連絡があった。オリジナル作品をウチで出してみないか? という提案が。乗り気ではなかったが、編集者がいい人だったので1冊だけ紙の本を出した。

社会のことをもっと勉強しておけばよかった。会社員の人って、みんなけっこうシャキンとしていて、キビキビとしていて、マナーレベルが高かったりするだろう。絵描きというのは社会経験がない人が多いので、そのあたりはルーズだ。

例えば、FANZAとかで滅茶苦茶に売れている大御所の人で、態度が凄まじく横柄な人がいる。出版社の人や、イラストレーターや、もっというと初対面の人が誰だかわかっていなくても、自分が神であるかのような傲慢な態度で望む。20代はもちろん、30代、40代の人でさえそういう行動を取る人はいる。お金があれば何をしてもいいんだ、という心が透けて見えるようで気分が悪い。

自営業にとっては自然なことだ。自分が作った世界勝負して、それでお金を稼いでいるのだから会社員みたいに礼儀マナーを身に着ける必要はない。傲慢だろうと誠実だろうと、ご飯を食べていけるならそれでいい。他者への態度は、その人が自分責任で決めることだ。



かくいう自分も失敗をした。

二作目を売りに出してから少し時間が経っていた。通帳をみると、一作目の投稿から数えて約二千万円が入金されていた。このお金で何かしてみようと思ったところ、秋葉原にあるメイドカフェで豪遊してみようと思い立った。

専門学生だった頃に、友人と2回ばかり行った経験があるのだが、そこにはいい年をしたおっさん連中がいた。メイドさん達をわが物のように扱い、ほかのお客のところに行かせないようにしていた。彼らというのは基本的に、ものすごくうるさくて、ありえないほど近い距離メイドさんに接する。心理的にも物理的にも。ああいうのは苦手だ。

対照的に、ものかに食事を嗜んでいるおじさんや若い人もいたが、少数派だった――年齢は関係ない。大人びた人というのは、大抵は子どもの頃から大人だったりする。

結局、学生だった当時は、メイドさんとロクに喋ることはできず、40分ほど滞在して割高なオムライスを食べて帰った。世知辛い思い出だ。

ある秋の日、自分は一人でその店を訪れた。当時と変わらない佇まいだった。木目調のカウンターに色とりどりの置物が飾ってある。メニューもおしゃれだ。簡素だけど、手作り感が満載の。

あの時と一緒だった。おっさん連中が三人ほどいて、お気に入りメイドさんドリンクを飲ませていた。

観察してみると、カラオケサービスを頼む際にメイドAさんの胸を人差し指タッチしたり、フロアに立っているメイドBさんの隙を探して肩を揉んだりしていた。

40を過ぎた大人が、若いの子に対してお金と引き換えにセクハラをする場――学生などお呼びではない。それが当時のメイドカフェに対する認識だった。

でも今は違う。今の自分は専門学生ではなく、pixiv発のいっぱしのプロ絵描きなのだ

入店してすぐ、メイドさんこちらに気が付いた。

「お帰りなさいませ(はぁと)。ご主人様」

紋切り型の楽しげな挨拶を受けて、カウンター椅子腰かけた。今のはメイドCさんとする。ちょっとしゃがんで、上目遣いでこちらを見上げている。猫耳を付けていた。リボン付きの首輪も。

「初めてですか?」

はい。初めてです」

こちらがメニューです~(以下、お店のシステム説明)」

了解しました。1時間で帰る予定です」

「ご注文は何にいたしましょう? ご主人様」

オムライスください」

かしこまりました。オムライスの種類がこちらになります

「『くまたんはんばーぐ☆オムライス』にします。ドリンクは『ふりふりしゃかしゃか♥オレンジじゅーちゅ』で。何分くらいで来ますか」

「お飲み物はすぐに。オムライスはお時間かかります

了解です」

オレンジジュースはすぐに来た。メイドの人がふりふりしゃかしゃかすると、魔法がかかって味が変わるらしい。「今回はいいです」と断って、その場でグラスの半分まで飲んでみた。普通にうまい。前回は、お金がなかったのでウーロン茶を頼んだはずだ。

オムライスはあと20分お待ちください。私はあちらのご主人様の方にいますので、何かあったら呼んでくださいね

「そうですか。では待っている間にシャンパンを飲みます。これをください」

メニューの一番右上にあるシャンパンを指さした。ドンペリ白だった。当時、ドンペリが何なのかわかっていなかった。とりあえず高い酒ということは知っていたが。メニューには55,000円とあった。

メイドCさんは、「えっ!?」という声にならない声を上げて、おじさん方の接客をしているメイドAさんとBさんのところに駆けていった。

一時的キッチンの中に引っ込んでの作戦会議の後に、メイドBさんとCさんが自分のところにドンペリを――おそるおそる持ってきた。今思えばけっこう揺れていたかもしれない。Aさんは接客に戻っている。

ドンペリの瓶について、ずんぐりとした形状だったのを覚えている。天井LEDに照らされた酒瓶は、生まれたてナイフのような恥じらいを帯びていた。鈍い色の光沢が煌めいてる。生涯で初めてのドンペリだ。

こちらでよろしいですか」

OKです」

「ご主人様。ご自分でお開けになりますか――?」

「開け方がわかりません」

「そうなんですか。実は私達も開けたことがなくて」

「何……だと……?」(ブリーチ

Aさんの前にいるおじさん3人がこちらを睨んでいる。メイドAさんなら開け方がわかりそうなものだが、色々と事情があったのかもしれない。

やけくそだった。なんかもう適当ねじねじとしたやつを外して、ボトルの蓋を解体していった。コルクだけになったところで携帯電話をパカッと開いて、ようつべドンペリの開け方を調べた。どうやら、ねじねじとしたやつは残しておくものらしい。

ようつべの画面に映ったバーテンが、コルクの栓を捩じりながら開けていくのを見て成功確信を得た。自分も真似してやってみよう。メイド2人が手元をまじまじと眺めている。

何十秒かそこらだったと思うが、ずっとコルクを捩じり続けていた――ポォンッ!! という音を立てて、コルク天井に突き刺さった。すごい音だった。直後、メイドBさんの方にコルクが落っこちるのを観た。

冷たい、と感じた。見れば膝にドンペリが零れているではないかテーブルの上はさらにヒドイことになっている。

やってしまった、ドンペリの瓶を揺さぶり過ぎたのだ。炭酸がこんなに強いなんて。当時の自分は知らなかった。ドンペリの四分の一くらいが零れたのを見て、さっきのおじさん達がゲラゲラと笑っていた。メイドAさんがこっちに向かってきて、BさんとCさんを悲しそうな目で見た後で、

申し訳ありませんご主人様!」

謝罪したのを覚えている。

「いいですよ。みんなでゆっくり飲みましょう」としか言いようがなかった。零れたものしょうがないのだ。これが現実なのだハム太郎)。

メイドさんとしばらく話をした。あれは楽しかった。初めての体験というのが大きい。以下に抜粋してみよう、うろ覚えだ。BさんとCさんとの会話がメインで、Aさんは傍で見ていてたまにしゃべる感じだった。半ば酔っていたので、お見苦しい発言がいくつもある。

「改めて、Cといいます。どちらから来られたんですか?」

千葉の端っこからきました」(比企谷くんの近所に住んでます

「へー! わたし千葉に住んでるんです」

もしかして家が隣かもね」(なんてね!)

「かもしれませんねー」

「このお店、やって長いんですか。この木目調のカウンターとか。古さがいい感じです」(i'm lovin' it!)

「えっと、たしか五年目ですね。前ここバーだったんです」

へぇバーですか。どおりで。照明を消したらバーになりそうですね。ところで姉さん、失礼ですが年はおいくつですか」(24とみた)

「えー、いくつに見えますか?」

「22」

「ブー、違います

「うーん、25?」

「違います!」

「27?」

「ブー、ぜんぜん違います

「参った。正解を教えてよ」

「正解は……17才です!」

「あー、そっちかー」

意味わかるんですか? おにいさ……ご主人様」

「わかるよ。有名な声優さんのやつ。で、ぶっちゃけ本当は年いくつ? 自分は26。見た目はおにいさんじゃないけどね」(おにいさんってあなたもしかして夜の店で働いてた?)

「こないだ19になりました」

若いね。ところでなんだけど。なんかさ、たばこ匂いがするよ?」(この子まじでヤニ臭いんですけど……)

「そんな匂いしません! 未成年ですから

煙草は吸わないけど、ドンペリは飲むんだ」(やりますね!)

「ご主人様だから特別ですよ。内緒にしてくださいね

(ここで一瞬、AさんとBさんが神妙な顔つきに。Bさんが話してくる)

「ご主人様って、アニメ好きな人ですか~?」

「うん。アニメ好きです。毎季いろいろ見てます!」(うえぃ、酔いが回ってきた)

「え。アニメ好きなんですね。今のだったらどんなのおススメですか? 観てみたい」

「うーん。すぐにはちょっと。頭の回転が追い付かない。Bさんは、どんな感じのがお好み?」(装甲騎兵ボトムズとか? あまり答えたくないな。恥ずかしいし)

「笑えるやつがいいです」

「どんなアニメだって笑えるじゃん」(話題よ逸れてくれ)

「泣けるのが好きかな~。わたしにもおススメ教えてくださいよ」

「うん、ちょっと考えるね」(こんちきしょうめ!)

「あー、ご主人様かわいい。頭ひねってる」

「焦らずに。ちょっと待ちなって」(お答えしますよ!)

(当時のアニメ視聴リスト。○が思い出せた)

あかねさす少女 ○

・うちのメイドがウザすぎる!

アニマエール! ○

・俺が好きなのは妹だけど妹じゃない ○

寄宿学校のジュリエット

ジョジョの奇妙な冒険黄金の風

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない ○

やがて君になる ○

ゾンビランドサガ

アニマエール一見やんちゃなようで、友情がしっかりしていて面白いんで見ることにしましたよ。やがて君になるも捨てがたいですねェ」(戸愚呂弟)

アニマエール見てないです。どのへんが面白いんですか」

「緩くて、緩くて、緩いところかな。1話を見たらわかる。それだけでいい」(語彙貧困

「ご主人様、すごいですね」

「恐縮です。Bさんのおススメはある?」(もっと褒めてもいいんですよ)

「色づく世界明日から、てゆうのが感動できます。泣きますよ~」

「素晴らしい作品を見てるんだね」(そんなの知らない!)

「ご主人様、見る目あるんですね」

「どういたしまして」(ヘヘッ!)

絶対みてくださいね

(※翌年、全話視聴してガン泣きした)

「ところで。そちらのお姉さんはベテランさんですか?」(Aさん!Aさん!)

はい……まあ。そうですね。オープンからいるんで」

「へー。オープンから!! それはそれは!! 大事役割を任されてるんですねェ。今日開店時間からずっといるんですねェ」

「そういう意味じゃありません」

「ごめんなさいwww」

(※このあたりから記憶がない。ドンペリ白をほとんど飲み干していた)

「ご主人様ってなんか。自分をお持ちのお顔ですね。アニメだけではなくてー、ほかにもいろいろ趣味が多そうな気がします」

はいイラスト描くの好きですよ」(わかってますね!)

「そーなんですね。渋のアカウント持ってます?」

「持ってますとも」

「見せてくださいよー」

「また今度ね。もっと別の、楽しい話題に移りませう」(絶対みせないでをかう……)

「ご主人様の見たいです。次は絶対見せてくださいね

「その時が来たら見せますよ! ところで、自分さっき、どの漫画キャラの真似してたかわかりました?」

アニメ版の戸愚呂弟かなって思いました」

あんたもなかなかやるねェ」(ヘ、ヘッ!)

「ご主人様は、イラスト以外にもモノマネお上手なんですね」

「戸愚呂が一番好きなんです」(へへッ!)

わたし、戸愚呂兄のモノマネが得意なんですよ。今からやってみますね!」

割愛

しばらく喋っているうちにドンペリ(3/4)をほぼ1人で飲み切り(メイドAさんとCさんが2杯ずつ飲んだ)、美味しいオムライスを食べた後、現金でお会計を済ませると、のんびり歩いて秋葉原駅まで行った。

おじさん連中には、キッチンから出てきた料理担当とおぼしきメイドさん対応していた。あの時のおじさん達のことは今でも覚えている。自分カウンターを立って会計をする時も、物笑いにするような目つきでこちらを眺めていた。

それで、実家への帰り道の途中、酩酊した状態自転車に乗っていたものから、見事に転んでコンクリート水路蓋に頭を打ちつけた――転んだ自分の目の前に、青い空が映っていた。千葉県某所の空に、みたいなタイトルが頭をよぎった。当時は若かった。今の自分飲酒運転など絶対にしない。

しかし。真の失敗は飲み方の汚さにあった。あの時以降も、グラスに注いだ高い酒をペースを考えずにグイグイと飲みまくった。どう考えても見た目が悪い。高い酒を飲むやつが偉いだろうと心の奥底で考えていた。その時点で、あのおじさん達と同じ穴の狢というわけだ。

今はそういう飲み方をすることはなくなった。世の中には優しいおじさんもいて、ある時だった。別のメイドカフェで、ピンクドンペリを直飲みでイッキして騒いでいたところ、隣にいたおじさんが言ったのだ。

「君の飲み方は汚い。もっと周りのことを考えて吞みなさい」

はっとした。そのとおりだった。自分調子に乗っていたのだ。「ごめんなさい」と謝ったら、「俺もね、あなたくらいの時にお酒で失敗してね……」といろいろ話してくれた。

お金を稼げたから、それだけで偉いなんてことはない。人間の偉さがあるのだとしたら結局、人柄とか、人格とか、行動とかで見られるんだと思う。まだ30手前だけどわかる。人生の明らかな事実だ。



次で最後です

https://anond.hatelabo.jp/20220701210746

2022-06-30

anond:20220628174330

こういう論理性がない増田がいるんだから

でもあなたの返信こそ論理性皆無じゃん。

その2つがどう繋がるって言うんだ。論理性欠落についても説明抜きの紋切り型だし。

こういうメタ認知のない増田もいるんだよな。

2022-05-07

https://anond.hatelabo.jp/20220505041542

この人の場合ラノベが好きなんじゃ無くて、一時期ブーム評論家みたいな連中が持ち上げてたラノベ論壇シーンの空気が好きなんだろうな。

ミミズクイリヤなんて当時評論ごっこをやってた連中がなんとか受容できた文芸趣味ラノベで、正直、ロードススレイヤーズ世代の俺からすればなろう系よりつまらないわ。趣味に合わないと言ったほうが正しいか


今も当時もヒットしてるのはジャンプ漫画や大作ゲームって中でさ、セカイ系だの日常系だのラノベだと小さなブームを見つけては時代象徴みたいに取り上げて、肯定否定派分かれて自分語りしてれば大勢が注目してくれたし、ひとかどの論客のような錯覚に浸れた時代があったんだよね。

まあ、増田辛口批評持ち上げてるところから分かるように、だいたいは流行ってるものを如何に叩くかってゲームだったんだけどな。「撲殺天使ドクロちゃん」みたいに読み捨てて終わりという娯楽娯楽した作品は、俺はこういうのも評価できますよ的にあえて褒めるか黙殺するかだったな。


世間の流れに逆らう無頼を気取ってるけど、こいつらがやってるゲーム、結局ブーム基準自分語りするしかいか10年後に残る残らないのような紋切り型ロマンチシズムが残り続けるんだよ。

じぶんのやってるゲームメタ認知して、作品対峙の中でクライテリアを磨き続ける、その程度の思索もやらずに辛口批評なんか読んでなんの意味があるんだか。人とじぶんの価値観を照らし合わせて、他人が褒めてるけどnot for meとか、批判されてるけど当てにならないなとか、普通フォロワー任せにせずにある程度じぶんで出来るようになるもんでしょ。

あげく、ちぐはぐな基準作品を探したり、人に頼っては勝手にキレ散らかしたり、流行感性が合わないだけで周りに怨念ばらまくとかなってるじゃない。

正直、お前らが人間としてつまらなすぎるのが娯楽の受容にも現れてるだけだと思うわ。

2022-05-06

ゴールデンカムイ民族アイデンティティ対立にさせようと必死な奴に腹立ってきた

あれは和人vsアイヌみたいな型にはまったチンケなエンタメじゃね〜だろ 

アシリパさんもキロランケニシパも、民族アイデンティティという枠を超えて自分の強い意志で動いてて、他方の和人あくまで一個人の強い意志で動いてるんだろうが

アイヌへの差別迫害描写されてる中で、キャラクターたちはそれでもなおただ一人の人間として、互いの意志意志をぶつけあうという様をこれでもかと見せつけてくるのがゴールデンカムイという作品じゃろが

ハリウッド式の紋切り型勧善懲悪ものに収めようとするんじゃねえよ!

日本で作られた作品を下に見て鑑賞してるのが透けて見えてるよ、ホントそういうところキライ!

2022-03-15

池内恵tweetの件なんだが

池内恵tweetの件なんだが

日本人は、加害者としての歴史を忘れるな」って言ったことがある人は、「ロシア市民に罪はない、強権支配被害者

って言うのは欺瞞だ云々のアレだけど。

 

https://twitter.com/chutoislam/status/1503200219286097921

 

これに続くツイートの方がちょっと奇妙で

そういう逡巡の跡が見られない人は、まあ人間としてそう言うもん

から学者としての尊敬は得られない

卓越性とか人格陶冶とかちょっと感じさせてくれないとやってられない

と飛躍がある事を言ってるのね。

特に「卓越性とか人格陶冶とか」は唐突感が強い。

 

この「卓越性と人格陶冶」って保守主義を好評価する時に使われる紋切り型なのね。特に2つ併置されるのが紋切り型

フランス人思想とかアメリカ合理主義などの理性主義だと人間平等で理性を動員して抑圧無き良き世界を作っていくって風になるんだけど、意志の力で克服とかストレス晒し人格を鍛錬するっていう風な事は落ちてしまう。

古典的自由主義ハーバート・スペンサーなど)やドイツ国法学なんかを志向することが多い。

あとはエドマンド・バークなんかの反フランス革命保守主義とかも。

すると差別っていうのは単に悪じゃなくて主体が乗り越えるべき情況って意味付与される。

 

例えば西部邁少年期に吃音(どもり)があった。

今の感覚だと言語療法プログラムで訓練して、周りもそういう癖に気遣わなきゃいけないね、ってなるけど、西部はこれは自己意志問題だと考えたのね。実際吃音行動療法には価値の明確化、つまり自分意志の再構築をする方法もある。

それで意志の再構築で吃音を克服した西部オルグ天才となって学生運動トップになってしまうのだけど。

その後右に転向したのだけど、西部思想にはその原経験が生きているなんていう評論のされ方をよくする。これは紋切り型評価の一つだ。

 

もう一つの例挙げると、ハワイダニエル・K・イノウエ国際空港の名になっている日系アメリカ人ダニエルケン・イノウエ。

この人は日系人でありながら合衆国上院議長まで上り詰めた人なんだけど、ハワイ大学在学時に日本軍真珠湾奇襲が起こった。

当然日系人の肩身は狭くなり、イノウエは合衆国への忠誠心を示すために軍に志願して第442連隊に入れられた。

これは日系人構成される部隊もの凄く損耗率が高かった事で有名だ。激戦区に配属された為だな。損耗率が高いっていうのは死亡率や負傷率が高くて、死んだら補充を繰り返したってこと。イノウエも片手を切断している。

そこまでしてアメリカ人として認められて戦後上院議員としての道を歩み上り詰めたわけだ。

これは過酷だが差別という情況を克服して陶冶された人物代表例だろう。

 

だけど、「卓越性と人格陶冶」の紋切り型っていうのは批判する時にも使われるわけよ。

要するに「保守主義だと卓越性と人格陶冶が重視されるがお前はそうではない」って言い方。ネトウヨがメッキの為に保守とか自称してるのに対して言ったりするのが判り易い。

 

で、件の池内ツイートにぶら下がったりブクマ付いてるのって単にWhataboutismの相対主義としての好評価のやつしかないわけよ。

Whataboutismの本場はソ連で、よりによってロシアの非合理関係の事でWhataboutismしたりそれに蝟集したりすんなよ。

それでそういう動機での好評価を集めているのに池内自身は何も注釈しない。

それに他の場所では

ロシア文化にも責任はない」とロシア文学者が言うのは、エネルギー業界の人たちが「ロシアから石油・ガスを買っていけないというのでは商売上がったりだ」と言うのと、それほど違いはない

とか言ってる。https://twitter.com/chutoislam/status/1503124758950518787

 

こうなると単に相対化であって、「卓越性と人格陶冶」の紋切り型での批判に対するルサンチマンなのか?と疑ってしまうわけ。

 

ところで最後ツイートには前段があって、

逃げなかった人たちを、シリアでは「テロリスト戦闘員だ」と呼んで無慈悲砲撃兵糧攻めにして殺してきた。それがプーチンロシアです

と、過去シリアでの虐殺スルーされて来た事べの憤りだって事が判る。絶滅収容所の近所のドイツ人達にアメリカ将校が「いいや、あなた方は知っていた」と言ったのと同じだ。

だったらちゃんと焦点をぼかさず言いたい事を前面に出すべきだろ。

 

文学者だの学者としての尊敬だのは言い訳の為の吃音しかない。

ロシア人の戦争責任日本戦争責任を持ち出すなら自分はどの立場かを明確にせねばならない。プーチンを許してきたロシア人を免責できないなら日本戦争責任も免責できないと言わねばならない。

なんでそうしないかというとそこを誤魔化すとWhataboutism相対化としての好評価が得られて尚且つ軋轢が減るからだ。

でもそれは単に差別感情がWhataboutismと絡んだ人気でしかない。「いいや、あなた方は知っていた」という視点を持つ人はどれだけ出るの? 

 

という訳で池内の言う事にもその動機にも強い意味がある。

だが池内自身が余りに大したことがない為に表出的吃音が克服できずにWhataboutismとしての表出しか出来ていない。

「いいや、あなた方は知っていた」と「ネットでの軋轢忌避」を天秤にかけて後者を選んだからWhataboutismだけが表出されている。

嘘とWhataboutismの帝国に対してそんな事しててどうすんだ。

2022-03-02

anond:20220302014847

それ普通に周辺事態法シーレーン防衛でやってるやん。限定的集団的自衛権ぽいもの、として。

まるまる集団的自衛権と言う言葉を認めると、後世大変な事になるから皆慎重なんやが。常に拡大解釈するから

から少ないよ。支持する人は。

言葉で定めるより具体的なケースで法案

細かく決めた方がいい。

でないと、自衛のための戦争に巻き込まれる。

戦後紋切り型

2022-01-29

ヒトラーに例える論証に機械的にゴドウィンの法則を以て論難する不毛

――ヒトラー金融緩和を行っていた。金融緩和を行う日銀ナチスと同じだ。

――男女平等共産主義者が言い始めた。男女平等を掲げる政治家共産主義者だ。

――戦中日本は優良多子家庭を奨励していた。少子化対策戦時体制回帰している徴だ。

 これらが全体的に例証として荒唐無稽なのは言うまでもないでしょう。これは特定の主張と同じ主張をしている別のグループを持ってきて「お前は〇〇だ」と対人論証を行うもので、「連座誤謬」や「関連付けの誤謬」と呼ばれています。その中でも国際的にも有無を言わさず巨悪とされるナチスは何かを批判する際に引き合いに出されることが多く、些末な共通点だけで同一視するような詭弁蔓延ったため特にヒトラーに例える論証」と特別名前がついているわけです。本来ヒトラーに例える論証とはそういうものでした。なおこれは論証として不成立であることを批判するもので、侮辱か否かとは少しまた別のレイヤー議論であることを留意しなければなりません。

 そしてヒトラーが持ち出されることが多いのを皮肉ったのが「ゴドウィンの法則」です。議論中にこうなったら大抵建設的でないレッテル貼りになりがちですよね。

 しかしつくづく思うのですが、ナチス関連の例えを出した時に”機械的”にゴドウィンの法則を持ち出して論難し始めるのはどうなんでしょうか。元来、「誤謬」に名前を付け「法則」という諧謔を作ったのは非論理的議論を排し建設的な議論を行うための道しるべを示すためではないのでしょうか。相手の失点を指摘することで点数を稼ぐゲームを行うためのルールなのであれば私の不見識ですが、そういうものではないですよね?現代人が好きな”建設的”な議論をしたいのであれば、紋切り型に言うのではなく相手の論証が不十分である根拠を滔々と説く必要があります。そうすると必然的根拠を示すだけで議論は成立するので特段誤謬法則名前を持ち出す必要も無いものです。

 そもそものところ、ヒトラーを出した即ち誤謬詭弁とするのはあまり乱暴ではないでしょうか。いや菅直人元首相の発言連座誤謬に該当しないと言うつもりはありません。連座誤謬だと言い切れる自信も自分にはありませんが…。例えばナチスが抱えていた論理的誤謬と同じ誤謬を抱えていると指摘しそれが危険帰結を導出しかねないと論証できれば連座誤謬とまでは言えないのではないですか。話を変えて最初に挙げた例に移れば、少子化政策として子供が多い家庭を表彰するという話が出たら戦中の優良多子家庭表彰政策を持ち出し問題点を指摘する程度であれば連座誤謬とは言えないでしょう。もしくは少子化対策に前のめりになるあまり子供が多い家庭を理想モデルにすることの危険性に注意を促す程度に留まれ個人的には問題無いようにも思います

 こうした区別判断は「ヒトラーに例える論証」とか「ゴドウィンの法則」とか言って即座に議論を終わらせるのではなく丁寧に反証をしようとすれば、相手の主張が誤謬と言えるものかどうかが見えてきてできるものではないでしょうか。ヒトラーと言うだけで機械的にゴドウィンの法則に該当してお仕舞世界よりは判断基準が主観的曖昧になります議論とはそういうものではないでしょうか。もちろんそんなに労力をかけられないという意見は分かるのですけれども。

 正直なところ、ナチスに関連できることを見つけてすぐヒトラーだと言い出す人とナチス関連の話を持ち出したのを見てすぐゴドウィンの法則だと言い出す人の思考回路は同じようなものじゃないですかね。

ゴドウィンも他人ナチス呼ばわりするぞ

 と匿名人間が書いても意味がないでしょうから権威に訴える論証(詭弁)をしましょう。何を隠そうゴドウィンの法則発明であるゴドウィンはオルトライトについてナチス比較するのを奨励しています

 投稿記事でゴドウィンは次のように現状認識を示しています

Since it was released into the wilds of the internet in 1991, Godwin’s Law (which I nowadays abbreviate to “GL”) has been frequently reduced to a blurrier notion: that whenever someone compares anything current to Nazis or Hitler it means the discussion is over, or that that person lost the argument. It’s also sometimes used (reflexively, lazily) to suggest that anyone who invokes a comparison to Nazis or Hitler has somehow “broken” the Law, and thus demonstrated their failure to grasp what made the Holocaust uniquely horrific.

[抄訳]

ゴドウィンの法則はしばしば次のようにまとめられている。ある人が現在の何かをナチスヒトラー比較したら議論が終わったか負けたことを意味するのだ、と。またはその人が法を『破った』とされ、ホローコーストの比類ない恐ろしさを理解できてないということを示唆するとして(反射的に、怠惰に)使われている。

 反射的に(reflexively)怠惰に(lazily)という修辞句を使うゴドウィン氏の心情を慮りつつ…。いわゆるトランプ政権ゼロ・トレランス政策ヒトラーになぞらえて批判した議員いたことについてこのように記述されます

The response has been predictable: Debate for some people has been derailed by the trivial objection that, even if it is terrible to separate children from their parents (and sometimes lose track of them, or make it impossible for their parents contact them, or even deprive them of the comfort of human touch), it’s not as awful as what the Nazis did.

[抄訳]

予想通り、ナチスが行ったことより酷いものではないというまらない反論が起きて議論脱線してしまった。

 「ナチスの行いを矮小化しているからこの比較不適切だ」という反論したことはないですか?それがいつもつまらない反論しか議論脱線させるような非建設的な意見かは知りませんが、この時なされたその類の反論はゴドウィンからすればここまで大上段に切り捨てられて当然のもののようです。辛辣ですね。この後、こうした時にゴドウィンの法則名前が出てくるという話もしています

But I do want to stress that the question of evil, understood historically, is bigger than party politics. GL is about remembering history well enough to draw parallels — sometimes with Hitler or with Nazis, sure — that are deeply considered. That matter. Sometimes those comparisons are going to be appropriate, and on those occasions GL should function less as a conversation ender and more as a conversation starter.

[抄訳]

ナチス問題政党政治より大きなものであることを強調したい。ゴドウィンの法則は深く考察される類似性ヒトラーナチスとのを含む)を描くのに十分なくらいよく歴史記憶することに関するものだ。時にそうした比較は適切であり、その場合、ゴドウィンの法則は会話の終止符ではなく会話の第一歩となるのである

 要するにナチス現代政党政治と比べるべくもないヤバいなのは前提ではありつつも、ナチスとの比較は適切な時もあるから「ゴドウィンの法則に該当するからアウト」みたいな単純な使い方はするなよってことです。もちろんゴドウィンの法則発明者だからと言ってゴドウィンの言うことが全てではありませんが。ただ、ヒトラーに例えることで議論脱線し行き詰まるのを防ぐためのゴドウィンの法則という言葉議論脱線させる一因となるのであればミイラ取りがミイラではないですか。

 ネット上では新しい概念が日夜発明されています。大抵の場合は既にある概念が再発見されて流行してるだけなんですけどね。そうするととかく流行概念合致してると言えれば即何かしらの結論を得られるという思考に陥りがちです。しか政治においては用語見方という枠の解釈合戦フレーミング)が起こるものです。しか政治家活動家でなければ必ずしもそういった方向に行かなくてもいいでしょう。結論と同じようにもしくはそれ以上に過程こそが議論にとって重要であるという基本に立ち返りませんか。その時、数多の概念思考論理的に展開する際の補助輪になってくれるはずです。そう、概念結論直行するものではなくあくま思考の補助線なのだと考えた方が良いのではないでしょうか。概念に振り回されず、連座誤謬ヒトラーに例える論証もゴドウィンの法則も上手に付き合えば落とし穴に嵌らないようにしてくれるはずですから

2022-01-24

疑問の冷笑有害

anond:20220124203023

まさしく同意だ。優生学になんでを問う増田への紋切り型の切り捨ては、あまりにひどかった。

「本を読まないの?」「言いたいことは他にある」「勉強してからまた考えれば?」

ネット上の記事を読んではいる、しかし満足できなかったか質問する—— そこにあるのはごくごく当然の向学心でしょう。

理解している誰かは、自分理解を短くまとめて話してあげればいい。私は、聞かれたら何度でも同じ回答をする。徒労に感じたときは、その仕事を他の誰かに任せて、自分は黙って去ればいいだけなのだから

ポジティブアクションをとると決めた回答者にとって、アドバイス自身理解向上の機会にもなる。考えを言葉にしようと改めて練っている最中に、意外な発見があるかもしれない。

すべての科学はなぜ? から始まる。

学んだ知識マウンティングにつかうのは科学じゃない。それは、衒学だ。

疑問を断罪するのは科学じゃない。キャンセルカルチャーだ。

なんで拒絶のネガティブが、学徒の足を引っ張るな。

2021-10-04

ある書籍要約系サイトの想い出

ソフトウェア開発における名著とされる読みものがある。かつて、そういった著作エッセンスをひたすら抜き出して黙々とまとめていくはてなダイアリー存在した。2010 年代のことであるGoFデザパタ本とか UNIX 哲学とかピープルウェアとかそういうの。ジュンク堂本棚でいえば「SE 読みもの」というやつだ。業界に入って間もなかった当時の自分は、技術的な相談ができる大人が周囲にいなかった。いま思えば、残業中のオフィスで長いコンパイルを待つあいだ、ぼんやりとこのはてダを読み、目の前のやるせないソースや、所属するチームが置かれた状況について思いを巡らせながら、ガス抜き感覚でこのはてダを読む時間が好きだった。どの項目も歯切れの良い紋切り型文体で読みやすく、読んでいるうちに不安のかたまりがスルスルと解かれていき、気持ちラクになるような気がしたのだった。

その後、わたしアラサーになるころには、そこで紹介されていた大部分の原著書店で購入し物理的に所持するに至っている。あのはてダがなければ、本屋でも仕事関連の棚で足を止める人間にはなっていなかったのではないかと思う。その後、当時のはてダの内容を抜粋したもの秀和システム書籍化され出版される運びになった。ファンだったわたしは発売をとても楽しみにしていた。が、本屋に並んだ書籍を手にとってみると、あのはてダにあった宝物のような輝きはすっかり失われていた。なぜかはわからないけれど、説得力が損なわれている気がしたのだった。書籍化の都合、はてダに貼られていた Amazon へのリンクが取り払われ、原著との接続性がいくぶん薄らいでしまったせいかもしれない。またこ書籍化に伴って、はてダも閉鎖されてしまった。もっと新刊の売上にも関わるだろうし、あの「要約」は原著に対する網羅度がかなり高いもので、権利面ではかなりグレーなものだったように思うから、閉鎖されるのは当然の成り行きだったと言える。が、自分の成長期にあたる年代にあのはてダがあったことは本当にキャリアの上で助けになったと感じているし、原著を所持していてもなおあのはてダを参照したいという思いがあるくらい、とても優れたものだった。他人の「きれいなノート」を借りて勉強していたような感覚というか、そんなような。「新人に読ませたい n 冊の本」というタイトルのクソ記事がもはや春先の業界風物詩になっているが、そんな記事とは段違いにもっと直接的に本が持つ価値を訴えてくるコンテンツだったのだった、少なくともわたしにとっては。

図解界隈というのが流行っていると聞いて、そんなはてダがあったことを思い出した。結局のところ「SE 読みもの」も自己啓発本に他ならないし、個人的DDD

なんて宗教だとすら思う。それにしても「要約」がきっかけで世界が広がるとことは実際あるかもしれないよ、ということが伝えたかった。

2021-09-15

手紙が書けない

面倒くさい。でも書かなきゃいけないので、書きたい内容をまとめておく。

▶○○の会においで下さい

▶お忙しいところ恐縮←かしこまり過ぎない表現

▶来てくれたら嬉しい←押し付けがましくない表現

▶日時、場所

▶お知らせが遅くなってごめんなさい/すみません/申し訳ありません

フライヤーを同封しました←同封のフライヤーをご覧下さいの方がいいか?同封してあるのは見ればわかるから何も書かなくていいか

コロナ禍の中、云々と書くべきか?誘ってるなら今更だから書かないべきか?

▶目上の人宛てなので失礼のないように

他人行儀だと悲しくなっていじけるタイプに見えるので、あまりガチガチ紋切り型でなく少し親しみのある文体

▶○○の会に向けて頑張ってる、という内容は入れた方が喜ぶと思うけど、ハードルを上げたくない。書く文章力もない…

文章の組み立てはどうする?最後に「来てくれたら嬉しい」を置けばいい?

……面倒くさい。書けない。誰か書いて……。

2021-07-05

anond:20210705074251

出た、国語力がない国語増田

紋切り型の難癖付けでブクマ稼いで「俺はひろゆき山本一郎並」てイキるの、虚しくないか

2021-05-12

anond:20210512115952

時代劇も、紋切り型ストーリーだけどカタルシスは確実にあるからね。水戸黄門暴れん坊将軍も、同じ世界のなかで「身分を伏せてた人間が、実は地位の高い権威ある人物だった」という落差が脳内麻薬の出るポイントから構造的には近いところがあるかも。

2021-02-02

馴れ初め話を要求するのってホモなのかな

いやいやそれは賢い人の間の判定試合用の紋切り型であり

2人の間に何があったのと聞いてしまえば多少可愛いくはある

そうですね2人の間には空気がありましたね

宇宙があったんじゃないんですか2人で星空なんかをイチャつきながら

2021-01-26

はてサって、本当に言論統制好きだよなぁ

毎日新聞カメラマンが、コロナ前は批判なんかされなかった、「紋切り型」のメディア批判だ!、自分が思ったストーリー写真を撮らせろとか息巻いてるけど、

https://twitter.com/nao2men/status/1353211995248619521

はてサそっくり思考回路で、あぁ言論統制大好きなんだなぁと思った。

印象操作して、事実をゆがめるのが当たり前になりすぎてて、リベラルから圧縮マン批判全然無いし、Jリベラルってなんでポンコツしかいないの?

はてなは、元々リベラルだとか息巻いてるユーザも、こういうの批判できないから蛸壺過疎化村なるんだよ。

2021-01-24

デニーズに入ったらお客様アンケートが最高だった話

2020年年末デニーズを利用したところ、レシートに「メニューアンケートにご協力ください」との記載があることに気づきました。ふつう感覚だと「こういうのやる人いるのかな?」と廃棄スルーするかもしれませんが、そこは私の職業病です笑。

このメニューアンケートの出来が最高でした!飲食店が行うお客様アンケート成功させる、ただひとつ重要ポイントを見事に押さえているのです。それは何かと言えば――「アンケート設計段階でお客様の状況を理解している」ことなのです。

お客様理解するために→アンケート実施するのでは?(設計段階ではわかりようもないのだから)」と思ったかもしれません。実はこれ、順序が逆なのです。アンケートでは、「設計段階から」ある程度お客様の状況を理解していることが重要です。web

飲食店が行うアンケートは、ほとんどのケースで「味・値段・接客」の評価総合的に問う内容から出来ています一見お客様の状況を踏まえた設計のように見えますが、このような紋切り型質問で埋まる項目には、ほとんどお客様理解が入っていません。

2020-12-20

anond:20201218012611

そもそも論になるが、経験に基づかないいわゆる恋愛工学的な知識に頼ろうとする姿勢は一番の悪手なのでやめたほうがいい。

女は犬やルンバと違って曲りなりにも人間でありそれ相応に複雑な自我確立している。

なので目の前の対象者個性意識を向けず、付け焼刃知識紋切り型の行動に出るとだいたい嫌われる。

増田もあからさまに「男ってとりあえず『かっこいい』っていっとけば喜ぶんでしょ?」という態度の女がいたら不快に思うだろ?

モテる奴の中には「これやっとけばいいんだろ」という傲慢さをうまく隠してる奴もいるんだろうけど、

それもその時々に合わせて相手期待値を上回る言動臨機応変に繰り出しているから成り立つわけで、結局相手を細かく観察していることには変わりない。

強いて増田モテない理由を推測するなら、女を見下しているからでしょ。

(これは女を見下すのは悪だ。とか見下すなとかそういうことではないよ)

性別という共通項だけで認識を画一化させて、それでデータ分析が容易く可能だと考えるのは、増田が女を単純な機構だと見なしているからに他ならないだろう。

増田自覚してるのかはわからないけど、「男って単純だから」と舐めた口をきくあほ女とおんなじことをやらかしてるんだよ。

トロフィーにするためとか性的欲求を満たすためのためにとりあえず傍に置いときたいって輩が一定いるから、女の場合は選ばなきゃ相手は見つかる。(高確率で不幸になりそうだが)

でも男の場合は真っ当に行動したとこでそうはいかないよね。

考え方変えたくないなら、いっそのことSMに首つっこんでみたら?あれって駆け引きめいたコミュニケーションをいちいち定義化してシステムを構築していくものからさ。

なんだかんだいって増田彼女をつくれるようになるには兎に角女性を誘ってデートして経験値を貯めるしかないんじゃないの?

別に二人で食事したり遊びにいったりするのは恋人でなくてもいいんだから友達付き合いの延長で誘ってみたら。

二人でっていうのが難しいなら他にも誰か誘えばいい。とにかく女性と遊ぶ機会を増やしたらいいんじゃね。

「こうすれば女は喜ぶ」っていう持論がある奴って、例えその対応的外れでも嘘偽りがないから案外受け入れられたりするんだよ。

から増田なりにどうすれば女が喜ぶのかっつうデータを実地調査したらいいんじゃねえの?知らんけど

2020-12-19

anond:20201219125602

……好きにしていいよ……と言う紋切り型も重なると呪いみたいなもんですからねぇ……動かし……遭う……しか無い……とは言うものの……言うけれど……

2020-12-12

結婚できた非モテ独り言

男子校で育った自分にとって、リアル恋愛模様を目にしたのは大学に入ってからであった

それは、告白した瞬間から彼氏彼女という役割を演じるロールプレイングゲームのようであった

女性彼女になった瞬間から妙に依存的になったり自分勝手になったりし、男性彼氏になった瞬間から妙に甲斐甲斐しくなった

それは、種々のイベントステレオタイプにこなすことをチェックポイントにしたオリエンテーリングのようであった

みんな付き合ったら旅行に行き、クリスマスは一緒に過ごし(一緒じゃないと周囲が心配する)、夜になると長電話をする

付き合うまでのプロセスにしてもそう、どこでデートして、どんなものを食べて、どういうシチュエーション告白して、と

そしてほとぼりが冷めたら別れて他人同士になり、近くにいる別の男女ととっかえひっかえ

そんなのが大学生のリアル恋愛だった


恋愛には憧れがあった、というか純粋に異性のパートナーが欲しかった

ただオリエンテーリングで興味のないイベントまで回収しなきゃいけないのかということを面倒に感じ(みんな紋切り型だったからなおさらそう感じた)

ロールプレイングで「彼氏」という役割を演じきれなくなったら捨てられるんじゃないかという不安を感じ、よそ行きの仮面がとれた「彼女」を好きなままでいれる自信もなかった

何よりロールプレイングオリエンテーリングの行きつく先に未来があるのか?積み上げても結局は他人同士に戻るのか?

そんな不安、恐れ、違和感を真っ先に抱いてしまった


今考えるとそう、自分には恋愛なんて向いていなかった

向いてる人は楽しみながらゲームを進め、ゲームの先に未来を見出すのだろう

自分はそうじゃない、それだけ

ただ世間はそう思っちゃくれない

男なら彼女の一人くらいいて当たり前、童貞で成人を迎えたらヤラハタ童貞で30歳を迎えたら魔法使い、そんな悪口が平気でまかり通っていたのだから

そして当時の自分は、うまく恋愛できない自分のことをひどく臆病で、価値がなく、人として欠陥があるのだと思い込んでいた

大学時代はひどい劣等感に苛まれることになった

在学中運よく女性交際することができたが、交際することそのもの目的となってしまい、当然うまくゲームをすすめることができなかった


その後社会人になり、親や周囲には見合い話があったら持ってきてほしいと言うようになったのだが、まともに相手をしてもらえなかった

幸いにしてそのうちに、過度なロールプレイングオリエンテーリング要求しない相手と巡り合い、結婚することができた

結婚した瞬間に浮かんだのは「これで恋愛しなくてもいい」というホッとした感情だった

改めて見合い以外の方法結婚できたのは奇跡的だったと思う



振り返ってみると、最初から自分恋愛たかったのではなく、配偶者が欲しかったんだと思う

もちろんいわゆる恋愛の先に結婚が待っているカップルだっているんだけど、そんな結婚自分には想像がつかない

なぜ恋愛というゲームプレイしないと異性のパートナーが得られないのか

見合いをしたいと言ったら冗談に聞こえるのか?

いつまでそんな漫然としたゲームを続けなきゃいけないのか

ゲームを苦手とする者は劣っているのか

ゲームが苦手なのにプレイせざるを得ず、疲労している者もいるのではないか

じつは出生率の低下も恋愛下手が結婚できなくなったせいじゃないの?


みんな恋愛に毒されているんだよ

そして恋愛できないという事実をもって自己評価を著しく下げてしまった自分もまた恋愛に毒されていた…

そんな風に思うこの頃である

2020-12-02

そのクリシェ(紋切り型)は聞かされてたことですよね……ハハッ……

2020-10-30

anond:20201029230106

後半で理論武装ができてて面白い

「まず与えろ」とか紋切り型かつしかつめらしいコメントが大好きな連中はこれにどう答えるんだろうね

2020-10-28

anond:20201028211332

金を介在する文句のほうが険しいのによくそ紋切り型通用させようとしたなぁ

2020-07-22

anond:20200722121245

マジレスすると人の尊厳時代環境によっていくらでも変動するから紋切り型で一律に価値がないって断ずるのも若者ぽくておじさんから見ると懐かしく思える

2020-07-16

ツーブロ禁止ってオシャレすんなって事でしょ?

ツーブロック流行ってなかったら別に禁止になんてなんなかったんでしょ?

子供が色気づいてオシャレしてんのが気に食わないだけだよね

中学教師なんて何処で買ったのか分からんようなダサい服着てるのばっかだったしムカつくんだろうな

なんか囚人と看守の実験の話思い出すわ

就活も昔はみんな色んなスーツ着てたっていうけど今は紋切り型みたいなのばっかだし

オシャレすること事態は悪い事じゃないのにね

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