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2020-10-27

地方都市部教育格差

https://anond.hatelabo.jp/20201026003439

バズってる増田を読んだ。

日本海側の3万人クラス田舎出身人間としては共感しかないのだが、嘘松扱いしている人がいるのがなんかむかついたので、私のエピソードも追加して地方の状況を広めたい。個人的には下記の3つが地方の不利さだと思ってる。

大卒で就ける仕事ロールモデルがいない件

元増田も挙げていたが、地方に住んでると高等教育を受けた後に就ける職業イメージが全くわかない。なんていうか、大学進学率が2割台で大卒仕事自体があまりない町なんで、両親や親類、先輩と言った周囲の大人ロールモデルとなる人が全然いないのだ。うちの家族も俺がはじめての大学学者だったりする。そんな俺の10代の頃のイメージはこんな感じ。

医師→都会から来る偉い先生か町1番の秀才

公務員市役所職員(官僚なにそれ?)

金融信金さん(都銀外資系存在しない)

弁護士ドラマ世界の住人

工学部卒のエンジニア→箔のついた工業高校出の現場作業員

建築士→箔のついた大工さん

研究者少年マンガサポートキャラコナン阿笠博士的な発明家ぽい人

その他商社マン広告代理店とかの文系花型の仕事司法書士公認会計士等の仕業そもそも大学行ってから存在を知ったぜ!

見えてる世界が狭かったんで、将来像がそもそもはっきりしないんだよな。俺は結局地方国立工学部に行ったんだけど、箔のついた工業高校だと思ってたから授業で微積をまたやるのに驚いた。なんせオープンキャンパスでは面白理科実験的なことしかしてなかったんで。今となっては笑えるエピソードだけど、地方高校生認識ってマジでこんなもんだと思うよ。

公立中学校の劣悪さ

個人的にはこれが地方の最大の問題点かなと思ってる。3万人の地方田舎町でも、高校には進学コースがあってそれなりにレベルの高い教育を受けられた。ところが中学校ダメダメ動物園状態英語リーディングで笑われるのはまあデフォルトとして、廊下自転車で走るヤンキーがいたり、冬場にストーブ教科書を燃やしたりする馬鹿かいしょっちゅう授業が中断して学習できる環境では無かった。だけど義務教育なんで進度別のクラス分けとかあるわけもなく、校区制なんで学校選択肢もなく。先生も進学熱が無いというか、金八先生に憧れてるようなタイプが多くて生徒指導のことしか頭がない。もしもタイムマシン過去に戻れるなら親に無理を言って県庁所在地中高一貫受験してるだろうな。だけど地方で育つと中学受験という選択肢に思い至らないんだよな。そもそも田舎には通学1時間圏内に進学系の中高一貫自体が無かったりするのがザラなんで。

学習方法や教材の情報の無さ

コレは最初の項目と少し関連してるかもしれない。Amazonが普及した現在でも、参考書は実際に手に取って使ってみないとわからない部分が多いものだが、地方だと蔦屋併設の本屋が町に一軒だけ見たいな事が多くて置いてあるのがせいぜいチャート式赤本だけだったりする。この選択肢の少なさは正直キツかった。もちろん予備校とかも無いので、入試対策全面的高校教師を信頼するしか無かった。幸い俺の担任地方国立数学科院卒の経歴で、難関大学入試問題もスラスラとけるような頼もしい人だったんですごく恵まれてたんだけど、一つ下の学年は教育学部出身ちょっと頼りない先生だったんで、教師ガチャの要素がデカいなと思えたのだ。

まあ同じ地方でも、県庁所在地まで行けば話が変わってくるもしれない。紀伊国屋ジュンク堂的な大型書店があって多種多様参考書を手に取って見れらし、進学校存在してるから、実際に使ってる友人に見せてもらったりできるんでハンデは小さいかもしれない。周りにも県立なんたら大に通うような大学生があるから、それこそ友達のお兄ちゃんとかが自宅から通ってたりして、ノウハウエピソードを聞いたりできそうだし。

そんなわけで

俺も普通に地方は不利だと思うよ。特に県庁所在地以外。

2020-08-14

漫画を見ていたらワンシーンでさみしさがなくなった

去年からずっと不安定関係が続いていた彼女と、1ヶ月前に本格的に別れた。

4年間付き合って、ずっとそばにいるのが当たり前の関係だったせいか、別れてから1人になると寂しくなってしま状態が続いていた。

メッセージを書きかけてはやめることを何度も繰り返していた。

失恋時間解決することや、辛いのが続くことは本の知識として勉強したけど、なかなか耐えるのは難しいなと思う。


今日も、勉強しながら寂しさを抱えていたところ、

友達からPCでのマンガのをどうやって読めばいいのか教えて、と言われて紀伊国屋アプリを教えたんだけど

ふいに「俺物語」を買ってるけど後半を読んでないことを思い出した。

読んでいくと11巻で、

ヒロイン主人公に守られてばかりで、でも何度も助けられたヒロイン主人公を守りたくなったのに

何もできない自分が悔しくてぽろぽろ泣いて、

主人公大事にしたいと思ったか自分が変わろうとしたことを話すシーンの

絵とモノローグがすごくよくて、さみしさがふきとんでしまった。


こんなことで?と思ったり

明日にはこの効果も消えているだろう、とか思ったりはするんだけど

マンガすごい!ってなったから今の気持ちを残しておきたいと思った。

以上

2020-08-10

anond:20200810162234

こいつ虎ノ門で1800円のハンバーガー食って涙流したりするんだろうかw

500円で宮崎牛の切れっ端をコネて焼いてパンに挟んで地のもの野菜で食ったほうが美味いんじゃないのww

味が気に入らないなら紀伊国屋じゃなかった成城石井調味料買ってwww

宮崎楽天で届けてくれる通販カルディでも何でもあるやろうてw

2019-12-27

大阪 梅田 どこでなにを食べるか

さて、知っている場所ならいいが入り組んだ場所に行くことになった。

JR阪神阪急場所はなんとなく分かる。なので沿線側と言われれば頭の中で区画を作れる。

これで東西南北は分かった。

問題御堂筋線をまっすぐとか書いてあるところだ。○○口とか言われても、分からないし。

ホワイティを通る、などと書いているブログもある。

さあ、ホワイティはどこだったっけ。ホワイティも広い。

泉の広場?こないだリニューアルしてから行ったけどもう行き方が分からない。あの日は人に流されてたどり着いた。

構内の掲示板を見たら行ける、などと余裕ぶって言ってる人が居るが、あれは嘘だ。騙されるな。

一階を真っ直ぐ進めばいいのに二階に行けとか書いてるヤバいやつもある。

私鉄国鉄が混ざってるせいだろうか。絶対見てはダメだ。

昔は地下の案内を見ながら行けばよかったが、最近は地下を通る方が迷う。どうしてだろう。

でも目的食事処は地下なのだ。どうしても地下に行かなくてはならない。

紀伊国屋方面?それとも阪急百貨店の地下通り?いや阪急下通りって何?前に迷って彷徨ったけどもう一度行けるわけない。

ルクアにも店があるとか。でも調べたらルクアイーレの可能性もある。イーレってどっちだっけ。イーレの前の百貨店名前なんだったっけ。いまだに大丸場所が分からない。

ステーションシネマの下にも食べるところがある。でも下から登っていくとエスカレーター乗り換えしなくてはならない。

なんなんだろうそもそも、エスカレーター乗り換えって。つないでおけ。

JR駅構内改装してから未だに何が起きているのか全く分からない。気付いたら知らない場所に居る。

地下はダメとか言ったがルクアイーレや阪急屋上でも迷うのだからどうしようもない。

ロフト、お前は良いな。まっすぐだ。もうロフトしか行けない。ロフトで死のうと思う。

でもロフトに行くまでの小道がわりと迷う。

いや迷わないだろって思うかもしれないが、小道に誘惑の店があるのでそこに寄ってしまうのだ。だから迷う。

梅田、いついっても分からない。

かれこれ30年毎週行っている。ヨドバシカメラの地下が迷宮過ぎて絶対迷う。

2019-09-09

紀伊国屋ベーカリーポテトロッチェンが最高にうまい

ポテトサラダ甘みとパン塩味バランス絶妙すぎて、まじでいくらでも食べれる。

今日も昼飯に2個、夕飯に1個食べてしまった。真面目にいまこの世で一番美味しい食べ物だと思う。

これを発明した人はノーベル賞に値するぐらい自分の中では評価が高い。

あ、でも流石にエアコンよりは社会への貢献度が低いと思うからポテトロッチェンは2番めかな

とはいえ、今年のノーベルエアコン賞はこれで決まりだと思う。とにかく一度食べてみてくれ。本当に美味しいか

2019-09-04

anond:20190904131015

知らんけど、ジャンプが600万部売り上げてた頃、紀伊国屋ではラノベどころか漫画の取り扱いもなかったぞ。

今後どうなるのかは未だ不透明だぞう。ぱおーん?

anond:20190904131409

滋賀県民だけどその二つだとジュンク堂1店がひっかかるだけだな

紀伊国屋は残念ながら出店してない

まあでも全国的に見てもどこよりも充実してるサンミュージックっていうチェーン店カバーできてるけど

anond:20190904124443

全然面白くないんだけど、マジレスすると

丸善だの紀伊国屋だのにも普通に置いてあるし、絵本児童書も沢山あるんだから普通に幼児も来るけど

2019-07-24

本屋さんの店員さんに恋をしています

紀伊国屋です

マンガを買ったときに「私もこの漫画好きなんですよ~」と言われたくて

様々なマンガに手を出しました

最近だと図書館の大魔術師面白かったです

2019-07-22

トーキョー・ミッドナイトレイン

 

愛の情動肥大し、同一化を強いる時、その欲望一時的に鎮静する。

拡張を禁じられたそれは行き場を無くす。ただし、その状況においてのみ、幻想と共に永遠享受できるのかもしれない。

自分が無条件で受け入れられる存在さえいれば良いんだって

あるいは、僕はもはや幻想と共に生きるしかないのかもしれない。

 

 

 

 

 

真夜中の中でも特に25時は、ひどく孤独にさせる魔力を帯びていると思う。そんな時、僕はiPhoneを手にとって、LINE友達リストを繰り返し眺めるのだけど、目的もなく連絡を取ることが苦手な僕は、ただ彼らのアイコン画像から今の状態を推察して、理解に努めようとすることしかできなかった。

それではいけないと思って、ほんの少し勇気を絞り、旧友をご飯に誘った。一緒に地元浪人をしていた同級生は、4月から福岡に転勤になったから、LINEでのやり取りだけだったけれど。

彼は今クレーンを売る会社営業をやっている。向いていない仕事も数年もすれば、彼の人格に少なくない影響を与えているようで、当時から想像もつかない調子で言った。

「本当に連絡をくれて嬉しいよ。いきなり電話をかけてごめんね。でも本当に嬉しかったんだ。リュウも元気にしてるのか?仕事は順調か?きっとお前は今も活躍活躍を重ねていて、回りに感謝されて仕方ないんだろうな。お前は昔から、誰よりも頑張ってたもんな。」

意外な反応だった。僕はきっと妬ましく思われているのだろうと思っていたけど、そうは思っていない人もいたのだ。彼は僕の孤独がただの思い込みだったと教えてくれた。

今の僕は周りに感謝されるというよりも、文字通りお荷物のような存在だと思うけれど、彼が力強く伝えてくれた「嬉しい」という言葉は僕を前に進めてくれた。残すのはきっと、あと一人。

 

 


 

「本当にごめんね。今仕事の方が炎上していて、ずっと会議だったの。トイレに行かせてくださいって言って、ようやく連絡できる状態だったから、待ち合わせのギリギリ時間にかけることになっちゃったけど・・」

2年ぶりだった。彼女が待ち合わせに遅れると言ったので、僕は新宿紀伊国屋小説を買って、それから近くのスタバアイスコーヒーを買って時間を潰していた。

「実はこの本、ずっと読みたかったんだけど、なかなか読む時間が作れなくて。ちょうどよかったよ。冒頭からすごい面白いんだ」

「誰の本?」

村上龍だよ。五分後の世界っていうんだ。パラレルワールド日本の話。」

「そう言ってくれてよかった」

「予約してたお店、さっきキャンセルしちゃったんだけど、行ってみようか。」

そう言って僕は氷が溶けきった残りのアイスコーヒーを流して、不燃物ボックスに捨てた。

 

予約をキャンセルしてしまったワインのお店は新宿3丁目にあった。幸い、予約をしていなくても入れるくらい穴場だったから、僕はホッとした。

「今職場新宿からは近いんだよね?仕事はどんなことしてるの?」僕は聞いた。

営業だよ。営業って言っても、クライアントヒアリングに言った内容を社内各所で調整するだけだけど。これできる人いませんか〜?って。そのアサインで今難航しててね。」

「いろんな人に迷惑かけてない?大丈夫?笑」

「かけまくりだよ!もうはわはわしてる笑 まあ、だいぶ慣れてきたけどね」

仕事楽しい?」

「私は仕事楽しいとかそういうの、全くわからいからね、早く帰りたいよ笑」

 

仕事に楽しさを見出そうとすることはもしかしたら部分的な偏りで起きていることなんだろうなと僕は思った。

 

 

 


24時を回った。大学時代の話から社会人になってからの話、趣味の話や最近聴く音楽の話、好きな小説の話。そういう話をひとしきりしていたと思う。

彼女は僕が誕生日プレゼントに買った香水を、毎晩寝る前に部屋に振りまくようになって、そこから香水が好きになったと言っていた。

「この前ドライブに行った時に、こんなことがあってね」

あいちゃんはもう少したわいもない話とかできないの?笑」

「全く、手応えを感じたくなるとダメだね。議論始めちゃうから笑。そういえば俺たちってドライブしたことあったっけ?」

「あったじゃない。ほら、猪苗代湖見なかった?楽しかったよ」

「あ、そうかあの時か。あの時は楽しかったな。なんの目的も決めなかったけど」

「そうだね」

 

・・・他にもさ、実は特に印象に残ってて、こびりついて離れないことがいくつかあってさ。」

「どんな?」

「うん、誕生日か何かを祝ってくれた時、俺なんでか覚えてないんだけど、怒って帰るって言い出しちゃってね。会計して、改札でお別れする時に、今日あいちゃんと一緒に居たかったって言われて」

「・・そんなこと言ったね」

「あれとか、なんで俺・・・いかけなかったんだろうって。」

「うん」

「他にもね、ゴムが破けて一緒に朝一で病院行ったじゃん。あの後ガストでさ。今でも鮮明に覚えてるよ。俺はメロンソーダを飲んでた。もうあいちゃんとはエッチしないって。どうして?って言ったら、だって責任取れないでしょう?って。なんであの時、何も言わなかったんだろうって。」

あいちゃん友達だよ。」

「うん。じゃあ、ずっと居てくれない?」

「いいよ。とりあえず、飲もう!」

「ええ、まだ飲むの?笑」

「そうだよ?グラスワインオススメってついてるやつ、下まで全部飲むの!」

「ええ、もう結構、無理なんだけど笑」

僕はきっと、あの時の後悔をずっと引きずって生きてきた。大学2年生の冬だったと思う。

なぜずっと会えずにいたか、そしてなぜ今会いたいと思ったのか。

その答えは、いまだ僕にもまだわかっていない。

その日の会計は2万円を超えた。最高新記録だった。

 

 

 

 

 

 

25時を過ぎた新宿は、僕たちを阻むように雨を降らしている。

彼女が行こうと言って立ち上がった。傘を持っていなかった僕は、彼女の小さな折りたたみ傘に入れてもらいながら、近くのコンビニビニール傘を買うと、彼女の折りたたみ傘を畳み、それをバッグにしまった。そうして左手彼女の左肩を寄せて、互いに小さくなりながら歩き出した。

新宿通りの3丁目の交差点を渡る途中、僕は込み上げてきた何かをぶちまけるように、ごめんねと言った。

「あの時、好きって言えなくてごめん。」

交差点渡りきった時、僕は彼女と向き合って言った。

「好きだよ」

「どうしてそういうことを言うの?どうして・・・

「どうしても、言いたかったんだ。」

「どうして今になって言うの?」

「どうしても、今伝えたかったんだ。」

「私どうしたらいいの」

「どうもしなくていい。ただわかってくれていさえすればいい」

「ねぇ、チューして。」

僕は傘を放り投げると彼女の頬を両手でそっと包み込んで、顔をほんの少し上向きにした。僕は少しだけ前かがみになって、少しだけ顔を右に傾けて、優しく目を閉じた。

25時を過ぎた新宿の雨は、僕らを包みこむように汚していった。

 

 

 


 

金曜日。外はもう白んでいる。

彼女の首筋から指をつたっていると、胸元に消えかかった痣を見つけた。

僕はクスっと笑って、その痣をふわりと撫でると、彼女が言った。

あいちゃんは今、どんな気持ちなの?」

その鋭い一言は全てを見透かしているように感じられた。僕はおもわず閉口してしまった。

「う〜ん。複雑な気持ちがするね」

苦し紛れ言葉だった。

「なにそれ笑。複雑な気持ちかあ」

「うん。複雑な気持ち

僕はその跡を見て見ぬフリをすることもできた。でも、その時に僕が彼女発見したこと示唆したことは、確かに不可解な行動に映ったと思う。

「さっき俺は複雑な気持ちがするって答えたじゃない?その時のことを思い返していたんだけど」

「うん」

「今までは、自分のことを無条件で受け入れてくれる存在必要とした。その時は、相手意思関係なく、自分が受け入れてもらえていると感じられさえすれば良いと思った。でもそうではなくて。自分が無条件で受け入れられる存在さえいれば良いんだって。思えた」

「なんだか急に哲学的だね」

「うん。だから、今のは忘れていいよ。」

そう言って、僕は彼女の白い背中を後ろからそっと抱きしめた。

 

本当の事を言えば、僕はその質問意味理解していた。

彼女は僕に「マナー違反だよ」と言ったのだ。

でも僕があのとき伝えたかったのはそういうことじゃない。少なくとも僕が失礼な事をしたわけではないことだけでもわかってほしかったのだと思う。

僕がその時伝えたことは、僕がじっくりと時間をかけて大切にしなければならないことだと思った。

 

 

 

 

新宿の雨はすっかり止んでいた。歌舞伎町を抜けて東口に向かう道すがらは、以前よりも静寂だった。

信号が青になるのを待つ。僕の左手彼女右手を握り、寂しそうに爪を撫でている。綿よりも軽く、だらんとした右手をそれ以上強く引くことはしない。きっと、これからも。

改札を抜けた僕たちは「じゃあね」と言ってそれぞれのホームに向かおうとする。僕が中央線の方を向こうとするも、それができなくてほんの一瞬立ち往生したのを逃さなかった彼女は、まるで子供をあやすような表情で、手を振ってきた。

「そういうところだよ」と思った。相変わらず、君は僕のことを知っている。

僕は仕方なく手を挙げて、力なく振り返した。彼女ホームに向かうのを確認してから背中を向けて、ゆっくりと歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

2019-07-16

本屋めぐり

といっても、モルタル店舗書店めぐりじゃなくて、ネットでの本の私的買い方のご披露

🐢

まず最初に、最大手(だよね?)の某「A」サイトで目指す本を検索する(1店目)。大概はヒットするので、おもむろに検索結果を開いて先ず確認するのは出版年月、定価、古書の有無。ここで古書の取扱があって、(送料+価格)が定価以下、品物の評価が「良い」以上、加えて取り扱いの古書店が既に買ったことのある自分的に実績のあるところか、取り扱い点数が万以上で「悪い」評価が1%以下のところであれば注文する。知らない業者場合プロフィール確認して、住所からストリートビューで現地を確認、実店舗があるなら安心材料となる。まあ、最近ネット専業の古書店が増えてて、ストリートビューで見つけると閉店した仏具店だったりして、う〜んとか唸っちゃうようなことが増えてるけど。

「A」サイトでの古書の取り扱いで適当ものが見つからないときには、「日本の古本屋」へ直行(2店目)。検索して、1店目と同じような条件での取り扱いがあるなら注文。知らない業者ときは、やはり実店舗があるなら安心材料となる。「日本の古本屋」では取引の手順ひとつずつが専用のメッセージシステムでやり取りできるので、古書店主との「膝突き合わせて感覚」があって安心感がある。

さて、「日本の古本屋」での取り扱いが無いときには、残念ながら古書での購入を断念。再び「A」に戻って(3店目)新品での購入となる。ただしここで気をつけないといけないのは、ときどき外部業者による取り扱いが優先表示されたりすることだ。発送元と送料を確認「A」サイトの発送なら安心できるが、発送元が外部業者で、送料がかかっているときには手を触れないようにする。ひどいところになると、千数百円の本に800円も送料とったりするからね。新聞書評欄やテレビ番組で紹介されたりすると新品が欠品、それと同時に在庫を確保している外部業者が乗り込んできてるみたい。

「A」サイト古書も新品も買えないときには「紀伊国屋ウェブストア」に向かう(4店目)。取扱量が多くてお客が沢山集まる所為で欠品となりやす「A」サイトとは違って、こちらには在庫が余裕であったりする(規模の経済の“明るい陰”の部分、とでも云うのか)。ということで、欲しい本は大概この4店目までで入手できる。

🐢

公共図書館とか大学図書館という手もあるし、どちらも近所に揃ってるから使わない手はない――とは思うんだけど、手許に本があるかどうかというのは重要なんだよね、きっと。読みたいときにすぐに読めるかどうか、配架しなおしながら背表紙を眺めて考え事をするとか、そういうのはやはり自宅の本棚じゃないとできないから。

場所とるし、重たいし、お金かかるし、埃がたまるけど、やっぱり手に取れる物理本が好きだ。

2019-05-18

本の実売数の公開について

https://mainichi.jp/articles/20190517/mog/00m/040/008000c

見城徹紀伊国屋パブラインヘビーユーザーから、他社の出版物の売上がわかることも当たり前で、実売数はオープンデータだと思っているんじゃないだろうか。

全国各地の拠点店舗を出している紀伊國屋さんの前日のデータが翌日に見られる、こんなすごいことはない。また、私以上に見城もそう思ったものですから、とにかく、PubLine データに日々かじりつくことになりました。回収した売行きデータよりも、PubLine を見て判断をしていく、というように変わったと思います。慌ただしかった月曜日がなくなり、楽になったと思っていたのですが、それはある意味試練の始まりでもありました。毎朝出社と同時に見城から会社電話がかかってくるので、1 点 1 点売上の状況を説明するために、頭をクリアにして臨まねばならない。

また、先ほども長渕さんがおっしゃっていたように、他社のデータを見られるという機能がありますので、それも頭にいれておかねばならない。他社が真剣に売っている本を全く把握していないではないか、とよく朝からボコボコに怒られていました。

さらに、当時の PubLine は設置型の端末だったので、会社に行かないと数字が見ることができない。土日も、当時上司だった米原(一穂)と会社に行って、朝一で見城の電話を待つという日々でした。それがさらに盆、暮、正月となってくると、さすがにきつくなってきたので、その後は PubLine 当番なるものを設けて、営業部員で交代して対応していました。そこでまた少し楽になったというのもつかの間、今度は PubLine が web サービスになってパソコンがあればどこからでも見られるようになり、さらリアルタイムデータが見られるということになりました。今は、朝の 8 時から夜中の 12 時まで常に緊張の日々です。おかげさまで創業当初は週に 1 度の重版会議を行っていましたが、今は 365 日毎日です。とにかくスピード感をもって判断できるので、私たち幻冬舎は PubLine という装置を大変重宝させてもらっています

https://publine.kinokuniya.co.jp/publine/pages/contents/publine_seminar_2015.pdf

この講演録に幻冬舎新刊企画書が載っているが、「PL実数」という欄がある。パブラインの実売数を記入するのだ。

パブライン数字を見ることで、その著者が過去に(他の出版社から)出していた本の実売数は筒抜けで、「あの作家は売れない」ということが分かってしまい、新たな本の企画却下されるという話は幻冬舎に限らず他の出版社でも聞く。

それでも編集者の熱意や出版人としての判断刊行に踏み切ることも当然ある。津原泰水氏の本が実際に出版されているわけで、見城徹が「編集担当者がどれだけの情熱会社を説得し、出版に漕ぎ着けているか〜」と書いたのもまた事実なのだ

日本国紀」を攻撃されて文庫化を中止した経緯から出た発言ではあるが、「あの作家は売れない」という情報を、機密ではなく攻撃でもないと考えていた可能性は高い。

2019-05-17

anond:20190517155414

1の桁まで把握はムズイかもしれんが、配本してる流通はある程度限られてるんだしその流通小売店POS情報(紀伊国屋とか)は融通してもらえるわけだしでおそらく発行部数に対してパーセント単位の実売は取れてると思われ。

2019-05-06

デフレがむしろ普通のような気がしてきた。

こういうことを書くと「政府お金がないならお金を刷ればいいじゃない。そしてみんなに配ればみんな仕事しなくていいのに」みたいな小学生レベルの発想にも思えるのだけれども、

最先端家電技術を求めているのならともかく、普通はそこそこのことができれば満足なわけじゃない。

例えば、テレビハイビジョンで32型ぐらいで見られれば十分だし、電子レンジは2〜3種類の温度で加熱できればいい。食料品別に国産でなくても、そこそこ安全でそこそこ美味ければいい。衣類も普通デザインで寒すぎず、熱すぎず、重すぎなければいいといった具合だ。

こういった「まあいいかというレベル技術」はすでにかなり確立されていて、例えばそれが最先端技術だった頃に比べればかなりお手頃価格でできるようになってきているはず。

ならば、多くの人々が概ね満足できるレベルの品物はどんどん値段が下がってきて、当然デフレ化が進むはずだよな。

もちろん、個々人の趣味嗜好や何が何でも最新機種スーパー絶対紀伊国屋などという人は一定はいるだろうけれど、それは少数派だろうから、全体としてはデフレになるはず。

しかし、どうして緩やかなインフレ健全で当たり前とみんな考えているのだろう。また、仮に緩やかなインフレ健全で当たり前だとすれば、技術革新とどう折り合いをつければよいのか。

結局満足できないよう、我々が何か追い立てられているのだろうか。

2019-04-18

パスワードを忘れた時用の秘密質問って

好きな食べ物とかだと変わっちうから

いつも「母親旧姓」を選んでたんだけど

そういえば「父親旧姓」って選択肢はなかったなと

紀伊国屋の会員登録してて気付いた(紀伊国屋にはあった)

2019-04-01

anond:20190330172246

この人、ずばり鹿児島ラサール出身じゃないの?

日本五本の指に入るほどの田舎ってのは、東京から距離が遠い道府県トップ5に入る道府県という意味解釈すれば、鹿児島でつじつまが合う。(沖縄北海道青森、などと並んで)

そして、鹿児島ラサールなら鹿児島市内にあるから、市内の開業医の自宅から自転車で通学できて不思議ではない。

また、学校レベルから考えても、慶應医学部に進学できるレベル高校は限られるからラサールくらいのレベルでないとおかしい。

それはともかく、いくら東京から遠い地方都市からと言って、人口ざっと60万で新幹線も来ている鹿児島市をド田舎のように言うのは無理があるなあ。そこは身バレ防止のカムフラージュなのかなぁ。(あまりカムフラージュになってないけど)

なお、地方都市とはいえジュンク堂紀伊国屋東急ハンズLOFT、などは鹿児島市にも進出している。(三越撤退した)

うそう、鹿児島地元デパート山形屋の1階はブランドの店がズラリと並んでいて、ToryBurchも出店しているよw

2019-03-12

本棚になかったので下のボックスをあける場合

話題になっていたから見に行ったのよ。

そうしたら、否定的意見が多くて、驚いた。

私は結構本屋であけるから

検索して、その棚見に行ってなかったら、ナチュラルにあけてた。

それでも見つからなかったら店員さんに聞いて探してもらう。

棚になかった段階で店員さん呼ぶべきなのかもしれないけど、

店員さんに呼ぼうにもなかなか見つからないし、

みんな忙しそうにしていることも多いし。

あのボックスの中の本が品出し前の商品であることは一度もなかった。

っていうことまで考えたんだけど、

私が棚をあける本屋紀伊国屋とかジュンク堂みたいな

基本的に大規模なところしかない。

もしかしてみんなの想定する「本屋」がそれぞれ違っていたりする?

私も小規模な本屋ではあけない。

そういうこと?

2019-03-07

コストコとか業務スーパーとか

誰がありがたがっているのか全然わからん

あの量食べる?あの質にしては高くない?

紀伊国屋の方が良いとは言わんけど、普通スーパーで良くないか

2019-02-12

「新股間若衆」を買ってきた。

紀伊国屋に前作が置いてなかったのであとで注文しておこう。

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