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はてなキーワード: 米澤穂信とは

2018-01-18

anond:20180117163500

ああー。返信含め全文読んでなんとなくわかったような気がするけど、自分の中の「面白い」の定義が狭くて、相手もその定義で使ってると考えていて、だから必要以上にバイアスがかかっちゃうってこと?なの?

例えば増田自身ストーリーに興味があるタイプで、これ面白いよってすすめられたら(大体ひとが面白いと思うストーリーがわかるから)台無しだって思うってこと?

でも、実際は面白いって言葉もっと広い意味で使われてて、逆に増田のようなバイアスがかかるものじゃないと思うけどなあ。

例えばジャニ好きのひとが言う面白い映画って、推しメンがたくさん映ってたとかそういう意味だったりするし、ミリオタとか鉄道オタとかもそうだし、特にオタクじゃない普通の人でも結局は個人の好みなので同じ。

普通自分の好きなものを「面白い」と表現するだけで、別にストーリーがとか描写がとか言わないから、逆に増田的にはノーカンなんじゃないかなあって気がするけど。他人面白いと思うもの増田面白いものなわけじゃないんだし。

ホラー映画ファンなら、ロメゾンビ絶望感とか悪魔のいけにえ狂気とか、人体破壊とか不快感とか暴力描写とか、一般的にはネガティヴしかないものを「面白い」と言うし。具体的な箇所を言うとネタバレになるから、ただ面白いよって勧める場合もある。

で、つまらない作品オススメしろって話になってくると、それはオススメ大前提が崩れるので意味がない気がする。それはもう目隠しして探せば?って感じでは。

オススメって、結局勧めてくれた人との交流が前提とか目的にあるわけで、だから面白いよ(自分が好きだと思ったものを友人と共有したい)」という文句になる。だけど、増田文章を読んでると作品自分との関係を一番に考えてるからオススメ文化のものが向いてないってこともあると思うんだけど。

それでも交流もしたいんなら、面白さとかじゃなくて今月読んだ作品友達に聞くとか。

「「何か面白いやつ教えて」と聞いてくるやつには自分面白いと思うものを教えてやればいい」って書いてるように、逆に面白い不明ものオススメされたいなら、自分からそうやって工夫して聞くしかない。果たしてそれに意味があるのかわからないけど。。

またあえて「面白くない作品」を聞いた方が、面白い面白くないかの期待と不安のドキドキ感は逆に高まる気がする。あんまそういうことしてると友達減りそうだけど。

あとは、当たり外れも欲しいけどなるべく質を高めて外れの確率を小さくしたいなら、機械的に名作を選べばいい気がする。

名作とされる作品って時代遅れだったり難しかったり逆に簡単だったり皆が見て面白いわけじゃないし、名作である理由も技巧とか思想とか時代性とか歴史とか、ちゃんと勉強しないとわからない面倒くさい部分も多いから、当たり外れはよくある。でも読んでる人口とか話題に上る確率は高いから、他人と共有もしやすいと思う。

でも名作だと「以前にどこかで話題になっていたことがすでにバイアス」とまで考えるなら、やっぱりランダムに探すしかない。

そうなってくると「自分名前を知っている作品は全て内容に対して余計なバイアスがかかっている」から未知の作品しか読まない、とかいうことになりそうだけど。

あと、結局作品との関わりを何が何でも大事にするなら、友人とかとそのジャンルについて話すのはやめた方がいいよ。うっかりネタバレとか変な対抗意識が生まれたりとかは絶対あるし。

終わりにとりあえず、あえてミステリオススメ

13階段高野和明

ミスターメルセデススティーブン・キング

「折れた竜骨米澤穂信

「死の接吻アイラ・レヴィン

五色沼黄緑館藍紫館多重殺人倉阪鬼一郎

星を継ぐもの」J・P・ホーガン

本陣殺人事件横溝正史

エジプト十字架秘密エラリー・クイーン

「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午

「その女アレックスピエールルメートル

小説の話かと思ったけど映画の話もしてるっぽいので

最後まで行く」

羅生門

「L.A. コンフィデンシャル」

アフタースクール

情婦

八つ墓村

トールマン

告白

手紙は憶えている

双生児

2017-10-05

[]「柘榴」(米澤穂信満願」より)

ここは小町鬼女板か、はたまたhagexかという話でニラヲチしながら読んだ

自体はきんしんそーかんと女の嫉妬独占欲かいう話で、そこまでお話として面白いとまでは思わなかった

なんとなーくだけど全体的に想像範囲をこえるものではなかったし

2017-07-23

安楽椅子探偵

9マイルは遠すぎるとか大好きなんですが

(オマージュ米澤穂信短編も好き!)

他にこういう小説知りませんか

論理的思考を頭の中で組み立てていく感じ

2017-06-27

ファイナルファンタジータクティクス』で召喚できる(新)本格作家

本気でかっこいいとおもってやりました。実在人物作品関係はありません。


・死屍の綾なす四ツ辻の、獅子も恐れる行く人の、知らぬは読者ばかりなり、綾辻行人ッ!

 [中範囲に防御無視ダメージダメージ量は詠唱者のHP残量に反比例)+範囲内の味方のDEFアップ]


・我が産みし死靈天上天下に及ぶものなし! 開け、聞け、探偵三道宝階ッ! 麻耶雄嵩ッ!

 [フィールドの天候がランダムに変化+各敵キャラの装備をランダムひとつ破壊(防具や魔法による回避不可)]


・私の城は美しいお城、私の頭文字は完全なる円にして王の証ッ、死ぬまで踊れっ、舞城王太郎ッ!

 [敵全体に混乱+詠唱者のSTR大幅アップ]


・実るほど頭を垂れる稲穂かな。不燃にして不稔に非ず、エリシャの奇跡の裔と知れッ! 米澤穂信ッ!

 [味方全体のHP回復+リレイズ]


・円心に居して惑うことなし、今宵ささめくあなた挽歌、参ります円居挽ッ!

 [味方全体にヘイスト+ランダムで敵の一人に死の宣告]


・連なる城は堅固にして絢爛、三度否まず三界を紀(おさ)むッ! 連城三紀彦ッ!

 [中範囲の敵味方すべてにMPHP入れ替え]


・その桜の木は一本でした。桜の木は満開でした。咲いて撃ち抜けッ! 桜庭一樹ッ! 

 [中範囲の敵にドンムブ+ドンアク+確率で防具破壊]


コケコッコッコ……コケーッ! 似鳥鶏ッ!

 [敵全体にチキン]


・清涼のうちに流水は苔むさず、命育みメフィストフェレスの女媧とならん! 清涼 in 流水ッ!

 [敵全体に水属性の大ダメージ+サイレス]


月光遊戯、双頭の悪魔国名を端から君に聞かせよう…… 英明なる都は祝福に満ちている。今出(いまいず)る川より通るがいい――アリスト(高貴なる)アリス有栖川有栖

 [敵全体にチャーム+ポイズン+faithアップ]


異能魔術師よ、奇跡をもって正邪を糺せ! 井上真偽ッ!

 [敵全体のステータス強化と味方全体の状態異常を解除]


・月は深(み)ちた……時よ止まれ辻村深月ッ!

 [敵全体にストップ]


・ひらかせていただき光栄です。皆川博子ッ!

 [味方全体にリジェネ+リレイズ+状態異常回復]


・朝明に白む山よッ! 一なる愛を識る永遠よッ! 枕木に憂う士(さむらい)よッ! 三位全一なる二文字に集えッ! 乙一ッ!

 [対象キャラの全能力値が大アップ]


・投之於冰上

 鳥何燠之

 何馮弓挾矢

 殊能将之ッ!

 [その戦闘第一ターンから仕切り直しに]


楽園死神、その胸中に二心あり。右はくろがね、左はからかね。楽園死神、その掌中に二刀あり。左は剔(そ)るもの、右は樵(こ)るものいのち捧げよッ! 汀こるものッ!

 [敵全体にレベル3デス]


・占うッ、亜細亜の星を――島々の星は荘と出たッ! 島田荘司ッ!

 [敵味方全体のアビリティシャッフル]


・いちかはじめか、はじめかいちか。どんととびでて折るか祈るか、心は螺旋折原一ッ!  

 [敵味方全体のうちランダムで一人にデス+ランダムで一人にレイズ(気絶キャラ存在する場合のみ)]


西尾維新(ハタチ)ーーーーーッッッッッッ!!!

 [敵全体に特攻ダメージ詠唱者は戦闘から除外(死亡ではない)]


・その本は本にして本に非ず、立体にして三次元に非ず、凶器にして狂気に非ず、どすこいどすこい京極夏彦ッ!

 [中範囲の敵に大ダメージ確率でスタン+三マス後方へノック]


黄昏に発つミネルヴァの梟は最強にてよしとする。駆けぬけろッ、笠井潔ッ!

 [フィールド上の敵味方全てに確率即死(即宝箱か石になる)]

2017-05-20

デレステが難しすぎるので、アイマスがもしミステリ作家を起用したら

セクシーギルティの曲が超楽しいし、愛海をセンターにしたら「雫ちゃんのおやまわきわきしたい」みたいな顔をするのが楽しくて、

久々にイベントコミュを全部見るぐらいはプレイしようと頑張ってるんだけど

スコア以前にPROをクリアすることもできない、あの矢印のやつってどうやるの?

そもそも腕が二本じゃ足りないと思う、アイマス森博嗣世界観を想定してるのかな?

というわけで、もしアイマスミステリ作家積極的に起用したら


ゲーム大好きつながりで宮部みゆき三好紗南が主役のコミュを書くが、

中居くんによるコマーシャル映画模倣犯トラウマを刺激され、

最終的に、 桃華の両親が離婚親権病気がちな母親が取ることとなる

ファザコンアイドル的場梨沙の執筆権を巡って対立する法月綸太郎福井晴敏

ガンダムのつながりでバンダイナムコとのコミュニケーションには一日の長がある福井の前に、法月綸太郎は苦戦を強いられる

さら福井図書館自由宣言の件を思い出させるふみふみスクショを法月に送りつける攻撃により、勝負は決まったかに思われたが、

最終的に「いやでも、的場梨沙はあなた好みのOL女子父親ぐらいの年齢と不倫するエピソードをするにはまだ若いですよ」の一言福井は断筆を宣言し、ミネバは無事オードリーとならずミネバアーシタとして木星で暮らすこととなる

歴史アイドル丹羽仁美のコミュを書き出す鯨統一郎

ページ数を本屋本棚に並ぶ本のタイトルで水増し、原稿料をせしめる技を磨き続けた彼にとって

ゲーム台本執筆は苦難の連続であった

最終的に、ふみふみが19歳なのに飲酒をしてしま逮捕されるのあった

なんでアイマスなんだよFGO書きたいBL書きたいとゴネ出す汀こるもの

バンダイナムコSideMの方で我慢しませんか? グラブルコラボイベントならどうですか? などの説得を受けるも、交渉は難航する

最終的に、ミステリサーの姫時代黒歴史をほぼそのまま安斎都に演じさせる大胆な台本が完成した

佐藤聡美佐藤利奈を完全に間違えて記憶していたせいで千川ちひろ

「私きになります!」と言わせてしまった、米澤穂信

最終的に、楓さんが「呪文十文字」というダジャレを言うのであった

富士茄子の神に愛された強運に立ち向かう白菊ほたるの諦めないコミュを真面目に書き始める城平京

割と真面目にこの人こういうキャラクタが好きだと思うから書けばいいと思う

最終的に、案外普通の最終巻と虚構推理の最終巻と虚構推理の第二部開始のマガジンRが爆売れするのであった

はいあさりななみー

はい、いしもちあさみ

と、バンナムからの依頼を完全に勘違いし一人合作アップロードする石持浅海

最終的に、碓氷優佳が棟方愛海にわきわきされるイヤラシイ小説森奈津子に描かれることとなってしま

意気揚々前川みくにゃんの隠された大阪キャラを引き出そうとする有栖川有栖

しかし開発スタッフに「こうサブリミナル効果奈良に海があるように見せてください! あのトリックは失敗じゃないんです!」と謎の主張をし

最終的に、リレー小説から離脱することになってしまった

WOW!! NEED!! 〜シンキングモンキー 歌唱拳〜 ってクイーンの歌ですよね!

DETECTIVE HIGH! ~恋探偵物語~は完全に夢水シリーズだし、もはや真美は赤い夢であることは確定!」と訳のわからないことを言い出すはやみねかおるだが、早々ににっちもさっちもいかなくなり、

最終的にデレマス三重出身アイドル三重弁の講釈をさせるコミュができあがるのであった

ちょっとちょっと三重への地元愛なら僕も負けてませんよー!」と張り切り出す黒田研二

ところが真かまいたいちの悪評はバンナムにも届いており一向にオファーはこなかった

最終的に、実はレディレイトンVS大逆転裁判脚本を書いていた黒田研二であった

京都の二十歳は京都出身に二十歳のアイドルがいないことに絶望し断筆を宣言

そこから始まる歴史改変により、うなーの人はいつまでもうなーの人のままであり

最終的に、メジャー2のエロ同人誌によりうなーの人は一躍時の人として成功を納めるのあった、うなー

高橋さん、おれ、またシナリオライターやります!」と大槻ケンヂに山ほどカレーを食べされられてハイになっている、うだるちんはそう宣言した

うだるちんは、大下うだるが元ネタから実質ミステリ作家、実質ミステリ作家なのだファウスト短編乗せたことあるし! ファウスト短編乗せたことあるし!

しかし、あの当時の暴露グセがまた出てしまい、2ch大炎上

最終的に、

こなゆきがそーらから

やさしく、おりてくる

てのひらで受け止めて

雪が切ない

どこかで見てます

あなたは立ち止まり

思い出して、います

空を見上げながら(ここで春香が映る)

嬉しそうに雪の上を歩くあなた

私には本当に愛おしく見えた(ここでやよいが映る)

今でも覚えている、あの日みた雪の白さ

初めて触れた唇の、ぬくもりも忘れない

あいすてぃるらぶゆー

粉雪が私に、いくつも降りかかる

暖かいあなたの、やさしさに似ている

楽しそうに、話をして、くれたあなた

私には心から恋しく思えた

いまでも夢をみるの

あの日、見た白い世界

あのとき触れた指先の冷たさも忘れない

アイスティルラブユ

いまでも覚えている

あの日見た雪の白さ

はじめた触れた唇の、ぬくもりの

粉雪のようなあなたは汚れなく綺麗で

私もなりたいと、雪にねがう

アイスティラーーーーブユ

2017-04-14

本屋大賞以外のランキングジャンル別(7選)

http://anond.hatelabo.jp/20170414013324

ミステリーSF映画歴史時代

名前2016年ベスト(一部2015年リンク所感等
週刊文春ミステリーベスト10国内 『罪の声』塩田武士 海外『傷だらけのカミーユ(文春文庫)』ピエールルメートル年末恒例! ミステリーベスト10 - 週刊文春WEB40回も続いている老舗。
このミステリーがすごい!国内 『涙香迷宮竹本健治] 海外 『熊と踊れ(ハヤカワ・ミステリ文庫)』アンデシュ・ルースルンド、ステファン・トゥンベリ1988年
本格ミステリベスト10国内聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』井上真偽 海外 『ささやく真実 (創元推理文庫)』ヘレン・マクロ1997年
ミステリが読みたい!国内真実10メートル手前』米澤穂信 海外 『熊と踊れ』アンデシュ・ルースルンド、ステファン・トゥンベリ2007年から早川書房実施
SFが読みたい!国内『夢みる葦笛』上田早夕里 海外 『死の鳥 (ハヤカワ文庫SF)』ハーラン・エリスン2016年のベストSF小説は? 『SFが読みたい!』ランキング特別公開1990年から早川書房実施
映画本大賞(キネマ旬報日本映画について私が学んだ二、三の事柄〈1〉―映画的な、あまり映画的な』山田宏一2015年発行が対象【公式】映画本大賞 2015 結果 | キネマ旬報 | KINENOTEハイコンテクスト
歴史時代小説ベスト10週刊朝日室町無頼』垣根涼介週刊朝日「2016年 歴史・時代小説ベスト10」を発表! 〈PR TIMES〉|dot.ドット 朝日新聞出版ちなみに『この時代小説がすごい!』(宝島社)は過去3年は12月に発行されていたが2016年版は発行されていない。

絵本料理本、漫画ラノベ割愛

※その他の該当するランキングがあれば是非ご教示ください!特にノンフィクション科学の分野であれば。

2016-12-31

プロフィール 2016年12月31日

とあるブログ主プロフィールに触発されて、プロフィール書いてみた

都内4人暮らし 妻、子二人

正規雇用

・高所得(年間手取り1200万あるかないかorz)+妻の所得500万円くらい

40代

仕事関係のこと

月収は100万程度。

休日は日、祝日と、有給休暇が年20日。使いきれませんが適当に休んでいます

ボーナスは夏と冬に各200万出ます(業績にもよる)

2016年12月からの大雑把な月予算内訳

家賃 20万円

駐車場 3万円

ローンなど、なし

食費 自炊のみで4万円前後+外食

光熱費 2万円前後(季節と水道代による)

携帯代4人分+光回線 1万円程度

固定的な出費はこれくらいで、あとは本買ったり服買ったり。

大きな出費さえなければ1ヶ月の生活費60万前後になります

正直、毎月の貯金ができてません。賞与貯金に回す感じです。

2007年から新生銀行の口座にて貯金を開始してその後証券口座も作り、2016年ようやく1億円の金融資産達成しました(汗)

ちなみに買いっぱなしほったらかしの株式メイン運用です。

ちなみに現在保険は、ドル建て終身保険30万ドル(払込完了)と、掛け捨て生命保険(月1万円)に入っています

■住環境とか色々

住んでる家→2DKの賃貸マンション。60平米くらいで20万円オーバーなのでちょっときついです。

持ってる家電

iMac late2012 そろそろ買い替え

Macbook air 2015

テレビ ブラビア 32インチ

ほか冷蔵庫とか洗濯機とかありますが、特筆すべき物はとくにありません。

家電への興味、薄れてきたのかも。

小学生の頃から本大好きです。小説からビジネス書学術書。数学物理学哲学系の本をよく読みます最近社会学経済学系が多いかな。小説ベストセラーから歴史もの純文学SFまで。森博嗣米澤穂信マイケルルイスあたりが好き。

お酒好き。ビールまたはワインメインですが、ウイスキーブランデー紹興酒日本酒も飲みますレストランでも飲むし、キャバクラ家飲みします。バーでシガーと一緒に、ということも。

ちなみに恋愛にはまだまだ憧れますが、なかなか相手がいません。プラトニックでいいので、知的レベルが近い人と楽しみたいです。

■達成しておきたい最低限の貯金目標

40代のうちに資産2億円を貯めること。この資産を5%運用すれば年収1000万になり、税率もわず20%で済みます。ちなみにこれまでの実績でいうと5%は余裕です。というか、ハイイールド債系なら7%8%は普通に出るので、テクニックさえいりません。

かといって完全に引退するのもつまらないので、年収800万くらいでいいので、楽しく時間自由の効く仕事をしたいとおもいます

子供独立したら、鎌倉あたりに家を買うのもいいかなと思っています

■目下の悩み

1億程度の資産でも、年間平均700-800万円くらいは勝手に増えます給与から貯金しても400-500万がいいとこもなので、貯金バカらしくなってきてます

いつ死ぬか分からないなら、金で得られる体験幸せは得てしまおうかと。

2016-10-17

ファンタジーミステリを語る上で読んでおきたい200冊

いまだに十戒や二十則を「踏むべき手順」として持ち出してくるって、うみねこミステリ知識止まってる人か?


それはともかくファンタジーミステリの相性が悪いというのはあながち間違ってないし、

ループもの×ミステリミステリ史的には「SFミステリ」に分類されるものだったと思う。

ミステリ読者には事件探偵の前に「厳格なルールづくり」にプライオリティを置く人が多くて

そういう人たちが「ファンタジーミステリはなんでもありだからダメなんだ」と言う

こういう人たちの主張にも一理ある

ファンタジーミステリをかけ合わせた作品には「ルール設定」をぼかしているものが多い

でもこれはちょっとしたジレンマ

あんまりその世界独自ルールをカチカチに固めちゃうと読んでる読者の方が「お前の決めたルールやんけ」と白けてきちゃう

じゃあ逆に現実世界物理法則ロジックにそった解決へもっていくと「ファンタジー世界観にした理由がわからない」と文句がつく。

どっちにしろ、負け戦なわけだ。

しかしその困難を乗り越えてファンタジーミステリを書いてる人は多いわけで

みんなそういうものを読んで幸せになろう

ランドル・ギャレット『魔術師が多すぎる』

ファンタジーミステリ古典

魔法が発達してヴィクトリア朝以前の宮廷文化が保持された並行世界イギリス密室殺人が起きる。

当然「犯人魔法を使って殺したのでは?」みたいな疑惑が持ち上がるわけだけれど……。

このミステリで使われた「魔法世界ミステリをやるときメソッド」は良くも悪くもその後のファンタジーミステリ規範になった。

西澤保彦『七回死んだ男』

ループミステリの大古典

主人公である少年偏屈金持ち祖父が殺された……と思ったら次の日に何事もなかったかように殺害日の朝に逆戻り。

少年はなんとか祖父を助けようとするんだけどその度にバリエーション豊かに殺されていく。

どうやったら殺人を防ぐことができるのか? そもそもなぜループするのか。

ループミステリを語る上では見逃せない名作だ

山形石雄六花の勇者1』

魔法使い版『11人いる!』というか『そして誰もいなくなった』というか

魔法世界で起こる殺人を扱った作品としては『魔術師が多すぎる』を彷彿とさせるが

解決の手筋も実は『魔術師が多すぎる』に似ていて興味深い

アニメ化もされたんだっけ?

米澤穂信『折れた竜骨

割合「剣と魔法」系ファンタジーミステリとしては最高傑作の部類に入るとおもう

特筆すべきは「その世界でのロジック」にちゃんと拘っているにもかかわらず

ちゃんと読んでて納得させられるというか、「お前の決めたルールやんけ」感が少ないこと

物理法則ファンタジー寄りに、ロジック現実世界よりに構築したのが成功の原因ではないか

芦辺拓『スチームオペラ

いわゆるスチームパンク世界観ミステリやるやつで分類的にはSFミステリでもある

エーテルという特殊力学を中心に据えて展開されるため

「おまえの胸先三寸やんけ」にやや傾きがちなところもあって、それで批判されがちだけど

ファンタジーミステリ教養としては外せない。

白井智之作品全般

人間の顔は食べづらい』は『ソイレント・グリーン』、『東京結合人間』は『ムカデ人間』と

みもふたもない……もとい親しみのあるホラー設定の世界ガチ本格を作る若手随一の実力派。

世界本格のロジックは今後、この人の作品を基礎にしていくとおもう。

設定のセンセーショナルさに反していまいち弾けきれない部分があったが、最近刊『人間の顔は食べづらい』でネクストステージへ到達

森川智喜作品全般

最近のプチファンタジーミステリブーム先駆者

「剣と魔法」でもホラーでもSFでもない、童話ファンタジー風の世界観を基礎にしたガチ本格が特徴。

みためはかわいらしいが、倫理のタガが外れたヤバいキャラや話が多い

マストリードは『スノーホワイト』。『白雪姫』に出てくる鏡がもし現実存在したら……を天のはてまで突き詰めた傑作だ。

青崎有吾『アンデッドガール・マーダーファルス

ファンタジーミステリラノベとしては近年でも最良の収穫

吸血鬼狼男存在する20世紀初頭のイギリスで繰り広げられる大活劇

ミステリファンタジーアクションバランスがとれていて、わりあい読みやす

残りの190数冊はどこかって?

ふふ、それは君たちの頭のなかに眠っているのさ。。。

2016-05-12

[]米澤穂信「折れた竜骨

本格ミステリって感じで、感情じゃなくて論理って感じの本

80Pくらいまで読んで挫折

本格ミステリ好きの人にとってはおもしろいらしいけど、どーもミステリありきの人物描写、会話、地の文がくどいのに薄っぺらく感じられて読みづらくて、ストレスしかならなかったか

ホント満願読みたかったけど図書館にこれしかなかったから読んでみたけど、やっぱりミステリ自分には合わんなあ

作品自体のよしあしじゃなくて、自分にあうかあわんかの問題だこれは

多分作品自体はすごくいいものだと思う

読んだ人はみんなそう言ってるし

ただ自分には合わなかった

それだけの話

とりあえずぐぐってネタバレだけは読んだ

なんか上遠野浩平殺竜事件を思い出す合わなさだった

2016-02-12

http://anond.hatelabo.jp/20160212202210

これまでシリーズ6冊出てるがこれが一番面白い。これは異論が少ないと思う。

これは異論が出そうだけど、シリーズ中で一番メタミステリの構図になってて良い。

2015-12-02

[]米澤穂信秋期限定栗きんとん事件上下

★★☆☆☆

上巻読了後に、これでひっぱられたら確かに続き気になるな!と思ったら上下巻だったか安心したようながっかりしたような感があった

夏を踏まえて読むと事件真相は別としてキャラ関係がどうなるかが予想がつきすぎたから、

夏ほどの面白さは感じなかったし、予定調和すぎて退屈にも感じた

分冊するほどの内容じゃないし、分冊するなら小鳩の事件を追う描写もっとあってよかった気がする

ネタバレになるし瓜生とかぶるからやめたんだろうけど

冬か・・・

離れるのとくっつくのと一通りやっちまったから、二人の関係最後にどうもってくるのかは確かに気になるっちゃ気になるけど、ここまで読めたら割ともうお腹いっぱいって気持ちも強いかなー

秋の最後でまた収まるべきところに収まった感あるし

逆になんで冬がそんなに期待されてるのか教えてくださいmsdbkmさん

(追記)

確かにいろいろとネタは出尽くした感があるので、冬をどう締めくくるのかという意味での興味本位の期待はあります

あと下巻の解説でまたさよなら妖精がプッシュされてて、米澤穂信面白く思えない自分感覚普通とずれてる気がしてきました

2015-11-22

[]米澤穂信夏季限定トロピカルパフェ事件

★★★★☆

これは面白かった。

ぶっちゃけ途中までは可もなく不可もなくの微妙米澤穂信かなと思ってたけど、最後らへんのどんでん返しに次ぐどんでん返し伏線のつながった感覚はかなり気持ちよかった。

ミステリだけじゃなくてキャラストーリー下地がすでにある程度できてたからってのもあると思うけど。

春よりも全体的に主人公はっちゃけてる感じも見てて面白かったし。

秋までしか出てないらしいけど、この夏でレイニー止めされるよりかはだいぶマシなんじゃないの?と思ってしまう。

秋のラストは夏のそれよりも壮絶なの・・・

いや別に答えなくていいけど。ネタバレになるから

とりあえず夏は古典部シリーズ以来久しぶりに当たりだと思える米澤穂信だった。

2015-11-18

[]米澤穂信春期限定いちごタルト事件

★3くらい。

ミステリはだいぶ弱めかつ短編かつ高校ものから読みやすかった。

つーかミステリ自体マジで読者に解かせる気がハナからない感じするし。

前提条件が全部呈示されてなくて地元ネタ根拠推理ちゃうとかね。

俺的にはそれで全然よかった。

全然おもしろくなかったわけではないけど、めちゃくちゃおもしろかったわけでもなかった。

でもそういう普通レベル面白さを古典部シリーズ以来米澤穂信に感じられてなかったから久しぶりだった。

気になったのは2つかな。

違和感を覚えたって言葉があると思うんだけど、あれをこれまでの長編では全部違和感を感じたって書いてたんだよね。

それがこの作品ではちゃんと違和感を覚えたって書かれてた。

編集校正の力かな。

そんな言い間違いでキャラ設定してたっていうには無理があると思うし。

あとひとつ小山内さんって苗字

どうしてもアザゼルさんの丸メガネかけたタヌキと小山内くんのほうが浮かんできて終始ひどいビジュアルになってしまったわ・・・

どうしたんだい小山内クン!!

だとするとジョウゴロウがタヌキか・・・

少しでも珍しい名字最初にしつこいほど触れてしまうと、

それ以降何かでその名前に触れた時に毎回それを思い出してしまって変な感じになる

んで続けて夏季限定を読み始めたけど、面白さが上がってる気がする。

前々からの予想通り、古典部シリーズ小市民シリーズのみのファンでいるのが自分にとってはベストっぽい。

2015-11-13

タレ

中学生とき修学旅行後にタレというアダ名になった女子がいた。

本人もまわりの女子もそう呼んでいたから、男子もそう呼ぶようになった。

何がタレてるんだよwwwと冗談混じりで言ってたけど、

男子はみんなオッパイがおばーちゃんみたいにタレてることしか思い浮かばなかっただろうと思う。

たぶんほんとは違うんだろうけどなぜタレなのかはわからないまま終わった。

米澤穂信小市民シリーズを読み始めて「小市民たれ」って言葉が出てきたからふと思い出した。

2015-11-04

[]米澤穂信「犬はどこだ」

まらなかった。

いろいろと都合がよすぎたり、地政学ウンチク特に必要性を感じさせない文量水増しの無駄描写が多かったりして、途中からななめ読みした。

キャラクターも雑だし。

最後どんでん返しもハナホジーって感じでまったくなんとも思わず

なんか米澤穂信らしくない雑さを感じた。

シリーズ1作目として意識されてるとのことだったけど、ぶっちゃけ2作目以降読みたいとは思わない。

まださよなら妖精の続編のほうが読んでもいいかなという気にさせる。

あとは単発モノと古典部シリーズっぽいであろう小市民シリーズが未読だけど、ぶっちゃけ小市民シリーズ古典部シリーズけが自分に合ってるのかなあと思う。

古典部シリーズがよかったからって他のをホイホイ買うんじゃなかった・・・

なんかもう意地で読んでる気がする。

2015-11-01

[]米澤穂信ボトルネック

びっくりするほどつまらなかった。

amazonレビューでも賛否両論という感じだったけど自分は圧倒的に否。

中二病小説を丁寧に丁寧に書いたって感じ。

構想が若い時でそのときはまだ筆力がないから書けないと思ってこのタイミングで書いたということだったけど、

しろ若い時の勢いと感性で書いとくべきテーマ・内容だったと思う。

ありふれた中二病と実際に執筆されたタイミングでの大人の感性がまったく噛み合ってなくて、

すごくチグハグで居心地の悪い違和感が常にあった。

米澤穂信ミステリ抜きで何か書くとこうなるのか、という悪い前例になったと思う。

でも、これはすごく長期間あたためてきたものであって、プロ作家になってから純粋仕事として書いたものじゃないからこの出来なんだ、

擁護できなくもないから、まだ「ミステリ抜きの米澤穂信」の完全な評価は一応保留。

全部が当たりの作家なんていないとはわかっちゃいるけど、氷菓以外に手を出してみた一連の流れ(インシテミルさよなら妖精ボトルネック)でこうも続けざまにハズレを読まされると、かなりテンション下がるわ・・・

(追記)

msdbkmさんいつもブコメありがとうございます

氷菓アニメを途中まで見てだいたいキャラを掴んでから原作を一気読みした。

確か文化祭の謎がどうしても気になってそこの原作から読んだ。

氷菓も、あれ一冊だけを最初に読んでたらたぶんボロクソ言ってた。

最初文化祭のを読んで良かったと今でも思う。

語り手が変わって各メンバー視点でいろいろと文化祭の楽しさとか、謎とか問題とかを見ることができたから。

古典部シリーズは謎とキャラ萌えバランスがちょうどいい、自分に合う最初最後米澤穂信だったのかもしれないと思い始めた。

2015-10-29

[]米澤穂信さよなら妖精

自分には合わなくていまいちだった。

ただでさえ苦手意識のある東欧中東?関連の問題に、

ただでさえめんどくさい推理要素が入っていたから。

お話的には単純なのにという鬱憤

変に頭を使いたくなかったから、雑学、というか推理の前提知識部分は読み飛ばした。

あと途中の日常シーンっぽいのとか、無駄に長い思考部分も。

読後感が何かに似ていると思ったらSFだ。

有名ドコロとか評価が高いSF小説って、だいたい設定がメインで、お話はおまけでしかないじゃん。

あれと同じ感じ。

ミステリがメインでお話キャラクターはおまけでしかないタイプの本。

インシテミルもそうだったけど、謎解きがメインの米澤穂信はどうも合わない。

キャラクターの掘り下げも全然足りないから思い入れもできるわけないし。

趣味で書きましたーって感じがした。

逆に米澤穂信の謎解きが好きなら、ちょっと変わった趣向の謎解き小説って意味おもしろく感じると思う。

2015-10-28

もったいない

米澤穂信さよなら妖精読んでたら、神社で「もったいなくも手水場で手を洗って」っていう記述があって、

高校数学先生が、もったいないの正確な意味知ってるか?となぜか熱く語ってくれたのをふと思い出した。

2015-09-28

[]米澤穂信インシテミル

これがミステリかーという感じ。

良くも悪くもそこを突き詰めただけで、キャラクターストーリーが驚くほど薄い。

からまず登場人物が覚えられない。

脈絡なく10人も出てくるとか。海外小説かよって感じ。

あれだよ、最初結構な人数のキャラ説明がついてるタイプのあれ。

からなくなったらそれを見ろってことなのかもだけどもうその時点でめんどくさって感じ。

これはそれすらなかったからもう序盤で名前キャラ覚えるの諦めて字面だけ追っていった。

まともに推理なんてしなかった。

適当に考えて一番あやしいお嬢様犯人じゃねーのとしか思ってなかった。

何のスキルもないと思ってた主人公は実はミス(笑)だし。

なんつーかミステリとか考えるのめんどいんだよね。

そういう意味では単純に自分に合ってなかったハズレ本だったってだけかもしんないけど、

ミステリだけに特化したこと考慮してもそこまで面白いか?とは思う。

せいぜい普通のよくあるパターンじゃんみたいな。

火サスじゃねーけど、他のミステリ小説なら多かれ少なかれ動機なりキャラ掘り下げなりがあるから許される部分がゴッソリ抜け落ちてるから

トータルで普通以下の面白さにしかなってないんじゃないの?って思った。

最初意味ありげな館の見取り図もほぼ意味ないし。

ググッてみるとインシテミルだとかのハード系派の米澤穂信好きな人と、

古典部系のライト派の米澤穂信好きな人がいるみたいだけど、

自分後者だな。

後者ですらミステリ部分で考えるのめんどかったかキャラ小説として読んでたくらいだし。

ミステリをまともに考えて取り組める人の根気強さがうらやましい。

飽きっぽくて頭のわるい人間にはミステリ苦痛しかない

2015-08-27

いわゆるミステリが苦手な人に勧めてみたいミステリ

私がミステリーが苦手なわけ - 読書系フリーターの日常

ブコメであげられてるタイトルがことごとくマニア視点だったので、ミステリに馴染みがなくても面白いと思えるんじゃないかなーってタイトルをつらつら。

定番ばかりです。

氷菓米澤穂信

から始まる古典部シリーズ

この作家青春の苦さを描くのに定評のある人。

またいわゆる「日常の謎」ってくくりに入る話も多いので、元記事で苦手な要因とされてた「ミステリ定型からは割と離れています

アニメ化もされてて別の意味マニア受けもあったりするけど、そんだけ物語性が強いってことだと思う。

で、この日常の謎ってジャンルは、普通生活の中の違和感から話が転がっていって人の業にたどり着くなんてことが多く(もちろんそんなのばっかりではなく、かるーい話もあるよ)、またそれが唯一絶対の解とはされていなかったりするので、他ジャンル小説をよく読む人なら面白がれる確率高いんじゃないかなと思います

興味持ったら「日常の謎」でぐぐるといいよ。(投げた)

我孫子武丸人形こたつ推理する」

から始まる人形シリーズ

我孫子といえば「殺戮にいたる病」ばっかり話題にあがりがちだけど、あれはトリックもすごいけどグロもなかなかのものからね…。

殺人も起こったりするけど、基本なんかゆるいです。ほんわかしてる。

探偵役は腹話術人形なんだけど、こいつを操ってる腹話術師は人形がないとまともにしゃべれない。

で、主人公視点女性なんだけど、彼女腹話術師と人形関係が少しずつ発展してくのが見所。

自分も途中から事件より人間関係が気になって読み続けてた。

で、こういうゆるい雰囲気が好きだったら「ユーモアミステリ」でぐぐる幸せになれるかも。

最近なら東川篤哉がよく挙げられるね。個人的には「謎解きはディナーのあとで」よりは、「密室の鍵貸します」から始まる烏賊川市シリーズおすすめ

こちらのジャンル結構定型」寄りになってしまうけどね。

連城三紀彦「戻り側心中

圧倒的な文章力定評のある人。

この短編集は事件真相よりも、事件を起こした理由を通して人が秘めたものを炙り出すことが主眼になってる。

文系自称するなら面白がれるんじゃないかなと。

これから広げるなら「ホワイダニット」になるかなと思ったけどくくりが広くて「定型」に当たる確率が高すぎるかなー。

深夜ノリで殴り書きしてしまったので、補足やツッコミよろ。

ミステリ好き視点から抜け出せてない気もするし。

記事書いた人だけでなく、ブコメミステリ苦手って言ってた人にも興味持ってもらえたら嬉しいな、みたいな気分です。

初心者に勧める定番イニシエーションラブは、あれはマニア向けの本だと思ってるので敢えてあげなかった。恋愛小説よく読んでるなら、途中で投げ出しかねない描写陳腐さにも定評があるのでな)

2015-06-17

アマゾンの「絶歌」のレビューが、そろそろ1000を超える

それはそうと、元少年Aが「このタイトルで」と譲らなかった「絶歌」だが、これは米澤穂信の「氷菓」的な、隠された意図があるのではなかろうかと思いつつ、その解釈を見つけられずにいる。

増田探偵のみなさんなら、このタイトルをどう解釈されますか?

2015-01-16

教養としてのミステリ

ミステリベスト話題がもりあがってるっぽいので

ぼくもやってみることにした

洋邦あわせてのオールタイムベスト10はむずかしいので

年代別に代表的長編を英米と日本でそれぞれで10作えらんでみたよ

教科書的でベタすぎるかもしれないけど

この手のベストだと叙述系が挙げられがちなので

あえてベタにえらんでみました

海外ミステリ

長編しばりでなので

ポードイルではなくこれを

ま、有名だしね

黄金期にミステリ臨界点を冷静に見つめていたバークリーらしい作品

『第二の銃声』とかもバークリーらしいけど

こっちのほうが一般向けかな

これは英米本格黄金期の成熟を示す名作

国名シリーズもいいどライツヴィルものをとりたい

私立探偵小説の到達点としかいいようがない

チャンドラー苦手なミステリ好きにも

アメリカ警察小説マイルストーン的名作

  • M・Z・リューイン『季節の終わり』

複雑なフロットでグイグイ読ませる

いわゆる、ネオハードボイルド代表する作品

ラムリーやブロックよりこっちをとりま

レジナルド・ヒルの『骨と沈黙』と迷ったけど

現代英国ミステリ代表作としてこれを

昨年逝去されたのが悔やまれます

冥福をお祈りいたしま

いわゆるノワールジャンル分けされる作品だけど

凡百の現代ミステリが裸足で逃げ出すくらいミステリしてる

日本ミステリ

長編しばりなので

名作揃いの初期短編ではなくこれを

  • 蒼井雄『船富家の惨劇

戦前本格長編の成果としてこれを

浜尾四郎殺人鬼』よりはこっちかな~と

言わずと知れた奇作かつ傑作

戦後本格のメルクマール的な作品

角田喜久雄高木彬光鮎川哲也山田風太郎とか

戦後本格の名作はいろいろあるけど

これに代表してもらいます

マニアの人ごめんなさい

点と線』に続く社会派ミステリの名作

戦後の混乱期に材をとったのちの清張作品の原点

本格冬の時代に現れたとんでもない作品

笠井潔の『サマーアポカリプス』でもいいけど

インパクトのつよさでこれを

これも本格復興期の名作

亜愛一郎シリーズも必読

いわゆる「日常の謎」の元祖

現代日本ミステリへの影響力大

新本格からはこれを

なんでこれなんだ、とかいわれそうだけど

多分これが一番読みやすいと思うので

神様ゲーム』もそうだけど

ポストモダン探偵小説だなって思う

マニアックだけど最後くらい独断偏見で選ばせてね

  • 追記

うっかりしてました

北村薫『空飛ぶ馬』って短篇集でしたね

酒飲みながら書いてたので注意力散漫だったようです

ってことで

そこは同じ作者の『秋の花』に差し替えってことでひとつ

米澤穂信とか好きな若い読者にオススメです

2014-10-01

ラノベ馬鹿にしてるやつらは低学歴馬鹿なのでは

東大生協やその他旧帝の生協ラノベが売れまくってることを知らないんだろうか。ラノベはいまや高学歴のたしなみなんだよ。というのもラノベおもしろくて多読ができるため、ラノベを大量に読むひとは必然的速読ができるようになって、そして国語の成績があがるわけ。

ラノベからといって内容が極端に簡単で幼稚だというわけではなく、ちょっとキャラアニメちっくなだけでストーリーはそこらの大衆文学全然変わらない。むしろそこらへんのくだらない一般向けの大衆文学よりも上を行ってるものもたくさんある。アイディアとしてはラノベネタ結構おもしろいことが多い。

もちろん『重力の虹』とか『失われた時を求めて』とか『アーダ』とか『特性のない男』を原書で楽しむような層から見ればラノベは簡単すぎてつまらないのだろうけれど、それをいってしまえばラノベだけじゃなくそのへんの小説すべてがくだらないわけでね。

ラノベ馬鹿にしてるやつらは自爆してると思うよ。ラノベ馬鹿にしてて東野圭吾が好きだとか、百田尚樹が好きだとか、辻村深月が好きだとか米澤穂信が好きだとか……。いや、そこでさ、クロード・シモンが好きですとか、サミュエルベケットが好きですとか、カフカが好きですとか、ブッツァーティが好きですとか、人間喜劇読みまくりましたとか、ヨクナパトーファ・サーガにはまりました、とかそういうのならまあわかるんだけどね、そういうひとは見たことがない。要するにラノベ馬鹿にしてるやつらというのは世界レベルを知らないんじゃないかなと思う。だからくだらない大衆文学がすばらしい文学のように見えてしまっている。もちろん彼らは日本が誇る天才大江健三郎だって読んだことがない。読んでほしい。でも受け入れられないかもね。いままでの自分否定することになるからやれやれ

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