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2020-09-29

ネギトロ」は「ねぎ取る」に由来するのか?

anond:20200929031443

RRD 皮や骨についた身は物理的に刺身に出来ず、貝殻や匙で剥ぎ取ったものがすきみ。剥ぎ取ることを古語で「ねぎ取る」と言ったところからネギトロという。

これは巷間まことしやかに囁かれる雑学だが本当なのだろうか。

ネギトロ - Wikipedia

ネギトロ発祥東京浅草の金太楼鮨とされる。

ところが、その肝心の金太楼鮨では「ねぎ取る」説が採用されていない。

偶然にできた寿司ネタ「ネギトロ」その由来の秘密(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社

ねぎとろ発祥の店と言われているのが、東京浅草に店を構える大正13年創業の金太楼鮨。昭和39年、当時の会長だった間根山貞雄氏が考案したという。その開発の経緯はこうだ。

同店ではまぐろ毎日大量に仕入れていたが、筋の部分は食感が悪く、刺身寿司に使えず、余っていた。叩いてペースト状にして食べれば、脂がのってトロトロで美味いが、今度は歯応えが皆無。

そこで仕方なく、巻きに使おうとしたところ、昼食用に茹でていたそばうどんに使うネギワサビなどの薬味を筋の部分にぶちまけてしまう。やむを得ず、ご飯にのせて醤油をかけて食したところ、これが美味い。そこで、大当たり間違いなしと、店で出すことに決めたという。

思いがけず生まれた新しい寿司ネタ。その命名について、間根山氏はこう語っている。

浅草には『麦とろ』という名前とろろ飯を売る店が戦前からあり、専門店としては珍しいので土地では一応知られていた。よし、これだと、麦とろ→ねぎとろと語呂を合わせて決定した」

というわけで、この説明によれば「葱」+「(麦)とろ」である

例の「チコちゃんに叱られる!」でもこの説が採用されたらしい。

ただし、この説明が本当に正しいかは分からない。

牽強付会な印象も無いではないし、「銀ブラ銀座ブラジルコーヒー」のように店が積極的デマを流している可能性もある。

この場合は、昭和39年1964年)以前に「ねぎとろ」という用例があれば、金太楼鮨の説明は疑わしいということになるはずだ。

が、そう都合よく見つかるはずもない。誰か探してくれ。

別の方向から考えてみよう。

RRD氏は「剥ぎ取ることを古語で『ねぎ取る』と言った」と書いている。

しか古語辞典にはその用法は載っていない。

https://kobun.weblio.jp/content/%E3%81%AD%E3%81%90

ね・ぐ 【労ぐ】

ねぎらう。いたわる。

ね・ぐ 【祈ぐ】

祈る。祈願する。

「ねぐ」は、神社の「禰宜ねぎ)」や、「労う(ねぎらう)」「願う(ねがう)」といった言葉語源である

ヤマトタケル伝説で、

景行天皇が、息子の大碓命が会食に出てこないことを懸念し、

その弟の小碓命(=ヤマトタケル)に「ねぎ教へ覚せ」と命じた、

という話がある。

この「ねぎ教へ覚せ」の「ねぎ」は、まさに「ねぎらう・いたわる」で、

「(会食に出るよう)優しく教え諭せ」といった意味になる。

ところがヤマトタケルはこの命令を取り違え、兄の手足を引きちぎって殺してしまった。

このときヤマトタケルがどう取り違えたかからない。

「根切る」や「ねじ切る」といった説があるようだが、

さすがに「剥ぎ取る」は拡大解釈ではないかという気がする。

というわけで「剥ぎ取ることを古語で『ねぎ取る』と言った」という説はかなり怪しい。

しか古語ではなくとも「ねぎ取る」という言葉があった可能性はある。

別の記事では「ねぎ取るは建築用語だ」とする説が紹介されている。

元の語源建築用語で、地下構造物を作る時、地面より下の土を掘ることを「根切り」と呼んでおり、それが寿司業界にも広まりネギトロ」が誕生

建築用語としての「根切り」は確かにある。

根切り - Wikipedia

そもそも「根切り葉切り」という言葉もあるように、

「根切り」には「根こそぎ」という意味があり、

から肉をこそぎ落とすようなイメージは分からないでもない。

しかし、それが「ねぎ取る」に変化するだろうか?

「根切り取る」ならまだありそうだが。

ねぎ取る」で検索しても「ネギトロ」以外の文脈ではほとんど引っかからない。

寿司屋の隠語なので表には出なかったのだろうか?

こちらは「俺は寿司屋をやって数十年の者だが『ねぎ取る』という言葉は確かにあるぜ」という人が出てきてくれれば確かめられるはずだ。

というわけで、1964年以前の「ねぎとろ」用例や、

古くから寿司屋で「ねぎ取る」を使っていたという人が出てこないかぎり、

暫定的に「葱」+「(麦)とろ」説を採用したい。

2016-04-20

今年の新卒の話

今年の新入社員実家神社女の子がいた。

休みの間は巫女をすることもあるそうで、

写真もみせてもらった。

ちなみに名前加茂さんといって、お父さんは禰宜をやっている。

2016-01-25

増田に書けばフィクションって事で済まされるよね!26

まあまあ中堅どころくらいの勤続年数の巫女が、30歳くらい年上の禰宜のヤッケに雪玉をぶつけているのを見る。

双方笑顔



何と言うか、

ほほえましい、と表現すべき場面なのだろうが、

別に、これくらいの年の差とか、老年男性若い女性というのもよく映像媒体なんかでは取り上げられる使い古されたモチーフではあるのだが、

実際に知人達が演じる現実風景として見ると、見事なまでに、

「こんなにも嘔吐感を覚えるものなのだなあ」と実感した。

気持ち悪い。

ていうか、純粋気持ち悪い。



雪玉をぶつけられたのがもし自分だったら、笑顔の前にまず吐瀉物があふれ出るであろう。

2010-03-24

キュウリ嫌いを理詰めで説明する人

ブログ主の本文を差し置いて、今日最も輝いて見えたコメント

http://d.hatena.ne.jp/kutabirehateko/20100321/Heart#c

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禰宜 2010/03/23 00:37

キュウリはお好きですか?

自分キュウリが昔から嫌いで、いまだに食べられないのですが、

キュウリがおいしいとおっしゃる方と話をしたところで、

私がキュウリに抱く感情を理解していただけるとは思っていません。

なので、キュウリを食べないことを主張する場合は、その成分含有率の90%以上が水分であり、世界でもっとも栄養の無い、嗜好的価値しか持たない食品の最たるものである故、と答えるようにしています。

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何だか、このあとに (キリッ とか付きそうで笑った。

しかし……キュウリの青臭さがキライという人はいたが、組成を理由に挙げる人は初めてみたね。でもこれ、後付けの理由だろう。

そうでないと言うのなら、キュウリのような食材が全て嫌いでなければ筋が通らない。

それに、キュウリに近い水分含有率を持つ食品なんてザラにあるはず。実際、ナタ・デ・ココなんか99%が水分で残り1%がセルロース繊維だそうだ。栄養など全くないが、それでも食物繊維豊富なのでトクホ食品に使われたりしてる。そしてキュウリにだって食物繊維はある。「嗜好的価値しか持たない食品の最たるもの」とか言い掛かりつけてんじゃねーYO!(by キュウリ

結局、食べ物の好き嫌いなんて見た目・味・匂い・食感が嗜好に適うかどうかが全てだ。そして嗜好ってヤツは理屈では割り切れない。納豆がネバネバだから嫌いだという人もいれば、それが良いんだという人もいる。ただ嫌いと言えば済むものを、変な理屈をこねるから話がおかしくなっている。

そもそも「感情論理を分けるべき」と主張しようとして、感情ではなく嗜好を題材に持ってきたところからボタンを掛け違えているのが痛い。

もっとも、コメント主はキュウリを憎んでさえいるようだから、そういう意味では感情の問題なのかも知れん。幼い頃にキュウリ折檻されたとか?

この人の文章をもっと読みたくなったのだが、誰か知らんかね?

 
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