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はてなキーワード: 矮小とは

2015-02-27

http://anond.hatelabo.jp/20150227114446

宇宙規模で見れば矮小人類が増えようが減ろうが何の影響もないわけだが?

2014-12-16

http://anond.hatelabo.jp/20141215184650

この界隈には決して絡むまいとしていたが、どうしても我慢しきれないので書く。

まず言っておこう。自分チキンだ。誰かを面と向かって罵倒する度胸はないし、そもそも嫌だ。

真偽が定かでないことは保留するし、「事実だったら」というエクスキューズで人を叩くのは良くないと思っている。

から所謂ナマモノと呼ばれる「実在の人物を基にした、どこまで誇張されているか判らないもの」に対しては触れたくなかった。

だが、流石にこれは美化しすぎだ。いくらなんでもそれは良くない。

その後、彼は自分を切り売りすることでたちまち注目を集め、一躍時の人となった。一見危なっかしくもあり、同時にそれが緻密な計算によるものにも思えた。

あの人の素晴らしいところは、誰1人として邪険に扱ったり誹謗中傷したりしなかったところだ。こんな人がはてなにいただろうか。

邪険に扱ったり誹謗中傷をしないことだけが、相手を尊重することではない。

「ごめんなさい、あなた理解させるように僕はうまく説明できなかった」と言うことが、侮蔑台詞であることもある。

優しい言葉で、オフレコだと言われた話を「僕は認知します」と〆ることが、誹謗中傷に該当しないだろうか。

(通常、認知という言葉は、子供が出来たとき自分の子であると認めるという意味だ。それは、何を意味した単語だと周囲が受け取るだろうか)

一般的には重大な個人情報である病歴を披瀝した上で、離婚しますと淡々と語ることが、邪険に扱わないことだろうか。

笑顔で、優しい顔で、「止めてくれ」という相手に対して「何時でも力になるよ」とコメントすることは、本当に優しいだろうか。

前向きな提案に聞こえる「はてな村カテゴリーを作ろう」という提案は、「ファンが居て交流したいから、オマエのプラットフォームを利用させろ。バナー広告でいくら貰ってるか知らないが、定期的にトップに見えるところに自分会社エントリーを載せるぞ。リクルートするぞ。カネは出さないが、要望は当然言うぞ」というずいぶん自分勝手な言い方を、翻訳して前向きに見えるようにオブラートで包んだだけじゃないだろうか。

しかもそれが、線引きの難しい個人のブログを経由してと言う形でだ。

用法用量を守らないような薬の飲み方をしているように吹聴することは、自虐に聞こえるが交通違反自慢と同じだ。危険なのだ

「いや、僕の自業自得なんですよ。大阪に行ったかペヤングしか食べられなくて厳しいけど」ということが、「オマエのせいでカネが無くなった」と変換して相手に伝わらないと、本当に思って書いていただろうか。

貴殿馬鹿からこれ以上話しても無駄ですねという言葉誹謗中傷に聞こえ、僕の配慮が足りなかったから伝わらなかったという言葉紳士に聞こえるとするなら、それは間違っている。

netcraftさんのしたことには、面白い事もあった。会社経営は大変だろうし少なくとも現在運営されているのであれば十分に能力がある方なんだろう。

でも、やってはいけないことも多くあった。

少なくとも、忘年会オフレコの話をみんなにしたという記事については「誰も邪険に扱わないし、誹謗中傷はしていない」とは断じて言わせない。

まともな顧問弁護士であれば即座にストップをかけるレベルの内容を記事を何本も書いていただろう。

はてなブログには、今日食べた美味しい食事の写真をアップしているだけの日記もたくさんある。

彼らは一切他人迷惑をかけていないし、誰かに責任を負わせるような物言いもしないし、褒め殺しもしなければ危険な薬のみ方も示さない。

そんなひとはいくらでもはてなブログに居る。ただ、ブックマークを集めないだけだ。

netcraftさんは、面白い記事も沢山書いていた。他人から責められるような酷い記事も書いていた。

肯定も、否定もするのが、「はてな」という場所の正しいあり方のように思う。

もちろん心身の回復を祈っているが、今後は、他人を傷付けるか判断が付かない記事は、顧問弁護士や身近な人間相談してからアップすべきだと思う。

繰り返しになるが、良い記事もたくさんあった。酷い記事もあった。はてなプラットフォームただ乗りするような広告もあった。

(小さく矮小かもしれないが)はてなの築き上げたブランドやPVを横から奪って広告することが、正しい事だとは思わない。

それらがすべてnetcraftさんであり、過度に美化したり、過度に貶めたりすることは、良くないと思う。

自分商品を売ったり、自分会社を売り込むのに、はてなブックマークホットエントリーを使っているとはてな運営判断すれば、

それはスパムだと扱われても、仕方がないのではないか。

個人的には、能力のある人が「はてな村」には在村していると思うので、はてなクローンを作ってゆるく交流すれば良いと思う。

netcraftさんを美化する「http://anond.hatelabo.jp/20141215184650」は個人の感想だが、それは誰かを傷付けていると、自分は思う。

無自覚であることや善意であることは、相手を傷付けて良い免罪符にはならないと自分は思うし、はてなブックマークを利用している人達もそう思っていてくれることを願う。

2014-09-03

白人専用車両」は黒人差別か? 黒人が車内で撮影した“白人の絶叫

ここの記事を読んでずっともやもやしていたので考えてみた。

http://blogos.com/article/93341/

まず、『女性』を『白人』に、『男性』を『黒人』に、『痴漢』を『犯罪者』に置換する。あとは文章自然になるようにちょぼちょぼと。

すると以下のようになる。

-------

白人専用車両」は黒人差別か? 黒人が車内で撮影した“白人の絶叫動画”が話題沸騰

白人専用車両に乗り込んだ黒人に対し、白人が「どうして黒人がいるの、気持ち悪い」と叫びだす動画ネットで話題となった。

動画に対して多数の批判や疑問のツイート

これに対して、当初は

黒人差別

白人ヒステリックヤバイ

白人車両に乗っている奴はデブハゲばっかり

・ここまで黒人が怖いなら、あの白人日常生活はどうしているのか?

白人専用車両に乗ったからと言って法律で罰せられるわけじゃない

などといった、批判的なツイートが数多く見られた。

その一方で、

黒人電車に乗った瞬間から動画が回っているのか不思議

動画を撮っている人と黒人関係はどうなっているのか?

白人黒人恐怖症なのではないか

・嫌がっている白人に対して、黒人が終始、上から目線の態度なのはなぜか

隠し撮りのほうが問題ではないか

という疑問のツイートもあった。

普段から白人専用車両に抗議の活動

しかし、この動画をアップした人物は、白人にだけ専用車両があるという“黒人差別”に対して、普段から抗議の活動をしているようで、今回以外でも、白人専用車両に乗り込み、そのときの駅員などとの口論の様子をアップし続けていることが発覚した。

今回の動画が公開され、拡散されたことによって、決して少なくはない黒人たちが、白人専用車両に対して快く思っていないことがかなり明らかになった。もちろん、その理由には、日本の、特に東京通勤電車がありえないほどの混雑にならざるをえないというのに、白人専用車両が空いているということだったり、今回の動画に限って言えば、白人のとった行動があまりにも感情的だったということも関係しているだろう。

すべての黒人犯罪者でないことも白人たちは知っている

しかし、白人専用車両が導入されることになった背景には、やはり犯罪者から白人を守るためということはある。

もちろん、すべての黒人犯罪者でないことも白人たちは知っているし、犯罪者でない黒人を責めているわけではない。ところが、黒人たちは、「自分犯罪者じゃないのに、なぜ白人車両を作って自分たちを疑ってかかるのだ」という方向に考えが向かいがちだし、それが「黒人差別だ」と訴える人もいる。

自分犯罪者ではないことを知っているならば、「同じ黒人なのに犯罪者をするなんて、自分たちを貶める行為ではないか」とその矛先を、犯罪者をしてしま黒人に向けてもよいのではないだろうか。

もしも「白人専用車両」があることで、誰かが差別されているとしたら、それは「黒人全体」ではなく、「犯罪をする人」だけに対してのことなのではないか。だとしたら、「黒人差別」に反対している人たちは、実は「犯罪者差別」に対して憤っていることになりそうだ。

--------

 これを見て黒人男性)が差別されていないと思う人は頭が沸いていると思う。

 問題は、この差別が正しいかどうかだ。

 三段論法というものがある。

① AならばBである

② BならばCである

③ よって、AならばCである

 ここで女性専用車両を推進・擁護する側は以下の論法を使っている。

① 痴漢ならば男である

 なるほど、確かにそれはほぼ正しい。ネット記事を読むのが趣味の私でも女性痴漢の話は滅多に聞かない。

② 痴漢犯罪者であり、差別してよい。

 なるほど、これにも同意する。妻が学生時代二日に一回は電車痴漢にあっていたという話も聞いており、痴漢女性トラウマをもたらす許しがたい犯罪であると思う。

③ よって、男は差別してよい。

 はて、この結論おかしい。それは三段論法的に③を導くには、①が間違っているかである

③の結論を出すためには、

①’ 男ならば痴漢である

という前提になっていなければならない。

①’ 男ならば痴漢である

②  痴漢犯罪者であり、差別してよい。

③  よって、男は差別してよい。

 これならば三段論法的に正しい。

 しかし、男全員が痴漢ではない。これは自分を含む『痴漢行為を行ったことの無い男性からすれば自明事実であるし、男全員が痴漢であることを証明する統計資料もない。たぶんないと思う。ないんじゃないかな。

 つ、つまり、誤った前提に基づいて誤った結論が導き出されている。

 女性専用車両を推進・擁護する側は、それ単体で見れば正しい①と②を使用して、意図的にか無意識的にか、誤った結論である③を導き出している。

 女性専用車両不愉快なのは車両の込み具合云々と言った矮小な点ではなく、それが論理的に誤っているか不快なのである

 男性差別することのない痴漢対策必要であろうし、現時点でそれが見つかっていない、実行できていないのであれば国民全員で議論する必要がある。

 ただし、男性差別痴漢対策ではない。次善の策ですらない。

 差別歴史を振り返ってみれば分かるように、大多数の人々が『それが正当な区別である』と受け入れ、声をあげるのをやめた時、差別は完成するのである

2014-08-04

限りなく壮大なテーマでどこまでも勿体ないコンテンツ TeNQ

東京ドームシティオープンした宇宙体験ミュージアム『TeNQ』に行ってきた。

宇宙を身近に感じられる、というコンセプトのもと作られたらしく、

某局のコズミックなんちゃらは録画して見る程度には宇宙好きな私と連れは非常に楽しみにしていた。

が、見事に悪い方向へそれは裏切られた。

展示に満足した、面白かったという方はこの先読まない方がいいかもしれない。

今後予定している宇宙好きの方は、ネタバレもあるのでちょっとした参考程度に流して下されば結構だ。


エントランスを抜け最初に入ったのは『はじまりの部屋』

薄暗いその部屋の壁は大小様々なキューブ状の突起で構成され、

いかにもプロジェクションマッピング(以下PM)をやりますという雰囲気がある。

ガイドの説明が終わるか、というところで、その壁にめこりと映像が浮き上がってきた。

これまでみてきたPMは、暗い中でキラキラしているものが大半だったため新鮮で期待が膨らんだ。

しかし、その先のストーリーは酷いものだった。

時代が遡っていく様が映し出され、古代世界へ。

描かれているのは人類宇宙への想い、的なもの。これが想像以上にチープだった。

確かに天空の星々は古代より人々ともにあった。

日を見て暦を定め季節に合わせて作物を作り、風や雲、星を読んで航海し占い神話も思い描いた。

そして科学が発展するとともに、様々な不思議科学的な数値や証明によって解き明かされていった。

だがここはミュージアムだ。

PMを初めて見るような人にとっては面白いだろうが、見慣れて来ている人も多い今、

このストーリーを展開して人々の満足が得られると本気で思ったのか大いに疑問だった。

人類における『はじまり』は地球ありきだろうが

宇宙にとっては地球なんてもの数多ある星のひとつに過ぎない。

人間矮小さを思い知らされるところから宇宙は深みが増していくはずなのに。

5分ほどの上映が終わっても我々は無言のまま。

次のシアター宙へ向かう列の最後の方に着いていく最中、連れにわざとらしく言った。

PMってすごいね!」

横浜みなとみらいオービィディズニーなど、あらゆる場所であらゆるPMを見てきた我々。

言葉を受け取った連れはその意図理解したらしく、

「そういう事だろうね」

と苦笑していた。

テンションだだ下がりのまま入った次のシアター宙は、ぽっかりと空いた穴を見下ろすような部屋。

今度こそ、と思ってみたが、これもまた同様に期待はずれだった。

宇宙の旅を模したものなのだろうが、2D映像リアリティも薄く、PCスクリーンセーバにありそうなもの

立ち位置によって上下がひっくり返って見えてしまうのも頂けない。

下がりまくってどうしようもないため、盛り上げてみるべくクイズに挑戦してみることにする。

だが、300円のガチャガチャに入っているクイズは、これまたチープな代物。

女性から男性プロポーズできる日』

『これもSFです』

てっきり「最も高温の星は何?」とかかと思っていただけに拍子抜けもいいところ。

結局解く気にならず、300円でカプセルに一緒に入っていたTeNQペンを買ったようなものだった。

他のコーナーは、

平面のボードパズルのパーツで惑星を作ってみよう!

あなた宇宙の何タイプ宇宙自分診断

宇宙モチーフにした有名な日本画などのギャラリーコーナー

中学文化祭でももうちょっとマシなものを作れそうだ。

唯一感心したのは、太陽系惑星衛星比較をテーブルで表現したコーナーくらいか。

美味しいものでも飲み食いしないとやってられない、と

帰り際ワインバーでやけ酒と言わんばかりにふたりで飲み、何がいけなかったのかを思いつくまま議論した。

TeNQは放り投げ過ぎたコンテンツなのだ

映画のようにただ見せるだけ見せるには時間が短い上ストーリー性も薄く、

博物館美術館のような説明はあれど、探して見つけなければいけないものが多い。

そしてそこにある情報も、PC検索してわかることが大半である

情報を取得しに行っているわけではない。

体験型、というからには、体験できることを期待している。

もっと言えばゲストがそのコンテンツ主人公になる事の出来るものが望ましい。

そういうものを実現していてわかりやすものディズニーだろう。

成人してからそれなりの年月を重ねた今でも十分楽しめる世界だと思う。


例えばこういうのはどうだろうか。

『はじまりの部屋』では、まずは現代風景を映す。

それを少しずつ時間を遡らせ、古代世界恐竜世界地球が出来たての頃、

太陽系がきちんと形成されていない頃、やがてひとつの小さな球体にそれらが詰め込まれて、

ビッグバンが起きてから我々がいる銀河が作られていく様子を映していく。

これだけでも宇宙スケールの壮大さが体感出来るだろう。

『シアター宙』で地球を見下ろす、というのなら、

ゲスト宇宙飛行士の一員にして宇宙船の中の様子、また、そこから見える宇宙の姿を投影したっていい。

キュリオシティになって火星を探索するのもいいだろう。

ボイジャーになって太陽系の外へ飛び出す旅も悪くない。

大掛かりかもしれないが、シアター全体を実際に揺らしてみたり、風を吹かせてみることだって可能ではないか。



1800円の入場料は、映画一本と同等だ。

ぜひそれに見合う内容に今後していって欲しいものである

2014-07-24

http://anond.hatelabo.jp/20140724214531

「拾ってやったんだから暴言を吐いても文句言うな」的な心情の矮小さが丸出しでナイス

2014-07-09

なんだか最近書くことに飢えている。何かを書きたい欲求に駆られている。書きたい内容があるわけではない。伝えたい言葉があるわけではない。ただ、ただ書きたい。

はてなブログは書いている。だけどそれはちょっと違うんだ。書きたい内容がないとブログは書きにくい。はじめたときには他社ブログをメインに書いていたこともあり、その使い分けの意味もあって今までいっちょ噛みばかりしてきたブログなので、書くべきものがないと書きにくい。どうしても日記のようなものを書くことが躊躇われた。これまで数十投稿しかない、軽く荒れたときを除けば一日二桁のアクセスしかない矮小ブログなので、そんなこと気にすることもないのに。そんなこと誰も気にしない、というかそもそも誰も気付きやしないのに、そんなことはわかっていても、ちっぽけな自尊心がそれを邪魔する。かつてはメインで使っていた他社ブログも今は訳あって閉じてしまったので、この陳述欲求をどこにも吐き出せずにむずむずしている自分がいた。

でもわかっている。たぶん本当は書きたいんじゃない。本当は誰かと話がしたいんだと思う。それが今の職場では、私の交友関係では叶わない。連絡を取り合っている友人もいないし、愚痴をこぼせる仲間もいない。もちろん家に帰っても誰もいない。話す相手がいない。だからその代替として文字を書き綴りたいだけだと思う。そう、対面でもテキストでも、同じコミュニケーションなんだ。コミュニケーションに飢えている。それが対面では叶わないから、文字に託しているだけなんだ。決してテキストの方が上手だなんてことはないけど、他に頼れる人がいないから

違う。私はそんな淋しいアピールをしたいんじゃない。誰かの同情を引きたいんじゃない。どうせこんな文章になってしまうことはわかってたから、だからブログには書きたくなかったんだ。こんなメンヘラーが書いたような文章は残したくなかいから、古いブログは消したんだ。それなのにまた同じことを繰り返している。それでも書かずにいられない私がいる。

2014-05-12

http://anond.hatelabo.jp/20140512102031

単に上に立って言うこと聞かせたいだけ、という矮小人間性が漫画キャラみたいでウケる

2014-05-11

艦これ』1年目で感じた5つの問題点

◆0,艦これについて

艦これ』が一部界隈で話題になり始めた直後にプレイし始め、継続プレイ約1年ちかく。

小規模ゲームであるにも関わらず、すさまじい数のプレイヤーが遊ぶ人気ゲームとなり、

小規模な運営も火の車状態でなんとか回している・・・という現状。

また、ゲーム内容についてもその辺のすぐに「いいから金を出せ!」という化けの皮が剥がれるゲームに比べれば

はるかによく出来ていると思う(実際私も2000円で入渠ドックを2つだけと、関連グッズ、公式書籍等何点か購入しただけで1年近く遊べている)。

しかし、元々「さっさとたたむつもりだった」(白書インタビューより)からか、1周年を迎えた『艦これ』は

いちプレイヤーから見ても「やや雲行きが怪しくなってきた」と感じる。

以下はあくまで私がいちプレイヤーとしてプレイしていて感じた点であり、

決して『艦これ』自体のアンチである萌えミリアレルギーというわけではない。

しろ、好きだからこそ気になる5つの点である

◆1,プレイヤーの強さの頭打ち

艦娘の強さに関しては、ゲーム開始時に規定された数値が継続して使用されている。

だいたいは元になった艦種ごとにスペックを算出し、基礎値+近代改修値(合成)が限界である

この数値はゲーム開始時に設けられたスペックを使い続けているものであり、新鋭艦でもそれほど大きくは変わらない。

それ自体はキャラゲーとして見れば許容範囲だろうが、この問題は以下で述べる2,3の問題点により構成されている。

要約すれば「新装備・レベルキャップ解放のないMMO状態」である

現状でプレイヤーが組める最強のパーティーは戦艦・空母編成であるが、その戦艦/空母編成を遥かに越えて敵だけが

インフレしすぎている、というような問題が発生しているためこの後はもう泥沼になる様しか想像できないのである(詳しくは3で述べる)。

キャラゲーとして「好きなキャラを強くする」にも、2の問題が引っかかり数ヶ月単位時間がかかるという延命仕様であり、

これからアニメ・グッズ展開などをかけていくにあたって「ゲーム自体が落ち目のMMOのような空気」を漂わせるというのが問題点だ。

また、平然とイベントなどで採用されるようになった「司令部レベルで敵の強さが変わるが、報酬は共通」という仕様も悪手で、

早々にプレイヤーが動かせるコマ頭打ちになってしまうので「一部の艦娘を入手し、育てたら後は司令部レベルを上げない」というのが

イベントを楽に攻略する手段だと言うのだからもはや笑うしかない状態である

そもそも司令部レベルが高くて何故敵が強くなるのか?何故報酬が同じなのか?一切設定や「リアリティ」では説明が付かないし、

艦娘の強さは司令部レベル20でも50でも80でも頭打ちですよ、という話だ。

◆2,「新装備」が入手できない

とにかく「新装備」が手に入らないことが、先に述べた艦娘の強さの頭打ちを更に強めている。

例えば「20.3cm(3号)連装砲」は重巡を少しでも強くしたいプレイヤーにとっては欲しい装備であるが、

この装備は現状手に入れる方法はA,ランキング上位報酬 B,三隈(改)の初期装備 C,利根/筑摩(改二)の初期装備 D,衣笠(改二)の初期装備 の4つだけである

Bは三隈を入手するというステップ自体が大型建造という全く割に合わないガチャを回すかドロップ堀り、

Cは勲章4つ(通常プレイでは2個/月でしか入手できない)、Dは非常に高いレベルまでの育成を必要とするため余程の根気が必要である

ではAはどうなのかというと、サーバーにもよるだろうが「ランキング上位者はありえない量の戦果を稼いでいる」のである

(参考までに述べておくと、横須賀サーバーではランキング1位は4月の集計時に6000近い戦果を稼いでいる)

これらのプレイヤーは24時間張り付いていたとしても手動では稼ぎ得ない戦果をたたき出し、その数値が他のプレイヤーからでも

参照できてしまうという状態、要するに「不正プレイが横行しているし、それをユーザーも確認できるが野放しにされている」という状況。

ほぼ現実的レア装備を入手しうる手段であるランキング上位報酬も、多くのユーザー不正プレイを使って優先的に取得している、という状況は

あまりにもまずい、というか普通のMMOなら大炎上不可避なレベル事態ではあるが、『艦これ』では常態化している。

まあ、これは良い。好きなゲームから太平洋よりも広い心で許すとしよう。

さて、このレアな装備を「先行」実装した時にははっきりと「将来的に他のプレイヤーも入手できます」と明言されているが、

上の例で挙げた3号砲が最初に配布されたのは2014年4月のランキング報酬である

つまり、1年以上の間「先行」配信を受け取る資格を得た上位ランキングプレイヤー以外はB,C,Dのうちいずれかで

膨大な手間をかけてやっと1つ入手可能なのである

これは他の装備(試作晴嵐)などでも同じで、ランキング入賞できないプレイヤーは入手機会は未だに「イベント」か関連艦娘の装備だけである

このような状況から、とにかく「自分の好きな艦娘を集め、一番良い装備をさせる」ことも非常に難しい。

元々『艦これ』が流行った要員に「キャラゲーとしての楽しみ」があるのは間違いないにも関わらず、

「好きなキャラを強くする」ことができる可能性が非常に狭められており、プレイしていてストレスに感じる。

◆3,ゲーム設計上の問題点

史実」という言葉がある。艦これに登場する艦娘過去WWⅡにおいて建造された艦をモデルとしており、関連した能力を持つ。

これは『艦これ』というゲーム大前提であり、敵とステージもそれをある程度共有しているのが世界観としての約束であった。

この「史実」をモデルとすることによる豊富バックボーンは多くのプレイヤーを惹きつけた要素となったわけだが、

残念なことに現在ではこの「史実」はプレイヤーを縛り付けるための方便だけに成り果てている。

主にプレイヤーと敵のパワーバランスの問題である

艦これ』では、プレイヤーが敵艦が跋扈する海域に突入し、連戦をくぐり抜け最終的にボスを倒す、というのが目的である

一度でもゲーム製作したことがある方にあっては態々言うまでもなくご存知のことと思うが、プレイヤーヘルス=敵のヘルスではない。

プレイヤーヘルス最後のリスポーンポイントからそこまで来るだけのバリューを持っており、リスポーン可能な敵のヘルスは軽い。

しかし、このゲームでは後半の海域差し掛かるに連れて「味方よりも高いヘルスを持った敵」が平然と出現するのである

艦これ』がアクションゲームでなんとかガードを決めればどんな攻撃でもダメージ0どころか反撃できるとか、

プレイヤーの卓越した作戦でうまく行動する前に叩き潰せる等の方法があればこの構造は「ボスモンスター」として問題はない。

プレイヤー艦娘たちの戦闘に干渉できるのは戦闘前の陣形決定ボタンを押すのみで、押した瞬間に勝敗は決するうえ、

味方の艦隊は敵陣の奥深くに切り込めば切り込むほど燃料・弾薬が減って不利になっていく。

そこで「何度も」味方のキャラクターよりも絶対的に強い敵が登場する、というマップ設計ゲーム制作素人どころの話ではない。

2-4などのようにボスとして配置するならまだわかる。

特にflagshipヲ級改・ル級改とレ級である

プレイヤーが使える艦娘実質的ヘルスキャップ値は100であるが、これら敵艦は平気で100を越えたヘルスを持つ。

更に道中で連戦・攻撃力も高い・避ける方法はなしとなればプレイヤーサイドでできる事は最早

「一番スペックの高い艦娘を並べて敵が攻撃を全部ミスすることを祈る」だけである

先に述べたようにはっきりいって『艦これ』のゲームとしての戦略性は下の下どころの話ではない。祈るだけである

いわば「味方を一切操作できないWizシリーズで何の対策もなしにクソ固いボーパルバニー連戦」状態だ。

その状態でいくら「強敵」を出現させられても、「高難易度やりがいがある」とはならずただ面倒なだけである

そもそも、長門の2倍のHPを持ち、加賀の2倍の艦載数を不自然に一箇所に割り振られ、軽巡以上の対潜能力を持った艦とは何なのか?

帝国海軍が戦っていた相手にビッグセブンはるかに越えたスペックを持つそのような化け物が居たということなのだろうか。

残念ながら筆者はWWⅡの時代艦船専門家ではないため、そのような存在がいたかどうかについては判断のしようがないのだが。

そして一方で、味方のステータス、装備はいつまでも「史実」に沿った数値のままで一向にパワーアップしない。

ケッコンカッコカリなどのシステムが追加こそされたものの、上がるステータス自体は微々たるもの

次々に追加される敵艦ははるかに強い・・・という状態。

一部『if改造』の入った大井北上は超パワーアップを遂げたという例を除けば「史実」は多くの艦娘にとって

実質的な「能力キャップ」として機能するだけのペナルティと化している。

戦艦で最強クラス大和武蔵が実装され、この「史実」をモデルにしている以上プレイヤーにはこれ以上強い戦艦は手に入らないのである

それこそ大和宇宙戦艦になったり武蔵ゲッターロボに乗るif改造でもなければ。

◆4,艦種の扱い

大艦巨砲主義

上述した難易度調整の結果、一部の艦以外の存在意義は非常にあやふやで、

周回して何度もボスドロップ等を入手しようというプレイヤーでなければ戦艦・正規空母以外を使う価値は非常に薄い。

そもそも強い強い敵と正面から殴りあうしか攻略が無いので、耐久と火力の高い艦以外は後半海域になると一気に出番がなくなる。

既存マップがほぼすべて「戦艦や正規空母を含む敵と連続で会敵し、戦う」という構造を取ってしまっているため、

駆逐・軽巡などは道中に潜水艦が居る場合でもなければ入れる価値が非常に薄い、ただ大破撤退を引き起こすキャラと化している。

その潜水艦に関しても後先考えない実装をしたせいで味方の潜水艦だけは一瞬で敵駆逐・軽巡に大破させられるキャラとなっており

(対潜水艦装備をしていない駆逐・軽巡でもどんどん「敵だけは」攻撃を当ててくる)、通常マップではかなり有用性が薄い。

実際に後半海域で出番が回ってくるのはごく一部の戦艦娘大鳳赤城加賀を除けば大井北上ぐらいのものである

一般的なMMOで「終盤MAPでジョブや装備が絞られる」というのはまだわかるが、『艦これ』のゲーム性はそこまで深くない。祈るだけだ。

艦これがウケた理由の一員である多種多様キャラクターたちは実質的に後半海域では20人以下まで絞りこまれ、

後は後述するハンデキャップマッチお荷物役にしかならないというのはキャラゲー部分にも影を落とす設計である

空母烈風ガン積みで制空権を取ったら戦艦だけが殴りあう。WWⅠどころか大航海時代レベルの海戦ゲームである

艦種縛り

2-4以降目につくようになるのが「艦種しばり」である

代表的な例としては、3-2をクリアするために必要な「駆逐艦縛り」などであるが、これらマップは「史実」をベースにしたと言われている。

(3-2、キス島はキスカ撤退作戦のもじりである

このキス島作戦の時点で駆逐艦を編成して突入しても普通に戦艦と遭遇し、ここをいかに中破で乗り切ってくれるか祈るだけ・・・というマップ構造になっている。

しかし、モデルになったと言われるキスカ撤退作戦では駆逐艦は敵艦には「遭遇していない」。

これを再現しろというのはさすがに無理だが、後々の艦首縛りマップでもだいたいの場合普通に敵主力とは会敵し、撃破する必要がある。

結局のところ、この「艦種しばり」も「史実」にかこつけたプレイヤー側への一方的なハンデキャップであり、

将棋で言えば飛車角落ち、ひどくすれば金銀桂香全落ち程度にまで行くというのが実情である

お荷物を抱えれば道中を通過しやすくなりますよ、というのが2-4以降での方針らしいが

自分の好きなキャラクターお荷物扱いされて気持ちの良い人がいるのだろうか?その辺りの考えが非常に浅い。

駆逐艦縛りや軽巡縛りにすることで事前工作活動を行い、主力攻略を有利に進められるようなシステムであれば良いものだが、

残念ながら現状の『艦これ』の戦闘は操作不能のボーパルバニー連戦モードだけである

また、重雷装巡洋艦は先手で敵の数を減らすまたは削れるというかなり強い特徴を与えられたのに対し、

航空巡洋艦は非常にその特徴が薄く、いつまでも劣化重巡のまま(そしてその重巡も戦艦の劣化版)である

申し訳程度に引き上げが入ったものの、早々に"if改造"が適用された雷巡とは違い劣化重巡、ひいては劣化戦艦という色が強く、

専用装備である水上機は2で述べたようにほぼ手に入れる手段が皆無ときている。更に言えば、弱い。

開幕の爆雷攻撃で落とせるのは精々低レベル雑魚駆逐のみであり、更に潜水艦がいれば無意味な攻撃を繰り返すという仕様で

どうもこのあたりから「開発方針を決定する人のお気に入りかそうでないか」という格差を感じるのである

どうも最近の新規マップを見る限り、開発方針は「ドラム缶でも運んでろ」という事らしいが。

このあたりの艦種縛りに使うために都合よく部分的に引用される「史実」と、

その史実から外れることができる・できないの基準が不明瞭極まる点がプレイしていて非常に不満点として持ち上がってくる、

というか2-4実装までとそれ以降で明らかに設計基準が違うことを感じるのである

特に後に実装されたものになればなるほど「史実」を使った理不尽プレイヤーいじめがひどく、

敵は好き放題パワーアップしていくという印象が強い。

5,運営アナウンス

0で述べたように艦これ運営オーバーキャパ状態で回している。大変だと思う。

いつも新規解放などに追われていて、大変そうにしている・・・それはわかる。

が、艦これ運営新実装に関するアナウンスはいい加減で、「かろうじて嘘はついていない」レベルのものが多い。

2で述べた「先行配信」で1年以上、勲章実装時の「持っていたらいいことがあるかも・・・?」から後出し設計図

新装備実装の「~するといいことがあるかも?」というような物言い

元々『艦これ』自体がかなりマスクデータの多いゲームで、プレイヤーは解析でもしない限り情報を与えられないが

(事実として公式轟沈の発生する条件も未だに伏せられているままである)、その中で公式物言い

ギリギリ嘘ではない」レベルアナウンス運営スタッフにさせる点はかなり不誠実な開発方針である

運営は大変そうだけど開発からアナウンスがあまりにも不誠実だよね」という点は間違いなく艦これ運営問題点だ。

なんとなく維持運営が大変そうなので心情的に同情してしまいがちだが、その影で開発からアナウンスに関しては

後出しイベント報酬を追加する、後出し勲章重要アイテムにする(うえにリアルタイム縛りにする)、

決して嘘は言っていないというレベルの適当な新装備の説明、先行実装(1年)という装備の出し渋り等、枚挙に暇が無いのである

twitter上だとアカウントひとつで巧妙に偽装されている上に、だいたいここらへんの不満を率先して

袋叩きにしにくる憲兵が居るので口が裂けても言えない話なのであるが。

◆まとめ

まとめると、2014年5月現在艦これアニメ化、グッズ展開、コミック展開等をかけていくに「これから」という時に

肝心のゲーム側の鍍金ボロボロと剥がれ、末期臭を漂わせながらキャラゲーとして楽しんでいる人にまで影を落としつつある。好きなキャラが使えないのだ。

コミカライズやこれから放送されるアニメ同人誌や関連グッズだけで『艦これ』に触れる人は良いかもしれない。

だが、その一方でゲーム本編ではどんなかわいいキャラ潜水艦退治かハンデキャップマッチ以外に仕事がなく、

そのキャラが気に入っても全く強くすることはできず、嘲笑うかのように敵は遥かに強いものが出現する。

強い強い深海棲艦に比べあまりに艦娘は貧弱で矮小無限にリスポーンする敵に対して一度死ねばロストという儚いもの

肝心のゲーム部分で「艦娘」というキャラクター価値を落とすようなことをしているのは非常に残念、というのが私の思いである。

プレイヤーがどんなにキャラクターに愛着を持っても、開発方針がそれをシステム

 徹底的に否定するようなアプデ・イベントを繰り返すのはやめてほしい」、ただそれだけの話だ。

2014-05-03

http://anond.hatelabo.jp/20140503162130

自分は珠などではなく瓦なのだ。珠に憧れる矮小な瓦であるのに、肥大した自尊心を持て余している。それをぶち壊したいのだが、臆病でそれが出来ぬ。

2014-03-14

http://anond.hatelabo.jp/20140314002425

気には障ってないけど、チミという存在矮小で可哀相だから同情差し上げ申したまで

2014-02-28

http://anond.hatelabo.jp/20140228111856

イケハヤコウモリは全くの別人種だとは思うが、まあ態度が共通しているってのはわかる。常に言い訳をチラつかせて人と接する態度だよな。

「僕はバカだって自覚してますよ~。ほら、バカだって自称してるじゃないですか。だからあなたからバカって指摘されても平気ですよ~」。というあの雰囲気

動画の冒頭に長々と説明文を表示して「嫌ならブラウザバック」とかぬかすあのマヌケさに似ている。



あいうふざけた態度をとり続ける限り彼らは他人から真面目に接してもらえないんだけどなぁ。

何故かああい矮小な卑下を、「礼儀」と捉えてるところがあるね、特にコウモリは。

2014-02-13

女性優遇を嘆く人への素朴な疑問

個人的に、女性専用車両痴漢撲滅に対する有用性には、議論の余地があると思う。

映画館レディースデー実施館に対し、メンズデー実施館が極端に少ないのも事実だと思う。

仕事に関しての男尊女卑はいまもまだひどいものだとは思うし、それまで否定する人は無知だなァとは思うが、

それとはまったく別に生活の中のちょっとした「女性優遇」に対して、

違和感や怒りを覚えてしまうのは人間としてごく普通感覚だろうな、と思える。

ネット上には女性に対する怨嗟の声は溢れかえっている。

女性専用車両にのりこんで乗客を論破したり、彼女や奥さんに議論を吹っ掛けて論破した話は

最近減った気がするが、一時期はずいぶんたくさん見た。

それにしても彼らはどうして、それをきちんと公的に訴えないのかが疑問である

たとえばJR鉄道各社に対して抗議文を発表する、女性専用車両導入による経済的損失を論じる、

映画館メンズデー導入によるメリットを訴える。そうやって、それを「大元企業と」議論しているという件についてはとんと聞かない。

少なくとも、「身近な女性をやりこめた」話よりずっと矮小しか扱われていない。

たとえば家の中のルールちょっとした職場ルールを変えたいだけならば身近な女性攻撃対象になるのも分かるが、

企業行政が実行しているルールについて、エンドユーザーしかない女性を攻撃したところで

うっぷん晴らし以上の意味があるとは思えない。

ネット上でしばしば散見される論調として、

日本を滅ぼす「女性優遇」とやらを「フェミ」という恐ろしい団体が勝ち取ったのだというが、

それはやはり「フェミ」が大元企業体制と戦ったからではないのだろうか。

女性の抑圧された権利」に敏感なフェミ層は戦い「女性優遇」を勝ち得たというのに、

ではなぜ「男性の抑圧されている権利」に敏感な層は、企業体制に向かわず身近な女性をやりこめてばかりなのだろう?

…も、もしかして男性の抑圧された権利に敏感な男なんていなくてただ女がむかつくってだけの釣り記事なんじゃ…!!!

2014-01-25

DV周り」続き

 

元記事「DV周りがえらいことになっているのを知ってましたかhttp://anond.hatelabo.jp/20140124153514 に、たくさんの反応ありがとう

賛否ともに感謝します。

 

見出し『〜知ってましたか』のとおり、あまり知られてない情報から何かを汲み取っていただけるひとが一人でもいたら良いと思って書いたものなので、ホッテントリにまでしていただけただけでありがたいです。

 

元増田として伝えたかったことは、次の4点です。

・『配偶者から暴力被害者保護に関する証明書』を取れば、DV加害者から身を隠したい被害者にとって欠かすことのできない手続きが可能になる、という知識の普及。

・この『証明』が簡単に出されること(本当の被害者にはとても大切なことです)を逆手に取り、父子引き剥がしのツールとして悪用する輩が実在するという情報提供

悪用する輩に利用された冤罪被害者に、他のほとんどの行政手続きに準備されている「異議申立て」などの救済方法がまったく準備されていないという情報提供

悪用する輩はそれに加えて児童扶養手当生活保護不正受給も実行しているという情報提供

 

問題提起方向性としては、

DV被害者が救済される手続きは今のまま出来る限り残した上で、DV冤罪・父子引き剥がし被害者の発生を抑制し発生後の救済がなされる制度や、諸手当の不正受給を減らす方法についてもっと検討されるべきではないか

ということでした。

 

 

さて、と。

トラックバックツイッターでのご指摘に、順にお返事します。

 

http://anond.hatelabo.jp/20140124153514

生活保護も同様に、養育費を受け取っている銀行口座福祉事務所の目から隠すだけだ。

ダウト養育費を受け取っている口座って受給者の口座だろ?どんな怠慢な福祉事務所だって申請する時に受給者の口座は全部調査する。

第三者の口座に養育費を振りこませる?そんなことしてバレたら生活保護受給停止だよ。

結局、女性バッシング生活保護バッシングしたいだけだろ増田

うん、ダウトだと「普通は」思いますよね。でも、「普通」じゃない情報から書いています

受給者の口座は全部調査する「ことになっている」が、現実には全部の調査がなされておらず、自己申告に任されている。そこにつけ込んで悪事企図する輩がいるのです。

「何事にも不正企図する奴っているよね」くらいじゃ納得してもらえないだろうから、別の資料を提示しましょう。

下記のリンクは、内閣府主催の「ゼロから考える少子化対策PT」会合で、シングルマザー支援団体が提出した資料です。

http://www8.cao.go.jp/shoushi/13zero-pro/k_6/pdf/s6.pdf

シングルマザー生活実態を一番熟知している人が、「養育費自己申告はほとんどされていない」と言っています

第三者の口座に養育費を振り込ませる手口はときどきある(事情で出所は明示できない。すまん)ので、養育費を支払う側は注意が必要ですね。

最後の行の指摘については、冒頭で書いたとおりです。「バッシング」というとすれば、「冤罪への無策」と「不正」をバッシングしているだけです。

 

http://anond.hatelabo.jp/20140124153514

そのやり方で、大勢母子が救われているのなら、 是非国民に周知徹底して欲しい。

まったくそのとおり同意します。

もちろんその一方で、既に発生している・今後も発生し続けるであろう冤罪被害者を救う方法必要ですね。

 

http://anond.hatelabo.jp/20140124170613

元増田だけど、男のDV被害者とかがいないとは思わないし、男女関係なく守られるべきだと思ってるよ。

現時点では圧倒的に女性が多いのは確か。

まず、あなた元増田じゃないですよね。

(ひょっとして苗字がもとますださんで実名を名乗っておられるだけだったとしたら、ごめんなさい。)

 

でも良いサンプルを出してくださいました。

 

「現時点で圧倒的に女性が多い」のは「確か」などでありません。

2010年度の横浜市配偶者から暴力に関する調査及び被害実態調査」によると、DVの被害経験(「何度もあった」「1、2度あった」の合計)は女性が全体の43%、男性は42%と、ほぼ同率でした。

http://www.city.yokohama.lg.jp/shimin/danjo/chousa/20dvchousa/dvchousa.pdf

「何度もあった」だけを比較すると女性16.9%・男性11.0%と女性のほうが多いのですが、それでも「圧倒的」とは到底いえません。

別の調査結果(内閣府「男女間における暴力に関する調査」(平成 23年度調査))では、「何度もあった」「1、2度あった」の合計は女性が全体の32.9%、男性は18.3%でした。

http://www.gender.go.jp/e-vaw/data/dv_dataH2507.pdf

これも「圧倒的」というかどうか微妙です。

しろ問題は、

その程度の差し現実には無いにもかかわらず、「圧倒的に女性の被害のほうが多い」と思い込んでいる人が多数いること

と、

電話や来所による相談件数が圧倒的に男女で違うこと

にあります

平成24年度の「配偶者暴力相談支援センターにおける配偶者から暴力関係する相談件数等の結果について」(内閣府)はこちらです。

http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/violence_research/pdf/2012soudan.pdf

相談総数 89,490件中、女性 88,425件、男性 1,065件。

さきほど見ていただいた横浜市内閣府実態調査にある男女比との違いを考えると、いま必要施策男性被害者数の矮小認識是正男性から相談窓口の強化ではないでしょうか。

 

相談したあとについても

男性から相談ときだけはなぜか証拠を要求するなどしてなかなか『証明書』を出してもらえないという話

男性がさんざん配偶者から暴力を振るわれ堪りかねて相談してみたら配偶者が先に「相談」に来ていて『証明書』獲得済みだったため相談自体受け付けてもらえなかった話

などさまざまな要改善点がありますが、長くなるので今回は触れません。

 

http://anond.hatelabo.jp/20140124153514

全然カンタンな話じゃないし、親権剥奪されるほどどうしようもない旦那が多いからそうなんでしょ。

しかったら冤罪証明するしかいね女性は今迄の不遇の歴史から這い上がってきた。男も頑張ってそうしたらいいんじゃない

ただでさえ父親の責任は軽く見られてんだから、こうなるのも当然な流れだと思うけどね。

責任も軽く、産む辛さも知らず、親権もほしいだの、美味しいところだけほしいなんて虫が良すぎんだろ。どこまで甘えたら気が済むんだよ。

こういう方法を取る人はそうしないと生きられないような人が殆どじゃないかな。

第一ごくごく一部の例を拡大して全体みたいに言うのって、頭悪いよ。

いろんな方が既に返答しておられるから元増田からはもういいかな。

ふたつだけ言っておくと

・『悔しかったら冤罪証明するしかいね』というのは、頭がいい悪い以前の言葉だと思いますよ。

・「ごくごく一部の例を拡大して全体みたいに言うのって、頭悪いよ」元増田記事はもともとごく一部の例を語っています元増田の記事の中に、すべてが冤罪であるかのように書いている部分があればご指摘ください。

 

 

続いて、ツイッターから

 

https://twitter.com/tarupachi/status/426859806704402432

この件に限ったことではないが、「この制度で助かっている人が多いのだから冤罪を簡単に作れることは仕方が無い。」 というコメントが意外と多くて目を疑う。自衛してもどうしようもないリスク冤罪

こちらは、たるはち ‏@tarupachi さんのツイート。まったくそのとおり元増田も感じました。怖ろしいことです。

 

https://twitter.com/suna_kago/status/426722487900979200

それは悲惨かつ緊急性のある事例が多かったからだろうな、と思う。本当の被害者には絶対に必要な措置もある。とはいえ、なんらかの改善必要なのも事実かな……。

籠原ナヲ‏ @suna_kago さんのツイート。まったく同感です。

 

https://twitter.com/tailwisdom/status/426709520132239360

 DV被害者というのは一般に立場が弱いため、それを保護する法律DV被害者に有利につくられているというのは原則して納得できる。その原則は維持したまま、悪用を防ぐシステムがあると良いなぁ。

tailwisdom ‏@tailwisdom さん。同感です。

 

https://twitter.com/mongrelP/status/426697809752895488

よく考えたらDVは逆の可能性もあるのに「婦人相談所」…\そもそも女性弁護士相談に行けないから婦人相談所」があるわけで男性で該当する物が無いのはどういうことなんじゃろ /

mongrelP@もんぐれ提督 ‏@mongrelP さん。ありがとうございます元増田の説明不足でした。

実は「婦人相談所」も、男性からDV相談を受け付けています。(ならば名称を変えればいいのにね。)

また、前出の「配偶者暴力相談支援センター」も男性から相談を受け付けています

配偶者暴力相談支援センター機能を果たす施設一覧』(内閣府

http://www.gender.go.jp/e-vaw/soudankikan/pdf/center.pdf

前述のとおり男女にほとんどDV被害数の差はないのですから、当然といえば当然です。

ただ、個別に見ていくと、受付時間が男女で違っていたり(「女性から毎日8時間電話対応+来所受付予約不要男性から相談は週2回各2時間+来所受付は要事前予約」など)します。

また、元増田は何箇所か電話してみて、「男性から相談」受付時間電話が繋がらなかったり、男性カウンセラーがいなかったり、男性からのは相談として受け付けない・件数にもカウントしない(Why?)といった反応を確認しました。大幅な改善必要と思われます

 

※「婦人相談所」についてご指摘があったので追記。現在法律上正式名称は「婦人相談所」です(根拠法は売春防止法)。婦人の語が差別的という指摘で多くの相談所は名称を「女性相談所」などに変更していますhttp://www.gender.go.jp/e-vaw/advice/advice03list.html )が、男性から相談やすさの意味では何も変わっていません。「名称を変えればいいのにね」はその点を指摘しています

2014-01-15

http://anond.hatelabo.jp/20140114151838

よく知らないことを偉そうに上から目線で語るからこういうことになるんだなw

上から目線で勝った気分になれて,たとえ間違っていても匿名から恥ずかしくないという訳だ.

現実自分矮小でも大きくなった気分になれて,いいねえw

ステップ必要後者のほうが効率が悪いのは明らかで、

明らかじゃないよね.

2013-11-30

なろう小説でよくあるクソ描写

神様タメ口

なろう小説だと異世界もの定番でその過程でよく神様が登場するんだが

神様から見て卑小矮小存在である人が神様に向かって偉そうにタメ口きいて

神様敬語で話してるの見てるとすごくイライラするというかなんというか

例えば小説の中で人がアリ踏み潰したとして

アリ「お前俺を踏んづけたなどないしてくれんねん!」

人「ごめんなさい、許してください」

アリ「いや許さない、なんかよこせ」

かいう展開になったらアリにイライラするだろ?

しかもそういう話がランキング上位にいっつも食い込んでるから余計イライラする

2013-11-05

http://anond.hatelabo.jp/20131105173008

全くだ。

基本、ビジネス恋愛は「やって後悔する」と、最悪の場合前科がつきかねない。

やって後悔した方がマシだ! なんてのは、よほど矮小な出来事を指すのだろう。

良い大人は慎重に行動を選択すべきだ。

2013-10-01

いかにしてFF14新生エオルゼアの熱が冷めたか

発売前にはβテストからテストプレイ全てに参加し、サービス開始初日からプレイを続けたもの

無料期間が終わり、1ヶ月分の課金をしたがあまりINするモチベーションのない、実質引退状態のプレイヤーになってしまった。

簡単に言うと、今後課金を続けるほどの継続的な面白さを見出だせなくなっているということなのだが、もうちょっと詳しく自己分析も含めて書いてみようと思う。

ID存在

FF14は序盤からインストーリーに、複数人とのパーティープレイ必須インスタンスダンジョン(以下ID)と、同じく複数人必須ボスとのバトルコンテンツがある。

どのくらいの比率かというと、レベル17までのプレイは初回で約10時間程度、そこからストーリーをすすめるには、IDを3つクリアしないといけない。その後1、2時間程度のプレイボスとのバトルコンテンツがある。これでPTプレイは数えて4つ。

それが終わると、その後10時間程度レベル上げをした後にIDクリアを命ぜられる。その後同様に10時間程度するとまたしてもIDクリアを命ぜられる。

なにかとパーティプレイ必須IDで進展に蓋をしているのが現状だ。

●中核を担うバトルシステムから波及する問題

上記PTプレイにはセオリーというもの存在する。TANKと呼ばれるHPと防御力の高い職が先頭を走り、立ちふさがる敵の注意を集め、敵視を維持しながらDPS職が殴り、HEALERが主に攻撃を受けているTANKを回復する。

さて、初めて攻略するIDおいて、一番敷居の高い職はなんだろうと考えたところ、圧倒的にTANK職だろう。

常にダンジョンの先頭を走るために、内部構造をある程度把握していないといけない。危険な範囲攻撃や大きな被害を被る攻撃を繰り出す敵を最初に倒すべく、考えて敵を釣らなければいけない。

明らかに責任が重い。

たまたま斧術士というTANK職でプレイしていた俺は、それが煩わしくてしょうがなかった。面倒である

現在、斧術士を戦士(よりTANKとしての特性に特化した職)へランクアップ(といっても過言ではないだろう)し、レベルは31(現在は最高50レベル)になったが、道中のトトラクの千獄と呼ばれるIDクリアしていない。

これから先、まだ幾つものIDボスがあるのは知っている。そして、ダンジョンボスギミック加速度的に難易度が上がることも、TANKへの他プレイヤーの要求が上がることも聞いている。

そして、それらのPTプレイを終え、メインストーリーをクリアした後に待っているものは、装備を更新するためのIDボスバトルだ。

PTプレイを推奨しながら、ライトプレイングを提唱するその基板には、ある程度快適なPT編成システムがあるからだろう。

コンテンツファインダー(以下CF)という、PTプレイ必要コンテンツ自分を登録しておくことで、申請者の中からサーバーの壁を超えて勝手PTを集めて組み立ててくれるシステムだ。

非常に便利な半面、この一期一会システムが、「質の悪いプレイヤー」と接する機会を激増させている。

終われば、あるいは自分から切断すればその後散り散りになるため、後先を考慮する必要がないと捉えた上記の「質が悪いプレイヤー」を抑制することが出来ない。コンテンツの難易度が上がれば比例的に数が増えると聞いている。

「聞いているだけで実際はそうではない」という話は、実際は事実かどうかは関係なく、その話で躊躇するプレイヤーゲームから遠ざけてしまうという事が間違いなくある事が大事である。俺だ。

コンテンツボリュームと、快適な移動が生み出す矮小世界

βテストの時点では、レベル20キャップ最初パーティプレイチュートリアルとして3つのIDと1つのボスバトルがあるという話であった。

これを終えれば、まだ自由にコンテンツを楽しむことが出来ると思っていたが、実はコンテンツは、そのメインストーリーと各職業レベルが5上がるごとに受けられるジョブクエスト、mob狩りとfateと呼ばれるフィールドに突発的に発生するクエスト、ギャザラーと呼ばれる職業によるアイテム集め、それらを加工する生産であるラフターでの生産。これだけだった。

これだけ見て、多いと感じるだろうか?少ないと感じるだろうか?

インストーリーは置いておくとして、ジョブクエストは、クリアするとその時のレベル適正装備やスキルがもらえるお使いクエストだ。

mob狩りやfateレベル上げでしか無い。

ギャザラーのアイテム採取は、フィールド採取ポイントを往復しながらボタンを連打したあげく、数時間をかけて入手したアイテムガンガン相場が下がっている。

ラフターは一部先行者が儲けを独占し、後続は投げ売り価値暴落させる。そもそもクラフターが作るアイテムの中で、戦闘職用の装備はIDの宝箱から出るもののほうが性能が良いため、二束三文。非戦闘職用のものを売れるならまだいいが、消費するものではないためそれも頭打ちになる。

では回復薬ステータスアップにつながる料理などはというと、基本的に必要とされておらず価値がつかない。

(ここらへんのバランステスト時にもさんざん言われてきたが、そういうゲーム構造なので現状ではどうしようもないだろう)

レベル上げとIDを何度もクリアして装備を集める事とメインストーリーしかやることがなかった。多様性が全くなかったのだ。

レベルはとても上がりやすい。今の俺のレベル30位なら、2日効率よくやれば到達できるだろう。クエストはお使いモノがたくさんあるし、各地のfateをやるだけでどんどん上がる。IDへ入り浸っているならなおさらだ

からこそ、ある程度普通にやるだけでエンドコンテンツへ簡単にたどり着いてしまう。そこに待っているのは高難易度で面倒なPTプレイしか」無い。

自分で知らない場所へ赴き、SCをとるだけでも楽しいものであるが、この世界の住人はとかく足が速い。

プレイヤー最初からファストトラベルで、常人の足でありながら高速に動く。レベルが少し上がり、初心者を脱した時には自分専用の騎乗動物マイチョコボ」が与えられ、いつでもどこでも呼び出して乗ることが出来る。

このため、一見広そうな世界でも、とにかく狭い。足の速さはプレイヤーの快適さにも直結する部分だが、一方で世界観の構築にはあまり寄与しない。

世界の広さに関しては、今後のVUで確実に改善する部分だが、初期段階で今の全世界の倍は用意して欲しいと思った。


現在フリーカンパニーと呼ばれる集団にも加入し、一応のコミュニティには属しているわけだが、どうにも上記の要素を感じてしまって未来を感じない。

新生エオルゼアには本当にものすごく期待していたのだが、(FF11も、旧14もプレイ済み)どうやらこのままフェードアウトしそうだ。

文句を言っているのではない。ただ、残念である

2013-09-12

http://anond.hatelabo.jp/20130912162327

いやそういう矮小理系文系論争はしてないんだが…。

日本理系は(俺を含め)実際レベルいからあんま偉そうなこと言える立場じゃないよ。

全員が平均的に今の5倍くらいは勉強しないとダメなんじゃないかな。

2013-08-25

見物人です

また同じような投稿するけど、位相空間論持ってくるあたり言葉かいにうるさい矮小なはてナー精神にじみ出まくりだよね

単に他人を馬鹿にしたいがために、ちょーーーーこまかーーーーい揚げ足取り。大した蛙になりそうだよね。

ほんとくだらねーわもっと楽しい喧嘩見せてよ

2013-07-20

http://anond.hatelabo.jp/20130720175234

言葉って伝わらないね特に文章だけだと、余計伝わらないね

その伝わらないことを楽しんだり、ムキになったりするのが、

この「はてな匿名ダイアリー」か。

別にあんたが「さん」付けしようがしまいが勝手だが、


うそう、「さん」付けしようがしまいが勝手な話なのです。

から、その「さん」付けしないひとを見聞きして、

私がどう思うのも勝手なのです。

世間一般的には「伊集院」って呼ぶのが当たり前だと思うがな。

もともとの話は、「世間一般的」っていう話ではなく、

伊集院光さんのラジオの聴取者であること」から出発しています

世間一般的に、伊集院さんのラジオを聞くことが当たり前なら

あなたがいうことは的を射ています

ちなみに、いち視聴者の人が「伊集院」と呼ぼうが、いっこうに構いません。

安倍首相のことすら、安倍、と呼んでも誰もそれほど文句言わないだろ。

「それほど文句言わない」というのが、どの程度が分かりません。

「お友達になれない」や「お近づきになりたくない」がそれほどを指すのでしょうか。

「それほど文句」言うというのは、私としては罵詈雑言の類だと思っていました。

伊集院よりは、ん?って思う人居るかもしれないけど。

私は安倍首相安倍と言える人に対して、「「ん?」って思う人」なんだと思います

安倍首相に否定的であれ、憎悪感情を持っているのであれ、

一国の主席宰相を格下に見て、平然と言ってのける人を見ると眉をひそめます

ただの視聴者に対しては、そこまで思いませんが、

聴取者であるならば、私の中では話が違うのです。

そんな「選民意識」に浸るというのも、ラジオの魅力のひとつだと思うのですが。

で、別にそれだけのことで友達になれない、ってんなら別にそれはこちらから願い下げなわけ。

友達になれない」をそのように解するのであれば、そのままでかまいません。

はっきり言ってそれは"その程度"のことだ。

その「その程度のこと」が私の中で、多分に感じ入るところがあるということです。

言い直すと、

伊集院さんのことを格下である尊敬敬愛が欠如している)とみなしている。

・「さん」付けなどの「名付け」の効果を理解していない。

この2点に関しては、言えるのではないでしょうか。

そして、この2点を私が人を見るとき重要観点として見ているのだと思います

要するにそんな押し付け、ソウカと同じレベルだよ、ってこと。

「押しつけ」ているのであれば、

「「さん」付けで呼べ!」と語気を荒げたり、口汚く罵ったりしていると思うのですが。

「押しつけ」ということの認識についても、隔たりがあるのかもしれませんね。

何をもって、「ソウカと同じレベルだよ」と言っているのかうまく伝わってこないので、

その辺りに関する自分の思いを書きます

さきのエントリーの例示で「創価学会」を出したのは、

私の伊集院さんに対する思いが、思想信条にかかわる心の根っこにあるからです。

その意味で、創価学会の人が思う「池田大作という人物に対する思い入れ」に近いと感じ、

例示に使いました。

まさか、ないとは思いますが、

創価学会の人であれば、どんなに口汚く罵っても許される」

なんていう矮小な思いのもと「ソウカと同じレベルだよ」

って使ったのではないですよね?

2013-05-21

乙武氏の「イタリアン入店拒否について」を添削する

http://ototake.com/mail/307/

これじゃあ駄目だろ。

中学の頃、あだ名赤ペン先生だった俺様が、アンチを味方にする文章術とやらを教えてやるぜ。

イタリアン入店拒否について

 軽率だった。自分でも、冷静さを欠いた行為だったと思う。では、なぜ僕はあのときこのときあのばしょで、店名

を挙げるという、多くの方からお叱りを受けるような愚挙に至ったのか。ここに記しておきたい。

その前に、ぼくのことは「五体不満足」に書かれているからよく読むように。550万部を売ったベストセラーだ。

1,680円×550万部×0.1で、印税にして9億2,400万円を手にした名著さ。

え、凄いって?君の生涯獲得賃金よりちょっと高いぐらいさ、HAHAHA。

 19時過ぎ、一週間ほど前に予約していた店に到着した。奥にエレベーターが見えたが、ビルの入口に三段ほどの段差があり、

車いすではビルに入ることさえできない。しかも、エレベーター店舗のある2階には止まらないようだった。

僕の使用する電動車いすは100000gの重量があるため、こういう場合歩道に“路駐”して、僕の体だけ店内に向かうしかない。

さすがのぼくでも、幽体離脱して精神だけ向かうことはできないからね、HAHAHA。


 お恥ずかしい話だが、自分で店を予約する際、あまりバリアフリー状況を下調べしたことがない。

さらに、店舗に対して、こちらが車いすであることを伝えたことも記憶にない。

それは、とくにポリシーがあってそうしているわけではなく、これまで困ったことがなかったのだ。

ぼくレベルになると、いわゆる顔パスってやつさ。HAHAHA、大したことないよ。



 普段は、金で雇った事務所男性スタッフが店まで送迎してくれることが多い。だから、たとえ段差だらけの店であっても座席まで抱えてくれる。

スタッフが不在の場合でも、友人たちが代わりに抱えてくれる。また、店のスタッフが抱えてくださることも少なくない。

いざとなれば、僕は自力で階段をのぼることもできるので、デニムを履いている日などは自分で上がっていってしまうこともある。

ワイルドだろぅ~?

 だが、この日はすべてタイミングが悪かった。事務所スタッフ仕事の都合で来れず、

当日同行していたのは、ひさしぶりに会う約束をしていた巨乳

身長15,000mm台の彼女が、僕を抱えて2階まで上がることはまず不可能だ。そんなことしたら彼女おっぱいに顔をうずめちゃうじゃないか、HAHAHA。

自力で歩いていこうかとも思ったが、あいにくこの日は仕事の都合でアルマーニスーツを着ていた。10mほど先の階段まで歩き、

さらにそこから尻を擦るようにして階段上り下りをすれば、アルマーニスーツは泥まみれになるだろうし、下手すれば破れてしまうかもしれない。

 もちろん、すべてこちらの事情なのだが、ここまで悪条件が重なってしまうと、どうしてもお店のスタッフにお手伝わせるしかない。

僕は路上で待機し、巨乳けがお店に向かい、様子を聞いてきてくれることとなった。

 店内は、僕らが想像していた以上にこじんまりとした造りだったようだ。食べログレビューをちゃんと読んでおけば良かった。

スタッフは、店主と思しきシェフキッチンを一人で切り盛りし、もうひとりの大柄な男性スタッフホール担当していたという。

土曜日の夜ということもあり、店はずいぶん繁盛していたようで、おふたりとも忙しく立ち働かれていたという。

ま、ぼくなら顔パスでいけるだろうと思ったのが、砂糖の分量を間違えたショートケーキのように甘かった。

巨乳ホールスタッフ男性にこちらの事情を伝え、階下で待つ僕の体だけを店内まで抱えてもらうことができないかと頼んでくれた。

彼は「いまは手が離せないので難しいけれど、手が空き次第、迎えに行きます」と言ってくださったそうだ。

その言葉に安堵した巨乳は、そのことを伝えるため、路上で待つ僕のところに戻ってきてくれた。

しかし、60分マイナス50分ほどお待ちしていてもスタッフが来られなかったため、巨乳がもう一度、様子をうかがいに店まで行ってくれた。

しばらくして彼女存在に気づいたホールスタッフ男性が、「ようやくひと段落したので」と階下に向かってくださろうとした。

そのとき、店主がキッチンから出てきて、巨乳にこう伝えたのだそうだ。

車いすお客様は、事前にご連絡いただかないと対応できません。すいま千円」

「あ、でも、車いすは置きっぱなしで、大作家先生の体を抱えていただくだけでいいんですけど」

無駄無駄無駄無駄無駄ァァァ!!!!」

 おそらく、店主は「ひとりの客を抱えるためにスタッフが数分でも不在になると、せっかく作った料理が最高のタイミング提供できなくなる恐れがある。そうなれば、ほかのお客様にご迷惑アフォー!!!」ということが言いたかったのかもしれない。

だが、彼の表情や言葉のチョイスはそうしたニュアンスを伝えられなかったようで、巨乳はひどくショックを受けてしまったようだ。


車いすの人が来たら、迷惑ってことですか?」

「そういうわけじゃ……とにかく、うちは店も狭いですし、対応できま千円」

 僕はその場にいたわけではないので、どこまで彼らのやりとりを忠実に再現できているかはわからない。

だが、とにかく巨乳は店主の言葉や態度から「排除されているし、帰れやボケ」という感覚を強く受けたという。



 巨乳ならではの感性かもしれない。このやりとりに傷ついた巨乳は、泣きながら階段を駆けおりてきた。泣きながら階段を駆けおりてきたって、

ドラマかよwwwwww。さて、僕は予期せぬ出来事に目をパンダのように白黒させていたが、話を聞くうち、ひさしぶりに会った巨乳が、僕のせいでこれだけ悲しい思いをしてしまったことに、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいになった。男としてはこのまま引くわけにはいかねぇ。

チョメチョメしてぇwwwww。



 ふたりでその場に口笛を吹きながらたたずんでいると、40代くらいの屈強で筋肉隆々の店主が階段下りてこられた。

僕の姿を確認すると、一瞬ギョッ(魚)としたようだったが、すぐに気を取り直し、僕に向かってこう口にした。


エレベーターが2階には止まらないって、ホームページにも書いてあるんですけどねェェェェ、無駄無駄無駄ァァァ!!!!」


「ああ、そうでしたか。僕、今回は『匿名ダイアリー』を見てお電話したので……」


「何を見たかは知りませんけど、予約の時点で車いすって言っとくのが常識じゃないですか?オラ、わくわくすっぞ!」

 キョトン(巨根じゃないYO)としてしまった。僕は、いまなぜこの人にケンカを売られているのだろう? 

いや、もしかしたら彼にはケンカを売っているつもりなどないのかもしれない。

でも、それはどう考えても初対面の相手に放つべ言葉ではないと思うし、あきらかにケンカを吹っかけているようにしか思えない口ぶりだった。



「そうですよね。事前にお知らせもせず、失礼しました」

 この状況でも、こんなセリフが素直に口をついて出てくる大人に、僕はなりたい。

でも、僕はなれなかった。愚かなことに、そのケンカ調の言い草に、ケンカ調で返してしまったのだ。

それは、僕の僕による僕のための巨乳を泣かせるような対応をしたことに対する憤りもあったかもしれない。

「いや、それが常識なのか、僕にはわからないです。そもそも、僕はこれまで一度もそんなことをせずとも外食を楽しんできましたし」


「いや、常識でしょォォォォォォォォォ、ウオッホオオオジャオアオガモファオウmixi潰れろホウガウオウ」


 他人を小馬鹿にしたような笑みを浮かべる店主に、ますます僕は頭に血がのぼってしまった。


「じゃあ、それが本当に常識なのか、広く世に問うてみましょうよ。」


「ええ、どうぞ、銅像。ぷぎゃー。」


 もう、この頃になると、僕は激昂状態だった。こんなに冷静さを失ったのは、いったい何年ぶりだろう。

昨日、足の小指をぶつけて以来かもしれない。

あ、足の小指なかった(こんな時に冗談を言えるぼくって、Coolだと思わないか?)


 このあと、二言三言四言五言六言七言やりとりがあったかと思うが、残念ながら記憶が定かではない。

だが、店主が最後に言った言葉だけは絶対に忘れない。


「これがうちのスタイルなんで(ジョジョ立ち)」

 その言葉はとても冷たく、これ以上のコミュニケーションを拒むひとことだった。扉を、閉ざされた思いがした。この時点で、僕は完全に思考停止となってしまった。とりあえず、開けゴマ~。


 彼はTwitterで、「うちのスタイルだなんて言ってない」と否定しているが、なぜそんなウソをつくのか。

もしくは、記憶から抜け落ちてしまったのか。だけど、僕は絶対に忘れない。絶対に負けらない戦いがここにある、日本日本

ついさっき、巨乳ならではの感性かも――と書いたが、けっしてそんなことはない。僕

もいま、この瞬間、はっきりと彼によって排除されたような腹立たしさと情けなさとを感じとった。仮に彼にその意図がなかったとしても、彼の態度は、言葉は、表情は、残念ながら僕らふたりに、整形したのかよってぐらいの二重のようにくっきりとそのような印象を与えた。


 ネット上の声を見るかぎり、僕は「店側に抱えてもらえなかったことに逆ギレした」となっている。でも、それはまったくの誤解だ。

それは、偏差値の低い人間から、誤解しているだけだ。早稲田以上の学歴なら誤解するわけがいからだ。


 これまで何とかなってきたことで必要性を感じていなかったとはいえ、事前に連絡をしていればスムーズにご案内いただけたかもしれない。これは、僕の矮小な落ち度。だから、お店の状況によっては対応が難しく、結果的に入店が難しいと言われても、「じゃあ、またの機会にお願いします」と笑顔でその店を後にすることができる。僕にだって、それくらいの理性と常識はアルジャーノンに花束札束を。


 相手が、理性と常識あるコミュニケーションを図ってくださるなら。


 ここだけは誤解されたくないので、繰り返させてほしい。僕はいきなり訪れた店で無理難題を吹っかけて、それが受け入れられなかったか逆ギレしたのではない。客とか、店主とか、そんな関係性を抜きにして、はなから相手を小馬鹿にしたような、見下したような、あの態度が許せなかったのだ。彼の本意がどこにあるにせよ、こちらにそう受け取らせるコミュニケーションに、僕は深く傷つき、腹を立ててしまったのだ。チンコは勃ってないぞ。

 僕はあのお店の料理に惹かれ、ひさしぶりに会う巨乳との会食を楽しみに、お店へと向かった。でも、そんなワクワク感もぺしゃんこになってしまった。わずかでもいい。「何かできることはないか」「どうにか店の料理を味わってもらうことはできないか」――そんな心意気が少しでも感じられたなら、結果的に入店がかなわなくとも、僕は気持ちよくその店をあとにすることができたと思うのだ。だが、彼の態度から、そうした心はまるで感じられなかった。僕らは、刺々しい扉のまえで門前払いをされたような、とてもさみしい気持ちになってしまった。開けゴマ~。

 そんな思いが、店名を公開するという安直行為に結びついたことには、深く恥じ入るしかない。「こんなひどい対応をされた」と、普段から応援してくださっているみなさんに泣きつきたかったのだ。愚痴たかったのだ。そうでもしなければ、とてもやりきれなかったのだ。っていうか、ぶっちゃけ

潰したかったんだよね。アリを踏むゾウのように。俺様を敵に回したことを後悔サセテヤリタカタンダヨォォォォ!!!!

当日夜のTwitterでは、店名を公開した理由として「僕のように、こんな悲しい、人間としての尊厳を傷つけられるような車いすユーザーが一人でも減るように」と書いたが、その思いにウソはない。だが、あの日の僕は、あきらかに正常な判断能力を失っていたことも、あわせて告白しなければならない。

 僕が公開したことによって店側に抗議の電話などが行き、業務に支障などきたしていたら、…ぼくの計算通りだ。僕がみずから蒔いた種だ、みなさんには絶対にそうした行為は行わないでほしいの反対の反対の反対。


 もし、僕があのとき冷静さを保っていられたなら、店名を伏せて、「じつは、こんなことがあったのですが」という形で報告できていたなら、それは「飲食店バリアフリーを問う」といったテーマで広くみなさんに議論していただくことが可能だったかもしれない。それが、ひとえに僕の未熟さにより、その機会をつくれなかったこと、猛省しています。っていうか、ぶっ潰したカッタンダヨォォォォ。


 もしかしたら、あの店主も、ただ不器用で、人づきあいがうまくないだけなのかもしれない。もしそうだとしたら、もう一度、あの店に行って、カウンター席にすわって、「シェフ、この料理おいしいですね」なんて会話を交わしながら、舌鼓を打てたらいい。そこでふたり写真を取って、Twitterでアップでもしたら、今回の幕引きとしては美しいのかもしれない。

 でも、ダメだった。あの日の夜のことを思うと、どうしてもそうした気分になれないのだ。そんな未熟な自分が、いまはただ腹立たしい。まだまだ、僕は人間が小さいのだと痛感させられる。9億を越える印税を手にしたぼくでもこんなに小さいのだ。君たちはもっと小さいはず、HAHAHA。

 今回の件で僕に対して批判的なみなさんが、このブログを読んで考えを変えてくださるとは思っていません。でも、ウソをついてまで、何かを偽ってまで釈明しようという気にはどうしてもなれませんでした。ここまで書いたことが、あの夜に思ったことすべて。これ以上でも、以下でもありません。


巨乳の前で恥をかかされたから、ぼくの力をもってぶっ潰したカッタンダヨォォォォ。

 長文を最後までお読みいただき、心から感謝感激雨嵐します。

 P.S.でも、やっぱり、店主がお許しくださるのなら、いつの日か再訪してみたいな。だって、お店の料理、本当においしそうだったから、HAHAHA。

そんじゃーね

2013-05-09

女性女性手帳国家から産む機械扱いされて尊厳を傷付けられているように、

男もATMとしての能力社会から品定めされて、低能力人間尊厳を傷付けられています

女性尊厳が蒙る傷に比べれば傷と呼ぶのもおこがましい卑小で矮小な残骸でしかないだろうけれど。

2013-04-07

http://anond.hatelabo.jp/20130407205754

増田は想定してない。

この先増田が好きになる女の子同性愛者やバイセクシュアルでない保証がどこにある?そんな相手とは付き合わないか大丈夫? なるほど増田は「同性愛キモいw」と言う女とのみ付き合い、結婚するわけか。

なら、結婚して、子どもができたとして、その子同性愛者にならない保証がどこにある?

増田か、増田結婚相手の兄弟姉妹の誰かが、あるいは両親のどちらかが、実は同性愛者かバイセクシュアルであったとしたらどうする?

自分人生の中の、大切にしたい人間、大切にしなければならない人間、切り捨てようにも切り捨てられない人間が、同性愛者やバイセクシュアルであったとしたとき、「同性愛者認めろってのは、オレの人権を踏みにじるっていうのと変わらないわ-」と書いた、自分の記事を、増田はどう思うんだろうね? 増田矮小人権意識では想像のつかないことが、世の中にはいろいろあるんだよ。

自分の中の「偏見」と向き合わずに生きてると、そのせいで、人生の中で大切なものを失う選択をすることがある。これは、事故天災にあった全ての被害者と、よく似た問題なのな。つまり「運悪く、それが自分には縁のない話だと思って、ただ遠ざけ、そして油断していた」。

2013-01-22

桜宮高校体罰事件となんで体罰いけないかとか自主性とか

大阪市桜宮高校体罰事件が毎日伝えられている。生徒はキャプテンになってから毎日しかられ、体罰を受けて参っていたという。教師は体罰を辞めます、といった数日後の練習試合でまた生徒を殴り、キャプテンを辞めるならBチーム、やめないなら殴ってもええんやな、といったという。

ネットでは頭がおかしい、とか、クズだとかさんざん言われている。

でも、それは違うんじゃないか、という気が私にはする。あんまり整理できてなくてちょっとわかりづらいかもしれないけど、私の体験を書いてみる。参考になるかもしれないので。



私は中高6年間バレーボール部にいた。

今でも小さいがそのときも小さかったので中学ではずっと補欠だった。

最後試合に出してもらったが、ミスをして交代となった。そのとき顧問先生が何を思ったのか「出すのはおまえでなくてもよかったんだ」とつぶやいた。今でもどういう意味かわからないが、そんなこというなら高校でがっつりレギュラーになってやる、と高校でバレー部に入ることにした。

バレーはそこそこ好きだったが、そんなに上昇志向もなかった。体格も素質もなかったし、全国大会に行きたいとか、ましてやプロになりたいとかは全く思ってなかった。ただ中学先生にいわれたことが悔しかったので見返したい。すごく単純な動機だった。

高校で入ったバレー部は体育大卒若い先生顧問で、熱心に指導していた。都立高校にしてはかなり厳しい練習をしていたし、実際わりといいとこまでいっていた。

都立は今でもそうだと思うけど、運動部顧問は誰もがいやがった。ただでさえ大変な教職のほかの事務仕事をやらねばならず、その上に時間、体力、気力を使う運動部顧問なんてみんなヤッテランナカッタのだった。

その先生指導最中アキレス腱を切ったことがあるという。それも2回も。それを押してやってくれてるのだから感謝しないといけないよね、みたいな空気が生徒の中にはあった。

同時にそれはそこまでしてくれてるのだから、言うこと聞かないと悪いよね、期待に応えないと申し訳ないよね、みたいなものでもあった。

練習は厳しかったし、時々平手打ちもされた。

夜の7時、8時までやっていた。家に帰ると疲れて何もできない。食事をしながら寝てしまったこともある。

いやだったしきつかったのだが、「その辺のお遊びの運動部と私らはひと味ちがうのよフフフ」みたいな訳の分からないプライドみたいなものが部の中にはあって、苦しいのを耐えれば耐えるほど偉いのだ、みたいなところはあった。(でないとヤッテラレナイところはあった)

ある日私に集中してサーブ指導をされた日があった。

私には変な癖があったらしくて(自分ではわからない)、それを矯正するためにやらされたのだがなかなかうまくできなかった。

「手を下から出すように」

自分ではその通りやってるつもりだったが何回やっても違うといわれる。先輩後輩あわせチーム中が注目してるし、自分が練習を中断しているというプレッシャーもあった。違う違うといわれ続け、もうなんにもわからなくなってアンダーサーブをした。

「俺はおまえに手を下から出せとはいったがアンダーサーブしろなんて言ってないぞ」

じゃあどうしろっつうんだよ、と思ったがさすがにそれは言えなかった。

厳しい練習はぜんぜん私の精神を鍛えることにはならなかった。先生に本音で質問することさえ出来なかったのだった。かといって自分で考えろ、というのは、その状態ではなおさら無理だった。それ以来、前から苦手だったサーブはまったく嫌いになった。


こう書くとがちがちの管理教育だったように見えるかもしれない。がしかし、先生としては自主性を持った選手になってほしかったようだった。

生徒がやる気がない態度を見せると、先生はたびたびボールを投げ出して帰っていくという振りをした。

「俺がやりたくてやってるわけじゃない。おまえたちがやりたいって言うからやってるんだ。おまえたちがやる気がないならやめる」というポーズだった。

それを追っていって、

「お願いします!」

と生徒全員で頭を下げるのがいつもの習慣だった。

「楽しくやりたいだけならそれでいいんだ。それならそういう風にやるから。でも本気でやりたいならそういう風にする」ともよく言われた。

生徒が望むなら、やりたいという気持ちがあるなら一緒にやりたい。そういう選手になってほしい、という気持ちの先生だった。

しか私たちはそれほど大人ではなかった。

追っていったのは「先生がいなくなると困る」という気持ちだったし、見捨てられるのが怖い、とも思っていた。先生に見捨てられればその時点でダメダメなやる気のない私たち、という烙印を押されてしまうからだ。

そういう状態になりたくないという気持ちだけで「お願いします!」と毎日言いに言った。こうなるともはや意味のないお約束儀式のようである

そもそも、本当に自主性のある生徒であれば、先生が帰ってしまっても自分たちで練習すりゃよかったのである。でも自分たちで、これをやりたい!というもの私たちにはあんまりなかった。ただ日々の練習を修行のようにこなしていく。先のことは考えられなかった。ただ今の苦しさを耐え抜くことだけだった。ぶっちゃけ、自主性もへったくれもなかった。受け身で、受け身で、過ごしてきた。まじめでミスをしなければ、ボールが飛んでくることも、たたかれることもなかったから。



今回のことがあって、「私、バレーって好きだったかなあ」と思い返した。確かに好きではあった。レシーブがきれいにあがるとうれしい。難しいボールを拾えるとうれしい。トスをきれいに上げられればうれしい。アタックを気持ちよく打てるとうれしい。

で、ここまで考えてはたと気づいた。

全部個人技だったのだ。

バレーという団体競技をやってながら、私はチームプレイ楽しいと思った記憶がない。

団体競技をずっとやってきたのだから自分では協調性がある、他人と一緒にプレイするのが好きなのだと思いこんでいたがいやいや完全なヲタクじゃないか自分で呆れて笑った。

でも。

コンビネーションプレイをうまくこなしたり相手と競う楽しさ、ゲームを運ぶ楽しさ、みたいなものは、たぶんバレーという競技にはあるのだと思う。

私にはそう感じる余裕はなかった。

日々の練習をこなすだけで精一杯だった。

日々の練習が修行のようになり、それをクリアすること自体が目的となってしまっていて、ほかのことは考えられなかった。もっとこういうことをしたいとか、こうなると楽しいとか、そんなことは全く頭になかった。

私に関して言えば、試合に勝つことさえどうでもよかった。試合は義務であり「ミスをしない」ことが第一目的であって、結果はあとでついてくるという感覚があった。

もったいなかったな、と自分でも思う。



今回の事件、まだ情報があまり公開されていない。

顧問との関係チームメイトとの関係もわかっていない。

体罰がどの程度だったかも証言が食い違う。

が。もし私の先生であれば、たぶんこういう意味の発言だったかと思う。

キャプテンを辞めるということは第一線で活動するのは無理です、ということなので、楽しくやりたいだけならBチームでやればいい。でももし、第一線で活動する意志があるなら厳しい指導もするし、体罰もある。自主性をもって立ち向かってほしい。覚悟がほしい」

先生はよく「意地を見せろ」と言っていた。

苦しくてもやりたいことならやりぬけ、ということだったのだと思う。

でも。

人間って、そんなに強くないのだ。

いくら好きであっても苦しい練習を続けさせられればそれ自体が目的となって、自分スキルを伸ばすとか、何かに挑戦するとか言う余裕はなくなってくる。「好き」と言う気持ちはしぼむ。ただ「早く終わってくれればいい」になる。

まじめにやっていれば、受け身でもそれなりのスキルや体力は身に付くから、やる気がなくても勝ててしまう。

そういうのもありかもしれない。

でも、そういうのって、長く続かないのだ。

負荷が強くなっていけば、「義務」だけではきつくなる。「やらされてる」感が強くなり、「何で自分だけ」という気持ちが大きくなっていく。

そこが限界であって、そこを越えると、つぶれる

ぱあんと破裂する。

悪いことに、「我慢」にたけた人間限界点を越えても我慢するので、傷はより深くなる。

「我慢」はいらない。「やりたい」が一番。それがないと頑張れない。力が出ない。

体罰は、私にはあんまり意味がなかった。

試合で役に立ったことは皆無だった。もちろん「訓練」として体に染み着いてるので体は無意識のうちに動く。だから勝てる。でもそれがうれしいとはあんまり思えなかった。苦しいときにそれを思い出して頑張れる、ということもなかった。

うまくなってうれしい、自分の力を出し切った、というよりは、3年間耐え抜いた、という方が実感として正しい。



最後試合、私は初めて結果を出した。苦手だったサーブでなぜか連続ポイントを上げたのだった。ストレートと、対角線上に打てばポイントをとりやすいというセオリーを単純に実行したら相手がミスってくれた。不思議なことに、そこに私の中学先生来賓として招かれていた。その場で結果を出せた。

それで気がすんでしまった。

まだ引退までには期間があったが、3年でもあったし、さっさと部をやめてしまった。

今思うと、「先生を見返したい」という意地だけでやっていたのだと思う。だからそれが達せられたらもういいのだった。

それはそれで初志貫徹といえるかもしれないけど、我ながら矮小目的のために時間エネルギーを使ってしまったなあ、と今は思う。

一応一つのことをやりきったのだし、「辞め癖」がつかなくてよかったんじゃないの、という人もいるかもしれない。でも、ポジティブ意味での達成感はなかった。やっと終われる!という解放感だけだった。

私は3年間を無駄にした。今思い返して、素直にそう思う。



今回の事件、生徒は義務とか責任感とか期待とかでぐるぐるになって「好き」という気持ち、自分がこうなりたい、という気持ちはもうぜんぜんなくなっていたのではないかと思う。

そういう状態になると人間は惨めだ。そういう身に暴力は堪える。

悪意とか、支配欲とか、そういうことは教師にはなかったとは思う。葬儀の席で親御さんに指摘されてすぐさま謝ったことを見ても悪人ではない。普通の人だ。

ほかの生徒も先生かばっている。道を教えるのでも、ちゃんとついていってあげないとだめだぞ、と、普段の振る舞いを教えてくれた、と感謝する子供もいる。礼儀を教えてくれた、という子供もいる。かといって、べったり先生の側に立って、生徒の死を悼んでいないわけではない。校門に「キャプテンに捧ぐ」と幼い字で書かれたメモを添えた花束があった。

進路とか戦績とか、お互い保身はあったかもしれないが、生徒への愛情はあったと思う。でなければほとんど毎日、家庭まで巻き込んできつい指導はできない。

が。だからこそ逆らえない。情で縛られるところはある、と思う。



部活を辞めてから高校生活は、それはそれは楽しかった。

好きだった勉強一生懸命できた。それについての専門書を読む時間もできた。その延長で大学に行って好きな研究もできた。早くやめてりゃよかったと今でも思う。

部活の影響は、今でも残っている。

負荷を耐えることは得意だ。が、ぎりぎりまで我慢するから限界を超えるとその負荷の影響を二倍三倍にも受けてしまう。

好きなことをしていてもなぜか途中からつらくなる。義務になる。理由はよくわからないが、たぶん何か「厳しくなくてはホンモノではない」という意識があって、「楽しむ」ということをどこかで軽蔑していたり、その結果思い切り楽しむことができなくなったりするんじゃないかと思う。あるいは自分のやることに自信が持ちきれなくて、先生のような絶対者の評価がほしくなったり、反対に他人の評価で自信を失ったり。

先生については、慕っていたかと言われれば、うーん、お世話になったので大変大変申し訳ないのだけど、ちょっと苦手だったような気がする。

先生はいつも「スポーツマンらしく」、礼儀正しくしろと言っていた。

「力」や「技術」に偏りがちなスポーツで、礼儀とか人のことを考えるとかは、重要なことだ。人としてたいせつなことを教えていただいたと思う。

が、それはなんというか、自主的にやる、と言うより、訓練のようなものだった。やらなければ怒られるし、手が飛んでくるような気がしていた。

私は先生の前でかなり礼儀正しく振舞っていたが、それはかなりの部分「演技」だったような気がする。「それが(先生に言われた)正しい振舞だから」やっていたのであって、「やりたいから」やっていたわけではない、と思う。

そういう「型」ではめられた振舞を厳しく求められたので、本音で接することはできなかった。本音で話せないので、自分の克服すべき問題を一緒に考えてもらうとかは考えられなかった。

いま先生について思うことは、「なんかうまくいかなかったね」「お互い失敗しちゃったね」という感じだ。

自分意志で動く選手になってもらいたい、という先生意図は分かっていたけど、少なくとも私に関してはもう疲れちゃっていた。自分能力を伸ばすという気力はとうにつきていた。ただ自分目的があったし、期待を裏切るのも悪いので3年間続けてしまった。

一回休んでいれば気力が回復することはあったのかな、と思うが、狭い学校生活の中で、一回レールをはずれるというのはなかなかできないことでもあった。

こういうの、「罪悪感を持たせて逆らえないようにする」「カルトだ」という人もいるかもしれないけど、それは日々の人間関係のすごく曖昧な線上にある。その渦中にいるとなかなかわからない。善意と、思いやりと、慕わしさと、依存心と、打算と、不満と、夢と、絶望と、責任感と、プレッシャーと、見栄と、もういろんなものがある。

単純じゃないし、それを理解せずに顧問をアクマ扱いしても問題は現場の教師にずっと残されると思う。



部活やその中での体罰を体験した人のことばがあんまりなかったので書いてみた。体罰がなされて、愛情ある指導がされて、生徒たちも先生を受容している環境で、それでもどうして体罰よくないかっていうのを、説明してみたかった。増田に書いたのは、何となく増田っぽかったので。

ひとつ。今顧問先生をたたく人はすごく多いけど、今たたいても無駄だと思う。

葬儀の席で土下座したとあったけど、彼の頭の中はどうしよう、どうしよう、すみませんすみません、で、意味なく(そう、意味なく)ぐるぐるしてて、冷静に反省するどころじゃないと思うから

責め殺したいならそれでもいいけど、たぶんそれじゃ自分のしたことが過不足なく理解されることはないと思う。そんな中じゃ何が問題かわからない。

同じことを経験させないとわからんだろ、ということもあるだろうけど、同じ経験だったら自殺まで行ってしまうだろと。

そんなのは見たくないし、なんの意味もない。

2013-01-16

悪口言ってた奴への態度豹変ワロタ

それまでつるんでた奴と不仲になったとたん、悪口言ってた奴への態度豹変して一生懸命媚びてる奴クソワロタwwww

しかも前に不満タラタラ言ってた方針を「仕事はこうやって進めていかないといけない(キリッ」てドヤ顔して言い張っててwwwwうけるwwwww

実に矮小で、実に哀れだな。

お前が今までずっと言ってきた事は、自分を売り込むためなら平気で売り飛ばせるような軽いものだったか

言ってることが全部上っ面を舐めてるようにしか見えなくなったわ。

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