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はてなキーワード: 盛るとは

2020-08-14

コロナって空襲みたいだよな

なんて思ったりした。終戦記念日前だから思うってわけでもないけど。

各種産業ゆっくりと衰退に向かう日本が一縷の望みをかけたインバウンド中心の観光産業を、軒並み焼き払っていく空襲みたいだなって。

そんな空襲を前に国民戦時体制よろしく「欲しがりませんワクチンができるまでは」ってやってるし。その頃にはほとんどの産業が死に絶えてるんだろうけど。

何かが音を立てて焼け落ちるのって、たぶん綺麗な光景なんだよな。パチパチって音が花火みたいでさ。

誰もどうにもできないんだと思う。いつか来た道じゃないけど、各国はブロック経済に向かい、やがてどこかで戦争が起きるんだろう。病気死ぬか、戦争死ぬか。それでも僕らは「欲しがりませんワクチンができるまでは」をやるしかないんだろう。

70年前もどうにもできなかったんだし、たぶん今回もどうにもならないまま、廃墟になるまで続けるしかないんだろう。

そんな感じで、熱中症になりそうでもマスクをして、燃え盛る街を見ている。

2020-08-13

俺が中国人だったらもうキレてる

冷やし中華

中華人民共和国中華思想とともにあり、常に繁栄の一途を辿っている。

その道は絶えずして、いる地点はもとの場所にあらず。

そんな我が国朝貢もせず、勝手に冷やすなど言語道断である

燃え盛る炎のごとく発展を続ける我が中華人民共和国に対する無礼嫉妬であり、

尖閣諸島はやはり我が国領土になったほうが島も幸せである

2020-08-05

anond:20200805100012

男女の権力勾配を考えろ

そもそも女にはデートドラッグ盛るとかできないからな

セックスは男がやる気にならない(勃たない)とできないが、女にはやる気がなくてもできる(レイプなのだが)

この差は絶大だから単純な置き換えはできない

2020-08-03

anond:20200801023139

逆に男の立場からしても、地雷になるような人はそんなにいなかったと思う。

かに会ってみたらなんか違うなって感じなって、

明か気乗りしてないのが態度でわかる人もいたけどそれは仕方のないことだし、

からってコミュニケーション拒否とかそういうのはなくちゃんと場を取り繕うことはしてた。

まぁ写真と違うなってのは当然あるんだけど、

自分が一番いいと思っている写真を使うのは当然だと思うし

(顔ばれしたくないのかアプリ盛るのはNGだと思うけど)

実際写真詐欺だなって人もいないことはなかったけど、

ネットにあるようなエピソードは1回も遭わなかった。

2020-07-29

anond:20200728124116

「作中で他のヒロインが皆夢を叶えてるのに1人だけ夢を叶えられない不幸なヒロインにそんな発言をさせた!」

将来叶えるか今叶えてるかで意味合いは変わらんだろ。

「他ヒロインは将来達成するの明らか(文脈による推察)なのに、将来的にも達成出来ないか幸せになれないヒロイン(文脈による推察…あれこの作品そういう文脈の話だっけ?)にそんな発言させた!」

まず引用っぽくしてるのに自分解釈盛るのやめような。

前段を確定してないかのように言うのがまずおかしいから。問題解決したけど目標は達成できませんでしたなんて続編で描かれてから初めて言え。

後段は「唯一他ルートでは「幸せ」になる目標を達成できない」って幸せカギ括弧で括って意味限定してるとおりだけど。

この漫画において示された目標を達成できないって範囲意味での「幸せ」のこと言ってんの。

唯一「幸せ」になる目標を達成できないキャラ一般的意味での不幸ではないって言わせることに怒ってんの。

一般的意味での不幸にならないから、一人だけ「幸せ」になれないけど良いよねって描くことを無神経だって言ってんの。


後半は言ってること分かるし別に否定しないけどそういう話してなくてな。

「この子が一番幸せになるのはこの子と成幸が恋人になるルートです」って話を5人分描く作品で「失恋ときで不幸にさせるな」って欺瞞でしょ。

このルートあるいは他のルートでもうるかが不幸じゃないのはそらそうなんじゃねえの。

ただその不幸じゃないってのを否定してるのは読者じゃなくってパラレルやってる作者だよねって話してるだけで。

(そんなところに目を通すようなら人気投票結果発表センターカラーで大々的に誤植してんのスルーする訳ないでしょ。お前からしたらそれすら悪意に見えるかもしれないけど一般的感性してればそこで作家仕事範囲を推察できるもんなのよ。)

センターカラーは作者が描いた絵を入稿してから後付けで文字入れるんだから文字が合ってるかどうか見るタイミングないだろ?

解説編集が書いて内容にも関わるんだから作者も読むのが普通じゃねえの。


あと感謝されたから一応。

×乏しめる(とぼしめる?/ともしめる?)

貶める(おとしめる)

嫌ってるやつに指摘されたらムカついてもう忘れないだろうけど気をつけな。本読むときふりがなも読んだほうがええよ。

2020-07-25

anond:20200725030119

横だが、お前の負けだ

例外1つで論破されるような断言をしたほうが悪い

自説を大きく見せようと論を盛るアホこそAI排除するにふさわしい

2020-07-21

怖い夢を見たから聞いて欲しい。

現在入院である

先程夢見の悪い夢を見たので聞いて欲しい。


まず出だし。プーさんミッキーハイエナライオンキング)とインコが掛け合っている。

私はある旅館仕事用事があったのだが、旅館のすぐ手前が水没しており旅館に辿り着く事ができなかった。

奥の座敷から入るよう勧められたが、

「深いみたいなのでやめておきます」とUターンした。

その時ミッキープーハイエナインコに弄ばれていた。

ハイエナインコをおとり(?)にミッキープーがドジを踏んでるのを見て笑っていた。

ミッキーが何かを考え、腕時計インコに持たせる。ハイエナインコの持つ腕時計欲しさにインコに飛び付くようにして付いていき、インコは何処か遠くへと飛び去っていった。


私は何故かJRヘリを管理する所で働いていた。

ある飛行機無線が入る。

こちら◯番機、異常なし」

どうやら先ほどのインコを捜索してるらしい。

インコは受信可能範囲に飛び入ったのかその声に反応し

「◯バンキカックウチュウ」

と割り当てられた数字で応答した。

「なんだ!?今の声!」

パイロットが驚いてる所に私は「その無線に応答して!」とオペレート室から指示を出した。


私は駅にいた。

大きな線路3〜4あり、渡った先のホームにはコンビニもある。

何故か遮断機が駅のホーム内にしか無く、外からホームを行き来するには遮断機のない線路を渡る必要があった。

線路を渡った先の大きなコンビニで買い物をしているとふと

「ここは結婚式場だ」と思い、駅の姿は大きく変容した。


ここからは少し覚えていない。

駅で出会った女性と、青年と、結婚式場にいた。

僕は彼女結婚して、青年を設けた。その青年結婚式のようだった。

式には神前婚教会式などではない(座席の配置図的には教会式が近いかもしれない)。

相手親族はおらず、どうやら斜め前にいた車椅子に乗った男性相手のようだった。

「私」は僕から息子へと意識を乗り換え、

「生まれ変わっても僕は貴方の息子である事に変わりは無い」と僕に抱き付いた。

私は何故か祭壇のど真ん中の台車に横たわり祝いの歌を歌う。(覚えてないがメジャーな曲だった気がする)

それを車椅子の彼が笑って見守ってくれていた。

結婚式場は吹き抜けになっていて、空には先ほどのインコが飛んでいた。


「そのインコを捕まえて!」話が戻る。

私は仕事を中止させる訳にはいかなかったが、どうしてもそのインコを確保しなければならなかった。

パイロットに応答して誘導するよう伝えるが、電車の方で重大なミスがあり、大事故が発生したようだった。

ぺらりと一枚垂れ幕が下がる。

おみくじのようなデザインのそれには

学校の怪談 第◯話 ???????」

簡単言葉だったがはっきりと思い出せない。

背景は真っ黒で、「そういう演出だった」と言われれば納得するものだった。

おみくじ垂れ幕がちぎれて落ちると、瓦礫、人の山のような高い壁の間をグレーのぐちゃぐちゃなものが遠くから歩いてくる。

劇団イヌカレーみたいだったものは近寄るほど人型になりそれが少年だと気付いた。

燃え盛る火の手から逃げているようで、カメラ少年の正面から背後にシフトする。

歩き去って行く少年

どうやら夢の中の私が起こした重大事故の被害者のようだった。


病院から退院した私は、車の中でそういう番組を見ていた。

車を運転する父の窓の向こうに目玉を描いたカラス除けのような頭の妖怪が藁笠を被って佇んでいた。

「お父さん、お父さん、外、お父さん、お父さん、お父さん、」

何度父を呼んだかわからない。

私の異常に気付いた父が宥め、抱き締めてくれたのだが、その父の顔も目玉の模様になっていた。


ここで目が覚めた。

私がいまいるのは、何処なのだろうか。

2020-07-20

anond:20200720111301

女はすぐ最悪とか地獄とか話を盛るからどういう風に最悪なのか言ってもらわないとわからん

2020-07-12

解説:【B!】解放医療労働者 @cICPzrzue86P3A6 · 7月10日 今日千葉県内の病

”みんなツイート単体でブクマしてツリー読まないで言いたいこと言ってるだけなのさすがはてブって感じ”

わかってる人もわかってない人も、ツリー読んでる人も読んでない人も、ググる人もググらない人も、アベガーも安倍政権推し現状追認派)も含め、いろいろなコメントがついており、これぞ「ザ☆はてブ」って感じですね


赤字になるというのが判らない”

健康保険で払われているから支払いが安いだけで医療はやった分だけ支払われているものだと思っていた。やればやるほど赤になるのはどういう仕組みなんだ。”

”客減ったら給料減るのは当たり前で。公務員じゃないんだから

コロナ患者を受け入れるほど病院の売上が下がるんだから解決方法は「コロナ患者を受け入れない」だな。”

コロナ患者を受け入れない方が利得が高くなる設計はまずい。”

”前も思ったけど、コロナ患者を受け入れたら収支が悪化するというのは、病院が悪いわけではない。”

コロナ病院収益悪化するのはそもそもシステムとしてバグっている”

病院がきちんとした経営努力を重ねていたかどうかが大事努力していたのなら、病院から支援必要。多分ブルーインパルスではダメ。 ”



この辺の問題解説を試みますよ。




・” 生活保護医療無料をいいことに生活保護者を囲って利益をあげる病院経営。。。”

 これまずコロナ何にも関係ない。そういう病院複数あることは事実だけど、ごくわずか。

 試合相手に毒を盛る・銃を使うなどの反則をすれば勝てるのは自明だけど、そこまでプライドを捨てるスポーツマン/経営者は少ない。

 だけど、利益あげられるのは事実なんですよね。

 まず根本的な知識として知っておくべきなのは保険医療機関収入の大半はサービスを受ける人から払われるのではない、という原則です。

 風邪ひいたと思って受診したら3000円も取られた!というのは3000円しか払っていないので、残り7000円は別組織基金から支払われています。(3割負担場合

 慢性病で高い薬を処方されたり高い検査をされた場合自己負担も、基金からの支払いも比例して増えていきます

 ゆえに、高い薬はやめてください、という要求病院に向けられます。(健康保険組合からの「処方はジェネリックにしてもらえ」という通達はこれ)

 生活保護場合、0割負担なので10000円がすべて支払基金から払われます

 従って、どれだけ高い薬を出しても、どれだけ無駄検査をしても、病院への支払いは増えていきます医療ですからグレーゾーンがあります。ある検査を年に1回やるか6回やるかは医師判断です。

 誘惑に負けて限界を超え毒から皿まで食ったのが山本病院事件WIKIPEDIAに項目あり)です。


 しかし、0割負担でなくても、グレーゾーン範囲内であれば、かなり病院に有利で支払側に不利なことになります

 なぜなら、「情報の非対称性」があるからです。

 一種類の薬と二種類の薬、一種類の検査と二種類の検査、儲かる方を選ぶ動機医療機関側にはあります

 ズボンを買いに行ってジャケット帽子と靴も買えと言われたら断ることはそんなに難しくないでしょう。

 ですが、もっと薬が必要ですよ、もっと検査必要ですよ、もう一週間入院した方がいいですよと言われて、断れるでしょうか?



 ですから善意」だけではうまく動かないのです。そこで実行されているのが

(続く)

 

”儲けを出すなはおかしいだろ。儲けを確保したうえでしっかり現場還元しろ、ならわかるが。”

”概ね主張は理解するけど儲ける…というか一定利益追求はしないと労働者還元されないのではと思ったり”

” 最低限コロナ診療点数を特異的に上げないとだめだと思う。最悪コロナお断り医療機関だらけになる覚悟必要。”

” 難しいよなあ。経営だって無い袖は振れない。特殊事態なのだからコロナ受け入れ病院の勤務者には政府から手当を出すしか方法は無いんでないの。”

” 「儲ける」=正当な対価以上にがっぽり金が入ってくる こういう感覚で使う言葉だと思っているが、そうではない人の割合はどの程度だろうか。”

病院赤字なので、払いたくても払えない。病院が悪いのではなく、赤字補填しない、政府自治体が悪い。東京都は休業補償に 8500億円もばらまいたくせに、病院には出さない。政府GoTo 。ひどい悪政だ。”

コロナ治療には特例で診療報酬が加算されているけど、自粛によって非コロナ系の受診まで激減した分の減収まで対応が追いついていない。病院飲食宿泊風俗と比べても退出時の打撃がずっと大きいので補填すべきでは。”

診療報酬の仕組みだと、病院単体で見ると「分捕り合戦」でしかいからな。/まあ高齢者医療で膨らんだ分が「受診控え」で萎めばこうなる”





”前も思ったけど、コロナ患者を受け入れたら収支が悪化するというのは、病院が悪いわけではない。”

コロナ対策で通常の患者の通院間隔を開けたり色々したことで、医療を受けた人の数が減ったという面はあるよね。”

コロナ受け入れず、インフルなど患者が減って赤字税金で補助など絶対しないで欲しい。”

”客減ったら給料減るのは当たり前で。公務員じゃないんだから

クソデカ羅生門読書アシスト版(PC用)

ある日の超暮方(ほぼ夜)の事である。一人の下人が、クソデカ羅生門の完全な真下

 雨やみを気持ち悪いほどずっと待ちまくっていた。

馬鹿みたいに広い門の真下には、この大男のほかに全然誰もいない。ただ、所々丹塗の

 びっくりするくらい剥げた、信じられないほど大きな円柱に、象くらいある蟋蟀が一匹とまっている。

  クソデカ羅生門が、大河のように広い朱雀大路にある以上は、この狂った男のほかにも、激・雨やみをする巨大市女笠や

   爆裂揉烏帽子が、もう二三百人はありそうなものである。それが、この珍妙男のほかに全然誰もマジで全くいない。

何故かと云うと、この二三千年、京都には、超巨大地震とか破壊辻風とか最強大火事とか

 極限饑饉とか云うエグすぎる災が毎日つづいて起こった。そこでクソ広い洛中さびれ方は

  マジでもう一通りとかそういうレベルではない。旧記によると、クソデカ仏像文化財クラス仏具ものすごいパワーで打砕いて、

   その丹がベッチャベチャについたり、金銀の箔がもうイヤになっちゃうくらいついたりした木を、路ばたに親の仇のようにメチャメチャつみ重ねて、

    薪の料に売りまくっていたと云う事である。クソ治安がいいことで知られる洛中がその始末であるから

     正気を疑うレベルデカ羅生門の完全修理などは、元より誰も捨てて顧る者がマジで全然なかった。

      するとそのドン引きするくらい荒れ果てたのをよい事にして、クソヤバい狐狸がドンドン棲む。世界最強の盗人が6万人棲む。

  とうとうしまいには、マジで悲しくなっちゃうくらい全然取り手のないきったない死人を、この門へ猛ダッシュで持って来て、

   超スピードで棄てて行くと云う習慣さえ出来た。そこで、日の目が怖いくら全然まったく見えなくなると、誰でもメチャメチャ気味を悪るがって、

    この門の近所へはマジでビックリするくらい足ぶみをしない事になってしまったのである

その代りまた超凶悪な鴉がどこからか、億単位でたくさん集って来た。昼間見ると、

 その鴉が何万羽となく輪を描いて、クソ高い鴟尾のまわりを鼓膜破壊レベルの音量で啼きながら、

  亜音速で飛びまわっている。ことに門の上の空が、夕焼けで思わず目を疑うくらいあかくなる時には、

   それが胡麻えげつない量まいたようにはっきり見えた。鴉は、勿論、頭おかしいくらデカい門の上にメチャクチャ大量にある死人の肉を、

    気が狂ったように啄みに来るのである。――もっと今日は、刻限がハチャメチャに遅い(ほぼ夜)せいか

     マジで一羽も見えない。ただ、所々、ほぼ崩れかかった、そうしてその崩れ目にメチャメチャ長い草の森のごとくはえ倒したクソ長い石段の上に、鴉のえげつなく臭い糞が、

      点々と白くこびりついているのが見える。下人は七千万段ある石段の一番上の段に、

  洗いざらしてほぼ透明になった紺の襖の尻を据えて、右の頬に出来まくった、クッソ大きな面皰を気にしながら、

   メチャメチャぼんやり、とんでもない豪雨のふりしきるのを眺めていた。

作者はさっき、「下人が雨やみをメチャメチャ待っていた」と書いた。しかし、

 下人は激烈豪雨がやんでも、格別どうしようと云う当てはマジで全然ない。ふだんなら、

  勿論、クソ強い主人のえげつなくデカい家へ帰る可き筈である。所がその糞主人からは、四五日前に

   暇を出し倒された。前にも書いたように、当時ただでさえ最低最悪のゴミの掃き溜めである京都の町は一通りならず

    衰微しまくって本当に惨めな感じになっていた。今この最強にヤバい下人が、永年、犬のごとくこき使われていた主人から、暇を

     出されたのも、実はこの大衰微のクソしょぼい小さなさな余波にほかならない。だから

      「下人が雨やみをメチャメチャ待っていた」と云うよりも「クソヤバい豪雨にふりこめられた

  下人が、マジで全然行き所がなくて、超途方にくれていた」と云う方が、完全に適当である

   その上、今日の空模様も少からず、この平安朝のヤバい下人のUltimet-Sentimentalisme of the Godsに影響した。申の刻下りからふり出した大雨は、

    いまだに上るけしきが全然かけらもない。そこで、のちに剣聖と呼ばれる最強の下人は、何をおいても

     差当り明日の暮しをメチャメチャどうにかしようとして――云わば絶望的にどうにもならない

  事を、どうにかしようとして、悲しくなるくらいとりとめもない考えをたどりながら、

   さっきからアホみたいに広い朱雀大路にふる豪雨の音を、聞くともなく

    聞いていたのである

豪雨は、トチ狂ったクソデカさの羅生門をつつんで、メチャメチャ遠くから、ざあっと云う轟音をあつめて来る。

 夕闇は次第に空をびっくりするほど低くして、見上げると、超巨大門の超巨大屋根が、斜につき出した

  超巨大甍の先に、ドチャクソ重たくうす暗い雲を嫌になるくらい支えまくっている。

どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んでいる

 遑は本当にマジでまったくない。選んでいれば、築土の真下か、道ばたの土の真上で、超苦しい饑死を

  するばかりである。そうして、このガチ世界デカい門の上へ猛スピードで持って来て、

   きったない犬のように超速で棄てられてしまうばかりである

    選ばないとすれば――巨大下人の考えは、何度も寸分たりとも違わず完全に同じ道を低徊した揚句に、

     やっとこの局所へ逢着した。しかしこの「すれば」は、マジでいつまでたっても、

      結局「すれば」であった。クソザコ下人は、手段を選ばないという

  事をエグ肯定しながらも、この「すれば」のかたをつけるために、当然、

   その後に来る可き「世界最強の盗人になるよりほかに仕方がない」と云う事を、

    積極的肯定するだけの、莫大な勇気が出ずにいたのである

下人は、意味わからんくらいクソ大きな嚔をして、それから死ぬほど大儀そうに立上った。南極かってくらいに夕冷えの

 する世界最悪の罪の都京都は、もう火桶が8億個欲しいほどのガチえげつない寒さである暴風は信じられないほどデカい門の巨柱と

  巨柱との間を、クソヤバい濃さの夕闇と共にマジで全然遠慮なく、吹きぬけまくる。丹塗の超巨大柱に

   とまっていた象サイズの蟋蟀も、もうどこかへ行ってしまった。

下人は、頸を人間限界を超えてちぢめながら、山吹の汗袗に無理やり重ね倒した、紺の襖の肩を

 物理的にありえない動きで高くしてクソデカ門のまわりを見まわした。雨風の患のない、人目にかかる

  惧のない、一晩メチャメチャ楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも、クッソ長い夜を

   明かそうと思ったかである。すると、幸い超巨大門の上の宮殿並みにデカい楼へ上る、幅の

    バカ広い、これも丹をキチガイみたいに塗りたくった梯子が眼についた。上なら、人がいたに

     しても、どうせ臭くてきったない死人ばかりである。下人はそこで、腰にさげた巨大な聖柄の

      大太刀が鞘走らないように気をつけ倒しながら、藁草履はいた巨大な足を、

  そのバカかい梯子の一番下の段へ渾身の力でふみかけた。

それから、何百分かの後である。クソデカ羅生門の楼の上へ出る、幅のアホみたいに広い

 梯子の中段に、一人の巨大な男が、猫のように身をちぢめまくって、ヤバいくらい息を

  殺しながら、上の容子を窺っていた。楼の上からさす大火炎の目を灼く光が、

   かすかにその男の右の頬をぬらしている。えげつなく短い鬚の中に、とんでもなく赤く膿を

    持った巨大な面皰の大量にある頬である。巨下人は、始めから、この上にいる者は、

     臭死人ばかりだと高を括っていた。それが、梯子を二三千段上って見ると、

      上では誰か燃え盛る大火をとぼして、しかもその大火をそこここと疾風のごとき

  速さで動かしているらしい。これは、そのドブのように濁った、この世の理を超えて黄いろい光が、すべての隅々に

   巨大人食い蜘蛛の巣をかけた天井裏に、激しく揺れながら映ったので、メチャすぐにそれと

    知れたのである。この豪雨の夜に、このクソデカ羅生門の上で、世界すら灼く業火

     ともしているからは、どうせただの者ではない。

下人は、巨大な守宮のように足音をぬすんで、やっとクソ急な梯子を、一番上の

 段まで這うようにして上りつめた。そうして体を出来るだけ、紙のように平に

  しながら、頸を出来るだけ、ろくろっ首のごとく前へ出して、恐る恐る、巨大な楼の内を

   覗いて見た。

見ると、地の果てまで広がるがごとき楼の内には、噂に聞いた通り、幾つかの山のように巨大な死骸が、無造作

 棄ててあるが、業火の極光の及ぶ範囲が、思ったよりクソ狭いので、数は

  幾つともわからない。ただ、おぼろげながら、知れるのは、その中に

   完全に全裸の死骸と、メチャクチャ高級な着物を着まくった死骸とがあるという事である。勿論、中には

    女も男もまじっているらしい。そうして、その死骸は皆、それが、

     かつて、生きていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土を

      捏ね倒して造った人形のように、口をヤバイくらい開いたり手をキロ単位で延ばしたりして、

  ごろごろ床の上にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの山くらい

   高くなっている部分に、ぼんやりした猛火の光をうけて、クソ低くなっている

    部分の影を一層超死ぬほど暗くしながら、永久に唖の如く黙っていた。

下人は、それらの超ビッグ死骸のメチャメチャくっせえ腐爛した最悪の臭気に思わず、鼻を掩って掩って掩いまくった。しかし、

 その手は、次の瞬間には、もう鼻を掩う事を完全に忘れ尽くしていた。あるハチャメチャに強いクソデカ

  感情が、ほとんどことごとくこの最強男の嗅覚を奪ってしまたからだ。

下人の巨眼は、その時、生まれてはじめてその激臭死骸の中に蹲っている最低最悪醜悪人間を見た。

 檜皮色のきったねえ着物を着た、ノミのように背の低い、ナナフシのように痩せこけた、白銀髪頭の、豆猿のような

  老婆である。その老婆は、右の手に大火炎をともした最高級松の巨大木片を持って、

   その大死骸の一つの巨顔を覗きこむように眺め倒していた。髪の毛のクソ長い所を見ると、

    多分傾国美女の死骸であろう。

下人は、六〇〇分の恐怖と四〇〇分の知的好奇心とにつき動かされ続けて、暫時(七十二時間)は呼吸を

 するのさえ忘れていた。旧記の記者の語を全て丸々借りれば、「頭身の剛毛も一生太り続ける」

  ように感じまくったのである。すると糞老婆は、高級松の大木片を、床板の間に

   狂ったように挿して挿して挿し倒して、それから、今まで眺め続けていた大死骸の首に両手をかけると、

    丁度、大猿の親が大猿の子の虱を全部とるように、そのバカ長い髪の毛を一〇〇〇〇本ずつ抜きはじめた。髪は手に奴隷のように従って抜けるらしい。

その髪の毛が、一〇〇〇〇本ずつ抜けるのに従って、下人の腐りきった心からは、恐怖が

 少しずつ完全に消えて行った。そうして、それと完全にピッタリ同時に、この老婆に

  対する想像を絶するはげしい憎悪が、少しずつ動いて来た。――いや、この糞老婆に

   対すると云っては、語弊がありすぎるかも知れない。むしろ、この世に存在しうるありとあらゆる悪に

    対する巨大な反感が、一分毎に強さを等比級数的に増して来たのである。この時、誰かが

     この最強正義体現たる下人に、さっき門の真下でこの性根の腐ったドブ男が考えていた、超苦しい饑死をするか

      世界最強の盗人王になるかと云う世紀の大問題を、改めて持出したら、恐らく清廉潔白高潔下人は、マジで何の未練の

  カケラもなく、本当にめちゃめちゃ苦しい饑死を選んだ事であろう。それほど、この男の中の男のあらゆる悪を世界一憎む心は、

   老婆の床に挿しまくった最高級松の大木片のように、超勢いよく

    燃え上り出していたのである

馬鹿で学のない下人には、勿論、何故糞老婆が死人の髪の毛を抜くか本当に一切わからなかった。

 従って、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいかマジでまったく全然

  知らなかった。しか馬鹿下人にとっては、この豪雨の聖夜に、このクソデカ羅生門の真上

   で、大死人のぬばたまの髪の毛を抜くと云う事が、それだけで既に絶対に許すべからざる

    世界最低の悪の中の悪であった。勿論、クソアホ下人は、さっきまで自分が、世界一の大盗人王になる気でいた

     事なぞは、とうの昔に忘れきっていたのである

そこで、下人は、両足に剛力を入れまくって、超いきなり、大梯子から千里(約一万二千メートル)上へ

 飛び上った。そうして世界最高の名刀と謳われる聖柄の大太刀に手をかけながら、超大股に老婆のど真ん前へ

  歩みよった。老婆が死ぬほど驚いたのは云うまでもない。

老婆は、一目下人を見ると、まるで攻城弩にでも弾かれたように、天高く

 飛び上った。

「おのれ、どこへ行く。」

最強下人は、雑魚老婆が大死骸全てに無様につまずきまくりながら、可哀想なくらい慌てふためいて逃げようとする

 行手を完全に塞いで、こう罵りまくった。糞老婆は、それでも神速で巨大下人を

  つきのけて行こうとする。剛力下人はまた、それを絶対に行かすまいとして、

   ものすごい力で押しもどす。二人は巨大死骸のまん真ん中で、しばらく、完全に無言のまま、

    つかみ合った。しか勝敗は、宇宙のはじめから誰にでも完全にわかっている。下人は

     とうとう、老婆の腕を馬鹿力でつかんで、無理にそこへ叩きつけるようにねじ倒した。丁度、軍鶏

      脚のような、本当に骨と皮ばかりの細腕である

「何をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」

下人は、老婆を全力でどつき放すと、いきなり、大太刀の鞘を瞬間的に払って、白いミスリル鋼の

 芸術品のように美しい色をその眼の前へつきつけた。けれども、極悪老婆は完全におし黙っている。両手を

  わなわな高速でふるわせて、強肩で息を切りながら、眼を、眼球がまぶたの外へ完全に

   飛び出そうになるほど、ありえないくらい見開いて、唖のように執拗く黙っている。これを

    見ると、最強下人は始めて明白にこの糞老婆の生死が、全然自分の完全なる自由意志にまったく

     支配されていると云う事をめちゃくちゃ意識しまくった。そうしてこの超意識は、今まで

      けわしく燃えさかっていた巨大憎悪の心を、いつの間にか絶対零度まで冷ましてしまった。後に

  残ったのは、ただ、ある大仕事をして、それが超円満にめちゃくちゃうまく成就した時の、

   人生最高の安らかな得意と大満足とがあるばかりである。そこで、有能下人は、老婆をはるか高みから

    見下しながら、少し声を柔らげてほとんど聞き取れないほどの超早口でこう云った。

「己は検非違使の庁の役人などでは断じてない。今し方この巨門の真下

 通りかかった旅の者だ。だからお前に縄をかけまくって、どうしようと

  云うような事は神仏に誓って絶対にない。ただ、今時分この巨大門の真上で、何を

   して居たのだか、それを己に話しまくりさえすれば最高にいいのだ。」

すると、糞老婆は、超見開いていた眼を、構造的にありえない形で一層大きくして、じっと

 その下人のブッサイクで気持ちの悪い巨大な顔を見守った。まぶたの超赤くなった、凶暴肉食最恐鳥のような、

  めちゃくちゃ鋭い眼で見まくったのであるそれから、本当に醜い皺で、ほとんど、鼻と一つになったタラコ

   唇を、何か金剛石のごとく硬い物でも噛んでいるように動かした。極細い喉で、針のように尖った喉仏の

    動いているのが見える。その時、その喉から、凶鴉の啼くような汚い声が、

     喘ぎ喘ぎ、下人の大耳へ伝わって来た。

「この髪を抜いてな、この髪を抜いてな、巨大鬘にしようと思うたのじゃ。」

天下無双の無敵下人は、老婆の答が存外、めちゃくちゃ平凡なのに自殺したくなるくらい本当に失望した。そうして極限まで失望すると

 同時に、また前の強烈な殺意内包した本気の憎悪が、氷のように冷やかな侮蔑と一しょに、心の中へ大量に

  はいって来まくった。すると、その超メチャメチャ剣呑な気色が、先方へもテレパシーのごとく完全に通じ倒したのであろう。

   雑魚老婆は、片手に、まだ大死骸の頭から奪いまくったバカ長い抜け毛を大量に持ったなり、

    蟇のつぶやくようなクソ小声で、口ごもりながら、こんな事を云った。

「成程な、死人の髪の毛を抜くと云う事は、何ぼう滅茶苦茶に悪い最低の事かも知れぬ。

 じゃが、ここにいる死人どもは、皆、そのくらいな事を、されてもいい

  人間ばかりだぞよ。現在、わしが今、髪を抜いた女などはな、八岐大蛇

   四寸ばかりずつに切って干したのを、干巨大怪魚だと云うて、太刀帯の陣へ

    売りに往んだわ。大疫病に五回かかって死ななんだら、今でも毎日売り

     に往んでいた事であろ。それもよ、この女の売る干巨大怪魚は、味が頬が落ちるほど本当によいと云う

      て、太刀帯どもが、絶対毎日欠かさず菜料に買いまくっていたそうな。わしは、

  この女のした事が人類史に残るほどに悪いとはまったく思うていぬ。せねば、とてつもなく苦しい饑死をするのじゃて、

   仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も超悪い

    事とは全然思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、超苦しい饑死をするじゃて、

     マジ仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その本当に仕方がない事を、よく

      知っていたこの極悪女は、大方わしのする事も大目に見まくってくれるであろ。」

老婆は、大体こんな意味の事を超早口で云った。

巨大下人は、大太刀を瞬きの間に鞘におさめて、その大太刀の美しい柄を左の手でおさえながら、

 死ぬほど冷然として、この話を聞いていた。勿論、右の手では、メチャメチャ赤く頬に膿を大量に

  持った超大きな面皰を気にしまくりながら、聞いているのである

   しかし、これを聞いている中に、下人の史上空前に邪悪な心には、あるクソデカ勇気が生まれて来た。

    それは、さっきクソデカい門の真下で、この腑抜けカス男には全く欠けていた勇気である

     そうして、またさっきこの馬鹿かい門の真上へ瞬間的に上って、この老婆を人間離れした動きで捕えた時の

      勇気とは、全然、完全に反対な方向に動こうとするデカ勇気である。下人は、超苦しい

  饑死をするか大盗人王になるかに、まったく一瞬たりとも迷わなかったばかりではない。その時の

   この最低男の心もちから云えば、苦しい苦しい饑死などと云う事は、ほとんど、考える

    事さえ出来ないほど、意識の完全な外に追い出され倒していた。

「きっと、そうか。」

老婆の話が完ると、下人はメチャメチャ嘲るような声で念を押しに押した。

 そうして、一〇〇〇足前へ出ると、不意に右の手を面皰から七尺離して、老婆の襟上を

  神速でつかみながら、噛みつくようにクソデカい声でこう云った。

「では、己が完全引剥をしようとまったく恨むまいな。己もそうしなければ、二時間後に饑死をする体なのだ。」

韋駄天異名をとる下人は、目にも止まらないほどすばやく、老婆の着物を完全に剥ぎとった。それから丸太のように太い足に

 しがみつこうとする老婆を、超手荒く死骸の上へ蹴飛ばし倒した。梯子

  口までは、僅に五千歩を数えるばかりである。下人は、剥ぎとった

   檜皮色の着物をわきにかかえて、マジでまたたく間に死ぬほど急な梯子を夜のドン底へ

    かけ下りた。

しばらく、まさしく死んだように倒れていた糞老婆が、巨大死骸の中から、その全裸

 あまりに醜すぎる体を起したのは、それから本当に間もなくの事である。老婆は

  つぶやくような、うめくようなクソうるさい声を立てながら、まだ太陽のように燃えさかっている火の

   まばゆい光をたよりに、梯子の口まで、えげつないスピードで這って行った。そうして、そこから

    びっくりするほど短い白髪を倒にして、クソデカ門の真下を覗きこんだ。

     外宇宙には、ただ、黒洞々たる極夜があるばかりである

下人の行方は、マジで誰も全然知らない。

https://anond.hatelabo.jp/20200611125508

https://read-assist-dxn.web.app/contents/rashomon_all_pc.html

2020-07-11

anond:20200711162205

DQN武勇伝みたいに感情表現を盛ってるだけなんだよな

で盛り方の表現がいつも似通っているものから、ああいものアレか……となってしま

まあ、そうやってやたら話を盛る奴というのはどこにでもいるわけで、それ自体は正直どうでもいい

問題はそういう己の気質ブクマカみたいに「女が直接言ったら叩かれるからだ!!」とか他人のせいにまでしようとする根性の汚さであって

anond:20200711091312

実際にどう感じたとかとは関係なく

他人を批難するときに、婉曲的に相手の悪意を盛る表現を使う人が多いってだけだと思う

例えば「〇〇でびっくりした」みたいな表現話者

「私は〇〇なんて全く考えてなかったんですけど、心無い人から〇〇と言われて傷つきました」みたいな

自分純粋被害者相手方が悪者だって印象を刷り込みたくて言ってる

2020-07-10

BLのリバ議論の拗れの結果即売会喧嘩になったとかオフ会で吊し上げにあったとかそういう都市伝説がある

なお女オタクはすぐ話を盛るものとする

2020-07-05

anond:20200704134905

そんな奴1000人いたら1人ぐらいしか居らんやろ

話を盛るんじゃないよ〜

2020-06-30

イオンの袋キャベツサラダがひどい

皿に盛るともう俺1週間くらい野菜食わなくていいかなみたいなたっぷり感がある

それは虚構欺瞞

塩振ってレンチンしろ、1食分だから

明日野菜を食え

2020-06-28

逆上してTinder登録したので、上から目線プロフィール文のレビュー

鍋料理写真

プロフィール文なし

旨そうに撮れているがinstagramと間違えてるぞ。

お前の目的はなんだ。なんのために生きてる。

鍋の話がしたいです。とか、鍋を食べてセックスしましょう。とか、鍋料理にまつわるストーリーを教えてくれ。頼む。

(盛りまくった自画像

タバコ苦手です(;o;)

お前はただこれだけを表明するためにせっせと写真を盛ったのか。

どうせもっといっぱい苦手なもんがあんだろ。酢豚パイナップルとか、階段上り下りとか、苦手なもん全部書け。

普通に盛った自画像

こんにちは普段は自宅と会社の往復ばかりで出会いがなく、新しい出会いきっかけになればと思い、登録してみました☆

〜省略:退屈な自己紹介

〜省略:退屈なポエム

良き出会いがあらんことを☆

お前の話は前置きが長い。

恋人にせよセフレにせよ、手っ取り早く出会い系で相手探したい連中が集まってることを認識しろ文脈を読め。

自宅と会社の往復ばかりで出会いがないとかどうでもいい。そこ言い訳するならライフスタイルを見直せ。

祈るな。

(退屈な自画像

まだ始めたばかりで使い方がよく分かってません(T ^ T)

〜省略:退屈な自己紹介

お前は誰に何を言い訳してるのか自分でも理解できていないだろう。

いい歳をしたお前は戦場弾丸が飛び交う中「銃の使い方よく分かってなくってぇ〜」と人に甘えるのか。

ほぼ全てのアプリには「使い方」とか「ヘルプ」というページがある。まずそれを探して自分人生を考え直せ。

(可愛く盛れた自画像

先に謝っておきますデブスです!

〜省略:退屈な自己紹介

からお前は本番に弱いと言われるんだ。

卑屈になるな。自信を持て。ぶっつけ本番で勝てるようにお前の刃を研ぎ澄ませ。

全然盛るつもりもない自画像

既婚者、ヤリ目、割り切り、求めてません!真剣な方だけお願いしま

お前はこの戦場で生き残る準備ができていない。

ふるいにかけられた結果、誰でもいいからやりたい男からしか連絡が無かったことを自覚しろ

盛るつもりがないなら、個性を出せ。プレゼンテーションの本を3冊読んで再出発しろ

(花の写真

〜省略:退屈なポエム

写真は仲良くなってから

お前は投稿するところを間違えている。

商工会カレンダーとか、地元カルチャークラブでその才能を発揮しろ

普通自画像

歯科衛生士

Dental Hygienist

情報の無い翻訳サービスは求めていない。

職業欄があるからそっちに書け。お前は機械じゃない。

普通自画像

いきなりエロトークとかわけわかんない笑

そうだな。

(美味しそうなケーキセット)

写真はこないだ食べてすっごく美味しかった〇〇のケーキです!

食べログにも投稿しろ。店が喜ぶ。

2020-06-23

[]ツイ盛り

無意味ツイートを大量に投稿してツイート数を盛ること。

IFTTTで公開されているツイ盛りレシピを用いて、

@nullや@tosを付けてフォロワーには見えないようにしたうえで、

Wikipedia記事名などを利用し、

ひとつひとつ文言を変えて連投していくらしい。

ツイ盛りの代行や、あらかじめツイ盛りしたアカウント販売もされている。

anond:20200623124256

2020-06-22

anond:20200622132937

毎日とか言われると、この人は話を盛るのが当たりまえで、嘘はツールだと思っていて、罪悪感がないんだと

そうゆう感想になる

2020-06-20

別に話にディテールを付け足してもいいじゃないか

ここでいう「付け足す」ってのは、嘘をつく、盛る創作すると言う意味ではなくて

事実であることを事実のまま、より詳細に書くって意味から勘違いしないでね

俺が気になってるのは、「この話に○○の要素いる?」ってコメント

「この話で相手を女って言う必要ある?」とか

「この話におっさん必要か?」とか

外国人って前提言わなきゃいけなかった?」とか

JKじゃなくてもよくね?」とか。

そりゃ、理屈ではその通りだろうけど、それはそれとして体験談なのだから好きに詳細を付け足したってよくね?

「だから、全てのA(属性)は○○なのだ!」って結論が書いてあったら「そりゃ過度の一般化だろ」って思うけど、

単に「○○なAが一人いました」ってだけの話以上には読み取れないものにまで、目くじらを立てることなくね?

君たちも他人自分体験したことを話す機会は何度もあったと思うけど、わざわざ論理的に話の骨格から導かれる必要最小限の情報だけを選別して話したりしてるのかい

話には関係ないけど、具体的な映像として想像やすいとか、臨場感を与えられるとかの効果あるじゃん

体験談文章化ってちっちゃい小説みたいなもんでしょう?小説なら臨場感のためや情緒のため、あるいはリズムのために、そういう書き方するよね?

どんな話でも最低限の情報しか与えないって言う方が不自然な話し方だと思うわ

2020-06-19

anond:20200619074440

マーマイト。

ベジマイトではない、マーマイトだ。

マーマイト初心者普通ジャムバターのように塗ってしまうがこれは誤りである

マーマイトは恐ろしくしょっぱいので、分厚く塗ってしまうとその独特のしょっぱにがさが押し寄せてこれにより大抵の初心者はマーマイト嫌いになってしまう。この失敗に気を付けて欲しい。

さて、まずトーストバターを塗るがこれは分厚くてよい。バターは室温に戻して(卵とかを焼くならコンロの横に置いて柔らかくする)、トーストの端までしっかりと塗る。

その上にマーマイトを塗る。初心者トースト一枚あたり小さじ0.5ー1くらい、うっすら塩味が感じられるくらいの少量でいいと思う。トーストに垂らし、ナイフでうすーーーく伸ばす。うっすらと透き通った茶色が満遍なく載るくらいになったら、そこにチーズを乗せる。おすすめはスプリンクルタイプのミックスチーズ盛ることだが、スライスチーズでも別にいいと思う。溶けるチーズは嫌いだから使わない。

オプション)しょっぱいのが好きなら、その上にさらに小さいバターのかけらを乗せる。

トーストする。

さらオプション)焼き上がったら高い塩(カマルグの塩がおすすめ)をスプリンクルして、出来上がり。

追記)試しに日本語版wikipediaに何が書いてあるか見たところ、参考写真として添えられている写真ヌテラかなんかと間違えてるんじゃないかというとんでもない量をスプレッドしていたので決してあの写真を真似してはいけない。イギリス人でもあんなには塗らない。

2020-06-18

anond:20200618135249

あれは男が女に金渡してたけどな

あと女子トイレ盛るレズビアンの話は聞いた事ないしそもそもハッテン場って概念もないみたいだし

ゲイじゃなくて男が害悪って事に

2020-06-11

クソデカ羅生門

ある日の超暮方(ほぼ夜)の事である。一人の下人が、クソデカ羅生門の完全な真下で雨やみを気持ち悪いほどずっと待ちまくっていた。

 馬鹿みたいに広い門の真下には、この大男のほかに全然誰もいない。ただ、所々丹塗のびっくりするくらい剥げた、信じられないほど大きな円柱に、象くらいある蟋蟀が一匹とまっている。クソデカ羅生門が、大河のように広い朱雀大路にある以上は、この狂った男のほかにも、激・雨やみをする巨大市女笠や爆裂揉烏帽子が、もう二三百人はありそうなものである。それが、この珍妙男のほかに全然誰もマジで全くいない。

 何故かと云うと、この二三千年、京都には、超巨大地震とか破壊辻風とか最強大火事とか極限饑饉とか云うエグすぎる災が毎日つづいて起こった。そこでクソ広い洛中さびれ方はマジでもう一通りとかそういうレベルではない。旧記によると、クソデカ仏像文化財クラス仏具ものすごいパワーで打砕いて、その丹がベッチャベチャについたり、金銀の箔がもうイヤになっちゃうくらいついたりした木を、路ばたに親の仇のようにメチャメチャつみ重ねて、薪の料に売りまくっていたと云う事である。クソ治安がいいことで知られる洛中がその始末であるから正気を疑うレベルデカ羅生門の完全修理などは、元より誰も捨てて顧る者がマジで全然なかった。するとそのドン引きするくらい荒れ果てたのをよい事にして、クソヤバい狐狸がドンドン棲む。世界最強の盗人が6万人棲む。とうとうしまいには、マジで悲しくなっちゃうくらい全然取り手のないきったない死人を、この門へ猛ダッシュで持って来て、超スピードで棄てて行くと云う習慣さえ出来た。そこで、日の目が怖いくら全然まったく見えなくなると、誰でもメチャメチャ気味を悪るがって、この門の近所へはマジでビックリするくらい足ぶみをしない事になってしまったのである

 その代りまた超凶悪な鴉がどこからか、億単位でたくさん集って来た。昼間見ると、その鴉が何万羽となく輪を描いて、クソ高い鴟尾のまわりを鼓膜破壊レベルの音量で啼きながら、亜音速で飛びまわっている。ことに門の上の空が、夕焼けで思わず目を疑うくらいあかくなる時には、それが胡麻えげつない量まいたようにはっきり見えた。鴉は、勿論、頭おかしいくらデカい門の上にメチャクチャ大量にある死人の肉を、気が狂ったように啄みに来るのである。――もっと今日は、刻限がハチャメチャに遅い(ほぼ夜)せいかマジで一羽も見えない。ただ、所々、ほぼ崩れかかった、そうしてその崩れ目にメチャメチャ長い草の森のごとくはえ倒したクソ長い石段の上に、鴉のえげつなく臭い糞が、点々と白くこびりついているのが見える。下人は七千万段ある石段の一番上の段に、洗いざらしてほぼ透明になった紺の襖の尻を据えて、右の頬に出来まくった、クッソ大きな面皰を気にしながら、メチャメチャぼんやり、とんでもない豪雨のふりしきるのを眺めていた。

作者はさっき、「下人が雨やみをメチャメチャ待っていた」と書いた。しかし、下人は激烈豪雨がやんでも、格別どうしようと云う当てはマジで全然ない。ふだんなら、勿論、クソ強い主人のえげつなくデカい家へ帰る可き筈である。所がその糞主人からは、四五日前に暇を出し倒された。前にも書いたように、当時ただでさえ最低最悪のゴミの掃き溜めである京都の町は一通りならず衰微しまくって本当に惨めな感じになっていた。今この最強にヤバい下人が、永年、犬のごとくこき使われていた主人から、暇を出されたのも、実はこの大衰微のクソしょぼい小さなさな余波にほかならない。だから「下人が雨やみをメチャメチャ待っていた」と云うよりも「クソヤバい豪雨にふりこめられた下人が、マジで全然行き所がなくて、超途方にくれていた」と云う方が、完全に適当である。その上、今日の空模様も少からず、この平安朝のヤバい下人のUltimet-Sentimentalisme of the Godsに影響した。申の刻下りからふり出した大雨は、いまだに上るけしきが全然かけらもない。そこで、のちに剣聖と呼ばれる最強の下人は、何をおいても差当り明日の暮しをメチャメチャどうにかしようとして――云わば絶望的にどうにもならない事を、どうにかしようとして、悲しくなるくらいとりとめもない考えをたどりながら、さっきからアホみたいに広い朱雀大路にふる豪雨の音を、聞くともなく聞いていたのである

 豪雨は、トチ狂ったクソデカさの羅生門をつつんで、メチャメチャ遠くから、ざあっと云う轟音をあつめて来る。夕闇は次第に空をびっくりするほど低くして、見上げると、超巨大門の超巨大屋根が、斜につき出した超巨大甍の先に、ドチャクソ重たくうす暗い雲を嫌になるくらい支えまくっている。

 どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んでいる遑は本当にマジでまったくない。選んでいれば、築土の真下か、道ばたの土の真上で、超苦しい饑死をするばかりである。そうして、このガチ世界デカい門の上へ猛スピードで持って来て、きったない犬のように超速で棄てられてしまうばかりである。選ばないとすれば――巨大下人の考えは、何度も寸分たりとも違わず完全に同じ道を低徊した揚句に、やっとこの局所へ逢着した。しかしこの「すれば」は、マジでいつまでたっても、結局「すれば」であった。クソザコ下人は、手段を選ばないという事をエグ肯定しながらも、この「すれば」のかたをつけるために、当然、その後に来る可き「世界最強の盗人になるよりほかに仕方がない」と云う事を、積極的肯定するだけの、莫大な勇気が出ずにいたのである

 下人は、意味わからんくらいクソ大きな嚔をして、それから死ぬほど大儀そうに立上った。南極かってくらいに夕冷えのする世界最悪の罪の都京都は、もう火桶が8億個欲しいほどのガチえげつない寒さである暴風は信じられないほどデカい門の巨柱と巨柱との間を、クソヤバい濃さの夕闇と共にマジで全然遠慮なく、吹きぬけまくる。丹塗の超巨大柱にとまっていた象サイズの蟋蟀も、もうどこかへ行ってしまった。

 下人は、頸を人間限界を超えてちぢめながら、山吹の汗袗に無理やり重ね倒した、紺の襖の肩を物理的にありえない動きで高くしてクソデカ門のまわりを見まわした。雨風の患のない、人目にかかる惧のない、一晩メチャメチャ楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも、クッソ長い夜を明かそうと思ったかである。すると、幸い超巨大門の上の宮殿並みにデカい楼へ上る、幅のバカ広い、これも丹をキチガイみたいに塗りたくった梯子が眼についた。上なら、人がいたにしても、どうせ臭くてきったない死人ばかりである。下人はそこで、腰にさげた巨大な聖柄の大太刀が鞘走らないように気をつけ倒しながら、藁草履はいた巨大な足を、そのバカかい梯子の一番下の段へ渾身の力でふみかけた。

 それから、何百分かの後である。クソデカ羅生門の楼の上へ出る、幅のアホみたいに広い梯子の中段に、一人の巨大な男が、猫のように身をちぢめまくって、ヤバいくらい息を殺しながら、上の容子を窺っていた。楼の上からさす大火炎の目を灼く光が、かすかにその男の右の頬をぬらしている。えげつなく短い鬚の中に、とんでもなく赤く膿を持った巨大な面皰の大量にある頬である。巨下人は、始めから、この上にいる者は、臭死人ばかりだと高を括っていた。それが、梯子を二三千段上って見ると、上では誰か燃え盛る大火をとぼして、しかもその大火をそこここと疾風のごとき速さで動かしているらしい。これは、そのドブのように濁った、この世の理を超えて黄いろい光が、すべての隅々に巨大人食い蜘蛛の巣をかけた天井裏に、激しく揺れながら映ったので、メチャすぐにそれと知れたのである。この豪雨の夜に、このクソデカ羅生門の上で、世界すら灼く業火をともしているからは、どうせただの者ではない。

 下人は、巨大な守宮のように足音をぬすんで、やっとクソ急な梯子を、一番上の段まで這うようにして上りつめた。そうして体を出来るだけ、紙のように平にしながら、頸を出来るだけ、ろくろっ首のごとく前へ出して、恐る恐る、巨大な楼の内を覗いて見た。

 見ると、地の果てまで広がるがごとき楼の内には、噂に聞いた通り、幾つかの山のように巨大な死骸が、無造作に棄ててあるが、業火の極光の及ぶ範囲が、思ったよりクソ狭いので、数は幾つともわからない。ただ、おぼろげながら、知れるのは、その中に完全に全裸の死骸と、メチャクチャ高級な着物を着まくった死骸とがあるという事である。勿論、中には女も男もまじっているらしい。そうして、その死骸は皆、それが、かつて、生きていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土を捏ね倒して造った人形のように、口をヤバイくらい開いたり手をキロ単位で延ばしたりして、ごろごろ床の上にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの山くらい高くなっている部分に、ぼんやりした猛火の光をうけて、クソ低くなっている部分の影を一層超死ぬほど暗くしながら、永久に唖の如く黙っていた。

下人は、それらの超ビッグ死骸のメチャメチャくっせえ腐爛した最悪の臭気に思わず、鼻を掩って掩って掩いまくった。しかし、その手は、次の瞬間には、もう鼻を掩う事を完全に忘れ尽くしていた。あるハチャメチャに強いクソデカ感情が、ほとんどことごとくこの最強男の嗅覚を奪ってしまたからだ。

 下人の巨眼は、その時、生まれてはじめてその激臭死骸の中に蹲っている最低最悪醜悪人間を見た。檜皮色のきったねえ着物を着た、ノミのように背の低い、ナナフシのように痩せこけた、白銀髪頭の、豆猿のような老婆である。その老婆は、右の手に大火炎をともした最高級松の巨大木片を持って、その大死骸の一つの巨顔を覗きこむように眺め倒していた。髪の毛のクソ長い所を見ると、多分傾国美女の死骸であろう。

 下人は、六〇〇分の恐怖と四〇〇分の知的好奇心とにつき動かされ続けて、暫時(七十二時間)は呼吸をするのさえ忘れていた。旧記の記者の語を全て丸々借りれば、「頭身の剛毛も一生太り続ける」ように感じまくったのである。すると糞老婆は、高級松の大木片を、床板の間に狂ったように挿して挿して挿し倒して、それから、今まで眺め続けていた大死骸の首に両手をかけると、丁度、大猿の親が大猿の子の虱を全部とるように、そのバカ長い髪の毛を一〇〇〇〇本ずつ抜きはじめた。髪は手に奴隷のように従って抜けるらしい。

 その髪の毛が、一〇〇〇〇本ずつ抜けるのに従って、下人の腐りきった心からは、恐怖が少しずつ完全に消えて行った。そうして、それと完全にピッタリ同時に、この老婆に対する想像を絶するはげしい憎悪が、少しずつ動いて来た。――いや、この糞老婆に対すると云っては、語弊がありすぎるかも知れない。むしろ、この世に存在しうるありとあらゆる悪に対する巨大な反感が、一分毎に強さを等比級数的に増して来たのである。この時、誰かがこの最強正義体現たる下人に、さっき門の真下でこの性根の腐ったドブ男が考えていた、超苦しい饑死をするか世界最強の盗人王になるかと云う世紀の大問題を、改めて持出したら、恐らく清廉潔白高潔下人は、マジで何の未練のカケラもなく、本当にめちゃめちゃ苦しい饑死を選んだ事であろう。それほど、この男の中の男のあらゆる悪を世界一憎む心は、老婆の床に挿しまくった最高級松の大木片のように、超勢いよく燃え上り出していたのである

 大馬鹿で学のない下人には、勿論、何故糞老婆が死人の髪の毛を抜くか本当に一切わからなかった。従って、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいかマジでまったく全然知らなかった。しか馬鹿下人にとっては、この豪雨の聖夜に、このクソデカ羅生門の真上で、大死人のぬばたまの髪の毛を抜くと云う事が、それだけで既に絶対に許すべからざる世界最低の悪の中の悪であった。勿論、クソアホ下人は、さっきまで自分が、世界一の大盗人王になる気でいた事なぞは、とうの昔に忘れきっていたのである

 そこで、下人は、両足に剛力を入れまくって、超いきなり、大梯子から千里(約一万二千メートル)上へ飛び上った。そうして世界最高の名刀と謳われる聖柄の大太刀に手をかけながら、超大股に老婆のど真ん前へ歩みよった。老婆が死ぬほど驚いたのは云うまでもない。

 老婆は、一目下人を見ると、まるで攻城弩にでも弾かれたように、天高く飛び上った。

「おのれ、どこへ行く。」

 最強下人は、雑魚老婆が大死骸全てに無様につまずきまくりながら、可哀想なくらい慌てふためいて逃げようとする行手を完全に塞いで、こう罵りまくった。糞老婆は、それでも神速で巨大下人をつきのけて行こうとする。剛力下人はまた、それを絶対に行かすまいとして、ものすごい力で押しもどす。二人は巨大死骸のまん真ん中で、しばらく、完全に無言のまま、つかみ合った。しか勝敗は、宇宙のはじめから誰にでも完全にわかっている。下人はとうとう、老婆の腕を馬鹿力でつかんで、無理にそこへ叩きつけるようにねじ倒した。丁度、軍鶏の脚のような、本当に骨と皮ばかりの細腕である

「何をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」

 下人は、老婆を全力でどつき放すと、いきなり、大太刀の鞘を瞬間的に払って、白いミスリル鋼の芸術品のように美しい色をその眼の前へつきつけた。けれども、極悪老婆は完全におし黙っている。両手をわなわな高速でふるわせて、強肩で息を切りながら、眼を、眼球がまぶたの外へ完全に飛び出そうになるほど、ありえないくらい見開いて、唖のように執拗く黙っている。これを見ると、最強下人は始めて明白にこの糞老婆の生死が、全然自分の完全なる自由意志にまったく支配されていると云う事をめちゃくちゃ意識しまくった。そうしてこの超意識は、今までけわしく燃えさかっていた巨大憎悪の心を、いつの間にか絶対零度まで冷ましてしまった。後に残ったのは、ただ、ある大仕事をして、それが超円満にめちゃくちゃうまく成就した時の、人生最高の安らかな得意と大満足とがあるばかりである。そこで、有能下人は、老婆をはるか高みから見下しながら、少し声を柔らげてほとんど聞き取れないほどの超早口でこう云った。

「己は検非違使の庁の役人などでは断じてない。今し方この巨門の真下を通りかかった旅の者だ。だからお前に縄をかけまくって、どうしようと云うような事は神仏に誓って絶対にない。ただ、今時分この巨大門の真上で、何をして居たのだか、それを己に話しまくりさえすれば最高にいいのだ。」

 すると、糞老婆は、超見開いていた眼を、構造的にありえない形で一層大きくして、じっとその下人のブッサイクで気持ちの悪い巨大な顔を見守った。

まぶたの超赤くなった、凶暴肉食最恐鳥のような、めちゃくちゃ鋭い眼で見まくったのであるそれから、本当に醜い皺で、ほとんど、鼻と一つになったタラコ唇を、何か金剛石のごとく硬い物でも噛んでいるように動かした。極細い喉で、針のように尖った喉仏の動いているのが見える。その時、その喉から、凶鴉の啼くような汚い声が、喘ぎ喘ぎ、下人の大耳へ伝わって来た。

「この髪を抜いてな、この髪を抜いてな、巨大鬘にしようと思うたのじゃ。」

 天下無双の無敵下人は、老婆の答が存外、めちゃくちゃ平凡なのに自殺したくなるくらい本当に失望した。そうして極限まで失望すると同時に、また前の強烈な殺意内包した本気の憎悪が、氷のように冷やかな侮蔑と一しょに、心の中へ大量にはいって来まくった。すると、その超メチャメチャ剣呑な気色が、先方へもテレパシーのごとく完全に通じ倒したのであろう。雑魚老婆は、片手に、まだ大死骸の頭から奪いまくったバカ長い抜け毛を大量に持ったなり、蟇のつぶやくようなクソ小声で、口ごもりながら、こんな事を云った。

「成程な、死人の髪の毛を抜くと云う事は、何ぼう滅茶苦茶に悪い最低の事かも知れぬ。じゃが、ここにいる死人どもは、皆、そのくらいな事を、されてもいい人間ばかりだぞよ。現在、わしが今、髪を抜いた女などはな、八岐大蛇を四寸ばかりずつに切って干したのを、干巨大怪魚だと云うて、太刀帯の陣へ売りに往んだわ。大疫病に五回かかって死ななんだら、今でも毎日売りに往んでいた事であろ。それもよ、この女の売る干巨大怪魚は、味が頬が落ちるほど本当によいと云うて、太刀帯どもが、絶対毎日欠かさず菜料に買いまくっていたそうな。わしは、この女のした事が人類史に残るほどに悪いとはまったく思うていぬ。せねば、とてつもなく苦しい饑死をするのじゃて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も超悪い事とは全然思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、超苦しい饑死をするじゃて、マジ仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その本当に仕方がない事を、よく知っていたこの極悪女は、大方わしのする事も大目に見まくってくれるであろ。」

 老婆は、大体こんな意味の事を超早口で云った。

 巨大下人は、大太刀を瞬きの間に鞘におさめて、その大太刀の美しい柄を左の手でおさえながら、死ぬほど冷然として、この話を聞いていた。勿論、右の手では、メチャメチャ赤く頬に膿を大量に持った超大きな面皰を気にしまくりながら、聞いているのであるしかし、これを聞いている中に、下人の史上空前に邪悪な心には、あるクソデカ勇気が生まれて来た。それは、さっきクソデカい門の真下で、この腑抜けカス男には全く欠けていた勇気である。そうして、またさっきこの馬鹿かい門の真上へ瞬間的に上って、この老婆を人間離れした動きで捕えた時の勇気とは、全然、完全に反対な方向に動こうとするデカ勇気である。下人は、超苦しい饑死をするか大盗人王になるかに、まったく一瞬たりとも迷わなかったばかりではない。その時のこの最低男の心もちから云えば、苦しい苦しい饑死などと云う事は、ほとんど、考える事さえ出来ないほど、意識の完全な外に追い出され倒していた。

「きっと、そうか。」

 老婆の話が完ると、下人はメチャメチャ嘲るような声で念を押しに押した。そうして、一〇〇〇足前へ出ると、不意に右の手を面皰から七尺離して、老婆の襟上を神速でつかみながら、噛みつくようにクソデカい声でこう云った。

「では、己が完全引剥をしようとまったく恨むまいな。己もそうしなければ、二時間後に饑死をする体なのだ。」

 韋駄天異名をとる下人は、目にも止まらないほどすばやく、老婆の着物を完全に剥ぎとった。それから丸太のように太い足にしがみつこうとする老婆を、超手荒く死骸の上へ蹴飛ばし倒した。梯子の口までは、僅に五千歩を数えるばかりである。下人は、剥ぎとった檜皮色の着物をわきにかかえて、マジでまたたく間に死ぬほど急な梯子を夜のドン底へかけ下りた。

 しばらく、まさしく死んだように倒れていた糞老婆が、巨大死骸の中から、その全裸のあまりに醜すぎる体を起したのは、それから本当に間もなくの事である。老婆はつぶやくような、うめくようなクソうるさい声を立てながら、まだ太陽のように燃えさかっている火のまばゆい光をたよりに、梯子の口まで、えげつないスピードで這って行った。そうして、そこから、びっくりするほど短い白髪を倒にして、クソデカ門の真下を覗きこんだ。外宇宙には、ただ、黒洞々たる極夜があるばかりである

 下人の行方は、マジで誰も全然知らない。

 

2020-06-10

病院応援弁当で53人食中毒看護師下痢発熱 コロナ支援寄付募り無償提供

複雑なメニューの上毎食変えろとかそんなことだから管理が難しくなるんだよ

鍋で増水作って器に盛るだけのシンプル料理だったら煮込めばばい菌は死ぬのに

https://news.yahoo.co.jp/articles/c1b0a6623668dce5f6f18005303a98c9e518d883

ややこしいごった返してるときに複雑な料理を食おうとするのはやめよう

とか言うと外野は偉そうに意見するなと返されそうで怖くて言えない

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