はてなキーワード: 生誕祭とは
以下の拙文は、【世界初?!】男性バーチャルYouTuber ばあちゃるのチャンネルにて8月30日に配信された内容に対する失望である。
感情的であり冷静でないこの行いは彼らの言うところのモンスターペアレンツ的行為に該当するかもしれないが、自分の濁った感情を整理するために匿名の場を借りてまとまった言葉をしたためたいと思う。
ツイッターを主とした各種どっとライブコミュニティに決して小さくない波乱を呼んだにも関わらず、ばあちゃるやどっとライブ公式アカウントからの言及は未だ何もない。
それはつまり、配信内で語られた内容は過不足ない公式としての意向であると捉えた上で話を進める。
今回の一件において、ばあちゃる(ひいてはどっとライブ運営)が犯した過ちと言うべき問題はいくつかの点に分けられると個人的に考えており、混同することは望ましくないとも思っている。
それらを指摘する前に、まずばあちゃるが語った主張全体を否定するわけではないということはあらかじめ断っておきたい。
自分の好きな人や物のためと称し、自身の身勝手で粗野な要求を公共なSNSで強制することは、同じラベルを持ちまっとうに活動する善良な他のファンの品位までも下げる愚行に他ならない。
抑えきれない批判・非難はしかるべき場所で、という当然の注意について認めた上で、ばあちゃるの配信における問題点を以下に示す。
① 個々の事例が本質的に異なる不満によって引き起こされたものだと理解していない
8月24日に行われた電脳少女シロ生誕祭では、出演者の一人にそれまで電脳少女シロと関わりの薄かった本間ひまわりが起用されたことにより一部ファンの間で小競り合いが起こった。
一方で、10月13日に開催されるよみうりランドのホールイベント第3部に追加出演者が決まったことが8月30日19時に発表された。
いずれの出演者も関わりが薄く、どっとライブウィークと称するに反して更にどっとライブ色を薄めるキャスティングだった。
しかしそれよりも、過去に自らの放送内でアイドル部の名前を出し、そのファンたちを明確に嘲った経歴を持つ神楽めあが含まれていたことに争点の多くは集約された。
これらの事例において「決して安くない金銭のやりとりが発生するにも関わらず、重要な情報が後出しされた」ことは不満の共通する要素として捉えられるが、
それ以外の本質的な部分、つまり本間ひまわりと神楽めあに対しファンの一部から難色が示された理由は異なるものであると私は主張したい。
(下記はあくまで私自身が抱いた感情と、それが引き起こしかねない行動の予測である)
前者、電脳少女シロの生誕祭はその名の通り電脳少女シロのためのイベントであり、彼女が主役の構成となっている。
ゆえに出演者は彼女のソロか、あるいは彼女に親しい者が起用されるものと当然のように考えていた。
無論それは勝手な思い込みであり保証などどこにもないことは事実だが、想像と現実とのギャップによる当惑が過激化したことで拒絶に繋がったと予想している。
だが後者、神楽めあに関しては明確にアイドル部のファンを攻撃したという事実が存在する。
わざわざ金銭を支払ってまで、自身を攻撃した者が登壇しているステージを見たくないという気持ちが発生することは当然だと思っている。
かような状況に陥ったファンが取るべき手段はそのステージの視聴を諦めるという自衛の一択に尽きるが、その忌避反応が外敵に向けられてしまうことは想像に難くない。
このように、拒絶に繋がるまでのプロセスが個々により異なるにも関わらず、問題がさも同一であるかのように決めつけるばあちゃるに私は違和感を覚えた。
様々なファンが様々な思いを持つ中で、諭す言葉を安直に選んだことは失敗であった。
② 運営側のばあちゃるが明確な蔑称でもってファンの一部を非難した
今回ばあちゃるが発した「モンペ(モンスターペアレンツ)」という言葉は、既に一部ファンの間で使われている「P面」「ピーマン」「ファンチ」などの単語で代替できる。
これらの言葉が強い効力を持たずあくまでファン間の注意の一環として留まっていたのは、それらの言葉の扱いがどっとライブ運営にとってどのようなものであるかということが明確に示されず、
ファンの暗黙の了解の中で悪影響を及ぼす存在であるとしか認知されていなかったからではないかと考えている。
その反面、「モンペ」という言葉は今回の配信の中で明らかにばあちゃるが非難の意味で使い、つまりどっとライブにおける排他すべき存在であることが示された。
「モンペ」が指すファンの範囲はかなり限定的であるということは、配信全体を聞いた人であれば察せられるものと思う。
しかし、言葉を使う人々すべてが配信を視聴し正しい認識を持つ保証などない上に、言葉の意味というものは人から人へ伝え聞くにつれ変容してしまう脆さがある。
今や「モンペ」という言葉はどっとライブが認めた仇なす存在であるという意味で一人歩きし、互いに互いをモンペ認定し合う地獄になっている。
コミュニティの崩壊にも至りかねないレッテルを軽率に発言したことはあまりに考え足らずと言う他ない。
個人的に、今回の件を通じて運営への失望に繋がった最も大きな原因となる点である。
②に挙げたレッテル貼りもそうだが、その他にもばあちゃるの配信では配慮のない言い回しや態度が多く見受けられた。
そもそも、前半に自らがプロデューサーとして受け持つ担当に関わる告知をしたにも関わらず、後半にファンの一部を非難するような構成の配信にしたことがおかしい。
案の定前半に告知されたイベントのインパクトはかき消され、配信直後はどこを見てもモンペの話題で持ちきりになった。
また、その後に続く担当のリレー配信や同じどっとライブ所属メンバーの登録者数にも悪影響を及ぼした。
これらの悪影響が便乗の悪意によって引き起こされた可能性はもちろん十分にあるが、きっかけがばあちゃるの配信であることは誰の目から見ても明らかだ。
このように起こってしまったことに対して、今回の配信内に限らず彼はこれまでに繰り返し自分が責任を取ると発言していたが、具体的にどのような行為でもって責任を果たすのか。
それが示されたことは私の知る限り一度もなく、これがプロデューサー業を受け持った者のすることかと落胆させられた。
また、1200程度しか低評価が付かなかったという言及も耳を疑うものだった。
配信を通じ少なからずセンシティブになっているファンがいる状況の中で、自らの注意が波風を立てることだと理解しておきながら、火に油を注ぐような発言を行う意図は一体なんなのか。
ファンを落ち着けたかったのか、あるいは煽動したかったのかすら、未だ定かではない。
総じて、今回のばあちゃるの配信では自らの役職を度外視し、私的な感情を先行させる行為が目についた。
立場を省みず、他メンバーに迷惑をかけることも厭わずに勝手な発言をしたいならば、今すぐ重要な役目を降りた方が良い。
少なくとも私から見れば、今のばあちゃるはプロデューサー失格であるように思われる。
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ばあちゃるは配信の中で、あなた方は大人なのだから理性的な振る舞いをするように、といった趣旨の発言をしていた。
しかし男性Vtuberと称しピーマンを出す一部ファンへの暗黙な煽り、また2018年秋に一部メンバーのアーカイブを取り下げ、配信が不自然に空いた期間の釈明にすらなっていない言い訳、そして今回の件と、どっとライブの運営はファンに対し不遜なまま全く成長していない。
電王少女シロちゃんの生誕祭が豊洲PITで行われました。イベント自体は最高の盛り上がりで、
その場にいれた事を感謝してもしきれないです。シロちゃんそしてアップランドさんありがとうございました。
ちなみにポジティブな事とか会場の熱気とか書く気はさらさらないので、そういうレポ読みたい人は別の所に行ってください。
まず、第一に人が多すぎる。人が多すぎてそれだけで疲れる。
正直2700人をオールスタンディングで半日以上拘束するなんて正気じゃない。
これは最初から分かってはいたが、昼と夜同時にしか買えないってチケットの売り方を考案した奴らがおかしい。
せめてこれがどちらかイベント一つだけなら耐えられたと思うが連続は流石にきつすぎる。足が辛すぎて最後の方本当にきつかった。
しかも屈強な野郎たちが常に周りにいる状態っていうストレス。とてもじゃないが次は耐えられない。満員電車に慣れた都会の民なら耐えられるのかも
しれないが電車に乗ることすらあまりない地方民からするときつすぎる。
やっぱり500人ぐらいが最大値でそれ以上は中継で十分で十分だと感じる。
次、スケジュールの見通しが悪すぎる。最初が14時15分入場開始なのに会場に入れたのが、開始時間15時過ぎてからしかも観客は半分も入れてなかった。それで開始30分ぐらい遅れたと思う。これは一重に入り口が一箇所しかないのがまずい。2700人入れるのに、一箇所からしか入場させないなんてやったらそりゃそうなるだろうとしか思えないし、事前に分かっていたと思う。
素直にA席、B席逆側から同時に入れればよかったのに、やらなかったのは運営の怠慢だと感じた。
それで、ガリベンガーVのイベント終わって会場出たのが18時で次の生誕祭の入場開始が15分後。どう考えても間に合う訳がない。そんなのみんな分かっていた。それなのに何のアナウンスもしなかった。さっさと全体スケジュールの見直しして何分ずらして終了予定時間はいつになるか連絡して欲しかった。
そうすれば、別にあそこにいなくてよかったし、ご飯でも食べに行けた。結局全部終わったのは夜の22時。そこまでご飯食べれないって分かっていたら準備色々したのにってなる。
次、プレゼントボックスの場所が分かりにくすぎる。あれ、公演終わった後にぽつんとおいてあったけど、目立たなすぎて分かりにくすぎる。
あんなの公演前に置いておいてくれればいいし、そもそもあの人数で目立たつことすらしないって怠慢すぎると感じた。
意味がわからないし、許可出した奴らみんな消えて欲しい。マジでボツにしないといけないレベル。
バーチャル感のかけらもないし、リアルにパンツを履くって企画そのものが面白いって思った感性がおかしい事を自覚して欲しい。
おまけに本人の顔が見えないっていうぐだぐだ落ち付き。押してるんだからあそこカットでしょ。普通は。
次、観客いじりの多さ。
そもそも観客いじり好きじゃないって言うのは置いておいて、大学の学祭じゃないんだから素人ステージに上げる企画が多すぎると感じなかったのか
今一度考え直して欲しい。
いくらなんでも多すぎる。ほとんどすべての企画観客ステージに上げていたのはおかしいと思う。
仮にもプロなのに大学の学祭実行委員会みたいなノリで運営されても困る。
それらを加味しても最高のイベントだったよ。でも、次はいかないかも。パリピ臭きつすぎるし、あれがいいってファンばかりなら肩身狭すぎるしね。
二次元キャラの誕生日に「生誕祭」だ「誕生祭」だと言ってキャプチャを貼り付ける人々とか、「おはよう」とかその手のつぶやきについでのようにキャプチャを貼り付ける人がよくいるけど、率直に言って何がしたいのか分からないのを通り越してアホとちゃうんかと。
何だろうね。具体的に何か言えるわけじゃないけど。
そういうことをする奴って致命的になんかそういうスクショとかの取り扱いの意識が欠如してるんだろうな。
前者はなんかもうThis is オタクって感じがすごいするし、そもそもそういうことに集団意識を持ってるのが何かバカみたい。祝うならテメエで勝手にやってろよって話だしそこでキャプチャなんか貼らなきゃいけない理由なんかないよね。
後者に至ってはもう全てにおいて理解不能だからそれ以上の書きようがない。少なくともそういうことをする輩がアホなのは間違いないだろう。
しまいには二次絵を無断転載するやつもいる。もう何が何なのか全くもって理解不能だし、むしろ理解したら負けかもしれない。
まあ少なくともその手のノリが害悪なのは自明だし、そういうことをやらないと死ぬ病気なら、是非とっととやめて死んでいただきたい。以上。
なんでもない話だけれども、吐き出さないとどうにもならないので少しだけ。
今メインにしている界隈が単車だからなのだけれども、定期的に炎上してしまってやってられなくなる。
ひと月程前にはかなり燃えてた。まあそりゃ前々から問題になっていた事だし定期的に小規模火災は起きてたから、大事になるのはそんなに不自然なことではないと思う。
問題提起をした人の丁寧な口調に、素直に応援したいと思った。思っていた。
問題提起した人に釣られて、たくさんの捨て垢で同調する人が出た。口の悪い人ばかりだった。
それに釣られたのか、提起した本人も敬語であることは貫いているものの、だんだん口調が荒くなっていった。信じられなかった。全員ミュートした。
その少し前に、24魔導が商業問題で燃えた。内容としては、商業エロで描かれるキャラクターデザインがあまりにも魔導キャラに酷似しているのでまずいのではないか、という話で、これもまあ燃えることにそこまで不自然さは存在していなかったし、まあ燃えるよな、という感覚になった。
こっちは問題提起した側が最悪だった。
推しの生誕祭の翌日だった。推しの生誕祭タグを利用して問題提起をしていた。タグ荒らしてごめんなさい、ではない。幸せな推しで溢れていたタグを荒らすな、としか思えなかった。書いた本人に「どうせ聞いてもらえないから」と話もつけずに公式凸をしたらしかった。ただひたすらに信じられなかった。
それでも、問題提起した本人は双方共に周りに賞賛されていた。よく勇気を出していった、といったコメントしか見なかった。確かに勇気を出して発言したことは賞賛すべきことだとは思うが、どうしてもっと丁寧な対応ができる人が声を挙げられなかったのだろう、という気がしてならない。
でもやはり最悪なのは周りの人で、魔導の炎上の際に「前から気に食わない奴だったからこれを機に徹底的に叩いてやる。」と言っていた人がフォロワーにいた。その人はこの問題を公式に知って欲しいと言っていた。意味がわからない。二次創作にも影響が出るような事なのに何故そんなことが言えるんだろう。まあそれは話が逸れるので置いておいて、とにかく見ていられなくてアカウントをログアウトした。鎮火するまで見なかったので結局どうなったかは知らないが、おそらく何も変わってないんだと思う。
単車の女体化や半ナマルールのあれそれの話についても、問題とされた人に「カス」のつくあだ名等をつけて騒いでいた人が大勢いた。それはルールの話ではなく、ただ気に食わないから叩いているだけにしか見えなかった。というか間違いなくそうだ。提起した側も特にそれについて指摘していなかったように思う。問題を指摘する側として有り得ないと思った。
炎上した事で何か変わったのか、と言えばどちらもおそらく根本的に変わってはいないかと思う。単車の方は本人に正確に伝わっておらず、大した解決にもなっていなかった。基本的にただの身内でのストレス発散にしかなっておらず、見ている側にストレスを与えるものにしかならなかったように感じた。
勿論炎上の種をまいたほうが絶対に悪いのだが、炎上を指摘する側もその周りも、責任をもって丁寧に対応して欲しいと痛感した。先程単車の方を覗いたらもう基本動かないとされていたがまたアカウントが動いていた。どうしようもないな、という感情しか湧いてこなくなってきた。
まとまりがなくて申し訳ない。どうすることも出来ない壁打ちの愚痴だけれども、お付き合い頂いた方がいらっしゃったのであれば、お付き合い頂きありがとうございました。問題提起をするならば、きちんと責任をもってあくまで丁寧に対応して、周りも暴言や論違い等で変に荒らさないでほしい、というだけの呟き。
中の人の話とかが嫌いな人は見ないでね
ひどく混乱している
俺が会場で本を買った作家の人だったんだけどええ??
…….ええ?? わ、わかんない現実とキャラクターがごちゃごちゃになる
俺は何で抜いたんだ?
何で抜かされたんだ?
わからん….
今サキ氏の山月記の朗読を聞いている。さっきチャンネル登録した(
ちょっと動画見てツイッターで回ってくる断片情報でキャラクターをつかんでエロ画像で抜いていた、オタクに優しいエッチな黒ギャルという概念を利用して抜いた、たぶん3回。
これからどう見ればいいんだ?
●●●●●●先生のことはかなり好意的に思っていて、ファンだとか言ってもいいのかもしれない 作品が面白いし呟く内容もいい、絵もいいし商業誌の話もいい抜ける。
#夜のサキアートで抜いた、3回 ●●●先生の本でも抜いた2回 商業誌のも数回使ったはず(使用回数少なくない?A.ほかにもいっぱいエッチな本があるせいだしこれはフィニッシュに使った回数、山頂までの道中で使用している)
俺が混乱してるのは、サキぽよで抜いたせいなのだけど根本の原因はC93会場で直接●●●先生からジャイアントペンギン先輩の本を購入したことなんだよ。
中の人と直接会ってるというのが脳をバグらせている大きな要因になっている。
(会場にいたのが●●●先生でない場合がある、でももう俺の考えは止まらない。)
あの方、顔は覚えていないが女性だと思ってなかったからビックリした。だから直接買ったことを印象的に覚えている。
キャラと魂は別物だ。でも、、でもでもでも、俺は切り離すことができない!
前に俺が抜いたサキぽよは完全にサキちゃんだ。キャラクターのえっち絵。中の人を知る前に抜いた、脳内で勝手に理想化した黒ギャルのオタクに優しいキャラクター。
(ここまで書いていて勘違いだったらメチャクチャ恥ずかしい。)
変質し続けるオカズ、最低だが俺にとってVの者はそういった存在になった。
https://twitter.com/maho_yamaguchi
只今、記者会見を行っている松村匠取締役は第三者委員会が行われる前に「繋がっているメンバーを全員解雇する」と私に約束しました。
その為の第三者委員会だと、
私も今までずっと耐えてきました。コミュニケーションも何も、このことに関して聞くと連絡が返ってきません。— 山口真帆 (@maho_yamaguchi) 2019年3月22日
私は松村匠取締役に1月10日の謝罪を要求されました。
私が謝罪を拒んだら、
「山口が謝らないのであれば、同じチームのメンバーに生誕祭の手紙のように代読という形で山口の謝罪のコメントを読ませて謝らせる」と言われました。
他のメンバーにそんなことさせられないから、私は謝りました。— 山口真帆 (@maho_yamaguchi) 2019年3月22日
記者会見に出席している3人は、
事件が起きてから、保護者説明会、スポンサー、メディア、県と市に、
私や警察に事実関係を確認もせずに、
私の思い込みのように虚偽の説明をしていました。
なんで事件が起きてからも会社の方に傷つけられないといけないんでしょうか。— 山口真帆 (@maho_yamaguchi) 2019年3月22日
まず調べてみる。
人やモノを薦めること、最も評価したい・応援したい対象として挙げること、または、そうした評価の対象となる人やモノなどを意味する表現。
近年の美少女アイドルグループのファンの中では自分の一番のお気に入り(のメンバー)を指す表現として「推し」と表現する言い方が定着しており、昨今ではドルヲタ界隈の用語の枠を超えてアニメキャラや球団を対象に「同種のものの中ではこれが一番好き」という意味合いで広く用いられるようになりつつある。
私のいるジャンルはアニメ漫画の類で、それなりにファンが多く、二次創作もたくさんされている。私のような創作を全くせず原作の感想とCPの妄想をツイートしているだけのアカウントですらそれなりの交流を持てるような、それくらいの規模である。
ここでよく目にするのがプロフィールに推しを何人も書いている人!
自分がジャンル一点集中型で、推しも一人なため初めて見た時は驚いた。
財力どうなってんだ…と。
ツイートを見る限り学生のようだし、家がすごいお金持ちなのか?でもグッズとか円盤の発売日関連ツイートないな…などと考えているうち、その人が何人目かの推しのツイートをした。
「CD買ってないけど勝ってほしい!」
マジか!?となった。そしてこの手のタイプが少なくないことも同時に知った。たとえ推しが一人だけの人でも。
えっ、推しが歌ってる曲いらないの?推しのグッズ欲しいと思ったことないの?
それは推しなの…?
私の場合(社会人なのもあるけど)公式で出るファンブックや円盤、CDは必ず購入する。グッズは量が多すぎるのでほしいものだけ買う。
今回の件、自ジャンルのことじゃないから詳しく知らないけど、複数枚買うとか絶対に勝たせるとかじゃなくて、そもそも買ってないのは推しなのか…?ってモヤッとしてしまった。
より多くお金をかけた人が偉いだとかマウントの話ではない。でも0と1は違う…。
歌を聞きたいとならない相手を推しっていうのはなんでなの!?という感じです。
学生でCD1枚すら買うお金ないとかグッズ缶バッチの1つでも買いたいってならないことあるのかなぁ
それかどっかで無料配信(spotifyとか)されてるから買う必要ないとか?
でもなぁ…
キャラの誕生日に生誕祭タグつけて大量のグッズ並べて「誕生日おめでとう!!」とか、複数購入するのが当たり前!のマウント芸も好きじゃないけど、全く買わないのもわからん…。
推しじゃなくて好きなキャラって表現だったらここまでモヤらなかったかもしれない。
なんか好き~くらいゆるめの感覚だったら…。
うーん、わからん。
基本的にDD(みんな大好き)だがやっぱりチノちゃんは可愛いと思う
・「中の人」は極力追わない
ミッキーやキティちゃんの中に人間なんて入っていない!的な(的外れか?)
最高の声と演技を吹き込んでくれている声優さんへのリスペクトはもちろんある
でも中に人が居ると意識はしたくないし、してない
わからないだろうけどわかって欲しい
・あんまりごちうさ以外のアニメを見ていないのでオタクとしての能力が低い
ごちうさは100回以上見返しているが、他のアニメをあまり見れていない
所謂覇権アニメといわれる作品はさらっと流し見したりする事もあるが、
ごちうさほどの熱意をもって見ているわけではないのであまり印象に残っていない
同人に文句があるわけではない。好きな作家様は超絶リスペクトしている
ごちうさと関係ないエロ同人は普通に読むし、ハードなのも読みます。むしろ好きです
わからないだろうけどわかって欲しい
・ネトウヨが駄目
とにかく面倒くさい
だから一人で生きてきた
バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさんは、最近「バーチャルのじゃロリ狐娘”元”YouTuberおじさん」と名乗っている。
以下この文では彼のことを「ねこます氏」と書く。あと「最近」は主観。ちょくちょく私見はさみます。
○チャンネル名変更
7月26日投稿の動画(https://youtu.be/6IPh2ggvdZ4)でチャンネル名変更を発表した。理由はこの動画と、同日投稿ブロマガの記事(http://ch.nicovideo.jp/nekomimi/blomaga/ar1605158)で述べられている。また、これに先立って5月4日にもブロマガ記事を書いている(https://ch.nicovideo.jp/nekomimi/blomaga/ar1514125)。
簡単に書くとやりたいこと(技術の習得)と求められていること(バーチャルYouTuberとしてのパフォーマンス)が違うのでやりたいことを優先するためにこれまでのような活動(個人の動画作成)を縮小して、チャンネルはVR技術(番組作成ツールとしてのVRとバーチャルタレント)の可能性を模索していく場の提供に転換した。
このことは一部視聴者からファンに対する裏切りという意見も出た。ねこます氏も自覚はあるようで、これに対する謝罪を予めブロマガ記事に織り込んでいた。
私見だが、5月4日のブロマガよりも以前から案件等で多忙であるとよくこぼしており、案件も受け付けなくなっていたにもかかわらず、案件動画しか出さないと文句を言われたり、案件以外の動画を出すことを要望されたりしており、さらにチャンネル登録者数に関連した煽り(いわゆるバーチャルYouTuber四天王問題)も度々あり、対応に苦慮していた様子が伺えたことから、この決断は単純にもう注目を浴びたくない、表舞台から降りたいという気持ちも大きかったのではないかと思う。
ともあれ、かくして彼は「チャンネル登録者数ゼロ人」を自称するようになった。
自己紹介も他己紹介も一切ない謎の「Vaんぐみ」(後述)司会者ラリーがバーチャル番組チャンネルの公式Twitterを運営している。チャンネルアイコンもラリー。
自前の動画以外に番組コンテンツを募集しているが、今のところ9月19日に行われた「VTuberチャリティーライブ」の放送とアーカイブ公開が行われたのみ。
○Vaんぐみ
バーチャル番組チャンネルで作成している、男性バーチャルYouTuberトークバラエティ番組。1クール番組で、10月13日に最終回を迎えた。
2017年12月~2018年1月の早期にデビューした個人バーチャルYouTuberのモスコミュール、天野声太郎、あっくん大魔王、さはな、霊電チアキがバラエティ番組風スタジオセットでテーマトークを行う。また万楽えねが1コーナー持っている。ねこます氏は出演していない。
Wright Flyer Live Entertainment(グリー子会社)、CyberV(サイバーエージェント子会社のCyberZの子会社)、upd8(キズナアイ運営のActiv8が運営するバーチャルYouTuber支援プロジェクト)がスポンサーとして紹介されている。そのためか、ゲスト(VTR出演)はキズナアイ、ミライアカリ、電脳少女シロを初めとしたバーチャルYouTuber界での大物が多い。このゲストによるVTRは「女神チャレンジ」というコーナーで使用されるのだが、最終回はねこます氏が登場した。
VR体験のためのVR技術ではなく、番組コンテンツ作成の道具(リアル世界でいうスタジオやセットなど)として使うことを意識した番組と思われる。VRChatが使用されている。後述のV-TVとともにTVの真似事との批判もある。個人的には、真似をする事自体が問題とも、真似をしているからつまらないとも思わない。
この番組の制作にねこます氏はほとんど関わっていないと思われる。PRも第一回投稿告知ツイートをリツイートして以降行っていない。
○VRoadCaster(V-TV)(https://www.youtube.com/channel/UC4NiGZqQQvpvNvwcJsm_EAg/)
最近始まったわけではないが、個人チャンネルがなくなった今、ねこます氏の(不)定期出演が見込まれる場として重要なので書く。
VRoadCasterは放送局名。雨下カイトが主体となって設立。「現実とバーチャル世界を結ぶ」「クリエイターが主体となって作り上げる」放送局を目指している。V-TVが番組名。V-TVは情報番組で、今後VRoadCasterはそれ以外の番組も制作していく構えだが、今の所V-TVしかないので、以下V-TVについて書く。
V-TVは5月5日に第0回が放送され、以後毎週日曜午後9時から生放送で提供されている。VRで番組制作を行うというあり方と可能性を示すものとして作られている。第17回を持って1stシーズンを終了し、現在2ndシーズンの準備中。公式サイトが用意されている。
KiLA(ライブカートゥーン)、MyDearest、PANORA、MoguraVR、VRChatが支援している。
VRChat内のバーチャルスタジオから、VR技術やVR機器の紹介、VRChat等のVRプラットフォーム内の出来事の紹介等々を行っている。スタジオはいわゆる「近未来的」装いで、エレベーターやVTR用等のパネル展開等ギミックも多い。BGMも自前。エンディングテーマはタイアップ(八月二雪の「夢幻」)と、作りはなかなか本格的。毎回ゲストコメンテーターを迎えている。ゲストはVR技術者の近藤義仁(GOROman)氏、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの大前広樹氏、株式会社クラスター(輝夜月のライブ会場を提供した)の加藤直人氏等、非バーチャルYouTuberが多い。
ねこます氏はゲストとして出演するが、これは本来レギュラーメンバーのところ他のイベント等との兼ね合いで出演できないことがあり、不定期出演とならざるを得ないため。番組公式グッズにはねこます氏も入っている。他のメンバーは新川良、ミディ、Sig、phi16、ユニ、あかにん。バーチャルYouTuberと非バーチャルYouTuber混成。
ねこます氏は技術的には番組にそれほど寄与しておらず、本人が自虐的に語るように「客寄せ狐」(ただし視聴者を呼ぶだけでなく渉外担当として顔を使っていると思われる)の立場。
余談だが、第15回の放送は8月26日に行われた「バーチャルマーケット」(VRChat内で行われた3Dモデル展示即売会)の取材特集で、ねこます氏が現地でコメントする映像が流れた。同日の夜には「バーチャルカラオケ」というイベントも行われ、ねこます氏はそちらにも出演したのだが、この日バーチャルマーケットとバーチャルカラオケはどちらもTwitterトレンド国内1位を獲得した。バーチャルマーケットに関してはスタッフ参加でもサークル参加でもないとはいえ、これら両方に関わるというのが彼の立ち位置の特殊性を表している。もっとも、彼にとっては、バーチャルカラオケではなく、バーチャルマーケットにサークル参加もしくはスタッフ参加する(くらいの技術力を身につける)方が理想的であっただろう。このねじれが「シンデレラおじさん」の苦悩を端的に表している。
REALITYは前述のWright Flyer Live Entertainmentが提供しているVTuber専用ライブ配信プラットフォーム。
チャンネル名変更後、(不)定期放送をREALITYで行っている。配信タイトルは「ねこます雑談」。傾向から、おおよそ毎週火曜日が彼の担当と思われるが、例によって不定期。
スタジオ配信、自宅配信のテスト役を兼ねていた節がある。スタジオ配信のときにはREALITYのスタッフの手による改修が施されたモデルで登場し、トラッキングも自宅放送よりレベルアップしている。
現在ねこます氏に投げ銭できる唯一の場。ただし彼は投げ銭するならその金でVR機器を買ってVRChatやバーチャルキャスト等のVRプラットフォーム上で会いに来ることを推奨している。
REALITYはスマホアプリだけでなくPCのブラウザでも放送を見ることができる。ただしギフトは贈れない上、コメントもできずまたコメントを見ることすらできない。
○ねこますクロニクル(https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF00000080010000_68/)
ねこます氏原案、羊箱氏作の漫画。7月27日からコミックウォーカーとニコニコ静画で連載中。現在#12。
ねこます氏がクリエイター活動を始めてからバーチャルYouTuberになるまでをフィクションを交えて描く。
ねこます氏はみここアバター(バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさんとして活動するときに使用している狐娘アバター)の姿で描かれている。絵がめっちゃかわいい。
○イベント出演(参加)
4月のニコニコ超会議(それに先立って公式生放送が2月と3月にあった)以降、5月頭の「VTuber人狼」と8月末の「バーチャルカラオケ」というニコニコ主催のバーチャルYouTuberイベントに出演したほか、RAGE 2018 Summerに出演した。
8月11日の「電脳少女シロ 生誕祭」には祝辞VTRを贈った。
9月16日には「狼と香辛料」のVRアニメ化記念番組でホロと共演した。このときホロにハリセンで尻をしばかれた。
その他、バーチャルキャストの広報番組・イベントにかなりの頻度で参加している。
8月5日の「ねこます×みゅみゅ×MIRO - 実験放送」ではバーチャルキャスト立ち上げのきっかけの一つがねこます氏の第一回ニコニコ公式生放送であったことが明かされた。
9月8日に行われたINTEL GAMERS WORLD 2018内でのバーチャルキャスト体験会では女性ファンとのやり取りがごく一部で話題になった。
10月7日の「Vカツkawaiiコンテスト 決勝」では審査員を務めた。
今後については合同会社AKIBA観光協議会主催の「秋フェス2018秋」で10月18日~11月18日に行われるバーチャルYouTuberコラボキャンペーン、11月3日のニコニコ超パーティへの参加が決まっている。
ねこます氏は株式会社カバーの配信するアプリ「ホロライブ」にみここアバターを提供している。その関係かニコニコ公式生放送の経験者としてか、8月4日に行われたカバー所属のバーチャルYouTuberときのそらのニコニコチャンネル開設記念生放送にゲストとして呼ばれた。また同じくカバー所属のロボ子が8月25日に行った12時間耐久VRC配信にも最初の企画のゲスト兼お手伝いさんとして参加した。
8月3日と10日に東京MX「VIRTUAL BUZZ TALK!」(https://s.mxtv.jp/variety/v_buzz_talk/)にゲストとして出演した。
8月16日・23日に杉田智和とマフィア梶田がパーソナリティを務めるネットラジオ「アニゲラ!ディドゥーン!!!」に出演。
9月19日から音ゲー「グルーヴコースター 4 スターライトロード」で持ち歌の「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさんのうた」配信開始。
9月22日の東京ゲームショウ2018で今年中に配信予定のスマホゲー「禍つヴァールハイト」とのコラボが発表された。
その他バーチャルキャストを使用した放送に度々凸を行っている。VRChatにもこれまでどおり出没している。
○グッズ展開
多数。アニメイトで買える。
個人的おすすめはアンソロジーコミック。他のグッズと比べれば安価な上、この手のものとしては内容も面白いと思う(とはいえこの手のものの常で題材(ねこます氏)のファンであることは前提)。
○その他・今後の予想
動画は案件も含めニコニコ動画に上げるようになった。チャンネル名変更後4本の動画を投稿している。生放送も時々行っている。
未だイベント等の出演はあるが、動画作成を伴う仕事はおそらくほぼなくなり、Unityの勉強等に時間を割いている様子が伺える。露出は今後減っていくと思われる。REALITYでの配信は、契約次第だがいつなくなってもおかしくないくらいの覚悟をファンは持っておいたほうが良さそう。V-TVへの出演は番組が続く限り続くだろう。動画は技術成果発表の投稿に関しては今後も行われるだろう。
そんな予感がずっとしていた。
告知からずっとずっと楽しみにしていた。私は彼女が大好きだった。大阪公演も凄く楽しかった。泣いて笑って、今までで1番楽しくて、キラキラしてた。
でもひとつ、胸にひっかかる。
「歌い手」としての名前と、もうひとつ、「役者」としての名前を掲げた。
嬉しいより先に困惑した事を覚えている。当時の私はまだ高校生で、今よりももっともっと子供だったから、「どこへ向かうの?」と、単純に、残酷に、思った。
それから時間をかけて、彼女は「1度諦めた夢を追いかけようと決意した」と説明してくれた。彼女の演技に触れて、何より「演技が好き、楽しい」と苦悩しながらも笑う姿を見て、私も彼女の夢を応援しようと自然に思えた。
その姿には見覚えがあったからだ。
彼女は歌が好き、大好きと、本当に楽しそうに歌う。
なんだ、一緒じゃん。
そう思って、肩の力が抜けた。
そんな、大きいようで小さいようで、やっぱり大きな変化が起きた日からもう2年半も経っていた。
そして明日。
明日はその、もうひとつの、彼女が長年連れ添ってきた名前からの卒業かもしれない。
そう、思ってしまう。
伏線は幾つもあった。
大阪公演で披露したセットリスト、1度だけ顔を出したもうひとつの声、「夢」の話。
これから彼女の夢を叶える為には演技の名前へ移行した方が良いのではないか。実際そう思ってたし、その時はいずれ来ると覚悟していた。
していたはずなのに、いざ直面するとこんなにも寂しい。
頭ではわかっているのに、心はこんなにも弱くて、嫌になってしまいます。
ずっとずっと、笑っちゃうぐらいずっと、初めて会った日から毎日、毎日、毎日、好きだった。
歌う彼女に会って、毎日動画サイトへ行って、毎日何時間も生放送で彼女の声を聞いて、
動画があがると言われれば1時間も前からパソコンを立ち上げて、待って、イヤホンを耳に当てて、ドキドキしながら時計の針が進むのを待って、
好きだった。
好きだった。
なんか、ほんとに、好きだったんだなって、馬鹿みたいな言葉しか出てきません。
別の名前も彼女は歌う。だけど、出会った貴方としてのステージは最後かもしれない。
きっと、大事なことは何も変わらない。そう思うし、彼女を信じているけれど、今日だけはセンチメンタルに浸らせてください。
人間の感情は刹那的なもので、喉元を過ぎれば熱さは忘れるし、一年前の自分の感情なんて覚えていません。
あんなに彼女の事を好きだった人が、友人が、沢山の人が去っていく所を見てきました。
感情というのは本当に流動的で、掴めなくて、変化していきます。
ずっとずっと好きでいたいし、好きでいようと思っているけれど、未来のことなんて誰にもわかりません。
だから、書きました。
今、思ってることを、剥き出しの感情を、記憶できないなら記録しておきたい。
そんな中で、変わっていくけれど、大切なものは変わらないでいてくれる、彼女がいます。
「歌い手」という枷は私達が思っているよりずっと、大きいのかも知れません。
名前を変えること、それを聞いた彼女のファンは様々なことを言うでしょう。
数年前の私ですら、思ったから。
私には怖くて到底できない。
私の推しは本当に凄いことをしているのだなと思う。
いつまでも夢を追ってくれるのが、その姿を見せてくれるのが本当に本当に嬉しい。
そんな彼女にできる最大の恩返しは、彼女が帰って来れる場を作ることだと、思います。
満面の青のサイリウムの海の景色を、いつまでも、いつまでも見ていてほしい。
胸を張って夢を追ってほしい。
だから、どうか私は、
明日、何を言われても、笑っていてね。
運がいいことに、きっと明日の私は一番前で彼女を見ているから、彼女が私を見た時に、些細な「頑張れ」と「ありがとう」が伝わるように。
ちゃんと「終わり」をくれるのは、彼女がその名前を私達と同じぐらい、愛していてくれてた証拠なのかもしれません。
今まで本当にありがとう。本当に、本当に、沢山の思い出をありがとう。
一緒に、これからを見たい。
広がった道の続きを描けば鮮やかに、新しい夢の姿を照らした。
遠ざかった街の景色の眺めは晴れやかに、背中を押されて今走り出した。
渋谷の真ん中で、たくさんの人の、色々な想いが交錯するステージで、
1000年ちゃんの生誕祭ですね。かんなちゃん
とうとう今日、2017年12月28日をもって、ゆっきーがESDを卒業してしまう。
正確には月末なのだが、明日のライブには出演しないのだから、今日が実質的なラストと考えてよいだろう。
ここに初めてゆっきーのことを書いたのは、ふた月半前の10月10日。
その時はまさかこんなことになるなんて思わなかった……と思って読み返したら、むしろゆっきーが卒業してしまうショックから、ここに名前を隠して楽しく日記を書き始めたのだったと思い出した。
発表が10月9日。きっとそのブログを読んだのが翌10日で、絶望の末にここにあの「行かないで……」を書いたのだろう。
結局その後、一度もゆっきーを生で見ることはなかった。
本州はあまりにも遠いなどと口先ばかりの警句を弄しながら、所詮はその程度の存在でしかなかったのかもしれない。虎になりそうだ。
それでも、最後にお会いできたあの生誕祭から3ヶ月、ゆっきーとかわしたわずかな会話を思い出したり、手元のチェキからもらった元気の量は計り知れない。500kgは超えると思う。
元々自分は声優クラスタだった。もっとも、比較的最近その世界に足を踏み入れたにわかだが、少なくともアイドルクラスタではなかった。
12月12日に渡辺美優紀の話を書いたが、この人のこともその時まで名前も聞いたことがないくらい、AKBやNMBにも興味がなく、三次元のアイドル界隈はむしろ苦手なジャンルだった。もちろんゆっきーのことも、声優として認識していた。
自分にとって声優とは、アニメやゲームのキャラの声をあてている、とてもとても遠い人である。もし見られたとしても、ディスプレイの中か、せいぜいライブやトークイベントで遠くからしか見られない人である。
昔一度水樹奈々のライブに行ったことがあるが、自分が水樹奈々と何か一言でも声をかわすことなど、考えることすらなかった。
飛び抜けて人気の高い、紅白に出るような人を例に挙げても仕方ないかもしれない。しかし、距離の遠さは人気とはあまり関係なく、むしろCDを出していなかったり、ライブをしていない声優さんの方が遠いケースも多い。
そんな中で、ゆっきーは異色だった。
会える、話せる、握手ができる、チェキが撮れる。少なくとも自分は他にそういう声優さんを知らず、とてもセンセーショナルだった。
もちろん、だから好きというわけでは決してないのだが、他にたくさんいる好きな声優さんの中で、ゆっきーだけが特別な存在だった理由がそこにあったのは否定できない。
なにぶん本州は遠く、結局現場に行けた回数は片手で数えられる程度なのだが、それでもその1回1回がとても貴重で、大切な思い出になっている。
だからこそ、ゆっきーがESDを卒業してしまうという一報に、どれくらい深く絶望したか。おそらく3kmは沈んだ。そのまま地球の裏側まで沈み続けるかと思ったが、それはなかった。詳細はメルトスルーで検索して欲しい。
いずれにせよ、これでもうゆっきーと会えることも、握手をすることも、チェキを撮れるような神イベントもなくなるだろう。
一番応援していた特別な一人から、たくさんの好きな声優さんの一人になってしまう。特別の消失。失われた特別。俺の愛した特別は死んだ。何故だ!
世界は色を失った。
真っ白だ。
いや、白を失ったから透明?
よくわからないけど、まあそんな感じ。
今でも目を閉じると何も見えない。
どの曲が一番好きだったかな。やっぱり『君色に染まる』かな。
好きだよ。
好きだよ。
好きだよ。
って、伝えたい。
今までありがとう。
そしてさようなら。
これからは、他の多くの声優さんのように、ディスプレイのこちら側から応援しよう。
……えっ?
えっ、ちょ、まっ!
END.
9月の終わり、もしくは8月の終わりに卒業するだろうな、と予想していたので、強くショックはありませんでした。
どんなに遅くとも11月の生誕祭の前には卒業されるだろう、と。
慎み深い方なので、自身のイベントをやって更に送り出してもらうことを、自身へ良しとしないだろう、と思って居ました。また、ダラダラとすることを好まないだろう、と。
素敵な卒業です。じゃんけん大会と日程かぶりがやや気になりますが、たくさんの報道陣の方に卒コンについても報道してもらえると思います。
ファンレターを書こうとして、思い出がぽろぽろと溢れてきて困って居ます。
私は、いうなれば在宅のオタでした。
握手会には何度か、公演にも何度か入れました。美浜へ行ったこともあるし、外れてしまった生誕祭はモニターで泣きながら見て居ました。
(いかんせん距離の問題が大きかった、というだけです。)だから、彼女へのファンレターは私には絶対に必要なものでした。
便箋を選ぶところから始まり、構成はメモ帳に、シャーペンの下書き、ペン入れ、最後に宛名を書いて郵便局から出します。
便箋を選ぶ、そのことひとつとっても、とても大切でした。最初に彼女に出すファンレターの便箋のメーカーを決めて、ずっとそのメーカーのものを使用していました。
握手会に行けない時には総選挙のおめでとうを手紙で伝え、彼女の未来が明るく温かいものであることを祈りました。
いつかの握手の際、私はファンレターが果たして本当に届くものなのか不安だったので、真那さんにファンレターを書いている話をしたことがあります。
真那さんは私の名前を教えて欲しい、と言い、名乗ると便箋の柄まで言い当て、字を褒めてくれました。
ファンレターが届いている。
そしてそれは確かに真那さんの手元に行くのだと思うと、それだけで幸せなのに、真那さんは私が出したファンレターを覚えている、便箋の柄まで。
公演にしてもそうです。
SKEが大きなコンサートを何度開催しても、公演に入れるということは、そうした大きなコンサートより思い出に残ることがあります。
私の好きな踊り、指の先まで綺麗な。
目の前に推しがいる。
私は彼女のキャッチフレーズ、M(A)S(A)N(A)に合いの手を入れることが大好きでした。人生で1番幸せだと感じる瞬間でした。
それをやれるのはこうした時だけ。
帰り際、お見送りを受けながら、私は彼女に今日は本当に最高の日だった、応援してる、と早口で伝えました。
ありがとう〜、嬉しい!という彼女からもらった返事。生誕Tにも反応してくれて、何回もある事ではなくても、公演を観ることができたのは本当に幸いでした。
私自身は今後、ファンレターを書いて、8月11日の握手会に参加して、そのあとは卒コンのチケットをなんとか当てたい、と思っています。
彼女の綺麗でそれでいて華やかな卒業を、私もまた見届けたいと思っています。
卒コンが行われることは嬉しいですが、キャパは1万人のホールです。
わかりきっているのは、伝説のコンサートになるということ。また、じゃんけん大会同日ということもあり、倍率は高いと思います。
それでも、卒業コンサートをしてくれる事は、彼女のアイドル人生にまたひとつ、素敵な記念碑が出来ること。
たくさんの後輩から慕われ、妹のような可愛らしい同期と輝かしい未来の為のコンサートを行える、運営の方に感謝しています。
例えば、真那ちゃんは総選挙で選抜に入るようなメンバーではありませんでした。
彼女の長いアイドル人生の中でも、総選挙の選抜に入った事はなく、それでも安定した地位を常に保っていました。
ご飯を食べることが大好きで、表に出さないからこそ、理解されない苦悩も多く、またブログも不思議ちゃん、のような扱いを受ける事もありました。
でも、彼女と彼女のファンを運営の方が見ていてくれた事。その誠実に、何かを残そうとしてくれた事。
それは“誰かが投げたボール”。受け止める人がいる。
1つだけ聞きたい事があります。
私はこれからもSKEを応援します、彼女の残した大切な場所を、また受け継いだ人たちを。
最高のアイドルだと、言ってもいいでしょうか。
中学3年になるまでは、同性を好きになる感覚がわからなかった。
そして、15歳のの夏、同性に恋をしていることを自覚した。
私は中学の時に夢女子となり、そして同じ趣味を持つ女の子と仲良くなった。
それはネット上の繫がりから始まったのだが、オフ会に参加した。
つまりネット上にしか居場所がなく、ある意味閉鎖された環境であったのかもしれない。
夢小説のサイトを持ち、そこでは拍手という文化があって、今でいうTwitterのDMみたいなものかな?
あなたのファンですとか、同じような萌えを感じます、とか、そういった交流を持てたのである。
拍手という機能はコメント必須ではなく、匿名でのいいねボタンみたいなものだ。それにコメントをつけられる感じである。
もちろん私にもお気に入りの作者さんはいて、ブックマークをしては毎日のように更新を待ち、交流を持った作者さんやどこの誰かもわからないけれど、私の作る話が好きだと言ってくれる読み手の方へ、自分のサイトも更新していた。
ある時ブックマークをしていたサイトで、◯◯(キャラ名)生誕祭チャットなるものが開かれた。
先述したようにLINEもないし、ガラケーではSkypeなんか開けないものだから、専らレンタルチャットで交流を深めていた。
やれ◯◯がかっこいいとか、原作のあの展開は最強だとか、あとは日常のことだとか。
ネット上で集まったチャットであるから、色々な都道府県から参加していて、ネット上しか居場所がない私には、
私のことを誰も知らない環境でオタク話に興じることができたのは、かなり嬉しかった。
その◯◯生誕祭チャットからは、結構な頻度で特に名目もない突発的なチャットが開かれた。
何度か参加しているうちに、固定メンツができて、その子たちとはメールアドレスを交換して、チャットがないときも交流できるようになった。
固定メンツがチャットに頻繁に交流を深めるうち、関東に住む子が池袋でオフ会をしよう、ということになった。
これから好きになる女の子をA、単純に仲良くなった子をBとしよう。
私はそのチャットでは最年少だったが、AとBとは比較的歳も近く、話が合った。
オフ会にはその二人は大体参加していたし、特にAは県を跨ぐものの、池袋で会うには不自由がなかった。
最初は趣味の合う友達、という認識だったのだが、チャット内ではそのAは人気者で、文書の書き方も上手く、オフ会で皆で集まればみんながその子を特別扱いしているように見えた。(特別扱いといっても恋愛ではない)
ネット上での繫がりから始まったとはいえ、それなりに交流してきたし、愛着が湧いた私は、
その子がちやほやされるのがそれはもう気に食わなかった。
一番交流してるのは私なんじゃないの?個別でもたくさん会ってるじゃん。
むしろ学校帰りに相手が暇なら、夕方からでもその子の学校の最寄りまで行って、待ってから遊びに行った。
この頃は私は高校生になっていて、比較的時間の自由がきいたので、多少時間がかかっても、その子の行きやすい場所に赴いていた。
私、この子の一番になりたいんだ。恋愛感情、なのかも。だって手をつなぎたいし、キスもしたい。
あわよくば、もっと先のことがしたい。
それは今まで男子しか好きにならなかった私にとって、かなり衝撃的だった。
高校でも親しい友達はできないし、閉鎖された交友関係で勘違いから始まったのかもしれないけれど……
でもその感情は、確かに恋だった。
私を一番にしてほしい。
この頃は夢女子を兼ねた腐女子となっていたので、同性への恋愛感情が実はそんなにおかしなことではない、
その影響もあって、恋愛感情は確信に変わり、その子のためなら文字通りなんでもした。
その子はなかなか常識的だったので、無茶なことは全く言わなかったが、
だからこそ私が同人誌をプレゼントしたりとか、グッズを買ってあげたりとか、
ご飯をおごったり、とにかく高校生なりにできることは、多少の遠慮をされても、そして無理をしてでもなんでもした。
同性への恋愛感情が初めてだった私は、なんでもすることによってまるで都合がいいだけのやつみたいに見えたかもしない。
それでも私を一番にしてほしくて、でも同性という壁があるから踏み込めなくて、
かなりかなり困っていた。初心な初恋のように。
恋愛感情を意識してからというもの、その子と話すとドキドキして話すのも恥ずかしくて、その子とは疎遠になってしまった。
今もTwitterはのぞいているけれど、楽しそうにしている写真が載っていると、まだ心がちくちくする。
同性という壁を超えるのは難しくて、しかも相手はノーマル。詰んだも同然。
指原莉乃さんによって史上初の二連覇が成し遂げられ、ベテランメンバーの勇退やフレッシュな新顔の台頭に沸いた第8回AKB48選抜総選挙。
80位までのランクインメンバーから構成されるランク帯のひとつ、33位~48位の「ネクストガールズ」に、36位のメンバーとして私の「推しメン」、HKT48の本村碧唯さんがその名前を刻みました。
「推しメン」とはいったものの、私はいわゆる在宅ファン。現場に足を運ぶ勇気もなく、TV番組だって全部はチェックしない、HKTのファンを名乗るのも若干はばかられるくらいのにわかなファンです。
私がAKB48を好きになったのは、ちょうどグループが国民的アイドルへと進化を遂げ始めていた頃、そのきっかけは当時総選挙で初の選抜ランカー入りを果たした指原莉乃さんでした。
「こんな面白い子がいたのか」と贔屓にしていた彼女がHKT48にその拠点を移し、私の関心も自然と博多の少女たちへと移りました。
指原さんの巧みなプロデュースや若いメンバーの瑞々しいパフォーマンスがすっかり気に入り、特定の贔屓はいないものの歌番組やレギュラー番組を時々見て楽しんでいた私の心を奪ったのが、いま「推しメン」として名前を挙げた本村碧唯さんです。
彼女のことは名前だけ知っている程度、いわゆる妹キャラで泣き虫の通称「あおいたん」、というのがその時かろうじて知っていた知識でした。
もともと指原さんが好きというだけあって、どちらかというと一癖二癖あるような子の方が好きだった私にとって、事前情報から判断するに彼女はまったく興味範囲から外れていました。
そんな彼女が、レギュラー番組「HKT48のおでかけ!」にて活躍の著しかったメンバーを表彰する恒例企画「おでかけ総選挙」にてフィーチャーされた活躍ぶりは、あまりに意外なものでした。
畑仕事中におもむろに巨大なミミズを手づかみし、周囲のメンバーが泣きべそをかいて逃げる中ひとり無邪気に笑う姿、キャンプ体験中、ひとり器用に火を起こしスタジオの指原さんやフットボールアワー後藤さんの口をあんぐり開けさせた姿、釜戸で番人のごとく火加減を見ながらウチワを仰ぐ、妙に手慣れた職人のような顔。ベビーフェイスで泣き虫、そして妹キャラというイメージからは想像もできない野生児っぷりに「こんなに面白い子がいたなんて…!」と一瞬にして心を奪われました。
そんなたくましい姿を見せたかと思えば、他の番組では泣き虫キャラとして一躍有名に。メソメソ泣くというよりは話している間にぼろぼろと涙が零れてくるような涙腺の緩さはもはや一芸クラスのインパクトをもたらしていました。
ただこれはただの取っ掛かりにすぎず、私が彼女を「推しメン」と呼ぶようになったのはもう少し後のことです。
この頃からメンバーのSNSをチェックするようになり、他のメンバーの顔と名前もようやく一致するようになりました。歌番組でも、ゆるい在宅ながら彼女に注目するようにもなっていました。
他のAKBグループと比較してあまりダンスに特化していないHKTにおいて、彼女のダンスはずば抜けていました。
小柄な身体をしなやかに操る綺麗なモーションと、若々しいゆえにパワフルな振付を要するHKTのダンスにおいて誰よりも脚が動いている高い身体能力。
グループ楽曲では主に後列にいながらも、劇場公演やTV番組で披露していた「回遊魚のキャパシティ」でセンターを務めたときのフォーメーション先頭に立つ凛々しさ。もともと体育会系として知られていた初代チームKの曲とあって高難易度のダンススキルを要するこの曲において、彼女はかつての大島優子さんのポジションで、当時のパフォーマンスに引けをとらない堂々としたダンスを披露していました。
彼女のダンスは、梅田彩佳さんや木下有希子さんのようなスクールやコンテストで鍛えたプロフェッショナルな巧さと、前田敦子さんや小嶋陽菜さんのような、「抜け」を作りながらもキメ所を外さない、マイクを持ったTVパフォーマンスにおいて最大限に映える巧さをバランスよく兼ね備えています。タイプは違えど、そんな彼女のダンスの巧さは松井珠理奈さんに通ずるものがあるなと個人的に思っています。
私はふだん生息している他ジャンルでもダンスを長いこと見てきましたが、ダンスに弱いと言われがちなHKTにおいて彼女が群を抜いて踊れるのはもちろん、そのダンスはグループ全体でも通用するほどレベルの高いものだと確信しています。
ベビーフェイスのあおいたんがストライクゾーンに躍り出たのはそれが所以です。
劇場公演にて行われるメンバーの生誕祭のたびに彼女がGoogle+に書くお祝いの言葉は、どれもメンバーのことをよく見ていて、人のいいことろを見抜く力に長けた彼女の才能をよく表しています。
特に、後輩である二期生メンバーへの言葉はどれも印象的でした。
「いい子すぎるんじゃないかってくらいいい子」と評した渕上舞さんが選抜メンバーから外れた翌日、選抜に残った側としてどう声をかけるべきか迷いながらも買い物に誘い出したそうです。のちに渕上さんは、その日はひとりホテルにこもるつもりでいたところ碧唯ちゃんが声をかけてくれた、と語っていました。
ことし卒業した岡田栞奈さんに対しては、「はじめはちょっと苦手だった」という一見ぎょっとするような書き出しに続けて、あんまり自分のことを褒めてくれるから裏があるんじゃないかと当初は不安になったけど、次第にそれが彼女のストレートに人を褒められる魅力のひとつなのだと気づいたと記していました。
所属するチームKⅣのキャプテンかつAKBの大先輩である多田愛佳さんのことを「愛佳」と呼び、愛佳がキャプテンでよかったと書くほど強い信頼を寄せています。
SKE48から兼任メンバーとしてチームKⅣにやってきた木本花音さんとも大の仲良し。HKTの先輩にあたる木本さんは、当初はメンバーと距離があり廊下でひとりお弁当を食べていたこともあったそうですが、碧唯ちゃんはそんな彼女を真っ先に「のんちゃん」と呼び、兼任が終わるころには「花音」「碧唯」と呼び合う仲に。木本さんのHKT最終公演にて特別に披露されたふたりのユニットパフォーマンスでは、会場から割れんばかりの歓声が上がりました。
HKT48の周年祭として行われた過去の公演のアンコール上演にて、かつて一期生で披露していた演目を披露した日。いつもと同じ公演後の更新に、楽しかったという旨に加えて、ふだんネガティブなことを口にしない彼女が「自分のことで精一杯で、この公演の経験のない二期生に気を配れなかった」と反省を零していました。
彼女の語る言葉は、私の知らないメンバーの素敵なところをたくさん気づかせてくれます。それは彼女がふだんメンバーに向ける洞察力と気遣いの現れでもあります。そして同時に、彼女が先輩にも後輩にも慕われる人物であることを伝えてくれてもいます。
ドラフト二期生のオーディションではキャプテンとともに選考に加わるスカウトマンに抜擢され、その時指名した松岡はなさんとは、いちばん先輩といちばん後輩というキャリアの差を飛び越え握手会でお揃いの服を着るほどの仲良し。
渕上さんや同じく二期生の朝長美桜さんは、先輩である彼女を「碧唯ちゃん」と呼び親しくしています。
三期生の矢吹奈子さんは彼女を「マブダチ」と紹介。(その真意はいかに)
卒業した後藤泉さんは、彼女を慕って自ら「あおさんのTO」と名乗っていました。
移籍当初その幼い可愛らしさに盛大な寵愛(笑)を受けていた指原莉乃さんとは、今ではお互い元気がなさそうな時に連絡を入れ合う仲。
キャプテン多田さんはことあるごとに彼女の名前を挙げ、もっと評価されていいのに、と悔しさすら零すことまであります。
同期との固い絆はどのグループどのメンバーにも共通して言えることですが、彼女の先輩後輩を飛び越えた強い信頼関係とそれをもたらす「人を見る力」に、気づけば強く惹かれる自分がいました。
そんな彼女を「推しメン」に据え、初めて自ら一票(記念のつもりだったのでほんとうに一票)を投じた昨年の選抜総選挙。
一昨年初ランクインで48位を記録した彼女の順位は、ランクイン圏内ギリギリの80位でした。
ステップアップを目標にしていた彼女にとっては本意ではない順位。それでも、ほんの一票でもそこに自分の票を投じてよかった、81位じゃなくてよかった、もし自分が投票しないまま彼女の名前が呼ばれなかったら、もしその一票で彼女が81位に落ちていたらずっと悔やんでいただろう、と心から思う自分がいました。
自分が投票した子が呼ばれるって、こんなに嬉しいことだったんだ、と気づかせてくれた瞬間でした。
ただ、選抜常連の人気メンバーとはいえ最後列の端が定位置だった彼女にとって、その順位は試練を意味するものでもありました。
高校3年生になり、後輩も増え、一期生だけの頃のような妹的なポジションにはいられない立場。
AKB選抜に名を連ねる宮脇さんや兒玉さん。グラビアで活躍する同期。野心に溢れた二期生の開花。圧倒的な妹分である三期生「なこみく」コンビの存在感。そして逸材揃いのドラフト二期生。
層の厚いHKTにおいて、彼女の存在感が常に安泰とはいえないような1年でした。
そして最新シングルで初めての選抜落ち。私も、そして彼女もGoogle+に記していたように、「いつか来るかもしれない」と危惧していた瞬間でした。
今年の選抜総選挙を直前に控えた頃、「HKT48のおでかけ!」にて、一期生メンバー数名を集めた食事会の様子がOAされました。
そこで彼女が口にしたのは、「アイドルに向いていない」という言葉。
それを聞いたとき、私は「そんなこと言わないで!」と思う反面、たしかにそう言える節もあるかもしれないな、と妙な納得を覚えていました。
AKBが「アイドルらしさ」という画一的な価値観を打ち破った昨今、「アイドルに向いているかどうか」は一概には決められないと思っています。
それでも、彼女の性格はたしかに、セルフプロデュースがカギを握るAKBにおいては、たしかにあまり有利には働きません。
そしてそれが、悲しいかな彼女の長所と紙一重であるとも思っています。
碧唯ちゃんのダンスはたしかにグループでも指折りの巧者といってよいほど。
ただ、その長所は、言葉を選ばずに言えばアイドルとして当然に求められるスキルが秀でているだけのことにすぎません。
もちろんどんな特技や長所を持つ子でも、みんな同じくらい努力をしているしそれぞれの秀でた能力そのものに優劣の区別はつけられません。だけど、アイドルとしての彼女のそのスキルは、集団の中で目を引いたりテレビで大きく取り上げられたりはされにくいという面があります。(例えるなら、学校のテストで満点や一番を取った人が、スポーツの大会で優勝した人のように賞状とトロフィーが贈られ全校集会で表彰されるとは限りません。)
さらに、碧唯ちゃんは本当に周りをよく見て他者に気を配る代わりに、あまり自分をグイグイ出すことはありません。
ファンに対して強いアピールや確固たる目標を口にするのもあまり得意でないようです。
真面目な性格の分器用に立ち振る舞うのが苦手なようで、指原さんに「適当にできない(TVのアンケートに時間をかけすぎて怒られたりする)」と涙ながらに相談していたこともありました。
二期生や三期生の急進メンバーのような、キャラを立たせ、おいしい機会を逃さないというハングリーな強さにはやや欠けるところもあります。
私はそんな不器用なほどにまっすぐなところも含めて彼女を好きになったのですが、たしかにそんな彼女の課題(欠点とはいいません)は大きなハンディキャップになります。
人前で決して弱音を吐かない潔さの反面、悩みや本音を抱え込んでいないか少し不安に思うこともあります。(多田さんや木本さんがそんな彼女の性格を慮っている様子を時々見かけます)
周りをよく見ているだけに、選抜から外れたときも、悲しい顔をしていては初めて選抜入りした二人が喜べないから、と、初選抜のメンバーを祝福する強さをもっていました。
誤解を招きたくないので念を押しますが、私は決して、彼女が報われないと嘆いているわけでも、彼女を不遇のヒロインとして描きたいわけでもありません。
ただ、彼女の素敵な魅力は課題と紙一重になりかねない、だけど私は彼女のそんなところを好きになったんだ、というもどかしい思いを抱いているだけです。
セルフプロデュースによってスポットライトの下に行き、ファンの物理的な支えで直接その光を浴びるアイドルとして、彼女はあまり器用な人ではありません。
そういう意味では、たしかに「アイドルに向いていない」と自らを評価する気持ちも少しわかるような気がします。
それでも私は、今年も彼女にアイドルとしての期待を託し票を投じました。
不器用でも人目を引きづらくでも、彼女のスキルと頑張りを評価したいと思ったから。
器用に振る舞えない分、どんな時でも一切弱音や環境への不満を漏らさず、たとえ冗談でも他人を悪く言わない彼女のまっすぐな姿勢に惹かれているから。
選抜から外れ、アイドルに向いていないと自分の魅力を陰らせてほしくなかったから。
そして何より、彼女が数多いるアイドルの中で私の目に飛び込んできてくれた唯一の存在であるから。
実のところ、在外中ということもあってモバイルのキャリア認証の壁に阻まれたこともあり、実際の投票数と貢献度はほとんどないに等しいようなものです。彼女の結果に「頑張ってよかった」とも「悔しい」とも言えるような立場ではないただの在宅として、ほんのわずかでも彼女に届けば、との思いで票を投じました。
そして昨日、開票が進み、HKTメンバーの名前が続々と呼ばれ、私ももしかしたら彼女も、今年はもうダメかもしれないと不安を抱き始めた頃、36位のスポットライトは、本村碧唯さんのもとに当たりました。
両手を深く握りしめたガッツポーズ、両手を大きく挙げて喜んだ指原さん、36位のスピーチ中にカメラを向けられ、大きな笑顔でピースを作った仲良しの後輩、松岡はなさんの姿。
速報順位から大きく狂い、「箱推し票」ともいえる第一党グループをかけた駆け引きに左右されたとも噂される大混戦の中、HKT48全体で6番目の位置につけた彼女は、昨年から1万票以上増えた得票をもって、この日自身の最高位を記録しました。
開票終了後に更新されたGoogle+には、彼女の喜びと感謝、そして選抜復帰にかける意気込みに続いて、こんな言葉が記されていました。
「1人じゃ何もできないので(以下続く)」
私はこの言葉を見て、初めて彼女に少しだけ怒りました。(といっても心の中で「もうっ><!」と思った程度のそれ)(基本欠点を指摘する暇があったら好きな子のいいところをできるだけ多く見つけたいタイプ)
碧唯ちゃんは、ひとりでは何もできないようなアイドルではありません。
ずば抜けたダンススキルはグループの垣根を超えて、高橋みなみさんの卒業を前に企画された特別公演の一つ「ダンス選抜公演」に抜擢されるほどの評価を得ました。
メンバーに向けた気遣いとパフォーマンス能力の高さは、自身の誕生日に際し他のメンバーが「これからは碧唯が自分のために動けるように」とコメントしたり、キャプテン多田さんが「頼もしい」「もっと評価されていいのに」と評価したりとグループ内で確固たる信頼に繋がっています。
大混戦の中36位というグループ6番手の位置につける得票は、紛れもない彼女の魅力と功績への評価がもたらしたものです。
彼女は今年の総選挙の目標を掲げるにあたって、「唯一碧く輝く宝石になれるように」という自信の名前に由来して、輝く宝石になりたいいつも自分を輝かせてくれるのはファンのみなさんです、と語ってくれていました。
その言葉がとても彼女らしくて嬉しく思うと同時に、「逆だよ、あおいたん」と思うこともしばしばありました。
本村碧唯というアイドルは、それ自身がキラキラ輝きを放つ碧い宝石です。
磨かれて宝石になるのを待ってるんじゃない、もうとっくにあなたは宝石なんだよ、と、勇気が出ず握手会にも行けない在宅は心の中で叫ぶほかありません。
たしかにAKB48という世界において、最終的に彼女たちにスポットライトを向けるのはファンの力です。
それでも、少なくとも私は、「この子を宝石に磨き上げたい」という思いではなく、「この綺麗な輝きをもっともっと光らせたい」「この美しい宝石に似合うステージへ歩むべく少しでも背中を押す声となりたい」という気持ちで彼女を応援しています。
何より、数多いるアイドルの中から彼女を見つけるための道しるべは、他でもない彼女自身の放つ光だったから。
決して器用ではない彼女が、今年になってたくさん言葉にしてくれた強い思いを、一にわかファンながら嬉しく頼もしく思っています。
だから碧唯ちゃん、これからは、その輝きでみんなを照らしていってね。
碧唯ちゃんが輝けば輝くほど、その光をもっと広く届けたいと思う人が増えるはずだから。
あなたはとっくに輝いてる、本村碧唯という宝石は今まさにスポットライトを浴びて輝きを一層増そうとしているのだと、彼女が自信をもてるようなきっかけになればいいな、と願っています。
本村碧唯という、碧く輝くただひとりの宝物に、心からの祝福を。
勢いで書き殴っておいて最後に言い訳するのは最高にかっこ悪いのですが、私はほんとうにただの在宅にわかで、今回の結果に至るまでに頑張ってくれた彼女のファンの皆様にただただ感謝するばかりです。
何の力にもなれてないファンだけど、大好きな碧唯ちゃんの飛躍が嬉しい気持ちには変わりなかったので紙吹雪代わりに匿名でネットの海にばらまくことをお許しください。
了