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2023-11-29

masa_bobさんへ DAY2

DAY1 anond:20231128154145

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20231128154145

この反応見て、ああこれ、これでお仕舞いっぽいなと思って100字でサッと返したんだけど、朝起きたらまだ続くみたいだったので、DAY2です。

masa_bob

追記について・触れてないかクリティカルとか気力云々で年齢透視とか、そもそもの話から遠く離れた勝手脳内バトルフィールドを長々と開陳されてるのを見て、これ認知プロファイリングじゃん怖っ…って思いました

こっちの論点最初から自覚はあります」の一個なんだから、初手で触れて欲しいんですよね。メンゴで許すって言うてんのに。

それを、

  1. 批判されたら~~」とかって自分の単なる決め付け難癖をさも正当な批判であるかの様に歴史修正しようとしたり
  2. 中年なんたらが不快勝手な決めつけですよね)だから謝れって無茶苦茶」とかって僕の主張(誤認だから謝れ)を捻じ曲げたり
  3. メンタルじゃ逆張り芸はやめたほうがいい」とかって追い決め付けで全然違う話を始めたり

そもそもの話から遠く離れた勝手脳内バトルフィールドを長々と開陳 してんのは、誰よりもまずmasa_bobさんなんだよな。(100字制限あるから文字数的には長くなくても2日目に跨いだなら十分長い)

3.に関しては更に これ認知プロファイリングじゃん怖っ…って思いました と 自分もそうだって自覚ないの??? もそのまま返します。ごめん嘘です。怖っ…とは思いませんでした。「うわコイツガチで暇空オルタじゃんwww瓢箪から駒が出たwwwww」って思いました。

だいたいブクマカとかもそうだけど、熟練ネット論客って、こういうコミュニケーションコストが高い奴が多いんよね。相手のやりたいテーマがあっても、絶対にそこに降りて行かないの。ちょっとズラして返事しがちよな。青識亜論とかひろゆきとかもそうじゃないですか。あと暇空。

……というのを100字に圧縮したのが以下のコメントです。

kotobuki_84

じゃあ初手で触れろやカス。こっちは最初からそこしか論点いねん。バトルフィールド広げてるのはお前だし、認プロしてるのもお前。怖いのもお前。ホンマにはてブはこの手のコミュニケコスト高杉晋作が多すぎる。

で、更なる返事が以下。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/b.hatena.ne.jp/entry/s/b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20231128154145

masa_bob

最初からそこしか論点がないと言いつつクリティカルとかお前は暇空だとか年齢とかに一方的言及した挙句、鸚鵡返しと罵倒するだけになったあなたコミュニケコストを言いますか?

masa_bobさんは妙に押しますけど、僕はクリティカルとか一言も言ってないですよね。「納得して貰えたと言う事で良いんですかね」って確認してます。納得してないんならしてないと言えばいい。そこが論点なんだから。でも一生避けるの。だから言ってんのよ。コミュニケーションコストが高いって。

つーか、つまり「kotobuki_84は自覚があると言う事を認める」が「クリティカルだって、そこはmasa_bobさんの中の認識がそうなってるって事よね。単にうっかり言及し忘れたとかじゃなくて、意図的に避けてるって事ですよね。僕はずーっとメンゴで終わる話だと言うてるのに。それが「コミュニケーションコストが高い」じゃなくて何なんだよ。

その上で

  1. 「お前は暇空だ」は、masa_bobさんの初手と二手目が認プロだったか
  2. 「年齢とかに一方的言及した」は単なる枝葉だし、masa_bobさんも枝葉だって認識してるし、でもその上で本筋を避けて敢えてそこに突っ掛かってるだけ
  3. 「鸚鵡返し」は……したかな? 上でしてるな。予知能力者か?
  4. 罵倒するだけ」は、masa_bobさんの初手が罵倒だったか

上でも書いてるけど、バトルフィールド拡散してるのであれば、そうしてるのはmasa_bobさんなんですよ。広げてるというか、本筋避けてる間に広がったと言うか。そういうのに逐一対応して「本筋はこっちだよ」って教えてあげてる僕。本件に関して言えば、僕はコミュニケーションコストが低い側です。大概にコミュ障の僕が、相手が大カス過ぎて相対的にマシだから介護してるの。

からまあ、毎回コロコロ場所が変わるmasa_bobさんの今回の居場所であるこのコメントついてはこう答えてあげます

「僕にはmasa_bobさんのコミュニケーションコスト高杉晋作ぶりに文句を言う筋合いがあります

これでこの枝葉の話は終わりです。本筋に戻れ。(絶対に戻らんぜこれ)

2022-12-25

ぼっち・ざ・ろっく#12話で結局ぼっちコミュ障のままだった

これ、凄い良い所だったと思うんですけど皆イマイチ言及してない気がします。

ボトルネック奏法での一発逆転は盛り上がりましたし、そこに行く流れとしての「アル中迷惑客が一番前に陣取って酒瓶を散らかしていた」というシチュエーション瓢箪から駒の二重構造を産んでいたのも話作りとして緩急があって良かったので話題になるのは当然なんですが。

でもあそこで一番大事なのって「結局ぼっちはこの土壇場でコミュ障が治ったりしない」っていう所で、強烈なインパクトのあるボトルネック奏法はどちらかというとそれを物語に組み込むためのバーター脱臭のための要素に思えるんですよね。

ぼっち・ざ・ろっくって「ギターを凄い練習したコミュ障承認欲求モンスター物語」という設定を裏切ること無く丁寧に進めているか面白いというか、主人公コミュ障なのを超絶ギター技能を持つ学内ヒエラルキー底辺というスタートを成立にするためだけの「スタートダッシュ台」にしてないのが売りなんですよね。

どんなにバンド仲間と一緒に過ごしても持って生まれ陰キャ性は絶対に失われないっていうのを、物語の都合よりも優先しているからこそ作品リアリティリアルかどうかではなく実在してる感覚があるかの意味)を持って鑑賞できるわけで。

もしもここで「ライブ回なので気合入って後藤ひとりが覚醒して完全無欠になりました」だと物語の作り上げてきた世界観が一気に色褪せていたんだろうなと。

ボトルネック奏法の直前で崩れていく後藤ひとりを結束バンドメンバーアドリブで間をつなぐ、まさに結束だなーってシーンは#8話にて失敗に終わりかけたライブギターソロで持ち直させた後藤ひとりに対しての恩返しのような側面もあるんですよね。

でもその両者において後藤ひとりが結束バンドに対して捧げたのは結束というよりも「自分中心の世界になったことで解放されたギターヒーローとしての超絶技巧」によって答えるんですが、これは結局のところ後藤ひとりにとってのベスト状態アニメ終盤においてもソロプレイであるという事なわけです。

これって要するに#1話の完熟マンゴーの頃からまだ脱皮しきれてない、というか、ここまで来てもこうなら最後までぼっちにとってのベスト状態ギターヒーロー状態の時なんじゃないかという疑念さえ湧いてくるわけです。

そこに追い打ちをかけるように喜多郁代は「皆と合わせるのは得意なのでバッキングが上手くなった」と語っているのがまたなんとも。

まり後藤ひとりのぼっち性はバンドをやって仲間ができた所で変化しておらず、陰キャ陰キャとしてバンドに貢献する形は、陽キャのそれとは違った形で現れる、結論としては「陰キャはどこまでいっても陰キャ」が文化祭ライブまでにおけるぼっち・ざ・ろっくのストーリーとなるわけです。

完成品を見てしまうと当たり前に感じるんですけど、作品の中での山場を超えても主人公を「主人公らしい物語を盛り上げやす人格」に成長(矯正)してしまわないというのは決して簡単じゃないと思うんですよね。

普通だったら分かりやすい盛り上がりの一環として主人公人格をまるっと陽キャに入れ替えてしまうんじゃないかなと。

でもぼっち・ざ・ろっくはそこに逃げること無く「機材トラブルを言い出すことも出来ずアタフタする」→「仲間が助けてくれる」→「超絶技巧で殴ってきり抜ける」というスタイルを貫き「ギターの上手なコミュ障」のまま主人公に山場を切り抜けさせてるんですよ。

白状すると私はぼっち・ざ・ろっくのことを最初「都合よく性格レベル-100にした主人公を雑に成長させて、性格レベル±0からスタートした時との差分で状況を大きく見せるよくある陰キャ文化盗用」ぐらいに思ってたんですよ。

でも実際に蓋を開けてみると全く違っていて、ぼっちは少なくとも文化祭段階まではほぼ全く変わらずにぼっちなんですね。

特定性格やそのステレオタイプに対する雑な偏見を組み合わせて物語を作り、そこから雑に成長させて終わらせるのって実際の所、作劇の仕方としては王道とも言えるんですが、それをやると物語寓話性に飲み込まれリアリティを失うという欠点があると私は考えています(逆にディズニーなんかは意図的寓話的な話にすることでリアリティラインをコッソリ下げるのに利用してたりする気もします)。

でもぼっち・ざ・ろっくはそれをやったらおそらく作品として「死ぬ」んですよね。

私はそれを勝手危惧していました。

折角面白いアニメなのに、フィナーレを飾るためという安易理由自分から死んじゃうのかなって。

でもそれは単なる杞憂で、実際には貫くべきものを貫くことで守るべきものを守って終わらせたわけです。

いやこれって凄いことですよ。

変な話、大体の作品は途中で勝手自分から死にがちですからね。

なまじ期待の大きい作品ほどそういう所があるので本当に怖かった。

でもそうじゃなくてよかったなと。

あ、そんだけっす。

2022-07-29

政府 技能実習制度見直し検討法相目的実態かい離」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220729/k10013741691000.html

まるで安倍元総理が無くなった途端、あらゆるものごとが正しい方向に動き出している印象。

見つからなかった資料がみつかったり、技能実習制度が見直されたり。


山上さんの行為は許されないけれども、瓢箪から駒が出たというか、

日本にとっては良いことだったのかもしれない。

2022-07-17

国葬2025

 2025年安倍元総理国葬に端を発した議論世論を真っ二つに割り、収まることを知らなかった。「生前の功績を考えれば当然である」「法的根拠がない」「国会議決があれば充分だ」「基準不明瞭で恣意的であり、つまるところお手盛りではないか」「俺だって国葬をやってほしい」――その対立は混迷を深め、デモ隊国会前を埋め尽くし、街宣車の怒鳴り声は霞が関に響き渡り、もはや正常な国家運営不可能かと思われた。しか官僚はどこまでも優秀であり、また柔軟であった。瓢箪から駒が出るがごとく、あるいは彗星のごとく、突然「厚生労働省組織令等の一部を改正する法律」が可決・成立、厚生労働省葬儀局が発足したのだ。通称「誰でも国葬法」である

 国葬はこのような流れで行われる。自分葬儀国葬で執り行ってほしいと望む希望者は、生前のうちに国葬希望届を市区町村に提出する。もちろん国葬を行う理由も求められる。人生の総決算なので――もちろん国葬を求めるような人種にとっては、ということだが――気合を入れて書かねばならない。「個人病院経営し、地域経済面健康面の双方で支えた」とか「長年にわたるボランティア活動を通じて人々に希望を与え、他人を慈しみ思いやる心を身をもって示した」とかそんな立派な感じのことを原稿用紙10枚分ぐらい書く。自分で書いてもいいが、役所人間は誤字脱字に極めて敏感なので代筆業者に頼むのが確実である却下と再提出を繰り返しているうちに死んでしまったら元も子もない。

 参列者数の見込みも書く。少なすぎると却下されるが、あまりにも非現実的数字を書いても撥ねられるので、実数の2倍から3倍ぐらいとするのが良い。その程度ならバレない。死亡予定日も書く。親切なことに書類に目隠しシールが付いているので、医者に頼めば記入後に目隠しシールを貼って返してもらえる。その日を知ってしまって心穏やかでいられる人はあまりいない。自分で記入する豪胆な人もいるらしい。その日になったらどうするのだろうか。

 費用は前払いである。葬儀のグレードに応じて価格が違う。一番下から3番目ぐらいまでのグレードはそこらへんの葬式と何も変わらない。それでも申し込みは引きも切らない。ここら辺の人々は国葬を単なる前払い式国営ワンストップ葬式パックとして見ている。難しいことが全て前払いの明朗会計になっているのだから無理もない。いったい葬式とは何なのか改めて考えさせられる。

 グレードが上がっていくにつれて費用の桁も増えていくが、それだけ扱いが豪華になる。一番上のグレードは費用審査も厳しいが、扱いは一般市民としては最上級のものになる。外国大使も参列する――もちろん応じてくれればの話だが。不偏不党原則によって与党だけでなく野党党首なども呼ばれる。厚労省副大臣あたりも参列する。YouTube厚労省チャンネル生中継も行われる。ニコ生でも中継される。式典のフォーマットは完全に決まっているため――何しろお役所仕事なのだ――走る自動車完璧に合わせて「⊂ニ(^ω^ )ニニニ⊃」のAA投稿されたりする。咎める人は誰もいない。いったい葬式とは何なのか改めて考えさせられる。

 近頃は葬式だけでなく誕生についても国がまとめて面倒を見るべきだという議論がある。人間誕生と同時に人権戸籍国籍が与えられるのだから赤ん坊誕生は単にその親の私的イベントではなく、歴然とした公的性質を帯びている、というわけだ。人生の始まりと終わりが国によって管理されるとき、その人生の所有者は果たして本人なのだろうか、それとも国家なのだろうか。

2021-06-02

anond:20210602071506

正規兵だの傭兵だの賞金稼ぎといったまともな戦力は使い果たしていて、怪物に立ち向かう勇気のある奴なら誰でもいいという触れ込みで募集した者が勇者と呼ばれているんだと思うよ。

「来たれ勇者魔王を倒せば富と名声が君のものに」とか威勢のいい触れ込みで。

役場登録すれば誰でも勇者になれるけど、別に登録したところで武器や支度金を支給されることはなく、自腹で装備を購入して怪物駆除したら一匹いくら金銭が出るような感じで。

最初から全く働きを期待されておらず使い捨てても惜しくない雑兵なんだけど、その中でひとり抜きん出た働きをする者がいて、それが伝説勇者様とか呼ばれてるんじゃないかな。瓢箪から駒というか兵隊元帥というか。

2020-01-26

不゚倫体

この間座談会に出席した。

「私のひそやかな楽しみ」というテーマで一人一人喋る場面があり、そこで「ひとりで回転寿司に行く」という回答がダブったのが今でも鮮烈に脳裏に焼き付いている。という前置き。

 

週に何度も通る駅への道。傍らで開店している回転寿司屋。(これは開店と回転をかけたギャグです)

しかしけしてひとりでは通らない。脳の裏側でひとりで回転寿司という文字というか概念が二重になって輝く。その色数 1680万色。

ゲーム脳と誹りたければそーしろ。私の脳は青色 LED発明される前に生成されたので燃費悪いよ。

 

日々募る寿司への憧憬。許されない現実

ひとりで食べると高すぎる。ふたりだともっと高すぎる。

三人揃えば高速増殖炉となり高速で寿司を回転させていただくことも可能だけれども、条件がまず揃わない。

  • 夕食で
  • 休日
  • 寿司食いたくて
  • 食いたくて
  • 震える

幻の三人目は西野カナではない。よって揃わない。

 

真剣に悩み、突き詰めた結果、私はいくらが食べたいということが判明した。

実のとこ真剣に悩む前からいくらが好きだったのだけど、意識してしまうと慕情が止まらなくてぼじょーて漏れまくる。(これは慕情とぼじょーをかけたギャグです)

 

定期的に五人で食事会を開く。揃いも揃ってる。夕食で休日で緊張で震える。六割方揃ってる。

五芒星パワーで毎度寿司召喚される。いくらもいる。いくらも…いるんだよ。いくらは…存在するんだよ、手を伸ばせばすぐそこに。

 

でもそれらいくらはすべて私ではない人が食べる。いっぱい食べる君がすきだから…。いくらよりすきだから…。

いくらよりすきな人が私のいくらを食べていく。

人を食らった原生生物を探窟家が食べてふたたび私たちの力になるのって旨の話をリコちゃんがしてた気がするんだけど、いくらを取り込むことによりより私に好かれまくってってる気がする、私のいくらを食べる人。私のいくらを、食べる人。私の、いくらを食べる人。

 

でも失ったいくらはもう食べられない。私の口でいくらがはじける日は来ない。

もう何億年もいくら食べてない感覚持ってる。カンブリア紀には寒鰤が獲れてたはずなんだから鮭くらい余裕でいるっしょ。そこは心配してない。

 

人間には三大欲求というものがある。食欲、睡眠欲、いくら欲。

これらが満たされないと人はいずれ死ぬ。私ももう長くはない。もって八十年というところか…。

 

近所のスーパーいくら丼やいくら軍艦に値引きシールがつくことがある。

値引き無罪である

多少高くても値引きシールが貼られているのならお買い得だねという気持ちに包まれ我が家ローカルルールである

 

しかし値引きシールが貼られるとき、そこに私はいない。眠ってなんか…いない!(本当です)

たとえ私がそこにいても、夕食前なのだ家族で団らんなのだ。一人前のいくらなんて持ち込めないのだ。ぼくぽろりなのだ

もし持ち込めたとしても速攻でいくらバキュームが発動して私の口には下のごはんとか海苔とかしか入らない。

 

そんな日々がかれこれずっと、ながくながらくながらがわく続いていた。

しかしある日、転機が訪れた。いくらバキュームの君が、遅ればせながら習い事を開始したのである

 

なんとびっくり、夕方近くの単独行動可能時間帯という副産物小一時間ほど発生するようになった。

ひょー!たん!こまっ!(これは瓢箪から駒が出ている様子を表現したオノマトペです)

いやそれより前から通うもんはあったけど、基本ガラスの向こう側で私もじっと手に汗握って見守る系のやつで、そんなフリーダムなもんがこの世に存在するという発想がなかった。

 

人は自由を手にしたとき何を為すか…答えは当然、近所のスーパーに赴きのんびり自分のペースでお買い物、である

そして… ""知って"" しまうのである…その時間からおあつらえ向きに値引きシールが貼られ始めることを…。

 

はじめてソロ活動中にいくら丼 550円 20% 引きという文字列を確認したときのあの心の躍動を忘れない。

そう、私の心は、躍った。網膜を通し脳裏に燦然と貼られる値引きシールを翻し、かろやかに、はじけ飛ぶように、そうまるでいくらの如くはじけ飛ぶように!なんかうまいこといった!とにかくまあ躍った。

 

しかし冷静になって考えると、私は夕食とは別に家族内緒で、475.2円のものをかっ食らおうとしている。

しか家族大好物内緒で独り占めしようとしている。

事が済んだらその容器をごみ箱深淵へ誘い、上から別のごみを殉葬して、素知らぬ顔で自分ごはんをふーんわーりエアリーに盛って、何食わぬ、当然いくらも食わぬ顔で家族と夕食を取ろうとしている…。

 

強烈な背徳感が私を襲う。

私はこれまでの人生、それなりに善人で暮らしてきた。

人を欺こうなどと大それたことはせず、馬鹿がつく系の正直に、不器用に生きてきた。

そんな私がこんな倫理に反するようなことを想像し、あわよくば実行しようとするなんて…!

自分すら知らなかった自分の一面に恐れおののき打ち震えた。私単体だと結構震えてるんだな。

 

そして数秒後に気付いてしまう。この行為は…不倫だ。

倫にあらず。すなわち不倫

 

今まで誰にも言ったことがなくて増田公開情報なのだけれど、私は不倫というか不倫をして悲劇のヒロイン気分に浸ってる女性というのがどうにも苦手で、とにかく不倫にまつわる様々なものを遠ざける傾向にあった。

そんな私が、私自身が、今まさに不倫をはたらこうとしている。

なんという運命のいたずら。神様いじわる。仏様じわじわくる

 

それでまあ、そう思った瞬間一気にハードル高くなって、未だいくら買えてない。食べてない。目の前で食べ尽くされるのは見た。

代わりと言っては何だけど、そのスーパーで売ってる冷凍タピオカ買ってココアとかミルクティーとかに突っ込んで百均のぶっといストローでずぼぼぼぼぼってしてる。少し満たされる。

タピオカ飲料に使われるストローのあの鋭利な斜め加工は、上部にシーリングされたフィルムをえいやっとつんざくためだけではなく、タピオカストロー内に導くためにも必要だということが、百均の無加工ストローによって判明したのでよき教訓となった。

飲む前にキッチンばさみでちょんと切って斜めにしてる。

 

それはそれとしていくらを諦めた訳ではない。

タピオカみたいに冷凍いくら気さくに売って欲しい。

生協カタログちょっとお高いやつならたまに見かけるから、もうちょい手が出せる価格帯での販売もして欲しい。

 

なんかいくらのこと考えだしたら廃人みたいになってしまったんだけど、いくらのこと想いながらキーボード打ち殴ってったら少し落ち着いた。

殴るほどの威力かけてはいないけど、なんか打撃が頭蓋のツボにヒットしてしまった人っぽい文が書けたね。

 

長いので読み飛ばした人用要約

はいくらがすきです。

2020.01.27 15:45 追記

思いのほか人に読まれることとなったので、「これから日記を書いてください、ただしこれは確実に人に読まれます」て言われたら↑の RAW 文とりあえず書くだけ書いた後↓の文にコンバートするだろうな、みたいなやつも今書いてきました、併記ときます。多分↓だけ読めば伝わりオッケーだと思う。

 

以前知人が「ひとりで回転寿司に行くのがひそかな楽しみ」という旨のことを話してくれた。

それ以来私も一度はひとりで回転寿司に行きたいと願っていたが、家庭の事情もありなかなか叶わない。

自問自答して問題の切り分けをした結果、願いのサイズを「いくらを食べたい」というところまでミニマルにできた。

それでもなお立ちはだかる家庭のルール価格ハードル

そんな中、値引きシールの貼られたいくら丼を家族内緒で買って食べるチャンスが回ってきた。

しかしこれは倫理に反する、つまり不倫だ、と私の心が判断して、不倫にまつわるものが苦手なあまりそのチャンスすら手放してしまった。

せめていくらがもう少し安く売られていたらなあ。

2018-06-03

自殺誘発するから自殺報道自粛とかあるじゃん。あれの逆な

景気上昇中とか人口増加傾向とか嘘でもニュースしまくったらプラシーボ効果マジでそーならねーかな

社会不安から貯蓄に回したり子供作るの控えよーってなっちゃうんだし、海外の奴らがデマに騙されて日本投資したりとかすればマジで瓢箪から駒がでちゃうんじゃね?

国会でも嘘付きまくってんだからちょっとくらい大丈夫でしょ

2017-04-23

一応内部のPとして反論というか弁護だけしておくと

http://anond.hatelabo.jp/20170422130208

まあ法人相手にしてるだけで情報商材ビジネスに近しい構図なんで、

お金のものには色はつかないので、騙されて出てきた1億だろうと、リターンを期待して出てきた1億だろうと、原作企画周辺の節税対策で出てきた1億だろうと、現場にふってくれば1億は1億なんだよ。

「誰も得をしないでも作れる」かもしれないけれど「誰も得をしてはいけない」わけじゃない。

しろ瓢箪から駒だっていから、ヒットが出れば嬉しい。

いや、もっと切実に、ヒット出したいよ。

だってさ、企画段階では「出資者をだまくらかすダミー企画」かもしれないけれど、スタッフが頑張って良い作品を作って、ファンに受け入れられて、売上が上がれば、それはダミーでも詐欺でもなくなるんだよ? アニメだけじゃない。もっと一般論で言って、新企画なんてものは全て、走り出す前には結果が出てない。結果次第では出資者詐欺犯罪という意味ではなく感情的意味の話ね)になるかもしれないし、ならないかもしれない。

なかのひとは、どうにかしていいもの作りてえな、売りてえなと思ってるよ。

だってまらないものを作るより、自分なりに少しでも、ひとかけらでも納得するものを作らないと、金はともかく、精神が保たないよ。

ただの詐欺ならクオリティなんかどうでもいい。バストショットで動かずフラッシュアニメみたいなのでもいい。

でも、いま、深夜アニメですらそんなひどいものないでしょう? 円盤が売れない大爆死と言われる作品であっても、客観的にみればそれなりにちゃんと完成してるとおもうよ。

製作委員会方式は、むしろキャッシュの循環の中で「嘘から出た真」を目指してるんだよ。たくさんヒットが出れば、この方式出資者詐欺でも情報商材でもなく、「リスクとリターンを考える出資者注視する市場」になりえる。ハリウッドは、実際そうなった。

いまはたしかに未熟で結果のでない作品が多いかもしれないけれど、そうやって、露悪的な説明ばかりをするのは、片手落ちだと思うよ。

 
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