はてなキーワード: 現地採用とは
海外で現地採用で働いている。特に海外で働きたいという強い希望があるわけではなかったが、職種が特殊なため、流れ着いてここにいるという感じだ。
もともと現地採用で海外勤務している人と駐在の人は話が合わないらしいので、こっちに来てからも駐在の人とは話したことはない。
で、現地採用組の日本人たちと話すと、大体、日本ディスが始まる。
政治、経済、文化なんでもありだ。そのときそのときの時事問題に応じて、軽やかにディスっていく。日本円のみで資産を持つなんて信じられない、軽減税率の事務コストを考えない頭の悪さ、etc, etc.
そもそも海外で現地採用で働くような人たちは日本が合わなかったので、出てきているわけで、こういう話題は特に盛り上がる。
もう日本なんかでは働けない、というのが全員のいつもの結論だ。
が、私はそうではない。
職種が特殊なため、ちょうどジョブオファーがあったのがここだっただけで、日本でジョブオファーがあるなら今すぐにでも帰りたい。
おそらく周囲の人たちもそれを察していて「増田さんは海外志向というよりは、日本に帰りたそうなタイプだよね」としばしばディスられる。
一度海外で就労経験をするのは視野が広がるので良いと思うのだが、経験した立場で言うと、海外志向が必ずしも国内志向よりも上だと思わない。
その理由は、海外志向の人は海外で暮らすこと、働くこと自体が目的になっているように思えるからだ。
たとえば、給与が日本よりいいから、就労環境が日本よりいいから海外で働いている、というのは理解できる。
しかし、上記の人たちは、何らかの奇跡が起こって、日本の就労環境が最高にホワイトになり、
世界最高水準の給与レベルになったとしても、日本の帰りたくなさそうなのだ。それ、おかしくない?
そういう意味で、給与が良い企業、国を飛び回っているジョブホッパーの方が自分にとっては共感できる。
結局のところ、週末の大切な時間に、同じ現地採用とはいえ、日本人と日本ディスのトークで過ごすのは精神に良くないので、
彼らとは距離が遠くなってしまった。いろいろと得られる情報もあったので、最初は悩んだが、やはり精神は重要なので。
最終的には、現地人や中国人・インド人のような同じく海外から来ている人と過ごすことが多くなった。
情報は彼らからでも手に入るし、なにより彼らは日本をリスペクトしてくれていて、「今度日本に旅行に行くんだけど、どこに行くのがおすすめ?」と
聞いてくれるので、何か自分も役に立てている気がするのだ。
ステータス:ITエンジニア、英語ペラペラ。SIerではなくガリガリ自社サービスを開発しているから、そこそこ技術力はある。
RGFってリクルートの海外拠点?の会社から頻繁にスカウトのメールが来るのだが、アジアで就業するメリットがまったく理解できない。
更に、なんなの?現地採用って。現地の劣悪レートでの採用だと?
日本で800万ほどの年収で働いているのに、普通に年収を日本円にして250万〜300万くらいの仕事を紹介してくる。
何が悲しくて生活レベルも給料も技術レベルも落として働かなくちゃならないのか?どういった心境でスカウトしてくるのか?
でもさあ、このIT業界に関してはアジア内には日本も含めてIT途上国しかないじゃん。どこにやりがいを持っていけばいいのさ。今更、日本以上のレガシーな環境で得られる経験って何だよ。
おまえらリクルートのサービスだって軒並み糞みたいなUIで使いにくさを楽天と争っているような糞企業だろうが。ITの領域については。
本当、この会社はどこをターゲットにしてるのか、全く謎。奴隷の中の奴隷を探しているようだけど、承諾するやつの頭のレベルもたかが知れてると思う。
エージェントもさあ、プロならメリットを見出した上で声をかけるべきでしょ。
ちなみにRGFのエージェントも現地採用って言ってた。糞どもが。
基本的は、リーチと宣言して、「あなたが好きです」という意思表明をしなければならない。
昨今の恋愛工学によれば、そのアプローチは間違っているらしいが、あくまで基本としては間違っていないだろう。
今回、久しぶりにそれをやってみた。みんなに状況を理解してもらうために、まずは自分のスペックから紹介する。
年齢は30後半。
年収は600万以上ある。この年で関係あるのかはわからないが大卒。
容姿はそんないいもんとは思ってない。
若い時には数人と付き合ったこともあるので、普通の容姿やったけど、今はただのオッサンって思って貰えればいい。
結婚願望は特別に強いわけではなく、いい人がいれば付き合いたいって思っている感じ。
性欲とかは少なくて、どちらかと言うと「共感」みたいなのを大事にしてる。
これは若い頃とは嗜好が変わってきているので、自分でもビックリしてる。
勿論、いい女を見てヤリタイ!って思うことはあるけど、それはそれとして、その時は風俗にでも行けばいい。
それよりも、一緒に食事に行って、数時間ぐらい楽しく話せる感じの子の方が最近はいい。
海外で働いて、日本人と繊細なコミニケーションを取れる有り難さみたいなのに気付いてから、嗜好が変わったのかもしれない。
感性、食事の好みやマナーなんかは日本人同士だからこそ共有、共感できる。
彼女は30代半ば。
同じ会社に勤めているが、彼女は現地採用なので給料は安いと思う。
年収で200万いくかいかないかぐらいのはず。ちなみに、それでも現地での生活に困ることはない。
仕事は事務職で、いわゆる、「積み重ならない仕事」をしている。
詳細に書いて万が一にも本人が特定されることになるとアレなので、情報はこれぐらいにしておく。
2人が出会ったのは数年前で、他の同僚と一緒に遊びに行ったり飲みに行ったことは幾度となくある。
その子はおとなしいこともあって、最初は全く意識していなかったものの、何度となく話すうちに意外といいかもと思い始めた。
それから個別に食事に誘う用になって、3、4回は2人でご飯に行った。
同僚相手に無茶なことはできないので、普通に食事をしてお話をして俺が奢って解散という感じ。
無理に手を繋ぐとか抱きつくとかは、全くしてない。
世間では恋愛工学なるものが流行っているのかもしれないが、あれは同僚相手にはキツいだろう。
出会ってからは数年は経っている。お互いによく知ってるし、話もちゃんとできる。
このままの関係でも悪くは無いけど、いつどちらが日本に戻るかも分からないというのもあって、告白することにした。
彼女が自分の理想なのか?と言われれば決してそうではないし、昔の彼女に比べても好きな度合いは劣る。
でも、それは当然で、過去のsexした彼女達と比べて、まだ何もしてない子に同様の感情が湧くはずもない。
これから先にいい女性が現れる保障はないし、話せる女性が現れる保障もない。
また、彼女の立場からしても出産を考えるなら、今がギリギリのはず。
だいたい、そんな感じのことを考えていた。
そして、結果としてはどうだったのか?
完全にYesではないにしても、告白をキッカケにして2人の関係がいい方向に行くと思っていた俺としては少し意外だった。
結婚、出産、収入、精神的な安定などを考慮すると、付き合うには今がベストではないだろうか?
こうして告白をキッカケにして、仲良くなって、もっと深い話をして彼女をもっと好きになっていければなという目論みは淡くも崩れさった。
理由を聞きたい気持ちに駆られたが、女性からしたらウザったいだけだろうし、同僚相手にそんなことをしたくないので、
「そっか、ありがとう」という返事をしてやりとりを終わらせた。。。
生涯独身、子供はいない、年収は仮に日本に戻っても300万台か下手したら無職。
年収300万台で過ごす4、50代なんてもんは、惨めでしかない。
AIの台頭で「積み重ね」が無い仕事はドンドンと無くなっていく。そうなると彼女が無職になる未来は、現実的にありえるだろう。
逆に、もし付き合っていれば、どうなるのか?
収入は旦那だけでも600万以上で、2人で働けば1000万ぐらいにはなる。
少なくとも生活に困ることはないだろう。
前者も後者も、おそらくこうなるという可能性の話であることは、勿論、わかってる。
それを踏まえた上で、俺にとっては後者が幸せになれる可能性が高いように見えるけど、彼女にとっては前者だったんだろうか?
それとも、後者を目指しているけど、相手は俺ではなかったのか?
途上国で知り合った2人がちゃんと話せるという時点で、ある種のミラクルみたいなもんだと思ってるけど、そんなことはないのか?
答えは彼女にしかわからないけど、こうやって貧困女性が産み出させれていくんだなと思うと、妙に寂しい気持ちになった。
おそらく、こういったことは様々な場所で起こっていて、その結果が生涯未婚率の増加だと思う。
個人個人が最適な選択を選んでいるつもりなのに、みんなが不幸になっている。
http://www.47news.jp/CN/201511/CN2015110701001408.html
北海道・新千歳空港に掲げられているプロ野球北海道日本ハムファイターズの巨大バナー広告にある「北海道は、開拓者の大地だ」との表現は先住民族の権利を害し遺憾として、アイヌ民族の最大組織「北海道アイヌ協会」(札幌市)が球団側に配慮を求める文書を提出する方針であることが7日、関係者への取材で分かった。
…というニュースを読んで、北海道に9年ほど済んだ「内地」人として、日ハムはほんとバカだなーっと思う反面(※)、アメリカが国家目標として「ニュー”フロンティア”」とか掲げたときに、こういう議論はなかったのかとかもふと考える。
単に、まだそういう時代じゃなかったということなのか。今は違うのか。
それとも、気付かぬうちに、日本は随分と人権先進国家になってきたのか。
しばし悩む。
※日本ハムが東京から札幌に行って10年以上たつようだが、現地採用が育つ社内状況ではないということなのか。まさに「開拓の歴史」とか、いわゆる「旧土人」としてのアイヌ差別の話とか知っている北海道民なら、あの広告見て「コレ大丈夫か?」という感覚は当然あると思っていたのだが。それとも、自分が住んでいたときよりももっと人々はそういうことに無関心になりつつあるということなのか。昨日のブラタモリも「開拓」視点の札幌特集で、先住民関連の話は(触れなかったわけじゃないよ)サラッと流されてたしなあ。
主 文
事 実
一、債権者ら
(1) 債権者aに対する前橋営林局事業部土木課根利林道事業所に配置換する旨
の意思表示
(2) 債権者bに対する浪江営林署事業課椚平製品事業所に配置換する旨の意思
表示
(3) 債権者cに対する沼田営林署経営課に配置換する旨の意思表示
は、本案判決確定に至るまでいずれもその効力を停止する。
二、債務者
主文同旨
第二、申請の理由
一、(当事者)
債権者らはいずれも農林省林野庁農林技官として、債権者aは林野庁前橋営林局
福島営林署に、債権者b・cは同営林局白河営林署に勤務していた。
(一) 債務者(林野庁前橋営林局長n)は、昭和四二年四月一日付をもつて、債
権者aを前橋営林局事業部土木課根利林道事業所に、債権者bを浪江営林署事業課
椚平製品事業所に、債権者cを沼田営林署経営課に、それぞれ配置換する旨発令し
(二) しかしながら、本件配置換の意思表示は、債務者の不当労働行為であり、
すなわち債務者は債権者らが組合活動に積極的に従事している者であることの故
をもつて、債権者らに対して本件配置換を命じ、債権者らに対して不利益な取扱を
し(労働組合法第七条第一号違反)、本件配置換によつて債権者らがその中核とな
っている組合の青年婦人部、後記学習協議会、同音楽協議会の組織を破壊し、労働
者が組合を運営することを支配し、これに介入(同法第七条第三号違反)したもの
である。
詳言するに、債権者らはいずれも全林野労働組合(以下組合という。)の組合員
で
(1) 債権者aは昭和三八年組合前橋地方本部福島営林署分会青年婦人部事務局
長、昭和三九年同分会執行委員、昭和四〇年同分会執行委員教宣部長、全林野福島
県連絡会議常任委員、青年婦人部長、昭和四一年同分会青年婦人部長に任じ現在に
至り、他方昭和三八年一一月以来労働団体の集合体にして組合前橋地方本部福島筥
林署分会がその一員たる福島県労働者学習協議会(以下学習協議会という。)福島
支部全林野班代表者として、組合における学習活動の中心となり、分会教宣部発行
の日刊紙の担当責任者であるとともにその間昭和三九年一〇月から学習協議会福島
支部常任理事となり昭和四一年二月から同協議会福島支部事務局長として現在に至
り、
(2) 債権者bは昭和三八年二月組合全林野前橋地方本部白河営林署分会青年婦
人部書記長、昭和四一年四月から六月まで同分会執行委員、昭和四一年七月から現
在まで同分会青年婦人部書記長兼組合前橋地方本部中通りブロツク青年婦人部常任
委員に任ずる他方昭和四〇年から昭和四一年五月まで組合前橋地方本部白河営林署
分会がサークルの一員となつている白河勤労者音楽協議会(以下音楽協議会とい
う。)の企画部委員・事業部副部長・運営委員・事務局長を歴任し、組合の文化活
(3) 債権者cは昭和四〇年三月組合前橋地方本部白河営林署分会青年婦人部副
部長、昭和四一年七月同分会青年婦人部長に任じて現在に至り、他方昭和四〇年四
月から現在まで白河勤労者音楽協議会における組合のサークル代表者であるととも
に、同音楽協議会の企画部副部長として組合の文化活動に従事してきたものである
が、右組合青年婦人部、学習協議会、音楽協議会は、組合活動の中核的存在であ
り、また、組合組織の強化建設維持、文化活動にとつて不可欠の存在である。すな
わち、
(イ) 労働組合にとつて一般にその青年婦人部が組合活動の中心であることは周
知の事実であるがとりわけ、全林野労働組合にあつては青年婦人部が中核的存在で
あり、債権者aの所属する組合福島分会においては、組合員総数二八四名のうち
ち、青年婦人部員は八二名を占め、債権者b・cの所属する組合白河分会において
(ロ) 学習協議会は労働組合員の意識を高め、自覚にもとづく規律によつて労働
組合の組織を強化し、民主的組織としての労働組合を建設維持するため不可欠の組
織であり、組合においても組合活動の重要な一環としてこれを組織し運営してい
る。
(ハ) 音楽協議会は地方都市における労働組合にとつて重要な文化活動であり、
組合員の文化的要求の充足、文化水準の維持向上のため不可欠の組織である。
従つて、債権者らを配置換することは組合組織の基盤をゆるがし、組合員が組合
を運営することを人事移動に藉口して支配し、介入することとなるものである。し
かも、債権者aと同居しているその両親は病弱であり、同じく同居している弟は未
だ中学校三学年に在学中であり、東京へ就職したばかりの弟(当一九年)の収入は
全く債権者aの家計に入らないため長男である債権者aが一家の支柱で、同人には
現在結婚の予定もあり現任地を離れ遠く群馬県内である前橋管内の山深い僻地への
配置換は一家の家族生活経済生活にとつて耐え難い打撃を与えるし、債権者aは、
昭和三五年福島営林署に現地採用されて以来今日まで同営林署に勤務しているもの
であり、また債権者bは、現在地を離れることができない家族事情のため、高等学
校卒業後白河営林署に採用されたものであり、本件配置換により現任地を離れると
同人を小学校三学年以来成人に達するまで養育してくれた病弱の伯母の身辺の面倒
をみることができなくなるばかりでなく、同人には結婚の予定もあるので、本件配
置換は債権者bの一家にとつて、家族生活経済生活両面にわたり堪え難い打撃を与
えるのである。
(三) 本件配置換については、次の事実により債務者に不当労働行為意思の存す
ることが明白である。すなわち、
(1) 債務者は次のとおり組合の特定部門の役員に対し集中して毎年配置換をく
りかえしている。
(イ) 昭和三九年四月一日付をもつて組合福島分会執行委員であつた福島営林署
(ロ) 昭和四〇年四月一日付をもつて、組合福島分会生月年婦人部事務局長であ
つた福島営林署経理課勤務の農林技官eを群馬県大間々営林署経理課に配置換
(ハ) 右同日付をもつて、組合福島分会執行委員であつた福島営林署経営課勤務
いや、まだ何者でもないし、僕の名前なんて誰も知らないだろうというか個人的には一生裏方のエンジニアで十分と思っているのだけど(だから匿名)、ただ単にこのタイトルかっこいーなーと思っただけだ。あと匿名である以上、この内容を信じるも信じないも読者の自由だ。
サンフランシスコベイエリアに来て2年半。まだそれだけしか経ってないのか。ずいぶん長い時間が経っているような気がする。普段のこちらの会社は事業売却でレイオフしたり転職したりパフォーマンス不足でクビになったりしない限りは至って毎日同じような天気で同じような生活リズムで働き続けているものだが、その割にずいぶんといろんなことがあった気がする。約5年勤めた巨大SIerを退職する決意をしたのがちょうど3年ほど前。いま自分がこのエリアで働いているというのが少し驚きだ。
退職するまでは仕事は忙しいながらもそれなりに充実していた。プロジェクトが変わるごとにいろんな人と出会いながらいろんなシステムを作った。出版系、公共系、銀行系、社内システム、ユーテリティ系、プロジェクト規模も数十人から数百人まで。他の会社ではなかなか出来ない経験をしていたと思う。でも、どこか自分のやりたいことと違っていて、年次が上がるごとに焦りも増しつつあった。
研究室で研究のプロトタイプのアプリケーションを書きまくっていた時は本当に楽しかった。研究の理論を考えるよりも手を動かしてコードを書いて思い通りにアプリを動かす方が楽しかった。仕事をするならプログラムを書く仕事をしたいと漠然と思っていた。それでもSIerに新卒で入社してすぐに転職しなかったのは、いろんなステークホルダーと調整して仕様を決めていったり、クライアントから隠れた要求を引き出すような仕事も実際に始めてみると楽しかったからだった。今でも自分の仕事の進め方はSIerでの5年間がベースになっているのは間違いなく、そしてそれはシリコンバレーであっても今のところ大きな武器になっていると感じる。ちなみに、SIerに入社したのは他に内定が無かったからだ。。
当時は20台後半。プログラミングを仕事にするにしても長く続けるなら将来的にはベイエリアで働くのが良かろう。ただ、いきなり現地の会社にビザサポート付きで採用してもらうのはほぼ不可能なので、語学学校→コミュニティカレッジ→インターン→現地採用というフローが遠回りながらも最も現実的なようだ。いずれにせよ、準備だけはしておかなければなるまい、ということで週末はとにかく盲目的にプログラミングの勉強を続けた。WiMaxを契約して家の近所の図書館に閉館までこもりそこが閉まるとWiFiが使えるからふね屋に移動し、という具合にラップトップを持ち運んでうろうろしていた(自宅では集中力が続かないタイプ)。iOSを触ったり、気になったオライリーの本を読んだり、蟻本を読んだりとにかく闇雲に色んな技術に触れていたが、最もよく触れていたのはJavaScriptだった気がする。仕事では業務系Webアプリケーションが多かったので、Web関連だとJavaScriptが良かろう。また「なぜ関数プログラミングは重要か」という論文をJavaScriptで写経してみて楽しかったとかそういった理由だ。当時はまさかこれほどNode.jsが使われるようになるとは思ってもみなかったし、当時読んでいた本の著者と同じ会社で働くことになるとは夢にも思わなかった。
でも、結果的にその努力が自分の身を助けることになった。偶然、ベイエリアの会社で日本人エンジニアがH1Bサポート付きのエンジニアの募集をしていたのだった。その時点では自分なんかがいきなり飛び込める世界ではないと思っていて、最初は自分のコードに何かしらアドバイスをもらえればいいと思ってメールを送ったのを覚えている。そこからダメもとで受けてみたところ、コーディングインタビューの手応えがわりと良くてオファーをもらうことができた。
その会社ではちょうど2年働かせてもらった。自分のような特にオープンソース活動もしておらず英語も上手くない日本人にチャンスを与えて本当にたくさんの経験をさせてくれ、人生でかけがえのない時間を過ごさせてもらい本当に感謝している。今は転職してそこそこ名の知れた会社でコンシューマ向けのWebサイトをJavaScriptで開発している。
こういったケースはすごい稀でたまたまめちゃくちゃ運が良くて今の自分があるんだろうけど、でも万に一つのチャンスを逃さないように努力を続けることはたぶん大事で、おそらくそれが無ければ転職することも不可能だっただろう。週末にプログラミングの勉強をするという習慣は今も続いている(むしろ東京よりも娯楽も友達も少ないこちらでは週末は他にやることがない)。勉強したいことリストの増える速度が完全に消化速度を上回っているのだけれど、何も勉強したくなくなった時がプログラミングを仕事にするのをやめるときなんだろうなと最近は思っている。
特にイケダハヤトなんかに影響を受けたような、意識高い系(笑)の若者はIターンなんかしないほうが賢明である。絶対に後悔することになるから。
首都圏・中京圏・近畿圏以外はとにかく仕事が無い。いや、厳密に言えば選ばなければ仕事ある。
例えば介護、ホテルや飲食、建設土木業などはどんな不景気な地方都市でも仕事はあるし、年間休日80日のブラック営業なんかの仕事はいくらでもある。
しかし意識高い系のやるような仕事、WEBとかIT系の技術者や広告代理店などはもちろん無いし、電機や自動車メーカーの工場の現地採用は給料のやすさの割に競争倍率が高く、とても就けるものではない。
あなたがまだ第二新卒でMARCHか駅弁大学を卒業したぐらいの学力の持ち主でコネがあれば、市役所や県庁、あるいは地方銀行や地方紙、ローカル局などに潜り込めるかもしれないが、それらがないならやめておいたほうがよい。大卒でも東京の高卒初任給レベルの給料で使われるのが落ちである。
イケダハヤトはクラウドソーシングなどを活用してフリーで仕事をとれというが、残念ながら東京の発注主は東京近郊在住のフリーランスにしか仕事をよこさない。あったこともなければ、いざとなった時にあうのに莫大なコストがかかる人物に仕事を頼むほど、世の中のクライアントは甘くないのだ。
さて、ある程度妥協してそれなりの仕事についたとして、今度は職場に不満を持つことになるだろう。こう言っちゃなんだが、地方というのは全体的に仕事のレベルが低い。
例えば仕事外部に発注するときに優先するのは、単価でもクオリティでも納品スピードでもなく、地縁やら血縁やらコネやらまず人間関係が優先される。たまに地方都市でコピー機やら光回線やら広告枠やらを飛び込みで売っている営業マンを見かけるが、彼らは首都圏の2/3ほどの給料を首都圏の1.5倍の苦労をしなければ稼げないのである。
そんな調子なので、仕事をしている連中のレベルも低くなる。地方のエリートが集まっているはずの地銀やローカル局ですら、いわゆる「都落ち」みたいな連中が多く、やたらエリートぶって威張るくせに仕事ができない連中がのさばっている事が多い。
「都落ち」以外では、いわゆる一度も地元から出たこともないような、本格的な世間知らずも多く、こいつらもはっきり言って仕事のレベルは低い。レベルが低い上に、他人の足を引っ張ることに情熱をす注ぐので、ますますレベルが下がっていく。彼らにとって仕事は何かを作るとか、何かを成し遂げるとか、そういう目的ではなくただ時間だけいて給料をもらう行為なのである。
エリートどころか、そこら辺のショップの店員のレベルもはっきり言って低い。注文したものを何日も連絡もされず放置されたり、間違えられたりなんてこともよくある。おかげでネットでしか買い物をしなくなるのだが、今度は配送員のレベルの低さに悩まされることになる。
Iターンを目的とする連中は、東京で疲れたとか田舎でのんびりとかそんな理由なんだろうけど、はっきり言って地方は給料が安い上に休みも少ない。下手すれば労基に引っかかるような求人がまかり通っていたりする。
あなたがもしIターンを画策していたなら、Iターン先のハローワークの求人をネットで見ることをおすすめする。一例として、とある県のバス会社の求人情報をここに引用してみよう。
求人広告内容 ・乗合路線バスの運転業務・就業時間内での6時間前後の運転(バスの運行時間により出退勤時間が変ります)*大型2種免許がない方でも養成いたします。*正社員登用あり(採用時45歳以下の方で、約1年半の期間を経て審査となります)※大型2種免許養成期間(9日~3週間)の賃金は時給675円となります
募集資格 保有資格:普通自動車一種運転免許(AT限定可) 経験について:不問 学歴:不問
勤務地 **県**市、**県**郡**町、**県**郡**町
勤務時間 変形 1ヶ月単位05:30~01:30の間の7時間程度(残業月10〜20時間程度)
休日 5働1休を基本とした勤務割*有給休暇は、入社2ケ月後より付与となります 年間休日:66日
給与 日給月給 a 基本給(月額平均)又は時間額150,400円~150,400円
b 定額的に支払われる手当a + b150,400円~150,400円
c その他の手当等付記事項拘束手当他20,000円~60,000円
勤務待遇 加入保険:雇用 労災 健康 厚生 通勤手当:実費支給 上限あり 月額:6,500円 マイカー通勤:可会社敷地内に無料駐車場あり 定年制・再雇用:なし 育児休業取得実績:あり 入居可能住宅:
上記の求人は大体月の休日が平均5〜6日(良くて隔週、下手をすれば週休1日)で、月の労働時間が残業が有った場合250〜260時間、手当を含めても手取り20万行くか行かないかというところである。ちなみにこのバス会社は去年事故連発で行政処分を何回も食らっている。
こういう、ウンコ見たいな求人が当たり前のように転がっているのが地方都市である。年間120日休めて、手取り300万円を超える仕事はないと思った方がいい。イオンに入っているようなショップで、年間休日105日で、手取り200万円代といったところか、これでもマシな方である。
もっとわかりやすい話をすると、北東北の県庁所在地のファストフードの時給は680円、東京都中央区のファストフードの時給は1200円である。
「そうは言っても物価は安いだろ」と思うかもしれないが、安いのは家賃と生鮮食品だけである。イケハヤなんかは一戸建てが1万円で借りられるぞとアジっているが、築60年で上下水道なし、10年ほど前に老夫婦が他界して以来空き家でほとんど廃屋なんて家にあなたは住みたいだろうか?そういう家に住もうとしてらリフォームが必要になるし、浅築物件だとせいぜい東京より2割安い程度の家賃になる。
更に地方は自動車必須になるので、自動車本体とその維持費がかかる。走行距離も伸びるので、保険料・タイヤ代・オイル代で大体年間40〜50万円ほど、もちろん車本体は別である。そのせいか、東京じゃまず見かけない2代目マーチや初代デミオ、5ナンバー時代のカローラやすでにモデル自体が生産されていないサニー、車検が通るかどうかも怪しい軽トラ軽バンが走っていたりする。
更に東北や北陸などの場合は、光熱費がかかるので結局家賃や食料品の部分で浮いた部分を引いても、生活費は東京と変わらないぐらいとなる。
イケハヤが「近所の人が野菜をくれる」なんて嘘を言っているが、よそ者にくれる野菜などもちろん無い。秋田県には上小阿仁村という、よそ者の医者を老害がいびって追い出し続けている、絵に描いたようなクソ田舎の無医村があるが、はっきり言って首都圏以外近畿圏以外の地方都市はあれよりマシという程度の排他性である。名古屋や京都ですらあやしい。
あなたが豊臣秀吉や田中角栄や水無灯里級のコミュ強で、地元の消防団に入団したり、知らないばあさんを病院へ送って行ったり、知らない爺さんの葬式に出たりすることが苦痛でなければやっていけると思うが、意識高い系には無理だろう。地元の消防団はマイルドヤンキーみたいなのがゴロゴロしてるし、ジジイやババアは不条理な存在である。
ちなみにドラゴン桜の三田紀房も、岩手県へのUターンに一度失敗し漫画家デビューして再上京している。
よく「何の能力もない人間は東京になんかこないで地方でおとなしくしてろ」的な言説を見かけるが、むしろ逆である。バカとブスは大げさかもしれないが、平凡な人間こそ首都圏で仕事して生活するべきである。確かにブラック企業や倒産寸前の零細企業の労働条件は、日本全国どこでもいいものではないだろう。それでも、首都圏では地方都市に比べればそういうハズレ会社に当たる確率は大幅に低い。少なくともウンコみたいな労働条件で、事故と行政処分を連発するようなバス会社は、東京では存在すら許されないのだ。
何も東京都港区や千代田区で生活しろということではない。埼玉県所沢市でも東京都町田市でも、神奈川県藤沢市でもいい。大都市圏にいる人は頑張ってそこで生活すべきだし、駅弁大学の若者は一度大都市圏で生活してみるべきだし、大学から首都圏に出てきた若者は、そのままそこで就職したほうがよい。国は地方再生など諦めて、都市化をもっと進めるべきである。
結構気合を入れて書いたのに、全然トラバもブコメもつかなかくてがっかりしてたらいきなりホッテントリ入りしてびっくりした。
いやいや、お前のほうがいい加減だろ。こっちは地方のハローワークの求人状況と家賃相場と公共交通機関のダイヤとか、人口動態統計ともろもろの地方経済統計データとかを調べながら書いたのに、そんな特殊な成功例を2個あげられてドヤ顔されても困る。島根県海士町とか徳島県神山町とかDMMとかそういう「地方で成功した企業」とか「成功した町おこし」の裏には、ウンコみたいな地方零細企業と失敗した役所の町おこしの屍が山のようにつまれてるんだから。
ちなみに県庁所在地レベルならITの仕事もなくはないが、技術レベルがアレなSIerか東京に本拠を置くWEB系企業のオフショアセンターみたいなのになる。もちろん薄給激務。技術も身につくかどうか微妙。そういうのも含めれば、無くはないといえる。
http://ulog.cc/a/fromdusktildawn/17732
http://b.hatena.ne.jp/entry/ulog.cc/a/fromdusktildawn/17732
は「工場従事、製造業は質が低い」なんて一言も書いてないのよ。むしろここで読み取るべきは質の高低ではなく価値観の新旧。ちきりんはどうしようもないけど一貫してるのは大企業や旧い企業への敵視。製造業なんてのはまさにこのおばさんから見てにっくき竜王みたいなもんなんだよ。「お前に日本の工場の半分をやろう」と持ちかけられたってそんじゃーね!の剣で斬りかかるのがこのおばさんなんだよ!
それとこのおばさんは、フロムダさんが示した
これらさえ「おばさんより老けた残念な人」ぐらいにしか思ってないって!そんな国家戦略絵図を持ち出す日本という国も、そんな製造業に憧れを持ってしまう老若男女の労働者も、おばさんから見れば旧いんだって!懐古厨乙!ぐらいに思ってるよ!
だから、「室の良し悪し」で立論してしまうことが誤りなんだ!最初からスルーするのが一番だったんだよ!
これは単純な話で、「知識産業化するから日本に製造業が必要」なんて成り立たないでしょ?よしんば海外の工場が単純労働ばかりで外国人も複雑で精緻で且つ正確な作業ができなかったとしてもだよ?それなら日本人を海外現地採用してしまえばいいじゃないか。あるいは研修終わったら即海外に飛ばすとかしちゃえばいいじゃないか。今の子は将来を人質に取られているような人生だからホイホイついてっちゃうよ?「日本国に必要」ではなく「日本人に必要」なんでしょ?それなら別に外資系に買収された海外メーカーの工場で日本人を大漁に雇ってお得意の国民芸を披露すればいいんだもんね!国民芸を披露するのに国土は選ばない(選べない)よ!
「工場=単純労働=海外に移す」という過程を「ブルーカラー蔑視」に見立てたそこの貴方、いけましぇん!
「知識産業化」した工場に従事する人をメタルカラーなんて言ったりしますが、これは結局「脱ブルーカラー」と同じで、なんだやっぱりお前もブルーカラー嫌なんじゃねえか、言葉は逆らっても心は素直じゃねえか・・・とアヘ顔ダブルピースまっしぐら!
(メタルカラーなんて定着しなかった言葉持ち出しちゃった僕もアヘ顔ダブルピースまっしぐら!)
ちょっとは反対しなさい!ぷんぷん。
さまざまな中国の日系企業を訪問したが、内情はボロボロだと感じる。
もちろん全部ではない。
ユニクロや日本ではボロクソ言われているPanasonicなどはとても健闘している。
でも、雰囲気がどんよりした日系の方が多い。
なぜだろう?
このなぜ?に一部答えているのが下記の記事。
なぜ中国人は日系企業に就職したがらないのか 日本人が知らなかった「不人気の理由」
http://diamond.jp/articles/-/16098
上記は的を得ているものの、広告主との兼ね合いからダイレクトには書いてないが、
いろいろな業種の多くの中国人と話をしてみると、総じて言えば「駐在員」がすべての原因じゃないかと思う。
駐在員としてやってきた日本人は社内・社外でとても恵まれている。
社内においては、権力者としてやって来て絶対権を握り、お伺いを立てる日本との唯一のパイプになることが多い。
彼らが日本にいたころは絶対にやってなかっただろう分野にも口出しができるようになるので、ある種天皇みたいなもんだ。
社外では、現地の人からはちょっと想像つかないような豪華なマンションに住んで、外国人専用のVIP医療サービスを受けて、
外国人がたくさんいる国際学校や身内だらけの日本人学校に通い、日本との移動なども含めて全部会社が負担してくれる。
おまけに、彼ら自身に決裁権があったりするので、日式KTV(日本で言うところのキャバクラ)なども経費と称してバッサリ。
中国人は意外に思われるかもしれませんが、思ったことでも腹の中に留めることが多い。
上司ましてや外国人である彼らに面と向かって言うのは、その会社に見切りをつけた人かアウトローくらいだ。
だから、彼らは言わないが、上の記事を引用しながら言うならば以下のような感じじゃないだろうか。
ローカル企業に比べれば高いけれど、ほとんどの人材は大卒だったりする。
良くも悪くも過激な競争を勝ち抜いてきたのに、欧米系と比べてさほど高いわけじゃない。
おまけに、日本採用という超えられない壁があるから、努力してもどうしようもない。
何をどうすれば昇級するのかが不透明。
そもそもこういう制度を考えるトップや上層部が、コテコテのサラリーマンなので、
職種や業種を超えてステップアップするやり方なんて概念がないので存在しない。
加えて言えば…
中国人(台湾人や香港人も同じ)はキャリアを自分で作っていく。だから、会社に依存しない。
逆に言えばヨソで経験積んでるからみんなのバックグラウンドは異なる。
また、自分自身のキャリアのためにみんな仕事をするのである種わがままだ。
そういう人たちをまとめるには、トップが優秀であること、そして、ある種強権的にものごとを決める勇気があることが大切。
少なくとも私が前職(台湾系)ではそうだったし、それがうまく動いていた(まるで暴力団のようだったが)。
しかし、日本から来る駐在員は優秀だけれど、ただのサラリーマンで、キャリアの一環で中国に来ているだけに過ぎない。
だから、いつまで経ってもサラリーマン的にものごとをのんべんだらりと決めてしまう。
日本語はマイナー言語の最たるもんなので、こういうのを選択する人は言語が似ている朝鮮族か、
英語専攻から漏れた二級人材が多いので、上層部と相まって会社運営をグダグダにしてしまう。
駐在員が英語か現地語しゃべれて日本語を排除するだけでも相当人材の質は上がる。
数回会ったことがあるのですが、死んだ魚の目をしたような日本人社員とも会う。
日本人として期待されるものは、礼儀正しさや、まじめさ、仕事の正確さなどだと思う。
でも、これらの人にはそういうのがなかった。というか、廃人みたいで怖かったです。
こういう人が日本人だからという理由で(駐在員の日本採用だから…と同じ)、中国人スタッフより高かったら、
そんな彼らも結局駐在員から言わせると日本人ということで頼ってしまうのだろう。
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ここで仕事をしても何も得られない、給与も高くないと来れば優秀な人はさっさと見切りをつけるし、
かくして、日系に残っている人材はいまいちな人や残り物だらけになって、雰囲気がどんよりしている。
おまけに、トップ層は総じて日本語に囲まれ、外人な生活しているので中国のことなんてさっぱりわからない。
今は好景気な上に、ローカルの品質が悪すぎて、こんな状態でも売れ行きは伸びていくだろう。