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はてなキーワード: 無駄金とは

2009-10-27

バイク市場の没落

若者の車離れが嘆かれている昨今だけれども

オートバイ業界もたいへんにピンチな状況に陥っていて、

たまに「なぜなのか」「どうしてなのか」という議論がされているのを見かける。

答えは簡単で、「金がかかるから」だ。

家庭用ゲーム機が高機能化したからでもなければ

おしゃれ感覚に乏しいからでもない……駐車場問題はちょっとあるな。

スクーターから一歩踏み出して

ギア付きの原付バイクに新車で乗ろうと思ったら乗り出しで20万オーバー

ギア付きバイクに乗ってみたいと思う奴にとって原付きは単にステップにしか過ぎないのに

そんなに出せるわけがない。

じゃあ中古をと思っても乗り出しで10万オーバー

ヤフオクで激安中古車を買って手に負えなくて無駄金になるパターンもあるだろう。

ここで結構な数の挑戦者が脱落していると僕は思う。

じゃあ普通二輪(中型)はどうかっていうと

探せば低コストの250シングル新車が25万ぐらいからあるかもしれないけど

まともなスポーツバイク、まともなオフロードバイク、まともなアメリカンバイク

中古でも20万では乗れない。

免許取得だって今はすごく高いのに、そんなに高いバイクが買えるわけがない。

四輪の中古車の、年式に対する相場価格に比べて

バイク中古車のそれの何と高い事か。

希少車はまぁしかたないとしても、それに便乗する形で

オールドバイクの値段を一律に引き上げたのはまったく愚かだった。

部品の欠品が出ているような、

言ってみりゃポンコツのバイクが新車みたいな価格なんて

まったくおかしい事なのだ。

中古バイクの値段が適正になれば、

バイク人口は多少は増加すると僕は思う。

そりゃ20年前からは物価も上がっているかもしれないけれど、

嗜好品である事や少子化を踏まえると

デフレを念頭に置いた市場でなければならないはずなのだ。

そもそもサラリーマンの平均小遣いだってその時より減っているだろう。

具体的な数字を勘で言うと、

新車のギア付き原付きの不人気車が12万で乗り出せて、

中古の250オフロードバイク

不人気の低年式国産250アメリカンが15万で乗り出せる

(いずれも整備済み)、ぐらいが今の市場に見合っていると思う。

毎回300V入れるような上客も大事かもしれないけれど、

裾野を大事にしなけりゃ将来はないだろう。

それには店先を横目で通り過ぎるご新規にアピールできる値札を付ける事だ。

そんなのやってられない、というなら滅んでいくんだな。

と、超ペーパーリターンの女房バイクを物色しながら考えた。

ギア付き」→「マニュアル変速」という突っ込みは回避しておく。

2009-10-23

http://anond.hatelabo.jp/20091023215920

そういう人達の生活もある程度守り、安楽に暮らしていく保証を作ることが、

まともに収入得られない人が人並みの暮らしができると思うことはおかしいと思おう。

日食べる米が無いわけでもなしに、自力で稼いで節約して暮らしてる人と比べて、自分が貧しいのは当然。

それでも子どもには美味しい物を食べさせたいんなら、化粧代を肉に変えたらいいやん。

 

今、生活を守るとか安楽に暮らすって基準が上がり過ぎだと思う。

俺ちっちゃい頃は旅行なんて行ってないし、ばあちゃんが作るトマト入った卵焼きが贅沢で大好物だった。

中学以降、外食した記憶がない。

話聞いたら、じいちゃん、ばあちゃんも今の若い人には耐えられないような生活してたらしい。

 

80でまともに年金出てない人なんか、今までろくな人生歩んでないだけじゃね?

23で子ども2人いるけど旦那いなくてアパート住まいってどーよ

ウンコみたいな大学に通うってそれだけで無駄金やん。

 

普通に勉強して並より上の大学行って普通に働いて家族養いたのに、

なんでバカのために税金使われなあかのやって。

2009-09-20

http://anond.hatelabo.jp/20090920011509

高速無料化も北海道来年からやるし、公約でも全部無料と入ってないし無理って事はないのでは?

農家所得保障もやってる国はいくつもある。日本でだけ無理なんて事はないはず。子供手当て高校無償化も来年からやるみたいだしできない公約なんかほとんどなさそうに見える。あと亀井財政出動に積極的なのはそれほど悪いことでもないと思う。デフレ不況の時期に財政再建利上げをやりたがる電波に比べりゃマシ。

そもそも、埋蔵金なんてないんだよ。

国が国際状況に併せて使うための調整金ならあるけど。

また、独法資産が言われているけど。

喪前、自分経営シロといておきながら資産が過剰だはないじゃんさ。

また、独法もいくつかタイプがあって

手前で金が稼げるところと、研究開発してるところがあり。

研究開発しているところに絞りすぎるとよい研究できませんよ。

手前で金が稼げるところはそれに応じて補助金を調整すりゃいいじゃん。

>高速無料化も北海道来年からやるし

続かないと思うよ。

北海道無料にして補修も放置するかもしれないが(無くても問題ないし)

世界情勢的にモーダルシフトの世の中に逆行しているこのお馬鹿な政策

いままでの通行料収入をすべて国庫から出すとなるとさらにどうなのよって感じ

国が維持するのは国道クラスまでで、あそこまで高規格道路を維持するのは無駄だと思うよ。

あと、この政策で危機に瀕しているフェリーをどうするんかね。鉄道、航空は?

農家所得保障もやってる国はいくつもある。

それでこの国の農家アカルイミライが開けるなら良いよ。

どう考えても無駄金使って非生産的農家を長生きさせるだけじゃんさ

今必要なのは地方の再構築とそれに併せた農業に対する施策の抜本的な転換だろ。

これでは人気取りの休耕田補助となんらかわらんじゃないか

子供手当て高校無償化も来年からやるみたいだ

子供手当て

これで地方の低収入カップル子供バンバン生んで質の低下が一層広がるんですね、わかります

ほんと地方の低収入は公共サービス依存しきってるからなぁ。

はっきりいってこれに税金を使われるのは嫌ですね。

高校無償化

これから子供が減るというのに、私立に市ねといってるんですね分かります。

>あと亀井財政出動に積極的なのは

素人火遊びをしちゃいけません。

2009-08-31

どこが政権をとろうと同じ、ワタシたちが変わらなきゃね

先日の選挙民主党が勝ち政権交代が決まったというのに、「こりゃやばい」という話があちこちから聞こえてきて来るわけですが、結局はワタシら国民が決めたことだというのはいうまでもありません。

なぜ民主だとやばいのかというと、マニフェストにある財源はどこにあるかとか、外交不安とか、国旗を破ったからとか、いろいろあるわけですが、結局は政権をとったことがない党に舵取りさせるのが不安だということに尽きるんじゃないかと思います。

選挙は終わっても政治の話は終わってないよ

まぁ、このまま民主党に「任せて」しまえば、おそらくどこかで行き詰まると思います。でも自民党に任せてた結果、政治経済も行き詰まってしまい、こんな選挙になったわけで、問題はワタシたちが政党に「任せている」ことが問題だと思うんですね。つまり選挙が終われば、ワタシたちの政治参加もひとまず終わりだと思っている人が多い。日常会話から政治の話がパタリと消える。もともと選挙期間中も政治について会話することが少なかったと思いますが…。

けど、ネット上では意外と政治談義が活発で、わりとあちこちでそれぞれの考えを散見できたんですよね。ネットでは政治について堂々と意見をいっているのに、リアルでは「空気を読んで」ほとんど口にしない人が多い。「マスコミがとりあげないからだ」という人もいるけど、テレビ新聞選挙期間中ほどじゃないにせよ、毎日とりあげていますよ。一部を除いて。

つまり、空気を読んだ結果、政治の話を避ける人が多いんですよ。で、それが人々の政治の理解を妨げ、全体が前に進まない結果に繋がっていると思うんです。普段からそういう会話をしていれば、理解が足りないことを自然と補えるし、自分意見も持てる。逆にそういう会話がないから、一部の扇動に流されてしまうんじゃないかと。

「いつまでのりぴーのこと話してるの、バカじゃね?それより税金上がってるんだけど、どうにかなんないの?」って、少しでも政治に結びつく話がカジュアルにできるようになれば、政治マスコミも動かせると思うんだよね。まず変わらなきゃ行けないのは、ワタシたちなんですよ。

政党は外注業者、マニフェストは提案書

数年前までは自民党に、政治を「丸投げ」してやってこれたけど、これからはどこの党であろうと指示をつきつけなければ思うようなものはできないと思うんです。任せるんじゃなくて動かす。外注業者をかえたところで、発注者がしっかりしなければいいものはできないのと同じ。そういいかえれば、多くの人がわかると思います。マニフェストはいわば提案書のようなもんで、すべて鵜呑みにせず、使えるところは使い、変えるところは変えればいいんです。それに、長年任せてきた自民党より、政権とりたての民主党の方が要求を通しやすいんじゃないかなと。

そもそも政治家なんて「先生」じゃなくて、我々の税金でメシ食い、顔色をうかがって政策を決め、票で職をつなぐ「召使い」のようなもの。ただし監視しとかないと、好き勝手なことやって無駄金を使ったり、法外な請求をしてくるのもどこかの外注と同じ(w。ついでにマスコミも全然立場が上と思えない。視聴者に見放されたらおまんま食い上げだから、我々が喜んでお金時間差し出すコンテンツ一生懸命考えてくれる「サービサー」なわけです。付き合う業者はうまく使いこなし、お金の出入りもチェックしてこそ、いいものができると思うんですね。

とりあえず、夏休みも終わったことですし、ワタシたちの生活に関係のない芸能人の事件の話をやめて、身のまわりの話をすることから始めてみませんか?

2009-08-01

自民党公約が出てきた。

自民党公約が出てきた。

http://www.jimin.jp/sen_syu45/seisaku/pdf/2009_bank.pdf

首相が変われば公約なんぞ紙切れになるという事を体現してきた首相が、特に記載の無い物は4年で実現するとしている。これは、もし首相になったら解散権を行使しないという事であろうか。そんな事は無いと言うのが、過去の実例である。

そういうわけで、悪意をもって公約を解析する。公約の中に織り込んだ片言隻句を、公約承認されたのだから実現すると主張し、都合の良い所だけを実現し、都合の悪い所は放置するというのが過去の実例である。公約の中に折り込まれた文言をあげつらう事で、本音が透けて見えるのが、自民党公約である。

最初のページに、いきなり社会保障を取り上げている。社会保障カード・番号を2011年中に導入というのが本音であろう。そのあとに続いている信頼性と透明性を向上させるというのは、努力目標となっている。つまり、今までどおりの丼勘定不透明な帳簿のまま、財源が足りないから消費税を値上げするという展開が、第二パラグラフで、財源を確保する為には、帳簿の赤字を増やさなければならないので、医療費診療報酬を値上げする。医者に悪役を押し付けるから覚悟しろというのが第三パラグラフ医療費の大部分を占める高齢者医療費を切り分けた高齢者医療保険制度を廃止して、丼勘定に戻すという改悪を狙うのが、第四パラグラフである。

次のページの第一パラグラフで、年金記録問題における処理も、社会保険庁の後継組織である年金機構に委ねるということで、今までどおりの丼勘定を続けるとなっている。第二パラグラフでは年金制度の改革を唱えているが、丼勘定を続けるとした上で消費税増税を主張している事から、貧民から消費税を取ってそれを貧民にばら撒くという、無駄努力をする社会保障の実務団体だけが栄えることになる。第三パラグラフでは健康で安心できる国民生活の確保となっているが、健康ネタに旧厚生省傘下の機関が予算を食い潰すという話にしかならないであろう。続いて、生存している被爆者は、平均寿命以上に長生きしているという現実をどのように考えているのか理解しがたい一文。核兵器廃絶の為のお題目として必要なのは理解するが、道理で考えれば、無理がある主張となってきている。むしろ、日本核武装するぞという話にした方が、周辺国は本気で心配するようになるだろう。犯罪被害者の支援というが犯罪者を発生させない事が最優先事項であり、社会の安定の為には雇用の創出が必要であるという根本を無視して税金を使い込むと主張している。そして、省庁統合、合理化という先の衆議院選挙公約に反して設立しようとしている消費者庁と、当選する可能性のない組み合わせばかりを売りつける無選択制ロトくじの売り上げを財源とするスポーツ庁のなし崩し的容認を求め、砂防にお金を注ぎ込む、地方土建屋まっとれよぉ。という掛け声が続き、治安維持という話になるが、治安を不安定化させているのは失業者・無業者の増加と、中国人・南鮮人等の質の悪い外国人の流入であり、これらの対策をしない限り、どんな対策も、担当省庁やその下請けが繁忙するだけの効果の無い無駄金にしかならない。

次が少子高齢化対策であるが、そもそも、少子化が必要だとされたのは、アメリカグローバリゼーションによって経済秩序を破壊する事を選択し、食料や燃料の自給自足が求められる国際的な状況があった為である。その為に、穏やかな人口減少策として、男女平等を行い、女性出産結婚を愚行であると認識させた。底辺向け娯楽メディアであるテレビドラマなどで、女性バリバリ働き、無能な男性上司をやり込めるという筋書きのドラマを流し、服や装飾品等で借金漬けにした。これで、女性結婚価値を見出せなくなり、また、男性もそんな女は嫌だとなり、結婚が減り少子化へと向かうようになったのである。

高齢化が問題になったのも、少子化によってネズミ講であった社会保障制度破綻する事が判明したからであり、ネズミ講を辞めるというのが対策の本筋である。安心して働けるように、保育園幼稚園を無償化するという話が出ているが、共働きで働かなければ食べていけないという貧しい社会において、育児を他人にお金で任せるという状況の、どこに安心があるというのであろうか。介護報酬の引き上げという主張もあるが、消費税増税によってという前置きが3ページ前にある。

次は雇用対策になっているが、既存の産業雇用余力は無い。むしろ、合理化・効率化によって雇用を削る事が利益になる状態にある。したがって、新しい産業を発生させない限り、どんな対策をしても無駄にしかならない。医療介護・保育・環境等を成長分野としているが、これらを成長させる事は、貧しい社会を助長するだけである。職業訓練職業紹介は、セーフティネットとは言えない。職安をどんなに立派にしても、職業訓練をどれほど行っても、機械の方が安いし文句を言わない以上、職が無い。若者女性障害者高齢者に働き口を作る為に、企業補助金を出すという主張にしても、既存産業雇用過剰であるという現実を知らないという事でしかない。人手不足とされる産業は、人が行かない理由があって人手不足なのであって、補助金を出す事で、それにお墨付きを出すような真似はするべきではない。派遣労働者待遇改善については、派遣正社員に比べて条件が悪いのだから、その分、賃金を上乗せする事とすれば解決するのに、口入屋のピンはねと雇用者側のコストダウンとを温存したままでやろうとすれば、補助金を出すという事にしかならないだろう。その財源は、4ページ前の消費税増税であろう。

教育文化についてであるが、学校教育は底辺を引き上げる教育であり、頂点を伸ばす教育ではないという前提を忘れている。読書人として必要な読は、一日一冊を30年間やって1万冊というのが、最低ラインだと思うべきで、義務教育で30年間なんて事は絶対に不可能である。さらに、書の方は論文にせよ、この日記のような雑文にせよ、相応の量を書かなければ、人様にお見せできるような文章にはならない。これも、10年や20年は、軽くかかってしまうと考えるべきで、義務教育でやれるわけが無い。スポーツについても触れているが、これらの対策については、この日記

[2006.11.3] http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/20061101-10.html で触れている。

コンテンツデジタルアーカイブ化も唱えているようだが、無制限の公開がコンテンツクリエイター利益になる状況を作ってからでなければ、民業圧迫にしかならない。これを怠ってデジタルアーカイブ化を進めるならば、国営漫画喫茶のような役立たずな赤字組織の方がマシという結果になるであろう。

経済成長政策についてであるが、経済成長を阻害しているのは何かという認識が抜けている。さらに、日本経済利権において敵対するBRICsアジア諸国を、いかにして潰すかという話が必要なのに、投資市場の取り込みという話になっている。公約に2%成長と書けば、そのとおりに成長しないのは国民怠惰だからだとでも主張するつもりであろうか。環境に優しくする為に、太陽光発電電気を倍額で買い取り、そのコスト国民に付け回すのでは、既存の発電手法の効率を上げたり、電気を使わない生活を模索するのは、政治的に正しくない事になってしまう。国際競争力についてであるが、同じ土俵で競争するには、人口という量と質が必要になる。高度成長期に、日本は、世界中のどの国もやらなかった小型化や高性能化や高信頼化という分野に傾注した。異なる土俵を常に探し、そこを切り開いていく事こそが競争力の源泉なのである。既存産業に幾ら補助金をばら撒いても、言い分を聞いて法制度を捻じ曲げても、他国が新しい分野を切り開いてしまったら、それらの産業は全部時代遅れになり、高度成長期日本が追い落とした国家と同じ結果になるのである。

新しい試みを資金力でパクって潰す大企業の横暴や、製造責任を過大に追及する法制度排他独占に偏った知的所有権運用

(cf.[2006.12.31]) http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/20061221-31.html

といった問題を解決しない限り、何をやっても税金無駄遣いにしかならない。消費者を守るあまり、既存産業しか存続できず、雇用が切り詰められてデフレが止まらないとなる。

地上デジタル化は、電波利用料を負担しない民放や、電波利用料運用される国営放送局と民放に分割されるのを嫌がったNHKのわがままの結果でしかない。大衆を扇動するメディアとしての存続を拒絶したテレビは、サブカルチャーへと転落していくだけなので放置すればよいが、その代わりに、大衆を扇動してコントロールするメディアが必要になる。IT化=e-Govであるとしているようでは、難しいであろう。

中小企業建設業には格別の配慮をするというのは、献金と票の対策であろうが、今更こんなお題目を並べても、貰う物だけは貰おうという姿勢しか引き出せないであろう。それに、その財源が消費税増税では、消費者から受け取って代理納付する税金の方が商売の利益よりも大きくなるようでは、ばかばかしくてやってられないという事になる。自分で商売をして、利益を上げるという事を経験してない議員先生には、説明しても理解できない感情なのであろう。

地域活性化地方分権については、高速道路無料化によって国民分布を均一化する事が必要だが、高速道路は有料のまま、スマートIC等によってキャッシュレス課金を続けるとなっている。そういう電子ガジェットこそが無駄であるし、国土の健全な発展を妨げる原因となっている。

食料生産については、農協の縛りによって作付けや出荷が制限される原因は、高速道路の料金が高く、運賃を乗せた以上の価格で売れなければ赤字になる為である。そして、価格が上がらない理由の一つに、海外からの輸入がある。食肉や飼料の輸入が多い為に、農産物生産人間の食用に限られてしまい、限られた需要の中で競争をする為に、弾力性に欠ける運用を強いられるようになっている。減反や各種補助金制度が、人間用の食糧生産に限定されている為に発生しているとも言える。海外産をコンテナで輸入して市場に卸す方が、国内産をトラック市場まで運ぶよりも安価になる原因は、複合的ではあるが、それらを解決する施策がどこにも無い。農家補助金をばら撒くという事であろう。

財政再建は、プライマリーバランスの達成を先送りした時点で、何を言っても信用されない。その上に、小渕政権並みのばら撒きをやっているのだから、無駄遣いを改める気が無いのであろう。

外交安全保障については、国防の為の具体的な施策が無い。

資源エネルギーについては、東シナ海地下資源に触れているが、友好の海にするという主張は、脳天気に過ぎるであろう。盗掘者に友好を求めても、なめられるだけである。

環境温暖化問題。人類の活動を大げさに見積もりすぎである。

(cf.[2005.2.17]) http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/20050211-20.html

この手の主張をする環境エバンジェリストは、誇大妄想の気がある。

行政政治改革については、肝心の多選規制と幹部公務員政治任命が無い。世襲規制お茶を濁す気であろう。政治資金についても、個人献金という制度を作っても、政治自体がドブ板選挙を繰り返すのであれば、献金した記憶の無い人の名前を借りたり、故人が献金していたり、企業従業員を使った迂回献金という事にしかならない。制度が適正に運用されている事を証明する義務は、その制度に携わっている人々全員に有る。クリーン運用を実現したいならば、制度に頼るのではなく、日々の運用によって証明するべきである。政党規約による多選規制は、議員地域利権代表になってしまうのを防ぎ、政治任命によって使った幹部公務員議員ステップアップさせるルートを構築する手段である。世襲は問題ではない。多選が問題なのである。

1万人オピニオンリーダーというプランも、考え違いをあらわしている。党員集会を開き、意見を吸い上げることが民主主義である。オピニオンリーダーになる為には、自民党太鼓持ちになれというのでは無意味である。

国会改革等については、議員定数の削減と立法スタッフの増加が対になっているようである。これだけを実現するのでは、公設秘書が増えるだけでしかない。

議員外交の積極展開というのは、売国する気満々の議員とか、失言癖や酒癖が悪いといった、国辱レベル議員を排除してからの話である。その為の手段として多選規制が必要であろう。オラが在所の先生という事で、世間知らずの上に能力的に問題があるのが、多選して大臣になったり首相になったりするという現状がある以上、無理である。

最後に、自主憲法の制定とあるが、今の憲法は、GHQの素案を丸呑みした物ではないし、ちゃんと日本議会承認も得ている。素案の段階から日本製でなければならないというのであろうか。今の憲法には時代の変化に合わない部分があるが、そこだけを変えていけばよいのであって、丸ごと書き直す必要は無い。下手に書き直してしまうと、憲法を書き直す事が政治家の個人的な目標になってしまう。憲法の序文を書かせろと血迷うような輩が出てくるのだ。序文は、天皇国事行為として公布を行う時に、特に大切な物だから一筆書き加えるとして付けられるもので、最初からつけるモノではないし、序文の内容はどのようなものが適切かという御下問が無い限り、議員や民間がどうこうするものではない。

突っ込みどころが多すぎる公約であるが、これが、党幹部・長老独裁制の限界なのであろう。突っ込む気にすらならない他の政党公約よりはマシなのだが、選挙前にどたばたとでっち上げる事を繰り返す限り、公約は党総裁の独り言で終わってしまうという構造を変える気があるのだろうか。

[2009.8.1] http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html

2009-05-24

結論って

http://anond.hatelabo.jp/20090524172441

元増田は「どうやったら、いい娘が見つかるんだろ」とぼやいてたんじゃないの?

だからさ。元増田が相手を値踏みしているように、相手だって元増田を値踏みするんだよ。

多分、相手にとってはかなり素敵なデートを演出したと思う。

でもこっちの気持ちは不満だらけだった。

NOとも言えるし、無駄な見栄もはらない。

彼女相手のデートのときは、相手の趣味にだけ合わせて、noとも言わなかったし、無駄な見栄もはったんでしょうに。

相手にとってかなり素敵なデートを演出したって、それって、元増田が心からしたかったことじゃないわけでしょ。自分は不満だらけのデートだったわけでしょ? 相手の満足が自分の満足にならないのなら、そんなデート止めちゃえばいいじゃん。そんなデートしたって、相手だって「金づる」と思うだけじゃないの?

だからさ。無駄金使うの止めて、自分楽しいデートをして、そして、それを楽しんでくれる相手が見つけるには、もっと「自分は相手からどう見えるか」ということを考えたほうがいいと思うよ。

別に何も言いたくなかったら、返信しなくていいんだよ。返信不要って言っとくね。

2009-04-02

テレビに求めているものは「ありえないぐらい無駄金を使った馬鹿番組」なんだよね

もう無理なんだろうけどさー、普通感覚じゃ使えない金を使ってすげー無駄なことをしてほしいよ。できれば生で。

規制が厳しいからこそ「こんなに無駄お金使っちゃいました!」みたいな番組が見たい。

2009-03-07

大塚愛政治学

http://d.hatena.ne.jp/terracao/20080303/1204546873

・Happy Days -「真の日米の関係は、依存する、し合うことではなく甘えにおぼれないことだ。

そうすれば真のHappy Daysは来るだろう」。という歌だ。だが、

「Happy Days 思いが届くような Happy Days 夢を見たよ・・・夢かい!」

というセルフツッコミは、その来る関係はまだ来ない、という本人の深い嘆きなのかも

しれない。


黒毛和牛上塩タン焼680円

ブラックジャック」の主題歌にこれだった時の日本国民の反応の拒絶ぶりは

スゴイものがあった。だが、今から考えると、これは米産牛肉輸入停止を歌った

物だということが分かる。

「誰よりもあたしだけ1番にして、心の中にあたしだけ映して」


とは、アメリカ牛肉の輸入ナンバー国のうちの1つが日本だ、ということを現している。タンももちろん輸入停止になったので、

仙台牛タン屋が潰れまくった、という話を覚えている人も少なくはなかろう。

アメリカ日本に輸入面で依存していた。だが、依存だけではダメなこともある、

メスを入れなければいけない事もある、という事を大塚流に歌い上げた、ということなのだろう。

ネコに風船

「気づけば ネコ科の なんとかっていう 種類にわけられてた

あたしを見て にゃーぁおって言ってくる

バカじゃない?と言っても通じなくて かわいいと一瞬のもてはやし」

これは、日本人ホモフォビア、及び差別意識に的を当てた作品だと思われる。たとえば、日本においては海外から

渡来してくる人を「ガイジン」扱いし、日本国民であるはずの在日中国人在日韓国人などをひたすら罵倒する。

そう。この歌はネット右翼に関する歌だったのであった。

アラバマ州知事ジョージ・ウォレス

「今こそ人種隔離を! 明日も人種隔離を! 永遠に人種隔離を!」

と発言したが、今日本にいる差別主義者たちは「ヨソモノ」を永遠に人種隔離したいのだろう。

彼らは日本人日本人だけで染め上げたいのだ。他人がそれに介入してくるのを心の底から許せないのだ。

「あたしのおうち 商店街八百屋の隣

自分勝手な奴らが 毎日 ゴミを 捨てる

火のついた たばこ 踏んで あたしの肉球は火傷

このやろうって 言っても通じなくて 冷たい眼差しで見てくる」


これはそんな卑劣ネット右翼による荒らしスクラム行為である。ゴミみたいなコピペ内容を書き散らし、

「それはおかしいんじゃないの?」といっても通じず、「お前は工作員だ!」とレッテルを貼られる。

「火のついたたばこ」とは、これらの内容により炎上する、という暗示だ。

国籍法改正」騒動などを見ていれば、おのずと良くわかることだろう。

・ド☆ポジティヴ

「堅物反対

まったく動かない

思い込みって 自由がなさすぎる

ストレス反対

貯めても家買えない

そんなことに時間使いたくないやん」

これは、派遣村についての認識問題を表している。

彼らは、お金をためて家を借りる状態ですら出来ない。急激な経済の悪化で解雇されて、色々と大変な状態なのだ。

だが、そんな彼らをネット右翼あざ笑う

派遣村は甘えだ」「自己責任だ」「国に甘えるな」「無駄金を投入するな」「ホームレスを見ろ」

彼らはダメなくらいに堅物なのだ。想像力の「そ」の字も存在しないのだ。

本当は「あんまり興味もない」んだろうが、ともかく「甘えている」と思う奴らが許せない、叩きたい・・・

それほど心の余裕が無くなっているんだろう。そんな思い込み、自由が無いよね。

キバヤシ「そう、大塚愛を「このカマトトが」「パクリばかり」「ぶりっ子」「下品」「歌詞が陳腐」

「整形している」と彼女を批判しているのはすべてネット右翼陰謀だ!

ネトウヨが反論出来ないから、人格を貶すことしか出来なかったんだよ!」

      _人人人人人人人人人人人人人人_

        >    な なんだってー!!    <

        ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

2009-02-28

http://anond.hatelabo.jp/20090228013956

実態を知って誰も就職しなくなる業界が多数出る

産業界から大ブーイング

資本の力でカリキュラム変更、就職活動中の学生向けのような、良い事しか言わない骨抜きな内容と化す

証券会社の営業は口から出まかせをまくし立てて馬鹿金持ち無駄金を吐き出させるお仕事です

なんて言えないだろw

2009-02-11

http://anond.hatelabo.jp/20090211232844

また余所(たぶん)の県庁無駄金喰い増田ですが。

常々思ってることだが、都道府県庁仕事は究極的には「自分らの仕事と財源を市町村と民間に払い下げて自らをクビにする」ことになると思うんですよ。だってさ、国があって、市町村があって、都道府県庁があって。この狭い国に三重行政なんて民間からすればうざいだけだ。それより、都道府県解体しちゃって市町村がもう少しだけ裁量権と予算握って、もう少しだけ地元に目配りを強化して一般の住民に便益が行くようにした方がいい。あるいは、民間に出来ることならその分租税負担減らして民間に選ばせた方が良い。「府庁を細らせて府民に与える」てのはそういうことなんじゃなかろうか、とか。

道州制とかいう以前に、二層目たる広域自治体自体がこの狭い日本には無用だと思う、てのが最近の俺的な問題意識だったりする。

2008-11-26

http://anond.hatelabo.jp/20081126163136

そんな金使うくらいなら、最初から補助金だして地方も発展させた方が後々のためじゃないか。

全然全く発展してないじゃん。それこそ無駄金だろ。

地方の役人はどうやっても当事者じゃないから真面目にやる気ないってことみたいだし、

だったら多少金使ってでも滅びてもらった方がいい気がするね。

農業とか漁業とか、必要なものは需要が下支えするからつぶれないよ。原則としてはね。無論例外はあるけどね。

2008-09-16

今月の家計簿

5万近く無駄金使ってるなあ…

主に性処理関係。あ??。

・・・あと月に5万稼げばいいのかあ…そっか…。

2008-08-19

”大きな誤り”の始まり

 標題は竹中氏が定期的に公表しているポリシーウォッチ(http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080818/plc0808180311001-n1.htm)のタイトルだが、今回の議論は承服できない。

 まず竹中氏は、政策の基本的な方向という点について、中国と同じく我が国も大きなリスクに直面していると述べる。経済の弱さは08年第2四半期のGDP統計にも現われているとおりである。近年のGDP統計の弱さについては、対前期比で見ても対前年同期比で見ても景気の弱さが現われているという点はその通りだろう。

 続けて、竹中氏は1990年当時の日本経済は、政策の大きな方向を誤ったがゆえに「失われた10年」を経験したと述べる。氏曰く、「当時は二つの誤った政策、つまり一つは好況投資など政府による財政支出を拡大するという偏ったマクロ政策であり、もう一つは97年の消費税引き上げをきっかけに財政再建に走ったこと」とのことである。そして、現在は「日本経済運営の大きな誤りをもたらした「ばらまき派」と「増税派」が要職を占めていることが政策の基本的方向を誤るというリスクをもたらしている」とのことである。このような言葉を耳にすると、小泉政権時にも歳出削減を柱とした財政再建策が構造改革の一環として採用されていたが、この点はどのように考えればよいのかという疑問が浮かぶ。

 さて、竹中氏の論説の中で、最もいただけない箇所は次の記述である。

危惧(きぐ)される具体的事例が、目の前で起こりつつある。原油価格高騰などに対する救済措置だ。原油価格の高騰で、漁業関係者らに大きな影響が出ているのは事実である。しかし経済政策として重要な点は、今回のように輸入価格が上昇し「交易条件」が悪化している下では、国民生活水準低下は避けられないという事実である。厳しいが、これが資源輸入国の現実なのだ。政治指導者国民に、「我慢しよう。歯を食いしばって、これをしのごう」とまず訴えなければならない。にもかかわらず現状は、国民に対し痛みに耐えることを訴える政治勢力は皆無である。与党野党もばらまき型の政策を求め、一部メディアもこれをあおっている。

 まず「我慢しよう。歯を食いしばってこれをしのごう」という発想は、小泉政権の下で「構造改革なくして成長なし」と唱えた際の「今我慢すれば(構造改革の結果)きっと良くなる」という考え方と同根であることに留意すべきだ。

「交易条件」が悪化している下では、国民生活水準低下は避けられないという事実はその通りだが、問題はこの「交易条件」の悪化は甘受せざるをえない痛みなのかという点である。竹中氏は「米国経済が回復すれば日本の景気は良くなる」と論じる与謝野氏を批判しているが、今般の原油価格高騰を避けることが出来ない問題であると捉えている点においては与謝野氏と同じ穴の狢であり、竹中氏も同様に批判されるべきである。

 そして、「歯を食いしばってこれをしのごうと言うべきだ」という発想は、「政府が自ら無為無策であることを主張せよ」といっているに等しい。そしてこれは「原油価格上昇という供給ショックは黙って甘受すべきであり、その環境条件で淘汰される企業があれば致し方ない、相対価格自律的調整が進むまでショックを耐え忍ぶことが必要で、構造改革を徹底的に進めるのが必要である」という我が国において根強く生き残っている清算主義という魔物を体現したものに他ならないのだ。言うまでもなく、清算主義が不況脱却において「無理筋」の考え方であることは大恐慌における教訓や、我が国の長期停滞の経験から実証済みである。

 90年代以降の長期停滞期の経験に鑑みれば、バラマキ政策は景気の下支え以上の効果を持ち得なかったことは明らかだろう。そして景気悪化局面での増税は、更なる奈落の底へと日本経済をいざなうことも明らかだろう。さらに、現状に対してひたすら耐えることを国民に要求することも誤りなのである。

 では、どうしたらよいのだろうか。基本的な経済学が教えるところによれば、輸入価格上昇による交易条件の悪化、つまり購買力の低下に対しては、購買力を向上させる政策を採ればよいのである。購買力を向上させる政策とは言うまでも無く金融緩和策である。

 金融緩和により市中に流通するマネーサプライの量を増加させることが出来れば、人々はそれを貨幣として溜め込むのではなく何かしらの形で消費しようとするだろう。失業率が十分に高い水準にあるのならば、実質賃金の低下を通じて失業率は低下し、家計の平均的な購買力は増加する。さらに失業率が十分低い水準(3%前後)に到達すれば、金融緩和は雇用者の賃金自体の上昇をもたらすことで家計購買力はさらに増加する。購買力の増加は、基本的には相対価格に影響を与えないと考えられる。しかし価格高騰が進む原材料は、我が国の家計にとって必需財でありかつ非競争輸入財としての性格を有している。家計にとって一定量の支出が必要であるということが価格上昇による購買力の低下を現在実感させている一因であるが、所得上昇が明確になればこれまで支出が出来なかった奢侈品・娯楽品への支出が進むだろう。このような効果は原材料に対する他財の相対価格を低める圧力をもたらすことになる。

 原材料価格高騰のショックがなぜ問題なのかといえば、原材料価格が他財と比較して急激に上昇することで、他財の原材料価格に対する相対価格(原材料価格/他財価格)が高まるためである。では、このショックを緩和するにはどうしたらよいのだろうか。

 一つには技術革新といった手段で原材料価格自体を引き下げることである。これは原材料に対する他財の相対価格が高騰した現状を緩和させることを意味している。しかし、原材料価格自体を引き下げていくのは短期的には容易ではなく、竹中氏が言うように「我慢しよう。歯を食いしばってこれをしのごう。」と国民にこれまで以上の負担を要請することになってしまう。そしてこのような政策が効果をもたらすのは技術革新が伴う以上長い時間がかかり、そしてこの政策を推し進めるのは原材料価格以外の財の価格ベースではマイルドデフレにある我が国経済にとっては得策ではない。

 原材料価格高騰のインパクト(つまり原材料の他財に対する相対価格の高騰)を押さえるもう一つの方法は、他財の価格押し上げることである。原材料価格ではなく他財の価格押し上げることは、原材料価格自体を抑制するという方法と同様に、原材料価格の他財に対する相対価格の上昇を抑えることに繋がる。そしてこの、他財の価格押し上げることは、GDPデフレーター、CPIコアコアといった国内財価格デフレに陥っている我が国の内需を掘り起こすことに寄与し、失われた購買力を回復させることに繋がるのだ。

 このような原材料価格と他財との間の相対価格の調整は、産業構造の調整を伴うという意味である程度の時間が必要かもしれない。しかしながら、金融緩和策を進めることは、相対価格一定の元で購買力を上昇させ、原材料価格高騰の影響を和らげる。ノーベル経済学賞受賞者でもあるアカロフ教授は、マイルドインフレ効用として相対価格の調整がより進み易くなる点を指摘しているが、現在の我が国においてCPIコアコア、GDPデフレータで見た物価指数マイルドデフレを示しているのであれば、そのような状況からの脱却を目指す金融緩和策は相対価格の調整がスムーズに為されるのを後押しするのではないかと思うのである。

 竹中氏の議論は、「失われた十年」で得た教訓を全く踏まえていないという点でご自身が批判しているバラマキ政策や財政再建派と同じではないだろうか。そして論説を読んで、竹中氏の「構造改革」を支える思想国民に痛みを強いるものでしかないということにも改めて失望した次第である。これではリフレ政策をいくら取り入れたところで結局の所掛け声だけで終わってしまったのは当たり前だ。繰返しになるが、GDPデフレーターやCPIコアコアといった指標でマイルドデフレが続いている我が国において原材料価格高騰による購買力の低下を抑制するための政策手段を採ることはたやすい。金融緩和を行えばさらにCPIは上昇しインフレが進むのではと懸念する向きもあるかもしれないがそれは杞憂である。欧米諸国のCPIの伸びはヘッドラインで4%??5%だが、我が国は前年同月比で2%の伸びである。そして欧米CPIコア(我が国のコアコアに相当する)は2%程度だが、我が国のCPIコアコアの伸びは0.1%に過ぎない。さらにGDPデフレーターがマイナスである国は何処にもないのだ。

 政府として今何を議論すべきだろうか。当然ながら、同じ狢同士で批判しあうことではないのは明白である。金融政策は政府からの独立性が付与された日銀によって為されているという点は留保すべきだが、以上の論点を考慮に入れれば、政府検討課題として金融緩和を行うための具体的政策手段としてどのようなものがあり得るのかという点も少しは議論の俎上に乗せても良いのではないだろうか。90年代の誤りがなぜ生じたのか、それは、経済政策における金融政策の有効性を過度に軽視するという大きな誤りを見過ごしたためである。だからこそ90年代の誤りは起きたのである。交易条件の悪化という事実の前で、自ら国民に対して痛みを求めるという無為無策をつまびらかにすることこそ愚の骨頂である。勇気を持って経済問題に対して果敢に戦った先人が居たことを忘れるべきではなく、そして我が国のリーダー勇気を持って果断に金融緩和の実行を論じ、そのための具体的政策を実現していくために何をすべきかという点も考慮に入れても良いのではないだろうか。金融政策の決定に対して異論があれば、政策決定会合における議決延期請求権の行使や、極論かもしれないが、例えば政府紙幣の発行、国債発行による日銀引受けといった策もある。現状空席となっている副総裁・審議委員の席を埋めることや、政府による政策目的の独立性を発揮する重要な機会でもある総裁・副総裁・審議委員の任命がスムーズに行くように制度整備を進めることも重要だ。

 先程、「金融政策は政府からの独立性が付与された日銀によって為されている」と指摘したが、日銀が与えられている独立性は政策手段の独立性であり、政策目的の独立性ではないことに注意すべきである。政策目的政府認識を一にすることが望ましく、正しい政策目的は正しい現状認識と正しい将来の見通しから育まれるものである。昨日の金融政策決定会合においても日銀経済見通しを下方修正しつつ現状維持を決定したが、これまでデフレ脱却が進まなかった大きな理由は、日銀が判断の根拠である経済見通しを常に楽観的に捉え、その結果として性急な金融引締め(量的緩和解除→利上げ)を行ったことではなかっただろうか。02年以降の景気回復期におけるメインエンジン外需だと言われるところであり、昨今景況悪化のリスク要因として取りざたされているのは原材料価格の高騰やサブプライムローン問題といった海外経済の景況悪化であるが、我が国の景況悪化要因として国内政策の要因も影響している可能性も排除できず、寧ろ現在の状況は外需の低迷が鮮明になったことで元々隠されていた内需の弱さが顕在化したとも捉えることが出来るのではないだろうか。

 景気対策として効果を持ちうる規模の財政政策を行うのであれば、名目成長率が低下している現状では政策目的であるプライマリバランスの黒字化を放棄せざるを得ないだろう。景気対策財政再建ジレンマに直面すれば結局のところ最低限の政策しか行うことが出来ず支出した金は無駄金になる懸念すらあり、景気後退が顕在化している中で増税を行うのは論外だろう。以上を踏まえれば、竹中氏のバラマキ政策・財政再建派への指摘は正しいだろう。但しデフレ脱却を主要政策課題の一つとして掲げ、そのための政策努力日銀に対して在任中求めてきた竹中氏だからこそ、景気後退色が濃厚になった現状において「歯を食いしばってこれをしのごう」という更なる痛みを強いるような議論を聞きたくはないと感じるのは自分だけだろうか。論説のタイトル通り、今回の選択が「大きな誤り」の始まりにならないことを祈念するばかりである。

(※)沢山のブクマが付いていて驚きますが(汗、文章を修正しました。ご容赦を。

2008-07-10

http://anond.hatelabo.jp/20080710194422

そいつにとっては「ネットワークの設定を直す機会費用>>パソコン購入費用」なんだろう。

まぁいつの時代も馬鹿無駄金使うもんだと思うが。

2008-06-16

http://anond.hatelabo.jp/20080616225859

そもそも税金の使い道としてこんなのまでは想定してないのでは?

ともあれ、こういうのは必要悪みたいなもんでしょ。

コストをかけない方がよりマイナスになるから、利益がないとわかっていても金を払わざるを得ない。

税金もったいないから死刑にしろってのも同様。

死刑減ってきてる国際社会の中で、死刑制度を続けていくことのマイナスと、終身刑での税金の使い道とで、

どちらの方がメリットがあるのか。わかりやすく言えば、税金を使うか、マイナス政治カード死刑制度存続)を持つか。

臨時の金まで税金無駄だ、とかいうよりかは、もっと建設的な税金削減の提案をしてほしい。

(まあ僕にも出来ないが)

今回の金額よりかは、天下りとかの無駄金の方が社会問題として重要だし、将来的に見ても動く金額が変わってくるんじゃね?

目先のことしか考えない税金無駄厨房は嫌なんだよ。

2008-05-30

http://anond.hatelabo.jp/20080529235916

俺も大企業に勤めていて、結構長い間そういう中小企業を下請けにして仕事を回してきたわけですが、

最近(というか5年くらい前からだけどさ)はもういろいろ厳しくなってきました。

まあ官公庁大企業という話で違うかもしれませんが逆の立場から見たらこんな感じっつーことで書かせてください。

それが「今年度から、随契は一切できなくなりました」ですと。もうね、なんつーか、えぇ??…(唖然)ですよ。ズルしてたのは、本省のどっかと、なんか東京の方の天下りカンパニーでしょ?

ズルしてたのは本当なんでしょうか。僕らはズルとかまったくしてなかったわけです。

なのに「お前らは無駄遣いしすぎだ」という批判は止まなかったんです。

しょうがないので自分らの給料を減らして、そしてそれでも足りなくて下請けを切るということになってしまいました。

「上の人々は血も涙もなくあっさりそういう決断をするもんだ」と思わないでほしいです。

 その下にぶらさがってる全国の事務所と、さらにそこにぶらさがっている無数の業者さんたちは、なーんも悪くないわけですよ。いや、言い過ぎた。少なくともオレの会社は悪くない。無理言われても、ソレはイコール信頼の証だ!みたいに頑張ってきたわけですよ。たまーにある別件の入札だって、正々堂々と勝負してきましたよ。ええ。

そういうこともわかってたわけですよ…僕らもしたの人たちに自分らのノウハウを伝えていって育ててきたと思ってるので、手放したくないんですよ。でもそれは現場レベルではわかってても上には伝わらないんですよ。逆に下請けをいくら切ったかで評価が決まるような世界になってくるんですよ。

それってなんでなのかというと「あいつら(=大企業とか官公庁)は無駄金を使っているに違いない」という先入観が蔓延してるからなんです。

こっちとしては下請さんにも生活があるし彼らは実力もあるし無駄じゃないと思ってるんですが、毎日毎日内外からそう言われたり報道されたりしているうちに「うーん。こんなに文句言われるってことは俺たちが間違っててやっぱりこんなことに金を使ってること自体が無駄なのかも」とか思うようになってくるんです。

まったくどうしようもないと思います。

2008-05-26

http://anond.hatelabo.jp/20080526222035

不器用だがまじめな増田萌えるなあ。巨体好きなんだよ、俺ww

何のために(誰に見てもらうために)脱オタファッションしたのか、ってのは問題だよね。

もしかすると俺は勘違いしたのだろうか。小さめを着るというのは職場には余り相応しくないものだったのだろうか。どちらかというと俺は職場に着ていく服を買いに行ったつもりなので、だとするとこれは全くの無駄金ということになってしまうのだが。

てあるから、もちろん職場で見てもらうためなんだろうけど、

職場がそもそも服装なんて気にしない職場だったら意味ナシw

普通職場でも、よっぽどイメージと違う服を着てこない限り、そこまで気にするやつぁいない。

つうか1日じゃわからないw

というわけで、今後も脱オタファッションを心がけるよう、アドバイスするよ。

ファッションは一日にして成らず。脱オタも一日にして成らず。

TPOを気にするってのは、大事だよ。

脱オタ指南を信じて正しかったのか?

俺はオタ服。服オタでもお多福でもなくオタ服。つまり、オタっぽい服を着ている。

そんな俺が、昨日の日曜日服を買いに出かけた。理由は無論、夏に着る服がないからだ。そして行き先は貧乏人の味方ユニクロだ。


ところで、俺は身長178cmだ。だから服のサイズはLLだろうと無条件にそう考えた。

かしここで思い出したのがどこぞの脱オタ指南だ。「脱オタの基本は服のサイズだ、思ったものよりワンサイズ小さいものを着ろ」と。そこで店員を呼び止め、首周りを測ってもらった。すると答えは意外なものだった。

「Lでもいいですけど、Mをお勧めしますね。ちなみに私はSを着てます」

その店員は173cmぐらいだった。ということはやっぱり俺はMを着るべきなのだろう。試してみたところ、裾の長さはMでちょうどよさそうだった。俺はMサイズを買って帰った。


さて、その翌日の今日。俺もこれで脱オタに一歩近づいたと思いつつ職場へ。

俺の職場私服が基本だ。そこでなんとなく周囲の人の服装を見回してみた。

・・・うーむ、小さめサイズを着ている人はいるのだろうか?

もしかすると俺は勘違いしたのだろうか。小さめを着るというのは職場には余り相応しくないものだったのだろうか。どちらかというと俺は職場に着ていく服を買いに行ったつもりなので、だとするとこれは全くの無駄金ということになってしまうのだが。


不安だ。どう考えたらいいのだ。増田諸賢の助言を乞う。

2008-05-09

http://anond.hatelabo.jp/20080509010316

チミの頭の悪さは全てこの一段落に凝縮されておるのー。

あんたの言ってるのは結局そこが屁理屈なんだよ。極論を上げて何も始めない言い訳にする、でも始めないのにネチネチ愚痴る。子供かっつの。

そこでなんで「言い訳」って言葉を使うかね。ファッションをやらないことが逃げだとか怠けだとかとにかくそういうネガティブなものであるというのがチミの中では自明になっておるようだが、俺はそもそも「そういう根拠のないことを自明視しておるのはなぜだ」と問うておるのだ。

だから言ったでしょ、何万なんて金使わなくてもいくらでも小マシな格好は出来るって。

五十万のスーツはどうしたんだね、都合が悪くなるとすぐ話を変えるのだね。

第一それを抜きにしても、「マシな格好」とは何なのだ、それを定義した上で、何をもってチミはそれを「マシな格好」と判断したのかその根拠を述べてくれ、とまず俺はそれを言っている。

さらに、そういう面倒事に俺が労力を割くべきであるとチミが考えた理由。これが一番重要だ。

「月に数万」の出費を渋るのに人様に「俺はお前より勝ち組」ってどんな微妙勝ち組なんだよ(笑)

自分が納得できておらんことを人に流された挙句に無駄金を使っておるようでは勝ち組になどなれんということだ。だいいち、チミに比べて勝ち組だといったまでであって、比較対象が低すぎるということをよく自覚してくれたまえ。

2008-01-12

http://anond.hatelabo.jp/20080112133458

ということは、「外見がすべて」とあなたは考えるってことですね?

外見以外の要素はまったく考慮しないってことですね?

どんブヨがいようと、ギャンブル無駄金ばかり使ってるヤリマンで顔が不細工でもスレ子の方を選ぶってことですね?

2007-12-23

多分面倒くさがりなんだと思いました

http://anond.hatelabo.jp/20071223134550

現実的な出会いでは「高い服」も「むやみに高い収入」も必要ないですよ。

「高い」の基準が違うんでしょう。たとえば服で言うなら、ユニクロ無印GAPだけで買い物してれば1シーズン4桁の出費で抑えられることも普通だし機能的に問題はないのに、そんな生活をしていると周囲から「服は変えた方がいい」と口を酸っぱくして言われる。でも、それ以外の店に行くと、下手すると一着の服に5桁の金が飛んでしまうわけでしょ。とてもじゃないけど、ファッション趣味だとでも考えてない限りそんな金は用意できないですよ。みんなどっからお金が涌いてくるんだか。なんていうと「貯金に回す金を削って服に使え」とか言われるのかも知れないけれど。

いや、選べばユニクロ無印GAP(GAPが入ってるだけまだいいほうだと思う)

で全く問題ないし、女性ってそこまで男の服見てないと思うんです。

それこそガッチガチになんかの雑誌に影響されてるような女の子じゃない限り、

清潔感さえあれば問題ない人の方が多いと思いますよ。

それこそこと結婚になったら、そんな無駄金使ってるような男選ばないでしょうし。

(遊ぶ男と結婚相手とは違うってことなんでしょう)

貯金の方が相当マシ。

収入だって、たとえばメーカーの基準と金融業界の基準を一緒になんかできないですよね。「30代で年収1000万が普通」なんて業界もあるらしいですが、少なくとも私には縁のない話ですね。

それはやっぱり自分の業界にいる人間を選ぶことになってしまうと思います。

女性の基準が高いのはかなり問題で、どうやったって追いつけない壁がありますし。

忙殺されてて誰かに癒されたい人を探すべきだと思います。

一目惚れして好きになって、その子と少しでも長く話していたいから何とか策を考えるのって楽しくないですか?


二十代に突入したあたりから全然楽しくなくなりました。だって、破滅の過程が見えてしまうんだもん。惚れた相手の大半は既に彼氏持ちだったりして、残りの稀有な例でも全く話にならない。こっちがどれだけ策を弄してあれこれやっても、月に一度10分でも一対一で話す機会ができれば大喜びというのが関の山なのに、モテ男はいつでも好きなときにそんな状況を作れるんだから。戦車に竹槍で立ち向かうような無力感を感じましたね。結果が何の抵抗もできずに蹂躙されるだけというのもいつものこと。

いつでも作れるわけないじゃないですか。

モテる人の行動ちゃんと観察してます?

奴らは根回しもちゃんとするし、基本的にお願いをするのが上手いですよ。

でもちゃんとフォローもしてる。既に彼氏持ちかどうかなんてどこからともなく情報入手してますよ。

周りから攻めるってことをしてますか?

(俺自身はできそうにもないです。だって面倒なんだもの。)

最近は同年代の女性を見ても「惚れたが最後、またあの破滅を味わう羽目になる」という妙な自制心が働き、頭の中で「そんなの関係ねえ!」がリピートして意識の外に強制的に追放されるなんて防衛機制が発動します。酸っぱい葡萄と呼びたきゃ呼んで下さい。勝ち組様は上等の葡萄酒を日常的に味わっておられるのかもしれないが、俺のような負け組には酸っぱい葡萄すら手に入らないのですよ。

単刀直入にいいますが、おそらく高望みしすぎです。

モテる奴は分け隔てないですよ。

どうにも増田からはいわゆるレベルの高い女性ばっかりチャレンジして砕けてる印象がある。

ここからは私のエントリへの返事じゃないですが…。

http://anond.hatelabo.jp/20071223031140

とりあえず気軽に飯でもなんでも誘ってみて、話す機会を作るってことだよ。

時間をかけて相手の本質をある程度知らなきゃ、飯なんて誘えませんよ。女同士で「あいつキモい」と噂立てられて村八分になったら、こっちが悪者になるだけだもん(いや、思い過ごしじゃない。実際そういうことは何度もあったんです)。そんなリスクを背負えるほど人間関係を器用に幅広く作れるわけじゃないですしね。で、リスクの見極めをしている間にモテ男にかっさらわれて終了。

多分ね、多分ですけど、

自分のいつもいるフィールドから外に人間関係を広げる努力してませんよね?

村八分にされるような環境で飯に誘うって、

思いっきり勘違いしているモテ男と呼ばれる人種しかいないと思うんです。

普通は、そんな環境はさけて、リスクのないほうをとろうとします。

見極めなくていいフィールドを作るしかない。

そんなの面倒ですか?

もっと広げないと牌がなくなりますよ。

と、自分自身にも言い聞かせるように書いてみました。

高望みさえやめれば、どうにかなると思うんですが。

  • 追記

久々にブクマが付いたのでそっちに返事しますが、

id:myfootさんは顔にこだわり過ぎなんじゃ?

笑われたって?指差してですか?んであからさまに凹んだ?

そりゃモテないですよ。自分の顔が嫌いとか言ってる人となんで付き合わなきゃいけないの。

どんだけ不細工でも自分で何とかしようとしてる人じゃなけりゃ

モテからは遠くなる一方。

俺も昔笑われてると思ってすごいダメな時期がありましたが、

関係ないやと思えるようになってからずいぶんそんなことは減った気がします。

id:Mossaさん

表現がおかしかったでしょうか?

要するに、会社とかじゃなくて、リスクの低い場所で見つけるということです。

でないとダメだったときの反動がひどい。上手くいってもダメになったときの反動もひどいです。

2007-11-23

非モテのぼやき

誰でも、自分ひとりだけなら、かなり楽して生きていけるんだよな。

それなのに結婚やら出産やらをして無駄金を使う。

恋人子どものために使う金を、自分で使えばいいのに。

人類は滅びるけど、別に滅びたって誰も困らないよね?

2007-11-05

Re: http://anond.hatelabo.jp/20071105005919

ほうっておいても理系の子が就職していっちゃうから。

学生には覚悟を決めろっていいたかったのですよ。

私の挙げたような状況のなかで、理系なヒトとしてすりつぶされてヒラで40年過ごす覚悟を決めろと。

でなければ未来は自分で作れと。

お客様には無駄金使っているよと言いたかったのです。

理系なヒトは仲間にして使うべきなんだ。

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