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2018-11-21

[]【14】2018 晩秋広島博多別府

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anond:20181121133253





7日目



地獄の老婆と台湾ギャル


アトピー持ちなので、朝方や夜に症状が出た箇所の痒みに悩まされることが多いのだが、温泉の効き目かどうか、この旅行 最後の床では何に煩わされることな眠ることができた。

ホテルの大浴場はどうやら良いものの様だが、帰りの飛行機の予定の時間から逆算すると、別府温泉で湯に浸かる時間が忙しないものになりそうで、ここはスキップする事にして、朝食をいただく事にした。

廊下にでて窓から階下をみれば、乙津川堤防の上を、犬を連れたおじさんがぷらぷらと歩いている。

今日大分は晴れそうだ。


朝食は良くあるビュッフェ形式

しかし、クロワッサンと一緒に盛り付けられたパンケーキや、コンロで再加熱するシシャモ湯豆腐など、工夫のある料理が並ぶ。

朝に冷奴定番だが、これが湯豆腐になっただけで贅沢な感じがする。

ホテルの朝食で、「充分うまい」以上の「ちょっと贅沢」を感じられると思わなかった。


ホテルをチェックアウトして、鶴崎駅へ。

日豊本線上り一旦大分で下車、見目麗しい銘菓雪月花」をお土産に買う。

再び日豊本線に乗り込み別府へ。

別府駅の観光案内所で今日の目当ての明礬温泉へのバス便を聞くと、インフォメーションのご婦人は丁寧に教えてくれた。

明礬停留所バスから降りると、目当ての施設に行くまで歩くので、次の地蔵湯前停留所で降りるのが良いとの事だった。


案内に従い、バスに乗り込み山道を行く。

昼に見る別府は、昨晩と違い、多くの飲食店コンビニが点在する、のどかだが決して寂しくはない風景だった。

バスには自分以外にも台湾人と思しき人々や日本観光客が載っている。

バス停に停車した際、70すぎと見られるご老人が「かまど地獄血の池に行こうと思うんだけど、どのバスには乗り換えればいいの?」といった様な事を聞いている風景はなかなかシュールだった。


「じそうゆまえ?」

女の子バス運転手に特徴的なイントネーションで行き方を訪ねている。

「あー、地蔵湯前ネクスト ツー。」

恐らく台湾人の彼女運転手が答える。

自分明礬を通り過ぎ、地蔵湯前停留所明礬湯の里に向かう。行き先は一緒だ。

彼女が席に戻って友達と談笑しているうちにバスは到着した。

彼女を手招きしてバス電子掲示板を指差す。

地蔵湯前

降り立った地蔵湯前停留所は、紅葉の向こうにアーチ構造の端がかかり、所々で湯気が上がる絶景だった。

少し歩けばこの風景を見ながら温泉に入れる露天風呂だ。

急ごう。

振り返ると、一緒に降りた女の子が微笑みながら礼をした。


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