はてなキーワード: 正法眼蔵とは
W杯で寝不足の日々が続いていますか?今年のワールドカップはUpSetも多く日本代表のドイツ撃破も興奮したけど
オーストラリアではJ2で戦うデュークがゴールを決めたりと、Jリーグファンとしては嬉しい出来事も続きます。
ここまで見てきた感じでは、ブラジル代表がやはり強いなって感じですが、フランスも優勝候補であることを証明してます。
まだまだ楽しい日々が続きそうで嬉しい限りでしょう。
さて、W杯がある度に、国内外でニュースになるのは日本人の掃除。
これについて「清掃員の仕事を奪ってる」「奴隷根性」なんて言って批判してる人が居る様だけど
本当に義務教育を終えて出て来たの?って不思議でしょうがないんですよね。
この掃除の文化がいつからあるものなのか?定かではないようですが、既に江戸時代には寺子屋で行われていた事のようで
そもそも禅寺では雲水たちが、掃除も含めて丁寧な生活を送る事を修行の一環でやっていますから、これが根底にあるものでしょう。
では何故、掃除をするのか?これは坊さんによっていう事は違うけど、道元が書いた「正法眼蔵」には
一滴の水も無駄にしない様に、心の汚れを洗い流すように祈りながら顔を洗う、という事が書かれています。
日常生活の細部に至るまで気持ちを配る事で、心を整えて身ぎれいにする事が出来る。それが修身に繋がると説いてるのです。
競技をする上で道具を大事に扱えば、自らの怪我の防止や上達に繋がります。
学問をする上で綺麗に整頓された環境で勉強をすれば、集中力を高め、より良く学べることに繋がります。
スタジアムを綺麗にすれば、ゴミで足を滑らせて怪我したり、悪臭に悩んだりしなくて済みます。
そして掃除を行う日本人を見て、海外の方が真似をしてくれたり、日本を応援しようと考えてくれれば
その事も私たちにとっては嬉しい事でしょう。
このように掃除をするというのは、単純に善意から出ているものでもないし、奴隷根性で行っているものでもないのですよ。
掃除を行う事で自分たち自身が気持ちいいし、良い環境で安全にサッカーを楽しむことができる。
楽しい試合を見せてくれるホスト国への感謝の気持ちを伝える事も出来るし、日本の味方が増えてくれたりもする。
スタジアムを大事にすることで、よりサッカーを楽しめるし、もしかしたらスタジアムの神様が日本に味方してくれるかもしれない。
そんな風に日本人は感じているのでしょう。情けは人の為ならずって奴です。
どこであれ掃除して帰る時に良い事をしてるなんて思ってる訳じゃないでしょ、自分の為にもなるんですよ。
義務教育では掃除をする、道具を大事に使う事で、自分の成長に繋がるのだと言う事を教えてもらうはずですね。