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はてなキーワード: 機内食とは

2020-12-31

2020年12月ハワイに行った話。(前編)

2020年12月ハワイに入るためにやる必要があったことのメモ

ことのはまり

2020年1月仕事の都合で米国に行ってしまった恋人に会いに行く4月チケットを購入したのは1月3週目のこと。その前週から中国感染症流行っているニュースが入りあれよあれよという間に予約したフライトが飛行しない事になり、日程変更の為にサポートに問い合わせどつながらず、アメリカサポート経由で別の日のチケットを手に入れたのも束の間、出発18日前の3月26日よりハワイ州への入境が完全制限され、フライト欠航が決行。

一晩失意で枕を涙で濡らしているのを、どこ吹く風の恋人に慰められつつ、在宅勤務でほとんど家に出ることないまま様子を見続けてやってきた秋9月の末。フライト自体ほとんどない状態、にも関わらず収束することを願って12月チケットをゲット。この予約した羽田便も11月になる前の週にはキャンセルされたけれど、入境後の行動規制が出発72時間前に取得したPCR検査の陰性証明書を所持している人には免除され成田便は飛ばすことが分かったので、急いでハワイアンに電話して飛ぶ予定の便に切り替えました。

あとは12月に無事に飛ぶのを待つばかり。感染者数も抑えられてきているのでこのまま収束を超期待。(ここまでが10月末)

事前準備

チケット購入

羽田便が成田便に変わった。対処済み

PCR検査実施

出国というか搭乗のためにPCR検査の陰性証明書必要なのだけど、ハワイで14日間の自宅退避を免除するには別途指定機関で発行されたPCRの陰性証明書が取得が必要

対象クリニックはこちら。

https://www.allhawaii.jp/covid19/prepare/certificate/

他の診断やってないんじゃないかって位小さなクリニックで、取得。ハワイの他、グアム中国入国の両方の証明書を発行していた。ビジネス

ハワイグアムが大体26000円で中国用のが30000円を超えていたと思う。

来客も英語を話す人か中国語を話す人で(勿論日本語も)受付の人はどうやら中国語と英語日本語がわかる様子だった。

出発前々日の午後に仕事を早退して検査して、出発前日の終業後に発行された証明書を取りに来るスタイル

検査前のアンケート項目は熱の有無や風邪の症状以外に、

三密をここ14日間避けていたか外食14日していないか、狭い空間で人と話したりしていないか。等。リモート勤務で友達存在すら危ぶまれているので楽勝。

検査にはパスポートフライト番号、保険証を持っていけばOK

次の日に受け取った陰性証明書は、前日の検査結果から陰性を証明する、と医者の手によって書かれたハワイ州の規定の紙が用意されていて、自筆名前と住所と生年月日と出発日・フライト名を書く感じ。

出発日欄を間違えて生年月日で書きかけて、書き損じで再発行手数料500円が追加で取られた。

ハワイ州の健康情報登録

ハワイに来る人は前日の健康情報を所定のデータベース登録する作業義務付けられています

https://travel.hawaii.gov/#/trip

これは日本人だけではなくすべてのハワイ州への来訪者が必要

オアフ島だけでいいかと思いきや、オアフから尋ねる離島までの間の登録も別途必要だった。

登録する来島理由について、再移住トランジット観光、友人・家族への来訪、エッセンシャルワーカー、航空機乗務員、とあって、この場合は友人家族への来訪を選択

ステイ先に、ホテルホステルコンドミニアム、自宅、時間貸しスペース、B&B、友人親戚宅、の他にキャンプサイト・ビーチやシェアルームと言う選択肢があって、この状況下でビーチとかキャンプサイト選ぶ人いるのかなとか疑問に思ったり。

健康情報登録では熱はないか、解熱剤は飲んでいないかインフルエンザ予防接種は打ったか、どこか別の国から移動した14日間の自宅待機期間ではないか、14日の間にハワイ州以外の自国ではない所に旅行していないか、などの登録必要

フライトごとにこの健康情報登録必要サイトにはPCR検査文書登録できる場所があって、ハワイ認定の陰性証明書pdfにしてアップロードされていると到着時に空港を出る時の手続き項目が減って非常に簡単に出られます

これが終わるとQRコードが飛んでくるので、入国空港から出る時の手続きで、パスポートと一緒に見せればよい様子。

ESTA登録

これは通常のアメリカ入国でも必要。ちょうどパスポートを切り替えてESTA登録も切れてしまってたので、再登録

SNS登録箇所が以前はTwitterFacebookだったのに、LinkedInInstagram が追加されてた。

当然この手の情報はどれも持っていないので登録していません。はてなは無かった。

ESTA登録後の初回は有人審査必要になるとかで、結局有人入国審査もやりました。

保険加入

どんなに万全を期しても罹ったら現地の医療機関を使わざる負えずなにかあった時の医療費が怖いのでとりあえず3000万まで保証してくれる会社のにしました。結構高いです。4500円。

※やらなきゃいけないことの詳細は

ここ(https://www.allhawaii.jp/covid19/prepare/)に全部書いてあった。

すべて自前で調べてから気づいたのでもっと早く知りたかった。

日本出発

家の冷蔵庫の中身を減らして、残りは帰国後14日間外出しない間に食べられるものを残し、不織布のマスク(VFE99%)の上に布マスク(中に不織布フィルターが入れられる物)を重ね付けて出発。当初の予想も外れて東京新規感染者数は増え続け、この日は250人弱。

この時期にわざわざハワイへ向かいたい人は、現地で生活がある極限状態日本人の買い出しかビジネス家族いるかで持ち込み荷物の多さを感じるような人ばかりかと思いきや、小さなスーツケース必要最小限の装備のカップルや、地方から出てきてホノルルで何をして遊ぶという話で盛り上がっている親子連れや、ゴルフに行く様子の人もいて、不要不急の出国カジュアルに実行する為にPCR検査をする人が居るのに本当にびっくりした。私も引きこもる予定だけど、不要不急の出国者側の人間なんだろうなってここで気づいた。

空港はこのハワイ便に乗る人と他の便待ちの人がいるくらいで、全く人がいなかった。旅行代理店のエリア座席のところは前の方に空港職員の人がお弁当広げて食べている位、誰も居なかった。三密は全く無いけどレストラン街もほぼしまってて(土産屋もしまっている)いつも入るお店もやってない。出国手続きをした先の免税店レストランも一切閉まっており、自販機で買った乳酸菌飲料の糖分でかろうじて空腹感をごまかす。おにぎりを食べている集団に羨ましくなりながら、搭乗待ちの間に携帯アメリカのeSIMを設定したりしてた。

機内

もともと間引きでの座席提供。大体半分くらいは予約不可席で選べなくなっています。隣の四人席には人が一人しかいなく、気がついたら4席使って横たわって寝てた。

当初は機内食は食べるのをやめようと思ってたけど、機内の空気の循環は良いことや、空腹でおかしくなりそうだったので、ありがたく与えられた糧をいただく。

食後は、前の席にいる老人夫婦(多分片方別の席)がたまに咳をする(喘息っぽい音)上に時折マスクを外す。読書灯つけっぱなしで席移動して寝る、など普通に迷惑人達なので映画を見て過ごす。目の前の座席が咳したあたりで、ダブルマスクの上にプラスチックのフェースカバーを付けてた。流石に読書灯つけっぱなしで移動されたのが鬱陶しかったので注意したら、装着してたマスクを外して謝ろうとし始めた。やめてほしい。

乗り換え

オアフ島から別の島に移らないといけないので乗り換え。入国審査入境健康検査(熱はないか、喉は痛くないか、などの口頭アンケートQRコードの提出)してから一旦国際線ターミナルを出て国内線へ。米国人もマスクしているし、地面にはこれでもかというほどキーディスタンスを守らせるためのシールが貼られていた。時期をずらしてバカンスにきてたっぽい米国内の人がちらほら居た。結構普通に国内を動いているメリケン

国内線の搭乗検査身分証明書旅券)とマスク外して顔を見せるなどをして無事次の便に。食事をしようと思ったけれどホノルル空港内の飲食店ほとんど動いておらず、BURGER KINGもこの日はやってなくて、スタバカロリー高そうな飲み物を頼んだ。土産物屋は一軒のみ営業してたけど、ほとんどお客さんは入っておらず。

離島到着。軍服着た人に囲まれながら、再度事前登録QRコード見せて健康状態アンケートを受けて、やっと空港の外へ!


滞在

恋人空港に迎えに来てた。

久しぶりの恋人かわいい!元気そう!かわいい

あーよかった。きてよかった。生きててよかった! 

めっちゃ暑い恋人かわいい

1年ぶりに会う恋人狂喜乱舞エキサイティングしつつ、恋人の家で居候。しあわせ。恋人とのご飯。しあわせ。

最初数日間は様子を見ていたけれど特にコロナの初期症状もないので、たまにスーパーに買い物に行ったり散歩に行ったりドライブして海を見たりしてました。

一回だけガラガラの店内でご飯食べた以外は周りの人と距離非常に保たれたアウトドアか家でご飯飛沫感染リスクかなり低め。

それ以外は延々と仕事する恋人の後ろでゲームしたりお茶のんだり仕事メール読んだりしてた。完全に邪魔してた。休暇とってよかった。

そうこう濃厚接触している間に帰国の日が近づいてきました。

(後編 anond:20201231031222 に続く)

2020-09-24

anond:20200923105943

そもそもチケとか取るときに話を通しておけば良かったまででは?

特別配慮必要なら、それは明示すべきこと。

アレルギー配慮した機内食だって、事前に予約しなきゃ出てこないんだから

そうすりゃあとは乗務員さんの指示に従えばいいまでの話。

2020-09-20

少しでも確認したら暴れてるのと一緒。機内食が凍ってても暴れたらダメ

2020-08-02

年収140万円のリアル

24歳女、大卒未婚、関東在住、年収140万円ほど。手取りは月8万円くらい。金融資産なんてもちろんない。交通費も経費おりないので、自腹。

家賃について

セフレ関係のような、よく分からない曖昧関係男性シェアハウスをして、月2万くらいで暮らしている。1人暮らし用の広さなので、もちろん狭いけど贅沢は言えない。

普段食事について

基本的自炊。近くに商店街があって、夕方安売りになった惣菜+米を炊くだけという日も多々ある。1日1000円以内になるくらい。飲み会は奢ってもらえる飲み会しか基本的にいけない。

コンビニスーパーでの買い物について

朝ごはんおにぎりパンを1個買ったりする時にコンビニは使うけど、普通にご飯食べようとするとコスパいかいかない。スーパー弁当も、3割引き以上じゃないと買わない。

ファッション

どうしても必要な時だけユニクロ、またはZOZOセールしている服をブランド関わらず値段と見た目だけ考慮して適当に買う。基本的に服は買わない

男性関係について

年収上がるまで、今の家に住まわせてもらってるので何も文句言えないし、他の人とも付き合えないと思っている。そもそもデートする金もない。

○車について

もちろん無い

○貯蓄について

貯蓄は無理。奨学金の返済と税金やらなんやらで、生活費ギリギリつのが精一杯。どうしても生活費費足りない時は、家賃を翌月にまわしてもらったり、ちょこちょこ消費者金融から借りてる。

旅行について

Youtubeでおのださんの機内食や、海外ホテルレビュー動画みたりして現実逃避するのが楽しい現実は、国内日帰り旅行さえも痛手すぎるので無理。

結論

年収140万円でも、ぱっと見みすぼらしくならない程度に暮らすことは可能

https://anond.hatelabo.jp/20200530164357

元増田を参考に書いてみました。前職の年収は倍以上あったのですが、生活レベルは元々低かったのでなんとか暮らしていけてます。早く一人暮らしがしたい。

2020-05-31

年収140万円のリアル

24歳女、大卒未婚、関東在住、年収140万円ほど。手取りは月8万円くらい。金融資産なんてもちろんない。交通費も経費おりないので、自腹。

家賃について

セフレ関係のような、よく分からない曖昧関係男性シェアハウスをして、月2万くらいで暮らしている。1人暮らし用の広さなので、もちろん狭いけど贅沢は言えない。

普段食事について

基本的自炊。近くに商店街があって、夕方安売りになった惣菜+米を炊くだけという日も多々ある。1日1000円以内になるくらい。飲み会は奢ってもらえる飲み会しか基本的にいけない。

コンビニスーパーでの買い物について

朝ごはんおにぎりパンを1個買ったりする時にコンビニは使うけど、普通にご飯食べようとするとコスパいかいかない。スーパー弁当も、3割引き以上じゃないと買わない。

ファッション

どうしても必要な時だけユニクロ、またはZOZOセールしている服をブランド関わらず値段と見た目だけ考慮して適当に買う。基本的に服は買わない

男性関係について

年収上がるまで、今の家に住まわせてもらってるので何も文句言えないし、他の人とも付き合えないと思っている。そもそもデートする金もない。

○車について

もちろん無い

○貯蓄について

貯蓄は無理。奨学金の返済と税金やらなんやらで、生活費ギリギリつのが精一杯。どうしても生活費費足りない時は、家賃を翌月にまわしてもらったり、ちょこちょこ消費者金融から借りてる。

旅行について

Youtubeでおのださんの機内食や、海外ホテルレビュー動画みたりして現実逃避するのが楽しい現実は、国内日帰り旅行さえも痛手すぎるので無理。

結論

年収140万円でも、ぱっと見みすぼらしくならない程度に暮らすことは可能

https://anond.hatelabo.jp/20200530164357

元増田を参考に書いてみました。前職の年収は倍以上あったのですが、生活レベルは元々低かったのでなんとか暮らしていけてます。早く一人暮らしがしたい。

2020-01-30

機内食で出てくるカップの水

あれって飲める奴なの?

しかしたら手を洗う用の水なのかなーとか思って

間違ってたら恥ずかしくて未だにふたを開けたことがない。

2019-12-29

韓国行きの飛行機機内食出てくる意味分からん

なんで2時間程度なのに食う必要があるねん?

最初出てきたときからなくて頭の中が???状態になったわ。

まぁ、カスみたいな飯だけどさ。

2019-10-19

SFめし

特に飲食テーマにしていないSF作品内に出てくる食品で一度は食べたいものたち。

戦闘妖精・雪風」のハムバンカレーステーキ、「膚の下」のソフトクリームシチューパン、「航空宇宙軍史」のまずいコーヒー映画「2001年」のシャトル機内食、「マトリックス」のおかゆ、「イリーガルエイリアン」のエイリアン食、「日本アパッチ族」の金属シチュー、「蟹甲癬」の蟹味噌、その他もろもろ…。

あなたの食べたいSFめしを教えて下さい。

2019-10-17

ビジネスクラス

ニューヨーク行きの便の中でこれを書いている。往復たった9万円のエコノミークラスだ。席は狭い。日本人標準体型の自分の足でも前との余裕は10cm程度。自分の背もたれを倒そうにも数センチしか動かない。食事が配られる際には後ろの人に配慮して席を戻さねばならない。暗いキャビンの前方ではバシネットに入りたがらない赤ん坊が元気に泣いている。

なぜ自分ビジネスクラスに乗っていないのか、いつも飛行機に乗ると自問する。

ビジネスクラスは高いのだ。このニューヨーク東京直行便往復だったら約50万円から70万円かかる。このエコノミークラスの5倍以上。もし4人家族なら200万円以上の出費だ。移動のためだけなのに法外な値段に思える。

旅客機ビジネスクラス経済格差を目にする数少ない機会だ。普段金持ち普通の人も同じようなレストラン食事をし、同じ道路を歩き、同じ電車で移動する。たまに運転手付きリムジン特別レストランに行く金待ちもいるだろうが、彼らは私達からは「見えない」。見えないなら格差を感じることもない。一方で、飛行機を乗り降りする時はエコノミークラスの乗員も否応がなくビジネスクラスの席を通過させられる。見せつけられる。プライバシー確保のために一つ一つ仕切られている座席。足を広々と伸ばせるシート。同じ場所に向かう同じ飛行機に乗っているのに、その特別な席に5倍-10倍の価格を払える人達と、そうでない自分達。ビジネスクラスキャビンを通過しエコノミークラスにある自席に向かう時に、いつも自分がこう問いかけるのだ。

ビジネスクラスに乗れる彼らと自分の違いはなんなのか。

これまでにビジネスクラス乗ったことがないわけではない(むしろビジネスクラスフライト過去経験してしまたからこそこんな無用な思えを生んでしまうのかもしれない)。以前に仕事関係東京出張した時がそうだった。カレー明太子ご飯食べ放題ラウンジ。倒せばベッドのように横になれる座席。飛行前に席まで来て挨拶してくれるフライトアテンダント。レストランメニューのような機内食会社お金(OPM = Other People's Money)で飛ぶビジネスクラスフライトは格別だった。

なかでも自分にとってのビジネスクラスの一番の体験は飛行前にあった。搭乗し、フルフラットになる自席に着いたあと、大勢エコノミークラス人達が横を通り過ぎる時だ。もちろん目は合わせない。だがフライト中の食事メニューを手にしながら、自分意識は全て通路を通り過ぎる人々に向いていた。エコノミークラスへ向かう彼らと違い、自分は「快適な空の旅」をする優越感。今まで「あちら側」だった自分が今足を伸ばして、席の幅を気にせず離陸を待っている。ようやく自分がここまで「成長」したのだと。この醜優越感と安い自尊心幸せとは相対的ものなのだと教えてくれる。

しかし、ふと我に返った。これは会社が買ったビジネスクラスだ。会社お金だ。凄いのは会社であって、自分ではない。この時から、あの問いは少し具体的になった。

どれだけ豊かになれば自分お金ビジネスクラスに乗ろうと思えるのか。

ビジネスクラス乗客を観察したことがある。自分と同じく出張飛行機に乗っているような中年男性にまじって、普通のおばさんや小学生がいる。彼らの資金源は勤務先ではないだろう。その辺のスーパーレジ打ちをやっていそうなのおばさんだ。(なお、子どもの頃からビジネスクラスに乗るようなやつはろくな大人にならないに決まっている)

出張関係なさそうな彼らはマイルを使って乗っているのだろうか。額面の値段を払わなくともクレジットカード附帯のマイル普段の買い物で貯めて乗る方法だ。しかし、東京-ニューヨーク間のビジネスクラス往復航空券10マイルである。買い物額100円に対して1マイルなので、この10マイルを貯めるには1000万円のクレジットカード利用が必要だ。高額だ。もちろん乗客の中にはマイルを使っている人もいるだろうが、ごく少数と考えていいだろう。やはり会社金もマイルを使わず自分の財布からビジネスクラス航空券を買っている人はそこそこいるのだ。

それは自分ではない。

自分収入は多い方だと思う。アメリカソフトウェアエンジニアをしていて年収日本円で約2000万円。それにRSUという株も付与される。税金家賃生活費差し引いても毎年約400万円程貯金できている。年1回ビジネスクラス東京-ニューヨークを往復するには十分な数字だ。だが自分ビジネスクラス航空券を買ったことは一度もない。昔の自分からすると夢物語のようなこの収入額ですらビジネスクラスを買う「心の余裕」がないのだ。

前にとある会社IPOで一山当てた友人に聞いてみたことがある。「それだけの金があるなら、君は飛行機ビジネスクラス自分お金で乗るのか?」彼曰く「乗らない。もったいない。おそらく自分お金で乗る気分になるには資産の量ではなくキャッシュフロー重要なんだ」と。つまり彼の感覚からすると、ある時点でお金をどれだけ持っているかではなく、出入りするお金の量こそがビジネスクラス航空券購入の判断材料になるのだという。今は会社経営をしてる彼が満足するキャッシュフローを手に入れるのはいつになるだろうか。

曇り空の向こうにマンハッタン摩天楼が見えた。この窮屈な席もあとちょっとの辛抱だ。

なんとなくわかっている。多分自分はこれからビジネスクラス航空券は買わないだろう。たとえいくら年収が上ろうとも資産が増えようとも、ずっとエコノミークラスに乗り続ける。この格差お金問題ではなく、心の問題なのだ航空券を予約するときビジネスクラス価格を見て、「50万円あれば他に何ができるか」、「自分の財布から出していいのか」、「汚い優越感に浸りたいだけじゃないのか」と、ああだこうだと考えてしま自分はいつまで経っても「あちら側」へはいけないのだ。

2019-06-30

飛行機では駄映画

なぜか機内だと、普段は見る気もしないような、駄映画が観たくなる。

そういえば機内食の味付けって地上より味濃いめにしていると聞いた気がする。

2019-05-03

日本海北上している。

今年のGW10連休ですね。

みんな旅行とか行ったのかな。

移動時間がひたすら多い電車の旅をしました。

積ん読してた本が2、3冊消費されたところでたまらなくなってエッセイ紛いのものが出来上がったので、どこに書くにも場所がないのでこちらに。

増田初心者なので不手際あっても許してね。


秋田行きの特急列車に乗っている。

新潟駅発の特急いなほ5号である

運良く窓際の席を取れたが、ゴールデンウィークしかも異例の10連休である故か通路には立っている人が端から端まで広がっている。自由席からなのだろうが。

当日に特急券を購入するという考えが甘かったと悟ったのははるばる新潟駅に到着したその時である。慌てて自由席チケットを購入し、1時間も前からホームに並んで電車が到着するのを今か今かと待っていた甲斐があり、無事に窓際で座り込んで駅弁を食べる贅沢をする権利を得た。

窓の外には平野の田園風景が広がっている。その遥か向こうにそびえる奥羽山脈の頂には、5月にもなろうかというのに相変わらず雪が降り積もり白く輝いていた。

奥羽山脈は手前の山に阻まれ隠れ、そしてまた姿を見せる。手前の山には仄かに淡い白さが点在している。どうやらあれは山桜のようだ。

そう、窓際の席とは山側なのだった。

初夏の日本海の底知れぬ青黒い美しさはえもいわれぬ郷愁が湧くが、遠く高くそびえる山脈の頂上の銀色もまたノスタルジーである

列車が北に向かえば線路は海に近くなっていき、奥羽山脈は遠く離れて行く。その遥か向こうに見える頂に銀色が輝いていればいるほど、胸の奥が詰まってたまらない心持ちにさせられるのだ。あの山の上から下に降りてくればきっと緑が増えるのだろうが、初夏になろうとしている時季に尚白く輝く凛とした佇まいが胸を打つ。これを横目に眺めながら移動するとはなんとも美しい初夏の電車の旅である

新潟らしく広く大きな田んぼの中ではトラクターが動いている。ちらほらと水が張られた田んぼも見られ、秋になればここ一帯は美しい金色の広がる風景が見られるに違いない。

さて、新潟平野自然の豊かさ美しさは想像するに難くない。今回は駅弁をただただ食べている1人の女の話である

そもそもの旅の出発点は京都なのだが、本日の始まり富山からだった。富山発、始発の電車に揺られて向かったのは直江津である。つまり日本海側を延々と北上していくのが今回の旅の目的なのだ。というか、それだけである日本海側を北上して秋田に向かうのを目的とした旅だった。どこに書くにも宛がないし、需要もなにもあったものでないからこうしてつらつら散文を書き連ねている。

富山駅を出たのは朝5時台の電車でだった。

富山駅前に24時間経営または早朝から開いているお寿司屋さんなんかがあればおそらく私はそこに直行しお寿司を朝からとはいえお腹いっぱいいただいていたと思う。しか富山駅前には何もない。朝5時から、もしくは6時から…更に粘って7時なんかにも開いている店、更にいうならば寿司屋なんて存在しない。7時台から開くのはチェーン店モーニングをやっている喫茶店か何かだけである。そして元気に営業していたのは24時間営業吉野家のみであった。

その時点で私は富山で味わう海の幸の幻想を頭の中から叩き出した。白えびの軍艦唐揚げ、新鮮な蛍烏賊踊り食いや辛子味噌和え、ずわいがにや幻魚、その他内陸では食べられないお魚などなどである。食べたかった。

しかしそうも言っていられない。猶予はあまり無いのだ。今日中に秋田のその先まで着かなくてはならない。家族と合流する予定がある。そのためにただ日本海を傍目に北上しているのだ。

あいの風とやま鉄道に揺られて泊駅に着けば、1時間近くの待機時間の後に直江津行きが発車する。その頃には7時も回っており、ワンマン運行の1両のみの車内には案外人がいた。

さて直江津に着くまでに私がしていたことといえば、ただ海を眺めることだった。

日本海は海が近い。個人的感覚だがみんなそう思うのだろうか。太平洋側の事はあまり詳しく無いが、日本海の海は近く深くあるような気がする。その黒く光る朝の海の美しさと言ったら!まるで海の表面にも溢れそうに青魚の群れが泳いでいるかのように、白く立った波が時々日光を浴びて生き物のように揺れている。青さの深い、銀と灰色と藍と黒が混ざったような深い深い海色は、海から随分と離れた所に行ってしまった私の目にも優しく映った。遠く沖には白い漁船が横切って行った。すわ喘ぎそうになる郷愁を感じる。胸の奥に響いて打ち震えるかのような懐かしさと海への憧れが込み上がっては目の奥がじいんと熱くなった。

電車の揺れが心地よくてどうやら眠っていたらしい。これは最近しばらく満足に寝られていないせいだろう。気がついたら直江津駅に着いていて、次の電車が出るまであと1時間の間があった。

直江津駅には立ち売り駅弁がある。

大正時代の立ち売り衣装に身を包んだおじさまがいるということをきちんと事前に調べておいた。スマホでなんでも調べられるとは便利な世の中になったものだ。

到着するのが9時前でなくお昼時だったなら今度こそ寿司を食べに行っていたが、時間がないのでそうも言っていられない。

電車旅の楽しみは駅弁である

電車好きの皆々様が声高らかに宣言するように、私ももれなくそうだと頷くことにしている。車窓から見える景色楽しいものだが、そこにご当地駅弁が加われば怖いもの無しであるし何よりお腹いっぱいになって幸せになる。

朝ご飯代わりに駅弁を購入する事を楽しみに直江津駅に降り立った。

改札口に向かうと、出る直前の部分にこじんまりとしたささやかな売り場がある。まあ何がどうなっているかは気になった人が各自で調べればいいので詳しくは書かない。

しばらく待ってもおじさまが来ないのでどうしようとウンウン首をひねっていたら、親切な黄色ジャンパーの方が声をかけてくれる。同じ会社の人のようで連絡を取ってくれた。すぐに戻ってくるそうだ。どうやら弁当が残り少なくなってきたから補充をしに行っていたらしい。

いただいたのは鱈づくし弁当であるしかし、戻ってきた駅弁売りのおじさまが持ってきた物の中にさらに目を惹く物が存在した。上越名物(?)スルメ天ぷらだった。本当にこれが名物なのかもわからないがとにかく美味しそうなので購入してしまった。繰り返すようだが朝9時前である。少しというか結構重たいラインナップなんじゃないか?との一抹の不安と、大人になった事によって気になったものをパッと買える喜びで押し挟まれながらわくわくと胸を躍らせた。

味や中身の紹介は調べればいくらでも出てくるので割愛するが、鱈づくしの弁当は珍しいものだし鱈子も入っていて味も良い。スイスイ食べれてしまう。しかスルメ天ぷら、これが1番の食わせ者だった。とにかく美味しい。お酒飲みたい。これを文字通り酒の肴にすればいくらでも日本酒が進むこと間違いない。移動距離が長いため朝の脳内では流石に自重してしまったのだが、どうせ移動中に転寝するならお酒を嗜むのを選択するのが大人の行動だったと今になって反省している。今度こそは間違わず躊躇わずに酒を購入する事をここに誓います

流れる景色を眺めながら食べる駅弁の味わいの乙な事と言ったら!と満足ながらもやっぱり少し重たかった。行儀が悪いのは重々承知で半分残し、今度はお昼ご飯にするためにとっておいた。

そして今、新潟発のいなほ5号に揺られている。

今が秋ならば目の前一面に稲穂の海が広がっているだろう。田園風景の美しさとは未来が楽しみなことにもあるかもしれない。

点在する民家の遥か向こうに山々がそびえている。その更に向こうに相変わらず悠然と存在する白い山脈の頂きを眺めながら駅弁の蓋を開けるこの瞬間の静かな興奮である

わず口元も緩んでしまう。

駅弁とは随分と贅沢なものだ。

美しい景色を眺めながら、その土地食べ物いただき、更に移動までさせてくれる。電車の旅でなければ味わえない幸福感覚に1人で酔いしれながら最後まで食べきったが、終わってしまうのも少し物哀しい。

ここが機内食やなんかと違う所なのである駅弁は去り際に満足感と一緒に微かな残り香を置いていく。決して美味しい匂いが残るわけではない。なんだか少し物足りないような、それでいて胸がいっぱいになるような、この土地に少し近づけたような、微かな証を残していく。

反対の窓の向こうには日本海が近づいてきていた。人と人の隙間からちらちらと光る海が見える。

また美しい旅は続く。少し眠ったら山形に入り、そうしたら鳥海山も見ることが出来るだろう。

長い文章を読んでいただいてありがとうございました。

2019-03-23

プーケットツアータイ旅行

ここだろうなあ。

https://aatour.co.jp/

タイ国際航空のシートは疲労全然違うのな。

あと機内食旨くて感動したわ。

2018-11-22

[]【16・了】2018 晩秋広島博多別府

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anond:20181121222621




この目とこの耳と、口と肌で


17:17

別府駅からバスには乗り込み大分空港へ向かう。

途中、何気なくスマホでチェックした若林正恭最新刊ナナメの夕暮れ」に関するインタビューがあった。

昼に読んで、「なるほど」と思ったものだ。

再びニュースSNSを見ると、すでにそのニュースに関する話題でユーザーは盛り上がっている

「もう直ぐマウンティングダサいと言われる世の中になる」という彼自身世界見方に、「『マウンティングダサい』っていうマウンティングですか」「金持って若い女と付き合えるご身分になって言えることだね」という意見もつく。

そういうものだろうか。

自分若林さんの「人の評価を気にするより、自分が好きで没頭できるものを持っている方が価値がある世の中になる」という考え方に共感するものがある。


この旅行を思い立ったのは仕事で倒れて1ヶ月休暇を取ることになったのがきっかけだが、その事に恨みも後悔もない。(いや、もっと上手くやりゃ良かったなくらいはあるが)

何故かといえば、人に課されたプロジェクトではあったが、それを利用して達する使命は自ら決めたから。

己が達したいと思う使命で動くことは、自分評価自分で決めることであって、人の評価から自由になる事だ。

それに対して、他人との相対評価や、人から評価自分評価と同一視することは、自分人生時間や労力の価値を人に明け渡す事だ。

他人のさじ加減で痛みも喜びもコントロールされてしまう上に、人や世の中の評価をアテにして結果が出なければ、受けたダメージに怨みが乗っかってより重くなる。

そんな危険を冒すより、自分の好きを見つけ出して、自分の見たい知りたいやりたいを基準にして自分の使命を決め、やって見て、その評価自分でした方が、時に痛みはあったとしたも、恐れや恨みと出会う事が少なくなると思う。

人に振り回された挙句、恨みを呟きながら日々を過ごすのは人生時間無駄だ。


バス大分空港に到着した。

初めて乗るジェットスター成田行きに乗り、LCC機内食を食べれば、1週間の旅でやりたい事の全ては終了だ。

この旅行で、自分はまだ見た事のなかった中国九州の街を見て、当地料理を食べ、東京の外の日本ではどんな国の人々がやって来ているのかを知り、大自然の中でスカイブルー温泉に浸かった。

もっともっと、沢山の物事を、この目とこの耳と、口と肌で知りたい。


恨み言で時間を潰している時間は勿体無い。

まだ食べたことのないもの、知らない国や街、触れたことのないものが、世界には沢山ある。

2018-10-13

[] 【1】2018秋、ベトナムホーチミン

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anond:20181013111225





Day 1



1日目 成田ベトナムの翼、タンソンニャット


羽田深夜便だった前2回の旅行と違い、今回は成田発で、昼出発。

しかもややメンタルに不調を抱えているとあって、余裕を持った出発を心掛けたかったが、時間勘違いして、ギリギリ成田エクスプレスに駆け込み、その上方向を間違えて折り返すという失態を演じてしまった。

南国ホーチミンに行く前に国内でもう汗ダクだ。

肝心な時には何かバタバタする傾向がある自分なので、「またやってしまったー」と思ったが、どうやらチェックインには間に合いそうで、成田エクスプレスの車窓から畑を眺めながら、「この旅行に行って何になるんだろう」と愚にもつかない事を考えた。

別に何が起こるわけではない。

ただ若いからずっとボンヤリあった心象風景、雨のベトナムで川を眺めながらお茶料理を食べる、その画をこの目で見て来るのだ。

メンタル不調なんて、ボンヤリするのに格好の舞台装置じゃないか


前回の香港旅行では、事前に広東語フレーズをいくつか覚えて行ったが、「話せるものの聞き取れない」という致命的な見落としがあり、結局中学校時台成績2の片言にもほどがある英語と、メモによる筆談で乗り切ることになった。

ベトナム語も広東語と同じ声調言語(音の高低と発音意味が決定する言語)であり、しかもその声調というのが「コブシを効かせるようにいちど下げて上げる」「波のようにうねって上げ下げして上げる」という難解極まるモノで、もう「ありがとう」「これください」「トイレはどこですか」以外のコミニュケーションは投げている。

今回も筆談翻訳機とGoogle mapが頼りだ。


今回搭乗したベトナム航空は、ベトナムフラッグシップのようで、エコノミークラスといえど、タイガーエア台湾香港エクスプレスとはモノが違う。もちろんTGATやHKEXが悪いって訳じゃないけど、地上職員日本語ができるし、機材も大型で安定していて、シートには枕やブランケットが用意され、機内食も出る。

さらに、シートにはモニターが設置されていて、映画その他も見られる。

海外に行くときはその地のポップカルチャーを予習して行きたいのだが(香港前に発見したアガサ・コンは最高だった)、ベトナムはまだYoutubeでの情報が少なく、これと言った映画アーティスト発見できずにいた。

そこでモニターポチポチやっていると、果たして良さげなベトナムアーティスト(多分)を発見したのだった。

ホアン・ティエン・ミン・トリ

英語詞の曲とベトナム語詞の曲が半々。音楽性はR&BEDMダブステップの様な強めじゃないムーディーなやつ)とジャズを掛け合わせた様な感じで、ジャスティン・ティンバーレイクを思わせる。

これでラップが入ってきたら完璧だ。

機内では検索できないので、あとで調べよう。

朝飲んだ安定剤が効いているのかな、憂鬱な気分が後退してきていい感じだ。


ややあって、海外旅行なら一度は聴いてみたい、「pork or fish rice ?」というフレーズと共に機内食サーブされた。

ベトナム航空会社なのに機内食和食が出るという不思議仕様でもっぱら噂のベトナム航空だ。

ここで「fish」と答えれば和食が出て来る事は間違いなく、折角の海外旅行しかも出発便の機内食和食というのもどうかという事で、「pork」と答えると、豚の唐揚げ煮物チャーハンぶっかけたようなご飯と、海鮮春雨サラダパンデザートが出てきた。

春雨の方はヤムウンセンとかそれに類するもので明確にアジア料理だが、ぶっかけご飯の方はなんだか分からない。

付け合わせが椎茸煮しめだったり、桜の形に型抜きされたニンジンである事も地味に混乱する。

味はというと、エコノミーでこれだけの物が食べられれば充分満足で、その後、暖かいコーヒーサービスがあったり至れり尽くせりだったのだが、あれはベトナム料理だったのだろうか。

カラトリーがまとめられた袋の底に、スパイスの小袋が入っており、「甘利香辛食品株式会社」と書いてあった。京都伏見会社であるという事だった。


機内食で腹を満たし、少し微睡む。

眼が覚めると機内は消灯されていた。

英語スポーツチャンネルを見ながら、「早くホテルで横になりたいな。でも何を楽しめるんだろう?テレビをつけても何言ってるか分かんないだろうし」という思いが浮かんで来る。

チャンネルでは、MTBアーティスト大木バランスボール建築物ワインディングロードなど様々な障害をキッカーにしてトリックをキメていた。インスピレーションを色々なものから受けて、驚くべきビデオやショーを生み出すらしい。

他の人から無意味に見えるもの価値見出して楽しみ、アートを生み出している。

意味不明に見えるけど羨ましい。

普段自分もそういうキャラなんだけど、ダメかもなぁと感じてしまう。

多分、朝飲んだ安定剤が切れる頃合いだ。

自律神経失調症で襲って来る不安無力感安定剤を飲んで感じる旅行への期待。

正常と狂気の境は曖昧だと思っていたが、こうして自分のものだと思っていたものが揺れ動くと、もっと根本的な、「自分」や「個性」というものが虚ろなものに思える。

深追いはしないでおこう。

しばらくして血糖値が安定すれば、少し収まって来るに違いないから。

今日はまだ頭痛は襲ってきてない。


「間も無く、当機はホーチミンに到着いたします。到着は19:30、ホーチミンの気温は38℃です。」

機内アナウンスに耳を疑った。

今年の異常熱波関東平野都市化が高気圧をブーストしており、バンコクより気温が高い、なんだったらユーラシア大陸で一番高いとさえ思っていたが、勝手思い込みだったようだ。飛行機を降りると湿った空気を感じる。日本人の歪んだプライドは常夏のホーチミンの湿った熱波が吹き飛ばししまった。


19:50、国際空港入国審査というのはどこか陰鬱雰囲気ものだが、イミグレーションを抜けてもタンソンニャット国際空港は静かだった。

思った以上に質素空港

香港国際空港羽田と比べると、まるで石垣空港みたいだ。

改めて旅程について説明しておくと、3泊5日というのは、帰国便がこのタンソンニャット国際空港 6:25発であり、ホテルのチェックアウトが当日では到底間に合わないので、前日にチェックアウトして空港で出発便をまつ、という事だ。

帰りはここで夜を明かすんだろうか。

そう思って建物を出て驚いた。

なんと半解放の広大なスペースに待合ベンチが設置されている。

軒を並べる飲食店、溢れる活気、びっくりするほどの騒がしさ。

タンソンニャット国際空港はこの半野外のスペースも含めての空港だった。

こんな空港日本ではまずない。

「ははは、スゲーな!」薬が抜けてるに決まってる時間帯だが自然に笑ってしまった。

たことがない光景だ。やっぱり先生の言う通り、この街に来て正解だった。


【2】2018秋、ベトナム、ホーチミン Day 1|ベトナムの名誉 へ >>

2018-07-12

どこでも寝れない

どこでも寝れる人が羨ましい。

バンドをやっていた頃よく地方に行っていたが、移動は必ず車なのでその中で寝ないといけないのに全然寝れない。メンバー爆睡いびきかいている。

なぜ?なぜそんな体制で寝れるんだ?!といつも思っていた。

家で友達と集まってじゃあ寝ようぜつって皆その場に横になって自分の腕を枕にして寝始めた時、自分は一睡も出来なかった。

会社でも凄く眠い時は机に伏せて仮眠を取る人もいて、自分もそうするのだが全然寝れない。

電車で寝るなんて絶対に無理。

飛行機で初めて海外へ行った時、嫁は離陸前既にいびかをかいていて、爆音で離陸した時もグースカ寝ていた。

途中出た機内食をもそもそと食い、ビールを一本サッと飲み干して、嫁はまた寝た。

自分飛行機が揺れる度にエアフォースワンを思い出し震えていた。

ビールを何本か飲んだか結局一睡も出来なかった。

嫁は着陸のドンという衝撃で目を覚まし、「んあ、もう着いたの?」

という漫画しかたことのない言葉を放ち惚れ直した。

どこでも寝れる人が羨ましい。

どこでも寝れる人って強い。

自分は家の布団以外(ホテルとか旅館も正直落ち着かない)で寝れない。

自分が知らないどこでも眠れるコツを皆小学生の時に習っているのではないかと疑いたくなる。

あー。もしかしてビビりだからなのか。

肝っ玉が小さいからなのか。

とにかく、どこでも寝れる人が羨ましい。

2018-06-10

世界一ダサい日本航空会社

旅行が好きで、いろんな国の航空会社をよく使う。他の国の会社と比べた時、日本航空会社清潔感機内食の美味しさはかなり上位だと思うんだけど、とにかく「安全ビデオ」が圧倒的にダサいのが気になっている。

世界航空会社では今、クール安全ビデオを作るのが大流行している。きっかけをつくったのは多分ニュージーランド航空で、最初は裸にボディペインティングした一発ネタ系だったんだけど、映画ラグビーとのコラボをしたりしながら毎年のように新作を投入して、最新版だと南極環境問題と絡めた内容になっている。

https://www.youtube.com/watch?v=TEsHqdA9dV0

エールフランスはこれぞフランス!って感じでかわいすぎるし

https://www.youtube.com/watch?v=Fi4RS7aARSo

ブリティッシュアウェイはいかにイギリスらしいユーモアさがある。

https://www.youtube.com/watch?v=YCoQwZ9BQ9Q

アメリカ航空会社安全ビデオも凝ってて、中でもヴァージンアメリカがめちゃくちゃかっこいい。

https://www.youtube.com/watch?v=DtyfiPIHsIg

他だとエルアル・イスラエル航空も楽しい

https://www.youtube.com/watch?v=_6akiuRlEF8

地味なりに水墨画風のタッチ中国らしさをアピールしてる中国南方航空もまだいい方だ。

https://www.youtube.com/watch?v=2XbX9C0aocI

で、日本はというとこの有様だ。

ANA

https://www.youtube.com/watch?v=DfTTr26bWWE

JAL

https://www.youtube.com/watch?v=2Dh2G4pmMhY

日本らしさもユーモアも一切ない、ただただ事務的な内容。こんなんで「クールな国」ぶってるんだから笑えてくる。こういうと「安全ビデオ安全のためにあるんだから事務的でいいんだ」って言い出す人が出てくるだろうけど、そんなあなたは機内で毎回ちゃん安全ビデオを見てるの?と思う。誰にも見られない安全ビデオより、誰もが見たくなる安全ビデオの方が絶対安全に対して効果的だし、今後外国人観光客さらなる誘致を目指していくためにももっと印象的で日本イメージをアップさせる内容にリニューアルする必要があると思う。日本航空会社、しっかりして欲しい。(ちなみに国内限定なっちゃうけど、スターフライヤー忍者やらジャズやら凝った安全ビデオを作っててすごいです。)

2018-02-03

贅沢な生活って何が楽しいの?(追記しました

独身34歳男、年収900万+配当収入300万くらい。

贅沢の良さがわからない。

例えば飛行機ファーストクラスに乗って現地ホテルスイートルームを使った事がある。

飛行機ちょっと席が広くて、ほぼフラットに倒れるので寝やすかった。

スチュワーデスさんが美人だった。それなりに美味しい酒や機内食が出た。

ホテルの部屋は自分一人では余るくらいの広さ。朝食は食いきれないほど並べられ、どれも美味しかった。テラスから眺める景色はまぁキレイだった。

しかし、ただそれだけの為に100万単位で金を払うのはアホらしいと感じた。

その気になれば年3~4回は無理なくやれるのだが、全くそんな気にならない。

1食20万の懐石料理を食った事も有る。10万のステーキも食った。

行き届いたサービス、美味しい食事。まぁ悪くはない。

食いたければ月に数回は問題ない。けどやる気はおきない。

オーダーメイドスーツもやってみた。50万くらいのやつ。

5万で作れるセミオーダーの物との差がわからない。

家は相続で貰ったので家賃無し。金融資産相続したものと合わせて2億を超えた。

生活費は月に12万くらい。配当込みで年間800万以上金が増えていく。

別に金を使うのが嫌いなわけではない。ただ、使う気がおきない。

ちょっと聞きたいのだが、贅沢って何が楽しいの?

ホテルなんて1万も出せば快適だ。

美味しいものが食いたければ、近所のバル寿司屋でよくね?5000円もだせば十分な物が食える。

服や鞄は数万で十分良質な物が買える。

TVを見ていると、贅沢な生活セレブ暮らしにみんな憧れているらしい。

ただ、その気持が全くわからない。やれなくてわからないのではなく、やってみてもわからない。

贅沢している人、何が楽しくてやってるのか教えて欲しい。

追記分

色々ブクマトラバありがとうございます

贅沢な暮らしがたのしい!という方は居ないご様子で、お金がない不安から自由でいられる事が最大の贅沢みたいな感じでしょうか?

そして、贅沢するかしないかを選べる環境も贅沢であるみたいな?

後は子供や奥さんが居なきゃ意味は無い的なお話も。

複数の方からご指摘有るように、私の境遇自体がすでに贅沢なのかもしれません。

贅沢というもの自分の行いで感じるのではなく、他人を見て思うものなのかもしれませんね。


寄付したら?とのご意見が有りますがやった事が有ります。近所の児童養護施設100万円ほどからはじまりました。

その後、寄付のお願いが多方面からくるようになり、独居老人の昼ご飯だの貧困家庭学習だの海外の子供にワクチンだのと手紙が届き、更には訪問までされるようになりました。

最初の方はお願いが来る度に出していた私も悪かったと思います

結局、弁護士を入れて二度と手紙を出さな訪問しない関わらないという念書を取って解決

困っている人にあげたら?もやりました。

知人が金を貸して欲しいと言ってきたので、返さなくて良いと言って50万円ほど出しました。

その後、根保証1000万円の保証人になれと迫られて、こちらも切りました。

親戚が借りに来た事も有りました。200万円出したら音信不通です。

お金を人にあげてはいけないという母の教えを守らなかった事を後悔して、以降は絶対に出さない事にしています

2018-01-08

セブ島の帰りの便で隣の女性と

冬休みを利用してセブ島満喫した帰りの便での出来事、まぁ今日の事なんですが…私の隣には幼い娘さんを連れた奥さんとその旦那さんが座っていた。昨晩あまり寝られなかった為に座った早々に寝てしまっていつの間にか飛行機は飛び発っていた。

その後、窓のシェードが閉められる大きな音に起こされた。どうもCAに閉めろと言われ隣の奥さんが閉めたらしい。

目を覚ました時は隣の奥さんが娘さんの方に向いていて、状況が読めていない私の顔を見て奥さん越しに旦那さんが身振りで事情説明してくれました。一言あっても?と少し不愉快になったのだがその後は肘が当たる度に謝って来たりととても丁寧と言うかワタシ的好印象な態度に軽く惚れましたw。

その後2〜3度肘が触れてたりしてましたが奥さんは気にする事なく触れたままにしていました。

何も起こりはしないが「これはもしかして!?」と勝手妄想で少しドキドキしてました。機内食が配られた後、「シェードを開けても良いですか?」と彼女の方に向き訊ねると彼女が振り向きました。隣に座っているので結構な至近距離で向き合う事になり彼女は照れながら「どうぞ」と言い私はまたまた妄想世界に。その時にマジマジと彼女の顔を見ちゃいましたがモロ好みの顔でした。初めてエコノミーって良いって思いましたw。その後は何事も無く私はスマホ映画を見始め、隣の彼女書類新聞に目を通しては何かをメモっていました。映画が終盤に差し掛かり主人公危険が及ぶ頃に突然妄想の続きの様な出来事が起こりました。彼女の足が私の足に触れて来たのです。二人とも靴を脱いで靴下でした。多分座席の脚か何かと勘違いしていたのでしょう。暫くすると飛行機が揺れて私はバランスを取るために足を動かす事に。それにビックリしたのか彼女の足はササっと身を引き何やらコッチを見ている様子。驚いて「触れたのに何で反応しねぇんだコイツ!」的な顔をしていたのかもしれませんw

楽しい妄想時間はここで終わり、しかも少し嫌われたかも…

こうなったら映画に集中するかぁー!と気分を新たに観ていると30分後にまたまた彼女の足が!

先程と全く同じ感じで触れて来たのです。

今度は流石に私の足だと知っているはず、なのにどうして!?「これはもしかして♡」いやいや、「コイツどう言うつもりか確かめてやれ的な行動かも」とこの葛藤を繰り返して何も出来ずにいたらそのうち彼女の足は離れていってしまいました。

しまった…ダメ元で何か行動すれば良かった。

そうしているうちに映画が終わり、彼女の足も去ったのでゲームするかなとappを立ち上げることに。

立ち上げてこれからって時に何故か少し勇気と言いますアプローチをする気になって彼女テリトリーまで足を伸ばしてみました。すると想像していたより案外近くに彼女の足がありモロに触れてしまいました。反射で足を引いてしまい更に自分で墓穴を掘ってしまう事に。明らかな侵犯行為です。バツが悪くて固まってしまいました。ゲーム画面の主人公も敵にやられっぱなしですw。

すると隣の彼女は睨んでくるどころか何も表情を変えず平静にしていました。

キドキしながらこれは行ける!行くしかないと自分を奮い立たせ再度足を動かそうとした瞬間彼女の足が触れて来たのです。これはもう間違いない(と思いながら自信は全く無し)躊躇している場合では無い行動あるのみ!

彼女の足を踏むのは変だし、でも何かアプローチを…と考えた末に彼女の足の下に自分の足を滑り込ませました。彼女が僕の足を踏むような形になった訳です。そんな状態になりながらも彼女は足をそのままにしていました。

これはもう確実かもと思ってペンを取り何とか彼女電話番号を渡すかスマホで連絡先を教えられないだろうかとアレコレ考えを巡らせていたら成田到着5分前に。見ると彼女はすでに靴を履いていて降りる準備を…当たり前ですよね。到着後に皆ベルトを外して帰り支度をしている間も何とかアプローチをしようと肘を触れたりしましたが結局何も出来ずに撃沈です。この話は成田への到着と共に完全に消えてしまいました。

そんな訳でこの話は完全に終わったのですが、彼女が気づいてくれる事を期待して悪あがきをする為に投稿しました。セブ、帰りの便、隣の女性で検索してくれないかなぁw

まぁそんな事をする人に見えなかったから無理だろうなぁ…未だ一人寂しく妄想中です

2017-10-29

travel note

9/25-9/29、夏季休暇を取得し、憧れの国ドイツ旅行してきました。

前夜。

トランジットのため成田から北京国際空港へ。海外で初めて口にした食べ物ピザハットピザ政治的事情から各SNSにはアクセスできず、乗り継ぎまで人生の貴重な8時間出国せず空港内で過ごしました。

中国国際航空を利用しました。何故か機内モードでも電子端末は一切電源を消すよう命じられたため、退屈な機内でした。本を読んでは眠くなるため機内ではほぼ寝てました。また機内食はお粗末なもので、一緒に出されるパンフルーツの方がずっと美味しく感じました。

9/25

フランクフルト国際空港着💢やはりメルケル氏が当選していました。

新秋のドイツは気温10~15度と寒いので、空港から降りてきた薄着の漢民族は凍えていたようです。

ドイツ鉄道が発行している「ジャーマンレイルパス」を事前に購入していたので、ヴァリデーションを済ませフランクフルトからベルリンへ移動。しかしながら自由席指定席もほぼ満席状態で、後から乗った私は車内で立ち往生してしまうことに。ベルリンまでの移動時間はおよそ4時間半。全日一等席に乗れる権利を有していたのに惨めな旅だと思っていたら検札に来ていた乗務員が空いている自由席を見つけてくれ、さらに隣に座っていたウルリッヒミューエ似のおっさんスーツケースを上の棚に入れるのを手伝ってくれました。この時感謝気持ちを述べた言葉ドイツに来て初めて使用したドイツ語でした。

ベルリン

インターシティホテルベルリンにチェック。このホテルは2日間滞在していた。一人で予約しているのに何故か掛け布団が二つあったのが気に障りましたが快適に過ごせました。いかんせん成田搭乗から今まで風呂に入る機会が無かったので、ガラス張りのシャワー室でシャワーを浴びる。

行ったところ。

ブランデンブルク門。言うまでもなく、ベルリンの壁象徴する建造物。これを見るためにドイツに来たと言っても過言ではないくらい見たかったもの。なお、この日から8日後に東西統一27周年を迎えました。東西融合を祝して、記念に橋を架けました。興味深かったのが、門周辺はイギリスフランス等各国の大使館がひしめき合っていて、門の直ぐわきにアメリカ大使館では警備員が厳めしく立っていたました。そして、『舞姫』で豊太郎が闊歩したウンター・デン・リンデン通り沿いを100m程歩くと今度はロシア大使館が見えてくるのですが、アメリカ大使館の2倍の敷地で厳重な警備と邸宅さながらの荘厳さがありました。当時ソ連東ベルリン統治する上で、東側諸国リーダーたる威信を発揮しようとしていたかがうかがえますね。

次。DDR Museumという旧東ドイツ博物館。じっくりねっとり展示品を舐め回すように見ながら1時間半くらい経ったところで閉館のアナウンスが。まだ全部見終わってないんですが。

アレクサンダー広場ベルリンテレビ塔、に行く前に広場周辺でカリーヴルストを夕食。正直ケチャップは苦手なのですが、これはケチャップと合いますねぇ!!!!これだけでお腹一杯になってしまいました。

テレビ塔。夜景を期待してわざわざ22時に入場したのですが、ちょっと想像と違っていましたね。

2日目。朝から特急に乗ってチェコに行こうとしたのですが寝過ごしました。ただ、片道の移動時間がこれまた5時間も掛かるので仮に朝一の列車に乗っても、宿泊の都合上、日帰りで帰るとなるとろくに滞在できず一日を列車で過ごしかねないスケジュールでもあったので、正直フイにして後悔はしませんでした。

テレビを点けたらチャンピオンズリーグバイエルンアンデルレヒト試合が中継されていました。2-0でバイエルンが快勝していて流石FCバイエルンでした。

昼。電車に乗ってシュタージ博物館へ。これも東ドイツ関係。『善き人のためのソナタ』にも出てきた建物写真ネクタイは、よく見ると小さな穴が開いていて、この穴を通してカメラ反体制派の行動を盗撮していたというのですから恐ろしい。

夕方オーバーバウム橋からシュプレー川沿いの「イースト・サイド・ギャラリー」を見学。これも東ドイツ時代遺産写真男性二人(ブレジネフとホーネッカー)が交わしているアツいキスは決して男色を表しているのではなく、共産圏における挨拶の一つだという…。その後はポツダムに移動しサンスーシ宮殿見学するつもりでいましたが、気付いたら閉園時間が近付いていたため断念。片道1時間電車を引き返すことに。

夜。ポツダムプラッツレストランで夕食。ベルリンピルスナーを堪能。ドイツビールは飲めるけど、日本ビールは何であんな苦くて不味いんでしょうか。クネーデルズッペ。ブイヨンベースに牛レバーの肉団子というシンプルスープ料理なのですが、これが非常に美味しかったです。スープ料理で初めて感激しました。最後ベルリン名物アイスバイン塩漬け豚肉を茹でたもので美味しかったのですが、ボリュームに屈し食べきれずギブアップ。すいませんでした。

帰路。連邦議事堂。丁度議会選挙の直後だったのか館内見学の予約が取れず外から見学

ホテル内。ビールを飲みながらテレビドルトムントレアルマドリード試合を観戦。やはりピルスナーは飲みやすい!それでいて1.03ユーロ(約137円)という驚きの安さ。なお試合は3-1でレアルドルトムントボコボコにしてました。

3日目。6時にチェックアウトを済ませ、西方シュトゥットガルトへ。メルセデス・ベンツミュージアム見学しに。ルイス・ハミルトンは好きじゃないですが、メルセデス・ベンツは好きです。前からSLS AMGやAMG GTのロングノーズのボディが気に入らなかったのですが、300SL等歴代の車種を見ていくにつれてこのノーズが力強さが感じられるようになり好きになりました。あと、AMG GTって写真で見るより意外と車体が小さかったです。

博物館を後にし、ケルンへ移動。2時間程移動してケルンホテルマテルヌスハウスチェックイン。受付は愛想が良く好感を持てましたが、部屋がツインダブルベットで虚しさがこみ上げてきました。加えて、もともとコンベンションホールホテルにした作りなのか、浴室の作りが人工的でこれまたムードダウン。

ケルン大聖堂。二つのアーチがそびえるゴシック様式ローマ・カトリック教会ブランデンブルク門と並んで見たかったものその2。駅からライン川を渡った先が撮影ポイントで、道行く外国人スリの恐怖に怯えながら100枚くらい写真を撮っていました。

夕食。『地球の歩き方』にも掲載されている有名店なレストラン。ここではケルシュという地ビールを堪能。フルーティーな味わいで飲みやすいけど、水だと揶揄されてもいいくらい苦味が薄く刺激が弱い。でもボクは好き。

4日目。最終日。朝食はフルーツポンチばかり食べてました。ゆっくりしてからチェックアウトを済まし、フランクフルトへ。

フランクフルト証券取引所。入口前に雄牛と熊の銅像ブルベア。DAXは8月以降ずっとブルってやがる!館内ツアーガイドドイツ語で何を言ってるかさっぱり判らなかったです。取引所を後にし、しばらくフランクフルト金融街を闊歩してからフランクフルト国際空港へ。ドイツ旅行はこれにて終わり。

魔の5日目。トランジット北京行の便がまさかの遅延で予定の日本行の便に乗れず。後にトランジットカウンターに行って出発便を振り替えればよいとわかったのですが、何せ初めての事態でかなりアプセット。何とか便を振り替えてもらいましたが、中国人の話す英語が判らず聞き取るのにかなり苦労しました。

19時頃羽田空港着。成田じゃなくてよかったです。ここでクイズ東京に着いて一番最初に食べたものは?そうですね、ラーメンですね。

初めて一人で行く海外旅行でしたが、正直旅行というより社会科見学に近いものでした。博物館で2時間も3時間も過ごすのでもし人と一緒に来ていたらうんざりするでしょうし、この点は一人でよかったです。完全に自分時間が流れていました。

しかしながら、やはりトラブルがある時はやはり一人で対処しないといけないですし、当然コミュニケーション外国語なので言葉がわからないと辛いものがありますね。幸い身振り手振り肉体言語でも伝わるのでこの点は何とかなることはありますが。意外にも滞在期間中一切日本語を喋らなかったのが精神的に辛かったです。

また行きたいですね。今度はルフトハンザ航空の直行便ファーストクラスで。

2017-10-27

[]月面で抱きしめたい

舞台は月面に都市が出きる程の未来(文中に書かれている)。

主人公中学3年生の宗がイスヤという謎の少女出会い

月面都市までロケットに連れて行ってほしいと頼まれ典型的ボーイミーツガール

宗とイスヤが乗り込んだロケットが途中故障するが、その原因が機内食堂でラーメンの汁という非常にお粗末な描写と、

宗の幼馴染の灯をイスヤが……したという賛否両論を呼んだマイナーライトノベル

まあそんな作品存在しないけどね。

2017-07-01

車椅子利用者事前連絡を強いるのは、なんちゃってバリアフリーでは

バニラ・エアの件、論点が増えすぎてうやむやになって終わりそうだったので、論点をいくつかに分類した上で私が思う問題点について書いてみます

長いので結論だけ先にまとめておくと、車椅子利用者のみが自主的事前連絡を求められていることはバリアフリーでなく、より確実なバリアフリーを目指すために航空会社システムの側で対応すべきということです。

ちなみに私は健常者ですが、中学の時にこのエントリと同じような趣旨卒業レポートを書いたり大学車椅子利用者向けのインターフェースについて勉強したりしていたので、どちらかと言うと車椅子利用者側の意見になっているかもしれません。

論点の整理

今回の騒動話題になった記事http://b.hatena.ne.jp/topic/300611893821289425 が割とよくまとまっています(おそらく自動生成ではありますが)。これらのエントリを見ると、論点は大きく4つに分けられます

エントリでは4つめについて主に述べたいのですが、一応私の立場の表明がてら他の3つについても軽く触れておきます。長くて読むのが面倒だという方は飛ばして次のセクションを読んで下さい。

バニラ・エア側のその場の対応問題であったか

その場の対応についてはバニラ・エア側も謝罪対応しており、搭乗拒否したことが問題である点については多くの方が同意するところでしょう。「バニラ・エア車いす利用者搭乗拒否に対するDPI日本会議声明 : DPI 日本会議」でも、やはり搭乗拒否についてが問題として指摘されています

LCC車椅子利用者対応を期待するのは過剰サービスだ」という批判も中にはあるようですが、これは障害者差別解消法でいうところの差別にあたりますコスト理由だけで搭乗拒否することは「合理的理由であるとは言えないでしょう。

報道の仕方に問題があるのではないか

報道の仕方については、やや見出しが過剰にセンセーショナルであったことは否めないように思います

【ラジオ書き起こし】荻上チキ×木島英登×石川准「誰もが暮らしやすいバリアフリー社会を実現するためには何が必要なのか(2017/06/29 TBSラジオより)- "シュプレヒコールを歌え" 」に、「あの、私は、階段を這って上ったことは、僕にとっては屈辱でも何でもなくて。 」とあります。つまり這って上る事自体木島氏も問題視していません。

一方で最初話題となった記事タイトルは「車いす客にタラップはい上がらせる バニラ・エア謝罪」でした(今は修正されたようです)。このタイトルからは「はい上がらせ」たことが問題であったようにとれる点で、そもそも論点がずれていたと言えます。結果として話題となったのは良いかもしれませんが、論点のずれによって初期の議論が迷走し、木島氏へのバッシングなども引き起こししまったのではないかと感じています

木島氏の行動・人格問題があるのではないか

3つ目の木島氏の人格についてですが、私はあまり問題であるとは思っていません。「プロ障害者」という批判があるようですが、当事者として声を上げられるのは当然当事者だけです。「 なぜ声をあげた障害者がバッシングを受けるのか?バニラ・エア問題、本当の争点はどこにある 」にもある通り、「声を上げた」ことは他の車椅子利用者の方にとっても救いとなるのではないかと考えています

一方で「本来必要とされている事前連絡をしなかった」という非が木島氏にあることはたしかで、この一点のために個人責任を問われているところがありますしかしながら、事前連絡必要であることそれ自体問題があるのではないでしょうか?すなわち、搭乗拒否差別であることだけでなく、事前連絡必要性もまた差別であり解消されるべきものであるということも、今回の件から考えるべきではないでしょうか?これについては次のセクションで詳細に述べたいと思います

事前連絡必要なことは差別なのか?

木島氏への批判理由として、「本来必要とされている事前連絡をしていない」ことがあるようです。今回のケースでは連絡していても搭乗を拒否されていただけであろうことを考えると、この批判は当たらないようにも感じますしかし一方で、木島氏は普段から事前連絡をしていないようなので、そのことを問題視する方がいるのも理解は出来ます

特に車いすで飛行機に乗る時は | いすみ鉄道 社長ブログ」によって、航空会社側の安全管理上の都合が多くの人の知るところになって以降、その傾向が強いようです。

この航空会社側の都合とは、車椅子利用者の方があると事前に分かっていれば対応できるのだから事前連絡をして欲しい、ということのようです。対応できる事自体は素晴らしいのですが、この考えには飛躍があります。その飛躍とは、「航空会社が事前に把握するための負担を、乗客である車椅子利用者が負わさせられている」という点です。

少し話は逸れますが、他のケースとの比較を通じてこの問題点について考えてみましょう。

機内食についての事前連絡必要性に関して、ベジタリアンや信教、健康上の理由からマイノリティでも事前に連絡しているという意見がありました。バニラエア確認してみると、機内食としてベジタリアン用の食事は予約時に選択できるようになっていますバニラ・エアグループ会社であるANA確認してみると、さらに多くの種類の食事が選べるようです。

さなお子さんがいる場合航空会社は把握する必要があります。この場合も、システム利用者誕生日入力させることによって航空会社は把握することが出来ます

すなわちこれらの2例では、マイノリティ存在を把握するための仕組みがシステムの中で事前に準備されているということです。

話を戻して、車椅子利用者についてはどうでしょうか?ANAでは「おからだの不自由なかたへの空の旅へのお手伝い|ANA 」にあるように、事前に電話で連絡する必要があります。今回問題となっているバニラ・エアではFAXまたはフォームからの連絡が必要です(「お手伝いが必要なお客様|ご利用ガイド | バニラエア Vanilla Air」)。すなわち、航空会社システムとして主体的車椅子利用者存在を把握しようとするのではなく、車椅子利用者の方から航空会社自己主張をするという構図になってしまっています

この対応の違いこそが差別的であると私は思います

もちろん食のマイノリティ幼児に比べて車椅子利用者は少ないという数の問題はあるでしょう。しかし、だからといってその存在例外として扱って良いわけではなく、存在するのが当然と見なして対応するべきです。マイノリティについて事前に把握する必要があるならば、そのコスト利用者側でなく航空会社側が負担すべきではないでしょうか。実際「障害者への差別的な対応しないよう航空会社に指示へ 国交省 | NHKニュース」でも、「搭乗前に乗客に聞きとる」という航空会社主体的な行動が要請されています(この記事に対して、やはり木島氏は事前連絡すべきだったとする意見があるようですが、それには前述した飛躍があります)。

一方で、電話で連絡すれば搭乗がスムーズになるというのは、搭乗できないよりは遥かにマシでもあります。それ故この対応を「差別である」と切り捨てることもできません。

まり重要なことは、「ある行動が差別であるかどうかは0/1で決まるものではなく、比較可能ものである」ということです。今回のような「比較差別的」な状態は、「比較バリアフリー」を継続的に目指すことで解決されると私は考えています

なんちゃってバリアフリー比較バリアフリー

差別が0/1で決まるものではないという話をしましたが、それは「バリアフリー」についても同様です。事前連絡をすれば搭乗できることは、全く搭乗できない場合よりはバリアフリーであるといえますしかし同時に、事前連絡せずに搭乗できる場合よりはバリアフリーではありません。本当にバリアフリー社会が目指すべきなのはこの、「事前連絡せずに搭乗できる」という状態でしょう。

つのバリアフリー手段が用意されていることだけをもって「バリアフリーだ」と言い張るのは簡単です。しかし、それによって既存バリアフリー施設問題点改善点が見えなくなってしまうという新たな障壁もあります。そのような「なんちゃってバリアフリー」の状態に甘んじることなく、全てのバリアがない「真のバリアフリー」を目指すことが、社会全体としては必要とされています

もちろん「真のバリアフリー」は理想論であり、全てのバリアを一度に完全になくすことは現実的不可能です。だからこそ、一つのバリアフリー施策実施するだけでバリアフリーになったとするのではなく、既存バリアフリー施策で足りないところを改善しながら一歩一歩「真のバリアフリー」を目指していくことが必要となります。この、漸近的に解消していくプロセスこそが合理的配慮である、と私は考えています

今回のバニラエア場合は、例えば予約時にモビリティ上の特記事項があるか否かのチェックボックスを用意すれば、航空会社車椅子利用者の利用を把握できる上、ユーザーの手間もそれほど変わらないでしょう。その上で航空会社がどのように対応するか、主体的に決めることも可能になります。多くの種類のマイノリティ存在する中でどれに対応するのかという問題はありますが、サポートする範囲を少しずつ広げながら、差別を減らしていけるはずです。

差別バリアフリーを0/1で捉えるのではなく、連続的に改善していける社会になればいいなと思います。長い文章でしたが、読んでくださった方ありがとうございました。私より中立的立場の方からコメントや、車椅子利用者の方のコメントが頂ければ嬉しいです。

2017-06-29

航空会社ストレステスト

社会的リソースは有限であるという事実を踏まえて、航空会社事前連絡なしでも(またはすれば)受け入れなければならないとどこまで線引きできるのか。

グラデーションはあるにせよ、ここまでは当然という判断は何に依るのか。

※思い付き順不同

2017-02-08

宗教の謎。

ベジタリアン豚肉牛肉食べないルールの人とかいろいろいるけれど、

しか食べないミートリアンとか果物しか食べないフルーツタリアンとか出現しないのはなぜなんだぜ?

俺はミートタリアンだから必要カロリーを全部肉でだしてほしいって機内食とかで言いたい。

2015-12-23

http://anond.hatelabo.jp/20151223163933

レストランでやられたんなら怒りもわかるけど、機内食で、しかも振替ではなぁ…

飛行機食べ物を詰め込むスペースが限られてるし、食事用意して詰め込む時間もかなり厳しい。

生死に関わる食物アレルギーですら機内食場合完全に排除できない。(JALは事前予約で対応してくれるけど、ハラールよりかなり前に準備しないといけない)

原材料をどこかに書いておく程度の対応が限度じゃないか?

そりゃ振替だろうと全ての客に完全に対応できるのが理想だけど、それを目指すと提供サイドは過労死コースだろうね。



宗教に鈍いとかなんとか言われたって、やっぱり「豚肉を食べたからといって体調に異常をきたすわけでもないんだし」とはどこかで思っちゃうねぇ。

まとめを見るとうっかり食べた場合は寛容らしいし。

JAL機内食事件ハラール

JALハラール機内食事件についての雑感。

まり佐伯奈津子氏のこのツイートだった。

https://twitter.com/hanapuepue/status/678021785414074368

一言でまとめると、「急な欠航JALに振替搭乗したイスラーム教徒に、JAL豚肉を含む機内食提供した」。

これに対し、「(髪を隠しており、ジャカルタからの搭乗で)イスラーム教徒と分かる乗客豚肉を含む機内食提供する前に本人に確認すべき」

「そもそもイスラーム教徒の多い国発着の便で豚肉を使った機内食を出すべきでない」というのが佐伯氏の主張である

佐伯氏の一連のツイートはこちらでも確認できる。

 http://togetter.com/li/914469

これから増加が見込まれるであろう来日ムスリム

JAL佐伯氏の言うような対応を取るべきか。

ここで重要なのが、「ハラールとは何か」である

イスラーム法において許される行為、狭義にはイスラーム教徒が口にできる食材を指す。

対義語の「ハラーム」はしてはならないこと、禁止された行為を指す。

日本人にも馴染みがあるものとしては、豚肉を食すことなどが該当する。

このようなハラームでない食事として、ハラール食が提示される。

確かに、国民ほとんどがイスラーム教徒である国のナショナルフラッグキャリアでは機内食はすべてハラールであり、豚肉等は一切使われない。

インドネシア航空、エミレーツ、エティハドなどがその例である

今回のケースは、当初予定したキャセイ欠航により急遽JALに振替搭乗した乗客に関して起きた。

(彼らはキャセイに対しハラール食の希望を出していたが、JALにはそれが伝わっていなかった。)

それを考慮するに、今回のようなケースではCAが魚を選んだ乗客豚肉の伝える配慮があってもよかったのかもしれない。

ではそこで代替食を急遽提供できるかと言えばそれも難しいが。

しか日本航空会社がそれを徹底すべきか?

一口に「イスラーム教徒」と言ってもハラームの捉え方は個人により異なる。

また、クルアーンはやむを得ない場合ハラールでない食事を摂ることを許している。

勿論希望する人すべてにハラール食をいつでも提供できればそれがベストだろう。

ただし現実問題それは不可能だ。

(JALではハラール食を希望する場合24時間上前までの申し込みが必要だとしている。)

であれば、日系航空会社としてはハラール食の提供を周知させつつ、現状維持するしかないのではないか。

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