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2013-02-08

同人誌」「同人活動」はなんのために行うのだろうか?

同人誌」「同人活動」はなんのために行うのだろうか?


「人に見せるためだ」


 これが僕の中での、正解の半分だ

ハイ結論おわり

そういう話になった過程が気になった人は以下↓)


同人活動は本来、自分創作意志の充足のために行うものであって

過度に第三者から評価される、注目されることを目的とした同人活動

不純である


 その意見は半分正しいし半分間違っています

なぜならば


 同人誌というものが、「俺得」であり続けることができなくなっているからです

同人活動インターネットや各種SNSデジタルデータ流通の網に

分かちがたく捉えられた現代では

嫌も応もなく「第三者の視点」を意識せざるを得ない

 第三者の視点があるというそのことだけで

創作意欲は大きく影響を受けるもの

 たとえ目的が「自己創作意欲の充足」が第一義だとしても

このインターネット時代に自身の作品が否応なく

第三者の目にさらされるリスク

付加されたのなら

誰が好き好んで、自分を代償のない道化師の位置に置きたいと思うだろうか?

いやない(反語)


 具体例をあげるなら

この前、かなり特殊な嗜好をメインにした同人創作ゲームを作ったサークル

アフィブログにそのゲームネタにされ

「こんな○○ゲーム見つけたwwww」的なエントリ

本人がおそらくけして望んでいないであろう形で

ネット上の晒し者にされた事例があったでしょう

あったんです

(胸糞悪かったんでブクマはしてないんで

興味があったらソース勝手に探せ)


 ネットの発達で、同人活動クローズな「俺得」であり続けることが

できなくなっている…



 同人活動が、ネットとはコネクションしていないクローズな活動であっても

「第三者の視点」を望むと望まざるにかかわらず

意識せざるを得ない状況になっているし、また

その第三者視点を好意的なものに変えられなければ

不相応とも言えるくらいの悪意の視線さらされるリスクがあると

そういう部分は確かにあるのです


 だから

同人活動

自分が嫌な思いをしないためにも

「人に見せるため」にやるもの


 消極的な側面からはまず↑

積極的な側面からは↓




 この前さぁ(唐突変調

深夜のフジテレビで「ガンプラ世界選手権」のドキュメンタリーをやってたんですよね

そこに出てくる応募者の一人(PN・ざく太郎氏)にカメラは焦点を当ててたんですが

ざく太郎氏の作風は、

子供の頃の、自分の(理想の)ガンプラ体験をそのまま充足させた」

みたいな作風で、

多分、作ってる時は心底ご自身の中で

充足感に満ち満ちた創作活動されてたと思ったんですけど

案の定二次審査突破はならず…!

という結果だったんですけど~

 二次審査会場で他の作者の模型作例を見たざく太郎氏が 

「(こういう場で、他の応募者の作例を見ると)自分の作風が

今のトレンドから外れていることを強く実感する」


 「大会に出る人の心構えとして、『まず自分が好きなものを作る』…

出発点はそこからなんですけど

(その先に進んでいくには)どうしても人の目を気にしたものを作らなきゃならない

それはケレン味であるとか…(シーンのトレンドであるとか)

いくら『これが好きだ!』って声を大にして言っても

他人から見た時に、人に伝わらないものであったら、

(受賞等のステージに行くには)難しい…」

 的なことを言っていて

あぁ…趣味を深化させていくということは

必然的に、「お客様オーディエンス的な意味で)」と

向き合わざるを得なくなるということなんだ…

という思いが、そのドキュメンタリー見てて、ヲタとして

すごくずっしりと響いてきた感じなんですね

(この後知る人ぞ知る川口名人が出てきて

さすがにガンプラ名人だけあって、

ガンプラ製作自己充足的ダイナミズム」と

ガンプラシーンのトレンドを踏まえ、なおかつ第三者に見られたときの印象」を

次元で両立させていて

「さすがはプロだ…違うなぁ」という気持ちになったんですけど)


自分の中で

いつか趣味

自分スタイル自分の作風を頑として守り続け、自己充足のために行う」

ステージから

「人に見せる(ことを第一義にして活動する)」

ことに移行するステージに移るタイミング

必ずやってくる

 その時自分

オリるのか?

それとも意識を切り替えて

「どうやったら第三者にもっと見てもらえるんだろう?」

そういう部分をモチベーションに、心底できるのか?

 実のところその辺迷い始めてから

自分のキレキレ具合が悪くなってきてる気がするんで

迷ってる場合か!と思ったので描いてスッキリたかったので

こういう文章書いたわけなのでした☆

2012-12-09

今のインターネットってワクワク感が無くてつまらない ネットの代わりになる面白い物はないのか

低スペ高校一年です

おいらがネットを始めたのは2002年くらい(幼稚園)くらいからだった

当時は鉄道が好きで色々な模型プラレール個人サイトを漁っていた

どれもクオリティが高いものばかりだった とってもインターネット面白かった

しかし、ソーシャルネットワーク全盛期の今のネットはどんな事にもお金を取ろうと企業一生懸命になって、個人サイトの大部分は消滅、2chまとめブログみたいなコピーサイトばっかりだ

ネットがつまらない 一日中ネットを見ないとイライラするネット中毒だけどなにか幼稚園の時はワクワクしていた

どんな分野も自分面白くしなきゃいけないんだろうけど、ネット面白くしようがない

ネットに変わる面白いものはないのか?

2012-12-06

http://anond.hatelabo.jp/20121206135753

何か違和感あったんだけどトランクルームでピンとき

着物妻の服はトランクルームでマジ解決する(妻がトランクルームも嫌がるとしたら自分勝手だなと感じる)んだけど

模型夫がトランクルームにコレクション預けるのをゴネて嫌がるとしたらそれはわかるような気がしてしまってたんだ

でもそれってある意味当たり前で、品物との距離感根本的に違うから

形見だの古いコートだので日常的にはおそらく着ない「記念品」の服と、仕事から戻ったら毎日のように楽しんでいたであろう(ジオラマ拡げっぱらしいし)模型

これは逆パターン比較例としてそもそもあまり芳しくないのではないだろうか

http://anond.hatelabo.jp/20121206133516

結婚2年目ぐらいから「こんなにあるんだから売り払ってよ」と夫に言い続けたのですが

毎回全然行動してくれずに言葉を濁す夫にキレてしま

留守中に業者を呼んで引き取ってもらえるものは引き取ってもらいました

最後に色々質問された事ですが

結婚してからは3年になります

自宅は2LDKマンションです

模型の量ですが押入の下の段の衣装ケース六つに納まるぐらいの模型

線路ベニヤ板に張り付けたのが3枚ほどでした

一枚は畳に横にしてあって他のは壁に立てかけられてました

模型を引き取ってもらったのはオフハウスで全体の半分ぐらい

引き取りの値段は大したことはなかったです

辛いけど夫を大事にして頑張るしかないと思っています

どうやったらまた夫と楽しく外出できるようになるのか必死に考えています



二人暮らしの2LDKで一年言ってなあなあにされたら確かに行動に出たくもなるかも…

夫は夫で捨てる一辺倒の妻と説得だとか相談だとかできる自信がなかったのかねえ

2012-12-03

鈴木敏夫ジブリ汗まみれ 2010年1月5日 庵野秀明ゲスト回その1

ナレーション

 

食事をとりながら鈴木庵野雑談

 

ナレーション

 

鈴木:いやあ、きょうはね、教えてもらいたかったんです。というのはね、『バッタ君(町に行く)』の……魅力。

庵野はい。魅力……。

鈴木:僕は正直言います告白します。お話のほうがね、なんでこういうものが作られたのかなって、見てるうちに終わっちゃったか(笑)、そこに気を取られて。アニメーション的にどうのこうのの前に、なんでこんなもの作ったんだろうって。だからきょう教えて欲しかったんです。

庵野:まあアニメーションとして好きっていうことですね。

鈴木アニメーションとして優れていますか。

庵野:そうですね……やっぱりアニメーション技術としてすごいと思いますね。やっぱ当時のアメリカは、ディズニーも、MGMも、ワーナーも、やっぱりすごいなって。

鈴木:どういう技術が優れてたの。だってバッタ君』好きだと思ったんでしょ?

庵野:『バッタ君』は好きですね。

鈴木だってEVA』を作った人が『バッタ君』を好きなんでしょ。これみんな聞いてみたいよね

庵野:画で描いて、動かす……なんていうんですかね、エネルギーみたいなものですかね。日本とはもう桁が違うぐらい当時は差があったと思いますね。1940年代ですもんね。

鈴木:41年。

庵野戦前ですもんね。もしくは戦中ですよね。

鈴木太平洋戦争が始まった年。

庵野戦前、戦中、戦後はもう、やっぱり桁が違うと思いますね。

鈴木:ああ、その時代ね。

庵野:ええ。

鈴木戦争挟んで、10年ぐらい。

庵野日本東映動画ができてからはどんどん追いついていったと思いますけど。技術的な部分とかそういうのも含めて。でもあの時代はやっぱりアメリカ世界一ですよね、アニメーション技術は。その技術集大成ひとつだと思いますね。まったく。まあ話は子供向けなんだか、大人向けなんだか、ちょっと、どっちなんだろうってとこはありますけども。

鈴木:あのー、ロトスコープっていうの、アレ? 人間の部分は。

庵野はい

鈴木:あれは正直言うとびっくりしたね、改めて見て。なんかすんげえなと思って。今のみんなが、いわゆるコンピューターでやることを、ああ昔の技術ではこうやってやったんだなって。で、それがあまりにもリアリティがあって。その対照としての虫たちがああやって描かれるでしょ。だから少しそこに世界が違いすぎるから違和感があって。

庵野:ああ、それはよかったです。

鈴木人間のほうがすごく見えちゃったんですよ、僕は。だから、いきなり虫になると漫画になるじゃない。それが、もっと人間を見たかったなって(笑)。で、それを人間がやってるんだと思うとドキドキしちゃって。脚だけしか出てこないのに。でもそれが凄かったから。やっぱり機械じゃなくて人間がやったと思うとすごく見える。それと『(崖の上の)ポニョ』じゃないけれど、やっぱりすんごい描きまくってるね。動きまくってるというか。あのー、『カールじいさん(の空飛ぶ家)』。

庵野はい

鈴木:見た?

庵野:まだです。

鈴木:見てない? ちょっと――ちょっとびっくりしたんですよ。これもね、お話じゃないんですよ。隅々までエネルギーが満ちてて。だから絵筆じゃないけれど、コンピューターでやってるんだけど、ひとりひとりのスタッフの持ってる、描きたい、動かしたいというエネルギー。すごいですね。驚きました。そして、やっぱり比較しました。いろんなところと。いま勝てないと思った。で、そういうスタッフがどんどん育ってる。ちょっとすごいです、あれは。

庵野ピクサー最近食わず嫌いやめて見るようにしたんですね。

鈴木(笑)。どうかなあって思ってたんだけれど。ピートドクターっていうの、監督のね、よく知ってたんで。ちょっと見ようかなって思ったら。ちょっと全然別のそういう感想持っちゃった。お話とかそれは、まあ、ねえ、置いといて。とにかくスタッフがのびのびと、しかもやりたいだけやってる、やりまくってる。それってやっぱり作品を色々膨らませてるよね。

庵野:いや、ピクサーはすごいですね。

鈴木:うん、だから、もしかしたら『バッタ君』も、それに満ち溢れてたのかなあって思って。

庵野アニメーターが多分好きにやってるとは思いますよ。枚数制限なく。

鈴木:一切ないよね、あれ。

庵野:ええ。

鈴木だってすごい余分なところでも動いてるもんね。

庵野:ずうっと動いてますね。

鈴木:うーん、やっぱり凄いのか。

内藤映像に音声をつけるとか、カラー化でディズニーに先を越されてしまって――。

鈴木彼女担当なんだよ。あのー『バッタ君』の担当の、あのー……なんていう名前だっけ。

内藤内藤まゆです。

鈴木:ああ、内藤っていうの。フライシャー兄弟が超えようとしたんでしょ?

内藤はい。けど最終的には越されてしまったんだけど、さっき鈴木さんが仰ってたロトスコープだったり、あとは背景に奥行きを与える、模型を使ってやることで――っていう、そういうセットバックっていう方法を考えて、ひたすら、こう、追い越せーみたいな。

鈴木チャレンジ精神が厚い人だよね。俺はね、『ポパイ』はね、見てたんですよ。フライシャー兄弟でしょ、あれ。子供ときにね、幻灯機っていうのを買ってもらって(笑)。そしたら付いてきたフィルムがね、『ポパイ』だったんですよ。それでね、初めて35ミリフィルムっていうのを見て。これで回すとさ、動くわけじゃない。それで気になるわけよ、一枚一枚の画はどうなってるのかって(笑)。それが子供ときの体験。それで初めてね、幻灯機をね、色々いじるわけ。どうして動くっていうのを思って(笑)

内藤:たしか不思議ですよね。画が繋がってるだけで。それを映しても、なんでそれが動いてるように見えるのかって、すごく不思議で。

鈴木:そうなんだよ。それで子供ながらにね、色々分解したりしてるとね、わかってきたんです(笑)

内藤:えっ、幻灯機をですか。

鈴木:そうそうそうそうそうそ(笑)。って言ってもたいしたあれじゃないけどね。『ポパイ』って、僕は昭和23年で、戦争が終わって3年後に生まれた身としてはですね、漫画って言うと日本漫画もあったけど、一方で『ポパイ』だったんですよ。そのぐらい強烈な印象で。だから、まさかその人の、あれが最後の作品? 『バッタ君町へ行く』。だから、興行的に上手くいかなかったわけでしょ。だからディズニーってのは商業的に上手くいったからね。

内藤庵野さんは、あの作品の中でどのシーンが一番お好きなんですか?

庵野:牛の住んでる楽園が、人間の手でこう次々に壊されていくスペクタクルですね。あれがすごい一番。ええ、工事のシーンですね。工事の車とかシャベルとか無機質さと、この右往左往する虫の動きの、このコントラストっていうんですか。そういうのも含めて、大スペクタクルですね。手で描くのを知ってると「よくまあこんなのを……(苦笑)」とは思いますね。それだけでも、もうすごいと思いますね。

内藤鈴木さんは好きなシーンありますか。人間以外で。

鈴木:俺? 俺はねえ、あの屋上へ行ってね、こうやってアメリカは滅びて行くんだなあっていう(笑)

庵野:結局、楽園ですらも人の手で人工的に作られないと虫は生きていけないっていうことですね。

内藤:当時はもう、ああいう高いビルはいっぱいあったんですか。

鈴木アメリカはそうなのよ。エンパイアステートビルをはじめ、いわゆる高層ビルアメリカの象徴だったから。相当昔から造られてんだよね。いわゆる地震の少ない国だったから。

庵野:なぜ「町」だったんですかね、あれね。

内藤タイトルですか。

庵野:まあタイトルもそうだし、なぜ町を舞台に虫の話をしたんだろう。

鈴木:うーん……。だからまあ多分アメリカっていう国が大きな変化を遂げていった、1950年代、大繁栄を迎えるわけだから。その大繁栄のなかでアメリカ人が見失っていくもの? そこらへんのを予感したんじゃないかな。

内藤:すごい不思議だったんです。そんなに歴史詳しくないんですけど、真珠湾攻撃の直後に公開してるのに、なんでこんな平和というか、一見呑気な話が作れるのかなって。

鈴木世界大恐慌ってあったじゃない、1929年。結局アメリカの、ねえ、そういうのから始まるわけでしょ。それで結局色々やったけれど、ニューディール政策その他。アメリカ復興できなかったんですよ。ところがヨーロッパ戦場になることによって、その恩恵に預かって、それでアメリカ復興していく。結局その戦争を待つことによって景気回復したんだよね。だから、やっぱりこの映画が作られたころ、アメリカは非常に豊かだったんですね。方や日本は、っていう。貧しい国でしょ。小さな国で。やっぱり宮さん(宮崎駿)なんかもね、およそアニメーションを目指す者はこれを見なきゃ始まらないみたいなそういうコメントを寄せて。

庵野:まあ僕はそう思いますね。少なくともアニメーターは見て損はないと思いますね。

鈴木:なんか、ここのシーンだっていうところはあるの? ここがすごいって。

庵野:全編すごいですけど、やっぱり最後クライマックスの壊れていくところ。あの虫のモブを一枚一枚描いている。

鈴木:頭おかしいよね、あれ。

庵野:あれは凄いですね。

鈴木:俺、どっちが先か判らないけれど、僕は……誤解も与えますが、宮さんの一番すごい仕事って、やっぱり『ホルス(太陽王子 ホルスの大冒険)』だと思うんですよ。最後モブシーン。あれ宮さんだよね。いろんな人が縦横無尽に動く。それで空間がどんどん広がっていく。あれはちょっと舌を巻くんですよ。

庵野:宮さんのモブは本当にすごいですよね。

鈴木:うん、それで……あれ以来見たことないんだよ(笑)

庵野:やっぱり若いというのはね。

鈴木:いやー、あれはすごいよね。

庵野:すごいです。

鈴木:こんな風に人がね、動いて、しか人間の手で描いて、こんなシーンが作れるのかって。最初に見たときラストシーンどういう人がこの画を描いたんだろう、設計をしたんだろうって。それで後で聞いてね、やっぱり宮さんだってことがわかって。うーん、「すごかったんだなあ」なんていうと怒られちゃうけれど(笑)

庵野:いやあ、アニメ-ターとしては超一流ですよ。『(空飛ぶ)ゆうれい船』とかも好きですけどね、宮さんの仕事だと。

鈴木:やっぱり過不足なく描いてたものね。

庵野東映で、ここはすごいっていうところは大体宮崎駿原画のだったりしまからね。

鈴木:ああ、なるほど。……宮崎駿のことはいつ知ったの?

庵野:「アニメージュ」だと思いますけどね。

鈴木:じゃあ大学生とき

庵野大学……いや、高校のときですね。意識したのは『(未来少年コナン』ですね。その前も好きでは見てたんですけど、なんだろう、ちゃんと見るようになったのはやっぱり『コナンからですね。

鈴木リアルタイムで見たの?

庵野リアルタイムですね。妹とチャンネル権の争いで、なんとか。

鈴木:えっ、裏になんかあったの?

庵野:裏は『(女王陛下の)プティアンジェ』っていうアニメが。

鈴木:『プティアンジェ』ってのがあったの(笑)

庵野NHKからっていうのでなんとか親を説得して。

鈴木:「NHKから(笑)

庵野1話を見たら、親が続きを見たくなってくれてですね。そのあとは毎週ちゃんと見れるようになった。それまでは『プティアンジェ』でしたからね。

鈴木:そうなんだ(笑)

庵野:『プティアンジェ』、オープニングだけ見ればいいんだって

鈴木:そうなんだ。……それ以来ずっと注目してるの?

庵野:そうですね、あとは『カリ城ルパン三世 カリオストロの城)』ですね。

鈴木1978年、79年か。

庵野:あれは劇場に見に行きましたね。

鈴木:満足しまたか

庵野:2回見ましたね。僕のほうは田舎だったので同時上映があって、そのあいだはロビーに出て。

鈴木:『カリオストロ』はねえ、たしかにねえ。僕が初めて(宮崎駿に)出会ったころです。

庵野:いいですよね。

鈴木:よく働いてた……。

庵野:あれが(制作期間)半年ってのはやっぱりすごいと思います

鈴木:作画4ヵ月だもんね。

庵野:ええ、あのスピードはすごいですね。

鈴木会社から言われたのは3ヵ月で、それで1ヵ月余分にもらって。

庵野:あとでなんかあって「もう1ヵ月あれば」って言ってました。

鈴木だってコンテ描き直したもんね、あのローマ水道のとこ。

庵野:あそこは僕にもなんか悔しいって言ってましたね。

鈴木:でも宮さんって、そういうときに描き直す人なんだよね。

庵野:まあ現実的でいいですよね。できる範囲のものに落とし込むっていう。

鈴木:だから……見てて、よく宮さんがね、「理想を失わない現実主義者」って。これ宮さんも言うし、実は元は高畑(勲)さんかなっていう気もするんだけど。ふたりともそうなんだけど、その理想現実の――なんて言ったらいいかな。微妙ふたり違うんだよね(笑)微妙に違うんだよ。

庵野高畑さんはそんなに詳しくないんで……。

鈴木:よく知ってるくせに(笑)

庵野:でも、こわい人だとは思いますけどね。

鈴木:でもよく覚えてるんだけど――『ホルス』だとね、村があるんだけど、一人狡猾なおじさんがいるじゃない。その人がいることによって村が成立している。(『風の谷のナウシカ』の)風の谷の方はね、300人くらいいて、ああいう悪い人がひとりもいない。

庵野:ええ、みんないい人なんですよね。

鈴木:一種、理想主義に貫かれてるでしょ? それで映画見るとね、高畑さんは一方で現実映画のなかに入れようとするし、宮さんはその現実は置いといて。ところが映画作り始めると、宮さんは間に合わないと思ったらコンテを変えてでもその映画を完成させようとするっていう現実主義があるのよ。高畑さんは違うんだよね。

庵野:変えないですよね。

鈴木:変えない。それで遅れたときもね、「それは僕には責任ない」と。「それはプロデュースサイドがコンテができたときに把握してるべきだ」って貫くんだよね。映画のなかは非常に現実主義なのに、映画のなかは。やり方は理想主義というか(笑)

庵野:まったくです。

鈴木:でもふたりのそういう差って、なんですかこれは。

庵野:なんですかねえ。

鈴木:で、宮さんなんかは非常に面白いって思ったのは、結局、『ホルス』作ったあと、それこそ『コナン』もそうだけど、『ナウシカ』もそうだけど、『ホルス』をひきずるでしょ?

庵野はい

鈴木高畑さんは違うんだよね。全然違うものを作り始めるんです。

庵野:まあ宮さんのほうが根っこがいい人なんじゃないですか。

鈴木高畑さんに聞いてみたことがあるんですよ。なんでファンタジーやらないのか、って。そうしたらやっぱり『ホルス』で創造できるもの創造し尽くした、と。でも、唯一その世界に持ち込めなかったのが『思想』である、と言ったんだよね。そうするとファンタジーっていうのはそれが出来る人がやらなきゃ意味がない、それが自分の総括だ、って。僕が聞いて、高畑さんいまになると違うって言うかもしれないけど、すごい印象に残って。だから宮さんが『ホルス』をひきずって。なんかっていうと『ホルス』みたいなのに戻るでしょ、宮さん。

庵野:ええ、基本はそこですよね。ずっと『ホルス』のリメイクをしてるようなね、感じがしますよね。

鈴木宮崎……オタクとしてはどう思いますか? なんつって。オタクじゃないか(笑)

庵野別に宮さんオタクじゃないですよ。

鈴木(笑)。でも面白いよね、そういう宮さんも『バッタ君』のアニメーションの部分って非常に着目してるし。

庵野:やっぱり宮さんは基本アニメーターからだと思いますね。僕もアニメーター上がりなので。

鈴木:やっぱそこなんだね。

庵野:今でもやっぱり原画とか動画とかやっちゃいますよ。

鈴木:ああ、自分で。

庵野:ええ。間に合わないときは。

鈴木:宮さんがいま、原画やってるんですよ、自分で。やり始めたんです。本編やってるでしょ、それでその横で美術館用の短編やってるんだけど、「スタッフがいない」って。最初1分でやるって言ってたのが10分になるからいけないんだけど。老骨に鞭打って。でも結構楽しそうに。でももう69なんだよ。アニメーターっていつまで描けるんですか?

庵野:目と手が動けば大丈夫じゃないですか。

鈴木:手が動けば大丈夫? 本人もう動かないって言ってんだけど(笑)

庵野:やっぱり、目と手ですよね。

鈴木:目は大丈夫なの?

庵野老眼きました。

鈴木:ああ老眼が。もう50になったんだっけ?

庵野:まだです。いよいよ。50代なんて来るとは思いませんでした。

鈴木:宮さん喜んでるよ。「庵野っていくつになったの」って言うから「もう50だと思いますよ」っつったらすごい嬉しそうに。

庵野(笑)

鈴木:「そうか!」つって。「歳取れっ」って。「俺の苦しみがわかる」とかなんか言っちゃって(笑)

庵野:僕が50になったら宮さん70じゃないですか。

鈴木:でもみんな……歳を取ってきたんですね……。

内藤:その宮崎さんが「アニメーターをやる奴は見ておくべき」っていうインタビューをしたときに仰ってた言葉を(『バッタ君』の)宣伝の柱にしてたんですけど、やっぱりアニメーターを目指す方って一部じゃないですか。

庵野:すごく少ないと思います

内藤:もちろん、その人達にはできれば来て欲しいとは思ってるんですけど、やっぱりそれ以外の人に、どう魅力というか、アニメーターは目指していないけどちょっと気になるとか、そういう人に来てもらえるのかなっていうのを考えていて。どうしたら人の心に響くようにできるんですかね。

鈴木:あの作品を?

庵野:僕が『バッタ君』を宣伝するんだったら、ビデオで宮さん撮って、それをテレビで流しますね。ワイドショー枠的なものとかで。それぐらいだと思います。だからバッタ君』を流すよりは宮さん流しますね。それでこっちにちっちゃく枠でそれを流して、なんか宮崎駿お墨付き、これ、っていう。そういう風に。

内藤:そこだけ切り取って。

庵野調子のいいとこだけ切り取って、もう編集して。もう、ほぼ捏造でもいいから、そういう風にして流しますね。それで、あとで宮さんには謝ります。ごめんなさいって。

内藤鈴木(笑)

(以下に続く)

http://anond.hatelabo.jp/20121204035509

2012-11-14

一方ドイツ機械歩兵を用意した

第二次世界大戦で、機動戦の支援のために械化歩兵っていう兵種をドイツ軍隊組み込みはじめたことで憤死した国家があったらしい。

ちょっと前にあった、ポーランドドイツ不可侵みたいな内容の条約も、こんな状態なら確かに……、と思った。

たぶん10年経たないうちに各国が真似したんだけど。

それはそうと械化歩兵だけど、あんなん出してくるドイツとかやばいだろ。(科学技術を誇るイスラエル軍なんて第4次中東戦争でようやく気付いたんだぞ)

ドイツ科学力は世界一ィィィ」うんぬんではなく、MBT主力戦車、いわゆる戦車)が効果を発揮するポイントを押さえまくってて小憎たらしいわ。なぜみんな(ミリヲタじゃない人)そこに気付かない。問題のサムゲタンはどうでもいいけどこの国確実に戦争慣れしてるぞ。

サロンオヤジリデルハート)とか、フラーがよく話してたんだけど、歩兵工兵の混成で良バランス、接近戦の支援も得られて、索敵能力たっぷりで非常に良い感じの機甲師団編成なんだそうな。

自分勉強のためにAFV(戦車とか装甲車とかまとめたもの模型雑誌も読んでるのだけど、最近APC(兵員輸送に特化したAFV)はかなり戦車たかい扱い。

まりにお洒落なかんじでインド列車みたいに戦車歩兵乗せてたソ連にはとても手が出ない。

一方、枢軸国ドイツ国家社会主義で何か民族主義的に思うことはあるみたいだけど、バトル・オブ・ブリテン後のバルバロッサ作戦でぐだぐだのソ連国境付近の中、ひとりゲルマンじるしの機械歩兵を編成してきてバルト三国をぶん殴っていた。

当時のドイツは思想的には不合理なまでに右っぽいんだけど、打撃力(と随伴支援)が必要そうなら超合理主義で喜んで発明してくる。

結果、機甲師団戦車力アップで最強陸軍としての地位をゆるがなくしていた。

いか第二次世界大戦で侵攻してきたドイツはたぶんこういうやつだ。

2012-09-27

プラモが上手に作れる人になりたい

ガンプラを素組みすることしか出来ない

艦船模型作りたいけど難易度高すぎて辛いわ―

2012-09-03

アイアンマン2も観た

http://anond.hatelabo.jp/20120901044448

初見

1を観て、おもしろかったので2も観た。

 

 

 

2012-04-09

http://anond.hatelabo.jp/20120408191525

被害者の方って壺の模型板でも有名なトーマシールドなんだろ

ダメ意味で有名なんだけどさ

から正直な話、ひっかかるのも無理がねぇよなぁって思う程度だよ

http://anond.hatelabo.jp/20120409135053

読んでみたけど、うーん、大差ないと思うなあそっちも。

「同レベル人間同士でたまたま上手く行った奴が同属嫌悪ドヤ顔」みたいにしか見えない。

結局模型趣味は一時的に隠してただけみたいだし。

http://anond.hatelabo.jp/20120408191525

興味が出て被害者ブログを読み返してみたけど、

読めば読むほど気持ち悪いなあ確かに。


なんか「プロ模型作家」だと誤記憶してたけどそんなんじゃなかった。

賞に出してるけどいつも落ちてる。

なんか不服気で政治的な理由で落とされたみたいなことばっかかいてる。

でも素人目にも戦車の爆発を表現する綿がものすごい雑だったり

戦車搭乗員が何故か場違い女の子フィギュアだったりして

この人の作品がアレなだけにしか見えない。


色々きついなー。うーん。

2011-09-15

コンピュータ基礎理論ハンドブック2 形式的モデル意味論」の目次

第1章  有限オートマトン
	D.Perrin:橋口攻三郎
1. 序論
2. 有限オートマトン認識可能集合
3. 有理表現
4. Kleeneの定理
5. 星の高さ
6. 星自由集合
7. 特殊なオートマトン
8. 数の認識可能集合


第2章  文脈自由言語
	J.Berstel and L.Boasson:富田 悦次

1. 序論
2. 言語
	2.1 記法と例
	2.2 Hotz 群
	2.3 曖昧性と超越性
3. 反復
	3.1 反復補題
	3.2 交換補題
	3.3 退化
4. 非生成元の探求
	4.1 準備
	4.2 生成元
	4.3 非生成元と代入
	4.4 非生成元と決定性
	4.5 主錐の共通部分
5. 文脈自由群
	5.1 文脈自由群
	5.2 Cayleyグラフ
	5.3 終端


第3章  形式言語とべき級数
	A.Salomaa:河原 康雄

1. 序論
2. 準備
3. 書換え系と文法
4. Post正準系
5. Markov系
6. 並列書換え系
7. 射と言語
8. 有理べき級数
9. 代数的べき級数
10. べき級数の応用


第4章  無限の対象上のオートマトン
	W.Thomas:山崎 秀記

序論
Ⅰ部  無限語上のオートマトン
	記法
1. Buchiオートマトン
2. 合同関係と補集合演算
3. 列計算
4. 決定性とMcNaughtonの定理
5. 受理条件とBorelクラス
6. スター自由ω言語と時制論理
7. 文脈自由ω言語
Ⅱ部  無限木上のオートマトン
	記法
8. 木オートマトン
9. 空問題と正則木
10. 補集合演算ゲームの決定性
11. 木の単項理論と決定問題
12. Rabin認識可能な集合の分類
	12.1 制限された単項2階論理
	12.2 Rabin木オートマトンにおける制限
	12.3 不動点計算


第5章  グラフ書換え:代数的・論理アプローチ
	B.Courcelle:會澤 邦夫

1. 序論
2. 論理言語グラフの性質
	2.1 単純有向グラフの類S
	2.2 グラフの類D(A)
	2.3 グラフの性質
	2.4 1階のグラフの性質
	2.5 単項2階のグラフの性質
	2.6 2階のグラフの性質
	2.7 定理
3. グラフ演算グラフ表現
	3.1 源点付きグラフ
	3.2 源点付き超グラフ
	3.3 超グラフ上の演算
	3.4 超グラフの幅
	3.5 導来演算
	3.6 超辺置換
	3.7 圏における書換え規則
	3.8 超グラフ書換え規則
4. 超グラフの文脈自由集合
	4.1 超辺置換文法
	4.2 HR文法に伴う正規木文法
	4.3 超グラフの等式集合
	4.4 超グラフの文脈自由集合の性質
5. 超グラフの文脈自由集合の論理的性質
	5.1 述語の帰納的集合
	5.2 論理構造としての超グラフ
	5.3 有限超グラフの可認識集合
6. 禁止小グラフ定義される有限グラフの集合
	6.1 小グラフ包含
	6.2 木幅と木分解
	6.3 比較図
7. 計算量の問題
8. 無限グラフ
	8.1 無限グラフ表現
	8.2 無限グラフの単項性質
	8.3 超グラフにおける等式系
	8.4 関手の初期不動点
	8.5 超グラフにおける等式系の初期解
	8.6 等式的超グラフの単項性質


第6章  書換え系
	N.Dershowitz and J.-P.Jouannaud:稲垣 康善,直井 徹

1. 序論
2. 構文論
	2.1 項
	2.2 等式
	2.3 書換え規則
	2.4 決定手続き
	2.5 書換え系の拡張
3. 意味論
	3.1 代数
	3.2 始代数
	3.3 計算能代数
4. Church-Rosser性
	4.1 合流性
	4.2 調和性
5. 停止性
	5.1 簡約順序
	5.2 単純化順序
	5.3 経路順序
	5.4 書換え系の組合せ
6. 充足可能性
	6.1 構文論的単一化
	6.2 意味論的単一化
	6.3 ナローイング
7. 危険対
	7.1 項書換え
	7.2 直交書換え系
	7.3 類書換え
	7.4 順序付き書換え
	7.5 既約な書換え系
8. 完備化
	8.1 抽象完備化
	8.2 公平性
	8.3 完備化の拡張
	8.4 順序付き書換え
	8.5 機能定理証明
	8.6 1階述語論理定理証明
9. 書換え概念拡張
	9.1 順序ソート書換え
	9.2 条件付き書換え
	9.3 優先度付き書換え
	9.4 グラフ書換え


第7章  関数型プログラミングラムダ計算
	H.P.Barendregt:横内 寛文

1. 関数計算モデル
2. ラムダ計算
	2.1 変換
	2.2 計算可能関数表現
3. 意味論
	3.1 操作意味論:簡約と戦略
	3.2 表示的意味論ラムモデル
4. 言語拡張
	4.1 デルタ規則
	4.2 型
5. 組合せ子論理と実装手法
	5.1 組合せ子論理
	5.2 実装の問題


第8章  プログラミング言語における型理論
	J.C.Mitchell:林 晋

1. 序論
	1.1 概論
	1.2 純粋および応用ラムダ計算
2. 関数の型をもつ型付きラムダ計算
	2.1 型
	2.2 項
	2.3 証明系
	2.4 意味論健全性
	2.5 再帰関数論的モデル
	2.6 領域理論モデル
	2.7 カルテシアン閉圏
	2.8 Kripkeラムモデル
3. 論理的関係
	3.1 はじめに
	3.2 作用構造上の論理的関係
	3.3 論理的部分関数論理同値関係
	3.4 証明論的応用
	3.5 表現独立性
	3.6 論理的関係の変種
4. 多相型入門
	4.1 引数としての型
	4.2 可述的な多相的計算系
	4.3 非可述的な多相型
	4.4 データ抽象存在型
	4.5 型推論入門
	4.6 型変数をもつλ→の型推論
	4.7 多相的宣言の型推論
	4.8 他の型概念


第9章  帰納的な関数プログラム図式
	B.Courcelle:深澤 良彰

1. 序論
2. 準備としての例
3. 基本的な定義
	3.1 多ソート代数
	3.2 帰納的な関数プログラム図式
	3.3 同値な図式
4. 離散的解釈における操作意味論
	4.1 部分関数と平板な半順序
	4.2 離散的解釈
	4.3 書換えによる評価
	4.4 意味写像
	4.5 計算規則
5. 連続解釈における操作意味論
	5.1 連続代数としての解釈
	5.2 有限の極大要素と停止した計算
6. 解釈クラス
	6.1 汎用の解釈
	6.2 代表解釈
	6.3 解釈方程式クラス
	6.4 解釈代数クラス
7. 最小不動点意味論
	7.1 最小で唯一の解を得る不動点理論
	7.2 Scottの帰納原理
	7.3 Kleeneの列と打切り帰納法
8. プログラム図式の変換
	8.1 プログラム図式における同値性の推論
	8.2 畳込み,展開,書換え
	8.3 制限された畳込み展開
9. 研究歴史,他の形式のプログラム図式,文献ガイド
	9.1 流れ図
	9.2 固定された条件をもつ一様な帰納的関数プログラム図式
	9.3 多様な帰納的関数プログラム図式
	9.4 代数理論
	9.5 プログラムの生成と検証に対する応用


第10論理プログラミング
	K.R.Apt:筧 捷彦

1. 序論
	1.1 背景
	1.2 論文の構成
2. 構文と証明論
	2.1 1階言語
	2.2 論理プログラム
	2.3 代入
	2.4 単一化子
	2.5 計算過程―SLD溶融
	2.6 例
	2.7 SLD導出の特性
	2.8 反駁手続き―SLD木
3. 意味論
	3.1 1階論理意味論
	3.2 SLD溶融の安全性
	3.3 Herbrand模型
	3.4 直接帰結演算子
	3.5 演算子とその不動点
	3.6 最小Herbrand模型
	3.7 SLD溶融の完全性
	3.8 正解代入
	3.9 SLD溶融の強安全性
	3.10 手続き的解釈と宣言的解釈
4. 計算力
	4.1 計算力と定義力
	4.2 ULの枚挙可能性
	4.3 帰納的関数
	4.4 帰納的関数計算力
	4.5 TFの閉包順序数
5. 否定情報
	5.1 非単調推論
	5.2 閉世界仮説
	5.3 失敗即否定規則
	5.4 有限的失敗の特徴付け
	5.5 プログラムの完備化
	5.6 完備化の模型
	5.7 失敗即否定規則の安全性
	5.8 失敗即否定規則の完全性
	5.9 等号公理と恒等
	5.10 まとめ
6. 一般目標
	6.1 SLDNF-溶融
	6.2 SLDNF-導出の安全性
	6.3 はまり
	6.4 SLDNF-溶融の限定的な完全性
	6.5 許容性
7. 層状プログラム
	7.1 準備
	7.2 層別
	7.3 非単調演算子とその不動点
	7.4 層状プログラム意味論
	7.5 完全模型意味論
8. 関連事項
	8.1 一般プログラム
	8.2 他の方法
	8.3 演繹データベース
	8.4 PROLOG
	8.5 論理プログラミング関数プログラミング統合
	8.6 人工知能への応用


第11章  表示的意味論
	P.D.Mosses:山田 眞市

1. 序論
2. 構文論
	2.1 具象構文論
	2.2 抽象構文
	2.3 文脈依存構文
3. 意味論
	3.1 表示的意味論
	3.2 意味関数
	3.3 記法の慣例
4. 領域
	4.1 領域の構造
	4.2 領域の記法
	4.3 記法上の約束事
5. 意味記述法
	5.1 リテラル
	5.2 式
	5.3 定数宣言
	5.4 関数抽象
	5.5 変数宣言
	5.6 文
	5.7 手続抽象
	5.8 プログラム
	5.9 非決定性
	5.10 並行性
6. 文献ノート
	6.1 発展
	6.2 解説
	6.3 変形


第12意味領域
	C.A.Gunter and D.S.Scott:山田 眞市

1. 序論
2. 関数帰納定義
	2.1 cpoと不動点定理
	2.2 不動点定理の応用
	2.3 一様性
3. エフェクティブに表現した領域
	3.1 正規部分posetと射影
	3.2 エフェクティブに表現した領域
4. 作用素関数
	4.1 積
	4.2 Churchのラム記法
	4.3 破砕積
	4.4 和と引上げ
	4.5 同形と閉包性
5. べき領域
	5.1 直観的説明
	5.2 形式的定義
	5.3 普遍性と閉包性
6. 双有限領域
	6.1 Poltkin順序
	6.2 閉包性
7. 領域の帰納定義
	7.1 閉包を使う領域方程式の解法
	7.2 無型ラム記法モデル
	7.3 射影を使う領域方程式の解法
	7.4 双有限領域上の作用素表現


第13章  代数仕様
	M.Wirsing:稲垣 康善,坂部 俊樹

1. 序論
2. 抽象データ型
	2.1 シグニチャと項
	2.2 代数計算構造
	2.3 抽象データ型
	2.4 抽象データ型の計算可能性
3. 代数仕様
	3.1 論理式と理論
	3.2 代数仕様とその意味論
	3.3 他の意味論的理解
4. 単純仕様
	4.1 束と存在定理
	4.2 単純仕様表現能力
5. 隠蔽関数と構成子をもつ仕様
	5.1 構文と意味論
	5.2 束と存在定理
	5.3 隠蔽記号と構成子をもつ仕様表現能力
	5.4 階層仕様
6. 構造仕様
	6.1 構造仕様意味論
	6.2 隠蔽関数のない構造仕様
	6.3 構成演算
	6.4 拡張
	6.5 観測的抽象化
	6.6 構造仕様代数
7. パラメータ仕様
	7.1 型付きラムダ計算によるアプローチ
	7.2 プッシュアウトアプローチ
8. 実現
	8.1 詳細化による実現
	8.2 他の実現概念
	8.3 パラメータ化された構成子実現と抽象化子実現
	8.4 実行可能仕様
9. 仕様記述言語
	9.1 CLEAR
	9.2 OBJ2
	9.3 ASL
	9.4 Larch
	9.5 その他の仕様記述言語


第14章  プログラム論理
	D.Kozen and J.Tiuryn:西村 泰一,近藤 通朗

1. 序論
	1.1 状態,入出力関係,軌跡
	1.2 外的論理,内的論理
	1.3 歴史ノート
2. 命題動的論理
	2.1 基本的定義
	2.2 PDLに対する演繹体系
	2.3 基本的性質
	2.4 有限モデル特性
	2.5 演繹的完全性
	2.6 PDLの充足可能性問題の計算量
	2.7 PDLの変形種
3. 1階の動的論理
	3.1 構文論
	3.2 意味論
	3.3 計算量
	3.4 演繹体系
	3.5 表現力
	3.6 操作的vs.公理意味論
	3.7 他のプログラミング言語
4. 他のアプローチ
	4.1 超準動的論理
	4.2 アルゴリズム論理
	4.3 有効的定義論理
	4.4 時制論理


第15章  プログラム証明のための手法論理
	P.Cousot:細野 千春,富田 康治

1. 序論
	1.1 Hoareの萌芽的な論文の解説
	1.2 C.A.R.HoareによるHoare論理のその後の研究
	1.3 プログラムに関する推論を行うための手法に関するC.A.R.Hoareによるその後の研究
	1.4 Hoare論理概観
	1.5 要約
	1.6 この概観を読むためのヒント
2. 論理的,集合論的,順序論的記法
3. プログラミング言語の構文論と意味論
	3.1 構文論
	3.2 操作意味論
	3.3 関係的意味論
4. 命令の部分正当性
5. Floyd-Naurの部分正当性証明手法とその同値な変形
	5.1 Floyd-Naurの手法による部分正当性証明の例
	5.2 段階的なFloyd-Naurの部分正当性証明手法
	5.3 合成的なFloyd-Naurの部分正当性証明手法
	5.4 Floyd-Naurの部分正当性の段階的な証明と合成的な証明同値性
	5.5 Floyd-Naurの部分正当性証明手法の変形
6. ライブネス証明手法
	6.1 実行トレース
	6.2 全正当性
	6.3 整礎関係,整列集合,順序数
	6.4 Floydの整礎集合法による停止性の証明
	6.5 ライブネス
	6.6 Floydの全正当性証明手法からライブネスへの一般化
	6.7 Burstallの全正当性証明手法とその一般化
7. Hoare論理
	7.1 意味論的な観点から見たHoare論理
	7.2 構文論的な観点から見たHoare論理
	7.3 Hoare論理意味論
	7.4 構文論と意味論の間の関係:Hoare論理健全性と完全性の問題
8. Hoare論理の補足
	8.1 データ構造
	8.2 手続き
	8.3 未定義
	8.4 別名と副作用
	8.5 ブロック構造局所変数
	8.6 goto文
	8.7 (副作用のある)関数と式
	8.8 コルーチン
	8.9 並行プログラム
	8.10正当性
	8.11 プログラム検証の例
	8.12 プログラムに対して1階論理拡張した他の論理


第16章  様相論理時間論理
	E.A.Emerson:志村 立矢

1. 序論
2. 時間論理の分類
	2.1 命題論理 対 1階述語論理
	2.2 大域的と合成的
	2.3 分岐的 対 線形
	2.4 時点と時区間
	2.5 離散 対 連続
	2.6 過去時制 対 未来時制
3. 線形時間論理技術的基礎
	3.1 タイムライン
	3.2 命題線形時間論理
	3.3 1階の線形時間論理
4. 分岐的時間論理技術的基礎
	4.1 樹状構造
	4.2 命題分岐的時間論理
	4.3 1階の分岐的時間論理
5. 並行計算:その基礎
	5.1 非決定性と公平性による並列性のモデル化
	5.2 並列計算抽象モデル
	5.3 並列計算の具体的なモデル
	5.4 並列計算の枠組みと時間論理の結び付き
6. 理論見地から時間論理
	6.1 表現可能性
	6.2 命題時間論理の決定手続き
	6.3 演繹体系
	6.4 モデル性の判定
	6.5 無限の対象の上のオートマトン
7. 時間論理プログラム検証への応用
	7.1 並行プログラム正当性に関する性質
	7.2 並行プログラム検証証明論的方法
	7.3 時間論理による仕様からの並行プログラム機械合成
	7.4 有限状態並行システム自動検証
8. 計算機科学における他の様相論理時間論理
	8.1 古典様相論理
	8.2 命題動的論理
	8.3 確率論理
	8.4 不動点論理
	8.5 知識


第17章  関係データベース理論の構成要素
	P.C.Kanellakis:鈴木 晋

1. 序論
	1.1 動機と歴史
	1.2 内容についての案内
2. 関係データモデル
	2.1 関係代数と関係従属性
	2.2 なぜ関係代数か
	2.3 なぜ関係従属性か
	2.4 超グラフデータベーススキーマの構文について
	2.5 論理データベース意味について
3. 従属性データベーススキーマ設計
	3.1 従属性の分類
	3.2 データベーススキーマ設計
4. 問合わせデータベース論理プログラム
	4.1 問合わせの分類
	4.2 データベース論理プログラム
	4.3 問合わせ言語と複合オブジェクトデータモデル
5. 議論:関係データベース理論のその他の話題
	5.1 不完全情報の問題
	5.2 データベース更新の問題
6. 結論


第18章  分散計算モデル手法
	L.Lamport and N.Lynch:山下 雅史

1. 分散計算とは何か
2. 分散システムモデル
	2.1 メッセージ伝達モデル
	2.2 それ以外のモデル
	2.3 基礎的概念
3. 分散アルゴリズムの理解
	3.1 挙動の集合としてのシステム
	3.2 安全性と活性
	3.3 システム記述
	3.4 主張に基づく理解
	3.5 アルゴリズムの導出
	3.6 仕様記述
4. 典型的な分散アルゴリズム
	4.1 共有変数アルゴリズム
	4.2 分散合意
	4.3 ネットワークアルゴリズム
	4.4 データベースにおける並行性制御


第19章  並行プロセス操作的および代数意味論
	R.Milner:稲垣 康善,結縁 祥治

1. 序論
2. 基本言語
	2.1 構文および記法
	2.2 操作意味論
	2.3 導出木と遷移グラフ
	2.4 ソート
	2.5 フローグラフ
	2.6 拡張言語
	2.7 その他の動作式の構成
3. プロセスの強合同関係
	3.1 議論
	3.2 強双模倣関係
	3.3 等式による強合同関係の性質
	3.4 強合同関係における置換え可能性
	3.5 強等価関係上での不動点の唯一性
4. プロセスの観測合同関係
	4.1 観測等価性
	4.2 双模倣関係
	4.3 観測合同関係
	4.4 プロセス等価性上での不動点の唯一性
	4.5 等式規則の完全性
	4.6 プロセス等価性に対するその他の概念
5. 双模倣等価関係の解析
	5.1 等価性の階層構造
	5.2 階層構造論理的特性化
6. 合流性をもつプロセス
	6.1 決定性
	6.2 合流性
	6.3 合流性を保存する構成子
7. 関連する重要な文献

2011-08-23

フジテレビデモに出くわして色々考えさせられた

1974年に開館した「船の科学館」が、今年9月末で本館展示を休止する。

近くの日本科学未来館には3回ほど行ったことがあるし、お台場メディアージュの中にあるソニーエクスプローラサイエンスにも1回行ったのだが(どちらもオススメ)、船の科学館は一度も行ったことが無かった。

ので昨日行ってきた。

 

原子力平和利用」という言葉意味が変わってしまった今となっては複雑な思いで見る、原子力船むつの1/50模型。 

スクリュープロペラを持たない(!)超電導電磁推進船なんて研究があった(日本が完成させ、そして消えていった)という驚きの事実

「バルバスバウ」といえば某バーチャロンを思い出すけど、本当はそれは船首構造名前だったということ(http://p.tl/mNmu)。

ラジコン模型しか知らない水陸両用ホバークラフトの実物が、人を乗せて航行/走行している映像

 

駆け足で見たのだけど、船に詳しくない私でも色々と興味を持って知識を得ることができて、とても面白かった。

休止前の特別料金で、ふつう700円のところ200円なので、興味と時間がある方はぜひ行くといいと思う。

 

それはともかく。

 

 

いったん本館から出て南極観測船宗谷」を見学しようとすると、道路側にとんでもない数の(何百人単位の!)人が集まっていた。

ぽつぽつと日の丸を持っている。

 

そう、噂の「フジテレビ抗議デモ」が、今まさに出発しようとしていたのである

まりの人の多さに呆気にとられて、私は宗谷の甲板からデモの列を最後尾まで見届けてしまった。5人1列に並んで、最前列スタートしてから最後尾がスタート地点を通るまで、30分以上。どう少なく見積もっても1000は下らない人数だ。

 

主催者発表では参加者は6000人、デモに好意的でないスポニチ報道

でも4000人が参加したとされている。

 

とにかくそれだけの人数の人たちが、

フジテレビ偏向報道をやめろー!」『やめろー!!』

韓流ブーム捏造をやめろー!」『やめろー!』

「私達はK-POPなんて聞きたくないぞー!」『聞きたくないぞー!』

シュプレヒコールをあげながら行進しているのである

 

この光景は衝撃的だった。

 

どんなデモにせよ、多くの大人が団結して主張をしながら行進するのはそれだけでインパクトがあるのかもしれない。でもその主張が

冤罪を許すなー!」とか

日本農業を守れー!」とか

米軍基地移転反対ー!」とか

原発を止めろー!」とか

そういうものならまあ、そういう主張の人が頑張っているのだな、と理解できる。でも今回は違う。

 

もちろん、一般に偏向報道はよくない。私もアナログ停波以降はフジテレビを(テレビを)見てないし、フジテレビが善良なテレビ局だとも思わないし、『HEY!HEY!HEY!』をたまに見ると必ず韓流懐メロの特集をやっていてつまらないなあとは思っていた。それに、普段から韓国製」の買い物は避け、できるだけ国産を買うようにしている。特に韓国製のCD-RDVD-Rは非常に質が低いのだ。韓流スター名前ペヨンジュンしか知らない(KARAメンバー石川梨華パロディみたいな顔の子がいるのは知ってる)。言うまでもないけど、竹島日本領土である

 

けど、ポイントは「フジテレビ韓流ゴリ押し」なのか?

それに反対するために、何千人もの人がお台場デモ行進をしてるのか?

しかも、多くは外見的にごく普通の老若男女が!

 

ネット情報を「テレビでは報道されない真実なんだ!私たちが立ち上がらなくちゃいけないんだ!」と盲信した中高生が集まっちゃうならまだ分かる。でも私が見た限りでは、参加者は本当に老若男女で、300人に1人くらいは、私と同じくらいの年齢(20代)の、おしゃれな今時の女性もいた。おじさん・おばさん・お兄さん・お姉さん・そして親に連れられてきた子供も。

 

そのデモでの主張が、「フジテレビ韓流ゴリ押し反対」でいいのか?

日本は、大丈夫なのか??

 

 

…これが、私の第一印象である

しかし第一印象はそれが正当なものである吟味されねばならない。

 

 

(1)「もっと重要な問題があるだろう」

 

彼らへの評判をネットで探してみた。よくあるのが、「テレビがどうこう言う前に、主張すべきもっと重要なことがあるだろうよ」というものだ。

 

でも、この批判って、既に他の「もっと重要なこと」のためにアクションしている人にしか、言う資格はないはずだ。

自分twitterとかネット勝手なこと言ってるだけなのに、実際に体で活動してる人を言葉だけで「それをやるならこっちをやれ」というのは、単なるネット弁慶じゃないか

 

はいえ実は私も、その批判に共感しないではない。

というのも、正直、民放の放送内容がどうこうよりも、領土問題だとか、人権侵害救済法案外国人参政権という、それこそ韓国とも関係大ありな政治問題のほうがずっと重要だと思うからだ。

 

ただ、思うに、そういう政治重要事案じゃないからこそ、これだけ多くの人が集まったのかな、とも思う。

韓流ゴリ押し反対」というのは、政治的なようでそれ自体は政治問題ではなく、「公共的な性格をもつ国内民間企業への批判」にすぎない。だからこそ、特定の政党に関与したり変に利用されることなく、これだけの人を動員できたということはあるだろう。日本人の多くが「政治」より「テレビ」に関心を持っているという事実も、今回の動員に味方した。

 

「もっと重要なことがある」と言っても、「もっと重要なこと」にはどうしてもキナ臭い政治が絡んできて、ネット上でさえこんな大きな潮流を作れないだろう。その意味では、対韓国政治問題のとっかかりとして大きなデモを行うには、むしろ今回のテーマベストだったとすら言えるのかもしれない。

 

(2)「嫌なら見なきゃいい」

北野武さんや岡村隆史さんはこういう批判をしたらしい。

これに対する再反論は、もうすでに定式化されているようだ。

作家・深水黎一郎さんが簡潔に整理しているが、簡単に言うと、

 

テレビ局は<公共の>電波を独占して使っているのだから勝手な偏向放送をしておいて『嫌なら見るな』は通用しない」

 

ということ。

嫌なら見なきゃいい、と言われる前から私は確かに見てないのだけど、見てもらってる側がそれを言っちゃいけない。放送法という後ろ盾もあるのだからテレビ局にはそれに基づいた良心的な経営が求められるのは当然だろう。ただし、ただでさえテレビ不遇の時代に、自局グループの商売を有利に進めようとするのは営利企業としては当然で、そのへんは線引きが難しいところではある。

 

 

(3)陰謀論

フジテレビ抗議デモは、原発から目をそらすための陰謀だ!」。

こういうツイートmixi日記は複数あった。どんなところにでも陰謀論はあるものだ。面白い

 

 

(結論)

デモを批判する理由は私にはない。

しかし「韓流ごり押し」に対しては、私はどう考えるべきなのか?

政治的問題に関しては比較的冷静な狼板をのぞくと、「ブームってそういうもんだろ」という書き込みを目にした。

確かにそうだと思う。

韓流ブーム捏造、なんていうけど、ブームなんてたいがい作られるものだ。

結局今回の問題は、それが誰の目にも「行き過ぎ」「ごり押し」と捉えられるほどのものになってしまったという所にあるのだろう。

私としては、前に書いたように、「竹島は守るべき」「人権侵害救済法案危険」と思っているし、他にも例えば、「在日外国人犯罪者の偽名報道は反対!!!である。その点だけについて言えば右翼であるのかもしれない。

ただ「反フジテレビ」については、何とも言えないのだ。

だってフジテレビから韓流を引いたからと言って、番組面白くなるとも企業体質が良くなるとも全然思えないのだもの

それに私は、そもそもフジテレビがあっても無くても、まったく困らない。

とりあえず現段階では、「フジテレビがこんなにバカなことをやってるよ~」とネット上に確かな情報拡散させておけば、それで十分という気もする。

デモに参加する気には、とてもなれないのだ。

 

 

追伸

今回のデモを妨害しようと、大音量で君が代を流していた右翼街宣車がいたが、ああいう品位のない国歌の利用には大反対だ。

2011-07-06

彼氏ジェット戦闘機好きだったので別れた

F-15ジェット戦闘機が好きなようで、丁寧に作り分けされたプラモデルを見せながら、

この機体はJで、この機体はFX、とこれまた丁寧に楽しそうに説明された。申し訳ないけど冷めた。

どうしてかはわからない。理屈ではないのだと思う。ただ、すーっと、冷めた。

10年間付き合ったからこそ、心を許して趣味をさらけ出してくれたのかもしれないけど、

残念なことに今私の心の中は、この10年間は何だったんだろうという虚しい気持ちでいっぱいだ。

元彼は「増田嫉妬してしまうなら軍用機プラモを全部実家に送ってもいい」というメールを送ってきたけど、

そういう問題じゃない。冷めてしまったものはもうどうしようもない。そもそも嫉妬ではない。

結婚して模型を処分してから夫の様子がおかしくなっていたら洒落にならなかった。

10年間ふいにしたとはいえ、そうなる前に知れて本当に良かった。

http://anond.hatelabo.jp/20110705212458

2011-03-08

http://q.hatena.ne.jp/1299557798

何の写真かはぱっと見でわかるのだが、どうやってこの角度から撮ったのかがとっても気になる。

模型とかなのかな?

2010-11-19

好きになることをがんばっていた

特に深い情熱はないけれど、何となく好きということで大学に入り6年建築勉強をする。

卒業して10年間、設計職業にしてきた。

さっき、同級生が独立開業している事務所のHPを見て思った。

「オレはこいつほど建築情熱がないわ」

この16年、建築を「好きになること」をがんばっていたのだと気がついた。

同級生は昔から止めろと言っても建築のことを考え、図面や模型をつくっていた。

僕はと言えば図面や模型をつくればそのうち好きになるんじゃないかとがんばっていたのだ。

なんということだ。

そしてそのことに今気がつくとは。

しかしなにか、肩の荷がおりたような気がする。

そうだ。

無理な高みを目指さなくてもいいんだ。

今できる範囲が、理想よりも低くとも楽しめる範囲でいいんだ。

楽しくなければ止めてもいいんだ。

これをあきらめというとそうかもしれないが、

新しいスタートと受け取ることができる気が、今ならする。

そう16年たった今なら。

2010-11-06

眠い眠い眠い眠い

昨日は22時に寝て9時に起きた。

昼ごろから眠くなったので13時に寝て16時に起きて

今ものすごく眠くなってる。

ここで寝てしまうのはもったいない気がする。

生理前の眠気は異常。

女子高通ってたときに、全校生徒で講演会を聞いた。

なんだったんだろう。性教育みたいな内容だったんだけど。

男性器の模型が出てきて、歓声あがったりして。

そんときに、講師の方が

生理前は眠くなるのが当然なのだから、

勉強しなくちゃと無理に起きてなくていいんだよ。

生理前だから仕方ない、と諦めて寝てください」

と言っていて、妙にほっとしたのを思い出した。

2010-09-06

解剖実習

実習で解剖に行ってきました。

電車バスを乗り継いで、大きな大学病院へ行ったのですが、

遺体の保存状態が非常に悪く、心が痛みました。

また、肝硬変の方の肝臓は、非常にいたいたしいもので、ショックでした。

実習の前後には皆で黙祷するのですが、

いったいみんなは何を思っているんだろうかと考えました。

医療系の学校に入るとすぐ、命とか尊厳とかいったテーマについて熟考する間もなく、

圧倒されるほどの大量の情報に突如さらされます。

授業では日常的に、この病気は致命率何パーセントとか

そういった言葉慣用句のように使われます。

こんなことを繰り返しているうちに、患者さんに病名を告げる瞬間の空気の重さとか、

分からなくなっていくんでしょう。

それと、学校での生徒同士の会話も気になるところです。

忘れ物をしたらアルツハイマーじゃないのとからかってみたり、

怒りっぽい人にピック病じゃないのと言ってみたりとか、

そういった冷ややかな冗談が飛び交います。

それに、医学専門用語を使って下世話な下ネタを言う人もいます。

こうやって日常会話で医学用語を使うと、よく記憶できて試験対策には効果的なのだけれど、

それ以上に大切なものが失われていく気がします。

高潔な志をもって医大に進む多くの人々が、ぶしつけでデリカシーのない医者になってゆく環境がまさにここにあります。

それに、知識が増えれば増えるほど、

たとえばがんという病気の死亡率はそれほど高くなく、もっと恐ろしい病気はほかにいくらでもあるということが分かります。

でも、目の前にいる患者さんにとって、苦しいことは苦しいことであり、不安なものは不安なのであって、

そういうときに、ほかの病気比較してものを言ったりする医療従事者は無神経だと思います。

子育ての本に、子どもが抱える悩みは、問題の大きさではなく子どもにとっての悩みの大きさで受け止めてあげなきゃいけないとありました。

たとえば、迷子というのは子どもにとって大問題です。

実際には親は数十メートル離れた場所にいるかもしれませんが、

絶対的信頼といってもいいほどの信頼を寄せ、依存する大人が、突如視界から消えるのです。

しかも、周りは自分よりずっとせの高い人たちに囲まれています。

こういうとき、子どもの感じ方を親が受け止めるのは大切です。

患者さんもしかりです。

相手にとってどれほどつらく苦しいことかを察する能力は本当に重要だと思います。

物事を客観的に見すぎるのがいかに危険な考え方かを思い知ります。

学校にいると、そういう一般的な感受性を損ねるような言動にしょっちゅう直面して、

いつのまにか自分も鈍感になってきていることに気づいたりもします。

本当に怖いです。

正直、ご遺体とどう向き合っていくべきか、自分の中で今も考えがまとまっていません。

無理にまとめようとする必要はないのかもしれません。

ある意味、答えはうやむやのままで、腑に落ちないものを意中に留めておくべきなのかもしれません。

もはや実物と模型の区別がつかなくなっている教授よりはましです。

これからも、こういったことを考える時間を大切にしていって、

忙しすぎる日常に飲み込まれないようでありたいです。

2009-11-15

http://anond.hatelabo.jp/20091115003907

増田だけど、昔のNHK番組が結構好きだったなあ。

シルクロードとか今見ても面白いです。

(演出なさすぎてつまんない人も多いかもだけど)

地球大紀行とかも面白かった。

最近NHKもそんなに嫌いじゃないけど、

随分民放っぽくなっちゃったなーと思って寂しくなることあるな。

あと、最近TVニュースフリップ模型使うことが減ったので

ハンドメイド感がなくなっちゃったのが残念。

・・・こういうなんつーかしょうもない意見を垂れ流す辺り、

もう自分老害だなって実感する・・・。

2009-10-27

漫画非モテはてな非モテ

非モテっつうのは大雑把に二種類に分けられると前から思っていました。

漫画型の非モテ」と「はてな型の非モテ」。

漫画型の非モテ」はみなさんも子供の頃からフィクションで繰り返し刷り込まれてきた、

カリカチュアとして完成されたキャラクターです。

モテなくて、善良で、情熱があって、女性にちょっと優しくされたらすぐ好きになって

基本的に女性を崇拝してるというか信じ込んでるようなところがある。

誰からも愛される間抜け。幸せ

はてな型の非モテ」は皆さんが日頃からここやネットでよく目にしているアレ、

現実にいっぱい居る不定形もてない男です。

モテなくて、邪悪で、懐疑的で、女性の行動の功利的動機を見抜くのが大好きで、

基本的に女性嫌悪してるというか憎んでるようなところがある。

誰からも愛されにくい根性曲がり。不幸せ

今日、「漫画非モテ」が殺された事件がニュースになっています。

彼は模型製作界隈で名の知られた41歳会社員で、結婚詐欺女に自殺に見せかけて殺されました。

死の20時間前に更新された彼のブログの最後のエントリでは

少しはしゃぐような調子の無邪気な結婚報告とこれからの希望が書かれていました。

まるっきり完璧ペロリと騙されているんですよ。(それで何で殺すのか分からんけど)

41年もモテない人生をおくってきながら、

そんな自分にすり寄ってくる女性に怪しさを感じる程度の理性や客観性も持ち合わせなければ

発作的に懐疑と憎しみを向ける程度のミソジニーも養っていなかった彼は

間違いなく善良な人でした。漫画に出てくる間抜けみたいに。

で、なんで今時こんな人がまだ居るんだろう。

なんでズバリと凶悪結婚詐欺が見つけ出して無意味に殺すんだろう。

なんかアジア漁村で貴重な古代魚を水揚げするもそのまま食っちまったってニュースを思い出した。

そしてやっぱり善良さで幸せ掴むってのは無理なんだね。

2009-10-05

http://anond.hatelabo.jp/20091005160549

問題は、趣味家計や体面に影響するケースで。

「へー、そうなんだ」で済むケースは、相手に要求する許容値だって低い。

ゲームやら、模型でさえ、結構もめる話は聞くし、酷ければ離婚になる。

今回のケースは美少女フィギュアが絡んでるから、それを許容してくれる相手は、本当に貴重だ。

2009-09-24

夫が悪いのになーと思う

http://anond.hatelabo.jp/20090923222216

「奥さんが鉄道模型を嫌がっている」って認識がちゃんとあったのなら、外に倉庫借りて移してしまったはず。一畳月9千円で借りられるでしょうに。奥さんが嫌がってることが本当にわかっていれば、奥さんと同居させるなんて無謀なことはするわけがない。

ちなみに、2DKに住んでいたとき、私は本を集めるのが趣味で、夫は本嫌いだったから、本は段ボール箱に入れて押し入れの下段奥に積み上げておいた。夫の目につくとこに置いとくなんて危ない真似は出来ない。

物事の本筋から言えば、たとえ夫婦でも「他人の物を勝手に処分」なんて、「奥さん、共依存じゃないの? 自他境界が甘過ぎ」となるような事例だけれど、2DKでは物理的に離れる方法が無いのだから、旦那さんはきっちり配慮すべきだった。

もし、この奥さんが、夫に対して、多少なりとも愛情があるのなら、売っばらった模型を全部買い戻してきて、押し入れの奥に積み上げておき、旦那さんに「ほら、ここよ。広い家に越せたら出していいから」とでも言えば、旦那さんは張り切って仕事に行くかも知れないね。

いずれにしろ「相手の気持ちを考える」ということからは、ほど遠い人達で、むしろ「よく、こんな相互理解で結婚したなあ」と勇気をたたえたくなるほどだ。

2009-09-23

鉄道模型を捨ててから、夫の様子がおかしい

何年か前にWebで読んで、それからズーっと気に掛かってる話。

上にコレクションについての話がありましたけど

私は夫のコレクションを捨ててしまって後悔した立場でした

鉄道模型でしたけど

かなり古い模型がまさに大量(線路も敷いてて一部屋使っていた)という感じでした

結婚2年目ぐらいから「こんなにあるんだから売り払ってよ」と夫に言い続けたのですが

毎回全然行動してくれずに言葉を濁す夫にキレてしまい

留守中に業者を呼んで引き取ってもらえるものは引き取ってもらいました

帰ってきた夫は「売り払ったお金は好きにしていい」「今まで迷惑かけててごめん」と謝ってくれました

残っていた模型も全部処分してくれたのですごく嬉しかったです

でもその後夫は蔵書をはじめ自分のもの全てを捨て始めてしまいました

会社で着るスーツワイシャツや下着以外は服すらまともに持たなくなり

今では夫のものは全部含めても衣装ケース二つに納まるだけになってしまって

あまりにも行きすぎていて心配になり色々なものを買っていいと言うのですが

夫は服などの消耗品以外絶対に買わなくなってしまい

かえって私が苦しくなってしまいました

これだけ夫のものがないと夫がふらっといなくなってしまいそうですごく恐いのです

こういう場合ってどうしたらいいんでしょう


この夫婦はもう別れただろうと思う。

旦那さんは、奥さんが鉄道模型を捨てたときに

  • 妻は家を広々と使いたかったのに、自分の物を置いて狭くしてしまっていた。妻は広い家が好きなのに。本当に申し訳なかった
  • これからは、広々と使えるように、なるべく物を置かないようにしよう

と思った筈。

じゃあどんな物を置いて良くて、どんなものは処分するのかと考えると

  • 鉄道模型は置かないことにして処分した。ここにある蔵書は、鉄道模型より大事だろうか?
  • 鉄道模型だって処分したんだから、それより重要でない蔵書は当然処分しよう

となる筈。

  • じゃあ、この自分の物は?
  • これを処分して鉄道模型を残すなら解るけど、鉄道模型だって処分したんだからこれも処分だな

と、やっていって、残ったのが

ということで、スーツケース二個に収まる荷物。

でも旦那さんは、もっともっと考えていく筈。

鉄道模型より大事でないものは置かない」を原則に、奥さんのために、もっともっと広く家を使えるように頑張る筈。

そして、ある日、

  • どうも自分がいると、これ以上は家が広くならない

ことに気付く。

  • 色んな物を置いて、家を狭くしていてゴメンね

という手紙を残して、スーツケースをもって家から出ていっただろうなあ。

※今回読み返してゾッとしたのが「残っていた模型も全部処分してくれたのですごく嬉しかったです」の一文。

 奥さんは旦那さんがどんな気持ちで謝ったか全く理解してない。言葉をそのまま受け取って「作戦大成功」ぐらいな感じでいる。

 別れたときはちょっと辛いかも知れないけど、「私は旦那よりも『広い家』が好きなのよ」と開き直って人生を送って欲しい。

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