「有機溶剤」を含む日記 RSS

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2010-07-21

若者シンナー離れで、塗装業の未来はどうなるのか

ネット上のあちらこちらで、「若者の**離れ」がネタになっている。馬鹿馬鹿しいと思いながら、いろんなネタを見ると面白くもある。問題がありそうなものもあれば、なんの問題も無く、ただの淘汰というだけの事もある。まあネタの1つとして楽しんでいたんだけど、つい最近、業務上で問題になりつつある事があって、それが若者の**離れといった表現が適切のような気がしたので書きとめておく。

いちおう検索して、類似の記事が無いか探したけど無かった。けど5年前に「全国的に進む少年シンナー離れ」という記事があったのでご紹介。

http://www004.upp.so-net.ne.jp/kadokura/rport20051226a.pdf

若者シンナー離れの何が問題なのかというと、昔はシンナー目当てに、塗装業界若者が集まっていた。大抵はシンナーにやられて去っていくんだけど、一定数は耐性が強いのかまともになったのかという感じで、まっとうな職人が育っていく。良いのか悪いのかはさておき、常に人は供給されていた。

ところが、若者シンナー離れにより、業界若者が入らなくなってしまったのだ。

塗装というのは一見、誰にでもできるような、簡単な作業に思われるのだけど、薬剤の調合、色あわせ、塗膜の調整などなどを、その時の温湿度、日照量に合わせて調整が必要であるし、作業のスピードも適切に行われなければ品質は保たれない。なかなかに難しい仕事である。

又、塗装を行う場所、下地、形状に合わせて適切な塗料を選定する設計も難しい。そもそも塗料というもの自体、実はちょっと難しいモノ、物性である(使わない時は固まってはいけない、使った時に固まらなければならない、物に付く側は物にしっかり付着する必要があるが、大気に晒される側は他の何物も付着しては困る、剥がれては困るけど、剥がしたいときには剥がれないといけない。それら全てを満たしつつ、施工性がよく、色も安定していなければならない。接着剤に似ているようで、要求されるコトはもっと多い)

とにかく、人が寄って来ない業界になってしまったようだ。塗料メーカーなどはちゃんとしたエンジニアが育っているんだろうが、実際に施工する人が激減している。シンナー離れを抜きにしても、有機溶剤が体を蝕むのは間違いないので、人が集まらない。非常に困った状態になっている。

なにがしかの職人を目指している人がいたら、塗装業も少し考えてみてください。ライバルは少ないです。重宝されます。

2010-02-05

http://anond.hatelabo.jp/20100205004620

ガソリンという爆発物が電解液という爆発物に変わるだけ。どーってことない。

そういう意味ではガソリンリチウムイオン電池ハイブリッドは無理筋だと思う。最終的にはニッケル水素先祖返りするとか、キャパシタ使うとかして有機溶剤の電解液を使わない方向に持っていって欲しいんだが。

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