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2019-07-23

[]anond:20190723224440

獺祭会社説明会女性差別を受けた話

獺祭を作っているメーカー旭酒造という会社名で、山口県東部岩国市にある。

地元広島の私はUターン(Jターン?)就職視野に入れて、旭酒造会社説明会に行った。

会社説明会には、男子が5人、私を含めて3人の女子がいた。

内容は至って普通会社説明会で、会社事業内容やこれから選考予定の説明を受けた。

その会社説明会には社長桜井氏が直々に来ていた。

桜井氏は社長にしてはかなり若々しかったので驚いた。スーツのよく似合う、カッコいいおじさまだ。

桜井社長は、売上げが伸びているので給料に反映していること、ニューヨークで酒蔵を作っている話などを語ってくれた。

事業説明を聞いているときはかなり魅力的に感じており、ぜひともこの会社で働きたいと思っていた。

ただ、旭酒造では10日間にわたるインターンに参加することが選考の条件らしい。

正直なところ、大学の近くの大阪に住んで他の会社選考も受けている私にはかなりスケジュールが難しい。

その選考スケジュールを聞いた時点で、自分には無理かな、とは思っていた。

質疑応答時間になって、私ではない女子が手を挙げた。

「毎年、女性採用が1、2名ですが、女性は不利なんでしょうか」と彼女質問した。

パンフレットを見ると、ここ数年は男性10名以上雇っているにも関わらず、確かに女性は1人か2人だった。

桜井社長特に憶することもなく、次のように答えた。

メーカーで力作業もありますので、男性が多くなる傾向はあります。ただ、私は女性能力男性と同等、特に差別することな活躍できると考えております。」

この発言に、私は怒りを覚え、そして絶望した。

どうせ女性差別するなら、そんなタテマエを言わない方がよっぽどマシだと思った。

時間労働ができるか、という意味での体力ならば、性差よりよほど個人差の方が大きいだろう。

でも、腕力は男女での性差歴然存在する。

腕力雇用を絞るのが合理的なら、東京医科大は数十キロバーベルを持ち上げられることを入試基準に入れてしまえばよかったのだ。

緊急時患者搬送する必要があるため」とでも理由をつけて。

全ての業務腕力必要なら、そういった能力主義も許容することができた。

しかし、旭酒造女性が働いていないのかというと、決してそんなことはない。

ただしそういった女性は、パートタイマーとして働いている。

私が工場見学した際には、たくさんの女性段ボールの箱組みやラベリングを行っていた。

昔、獺祭特集したテレビ番組内(がっちりマンデーだったと思う。うろ覚え)では、品質管理を行う女性の姿を見た記憶がある。

杜氏カンではなく、計測可能な数値で味を保っているとかで、そのデータ取りを行っていたのはパート女性だった。

要するに、どうしても腕力必要な力作業があることを理由に、正社員には男性を採る。たとえ、管理職になってから仕事には腕力必要でなかったとしても。

力の必要の無い業務には非正規女性を安く雇って充てる。

彼女たちは重要業務を任されてはいても、それ以上のキャリアアップ給与のアップも望めない。

正社員給与は引き上げたのかもしれないが、パート給与最低賃金に毛の生えたような、普通の時給だった。

しかしたら、パートになるよりない当事者主婦たちにとっては、旭酒造は働きやす会社なのかもしれない。

でも、力の必要のない業務を全てパート給料で済ませてしまえば、そこに正社員女性入社する余地はない。

それが男女差別でなくて、いったいなんなのだろう。

この話は数年前のことなので、今は体制が変わってきたのかもしれない。

最近世間で「女性が働きやす会社」と呼ばれるものが、子育て女性けが時間を割くことを前提としていたり、時間の都合がつきやすい代わりに夫の収入無しではとても成立しないような薄給だったり。

そんなことが多くて絶望したので、今更のように思い出してこれを書いている。

獺祭会社説明会女性差別を受けた話

獺祭を作っているメーカー旭酒造という会社名で、山口県東部岩国市にある。

地元広島の私はUターン(Jターン?)就職視野に入れて、旭酒造会社説明会に行った。

会社説明会には、男子が5人、私を含めて3人の女子がいた。

内容は至って普通会社説明会で、会社事業内容やこれから選考予定の説明を受けた。

その会社説明会には社長桜井氏が直々に来ていた。

桜井氏は社長にしてはかなり若々しかったので驚いた。スーツのよく似合う、カッコいいおじさまだ。

桜井社長は、売上げが伸びているので給料に反映していること、ニューヨークで酒蔵を作っている話などを語ってくれた。

事業説明を聞いているときはかなり魅力的に感じており、ぜひともこの会社で働きたいと思っていた。

ただ、旭酒造では10日間にわたるインターンに参加することが選考の条件らしい。

正直なところ、大学の近くの大阪に住んで他の会社選考も受けている私にはかなりスケジュールが難しい。

その選考スケジュールを聞いた時点で、自分には無理かな、とは思っていた。

質疑応答時間になって、私ではない女子が手を挙げた。

「毎年、女性採用が1、2名ですが、女性は不利なんでしょうか」と彼女質問した。

パンフレットを見ると、ここ数年は男性10名以上雇っているにも関わらず、確かに女性は1人か2人だった。

桜井社長特に憶することもなく、次のように答えた。

メーカーで力作業もありますので、男性が多くなる傾向はあります。ただ、私は女性能力男性と同等、特に差別することな活躍できると考えております。」

この発言に、私は怒りを覚え、そして絶望した。

どうせ女性差別するなら、そんなタテマエを言わない方がよっぽどマシだと思った。

時間労働ができるか、という意味での体力ならば、性差よりよほど個人差の方が大きいだろう。

でも、腕力は男女での性差歴然存在する。

腕力雇用を絞るのが合理的なら、東京医科大は数十キロバーベルを持ち上げられることを入試基準に入れてしまえばよかったのだ。

緊急時患者搬送する必要があるため」とでも理由をつけて。

全ての業務腕力必要なら、そういった能力主義も許容することができた。

しかし、旭酒造女性が働いていないのかというと、決してそんなことはない。

ただしそういった女性は、パートタイマーとして働いている。

私が工場見学した際には、たくさんの女性段ボールの箱組みやラベリングを行っていた。

昔、獺祭特集したテレビ番組内(がっちりマンデーだったと思う。うろ覚え)では、品質管理を行う女性の姿を見た記憶がある。

杜氏カンではなく、計測可能な数値で味を保っているとかで、そのデータ取りを行っていたのはパート女性だった。

要するに、どうしても腕力必要な力作業があることを理由に、正社員には男性を採る。たとえ、管理職になってから仕事には腕力必要でなかったとしても。

力の必要の無い業務には非正規女性を安く雇って充てる。

彼女たちは重要業務を任されてはいても、それ以上のキャリアアップ給与のアップも望めない。

正社員給与は引き上げたのかもしれないが、パート給与最低賃金に毛の生えたような、普通の時給だった。

しかしたら、パートになるよりない当事者主婦たちにとっては、旭酒造は働きやす会社なのかもしれない。

でも、力の必要のない業務を全てパート給料で済ませてしまえば、そこに正社員女性入社する余地はない。

それが男女差別でなくて、いったいなんなのだろう。

この話は数年前のことなので、今は体制が変わってきたのかもしれない。

最近世間で「女性が働きやす会社」と呼ばれるものが、子育て女性けが時間を割くことを前提としていたり、時間の都合がつきやすい代わりに夫の収入無しではとても成立しないような薄給だったり。

そんなことが多くて絶望したので、今更のように思い出してこれを書いている。

2014-12-10

http://anond.hatelabo.jp/20141129222108

そこにあって、よなよなエールヤッホーブルーイングとか獺祭旭酒造とかはレベル高い仕事してるよなって思う。

(いろいろと苦難の歴史があるのは知ってるけど)

地方でもああい面白い仕事を生み出せるんだっていう事実を示したのは希望だと思う。

でもそんな能力を持った地方民は、人口比で見ても東京の1/10とか1/100しかいないだろうな。

そもそも大多数の地方民は仕事に対して「面白い」という概念が成り立ちうることを理解してないと思う。

もっとこう、日々の糧として薪割り水汲みしてたみたいな世界観の延長線上に今も生きている。

 
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