はてなキーワード: 旧姓とは
潜在的に「もし、変えなくても不利益がないとしたら、変えなかった」って層がいる。その層がどれくらいかはわからない。わからないんだけど、
わかってると思うけど、システムを変更することはそれ自体が社会的なコストなわけで、
夫婦別姓を採用することが、社会的なコストを支払ってなおお釣りがくるだけのメリットがあるということを立証、あるいはそれができなくとも国民を納得させないとダメだよね。
旧姓の通名使用が認められてきているこの時勢で、公的なものまで別姓を押し通さなければならない差し迫った理由があるとは思えない。
そもそもこれは「夫婦別姓」ではなく、「旧姓を使用することについての法的な保障」があれば、ほぼ事足りることであって、牛刀をもって鶏を割こうとしているようにしか思えない。
クローズアップ現代|家族の名字 どう考えますか? ~“夫婦別姓”のゆくえ~
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3744_all.html
読んだわけだが。
資格関連って、旧姓の利用が当たり前になれば済む話で、結婚の時に一生同姓でいくか別姓でいくかを考えるのとは違うに思うのは俺の頭がおかしいのか?今の時点で、戸籍に記載されている氏名しか利用出来ない証明書も、旧姓のまま継続できればいいだけに思える。
一人娘しかいなくて姓が無くなるだなんて、今に始まった問題でもないし、姓が無くなることと一人娘が一生独身であることを天秤にかけたら、答えなんて決まってそうなもんじゃないかな。そもそも、別姓のまま結婚しても、子どもが妻側の姓じゃなければ問題を先送りするだけで、じっちゃとばっちゃが死ぬ時に安らかに眠れるだけでしょう。そもそも選択制夫婦別姓が始まっちゃったら、姓に関する価値観が違う男性とは深い中にはならないでしょう。何もプロポーズ後にはじめて話題になるものでもないし。
人格の否定、女性差別はそのとおりだけど、ならなおさら現在の状態で夫に改姓が当たり前になるほうが、差別は減るだろうし、旧姓のまま仕事を続けるのが当たり前になるなら、戸籍上の名前は夫が変更してもいいってことにもなりやすいと思うのだが。
一部の学者女性には大きな価値があるのかもしれないけど、その他大勢のモブな女性にとっては、選択制よりも旧姓の利用が当たり前になるほうが全然メリット大きいと思うった次第です。
組織じゃなく個人で仕事する人は名前の連続性が重要なんだよ。自分の業績の証明=自分の名前で今までに出した作品(論文とか)、だから。
仕事だけ旧姓で続けるという手もあるが、法的な名前と違っていると何かと面倒も多い。例えば国際会議で発表するために外国に入国しようとして、入国審査でいきなりそのことを証明しろとか言われて自分の論文を見せて説明するハメになる、なんてこともある(実体験)。そこでパスポートと論文著者名が違ってるとややこしいことになる。そういうのに備えて主催者からレターを貰っておくこともあるけど、仕事で一貫して旧姓を通し会議にも旧姓で申し込んでたらレターもその名前で来ちゃうかもしれないし。
そういうので困る人なんてごく少数だよ。でも実際に困る人が別姓を選べるようにしようってだけで、全員に別姓を強制しようってわけじゃないだろう。
以下は一般の方向けの解説です。「源しずか」が結婚して「野比しずか」になったとします。
「研究者の名前」=「論文に記載する名前」 です。漫画家や小説家のペンネームと考えるとわかりやすいでしょう。
結婚したしずかちゃんの選択肢は『業績リセットして本名(野比しずか)で再スタート』、『旧姓(源しずか)を無理矢理継続』の2つです。多くの人は後者を選択しています。しかしこの場合、例えば以下のような状況に直面して困ることになります
「源しずか」の申請した科研費を使って「野比しずか」の出張費(航空券代とホテル代)を支払った。しかも「源しずか」は日本に存在しない上、「野比しずか」は研究所に存在しないことがわかった
米国の研究所に出張することになった。入国審査において Invitation letter は「S. Minamoto」、パスポートは「Sizuka Nobi」。さあどうする?
研究者にとってかなり怖い状況です。前者は研究不正の疑いをかけられるかもしれませんし、後者はスパイやテロリストを疑われるかもしれません。
(これはジョークではありません。この辺りは分野によって違うのかもしれませんが、少なくとも僕の分野は非常に厳しいです)
最もセキュリティの厳しいのは米国の研究所です。僕の知っている研究所は
といった流れになります。ここで問題になるのは(2)の入国審査です。
Invitation letter は「S. Minamoto」でパスポートは「Sizuka Nobi」
といった状況になります。偽名と疑われるかもしれません。ただでさえ「お前核兵器開発しているだろ」「してねーよ」で毎度揉めるのにこれ以上のトラブルは避けたい。
以下のPDFに従って必要書類を準備し、通るまで食い下がりましょう。
ここで作った両姓併記のパスポートがほぼ唯一の身分証明書になります。また、以下の回避策でも必要になります。
研究者番号で管理されているからです。かつては揉めたそうですが、先人達の努力により現在ではまずトラブルになりません。大変ありがたい事です。
という部分ですが、上記の両名併記のパスポートを取得していれば、航空券もホテルも「源しずか」で予約する事ができるようになります。