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2023-09-30

9/30 復讐は私にまかせてを観る

今日バイト休みだった。


消退出血で朝から下腹部痛がする。ガスだまりなのかみぞおち辺りもキリキリする。それに、昨夜ささいな事でbadモードに入り、大泣きしたので目もパンパンだ。そういう日は外に出て散歩した方がスッキリするのだが、痛みや浮腫みを言い訳にして、一日中家にいた。ああ、憂鬱だ。


昨日のbadモードが抜けきれず、あんなに性格の良いカレと別れようかと思い始めたので、気分転換映画でも観る。まさかアマプラ100円セールに、以前、新文芸坐で上映されていて興味があった、復讐は私にまかせてがあったので、クリックする。”アザだらけになりながら、恋に落ちていく―”に惹かれた。


全体的にフィルム撮影の画面のざらつき、大味でシュールストーリー唐突なENDといった荒削りな感じが、どこか70~80年代アジア映画彷彿させる。好きだぞ、こういうの。最近映画にありそうな綺麗な(笑)背景に繊細で傷ついたやつらがでてくる辛気臭いタマでっかちがつくる映画よりもな。それにバイオレンスではあるが、殺伐としていなくて、インドネシアの緑豊かな自然のせいか、どこか湿気を感じるスロー不思議映画だった。観葉植物好きとしては、エバフレッシュがそこら中に自生していたり、アデニウムが鉢植えされていたりと植物観察も面白かった。もう一度バリ島に行きたいなぁ。


映画が終わって、ふと携帯を覗くとカレからLINEがきていた。それだけでもう別れようなんて思いがどこかにすっ飛んでいった。しょーもないなぁ。

2021-12-19

映画が観られるようになった話

映画が好きだった。いや、大好きだった。

こんな事を言ったら蓮實重彦に怒られそうだ。でも、有村昆なら許してくれそう。

本当に映画が大好きだった。

映画館には年に百回以上行っていた。TOHOシネマズイオンシネマユーロースペース、シネマカリテ、ギンレイホールシネマヴェーラ、新文芸坐早稲田松竹地域映画上映会……。

コロナ禍になってからは行ける機会がほぼなくなった。そして、映画館の経営危機ニュース。SAVE the CINEMA の募金が始まったらすぐに入金した。世界が元に戻ったら、毎日のように映画館に通おう。そう思っていた。

8月のコロナワクチン接種から副反応が出た。

2日程度で終わると言われたが、私の場合は終わらなかった。どんどん悪くなっていき、事前に言われてた副反応以外の事が起こり続けた。

たまたまだろうと気楽に放置していたが、放置すればするほど悪くなった。1ヶ月目あたりから色々な医者に診てもらったが何もわからない。やがて、通院すら厳しい体調になった。家でほぼ寝たきりの生活

それぐらいから初めてネットで調べた。本当に珍しいようだが、私のような人が相当数いるらしかった。みんな困っていた。診てくれる病院が無い。

どうやら最悪のくじを引いてしまったらしい。

ずっと映画のことを考えていた。

接種直後から首と肩の激痛が始まって「これじゃ映画館には行けないな」と思った。

九月の終わりには自宅ですら映画が観れなくなった。5分ほどで強い症状が出てきたからだ。どうやら映画はかなりの負担がかかるようで「二度と映画は観れないかもしれない」と思った。

それから映画を観なかった。何度も試して、身体の反応と映画が結びついてトラウマになるのが怖かった。

4ヶ月が経ち、いろいろな出会いがあった。

いくつかの症状は対症療法苦痛が抑えられる事もわかった。ほぼ寝たきりに変わりはないが、症状をコントロールするための武器が増えた。

ふと、ネットフリックスを見る。

『チック、チック…ブーン!』が配信されている。ずっと気になっていたミュージカル映画。『RENT』を作ったジョナサンラーソンの自伝舞台原作だ。

ラーソン自身は35歳で早逝している。大動脈解離による急死。ウィキによると、正しく診断されていれば亡くなっていなかっただろうと書いてある。妙な親近感を覚えてしまう。

テレビからドゥーンという音が鳴る。懐かしいネットフリックスのSE

手元のApple Watchを見る。心拍数は安定している。

映画が始まる。

カメラ存在意識していない俳優の姿。懐かしい。

これは持論だが、テレビラジオ映画の大きな違いは「出演者カメラへの意識」だ。もちろん、映画であろうと演者カメラ意識している。だが、原則として「俳優カメラ意識していないように見えている事」がその良し悪しに直結する。テレビラジオはその点がもっと緩いのだ。多くの映画監督が「俳優は演技しなくてよい」と言っているが、これはある種逆で映画観客こそが「演技をしない俳優」を求めているのだ。

妙なこだわりを吐露してしまったが、要は映画独特の演技をしている人間を久しぶりに見ることができたのだ。

それだけで嬉しかった。喜怒哀楽を揺さぶるシーンでもないのに涙が流れる。流れ続ける。

手元のApple Watch心拍数を見る。心拍数は安定している。

物語は続いていた。

『チック、チック…ブーン!』は90年代ニューヨーク舞台にしたミュージカル。美しいメロディウィットに富んだ詞、そして優しい物語

主人公三十路前のジョナサンミュージカル作曲家を夢見ており、彼の周囲には貧しい芸術家たちがいた。ダンサー恋人LGBT広告マン、そしてHIV友達

HIVなので「やあ、今日T細胞は順調だったよ」なんて会話が出てくる。ああ、似たような会話、今日SNSでもやったなあ。

観ている間、ずっと涙が止まらなかった。

幕が下りる。物語が終わる。最後まで心拍数は安定していた。

観終わった後、鋭い眼痛とやや強い頭痛が長時間続いたが、幸いにもひと眠りしたら収まった。どうやら通して観るにはまだ早いらしい。

それから週に1回だけ、30分おきに休憩を入れながら映画を観るようになった。

途中で止めるなんて、以前の私なら映画への侮辱だと思っていたかもしれない。

でも、いいじゃないか

ラーソンのミュージカルRENT』に「SEASONS OF LOVE」という歌がある。

歌詞がなかなか興味深い。

525,600分、この人生における一年分の時間を人はどうやって測るんだろう?というような内容だ。

歌にはいろんな単位が出てくる。コーヒーを淹れた回数、笑った回数、喧嘩した回数。

自分も思い浮かべてみる。

Suicaを改札にかざす回数。

スーパー食材を選ぶ回数。

上司に怒られる回数。

後輩に冗談を飛ばす回数。

朝の散歩で澄んだ外気を吸い込む回数。

映画館に行く回数。

8月を境に数えられなくなったものがたくさんある。

何で測ればいいんだろう。何で測れば救われるのだろう。

ジョナサンラーソンは「愛で測ろう」と書いた。

まりにも青臭くて暑苦しい言葉

でも、いい言葉だと思った。

例えまったく外出できなくても、これから何かを、誰かを愛する事は出来る。

そして、こうなってしまってから助けられた、たくさんの愛を数える事ができる。

決して今までの人生に負けてない。

現に『チック、チック…ブーン!』を観た時の感動が、私に残っていた映画への愛そのものであるはずだから

2018-11-07

映画館の上映スケジュール一覧サイトがよくあるけど、手打ちなんだろうか

google検索映画.comのようなサイトで上映中の映画スケジュールが見られるが、これは手打ちでやっているのだろうか。

というのも大手でない、新文芸坐シネマカリテのようなサイト最初に上映スケジュールの1次情報が公開されている。

これは何らかのスケジュールの表をphpなりrubyなりpythonで展開すればweb pageとして成立する。

しかし、元のスケジュール表は公開されていないので他のサイトで利用しようとしたら上映スケジュールサイト情報手打ちで打つしかないのではないだろうか。

自分が知らないだけかもしれない、、もし何か有用APIをご存知の方いたら教えてくださいませ

2016-07-21

http://anond.hatelabo.jp/20160720221102

Yahoo!知恵袋でやれクソザコナメクジ

そんなん名画座行って二本立ての映画観てくればいいだろ

新文芸坐とか、

シネマヴェーラ渋谷とか、

飯田橋ギンレイとか、目黒シネマとか、

1000円+いくら時間潰れるぞ

2009-03-14

さっき平成ライダー10周年作品を見たが、本当に唖然とした

さっき仮面ライダーディケイドを見たが、本当に唖然とした。

俺は断言するが、あのファイナルフォームライド映像を見て感動して仮面ライダーを視聴する奴は馬鹿だ。これは100%断言できる。

何であれがいいと思うの? なんであれの玩具買うの? 本当に分からない。あれCGじゃん。機械で描いた絵だよ? 誰だってあれ見てCGだって言うのは一瞬で分かる。それで感動するって本気で馬鹿なんじゃない? 

あれがいいっていうのは、頭がおかしいとしか言いようがない、というか、脳が退化してるんだよ。それしか説明がつかない。つまり、大野剣友会CGの動きが区別つかなくなってるんだよ。だからいいと思って見る。これは馬鹿としか言い様がないだろう。日本の将来は大丈夫か?

前にもちょっとガメラの回転ジェットCGで描かれた時、池袋新文芸坐オールナイト(あんなところ行きたくなかったが)で見たが、なんであんな人気あるんだろう。あとついでにその平成ガメラの大ファンだっていう落語家が撮った怪獣映画も見た。これならまあ100歩譲って納得できなくもないが、ただ当然プロ映画監督とは比べるのも失礼な程だし、三本立てオールナイトならまあ一回観てもいいかな、という程度だ。何回も観るほどではない。ただ上映後は拍手の嵐。アホか。本物を知らないヌルオタばっかなのかあそこは。ろくなもんじゃないな。

俺ははっきり言うが、もっと人間が本気で戦ってる特撮を観るべきなんだよ。じゃないとおかしい。プロスーツアクターが毎日どれだけ苦労してるか知ってるか? 演技トレーニング筋トレ、体型や体調の管理、食事管理、書けばきりがない。大好きな酒、タバコも我慢して頑張ってる人もたくさんいるし、ライダーマンみたく安定した職じゃないから毎日不安と戦ってる。そういう方が心を込めて戦ってる特撮を観ずに、機械の絵を観る。ほんと死にたくなるね。どうしてあの機械の絵を観るかね。わからない。世の中不思議だらけだ。

本当におまえら頭冷やして考え直せよ。おまえらは馬鹿か、またはブームに乗せられてるだけだ。まあそれを馬鹿と言うんだがな。

http://anond.hatelabo.jp/20090308152436

http://anond.hatelabo.jp/20090308152436

 
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