はてなキーワード: 支持基盤とは
お久しぶりです。かつて増田でブログを書いていたとある地方公務員です。
http://anond.hatelabo.jp/20120922164617
とある地方公務員が日々思ったことを10のコラムに分けて書いてみた
http://anond.hatelabo.jp/20121012225331
http://anond.hatelabo.jp/20121013233222
http://anond.hatelabo.jp/20121015233513
http://anond.hatelabo.jp/20121022220611
選挙も終わり、案の定自由民主党が最大多数を獲得して、これで安倍政権の長期政権が見えましたね。
これが果たして、これからの日本にとって良いことなのかどうかは今後注視しなくてはいけません。
この数年で公務員という立場から、安倍政権、アベノミクス、国土強靭化、地方創生、など書きたいことがたくさんあるのですが、今回は最近話題となった選挙について書いてみたいと思います。
今回は選挙を通じて、自民党、民主党、共産党について書きました。
なお、思いつきでズラズラ書いていますので、その点は悪しからず・・・
都市部では維新の党や次世代の党、などニュー政党が選挙活動を展開していましたが、基本的に地方の国政選挙は自民党の独壇場で、対抗できるのはほとんどいない状況です。
対抗するはずの民主党も地方にそもそも組織を持っていない(弱い)ので、頼みの支持基盤である労働組合、自治労、日教組、部落解放同盟といったところが動くわけですが、
いやはや、自民党を支持する組織はあまりに広く農協、商工会議所系、青年会議所などなど、当然自民党には青年部、青年局も組織しており、役員は
たいがい地元の中小企業や町内会の役員も兼ねているので、やはり強い基盤をもっているわけですよ。
そこに県議会、市議会、町議会、村議会と末端までわたる議員をフル動員して選挙を展開するわけですから、圧倒的に組織力に差があるのですね。
そんな地方において強固な組織をもつ自民党が、さらに創価学会を事実上の支持母体として存在する公明党と組んでいるので勝てるわけがないのです。
まさに「小選挙区は自民党候補、比例は公明党」という最強のタッグなのです。
意外と思うかもしれませんが、候補者がいない、選挙カーに乗っていないなんて普通です。
候補者がベテランであるほど、自分の選挙区はお国家老の重鎮県議に選対を任せて、自分は若手の応援に行くと、奥さんが回るのですが、そこは先述の自民党の組織力で候補者の穴を埋めるわけですね。
誰も選挙カーなんて見ないわけです。大事なことはその候補者のカンバン、知名度なのですから、別に本人が乗っていようがいまいが関係ないんですね。
皆さんご存知と思うかもしれませんが、役所の組合は大きく2種類あります。一つが共産党系の組合、全労連系の「自治労連」と民主党系(旧社会党)の組合、「自治労」に分かれます。
ちなみに、公務員のほとんどはなんとなくみんな組合に加入して、なんとなく毎月組合費を払っているわけです。
んで、そのお金は組織対策費という形でその組合が支持する政党に流れるわけです。いわゆる組合活動の延長線上の政治闘争というやつです。
だいたい、組合は先程の自治労連系と自治労系で内部対立をしていると思いますが、やはり、圧倒的に自治労系が強いのが相場なのではないでしょうか?
なので、組合の書記長、委員長ポストは自治労系が占める状態になるので、組合は民主党系候補を応援するわけです。
え、公務員は選挙活動できないのでは?と思ったと思うかもしれませんが、これには抜け道があります。
具体的には、離れた町に組合活動として、泊まり込みでビラ配り、ポスティング、ポスター貼りをするわけです。
これは他の自治体でも行われているのではないでしょうか?
実際、民主党はサポーターという形で組織を広げようとしても、いざ選挙となると動かない。
公務員だろうがなんだろうが、組合活動の延長線上でやっているだけ、なのですから。
このように実働部隊としての組合は民主党になくてはならない存在です。なので脱組合を掲げるのは良いのですが
最近、民主党候補の事務所でスタッフとして働いたら、組合幹部が偉そうだったという内容だったと思いますが。
それはその通りです。というか、組合の専従って何であんなに偉そうなんですかね?笑
共産党については、じっくり書きたい(笑)のですが、選挙に限ると、本当に票がぶれないですね。
共産党支持者の9割は固めてきます、これは公明党も同じですが、やはり共産党ですね。
しかし、共産党支持者がどんどん高齢化していくという切実な問題を抱えています。
なので、民青を使ってなんとか大学生をオルグしたいわけですが、新規会員はあまりいないようです。
だいたい、親も共産党で、子も民青というようにだいたい共産党も世襲?のように続くものですから。
票がブレないというのは、裏を返せば、無党派層に浸透していないのです。
票を守るがゆえに、柔軟なことが言えない。気づく人も多いですが、共産党の候補者はみんな同じ事を言ってますし。
演説スタイル、話し方も同じ、なんというか、自民党のもつ勢い、熱い感じというより、語りかけるような感じ。
なので、本当に党が中心にあり、あくまで地方組織は細胞なのだなぁとつくづく感じます。
そして、小選挙区は別としても、比例区は共産党に入れた人も多いのではないでしょうか?
共産党はなんだかんだで、現在の日本政治における唯一の反自民党の受け皿になっているところに日本政治が行き詰まりを感じます。
個人的には共産党は地方に必要だと思うし、日本においても必要だと思いますけどね。
アベノミクスなんてあんまり関係ない。争点になりません。一応自民党候補者はアベノミクスを宣伝しますが、あんまりわかっていない。
昔のように新幹線が来る、道路が通る、ということが今はあまりできませんし、結局そういう政策うんぬんよりも目に見えるハードのインフラ誘致
それが最もわかりやすいんですよね。
アベノミクスでも関係あるとしたら、第三の矢といわれる成長戦略でしょうね。
とはいっても、地方に関係ある農業分野でいえば、結局狙いは農協解体して、JAバンクの金が欲しいんだろ??と郵政民営化で苦しんだ地方民としては
思うわけですよね。これから、いろんなコンサルが地方、中山間地域に入ってきて「スキーム」「シナジー」という言葉をお年寄りにレクをすると思うと・・・
で、だからといって、今更「人からコンクリート」的な政策をしても、いかんせん人手不足なんですね。
なので、不落、不調続き。
はてさて、今後果たして再分配が地方の隅々まで行き渡るのか。。。
ということは選挙では議論されず、まあ、他よりマシと言う理由でやはり自民党がダブルスコアで勝っちゃうんですね。
自民党支配という言い方が正しいかわかりませんが、果たしてアベノミクスが地方の発展に寄与しているのか?
むしろ、円安による物価高、追い打ちをかける消費税増税、など地方にとっては苦しくなるばかりです。
あと、下野して自民党が右に寄った感もあり、かつての自民党保守本流といわれた宏池会的な憲法観から清和会系の改憲路線がもはや自民党を支配しているのも
かつての自民党は、経済政策は社民政策、政治政策は憲法の枠における解釈によって積み上げてきました。それが、スピード感、強力なリーダシップの名の元にバラバラにされました。
今の自民党はネオコン、ネオリベ的な感じもあり、ぶっちゃけ安倍さんもアベノミクスを強調している割には、経済よりも頭の中は戦後レジームの脱却、亡きお祖父様の悲願を成就
が最も関心があるんじゃないかなぁと思い、地方創生もそんなにプライオリティ高くないんじゃないかと疑ってしまいます。
とはいえ、しばらく自民党政権下、最も言えば安倍長期政権の下で我々公務員は働くのですから、十分に研究しなくてはいけないですね。
と、ほらね。結局散漫なレポートとなりました。だらだらの長文にお付き合い頂きましてありがとうございました。
ご質問などがありましたら、ブクマのコメントにてお願いします。答えられる範囲でお答えしますゆえ。
ブログを始めました
今回の中国というか、いつもの中国にそこまでの思惑はあるだろうか。
基本姿勢として、アジア一帯は本来、華人の物くらいの傲慢さで、目の前の利権に手を伸ばしているだけではないか。
でも、だからこそ元増田が言うとおり全面戦争の危険はあると思う。
・
あくまで限定戦争でしかないエリアの奪い合いが、さて、華人にはどう写るだろうか。
彼らは天誅くらいのつもりで過剰な攻撃をする。
限定的なエリアの防衛のために敵の軍事基地及びその支持基盤(都市部)に攻撃を加えることもあり得る。
・
元増田が、いうとおり、見渡せば中国を軍事的に牽制できそうなアメリカは不景気からの軍縮であえいでいる。
もしかしたらまずい状況かもしれない。
http://anond.hatelabo.jp/20140210161627
増田です。
冒頭の18歳云々については気を引くために過激に書いてしまった嫌いはあります。私も若い頃は石原氏に熱狂しました。個人的には田母神氏は正直な良い人柄で魅力的な方だと思います。しかし彼もまた神輿に乗せられた人なわけです。
自民党内で左右に政権を交代できた時代は終わっています。かつての支持母体は疲弊し崩壊し足腰は弱っています。投票率は下がり実得票数は心もとない。創価学会と官僚に両肩を支えられているような状態です。
安倍人気が一段落付いた時、公明党の影響力に対抗するため新保守(田母神支持層)に支持基盤を求める自民党議員がいないと言えるでしょうか。小政党の限界を感じる維新系議員をグループに取り込むかもしれません。その過程で『資金を持った極端な考えの扇動者』が自民党を実質的に簒奪し変容させる可能性を米ティーパーティーになぞらえて示したつもりです。
世迷言・妄言ではありますが、自民党左派への攻撃が始まり選挙結果と合わせてみると外堀は埋まって来た感があり書いてみた次第です。お膳立てが済んだ時、カネと才能のある扇動者が暗躍しない事を期待するだけです。
波乱の選挙が終わりましたね。
この際に、以前の選挙の応援に駆り出されたときの記憶を、箇条書きで書き残してみる。
主に自分の記録だけど、面白く読んでくれる人もいるかもしれないし。
身バレしないように書くつもりだけど、念のため特定の人を非難するようなことは書かないでおく。
まぁ、漏らしたらこまるような情報なんて知らないけどね。選挙実施前ならともかく、今となっては。
あと、ネット選挙解禁前の話なので、今の状況とは若干ずれがあるかも(とはいえ、基本は変わらないと思う)。
・両手で手を包み込むように握手してくる人とか、ハグしてくる人とか選挙事務所にたくさんいて、気持ち悪かった。選挙事務所の周辺だけ、一般社会とはマナーが違っている感じ。ヤクザな世界だと思いました。
・選挙の達人らしきおじーちゃんがいたんだけど、「バブルのときたくさんお金使ったから今度は増税しなくちゃね」とかいってて、頭抱えた。経済学の知識あっても、当選するには役立たないしね~
・選挙のあいだ、事務所では政策に関して本気の話なんて一度も聞かなかった。どう演説で話すか、という話は聞いたけど。
・選挙って候補者はむちゃくちゃ忙しいです。寝る時間ない。千本ノックみたいな感覚で、演説できるところ片っ端から回り続けるんですわ。
・違う事務所のスタッフから協力してもらったり、今回はお世話になりますと挨拶にいったり、「身内」ではない人との付き合いも多いんだけど、表面は頭をさげるけど裏ではお互いによく思っていない、みたいな関係性ばかりで、心やすまらない。印象重視の世界で、表面だけは愛想よくお世辞もやたらいう人が多くて、疑心暗鬼になる感じ。
・公明党って組織化された強固な支持基盤があるので、この地区の信者は貸し出すよ、みたいな感じで、いろんな党に票を融通してるんだなぁ、みたいな風のうわさを聞きました。そりゃ敵に回しにくいですよね。
・選挙の手伝いするの好きな人ってけっこういるのね。お祭り男、みたいな感じで、いろんな党を渡り歩く人もいる。文化祭前日みたいな雰囲気、楽しいらしい。
・選挙カーの名前の連呼、うざいけど、公職選挙法を遵守した上で津々浦々にアピールするためには仕方ないのかな、と思う。すごくいい演説したとしても、結局名前がわからないと無意味なので。
・選挙にかかわってから、選挙活動に興味がわいてきて、各党の演説を注意して聞いてみたんだけど、維新の候補の残念感すごい。演説のうまさと政策の実現力は必ずしも一致しないと思うけど、駅とかでしゃべっているの聞いても、名前と「よろしくお願いします」とかしか言えてないのをみると、せめて就職面接ぐらいには演説の練習してこいよと思う。
・よくウグイス嬢が選挙カーに乗ってるのみるけど、あれって効果薄いと思う。あぁいう綺麗な声って、自動的に聞き流しちゃうんだよね。自動音声みたいな感じで。選挙カーも高いんだし、もうちょっと考えたほうがいいと思う。
・公職選挙法は、文字通りに解釈して安全ラインで活動してたら落ちます。OKとNGのびみょーな線引きがあって、そのあたりは選挙に詳しい人に聞いて把握します。たとえば、夜八時以降は活動しちゃいけないけど、旗とか事務所にゆっくりと持ち帰りつつ、家路につく人に「挨拶」したりするわけですよ。名前を口に出さず、票を入れてくださいともいわず、「こんばんわ」とかいってるだけならそれは挨拶なわけです。挨拶を禁ずる法はないですよね。お知り合いの支援をするときは、くれぐれもしっかりとそのあたりのことを調べて臨んでください。
・テレビでよく名を聞く人で、こいつ何してんだかさっぱりわかんね~と思っていた人が、実は日本中飛び回ってたんだ~ということがわかった。主に派閥ゲームの関係であり、政策を実行に移す、またはそのための組織作りという意味ではやっぱり何もしていないんだけど、体力だけは感心します。
・内訳を調べると、投票所単位でぜんぜんどの候補に入れているか違うので面白い。選挙カーでよく回ったところはやっぱりうちの候補の支持率も高くなっていて、効果あるのなーと思う。
・自分が選挙にかかわると、選挙特報むちゃくちゃ面白いし、何が選挙の結果を決めているのか、かなり理解できるようになる。選挙特番をより楽しむために投票にいく、という考え方もあるかも。
・何か具体的に政策として実現してほしいことがあったら、票を投ずること、政治家に直接働きかけることが一番だと思う。
抗議活動は、有権者には働きかけることができるけど、政治家に聞かせても行動を変えるのは難しいとおもうよ。なんというか、罵声にいちいち耳傾けてたら政治活動は辛くて仕方ないものになるからさ。こちらから何かしたところで、彼らが票入れてくれるわけでもなさそうだしさ~
「あなたはこんな悪いことをしてます!だからあなたはこの行いを正すのが当然です!」っていう相手に、耳を傾ける気になるかい?という話で。政治家は有権者に耳を傾ける義務があるとは思うけど、本気でその思いを届けたいんなら、届け方を工夫するべきだと思う。相手の義務にあぐらをかいちゃイケナイ、と思うな。誰もが票のことしか考えていないというわけではないと思うけど、自分に敵意をもっている、自分に何の影響も及ぼさない(抗議活動してくる人間は自分に投票しないし)人間の利益になるように行動してくれる奇特な人間ってそういないよ。
あ、でもね、デモじゃなくって、苦情を直接事務所に入れるのは一つのやり方だと思うよ。デモはお耳シャットすればいいけど、苦情電話は事務所のオペレーションを妨げるから、あれは実際困るんだよね。電話かかってきたら応対しなきゃいけないから、形だけであれ相手の言い分細かく聞くことにもなるし。
うさ晴らしや何かした感でなく、本当に政治に影響を与えたいなら、自分の怒りを未調理のままぶつけるんじゃなくって、どうやったら政治家が行動に移してくれるか、相手の身になって考えることが大事。
あとさ、投票もせず電凸もせず、政治家が糞だから投票しないのさと高らかに宣言する人へ。何をしゃべるのも別に自由だけど、投票しないことで、あなたは政治の糞化に確実に加担してますよ。自分の票に影響しない人間のいうことなんて、政治家は聞かないから。
児童ポルノ法改正による単純所持による逮捕の問題が分かってる候補となると
そういう市民派といわれる候補は支持基盤が貧弱で利益誘導型の政治をしないから
また、経済政策に疎い部分が多く、支持が広がらない一因となっている。
意見の違いから離反や分離が起きることが多く(民主党を見ればよくわかる)、
利益によって結ばれた組織でないから結束が弱く、意見が反映されにくい。
ボートマッチングや立候補者に向けたアンケートをによる回答や政策に対する対応を見て
一人一人、自分の意見にあった候補を選び出して投票やら支援するしかない。
前回の衆議院選で田中康夫が落選した時にツイッターで次の参議院選に比例で出るなら
6年前の参議院と同じく、田中康夫に私の一票を託しますと書いたのもこのため。
補足
原発は再稼働。
ばら蒔いて貧民票を買う。
というのは今は昔。
消費増税賛成。
っていったって、自民党(保守)と社会党(革新)の中間って意味だったはずだが、いまや自民も民主も変わり映えしないんで、中間も糞もない。
TPP賛成。
外交面はころころ変わるので読めない。
経済思想は東京と大企業に関しては保護主義だが、地方の保護には反対。
維新の会とほぼ主張は一緒。
致命的に経済音痴。
国の借金はどんどん大きくしたい党。
みずほの奇人ぷりがすごかったが、鳩山のレベルの違う奇人ぷりの前に忘れられた。
経済には無知(亀井と同レベル)なのに(逆に、「だから」か)ベーシックインカムを唱える党。
でも、だれも存在を忘れてる。
保護主義。
親米に加えて、親露。
今回の「ハシシタ」の件を、権力者の横暴や政治圧力の話にすり替える低劣さったらないよ
http://anond.hatelabo.jp/20121020111103
http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20121020111103
橋下の支持基盤っぽい、いわゆる保守ぽいネトウヨっぽい人達が塊として顕在化し始めたのが、在日や部落などの逆差別~利権糾弾がその走りだった事を思い返すと、方々の捻れたリアクションがまた味わい深いね。
何か勘違いブコメがあるので一言述べておくと、逆差別・利権化のために(部落)差別を利用するような行為も、今回のような橋下氏批判に利用したいがために(部落)差別の問題を政治圧力の話にすり替えるような行為も、同根・同類で低劣かつ本当の問題を矮小化し見えにくくするものだということである。
記事読んだけど全然差別記事じゃない。差別を錦の御旗にした権力側からの言論封殺恫喝とあっさり屈した情けない出版側。記事のどこが差別問題だかも示さずに何を言ってるんだか。
何が問題なのかも分からないとするブコメもあってびっくり。会見やニュースでも指摘されていたはずなのだが。
『橋下氏が自らの政治活動を差別批判にすりかえていることが問題』とかいう頓馬なブコメもあるが、今回の件は週刊朝日の記事も「政治手法を検証するつもりはない」と述べており、その結果として当然のことながら、それを受けた橋下氏側も政治活動への批判に対する応え・論点逸らしとして差別批判を持ち出しているわけではない。
「在日が、部落が」とか言って喜んでいた人が突然人権意識に目覚めたことは素晴らしいことです(棒読み)。/週刊朝日は外国人差別記事を平気に載せていたから「権力者による政治圧力に屈した」のが真相でしょ。
『「在日が、部落が」とか言って喜んでいた人が突然人権意識に目覚めたことは素晴らしいことです(棒読み)。』というブコメがあるが、これが、私がこれまで『「在日が、部落が」とか言って喜んでいた人』だという意味であるのならば、根拠もなくそのような侮辱的な認定・レッテル貼りを、他人に対して平気で出来る人間が存在するという事実に愕然とする。
なんじゃこら。他者が間違ってると言うだけで自説は言わない、てのは、そもそも自分の説をもってない人がよく用いるメソッドだね(実社会では通じないのでほぼネット限定だけど)。
また頓珍漢なブコメがあったが、問題のあると思われる行為に対して間違っていると指摘することは、それ自体が自説の開陳に当たるのだが。「いや、その行為は間違っていない」という反論だって可能なものだ。実際、橘玲氏などは
「血(ルーツ)」こそがひとの生き様を支配する、という人間観を持っている。佐野氏の作品が多くの読者を獲得したのは、こうした人間観が広く受け入れられているからでもある。
「日本国の首相の座を目指す公人は、父母や祖父母の代まで遡ってすべてのルーツを国民に開示すべきだ」
というのは、ひとつの思想信条として認められるべきであり、それを追求した今回の行為は間違っていないという形での反論を行なっている。
↓出身地域で部落認定なんてことが実際に行われていたことを知らない、知識不足で感度の低い人は、今回のようにどこそこは部落だと書くこと自体が大きな差別問題を引き起す記事となることだに理解出来ないんだなー
『出身地域で部落認定なんてことが実際に行われていたことを知らない、知識不足で感度の低い人は、今回のようにどこそこは部落だと書くこと自体が大きな差別問題を引き起す記事となることだに理解出来ない』蓋しごもっとも。ニュースでも指摘されていたのでここが問題点の大きな一つであることは周知だと思っていたのだが、違うようだ。そして、出身地域による部落認定で結婚が阻害されたれたりも現実にあった。
追記
今回の件は「橋下氏の人権が侵害された」という問題ではなく、上記とも絡むが、橋下批判をする中で橋下氏とは関係のない人たちに対する差別助長(およびそれに伴う人権侵害)の危険性があったという問題であろう。その点で「公人だから」「既出情報なのに」といった議論は見当違いの詭弁。もちろん橋下氏とは関係のない人たちだけではなく、今回のロジックでは、血を引き継ぐことになる橋下氏の子供たちに対しても大きな問題を孕んでいるが。
追記2
週刊朝日の「おわびします」記事においても、『同和地区を特定するなど極めて不適切な記述を複数掲載してしまいました』『多くの関係者を傷つける事態をまねいたことについて、深く反省』となっていて、
問題の中心が「橋下氏の人権が侵害された」ところには無いという扱い。妥当であるし、「橋下徹大阪市長の人権を侵害していない」からと今回の記事を擁護するのが如何に的を外した馬鹿げたものであるかも示している。
なお、同和地区を特定したも何もそんなのは既に衆知であろう、だから問題にはならないというのも、あの記事での同和地区の扱われ方 -橋下氏にネガティブなイメージを与えるための出汁にした- を考えれば通用しない強弁にすぎない。
医療生協や一部の労働組合などは、日本共産党の支持組織なんてレベルじゃない。赤旗を配布するような≒党員がそのまま活動していたりする、共産党そのものと言っても良い組織。
だから、選挙前になると実務そっちのけで党活動したりする職員もいて、最近では勤務時間中の党活動が普通の職員から問題視されたり、裁判になったりしているが、共産党の活動員側は、それを共産党への圧力だと認識してしまったりする。
また、共産党の支持基盤の多くは、そうした党活動が救う「底辺の人達」だ。
支持する理由の多くは、「○○さんが良くしてくれた」などであり、この辺りは自民や民主と変わらない。商店や農家のオッチャンが便宜を図ってくれた議員先生と懇意になるのと理屈は全く一緒。
日本共産党からは「普通の主婦」が出馬することが多いが、彼女らは医療生協や病院が主催するデイケアなどで地道に活動している人で、支持層の知名度は高い。
共産党でもたまに勘違いして、「若年層のアイドル的出馬」をやっちゃう人も居るが、失敗するのは実際の支持層であるジジババから認知されていないから。
とんでもない。
共産党からしたら支持層そのものだし、票田の開拓に他ならない。
何かイベントすると言えば持ち出しになるし、相手は実際に困ってる人であり、893じゃないから生活保護などの上前も撥ねない。
共産党幹部がどんだけ儲けてるかは知らないが、一市議会議員程度では、間違いなく苦労の方が多い。
党活動が趣味だという全共闘の生き残りが減ってきている昨今、赤旗を配る人も少なくなり、支持層と活動員の偏りから未来を感じない党ではある。
村役場のホームページをアメーバピグに全面移行してからもう2年になる。
日本初のアメーバピグ自治体利用で、なおかつ従来のホームページを廃止しての全面移行ということで、大きな話題になったのは記憶に新しい。
地元のテレビや新聞、ネットメディアでも大きく取り上げられて、村長は全国からの視察対応や講演に引っ張りだこ。
それまでは村の名物といえば、すっかりさびれた温泉と、もぐらレースしかなかったんだが、今では「アメーバピグ村」として有名になった。
批判的な意見が多かったが、議論の大部分は村の外で行われていて、多くの村民にとっては、いい悪いの前に「関係ない話」だった。
周りに聞いても、アメーバピグはもちろん、村のホームページも見る必要がない生活をなのだから当然だろう。
村長は、アメーバピグの共有性と双方向性が、村民との政策議論を行う上では必要不可欠だと言ってたけど、村の中では、駐在さんのバイクがヤマハからホンダに代わった事の方が大ニュースだったかな。
東京の回転寿司チェーンを指定管理者にして、水族館は年中無休に。
毎日たくさんの鮮魚を扱っているノウハウを生かし、館内には世界最長の寿司レーンを作り、魚を見ながら飲み食いできる水族館にする計画だ。
水族館の件も、村の外では問題点が指摘されていたが、村民で自分の問題として考えているのは寿司屋の源さんぐらいだった。
村役場の「おさかな大好き課」に泣きついたそうだが、「既得権益には屈しない。企業努力で頑張ってくれ。」と門前払いされたと元気がなかったな。
指摘された問題点として、「回転寿司屋を指定管理者に指定した経緯が不透明」「ポイントカードに蓄積される注文履歴の取り扱いは問題ないのか」などが指摘されたが、村長は「魚業界の既得権益に切り込む」「荒唐無稽」と繰り返すばかり。
「大体、深海魚なんて面白く無いんですよ。人気のある魚を揃えないと」と鼻息荒かった。
村民の多くは計画そのものを知らないし、計画を知っていても回転寿司を見たことがない人ばかりで良し悪しも判断できない。結局議会はすんなり通過して、今年の春には巨大な回転寿司屋がオープンした。
最初は物珍しさから客も多かったが、今では源さんの店のほうが賑わっているかな。
アメーバピグ村役場も、回転寿司水族館も、村民にはほとんどメリットがない話だった。
村長はいろいろ派手なことをやってきたが、それで村民が得することはほとんどなかったが、逆になにかデメリットがあったかといえばそうでもなかったので、村民の生活とはかけ離れたことをやっているイメージだった。
その仕組みはこうだ。
(1)村役場で奇抜な施策を実施する。(ただし、アメーバピグ化など奇抜だが村民に大きな不利益がないもの)
(2)賛否両論の議論が盛り上がり、全国的に村が話題になる。(村長自ら議論に参加して燃料を投下しさらに炎上させる)
つまり、「村役場で奇抜な事をやって、それを視察にきた自治体職員や議員が村にお金を落としていく」という、「地方自治体版炎上マーケティング」を確立したわけだ。
アメーバピグ村役場も回転寿司水族館も、炎上マーケティングの燃料にすぎないというわけだ。
もともと村の経済は温泉旅館に依存していたから、温泉旅館に客が入れば村が活性化する仕組みになっている。
しかし、さびれた温泉旅館に人を呼ぼうとすると、宣伝費用や設備投資が必要になるし、ライバルとなる温泉地も多い上に季節変動もある。
「地方自治体版炎上マーケティング」であれば、設備投資なし、季節変動関係無しで安定的に人を集めることができる。
仮に失敗したところで、ホームページや水族館なら村民が大きな不利益を被ることもないから、支持基盤から突き上げられるリスクも少ない。
巧みな「地方自治体版炎上マーケティング」のおかげで、村役場には視察の名のもとに全国から自治体職員や議員が押し寄せ、温泉旅館は毎日満室。
村の温泉に客が戻って、経済が活性化されたとなれば、今回の選挙で村長が再選されたのは当然の話ということになる。
いいことばかりのようだが、大きな問題点がある。
それは、「他の自治体住民に迷惑をかけることで成り立っている」ということだ。
自治体職員は業務として、議員は政務調査として、村にやって来て、温泉に泊まって帰っていくわけで、その金は税金だ。
つまり、全国の市や町の税金を「地方自治体版炎上マーケティング」によって自分の村に集めているのだ。
また、視察に来ても、ほとんどは自分の市や町では到底実現不可能だということを確認し、温泉につかって帰っていくんだが、たまに「地方自治体版炎上マーケティング」を真に受けてしまい、市のホームページをアメーバピグに全面移行してしまう所が出てきてしまう。
この村では誰も村役場のホームページを見てなかったから誰も困らなかったが、人口数万人の市になるとそうはいかない。そこの市民には随分苦労をかけていることだろう。
さて、無事再選を果たした村長はこれからも「地方自治体版炎上マーケティング」を加速して、全国からさらに金を集めていく。
全国の皆さんは、自分の自治体が巧妙な「地方自治体版炎上マーケティング」に引っかかって、大事な税金を吸い取られていないか、十分にチェックする必要がある。
だれも「自分は炎上マーケティングに引っかかっている」とは思っていないのが「炎上マーケティング」である。
アメーバピグ村役場や回転寿司水族館は、あなたにとって「遠くの知らない村の出来事」ではないのだ。
橋本氏の場合はそれなりに支持基盤があるし、そもそも首長という単体でそれなりの権威があるポストだから多少ブチ上げて回りを引っ張るという荒技ができる訳で。
同じことを同志の数がモノを言う議会でやっても、ただの駄々っ子になるだけ。
そもそもそういう「個人のエゴ」をなるべく殺す方向に動くためにたくさん人間を集めてるんだから。
<桐生市議>失職 放射能巡り暴言、ツイッターに書き込み
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120620-00000036-mai-soci
正直、今回の発言が無かったとしても、いつかこうなったように思えてならない。
庭山元議員の問題点は至って簡単。議会内で理解を得ようとしなかったこと。これに尽きる。
原則多数決で物事が決まる議会制度にあって、多数派工作をせず、自分が正しいお前らは悪人なんだから全員俺に屈服しろ、なんてやり口が通る訳がない。
議会は、事前に当局や多数派会派で打ち合わせされ、結論ありきの質疑討論が形式的に行われ、当局の思惑通りに可決されているだけです。
(公式ブログより)
それで回っていることが明らかな場に飛び込んで、自分だけという超少数派でひっかき回して、それでどうして勝てると思ったんだろう。
twitterの方を見ると、いろいろ懲罰動議を受けたことを自慢げに書いている。ブログにも「様々な嫌がらせや圧力がかかった」とある。自分は絶対的に正しいことをしていて、議会は悪の枢軸だから、悪者に邪魔者扱いされるということは自分は正しいことをしているのだ。そういう「正義の味方」にありがちな自己完結の構図が透けて見える。多分今でも、彼女と彼女の支持者は勝手にこう考えて完結しているのだろう。悪の議会は自分という正義の光に耐えられず、爪弾きにする道を選んだ。だから自分の活動は全面的に正しい、と。
正義という言葉はかくも恐ろしい。正義の前には個々人の都合や効率のいい回し方などという話は消し飛んでしまう。なぜなら正義だからだ。
暴言は暴言で問題なのだが、それ以上に議会と国を悪党と決め付け、尽くまでに蔑視して扱うその姿勢の方がむしろ原因である。敢えて議論の場であるとしても、相手の論に敬意を払わない人間は論客として失格である。それはもはや議論ではなく、相手を屈服させる行為でしかないから。そんな簡単な原因に、彼女が気がつく日は来るのだろうか。
政治に民意が反映されていないとして長らく選挙制度改革や利権構造の問題などがメディアで取りざたされてきましたが、実際には選挙制度が変わっても利権や圧力団体をいくら叩いても「民意が反映」されるようになるどころか政治がますます民意から離れていくだけでした。
「圧力団体」「利権」とは言いますが、「選挙」と絡み合ったこれらの動きは実は「政治」に最大公約数的な民意を反映させる仕組みでもあり、こうした構造の上に日本の政治では長期にわたる安定した政権と安定した成長が保たれてきました。
選挙制度改革も、結局、従来の支持基盤を分断・破壊し、政治に有権者の声が届きにくい構造へと変わっているのが実情です。
マスメディアがやってきたことは現実には「民意」の分断と「体制」の破壊であったと言えます。
マスコミ業界には元々「インテリゲンチャ=体制・権力の分け前にあずかれなかった知識階級」が多く、そのため必然的に反体制的な性格をおびてきます。
さらに大衆の人的ネットワークを破壊し、メディアがそれに取って代わることはマスコミの「利益」にも合致したために、この破壊活動は長く、執拗に続けられてきました。
その結果が55年体制の崩壊・そして史上希に見る無能政権などの政治の混乱であると言えます。
マスメディアに悪意がある黒幕が存在するわけではないかも知れない…
しかしながらその出自からして「反体制的」であり、かつ「大衆」と「政治」を結ぶ人的ネットワークを破壊し、世論への影響力を強めることは「マスコミの利益」でもあるため、マスコミの持つ本質的な性質が有害に作用しているというのが現在の状況と言えます。
近年、マスメディアによるインターネットへのネガティブな対応・攻撃姿勢の背景にも、マスコミの影響力を弱めるような新たな人的ネットワーク構築を阻むという、いわば「マスコミの本能」があると言えます。
これが「政治」と「民意」を本来は結びつける「メディア」の役割を弱体化させ、現在の政治の混乱を招いている元凶と考えられます。
諸外国ではネットとマスメディアの関係にも共存の傾向が見られますが、「ネットに対応できない世代」の方が多数派である日本においてはマスコミの徹底的なネットとの対立が存在しています。
…「メディア」の在り方を健全化し、人的ネットワークを再構築することが必要ではありますが、残念ながら日本ではその可能性は絶望的なようです。
お返事ありがとうございます.こういうお返事をお待ちしてました.
さすが増田!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!
・・お返事遅くなり大変申し訳ありません.
私の質問をご指摘も踏まえて整理するとこんな感じでしょうか.
■ 質問1:二院制,議院内閣制,二大政党という組み合わせに問題はないか?
回答:「問題はない」
イギリスではその組み合わせで問題なく政治が回っている.現在の日本の国会の問題の本質は「ねじれ」による機能不全であり,「ねじれ」ついては制度の大枠の問題、運用面での政治行動の実態の問題、の双方が重なったゆえに生じている.
なお,この組み合わせは世界的にメジャーなものではない.自民党単独政権の後に続いたのがこの組み合わせ(というか制度は変わらず状態が二大政党になった)であったが,今後,日本が取るべきベストな組み合わせが何であるかはわからない.政治制度論的にはこれらの組み合わせの最適解は決まっていない.
■ 質問2:問題がないとすると,他の何が問題か?
回答:「わからない」
大枠に問題がないので細かい所にいろいろと問題があると思われる.政治制度論のレベルでは具体的にこれだという問題は指摘できない.ただし,問題はねじれ国会時の機能不全なので,それを防ぐ制度については考えられる.
以上の回答を踏まえての追加質問です.
■ 追加質問1:で,私たちは何をすればいい?
解決策1は法改正,解決策2は党紀改正なので,一般人が手を出せるものではない.だがそれが解決策としてあるならば,さて私たちはどうしたらいいか.
解決策1に対しては,ねじれ国会による機能不全を回避するための法改正を訴えることですかね.問題はねじれている状態だとその法律が通らないってことでしょうか.衆議院優位とする法律を野党が第一党の参議院が通すわけがない,と.ねじれの問題は両政党ともわかっているだろうから,ねじれ解決後に時の与党が改正すると期待するしかないですかね.ということで解決策1に対して私たちができることはなし?
解決策2に対しては党紀なので本来外の人は口出しできないですが,二大政党にそぐわない党紀の運用に対して文句をいうことですかね.つまり党の決定に従わないやつは公認取り消しとか言ったら,「おいおい二大政党が大事とか言ったのはお前らだろー,二大政党の作法を守れよー」と叫ぶ.叫ぶしかないのも悲しいですが,叫びすらないのが現状だからまずその一歩ですかね?
あと,そもそも大枠を変えることも実はできますね.選挙によって二大政党ではなく多党連立の状態を狙う.多党連立になればねじれ国会により機能不全に陥る可能性は減りますよね.「二大政党っていいよね」というのは選挙のキャッチコピーとして成立していたわけですが,それを否定し,多党連立を新しいキャッチコピーとして広める.これもまた叫ぶしかないのですが,まぁないよりある方がましということで.
まとめると追加質問1への私なりの回答は以下の通りです.あんまり「私たちにできること」に落ちていない気がしますが.つっこみ,その他の回答,お待ちしております.
増田が素晴らしすぎて追加回答が難しいムードですが,「政治制度以外はわからない」とおっしゃっているので,それ以外の方向で詳しい方,お待ちしております.
なぜか記事本文にアクセスできないのですが(記事を削除した?),もう一件,返事してくれた増田もいらっしゃいました.ありがとうございます.確か内容としてはこんな感じなので,政治制度とは違う観点ですね.
(1)については確かに今は自民党とその他という組み合わせなので,支持基盤もごっちゃまぜですよね.自民若手とか小沢さんあたりがかき混ぜて,もう少し政策や主義主張ベースで二大政党が作られるようになれば,支持基盤も二分化してくるんですかね.しかし日本ってどんな対立軸がありえるんでしょう.保守とリベラルなのかもしれませんが,具体的な支持基盤はどういうタイプに分かれるのか.地方vs都市,高齢vs若者とかなんですかね.
(2)に関しては民主党が政権を持つのは初めてだから仕方ない,時間が解決する,と見るか,そもそも日本の政治は官僚主導で行ってきたから自民も民主も両方能力がない,だから時間がたったところで何も解決しない,と見るか,ですね.前者なら待つしかないですが,後者なら(これまではさておいて,これからの)政治家の仕事とは何か,を,政治家自身は当然のことながら国民もマスコミも官僚も理解しないといけないってことですよね.個人的には大阪府知事の橋本さんの一連のtweetが非常に示唆的だと思われますが(http://twitter.com/t_ishin/status/39482189913526272),いかがでしょう.「これからの政治家の話をしよう」と言ってくれるサンデル増田の登場に期待します.
政治に民意が反映されていないとして長らく選挙制度改革や利権構造の問題などがメディアで取りざたされてきましたが、実際には選挙制度が変わっても利権や圧力団体をいくら叩いても「民意が反映」されるようになるどころか政治がますます民意から離れていくだけでした。
「圧力団体」「利権」とは言いますが、「選挙」と絡み合ったこれらの動きは実は「政治」に最大公約数的な民意を反映させる仕組みでもあり、こうした構造の上に日本の政治では長期にわたる安定した政権と安定した成長が保たれてきました。
選挙制度改革も、結局、従来の支持基盤を分断・破壊し、政治に有権者の声が届きにくい構造へと変わっているのが実情です。
マスメディアがやってきたことは現実には「民意」の分断と「体制」の破壊であったといえます。
マスコミ業界には元々「インテリゲンチャ=体制・権力の分け前にあずかれなかった知識階級」が多く、そのため必然的に反体制的な性格をおびてきます。
さらに大衆の人的ネットワークを破壊し、メディアがそれに取って代わることはマスコミの「利益」にも合致したために、この破壊活動は長く、執拗に続けられてきました。
その結果が55年体制の崩壊・そして史上希に見る無能政権などの政治の混乱であると言えます。
マスメディアに悪意がある黒幕が存在するわけではないかも知れない…しかしながらその出自からして「反体制的」であり、かつ大衆の人的ネットワークを破壊し、世論への影響力を強めることは「マスコミの利益」でもあるため、マスコミの持つ本質的な性質が有害に作用しているというのが現在の状況と言えます。
近年、マスメディアによるインターネットへのネガティブな対応・攻撃姿勢の背景にも、マスコミの影響力を弱めるような新たな人的ネットワーク構築を阻むという、いわば「マスコミの本能」があると言えます。
これが「政治」と「民意」を本来は結びつける「メディア」の役割を弱体化させ、現在の政治の混乱を招いている元凶と考えられます。
諸外国ではネットとマスメディアの関係にも共存の傾向が見られますが、「ネットに対応できない世代」の方が多数派である日本においてはマスコミの徹底的なネットとの対立が存在しています。
…「メディア」の在り方を健全化し、人的ネットワークを再構築することが必要ではありますが、残念ながら日本ではその可能性は絶望的なようです。
私は問いたい。
在日米軍や自衛隊だけでなく、治安に関わる者に対する差別を煽る事で支持基盤を安泰にさせてきた社民党、共産党に問いたい。
「平和主義」という羊の皮をかぶったけだものに成り果てた諸反戦平和団体に問いたい。
「報道」という名の悪質なプロパガンダを嬉々として垂れ流す沖縄タイムス、琉球新報に問いたい。
いや、そもそも、名護市長の暴挙に「国は国、自治体は自治体」とストップをかけなかった当時の連立与党に問いたい。
いや、そもそも、早期の辺野古移転推進を行わなず先送りにしてきた鳩山前政権に問いたい。
そして、この問題に火をつけた鳩山由紀夫・前内閣総理大臣に問いたい。
そして、一連のこの流れを支持したあまねく全ての日本人に問いたい。
あなたたちは、日本の独立と安全をどれだけ奪えば気が済むのか。
何もかも身包みはがさなければ気が済まないのか。
先日の尖閣諸島中国漁船衝突事件で行われたように、中国の主張を全て飲み込まなければ気が済まないのか。
そしてチベットやウイグルの様に、中国共産党の支配下にしなければ気が済まないのか。
更に問いたい。
あなたたちは、日本人が、国家の独立と安全を気にも留めない寄生虫の如き人間の集まりであるとさげすまれて、それで満足なのか。
それで満足だというのなら、私は、あなたたちと同じ日本人として呼ばれたくはない。
私は、あなたたちと喜んで敵対しよう。
次期主席が習近平では「大変革」など望むべきもなし、と香港専門家ら
ダークホースが王権を手に入れたが背後にいるのは利権巣窟特権階級
***************************************
香港「りんご日報」(21日付け)によれば、習近平の軍事委員会副主席入りは「ダークホースが王権」を手に入れつつあるが、かれは高級幹部一族の「太子党」出身であり、特権階級の権利を擁護し、独裁体制を維持させることに汲々とする連中が支持基盤である限り、大変革なんぞありうるシナリオではない、と冷淡に分析した。
2007年にいきなり上海書記に抜擢された習は政治局入りを果たしたダークホースで、しかも翌年三月に国家副主席への三段跳び、四段飛びと異例の階段を駆け上った。
習が「改革派」「開明派」として知られた習仲勲の息子であることから、「政治改革に大なたを振るい」、あるいは「“中国のゴルバチョフ”になるかも」という淡き期待は消し飛ぶだろう、と同紙は続けた。
2012年党大会で、習近平は党総書記と党軍事委主任となり、2013年に国家主席となることは、いまや規定の方針だが、江沢民が最後まで「国家軍事委員会主席」(形骸だけで党軍事委主任が事実上の統帥権)を、三年保持して軍へのにらみをきかせたように、バランス上からも胡錦濤は、2015年まで「国家軍事委主任」のポストは手放すまいという観測もあがっている。
他方、香港の有力紙「明報」は同日付けで、尖閣諸島衝突問題に言及し、「結局、中国があまりに驕慢だったため、日米両国の同盟をかえって深化させ、中国を非友好国としてあつかい始めたことは『外交的失敗だった』」とする時殷弘教授の談話を引用し、「中国外交の失敗」と題した林華保のコラムを掲げている。時殷弘は中国人民大学アメリカ研究センター主任。
(林華保は有名なコラムニスト)
通巻3110号
あなたも土下座するのかなあ?
都合の悪いことには口をつぐむよね、当然。
それが大人の処世術だ。
d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20081103
クリントン政権が対日貿易赤字是正のための圧力をかけたことが未だにトラウマになって、
「民主党が政権を取ったら日本にまた圧力をかけるぞ」と言い続けている連中がいるけど、いったい何のために?
クリントン政権が日本に圧力をかけたのは、米国内の生産業(特に自動車)を保護するためだった。
当時、日本はアメリカにとって最大の貿易赤字相手国だったからだ。
ところが現在、アメリカの貿易赤字相手国の第一位はダントツで中国なのだ。その額は2位以下とはケタ違いに大きい。
日本は第4位である。すでに大きな脅威じゃない。
まず、圧力をかけるべきは中国なのだ。
ブッシュ政権が日本に圧力をかけなかったのは親日だからじゃない。
貿易赤字に関してブッシュは年金問題などと同様にほったらかしていただけだ。
その時、日本も標的になるだろうか?
アメリカ国内に自動車工場を持ち、アメリカ人を雇ってアメリカに貢献している。
なにしろ、アメリカでいちばん沢山売れている車はトヨタのカムリだけど、アメリカで作ってるんだよ!いっぽうGMやフォードやクライスラーは工場を人件費が安いメキシコや健保を国が負担してくれるカナダに移している。
だからトヨタ・カムリは本当はアメ車で、フォードやGMやクライスラーの車は今やアメ車ではなくなってきている。
民主党が保護主義を取るのは、工場などで働く労働者を支持基盤としているから、彼らを守るためだ。だったら守るべきはGMよりもカムリの工場ということになる。
かつてはアメリカ人の6人に一人は自動車産業に従事していると言われたが、今はフォードもGMもクライスラーも三社ともすぐにでも潰れそうだ。
もう今さら日本に圧力かけても遅すぎる。
だからむしろ日本には、今の調子でアメリカを支え続けて欲しいわけだ。いや、アメリカの自動車産業を救ってくれと頼んでくるだろう。
「ブッシュは親日」とか言ってた連中は、ブッシュが北朝鮮による拉致問題に結局何もしないまま、北朝鮮をテロ国家指定から外したことをどう思ってるのかな?
遠く異朝をとぶらへば、台の水扁、韓の武鉉、露のボリス、米のジョージ、これらは皆、旧主先皇の政にも従はず、楽しみを極め、諫めをも思ひ入れず、天下の乱れんことを悟らずして、民間の愁ふる所を知らざりしかば、久しからずして、亡じにし者どもなり。
近く本朝をうかがふに、天正の光秀、明治の隆盛、大正の奎吾、昭和の角栄、これらは猛き心も奢れる事も、皆とりどりにこそありしかども、まぢかくは前内閣総理大臣麻生太郎と申しし人の有様、伝へ承るこそ、心も言葉も及ばれぬ。
というのはまあ単なる釣りで深い意味はないんだけれども、雪斎先生の引用している平家物語で言うなら王莽はちょっと違うんじゃないかと。
むしろ、当初は有能だったのに栄華を極めるにつれて堕落してきたのは自民党の方だと思う。そういう意味で自民党を平家になぞらえてみたい。そうすると、平家が都落ちしてきたときに入京したのは木曾義仲ということになるが、これがむしろかなり当てはまっているのではないかと思える。
木曾義仲は入京当初は熱狂的に迎えられたが、皇室への介入や京市内の秩序回復の失敗、そればかりかむしろ部下の乱暴狼藉によりたちまち民心を失い、放逐されることになる。この、一瞬のカタルシスと、それに次ぐ無能力への急激な幻滅は現在の民主党政権とどこか相通ずるものがあるように思えてならない。義仲と行家の関係も、小沢と鳩山のそれをどことなく彷彿とさせる。
そこで妄想を敢えて続けさせていただくと、次に政権を取ったのは源氏は源氏でも頼朝一門であった。頼朝は関東以東を勢力下に入れ、西日本を新たに支配下に治めた朝廷と緊張関係にありながら、鎌倉時代を通じて日本を二分支配していくことになる。
これを現代流に読み替えると、民主党は今後党内クーデターが起こり小沢・鳩山らが放逐され、世の半分を支持基盤として確立。一方で、自民党はやがて消滅するも、同じ支持基盤に支えられた保守勢力がやはり世の半分を荷っていくことになる。
即ち、遠からず新生民主党と保守系新党による二大政党が確立するという予言ができることになるのである。いうまでもなくこじつけに過ぎないが、希望的観測をこめていうと、案外ありそうなシナリオではないだろうか?