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はてなキーワード: 感性とは

2024-10-14

今読んだり見たり聞いたりしても面白い古典ってあんの?

古典の先にあるものばっか摂取してるから

さら原液飲んでもあーこれあそこで飲んだ味だわーってなったり、

単純に今の感性だとつまんなかったりするのばっかりな気がする

anond:20241014144614

あー休日を隣に並べたいという感性から理解できてないわ

2024-10-13

BL読んで泣ける感性とか

「ほんまに」のこと「ほんmoney」って言う若さとか

生理の時は殺意むき出しの化け物になるところとか

ええなーっておもう

すばらしきかな

anond:20241013000018

堕天(濁点)した天使からデンジ』ってマジ!?

ふ、深すぎる……やはり天才感性は違う……

幸せについての考察

幸せや充実に飢えてるだけの虫。

他者幸せや充実の匂いに敏感で彼らの営みの上っ面だけでもなぞり幸せを感じようとしてもなかなか幸せというものは感じない。

幸せな外見情報、見聞情報は作ることができる。取り繕える。


だが幸せを感じることはない。


幸せというもの集団幻想であり、古代の人が考えた鵺や麒麟、龍のような幻の生き物の感情バージョンなんじゃないかと俺は思う。

みんなで幸せコスプレをしているにすぎない。

しかし、まるで幸せというもの存在するかのように振る舞うヒト・モノ・情報、が多すぎて俺はいまだによく勘違いをしてしまう。




他者には当たり前に幸せ存在していて、俺だけが幸せ』という快楽状態で生きられていないんじゃないか?」ってね。



安心してください大丈夫です。幸せ存在しないです。

俺はバカからよくこの前提を忘れて病んでしまうけれど、存在しないものと割り切ってください。存在しないんだから


現代では幸せであることは一種ステータスと化しており、物的証拠がなくてもその人が幸せですとさえ証言すれば、他者から見てそいつは「幸せを感じている、幸せを知っている、満たされい幸せ人物」となる。

他人から見て幸せという尺度は、いろんなもので図られる。

性格容姿清潔感配偶者や子の有無、趣味、年齢、性別学歴、好み、社会的地位など。それらを複合的に見て他者幸せを図られることが多いと感じる。

snsなどを眺めていてふと幸せでない人間を蔑むみ憐れむ傾向が人間にはあるのではないかと気づいた。

幸せになる方法を知らない馬鹿」を「幸せを知ってる私」は哀れみ説教する資格がある。そういった感性を感じることが多い。

これに気づくとリアル人間関係でもこのような仕草他者への評価の節々から感じるものであることに気づいた。


このことから不幸であることや満たされていない存在他者からの下衆な蔑みや哀れみをとても受けやすく、

まり幸せであることで他者からの下衆な蔑みや哀れみの対象から外れることができ、人間としての名誉尊厳を守ることができるのである

幸せであるような振る舞いをするのは自己尊厳を守ることに直結するとして、現代社会で『幸せな振る舞い』が力を持ったのだろうと考えられる。




存在しないはずの「幸せ」を人々が取り繕わなければいけなかった理由だ。

それによりまるで「幸せ」が実在し、身近に存在するモノかのような不可思議存在になったのではないかと俺は考えた。


まり他者から評価などで被害を受けるような生活仕事性格などでなければ幸せになろうとする必要は全く持ってないのである

噂に聞く「幸せ」はとても尊く気持ちのいい安らかな感覚らしく、自分も生きている間に手に入れたいと求めてしまうだろう。

しかしなかなか幸せになれずに自己嫌悪に陥ってしまう。




尾ひれのつきまくった「幸せ」を追い求めるのはネッシーを探すようなものなのだからやめておいたほうがいい。

だって存在しないんだから

2024-10-12

anond:20241012222212

社会というか受け手側の感性が複雑になってるもんな

その分芸人の数も作品の幅広さも昔とは比べ物にならないし、好きなものリーチやす環境から良い時代ではあると思うんだけど

日本演劇のダサさキモ

ブロードウェイ発のミュージカル日本でもやりますつって、見には行かないがポスター見ればパフォーマンス主体の爽やかな印象がある実態は知らんけど

 

日本演劇って参加者全員下半身ゆるゆるで全員ネッチョリ関係してそうなキモさがある。そこが売りだと思ってわざと前面に出してない?

 

キモいよ

 

日本でお芝居見るのは女ばっかってのは周知の事実

おっさんが考えた濡れ場みたいな演出されても客のほとんどからブーイングだと思う

おっさんが見て嬉しいもの感性が合わない

きしょいよ

2024-10-11

柔道選手の回想を聞いてほしい 2


柔道部顧問になって二年目の話をする。

この年度の末で学校教諭を辞めている。ラストイヤーである。思えばあっという間だった。上の秋季大会の後も、大なり小なり大会があったが、目立つ成果はなかった。

実力というよりは、柔道部全体の精神力、やる気、気合いの問題だった。センスがありそうな子はいたが、『本気』になり切れない。なぜかはわからないが、若者特有の殺気に満ちた闘志というか、「目の前の相手を殺してやる」という滾(たぎ)りが見られない。

特に、格上相手に戦う場面がそうだった。勝つとか負けるとかじゃなく、全力でぶつかってみせようという気概を感じない。

そんな中で、T君はじわじわと実力を伸ばしていた。この頃だと、ベンチプレスは140kgを上げるようになっていた。

ベンチプレスの記録と柔道の強さは直接関係ない。念のため

柔道の動きはボテボテとした感じだったが、それでもサマになってきていた。高校から柔道を始めた関係で、高一の頃が特に弱かったらしい。当時は、毎日のように先輩や同級生から千切っては投げられていたという。

シゴキ以外にも、いろいろあったようである。当時の先輩連中からは相当イジられていたらしい。T君の同級生柔道部員が、確かこんな内容を回想していたっけ。



≪~練習時間中~≫

「おいチクビ。何を寝とる。はよ畳の上から立て!!」

「今、こいつに筋肉ドライバーしてやったら、首めっちゃ抑えて転がっとるしwwwww」

「いつまで畳で寝とんな。早う起きんとチクビねじ切るどっ!」

「チクビ君さあ。今度の公式大会の時に、絶対シャイニングウィザードしてよ。武藤敬司好きなんやろ」

 ※本当にやって反則負けになったらしい

プロレス好きなんだって?これからダブル大外刈りするから付き合ってくれ」



彼が弱かった頃は、部内でもやられたい放題だったようだ。しかしこの頃、高三の手前になると、彼は部内で№1になりつつあった。皆、彼に一目置くようになっていた。当時、部のキャプテンだった100kg超級の子乱取りをしても吹っ飛ばされない。

それでも基本的には、いじられキャラだった。先輩からも後輩からもいじられていた。しかし、彼はどんな時でもリアクションを欠かさず、スマイルで彼らに応えていた。

そういえばT君は、毎日必ず昼休み柔道場に来て、一人で弁当を食べていたっけ。一人飯には理由がある。弁当を食べた後に、ヤツは筋トレを始めるのだ。ベンチプレスを始めとして、腹筋に、背筋に、あとは自転車ゴムチューブを柱に括り付けての打ち込み練習、あとはシャドー柔道か。さすがにカマキリ相手にしてないと思うが……。

休み柔道場に行った折、彼を何度も見ている。ベンチプレスが一番好みのようだった。自分自身が成長する実感とでも言えばいいのか、月ごとに最高記録が上がっていくのが面白かったのだろう。

柔道界の公式回答としては、高校生に器具を用いた本格的な筋トレをさせるべきじゃない。この時期(小中~高校生)は、技術に磨きをかける時期だ。ベンチプレスその他で測れる筋力は、試合ではそんなに使わない。柔道に本当に必要なパワーというのは、柔道をすることでしか身に付かない。すなわち組み手の練習とか、立技・寝技乱取りを通じてしか、そのスポーツ必要な『体力』は身に付かない。

しかし、T君には時間がない。彼にとっての柔道は、おそらく高校で終わりである時間がなさすぎる。だったら、ひたすら筋トレに励む道があってもいいんじゃないか。当時はそんなことを考えながら、昼休憩中のT君のトレーニング風景を眺めていた。



高三の四月時点で、彼の体重は約78kgだった。一年前はボンレスハムのような体形だったが、スマートになっていた。何より、当時のT君は部内で一番やる気があった。何事にも一生懸命だった。鍛えがいがある。

さて、高三最後公式戦は六月だった。ここまでには仕上げたい。幸い、四月にあった市内大会では、彼は5位入賞果たして大会出場を決めていた。順々決勝では、昨年の秋季大会で当たった強豪校の選手に内股で一本負け(空中一回転半させられた)だったが、そこから2回勝って5位になった。

それから大会までの約二か月、T君を鍛えまくった。

柔道場での立ち技乱取りでは、納得いくだけの投げを打てるまでひたすら稽古を続けた。T君に対し、組み手の位置自由にさせて、技も全部受けてやる。その代わりクオリティは一切妥協しない。俺が納得いくまで休憩すらさせない。

「おい、T。苦しくっても、苦しそうな顔すんな。相手にバレんぞ。ビビってるとな、わかんだよ。相手によ~!!」」

すると、唇を引き締めるようにしてT君は、距離を取ってこちらの様子を伺っている。

ああ、これは。技に入るのを狙ってるな。相手高校生だとすぐにわかる。

「技に入るのを狙うな。狙わなくていい。(お前の反射神経だと)無理だから!! とにかくたくさん、技をかけろ。連続しろ連続ちゃんと技は繋がるから。お前の感性でいいんだよ。考えるな、感覚でやれ」

実際、高校レベル試合だと技が下手くそでもいい。とにかく数。連続性が大事だ。

ただやはり、T君は運動神経が鈍いようで、へっぽこな大内刈りに小外掛けや、ボテボテとした払い腰しかできなかった。ヤツが俺に珍しく内股をしかけると、「ポフッ」という効果音とともにヤツが弾かれる。そんなレベルだった。素人未満である

「今のお前の柔道、ほかの選手乱取りやってるのと違うじゃん。俺用の柔道か~、そのへっぽこなのはよ~」

T君の柔道は、俺と乱取りしてる時はモードが違ってる。まるで、何かの専用の練習でもしてるようだった。

ヤツはまた内股をしかけてくるが、全然効いてない。運動神経とか、技に入る姿勢問題じゃなくて、組み手が下手くそ(≒柔道着の握る位置おかしい)なのだ。いいところを掴めてない。せっかく自由に組ませてるのに。

ただ、T君に組み手争いを教えるには、もうタイムオーバーである。「思いっきりイイと感じるところを掴め!」くらいしか教えていない。

だが、連続して技を掛け続ければ可能性が見えてくる。うまく相手が転がれば、彼が得意とする寝技に移行するラインも見えてくる。

ヤツと乱取りしている最中、よく檄を飛ばしたっけ。

「オーイ、てら。何止まってんだよ! 動け、動け。変数作れ。チャンスがないと思ってんの、お前だけだよ」

彼はヘロヘロになって大内刈りを放つのだが、俺に効くはずもなく。間隔を取って、釣り手と引き手(※柔道用語適当にググってほしい)を上下ブンブン振り回したなら、ジャイアントスイングみたいになって、T君が畳をゴロゴロ転がっていく。築地市場の床面を滑っていくマグロのようだった。

「オーイ、俺お前よりも軽いんやぞ。吹っ飛ばされてどうすんだよ」

T君が立ち上がると、顔が真っ赤になっていた。熱中症の人でもこうはならないだろう。それくらい真っ赤だったよ。

ゆっくりと俺に近づいてくると、釣り手の方でパンチするみたいに組み手を取ろうとしてきた。それを弾いて、逆に奥襟を取り返してやった。すると、ヤツも負けじと奥襟を取ってくる。

「力比べで俺に勝てるか」と思ったが、ヤツも結構強かった。睨み合ってたが、T君の耳まで真っ赤になってるのを見た。

この頃になると、彼の耳は潰れていた。餃子耳というやつだ。努力の証である。大半の柔道選手餃子耳にならない。本気で寝技練習した証である

こんな光景を見ながら、ある漫画セリフを思い出していた。 技来静也が描いた漫画作品の、確かこの場面だったはず。



……呼吸(いき)を乱すなセスタス 恐怖心を意志の力ねじ伏せろ 怯えは判断(よみ)を狂わせる 恐れは疲労を増幅させ 病魔の如く五体を蝕む 眼を逸らすな! 敵の刃を見極めよ 胆力こそ防御の要だ 殺意と向き合う勇気を持て

拳闘暗黒伝セスタス 2巻より





T君に必要なのはこの心境だった。

だって中学生高校生の頃は、練習が恐ろしいことがあった。寝技最中に、殴られ、蹴られ、締め落とされ、「殺される」と思ったことが幾度となくある。だが、試練を乗り越えるだけの胆力を身に付けないことには、いつまで経っても二流以下である

こういう感覚は、今時のZ世代みたいなやつがあるじゃん。ああいう子達には伝わらないんだと思う。「○○が上手になりたい、強くなりたい」って? 本当にそうなりたいなら、命くらい投げうってみせろ。

2024年現在だって野球でもサッカーでも、バレーでもテニスでもゴルフでも、スケボーでもブレイキンでも、将棋だって囲碁だって、その道で超一流の奴はな、自分の命かけてその道を歩んでんだよ。

さて、T君との練習の続きである

立ち技が終わると、次は寝技だ。T君が強敵相手に勝とうと思ったらこしかない。それくらい、彼の運動神経絶望的だった。立ち技の才能がない。当時のT君が「生まれつき運動神経が切断されてるんです」と言ったら、信じたかもしれない。

柔道場の端にある、寝技乱取り開始を示すタイマー(ブザー)が鳴ると、俺はさっそく横四方固めでT君を押さえつけて、右拳の先を太ももに突き立てた。するとT君は痛がって、俺の腹を突いて逃れようとする。

「お前、俺に力で勝てんの、勝てんの? 勝てないでしょ!? 頭使わんと、ほら。前に教えたやろ? 逃げ方を……」

四方固めで抑え込まれ状態のT君は、腕をなんとか両者の間に差し込んで、背筋で跳ねて逃れようとした……それが正しいやり方だったら、そのまま逃がしてやる。それで、また瞬間的にヤツに覆いかぶさって、抑え込みに持っていくのだ。T君は逃げる。ひたすらそれを繰り返す。

俺の抑え込みから逃れたとしても、T君がこっちに向かってこず、亀の姿勢になろうとすると、すかさず両手で奴の柔道着の胴と太腿を掴んだ。

「よいしょっ」と持ち上げると、奴の体がひと時宙づりになった。そのままクルリとひっくり返して、横四方固めでまた抑え込んだ。今の選択はアウトだ、敵前逃亡である。この寝技練習では、攻撃行動以外は認めない。

寝技になると、T君がたまに覚醒する。俺の動きがわかってたみたいに、例えば、真上から抑え込もうとした俺の膝をピンポイントで蹴っ飛ばして、転がして、そのまま上に乗ってしまう。

俺は両足をヤツの足に絡めてガードするのだが、巧みに外して、抑え込みに持っていく――縦四方固めが完成した。

いいねいいねー!!」

こんな具合で、いい動きをした時には認めてやる。褒めるんじゃない、認めるのだ。そいつのパワー、気概、実力を。褒めるってのは、親が子どもにやるものだ。コーチ選手って対等な関係だろ。

T君は膂力(りょりょく。腕の力)があるうえに、寝技センスがあった。寝技というのは、ガッチリ決まると体力差に関係なく勝利できる。当時まだ20代半ばだった俺の体力はT君をはるかに上回っていたが、それでも抑え込みから脱出できないことがあった。

ただ、悲しいかな。彼にあるのは寝技だけだった。立ち技は本当にダメだった。まったく才能がなかった。

せっかくパワーがあるのに、釣り手で相手の奥襟や背中を掴むことは皆無であり、いつも前襟だった。運動神経がないから、せっかく神業的なタイミング大内刈りや払い腰に入ることができても、相手を投げるに至らない。遅すぎるのだ。

ただ、彼はよくやっていた。性格キャラクターはいじられ系芸人のそれだったけど、リアクションはよかったし、部員みんなから好かれる存在だった。そういう雰囲気をもった人間だった。



時期は半年ほど戻る。

いつぞやの試合でT君を内股で吹っ飛ばし名門校選手と、ラーメン屋で同席したことがある。T君と俺と、あの選手N君が一緒になったということは、おそらく試合の帰りだったのだろう。

あれは、福山駅の駅舎の外に入っているラーメン屋だった。名前は忘れた……なんとか吉だったはず。そこで、T君にラーメンをおごってやろうとして、カウンター席がいっぱいで4人掛けのテーブル席に通された。

そしたら、おかみさんが来て、「相席でもいいですか?」と言うのだ。それで待っていたら、N君ともう1人の柔道高校生が向かいテーブルに付いた。2on2の相席Styleである

そのN君だが、痩せ気味で精悍な顔つきをしていた。体形は相当細身で、背丈は185くらいか。T君と同じく81kg級選手である。もう1人は、100kg超級とおぼしき超アンコ体系の子だった。棟田選手以上の丸々とした感じだ。

2人とも、耳は完全に潰れていた。どちらも社会人に近しい貫禄があった。眼光が鋭い。スポーツ特待生で高校入るような奴って、雰囲気からして違ってる。

俺の耳もやはり潰れている、大学卒業して釈迦デビューするにあたり、手術で直すという選択肢もあったが、餃子耳の方がハクがつくと考えていた。T君の耳は、この時潰れかけだった。

会話、どんなだったかな。そうだ、N君がT君に話しかけてきたんだ。

それでT君も、ラーメンを待ちつつ水を飲んで彼と話をしてた。

思い出せる範囲だと、こんな会話だった。覚えてない箇所は端折っている。

「なあ、君。オレと試合したことない?」

「うん、あるある一年生の時と、こないだの秋の新人戦で」

「君さ、いつから柔道やってるの」

高校入ってやっとるよ」

「そうなんだ。やっぱりこの辺の学校は、そういう子が多いのかな」

わからんけど。N君はいから柔道しとんの?」

「4才から横浜で始めた。高校からこっち」

「えー、すごいやん」

「親に無理やり。両親とも柔道してて」

「それで、ここまで強くなれたんや。すごいね

努力たからな~」

「内股めっちゃすごいやん。カミソリみたい。サクッと相手が飛んでくよね。マジですごい」

伝家の宝刀な。あれだけは自信ある。けど、強いヤツは世の中にいっぱいいるし。俺もまだまだよ」

自分、N君には一生敵わないな。多分。こないだの試合、内股で空中5回転しとらんかった?」

「(テーブルを叩きながら)してた、してた!! なあ~」

 ※隣の高校生が関心なさそうに頷いていた

もっと勢いが強かったら、会場の窓ガラスを突き破って護国神社に落ちとったよ」

ハハハハ、お前、面白いな~!!」

「え~、うそ~。そんなに面白い?」

このあたりで、俺のイラつきを察したのか、N君の隣の高校生が彼を小突いた。

「T君さ。今度オレと試合するのいつになるかな」

「冬に県に繋がる個人戦がなかった?」

「それ、無差別級だけだろ。あの大会は、ベスト8までは全部うちの高校が占めるし、そこまで登ってこられる? それにベスト8が決まったら、例年それで市大会は終わり。解散。1位から8位の順位はうちの監督が決める」

「えー、そういう仕組みなん?」

ここで、隣の高校生がN君の肩を叩いた。

「そう、そういう仕組みな。次の試合は春しかない。あと1回だけのチャンス」

「うん、当たるの楽しみにしてる」

「言ったな!? 次に試合する時は、空中8回転だから

「そんなんされたら、自分死ぬし!! ボンレスハムだし、チャーシューだし、畳をバウンドちゃうよ」

「楽しみにしてる」

ここらへんの場面で注文したラーメンがきた。それで、あとは皆黙々とラーメンとか餃子を食べて、解散した。

あの店は、とんこつラーメンアレンジ系が美味かった。当時はよく利用してた。もう軽く十年以上は行ってない。残りの人生で行くこともないのかもしれない。

※書いてるうちに思い出した。福山駅前の八十吉ラーメンである

ただ、あの頃のT君とは、できれば一緒に行きたくないな。財布的な意味で。

当時、たまに2人きりでご飯をおごってやることがあったけど、あいつ、ラーメン替え玉4杯+チャーハンから揚げ+餃子5人前とか食べ切っててビビったわ……食欲が凄まじい。ラーメンが4杯で終わりなのは、その頃にはスープが無くなるからだ。

俺はその半分しか食えなかった。食欲においては、完全に俺の負けである事実だ。認めるしかない。

そんなこんなで、最後公式戦までの日々は風のように過ぎていった。



この匿名ダイアリーを書くにあたり、約二十年前の記憶を思い返している。正確じゃない部分はあろうけど、そこまで間違った内容でもないはず。一部ではあるが、当時の記録媒体を基にして書いてることもある。

あの日々は、けっこう幸せだった。柔道部の成績は悪かったけど、気合いが入った部員も出てきていた。そういえば、あの時そういう行為をした女子マネージャー(妹)も、あれから特にトラブルはなかった。これまでどおりの、柔道部顧問マネージャー関係だった。いや……ごく稀にプライベートで会うことがあったか

何度か変なことがあった。双子の姉の方と柔道場の入口で談笑してると、妹の方がやってきて一緒に話に入ったのだ。不自然タイミングで。無理やりに近い。それは、姉じゃないもう一人のマネージャーと話してる時もそうだった。

ちなみに姉の方は、マネ子に比べると若干明るい性格だった。俺ともT君ともほかの部員とも仲良くやってた。天性のコミュニケーション能力があるタイプだった。底抜けに明るいわけじゃないけど、不思議安心感のある、温かみのあるキャラクターだった。

マネ子の態度は、上記を除いては普通だった。何か月かに一度は、俺も含めた部員みんなにお菓子を作ってくれたし、バレンタインデーには手作りチョコレートくれたし、大会前には率先して雑用を命じてほしいと志願したし、俺の誕生日ネクタイピンをくれたこともある。

私学だし、まあいいかと思ってもらってた。あの子の財布は大丈夫かなと思ったが、月のお小遣いが一万円と聞いて納得した。友達と遊びに行く時などは、母親から別途お金がもらえるらしい。医者の娘は違うな……と、月四千円の小遣いで寮暮らしをしていた高校時代に想いを馳せたっけ。

別に、妹の方とまたセックスしたいとは思わなかった。「したい」という欲求はあったけど、でも教師としての責任感が勝ったのだ。 訂正;間違った記憶でした…

ただ、俺という人間は、やはり異常だったと思う。ちょっと性欲が強いのは間違いない。そちらの方には正直だった。あとは~~子どもの頃に柔道陸上をしてたのだが、絶対にうまくなりたい! という情念が強くなりすぎて、体を痛めて指導者に怒られることがあった。夢や目標に対しては猪突猛進だった。



性欲、性欲……と、今思い返してみて、人としてよくなかったと思えるものを最低3つは思い出すことができた。ひとつだけ、あれはまだ5才か6才の時か。両親が忙しい家庭だったので、日常の世話は祖母が見てくれていた。いつも、祖母実妹と一緒に寝床についていた。

いつからだろうか。動機は定かではないが、まあ原初感情とでも言おうか。夜に寝床にいる時、暗闇の中で祖母と一緒に寝ている時に、祖母衣服を脱がせていた。「ねえ、ばあちゃん。服、服脱いで」と無邪気に笑って、祖母の服を脱がせていた。それで裸にする。

そして、お互いに裸になって、抱き合って布団の中で眠るのだ。抱き合うだけじゃなくて、ほかにも明らかに色々してたけど、やはり幼子とはいえ異常な行動だったと思う。

妹に対してもそうだった。妹に対しては、ほぼ毎日のように服を脱がせていた。妹は「いいよ」と言ったこともあったし、「いやだ」と言うこともあったけど、お構いなしに服を脱がせた。祖母が近くにいても関係なかった。とにかく脱がせて、納得いくまで裸で抱き合っていた。原初感情だった。

愚かなことだった。反省している。でも、あの時の感情は本物だった。あの時、まだ小学生ですらなかったけど、俺は「女を抱きたい」と確かにそう思っていた。リアルだった。

次です

https://anond.hatelabo.jp/20241011192839

好きな絵師Twitterを消した

理由簡単に言えば「望む感想を得られなかったから」だった。自身ブログでそう語っていた。

感想がもらえなかったからではない。望む感想が得られなかったからだ。

その人は美しい絵や可愛い絵を描く人だった。

この表現も嫌なのかもしれないが、多くの人の感性ではどうしてもそう見えると思う。

その人は「美しい」や「可愛い」と言われるのが嫌だったらしい。多分、きっと、書き方的にこれらの表現が安っぽいと思っていた。

更に詳細に言えば「美しいけど寂しい絵」や「可愛いけど残酷な絵」を描く人だった。

その人はそれらの寂しさや残酷さに触れて欲しかったらしい。

その人の表現していた寂しさや残酷さは少なくとも私には伝わっていた。きっと他の人にも伝わっていた。

けど、言わなかったのはこれらがネガティブに捉えられうる言葉からだ。例えそう思っていても作者にネガティブ言葉を伝えるのは緊張する、だから同じ褒め言葉の中でポジティブ単語を取り出して伝えていた。美しいと思ったのも寂しいと思ったのもどちらも嘘偽りない感想だったから。

でも、これが嫌だったみたいだ。

今まで一度もそんなこと言わなかった。

ここ十数年で掛けられた感想応援は何一つ心に残ってないとも言われてしまった。

本当に好きで、好きで、必死言葉を考えて伝えていた。けどそれは無意味だと言われてしまった。

そのブログはいくつかのコメントが寄せられた。どれも絵が好きだと褒めるものだった。私は何を書いたらいいのかわからなくて何も書き込まなかった。

後日、その人はコメントは控えてほしい。コメント欄を閉鎖したいが仕様上できない。とブログで書いた。海外からコメントを除き、全てのコメントが消えた。この時、コメント自主的に消してくれた方々は、あなたのことが好きな真のファンなのではないかとずっと思っている。

責めたいわけではないのだが、何故ブログというあなたのことが好きな人くらいしか見ないところでこれを書いたのだろう。多分あなたが悩んでいるのは通りすがりに美しい!可愛い!と伝えてくる人たちだろう。

何故、こういった感想をもらえると嬉しいと言ってくれなかったのだろう。そう言われれば、伝えても良いと判断してこちからも言えるようになったのに。

何故、何か悪いことをしたわけではないのに、好きな絵師からこんな暴言が返って来ないと行けないのだろう。

どうしたら良かったんだろう

2024-10-10

anond:20241010205014

アニメを見なくなったのは、それよりも優れた趣味を見つけたのではなく

感性が枯れただけ」「老化」とかいってる間に

人気そのものアニメから変化していることに気づかない老人哀れ

2024-10-09

推し結婚した

推し結婚するのはもう何回目かわからないけど、今回は過去推し達の結婚と違う感情が生まれたので記録。

もともと青春のすべてを捧げて誰よりも愛していた推しがいた。その人が結婚した時現実逃避したくて別の推しができた。神推し結婚をなんとか消化している間に2番目の推したちもちょこちょこ結婚したけど、最初の例があったからショックは受けなかった。

その後私生活でも色々あり、コロナ禍も重なって生きるのが苦しくなった。

そんな心境に寄り添うようなコンテンツを出してくれていたのが今回結婚した推し

価値観感性が変わっていて、浮世離れという言葉がとても似合う。考え方や言葉選びも好きだし、パフォーマンス技術が伴った世界観で見ていて楽しかった。

それでいてシチュエーションによってはかわいくなったりかっこよくなったりと変化も激しくいつでも新しい姿を見せてくれた。

推しの年齢や性別関係なく人として好きだなあと思えた。

そんな推し結婚した。正直この世界の誰も予想してなかったと思う。一報を聞いたときはびっくりしたけど、こんな時代に心穏やかに過ごせる相手ができてよかった。と思った。

でもそのあと相手を聞いて足元がガラガラと音を立てて崩れていく感覚になった。文字通り失神しかけた。

相手とは約15歳の年齢差があった。それだけならまあよくある話か、と思えたかもしれない。ただ、初めてお相手と共演したのがお相手未成年(高校生くらい?)のときだったのが本当に無理だった。

前日まで好きだった人の結婚なのに、気持ち悪いという感想しか出なかった。未成年ときから知っている人に手を出す感覚が本当に理解できなくてただただ吐き気を催すくらい気持ち悪かった。

結婚後数ヶ月経ったが、未だに推し関連のコンテンツは見られない。パフォーマンスは見られるかと思ったがやはり気持ち悪さが勝るので申込みもやめた。周囲の人は私が推しガチ恋だったからショックをうけてるんだろうとおもっているが実際は違う。気持ち悪くて見られないから見ないし何も聞かないのだ。共通推しで知り合ったフォロワーも多いのでポストが流れてくるがありとあらゆる関連ワードミューワードに設定している。

好きだった人をミューワードに設定する未来なんて想定してなかった。

ガチ恋していた推し結婚のショックは時間が経つとともになんとか消化できた。でも、気持ち悪いと思ってしまったその感情はもう消えることはないし、この先一生見るたびに思い出すんだろうなと思う。

結婚なんて些細なことで好きなアーティストを失ってしまたことが悲しいし、自分感情が恨めしい。

2024-10-08

anond:20241005190442

お前がやってるインプットなるものを今すぐやめて寝ろ

周りにばかり目がいくのは今のお前がビジー状態パソコンみたいなもんだから

動かないパソコンほど眺めててつまらものはないから他が気になるようになるんだ

感性知識欲が衰えたのなら衰えた後のサイズに合わせて情報を入れていくしかないんだから最盛期の量を入れようとするのをやめろ

今のお前に芸術論文も入らんからとにかく適当に飯食って寝ろ

いちいち証拠証拠うるせぇよ。そんなもん俺の所感に決まってんだろ。そして俺の感性100%合っている。何故なら俺は人の気持ちがわかるから。俺に共感できない奴はマイノリティから死ね

2024-10-05

anond:20241005220527

え?2001年アニメ見てたってことは少なくともアラフィフ、下手したらアラ還でしょ?

感性が老化したか思い出美化してるのは当然では?

2024-10-04

anond:20241004162724

国語の本に「なぜ57577なのでしょう?それは5、7のリズム何となく日本人感性に合ってるからです」みたいなエッセイだか評論だかがあったな・・・

anond:20241004135529

ダメな男の性欲の発露って、小児期の異性の身体への興味の延長にある感じがするんよ

から性的な話をする男からはある種の幼児性が見て取れてしま

それは幼児性というより男児性というべきもので、ウンコや虫を平気で手づかみするような、粗暴で不潔に対して鈍感な、いわば下品感性をしている

女は、その男児性で自分身体玩具にされるのがイヤなんだ

女が「自分セックスしたいならムード大事しろ」っていうけど、たぶんその要諦男児性を感じさせないことにあるのだと思う

現代人の衛生観念と風紀の保たれた環境女性貞操観念とで形成された美意識が女湯に入ってくる男児を遠ざけるってのは、なんとなくわかる気がする

anond:20241004141035

米津自身がコンセプトを提出して、監督原曲の要素を詰め込んだと言ってるんだから、それを「原曲とは無関係」と捉えてしまうおまえの感性が間違っているのでは。

anond:20241004095730

これ系の話、5、6歳くらいの男に裸を見られるのが嫌って感性がまず気持ち悪くない?大人気ないというか

anond:20241004083949

現実の作られただけのストーリーにハマるのは自覚がない現実逃避であった。

オタク趣味とは幼稚な感性現実逃避してるということだった、それに気付けるのは現実逃避の必要がなくなってからだった、今更周りの言ってたことが分かった


という話なのに、正確に読み取れないの知的入ってると思うよキミ

男も女も関係なくオタクのもの現実逃避であるという話なのに。金あってモテて頭良くてイケメンだったら虚構に耽ることに何の楽しみも見出せないっちゅー話なのに

お前理解力無さすぎるからまともにオタクもできてないと思うよ

ただこの手の女がオタク名乗るのウゼえなとは思うけどね

2024-10-03

婉曲話法

恨みを買う事なく距離を置きたい

 

あなたの事が嫌いです」と面と向かって言うのは誰でも憚られる事だと思います

そういう時私は「羨ましいです」と言って相手を立てるようにしています

これは社会的立場の高い人や資産家には嫌がられる言葉です

羨み妬みは彼らが恐れる暴力の源になるものですので、こちらが離れずとも向こうから距離を取ってくれます

そうではなく調子づく相手なら楽なものです

自己愛の強い人間は敵に回すと攻撃してくるので厄介ですが、褒め言葉は喜んで受け取ります

疎遠になっても「自分が羨ましくて距離を置いているのだ」と恨まれずに済みます

そこまで調子づかれずとも、普通感性を持った相手には充分距離を感じさせる言葉です

何となく嫌だなと、心理的に壁を感じさせる事ができます

もちろん親しくなりたい相手には言ってはいけない言葉ですよ

 

ここにしか書けない自分流のライフハックです

皆様も波風立たせずに快適な人間関係を

他所へはナイショですよ

anond:20241002111546

この増田高卒ですね。親に甘やかされてる感が滲み出てるから実家太けりゃ短大卒もしくはFラン卒まではあるかも知れないけど、文章論理性のなさと、終始お気持ち語りの客観性のなさから判断して偏差値45ないくらいの頭だと思う。

こんな価値のないエピソード、話す方が楽しんでいるだけで聞くほうが苦痛だということに気づけない、お気持ちさんの癖に共感力すらない残念な感性をお持ちのようです。知性ないなら感性磨いてまずは自分客観視できるようになって欲しいです。ジャイアンリサイタルを聴かされる身にもなってあげてください。

「私ZIP派だわ」

ふーん。あっそう。それで?そんな会話知性のある人にとっては、何も面白くありません。教養のある人と会話した経験のなさが垣間見ます。どう見てもただのかまってちゃんです。子どものお守りを彼氏にさせるのやめてあげてもらっていいですか。

別に学歴はなくて構わないんだけど社会人としての最低限の教養共感力は身につけていただきたい。文章から全てが滲みてていますよ。

2024-10-02

anond:20241002210225

まりにもきついから書かなかったんだけど、元の顔があまり良くないなら化粧はやりすぎの可能性が高い

違和感なく悪いところを減らせるナチュラル男性の化粧って現状ものすごく研究しないとできない、仕事関係するって言ってるから大丈夫なのかもしれないが感覚美容に振ってしまうと一般的女性感性と若干ずれる

30付近だと男性の化粧自体いや!スキンケアしまくりもいや!って人も全然いるし、男性スキンケアするのが当たり前の美容界隈寄りの感覚の人は相手に求める顔の優先度が高い気がするんだよな

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