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2024-03-10

自民カルトには同意なんだけど…

安倍派(カルト強硬過激派)と、その他有象無象では大分温度差があるような気がする。

安倍派は安倍神格化し、安倍の全てを肯定し、意味を見出す、文字通りの気狂い宗教だが、

その他有象無象はそこまで気が狂ってないと言うか、「自分達に恩恵があるから拝んでおこう」とか、

「土着の信仰から今更宗派替えするのもなぁ」位の温度感のような気がする。

まぁどちらにしたって、根底が異教徒である自民党とその信者日本意思決定の場から追放されるべきであるのは変わらんけど。

2024-03-08

anond:20240307210157

未婚化が進んでるので戦線離脱割合は少なくなるので自然女性出世するはず

だよね?まんさんは優秀なんだから戦線離脱しないんなら現状の意思決定ホモソが行っていることを差し引いてもある程度偉くなるはずじゃんね

まさか出世の意欲がないとか言わないよね?

2024-03-07

「文春が刑事上の証拠はないと認めた、松本氏の件はデマ」と話題だが

過去に似た流れがあったことを、世間は忘れているのではないかと思う。

1999年週刊文春は元ジュニア達による性被害告発を、大々的に報道した。ジャニー氏と事務所名誉毀損訴訟を起こすが、東京高裁2002年に性加害の真実性を認める判決を下した。重要なのは裁判少年たちへの「性加害の真実性が認められた」にも関わらず、ジャニー喜多川氏は逮捕されることなく、刑事責任を問われることもなかったという事実だ。

刑事責任を問う」には、被害者が児童であれば直後に加害者の精液等を採取して被害届を出したり、加害者自ら暴行の様子を撮影して映像を保管していたなど、よほどの直接的証拠が残らなければ難しい。文春のA子さんのケースのように、事前にスマホを取り上げられて密室暴行をされたという流れが事実であれば、そもそも物的証拠は残りようがない。

これに限らず多くの性犯罪がそうで、密室内で行われる暴行は、そもそも物的証拠が非常に残りにくい。そのため警察性犯罪被害届は門前払いにしたがる。被害者は精神状態麻痺しており、トラウマのものを扱う聴取裁判に耐えうる人は少ない。結果として、人が人に重い精神障害を負わせるような暴行が起きたとしても、日本では殆どは裁かれることなく野放しになる。刑事事件として被害が認めらるハードルは非常に高い。

文春編集局長の「刑事事件として起訴するための証拠はない」という発言を「今になって証拠がなかったと認めた、デマ記事だった」とするのは単なるミスリードだし、時期尚早だとも思う。民事裁判では状況が異なる。刑事事件として扱うための物的証拠はない=暴行はなかった ではなく、単に証拠不十分で不起訴になるだろうということだ。

先に挙げたジャニーズの裁判のように、刑事事件としての物的証拠がなくとも(そもそも残りようがないが)、民事では、証言状況証拠重要視される。双方の主張をつきあわせて矛盾がないか調べ、状況証拠を照らし合わせ、時間をかけて真偽を問うことになる。このとき、もしも報道通りだとしたら、裏付けはそれなりに出せるはずだ。被害を訴える人々の、事件があったとされる日以降の精神科への通院歴、LINE等で友人や家族被害について相談していた電磁的記録、これらを時を遡って捏造することは難しい。(性的サービスのない)マッサージ店における暴行の件であれば、松本氏に性的要求をされ即退職したという店員出禁になったにも関わらず翌日に偽名で来店した松本氏に腕力で頭を押さえつけられ暴行を受けたとされる店員複数店員が当時その場で対応している。第三者を含めた証人や、状況証拠はそれなりに揃っているはずだ。

刑事事件としての起訴はもとより無理であって、これから民事裁判真実性が問われるだけの話だと思う。注意点として日本法律では、内容が真実であっても名誉毀損は成立する。報道内容について「過度に侮辱的な表現がある」「社会的ダメージが大きい」「報道公益性がない」などを争点にすれば、加害が真実であるかは問わず松本氏に勝算はある。だからこそ訴訟を起こしたのだろうとも思うが。

そのとき世間は「週刊誌が負けて賠償金を払った」というタイトルしか読まないだろうし、「無実だった」という印象を世間に与えることができる。園子温監督のケースでは、訴訟相手週刊誌和解し「事実と異なる内容で、全文削除させた」と強気の表明をしたが、そもそも被害を訴えていた女優さんは自死されていて、真偽は不明のままだ。そうやって何もかもがうやむやになり、忘れられ、また性犯罪告発があれば、とりあえず疑って全力で叩くことから始める。(いじめパワハラ告発ではそうはならない、ずっと冷静に話を聞く)建前はどうあれ、性加害の欲求を持つ人が大勢いることを本当は知りながら。

どれだけの人が似たような訴えを起こしても、世間は冷静に耳を傾けることなく、永久に同じことを焼き直し続けるのだと思う。


その他、ネット世論に思うこと。

「なぜ警察に行かなかったのか、なぜ週刊誌でいうのか」

法務省実施した性犯罪調査によると、警察被害届を受理した事件数は、推定被害者数の4.71%しかない。性犯罪に遭った人は、直後は否認麻痺状態に陥り、すぐに行動できる人は非常に少ない。例えるなら、全身を轢かれて重体になった人に対して「すぐに自力で立ち上がって動けないのはおかしい」と非難しているようなことに近い。PTSDを負えば、一生涯精神科に通院しかねない深刻な後遺症が残るのが、性犯罪だ。警察聴取裁判に耐えうる人は少ない。トラウマを受けた人は加害者への恐怖心が非常に強く、再加害の危険本能的に回避しようとする。どうにか勇気を出して警察に行っても「証拠がないので難しい」と、被害届をつっぱねられるケースも多い。一言でいうと当人精神状態環境が整っていない。

相手日本全国で名が知られ、ファン大勢いる人であれば、なおさら警察被害届を出せないだろうと思う。ジャニー当事者の会では、激しい誹謗中傷を浴びた男性自死している。最高峰弁護士を雇える権力者と、法廷一般人対峙できるものだろうか?ただでさえボロボロ状態で。ずっと時間が経ち、(優秀な弁護士を雇うことのできる)大きな週刊誌後ろ盾があり、かつ他にも同様の被害を訴える人が多いと知らされて、やっと世間被害告発をできるようになる心理は、同じ立場に立ったら本当は理解できるはずだと思う。当時泣き寝入り選択したこと非難し、そのため虚偽であると決めつけるのはあまりにも理不尽だと思う。

「のこのこホテルに行った方が悪い」

立場上下関係がなく、最初から二人でホテルに行こうと提案されていたなら、あるいはそうかもしれないしか新人立場で「失礼があればこの界隈で歩けなくなる」と事前に脅され、複数の男女の飲み会を「VIPを招いたので、週刊誌対策ホテルの部屋飲みに変更しますね」と当日になってLINEで通知された流れが事実だとしたら、かなり話が違う。その「飲み会」の趣旨が明確でない上に、意思決定をする時間を十分に与えられておらず、芸能界の強固な上下関係からキャンセルしづらい立場に置かれている。

ちなみにこれは不同意性交等罪の構成要件ひとつ経済的又は社会的関係上の地位に基づく影響力によって、受ける不利益を憂慮させること又はそれを憂慮していること」に当たるが、法律は時を遡って適用されないため、今回の件では問うことができない。単に相手立場の弱さにつけこんではいけないという話だ。

スマホを持った馬乗り写真がある、スマホ没収されていないという証言がある」

女性スマホを持って松本氏にまたがる写真は、性加害を告発された飲み会とは別の飲み会真逆の印象を与える写真で、ミスリードされている。セクシー女優霜月るな氏が「記事にあるギャルは私だと思いますが出鱈目です、楽しい飲み会でした」と主張したのも大阪の異なる飲み会。ちなみにこの方は女性を集めるアテンド役をしたと自ら書き、1月14日時点で「松本さんがいないテレビ面白くない、喜んで参加したくせに。告発者はビッチ」といった内容をSNS投稿している。

週刊誌正義じゃない、デマだらけ」

デマも多いが、真実告発した記事も多い。その記事を扱う記者編集長によって異なる。週刊誌正義でも悪でもなく、単なる媒体だと思う。

一方的な言い分を鵜呑みにして、冤罪を生むべきではない」

もっともだが、そもそも松本氏は逮捕されていない。告発を信じるも信じないも、世論割れている。同じような被害を訴える人が沢山いるというだけの状況だ。松本氏は「事実無根である」として名誉毀損訴訟を提起しており、言い分は一方的でもない。片方の主張を鵜呑みにするべきではないが「とりあえず話を聞く」ということをせずに、頭から否定して告発者を叩くことが(日本では)性犯罪においてはお決まりの流れになっているように感じる。伊藤詩織氏、ジャニーズの件でも、ネット胡散臭い冤罪だと主張しては熾烈なバッシングを繰り広げたが、最終的に被害を認める判決が出ている。

2024-03-02

この人みたいに反出生主義を忌み嫌う子持ちって、自分の子供が反出生主義になったらとか考えないんだろうか?

この人だけじゃないけどさ

の子持ちの反出生主義者に対する攻撃性は自分の子供の自由意思決定を認めていない証拠だよね

反出生主義という人類滅亡ミーム - シロクマの屑籠

https://p-shirokuma.hatenadiary.com/entry/20240301/1709298000

2024-03-01

崩壊3rd第2部という新なる崩壊

アプデしたらスターレイルになってるじゃねーか!

もう意味がわからない。

いや、何とかついてはいけている。

第一主人公たちの後輩であることを示す期間限定ミッションのおかげで。

でも本当にそのおかげだ。

もしも今日崩壊3rdを始めた人がいたら何が起きていただろうか?

だってその人達は、その期間限定ミッションで橋渡しなしでいきなりコレだろ?

オープンワールドなのかクエスト選択なのかも分からんゲーム

どうやって飛んだのかも分からないメニュー画面

なんか4つぐらいあるオープンワールド

似ているようで違う第一部のゲーム

一周年記念の意味不明なチャットルーム

謎のマルチプレイミニゲーム

そして全てが複雑に絡み合いながら緩やかに激しく行われるネタバレの嵐

間違いなく脳が崩壊するだろう

収束意思さえ見えない無数の情報量、その中には翻訳チームがぶん投げただけの中国語なのか、中国人からしても意味不明なのか分からない用語が無数に含まれている

第一部と第二部は全く違う物語なので、ある意味では第二部だけやってから主人公たちの先輩たちが戦った第一部」をやるのはシンプルなのかも知れない。

ジョジョの第三部を読んでから「まだスタンドが登場する前の戦い」としてジョジョの一部と二部を読むような気分なのだろうか。

最も悲惨なのは、少し前に始めて、まだ第一部を読み終わってないままに第二部が始まったプレイヤーなのかも知れないな。

第一部の終焉をこれでもかとネタバレされた上で、それでもなんとか追いつこうとした所に、超大型アプデが来てゲーム舞台からUIまで全部変更なんだから

そもそもこのUIの変更の仕方がまた……なんとも意味ありげなんだよなあ……。

デジタル感……バーチャル感……第一部をクリアした所でこのUIに切り替わるのと、最初からこのUI第一部を遊ぶのは感触全然変わりそうだ。

凄いゲームだぜ。

新規を呼びたいのか、内に籠もりたいのか、その意思決定さえ崩壊しているぜ。

つうかこのシリーズ全部追うつもりなら崩壊学園・3rd・原神・スターレイル全部やる必要があるんだろうけど、その状況で「さあ物語は繋がってるのか繋がってないのか良く分からんけど同時並行で大型アプデだ!」とかやられるの囲い込みの圧が強すぎてユーザーの脳が崩壊するだろ。

凄いシリーズだ。

2024-02-29

出生率0の子無島は独立国家になれるか

anond:20240227071300コメント代表無くして課税なし」はアメリカみたいに独立できる実力があってこその発言だろと思った:

出生率0!子無島

高齢化が進んだり、少しでも移民先として魅力が無くなると、人口供給が減り、加速度的に崩壊するだろう。

少しでも「ハードモードだ」「夢も希望も無い」「変な臭いがしそう」などの感想を抱いたアナタは、子供がこれら全てを解決する事を認めており、子供は「種の存続」など持ち出さずとも、共同体に不可欠と認めているのだ。

子無しの方々がこれら全てにフリーライドした上、共同体意思決定に同等の権利を欲するというのは烏滸がましい話だ。

2024-02-28

anond:20240228000258

そうか?貧困再生産なのに?

国ってさ、毎日シコってるだけの何の知識もないバカが何の文献にもあたらずにテキトーネット知識だけでクソバ文書いてる増田みたいなのとは訳が違うのよ?

増田にいるようなニートバカの百倍賢い東大京大官僚が高い知能と高い能力を惜しみなく駆使して毎日残業しまくって毎日論文や文献を読みまくって何十年と研究してる専門家意見を聞きながら、あらゆる方向であらゆる議論してあらゆるデータ出して懸念点洗い出して意思決定してるんやで?

2024-02-27

anond:20240227190250

民主主義はできるかぎり意思決定を遅くするための制度なんだから当然だろ。

人が減るほど決定が早くなるんだからスピードを求めるなら独裁になる。

anond:20240227071300

子供にも選挙権付与すればいいだろ

親が代理投票一人っ子なら父母で0.5票ずつ

選挙人200万人増だから政策意思決定無視できないボリュームになる

 

比較で一つ、年間3兆円ぶちこんでゾンビ農家を維持しているがこれで自民党が買っている票が100万人分

anond:20240226143828

日本経済産業政治を今から建て直してうまくやる方法は非常に簡単

長と名のつくトップ役職CEO、人事、意思決定層をあらゆる機会を見逃さずに追及して積極的に入れ替え、最低でも8割を女性にすること。

初めは経験不足で混乱するかもしれないが、慣れてきた頃には社会が様変わりしてるだろう。



特に日本地位を得る男性って別に能力が高いわけではなく、周りを蹴落として上司に媚を売る能力が高かっただけ。

もしくは勤続年数が長かっただけ。

なんなら女を献上しまくるだけのカスエロ男も評価されただろう。我慢ができなくてズルくて上手く上に取り入って自分だけ楽をしたがるような。

そういう男性に気に入られるような女性だけ。

基本的にズルい奴か大したことない奴ばかりなんだよな。(むろん全員ではないが、異常に多い)



優秀で質実剛健に真面目に取り組んでる男性や、優秀で真面目で海外ならハイキャリアであろう女性は、日本では地位が低くなる設計になっている。

女性はズルをする人が少ない。

温厚で、自分感情や欲を他人よりも優先させる人も少ない。

粘り強く忍耐力が高く、困難にも忍耐強く取り組み、自分が楽をしたいからとか、自分がやりたくないからということよりも、組織にとって必要なことを選択できる。そして能力が高い。


そのような女性は優秀で日本の文化に従って「良い女性としての仕草」を身につけてしまう。

控えめで他人の話をウンウン聞いてなんでも他人に譲ってしまう。

この人らは素直なので、リーダーシップ意見の主張が大切であると再教育するだけで、精神が安定しており、優秀かつアサーティブなよいリーダーになる。


そしてこの人たちに優秀と評価されるような男性とは、ズルくなく、質実剛健で、人格能力を伴った真面目で努力家の本当の「良い男性」だ。

既存のものの上に何かを乗っけただけのことを改革とは言わない。過去を壊して評価軸も全て破壊してこそ改革

子無しか選挙権剥奪してはどうだろうか

種の存続に背く個体が種の意思決定に関与するのは非合理的ではないか

子供を持たない人達も、日本人の今後の未来とかあんまり興味ないっしょ?選挙権なくてもいいんじゃない?

2024-02-26

あれ、H&Mの件で珍しくzheyangがまともなことをいってる!?

https://anond.hatelabo.jp/20240226003712

zheyang 今回の件はポルノ問題ではない。H&Mの件で人々が過敏になっているときに、感情を逆なでする挑発と見なされた。感情的に怒っているだけだから何が悪いのか誰も説明できない。

それな。

なんかこの件で論理的なことを言おうとすればすればするほどバカ晒す。具体的にはこの発言とかな。

今回の件は、はすみとしこの『そうだ難民しよう』に近い何かを感じる。

まあ表現の自由といえばそう言えるところもあるかもしれんけど、意思決定権の乏しそうな子供被写体を巻き込むのは頂けない感。


実際はこちらなので、はすみとしこと重ねるのはありえない。賢いこと言おうとして馬鹿晒してる。

ysync 実在少女写実的二次創作したのかと思ったら、自身オリキャラをパロ構図で並べた皮肉というか挑発なのね。

asitanoyamasita はすみとしこ事件そうだ難民しよう)に重ねる意見チラホラ見るけど、『明確に写真実在少女を移し描く+その少女の「悪辣真意」をセリフ捏造する』という悪質性と、今回の絵を同一視するのはさすがにないわ

tawake000 「実在児童モデルにして〜」という言説をよく見かけるが、正しくは「広告表現モチーフにして」なんだよな。とはいえ火薬庫火遊びした結果ブン殴られたって流れ自体は変わらんのだが。

2024-02-23

団塊」「バブル」などの世代政治経済出来事の年齢を出してみた

世代間でどの世代いかんとか言う話になるとき、年齢の認識が合ってないことがよくあるので、早見表を作ってみた

追記スマートフォンなど、画面幅が狭い環境だと世代名前が入っている表の1行目が崩れます。幅を広くできる環境(横にするなど)にするか、PC表示モードなどにしてみてください。

意図した表示だと、二行目の年号は、2つずつ、生誕年の開始と最後で2個ずつ対応してます

【追追記

プラザ合意を入れた方がいいと言う意見があったので表を更新

<
安保全共闘世代団塊世代しらけ世代バブル世代氷河期世代プレッシャー世代ゆとり世代 Z世代
1935 1946 1947 1949 1950 1964 1965 1971 1970 1984 1982 1987 1987 2004 1995 2015
プラザ合意・日米半導体協定 1985 50 39 38 36 35 21 20 14 15 1 3 誕生誕生誕生誕生誕生
バブル崩壊 1991 56 45 44 42 41 27 26 20 21 7 9 4 4 誕生誕生誕生
就職氷河期 1992 57 46 45 43 42 28 27 21 22 8 10 5 5 誕生誕生誕生
55年体制終・細川政権 1993 58 47 46 44 43 29 28 22 23 9 11 6 6 誕生誕生誕生
ウルグアイランド発効 1995 60 49 48 46 45 31 30 24 25 11 13 8 8 誕生 0 誕生
拓銀山一崩壊 1997 62 51 50 48 47 33 32 26 27 13 15 1010誕生 2 誕生
自公連立政権成立 1999 64 53 52 50 49 35 34 28 29 15 171212誕生 4 誕生
米国同時多発テロ2001 66 55 54 52 51 37 36 30 3117 19 14 14 誕生 6 誕生
就職氷河期2005 70 59 58 56 55 41 40 34 35 21 23 18 18 1 10誕生
リーマンショック2008 73 62 61 59 58 44 43 37 38 24 26 21 21 4 13 誕生
自民民主 政権交代 2009 74 63 62 60 59 45 44 38 39 25 27 22 22 5 14 誕生
東日本大震災2011 76 65 64 62 61 47 46 40 41 27 29 2424 7 16 誕生
民主自民 政権交代 2012 77 66 65 63 62 48 47 41 42 28 30 25 25 8 17誕生
トランプ大統領爆☆誕 2017 82 71 70 68 67 53 52 46 47 33 35 30 30 13 22 2
戦後最長の景気回復宣言2018 83 72 71 69 68 54 53 47 48 34 36 3131 14 23 3
コロナ2019 84 73 72 70 69 55 54 48 49 35 37 32 32 15 24 4
ウクライナ侵攻 2022 87 76 75 73 72 58 57 51 52 38 40 35 35 18 27 7
今ここ 2024 89 78 77 75 74 60 59 53 54 40 42 37 37 20 29 9
>

これを踏まえて anond:20240223165516

かに団塊世代は終わり、その後の「しらけ世代」と言われる人々も引退の年齢になっているけれど、まだ企業意思決定などをやってるのはバブル世代では?

氷河期世代と言うのは、実は10年以上ある。今54歳から40歳氷河期世代。なので、バブル世代の指示のもと、氷河期世代が作り上げたのが今の株価ということになるだろう。そう言う点でみると

と言う形かなと思われる。

そのほか気づき

団塊世代

就職たころは日本中明日は必ず今日より良い、と信じられていた時代バブルを引きおこしたのは団塊世代ではなくてその前の世代安保世代全共闘世代)が起こしたが、その後、経営層として始末をやったのがこの世代

ただしその対応は場当たり的で、不良債権少子高齢化の両方を先送りし、既存雇用を守ると言えば聞こえがいいが、保身のために就職氷河期を生み出し、非正規雇用を拡大した頃に中堅主力だったのはこの世代

現在は75歳にさしかかり後期高齢者

実は、これに該当する年限はそれほど長くはないが、とにかく人数が多く、青春時代学校教室が足りない、すぐ上の世代がやれ安保闘争だ、やれ全共闘だ、とやり合っており巻き込まれたりしていた。そして年をとると年金給付年齢が引き上げられ、介護の状況も悪くなるなどに直面している。

しらけ世代

高度成長期に生まれ、前の世代政治闘争をしらけた目で見ていた世代バブルの一番華やかな時代を30台などで過ごし、就職氷河期時代を中堅で過ごした世代定義上のバブル世代とはズレるけど、批判される対象としはこのあたりが遡上に上がってる気もする。

ただ団塊世代の失敗はよく見ており、リーマンショックの時の対応は諸外国に比べると上手くいったと評価されていて、その対応にあたった世代でもある。

ただし、それは団塊世代が作った仕組みにひたすら乗っかっていると言え、学生運動にも巻き込まれず、バブル崩壊氷河期時代には就職し終えており、早期退職という名のリストラの嵐が吹き荒れる直前にターゲット世代から外れるなど、旨いこと社会変革に巻き込まれなかった幸運世代と言えるかも。

逃げ切りやがってと言う時に「団塊世代」とか出てくるけど、真実逃げ切ったのこいつらじゃねえかなって思うことも。

バブル世代

バブルピーク時に就職した世代と言われる。この頃はとにかく経済過熱しており、とんでもない売り手市場どころか乱獲状態、冷静に考えるとおかしなことが多かった。

しかし、就職直後にバブル崩壊経験し、ひたすら悪化していく景気への対策を迫られ、ソルジャーとして使われた世代でもある。就職の時の景気が良かったたと言う一点以外は、それほど氷河期世代の初期とは差は無いはず。しかし、そこで大きな常識の断裂があって、下の世代意識のずれがあると言われ続ける。

それは、青春時代の一番多感なころをバブル社会で生きたからでは?

また、この世代と、次の世代との間には、IT一般への急速な普及という大きな断絶もある。

氷河期世代

バブル崩壊前に生まれ不安定経済情勢に巻き込まれ世代氷河期世代前期はまだバブルの華やかな時代青春を過ごしているが、氷河期世代の後半は経済などに興味を持つころに山一証券崩壊同時多発テロなどを経験しており、達観のようなものがあって「さとり世代」という区分存在する。

その世代は、小渕恵三内閣のあたりから景気対策として労働関連法制の緩和が始まりフリーター」という言葉がもてあそばれ、リーマンショックの時にも大打撃を受けるなど踏んだり蹴ったりであると言える。この世代から一気に婚姻率や出生率がガクンと落ちている。

現在労働力として中核的世代になってきているが、層が薄いために過重労働を強いられたりしている。また、IT教育が貧弱だった割に、社会に出たらIT化の波に揉まれ世代でもある。

プレッシャー世代

定義場はわずかに存在する世代で、簡単に言えば就職氷河期が終わったとされる年からリーマンショックまでの世代を言う。この世代近代の中で最も詰め込み教育が行われた世代で、その弊害が叫ばれた。(弊害を叫んだのはちょうどしらけ世代なんだよな)その反省から後に「ゆとり世代」がうまれることになる。

思春期インターネットの急速な発展と共に過ごした世代で、ITネイティブと言われる人々が登場するのはこの世代以降。

しかし、生まれた直後にバブル崩壊しており、就職直後にはリーマンショック経験して大規模リストラなど、この世代就職する頃には、「景気が良かった時代」を経験した事が無いため、萎縮しがちで「プレッシャー世代」と名付けられた。

氷河期世代よりは正社員就職できたため層が厚めではあるはあるが、これは団塊世代の大量退職が始まると言う背景から人材不足で売り手市場になったと言うもの。それほど内情は良くない一方で団塊世代の穴埋めや、氷河期世代で歪んだ社内の人材補填する役割を期待されて、現在に至る。

ゆとり世代

ゆとり教育を受けたと言われる世代で、実は結構長く「Z世代」とも被る。現在就職している若手はみなこの「ゆとり世代」にあたる。

初期の世代は、ようやく不良債権処理が終わり、日本経済が上向きになったころに青春時代経験した。リーマンショック直後に就職だが、リーマンショック高齢者非正規雇用不採算部門リストラを中心に対処されたため、新卒採用の絞り込みはそれほどではなかった。

そのため、この世代の先頭組でも氷河期世代ほど就職関係指標悪化経験せず(社会不安が叫ばれる中での就職活動となった点はあるが)その後少子高齢化を背景に急激に売り手市場となった。

また、この世代の後期はリーマンショック東日本大震災子どもの頃の出来事で、青春時代中国景気に起因する「いざなぎ景気超え」宣言が出るような緩やかな景気回復にあったため、社会情勢は比較的安定しており、景気が悪い時代しか知らない世代に比べると、前向きでふわっとしていると称されている。

Z世代

これはオマケ(他の世代新卒就職時機基準にした世代の分け方だが、これだけ違う)

実はZ世代と言われている層ってゆとり教育世代と半分ぐらい被るって覚えておくと、ゆとり世代を腐してZ世代を持ち上げるような言動をする人に惑わされずに済む。

ただ、分類によると、ゆとり世代最後世代2017年あたりで区切る)をZ世代とするものもある。ただこれだと別の「Z世代」の定義と被って面倒くさいんだよな。

竹島くらい韓国にあげればいいじゃないですか」と言う仮定の話をしただけで山本さんを売国奴として叩くネトウヨが、自民党実質的統一教会下部組織政治的意思決定韓国に実質丸投げしてることには何の批判もしないのはどうしてですか?重度の精神疾患なのでしょうか。

2024-02-21

日本裁判例でも「高額すぎる訴訟SLAPP認定される」の事例として「幸福の科学事件」というのがあるよ

https://anond.hatelabo.jp/20240220153725

https://www.publication.law.nihon-u.ac.jp/pdf/law/law_88_3/each/17.pdf

東京地判平成13年 6 月29日判タ1139号184頁(幸福の科学事件

違法訴訟提起に関する判例法理スラップ訴訟加藤)従来のこの種の訴訟における請求額の実情を考慮したとしても不相 当に高額であることが認められるとし、さらに本訴提起に至った経 緯などを考慮して、「本訴提起についての意思決定は、仮にそれが A 自 身によるものではないにしても、A の意図を決現した X の組織的意思 決定としてされたものというべきである。そして、特に本訴が献金訴 訟の提起からわずか 七週間程度の短期間で提起されていることに照ら すと、本訴提起の主たる目的は、献金訴訟を提起した Y 1 及びその訴 訟代理人である Y 2 に対する威嚇にあったことが認められる」「よって、 X は、主に批判原論を威嚇する目的をもって、 7 億円の請求額が到 底認容されないことを認識した上で、あえて本訴を提起したもので あって、このような訴え提起の目的及び態様裁判制度の趣旨目的に 照らして著しく相当性を欠き、違法ものといわざるをえない」とし て、この訴えにより Y 2 が被った「甚だしい精神的苦痛」に対する慰 謝料として100万円を認定した

本件は判例ではないのだけれど2億円が妥当かどうかと言うのは結構微妙範囲

もちろん十分に認められる余地はあるが、「相当に悪質な名誉毀損行為」と認識したということを示せないとSLAPP認定を受ける可能性はある。

なお、今回の件はあんまりよく知らんけど「開示請求してみたら住所が偽物だった」とかの情報を見るととかなり悪質なパターンのように思える。

東京地判平成17年 3 月30日判時1896号49頁(武富士事件

本件提訴が「請求が認容され る余地のないことを知悉しながら、あえて、批判言論を抑圧する目 的で行われたものであり、裁判制度の趣旨目的に照らして不相当なものというべきであり、違法提訴であると認められる」と判示した。

部分的真実性の 立証が欠けているにすぎず、かつその部分についても相当性の立証は されているような場合には、表現の自由民主主義体制の存立と健全 な発展のために必要な、憲法上最も尊重されなければならない権利で あることに鑑み、全体的に見れば損害賠償請求権の不存在が明らかで あって、訴えの提起等が違法となる余地があるものと解される

基本的SLAPP訴訟武富士のようなパターンですね。 表現の自由名誉毀損関係でも重要裁判例です。(真実性と真実相当性の違い)




まぁ一つだけ言えることは、法律専門家じゃない人間断言的な口調でありえないとかいうのは「バカ」しか言いようがないので黙ってろ成り行きを見守ってろってことだな

https://anond.hatelabo.jp/20240221172935

興味もないのに適当に騒いでる外野は…まあどうでもいいけど…どの方面に対してもやっぱり誹謗中傷はやめたほうがいいと思う。

俺は黙って経緯を見守りながらサッカー観戦するつもりだ。

サッカーはやっぱり好きなんだ。

anond:20240221165302

人間性を8ビットの数値で判断することは適切ではありません。 以下にその理由説明します。

1. 制約された範囲:

- 8ビットは、整数表現するための非常に制約された範囲です。符号付きcharは通常-128から127までの範囲で値を持ちます

- 人間の多面性や複雑さを8ビットの数値で捉えることはできません。感情思考、行動、文化的背景、経験など、人間性は非常に多様であり、単一の数値で表現できるものではありません。

2. 多次元性:

- 人間性は多次元的であり、単一指標では十分に評価できません。感情、知性、道徳社会的スキル創造性、共感、信念など、さまざまな側面が組み合わさっています

- これらの側面を8ビットの数値で捉えることは、人間の複雑さを過小評価することになります

3. 文脈と状況:

- 人間性文脈と状況によって異なります。同じ人でも異なる状況で異なる側面を示すことがあります

- 8ビットの数値は、人々の行動や意思決定の背後にある深層的な要因を理解するのに不十分です。

したがって、人間性を8ビットの数値で判断することは、その複雑さを無視するものであり、適切ではありません。人間性多面的であり、数値だけでは表現できないものです。

2024-02-20

Redditで高評価を得ていたにじさんじ炎上解説翻訳してみた↓

タイトル「私は広報生業としているが、にじさんじの異様な広報戦略には一つの説明しか思いつかない」

"I work in comms for a living and can only think of one explanation for Nijisanji's bizarre PR strategy"

みんなと同じように、私もにじさんじの奇妙で自滅的なアプローチ困惑し、呆れている。ファンたちは、にじさんの取った行動を説明するために、事実を元にしたもっともらしい解説から陰謀論に至るまで、多くの説を投げかけている。私はこの状況について特別な内部知識があるわけではないが、広報仕事生業としている。私の職業上の経験と、にじさんじとドキバードの発言に関する私の知識から言えば、結論は明らかだ。「にじさんじは、セレン解雇直前に送った職場いじめ説明を大きく誤解した」のだ。

にじさんじ的外れ解釈をしたのは、セレンがこの証言に添付した文書曖昧だったからなのか、どちらか、あるいは両方の法律事務所翻訳ミスを犯したからなのか、あるいはENマネジメント世論に訴えるためにこの文書冷笑的に解釈たからなのかはわからないが、これまでに起こったことはすべて、この根本的なコミュニケーションの失敗によって説明できると私は確信している。私が正しければ、時系列は次のようになる:

セレン許可を得るためにラストカップ・オブ・コーヒーMVポストマネジメントは37時間放置し、さらに15時間返信がなかったため、セレンは最終チェックを得ずにビデオ投稿した。この背景や状況について、私たちは知らないことがたくさんある。例えば、マネジメントはこの最終チェックの前にすでにビデオを見ていたのか?見たなら、なぜ彼らは事前に卒業済みのライバーに掛け合わなかったのか?見ていないなら、数カ月に及ぶビデオ作成過程で、なぜ彼らはこのビデオを見なかったのか?マネジメントの誰かがセレンにチェックの期限を与え、彼女はそれを過ぎてしまったのだろうか?これらの点は、にじさんじにとって不利に働くように思われる。なぜなら、セレンに非があるという証拠があるならば、それをエリーラの配信で示すことができたはずだからだ。とはいえ、これらの点は、その後の悪夢のような広報活動におけるにじさんじ思考プロセスを解明する上では重要ではない。

マネジメントタレントの両方が、許可を得ずにMV投稿したことについてセレンに連絡を取り、この直後に彼女自殺を図った。マネジメントセレンの緊急連絡先に連絡し、セレンSNSへのアクセス遮断し、12月28日セレンなりすまして不在の理由投稿した。ここでもわからないことが多い。他のタレントマネジメントは、コミュニケーションにおいて嘲笑的で、残酷で、虐待的だったのか、それとも彼らの言葉セレンによってそう解釈されただけなのか。もしタレントマネジメント罵倒していたとしたら、それは一度だけのことだったのか、それとも何度も繰り返されていたのか。繰り返しになるが、これらの事実がどのようなものであれ、これから説明する内容には影響を与えない。ここで重要なのは、他の事実がどうであれ、自殺未遂が起きた時点で、意思決定プロセスに関与している広報チームは、広報における悪夢が発生しつつあることに気づくということだ。にじさんじ職場におけるハラスメントミスマネジメントが原因で、人気ライバーであるセレンたつき自殺未遂を起こしたと世間に知れ渡ったら、悲惨なことになる。タレントとのこじれた関係管理するのは広報仕事ではないが、この時点で、事態がどう進展するかを考慮した上で、今後の対応について話し合いがなされているはずだ。

セレンにじさんじとのビジネス関係調停するために弁護士を雇い、両者は今後の話と賠償について話し合う。にじさんじへの復帰についてセレンマネジメントの話し合いが決裂し、1月下旬までに何らかの決裂が避けられないことを両者が認識する。にじさんじセレンに、MVが非公開になったのは自分の過失によるものだと説明するよう求めるが、セレンは失敗の責任マネジメントにあると考えており、さらに、この出来事の前中後におけるにじさんじからの扱いについても不満を持っている。この件に関するドキバードの最初声明によると、彼女1月26日に、より中立的な条件でにじさんじから離れることを求めた。

にじさんじの無反応に業を煮やしたセレン弁護士は、にじさんじ弁護団セレンの不満を理解してもらうため、にじさんじでの体験談を送るよう提案した。私の理解が正しければ、この瞬間からすべてが狂い始める。にじさんじ解雇通告によれば、セレン解雇された場合にじさんじでの経験について公表するつもりであることを(弁護士を通して)にじさんじに伝えていたことが分かっている:「さらに、セレンタツキは、もし交渉が進展しなければ、自分自身の状況等について公に説明を行うと主張しました」

さて、彼らは今、マネジメントおよび / またはタレントからのさまざまな虐待感情的な書き方で列挙され、他のライバー個人情報が載った文章を受け取った。セレンの2回目の声明によると、彼女は、「精神的に最も苦しかった時期に私の考えと過去証拠とともに記録する」ためにこの文章を書き、その中には「公開されるべきではないプライバシー情報」が含まれている。にじさんじ弁護団はそれを見て、(皮肉なのか素朴なのか、セレンからあいまいな指示に基づくのか、スタッフからの下手な翻訳に基づくのか、そんなことはどうでもいい)セレンはまさにこの文章公表するつもりなのだという結論に達した。

すぐに広報チームは緊急事態モードに入り、先手を打って契約解除通知を打ち出せるように奔走し始める。私の経験から言えば、危機的状況下での広報業務では、「完璧」という言葉は消え去り、「迅速」に取って代わる。自分たちの言い分を最初世間説明できるというのは大きなアドバンテージからだ。しか経験豊富広報チームであっても、急げばずさんなミスを犯す。このような背景を念頭に置けば、にじさんじがどのように対応を誤ったかは一目瞭然だ。忘れてはならないのが、にじさんじ弁護団は、交渉が決裂した場合セレン声明を発表する意向であることをすでに知らされており、(おそらく)NDA違反をした場合リスクについて、セレン弁護士忠告済みであるということだ。今、彼らは「この文書セレン公表するつもりの声明のもの」であり、「NDA違反を犯してでも公表することに決めた」のだと判断した。広報チームはこのやりとりには関与していないだろうが、広報チームは声明文のコピーを渡され、「法務部によればセレンはこれを公表するつもりだ」と告げられた。

広報チームは事前に書いておいたセレン解雇通知を引っ張り出し、セレン声明に先回りして反論を追加した。

「ANYCOLORとしては、「Selen Tatsuki」のANYCOLORに対する上記主張は、彼女活動ルール違反について注意を受け、その責任転嫁しようとし、ANYCOLORとにじさんじイメージを傷つけた際に生じた状況を指していると認識しており、ANYCOLOR及び所属ライバーとして、不当な対応は取っていなかったもの認識しています。」

これらの文章は、「セレンタツからクレーム」が近い将来公開されることを想定して書かれたのでなければ意味不明だ。これにより、「ドキはタレントからいじめについて言及しなかったのになぜにじさんじ言及したのか」という最初の謎が解けた。にじの弁護団は、セレン体験談世間暴露されると判断し、それを受けてマネジメント広報チームに対して先回りするよう指示したのだ。

さら広報チームは、セレンが提起した個別告発反論する準備を始める。セレンの主張の中には特定のライバーに関わる内容もあるため、広報チームは(法務部と協力して)タレントセレン文書の一部を見せ、前世職場でのコミュニケーションといった慎重な取り扱いが必要な話についてどのように喋るべきか指導した。これで、「なぜエリーラ、ヴォックス、アイクミリー、エナなどがセレン文書の一部を見たのか」という2つ目の謎を説明できた。広報チームは、これらのタレントがそれぞれ、本人に向けられた個別告発に答える必要があると考え、準備を始めたのである。そしてこれは、法務部がセレン文章意図理解していなかったことに端を発している。

にじさんじ解雇通告の直後、ドキバードは用意していた声明文を発表した。この声明文には機密情報個別具体的な内容は含まれていない一方、自殺未遂を明らかにし、にじENが虐待的な職場環境だと考えていることを発表した。にじさんじセレンタツキを解雇してから1時間も経たないうちに、ドキバードは灰の中から立ち上がった。そして明らかに弁護士にチェックを受け準備していたであろう声明を発表した。広報観点からすれば、にじさんじにとってはこれ以上ないくらいに最悪な事態だ。ドキバードの声明は、最近起きた「#Where'sSelen(#セレンはどこだ)騒動」を彷彿とさせる「私はもう沈黙しません」という一文から始まる。ドキはいじめについて触れたが、それがタレントなのか、マネジメントなのか、あるいはその両方なのかについては曖昧にしたままだった。そのため、先回り作戦によってタレント言及したにじさんじは、所属ライバーを裏切るような形となってしまった。最後に、ドキは自殺未遂について触れ、にじさんじがこの重大な悲劇を1ヶ月以上隠蔽し、世間安心させるためにセレンアカウントなりすまししたことを明らかにした。

自分たちの作戦が失敗し、大混乱を引き起こしたのを見て、法務部、タレントマネジメント広報チーム、すべてが混乱し始めた。その結果生じたのが、エリーラの配信という広報の大失敗だ。正直なところ、この配信に至った一連の出来事を正確に推測することはできない。現時点では、セレン告発の詳細について不明な点が多すぎるし、広報の舵取りに影響を与えられる立場にある可能性のある関係者が多すぎる。おまけに、その全員が自分の身の潔白を証明したくて必死になっている。エリーラの配信は、セレン挑発してにじさんじへの不満を暴露させ、公の場で争わせようとする下劣な試みと読むこともできるし、個人情報流出心配したタレント主導の反応(しかし実際には自分たちの失敗から目をそらしたいマネジメントがけしかけたもの)として読むこともできるし、他にもいろいろな可能性がある。重要なのは世論は新しい論点に移行しているのに、にじさんじ論点アップデートされていないということだ。つまり、ドキはこの論争から立ち去りたいと思っているにもかかわらず、にじさんじはドキを歩くブランドリスクとして扱い続けている。

にじが当該文章について誤解しているとは知らないドキは、この文書は非公開なものであったと説明し、ツイッターで反撃した。ドキはエリーラの配信について触れ、この文書が他のライバーに共有されていることにショックを受けたと伝えた。ドキはまた、タレント医療記録を読んだのではないかと推測したことから、新たな非難攻撃が始まった。

非公開の人事書類医療記録の漏洩というこの告発評価するために、法務部門が再び招集された。これが事実であれば、信じられないほどの損害となる。広報プロとして言わせてもらえば、にじさんじがこの次に出した声明は、社内の広報チームではなく、冷や汗をかきながら自分の尻ぬぐいをする弁護士が書いたものだとほぼ確信している。この声明によれば、「セレン彼女弁護士の主張の正当性確認するため、株式会社ANYCOLORは、彼女弁護士から送られた情報必要な部分のみを当社のライバーと共有し、社内調査を主導した」。しかし、文章いかなる部分であれ、それを共有することは「文章を非公開にしてほしい」というセレン要求違反する。さらに、セレンの主張の正当性調査する際に、必ずしもライバーに具体的な申し立てを知らせる必要はない。にじさんじ声明はこれらの点を無視している。また、「弊社ライバーと共有しないでほしいとセレン弁護士から要求されたいかなる具体的な情報文書も他のタレントと共有したことはありません」と書いているが、これは法律用語に堪能な読者なら、「法務部以外のすべての関係者に対して非公開にしてほしいとセレン弁護士から要求された具体的な情報文書」とは違うことに気づくだろう。

この声明は「調査を行いましたが、いかなる不正行為発見できませんでした」という類の言葉で締めくくられている。しか行間を読むと、にじさんじ個人文書の取り扱いに何か問題があることは明らかだ。にじさんじ弁護団は、タレントがこの文書を見せられた理由について新たな理由を作り出し、文書意図について誤解していたことを隠そうとしたのだ。

この声明と同時期に、ドキは医療情報流出したという主張を撤回したが、自分情報の一部が不適切に共有されたという点を繰り返した。さらに前回同様、ここから先に進みたかったと発言。この時点で法務部と広報チームの両者は、状況が緩和する可能性があることを理解した。そしてにじさんじ側の関係者がドキの弁護士に働きかけ、ようやく両者は根本的な誤解に対処し始めた。

最終的に、ドキは最終声明投稿。当該文書について説明し、自らの具体的な落ち度を認めることはなかったが何らかの誤解が生じたことをほのめかし、プライベート情報を非公開にする意思を改めて表明し、すべてのファンタレントへの嫌がらせをやめるよう呼びかけた。「この惨状法務部がセレン体験談を正しく理解しなかったこから始まった」という解釈を私に確信させたのは、何よりもこの最終声明だった。ドキの最後ツイートは、論争を収束させるために両者によって吟味され、注意深く作られた声明のように読める。この声明はよく見ると、実に多くのことを一度に行っていることがわかる。文中で伝えられている様々な点について解きほぐしてみよう。

anond:20240220080334

最近になって、

女性「性行為強要された。嫌だった」

男性「お互いに同意の下だった。その後も何回も会った。なんで今さらになってそういうことを言われているのか分からない」

みたいな相談が両者から寄せられることが非常に多くなったように感じます

私は、不同意性交等罪の設立に賛成の立場でしたが、今の世の中を見て反対になりました。流石に「不正義」過ぎます

これに限ったことではありませんが、最近被害者ポジションを取れば何でも交渉が優位に進められるみたいな風潮は果たしていかがなのでしょうか。本当に生きづらい世の中になっているというか、正義が捻じ曲げられているように感じます

もともと、女性本人は意思決定が苦手で

男性エッチしたいって言われると断ることができず、性行為強要されるのが現実なんです。

女性エッチする際は、必ず、相手のご両親の許可を得るべきなんです。

2024-02-15

anond:20240215101224

笑いは無くてもドキドキはあるよ。パターン化されていても不確定要素が有る中で意思決定をしなければならないことに変わりはないか

2024-02-12

anond:20240212165650

臓器が最優先の死なるということだと思います

 保守派論客ウェズリー・スミス自身ブログ5月8日)で引用している上記論文の一部と、オックスフォード大学サイト5月10日付で全文公開されている同じ著者による論文 Organ Donation Euthanasiaを読むと、その主張とは「生命維持治療の中止にも死後の臓器提供にもそれぞれ自己決定権が認められているのだから生きたまま全身麻酔で臓器を摘出するという方法による安楽死を選べるようにするのが合理的そうすれば臓器が痛まず提供意思を今よりも尊重できるし、患者本人も延命停止後の苦痛を避けることができる」というもの。「どのみち死んでいく患者だけに適用するのだ」から意思決定能力のある患者自己選択と、独立した委員会での承認を条件にすれば、「死ななくてもよい患者死ぬということは起こらない」。

http://www.arsvi.com/2010/1008km.htm

2024-02-10

漫画編集者の端くれだったことがある


青年向け漫画編集者をしていた。といっても若い頃の話だ。都内にある編集プロダクションを辞めて田舎に帰ったのが36の時だから、おじさんの入り口に立った頃か。今では完全なるおじさんである

本日記は『セクシー田中さん』の件とは関係ありません。

働いていた会社というのは、講談社とか小学館とか秋田書店とか、そういう大手出版社ではない。あくま編集プロダクションである出版社編プロがどう違うのかって……ざっくり言うと元請け下請けだ。出版社出版事業(今回だと青少年向けの漫画作りや商業展開)の企画をして、漫画家が作品のものを作って、編プロ雑誌本体を作って、その制作過程印刷所やデザイン事務所といった専門集団関係することになる。

イマイチ説明になってしまった。一般社会の例で説明する。民法でいうところの委託(準委任契約)に当たる。公共建築の分野でいうと、公共機関の建築技師が新しい建築物のマンガ絵を作り、建築事務所が基本設計~詳細(実施)設計をして、出てきた成果物を元に大手建設会社施工監理し、地元にある中小事業者が実際の土木建築作業をする。

自分が勤めていたのは、この例でいうところの建築事務所だ。受益者(国民=漫画読者)の希望に応えたい組織があって、そこから依頼を受けて動いている関係会社ひとつ。そういうアナロジーだ。

出版社との役割分担は、そこまで分離しているわけでもない。漫画編集者といえば、昔の手塚治虫ほかの自伝みたいに、漫画家とアツいやり取りをしているイメージがある。ああいう、企画経営制作現場の間にあるような仕事は、出版社社員が直接することもあれば、編プロ出版社(編集部)のオフィスを間借りして行うこともある。

前者の例だと、マガジンサンデーチャンピオンなどだ。コンビニ書店にほぼ必ず置いてあるレベル漫画誌。大手出版社総合職コース入社した人が、(編集取材制作、資材、宣伝マーケティング、総務経理人事その他事務)といった多くの部門ひとつである漫画編集部に割り振られて其処に居る。

後者の例だと、大手出版社が出している漫画誌でも、あなたが聞いたことのないやつもけっこうあると思う。そういうのは、編プロ出版社(編集部)の仕事を丸ごと請けて実施していることが多い。自分は、そういう会社で働いていた。職場自体大手出版社の中にあるが、いわゆる委託先の社員だった。別の言い方をすると、親雑誌に対する子雑誌関係

ほかの長文増田記事を見るに、あまりたくさん書けない仕様のようである。何文字までかは知らないが、文字制限があると思う。本当は何万字でも書きたいのだが、あくま自分が書きたいだけであって、あなたが読みたいとは限らない。一万字以内になるよう心掛ける。以下に、自分が関わった漫画家を2人だけ紹介しよう。最後に所感を述べて終わりにする。

その2人(A先生とB先生。どちらも若手)と私は、分水嶺のような関係追記;わかりにくい表現ですいません。ブクマカのBuchicatさんコメントのとおりです)だった。ある日、私が担当していた漫画家のA先生が新作の企画提案に来ていて、同じタイミングで別の編集者のところに持ち込みをしたのがB先生だった。その別の編集者が不得手なジャンルだったこともあり、A先生との話が終わった後で、私も一緒にB先生作品を読んだ。

その後、編集部責任者を交えた会議で、私が引き続きA先生の新作の担当者に決まった。新人であるB先生担当になる可能性もあったが、そうならなかったのは、今の漫画界の一界隈にとって幸運なことだった。



A先生について

A先生は、雰囲気が暗めだった。人間性まで暗いというわけではなく、心を開くと明け透けになるタイプだった。モードに入ると饒舌になる。

弊誌では、読み切りを何度か掲載したことがあった。アシスタント経験あり。小さい賞を取ったことがある。ヒット作はないが、若き漫画家としてはキャリアがあった。

画力が抜群だった。小学校中学校で、学習ノートフシギダネの絵とかをソラでゲームパッケージそのまんまに描く子がいただろう。とにかく天賦の才を持っていた。最小限の画量で、それでいて迫力と感情に溢れた1枚1枚を描く。そういう人だった。

難点は、マジメすぎるところか。少し前にやっていたアニメだと、チェンソーマンに登場するアキくんか(少し前……?)。とにかくマジメだった。いや、やはり『直向き』に訂正する。

A先生は、少年誌に見合わない重たいテーマに挑むことがあった。今でもそうだ。彼のマンガには『緩さ』がない。それもいいところなのだが。私は好きだった。はっきりいって。が、読者の傾向に合っているか微妙だった。

子どもの頃から漫画が好きだったらしい。中学生の頃のイラストを見せてもらうと、俄然キャラクターへの愛に溢れる作画を見ることができた。中学生らしい、プロには程遠いクオリティなのだが、しかし見ていて違和感がないというか、自然にくっきり入ってくる。

私という人間は、具体例で物事説明する癖がある。上の「中学生らしいイラスト」を別の事例で表現すると……「うるせ~!!知らね~!!FINALFANT ASY」(短縮URLhttps://x.gd/L5cc4)だろうか。以前、いつぞやかのid=pptppc2さんのブックマークコメントきっかけで元ネタを知ることになった。

あの時のA先生イラストは、ベルセルクセルピコだったと思うが、力強い表現だったのを覚えている。セルピコファルネーゼを抱きかかえて、

申し訳ありません 道案内を頼まれまして 少し席を外していましたもので」

と言うシーンの模写だった。

さて、そんなA先生だったが、ある時これまた重量級のテーマで描きたいものがあるという。先ほどの、編集部での新企画提案の話だ。

その際、A先生からプロットをもらい、私のデスクで拝見させてもらったところ……うちの雑誌では持て余しそうだった。作品の質が低ければ普通に打ち切りになりそうで、作品の質が高くても――弊誌の売上規模だと会社グループ全体の機会損失になりそうだった。私の前でパイプ椅子にかけているA先生は、不安げな面持ちだった。

内部の話で悪いが、例えば「甲」という雑誌亜流「乙」という雑誌があるとする。ビッグコミック(オリジナルスピリッツスペリオール)みたいな感じだ。この時、甲と乙に明確な上下関係があった場合、乙誌に掲載された漫画が甲誌に引き抜かれることがある。その際、甲誌の編集部から言われるのが、

「なぜうちの編集部に見せなかった?」

という意見だ。これは、ストレートに言われる場合もあれば、暗に言われる場合もある。だが、事前に上流の雑誌に見せていたとして、多くの場合玉虫色の返事があるだけだったりする。

話を戻そう。この時の自分は、編集部自分デスクのあたりでA先生次回作を見せてもらっている。確か缶コーヒーを飲んでいた。

自分としては、A先生マンガを弊誌に載せたいと思っていたが、先ほど述べたとおり、後ろ髪を引かれる思いもあった。社会派少年漫画というのは扱いが難しい。その作品が「あしたのジョー」の影響を受けているのは明白だった。「A先生であれば、きっと面白い作品にしてくれるのだろうな」という期待はあった。

うーん、大いに悩むところだ。どうしよう。思いあぐねていたところで、別の編集者から声がかかった。要約するとこんなところか。

「持ち込みに来た人がいる。私の専門じゃないので判断が難しい。門前払いにするレベルではないので、あなた判断を仰ぎたい。上の人間は今出かけている」

要するに、自分の専門外なので判断できないよ、と言っている。ここも会社なので、編集者の上には当然上司がいる。その人達がいなければ同輩に相談するのが基本だ(余談だが私は後輩だった)。こういう原則一般会社と変わらない。

その『別の編集者』というのは、儚い感じの純文系が得意なタイプだった。一番わかりやすい喩えは……『はちみつクローバー』みたいなやつだ。ああいうのが得意な人だった。

その時は、A先生との話が終わったら行くと告げた。それで、しばらくそのまま話を続けた。

「この作品はい意味で重たいねちょっと考える時間がほしい」

と言って、その日は解散した。A先生は、「お願いします!」と言ってパイプ椅子を立ち、そのまま帰っていった。いつもだったら喫茶店ご飯をおごっている。

A先生は、『いい子』だった。あまり感情は出さないけれど、人間に対する愛を持っている。そういう子だった。私が当時、A先生ご飯を奢って、彼がおいしそうな表情で食べている時、私は幸せだった。A先生幸福だと、自分幸福だと思えた。A先生漫画という手段で自らを表現している時、まるで自分もそれに劣らぬような喜びを得ていた。

ヘンな表現かもしれないが、例えば読者がA先生を褒めている時、自分A先生との区別がなくなっているというか。彼のことが、自分ことみたいに嬉しかった。これは愛なのだろうか。



○ B先生について

持ち込み部屋に行くと、別の編集者と、持ち込みに来た子が対面で座っていた(ちょこんと挨拶をしてくれた)。自分が座る席には作品が置いてあった。綴じられていない原稿用紙がある。ページ数にして30枚ほどだった。もっと多かったかもしれない。記憶あやしい

実際、B先生作品面白かった。コテコテの学園ものかと思いきや、登場人物それぞれに適度な制約があって、キャラクターも立っていた。これまでのキャリアを聞き取ったところ、作品雑誌掲載されたことがあるようだ。アシスタント経験もある。

絵の方は、自分がこういうのも大変失礼だが、上手な方ではなかった。どちらかというと、脚本や設定、キャラ作りが得手のように映った。当人情熱を注いでいる箇所はすぐにわかる。キャラ絵が有名漫画家の影響を受けているとか、キャラクター台詞回しがハリウッド映画風とか、背景や小物を手を抜くことなく全部描いているとか、そんな具合に。

光るものがある作家だった。これを見抜けないようなのはモグリ――そんなレベルで輝いていた。

私は作品を読み終えた後で、「ちょっと待ってね」と自席に戻り、少し残っていた缶コーヒーを飲み干して、思案を重ねつつ持ち込み部屋に戻った(どうするのが最良かわからないケースだった……)。

それで、テーブルではこういうやりとりをした。

私「イイ作品だと思います特にセリフ回しにセンスを感じます掲載ができるとかここでは言えないけど、話は通してみますね」

B「ありがとうございます

私「それで、担当はね……縁なので。あなたがするのがいいのでは?」

編「私よりもほかの人がいいと思いますもっと才能を引き出せる人が……」※小さい声で

私「いや、でも恋愛描いてるよ。エンタメだけどいいんじゃない」(こいつ、作家の前でアホなこと抜かしよって)

編「難しいです」

私「でもこれ、縁だよ」(意識が低すぎる……)

編「ほかの作家さんも抱えてるので。いっぱいいっぱいです」

私「わかりました」(トラブル回避のため後で編集長に説明しとこう)

B「すいません。僕の作品はどうなるんですか?」

私「後日連絡しますね。必ずしまから、それまでは他誌への持ち込みは待っていただけますか」

B「あの、はい。できればですが、早めでお願いします。一週間くらいでなんとかなりますか」

私「なんとかしてみます

作品のものと、作家プロフィールと、付属資料コピーを取らせてもらって、彼には外で缶コーヒーを奢った。ビル入り口まで送ったところまではいい気分だったが、正直、身に余る事態だった。

持ち込み作家の才能がありすぎるのも考えものだ。嬉しい悲鳴というやつ。誰が担当に付くかで今後の雑誌の売り上げに影響がある。重大な意思決定ということになる。

最悪、『進撃の巨人』の時みたいに優れた作家を逃してしま可能性がある。あれも、実際は諌山先生門前払いではなく、週刊少年ジャンプ担当が付くか付かないか微妙ラインだったらしい。それで、誰が担当になるかを押し付けあっている間に諌山先生が他雑誌に持ち込んでしまった、という話が業界団体公的飲み会で囁かれていた。



○ その後~

B先生についてだが、一週間後に担当編集が決まった。「別の編集者」でもなく私でもない。当時、若手のひとりだった20代の子が任されることになった。編集部トップを交えてB先生原稿コピーを読んだのだが、「若い感性が光る。年齢が同じくらいの人と組ませる方がいいのでは?」という結論になった。

その20代の子は、上の組織からこっちに出向してきている子で、いわば武者修行の身だった。一流大学出で、本社プロパー社員。いわゆる総合職である

最初は、私に選択権があった。B先生担当になる道もあった。だが当時の私は多忙であり、月に何度も会社に寝泊まりするレベルだった。新人は抱えるべきではない。しかし、才能のある子だから迷いがある。

A先生のこともあった。彼のあの作品を世に出してやりたい。もっと有名にしてあげたい。そんな想いがあった。

私が悩んでいるうちに、例の20代の子が手を挙げたのだ。私としても、彼のやる気と知性と直向きさは買っている。諸手を上げて賛成した。

今思えば、正しい選択だった。もし私がB先生担当になっていたら、面白い恋愛エンタメを楽しめる読者の数は減っていただろう。これでよかったのだ。

以後のB先生は、例の持込漫画ブラッシュアップを続けた。翌年には、晴れて弊誌に第一話が掲載されることになった。さらに以後は、担当編集とともに二人三脚で躍進を続け、イケイドンドンの勢いを保ったまま、一度も息切れすることなスターダム上り詰めた。今では漫画家として世に知られている。

一方で、私が担当を続けたA先生は地道な努力を続けた。

上で挙げたA先生の意欲作は、読者層に合っていなかった。それでも、高い画力シナリオ構成の上手さがあったのだろう。その意欲作は、連載期間を積み重ねる度にファンの数が増えていった(業界的には、Amazon第一巻のレビュー数が人気の代替変数になることが知られている)。

今では、A先生は親雑誌で連載を勝ち取るまでになった。去年だったか。彼の作品コンビニ立ち読みする機会があったのだが、やはり突き抜けた画力だった。週刊連載であそこまでの画力というのはまずない。



2024年現在、私は東京を離れて田舎暮らしている。地元町役場Uターン就職して、実家農業を手伝いながらスローライフに近い生活を送っている。

実は、編集者だった当時、働きすぎて病気になった。ある日、下腹部の辺りに違和感を覚えて、血の塊のようなものが血管を這っている感覚があった。病院に行くと、「遅くても明日中に入院しなさい」という医者から指導があった。

それなりに重い病気にかかってしまった。一応は死亡リスクもある。数か月ほど入院した後、どうしようかと考えて、考えて、考えて……編集部に復帰後は、労働を最小限にしつつ転職活動スタートした。

A先生については、幸いだった。彼の意欲作とは最終回まで付き合うことができた。私が退院した後、無事完結を迎えることができた。あしたのジョーに比べればハッピーエンドだった。

入院中に、A先生とB先生がお見舞いに来てくれたのを覚えている。ほかの編集仲間も来てくれた。A先生は、テンションが低めで、何を考えているのかわからないこともあるのだが、人間への基本的な愛というか、思いやりがある人だった。

もう40才を過ぎている。はてなユーザーの中では平均的な年齢か。思えば齢を重ねたものだが、当時の日々は今でも夢の中に出てくる。

若いから編集者をやってきた。身体を壊さなければ続けていたのかというと、多分そうだろう。でも、今の生活も悪くないと感じている。自分語りはここまでにして、締めにしよう。

もしあなたが、Webでも紙媒体でもいい。気になる漫画作品を見つけたとする。面白いものを見つけたと感じたら、ひとまず買ってみるのがいい。Webだと1話単位で売っている。

ひとかどの漫画家というのは、自らが産み出すモノを本気で高めにいっている。あなたフィーリングが合ったのなら、ひとまず1巻だけでも読んでみる方がQOL高まると思う。ハズレを引くことはあるだろうが、アタリだってちゃんとある人生は運試しである

anond:20240210054517

自分スタンスとしては男女別姓の問題については、とにかくこれを善悪だとかに絡めたがるやつから距離を置くというに尽きる。

なるほど、この話題はどうにも荒れがちなのに会話になってくれててありがたいと思ってたら、そういうスタンスだったのか。納得。

しかしこういう意見対立って結局話していくしかないのよな。そのための舞台として政治があるはずなんだけど、政争のために政策が使われる今の自民政治には辟易としてるよ。

こっちも話が逸れたな。

でもこういうの、結局話し合う以外できないのにただの話し合いでは決着着かないか意思決定手続きがあると思うんだよね。裁判所とかその最たるものだと思ってる。他には投票とか。

手続きを変える手続きまで含めてみんなが手続きを守れるといいんだけど、なかなかそれも難しい。

2024-02-04

anond:20240202120536

俺も安楽死急進派だけど、お前らみたいなのが騒ぐと安楽死の実現が遠ざかるから勘弁してほしいんだよな。

きっか

家族や親戚でキツい闘病を経て死んでいった人たちが何人もいたから。身体中を病巣に侵食されて激痛の中で死んだ人の姿を思い出す度、家系から考えて自分も70パー以上の確率でそうなるだろうし、そうなったとき自分だったら早く死なせてほしいと思ったので安楽死推進派。

安楽死反対派の人と議論したときに上のような事情説明したことがあるけど、「それでも自殺という選択肢がある」と言われたので「あ、こいつは血も涙もない鬼畜なんだな」と思ったことを覚えている(全身の骨がボロボロになって入院している老人が、自殺? どうやって、程度の想像力もないやつが賢しらに他人の生き死にに口を出してくるのか)。それ以来安楽死反対派のことは申し訳ないけど「他人が苦しんで死ぬことを望んでいる悪魔のような連中」としか感じられないが、彼らの懸念がすべて間違っているとも思わない。

死は自発的に選び取られなければならない

安楽死にとって絶対に譲れない条件は「それが本人の同意に基づくこと」である人間には生きる権利がある。生き続けるのが苦痛である場合にその権利放棄したい人たちが求めているのが安楽死だ。当然、同意に拠らない安楽死はすべて否定されるべきで、同意がなくても安楽死させていいなんて言い出すやつは、あの悪鬼のごとき安楽死反対派に正当性を与える利敵行為をはたらいていると自覚してほしい。

特に刑務所での同意に拠らない安楽死なんて論外だ。受刑者自分で望んで刑務所に来ているわけではなく、国が彼らを強制的収容しているわけだから、当然、国には彼らの生命健康保障する義務がある(ここでは死刑の是非という論点には触れない。死刑による死以外の話をしていると理解してほしい)。仮に重病の受刑者安楽死希望する場合でも、仮釈放して刑務所の外で安楽死を行う病院につなげる程度の慎重さが求められるだろう。

必要なのは介護放棄できる制度ではないか

そこには、親の介護のために会社を辞めざるを得ず、チューブだらけの言葉も発することができない寝たきりの親の横で「これでは結婚もできません」と苦笑いで語る30代男性の姿が映し出されていた。

彼にとって必要なのは「親を殺すこと」ではない。「親を放り出す権利である。親を放り出すことができないことに彼の不幸の根源があり、逆に言えば放り出すことができさえすれば親を殺す必要はない。安楽死は必ず同意に基づかねばならない。個々人が姥捨てできる公営介護施設ならともかく、子供が親を同意を取らずに安楽死させるなんて認められない。

追記

同意」という言葉は予め他者によって用意された決定に「従う」という意味なので、安楽死において使うべきではない。あくまでも本人の自発的意思決定にゆだねるべき。あとその決定はいつでも撤回可能であるべき

これはその通りなので、本文中で「同意」って書いてる場所は全部「自由意志」とか「自発的意思表示」とかそういう表現に読み替えてほしい。日本語が下手ですまんな。

そう言えば私はリベラルの正しい定義を知らない

はてなキーワードを調べてみた。

自由主義的。自由主義者。

古典的自由主義自由放任主義個人主義)の意味ときと、二十世紀初頭以来の福祉国家的な新しい自由主義弱者擁護、寛容、進歩主義)の意味合いのときがある。

自由放任主義個人主義弱者擁護?寛容?進歩主義

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他人空間にずけずけと入り込んで自分主義主張を押し付け自由放任主義

集団意思決定個人が異をとなえるのを許さず、そのような個人が出れば組織で「統括」する個人主義

社会的に弱い立場、苦しい立場にある男性自己責任と切り捨てるのみならず「チー牛」「弱者男性」などのレッテルを貼って嘲笑する弱者擁護

自分達を絶対的正義位置づけ、自分達と少しでも異なる考えは悪と決めつけて糾弾する権利を持つ寛容?

70年前に戦争相手から押し付けられた憲法に対して一言一句堅守せよと主張し、見直しの為に議論をしようと呼びかけることすら「憲法違反」と決めつける進歩主義

 

からない。私にはリベラル定義が分からない。これは多分に私の学力の無さがもたらしたものだろう。恐らく、真に学び、真に目覚め、真にリベラルを修めた、真のリベラルなら、そのような価値観を持つのだろう。

 

しかし私には残りの人生の全ての努力を費やしてもリベラルを正しく理解し、その崇高さに目覚めることは難しいかも知れない。無知無能の理性を持たないケダモノには人類の叡智は理解できないのだ。

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