はてなキーワード: 恋チュンとは
小学生の頃、なんかのタイミングで「よしんば」という言葉を覚えた僕たちは、よしお(仮名)のあだ名を当然「よしんば」にした。
そこから「〜んば」というあだ名化が流行り、姓と名の一部をとって「はらんば」「たけんば」、
元々のあだ名をさらに「んば化」して「みそんば」「まめんば」「がちゃんば」など一過性のブームになってた気がする。
厳し目の同級生の山本さん(仮名)のあだ名は当然、「やまんば」となり、先生に叱られたことで「んばんば」という派生をした。
からかうように「んばんばうるっせーからな」とか「んばんばんばんば…」と、からかったり。
あるよねそういうの。
この流行りもすぐ廃れたんだけど、「よしんば」だけは定着して仲間内で使われ続けた。
その後、それぞれの人生に色々な山や谷やすったもんだがありました。
昨年、その「よしんば」が結婚することになり、お相手はなんとあの厳し目の山本さん。
(厳しさの名残はない、たおやかな麗しい女性となっていました)
結婚式は半ば同窓会となり、友人で恋するフォーチュンクッキーの映像を繋いだ(よくある)余興ビデオを流した。
会場は盛り上がりを見せた中、恋チュンの間奏部分で、放送事故のように音が途切れ、
「イェ~へっへっへ、わかるかな~、わかんね~だろうな~、
昔おれが"ゆうやけんば"だったころ、お前は"よしんば"だった、
山本さんが"やまんば"で、先生におこられて"んばんば"になった
わっかるかな~わっかんね~だろうな~」
友人のゆうや(仮名)の松鶴家千とせのハイクオリティものまねが入り、
一瞬会場がシーンとした後に、画面は何も無かったかのように恋チュンに戻り、
友人席は一同大爆笑、そういえばそんな流行もあったよね、とか言いながらお互いを「~んば」で呼びあい懐かしみながら笑った。
よい結婚式だったね、ほんと。
「よしんば」の4文字でふとよみがえったので書きました。