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はてなキーワード: 怪談とは

2023-09-06

ホラーの何が楽しいのか

ホラー界隈を揺るがすような作品が割と頻繁に出てくるのが良い。

アニメでいえばガンダムエヴァという作品の間には20年以上あったと思うけど、ホラーは数年ごとに「これは!?」と思うような作品が出てくる。

たとえば俺がホラーに触れたのは中山市朗の新耳袋最初で、そこからオカルト板のネット怪談の台頭。

ほぼ同時にジャパニーズホラーともてはやされる映画作品連続して公開される。

最近でいえばYouTube興隆によって怪談士の語りが盛り上がっているし、台湾韓国タイなどアジアンホラーの良作を見るのもいい。

個人的には怪談ホラーは読む方が好きなので師匠シリーズや某宗派僧侶なんですがとか、最近怖い話はキクだけでなんかが気に入ってる。

まり体系的に網羅してるわけじゃないら抜けはあるけどホラー短期間で飽きさせないように新しいホラーが出てくるのが良い。

anond:20230905204414

厨房の頃に洒落怖まとめや新耳袋書籍版を読み漁ってたようなホラー好きって、

今は書き手読み手もSCPの依談・オモコロホラー記事カクヨムホラーSS・禍話リライトかに散らばってて

映像媒体だったら白石晃士、皆口大地、寺内康太郎大森時生あたりが人気で

だいたいみんな趣味が似通ってて話題に挙がるものほとんど同じだけど

この辺のホラー好き界隈ってはやせとか島田とかあの辺の奴らに興味がなくて基本シカトしてると思う

初耳怪談とか定期的に新作が放送されてるのに話題になってるの見たことない

動画上げてもテレビに出ても怪談好きはチェックしてない

あいつって洒落怖パクリで世に出てきた奴でしょ、とか本人は色々活動してタレントとしての知名度はあるみたいだけど怪談の内容はぬるくてうっすいよね、とかそういう目で見られてる

木札の嘘話はだいぶ前から垂れ流されてたのにこれまで全然広まっていなかったのは

問題視されていなかったからではなくてあの木札の由来に迫る人がほとんどいなかったか

ホラーにも「考察」とかにも興味がなくてまじないのいわれを調べることに関心のない、ただアイドルYouTuberはやせくんを推したいだけのファンの間で話がとどまってたからだと思う

外部に話が広まった今、ホラー好きとしてはどうにかならないかと思うけどファン層も含め元々違う界隈だから自浄作用も何もないし

分断が進んだだけって感じだ

ただ、ネット発のホラー企画書籍化が盛んになりつつあるこのタイミング

今回の件のせいではやせと何の交流もない実話怪談好きがまとめて炎上クリエイターに目をつけられたきらいがあるので、また金銭のやりとりが発生しない範囲での活動に戻ることになるのかなとは思う

https://anond.hatelabo.jp/20230905204414

怪談それ自体問題があるとは思っていないが

怪談に興味を持つ人間を標的としたカルト集団による勧誘活動が時折観測されるため

イベント等への参加については慎重になったほうが良い。

10年ほど前のことになるが、当時人気のあった怪談地方自治体という集団

レイキ関係者が紛れ込んでおり勧誘を行っていたとして界隈で結構な騒ぎになったことがある。

ほとんどの人は怪談を話として楽しむだけで信じ込んだりはしないものだが

中には入れ込みすぎてしまう者もおり、そういった手合いはカルト的なものとの親和性が高いと推測される

カルトからすれば絶好の環境と言えるだろう。

anond:20230905204414

創作界隈に居るから創作怪談否定することはしたくないんだけど、さすがに呪物を無からクリエイトしちゃった件については半年から出れなくなるくらい恥ずかしがれよ。と思う。

霊感商法で壺を……とかそういうレベルじゃないんだよ。彼らだって騙すために凄い努力してるって。(悪いことです。もちろん)

河原で拾った石を化石だぁ! と喜んでる幼稚園レベルなんだよ。

不謹慎とか不謹慎じゃないとか、そのレイヤーとは別に、「や、ヤッチまったはっずかしいいいいいいいい」と転げまわれ。せめて。

anond:20230905204414

そもそも怪談って実話として語られないと成立しないでしょ。

世の中の複雑さを受け止めるのに疲れた脳がステレオタイプで固めたシンプルな「実話」で休憩してるんだと思う。

実話風怪談じゃなくて実話怪談が聞きたいんだが

anond:20230905204414

ありがとうぁみさんの「病院

村上ロックさんの「異常行動」

みんな見てね

夜馬裕さんの怪談はどれもおすすめだよ

anond:20230905204414

ちょうどテレビで赤い女の都市伝説の話を見てからオモコロ修学旅行で変な女を見た話を読んで、これは実話ベース怪談なのか?と不思議がっていたらTwitter検索で出てきた何年も前のツイートさら過去の変な女の目撃談を見つけて都市伝説にしては目撃談が多い怪談だとびっくりしていたところ

まりに目撃談が多いので実在の女だった説が同時に存在してるけど、ひとつひとつエピソードを見ると生きた人間の話にはそぐわなく、その後赤い女の怪談が全国に飛び火しているのがなかなか不気味で面白い

アスぺなので怪談ミステリーエンタメとしては楽しめない

マジレスしたくなっちゃうので

2023-09-05

 実のところ、数年前から実話怪談が盛り上がってきている。

 実話怪談とは、四谷怪談のような古典怪談ではなく現代怪談だ。というとトイレの花子さんのような都市伝説を思い浮かべる人もいるだろう。しかし、そのような出所不明の噂話とも違う。

 まず大前提として「実際に不可解な体験をした人というのは、この世の中にいるんだ」というところから始まる。そして、それら体験から聞き取ったものを語ったり、あるいは執筆という形で記録されたものが実話怪談である

 と、基本的説明としてはこれで十分ではあるのだが、多くの人が疑問に思うことだろう「それが実際にあった話だとする根拠は?」と。

 ここははっきりと申し上げておくが「そんなものはない!」である

 ないんスよ。というのも怪談超自然的なもの、未知のものを扱う分野だからだ。最新の科学技術物理知識を以てして証明できてしまったなら、その時点で、もはやそれは「怪談だったもの」となってしまうからだ。

 うん、わかった。

 もう少し突っ込んで説明しようか。

 つまり、実話怪談とは「実際にあった話だとする根拠はないが、とにかく、本当に不可解な体験をしたと主張する人がいて、その人の実在根拠とした話」のことだ。

 そんな根拠の拠り所となる体験者は、実際に語られるさいには、諸般の事情により匿名として扱われることが多い。

 …はい、お察しのとおりだ。実のところ、受け手側に実話である判断する材料はほぼない。

 ここまで読まれた皆様におかれましては「せめて、なにか実話を担保するものはないのか?」とお思いかと存じます

 まあ、その、あるにはあるんですよ。お気に召すかはわかりませんが。

 というわけで、以下が令和最新版だ。

 実話怪談とは「実際にあった話だとする根拠はないが、とにかく、本当に不可解な体験をしたと主張する人がいて、その人の実在根拠とした話…としたいけど、事情により身元は明かせない以上、聞き取ってきた私という実在を仮の根拠とした話」のことである

 あきれちゃった人には申し訳ないが、こういった回りくどい手順を踏むことで、かろうじて実話と呼べるものになっているのが実情だ。ゆえに実話怪談はその性質上、二重の信用が必要となる。

 つまり怪談話者(著者)は、取材において体験者が事実を話していると信用し、受け手話者(著者)が嘘を言っていないと信用したときに、初めて実話怪談を楽しむことができるのだ。

 もはや新手のカルトのように聞こえるかもしれないが、事実そうなのだとはいえ実話怪談愛好家がなんでもかんでも受け入れているかというと、そんなわけではない。聞いていて、あるいは読んでいて「なんかこの話うさん臭いなぁ」と思うことは多々ある。

 なぜなら、それぞれが自分なりの実話怪談観を持っており、常にそれをもとにこの話者(著者)を信用するかどうかを推し測っているからだ。また、これは怪談取材時でも吟味される事柄である。(興味があるなら『忌み地 怪談社奇聞録』あたりを読もう)

 こういった部分も含めてこのジャンルの楽しみ方となっている。

 個人的に言えば、実話怪談とは少額の霊感商法だと思っている。騙されたとしても、実害は、文庫本なら数百円ていど、新書なら千円か二千円ていど、映像ならタダから数千円ていど。イベントもそれくらいのものだろう。

 これは受け手側としての心持ちについて論じているが、同時に話者(著者)側にある程度の倫理観を求めるということでもある。

 実話怪談センシティブだ。

 実在する人物を扱うこともそうだし、死を扱うという点においてもそうだ。タブーをかき分けた先に真の恐怖はある。根本的に不謹慎ジャンルなのだ

 だからこそ信用される優れた話者(著者)となるためには、細心の注意を払いつつもギリギリを攻めるという綱渡りを行わなければならない。

 ともかく、信用を重視する点からわかる通り、実話怪談というジャンルは意外なほど属人的性質を孕んでいる。そしてこの属人性こそが、昨今の実話怪談ブームの一因であるように思う。

 分かりやすく言うと、怪談師と呼ばれる人々が出てきたことによって盛り上がったのだ。

 実話怪談の始祖を『新耳袋』とするなら、最初媒体書籍であり文字媒体だった。(ちなみに稲川淳二御大の語る怪談を、実話怪談の枠に当てはめるのは無理があるので割愛

 まだ怪談師という言葉はなかったが、初期のころから属人的気質垣間見れた。とはいえ、この時代の実話怪談エピソード至上主義であった。

 あと、そもそも著者がほとんどいなかった。

 私は00年代の初期からの愛好者だが、この時代怪談にとって冬の時代だった。それでも『新耳袋』や『「超」怖い話』がシリーズとして刊行を続けてきたことが、今日の盛り上がりの土壌となっている。

怪談師」という言葉が出だしたのは10年代の中頃だろうか。怪談師とは怪談話者のことだ。彼らの活動範囲は音声のみならず、映像イベントなど大きく広がっていった。

 そのため必然的話者存在が前に出ることとなったが、属人性の強い実話怪談と非常に相性がよかった。

 昨今の怪談人気は、すなわち怪談師の人気と言って差し支えない。

 しか怪談師の数は年々増えていっている。

 そんなわけで、実話怪談は空前の大ブームとなった。

 さて、それに加えて、去年あたりから呪物が盛り上がりを見せている。

 いわゆる呪物ブームだ。

 事情を知らない人からするとマンガ呪術廻戦』人気に乗っかったものだと思われるかもしれないが、それは半分くらいは正しい。マンガの影響はでかい

 とはいえ呪物コレクターと呼ばれる存在が昨日今日誕生したわけではない。もっと言えば、呪物と呼ばれるものは大昔からあり、怪談好きに限らず、多くの人から認知されていたはずだ。

 では、なぜこのタイミングブームとなったのだろうか。

 そもそも実話怪談においては、エピソード重要視された。実話の「話」とはお話エピソード)のことだから当然と言える。ゆえにエピソードの乏しいものは主流から外れていく。

 心霊写真心霊スポット探索といったものがそうだ。

 怪談ジャンキーには「ここの木陰に恨めしそうな女の顔があります」だけではお話として弱く感じるのだ。

「出ると有名な廃墟を探索しました。すごく雰囲気があって怖かった」だけでは怪談欲は満たされないのだ。

 呪物もその性質エピソードに乏しい。「これが丑の刻参りで有名なご神木に刺さっていた藁人形です」だけでは情報不足も甚だしく、消化不良を起こしてしまう。

 とはいえ、これらは実話怪談という評価基準において物足りないというだけで、それぞれに違った魅力があり、愛好する者が一定数いる。

 また、怪談師という存在が実話怪談を発表するメディアを広げたことにより、別媒体として点在していたそれらが、集約されつつある。その中でもビジュアルに優れた呪物は、具体的なイメージに乏しい実話怪談を補佐する存在とも言える。

 だが、それは本質ではない。

 呪物ブームの最大の理由は、呪物コレクターの所有する呪物のエピソード性の高さだ。いつの間にか呪物はお話を手にいれ、怪談のものとなっていたのである

 むろんこれにはカラクリがある。そして、それこそが先般の木札に関連した炎上事件の原因ともなっていると考えられる。

 具体的な手口は単純で大したことではない。呪物の定義を限りなく押し広げた、それだけ。

 一般的な「呪い」や「呪物」といったものイメージは「恨みを持った人間が、儀式などの間接的な方法怨念を晴らそうとする行為呪い」であり「その儀式使用される道具=呪物」ではなかろうか。すなわち丑の刻参りを行うことが「呪い」であり、そこで使用された藁人形が「呪物」であると。

 しかし呪物コレクターはそれだけでは満足できなかった。

出自不明ながら所有すると厄にあうもの

・呪われるわけではないが曰くのあるもの

心霊現象に関わる物品

・念のこもったもの

祈り宗教的儀式に使われる道具や開運グッズ

 これらをまとめて呪物として扱ったのだ。

 呪物という語にそれらを無理やりに詰め込んだ結果、呪物のミーム化といった現象がこの界隈で起こった。これによりエピソード性は強いが呪物と呼びがたい物すらもその範疇に納めることに成功する。

 どこまで意図的に行われていたかは分からないが、そういった呪物コレクター戦略が奏功し、折よくマンガの人気と合わさったことで、呪物ブームが巻き起こったのではなかろうか。

 あくま個人的考察ではあるが、あながち的外れでもないかと思う。

 というのも、今回の炎上には特徴的な温度差が見てとれる点からも、それらを裏付けているように感じたからだ。

 今回の件はジャニーズ性加害問題と似ている。すなわち、内部においては問題意識がほとんどなく、外部の人間が指摘することで初めて問題化したという点だ。

 そもそも木札のエピソード2022年の時点ですでに紹介されており、それこそ祝祭の呪物展というイベントでは2年連続で展示されていた。しかし木札について問題視する声は(自分観測範囲内では)なかった。

 私自身はイベントに足を運んではいないが、動画にてその存在を知った一人である。だが、やはりその時はまったく問題意識はなかった。

 事が明るみになったさいも、初めは事情の分かっていない人が騒いでいるだけだろうくらいに思っていた。しかし実際に内容を確認するにつれ、そういった次元出来事でないことに気付き、心地よい夢から叩き起こされたような気分となった。

 この件に関しては、はやせ氏に非があることは間違いない。

 問題複数あるが、やはり東日本大震災被災者と関連のある物品を「呪物」というくくりに入れてしまたことに尽きる。呪物コレクターとしての戦略裏目に出た形だ。

 だが、本当に非があるのははやせ氏だけだろうか。

 これは出自不明説明された木札の出所が判明し、そのエピソード自体に疑問が持たれた今だからこそ言える話などではなく、最初の発表時からあった問題だ。

 しか自分も含め誰も指摘できなかった。受け手側も麻痺していた部分があったのだ。間違っても「はやせさんがあんなに謝ってるんだから、許してあげてください」なんて言える立場にない、どころか一緒にごめんなさいしなくてはいけない立場にあると言える。

 …とはいえ、頭では理解できるものの、心の奥底では引っ掛かりを感じている。

 それは結局のところ、不謹慎さも含めて楽しむというスタイルが染みついているせいだろう。

 自分高潔人間などではない。心の奥底にドロドロとした薄汚いものを秘めた、しょうもない人間しかない。

 だからこそアングラものに惹かれる。怪談に惹かれるのだ。

 冒頭に戻るが、今、実話怪談が盛り上がってきている。

 文字媒体くらいしか発表の場がなかった時代は終わり、怪談師の活躍により発表の場は増えていった。賞レースも盛んとなり、多くの怪談師と無数のファンを生み出した。

 怪談を取り巻く環境は激変したが、怪談本質は変わらずにい続けられるのだろうか。

anond:20230612094302

深夜二時、嵐、

ガケに近寄ると男の悲鳴がきこえてきた

「俺……オレ……    圧剣産婆……」

新たな怪談の生まれた瞬間であった……

2023-08-30

anond:20230830133752

検索したけどTwitterもここも元増田投稿以前は一人くらいしかいなかったよ

検索に引っかからない形で書いてたのかもしれないけど

当時感想を色々検索してたけど「けっこういた」と言えるほどいたとは思えない

ホラーのものが苦手とかこの手の実話怪談面白さが分からない、ピンとこないって方向性感想はちらほらあったが)

連載中は何度もトレンド入りしてブコメもたくさん付けられて話題になったけど部落差別テーマにした作品だというのは

よっっっっぽど穿った見方をした人じゃないと見出せないということでは?

書籍化タイミングを狙いすましたかのように難癖つけて正義棒で殴りつけたり、「そういうことか……」とかドヤってる奴らの方が

何か金貰ってらっしゃる?って感じだ

2023-08-22

霊感があるという人の怪談Youtubeで聞いたんだけど

手慣れた嘘を話しているように感じてしま全然楽しめないんだ

やっぱ稲川淳二は凄いよ

801号室の隣人

 

 僕が彼女最初出会ったのは深夜、コンビニ帰りのことでした。

 

 オートロックマンションエレベーターという密室に見知らぬ男女がふたりきり。

 更には降りた階が一緒ということもあり、最初はご多分に漏れず気まずい雰囲気になりましたが、いざ鍵を取り出し室内に入ろうとしたとき彼女の方から

 

「お隣の方だったんですね」

「あ、はい山田(仮)と申します」

佐藤(仮)です。お隣の方とは知らず、申し訳ありませんでした」

 

 そう安心したように声をかけられ、顔見知りとなった以後はたまにマンションの共有部で顔を合わせては挨拶と軽い会話をする程度の仲になりました。

 

 そんな出会いか半年ほど経ったころでしょうか。

 マンション入口オートロックガラス扉の前に佇む佐藤さんに出会いました。

 

「すいません。実は部屋の鍵を忘れて外に出てしまったようで、顔見知りの方が通りかかるのを待っていたんです。一緒に入らせてもらっても構いませんか?」

「それは大変でしたね。もちろん構いませんよ」

ありがとうございます。このままずっと誰も来なかったらどうしようかと思ったんです」

 

 僕の顔を見上げ、ほっとしたように微笑む佐藤さん。

 いつものように8階に着くと、彼女は、

 

ありがとうございました」

 

 と笑顔で頭を下げ、自室のインターホンを押して中の人を呼び出しているようでした。

 

 このマンションは全室2LDK賃貸。当然、ご家族暮らしていている方も多いため、

 

(聞いたことは無かったけど、旦那さんやご家族暮らしていたんだな)

 

 ……と。

 その時の僕は別段なんの疑問も抱かず、そのまま鍵を開けると自室へと戻りました。

 

 ----思えばこれが最初異変だったのだと思います

 

 その後、僕はマンションエントランスで頻繁に、鍵を忘れてオートロックに締め出されてしまった彼女に遭遇し、

 

マンションの中に入れて欲しい」

 

 と頼まれるようになります

 最初の数回は、

 

おっちょこちょいな人なのかな?)

 

 と思いましたが、これが月に一度なら兎も角、半月に一度、週に一度……と徐々に頻度が上がっていくと、いくら鈍感な自分でも、

 

ちょっとこれはおかしいぞ)

 

 と思い始めます

 このご時世、毎回スマホも持たず外に出ている点も気になりました。

 

 ただ、同じ階に住む隣人とは言え、得られる情報には限りがあります

 管理会社警察相談するにしても、僕個人がなにかしらの被害をうけているわけではありません。

 鍵を忘れて締め出されるという行為以外、彼女の様子にも変わったところは無く、いつもインターホンを押して部屋の中に入っていくだけでした。

 

(なんだか怪しいが実害も無い。さてどうしたものか?)

 

 そんな悩みを持ち始めた頃、僕はたまたま仕事の都合で一週間ほど出張しました。

 そして何故か、出張から帰ってきて以降、佐藤さんとエントランスで顔をあわせることはぱったりとなくなりました。

  

 なんだかもやもやとはしたしたものの、そんな気持ち仕事とせわしない日常忙殺され、僕はそれ以降、佐藤さんのことを思い出すこともありませんでした。

 

 

 そして……それから数か月後のこと。

 

 僕は8階のエレベーターを降りると、異臭がすることに気付きました。

 魚系の生ごみを数日ほったらかしにしたようなニオイとでも表現したらいいでしょうか?

 そしてそのニオイの元を探ると、どうやら801号室のドアから臭っているようなのです。

 

 音やニオイといった問題マンションにおいて頻繁に議題となるトラブルです。

  

 そういえば佐藤さんとはこの頃顔を合わせていないし『たまたま旅行などでゴミを捨て忘れた』とか、すぐに改善されるかもしれない……と希望を抱き、気付いてから数週間は特に何もしませんでしたが、流石にひと月も改善されず、さらにニオイがきつくなってくるとなると、対処しないわけにはいきません。

 チャイムを押して直談判をすることも考えましたが、隣人トラブルになることを考えると億劫で、僕は管理会社電話をしてこの件を伝えました。

 

 -----ここまで書けば、もうお気づきだと思います

 

 結論から言うと、801号室の佐藤さんは死体発見されました。

 今思えばひと月以上、物言わぬ死体と隣り合わせで生活をしていたというのはゾッとしない話です。

 

 でも僕が衝撃を受けたのはそこではありません。

 

 801号室で死体発見されたあと、一応は”変死体”という扱いになる為、通報者であり隣室に住む僕の元へ、現場検証に来た警察のかたがいらっしゃいました。

 

 そこで僕ははじめて、隣室を借りていた佐藤さんが男性だったこと。

 そして彼が死んだのは、僕が出張に行っていたあの時期とかぶるのではないか? ということを知りました。

 

 では……僕の良く見知った”佐藤さん”は一体誰だったのでしょう?

 

 彼女は本当に鍵を忘れていたのでしょうか?

 彼女は何故、ぱったりと姿を消してしまったのでしょうか?

 彼女男性の死に、本当に関わっていないのでしょうか?

 

 僕はもちろん彼女のことを警察に話しました。

 親族に該当する女性存在しないため、恐らく親しく付き合っていた知り合いか彼女なのではないか? と言う事でしたが、見聞した死体特に不審な点はなく、男性自然死(突然死)として処理をされるとのことでした。

 

 その後、僕はそのマンション引っ越し別のマンションへと移り住みました。

 

 名前場所も階数もまったく異なる新しいマンションですが、ここにもあのマンションと同じく”オートロックガラス扉”があります

 なので僕は今でも会社から帰ってくるとき、夜の闇に明るく浮かび上がるエントランスを見ると、あのガラス扉の前で彼女が待っているような気がして、少しだけ恐ろしくなってしまうのです。

 

 

 

 

 

2023/8/21放送伊集院光深夜の馬鹿力】のなかで、

怖い話実体験を多少いじると成立させることが出来る』

との談があり、これはそれをもとに作成した”創作怪談です。

私が実際に体験したハナシとは少々異なることを、

隣人の名誉のため、ここに記載しておきます

 

2023-08-17

気持ち悪い話するね

片思いしてる相手がいる 同じサークルだった人だけど友達とすら言えない 相手はもう4年くらい恋人いる

あの人いいな〜みたいな淡い感情だったらいい思い出ってことで別にいいんだけど、

なんか最近出会いなさすぎてバグってきて、結婚するならあの人だよなとか、子ども別に欲しくないけどああいう人と結婚すれば欲しいとか思うようになるのかなとか、あらぬ妄想をしてしまう アイドルオタクのリア恋と同レベルっていうかそれを上回る怪談すぎる 塩かなんか撒いてこの妄念を断ち切りたい

2023-07-12

anond:20230712104218

令和生まれ怪談か〜ってなるとなんだか醒めるんだよね

2023-06-20

anond:20230620092803

このラノ作家最近になって胡乱な話を連発しているという背景がある。

その上で創作怪談みたいな話を「実際に聞いた話」として開陳したので「またか」と批判されている。

だいしゅきホールドなんかは「単なる勘違い」「自分体験のように錯覚しただけ」で済むけど、

今回の作家はバズろうとして意図的に嘘をついているのでより悪い。

2023-06-13

anond:20230613111907

幕張とか書いてる喜多先生マンガ好きなんだけど、「泣くようぐいす」かなんかで最終話で作者が訴えられて法廷に行く話で終わってたのを見てぽかーんってしてたw

俺もエンバンメイズとか四ッ谷先輩の怪談とか打ち切られるマンガが好きだわ 週刊誌でやってるうちに推さないとダメなんやなって

2023-06-10

怪談

ぶつかりおじさん、最近定着した言葉だが、たぶん昔から存在はしていたはずだ。でもフォーカスされていなかった不可視存在SNS時代になって多くの声や証拠動画らしきものがアップされるようになってはじめて、どうやらそこそこ多く実在するらしいことが可視化されてきた。それまではまるで都市伝説怪談

そんなやついる?いたらやべーな、いるかもしんないけど。いや、いないだろ。ぶつかられたほうが話を盛ってるだろ。いやいや、わたしはぶつからたことあるから。ほんとに?

そんな存在。実しやかに語られる妖怪

そしてその妖怪本人から情報は、いまだに発信されていない。されてないよね?おじさんのぶつかり日誌、みたいなブログとか。衝突〜わたしは『ぶつかりおじさん』と呼ばれた〜、みたいなノンフィクションとか。だから生態がよく分からない。

最近話題だった漫画の「アンチマン」は、その妖怪人間として描いた、人間性を肉付けしたところに意義があったのかもしれない。まずフィクションとして描くことで、妖怪ではなく人間なんだよ、あなたの隣に住んでいるかもよ。みたいな。もしかすると細々と小さく語られている彼らの声が、耳を澄ますと聴こえるかもしれないよ、と。

2023-06-06

恒川光太郎がCOVID-19を作中に出していてガッカリした

なんだろうな……俺が彼に期待していたのは今風に垢抜けさせた古典ホラーだったんだよ……

言葉遣いが今風なだけで中身は遠野物語怪人二十面相のようであって欲しかったわけだ。

現代感みたいのは期待していなかった。

設定上が最近であるだけで、物語が描くものはせめて20年ぐらい古びたものであって欲しかったんだな。

現代語として自然に読める古典怪談を求めていたわけだよ。

そこにCOIVD-19だよ。

萎えるよね。

さっぱり和風だしと言いつつ実際には色が薄いだけで味と塩分ガッツリなのを求めていた所に、本当に薄味のものが出てきたりさっぱりを捨てたガチで濃いめのが出てきたりしたらやっぱり困るわけだよ。

自分作風大事にしてほしいね

同性婚絶対阻止しなければ結婚制度破壊される。

また弁護士同性婚が好きなのは離婚ビジネス狙い。

https://twitter.com/K_JINKEN/status/1665696991433871360?s=20

神奈川県人権啓発センター公式

@K_JINKEN

同性婚法制化について本センター見解

絶対に阻止すべき」

です

同性愛者にとってはなおのこと

なぜかと言えば、現状の婚姻は子孫繁栄を前提にしたもので、それを同性に広げたら、婚姻優遇を減らす方に進むのが目に見えてます

すると自由恋愛の束縛という婚姻デメリットだけ残ります

午後9:28 · 2023年6月5日

神奈川県人権啓発センター公式

@K_JINKEN

21時間

結果として、結婚という制度自体オワコンになるでしょう

結婚相手を束縛して金ヅルにする道具に堕ちます

詐欺師金持ち情弱を騙して財産をぶんどるために活用されることでしょう

並の知識がある人の間では事実婚デフォになるでしょう

神奈川県人権啓発センター公式

@K_JINKEN

21時間

婚姻関係がないと公営住宅に同居できないとか、病院で面会できないとか言いますが…

そんなの全日本同和会にでも入って差別差別だとごねりゃあいいだけの話です

税制上の優遇がなくなって、何かあれば慰謝料だの財産分与だのリスクだけになってしまえば、金がある人は結婚しなくなります

神奈川県人権啓発センター公式

@K_JINKEN

20時間

差別差別だとごねりゃあいい」

これは冗談ではなく、真理です

実際、大阪府大東市公営住宅では

同和会会員なら、本来の入居用件に該当しない人も居座っているそうですから

同性カップルの入居などたやすいことでしょう

神奈川県人権啓発センター公式

@K_JINKEN

38分

大阪府大東市】市営深野園住宅の一室で メダカ開業 同和住宅では やりたい放題?

jigensha.info

大阪府大東市】市営深野園住宅の一室で メダカ開業 同和住宅では やりたい放題? - 示現舎

welst

@welst11

6時間

婚姻優遇減らすってのは先走り過ぎじゃないですかね

ごねればいいと言いますが、国が平然と差別をしてるのはマズイかと

そもそも同性愛者の人権どこいったんです?結婚という目に見える形で結ばれたいと思うのは恋人として自然感情かと。この出発点を無視して議論を重ねるのは無駄かと愚考しま

神奈川県人権啓発センター公式

@K_JINKEN

3時間

現状でも事実婚ができるし、結婚式するのも自由だし、禁止されているわけではありません

ただ、法律を作るとして異性婚と同じ扱いは不可能だと思います

姻族関係の扱いはどうするんだという問題もあります

配偶者控除なんかも、それだけを目的にする人が出てくると収拾がつかなくなるでしょう

投資家A

@1bitcoinn

5時間

異性でも「結婚」がデメリットしかなくてしない人が増えてるのに、なんで今さら同性愛者が「同性婚」について騒ぐのか謎。自分達を認めて欲しいだけでしょ。

日本ではそこまで差別とかないし、同性婚可能になったとして、結婚してもただ後悔するだけだぞ?

富裕層贈与税回避しか使えない制度

神奈川県人権啓発センター公式

@K_JINKEN

たぶん、むしろ自由が減ってしま

「こんなはずじゃなかった」ということになるでしょう

午後3:09 · 2023年6月6日

うえぽん

@s_uepon

同性婚』という同性のみが結婚出来る枠を新設すれば良いと思います

現状の結婚システムに同性を入れ込むよりリスクデメリット、手間も少ないと思うのですが。

午後5:13 · 2023年6月6日

神奈川県人権啓発センター公式

@K_JINKEN

1時間

法制化しない方がいいと思います

現状、事実上やることは別に禁止されているわけでもなく、法律の枠外でやっているものに対して、頭ごなしにルールを決める必要性がありません

異性の結婚でさえ束縛されることを嫌う人がいるのに

極度∞怪談(してます)やねうら🧬TV@cryptoきくうし

@TV65377118

6時間

https://gendai.media/articles/-/66067?page=1&imp=0

≫結果として結婚という制度自体オワコンになる

という神奈川さんの意見は正しいですよ👀

非嫡出子率が6割に迫り、結婚してない事実婚家庭への優遇を進めたフランス事実そうなってます

引用記事では日本より出生率が高いと謳ってますがそれはイスラム移民が多産をするから

2023-06-01

怪談師結婚しづらいのか

ナナフシギさんと夜馬裕さんのコラボ動画で夜馬裕さんが「怪談取材するための費用とその他で5600万円かかってる。この経費は回収できない」とおっしゃってて

夜馬裕さんは離婚歴があるらしいけども、そんなに怪談仕事お金をかけていたらこから結婚は難しいのかな?と思った

夜馬裕さんの怪談はとてもとても面白いんだけどこれだけお金をかけた結果なんだよなあ

でも、夜馬裕さんは会社員もやってるし、人気怪談師だし、本もたくさん出されてるし、これから過去の経費が黒字化していくのかなと思う

松原タニシさんは事故物件に住んでるから女性パートナーを見つけるのが難しそう

だって怪談は好きでも事故物件同棲をしたいという女性はなかなかいないのでは?

田中俊行さんも呪物を購入するためにかなりの経費がかかるから結婚は難しそう

呪物コレクターのはやせさんは既婚者で呪物購入にかなりお金をかけているけども、テレビの裏方もしているし、怪談イベントでもかなり儲けているから奥さまを養っていける

結局お金がたくさんあれば、妻子を養っていけるけど

事故物件に住んでいたり、呪物をたくさんコレクションしていたりすると難しいのかもしれない

怪談師一本で食べていこうとすると、そうとう人気がでない限り結婚はなかなか厳しいのかも

仕事怪談師だけだと怪談収集の経費で赤字なっちゃいそう

自分自身霊感があったなら怪談収集しなくても実体験が語れるけども

郷内心瞳先生本業の「拝み屋の仕事は儲からない」っていうけど、怪談本はとっても売れていると思う

中山市朗先生も本を出版することで大きな利益を出している

怪談師は本で利益を出すという方法もある

怪談師は怪談の賞レースに参加したり、YouTubeちゃんねるを立ち上げたり、怪談ライブ仕事をしたり、本をだしたりと色んな稼ぎかたがあるが、

取材や呪物購入の経費もかかるし

怪談師の収入だけで食べていくにはこれからの若手には厳しすぎる

手強い先人たちがたくさんいるし

怪談師が結婚しようと思ったら本業収入を得ながら副業怪談師もやっていくというのが一番いいのだろう

2023-05-28

怪談ファンとしてお願いがある

夜馬裕さんにはファングッズとして柄シャツを売り出してほしいし

松原タニシさんにはファングッズとして古着風柄シャツを売り出してほしい

タニシさんはグッズとしてTシャツを売ってるけど、ファンがほしいのは松原タニシさんプロデュースの柄シャツなんよ

都市ボーイズさんのグッズはそのままでいいです

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