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はてなキーワード: 御殿場線とは

2022-08-20

東海道も遠くなりにけり

現在東海道本線と称されている鉄道路線、確かにほぼほぼ東海道に沿っているのだが、険しい峠は迂回するか長大トンネルで通過させていたりする。

代表的なのは箱根峠鈴鹿峠

箱根峠箱根山の南から伊豆半島に連なる、ちょうど半島の付け根に当たる部分に丹那トンネルという長大トンネルを掘った。

トンネルができる前は箱根山北側高原を回る、現在御殿場線ルートだったが、勾配がきつい上に荒天に弱い(土砂崩れ多発)ということで新線を建設したと。

鈴鹿峠に至ってはルートを大きく北に変え、名古屋から岐阜北上、そこから草津までは中山道ルートトレースするという大胆な施策で乗り切った。

というわけで鈴鹿峠前後はメインルートからは完全に外れてしまったものの、実は鈴鹿峠に近い旧東海道を通る鉄道路線が、あるにはある。

関西本線名古屋柘植と、草津線だ。

その旧東海道に沿う鉄道がが今回の本題。

関西本線草津ルートのうち亀山柘植が、加太越と言われる鈴鹿峠の南を回る峠越えになっているのだが、現在ここを含む関西本線亀山加茂が存廃の危機に立たされている。

ここのルートは元々私鉄だったものを旧国鉄が買収し、それが東海道線とライバル関係にあるルートだったためか今の今までロクに近代化せず、低規格路線(しか非電化)のまま放置してきた。

そのまま近鉄名阪国道という大幹線に需要殆どを吸い取られた結果、誰も当ルートを使わなくなり、これから何をするにも手遅れという惨状に。

本来だったらJR化する前の国鉄時代に、加太越と木津川渓谷という急峻で狭小なルートを、電化した長大トンネルによる新線建設とかで抜本的に改善すべきだったと思う。

その意味では、何もかもが遅すぎた。

ここまで需要が落ち込んでしまった以上JR西日本は廃線にしたいだろうから、どうしても残すなら上下分離方式を導入し、インフラのケツ持ちを三重県が全面負担するくらいしか手段がない。

それだって、誰も使わない路線県民血税を投入してまで延命する是非を大きく問われるだろう。

そもそも名古屋-亀山を受け持つJR東海も、近鉄を向こうにどこまで輸送強化に投資するか微妙だし。

あーあ、せめて近鉄単線バージョンくらいに近代化した、今の智頭急行みたいな鉄道加太越を味わってみたかったわ。

とはいえ歴史にifはない。

ということで、今度旅行する時は名古屋で車借りて新名神京都まで走り、帰りは難波まで出てひのとりプレミアムシートに乗ろうと思う。

2020-04-20

anond:20200418203403

不要不急」の言葉語源は、おそらく太平洋戦争期だと思う。

大戦期に、日本国有鉄道の各路線において不要不急線を運休したり線路撤去するという用途で始まった。

官営鉄道の中では御殿場線単線化なんて有名だよね。

 
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