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はてなキーワード: 当選確実とは

2020-11-01

選挙

いかいかはともかくとして、選挙っていうのは、結果が最後最後まで分からいくらい、勢力拮抗してたほうがおもしろい。どちらかが一方的に優勢で、すぐに当選確実が出ちゃうのはつまらない。

2020-08-27

また事件が起こったからって黒人デモをしでかしているのか(苦笑)

ウィスコンシン州抗議活動の銃撃で2人死亡 17歳少年逮捕

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/08/12-517.php

前回大騒ぎになったにも関わらず、後ろから銃撃すると言う、またわざわざ油を注ぐような行動をする向こうの警官警官だけど、相も変わらず事件事件と考えず、今もコロナが猛威を振るっているにも関わらず、デモをしでかす様なまるで空気の読めない行動をする黒人ポリコレ反差別もどうかと思う。

それこそ前回みたいにこいつら論文とか使って、デモコロナ関係ない(キリッとか言い出すのかねぇ?

以下にリベラル反差別の方々が平時感覚でしでかしているかが良く判る。

この人達今も自身権利ばかり主張していて空気が読めず、他者に対しては抑圧ばかりしでかしているからな。

から当時当選確実と言われていたヒラリー氏が落選トランプ氏が当選した経緯があるのにね。

実際、一番の対処すべき問題であるコロナ禍に関してはトランプ氏が悪いと言うだけで具体的な対策は何一つ指摘していないからねぇ…。

ここも民主優先順位を完全にはき違えているし、今は人種差別問題なんかよりもコロナ禍に対する対応こそ、どこの国の国民も一番の問題であるのは事実でしょ。

少し前にニュースを見ていたら隠れトランプは今度は民主に入れるとか楽観的に言っていた位だからねぇ…。

そもそもポリコレ反差別の今までの権利を盾にした横暴が余りにも酷すぎて、彼ら自身毛嫌いされているのだからそんな事ある訳ないのに。

トランプ氏に入れないなら、普通に選挙に行かなくなるだけだよ。

こう言うのを見てもう今のリベラルマスメディア一般層との意識の剥離が激しいのだろうと思う。

何にしても相も変わらず、必死にこの手の事件大統領選挙を結び付けようとするマスメディアリベラルポリコレのやり方は悪質だと思うし、前回の大統領選の時よりもこの人達は見ていて確実に先鋭化している様にしか思えない。

普通は2期なんて余り風もないもので、それこそ日本での報道なんて決まった後に少し流される程度の代物なのにここまで大統領選について、朝日毎日等のメディア必死に連日民主応援トランプ大統領に対するバッシングを繰り広げているのもある意味では異常だと思ったりもする。

大方国連関係やそれこそあの手の団体の繋がりからだろうとは思うけどね。

この人達がここまでトランプ大統領を落としたがるのはトランプ大統領下だと余程彼ら自身の都合が悪いのは判るし、今からマスメディア民主勝利宣言をしている辺り、前回から何一つ変わっていない所か前回より悪化しているとしか言えない。

何より昨今の中国発言とかを見ている限り、そう言う事なんだろうなと思う。

反中勢力云々はどう見てもトランプ大統領の事だろうから(笑)

でも他国イベントなのだから日本日本として、一線は引くべきだと思うがねぇ…。

2020-07-06

統計学的有意投票率

みんなが選挙に行かないとだめだとか言うけど、統計学的にはそんなわけないよね。

だって出口調査投票した人のうちから僅かなサンプリングするだけで当選確実って言えるじゃんか。

いくらみんなが選挙に行って投票率が上がったとしても、得票数が全体的に増えるだけで当選する人は変わらないよね。

本当に自分が支持する人を当選させたかったら、別な手段アプローチすべきであって、「未来を変えるために選挙に行きましょう」なんて正しそうな事を言って気持ち良くなってるだけでしょ。

2020-07-01

anond:20200701135842

掲げた公約をまともに達成していないのに当選確実候補がいるらしい

2019-12-11

確率民主主義のススメ

anond:20191210163204

これとこれのブコメを見て思ったんだけどさ

支持してるけど総理交代させるために別のとこに投票するとか

与党に対抗するために全然性質の違う野党共闘するとか

支持してるのはこの人だけど当選確実から他の候補投票するとか

そういう無駄テクニカルなところが本当に馬鹿みたいだなって

結局のところ民主主義バグ多数決で世の中が回ってしまうのが良くないのだと思う

当選ラインに届かない一票に意味がない

過半数に届かない一票に意味がない

建前上は議論を尽くしたうえで最終手段としての多数決なのだけれど、実態過半数超えた、ハイ強行採決なわけで

過半数を超えるためなら意見が合わないやつと空虚な協力体制を築く

少数派では自分の一票に意味がないか組織論理に取り込まれしま

から俺はあたらしい方法を考え、これに確率民主主義という名をつけた

確率民主主義では、一票が1/全投票数の確率を持つ確率票として扱われる

例えば100人議会があるとして、一つの法案に対して51人が賛成、49人が反対の場合、51%確率で可決される

通常の多数決では49対49で割れているときに、2票を持つコウモリが大きな力を持ってしまうが

確率民主主義ではせいぜい2%の力しか持たない

半数の支持は50%確率しかない

この場合極端な案二つで争い、ギリギリ多数派勢力を作るよりも、議論を深め、可能な限り折衷して多数の個人合意を得ることが最適戦略になる

強行採決自体不可能なので自公連立とか野党共闘みたいな馬鹿な話は出てこない

たまに冗談で「マック赤坂に入れるわ」とか「又吉イエスに入れるわ」とか言うし、実際にネタ投票する若者もいる

俺の一票には意味がないから、ネタ候補(本人にはすいません)に入れてもいいだろう、どうせ当選しないし、というわけだ

でも実際に、その一票で0.1%でもネタ候補当選確率が上がるとしたら、そんな適当投票をするだろうか

あんキチガイ(本人にはすいません)が当選しないように、少しでもマシな候補投票するのではないか

確率民主主義当確存在しない

であれば、小難しいことを考えずに一番良い候補当選する確率を少しでも上げるように投票するだろう

票数がそのまま期待値(あえての誤用)として現れる

結構いい気がしてるんだけど、どう思う?

2019-07-21

選挙行ってきたけど

選挙速報の番組投票率を少しは下げてるんじゃないか説を前から持ってる。

マスコミの事前取材やら出口調査やらのデータ当選確実とか見込みとかいって発表するあれ。

自分らが投票したホンモノの票じゃなくて、いわばニセモノの票。

出口調査なんて、10年以上投票してても一度も受けたことないよ?

ってかそういう人が大半でしょう?

自分らが参加してたわけではない謎のデータ結果発表って、なんかやだなぁと。

今、2020分くらいだけど、ホンモノの票はまだ、各地の投票から集計の会場に運ばれている最中とかで、今計量されてる票なんてわずかで。

統計学とか経験則とかで、事前取材出口調査で読めるってのは分かるしその研究自体はすごいんだろうけど、それ、何の意味があるのか全然からないし萎える。

自分が参加してない謎の力で結果が決められている感がイヤ。

2018-09-30

[]ゼロ打ち

選挙において、事前調査出口調査にもとづき、開票率0%の時点で当選確実を報じること。

2018-08-03

比例選挙の仕組みを理解してないのに杉田無知だと馬鹿にするブーメランはてなーのみなさん

http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/miosugita/status/892179358906957824

e 安倍総理お気に入り比例名簿上位だから安泰なんだよなぁ

h 「去年のだからいいだろ」「そうだな。この二ヶ月後、こんなこと言ってるやつを比例のトップに据えて当選確実にした自民の程度が知れるだけだしな」

t うん。「政治家なのにこんな発言ばかりするな!」は間違いで、「なんでこんなやつ政治家にするんだ!」が正解だな。/比例か……。

u 一年前の発言だったのか、勘違いしてた。もっともずっと安定してこのクオリティなので、なんでこいつを比例トップにしたかという話になる。一番強く批判しなくちゃいかんのは自民支持者だと思うが。

数ヵ月後に比例の仕組みをしって顔真っ赤にして言い訳するんだろうな

お前らは自分たちを賢いという勘違いをやめてポプテピピック杉田回を見ておけば良いんだ。

2018-06-10

やっぱり女の知事新潟必要なかったのか

自民公明の花角さんが当選確実となったらしい。

花角さんの応援者の言葉失言だと言っていたサヨクたちは、どうするの?

下手に言葉尻をとらえて失言騒ぎに盛り立てようとして、実際に負けてしまったよ。

サヨクのおかげで「新潟に女の知事必要なかった」という正当性お墨付きを与えてしまったバカサヨクw

2018-02-18

羽生選手に関する一抹の不安

引退後、要請されて参院選に出たりしないよね?

最近自分レジェンドぶりを振られる前に自分から、流ちょうにてらいなく語れちゃったり、いちいちテレビ映えする動きを要所要所でできるようになっているあたりが、そこはかとなく現役全盛期の田村亮子に似てきている。

まさかそんな、と思う人もいるだろうが、連盟の近いところに橋本聖子という大先輩がいるだけに、けして油断はできないと思う。

出馬すれば当選確実なだけに、厳しく注視していきたい。

2017-07-02

当選したとき候補者が一緒に万歳するようになったのって、いつからだろ?

あの、当選確実が出たとき

昔って、周りが万歳しているなかで、候補者本人は深々とお辞儀してる映像をよく見た気がするんだけど、

気が付いたら、たいてい、一緒に万歳してるよね? お辞儀している人いる?

まあ、些末なことなんだけどさ。

「一緒になってはしゃいでる」よりも、「ご支援ありがとうございました」って感じで頭下げてるほうが個人的には好感度高いんだけど、そういうのってやっぱり古いんかな。

2017-05-02

静岡県知事選情勢分析その2~「三つ巴で面白くなる」と書いた途端に自民棄権

笑いが止まらんwwwついさっき↓の記事で「現職勝利決定の静岡県知事戦が三つ巴で面白くなる」と書いた直後に自民静岡県連が独自候補者を出さないことを決定したんだとwwwwww

http://anond.hatelabo.jp/20170502150217

 

昨日自民県連幹事長地方議員トップってこと)が出馬表明とか記事出たばかりなのにな。「必ず代表を立てる」という前言撤回しての勝負前の敗北宣言となった。

でもまあ前言撤回は現職川勝の「投票率50%切ったら当選してもその場で辞職する」発言もあったからイーブンということで。

 

ということで静岡県知事選勝敗予想をやり直し

 

前回(http://anond.hatelabo.jp/20170502150217)は、「川勝VS溝口自民支持)だったなら川勝が勝っていた」と書いた。

じゃあ自民棄権して川勝VS溝口一騎打ちになったんだから川勝が勝つと思っているんじゃないの?とかいうとそうとも思えない。

前回書いたのは、溝口紀子自民が支持表明した候補であったなら、という仮定での一騎打ち予想だからだ。

今回自民独自候補擁立断念したからといって、反川勝の溝口紀子を支持するというわけではないらしい。溝口紀子浜岡原発再稼働に消極的見解を出してるっぽいのでそういう点でも相容れないだろう。

支持表明なしで自主投票にする判断のようだ。

ということは自民党票は川勝、溝口棄権票の3つに分かれる。投票率も50%切るまでに落ちるだろう。現職川勝知事が「投票率50%切ったら知事辞める」宣言撤回してなければ自民戦略的勝利であった。

投票率が低いともちろん現職有利となるが、溝口紀子はどれだけ自民党票を棄権票にさせずに自分のものにできるかにかかっている。県知事資質批判や県営野球場建設批判に争点を絞って投票率底上げを図るしかない。

あとは在静メディアがどれだけテレビで「資質」を争点化して県民を煽ることができるか。静岡県民はテレビっ子いからね。

でもやっぱり最大の敵「知事野党自民」不在で盛り上がるはずがないので、現職の川勝平太当選確実だろうな。

2016-07-31

開票作業者はなにを思うか

20時ちょうどに投票は終了する

そこから投票箱を集計する公民館体育館などへ移動し21時より開票作業を夜通しで行う

が、開票作業開始前の20時の時点で当選確実は出ている

開票を行う人々もその情報は耳にしているだろう

一体何を思い開票をするのだろうか

2016-07-17

モッス赤坂なら当選確実なのになぜ緑肉で有名な企業名にしてしまったのか

つかドクター中松今回いないの?

いい加減に世界に貢献し続けるドクター中松総理にしたいのだが

2015-11-02

選挙カーを待ちわびる老人(のような人)はいなくならないと思う理由

先日、『選挙カーがはた迷惑な大声で名前を連呼する理由を知った時のこと』という文章を書いた。

予想外の反響を得て、驚くとともに、うれしくも思う。

そもそも記事を書くきっかけとなったサイバーメガネさんも、さっそく内容をフォローするように

『無党派層はコスパが悪くて当てにならない』というエントリを書いてくださった。

なぜ、反響があったかといえば、おそらく、あの頃の自分と同じように選挙現場を見たことがなく、

「なぜ、反感を買うだけなのに、選挙カー騒音をまき散らしているのだろう」と疑問に思っていた人が多かったのだろう。

中には、「ああいうばあさんは、もうすぐいなくなるだろう」という趣旨コメントもあったが、僕はそうは思わない。

そもそも、あれはまだ橋本龍太郎総理大臣をやっていた頃の話だ。

まり、かれこれ20年近く前の話なのだが、その後も状況にさほど大きな変化はなかったことは、いくつかのブコメを見るだけでも分かる。

次の20年で変わるかといえば、そうでもないだろう。なぜそう思うかを、書いていこうと思う。

あの頃、「無党派層」という言葉はすでにメディアに登場していた。

wikiによれば、大阪府知事横山ノック東京都知事青島幸男当選するという「珍事」が起きた時に注目され、流行語大賞をとったそうである

その前に「日本新党ブーム」を経て、細川内閣誕生したころには、まだメディアではメジャー言葉ではなかったのか)。

無党派層に心情が近かった当時の僕も、「ああいうばあさんみたいなタイプの人は、いずれいなくなるのだろう」と思っていた。

だが、少なくとも20年程度では、いなくならなかった。

思い起こしてみれば、あの当時から、「応援しているのに、なぜウチのほうに選挙カーがこないのか」と苦情をいうのは、必ずしも年寄とは限らなかったのだ。


その渦中に身を投じてみれば分かるが、選挙というのは一種の「お祭りである

であれば、選挙カーという「神輿」は、自分の家の近所に来てくれたほうが楽しかろう。

お祭りというのは、参加する者にとっては楽しかろうが、部外者にとっては迷惑で騒々しいだけだ。ハロウィンを見ればわかる。

最近高知県では、新住民からの「よさこい祭りの練習の騒音がうるさい」という苦情が増えて、祭り伝統を守りたい人々は対応に苦慮しているらしい。

祭に参加して騒ぎたい人々と、外側にいて「うるさい」と感じる人とは、どうしても対立する。

それは、祭りルーツがどうとか、そんなこととは、おそらく関係がない。


僕はあの頃、お祭りに参加して盛り上がるのは年寄りのやることだと思っていた。

だが、実際にはそうでもなかった。

臭い祭りにはそっぽを向いても、なにか面白そうな新しいお祭りあれば、こぞって参加するという人たちが、世の中には相当程度いるのだ。

既成政党による「ドブ板選挙祭り」にはそっぽを向いている若者が、国会議事堂前SEALDs祭に参加したって、なんの不思議もない。

お祭りといえば、あの選挙事務所バイトをしていたとき幹部にわかに、ちょっとしたお祭り騒ぎになったことがあった。

総裁が応援演説に来てくれることになった」というのである

総裁とは誰のことなのか、僕はにわかに判じかねたが、それは当時、自民党総裁にして総理大臣でもあった橋本龍太郎のことであった。

事務所関係者は「総理」でも「首相」でも、ましてや「ハシリュウ」でもなく、「総裁」と呼んでいた。


総裁が応援しに来てくれるということは、つまり、その候補者選挙区を党本部が重視している証拠なのだが、、

事務所幹部が喜んだ理由は、それだけではない。

橋本龍太郎という人は日本の歴代総理には珍しく、その端正なルックス女性人気がきわめて高かった。

慶応大学在学中に第一期東宝ニューフェイスに誘われたこともあるというから、「政治家にしてはイケてる」というレベルではない。

当然、「集客力」も高く、事務所としては、願ってもない応援弁士なのである

今でいえば、小泉進次郎の人気が、近いものがあるのかもしれない。


当日は、それはもう「お祭り騒ぎ」だった。バイトも支持者も大勢駆り出された。

事務所幹部警察官やSPと打ち合わせに余念がなく、事務所の司令塔たる候補者の長女は、誇らしげな顔をしていた。

実際、当時の橋本龍太郎は、「本日、○時に、橋本龍太郎総裁が、応援演説に来られます!!」と呼びかければ、

制服女子高生までもが

「エッ、うそ!? マジ? こんなトコにハシモトソーリがくるの? じゃ、ちょっと見ていこうかな」

などと騒ぐほどの人気があった。


「もし、総裁演説している最中暴漢が襲いかかって、それをウチの先生が体を張って守って、ケガして運ばれたりしたら、明日新聞の一面になりますかね?」

「ああ。そうなったら先生は、もう当選確実だな。お前、いっちょやってみるか?」

僕らは、大分親しくなった事務所の下っ端幹部と、そんな軽口をたたいたりした。

定刻になると、ちょうどライブ最前列でファンを押さえるスタッフのように、バイト運動員群衆を抑えている前に、黒塗りの車列が到着した。

SPに囲まれながら降り立った橋本龍太郎は、思った以上に背が低かったが、確かに二枚目だった。

そして、さすがに、演説は「ウチの先生」より数段上手かった

「世の中には、選挙になると、消費税率は下げて福祉の水準は上げるなどと、夢のようなことを訴える政党もありますが、

私には、そんな魔法使いのようなお約束をすることはできません」

などと語りかけるイヤミ調子には、好き好きがあっただろうけれど。

当日、街頭には大勢の支持者が動員されていたけれど、それを上回る人々が足を止めた。

その人たちのうち、何人が実際に投票たかは分からないが、

たまたま橋本龍太郎握手する幸運に恵まれた人の中には、

それがきっかけで自民党候補者に投票したひともいるのではないだろうか?

だが、なにより、事務所に集う人々は、「総裁が来てくれた」「予想以上に人が集まった」という事実に興奮し、

ますます選挙運動にまい進するエネルギーを高めていた。

例のばあさんは、街頭には来ていなかっただろうが、

自分の支持する先生のために、橋本さんが応援に来てくれた」という事実に喜びを感じ、

ますます「近所の人に、投票してくれるように頼む」という彼女なりの方法で、お祭りを楽しんだことだろう。

お祭りには、共同体を盛り上げるエネルギーが、確実にある。


お祭りだなんて、とんでもない。選挙というのは、冷静に過去の実績や提示された政策比較検討して、適切な候補者投票すべきだ」

という人もいるだろう。それは、おそらく正論だ。

だが、そういう正論を唱える人たちが、政策とやらにどの程度つうじているのか。

数多ある課題の、すべての軽重を判断して、どれが適切な政策判断することが、果たして可能なのか。

それに、どんなに「政策」が素晴らしかったとて、口先だけでは何とでもいえる。

政策はもちろんのこと、きちんと有権者に呼びかけ、汗を流している人を選ぶべきではないのか、という話にもなる。

そもそも政策など判断しかねるという大多数の人は、「難しいことは分からないけれど、あの人ならば大丈夫」という人に、判断を託すことになろう。

そして、「あの人=政策作成判断し、実行する人」というのは、つまり権力者」だ。

かつての世の中では、文字通り血で血を洗う抗争をくぐり抜け、数多の屍の上に生き残った者が権力を握ったのだろうが、

そんなことで無闇に人の命が奪われるのはよろしくないということで、選挙というお祭り権力者を選ぶようになったというのが、つまり民主政治なのだと思う。

権力者自分が選ぶ。ワクワクするようなお祭りだ。

「あの、お偉い先生も、私の一票があるから、大きな顔をしていられる」「私の一票のために、頭を下げてくれる」

そのことに喜びを感じられる人が、選挙というお祭りに参加する。

選挙カーを待ちわびる老人(のような人)とは、そういう人たちではないかと思うのだ。

そして、「お祭り」を利用して権力上りつめようとする人間は、冷めた傍観者たちに参加を促すよりも、

お祭り気質」な人たちを盛り上げることに注力した方が、効率が良いことを知っている。


時に、「権力者」という個人ではなくて、「戦争法案をつぶす」とか、そういう思想だが理念だか、そんなようなものを「ご神体」にしてお祭りが催されることもあろう。

多分、それがSEALDsだ。

彼らは初期の目的を達することはできなかったが、多分、世の中を意図的に動かそうと思えば、お祭りのような手段を使ってエネルギー結集することが必要なのだと思う。

そんなこととは関係なしに、僕らから全く見えないどこかで、いつのまにか物事が決まっていく世の中は、多分、今の世より住みにくかろう。

僕はそんな世の中に住みたくないし、世の多くの人が、そう望んでいると思う。

から僕は、「選挙カーを待ちわびる老人(のような人)」は、そう簡単に消えないと思うのだ。

消えるべきではない、といえるかもしれない。


選挙のやり方は変わっていけば、騒音をまき散らす選挙カーのような方法は使われなくもなるだろう。

しかし、それはたぶん、「場所形態を変える」だけのことだ。

物理的な騒音は減るだろうが。


選挙ではないけれど、今もネットでは、「炎上」という名のお祭り騒ぎが日夜開催され、それに参加する人もいれば、眉を顰める人もいる。

僕の粗末な頭では具体的に想像できないけれど、仮にネット選挙が今より進化したとしても、

選挙カー連呼とは違う種類の「騒音」に悩まされ、うっとうしくなる日がくるのだろう。



ところで、僕はハロウィン仮装して参加したことがない。今後もたぶん、参加することはないだろう。

だが、心の片隅に、あの、屈託なく仮装して楽しんでいる人たちを羨ましく思う気持ちがないかと聞かれると、全くないとは言い切れない。

追記

選挙カー名前連呼する事象について言及すると「そもそも公職選挙法規定されているから、それしかできないのだ」とブコメトラバでご教示くださる方がいる。

親切には感謝するが、ことの本質はそこにはない。

仮に、連呼以外のことが認められ、選挙カー政策を訴えだしても、「うるさい」と思う人は「うるさい」と思うだろうし、

走り回る選挙カーから、「政策に興味のある意識が高い有権者」の判断材料になるほど意義のある複雑な内容が訴えられるとも思えない。

それでも、少なくとも現状では、支持者にアピールするために、選挙カー騒音を挙げて走り回ることだろう。

2015-05-20

サルでも分かる負けてるのに当選確実が出る理由

http://lacucaracha.hatenablog.com/entry/2015/05/19/000000

なんか統計学で推計しろみたいなかっこいいこと書いてあるけど

それはまぁそうなんだけどそこは大した要因じゃない。

現実もっとシンプル明快。

単純に賛否の票差>未開封票が確定しただけ。

そりゃ多少の推計は行ってるだろうけど

特にNHK場合誤報出すことは許されないので

かなり安全レベルでの推計ぐらいしか行っていないと思います

じゃあなんで接近した票数で票差あるのに当確出せるのかについて順を追って説明しよう。

まず意外に知られてないのは、開票所の開票作業基本的に立ち入り自由です。

民主主義の透明性を示すためで、公職選挙法にもちゃんと定められてます

もちろんマスコミの立ち入りも自由で今回も以下の動画のように中継されてました。

https://www.youtube.com/watch?v=hEbmg9N-5kI

さてさて、その開票作業はいくつかの作業員に分かれています

まぁいろいろあるみたいなんですが、

要となる最終工程には賛成票チェックするマンと反対票チェックするマンがいます

大体1000票単位まとまった単位で「賛成1000票!」「反対1000票!」

みたいな感じでアバウトな開票結果が現場ではアナウンスされます

今回の選挙では24の区があってそれぞれで開票作業が行われました。

となればあとは単純に人海戦術だけです。

開票所にアルバイトなり社員なりを送り込んでアバウトな開票結果を集計するのです。

マスコミ大企業なので使える人材は腐るほどいます

さてここでもう1つの疑問を解決しておきます

なぜNHK開票結果の数値は他局より遅かったのかということです。

これはこのアバウトな開票結果をテレビ画面の下に出すかどうかの各局判断の違いによります

民放ではアバウトな開票結果を出していてNHKでは本営から公表された確実な開票結果を出していました。

まりNHKの画面上では81%となってましたが、

実は他局と同様90%を超える数値若しくはもっと高い精度のアバウトな開票結果の数値は持ってたはずです。

これにより1万票差がひっくり返った理由も単純に説明できます

現場では知ってた数値をテレビでは見せてなかっただけです。

最終的にはアバウトな集計結果を見てもうどう見ても間違えねえぜ、と判断した瞬間当確を出しただけなのです。

統計的な推計じゃなくて人海戦術の勝利なのです。

2015-05-17

選挙はこのくらいハラハラしたほうがいいと思う

大阪の皆様には申し訳ないけれど、このくらい接戦の投票を目の当たりにすれば今後の投票率ちょっと変わるんじゃないかなという気がした。

開票と同時に当選確実とか出されたらほんと選挙行く気なくなるもんねぇ…

2014-12-15

http://anond.hatelabo.jp/20141215052053

・異なる意見があることを訴える

あなたの街のこともちゃんと見てますよと伝える

政権奪取の気概があることを示す

・万が一にでも当選確実候補にスキャンダルなどあるかも

2014-07-14

滋賀県知事選三日月氏の当選確実 「卒原発」引き継ぐ

滋賀県知事選が13日、投開票され、前民主党衆院議員三日月大造氏(43)が、元経済産業官僚の小鑓(こやり)隆史氏(47)=自民公明推薦=、共産党常任委員の坪田五久男(いくお)氏(55)=共産推薦=を破り、初当選を確実にした。三日月氏は嘉田由紀子知事の後継指名を受け、段階的に原発をなくす「卒原発」を引き継ぐことを訴えた。

 民主党衆院議員を4期10年半務めた三日月氏は、3選へ立候補模索していた嘉田知事政策調整の末、嘉田氏から後継指名を受けた。5月に離党し、無所属立候補。隣接する福井県原発の「被害地元」として、再稼働の判断にかかわれるよう訴えた。

 選挙戦中盤からは、集団的自衛権を使えるように閣議決定した安倍政権への批判を強め、「中央暴走を県政に持ち込ませない」と強調。政党の推薦を受けず、前回の知事選過去最多の約42万票を集めた嘉田知事二人三脚で回った。

 内閣参事官として安倍政権成長戦略立案に携わった小鑓氏は、原発政策の争点化を避けて国とのパイプをアピール。「滋賀経済に活力を取り戻す」と地域経済活性化を中心に訴えた。自民党石破茂幹事長幹部をはじめ、延べ200人近い国会議員を送り込んだが、及ばなかった。

 坪田氏は「原発即時ゼロ」を掲げ、集団的自衛権行使容認環太平洋経済連携協定(TPP)に反対して政権批判を強めたが、支持は広がらなかった。

     ◇

 滋賀県選挙管理委員会によると、13日に投開票された知事選投票率は50・15%だった。参院選との同日選となった前回2010年の61・56%に比べて減ったものの、嘉田由紀子知事初当選した06年の前々回(44・94%)を上回った。

http://www.asahi.com/articles/ASG7C3FKGG7CPTJB002.html

三日月氏が初当選 自公系敗北 滋賀県知事選

三日月氏は、2期8年務めた嘉田由紀子知事の後継指名を受け、「卒原発」など嘉田県政の継承を訴えた。国の支援に頼らず県民との対話を重視する「草の根自治」を掲げ、女性無党派層などを含め幅広い層から支持を集めた。民主党も選対幹部らを張り付かせるなど三日月氏を事実上支援、推薦する連合滋賀組織を挙げて取り組んだ。

 小鑓氏は、県政の転換を主張し、地元経済再生などを公約に掲げた。ただ、滋賀県自民党の基盤が弱く、小鑓氏の知名度不足が指摘されていた上、集団的自衛権行使容認閣議決定や「セクハラやじ」など国政の影響も受けた。

 坪田氏は原発の再稼働反対などを訴えたが、支持は広がらなかった。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140714/lcl14071401110001-n1.htm

2013-07-09

ワタミをおとす確率を上げるために、誰の個人名を書けばいいか考えた

ワタミをおとすために、自民党比例候補の誰に投票すればいいか考えてみた。(文中敬称略です)

まずはこちらをお読みください。

ワタミ当選する確率をさげる方法

http://anond.hatelabo.jp/20130706230309

自民の」

当選確実ではない(本来ワタミ氏より票を持っていないであろう)が落選確実でもない(当落線上になりえないわけでもない)候補」

ピックアップするために、当選確実そうな人から除外していきます

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山田俊男、2007年は舛添氏の次点、今回はトップ当選だと思う、農協組織票持ち。

ヒゲ隊長、知名度&自衛隊組織票?前回(2007年)は25万票。

丸山和也弁護士、知名度&前回は27万票。

佐藤のぶあき、元官僚組織票?&ヒゲ隊長名前間違え?前回22万7千票。

橋本聖子、知名度&スポーツ組織票&前回22万票。

石井みどり日歯連組織票、前回22万8千票。

この方たちは上位当選でしょうからワタミを落としたかったら入れるのは止めたほうが良さそうです。

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当選大丈夫そうな人たち。

山東昭子ベテラン、前回20万3千票。

衛藤晟一、郵政復帰組、地元九州から追い出されて当選、前回20万2千票。

有村治子、前回20万1千票。

太田房江、知名度…大阪府知事の実績?(+o+)ウーン

上位当選はいかないものも、当選安全圏だと予想。ワタミを落としたいなら入れないほうが無難

この方たちと同じくらいにワタミの個人名が書かれたらおとすのは不可能と断じていか(´・ω・`)

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組織票議員を生み出した事がある実績がある、組織の後押しがありそうな人。(15~20万票ぐらい集められるんじゃないか?と予想)

石田 まさひろ看護連盟幹事長組織票

▲つげ義文、前全国郵便局長会会長で郵政票?

羽生田たかし、日本医師会副会長医師会票?

宮本しゅうじ、前全国商工会青年部連合会会長でいわゆるJC票?

ワタミをおとすためにおしあげたほうがいいのか、それなりに票が入りそうだから入れないほうがいいのか、なんとも言えません (´・ω・`)

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組織票はなんとも言えず、そこそこ知名度あって当落線上なんじゃないか?と予想する人達

佐竹雅昭、もとK-1ファイターの知名度でカラテ組織票

大江康弘、前回民主党でなんとか当選幸福実現党入りしたり出て自民党会派に合流したりという人。

△そのだ 修光、徳田毅の支援、徳洲会組織票

渡邉美樹ワタミグループ組織票???彼がどんな人かわかってない人の知名度。(この位置は希望的観測かなり含む)

ワタミをおとすために支援したほうがいいと思われます。(当然、佐竹大江、そのだ)

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佐々木洋平全日本猟友会組織票持ち、猟友会10万人で後押しが必要そう。

木村よしお、衆議院議員7期務めたベテランだが、全国区の知名度が足らず前回8万票。

木村りゅうじ、日本介護支援専門員協会前会長組織票がありそうだが、会員数4万5千。

よねさかともあき、日本臨床衛生検査技師副会長組織票が有りそうだが、約5万。

伊藤ようすけ、50音順で上の方、作家タレントながら知名度イマイチはてなエントリーで紹介される。

若狭勝、弁護士、誰?調べたらテレビコメンテーターで出てた人なのね。

ここの皆さんは組織票があるもの当選ラインには厳しそうな数だったり、知名度もいまいち足りなそうな人達で、

ワタミを落とす可能性を上げるなら、ランダム投票することでその可能性を上げられそうな候補者です。

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残るは当選の芽が無さそうなのでワタミの順位をおとすために入れてしまったら死に票になりそうな人達

畦元しょうご日本放射線技師連盟理事組織票がありそうだが、会員数不明であまり多くなさそう。

金子善次郎、元衆議院議員、2期務めるも選挙強くなさそう。

赤池まさあき、元衆議院議員小泉旋風の時勝っただけ…。

北村 つねお、元産経新聞政治部長産経新聞組織票?あまり多くなさそう。

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なお、この当落予想は素人がざっくり調べて予想したものなので、選挙結果と予想が大いに違う結果になる候補者もいるだろうと思います

結言にもう一度、

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佐竹雅昭

大江康弘

△そのだ 修光

佐々木洋平

木村よしお

木村りゅうじ

よねさかともあき

伊藤ようすけ

若狭

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この中の人からランダム投票することで、ワタミ落選の可能性を高めることができる、と愚考します。

民主主義の基本である自分が一番いいと思った候補に投票する」ということから見たら邪道方法だと思いますが、

ワタミをどうしても落選させたかったら…参考になるんじゃないかと思います

2013-07-06

ワタミ当選する確率をさげる方法

結論

 投票の第一目的が「ワタミ当選する確率をさげる」ことなのであれば、直感とは異なるが、

 のが一番よい。

 いずれかの条件が欠けても駄目。



理由

 ワタミ落選させる方法は大きく分けて二つ考えられる。

1.自民比例当選者を減らす

2.自民比例名簿内のワタミの順位を下げる

 比例当選者一人に必要な票はおよそ100万票強となる(2010年参院選参照)。

 すなわち「1」の場合、100万票減らしてやっと自民候補者が一人落選する。

 ワタミ氏が名簿上の当落線上にいる場合に限り、それによって落選させることができる。


 次に「2」の場合を考えてみる。

 2010年参議院選民主の結果を参照する。

http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/kaihyou/yb018.htm


 これを元に、当選者は16人、ワタミの持ち票が14万票と仮定する。

 もっとぶっちゃけて、当選者の真ん中あたりにいる津田太郎氏をワタミ氏と仮定し、これを落選圏に持って行くとする。

 そのためには、比例区で「民主」と書かれた票を、津田氏(比定ワタミ氏)より下にいる候補者名に変えればよい。


 これに必要な票は、計算すればわかるとおり、231,945票となる(比定ワタミ氏以下の当選圏内となる候補の票をすべて比定ワタミ氏の票数+1にするとした場合)。

 もちろんこんなにピッタリになるわけはないが、それでも「1」のケースでは100万票を動かしても落選させるのは難しいのに対し、「2」のケースだと100万票動かすことが出来ればかなり高い可能性で落選させることが出来る。


 つまり

 投票するのが、統率されていない選挙おいてはもっとワタミ氏の当選確率をさげることができる。

※「『伊藤 ようすけ』氏に投票する」案が提案されているが、仮に成功したとしてもワタミ氏の比例順位がひとつ下がるだけで効果的とは言えない。



※これは政治信条とは一切関係なく、純粋数字の問題なのであしからず

2012-12-18

http://anond.hatelabo.jp/20121218180535

16日の昼、埼玉県春日部市にいた。たまたま入ったレストランで、隣に座った60代と思われる女性2人の会話が耳に入ってきた。「…もう結果が出ているからね」「そう。だから投票に〕行ってないの」。

メディア投票日に向けて、選挙結果予測を「世論調査」の名のもとに執拗に行ってきた。投票日に向けて何度も世論調査を行い、「自民単独過半数の勢い」(『東京新聞12月13日付)、「自公300議席うかがう」(『朝日新聞』14日付)、「自民勢い変わらず」(『読売新聞』同)…という調子だった。映画が始まる前に、その結末を大声で話すようなものである。これでは映画館に行く気力も失せる。

 午後8時。開票が始まると同時に、「出口調査」を根拠とした当選確実が次々と打たれ、朝刊一面トップ見出しがほぼ決まってしまった。メディア予測していた以上の劇的な結果となった。民主党地滑り的、壊滅的大敗北、自民党単独過半数自民公明(or/and)維新3分の2(320)を超えることが確実になった。

いま、開票速報を聞きながらこの「直言」を執筆しているが(16日午後9時現在)、何とも不思議な気分になった。まるで開票が終わったかのようである。『東京新聞12月15日付「こちら特報部」は、「世論調査が醸成する『空気』」を分析している。この不思議な「空気」のなかで投票日を迎え、春日部市女性たちのような会話が、全国各地で行われていたのではないか。勝負が決まっている試合や、「オチはこうだ」と事前に知らされたサスペンス映画、表紙の帯に結末が書いてあるミステリー小説に食欲がわかないのと同じだろう。今回の世論調査については、「世論調査が予備選的な役割を果たした」という評価もあるという(『東京新聞』同上)。だが、これは楽観的評価に過ぎよう。調査報道世論誘導的に機能した可能性は否定できない。しっかりした検証必要である

 投票率は前回よりかなり低くなった。戦後最低の投票率になりそうである。現時点で推測できることは、結末が見えた試合に行く気がしないで棄権した人々だけではなく、多党乱立、節操のない政党間移動、党内のドタバタ、内容空疎な「マニフェスト」や「公約」などを見せられて、選挙のものに嫌気がさした人々がかなりいたことだろう。そのなかには、あえて選挙に行かない積極的棄権派(ドイツ現代政治用語では「非選挙人」(Nichtwähler)という)も含まれているのではないか。多党乱立とメディアによる「結果はもう出ている」という報道連鎖のなかで、一票を使う気力を失せさせてしまったところに、別の意味での「一票の軽さ」があるように思われる。「非選挙人」の選択の結果は投票率の低さであり、それは自民党に圧倒的に有利に作用したと言えよう。

なお、それまでの支持政党の不甲斐なさに怒り、極端な主張をもつ他の政党に乗り換えることを、ドイツ政治用語で「抵抗選挙人」(Protestwäahler)という。今回、「日本維新の会」が「抵抗選挙人」の受け皿となったと見ていいだろう。もっと言えば、民主党政権に対する怒りと絶望の最大の受け皿、「抵抗選挙人」は40%を超える棄権者ではないか自民党はこの「抵抗選挙人」によって大勝を得たとも言えよう。選挙結果がまだ確定していない段階なので、個々の具体的な指摘は控えておこう。

6年前、直言「『失われた5年』と『失われる○年』――安倍総裁総理へ」を書いたが、彼はわずか1年で内閣を投げ出した。政治生命が終わったかに見えたが、それから5年で、再び「わたくしの内閣」(安倍氏の口癖)が誕生することになる。安倍氏のいう「美しい国へ」の危なさは、当時、次の3つの点にあらわれていた。(1)「5年以内の憲法改正」、(2)集団的自衛権行使の合憲解釈、(3)「教育改革」と教育基本法改正、である

(1)は、出来の悪い付帯決議をもつ憲法改正国民投票法の制定である。(3)は教育基本法「改正」と「教育再生会議」による執拗教育介入であった。5年前、「安倍色の教科書検定」に対して沖縄では県民大会まで開かれたほどだった。今回の総選挙公約には、教科書検定の強化が掲げられているので、沖縄危惧は深い。ちなみに、安倍氏大学9月入学を6年前にすでに打ち出していた。私は「『大学9月入学』と『ボランティア』のセットは曲者である。軽薄な私大経営者はすぐに飛びつきそうだ」と当時指摘していた。(2)の集団的自衛権行使を可能にする解釈変更については、「合憲解釈」の報告書が出る2カ月前に安倍氏が退陣してしまったので、しばらく後景に退くことになったが、今後一気に勢いを増すだろう。

 「送別・安倍内閣」を書き、安倍氏の復活はほとんどないと踏んでいたので、今年9月安倍総裁誕生は大変驚いた。「総理大臣の職責にしがみつくことはしない」という奇妙な言葉を使いながら内閣を投げ出した人物が、再び内閣総理大臣になる。この国は何とも不思議な国である

 危惧されることは、石原慎太郎日本維新の会」代表が選挙中(12月10日)、自民党と組んで憲法改正を行うことを宣言したことである。「9条のせいで日本は強い姿勢北朝鮮に臨むことができなかった。9条自分たちの同胞を見殺しにした。…あんなモノがなければ(拉致被害者を)返してくれなかったら『戦争するぞ』『攻めていくぞ』という姿勢で同胞を取り戻せていた」と述べた(『東京新聞2012年12月11日付)。「日本維新の会」が衆議院に進出したことで、自公連立政権が、今後の展開によっては、公明党の代わりに「維新」が入って3分の2を確保し、「壊憲連立政権」となるおそれなしとしない。

歴史は繰り返すのか。2006年安倍内閣誕生憲法改正への動きが進んだ。一度目は憲法にとって悲劇だったが、二度目の安倍内閣は、喜劇茶番劇)どころか、憲法にとっては命取り(惨劇)になるかもしれない。来年7月参議院選挙が、最後防波堤として重要性を増してきた。

 そもそもこの選挙は、最高裁によって違憲状態とされた公職選挙法に基づいて行われた「違憲状態選挙」であった。選挙終了と同時に選挙無効訴訟が起こされ、最高裁が「選挙無効判決を出す可能性もある。選挙圧勝たかに見える自民党は、小選挙区比例代表「偏立」制に助けられ、小選挙区(4~9人という異例の多数立候補)における大量の死票の上の勝利であることを知るべきである

 「一票の軽さ」の問題は、単に議員定数の不均衡の問題にとどまらない、より多面的で深刻な問題となっている。

2012年12月16日午後10時35分稿)

《付記》

17日午前5時半に新聞各紙やネットを見ながら、書かねばならないことがたくさんでてきた。選挙結果は、自民党294、公明党31で計325の3分の2超え。民主党57、維新の会54、みんなの党18、未来の党9、共産党8、社民党2、国民新党1、新党大地1。開票作業を見ながら書き上げた上記「直言」をアップすることにしたい。最低限注目すべき点を指摘しておくと、まず59.32%(共同通信推計)という前回よりも10ポイントも低い、「戦後最低の投票率」になったことである。これは本文で書いた。それから自民党安倍総裁が、憲法96条憲法改正条項)を3分の2から過半数にすることについて、「維新」と連携していく考えを示したことである。また、「維新」の橋下代表代行が首相指名選挙安倍総裁を支持すると発言し、「(首相指名で)独自の候補を出すのはばかげている。日本多数決原理根付いていない。多数決教育をしてこなかった弊害」と述べたという。これに対して「維新」の石原代表は、「政党の体をなさない。(首相指名選挙で)党首を出すことが政党の沽券だ」と反発した。それにしても、橋下氏の一面的な多数決論、民主主義論は末恐ろしい。指導者民主主義論と接合する兆候がすでに随所に見られる。これらの問題は、折にふれて論じていく。

直言(12.17)もう一つの「一票の軽さ」――総選挙終わる

http://www.asaho.com/jpn/bkno/2012/1217.html

2012-12-04

比例代表名簿

維新の会、元たちあがれとか、民主脱党組とか、

前職は単独一位ばっかりで当選確実じゃないの

老人の執着心はすげえよ

よく橋下はこんなの飲んだなあ

供託金を自腹切って、比例復活の目もない新人が可哀想

選挙後もめるぞこれは

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