はてなキーワード: 平家物語とは
『平家物語 犬王の巻』とか『きのう何食べた?』とか数冊の本だの漫画だのと平行して読んだので、すごく時間がかかってしまった。最近、年のせいか集中力が続かなくなってしまってなぁ。でも集中力が衰えたからといって本を読む気力がなくなったわけではなく、好奇心旺盛な性格は変わってないお陰で、複数の本をかわるがわるちょっとずつ読むことで気分転換が出来るので、いいんだけど。
暴力団の有力幹部・韮崎が何者かに殺害された。事件には暴力団同士の抗争の痕跡がなかったため、単なる殺人事件として本庁捜査一課が担当することとなった。
事件当時の状況と推定された凶器から、プロの殺し屋の仕業とは考え難い。捜一の係長・麻生龍太郎警部は韮崎の周辺を捜査にあたるが、その過程で韮崎の企業舎弟・山内練と再会する。練は十年前、麻生が担当した強姦未遂事件の犯人だった。
当時は気弱な大学院生でしかなかった練が、なぜヤクザの片棒担ぎに堕ちてしまったのか。麻生は韮崎殺害事件を捜査していくうちに過去の因縁に翻弄されてゆくのだった。
同作者の『RIKO――女神の永遠――』から始まる「緑子シリーズ」のスピンオフ作品。約670ページ、しかも2段組みで細かい文字がびっしり。鈍器のようにずっしりと重い……読む前に見た目に心を折られそうになった。本編よりも分厚いスピンオフってなんなの。でも読み始めてみると、かなりのページターナーぶりで、本の厚みなど気にならなくなる。きっと二十代の頃に読んでいたら徹夜で一気読みしたことだろう。
前半は練ちゃんの章と麻生の章が交互になっていたので、韮崎殺害事件そのものよりは練と麻生のBLがメインなのだろうかと思ったらそうでもなく、ちゃんと骨太サスペンス小説。事件の重要参考人が登場するごとに謎が謎を読んで、なかなか推理のし甲斐のあるストーリーだった。
登場人物の心理描写が巧み。特に、麻生が慣れと惰性から無意識のうちに練ちゃんに自白を強要してしまった事に長年気づかず、担当弁護士から指摘されてもプライドが邪魔をして認められないという所がリアルだった。
練の冤罪事件に関しては麻生はかなりの悪人ぶり。主人公なのにこんなナチュラルに悪い事してていいのかよ……と思いつつも、文章が共感ベースというよりは理解ベースというか、登場人物をちょっと突き放した書きっぷりだから、共感できない事が読書のストレスにならなかった。へぇー、なるほどなるほど。お前はそんな風に思ったからそうしてしまった訳ねー、と他人事として読めるというか。こういう感情移入のし難い主人公も、ありなんだなあ。もし文章が下手な人がそういう主人公を描いたら、ただのイラッとするキャラになるだけなんだろうけど。
女性の登場人物がとても魅力的。麻生の恋人の槙や、韮崎の愛人の皐月、捜査一課の静香など。特に静香は若い女性らしい真面目さと潔癖さと甘さがいい。著者が女性だからなのか、女性の描き方が単純な可愛さやお色気の枠にはまっていない。
しかし一方で、男性の恋愛心理が微妙にリアルじゃないなと思う所もあった。恋人に裏切られたときの男の反応なんかは馳星周の小説の方がいいな。よりバイオレンスだけど。
後半は、韮崎殺しの真犯人は誰なのか、見当がつくくらいにいい案配で小出しに情報が与えられるので、犯人が解らなさすぎて嫌んなったなんて事にならなくてよかった。ラストの犯人との対決シーンも緊張感があってよかった。
アニメ映画『犬王』を観たらなんだこれは宇宙猫が止まらない!! 訳がわからないよ!! これはいっそ原作を読んでみたい、と思って読んだ。
ネタバレはする。
平家が壇之浦で滅んでから百数十年あまり。海士(あま)の一族であるイオの友魚(ともな)は、京の都から来た貴人の依頼で、探し物のために父親とともに海に潜った。そして発見したのは一振りの剣。それは平家滅亡時に喪われた草薙の剣だった。剣の呪いに父親を殺され、自らの視力も奪われた友魚は、どうして自分がこのような目に遭わねばならなかったのかを突き止めるために旅に出た。
一方、京の都では一人の男の子が生まれた。彼は当世で一番人気の猿楽座である比叡座の棟梁の末息子だが、尋常ならざる醜形であったために両親から疎まれ、家畜同然に育った。名もない彼は自ら「犬王」と名乗る。そんな犬王は、稽古場の様子を覗き見ているうちに、比叡座伝来の歩行術を習得。すると彼の身に不思議なことが起こる。これが後に一世を風靡し足利義満の寵愛を受けることになる伝説の猿楽師・道阿弥の第一歩であった。
この物語は、イオの友魚と犬王が出会い、喪われた平家の物語を拾い上げた犬王の物語 、そして犬王の活躍を語り広めた琵琶法師・友魚の物語である。
ちょいとググれば出てくる評判通り、独特の疾走感溢れる文体の勢いが半端ないが、かといって面白いのかというと、うーん、微妙? そして、意外とアニメ版、さして印象が違わないことに驚いた。ある意味監督をはじめとするアニメスタッフ、超優秀だった。
文体の疾走感にあれよと巻き込まれて突っ走るように読んだけれど、疾走感のあるわりにダルい場面が長々とあった。それは、友一(友魚)が琵琶で弾き語る犬王の半生の物語の部分だ。そう、アニメ版でいうとあのロックフェスの部分である!
実はアニメ版の脚本にはロックフェスは無かったのに、監督が勝手に作っていたというロックフェスのシーン。あの場面は、何で同じ事の繰り返しをダラダラダラダラやるのだろう? と疑問だったのだが、原作からして犬王の物語は繰り返し語られるのだ。
前の文章をコピペしてちょっと弄ったくらいに見える文章が数回。これは一つのエピソードを視点を変えて語り直したものなのだけれど、ほんのちょっとしか変更点のない同じような文章なので、またぁ? と飽きてしまった。一つのトピックを複数人の視点で表現する……その最高峰にして最も有名なのは芥川龍之介の『藪の中』なんじゃないかなと思うけど、あれみたいに視る人が違えば見える世界も違うっていうんならともかく、神の目線(誰々寄り)くらいの俯瞰したような視点で何度も同じ事を書かれるのは、読んでて辛い。ちょっとだけ、今まで隠されていた真相が回を重ねるごとに徐々に明らかになっていく。そういう狙いで書かれた文章なのだろうと、意図は理解できるんだが、理解はできても別に面白くないのだった。
アニメ版の方も、何がやりたかったのかは解るのだが、かといって別に面白いとは感じなかった。なんかそこだけダレている。退屈だ。しかし他の部分については素晴らしい技巧で表現されており……全体的に見てつまらないとか駄作とかいうのもまた違うような気がする。中弛みがひどい。そんな中弛みの酷い部分が、原作小説とアニメ、文章と映像という違う表現技法によって造られたにも関わらず、物凄くシンクロしていた。ある意味すごいのかもしれない。面白いかと問われれば、別にそんなには……と私は言うけれど、いい語種にはなると思う、たぶん。
ところで、アニメではロックフェスの辺りで友一も犬王も一体何をやっていて何を歌い表現していたのか、私はさっぱり解らなかったのだが、この原作小説を読んでやっと理解。
ぶっちゃけ、友一のバンドは犬王の広報活動と前座を担当していたのかと私は勘違いしていたのだけど、そうではなかったのだ。友一の弾き語りが犬王の宣伝になる事は確かなのだが、だからといって彼は犬王の前座ではない。友一はただ琵琶法師としての仕事をしていただけであり、弾き語りの題材に犬王の半生を使っていただけなのだ。オレの事を歌えよと言ったのは犬王だけど。
犬王はといえば、当世最高の猿楽座の棟梁でナンバーワンの猿楽師として、新しい曲を書いては自ら舞台に立っていた。
私はアニメ版のロックフェスの場面を見ながら、何でこの人たち、橋の上と河原でそれぞれ別々の活動をしているのかなー? と疑問に思っていたのだが、何の事はない。友一は琵琶法師で、犬王は猿楽師で、彼らはそれぞれ自分の仕事をしていただけなのだった。同じバンドのメンバーでもなく、タイバン相手でもなく、似た者友達のバンドマン(兼作詞作曲家)とミュージカル俳優(兼戯曲作家)みたいなものだった。当然職場は、特別なイベントでもない限り別である。なーんだ。二人とも演者であるだけでなくクリエイターでもあるので、互いに影響を与え合っている。
映像では訳のわからなかった部分が小説ではスッと頭に入る。やっぱそういうとこは小説って強いよなぁと思いつつ、アニメ版のわかりづらさが異常だっただけでは? とも思う。
ところで、最強のバディもの的な言われ方もする本作(原作小説もアニメも)だけど、これってバディものなの? と首を傾げてしまうのは、原作もアニメも同じだった。アニメ版は尺の関係で色々削らずを得なかったのかな? と思ったら、わりと原作忠実だったんだなと。友魚と犬王の友情、とてもあっさり風味。一緒に楽しく過ごす時間もあったのかもしれないが……かもしれないだけで……まあ、二人とも自分のやるべき事をやっているのであり、業種が違うんだから当然一緒行動はしない。どこら辺が仲が良いのかわからないくらい、別々の道を歩んでいた。ので、ラストシーンにあんまり感動しなかったなぁ……。え? 犬王さらりと友魚を裏切ったよね、今更なぜ? みたいな。ここら辺はアニメ版のが膨らませていたので(足利義満により友魚を人質に脅迫された犬王。そんな事があったのも知らず、イオ座のメンバーが次々捕らえられる中で、最後まで抵抗し続けた友魚)、アニメの方が良かったような気もする。
……まあ、アニメと小説を比較しても仕方ないけど、どっちも微妙だし。というか、原作の微妙な部分をすごい精度で再現したアニメともいえるし。
先にアニメ版を見てそれがいまいちだったから原作小説の見方まで辛くなってしまっただけかもしれない。でも読まなければ良かったと思わないし、アニメ版も映画も見る・読む価値なしとまでは思わない。話のネタにはなるだろうし。
ひとつ、アニメ版を観る前に原作小説を読みたかったなと後悔した場面があった。犬王が面を外し素顔を見せる場面だ。凡人が見れば目が潰れ鼻血が止まらなくなるほどの美形……を想像するのを、ジョーカーともデーモン閣下とも獲物を追っている最中の奇術師ヒソカとも言われる厚塗りのフツメンがめちゃめちゃ邪魔してきてつらい!
TVアニメ版「平家物語」 → 映画「犬王」 → 古川日出男の小説「平家物語 犬王の巻」 と見て、ちょっと思いついたことがあるので増田に書き殴る。
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映画版「犬王」では、犬王に取り憑いているのは「平家の怨霊」である。まず平家の怨霊が犬王に取り憑く理由がはっきりしない。
そして物語の前半、犬王が踊りの技を身に着けるたびに呪いが解け、犬王の異形の身体が少しずつ正常に戻っていく、と本人が語っていた。
ところが物語の後半では、平家の逸話を題材にした演目を演じるたびに、呪いが解けて体が戻ることになっていた。この条件もよくわからない。
結局、不思議な呪いを不思議な条件で解いていく、不思議な話になっていた。
ここは、原作小説と大きく設定が変えられているところだった。唯一といっていいほどの大変更である。
原作では、犬王に取り憑いているのは「犬王の父親が殺した琵琶法師たちの怨霊」である。犬王に取り憑くのも当然である。
そして呪いが解ける条件は「犬王が比叡座の踊りの技を身に着けること、または平家の逸話を題材にした演目を演じること」であり、
それらは「犬王の父親がいけにえを捧げて得たものを、犬王が奪い返すことで、呪いのシステムを逆転している」という理由がつけられていた。
でも、なんで設定を変えたんだろう?
ここで「犬王」とは直接関係のない、TVアニメ版「平家物語」のことを思い出した。
原作は同じ古川日出男の「平家物語」現代語訳、アニメ制作も同じサイエンスSARUではあるが、監督が違う。
「犬王」の湯浅政明監督に対し、「平家物語」は山田尚子監督である。京都アニメーション出身の。
そう、「犬王」の物語は、京都アニメーション放火事件を奇妙に連想させるのだ。
「犬王」原作小説では、犬王の父親は、(平家の逸話という)物語を盗むため、琵琶法師(=物語の語り手)を何十人も殺した。
京都アニメーション放火事件では、犯人は、(自分が投稿した)物語が盗まれたと思い込み、京アニ社員(=物語の語り手)を何十人も殺した。
この符合をそのまま映画「犬王」に持ち込むと、犬王に取り憑いているのは京アニ社員の怨霊となり、犬王は彼ら/彼女らを成仏させるため犯人に復讐することになってしまう。
それを避けるために、映画「犬王」では、怨霊を琵琶法師(=物語の語り手)ではなく、もっと無難な「平家の怨霊」に変えたのではないだろうか。
当方こどおじ。鬼滅ブーム以後、還暦過ぎの母が急にアニメを見るようになった。
無趣味だった母に楽しみができて嬉しい一方で、俺(にわかオタク)のオススメレパートリーが尽きかけている。
地上波で放送予定、もしくはNetflixとアマプラで見られるアニメで頼む。
以下、参考までに作品ごとの母の反応と傾向。
・SPY×FAMILY
今どハマりしている。マジで来週土曜までの日数を指折り数えている。設定が面白く、キャラが可愛く、かつ話が難しくないのが良いらしい。アーニャが可愛い可愛いとよく言っている。こないだフォージャー家のシール付きスナック菓子を自分用に10袋ほど大人買いしてきて驚愕した。はは、そんなひとじゃなかったのに……。
・鬼滅の刃
技名や敵の名前を覚えていないどころかストーリーの細部もあやふやなので、多分バトルがどうこうよりキャラが好きなんだと思う。劇場版も観に行った(付き添った)。猪之助が大好きらしく、出先でショーウィンドウの猪之助フィギュアを買おうか迷った話をされて驚愕した。あとLINEスタンプを買ってくれと頼まれたりした。言うとは思わなかった。そんなことを。俺の母親が。
ダイキチがりんの母親に「会わなくて良いんで遠くから見てみませんか」みたいなことを言うシーンで泣いてた。
・呪術廻戦
ダークな少年漫画だが鬼滅と同じく女性ファンが多いので薦めてみた。例によってバトルやストーリーより両面宿儺が好きらしい。今でもたまに見ていて、OP1を早戻ししては「この宿儺かっこええわ〜歌もええわ〜」と感嘆の声を上げている。
虎杖、五条、宿儺、ナナミン、真人以外は名前を覚えておらず、夏油(羂索)は「頭縫い縫いされてる袈裟の人」と呼ばれている。
・地獄少女
絶賛。いつの間にか四期まで見てた。
・極主夫道
3周くらいしてた。
これも繰り返し見てた気がする。
・富豪刑事
神戸大介が好きらしい。
・舟を編む
良かったそうだ。
最終話を見終わって「続きないん?」と悲しんでいた。
上に同じ。
まあまあ
昔からサスペンスやミステリードラマを好んでいたので薦めてみた。楽しんでくれたようだったが、半年ほど経ったころ「ジョーカー・ゲーム見たやん?」と話を振ったら「何それどんな話やった?」と首を傾げられた。口頭で説明しても全然思い出してもらえなかった。
ふつーに面白かったようだが2クール目がいまひとつだったらしい。
・あの花
勉強になると言っていた。
響かなかった
・蟲師
「面白いわ」と言ったわりにすぐ見るのをやめたようだ。
・サマータイムレンダ(録画)
変化球でSFはどうだ!?と思い切ったが、「話が難しいわ」と数話で切られた。
・コタローは一人暮らし
「盛り上がらん」「(子供が一人で暮らして)そうはならんやろ」と苦言。
・オトナ帝国
「万博世代はドンピシャやと思うで」と強く推したが何度見ても寝てしまうそうだ。
・平家物語
歴史を追う系のドキュメンタリーをよく見ているので薦めたが「難しい」とのこと。
さてはジャンプ系のキャラが強い作品が正解だな!?と「ハイキュー!!」「ヒロアカ」を紹介したが前者は見る前から「スポーツはちょっと……」、後者はパッと見で拒否された。
ノイタミナは当たりが多かったので、マッチしそうなのがあったら教えてほしい。
本好きの下剋上は見てた。すまん。一覧に追加した。
・本好き3期
・プラネテス
・魔入りました!入間くん
・であいもん
「難しい」で一蹴されるのが確定している。代わりに俺が見る。
代わりに俺が見る。
今まで見てきたアニメ
シンエヴァと鬼滅を見るためにアマプラに入って、それまではアニメをまったく見てなかったが目的を果たした後せっかくなのでアニメを見続けた。自分的にはもうすっかりアニメオタクの気分だがこれでもオタクには程遠い偽物だ。
たとえアニメを見るだけというこの世で最も楽な行動でも新しいものを開拓するのはエネルギーがいる。ちょっと名前を聞いたことがあるとか、少しは興味がある作品は他にもたくさんあるのだが結局視聴に至るほどの気力がわかなかった。アニメオタクってすげー。全部追いかけていくと人生が足りない。この世のすべての本を読み尽くすことができないのと同じで、すべてのアニメを見ることはできない。ONE PIECEなら新世界編あたりからだと500話くらいあるから追いかけるだけでも大変だ。
直近では進撃の巨人とダイの大冒険を惰性で待つだけになってる。ダイの大冒険はずっと放送がないみたいだし進撃の巨人は原作をすでに読んでるので、一旦解約してまた何か見たいと思うものが配信開始したらアマプラに登録しようと思う。
ゼレンスキー広報チームの役割は各国世論をウクライナ大正義モードにし、ウ国への全力支援を引き出すことである。
1、日本人は日本固有のものを褒めそやかしてくれる外国人が大好き。すぐ好きになっちゃう。
2、北方領土、シベリア抑留、ポツダム宣言受諾後にも続けられた満州侵攻、ヒロシマ・ナガサキ(反核)、日露戦争の話題が通じるのはtwitter右翼とtwitter左翼、つまりごく少数だけで本当のところ全年代が興味ない。
3、英国におけるチャーチル演説、米国における真珠湾攻撃や911のようなナラティブがもう日本にはないので戦意発揚プロパガンダのネタがない
4、とはいえこれまでの各国演説どおり歴史をひくしかできない。「令和」を元に平安古典とかを持ってくる案もあったが、そんな古典に馴染んでいる日本人もやっぱりゼロ説
5、平家物語とか方丈記とかは英国におけるシェイクスピアレベルでみんな知ってるぽいけど、逆にウクライナ人的にああいうオリエンタルな文学性はちゃんと咀嚼ができないんでこっち系をネタにするのリスク高い
7、ていうかさ、冷静に考えれば日本をどうこうしたところでたいして役に立たないし、ウロ戦争において欧米は全く日本の挙動に興味を持ってないし、日本演説にはチームのリソースは割かずに適当に日本の反戦反核意識を褒めて消化試合で済まして、やっぱ欧米向けプロパガンダがんばろ (いまここ)
ごく手軽に日本世論を完全にウクライナ一色に染めつつ(これはあんま重要じゃない)、ごく手軽に欧米世論操作にも超高い効果をもつ(これが重要)もので、しかし日本相手にしか使えない大ネタがある。
日本は欧米から注目されていない、つまり重要な相手じゃない(そもそも欧米は英米独仏以外に興味ないので日本で演説することは欧米では全く報道されてない)からこそ新機軸をぶっ込んでも許される。変化球投げても許される。
締めにこれを入れればいい。
「WE Ukraine need your ''GENKI''.
We ask you JAPANESE people all that,
NIPPON NO MINNA, ORA TACHI NI TCHOTTO DAKE GENKI WO WAKETE KURE.
Let's make "GENKI-DAMA" together.
これです。
でこの演説のあとに両腕を上げて見上げている元気玉ポーズのゼ大統領の写真をtwitter他の公式アカウントに投稿しましょう。
日本が全世代的にナラティブを持っていつつ海外に絶大な影響を持てているものは現実的には悲しいかな漫画とアニメだけで、
使いやすさ、浸透レベル、年齢層から鑑みるとドラゴンボールが最強です。
snsシェア最強ネタだし、中国人にもインド人にもイスラエル人にも効きます。
もちろん日本のニュースメディアとワイドショーはまる一週間リピートしまくります。
キャプテンウクライナのミームとかはゼ広報チームも最初はノって後押ししてたけど流石に英雄崇拝アプローチは自分の首を締めかねない危ういものって自己評価を更新してきたところ。
ここにきて"GENKI-DAMA"は一人の英雄ではなく連帯の象徴というミーム修正になるし、両手を挙げた写真をシェアするだけでウクライナ連帯表明になるっつってバエバエである。
侵略者フリーザとか、平和を脅かす独裁者セルとか、そのあたりまで寄せてこようとしたらディティールをミスると逆に世界中のOTAKU MONSTERに叩かれるので元気玉くらいでいいと思う。
この増田の言うように私達は歴史というものを知らなさすぎるのだと思う。
ほとんどが(理系分野でいうところの)疑似科学のような論でしかない。
そして私達は平安時代末期の情勢というものをステロタイプ的にすら理解できていない。
私達は院政にしろ、藤原氏の摂関政治にしろその権力の源泉は天皇による日本国の統治機構によるものであるということが理解出来ていない。
そして文学としての平家物語というものに対する理解もほとんどない。
アニメ平家物語で描かれている世界が文学としての平家物語なのか、