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2020-05-19

anond:20080809122135

少女まんがって 陰キャ主人公女子がかっこいい男子に好かれる っていうのがアーキタイプじゃんか(雑)

「違国日記」読んでそれを思い出したわ。

主人公(作者(漫画家)の分身小説家)でもあり、想定読者自分投影するキャラクターでもある)のダメな点

汚部屋コミュ障書類手続き失敗etc.……


欠点だけど問題ない、と描かれる。


自称する”薄情”」もイケメンに「いやあなた実は熱いキャラでしょ」と肯定される。


うわー メガネの下の素顔がカワイイの、オレは知ってるぜアピール! 


少年漫画ヒーローっぽく、あるいはTVドラマの主役みたいな憧れられる対象美人仕事ができて稼ぎがあって楽しい友人たちがいる主人公

けれど…陰キャブスと見なされていないだけで、20年前の少女漫画読者ターゲットマーケティングばっちりや


最新刊ではどうなってるか知らんけど



2019-07-17

軍服の市松人形

最近おばあちゃんの家から古い市松人形を3体引き取ってきた。おばあちゃんは脚やら腕やら思い付く限りの身体中の関節を悪くして、5年以上前に老人向けマンション引っ越したので、その家を開けてからはもう5年以上になる。おばあちゃんは健在だが、その家自体をすっかり空けてしまうことになり、母と叔母と私の三人で乗り込んだのだった。

自分たちが長く幼少期から暮らした家だというのに、母たち姉妹はバッサバッサと部屋から溢れそうなほどある物を捨てていった。

私はといえば、母が少女時代を過ごした部屋や、不思議と懐かしい感じのする古いおもちゃ(おさんぽダッキーとか)やら昭和パッケージデザインやら、少女まんがやら(いるかちゃんヨロシク!は名作だと思う)、何に使うんだかわからない家電(時差を調べるためのポータブルな何かなど)に目移りして、たいした戦力になっていなかった。

その中に市松人形たちもいた。もともと人形の類が好きで、捨てるのもなあ、と思った私は、欲しいと願い出てそこにあった分を全部引き取ったというわけだ。

引き取った3体のうち、1体は男の子の姿をしていた。そして、他の2体は綺麗な赤っぽい色の振袖を着ているのに対して、男の子は細い毛糸を編んで作った洋服を着ていた。

毛糸の色もすっかり褪せてしまっていて、元は青だったかな、と想像できないこともない、という感じのねずみ色で、しっかり編んではあるものの、おそらく手作りではないかと思わせる雰囲気だった。そこで母に聞いてみたところ、曽祖母、母にとっては祖母が、「戦争が終わった時にその人形が着ていた軍服をわざわざ脱がして、手編みの洋服を着せてやったのだ」という話を祖母、母にとってはその母から聞いたという。つまり、他の2体はともかく、その男の子人形戦前か、もしくは戦中の作だということがわかったのだった。

私はなんとなく気になって、ネット軍服の市松人形について調べたのだけれども、詳しい話はあまり見つからず、「そういうものもあったという」というような文脈か、同じように詳しくは知らないけど古い家から出てきたので売ります!というものが2件ほど出てきただけだった。

なのでなんとなく気になったままである。もし詳しくなくても関連することを知っている方がいたら、是非教えてください。

とりあえず、その男の子人形には新しい服を作ってあげようと思っている。和裁とか、全然したことないけど。

2019-01-17

百合マンガ【1/18 追記

好きなんだけど

乙ひよりさんとか雨隠ギドさんとか紺野キタさんとか他にもすてきな作家さんすてきな物語いっぱいあるんだけど、

でも全体的に絵柄がキラキラしててかわいい学生ものが多いのかなーって思う 

なんていうか動物のお医者さん(7巻以降)とか海がきこえるみたいな

あいちょっと古いんだけど普遍性のある感じでそんなにエロティックでない絵柄の百合マンガってあるのかな

海外めっちゃエロい絵柄の等身高い大人百合もそれはそれでいいんだけど

でも自分が読みたいのとはちょっと違ってた いやすごくいいんだけど

単なる消費者立場でうるせーこと言うなって言われそうだけどそういう感じのあったらめちゃくちゃに読みたい

キラキラしてない絵の昔の少女漫画っぽい大人百合が読めたら最高だな~って思う 

【1/18 追記

トラバブコメで色々教えてくれた方どうもありがとうございます 独り言のつもりだったから反応があって驚いた

志村貴子さん

大好きで読んでます

ヤマシタトモコ

「くうのむところにたべるとこ」は読みました 

あと「裸で外には出られない」に入ってる「縞々々」はめちゃくちゃグッとき百合でした

よしながふみ

「愛すべき娘たち」方面ではなくて「きのうなに食べた?」の方のよしながふみならまさにそう!って思ってたら

ブコメで「きのう何食べた?百合バージョンみたいな感じかな?」と書かれててまさにまさに!ってなりました

恋愛関係感情の縺れそのものよりもっと生活の細かい側面に寄ったっていうか、カップルという前提はあっても二人でいる事に時間が経って

そんなに波風が多くは立たなくなった淡々としたただの日常が読みたいんだなあって思いました

から社会人百合」という括りだけではちょっと違うのかも 

海辺カイン」はすごく面白そう リンク先の「貝とオルタナロック」もすごく気になるのであれこれ読んでみますありがとう

そもそも私は80~90年代頃の少女漫画コレクターで、「百合的なもの」への目覚めって多分

佐々木倫子の「林檎ダイエット」(かわいいので読んでほしい)という短編集や

篠有紀子(「アルトの声の少女」「ナルシスの息」が大傑作古典百合 近著でも百合を描いてる)作品だと思うので、

あいタイプ少女まんがの延長としてどうやら百合を読んでるのかもしれなくて

本当になんにも起こらない感じのカップルもの感情の正体がわからないまま終わるような百合漫画があったらそれが読みたいんだなあと

40代や50代の女性カップル白髪が増えてきたねえ、今度何色で染めようかな?みたいな会話するだけみたいなやつも読みたいんだなと

絵柄と書いたけれどそこだけの問題ではない気がしてきたしもういっそ自分で描いたり書いたりすればいいのかもしれない

あと宮部サチさんの「満腹百合」が表現としてはかなり近いなあってあとから思いだした


少女漫画キラキラが見えないさらっとした漫画って裏に実は

ドロドロなリアリティを込めてきそうで警戒したりしない?さらっとヤリマンだったり…

かに苦手なのでそういうのに当たらないの難しそうだなあと思うというか実際難しい

地雷というほどではないし全然楽しく読むんだけど…

あともうキラキラした絵でもそういうのいっぱいあるので…

もしかして私のようなタイプの好みの方も広いネット世界はいるかもしれないので

正確には百合マンガではないけどほんのりと百合の香る作品でとてもよかった

雁須磨子「幾百星霜」と四宮しの「魔女と猫の話」をおすすめしてエントリを終えます

 
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