はてなキーワード: 小麦とは
大抵は適当なこと書いているが、
https://www.youtube.com/watch?v=CLznGPxcNHY
これを観て唖然としてしまったので、初めて増田で批判的なことを真剣に書く。
というのも自分が以前には製パン業に勤めていたからで、現場からすると(というか製パンの知識がある人間からすると)おおよそ見当違いのことをさも「正しいこと」のように語っているのが本当に許せなかった。
上の動画の内容としては、『高級食パン専門店がどうして軒並み潰れているのか?』という内容で、”競合店が増えてから”や”値段が高いから”というのは一理ある。
というか正しい。この辺りは正しいとも言えるから文句は特にない。
ちなみに廃棄率は10%~20%って言ってるけど、一般的なパン屋からすれば少ない(そもそも毎日同じ量を作るパン屋はそうそうないと思う。前日の仕込、天候季節その他もろもろに左右されるから、一日に作る量を見極めるというのは実はパン屋にとって一番難しいことでもあったりする。自分はメーカー勤務だったからまだ良かったけど、個人経営の場合はこの見極めがマジで大変だと思う。マジで)。
おそらく高級食パンの場合は予約分+店頭分だろうけど、店頭分はそれほど作らないんだろうなぁ。
本題に戻って、とにかく問題があるのは食パンの製造についての解説だ。
まず食パン自体の危険性として、発がん性があるから海外では禁止されている添加物が使用されている点について。
その辺りの話は正直わかる。実際使ってるところもあるし。ただ全体論的なので突っ込みどころもあるけど。
だが一番の問題は、一般的な食パン=高級食パンというダイナミックな論理展開だ。
そもそも問題視する「ショートニング」は高級志向の食パンでは使わない、もしくは使用量が少ない。
何故なら原材料にバターがあるからで、ショートニングはバターの代替で使われることが多いため。
だからバターを使用している時点で必然的に通常の食パンよりショートニング含有量は低いわけで、逆を言えば、バターをそれほど使用していない食パンを高級食パンと呼ぶべきではない。
あと他にも挙げている添加物も基本スクラッチなら使ったとしても最低限で、この動画主はそもそもスーパーなどに流通している食パンと店舗の工房で作ってるスクラッチベーカリーの食パンを混合している時点で、認識の浅さと無知さを露呈してる。
小麦に関しては、確かに海外ものが主流なのは確か。けど海外の小麦=粗悪みたいなイメージは間違いで、本格的なフランスパンを作ろうとするところはフランス産小麦を選ぶし、安価なパン屋なら「安い小麦を選ぶぜ!」って海外産を選ぶところも当然あるけど(あと海外産のほうが成分安定してるんだよなぁ)、こだわりのある店は作りたいパンに合わせて小麦を選ぶので「国産小麦こそ最高!」とは一概には言えないよ。
「普通の食パンは『中種法』という作り方で、簡単にいうと生地をきちんと発酵させるんだ。だから発酵時間がかかり、その間置いておくスペースも必要だからコストも高い」
あのね、中種法は数ある作り方のひとつに過ぎないし、べつにこれが最もスタンダードってわけでもない。
あと”生地をきちんと発酵させる”っていうけどさ、どの製造方法でも生地はきちんと発酵させるから。ていうかきちんと発酵させないと綺麗に焼けないんだよ!!
それに中種法って、種(前日の生地とかのこと)を引き継ぐから他の製造法より発酵が楽なんだよね。なんならストレート法より発酵時間が短くなるってことまであるから。にも関わらず、だ!!!次のはこんな解説をしやがる。
「高級食パンは『ストレート法』という作り方が大半だ。これは発酵時間が短くて済むから、生地を置いておくスペースも少なくて済む」
嘘です。というか中種法でもそれぐらいかかるし、かからないとしたら暖房高めに入れてるか、それは生地の素材が違うっていう話だ。
このあと
なんて言うけど、楽じゃねーよ!!!!
「このストレート法で作られた高級食パンの、美味しさのピークは当日だ」
「そして高級食パンがなぜ「甘い」か分かるか?」
「バターや生クリーム、はちみつなどを多く混ぜ込むことで甘みを出すんだ」
「えー!そうなの!自然に出る甘みなのかと思ってたよ!」
あと後半のこのくだり、バターや生クリーム、はちみつなどを多く混ぜ込むことを野卑するように表現してるけど、パン屋からすれば逆の意味で「えー!」ってなるやつ。
それほどバターや生クリーム、はちみつを使ってるなら……ってむしろ感心してしまう点。
自然に甘みが出ると思ってる派の人は安い食パンでも延々と噛み続ければ望んだ自然な甘さを感じられるだろうから是非っ!
このあとにはなぜか血糖値の話まで持ち込んでパンをディスするのはもはや意味不明なので割愛するとして、とにかく製パン部分に関しては出鱈目が多く適当さが目立っており、まさにこたつ記事ならぬこたつ動画。
ゆっくり解説の動画って、たまに観たりしては「へぇー、そうなんだー!」って勉強になった気がしてたけど、今回自分の専門分野のゆっくり解説を観て愕然となった。
ただし国内のみ。
※
インドから農民がぐんぐん消えてる。より稼げる産業への転職で離農してる。
(SDGsはこの農民の離農対策として打ち出された一面がある。
稼げない農業に農民を縛り付け、格差を固定化して、食料供給の安定を図り飢餓の撲滅を図ろうとしている。
もちろんそうした側面は尾首にも出さず、職業選択の自由により離農して減少した分の労働力はハイテク解決、というプロパガンダが伸びる。美しいですね。)
※
いままで食い物がどれだけ不当に買い叩かれてきたか、思い知らされるターンが近づいてるんだけども…そこに思いが至る人は少ない。
気づいた人間は題目を掲げて「今の費用で今の快楽」を維持するための枠組みづくりに躍起になってる。
だけどたぶん間に合わない。
結論として、コメ不足はさほど問題にならないだろうと思っている。
米の不作というのは、いろいろな原因で起きるが、
飢饉が何度も起きていた江戸時代とは違うので、虫や病気の被害はまだ農薬である程度なんとかなる。
日本で蝗害(バッタ)というのは、ほとんど聞いたことがない。ウンカは何度かあったと思われる。
現在起きる食糧不足を招くような不作というのは、俗にいう梅雨寒からの冷害が一番だと思う。
1993年の米不足もそれが原因だ。
全然関係ないけど、なぜバッタが同一方向に移動するかというと、後ろのバッタに食われないようにするためという説を知り驚いた。恐ろしい。
減数分裂期と呼ばれる、イネが花粉(精細胞)と胚珠(卵細胞)を作る時期のことで、
コシヒカリの場合は17度に2時間当たるとで不稔(実ができない)が発生し始めて、10度ではほぼ全滅すると言われている。
9月中旬の収穫であれば、減数分裂期は7月中旬ごろになるだろう。
ちょうど梅雨の終わりくらいの時期にあたるけれど、梅雨前線の北側が冷たい空気で、南側が暖かい空気だ。
梅雨前線がしっかり北上してくれないと寒くなりやすく、特に東北地方は奥羽山脈の西側で低温なうえ霧が出やすくなる。
米の国内生産ランキングは新潟-北海道-秋田-山形-宮城と続き、東北で約30%が栽培されている。
また、低温多湿になると、コメの最大の病害であるイモチ病が発生しやすくなる。
火山灰などのチリが日光を遮り低温になること、雲が発生しやすくなることなどが原因としてあるようなのだけど、
しかし、93年冷夏の原因とされるフィリピンの噴火は北半球で、今回は南半球だ。果たして影響があるのか?
軽く調べた感じでは、1600年のペルーの噴火が同じ緯度で起こっていて、ゆるーくまとめられたのがこの記事。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/24/
何かの手がかりにするにはあまりに情報量が少ないけど、北半球でも大きな影響があったようだ。
ワインが壊滅的というのは、おそらくブドウが壊滅したということで、
果樹が致命的なダメージを負うのは開花期の降霜、多雨・日照不足による病気の多発なんかではないだろうか。
低温・多雨というのは十分に起こりうると思う。
それでも、コメについて93年ほどひどい状況にはならないと思う。
93年は需要1000万トンに対し生産740万t。当時の備蓄米は1,2年前のの軽い不作もあって20万t程度だったとwikipediaには書かれていた。
現在の米の需要量は700万t程度。生産量が720万tくらい。備蓄量は100万tとされている。
93年よりはるかに凶作に備えられていると言っていいだろう。
飼料のほとんどはアメリカからの輸入だし、小麦はアメリカ・カナダで80%だ。
多雨・日照不足で収穫量が減るのはどんな作物でも同じだ。収量も減るし、病気も出る。
93年当時より食糧事情はグローバル化し複雑になっているけれど
自国で不足したら輸出が減るというのは今も昔も変わらない。
コメが足りないより、小麦・飼料が足りないの方が問題になる気がしていて、
結果的にコメの需要が伸びで値段が上がる程度であれば、最近低価格が続いて困っていた農家としては大助かり。
そんなシナリオ、期待しない方がいいのはわかってるのだけど。
結論として、コメ不足はさほど問題にならないだろうと思っている。
米の不作というのは、いろいろな原因で起きるが、
飢饉が何度も起きていた江戸時代とは違うので、虫や病気の被害はまだ農薬である程度なんとかなる。
日本で蝗害(バッタ)というのは、ほとんど聞いたことがない。ウンカは何度かあったと思われる。
現在起きる食糧不足を招くような不作というのは、俗にいう梅雨寒からの冷害が一番だと思う。
1993年の米不足もそれが原因だ。
全然関係ないけど、なぜバッタが同一方向に移動するかというと、後ろのバッタに食われないようにするためという説を知り驚いた。恐ろしい。
減数分裂期と呼ばれる、イネが花粉(精細胞)と胚珠(卵細胞)を作る時期のことで、
コシヒカリの場合は17度に2時間当たるとで不稔(実ができない)が発生し始めて、10度ではほぼ全滅すると言われている。
9月中旬の収穫であれば、減数分裂期は7月中旬ごろになるだろう。
ちょうど梅雨の終わりくらいの時期にあたるけれど、梅雨前線の北側が冷たい空気で、南側が暖かい空気だ。
梅雨前線がしっかり北上してくれないと寒くなりやすく、特に東北地方は奥羽山脈の西側で低温なうえ霧が出やすくなる。
米の国内生産ランキングは新潟-北海道-秋田-山形-宮城と続き、東北で約30%が栽培されている。
また、低温多湿になると、コメの最大の病害であるイモチ病が発生しやすくなる。
火山灰などのチリが日光を遮り、低温になること、雲が発生しやすくなることなどが原因としてあるようなのだけど、
しかし、フィリピンの噴火は北半球で、今回は南半球だ。果たして影響があるのか?
軽く調べた感じでは、1600年のペルーの噴火が同じ緯度で起こっていて、ゆるーくまとめられたのがこの記事。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/24/
何かの手がかりにするにはあまりに情報量が少ないけど、北半球でも大きな影響があったようだ。
ワインが壊滅的というのは、おそらくブドウが壊滅したということで、
果樹が致命的なダメージを負うのは開花期の降霜、多雨・日照不足による病気の多発なんかではないだろうか。
低温・多雨というのは十分に起こりうると思う。
それでも、コメについて93年ほどひどい状況にはならないと思う。
93年は需要1000万トンに対し生産740万t。当時の備蓄米は20万t程度だったとwikipediaには書かれていた。
現在の米の需要量は700万t程度。生産量が720万tくらい。備蓄量は100万tとされている。
93年よりはるかに凶作に備えられていると言っていいだろう。
飼料のほとんどはアメリカからの輸入だし、小麦はアメリカ・カナダで80%だ。
93年当時より食糧事情はグローバル化し複雑になっているけれど
自国で不足したら輸出が減るというのは今も昔も変わらない。
それになんかしょっちゅう「コムギがー」というニュースは見る気がする。
コメが足りないより、小麦・飼料が足りないの方が問題になる気がしていて、
結果的にコメの需要が伸びで値段が上がる程度であれば、最近低価格が続いて困っていた農家としては大助かり。
そんなシナリオ、期待しない方がいいのはわかってるのだけど。
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うどんがない国ではどうやって子育てをしているんだろう……?(イラスト:chiro)
日本では離乳食や幼児食の定番となっている「うどん」。そんなうどんにまつわるある想像をつづった投稿がTwitterで話題を集めています。子どもの食事にうどんが欠かせない……!
うどんがない国では……
ホント日本で子育てしてると世界の他の国の人は2歳児にうどん食べさせないでどうやって子育てしてるんだろうと思う。(ニャロメさんのツイートより)
日本において、うどんは離乳食や幼児食によく使われる食材です。子どもが食べやすい、調理が簡単、消化にやさしい、安価で入手しやすい、アレンジがしやすいなど、さまざまな長所があります。小麦アレルギーがなければうどんを重宝している家庭は多く、うどんを短く切るヌードルカッターなどの関連商品も人気です。
その便利さは、「うどんがない国ではどうやって子育てをしているのか?」と思ってしまうほど。ニャロメさんの率直な思いは多くのTwitterユーザーの共感を得て1万5000以上のいいねが集まり、「ほんとですね!!うどんないとか、考えられません!」「めちゃわかります!!」「ちゅるちゅる(うどん)最強ですもんねー。」などの声が寄せられていました。
また、実際に海外に住んでいる人からは、パスタやリゾットが日本の「うどん」に当たる食品だというコメントも。クスッとする素朴な疑問ながらも、思いがけず世界の離乳食・幼児食事情を垣間見ることができる投稿でした。
そんなラーメン二郎を模したいわゆる「インスパイア系」なる店もたくさん存在する。
私が一部のインスパイア系に対して思うことがありまして。。。
それがカウンターに「食べ終わったら丼上げて台を拭いてくださいね」という注意書き。
いや、やるけど。
あれって
これらを実現するためのジロリアンの協力だと思っているんですよね。
でも混んでもないし安くもないインスパイア系で「食べ終わったら丼上げて台を拭いてくださいね」という
形だけ真似してそれを客に強いる店が所々存在する。
令和の時代に5、 600円で腹いっぱいラーメンが食べれるのは
ジロリアンの丼上げと大拭きが無かったら無理だと思う。
先述した条件の両方と言わずせめてどちらかを満たしているならわかる。
ただ、そのどちらも満たさないならまず飲食店としてのサービスは保ってくれよと。
まぁ、体が癖づいてるからやるんだけどさ。
>>そもそも、農薬の残留基準が緩和されるキッカケは、国内外の農薬メーカーが要望したからだ。
>>同じ農薬を使い続けると、害虫や雑草に耐性ができてしまうため、より濃度の高い農薬が使われることがあるという。
>>そして、農薬に耐性を持つ新たな遺伝子組み換え作物が開発されていくのだ。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/240870/3
>>17年には、広く使用されている除草剤の主要成分であるグリホサートも大幅に緩めた。
>>小麦が6倍の30ppm、トウモロコシが5倍の5ppm、ソバが150倍の30ppmである。
https://news.yahoo.co.jp/articles/53ce2419f6e0d78198892680378a8e98bb901092?page=2