はてなキーワード: 塩辛とは
本店行った
天ぷら盛り合わせの食券を買った
そっから30分くらい待つ
店内は↓みたいになってるんだけど、
待ってる間目の前でうまそうに天ぷら食う人を見続けないといけないので、否が応でも食欲は増す
カウンター席□
テーブル席■
待合席※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 入り口
壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁壁
ようやく順番がくる
天ぷらはすぐこない
しかし卓上には食べ放題のイカの塩辛、もやしのナムル、大根の煮付け、辛子高菜がどっさり置いてある
酒飲みじゃないのでシオカラの旨さはよくわかんなかったけど
安っぽい味ではなかった)
ごはんだけ買って食べ放題のそれらで飯でも十分じゃないか?ってくらい
これで天ぷら定食800円しないってどんだけコスパいいんだよっていう
そうこうしてるうちに天ぷらがくる
揚げたてのものをカウンターに並んでる人にぽんぽんぽんと置いていってくれる
基本揚げたてのを1品ずつ置いてくれるから、一度にどさっと天ぷらがきて、最後らへんに食べるのは冷えきっちゃってる、ってこともない
揚げたておいしいものを効率よく提供するがための、カウンター席多めのこの店内配置になってるんだと感銘を受ける
白身魚は口の中でとろける
天ぷらなのにまったく油っこくない
胃もたれもしない
これは確かにうまい、としみじみ感動する
ただ白身じゃない魚はやっぱり魚本来のクサミ?苦味?みたいなものはどうしてもあったけども
衣が剥がれて食べづらかった
安いけどそこまであなごおいしい!とはならなかった
天ぷら(と食べ放題シリーズ)だけでだいぶおなかふくれるから、ごはんは小、もしくはナシでも全然よかった
周りを見渡すとまだ行列は途切れていない
なんというすばらしい光景だ
これまで一度も来なかったのはとんでもなくもったいないことをしていたのだなあ
みんな徹夜してトイレが仮眠室代わりになってて、トイレの個室が塞がっている。
ウンコしたい時に会社のトイレでウンコができないことがよくある。
繁忙期になると、昼休み以外はウンコをするのに会社を出て、近所のコンビニに行かないと行けないレベル。
慢性的にトイレの個室が塞がっている状況を社長は知らないのだろうか。
その日、私は食べたモノが悪かったのかおなかがゆるゆるだった。
尻を刺すような猛烈な便意。
痛みで思わず立ち上がるほどソイツは私に一刻の猶予もないことを知らせた。
最近は暴食による大量の排便により肛門の穴が緩みきっており、
我慢しても緩んだ括約筋は穴の開いた堰のように役に立たずちびる経験がたびたびあった。
まだ会社にいない時にしか漏らした事はなかったが、いい大人が漏らした便の処理をする侘しさというのは筆舌に尽くしがたい。
小便と違って、大便はもらすと取り返しが付かない、小便なら車に水をかけられたとごまかしてズボンを取り替える方法が使えるが
不摂生による油っぽい便は猛烈な悪臭を漂わせるので、一発でわかってしまう。
小便の塩辛い海のようなかおりなら、海辺に近ければ海水でごまかすこともできよう。大便はそれすら許さない。
私は日ごろの生活で消耗しきった肛門を奮い立たせた。
三十数年も共に過ごした相棒だ。大切な局面で私を裏切るわけがない。
しかし衰えた括約筋だけでは勝てないと悟った私は女性が好きな男性のナニをくわえ込む時のように全力で内股に力をこめた。
このとき、女性とはこれほどの筋力を性行為に使っていたのかと感心する余裕すらあった。
当然会社のトイレまでやってきたがトイレは塞がっていた。想定内だった。第二波が来た。尻をさす痛みはあるがあと5分は耐えられる。
もらすほどともなると、自分の肛門の限界を知ることができる。アスリートのようにペース配分すらできるようになる。
最悪、多少の漏れは妥協するしかない。自分の肛門のスペックを知り尽くした者だけに許される割り切りの美学だ。
急いで他の階のトイレを回る。もう肛門が限界のため外のビルに行き着くだけの余裕はない。神に祈った。
もうかなりヤバい状態だったから、内股で一歩ずつゆっくり歩くことしかできない。
この階のトイレも個室はすべて塞がっていた。
背水の陣だった。
最後の希望、犯人は犯行現場に戻るというではないか。一縷の望みをかけ最初の階のトイレに戻った。
結果はダメ。そらそうだ修羅場時期のトイレがそう簡単に開くわけはなかったのだ。
こんなことになったのも一億総活躍できない政府にも一因があるのではないか。
天に唾を吐くレベルだとわかっていてもそう思わずにいられなかった。
就職氷河期に専門学校を出て入れたのは、最低賃金のアルバイトだけだった。
なんやかんやあってバイトで積んだ経験と資格をアピールして、派遣で今の仕事にありつけたのだ。
いい年になっても年収は200万行かない底辺だが、この仕事がこのワタシにとって一番稼げる仕事だった。
これがダメなら最低賃金でピッキング作業をする仕事に戻るしかないのだ。
独身だけど築45年の安アパートで贅沢に暮らせていけてるだけでいいのに、なぜ神は私にこんな貧弱な肛門を与えたのだろうか。
ここで自分の過去のことを思い出していたことにはたと気がついた。
ああ、これが走馬灯ってヤツだったのか。しかし神は存在した、いま私の目の前で個室が開いたのだ。
全力で個室に飛び込み安堵してズボンを脱い……悟ったころにはすべて遅かった。
そう、安堵すると肛門は緩むのだ。
私は再び肛門期の訪れを感じていた。
土日は楽しかった。
今日は一人で買い物した。本当は友達も一緒の予定だったけど体調不良でキャンセル。もともと一人で行くつもりだったから構わなかった。
次に入った店でどのパンツを買うかで延々悩んでいるうちに、自分の体型や、優柔不断な性格に苛立ち始めた。
おまけにさっき買った荷物が重くて、立ちっぱなしで足も痛くなってきた。
やっとのことで買い物を済ませ、まだ見たいものもあったけど疲れたので帰ることにした。
風が冷たい。寒くて吐きそう。
夕日に向かって自転車を漕ぎながら、ぼんやり、しにたいと思った。
寂しいなあって。生きるのだるいなあって。明日仕事行きたくないなあって。
もし今日友達が一緒なら、こんな気持ちにはならなかったのかなあって。
母親に用があったから電話するつもりだったけど、声を聴いたら泣いてしまいそうだから今日は無理かも。
晩ご飯の材料を買いにスーパーに寄る。おとといまで荒れていたキッチンを掃除したので、久しぶりに料理をしようと野菜をたくさん買った。
更に荷物が増える。重くて吐きそう。
今、鍋を見に行ったら水少なめなのに火力が強すぎたせいで底が焦げていた。
あ、でも新じゃが美味しい。
海に行きたいなと思って
口の中に広がる海、
しまったと思っても取り返しが付かない
手がベタベタする味付け海苔。
それは、まさに海の塩辛さを思い出させるわ。
ふと、海の水ってどんぐらい塩辛かったっけ?と思い海水を含んでみると
思っていた以上に、海の水は塩辛くて。
海は「母なる」って言うけど、
この塩辛さは厳しさをも感じさせ思い出させてくれるわ。
シュノーケリングで、
ぷかぷか海を漂っていると、
光が届かない底が見えないくらいな底は暗くて不気味よね。
寒くなって陸に上がったら、
焚き火が炊いてあって、
温まろうと思って手をかざしたの。
ふと、またその焚き火を飛び越えたらどうなるかと思って飛び越えたら
一瞬で場面が変わって朝になってた。
変な夢だわ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
そこまで料理をしないわけではないのに、家族に評判がいまいちなアナタのパスタ
高い麺を買ってみても茹で塩加減や時間をタイマーで測ってみても、お店のようなパスタにはならない
3つの原因を解消します。では料理の手順を追って解説しますね。
あなたの入れた油!別に高級オリーブオイルでもサラダ油でもなんならゴマ油でもいいんですけど、その量を計量カップにうつして測ってみてください。何ccありました?え?それだけ??
その3倍入れてください
そうそうきちっと測ってねー。3倍だよ3倍。なんなら4倍でもいいよ。
え?健康に悪い?ハイハイそうだね、でもますは美味しいものを作ってから、そこから引き算して健康に良いものにしていこう
あなたが過去に美味しいと思ったパスタは全て、そのくらいの油が使われてるよ。モコみちをバカにしてる場合じゃないよ
1油を増やせ
え?まだ美味しくない??
あーそっかそっか、
ニンニクは入れろ
って輩がいるの忘れてたよ。麺100gに対して一欠片くらいかな。匂いが気になるなら、2欠片にするかわり潰して使って後で取り出せばええよ。オイルにニンニクの香りをうつしてやってな
2ニンニクはしっかり入れろ
え?まだ??
3塩が足りない
麺に入れる塩じゃないよ、てかそんな塩はどうでもいいよ。ソースの塩ね。ソース側の。健康に悪い?またか、もういいよお前の健康マニアっぷりは
いいか、ヘルシーは引き算だ。
さて、本気で美味しいパスタを作りたいあなたは本当に塩辛いパスタを作ってくれたと思います。
なんとですね、「追いオイル」まじか、って思いますよね。どんだけ油だよと。おれもそう思います。けど不思議と油が塩辛さを緩和してくれるんです。
なんか胃もたれもちょっとしますね。外出時は運動してるから、気にならないけど、家でまったりしてる時だと、最初の2-3口以後は濃すぎたかもしれません。
こないだ、夜にファミリーレストランに行ってきたの!
なんでかって言うと、
広い机が素敵!
ファミリーレストランで書き物とかおしゃれじゃない。
学生みたいだわ。
こんなことをするの初めて。
で、ご飯食べに来たんじゃないので、
ご飯は頼まないから、
でも、ビールは頼んじゃった。
で、2杯目。
結局、眠たくなって帰って寝ちゃったわ。
何しに行ったのかしら。
でもさ、思い出したんだけど、
自分の部屋に机がなかったんだけど、
今思ったらどうやって勉強してたのかしらって。
不思議だわ。
でも、ファミリーレストランっていいわね!
またそれ、お昼にもおにぎり持って行くわ。
すいすいすいようび~
今日も頑張ろう!
古代では煮込み料理や生食も行われていたが、12世紀頃から強火力を用いた料理法が一般的となった。国土が広大なこともあって地方ごとの食文化に特徴があるが、油を多用し、強火力で炒めたり揚げたりすることが共通点とされる。華僑の移民に伴い世界中に広まったことで、現地に合わせたバリエーションが豊富である。
多種多様なスパイスを用いるのが特徴。米やナンなどのパンを主食とし、乳製品もよく用いる。インドには「カレー」という言葉はなく、香辛料を使ったインド料理をカレーと呼ぶのは便宜的なものにすぎない。また、左手を使わず右手だけで食事をすることでも有名。
東西交易の中心だったことから、中央アジアの羊肉、地中海の魚介とオリーブオイル、アラビアの小麦、南アジアの米など、各地の食文化を融合したような料理になっている。ヨーグルトを多用するのも特徴。イスラム圏なので豚肉は使われず、もっぱら鶏肉や羊肉が用いられる。
古代ローマ帝国の料理を原型とする。主にパスタやピザが有名。イタリア半島は南北に細長いため、異なる文化や気候に基づいたさまざまな地方料理が存在する。北イタリアではバターやチーズ、ハム、サラミなどを使った濃厚な料理、南イタリアではオリーブ、トマト、魚介などの素材を活かした料理が特徴。
16世紀にカトリーヌ・ド・メディシスによりイタリアの料理と作法がフランスに持ち込まれた。19世紀にアントナン・カレームがフランス料理の基礎を作り上げ、その後にオーギュスト・エスコフィエによって大成された。濃厚なソース、洗練された盛り付け、料理を一品ごとに供することなどが特徴。
ジャガイモを主食としており、フィッシュ・アンド・チップスが有名。その他の代表的な料理としては、ローストビーフやミートパイ、さまざまな種類のプディングなどがある。食材を執拗なまでに加熱すること、テーブルに調味料を並べて客に味付けを任せることなどが特徴。また、植民地であったインドのカレーを世界に広めたのはイギリスである。
イギリス料理をベースに、イタリア料理のピザやパスタをアメリカ風にしたものや、ハンバーガーやフライドチキンなどのファストフード文化、バーベキューやトルティーヤなどのアメリカ先住民の食文化が混じりあっている。ケチャップやチーズを多用するのが特徴。
地方によって差はあるものの、キャッサバやトウモロコシを主食とし、牛肉や豚肉、魚介、様々な豆類を用いる。かつての奴隷が、主人が食べたあとの豚の耳や足を、豆と一緒に塩辛く煮込んだというフェジョアーダが国民食。
このくそ暑いときに冷蔵庫がぶっ壊れてしまったので、庫内の材料一掃セール的な料理として簡易型家二郎をやってみた。
脂は豚バラ、本物志向は腕肉。腕肉など売っていないので、肩あたりで我慢しておこう
あわせて1kgくらいを2時間くらい煮てチャーシューにする。軽くしょうゆで味付けしておく。
豚バラの脂は、砕いて背脂の代わりにしたり、はんぺんにするのもいいかもしれない。
比率は、8:2くらい。
30秒ほど湯通しする。
・かえし
しょうゆ 大さじ2
味の素 大さじ1
創味のシャンタン 小さじ1
・にんにく
入れないと味が近づかないので、1、2かけらをみじん切りにする
・麺
これまでは、マルちゃんの山岸一雄の太麺を使っていたが、冷凍庫の奥にあったこの麺は、うどんのくせに意外な伏兵だった。
念のため作り方をメモしておく。
チャーシューの湯で汁を温める。となりでお湯を沸かす。
お湯が沸いたら、もやしを湯通しする。
かえしをどんぶりにセットし、ゆで汁を入れる。お玉で3杯くらい。
そのあとにうどんをゆでる。沸騰しそうになったら、ビックリ水をいれて、もう一度沸騰するまでゆでる。
盛り付けして完成。
麺はこれまでに試した中で最も本物に近かった。うどんだけどね。この太い麺は、塩辛くてグルタミン酸ソーダと脂で満ちたスープをがっちりと受け止めてくれた。
また、この麺で作りたいけど、この根岸物産の太打ち乱切り生うどんは、近所のスーパーから1年ほど前に消えてしまったのだ。冷凍庫奥に眠っていたデッドストックだった。
家ジロリアンの諸兄は、ぜひこの根岸物産の太打ち乱切り生うどんで、家二郎を試していただき、ぜひ評価を伺いたいと思う。
このまま近所でこの麺が手に入らないとなると自家製麺家の道へ進まなくてはならないのだろうか。群馬に足を運んだときは、探してみたいと思う。
根拠は自分の体験だけなんではなはだ弱いんですが、好きな人と一緒にご飯食べるの楽しいです。
買ってきたおしゃれお惣菜でも、素敵なローストした羊肉(オーブンぶち込んだだけ)でも、コストコの新作デリカテッセでも。
もちろんひじき煮+魚+浸し物のような和食の日もあるけど、京は粗食の日なの!って宣言して茶漬け+塩辛いお菜な日もある。
できれば毎日一緒に食べたいんだけど、主人の勤務状況によるので、1月顔を見られないみたいなときもある。
10年くらい結婚してるけど、まだ全然一緒にいたりない!と思ってる。
後幸せ感じるのは、日曜の午後。
主人は休日の午後は昼寝にあてるんだけど、カレンダー関係ない仕事なので、たまに日曜日と休日が重なったら、もう幸せでたまらない。
規則的な他人の寝息とか、近所の学校でなんかのの試合してる声(平日は他校との交流とかはないから別の種類のざわざわが聞こえる)とか、風がカーテンを揺らす声とかを聞いてると
あ~幸せ!っておもう。
私は昼間に寝られない体質なので特に、安心して寝てる!うれしい!って思う。
多分ほかの人からしたらものすごくしょぼい幸せだけど、その二つのシチュエーションは高いお肉を食べたときみたいな脳から汁が出てるような高揚感を感じる。
だから多分、こういう生活が私にとっての幸せなんだろうって思ってる。
心を許した他人と作り上げる生活を結婚と呼んで、その平和の象徴だから上記のシチュエーションをいいものだと感じるのかなって思います。
夜の10時。
冷蔵庫の棚から三ツ矢サイダーと薫るプレミアムモルツと塩辛を手に取りレジへ。
すると洗い物をしている40に近いと思われるオッサン店員がいる。
女子大生にTポイントカードはありますか?と聞かれるのはいいのだが、
オッサンに聞かれると僕の中の虫が疼きだす。
「カードはありません。
それよりあなた、なんでそんな歳になってまでこんなコンビニでバイトしてるんですか?
結婚する前に、深夜のコンビニで働くことになるって想像してました?
貴方の力で結婚をしようと思ったのが間違いじゃないんですか?」
きょとんとするオッサン向けておれは続ける。
「あなたもしかしえて自分の子どもに勉強しろとか努力しろとか言ってませんよね?
そんなことを言っているんだったらあんたは死んだほうがいい。
あなたは自分が勉強も努力もせず今の地位に甘んじていることを恥じるべきなんですよ。
自分が通れなかった道を美化して子どもに伝えることはやめてくださいね。
不相応という言葉を知れ。
住んでいる場所はこの店の近くですか?
もし近所にばれないように遠くに来てるとしても、奥さんの気持ちはまぎらわせませんよ。
自分の人生をあずけた旦那が、高校生やDQNに混じってバイトをしているなんて、奥さんの気持ちを察すると堪えれません。
あなたは自分の人生を恥じて、憎んで、恨んで、早くしんでしまえばいいと思います。」
紅潮しこわばったオッサンの顔。。
「あなたがもしこのまま恥にまみれた人生を送りたくないというのなら、
男でいることを捨てて、これからは生きていって下さい。
レジに跪き、僕の猛々しいファミチキをオッサンの口にぶちこむ。
パーマがかかっている髪を掴み、オッサンの頭を禿しく前後に運動させる。
そのレジに立つ中年の男は抵抗することなく、僕に体を預け、絶望、驚き、安堵、悲しみ、悔恨、苦痛、いろんな感情が入り混じった顔をしている。
僕のファミチキをしゃぶり、これまでの人生を味わい、新しい人生をいきていけオッサン。
オッサンはレジの上の塩辛の封をあけ、僕のファミチキに塩辛を塗ってしゃぶりたいと懇願してきた。
去年の夏のことだ。私の住んでいる地域にも
それで早朝にジョギングがてら物見遊山のつもりで行ってみたら、
そこにあったのは茅葺きの一軒家だった。
私は早速入店することにした。もちろん自動ドアではないので
自力で開けなければならない。中に入った途端、魚の生臭い匂いと
コロッケを揚げるシュウシュウした音が渾然一体となって迫って来た。
店内は駄菓子屋を少し広くして、余ったスペースで
空調は効いていないのに涼しい。
「いらっしゃいませ」と奥から老婆がやって来た。
老村クルーのあきこオババだ。
「おはようさん。有難うね。良かったら見て行ってちょうだい」
「そうですね。どれにしようかな……」
駄菓子を食うような年齢ではない。私はしばらく眺めていた。
店内には BGM は流れていない。それでいいのだ。
店内をぐるりと一周していると
「美味しそうですね」と私は言った「今頃が旬なんですよね」。
「何だったら買っていくかい? 真鯵ならワタはタダで抜くよ」
「どうしようかな……」
迷っていると、店の片隅に美味しそうなスルメイカが
売られていることに気がついた。スルメイカも今頃が旬だ。
「じゃあ、これ一杯もらおうかな」
「是非下さい」
それだけだと何だか物足りないような気がしたので
店の隅のコーナーを見ると林檎が売られていることに気がついた。
私はそれを手に取ってしげしげと眺める。
そして、林檎も買うことにした。「じゃあ、これも下さい」
「お客さん、悪いね。この林檎傷がついてる。新しいものと交換するよ」
「いえ、それで構いません」と私は言った。
「何かの本で読みました。林檎は傷がある方が甘いんだって。人生と同じく」
「こりゃ参ったねえ」とあきこオババが笑った。
「そうさね。人生と同じだよ。傷がある方が甘いんだ」
と笠智衆似の店員が言った。
私はスルメイカと林檎を買って帰った。林檎は百円に負けてくれた。
おまけにあきこオババは皮まで剥いてくれた。ゴツゴツした手が
「ここまでして下さって、申し訳ありません」
「いいさ。お客さんは当店始まって以来最初のお客さんだからね」
「いえいえ」とあきこオババは言った。「また顔を見せておくれやす」
「そうします」
「ただ、流石に歳なんでね。九時には閉めちゃうけれど」
耳を外し、皮を剥く。手に塩をつけた方が
抜いたワタはクックパッドを参考に酒のつまみになるように調理した。
これからもあの店に行こう、と思いながら。
こればかりはどうしようもない。
それが去年の冬のことだ。
昨日、桜鯛の売られているスーパーの鮮魚コーナーを歩いていると
ふと私は林檎が食べたくなった。
そこで林檎を見てみたのだけれど、どれもこれも傷ひとつついていない。
傷物はやはり嫌がられるのだろう。
林檎も人生も傷があればそれだけ甘い、そういうものなのだ、と。
ちなみに、あとで聞いたところによると私の母親も近所の友人も
「当店始まって以来最初のお客さん」として
手厚くもてなしてくれたという。
ローソンで、たまに愛想の悪い店員に
接客応対されている時に私はそのことを思い浮かべる。
またあの「老村」で買い物をしたいものだ、と思いながら。