「国分寺」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 国分寺とは

2022-07-05

町田市民の不思議

町田駅前に行くことを「町田に行く」と言う。

八王子市民は八王子駅前に行くことを「八王子に行く」とは言わないし、国分寺市民も国分寺駅前に行くことを「国分寺に行く」とは言わないし、立川市民も立川駅前に行くことを「立川に行く」とは言わない

2022-05-11

最近読んだ小説と、BL雑誌

小説の方はBL無関係

『鯖猫長屋ふしぎ草子』(田牧大和

あらすじ

 舞台江戸時代下町、猫が一番威張っている長屋通称「鯖猫長屋」。猫描き絵師の拾楽は、故あってオスの美三毛猫サバとともに細々と暮らしていた。

 ある日、鯖猫長屋に一人の若い女性が越してきた。彼女の名はお智。独り身の若い女の独居なんて胡散臭いと、長屋の女達はざわつく一方、男衆はお智の美貌にそわそわ。ところがやはり、お智は厄介な事情を抱えていたようで、ひと悶着起きるのだった!

 

増田感想

 江戸時代小説を読むのなんてたぶん人生初なので、知らない単語が沢山あって、ググりの手が止まらない。そんなに長い小説ではないのに、読了まですごく時間がかかってしまった。でも、ここまで調べたんだから、もう江戸時代小説どんと来いや! って感じだな。問題は、私の記憶力が物凄く悪いってことだけど。

 長屋に表と裏があるなんて知らなかった。時代劇に出てくる貧乏長屋は「裏長屋」なんだな。なるほど。

 江戸時代ハートフル人情物かと思って読み始めたら、なんか思ってたんと微妙に違った。猫のサバのいばりん坊具合が想像の斜め上を言っていた。飼い主の拾楽に対するあしらいが杜撰でどS。つよい。そして猫なのに何でも解りすぎぃ。リアル寄りかと思ったら幽霊は出てくるし、拾楽はただのうらなりかと思ったらなかなかのチートぶりだし、成田屋旦那存在自体浮世離れ感がすごい。

 ふつう下町人情が挟まってきつつ、ハートフル人情物とは思えない少年漫画的な活劇シーンがあったり、まあ退屈はしなかった。

 登場人物のかけ合いがメインで、情景描写はほぼ死んでるぶん、知らない単語が頻出するとはいえ、頭をパァにして楽しめた。

 人気シリーズだったらしく、図書館文庫本10巻までずらりと並んでいたから、後で続刊を読んでみよう。


ボーイズラブアンソロジー Canna vol.83』

 今回はたまたま急展開な作品が多かった。そして人気作のいくつかが連載再開されて豪華な感じだが、全部で11作品しか載っていない……。私がこの雑誌を買い始めてそんなに長く経っていないけれど、今までで一番掲載作品が少なくないか? 大丈夫なのかCanna……。

とりま順番に各作品感想のみ。


シャングリラの鳥』第15話(座裏屋蘭丸

 前々回から主人公アポロもフィーもそれぞれ人知れず悶々と悩むばかりなので、ちょっとストーリーが中弛んでいる印象かも。その前の話(2巻収録分)がかなり盛り上がっていたので、落差が激しいというか。(単行本でまとめて読むぶんには気にならないほどの弛み感かもしれないが)

 で、やっと二人が劇的って訳でもなくベタに再会したのだが……、おや、なんだか道を外し始めたぞ。それはやっちゃダメなんじゃなかろうかという事をフィーが思いつき、窮状に陥って元気のなかったアポロがずるずると引き込まれしまった。

 テンションダウンしたところからこの流れは、楽しんで読めるかどうか微妙だ。共感力モラルガン無視力を試されつつあるのかもしれない。じつに不安だけど続きが気になる。


ブランクコード』第2話(サノアサヒ)

 うーん、第一印象よりは悪くない。でもいいともえんなあ。雑誌推し作品のついでに読むぶんにはいいが、前情報無しで単行本を買って読んだら、膝から崩れ落ちそう。バンドマンBLが好きなら他をあたった方がいいと思う。『ギヴン』とか。

『積み木の恋』第4話(漫画 黒沢要/原作 凪良ゆう)

 原作小説が読みたい!

『ロングピリオド』(古矢渚)

 グループ交際回。すっごい、王道少女漫画だなぁ。毎回読んでそう思う気がするのだが、王道過ぎてさっぱり記憶に残らないので、第1話どんなんだったっけと思って読み返した。王道の第1話だった。王道から一歩たりとも道を外したくない少女漫画好きの人にはおすすめできる、たぶん。

『嘘つきな愛を買う――オメガバース――』第7話(ポケラふじ子)

 前回までずっと、ドロドロな昼ドラみたいな鬱展開が続いていたので、主人公の悠生が可哀想過ぎて読むのが辛かったのだが……。

 うひょーー!! ついに悠生がブチキレたwwwwww しかも、ぷっつんした時の心の中の第一声が、

「くっっ……さいな」

(※攻めの恭悟が他所のΩの匂いをぷんぷんさせて帰宅したので)

 って最高wwwww

 キレにキレて反撃に出たところで次回に続く。頑張れ悠生ちゃんwwwww

 しかし、悠生のモノローグで、元々自分はこういうキャラじゃなかったなどとあり、えっそうだったっけ? と思って第1話を再読。すると、子供時代の悠生は確かに成績優秀スポーツ万能で自信に満ち溢れていたようなのだが、第1話冒頭、恭悟と婚約した時にはすでに、昔の面影など全く残っていないほど暗いしもべ的なキャラになっていた、とのこと。恭悟は自信満々時代の悠生に惚れ込んで、多額の結納金を積んでまで悠生を手入れたのだが?

 あれれぇ、これってもしかしてハッピーエンドの予感じゃない???



侵略! 宇宙ネコチャン!』第8話(元ハルヒラ)

 はぁ、ネコチャンは癒し……のはずなのだが、今回はピリピリ回。いまぢの元同級生女子がほづつみを陥れた性悪サイコ女だと判明し、温厚ないまぢがガチギレ。こわい。しかし、ネコサンの正体が宇宙であることが何ら関係ない感じの展開で盛り上がってしまうのか? それはなんか微妙だ。


スリピングデッド』第10話(朝田ねむい)

 あぁ……私の最推し作品……。どうやら次回が最終回の模様。学生時代回想回、温泉回、頑張ってほにゃらら回と、エモーショナルな話が続いていて、主人公佐田ゾンビ間宮マッドサイエンティストだということを危うく忘れかけそうになっていたところ、今回は冒頭からふつうにに二人で殺人を犯していた。

 めっちゃ突き付けられてからの急展開きた。本当にこの漫画、次回で終わってしまうの……?

 学生時代回想回の盛り上がりがあまりにも凄かったために、最終回が尻切れとんぼになったらやだなとビクビクものでもある。しかも今回のラスト、すごい引きが強いし。どんな最終回になるのかなあ。佐田間宮が実にいいキャラをしているので、終わってしまうのは残念なんだけど。

BLACK BLOOD』第8話(琥狗ハヤテ

 思ってたんと違うー! 全然ハードボイルドじゃないー! と衝撃を受けてから、もう7話も過ぎてしまった。今回も絵柄がハードボイルド恋愛漫画だった。すごくほのぼのとしていた。今回のCannaは全体的に不穏展開が多めの中、この漫画けがほっこりしている。まさかこれに癒される日がくるとはね……。

『ジャルディニエの愛した毒花』第15話(椛嶋リラコ)

 これもまた衝撃の展開。手に汗握っちゃうな……。ネコ獣人達がただのネコ獣人ではなかったと、初めて知った。


石橋防衛隊公認)』第8話(ウノハナ

 かなり久しぶりの本誌再登場。ちなみに、『石橋防衛隊個人)』の方はpixiv漫画無料で読めるはず。

 今回も某衛大ネタ盛りだくさんというか、もはや某大が舞台BLというよりは某大漫画となっている気が。今回も国分寺榛名は頑張っていた!


ひだまりが聴こえる――春夏秋冬――』第6話(文乃ゆき

 私は至極興味がないのだが、このシリーズ商業BL漫画の中ではとても人気がある。何故そんなに人気なのか、読んでもいまいちからないのだが、少女漫画王道みたいなところがよいのだろうか。

 今回も私にはわからないが、これが人気なのか……と思って読了


 あれ? なんか一つ足りないような? と思ったら硯遼先生の『MADK』が休載だった。次が最終回らしい。

 次回は『コントラスト』のitz先生の新連載が始まるらしい。『コントラスト』もすごく人気のある作品だ。まあ好みではないがわからなくもない。確かpixiv漫画無料で読めるはず。『スリピングデッド』が終わって『MADK』も終わるとなれば、新連載が1、2本始まっただけでは間に合わないと思うが。誰か推し作家さんの連載が始まらいかなー。

2022-04-27

今日読んだBL。(ネタバレあり)

 『凛一シリーズ』(長野まゆみ)を月一冊ずつ細々と買い揃える事を最近自分へのノルマにしており、しかも来月上旬推し雑誌Canna』が発売されるので、その他BL本に使えるお金が少なくなる……としょんぼりしていたところ、タイミングよくcannaコミックスセールになっていたので、思いがけず二冊買うことが出来てしまった! ちなみに、今セール中のcannaコミックスのなかでは『兄の忠告』(朝田ねむい)を私はおすすめしたい。ちょっと変わった青年向け短編漫画が読みたい人にはいいと思う。エロは全くない訳じゃないが非常~に少ない。

 では、今日買って読んだ本。


石橋防衛隊個人)』(ウノハナ




あらすじ

 国分寺は某衛大学(略して某大)の一年生。だが彼には国への忠誠心なのはない。親友石橋を守るためだけに彼は某大に入学したのだった。厳しい訓練に明け暮れるうちに日々は過ぎ、二年生に進級するまで残すところあと僅かとなった。すると、国分寺石橋に、上級生が進級をかけてとあるミッション遂行を二人に命じてきて……。


増田感想

 表紙絵のかっこよさに惹かれて購入。ギャグにほぼ全フリしたラブコメだった。国分寺石橋愛がとてつもなく重いさまを楽しむ漫画

 ずっと一方的国分寺石橋片想いしてるだけかと思いきや、石橋が段階を踏んで国分寺を好きになっていくのが微笑ましかった。ただ、ここぞというときの盛り上がりに欠けるような。思ったよりふっつーに告ったな……。もっとエクストリームシチュエーションで告るのかと期待してたのに。まあでも、普通が一番か。分かりやすいし。

 レビューによれば、意外と某衛大あるあるが盛り込まれているらしく、某大を知る人にはふふってなるやつらしいけど、私は某大とは無縁で生きてきたのでわからん

 濃い目のキスシーンあり、セックスシーンは不発にして、白抜きされるようなことは描かない鉄壁のガードっぷり。エロ本が読みたい人は他をあたるべし。



『鴆――ジェン――』(文善やよひ)



あらすじ

 古代中国的な世界。この世界には鴆(ジェン)という怪鳥がいる。鴆は有毒な植物を糧とし、餌から得た毒素を羽色に変える、とても美しい鳥だ。だが、鴆は身体の隅々に毒を含み、しかも気性も獰猛である。人々は鴆の美しい羽色に惹かれ、鴆を所有することにより自らの権勢を誇示するのだった。

 元鴆飼(ジェンスー)のフェイ将軍は、上司から一羽の鴆の世話を仰せつかった。鴆の名はツァイホン。それはフェイ将軍の兄を殺した鴆だった。

 極めて獰猛で人を寄せ付けず、羽色も褪せてしまっていたツァイホンを、フェイ将軍は兄の仇と知りながら、甲斐甲斐しく世話を焼く。そのさまを人々は不思議に思えてならないのだが……。

 



増田感想

 『鴆――ジェン――』はシリーズもので、全部で三作ある。そのうち最新作にして最終作の『鴆――ジェン―― 天狼の眼』だけは『Canna』本誌で途中から読んで知っていた。わざわざ単行本を一から買ったからといって、このシリーズが熱烈に好きなのかというと、それほどでもないんだよなぁ。自分琴線に触れるような作品ではない。ただ、絵がとても綺麗でしか漫画が上手い。するすると読めてしまうので、自分のツボに嵌まりはしないが読みたい、という感じ。

 変わった設定だけど、ストーリーは難解ではない。鴆の羽の描写スゲー! と感動するうちに読了ストーリーキャラ関係性とかにすごく感動することはなかった。へぇ、なるほどなるほど、くらい。たぶん、これが刺さりに刺さってたいへんだという人も、世の中にはいるんだろうなと思う。確かどっかのレビューサイトで「号泣した」って書いてるレビュワーがいたはずだ。

 漫画としては極上の部類に入りそうと思う。

 全くのBL初心者おすすめを教えてくれといったら、『ワンルームエンジェル』(はらだ)、『百と卍』(紗久楽さわ)、『オールドファッションカップケーキ』(佐岸左岸)とともに本作をおすすめしたい。

 エロはあるけど、大体ツァイホンの羽がふさふさもふもふしているため、何が起きているのかよくわからない仕上がり。白抜き部分あり。人間×人外というカップリングな点では特殊だが、エロ方面ではさして特殊ではない。BLによくある謎の表現規制「攻めの尻は描かない」が発動している。



おまけ。たわわ問題発の商業BLへの流れ弾の件について個人的に思うこと。




2022-04-26

国分寺ホームにて

もう10年以上前だけれど

中央線の乗換えで国分寺の駅に降りた時

ホームにある伝言板を見たら

拾得物 定期 エナリカズキと書いてあって

さすが東京は違うなあと思った。

あの時、えなり君はちゃんと定期とりもどせたんかな。

あの時、ピン子とそんな険悪なんて知らなかったな。

えなり君元気かな。

2021-11-19

あなただけの「これワシみっけちゃったなぁ」を教えてください

程度は色々あれど、「これ知ってるの自分だけでは?」を見つけた瞬間って気持ちいいですよね。みなさんもそういう経験一個は持ってるとおもうんですよ。

私の場合

料理作る時はyoutubeでそれぞれ別の人がやってる同じ料理動画3つ見ていいとこ取りして雰囲気で作るとクソうまくなる

食べログ評価普通だけどゾッとするぐらい美味しい国分寺中華屋

クリトリック・リスは最高

みなさんのも教えてください。

2021-11-18

子は熊谷

孫は中目黒に入れ、でも居たくない。

孝行のしたい国分寺に親はなし。

生みの親より。岩手の親。

新幹線こまちに乗ってゆく親の恩。

2021-11-02

anond:20211102203438

いいなー美味しそう。手作り感あっていいよね。いきいきしてるし。

国分寺マルイの前あたりで早朝、ときどき野菜販売がきてた。

2021-08-23

所沢と言う最悪の場所

マジで良い所が一つもない街。原因は土地とかそういう所じゃなくて、民度だと思う。

別に所沢の人が民度が悪いとは言わない。性格も悪くないし、人を傷つけようという気も無い。むしろ優しい。いい奴は多い。

一番適切な表現真面目系クズの街。都心に出るほど能力は無いが、東京と言うブランドにしがみつくほどプライドは無い。

例えば八王子とか、立川とか国分寺とか。田舎ではあるし、優しくてのほほんとしてる人が多いが真面目であってもクズでは無いのだ。

なので「隠れた名店」みたいなものが多数存在している。基本的サービスも高く、「能力のあるオタク」みたいな店が沢山ある。

しか所沢には「隠れた名店」というものほとんどない。チェーン店以外に行くと、店は一見小奇麗に見える。しか地元民とダラダラした付き合いをし、

カップルが来ても店員がずっとカップルに話しかけて来たり、凄くめんどくさい事をしてくる。店は大体よく見ると汚くて、トイレ臭いが店内に充満していたりする。

武蔵浦和みたいな意識の高さも、オシャレに憧れる意識も残っていない。

店の目の前に生ごみの山を積んだり、とにかくだらしない。意識が低い。店員もなんか抜けてて締まらない奴が多いのだ。「どうせ所沢だし」みたいな感情が透けて見える。

なので、新しく店を作りたいという人にはブルーオーシャンだと思う。それなりに人も居て、賑やかである。ただ店員は遠くから来てる大学生とか拾ったほうが良いと思う。

可能性が無限の街、所沢。俺はしばらく行かないと思う。

2021-07-05

anond:20210705144228

自分が感じた不快感に過ぎないものを、差別を匂わせるレッテル表現物に貼ることで、正義偽装する、

これをアカデミズムがやってしまうのが問題なんだよなあ。

国分寺JCポスターで、誰かの人権侵害されましたか?」

2021-05-10

anond:20210510123707

神宮」とか「表参道」とかは? あと、銀座も元々は普通名詞かも。一ノ宮とか三ノ宮とかも。四日市廿日市もかな。国分寺とか境とかも。

2020-12-26

中野さら無駄に停まる

中野駅は、千葉から三鷹市を結ぶ総武線や、山梨大月まで伸びている中央本線の中継点になっている。ふだん通勤新宿駅阿佐ヶ谷駅あいだ(つまり総武線のほんの一部区間)を毎日行ったり来たりしているだけの私には、中野は少しイラッとさせられる駅だ。停車時間がいつも長いからだ。中野駅電車がいったん着くと、ドアを開けたまま、再び走り出す気配すらない。思い出したように電車が再び走り出すまでの間、乗客列車の中で押し黙っている。

乗客の忍耐を承認と受け取ったのか、国鉄中野駅での停車時間を少しずつ延長しはじめたみたいだった。

2分間停車とアナウンスはいっているのに、それより長く感じる。たぶん自分が焦っているだけだろうと思い、最初の頃は気に留めなかった。数日後、やっぱり長いなと思って時計で計ると、5分を越えていた。それから日ごとに中野での停車時間は長くなっていき、20分を越えた頃にはさすがに乗客ほとんどが異変気づきはじめた。停車時間が2時間を越えた頃にはもう国鉄は隠すこともしなくなった。これから2時間停車する旨アナウンス流れると、乗客は全員降りていった。

中野毎日2時間電車を待つのはそれなりに大変だったが、しだいに慣れた。電車待ちの客をあてにした商売中野駅の周辺で増えて、時間を潰す場所には困らなかったからだ。駅前広場パブリックハンギングで人が首にロープをつけたまま落下するのを眺めたり、うずら園へ行ってお茶を飲んだり卵を拾ったりしていると、それなりにしのげた。

停車時間が2日間になったときには、もっと腰を据えて時間を潰さなくてはいけなくなった。それだけ時間があるなら歩いて阿佐ヶ谷へ帰ろうかとも思ったが、検問が行われていて中野から西へは自由に行けなかった。これほど長く乗客中野に留め置くことは疫病対策になにか関係があるらしかったが、詳しいことはわからなかった。

なんにせよ2日間は長い。食料を仕入れて寝る場所を探そうと思い、とりあえずブロードエイに行った。その名のとおりブロードエイはとても広く、20〜30mくらい幅がありそうな道路の両端にはかすかに黄色い葉を残す銀杏が並び、樹の下には雑多な屋台が出ていた。植木屋金物屋肉屋魚屋おでん、綿あめ、射的、大人のおもちゃ根付オーディオ用品、型抜き、スマートボール骨董品、ありとあらゆるものがあった。

道路脇にプロパンガスボンベを持ち込んでソーセージを焼いていたので、2本買った。真冬でも麦わら帽子かぶったおばさんが、ちぎった生のキャベツ、青い唐辛子と一緒に小さなビニール袋へ入れてくれた。この辺でどこか安く泊まれるところはありませんかとついでに訊くと、最近電車待ちの人向けにキャンプ場ができたよと教えてくれた。

キャンプ場はうずら園の裏手にあった。入口で受付を済ませると、カーキ色のテントと寝袋を借りた。米も売っていたので買った。調理場にたくさん積んである飯盒を借りて米を炊いているうちに日が暮れた。

暗くなると一気に寒くなった。このまま寝られるかどうかもわからないほど寒かったので、斜め向かいテント前でやっている焚き火にあたらせてもらった。そこにいたのは自分と同じくらいか少し上の年頃の男性で、柔らかい物言いのわりに目の奥の光が鋭かった。焚き火の上で沸かしていたお湯で焼酎を割って飲ませてくれたので、自分ポケットに入っていた南部せんべいを渡した。

これから毎回、西に向かおうとする度に足止めを食らわせるつもりなんですかね、国も呑気なもんですね、などと話し合っているうちに私たちは打ち解けた。国分寺に住むミヤシタさんというそ男性カメラマンで、戦場というよりは紛争地帯取材を専門にしているらしく、数年前、パキスタンからアフガニスタンへ入った時の話をしていた。自動小銃を持ち、黒い布で顔を覆ったタリバン兵士が乗るピックアップトラックについて村を、学校を周って子どもたちを撮影したこと。片目のない子、腿から膝にかけて爆撃の痕で肉がえぐれたままの子が珍しがって寄ってきたこと、阿片栽培関連の場所は一切撮影を許されなかったこと。暗闇の中で炎を眺めながらそんな話を聞いていると、自分東京にいることを一瞬忘れた。

テントに戻って眠りについたものの、寒さで目が覚めた。寝袋が冬用なのかどうかわからない。奥歯がガチガチ鳴るのを自分では抑えることができなかった。このまま横になっているのに限界を感じて外に出ると、空がかすかに明るくなり始めていた。バラックトタン屋根が、木が、電柱が、金色紫色の混じった光から現れてきた。今日一日をどうするかはまだ決まっていなかった。

2020-11-22

anond:20201121122908

🐈ネコチャンです。吉祥寺のどっかに美味しいコロッケのあるお肉屋さんだったかお総菜屋さんがあって

時々並んでました。あとTSUTAYAとかラッシュの近所にあるおしゃれなお総菜屋さんもすきでした。

国分寺にあった有機のおべんとやさんも好きだったなぁ。中華のお饅頭とかお皿とかも売ってて、

きほん🍱とお惣菜なんだけど、うかうかしてるとおむすび(割と大きい)しか残ってないのだった。

2020-11-19

anond:20201118130535

国分寺」と「立川」の間に「国立」ができる理論でいい気がする

増田」さんと「山田」さんの子供は「増山」さん的な

2020-08-02

東京都下って住むのにめちゃくちゃコスパ悪いな

どの道路もめちゃくちゃ渋滞してるのデフォ。下手すりゃ高速道路も。


電車都心に出るまで激混み当たり前でしかノロい。新宿までの出やすさを誇るケースが多いけど、東京駅品川駅あたりに出るのには絶望的に時間かかるオチが大半。

都下といえど東京なのに娯楽が異様にしょぼい。海遠いし。武蔵小杉とか溝の口に負けてる街ばかり。充実してるのはラーメン屋くらいか

これなのに地価だけはいっちょまえにほとんどの神奈川千葉より別格に高いの凄いよな。どこに需要あるんだ。港北ニュータウンとか川崎圧勝じゃねえか。

調布府中国分寺国立小金井三鷹武蔵野狛江、お前らのことだよ。

追記

人のこと田舎者呼ばわりするのは3代続けて東京住んでからにしなね、おのぼりさん?

自分は4代続けて23区なので悪しからず。

好奇心不動産価格調べてたら三多摩の値付けが明らかにゴミだと思ったので。

あと都下って呼び方知らないブコメ見て「これまさか都民じゃないよな」と無学さに引いた。

出身地以外の県庁所在地全部正確に言えない高学歴見た時くらい引いた。

2020-05-07

anond:20200507080708

大企業様のことはよく知らんが、うちはのびのびやらせてもらってるぞ

あと、日立国分寺に一回行ったことがるけど、あそこはまだ勢いないか

2019-11-03

西武多摩湖線って人類必要か?

国分寺から西武遊園地国分寺線・西武園線で十分だよな

多摩湖線国分寺線と違って所沢にも行けないしマジで無駄

グレタさんも「要らんわこれ」言うてたで

2019-10-10

食べログ3.8問題の雑な追試

がっつり行うのも面倒だったので

10/10 の夜時点で下記地域ごとの「ランキング」に掲載店のすべてのスコアを集めた。

シンプルに、すべて、だ。

ヒストグラムはここ↓↓

https://imgur.com/f7FZnnu

3.8の壁は見えないぞ?

https://clean-copy-of-onenote.hatenablog.com/entry/tabelog38_problem にある

評価数が少ないと、小数ユーザー評価点がバラついてしまうので、

一定以上の評価数がある店舗に絞って情報を取得しま

曖昧であるので厳密にしていただきたい。

2019-09-17

レンタルなんもしない人をレンタルした話

レンタルなんもしない人をレンタルしたことがある。

どうということもない大したことのない依頼だ。

本人には言ってないけど、ニューシネマのような生き方だと思っていた。

社会からドロップアウトした人が、ちょっとした思いつきで何かを始めて、ちょっとしたきっかけで一躍有名になる。

笑っていいんだから悪いんだかいまいちわからないシーンを積み重ね、だんだんグシャグシャになっていく。

大体最後はうまくいかなくなるんだけど、ちょっとした希望のようなものがどこかにあって、それもまあ有りかと言ってふらっと去っていく。

何冊か出たレンタルなんもしない人の本の中には依頼者からもらったという星型の風船の写真が載っていて、それが最後の方では萎んでしまっていた。

まさしくニューシネマじゃないか

テレビメディアに紹介されたレンタルなんもしない人はあっと言う間に時代の寵児となり、もてはやされ、アンチに叩かれ、国分寺から交通費だけだったサービスは有料になった。

幸せだと言っていた奥さん子供のいる家から喧嘩して飛び出したそうだ。

住所不定で今度はロードムービーなんてますますニューシネマだよ。

ニューシネマが終わりにに近づくにつれてなんとなく物哀しくなるように、もしかしたら彼のサービスももうすぐ終わるのかもしれない。

どちらにしてもいつかは終わらせるつもりなんだろう。もともと貯金が続くまでと言っていたわけだし。

レンタルなんもしない人の、現代おとぎ話のようなストーリーがもう少し続いて欲しい。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん