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2022-02-11

サイゼリヤデートの思い出

実際、鶴見緑地サイゼリヤ咲くやこの花館、っていうコースはかなり黄金だと思っていて、本当に輝く思い出のひとつなんだけど、サイゼリヤ花博通り店は閉店してしまったらしくて、そうやってひとつまた世界から輝きが失われるんですよね

その分あたらしい輝きも生まれるんだろうからべつに良いのだが、それはそれとして、やはり寂しいもの

 

まず、梅田からよく分かんねえバスに乗って鶴見緑地に向かうんだ

電車でも行けないことはないんだけど、乗り換えがある上に降りてから結構歩かないといけないんで、さすがにバスの方がいいよねって話になる なった

朝、梅田の謎の場所から謎のバスに乗るわけですよ

俺たちにとってはまったく謎の場所なんだけど、当然そこを日常の場としている人はメチャクチャいるわけで、当たり前のような顔をして、慣れた感じで歩いている まあそりゃそうなんだけど、世界って広すぎるし、人間って多すぎるよな〜といつも思う

謎の場所を出たバスは謎の場所2に着く

謎の場所2から鶴見緑地への道は、なんか知らねえけど結構イイ感じに整備されている

片側3車線くらいあるでけえ道路の真ん中に、2車線分くらいの広さがある遊歩道公園みたいなのが設置されていて、文化的な感じがする

意味もなくそこを歩いてみたりする

楽しい 何が楽しいのかはわからないが、楽しい

やがて鶴見緑地が近づいてくる

ヘンな塔みたいなモニュメントがある

アレ何なんだ、みたいな話をしているところで、公園入り口あたりの看板なんかに花博」ってワードが頻出しているのに気がついて、そうか、ここは"祭りの後"なわけですね、と納得がいく

そう思って見ると、鶴見緑地に聳える聞いたことねえ割にデカいタワーは、ちょっとくたびれた感じに見える

冬の鶴見緑地、随所に廃墟っぽさが漂う

実際荒れ果ててるって感じでは全然ないし、むしろ花なんかも植えられたりして、人もそれなりにいるんだけど、それでも隠しきれない何かがある

緑と花の博覧会?みたいな名前の、かなり立派な会がかつてあったらしく、その時の世界各国の庭園コレクション!みたいなものの残骸が、憐れを誘う

絶妙に往時を思わせてくるんですよね

無にはなってないけど、現存してるって感じでもない 頑丈な骨組みだけが残っているような印象

それが冬枯れの雰囲気と合わさって結構よかった

鶴見緑地の園内マップを見て、コースを定める

いくつか庭園を見て、風車を見て、サイゼリヤに行く そういう感じ

緑地を突っ切っていく

アップダウンがわりとあって、疲れてきたところで風車につく

風車デカい けっこう立派だ

足元には花畑があって、冬なのに色鮮やか

立派なカメラを構えた人もそれなりにいて、フォトスポットだ

彼女写真を撮ろうというので、撮る

彼女はかわいくて俺はキモい そういう写真が何枚か撮れる

ちょっと早いけどサイゼリヤに行こうぜ、腹減った!という話をする

サイゼリヤに向かう

緑地を抜けて、でけえマンションの横を通っていく そのへんに猫がいて、若いニイちゃんが座り込んでじゃらしている

俺たちの足音を聞いて、猫が目を丸くしてこっちを見る ニイちゃんは振り向かない そうだよな

花博通りは広い道で、交通量もそれなり 都会らしい場所だ サイゼリヤは案外遠いが、全然いける距離

サイゼリヤに入る アラカルトと称して、気になったメニューをいろいろ頼む 

アンチョビキャベツサラダサラミパスタエスカルゴ、羊の串焼き そんな感じ

味はあんまり覚えていないけど、うまかった気がする 何より楽しかった

鶴見緑地の魅力と、咲くやこの花館への期待について話しつつ、サイゼリヤのメシを食う

そういうデートっていいよね というか、よかった よかったです

 
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