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2018-06-14

若い頃やってしまった事の請求書40代になったら全部来る」

っていうまとめがバズったけどさ。

ついているコメントが全部ふわっとしていて、20代後半の俺にはなんとなくしか意味がわからいから、もうちょっと具体的に知りたい。

誰かエピソード的なものがある人いたら、この匿名の場で書いてくれないかな。

まあ、ブコメでも「全く意味がわからない」とか結構な言われようなんだが、気になるので。

[「若い頃やってしまった事の請求書40代になったら全部来る」という吉本ばななさんと糸井重里さんの対談での言葉が突き刺さる人々 - Togetter]

https://togetter.com/li/1236517

とりあえず自分にも理解できたことは以下のことくらい。

・不摂生をしていると、体にガタがくるらしい

でもあとは何? 何をやっていたら、どういう結果になるの?

若いから続けていてよかったこと」、逆に「若いから続けていたせいで良くなかった習慣や心持ち」などあれば、具体的に教えてくれ(その結果も)。

2018-04-23

椎名林檎より売れそうな椎名〇〇(〇〇には果物が入る)を考える

  1. 椎名蜜柑        売れない
  2. 椎名檸檬        そこそこ売れそう
  3. 椎名苺         それは野菜だろって言われそう
  4. 椎名メロン       同上
  5. 椎名西瓜        同上
  6. 椎名バナナ       吉本ばななと被る
  7. 椎名オレンジ      オレンジってそこそこ美味しいのと美味しくないのしかない
  8. 椎名グレープフルーツ  グレープフルーツは美味しくないのしかない
  9. 椎名デコポン      売れない
  10. 椎名梨         「しいななし」ではなく「しいなり」なら売れるかも
  11. 椎名二十世紀梨     途中で「梨」が取られて「椎名二十世紀」でブレイクするかも
  12. 椎名サクランボ     1stアルバムは「錯乱棒」
  13. 椎名桃         桃って種ナシにしたらもっと売れるだろ
  14. 椎名葡萄        むしろ葡萄の種は飲んじゃうから無くさなくてもいいんですよ
  15. 椎名マンゴー      一時宮崎県マンゴーが持て囃されていたなあ
  16. 椎名キウイ       食べ過ぎると口が痛くなる
  17. 椎名パイナップル    同上
  18. 椎名枇杷        割と売れそう
  19. 椎名李         「しいなり」ではなく「しいなすもも」なら売れるかも
  20. 椎名杏子        杏子といえば「雨と夢のあとに」に出てたなあ
  21. 椎名柚子        「ゆず」も「柚子」だったら売れてなかったろうなあ
  22. 椎名ライム       「来夢」というどこにでもある喫茶店
  23. 椎名木通        少年時代にでてくるアレ
  24. 椎名ドリアン      後の金髪先生である
  25. 椎名柿         そういや最近創作物で近所の柿の木から柿を盗るみたいな描写はあるんかねえ
  26. 椎名柘榴        未だに食べ方がわからない
  27. 椎名ドラゴンフルーツ  見た目はアレだが美味い
  28. 椎名アセロラ      アセロラジュースは飲んだりするけどアセロラ自体たことがない
  29. 椎名ライチ       売れるかも
  30. 椎名パパイヤ      振付師としてなら
  31. 椎名マンゴスチン    「マンゴスチン」とか命名した奴絶対中学生だろ
  32. 椎名ナツメ       意外と売れる
  33. 椎名茱萸        ワイ飽きる

2017-10-26

anond:20171025105632

東京ばな奈ってきくと吉本ばななの顔が浮かんできてどうもダメだわ

あの顔でツグミを書いたのかと思うとね・・ツグミ萌えしまった時間を返せと言いたい

2017-04-26

読書って変態趣味じゃない?

本好きが友だちの話をするみたいに「太宰がさ~」「賢治がね~」って言うのはいいんだけど、

「谷崎好き」「乱歩好き」って言われたときは、アッそのような性癖をお持ちで……?ってなっちゃう。

気持ち悪いとかじゃなくて、単純にそうなのかなって思うだけなんだけど

まわりの本好きの友人はどこか偏ってるというか、ジャンルわずに読む活字中毒者も変わった人が多いというか、本好きは変わった人が多くないですか?

私は中高生の時にひたすら吉本ばななとか江國香織とか唯川恵とか山田詠美かばっか読んでいて、不倫をするのが当然(とまでは行かないけど珍しくはない)と思ってるし、セックスに対するハードルもすごく低い。

形成されてしまった価値観は仕方ないんだけど、もし本を読んでいなければメンヘラクソビッチにならなかったんじゃないかなあ、とも考えてしまう。

本読むの好きだし、影響されやす性格から仕方ないんだけど、たまに害悪なんじゃないかと思うこともある。

読書が好きだと言うと「知的」とか「教養がある」とか思われがちだけど、その読書経験が必ずしもプラスに働いているわけでもないよね。

何だろう。読書って精神的に何か欠損しているから埋めようとしている行為なのかな。変態的だよな。

2015-12-23

http://anond.hatelabo.jp/20151223002251

名前のない関係って、しんどいよね。

吉本ばななの「白河夜船」っていう小説があって、主人公が年上男性との(事情が非常に特殊な、ある種の)”名前のない関係から人生の沼みたいなものにはまりかけてるみたいな……ひとことでまとめるのはむずかしいのだけどなんかそういう内容で…。増田は読んだ??

その小説なかに「もしも今、私たちのやっていることを本物の恋だと誰かが保証してくれたら、私は安堵のあまりその人の足元にひざまずくだろう。」みたいな文章があったな。記憶あいまいなんだけど。



未だわからないことのわからなさに耐える、ということは誠実に生きようとするうえで重要な要素だけれども、人間関係においてはあえてそこにふたり名前をつけてしまうということも大切なのかもしれない。世間で広く使われている名前であれ、ふたり独自に命名する名前であれ。

それが関係を結ぶ、ということなのだと思う。

2015-09-08

http://anond.hatelabo.jp/20150907010458

吉本ばなな小説で似たような話があったな

カメラマン愛人をしてた女性が捨てられて故郷の町に帰る導入の部分が。

その小説感想は「夜中に食べるサッポロ一番はおいしいよな」だったので、メシテロお好きな方にお勧めします。

題は確かハゴロモだったような。

もぐりのラーメン屋とかロマンだわ。

2015-07-27

http://anond.hatelabo.jp/20150727120942

以前から恋愛関係に疎い」とは言われ続けてきたので、

妻が持ってる少女マンガ勉強しようといくつかすすめてもらって読んだことはある。

疑問に思った箇所に説明が欲しくて付箋つけてたらものすごい付箋まみれになったので、

なんか怒られそうな気がして全部はずして単純に読み流すだけになった。

それでも読めるマンガとどうにも受け付けなくて読めないマンガがあって、結構両極端。

最近読んだのだと、「暁のヨナ」とか「堀さんと宮村くん」とかは割と楽しく読めた。

暁のヨナ」と作者が一緒だというので読み始めた「NGライフ」は即脱落して、

神様はじめました」はある巻で急に主人公が「○○が好き」とか言い出して大混乱して妻に訴えたら、

「えっなんで?この子は序盤から好きでしょこれ」って言われて撃沈した。

小学生ぐらいまでは家にあった母親少女マンガを手当たり次第読んだりしていたので、背の高い本棚2つ分ぐらいの少女マンガは読んだハズだけれど……。

読んだのをはっきり覚えてる少女マンガは「綿の国星」「BANANA FISH」「残酷な神が支配する」とか。

他にも数冊で終わるようなやつとか色々読んでた気がするけどタイトルまでは覚えてない。

ある程度成長してからは、ベタベタに甘いようなやつは「わけのわからないもの」「不快感が残る」と思って自然と避けるようになってしまった。

中学生のころに「フルーツバスケット」とか、なんか子役女の子の出てくるやつとか借りて読んでた気がする。

小説だと高校生の時に現代文問題文で出てきて、わかんなさすぎたのでリベンジしようと買ってきて読んだ吉本ばなな意味不明すぎて、

理解できなくて泣くとかい事態に陥ってちょっとしたトラウマになった。

ラブストーリーもの映画は大体途中で寝てしまう。

洋画ラスト脈絡もなにもなく急にヒロイン主人公キスするやつとかは、もうお約束なんだと思ってみてるけど、それはそれであってるんだろうか?

この前やってたアニメの「時をかける少女」はなんか得体のしれない不快感がこみあげてきて見てられなくなって別室に一時避難した。

サマーウォーズ」は開幕でボロボロ泣くほど好きなのになあ。

ドラマはそもそもあまり見たことなからよくわからない。

キムタク検事やってるやつと医者タイムスリップするやつは観てたけど、どっちも別にラブストーリーじゃないよね?

2014-04-30

http://anond.hatelabo.jp/20140430232659

村上春樹吉本ばなななんかは、欧米的な思想・発想で文章書いてるから自然英訳が出来る、ってのはありそう。

三島とかは日本的すぎて、そもそも英訳に向かないような……。

村上英語学習

村上春樹英語で読む。私はこれでTOEIC900点を突破しました。

小説を読むうえで大きなストレスとなることの一つに、著者が描く情景、主人公の心情、時代風景などがピンとこない、ということがあります外国小説場合は、たとえ日本語翻訳したものを読むときであっても、日本人である我々は感情移入ができず、結果として、なかなかサクサクと読み進むことができません。英語で読む場合は、これが「英語という言葉がわからない」「書かれてある内容自体がピンとこない」の二重のストレスになってしまい、英語上達のためのポイントである多読」の障害となってしまます対処法は簡単です。日本人の著者が書いたもの英語で読むこと。そして自分が好きなものを読むことです。

私は昔から村上春樹が好きで、ノルウェイの森特に、これまでにたぶん10回以上読み直しています。話の流れはほぼ完ぺきに頭に入っているので、Vintage版のノルウェイの森は簡単に読み終えることができました。これは、いままで、いろいろな英語小説ポール・オースターからハリー・ポッターに至るまで)にトライし断念してきた私にとって大きな自信になりました。

次に、今まで日本語でも読んだことがなかった、海辺のカフカを試してみました。これも多少は日数はかかりましたが、楽しみながら英語で読み終えることができました。同じようにして、これまでに長編短編を何冊か読んでいます

村上春樹小説の主要なものほとんど英訳されていて、Amazonなどで手軽に手に入ります村上春樹がかなり好きな人であっても、読んでいない作品というのはあるかと思うのですが、そうしたものであっても英訳で読むことができます自分が初めて読む小説が、それが英語で書かれているのにもかかわらず情景がすんなりと理解できる、というのはすばらしい快感です。それは、ちょうど、海外作家の本を英語で読んだ際の、自分理解できているのかどうかに確信が持てないもどかしさの対極にあります

村上春樹が好きでない人は、自分の好きな日本人作家を読めばいいと思います吉本ばなな村上龍英訳が多く出ているのでいいと思います三島由紀夫安部公房井上靖が好きなので英語で読んでみましたが、これらは私にはダメでした。時代が違う作家の文章は、英語になってしまうと、一発でピンとくる感じがなくなってしまます小説ではありませんが、最近アニメ日本映画英語吹き替えプラス英語字幕で観るという方法はよいかもしれません。

2014-04-21

http://anond.hatelabo.jp/20140420200750

ラノベしか読まない?他の小説は読む?それは何故?どこに魅力を感じている?

文字になってれば時間があれば大抵読むが、小説となるとラノベ主体にはなる。吉本ばななとか村上春樹とかはまず読まないだろうけど、ホラーSFミステリとかは海外翻訳物中心。でも主にファンタジー

ラノベファンはラノベを一般娯楽小説定義付けのために一般と称しているだけ)と同じだと思っている?

ラノベファンだけど、まあ、昔、大衆小説という切り分け方で、新しい小説を切り分けたみたいになっているとは思う。あと、メディア展開が劇的に異なる。が、角川の映画文化とか考えると意外と切り分けが難しいなと思う。

ガンヘッドって、ラノベなんだろうか?とか言っても分かんない人は多そうだけど。

ラノベで、パロディ要素が殆どを占めるようなものはどう思っている?

パロディ定義にもよるんだけど。そもそもアッチコッチの文化からネタを拝借してくるのは結構普通

タイミング重要で、ネタは分かりやすくやる、とかのルールを守っていればいいよ。ただ、単にアイテム出しているだけとかだと厳しい。

ラノベは何故ジャンル分けされない?ライトノベルという呼称は既に不要ではないか?

表立って言われないけどキーの分類は可能。

ただ、ジャンルとして意識されるには、一連似たような作品かつ他のとは違う作品としてまとめられないといけないのだけど、そういう動きよりも、各レーベルの影響が強くてよく分かんなくなってるだけだと思うよ。

ま、ミステリとか考えれば分かると思うけど、他のジャンルならちゃんと区別されてるかって言われるとそんな事はない。

2013-08-31

文章系専門学校で学んだこと

http://anond.hatelabo.jp/20130830202223

小説を書くための学校に、2年間通った。

特定を恐れずに、その経験談を書いておこうと思う。

最初教科書本多勝一木下是雄だった。

400文字詰原稿用紙のレポートを何度も書かされた。学校までの道案内や入学式の報告といった、無味乾燥としたレポートだ。

その400文字は、先生の厳しい添削で真っ赤になるのが常だった。

まともな文章をたった400文字すら書けない。その現実の中で僕らはもがいた。

本を読んだ。

プラトンから神々の指紋」まである推薦図書のリストがあって、半分は読んだと思う。(神々の指紋は残念ながら読んでいない)

村上春樹吉本ばなな江國香織好きな人が仲間内では多かった。一方で、ラノベばかり読むグループもいた。

僕自身は、SF古典人文学系の新書を読んでいたと思う。

その時期いちばん読んで良かったと思うのは、佐藤信夫の「レトリック感覚」「レトリック認識」だった。

ただ、読んで良かった、という気持ちだけが残っていて、内容は詳しく覚えていない。

50枚の短編小説を書くのが、1年目の目標だった。

50枚書くことは難しくなかった。

夏にはもう初稿が提出できて、先生にはそれなりに褒めてもらえた。

しかし、自作何となく気に入らなくて、勝手最初から書き直してしまった。

それから、文章を先生に褒められることは一度もなかった。

書き直した作品は、生徒みんなの前で罵倒された。(トラウマだ)

合計で7回は書き直したと思うけれど、何度やっても評価はされなかった。

2年目の卒業制作100枚の中編だった。

そちらも同じように失敗した。

レポートなども合計すると、2年間で2000枚は書いたと思う。

授業では色々な人から話を聴いた。

某有名ゲームプランニングをしていた人・女性雑誌編集長とある古参ハッカーラノベ大御所・今ではずいぶん有名になってしまった当時の新人作家……。

映画演劇もたくさん見せてもらった。レポート宿題が必ず付いていたけれど。

民俗学古事記を読んだり、美術学で有名絵画から聖書シンボルを読み解いたり、構造主義を応用して物語プロットを組み立てる授業もあった。

教えてくれる人はみんな(出来る範囲で)熱心で、青臭い自分言葉もちゃんと聞いてくれた。

ちなみに、小説先生は往年の一太郎ユーザーで、ESCから始めるショートカットばかり使っていた。

キーシーケンスの組み合わせを暗記していたようで、VimEmacsに通じるところがある。

日本語IMEについて、ATOKは使い物になるが一番良いのはWnnだ、と言っていた。その真意は定かではない。

提出ファイルにはShift-JISのプレーン・テキストを指定し、タイトル名前の入れ方も詳しく指示していた。おそらくマクロで処理したのだろう。

ただ、提出メディアフロッピーディスクだった。もう10年以上前の話で、テレホーダイ記憶が鮮やかだった頃だ。

僕が通っていた学校に限れば、環境としてそんなに悪いところだとは思わない。

当初は周囲を見回して傲慢になっていたけれど、その鼻柱は見事に折られてしまった。

客観的に言って、使おうと思えばいくらでも使える環境だったと思う。

ただ、進路が難しい。学校を出た後でどう生活を立てていくかが難しい。

日本社会の標準的ルートからはやはり外れているのだ。

卒業生の進路はそれぞれだった。

僕はPGSEの道に突き進んでしまった。

定職に就いていない人間もきっと多いだろう。

頭の良い同期は大学に転入した。

プロとして活動していると言えるのは、50人の同期の中で3〜5人だと思う。

(これはきっと、専門学校の中ではかなり良い割合に入る)

おそらく最良の選択は、大学に転入し、標準ルートに戻ることだ。

標準ルートを知ることも大事だし、それから生活を安定させてデビューを目指せば良いと思う。

(ただし金が掛かりそうだが……)

専門学校は、僕にとっては良い場所だった。

何も知らない自分に大きなトラウマを与えてくれたのは、本当にありがたい事だ。

ただ、自我の捨て方は教えてもらえなかった。

こればかりは、学校の外で年齢を重ねてから、知るほかなかった。

文章を書くには、どうしても、自我を捨てた部分が必要だ。

そう悟りながら、僕はいまだ書けないでいる。

純文学系の新人賞に一度だけ送って落選した実績しかまだない。

そして、日本語よりJavaを書く時間の方が長く、それよりもD言語を書きたいと思う毎日を、無為に過ごしているのだ。

追記

トラバでも言われてしまったけど、「学んだこと」と言いながら、学んだ技術的な内容をあまり書いていなかった。

多少参考になる部分があるかもしれないので、追記してみたい。

ストーリー構成の教科書としては、シドフィールドが使われていたようだ。

ただ、当時はろくな翻訳が無かったらしく、教師オリジナルテキストを使っていた。

ハリウッド流の伝統的な4分割構成が基本で、自分アイディアをとにかくそれに落とし込み、内的整合性を保って読者に提示する技術を教えられた。

たとえば下記のような点をチェックするよう繰り返し言われた。



他にも色々と細かいテクニックについて教えられた。書くときの気構えであったり、推敲添削方法であったり。

今はストーリー構成の良書も多いだろうし、自分教科書を集めて勉強できる環境も整っているかもしれない。

から自分で体系的な資料を集め、先生になってくれる人や切磋琢磨できる仲間を見つけ、継続的に書く環境を整えられれば、わざわざ専門学校に行く必要は無いだろう。

専門学校などという人生を浪費する施設より、週末の教室Webでの作品発表・添削という形の方が適しているかもしれない。今の時代はきっとそうだろう。

レベルの高い卒業生の作品を見ると、内的整合性の点では下手なラノベよりしっかりしているものが多かった。

しかし、

「全体的に整合性が取れていて、ちゃんとした盛り上がりがあり、伝統的な構成に従って無駄なく構成できているか?」

という問題と、

「それが商業的に売れるか?」

というのはまったく別の問題だ。

商業的消費はたぶん非体系的な世界で、体系的技術がそれにどこまで寄与できるかは分からない。

とあるデビューした卒業生処女作は、内的整合性など何も考えていない、次々と新しい要素がひたすら出現する怪作だった。

その一方で、しっかりした技術のある人が、なかなかデビューの糸口を見つけられないでいる。

ちゃんとした構成や一貫性よりも、変に魅力的な脇役が愛されたりするのが商業世界だ。

特に日本おいて、消費者は全体よりも部分を好む傾向が強いと思う。

そして、部分で受けることを狙うのはかなり難しい。

部分を愛する文化というのはきわめてハイコンテクスト文化で、普遍的一般的技術原理的に存在できない気がする。

それは様式美に満ちた世界で、日本の文化はそういった様式美の継ぎ足し・連続で出来上がっているようにも思う。

こういった事は加藤修一の「日本文学史序説」に素晴らしくまとまっていて、とても面白かったので、創作に関わる人は序章だけでも全員読んだ方が良いと思う。

マンガゲームアニメラノベも全部これで説明できるし、将来的にどんなもの日本流行するか判別する目安にもできそう。

これは学校では教えてもらえなかったテキストだ。

以上を要約すると、ちくま学芸文庫から上下巻で出ている加藤修一日本文学史序説」を3000円で思い切って買おう、それを読めば専門学校に行かなくても大丈夫場合によってはラノベを書かないで済ませられるかもしれない、ということだ。

2010-10-14

http://anond.hatelabo.jp/20101014155207

吉本ばななの友達でそういうのがいるらしい

場をわきまえずに常に正論言っちゃうやつ

すごいピュア、とかいってたけど困る場面もあるんだろうね

でもすごいいいやつとか言ってた

そういう人を信頼するか、肩こるやつ、と敬遠するか

まあどっちもありだろうね

2010-01-13

能町みね子オマージュ問題

能町みね子ネット世界を知らなすぎる

吉本ばなな居酒屋の話に似た、なんとも言えぬ嫌悪感をおぼえた。

ことの発端はこの記事のようだ。

くすぶれ!モテない系サッカーファン

http://ajickr.sakura.ne.jp/archives/241

能町みね子の「くすぶれ!モテない系」という本をもとに、

それをサッカーバージョンとして紹介しているよくできた記事だ。

うまいことインスパイアしている。

(ブログ主のajikuta氏はオマージュだと言っているが、これはインスパイア記事だろう)

記事に対する能町みね子本人のブコメ

nomuch

私の「オマージュ」はうれしいけど、ほとんど改変文なんだから

マナーとしてせめてオリジナルリンクくらい貼ってほしいです。

イラスト無断転用もいい気分はしません。

コメントした。

なるほど、この記事はそんなにパクりなのかと思って調べてみた。

インスパイアしたと思われるのはこのページ(たぶん)

http://www.bookman.co.jp/rensai/esp.php?_page=motenai

3500字程度中700字程度は似通った表現があったが、

そのほとんど(というかこの場合、サッカーにあてはめた部分)は

別にパクりではないということがわかった。

(イラスト転用している部分はまあ問題かもしれないが、ネット世界では普通のことだ。ブログ主は謝罪し修正しているが)

ブログ主の対応

能町さんご本人から画像転用についてご指摘頂きましたのでイラスト画像を削除しました。

文言については「ほとんど改変文」とのことでしたが、改変していたのは一部なので

その部分100文字程度を修正または削除しています。ご迷惑をお掛け致しましたことを深くお詫び申し上げます。

まあ普通の対応だろうか。だが私はすごく違和感を感じた。

完全なパクりでもないのに目くじら立てて

ブログ主に噛みついた能町みね子の態度はいかがなものか、と。

私は悪いが彼女の本も買ったことがあるし、たまにブログも覗いている。

それなりに好きだった。私もモテない系だし。しかし、今回のブコメツイッターを見て反吐がでた。

能町みね子ツイッターつぶやき

# 私が非寛容なのか?いやそんなことはないよね。

私がすっごい著名人だとか私の文が人口に膾炙してるならともかく、

あの感じじゃいくら私の名前が書いてあっても著者のオリジナルの文に見えるよ。

なんかもやもやする 約16時間前 from web

# なんかもやもやするからブックマークコメントから意見してしまった。

この人ついったーにもいるの分かったけど、直接的すぎてさすがに@しにくい。 約14時間前 from web

もやもやするのはこっちだ。

おそらく能町みね子ネット世界をわかっていない。

口コミやバズといったネット世界CGMの威力を全く理解していない。

雑誌書籍世界に浸っているため、

ちょっとそれ私の著作よ!ふざけないで!なにしてるのよ!となるのだ。

ネット世界では何か良質なコンテンツが生まれると、

それがインスパイアされて新しい記事が生まれるなんてのはごくごく当たり前の話だ。

それがまた話題になり、コメントされ、紹介され、さらに広がっていく。

それがネット世界の特徴であり、楽しい部分でもあるのだ。

元記事だってインスパイアされることでより価値高まったり、来訪が増えたりする。

能町みね子はまずその辺のことがわかってない。

だから私のイラストや文章をパクりやがって!という被害妄想になる。

こういうインスパイア記事はなにより自分に跳ね返ってくるのに、

(おそらくそういう経験をした事がないのだろうが)

そんなことすらわからず批判するのだ。なんと器の小さいことか。

中途半端な文筆家やライターネット世界ではほぼ無名

それともう一つ能町みね子がわかってないのは、ネットにおける己の存在感についてだ。

少々本を出したところでネット世界で発言力を持つかというとそう単純でもない。

故に能町みね子ネット世界でほぼ無名だ。

一部の女性に知られているだけだろう。

能町みね子がどの程度ネット世界で存在感があるか調べてみた。

プロフィールhttp://www.hatena.ne.jp/nomuch/

ブログhttp://d.hatena.ne.jp/nomuch/

ツイッターhttp://twitter.com/nmcmnc

フォロワー56人

ちなみに、批判されたブログ主フォロワー1566人。


ブログ自体のPVはよくわからないが、更新頻度などからみても

能町みね子よりブログ主の方が高いだろう。

つまり、ネット世界において、他人に与える影響力というか

メディアをもっているのは能町みね子よりもブログ主の方だ。

そういったことを認識せず、ツイッターでグチをこぼし続ける様は、

一切を発言せずブログ上での謝罪にとどまったブログ主と比べるべくもない。

もしブログ主ツイッターで1600人近くの人に対してこの件についてつぶやいていたらどうなっていただろうか?

ネット世界で勝負しなさい

今回のこのやりとりを見ていて、自分なりにいろいろと整理して書いてきたためすごく長文になってしまった。すまない。そろそろまとめよう。

こう言ってはあれだが、能町みね子をはじめとした

中途半端な文筆家やライターウェブをもっと使いこなすべきだと思うのだ。

ちまちま個人ブログに対して著作権を訴えるようなことをしていないで、

いかにして自分ネット世界で大きな存在にして、発言力を持っていくかを考えようよと。

多少は名前を知られている訳だから、ただの素人ブログを始めるのよりもよほどハードルが低い。

だからこそ、自分の中に眠るコンテンツを惜しみなくウェブで展開して確固たる地位を築くべきだ。

多くのアルファブロガーがそうであるように。

雑誌書籍世界にいて、ネット世界を見下しているようではダメだ。

おいて行かれるだけ。もっと出し惜しみせずにいろんなことをネットに出していかないと。

無料で良質なものを出すなんて…とか言ってる時点でダメなんだよ。

無料で良質なコンテンツを出せば必ず人は集まるよ。

今集まっていないのはまだ出し惜しみしているだけだからだよ。

ちまちま書籍雑誌世界に閉じこもって、

大したことない権利を守ろうとしてないで、

もっとネット世界に来て勝負してみなよ。結構勝算あると思うよ。

追記:

世間一般における優先度は世間一般の常識ネット常識だという事を認識した方が良いのでは。

話にならない。>でも<でも=でもない。しかも世間の話というより書籍雑誌世界ネット世界の話をしている。もう一度読んでみて。それぞれの世界でうまく立ち振る舞うべきと言っているんだよ。わかるかな?

は? 画像転載だけで完全にアウトだろ…なにが普通のことだ。

画像転載がアウトとか言ってる人は、著作権ひっかかるようなサービスブログ等一切見てないんだよね?ねえ?ネットの楽しさってそういうのほとんど関係無しでやってるところだよ?もうねこれはYahoo!がやってたらそりゃ責任とわれるだろうけどさ、個人レベルブログとかにそんなのを求めるのは無理。CGMにおいては著作権とかあきらめるしかないんだよ。あきらめてCGMをうまく活用することを考えるべき。そっちの方がよっぽど生産的だと思わない?

個人ブログはむしろ転載してたら袋叩きに遭いかねないイメージレビューサイト批評の為に引用するのは除く)

転載っていう意味だと微妙だけど、たとえば芸能人画像とか2ちゃんねるコピペブログとかではまったく著作権とか無視で使ってるよね?でも一番人を集めているよね?どうしてかな?たたかれることもあるだろうけど、それだけおもしろいとか評価されてるよね。Yahoo!ブログとかでしょうもない日記書いているようなブログでも普通にネットに落ちてるジャニーズディズニー画像挿入しちゃったりしてるよね、でそれを見た人が「かわいいですよね」とかコメントしちゃってる。それを止められると思う?無理だと思うよ私は。

いや、ネットの楽しさや特性云々以前の話で、オマージュされた本人が、され方に疑問を持ち、それを伝え、オマージュした方が修正をした。ってだけでしょ?

そのことをベースに、こういうことを考えた、という増田ですよ。ネット上の、特に個人ブログレベルでの著作権うんぬんにつっかかり、お先真っ暗な紙媒体上の既得権益を守ろうする人たちに対して苦言をていしているのですよ。ネット世界をまったくわかっていない、とね。

どんなにネットが素晴らしかろうと、それを構成しているのは個々人でしょうに。

だからこそ、個々人がやるブログレベル著作権うんぬん、転用うんぬん言うのはナンセンスだと思いませんか? あなたは能町さんと同じような考え方のようですね。ネットを知らなすぎます。なぜネットがここまで流行ったか、おもしろいと思われているのか、そこを考えたことがありますか? 著作権だなんだを個人レベルブログにまで求めていたら、ネットはここまで流行っていないですよ。

現に能町みね子は止めようとして、ブログ主がそれに従ったんだから「無理」じゃないだろ。

このブログ主を止めただけであって、ネットの中の個人ブログとかどこまで追えるのって話。無理でしょうそんなの?ん?できるの?できるんだったら教えてほしいな。

つーか増田の主張は「止められないから無理」じゃなくて、「著作権違反した方が人を集められるんだから止めるな」だよね。

あのさー、この元になった記事とか読んだ? 丸々ぱくってるっていう話じゃないし。著作権違反した方が集められるというのはブログ主側の意見としてはあると思うけど、著作者はそんなネットの中の著作権うんぬんを言い出したらキリがないよ、と言ってるのよ。インスパイアされて書かれるような個人ブログの記事についていちゃもんをつけるのはおかしいでしょ?と言ってるの。まずあなたはそこがわかってないね。上にも書いている通り、インスパイアされたりすることで自分にもプラスになる部分あるよって言ってるんだけどさ。もう一回最初から読んでみてよ。

あと、「著作権法」というものが何故あるのかも考えた方がいいと思うよ!

浅いなあ。そんなことは重々承知。で、今のネット界がどうなってる?YouTubeがどうなってる?なぜあるかなんてもうみんなとっくに考えてるよ。でも止められなくなってる。その現実について考えた方がいいと思うよ! 偽善でそんなこと言っててもしょうがないんだよ。これからこの状況をどうするのかを考えた方が建設的だと思わない?

で、どうやって儲けんの?広告貼った所で雀の涙だよね。人を集めるのが目的ではなく、儲けるのが目的なんだし。

これも浅いなあ。これまでのメソッドでしか考えられないのかな? それだとそういう結論になっちゃうよね。あなたは何かを生み出せるタイプじゃないね。そういう固定観念で話をしていないんだ。ついでに言っておくと、あなたは出版世界のことも学んだ方がいいと思うよ。

2009-08-17

ばななセンター試験

第1問

次の文章は吉本ばなな人生の旅をゆく』より「ある居酒屋での不快なできごと」の一節である。

ばななは海外に住む友達の送別会をかねた呑み会において、

居酒屋欧州みやげのデザートワインを持ち込み、バイト女の子の協力を得てこっそりと乾杯をする。

しかしその直後、厨房から店長バイトを叱責する声が聞こえ、ばななも店長より注意を受けることとなる。

本文はその後のばななの心境を描写したものである。

これを読んで、後の問いに答えよ(配点50)



「こういうことを一度許してしまいますと、きりがなくなるのです」

いったい何のきりなのかよくわからないが、店の人がそこまで大ごとと感じるならまあしかたない、

とみな怒るでもなくお会計をして店を出た。そして道ばたで楽しく回し飲みをしてしゃべった。

もしも店長がもうちょっと頭がよかったら、私たちのちょっと異様な年齢層やルックスや話し方を見てすぐに、

みながそれぞれの仕事のうえでかなりの人脈を持っているということがわかるはずだ。(A)

それが成功する人のつかみというもので、本屋さんに行けばそういう本が山ほど出ているし、

きっと経営者とか店長とか名のつく人はみんなそういう本の一冊くらいは持っているのだろうが、

結局は本ではだめで、その人自身の目がそれを見ることができるかどうかにすべてはかかっている。

うまくいく店は、必ずそういうことがわかる人がやっているものだ。



問 下線部(A)の言い方にこもるばななの気持ちを端的に整理するとどうなるか。

最も適当なものを次の1~5のうちから一つ選べ。

1.乱暴と自信

2.照れと率直

3.単純と悲哀

4.媚と喜び

5.決断高慢




参照

http://media.excite.co.jp/daily/thursday/030904/tugumi.html

http://media.excite.co.jp/daily/thursday/030904/tugumi_p04.html

2009-08-16

だから今の左翼、特にはてなネトサヨはバカと言われるんだ。

はてサ他サヨの連中も、全員が吉本ばななを非難してるな。

結局左翼も、現代日本軍隊マニュアル社会をつゆほども否定していない、

いやそれ以前に意識すらしていないということだ。

だから今の左翼、特にはてなネトサヨはバカと言われるんだ。

http://semiprivate.cool.ne.jp/blog/archives/000984.html

2009-08-14

http://anond.hatelabo.jp/20090814122440

「特別なVIPである私達を見抜けない間抜けについて」

げっ、原文読んでなかったけど、そういうことだったのか...

ってか、吉本ばななって名前は聞いたことがあるけど、顔なんか知らんって。

「ちびまるこちゃん」の人だっけ?(それはさくらももこ)

だいたい、各業界の「偉いさん」の顔をコンプリートしてるやつなんておらんて。

でも、居酒屋議論の中で、「チェーン店ってのは、誰しも平等に扱う店であって、贔屓されたいならそういう店へ行け」っていう話は、原題にも通じてる話なんだろうな。仮に「特別なVIPである私達」を見抜いたとしても、そういう人たちを必要以上に過剰接待するチェーン店こそ間抜けなわけで。

http://anond.hatelabo.jp/20090814104005

なんだろうなぁ、俺は父親が百貨店めだから、

お客様神様! 金持ちワガママをきくのが客商売! 

それが自分たちが儲ける道! というのを、常日頃みていたので、

ワイン一本の持ち込みくらいで、店で怒号し、客に因縁をつける店長の方が、

商売を勉強しなおすのが当然だし、筋なんじゃないの、と思った。

お客が気分次第で、ン千万をバラバラ落としていく百貨店

チェーンの居酒屋は、そりゃ別物だけどさ。

庶民の反感を呼ぶこと必至の、吉本ばななの書きぶりの不味さも

驚嘆ものだけれども、

ブクマコメントで、店長支持がことのほか多いのは、ちょっと驚いたよ。

2009-08-13

この吉本ばなななりきり君は一体何がやりたいんだろう。

http://anond.hatelabo.jp/20090813022848

それ店員泣き寝入りでは....(´・ω・)カワイソス

というか店長監督不十分で問題になるかも。

「基本持ち込み無理です。どうしても持ち込みたい場合、持ち込み料として1本5,000円払ってください。」

ぐらいの提案して

金払ったら、その持ち込みワインに店が持ち込みを認めた印をつければよいかなと思った。

他の客も5,000円払ってまで持ち込みする奴はなかなかいないだろうし、持ち込んだとしても売り上げ落ちない。

吉本ばななが怒って、ブログとかで悪口書いても、

チェーン店に持ち込みは基本NGなので

「そんなの持ち込む方が悪いんだろ。m9(^Д^)プギャー」

で終了。

追記:

ここまで書いて大元の記事読み直したら、吉本ばなな持ちこみ料払う提案していた。。。

店長普通の客がちょっと払うのためらいそうな持込料を吉本ばななに請求しとけば

まるく収まったのかなと思えてきた。

http://anond.hatelabo.jp/20090813020356

そうだよなー。どんだけ特別扱いして欲しいんだろ、吉本ばなな。感じワル。


チェーン店って大抵、低料金であるかわりに

どの店舗行っても(マニュアルに従った)ある程度一定の味、サービスを売りにしていると思う。


常にマニュアル通りというわけに行かないだろうが、

マニュアルに外れた対応とった場合、

他の客に特別扱いした理由が説明できないとまずい。


吉本ばななが金と人脈ありそうだから、持込みゆるした」とか他の客に説明したら、

確実にもめるだろうし、

ヘタしたらブログとかに悪口かかれて大問題。

店舗にも迷惑かかる。

(○○店は対応してくれたぞ、みたいなヘンな客が他店舗おしかけるとか。。)

店員の行動はしごく当然の対応におもう。

2009-08-12

http://anond.hatelabo.jp/20090812143026

何がどうより「チェーンの居酒屋」ってのが問題なんだと思うんだけど。チェーン店全部で持込がはじまったらどうしてくれるんだ、っていう。

吉本ばななのこの語り口だと、たとえここでOKがもらえたとしてその先「系列の○○店ではやってくれたのにどうしてこの店ではOKじゃないの、融通が利かない」とか言い出しそう。典型的面倒なおばちゃん。うぇ。

マニュアルから外れた特別なサービスが欲しければそういう店に行ってくれよ。なんでサービスが最低限だから値段も安いことに思い至ってくれないのかな。

2008-06-09

友人に勧める本のこと

最近友人が「読書を始める!」と言い出したので、嬉々として本を貸している。ちなみに彼女希望は、「文庫で/設定が難しくない/SFとかファンタジーじゃない/短い長編か/短編集/文章が読み易くて/ハッピーエンド」である。なかなか難しい。短編集か短い長編のあたりが特に。

一応一冊目は伊坂幸太郎の「死神の精度」を貸してみた。次は瀬尾まいこの「優しい音楽」と「幸福な食卓」。その次は古処誠二の「UNKNOWN」。この辺りで、「オチがある話が好きなのかもしれない」と言い出したので、加納朋子アリスシリーズ/乙一/若竹七海の連作短編もの/倉知淳の猫丸先輩シリーズ、と貸してみた。

実はこの後が思いついてなかったりする。恩田陸の「光の帝国」「ネバーランド」「木曜組曲」あたりかなぁ。森岡浩之の「夢の樹が接げたなら」とか読んで欲しいんだけどSFだから無理だろうなあ(ハッピーエンドとも言い難いし)。

彼女は全然小説を読まない人だったので、私が貸している本の種類が偏っていることを知らないと思う。普通江国香織とか唯川恵とか吉本ばななを薦めるのかもしれない。でも私は彼女に最終的に「銀河英雄伝説」を読ませることを企んでいたりする。このことをちらりと母に言ったらば、アルスラーンから攻めたらよいのではないか、という助言を受けてしまった。ファンタジーじゃないから、といってアルスラーンを読ませるのと、SFじゃないから、といって銀河英雄伝説を読ませるのはどっちがひどいだろう?

というか、そもそも長さ的にNGだし、オチ好きってところがミステリ向きっぽいから銀英もアルスラーンも違うな、と思う次第。「ハサミ男」とか島田荘司とかか。西澤保彦は「開いたとき黒すぎて嫌だ」と拒否を食らったしな……

次は何がいいだろう?こうやって貸す本を考えるのはなかなかわくわくして楽しいことだと再確認している。

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