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はてなキーワード: 反乱軍とは

2020-06-10

壁と卵があれば常に卵の側に立つ

人間魔王が戦っているとき人間の味方。

男と女が争っていたら女の味方。

民衆が王に立ち向かうとき民衆の味方。

三国鼎立状態であれば最弱の国の味方。

反乱軍に味方して政権を倒した後反乱軍支配者となり、逆の思想集団が反乱を起こしたら今度は新反乱軍の味方をする。

表向きは「あらゆる弱き者たちの守り神」。

その真の姿は「できるだけ強い奴と戦いたい戦闘狂」。

2020-03-20

馬鹿語源となった故事

始皇帝で有名な秦に趙高という宦官がいた。中国史まれに見る奸臣で、始皇帝遺言を捻じ曲げ太子自決に追い込んだ上、自らの息がかかった末子を傀儡二世皇帝に仕立てて権力を掌握。邪魔になる有力者を尽く処刑し、人民には苛酷な労役を課した。これにより秦全土で反乱が発生、その事実皇帝の耳に入らないよう握りつぶす趙高だったが、反乱軍が都のすぐそばまで迫るに至って隠しきれなくなった。趙高宮中に「陛下、珍しい馬がおります」と鹿を連れてきたのはそんな折のことだった。

皇帝は「何を言う、鹿ではないか」と返したが、趙高はそれを流し「卿らはどう思うか」と群臣に問いかけた。趙高に阿って「馬」と返す者もいたが、「鹿」と返す気骨ある者もいた。「鹿」と答えた者たちは後日、趙高によって全て処刑された。これが「馬鹿」の由来(のひとつ)と言われる「指鹿為馬」である。ちなみに「指鹿為馬」も「道理に合わないとわかっていても無理やり押し通すこと」という意味四字熟語になっている。楯突く者を全て排除した趙高は、ついに皇帝を弑逆した。

本邦の首相は時折ヒトラーになぞらえられるが、むしろ趙高妥当だと考える。小人物が権力を握るとそれを守ることに汲々とし、「指鹿為馬」な真似をする。森友、加計、桜、検察官定年延長。枚挙にいとまがない。

趙高三世皇帝によって殺されたが、我が国国民の半数が「馬鹿であるためどうやら首相地位が揺るぐことはなさそうである

なおこの趙高は『平家物語』において最初に名指しされている国賊である。その鐘の音が「諸行無常の響きあり」と評された祇園精舎だが、現在歴史公園となっており、そんな響きが聞こえてくることも、もう無い。

2019-12-31

スター・ウォーズスカイウォーカー夜明け」感想

(とりあえず年内中に吐き出したかったので、すべて記憶に頼って書いてる。間違いがあったらすまない。)

ネタバレ注意。)

 

一言でいうと「やっぱり無理だったか」。

 

そもそも、ep6の続きを作るなんて、本質的に無理だと思っていた。

スター・ウォーズ世界は、その全てがルーク・スカイウォーカー活躍させるために構築されている。

ep6でルークが「あがり」をむかえ、わだかまりが解消された以上、もう「めでたしめでたし」で終わった話なのである。その先には、もう何も残されていない。

から正史の続きの映画シリーズが作られると聞いたとき大丈夫なのかと心配になった。プリクエル(前日譚)でもスピンオフでもなくep6の続きを、ドラマシリーズでもアニメでもビデオゲームでもなく実写映画でなんて、完璧にやったとしても二番煎じしかならなそうなのに、どうすんだと。

何か勝算があるのかと思った。正史の隙間を埋める二次創作しかできない部外者と違って、公式ならばどんな飛び道具でも使える。これならいけるぞというアイデアが何かあるのかなと。

そしてep9が終わってみてわかった。結局、何もなかったのだ。

 

全てがルーク・スカイウォーカー活躍させるために構築されている、というのは、たとえば血統によってジェダイになったこと。

スターウォーズ世界設定では、ジェダイ世襲ではない。ジェダイの掟は恋愛結婚を禁じている。ep1~ep3では、たくさんのジェダイがワチャワチャ出てきたが、誰の血縁だなんて話は特になかった。作品世界歴史においてはep4~ep6の出来事例外的なのである

また、親父が一代にしてレジェンドになった傑物、というのも重要だ。考えてみてほしいが、ルーク家系が代々続くジェダイ家系だった、なんて設定だったら楽しくないのだ。幼いころから厳しい修行を強いられ、偉大な先祖比較されて品定めされ……ウンザリするだけだろう。堅苦しい伝統とは無縁でありながら、血の繋がりによってスゴい能力を授かっている、というのが心地よいのだ。

ジェダイが滅ぼされたというのも重要である。同世代ライバルと競わされ選別されることはない。「あいつがいから、おまえいらない」と言われる心配が無い。

ルークはただジェダイなのではない。歴史的にも特別ジェダイなのである

 

ジェダイだのフォースだのも、ルーク活躍支援するために存在する。

超能力チャンバラ! うわ超かっけえ、文句なしだ。

ジェダイ思想? そんなもんクソどうでもいい。ep5で、ルーク師匠の言うことに逆らってハンを助けに行く。頭の固い年寄りの言うことを従順に聞く主人公なんて魅力的ではないのだ。ジェダイの掟なんぞは、友情を引き立てるダシにしとけばいい。(余談だが、あのあとヨーダとオビワンはわりと辛辣に「あいつはダメだ」って批判してた気がする。)

 

帝国も、ルークのために用意されたものである

悪の帝国を倒せ。うん、わかりやすい。

ストームトルーパーも、顔が見えないので、人を殺している感じがしない。(スターウォーズを初めて見た幼少期の私は、ロボットだと思っていた。ep4のデススター侵入でアーマーを奪って着たりとか、叫び声がドロイドとは違う感じになってるとかで、「推理」することはできたが、あまり実感はなかった。直接的な描写は避けられていたように記憶している。)

反乱軍兵士は顔出ししていて、その死は人の死として弔われるが、帝国兵はそうではない。

 

ライトセイバービームブラスターも、鉄の刃や弾丸による戦闘と違って、血が出ない。生々しい人死にの感触はいらないのだ。

 

このように、ルーク活躍ストレスフリーで鑑賞するための仕掛けに満ちている。

 

そんな、ルーク・スカイウォーカーのための世界は、ep6の後どうなるだろう。

たとえば、帝国が倒れて銀河平和が戻ったらどうなるだろう。

ジェダイは、子供たちに嫌われる習い事みたいになるだろう。健康診断で素質ありとなったら、ジェダイスクールに通わされる。遊ぶ時間も奪われる。

そんな退屈な平和映画の観客にとっては退屈だが、そこの世界で暮らす人々にとっては尊い平和

ep6の続きが作られることになったため、平和は訪れなかった。

観客は退屈な平和なんて見たくないのだ。

 

カイロ・レンが生まれたのも、観客を退屈させないためだ。レイアとハンの子供が順風満帆ジェダイになるなんて話が見たいか

みんな大好き「血統物語」だが、前述の通り「親はポッと出」「他と比較されない」といった要素と組み合わさった場合にだけ楽しいのだ。ep4~ep6でそれは消費されてしまったため、ep7~ep9では使えない。そのせいでベン・ソロは歪んでしまった。

ベン・ソロダークサイドに堕ちるに足る理由なんぞ、結局、何もなかった。意外性を出すためにダークサイドにしよう、と、それだけ。

無理やり悪をやらされてる感があって気の毒なのであった。だが、そのどっちつかずな感じが「何かある」という錯覚を生み、それらしい苦悩の描写と、アダム・ドライバーの熱演もあって、妙な奥深さを感じさせていた。ep8までは。

ep9で痛感した、「やっぱり無理だったか」。

マスクの扱いが象徴であるダースベイダーにとって、マスク生命維持装置でもあり、必要があってかぶっていた。カイロ・レンにとっては、マスク特に必要ない。ダースベイダーの表層的なモノマネに過ぎない。これが、「必要ないのにマスクをつけてるワナビー(なりたがりの未熟者)である」という意味をなしていた。

ep8でスノークはこれを看破して、マスクをボロクソに貶したのだろう。マスクを捨て、カイロ・レンは悪として成長を見せた。劇場で見た当時の私は、期待を込めて「ep9では完成した悪としてついに大成するであろう。ただ、その後すぐ死んでしまうだろう」などと書いていた。

ep9でカイロ・レンは再びマスクをつけた。ep8での成長を経て一体どういう心境なのだろうかと注目していたが、特に意味はなかった。

結局、最後最後までワナビーしかなかった。

 

みんなep4~ep6が楽しすぎたせいで目が眩んでるのだろうが、血統物語のオイシイところはもう使い切っちゃったし、スターウォーズ血統物語じゃなくてもいいんだよ。

ep8で、レイは「何者でもない」としたのは、慧眼だと思った。ep1~ep3の頃のノリに戻るだけだし。だが一部のファンには不評だったようである。ep9で台無しにされた。

 

ep9は、ep8の良かったところを台無しにした。

ep8は野心的だがガタついてる印象がある。ベン・ソロダークサイド転向したきっかけとか、ワープ特攻とか、無茶すぎる。だが、フィンとローズのバディムービーっぷりとか、カイロ・レンの成長とか、レイ出自とか、レイロ(レイカイロ・レンのカップリング)とかは良かった。

特にレイロ。ep9の意趣返しについては、べつに好きにやったらええよアンタの映画だし、という気分だが、レイロだけは違う。ep8は最高のバトンを渡して来たんだから、他のなにもかも台無しにしてでも、そこだけはちゃんと引き継いでほしかった。

なんであの程度でカイロ・レンからベン・ソロに戻るのかと。ep7で父殺し、ep8で師匠殺しを達成して、これは過去正史映画で誰も成しえなかったことなのに(ep6のは、ベイダーからアナキンに戻ってるので何か違うじゃないすか)。

みんな小物だとバカにしていて、実際小物な面もあるんだけど、それでもやることやってんだなあ、というところが、見るから威圧的尊大なふるまい一辺倒の悪役よりも「新しい」気がして感心していたのに。

ep9で大成すると期待してたのに、なんだか小さくまとまって終わっちゃって。ああ、ワナビーのままだったな、と。

カイロ・レンが締まらなかったせいで、レイもなんだか微妙な感じになってしまった。悪い意味で揺るぎねえから自分ダークサイドに堕ちるかもしれないッス、ってシーンでも「ふーん」って感じで。ep7,ep8のカイロ・レンの方がまだ、こいつライトサイドに戻っちゃうんじゃねえのとハラハラした。

レイシリーズを通して成長しているが、カイロ・レンもまた成長していた。極まった二人の力がぶつかり合う瞬間を楽しみにしていた。だが、二人の対決は、なんか普通ライトセイバー戦で終わってしまった。

で、キスちゃうのな。レイロ勢に媚びた安易な燃料投下だと感じたが、まあ、対決が不発だったうえに燃料投下も無かったらマジで残念な感じになるので、ダメージコントロールとしてアリだったのかもしれない。(少なくとも、「ローグ・ワン」やep8の無意味キスシーンよりはマシだったし。)

 

ラストシーンも締まらなかった。

レイ自分のことを「レイスカイウォーカー」と名乗ったが、なんだか釈然としない。

ep8の頃の「何者でもない」レイだったら、納得できたかもしれない。スカイウォーカーの魂は血縁を超えて継承されていくんだなあ的な。だが、シディアスの孫とかやっちゃったのにそれは。

かといって、レイパルパティーンとか名乗られても、銀河悪名高いシス名前からちょっと不穏すぎる。

このシーンで私は、「ハン・ソロ」でソロファミリーネームが成り行きで決まってしまうシーンを思い出した。だがレイソロって名乗るも、やっぱり違う。

書いてて気付いたのだが、母方の姓を名乗るのが無難な気がしてきた。でもそんなん名乗っても、観客としては「何?」だろう。

 

まあ、ぶっちゃけスターウォーズ人間ドラマにはそれほど期待してないので、レイロが微妙でもメカの出来さえよければ満足だった。私の原体験がそれだからスターウォーズを初めて見たのは幼少期の頃で、ストーリーとかまったくわからなかったのだが、それでもメカ活劇に夢中になった。光る剣。宇宙疾走する戦闘機や艦船。月のように大きな要塞

だがメカ描写はずっと低調だった。

ep7で、レイスターデストロイヤーの残骸を漁ってるシーンと、カイロ・レンが焼けただれたダース・ベイダーマスクを拝むシーンには、制作陣の「我々はこうやって偉大なる旧作の遺産を食いつぶして細々とやっていくしかないのだ」という諦めの入ったメッセージ言葉ではなく映像で叩きつけられたような気がして、ちょっとビビった。新しいものを作るんだっていう虚勢を張るもんだと思ってたら、こんな赤裸々に弱音を吐くんだ、って。

ep7~ep9のメカを振り返ってみて、旧作から続投しているものを省けば、記憶に残ったのはbb-8とカイロレンのマスクくらいだ。

ep9は特に低調だった。なんだファイナル・オーダーって。あの世界の乗り物は、製造されてるわけじゃないですか。「ローグワン」とep4でデススター設計者・設計図を巡るドラマがあった。「ソロ」では、製造中のスターデストロイヤーを望むシーンとか、ファルコン号を巡るドラマがあった。それが、念力を込めたら地中からボコボコ出てくるとか。ただでさえスターデストロイヤーをたくさん並べただけという芸の無さがキツいのに、もうちょっと真面目にやってほしかった。

 

できれば、メカデザイン体系を新しくしてほしかった。

ep1では、ep4~ep6とは明らかに違ったデザイン体系のメカがでてくる(アールヌーヴォーって言うの?)。ep2,ep3と話が進むにつれてep4の体系に近づいていくというのが、帝国の勃興とメカデザインが連動していておもしろかった。

帝国という魅力的な装置はep6で使い切っちゃったので、ep7~ep9ではなんの変化もなかった。

面白い新作メカを作る余地はあったと思う。現在、「トポロジー最適化」「ジェネレーティデザイン」といったものが登場したので、それを取り入れるとか。

あと、バトルドロイド可能性は掘りつくしてない気がする。ep5で少し登場しただけの賞金稼ぎロイドには妙な存在感があった。ep1でドロイデカの登場には、なるほどこれはep4~ep6制作当時のVFX技術じゃ作れなかっただろうと興奮した。ep1より後に作られた「ローグ・ワン」のk-2soといい「ハン・ソロ」のl3-37といい、キャラが濃くて面白かった。ep7~ep9で、改めてバトルドロイドを登場させたら良かったかもしれない。

だが、「こんなのスターウォーズじゃない」と不評に終わる可能性が高いだろう。それが予想できたから、きっと冒険しなかったのだろう。

 

というわけで、ep9の感想は「やっぱり無理だったか」。

スターウォーズはep6で完結してたんだなあ、という思いを新たにした。

2019-11-06

キングダムおもしろいね

絵柄がイマイチだなと思って敬遠していたが、つい最近読み始めた。

思っていたよりも人がスパスパ死ぬおもしろい。

さて、キングダムにはさまざまな魅力的な武将人物が出てくる。

キングダム史実をもとにアレンジしている。当然と言えば当然であるが、そのアレンジ歴史の流れを理解する能力がなければ魅力的な人物を描くというのは大変難しいと思う。

中国に伝わる物語アレンジした漫画といえば封神演義を思い出すが、あちらに関してはどうやって物語を着地させるのか、そっちが気になって仕方がなかったのを覚えている。ただしキングダムに関しては仙術のたぐいはほとんど出てこないので、超技術でどうこうという話にならないのが確定的な分、安心して読んでいられるのが救いと言えば救いか

さてそんなキングダムキャラ、読者はそれぞれお気に入り人物がいると思うが、私なりにいろいろ考察したことをつらつらと書いていこうと思う。ちなみに私は史書原作)を読んだことがないので悪しからず。


・信

三国志なんかでもそうだが、古代中国人物名前は概ね姓名各一文字の二文字名前が多く、稀に姓が二文字人物が出てくる、という感じだ。

その中でも漂や信は下僕であったので、姓がない・・・のかと思ったが、騰はまだしも貴族の出である壁など、意外と一文字人物が出てくる。

彼は最初、政を助けた後に将軍職を望むが、説得されて結局は戸籍と家をもらうことになる。あまり細かくは語られていないが、これはかなり重要なことだと思う。

物語が進んでいくとよくわかるが、各将軍には有能な副官、部下がいる。彼らの働きこそが将軍たちを支えているのであり、将軍単体でまともな仕事をする人物というのはなかなかいない。ヒョウコウはとくに優秀な副官らしい人物は出てこずヒョウ公自身がひっぱっている感じで描かれているが、その裏では岳雷をはじめ彼のことを理解し補佐する副官たちが存在したはずだということはわかる程度になっている。

仮にあの時点で信がポンと将軍職をもらっていたとすると、部下のいない将軍が出来上がる。それでは夢の大将軍にはなれないので、イチから始めなさいと言われたわけだ。

それと重要ポイントが、彼はバカである

当時は下僕に限らず、よっぽどの家に生まれない限りはまともな教育など受けられないはずだが、それを差し引いて考えてもおバカなのである

物語上、登場人物にとっては当然のこと、常識であっても読者にとってはそうでないことを説明させるのに便利なのだキングダム内に置いては、特に地理説明などに重宝していると言えるだろう。また、序盤はそうでもないが、それなりに話が進んでくると登場する人はたいていそれなりの役職にいる人=優秀な人であるので、説明せずとも理解しないで話が進んでしまうこともままある。それでは読者が置いてけぼりになってしまうので、主人公、あるいはそれに近い人物が物を知らないのは大事なのだ。他の作品で言うと、ワンピース主人公ルフィおバカなので、要所要所でナミやそのほかの人に解説を受けている。(その多くをルフィ理解していないが)


・昌文君

言わずと知れた秦国王の一の臣である

彼と王の出会い、心酔するに至るエピソードは明らかになっていない。あえて言うなら紫夏の回想のくだりで初対面を果たしているはずだが、その部分はあの話にとって重要ではないのでまったく語られていない。

彼は王騎が評した通り、物語を通していぶし銀な働きを続ける。

登場時点ですでに文官に転じているため、基本的戦闘シーンはない。時代的にも文官からといって剣は持たないというようなこともないので、ちょくちょく佩剣しているのを見かけるが、信のように一騎打ちするシーンは出てこない。

(元)武官らしい働きをするのはサイの防衛戦くらいか。彼が武官としてどの位置まで上がったかも今のところ語られていないが、風向き有利な西壁において抜かれている辺り、やはりそんなにでもないのかな・・・なんて思ってしまう。

文官としても、時折シシに諫められていたり、超一流ではないことを伺わせるシーンが折々に挟まれている。リシに頭を下げるシーンなど、彼が文官として(も)頂点に上り詰めるほどの才がないことを強く感じさせるが、そんな完璧超人でない部分が重要人物であるように感じる。完璧でないからこそ彼の脇を支える壁やシシの働きが際立つのであろう。

からも「オッサン」と呼ばれ侮られている感があるが(盟友である漂を殺される原因となった人物であり、諸手をあげて尊敬することはできないだろう)、その信も昌文君こそが政を支え、自分も手助けしてくれる存在であることを認知している。特に冒頭に述べた「一の臣」であることを信すらもが認めていることがわかるシーンがある。加冠の儀を終え、アイ国軍鎮圧したあとの「あんたの口から言ってくれよ」というセリフだ。あのシーンは呂不韋との政争勝利宣言であるが、勝利宣言というのは勝った側の、頂点に立つ人が行うものである。つまりあの場にいる一番は誰なのかという問題であった。殺されてはならない王族を救った信でもなく、実際に反乱軍鎮圧するのに必要不可欠であった将を打ち取った昌平君でもなく、政に長く寄り添い、支え続けた昌文君に託され(しかも信から)、彼の口から行われることに意味があった。バカな信でもそのことを理解していた。

長年の苦難を回顧し、その一部を共にしてきた読者にとって、勝利を実感している彼の姿はやはり感動的なものがある。映画版がどこまで話を追うことができるかわからないが、このシーンはぜひとも再現して欲しいと思っている。


・壁

昌文君を大王政の一の臣と評したが、その昌文君の一の臣である

文官となった昌文君に代わり、「武」を司る人物となるべく存在しているはずだが、実際のところそのあたりはだいたい信に取られてしまっている。王センに捨て駒にされたり、食料を焼かれたりと頼りないシーンが多く、出番の割に見せ場は少ない。合従軍戦でも当て馬にされている。

しかいぶし銀な働きで大王を支える昌文君を支えるだけあって、地味だが必要仕事をこなし続ける。合従軍戦においてはヒョウ公と信と共に南道に入り、ヒョウ公を討たれ激情に駆られた信を諫め王都に向かい、サイの守城戦では信の南壁に続く東壁を守り抜いた。また、アイ国戦においては本人の出番はないが、旧友に根回しして軍を率いる将を確保している。

今後の彼に見せ場はあるのだろうか。

・龐煖

ある意味において面白みのないキャラだな、という感じはする。個人的には最初から最強のキャラはかなり好きなのだが、非常に自分本位なキャラであり、どうしても強さ以外に魅力がない。

が、おもしろいなと思う部分はある。彼自身が信が説得され諦めた「ポンと手に入れた、部下もいない大将軍」なのである。幸いなことに李牧という強力な参謀の駒として動くことになるためついてくる部下がいるが、もし彼がいなければ本当に裸の大将だっただろう。

そういう対比という点においてはよいキャラだと思う。


あとは気が向いたら

2019-10-21

anond:20191021020100

2019のお触り等身大のやつは運営側嫌がらせだよね

オタクたちってレジスタンス気取ってるけど、お前らは暴君ネロ側の人間から

ゼロ年代時代であればオタク迫害される側だったけど結局は自衛隊ポスターにまで採用されるぐらいになってる

10年代最後の年になってもいまだ反乱軍みたいな立場で物申してるけど、違うから

お前らは脅威でしかないんだよ 中国が「我らは後進国から炭素排出大目に見ろ」って言ってるようなあくどさを感じる

お前らは、レジスタンスされる側だから 権利を主張するな、義務を果たせや

2019-02-19

神様がいきなり降臨したらありそうなこと

冤罪なくなりそう

反乱軍が生まれそう

他は?

2019-01-13

ターミネーターのT800って

人間と見分けがつかないようにして、反乱軍側に深刻な被害を与えたって設定でしょ。

あんな平均からかけ離れたマッチョマッチョを紛れ込ませようとか、やっぱスカイネットはアホなのか。

しかあいつら、チューリングテストクリアできないでしょ。

2018-12-30

anond:20181230173932

転スラわかる

燃えるけど萌えない

あの手の、反乱軍リーダー主人公、部下や心酔する仲間たくさんの逆ハーレム、ってのは腐女子的にはとてもおいしい

ギアスとか幻想水滸伝みたいなやつだ

だが萌え似至らないのは、リルムが悩まないか

トップ故の苦悩や孤独というスパイスがあると、その苦悩を唯一分かって癒やしてくれる立ち位置自分推しキャラを絡めてカップリングが成立するのだが、リルムが一人でなんでもしてしまって悩まないのでいまいち萌えない

なろう系は主人公が苦悩しないので、腐女子界隈で人気が出ない

最強キャラ好きな腐女子は多いから、あとはちょろっと主人公に悩むスパイスをつけてやると、同人誌も売れそうなんだけどね

2018-10-29

メタルマクベスdisc2を終えて。

メタマクdisc2が終わってしまいました。

失意失意失意のたまねぎっていうよりは、もう観れないという事実をまだ受け入れられていない…ので、結局まとまらないけどダラダラと感想を書いていくことにする。

中盤くらいまでの感想っていうかなんていうかなものは以下参照。①って書いてるけど②はないw

https://anond.hatelabo.jp/20181005225652

しかしここから終盤に向けてメッッッッチャ演者表現が変わっていったので驚いた。自分で読み返して浅いなあ…と思うけど、これだけすごいものを見た記録はやっぱり残しておかねばという気持ちになりました…はてな記法とかよくわからないのでとにかく読みにくいと思われますがご容赦ください。

ランダムスター

ランディ本質、「殺しが好きだから」戦う、っていうところへの迫り方がとにかく終盤すごかった。たぶん、なぜ戦うのか本当に最後最後あたりまで気付いてなかったんだと思う。きっとランディの中では、とにかく王になるため=夫人の願いを叶えるためで、王になってから王位を守るために戦っていて、夫人ランディに戦う理由を与えてくれていた。なのに夫人のための「王位」に固執するあまり魔女予言に振り回されて、最後にはあれだけ執心していた夫人ではなく魔女たちに気持ちが傾いてしまう。メタマクベス予言現実のものにしてくれるから魔女予言を叶えるマクベス自分を同一視して、結局はなんのために戦ってるのかブレブレになってくるんですよね。ランディ殺意たまねぎには本当に魂がなくて、ただ「殺しが好きだからだってことに、夫人が死んだあとに鋼鉄城のバルコニーでようやく気付く。王になるために、家族のために戦ってきたんだと信じていたのに、自分本質を否応なしに突き付けられて、だからレスポールからの問いかけに「殺しが好きだからに決まってるだろ!!!!」って言ったときそれを認めざるを得ない自分がいて、だから泣いたのかなあ。ここずっと笑ってる表現だったのに、ある日突然泣く表現に変わって、それでやっと私の中でランディというキャラクターストンと落ちた感じがした。

夫人がいることで、本質を隠して「家族のため」だと言えたのに、夫人がいなくなってしまってそれが言えなくなってしまった。夫人けがランディ存在肯定してくれていたんだと思う。

ランダムスター夫人

大きなことがしたかっただけで、実態は味気なかったことに気付くのが早い。もうちょっと、もうちょっと余韻に浸ってほしかったの!!

夫人は、野望ばっかりでかいワガママ自己顕示欲の強い女だと思ってたけど(自己顕示欲は強いけど)、もっと根深かった。と、いうことがどんどんわかるようになっていった…大原櫻子恐ろしい…

大きなことがしてみたかったけど、自分では成し遂げられない。そのためにランディ必要だったんだけど単に道具としての存在ではなくて、自分の身代わりであり自分存在肯定してくれる、っていうあの夫婦はしっかりお互いがお互いを必要としていたんだなって今となっては思える。夫人名前もなく、夫人が何をしたところで功績は形には残らないけど、ランディには目に見える評価がある。だからその妻である自分にも同じ評価が与えられている感じがしたけど、結局はそれはランディのものであって、自分はその妻でしかない。それに気付いたから味気なかったのかもしれない。手に入れたものはやっぱり自分のものではなかった。だからランディだけは自分のものであってほしかったのに、ランディの心はどんどん魔女に傾いていって、ランディの目には自分が映らなくなっている。ランディマクベスならその目にもう一度自分が映るためにはローズになるしかなかった。ローズになろうとして、夢の中では自分ローズなのに、目がさめるとランダムスター夫人であることに気付いてしまう。だから眠りたかったのかもしれない。地獄は暗い、地獄寒い、のところでランディが現れて、そこできっと夫人は目覚めていたのにあえて「マクベス、もう寝ましょう」と言ってローズになりきって、ランディは一緒に眠ってくれると思っていたのに起きたらまた1人だった。そこで本当にランディ自分のことを必要としていないことに気付く、もう自分存在肯定してくれる人はいない、1人になりたくない、っていう思いが自分への殺意に繋がっていったのかなあ。最後殺意の歌、自分お腹をドスドス刺す仕草が本当に痛々しくて悲しくて、合間に入る笑い声が、ああもうこの人は死ぬんだなってわかって、もう、とにかくもう辛くて泣けた…

こんなにもお互いを必要としていた夫婦だったのに壊れるときは一瞬で、しかもそれが魔女たちのお遊びだったのかと思うとやりきれなくなって病む。←私が

からもう夫人死んでよかったねみたいな気持ち

レスポールJr.

やっぱり最後まで共感はできなかったけどw、Jr.の行動は全てが希望だった、っていうとちょっと語弊がありそうだけど、Jr.としてはきっと全ての行動が未来希望へ向かったものだったんだと思う。いろんなことがあったけど、それらを絶望にしてしまうともう立ち上がれなくなってしまう。絶望にはしない。だから実際はどうあれ、あれだけ希望を背負った存在だったのかなって。結局やってることは復讐だけど。でもその復讐の歌ですら希望を感じさせられたから、私の中では明けない夜〜も明るい光が射していた。

ランディを倒せば未来があると信じて、それを自分が切り拓くことで父やランディに殺された人への弔いになると信じていて、最後屋上で死を悟ったときも、なんとなく光りがさしてる感じがしたんだよなあ。だから最後の雷はJr.の全てを賭けた希望の光だったと思う。

ここからジャニオタの語りになるけどw、原嘉孝という存在新感線の3番手を担えるなんて、そんな奇跡みたいなことがあんのかよって感じで、レスポールJr.を演じているということそのものがまず希望の光なんですよね。原嘉孝、まだジャニーズとしてバックつけて歌ったことないんですよ。信じられる?!?!それが新感線舞台センター張ってたくさんダンサー引き連れて歌って踊ってんだよ?!?!?!私は信じられなかった、初日は。初日の明けない夜〜の曲中ほんとに息止まりそうなくらいドキドキして、隣の友達の手握りしめて(その節はご迷惑かけてすいません)、曲終わりでやっと涙出てきて。だけど原嘉孝として見て感動したのはそのときだけだった。本人もいのうえさんに「当たり引きましたね」(←よくぞ自分を選んでくれましたね、の意)と言っていたらしいですが、本当にその通りで。どうやってオーディションのチャンスが巡ってきたとかそこらへんのことは置いといて、なるべくしてなったレスポールJr.なんだって納得せざるを得なかった、見れば見るほど説得力があった。原嘉孝レスポールJr.は別の人だけど、ジャニーズJr.としての原嘉孝希望の光だったから、それがレスポールJr.として体現できたんだと思う。

よしたか最高にかっこいいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

関係各位の皆様!!!!!!今後とも原嘉孝よろしくお願いしま!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パール

顔がかっこいい。中の人50歳ってやっぱり嘘だと思う。でも後半ちょっと疲れも出てきたのか、微妙に老けた気もしてそれもたまらなかった。パール王様心底お美しい。好き。

しかパール王はなぜ反乱軍に出てきたのか。余計な正義感燃やしたせいで自分の国をぶっ潰したの本当に罪深いと思う。このタイミングESP国に仕掛けなくても、きっと遅かれ早かれフェルナンデスは滅びてただろうね…でもJr.マーシャルを匿ってくれて剣まで教えてくれてありがとう。お前の優しさが反乱軍を支えてくれた…。

パール王の1番好きなとこは、グレコJr.を送り出したあと、「行くぞ!!!」って走り出したときの顔の前になびく後れ毛。あの若干の後れ毛残した人ほんと天才だと思う。

マーシャル

マーーーーーーーシャル!!!!!!愛しのマーシャルちゃん!!!!!!!!!!disc2で誰にハマってたって、たぶんマーシャルに1番ハマってたwまず顔と身体がどちゃくそタイプ。オープニングの綺麗は汚いのとき上裸だからずっと見てた。時には双眼鏡も使って見てた。たまらなかった。ラストシーンボロボロの服もめっちゃえろかった。マーシャルちゃんの脇腹が私の性癖ガンガンにくすぐった。。。

っていうクソみたいな感想になって本当に申し訳ない。しかマーシャルJr.のやりとりかわいかったなあ。

マーシャルはとにかく弱くて、いつも誰かに守られていて、でも平和な?頃はたぶんそれが当たり前で。古着屋の店長になりてえって夢をヘラヘラ語りながら父ちゃんに愛されて、それで十分だったんだと思う。だからこそ、目の前で愛する父ちゃんが殺されたとき絶望はどれほどのものだったんだろうって計り知れない。しか自分にできるのは逃げることだけ。そもそも自分が弱いから、父ちゃん自分を守るために戦って、そして死ぬあとで書くけど、ローマンあんなに幼くして母のために命を賭けるんですよね。でもマーシャルは逃げろと言われたら素直に逃げる。誰とも戦ったことがないから。ローマンは、父を謀反人扱いされて王が間違っていることもわかっていて、なんとなく「誰かと戦う必要性」に気付いている。けどマーシャルは、父ちゃんが殺されて初めて、何にも抗えない自分、弱い自分に気付く。きっと泣きながらバイクに乗っていたでしょう…だから鋼鉄城で弱々しくもJr.より先に剣を抜いたことがすごく驚きで。ああマーシャルもついに復讐の炎が…と思ったけど結局最後までアホっぽかった。ありがとうマーシャルJr.バカあ〜〜〜〜〜〜!!!!のかわいさが語り尽くせない。連日産んだ。

Jr.マーシャル

いくら父親同士が友達とはいえランディタメ口きいてるマーシャルやばいし、幼馴染だからって王の息子であるJr.タメ口きいてるマーシャルやばい。でもそれが成立しちゃってるのすごい。きっとマーシャルは幼少期からすぐ泣いて、いじめっこからJr.が守ってくれて、いじめっこ達とケンカしてJr.ボコボコにされてマーシャルくそほど怒られてるけど結局変わらない。

ローラが殺される前、Jr.フェルナンデスにいるっていうのは聞いてて、殺し屋達に追われながら行き先はフェルナンデスしかないって思って必死バイク走らせてフェルナンデスになんとか辿り着いて。Jr.は1人でフェルナンデスに行って、味方だとはわかっていても心許せる人もいないし王位継承者としてのプライドもあってたぶん泣かなかった。そこに自分と同じように父を殺されたマーシャルが現れて、そこで初めて泣いて、2人でわんわん泣いたと思う。だけどJr.が泣いたのはそのときだけで、マーシャルにも「もう泣くな」って言って、(マーシャルはその後も何度も泣いたと思うけど)剣の稽古を2人でパール王につけてもらって。

っていう二次創作みたいな設定作って泣きながら見てた。結局最後までJr.マーシャルを守って、マーシャルは王になる。レスポールJr.王位継承者と見せかけて、ずっとずっと人生を賭けて未来の王マーシャルを守り続けてきたんだなあ。

ローマン

この幼児、すごい。世の中の流れをよくわかってて、自分の生きる世界がどうなるのかも悟ってる。あん子供からきっと自分世界はほぼ父と母だけのはずなのに、父がその場にいない状況で母を守るのは自分しかいないって、なんで思えるんだろう。父ちゃんは助けにくるって絶対の自信をもってる。1回致命傷を与えられて、「ちくしょう父ちゃんの…バカ…」は、自分の死を受け入れてる。でも母の死だけは受け入れられない。自分には間に合わなかった父に対しての「バカ」で、母には間に合うはずだとまだ信じてる。だから最後の力を振り絞って、少しでも時間を稼ごうとして「母ちゃん逃げてー!!!」って叫ぶ。悲痛の極み。もうここ私の涙腺爆発してる。力尽きて、命が消える瞬間に母の殺される叫び声を聞くんだよ。これ以上の絶望あるか?!?!ほんとにグレコ何やってんだよふざけてんのか?!?!って毎回新鮮に思う。「俺はバカだ…!!!」ってほんとにな!!!バカやろう!!!!!!!!あとこのシーンの象徴は、夫人と息子が死んだ以外に城の景色が何も変わってないところにあって。殺し屋を全員殺して夫人を背負ってグレコが現れたとき、あまりに静かで。風に揺れる木々の音と、鳥の声と、水の音と、いつも過ごした何も変わらない景色がそこにはあって、なのに家族はもういない。家族の声は聞こえない。それがあのバルコニーに立ち止まる数秒に全部こめられてて、あまり残酷ランディの残虐性もそうだけど、こんなにもあっさりと人を絶望に落とす残酷さをランディがまったく気付いてないんだろうなっていう罪深さも感じる。

そのあと現れたJr.グレコ復讐を訴えかけているのに、マーシャルは父を殺した殺し屋達の首を目の当たりにして、どうしていいかからなくなって崩れ落ちる。「Jr.…」って消えそうな声で縋って、たくさんの絶望を背負っても、それを希望に変えるために立ち上がるJr.のパワーがすごい。やっぱり王ではなく、王を守る戦士だったんだなあとあらためて。



そんな感じではまりにはまったメタマクベス disc2でした。ストレート悲劇だと最初は思ってたけど、終わってみればハッピーエンドだったかもと思わせてくれたdisc2。ひとつ後悔してるのは、disc1を1回しか見ていなかったことだーーーーもっと比較してあれこれ言いたかった。2を愛しながら3も見ようと思います

ありがとうdisc2楽しかった。

言いたいことはまだまだある気がするけどまとまらないので終わります

まだメタマク観てない人!!!!!!disc3だけでもいいから観に行って!!!!!!!!!!!!

2018-10-10

anond:20181010103902

スターウォーズEP8のつまんなさはブス関係なくね?

アホな反乱軍が負け続ける2時間半がひたすら辛いってだけでさ。

ただ、スターウォーズポリコレで一つ傑作なのは

登場人物女性率を増やしたのはいいけどそのせいで非人宇宙人が減って多様性を損ねてしまってるところ。

本末転倒で受ける

2018-07-25

anond:20180724234840

自分は千銃士の敵と味方の歪な戦力格差に魅力を感じた

知恵で戦う反乱軍 VS 恵まれた装備から棒立ちで戦う敵軍

これ敵の兵も元は困窮した民なんじゃなかろうか?

敵軍に入ればまともな生活ができるなら志願者に困ることは無さそうだし

となると主人公達が高貴で吹っ飛ばしてたのは本来守るべき存在だったわけで…

ドラマチックだな

まぁそんな作品じゃないんだろうけど

2018-07-22

外圧で国の革新を期待するのって、悪魔召喚悪魔の力を借りて政権転覆させようとする反乱軍みたいな趣がある。

2018-06-28

ぼくのかんがえたさいあくのシナリオ

20XX年7月X日03時30分

20XX年7月X日03時45分

20XX年7月X日04時00分

20XX年7月X日04時01分

20XX年7月X日04時05分

20XX年7月X日04時08分

20XX年7月X日04時10

20XX年7月X日04時13分

20XX年7月X日04時15分

20XX年7月X日04時20

20XX年7月X日10時00分


おしまい

2018-04-19

anond:20180419000141

クーデター成功すれば、クーデターが起こした側が体制側になるわけだからクーデタークーデターとしての意味をなさなくなる。

逆にクーデターに失敗すれば、その改革派部隊は単なる「反乱軍」として扱われるだけ。

2018-01-03

スターウォーズ面白かったんだけどもやもやする

色々忙しくてスターウォーズep8をお正月にやっと観れた。

私は冒頭のスターウォーズテーマで涙が自動的流れる涙脆く感情的な?人間で展開の先読みもあまりできないのだが、色んなシーンにドキドキしたりハラハラしたりびっくりしたり悲しくなったり涙したりした。映画はとても長かったけれど、だれるところもなかった。

そういうわけで映画はすごく面白かった。一方であとから批評を読んで、指摘されてる矛盾点とか無駄ストーリーとかポリコレ云々もわかる。

でも面白かったのにもやもやするのは個人的には、やったぜ!ってなるカタルシスの晴れるところがないのが一番大きい。

徹底的に追い詰められた反乱軍がどう反撃するのか、ずっと待っていたのに。

ちなみにたぶんep4-6はまとめて見てて、ローグ・ワンとep3はこのあと希望があるのをすでに知ってるからもやもやしなかったんだと思う。

そういうわけではやくep9の大団円が見たいです。

2017-12-19

違う違う、ソコじゃない(ネタバレあり

https://anond.hatelabo.jp/20171218231443

批判派の一人として言わせてもらうけど、少なくても俺が批判してるとこそこじゃないから!

酷評してる人の評価みると大体、今までのスターウォーズシリーズで培ってきた世界観ほとんど覆してしまった、というのが主な所なのかな。

違うよ。全然違うよ。

ルークやさぐれ感は全然違和感なかったよ。むしろ予想通り。だって前作で自分が作ったジェダイアカデミー弟子カイロにぶっ潰されておまけにカイロが暗黒落ちしてファーストオーダーに入っても何もせずにほったらかししてた状態だもん。そりゃ面倒なぐあいにこじれちゃったんだろうなぐらいには思ってたよ。むしろジェダイの古い経典後生大事にしてるルークの目の前で「ヒャッハー!!」と派手に過去遺産を燃やし尽くしてくれたヨーダ英霊にはスカッとしたよ!

レイの出生の謎がなんでもなかった点もよかったよ。俺もスカイウォーカー家の内輪もめ話にはうんざりしてきたから、それを綺麗さっぱり吹っ飛ばしてくれたのはむしろ良かったよ。まぁ突然フォースの新要素が次々追加されて、あれはご都合良すぎじゃね?と思いつつも許容範囲内だよ。

俺がボロクソいっているのは、こういう新要素を吟味する以前にベースとなる話運びが酷すぎる!!!ってこと。結果的に話が何も進展しなかったあのコードブレーカーを探す流れ(これ40分ちかくあったよね?)、終盤の「マジでうそでしょ?」と思わず叫んだ取ってつけたようなキスシーン、とにかくバカばっかりのレジスタンス軍。。。

とくにイライラ絶頂だったのがバカぞろいのレジスタンス!まともな戦略もなくただ特攻玉砕するだけしか能がないってお前らは旧日本帝国軍???大体序盤の戦闘なんて前作で新デススターをぶっ壊した後の撤退戦の続きなんだからポーダメロンもただ味方が逃げ切れるまで時間稼ぎしてればいいのになんで戦略上まったく意味のない敵艦隊攻撃うつるの?あれで死んだ味方ってはっきりって犬死よ?後半の籠城戦でもまったく意味わかんない特攻しかけて同じく数少ない生き残りの部下もどんどん無駄死にさせていく。

とくにあのレジスタンス軍の対敵艦爆撃機のダメっぷり。デカい、トロイ、その上すこしでも敵から攻撃を受けたらあっというまに誘爆おこして撃沈という糞デザインあんなの味方の戦力が圧倒的で制空権を完全に握ってないと乗組員はほぼ死亡確定の日本海軍回天ばりのクソ兵器やん!!!そのうえ無重力状態宇宙で敵艦に「爆弾投下」してる絵を見せられたあたりで序盤そうそうで「あーこの映画ダメだわ」ってまじめに見る気なくしたよ。

ルーク死んじゃったり、反乱軍の流れをくむレジスタンスがほぼ全滅に近かったり、個人的にもかなりショッキングだったけどね。

しろあん無能レジスタンスはさっさと全滅させてファーストオーダーに宇宙征服してもらったほうがよっぽど宇宙平和になると思いました。

あとあのカジノ街でのエピソードも、捕まってたまたま牢屋に入れられた部屋にコードブレーカーもどきがいて、怪しい男のまま一緒について行って、最後は結局はファーストオーダーとつながってた裏切り者でしたって。まじ???なんのフリも伏線もなくあん重要キャラを偶然登場させてあの展開ってありえなくね???

SF映画を見てるんだから現実にはないウソ映像みてるってことはわかってるんだよ。いまさら宇宙空間爆音なんてない!」なんて野暮なこと言うつもりないよ。ただSF映画を作るんなら、もっと上手に観客をだましてくれってことだよ。それが脚本の流れや設定があまりに雑すぎて肝心のストーリーに入り込めないの!

俺はむしろ見終わったあとツイッターみたら町山さんとかが絶賛してたのを「ネタばれ警察がうるさいか皮肉でほめてる風にいっているんだろうな」ぐらいにしか思ってなかったもん。数日たってあれ本気でほめてたんだってわかったときの断絶間!!!

あと「最後ジェダイ」の評価が二分してるのは本国米国でも一緒だよ。もうおれは映画本編よりも数週間もしたらyoutubeにアップされるであろう「最後ジェダイ」をネタにしたツッコミ動画コメディ動画だけを楽しみに次回作まで生き延びますわ。

anond:20171218231443

俺は最後ジェダイ見て面白かったタイプの人。

だけど、話が酷かったのは否めない。

今回の反乱軍組織として無能&無能すぎて、ライアン・ジョンソン意図的反乱軍を追い込むような脚本にするためだけにバカばかりを並べたようにしか見えない。

レイカイロ・レン、フィン、ローズルークなどの個々の活躍、個々のストーリーは立ってるんだけど、銀河戦争から俯瞰してみると、全員が何も考えてなく動いているようにしか見えない。全体を俯瞰して見ると、真っ当に戦争をしているのがハックス将軍しかいないという状態

それが脚本にあらわれていて、そこの粗さが気に食わない人がいっぱいいるのは理解できる。最後ジェダイ特に好きな俺でもこの粗さはまずいと思うレベル

でも結局、続き物だからエピソード9があって初めて8が評価されると思うので、エピソード9でしっかり締めてくれれば問題ないと感じてる。それまでは良いも悪いもないかな。

ただ、楽しめるかどうかで言ったら楽しめる映画だと思う。

2017-12-18

(ネタバレ有)最後ジェダイ酷評されててびっくり

俺、結構興奮しながら見てたんだけど。

ちなみに今三十半ばで、物心ついた頃から見続けてるファンっす。

一緒に観に行った彼女は、最近俺につられてスターウォーズ見始めた人なんだけど、その彼女も、見終わったあと興奮した面持ちで、お互い「いやー、良かったね!」て言いながら家路に着いた。

それで、ネットの評判も気になって見てみたら、酷評されててびっくりだよ。

酷評してる人の評価みると大体、今までのスターウォーズシリーズで培ってきた世界観ほとんど覆してしまった、というのが主な所なのかな。

まあその気持ちはわからないでもない。俺も、ルークあんな飲んだくれのおっさんみたいな感じになってるの最初違和感あったもん。

でも、皆が違和感覚える部分、俺は最終的にそれなりに納得できてしまってたんだよね。そこが評価の差のような気がする。

例えば、ルークに関していえば、よくよく考えるとすげー壮絶な人生送ってるわけよ。輝いてたのは最初デススター壊した時くらいで、あとは暗い事しかなかったわけ。

それで年取って、ああして人生に後ろ向きになるのも、まあ当たり前だよなと思うんだよね。逆にあれでエピソード4の時みたいにハツラツとしてたらそれこそ違和感

あと、レイが散々ファンに素性を予想させておいて、実は何者でもなかった、というのも、俺は自然に受け止められた。

あそこでもし、誰かの娘だったりしたら、それってもはや血統主義世界観だと思うんだよね。良い血筋でないとヒーローになれないのか、という。自由正義を求めるスターウォーズ世界観には合わないと思う。むしろどんな奴でもヒーローになれる世界であるきじゃないか

フィンとかローズとか、名もなき兵士しかなかった連中がクローズアップされたのも同じで、何でもないやつでもヒーローになれる、っていうのが今回のテーマなんだと思う。ラストシーンで突然フォースを使った少年然り。あの紫色の髪のおばさん然り(名前忘れた)ああい無名人達の頑張りで世界は救われるみたいのがテーマな気がする。

そんなのはスターウォーズではない?

いや、そんなこともないと思うんだよね。

思えば、初期のルークだって、片田舎惑星悶々としてるただの農夫の若者しかなかった。そこからヒーローになった。それに、フォース宇宙に偏在してて、石や木の間にもあるようなものだということをヨーダも言ってた気がする。それなら実は誰でもヒーローになれるんじゃないのか。

(こうやってフォースの設定とかに言及すると、設定周り詳しい人から、色々ツッコミが入るかもしれない。スターウォーズ歴長い割にこの辺りの設定の認識は俺は甘い。こういうのはどうせ後から継ぎ足されるもんだろ、くらいの気持ちで見てるからかもしれない。実際、あの作品は後からから設定が足されている。なので大目に見てほしい)

何はともあれ、俺はスターウォーズ精神性とか、旧三部作との連続性をある程度感じとっていた。だからまり違和感なく楽しめた。結構山場も多かったし。

ルーク死んじゃったり、反乱軍の流れをくむレジスタンスがほぼ全滅に近かったり、個人的にもかなりショッキングだったけどね。

批判する人の気持ちもわかる。

ただ言いたいのは、実はそこまで前作までと隔絶した作品ではないんじゃないか?ということだ。

人の感じ方はそれぞれだけど、そんな感じで見直してみるのもありかと思うんだよね。どうだろう。

2017-10-23

科学魔法が融合した中世ファンタジーは無い?

スチームパンクではなくてSFに出てくるような超科学技術

魔法が融合した中世ファンタジー舞台にした話。

があれば面白そうだなーという妄想

 

科学

ロストテクノロジー…ではなくて未来から転送→遥か過去→発掘されて現代という順にたどり着いた。

なので使い方しか知らない、新たに発掘するしかない。

魔法

マナ自在に操り…ではなくて実はこれも別次元の外宇宙による影響が出て重力子やら量子やらなんやかんやで使える。

ちなみに外宇宙の話がSF的に話に繋がってくる。

 

未来から科学が送られてきたのは未来人が自分の望む未来を作り出すための手段

科学を使って支配を企む悪の帝国は実は未来人がボスだったのだ!

ボス事故犠牲になった仲間や妹が生きていた未来になるように悪い事してました!

でもそんなの関係ねえ、反乱軍主人公ボスを倒す。

平和は訪れた。

俺たちの未来は俺たちで作る!

帝国編・完

 

ところが、仲間の1人が古代遺跡を探索していたところ、

ボス未来人たちの1構成員に過ぎなかったことが判明。

再度仲間を結集する。

分析を進めていくにつれて、世界は滅びの道が決定していること。

魔法科学のせいで使えるようになったことではないことが判明した。

中ボスかと思われてた謎の密使がこのタイミング主人公たちと接触。

ここで過去現在未来世界説明がされる。

世界破滅に向かう原因は外宇宙侵略者から攻撃を受けていること。

そいつ帝国ボスを狂わせてしまたこと。

この宇宙を作りだした神が、創世以来この星で眠り続けているということ。

魔法人間次元を超えた力を操る感覚を取り戻す現象を指していること。

神の影響を色濃く受け継いだ人間けが使えること。

未来人たちは神がまだ生きている現代において、

侵略者攻撃が始まる直前に神の言語を解読して接触を図る方法模索していたこと。

未来を変える目的宇宙を救うためだったこと。

と、ネタバレしていく。

古代編開幕

 

古代編では神の言語を解析するため古代遺跡を訪れていく。

場所バラバラなのは侵略者に見つかって一度に壊されないような配慮

 

ここまで書いて満足してきた。

要するに侵略者エイリアンなわけね!英語で言い直しただけだな。

神と神の争いが最初にあって、今の宇宙創世の神が星に住んでる原初の神。

それで外宇宙からせめて来てるのが争い元の神。

エイリアン側が最終的に宇宙を壊すんだけど未来人が過去情報送信して時空干渉し始めてる。

その歪で魔物とかが産まれて始めたのが主人公たちのいる中世で、

未来人たちのいる歴史では魔物なんて出てこなかった。

なので魔物エイリアン対策なんて全くしてないかったもんだから未来未来人たちはボコボコにされた。

中世原初神はまだ力を持っていたか魔物の出現に合わせて眠っていても防衛機能が働き

その結果、神に一番近い人間魔法を使えるようになった。

魔物人間を襲いたいんじゃなくて神を探していて神に近いか勘違いして襲っているだけ。

人を襲わない魔物もいる。原初神に影響された。

あーまだ設定たくさんあるけど目が疲れてきた。でもわりとスッキリした。

 

あ、あと当然だけど未来人の密使は魔法使えない。

原初神の影響を受けた中世人間けが使える。

2017-10-11

モンスターのいる世界観

ふと思いついた事なんだけど、

FFDQみたいな雑魚モンスターを倒して"レベルを上げていく必要がある"タイプゲーム

RPGに限らず。ただ分かりやすいので今回はRPG主体に語らせてもらう)

において、倒す対象モンスターの成り立ちについて3パターンに大別できる。

1.ラスボスが現れたことでモンスターも現れた

ペルソナ1とかFF10はここかな?

2.ラスボスが現れたことでモンスターが増えた、凶暴化した

おそらく大半のDQがこれにあたる。MMOであるDQ10はたぶんここには該当しない。9はしらん。

FF3,4,5あと9もだっけか? クリスタル関係してくるFFシリーズもここに入る場合殆どだろう。

3.ラスボスとは関係なくモンスターがうろついてる

FF2魔大陸崩壊前のFF6FF7FF12

FF15帝国夜行性魔物を操ってたりするが大半はそこらにいるモンスターは野生の物であるからここに近い

FF4皇帝と見せかけて裏に魔物がいるので別。

要するに、帝国と戦う反乱軍とかそういう場合こうなりやすいのではないかと思われる。

1&2と3の違い

1,2は分かりやすい。

(当初はそうではないかもしれないが最終的に)ラスボスを倒すために旅をしている。

そのためにラスボスのせいではびこっている魔物を倒してレベルアップする。

しかし、3の場合ラスボスを倒すために、ラスボスとは何の関係も無い原生生物を殺しているわけだ。

一応懸賞金付きモンスターを倒すという仕事としてやる場合もあるけど。

ドラクエのコンセプト

魔王というシステム勧善懲悪機能させるために使われているわけなんだろうけど、

それは最終目的以外の部分でも機能しているのだな、と気づかされた。

あの愛らしくユーモラスな鳥山モンスター達は必要かられて倒されているのだ。

善とは悪とは…みたいなテーマデスピサロギリギリラインなのだろう。

(まぁもともとロザリーの件抜きでも人間滅ぼすまではいかなくても支配しようとはしてたしな。)

勿論、勧善懲悪ではない世界観が悪いわけではないし(ブレスオブファイア3とか良かったよね。一種ナウシカ系?)

あくまドラクエ勧善懲悪を貫きますよ、というコンセプトなだけで。

余談 他のモンスターパターン

ブレスオブファイア5なんかは食用に飼ってた生物が逃げ出して野生化した公害型だったような気がする。まぁでも3か。

メガテン3はそもそも世界が生まれ変わったので…なんだろうね。モンスターというか意志通わせれるしね。

モンスターハンターは倒すために倒すみたいな感じだね。まぁあれは害獣駆除的な世界観3かな。

バイオハザードなんかは別にレベルを上げるために倒す必要はないので今回の件には該当しない。

2017-10-07

よく言われていることだけど

https://anond.hatelabo.jp/20171007102912

そんなのネトウヨが叫ぶ陰謀論にすぎない

冷戦時代も華やかりし時代でもあるまいし、今のCIAなんてあまりにも人材育ててなさ過ぎてとんでもないことになったとOB暴露しまくっているし

そもそもの話、ピッグス湾事件なんかのあらましを見ればわかるけど、他国金持ちなんざ都合で幾らでも切り捨てられる(投入されたキューバ反乱軍の全員がバチスタ政権時代上級国民かその子息のドラ息子)

大体、そういうのの代表格みたいに言われる安倍首相祖父だって

戦前からガッチガチエリート中央官僚だったわけで、そんなのアメリカ諜報機関が関わらなくても、かなりの地位にいけてた生まれなんだから関係がない

何でもかんでも他国諜報機関だとかそんなもの陰謀論にしたい連中ってのは、スパイやらを何だと思ってんだと思う、あんなのただの公務員一種だぞ

仕事じゃなくてもやるようなマジキチテロリストという存在になったりはするんだけどな

2017-07-25

近代以降の軍隊で「若くてかっこいい指揮官」をどのように描くか問題

近代以降の軍隊、かっこいいよな。好きだ。

若くて溌剌としてイケメンだったり美少女だったりする軍の指揮官、いいよな。好きだ。

でもこの2つを両立させるのは難しい。王子として生まれれば自動的総大将になれた前近代ならいざ知らず、近代軍では元増田でも書かれてるように現実には20代軍人なんてかなり優秀なやつが大尉になるのがせいぜいで、軍勢を率いるなんて無理だ。

だがフィクションの作者は色んなやり方で「近代軍の」「若い指揮官」という2つの萌え要素を両立させようと試みてきた。以下、思いつく分だけ列挙する。

1.貴族制国家であるため身分が高ければ指揮官になれる

典型例はみんな大好き『銀河英雄伝説』のラインハルト・フォン・ローエングラム、あるいは『タイタニア』のタイタニア一族。『A君(17)の戦争』の小野寺剛士もここに入るだろうか(いや魔王軍は近代軍なのか……?)

星界シリーズ皇族もここに含まれるかなとちょっと思ったけど彼らに与えられている特権少佐(十翔長)になるのがやたら早いというだけで佐官以上の昇進は完全実力主義なので含めなかった。

2.弱小国家であるため大国の下っ端でも小国軍の上層部クラスになれる

典型例は『でたまか』初期のマイド・ガーナッシュ。

3.天才なので特別に高い階級が与えられている

典型例は『双星記』の〈おそるべき子供たち〉や、『フルメタル・パニック!』のテレサ・テスタロッサ(軍というか傭兵部隊から許されてる感もある。ただ〈ミスリル〉はその他のキャラの年齢と階級バランスはやたらリアルなのでここに分類した。『踊るベリーメリークリスマスアニメ化してほしい……マデューカス中佐の勇姿を見たい……)

亜種として、「指揮官適合者を人工知能勝手に選ぶので年齢とか関係ありません」型もある(『神無き世界英雄伝』)

4.事故やら何やらで高級士官が軒並みいなくなったため若造が繰り上がる

典型例は『銀河荒鷲シーフォート』のシーフォート。アスター星域会戦時のヤン・ウェンリーもこのタイプかな。

5.若くても軍功が多いので昇進できる

典型例は『銀河英雄伝説』のヤン・ウェンリー

6.不老の種族なので若く見えるけど実年齢はおっさんおばさん

典型例は星界シリーズのアーヴの皆様。嘘みたいだろ、50過ぎてるんだぜ、あれで……

7.少年少女しか使えない兵器戦争してるので指揮官少年少女になる

典型例は『ストライクウィッチーズ』の隊長諸姉。ミーナさんじゅうはっさい。

8.政治的事情若い指揮官が担ぎ出された

典型例は『タイタニア』序盤で描かれたケルベロス星域会戦でのファンヒューリック、『双星記』のケインラインバック。〈おそるべき子供たち〉はジェニファー・クローゼヴァーグ肝煎り出世してるからここに入るかも。

『双星記』に出てきた「戦時特例任命法」は良いソリューションだと思うのでみんなもっと参照するべき(貴族制時代に作られた「貴族様を指揮官にするための法律」が正式廃止されていなかったことに気づいた奴がこれを利用して指揮官になった)

9.もういっそ士官候補生が戦う話にすればよくね?

典型例は海原零ブルーハイドレード』(ってこれわかる人いるのかな……?)

10そもそも設定がガバガバ

典型例は『魔法少女リリカルなのはStrikerS』とか『銀河英雄伝説』とか……

11そもそも正規軍じゃない

典型例は『銀河英雄伝説』のユリアン・ミンツ、『タイタニア』のファンヒューリック、『蒼き鋼のアルペジオ』の千早群像共和政府を自称してるけどどう見てもただの軍閥からね、仕方ないね

https://anond.hatelabo.jp/20170724234904

追記

c_shiika 猜疑心の強い独裁者が主だった指揮官を軒並み粛清した

さんざん田中芳樹作品ネタにしておきながら『七都市物語』を忘れていたとは不覚の極み……! あとカレル・シュタミッツは4だよね。

ブルーハイドレードは傑作だからみんな知ってるに決まってるだろ。アニメ化作家だぞ。

ごめんなさい(土下座

Windfola スペオペ伝統の異星の小国王女を助けて指揮官に…は近代軍じゃないか未来人・天才科学者は3の亜種かな/クーデターや軍を興すタイプ11? 反乱軍リーダーは熱血主人公か若きカリスマだよねやっぱり

クーデタ革命を起こす主体正規軍だった場合は、新しく「クーデタ革命で若手が権力を握った」という類型を付け加えるべきだと思う。実際歴史を見てもクーデタ起こす主体として「青年将校」はよくあるので。カダフィ大佐クーデタ政権を掌握したときは27歳の大尉だったらしいし(Wikipedia調べ)

nakex1 キャリア組警察署長とかから連想すると,官僚的な仕組みが発達した国家なら若くして地方指揮官になるのはありなのでは。

陸軍だと、だいたい大尉(できたてホヤホヤではないそれなりに歴史のある近代軍で20代のうちに到達できそうな一番上の階級)が中隊長になることが多いと思うんだけど、中隊って規模が百数十人なのね。普通はこの上に大隊連隊師団とあって、中隊独自ユニットとして動くということはなかなかない。

ただ、『皇国の守護者』みたいに、ある地方に敵が攻め込んできた結果絶望的な防衛戦をすることになって、中隊長クラス作戦の指揮を執る(あるいは押しつけられる)展開はアリかもしれない。実際新城直衛は中隊長ですらない中尉だったけど、中隊長戦死中隊を、大隊長戦死大隊を率いることになり、かつ野戦昇進で大尉になってるので類型4に当て嵌まるのかな。

あるいはものすごい小国中隊長クラスでも数人しかいないとかになると類型2に当て嵌まるかしら。そういえば赤城毅『虹のつばさ』に出てくるメーアシャウム王国陸軍は最高階級少佐だったっけ。まあその作品では普通のおじさんだったけど。

戦争っぽいもので指揮を執る警察キャリアといえば、有川浩海の底』に出てきた烏丸俊哉警視正がいたわ。年齢的に若いといえるかどうか疑問だけど(階級の割に若いけど、ラノベ漫画アニメ主人公張れるほど若くはない、と思う)

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