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はてなキーワード: 原村とは

2019-05-10

チンコ人気がある百合(もしくはそれに近いもの

ラブライブサンシャイン渡辺曜 おっぱい

咲の原村和 おっぱい

桜Trickの春ぽっぽ おっぱい

まり百合作品においておっぱいの強調は鬼門

桜trick原作はそれほどでもなかったのだが

アニメ版監督下劣品性によってそういう描写が水増しされて

大量のチンコが群がった

2018-06-19

長野県信州ブランドの謎

東京首都圏近畿地方大都市に住んでいる人間にとって、長野県という地域は大変人である

山や川の大自然に囲まれ観光資源の宝庫として、また軽井沢原村の別荘地のある場所として注目されやす場所だ。

また近年は、大都市に住んでいる人達移住希望地の上位が長野県になっているらしい。

この20年ほど、長野県は県を上げて「信州ブランド」の発信を行っていて、県外の人間長野県への好感度は非常に高い。

それ自体は良いのかもしれないが、実際に長野県に住んでみるというのは、結構過酷場所だと思う。

本屋で売っている長野県観光ガイドや、ターミナル駅に置いてある長野県の案内本を読んでみると、大自然に囲まれ長野県と言うPRがなされていて、それ自体は間違ってはいない。

実際の長野県は、山岳や丘陵地帯ばかりで、人間の住めるような平野盆地は限りなく少ない。長野盆地松本盆地飯田盆地の3か所を除けば、ほとんどが山ばかりである

おまけに、あまり知られていないが、長野県慢性的水不足がひどい地域である長野県西側には北アルプス中央アルプス南アルプスの3000メートル級の稜線が覆っているので、長野県内陸部に流れてくる雨雲はみんなこの山岳地帯に遮られて、雨がほとんど降らない。

逆に、長野県の周辺県は全て一年を通して大量の雨が降り、水に恵まれ場所だ。アルプス山脈西側岐阜県高山地方富山県立山地方は、雨が降り過ぎて逆に洪水対策ばかりやっていることで有名だし、静岡県全域も非常に雨が降る場所長野県内が痩せ川ばかりなのに対し、大井川安倍川は暴れ川として有名だよね。

中信南信はまだマシかもしれないが、上田市坂城町のある東信地方は、日本一雨の降らないエリアとなっていることはあまり知られていないのではないか

平野が少ないうえに、残った土地も痩せているので、作物は育たない。

長野県は「そば」の名産地として有名になっているらしいけど、なぜそばを作らざるを得ない環境なのかを考えてみるのも面白いだろう。

別荘地やリゾート地として有名な白樺湖は、元々は雨が少ない諏訪地方農業溜池として造られたのだ。

軽井沢も雨が降らず、浅間山から吹き下ろしてくる強い風で全く農業が出来ない痩せた土地であり、リゾート地として開発するしか使い道が無かった場所である

大量の雨が降ってコシヒカリなどの米を作ることが出来る新潟や、雨が多く御母衣ダムなどの電源開発地帯として有名な岐阜、滝のような流れの成願寺川や黒部川を有する富山県などの周辺県と比べると、ムリゲーみたいな場所長野県である

長野県が誇る奈川ダム高瀬ダムは利水用であり、それだけでも長野県と言う場所不毛台地であるかが分かるはず。

そんな不毛の地に「信州ブランド」を作り上げた功績は凄いと思うけど、あまり鵜呑みにするべきではないよね。

2016-10-27

咲-saki- 実写化の寸評

咲-saki-実写化が発表された。

http://natalie.mu/comic/news/207075

咲-saki-ファンアイドルオタが、各キャラの寸評をする。

宮永咲-浜辺美波

めんま。顔に癖がないから、モブ顔の咲にハマっている。

ぶっちゃけあんまり詳しくなけど、魔王の顔できるのかな。

90点。

原村和-浅川梨奈

スパガおっぱい担当Eカップ最近よく見かける「アイドル好きのアイドル」なので百合イメージにも合う。

おっぱいが足りないとか既に言われてるけど頑張れなぁぽん。本気でおっぱい実写化するならPちゃんしか選択肢いから。

80点。

片岡優希-廣田あいか

エビ中池沼アニメ声アニメくぎゅイメージからキャスティングされたのでは?

ただ身長がでかい。159cm。これは惜しい。でもかわいいからゆるすじぇ。

70点。

【天江衣-菊地麻衣

子役11歳。よく知らないけどロリ正義

うさぎリボンも似合うんだろうなぁ。

100点。

池田華菜-武田玲奈

解禁された風越コス画像がいい感じにムカツクのですごく良い。

ほんと写真映えするよねこの子は。インスタの自撮りセンスがない。

90点。

【竹井久-古畑星夏

モデルもっと知性感じる子をキャスティングして欲しかった。だったら予想されてた優希美青が良い。

けど黒ストが似合うかどうかでいえば、モデルの方が軍配あがりそう。黒ストキスティング。あり。

85点。

染谷まこ-山田杏奈

太眉のガチャ歯っ子。ワカメ実写化の難しさは、いかに程よいブスを配置するかだっただけど、見事にクリア

100点。

【龍門渕透華-永尾まりや

金持ち感は出てるからいいんじゃない?どうせ氷の透華までやらないっしょ?

90点。

【国広一-柴田杏花

ボクっ娘感ある。でも黒宮れいの方がよかった。

80点。

井上純-小篠恵奈

イメージ通り!すばら!

100点。

【沢村智紀-金子理江

なんでここで金子理江?誰でもできるモブじゃん?水野しずでもいいよもはや。

ちょっともったいない感じ。生意気顔だから透華でもよかったと思う。

70点。

【福路美穂子-加村真美】

可愛くないし、バブみが足りない。でもキャップの適任って難しい。

モデル枠ならマーシュ彩でいい。オッドアイが映える。

65点。

【吉留未春-吉崎綾

80点。

【深堀純代-星名美津】

役作りで太ったらしい。プロ根性素晴らしい。でもそんなにいい役でもないよ。

篠崎愛とかでもよかったなぁ。もしくはバービー

85点。

【文堂星夏-樋口柚子

画像で笑った。まごう事なき戦犯顔。

100点。

加治木ゆみ-岡本夏美

真面目だからゆっふぃーがよかったな。でもかじゅは和風な顔っぽいので、問題ない。

80点。

東横桃子-あの】

ステルスモモに対してあのちゃんにキャラが濃すぎる。どうしてもあのちゃんが使いたかったんだろう。

あと後輩感があんまりない。なんか浮きそう。

65点。

蒲原智美-大西亜玖璃

もっと笑顔が素敵な子にしてほしかった。

75点。

妹尾佳織-長澤茉里奈

メガネ似合わないな。巨乳を生かすならともきーでもよかったのでは。

70点。

津山睦月-山地まり

むっきー感でてる。いい感じ。

85点。

以上。

そして履いていない設定を実写化してくれれば言うことなし。楽しみ。

2016-03-19

[]咲 156局「両親」感想

原村さんの母親父親が登場するお話

ゆえちゃーのときとか、パパえさんの存在判明のときとかも思ったけど、

世界にも異性愛者の夫婦日本国法律感謝して結婚しているってのは、

世界観の広がりを凄く感じるな。

視点だとなんかほとんどのキャラ先進的な渋谷区感謝して結婚するタイプに見えるんだよね。

恵さんが

友達と別れたくないだとか麻雀だとかそんな理由東京のいい学校に転校しないなんて理解できないんだ」

と言っているけど、

これは家庭板とか小町だと叩かれそうだなあ。

まずそもそも、自分仕事の都合(自分自身が奥さんと暮らしたいという気持ちもあるかも?)という気持ちがあるのであれば、

それをベースに説得するべきで、娘の和の意見否定する必要はない。

その上で、

和の都合で恵さんが折れるか、

恵さんの都合で和が折れるか、

もしくは折り合いがつかないから、二人とも別々に暮らすか。

そういう選択肢を示して会話すべきであって、恵さん自身理解できないから和に折れろ、というのは親と子の関係であっても理不尽すぎる。

妥協をするのは和なんだから、和の言い分を否定するのではなく、恵さんの言い分をより認めさせる方向にしないと、理不尽

せっかく、家族みんなでご飯を食べられる程度には会話が出来る関係なんだから理解できない、なんて傲慢物言いをするのは本当にもったいなく思える。

言い分がある和自身言葉を尽くすべきだと考えてるかも知れないけど、和はアチガの皆と疎遠になってしまった、という体感としての事実があるから

言語化せずとも気持ちを感じてしまってて難しいんだろうなあ。


そうえば、本編時間軸では、心ちゃんは結婚ないし先進的な渋谷区感謝しているのかなあ。

まだ心ちゃんに何があって遥さんと暮らしいるかは判明してないけど、

シノハユから本編までに間に、心ちゃんが自分で見つけた家族と一緒に暮らしいるかもしれない。

というのは、なんだか気持ちほっこりしますね。

2009-09-28

なぜアニメ咲-saki-」は失敗したのか?

2008年アニメ界を一世風靡したしたアニメがあった。その名を「ストライクウィッチーズ」と言う。

放送前に誰からも注目されていなかったそのアニメは、斬新な発想と確かな描写をやり遂げ「マクロスF」「コードギアス」というビックタイトルが放送される中、

アニメオタクの支持を一心に得て大成功のまま幕を降ろした。それをきっかけに名を馳せたのが制作会社GONZO 第5スタジオ」であった。

ストライクウィッチーズ2期を待望される中、5スタが次に手がけたアニメヤングガンガンにて連載中の「咲-saki-」と言うマンガだった。

コミックス2巻が出る頃にはアニメ化オフォーがあったと言う人気タイトルである。物語の区切りになる大会決勝戦の終了の目処がつくであろう時期にして待望のアニメ化であった。

「あのストライクウィッチーズを作った5スタが咲-saki-を作る」……原作ファンは歓喜に震えた。実際に放送されたアニメ咲-saki-」はその期待に応える素晴らしいクオリティであった。

だが、半年の放送を終わろうとしている今、アニメ咲-saki-」は失敗してしまったと言える。それはなぜだろうか。

【失敗の原因その1】 アニメスタッフ解釈の違い

当初こそ原作を尊重し、原作の良さをさらに広げる神演出をしていたアニメ咲-saki-」であった。

原作時の穴の埋めた小手返しの追加、染谷まこの実家の良改変、そしてもっともたる例が第3話でヒロイン原村和が主人公宮永咲を想い、自身の指に口付けするシーンの追加だ。

これは連載版ではあったものの、コミックス収録時に修正された幻のシーンである。それをアニメで復活させた偉業にはすべての原作ファンが大喝采をあげた。

 

だが、放送が進むにつれてほころび始める。

おそらく最初のほころびはコアな人気を持つキャラクター、鶴賀の蒲原の笑い方であろうか。原作では「ワハハ」と描かれているものが

アニメでのイントネーションが「ワ~ッハッハァ~」なのである。

非常に些細な違いではあるが、ここで初めて視聴者が首を傾げた。だがこの当時はまだ本編の面白さが保たれていたのでさほど気にされず流されていった。

 

そうした細かい所で未熟な描写が多々あるものの、各個人の「気付き」の能力の差によって大騒ぎにはならずに済んでいたアニメ咲-saki-」であったが、

ついにブーイングが巻き起こってしまったのが、そう。副将戦での「特急券だー!」である。これはもう原作を読んでいた古くからのファンには到底受け入れられない棒読みっぷりであった。

こんな、演技指導で即座にどうにでもなる一言にゴーサインを出してしまう愚かさ。いかに制作陣の解釈がファンと掛け離れているか痛感してしまう一幕であった。

 

その「アニメスタッフ解釈の違い」が最悪な形で出てしまうのが決勝、大将戦である。

龍門渕高校、天江衣が出上がりをする際の演出が原作では「爆発」に対してアニメでは「炎上」になってしまっている。

それまで海底撈月と言う「待ち」の上がりで猛威を振るっていた天江が転進、「攻め」に出た時の脅威を演出したのが原作での「爆発」と言う魅せ方であった。

それがアニメでは魅せる事を考えていないような迫力のない炎の炎上でさらっと済まされてしまった。

事実上ラスボスたるキャラクターの一面を確実に削がれてしまった。

 

さらに致命的なのが主人公宮永咲必殺技「嶺上開花」を「槍槓」で阻止する鶴賀の加治木ゆみのシーン。

原作ではカンをし、嶺上牌に手を伸ばそうとした所にイメージ演出として槍が降り注ぎ、「その嶺上牌、取る必要なし」とツモを制す非常にかっこいい見せ場の一つであるのだが、

アニメでは宮永がツモろうとするシーンがなかったために「取る必要なし」というセリフだけが原作通りで空回り。

副将戦の原村和vs龍門渕透華のコスプレイメージ演出を流用したような安易さも合わさって非常に滑稽な一幕となってしまっている。

 

このように、初期こそ非常に秀逸であった描写も放送中盤を過ぎたあたりから無残な醜態を晒すようになってしまっている。

この「解釈の違い」は単純に「原作と違う」事が問題なのではない事を声を大にして言いたい。原作と違っても面白い例もある事は「けいおん!」や「大正野球娘。」の成功が証明している。

咲-saki-」は原作と違ったが故に、つまらない。では何故そうなってしまったのか?

 

【失敗の原因その2】 大将戦終了を原作連載と足並みを揃えようとした弊害

彼ら、アニメスタッフらはいつからか気付いてしまう。うまく調整すれば「原作連載とアニメ放送で同時に大将戦を終わらせられる」ことに。

それは確かに実現できれば否応なしに盛り上がるであろう。

その為の犠牲に、原作ストックは途中から加速度的に消化されていく。原作連載もアニメが追いつくのを待っているかのように休載を続ける。

元々休載の多い作家であったが、過去例を見ないほど休載が多くなる。そもそもアニメが放送中に連載が休載など前代未聞である。もしこれをただの偶然と思うようなら、とんだお花畑である。

 

加速した原作消化スピードは細部に配慮する余裕がなくなり、あれほど秀逸だった演出は見る影もなくなる。

(予断だが、「ストライクウィッチーズ」を当初からその演出の秀逸さで評価していた某ブログは、咲-saki-考察対象にしていたものの決勝先鋒戦を最後に筆を取らなくなっている)

ひたすら原作トレースするかのごとく消化していく。

ただトレースするだけならともかく、先へ先へと進めるために緩急がなくなり、落ち着きのない展開になってしまっているせいで「麻雀」という「静」の闘いにアニメ的「動」を与えた

初期の秀逸さも当然なくなる。

 

かつてアニメとらドラ!」が原作文庫刊行とアニメ2クール放送終了の足並みをそろえようとし、文庫1冊分をアニメ2話で消化し、描写が圧倒的に足りなくなり、

説得力もなく感情移入も出来ない無残な結果になった。あの過ちに近いものを「咲-saki-」はやってしまったのである。

 

【失敗の原因その3】 個人戦

放送途中で原作に追いついたアニメは当然オリジナル展開に突入する。そう、個人戦である。今まで登場した多くのキャラクター達が今度は一人一人の戦いをする。

あのキャラとこのキャラが戦ったらどっちが強いだろう? そんなファンなら誰もが想像する夢の対決の実現。それを放送途中で原作と同時に終わらせ、余った尺を使って実行した。

 

だが「アイシールド21」を例に、オールスター展開がいかに失敗するか論じられたのはまだ記憶に新しいだろう。

その上、今まで登場してきた多くのキャラクター達の見せ場をたった数話で見せようなんて到底無理な話である。

 

そんなアニメ咲-saki-」がオリジナル展開で何をしたかと言えば、原作で一度やった事の再利用である。

 

咲は一人で迷子になり、和はそれを追いかけ叱り、タコスは試合数を勘違いし、部長は牌を叩きつけ、京太郎パシリにされ、キャプテンは開眼し、

かおりんは「みっつずつみっつずつ」をし、むっきーは「私なりに精一杯」と言わされてしまう。

アニメオリジナルとして新しい物が何一つとしてない、実にみすぼらしい作劇である。

唯一の要素としてあるアニメオリジナルキャラ、南浦数絵も「南場になれば強くなる」というタコスの類似能力しかなく、なぜ南場で強くなるかと言う理由付けもなく、

人数不足で個人戦にしか出場できなかったというおいしい設定を与えられながらも大多数のキャラと絡むことなく消えていった。

 

そしてアニメの不出来さは頂点を迎える。そう、個人戦の結末だ。それまでアニメ咲-saki-」の劣化に気付かなかった最後の極少数もさすがにNOを突きつけてしまう。

これこそがアニメスタッフの未熟さが最大限に表れた結果であった。

「個人戦の結果」という事実を持って、すべての視聴者アニメ咲-saki-」は失敗していた事に、ようやく気付いたのである。

 

 

個人戦終了後、最終回に向けて全キャラクターが一堂に集結する合宿に入る。個人戦ですら持て余していた大人数をたった2話の合宿で活かせるはずもないのは言うまでもない。

だがそれでも一応の体裁を整えた展開をもってアニメは放送を終えようとしていた。

 

そのラスト2分。

全国区キャラクター達が大挙して登場する。その特徴的なデザイン原作者が連載のために先行してデザインしたものであろう事が容易に察せられる。

そんな魅力的なキャラクター達が派手な活躍ダイジェスト的に見せる映像の興奮度の高さが逆に、物語として前後の描写の必要ない場合、すなわち原作の優秀さだけを借りてきた時に

その魅力を最高に発揮するという証明になってしまったのは、何とも皮肉な幕の引き方である。

 

 

咲-saki-」という作品は魅力的だ。それは誰しもが認めるところだろう。だがアニメとして他者に渡った場合、必ずしもその魅力を維持し続けるとは限らない。

アニメ咲-saki-」は優秀な原作無駄に消化し、せっかく神アニメになり得たチャンスを逃し、「GONZO 第5スタジオ」と言う台頭していたネームバリューをも失墜させた。

見紛うことなき『失敗』である。

2009-09-16

絶望増田文学集/一枚の保険証

平日は会社で、時折リーダーに褒められることはあれど特に怒鳴られることもなく、俺は平穏にプログラマーとして業務をこなしている。プログラマーと言っても、世間で言うほどの薄給だが激務というほどでもない。夜九時にはだいたい帰途につけているし、都心で独り暮らししていけるだけの給金はもらえている。

ケンで三ヶ月ごとに、早ければ一ヶ月半で職場を転々とする俺は、飲み会に付き合う必要もないため、ジャンプ立ち読みする日以外はほぼまっすぐ帰宅する。夕食も、最寄り駅の松屋牛めしを食べ、大量の紅しょうがと七味唐辛子、たまに玉子も乗せて食べるくらいで、あとは部屋に帰るだけ。

ケンと言っても、いわゆる「派遣社員」ではなく、ちゃんと正社員という肩書きを持っている。だから、無職よりもフリーターよりも、契約社員よりも派遣社員よりも格上。一部デイトレで稼いでいるようなニートよりは格落ちするものの、世間に顔向けできる立派な人間だと自負している。ちゃんと自活しているし。

さて、アパートの一室のドアを開けると、特に帰りを待っている人や猫がいるわけもなく、真っ暗闇が広がっている。だが、まったくの静寂というわけではない。P2Pソフトを起動しっぱなしのパソコンが俺を出迎える。

「さて、何がダウンロードできてるかな」

パソコンデスクの上にあるモニタの電源をつけ、iTuneから控えめな音量でニコソンを流しながら、ダウンロードの状況を確認する。今日は、タイトルだけで目を奪われるようなモノはダウンロードできていないようだ。

スーツを脱いでシャツだけになり、デスク前のイスに座る。下半身パンツのみなのは、「もよおした時」にいつでも行為に及べるためだ。2ちゃんねる専用ブラウザを立ち上げ、お気に入りスレッドを巡回する。今日も「お前ら」のいつも通りのレスを、上から目線で楽しませてもらうとするよ。

「はいはい、ばぐ犬おつ……、と」

ひとしきり+板で信憑性の乏しいコピペを貼りながらネトウヨを演じた後、冷蔵庫を開けると缶ビールが残り一本になっていることに気付く。

「しまったな、明日は土曜日だから出かけたくないんだけど……」

迷った末に、冷蔵庫の開けっぱなしは電気代がもったいないので、思い切って手を伸ばす。片手に缶ビール、もう片方の手にはHDレコーダーのリモコン。プシュッという音をたてて、昨日の夜に放送されたアニメの録画を再生する。

次のシーズンから何のアニメが始まる、という情報が溢れる時期だけが楽しい。楽しみな作品もいざ見てみると興を殺がれることが多く、ついつい「つまらない」とか「作画崩壊」とか「声優が棒すぎ」とネットに書き込んでしまうが、制作側が悪いので仕方がないことだろう。今日アニメ板の本スレに「あのシーンを挟む意味がわからねぇwww」ってレスしたんだけれど、信者に叩かれた。あのアニメ原作厨は本当に救えない。

「さて、まとめブログを巡回した後は、馬鹿ゆとりレスを見て煽る遊びでもするかな……」

+板では、今日ゆとりが我々サラリーマンをバカにするようなレスをしている。+板に書くような奴は、近い未来は俺と同じく職場を転々とし、人間関係希薄で、唯一、親よりも先に死ねないという理由だけで生きるようになるだろうよ。

ゆとりの雑魚ども乙www 学生のうちにほざいとけwwwww お前らが働き出すころには、もっと絶望的な社会になってるぜ、ざまあ……、と」

希望の見えない世界の中での、せめてもの暇潰しと慰みがアニメ漫画、そしてエロゲなのだよ。夢ばかり見ているワナビゆとり+民は、そうと知らずに大人を煽る。十年後の俺のほうが、お前なんかよりも地位も名誉もあるんだと。

学生のうちは、根拠のない万能感ばっかり持ててうらやましいぜwww 今に思い知るよ……、と」

何気なく巡回している掲示板を眺めていると、またゆとりエンジン全開のバカが書き込みをしている。割れなんかやってるほうがよほど情弱、だと?

購入厨の方が情弱だろ……、と」

サラリーマンは庶民で景気が悪いから節約しないといけないのに、そいつは無料で手に入るものを金を出して買うという。お前が今まで購入品に使った金を考えてみろよ。その金があれば割る事ができない物を沢山買えたなとか考えないのか?

ほら、ゆとりども、お前が割らずに買った金で買えたはずの、俺の嫁たちをうpしてやるから、存分に悔しがるといいよ。

「なになに、でもグッズは買うんだね、だと? グッズは割れないから仕方なく買ってるんだよ……、と」

俺の嫁たちに嫉妬し、悔しがってゆとりどもが発狂しだした。俺のやってることが犯罪だとか言掛りをつけてきたり、顔真っ赤だぞというテンプレのような煽り方をする奴までいる。インターネット衆愚だ、本当にバカしか集まらない。オマケに、まるで俺が働いていないかのようなレスも出てきた。

仕事してるよ、準備は明日すれば間に合う……、と」

割られたくないなら割られないような物を作ればいいのに。それに、俺だって割れザーで割れる物でも金を出して買いたくなる物は買っている。

「これ社会人の証拠な……、と」

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自慢の、原村おっぱいマウスパットの隣に写った保険証

絶望しかない浮世に一石を投じるための一枚は、俺に本物の絶望と消えることのない心の闇をもたらした。

面倒くさい職場人間関係、恐怖と苦痛の満員電車、将来の不安を煽るだけの政治・経済

そんな、些末な問題が絶望だと思っていた。

そんな、気の持ちようでどうとでもなることを、絶望だと思っていた。

けれども、俺に訪れた本物の絶望は、もっと凄惨なものだった。

一枚の誓約書の写しと、俺の人生を狂わせた写真が、今でも実家冷蔵庫に貼ってある。

 
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