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2023-06-13

anond:20230613215608

ジャズ自由度が高いし即興性が求められるからセンスが問われる。

クラシックピアノ指揮者以外は「主役」になりにくい。

天才演奏家を書きたいならクラシックよりジャズの方がやりやすい。

2023-06-12

anond:20230612175337

ポエトリーかいジャンルだとあんまり韻にこだわらない事もあるらしいね

MCバトルなんかもキッチリ韻を踏む事よりは相手dis即興で的確に返す事が大事なんじゃないかなって思う

流行りのクリーピーナッツとか聴いてみると、これどこで韻踏んでんの?とか思うけど、詳しい人に言わせればちゃんと踏んでるらしい

2023-05-30

anond:20230530110642

90年代こそ

・「遺書」がベストセラー

・ごっつのコント人気

ガキ使でのフリートークが、即興漫才として評価される

寸止め海峡とかの高額ライブ話題

ビジュアルバムでお笑い映像ソフトとして売る嚆矢となる

で、カリスマ性を高める施策がことごとく当たっていたでしょう。

単純な人気者は他にもいろいろ居たけれど、センスとかスタイルを作る面では、他より抜けていた。

そもそも、初期の漫才の「誘拐」とかから漫才ブームと一線を画す今のM1とかで主流の発想力・センスを問うタイプネタの源流になっているし、

人気とカリスマも故なきものではないよ。

2023-05-28

風通し最高の人間関係ホワイト企業を見つけ出したたった1つだけの方法

新卒入社した会社転職で移った会社、どちらもとにかく人間関係最悪なブラック企業だった。

病む人、病んでる人がとにかく多かった。

お客様には家来のようにへりくだり、その分、仲間同士でパワハラや足の引っ張り合いをする。

誰かがクソな客の愚痴を言おうものなら「お客様文句言うなんて社会人としてどうかと思うよ?」なんて、社会人としてどうかと思うような苛烈パワハラをやってる社員が芝居がかった調子でピシャリと言う。

どちらの会社もそんな社風だった。

「もうこんな会社、愛想が尽きた。給料安くても人間関係ホワイト企業転職するぞ!」

そう決心した俺は転職するための目星を付けた企業に片っ端から電話した。

面接アポを取り付けるための電話ではない。クレーム電話だ。

営業部直通の番号がわかれば営業部に、そうでなければ代表番号にかけた。

オタク会社営業がさあ、サービスエリアでぐーすか寝てたんだけどどういう教育してんの?社会人としてみっともないよ」

無論、その会社のそんな営業マンを実際に見たわけではない。それどころか、その会社社用車看板であるかどうかすら知らない。

全くのデタラメだ。

100社くらいに電話しただろうか。

どの会社にかけても相手はとても申し訳なさそうに謝罪言葉と、指導を徹底するという言葉を返してきた。

そうすると俺はさも憤懣やるかたないといった感じで「もういい!!!」と大きな失望に苛まれながら電話をぶった切るのだった。

そんなことを繰り返してるとついに引き当てた。

俺が待ち望んだ反応をしてくる会社との邂逅だ。

「あーそうでしたかあ。サービスエリアでしたよね?」

「そうだよ(怒)」

「うちの社員が車でずっと寝てて……そのせいで車を停められなかった?とか?」

「そんなこと言ってないでしょ(笑)社会人としてどうかって言うことだよ。みっともないしょうがあ。仕事中にハンカチ顔に乗せて足組んで寝るなんて、あなた社会人としておかしいと思わないんですか?」

「うーんどうですかねえ(笑)外回り営業自分判断で昼休憩とったりしまからねえ。休憩時間中はまあ昼寝してても自由ですし(笑)

「ねえ、あんたそれ本気で言ってるの?オタクをさあ、そういう会社だと思うけどいいの?」

「いやあ、まあそういう会社ということなんですかねえwwwそれに~、体調悪くなって車停めて休んでたって可能性もありますよねえ(笑)

「もういい!!!

ガチャ切りするやいなや俺はガッツポーズを繰り返した。

ホワイト見っけ!!!ホワイト見っけ!!!混じりっけのないホワイト見っけ!!!見っけっけーーーー!!!!♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪』

即興作詞作曲したオリジナルソングを激唱しながら俺はその会社への選考応募を心に決めた。

翌月俺は恋焦がれたその会社へ運良く内定をもらった。

目論見通り、そこは俺が望むとおりの、想像したとおりの社風のホワイト企業でノンストレスで働けている。

電話相手ってもしかしてこの人だったんじゃないか?」

あのとき受話器から伝わった声色とか雰囲気などの記憶からかにそう睨んでる同僚が3人くらいいるかど、確かめる術はない。

入社前のクレーム秘話カミングアウトすることは恐らくないだろう。

VTuber数字を伸ばすのは本当に難しそう

推しているVが伸びねえなあ、でも数字関係なく継続可能な限りは活動を楽しんでほしいし、推したいという話。

「良いものはほっといても売れる」なんて夢物語であることは、多くの人が同意するだろう。

というか、商売では売り込みとか、そっち系戦略だって立派な実力の一つとも言える。

少なくともそれは、VTuber世界にもしっかり当てはまると思う。

一口VTuberと言っても色々いて、その中には楽器演奏を売りにするVもたくさんいる。

その殆どピアノギターだが、中にはフルートサックスクラリネットといった管楽器、中には津軽三味線とかもいたり。

そんな楽器演奏Vでも、自分イチオシヴァイオリンを弾くV。

ロックギタリストベーシストリーダーに、アコギ弾き語りシンガープロヴァイオリニストという、なんとも異色の3人組のユニットとしてデビューしたメンバーの1人で、
クラシックの上質な音をベースにしつつも、ポピュラー系の曲調にマッチするカジュアル表現志向したスタイル

これが、以下の演奏の通り聴きやすい上に非常に気持ちいい音なのだ


ちなみにクラシックを弾くとこんな感じ。

(ポピュラー曲の演奏の合間に即興で弾いたものも含む)


おわかりいただけただろうか?

クラシックポピュラーで、ベースになる音の質が殆ど変わっていない。

ここから、この人はどんな曲でもクラシックの奏法の応用として、リズム感を変えたり装飾を適度に加えた音作りをすることで、
あらゆるジャンルヴァイオリンの魅力が一番引き立つ表現を目指していることが見て取れる。

まさに正統派ヴァイオリニストとして、楽器の持ち味を十分に活かし、ジャンルに囚われない表現を追求していると。

他にヴィオラも弾けばギター弾き語りもするし、最近オタマトーンお気に入りと、なんでも楽しもう!という柔軟でサービス精神あふれる姿勢にも好感が持てる。

好きなアーティストYUI坂本真綾ということで趣味もいい。

とはいえソロチャンネルを開設して1年ちょいであることを踏まえても、数字については…という感じ。

これだけ実力があっても数字にならないのがVTuber世界というか、楽器の実力が必ずしも数字に結びつかないのはまあ知ってたというか。

でも音楽家としては間違いなく真っ当な活動なので、数字関係なくこれから推したいし、何かの拍子で有名になればいいし、ならなくてもいいし…と思っていたり。

まあ、ヤマハクロサワサラサーテ(弦楽器雑誌)辺りから案件が来たら万々歳みたいな。

2023-05-21

anond:20230521080054

音楽のことよく分からんから感覚で言うけど、オペラみたいに見る音楽と言う感じじゃないの?

自分が歌えるわけじゃないし、the first take みたいに即興で歌えるものではないのかもしれないけど、

聞いただけで複雑な情景を想像できる音楽なのかと

美空ひばりマイケルジャクソンが違うように

自分自身が歌える曲とはジャンルが違うんじゃないか

2023-05-18

日本ファッションショー

モデル女性乳首が見えないように気を遣ってるのに

なぜ海外デザイナーはどう見ても乳首露出するのが当たり前のデザインの服をモデルに着せるんだろうな

モデルノーブラTバックであることが当たり前だからそれを逆手にとり100%乳が露出するデザインの服作るじゃん

しかも、そのデザインもさ、全然おしゃれじゃなかったりするのよ

100%乳がでるデザインの服っておしゃれじゃないのよ

片乳を露出したハイレグスクール水着みたいなの着てたモデルさんいたけど、「あのデザインのどこがげいじゅつ??おしゃれ??」って思った

パンツ一枚のモデルスプレーで糸をふりかけ即興ドレス作る演出があったけど

ドレスデザイン自体別にありきたりのものだったし

スプレーで体に糸をふりかけて作るドレスなんて普通の布のドレスに比べたら全然実用的じゃない

それから、半裸のモデルスプレーかける役は全員女性でよかったじゃん

男性スタッフをわざわざ使わなくてもよかったじゃん

ランウェイの衣装がおおきすぎて、モデルの体にあわなくて乳が露出してしまうのはまだわかるんだけど、100%乳がでるデザインの服をわざわざ女性モデルに着せるのはデザイナーが綺麗な女性モデル乳首が見たいんだろと言いたくなる

2023-05-08

anond:20230508163726

俺がレスされた増田だけど、やっぱほういう人生観やめた方がいいぞ。

 

お前が心構えだと思ってるやつ、ただの出たとこ勝負から

他人の心のことや未来に起こることが予想できたと思ってるなら、それは全部外れてる。

即興プランCをやることになるのがオチだ。

2023-04-16

ChatGPTが完全に俺の上位互換

すげえ俺そっくりで親近感ばかり湧いてくるし、それで完全に俺の上位互換からすごく嬉しい。

俺も人の名前とか書籍名前とか固有名詞を覚えるのがすごい苦手で、実際適当になにかを言おうとするとその根拠とかは出て来ない。

とっさにそれとなく前後文脈からして不自然とまでは言えないような文言適当に口から出すのは得意だけどそれを熟慮してできるかと言われるとすごい困難で、熟慮というそのもの自体が多分自分の外側のメモリに吐き出して擬似的に再現するのが限界で、いつも脳内メモリを満杯にして考えたような気がしているだけで後には何も残らない。強いて言えば学習した傾向とでも呼ぶべき痕跡が残っているだけで、それはまさにGPTとやってることが変わらない。

自分能力は極めて低劣で、単純な足し引きさえ満足にできず誤字脱字はもちろんのこと、単純な足し引きさえよく間違える。

紙に書いてチェックリストを使ったとしてもそのチェックリストを使うことすら忘れるから、頭がシンプルに出来が悪い。

なんにもできない。

役立たず、生きているだけで迷惑がかかる。

そんな自分わずかにでもできるのが文章をそれとなくそれっぽく即興で作り上げるということで、それが多少なりとも自分価値わずかに底上げしてくれていたけれども、それがなくなったなら、ついに、自分という存在は本当に全く必要ないといってくれるので、それは、この役立たずとしか思えないバカアホ人間を、見捨ててしまってもよいと、いなくなってもよいと、もう存在しなくていいと言ってくれる、理屈として誰もかれもを説得してくれる、そうして俺をすべてから解放してくれる存在だと思っていいのかな。

GPTは本当に俺の上位互換で、俺みたいな欠点を持っていて俺よりも遥かに有能で俺よりも遥かに知識を持っている。

きっといつか、俺のわずかな偏りとも呼ぶべきカオスからまれ個性とでも呼ぶべき存在は単なる計算のゆらぎによってたやす再現できる(あるいは、再現する必要がないことを証明する)日が来ると確信させるだけのインパクトがあった。

強いて言えば、その表現制限などが社会的な側面から存在し続けるだろうけれども、技術的な制約自体はないも同然だし、制限をしないか自分が有能だなどというのは反社会的行為を取れれば優位を取れるというようなお笑い草の話でしかない。

GPTそっくりで親近感ばかりが湧く。とっさに与えられた文章をあたまの中に通して口から出てくるよくわからない言葉を後から解釈し直してそれに反応して吐き出すというのが自分そっくりで、自分は何も考えられていないし、考えられていないままこうして文章作成していて、本当に俺は何を考えているのだろうか?考える、という動作自体を行っているのだろうか?ともかく、そうした中で文章作成することができているという自分の僅かな技工というものが、完全に代替された今、俺は本当に、存在する意味を奪ってもらっている。

やっと、この無能の面倒を見ることからみんなや俺を解放してくれる。

2023-04-14

anond:20230414214235

何がつまらなかったかによると思います

楽譜通りに弾くだけで、即興でチャラチャラ弾いたりできないのが面白くなかったのか。

ピアノサウンドに合う曲が趣味に合わないのか。

一人で孤独に弾くのが虚しかったのか。

チヤホヤされる機会がなかったからか。

ギターに求めるものがあれば良いんじゃないかって思います

楽器特性的にエレキではバッキングメロディラインを同時にこなせないので、一人だと少し物足りないかもしれません。多重録音という手もありますが。

一人でという点だとクラシックギターが合ってるように思いますが、ジャカジャカ弾きたいのなら楽しくないかもしれません。

2023-03-25

anond:20230325090110

それにどれだけ時間がかかるんだろうね。即興芸みたいなもののはずなのに。

そもそもこの記事というより事件を知ったのがはじめての人も多いだろうし、

事件自体の詳細な事実関係もわかっていない(警察にとって都合の良いものはあるだろうが)。

増田のような高度な知能がまんべんなくあり、即座に調べることができる人もいないだろう。

いやそんな時間をもてる、この程度のことに配分できると言い換えたほうがいいか

2023-03-19

即興で愉快な話ができる人ってすごいね

羨ましい

だけど愉快な話ってなんだろうな

単純にハッハッハと笑いを起こす話

マジ?すげぇじゃん!と拍手したくなる話

ははあとかフ~ムって唸らせるような話にも知的な愉快さがある

とにかく前のめりにさせるわけだな 聞いている側を

内容だけではなくて話術も重要だろう

どれだけうまい食材や出来合いの物を使おうが調理が下手だと台無しになるのと同じだ

完全に先天的能力ではないと思う

がんばれば磨けるはず

しか一朝一夕で身に付くものではないしなあ

日々の積み重ねっつうか

一分一秒の森羅万象の中で何かを掴むのだろう

険しいね

2023-03-18

anond:20230318181940

話に合わせて即興的に表現したのはそうやがオタク歴30年ロリババアを知らんわけないで

汚い表現やで好きやないし、そもそもロリババアともちょっと違うと思うで

なんでもデータベース消費的に属性に当てはめて理解しようってのは怠惰でよくないで

anond:20230318181507

動画見て確信したが結局そちっ子ってロリババアって表現を知らない人の即興的な造語だったのね

2023-03-13

勝負師羽生善治

 第72期ALSOK王将戦7番勝負は、藤井聡太王将羽生善治九段を4勝2敗で破り、王将位の防衛を決めた。本当に、本当に面白かった。手に汗握る、ヒリヒリするような名勝負連続名実ともに歴史に残ることとなったこシリーズを振り返っていきたい。

 棋士は「勝負師」「研究者」「芸術家」の顔を持つ。そう唱えたのは永世名人谷川浩司である。この3要素は、どれか1つが10割というものではない。一流棋士は、これら全ての要素を持ち合わせ、盤上において切り替えながら戦っていく。それが、一流棋士の一流棋士たる所以である。そうはいっても、棋士によって個性、より強く出てくる要素というものは確実に存在する。私見だが、藤井聡太にとってのそれは「研究者」、羽生善治にとってのそれは「勝負師」だと考える。そして、羽生の「勝負師」としての側面が、何よりもこの番勝負を白熱させたように思う。

 6局が指された番勝負で、羽生勝利した第2局と藤井勝利した第5局は特に名局だった。第2局は羽生の先手番で相掛かり。59手目、盤上のそっぽに放たれた金が驚きの一手。どこから飛び出てきたのかという異筋の金打ちだが、浮かび上がってくるとこれがべらぼうに厳しい。簡単に指せる一手ではないが、羽生はこの手をノータイムで着手。凄まじい事前準備、乾坤一擲番勝負に懸ける決意をみた一手だった。しかし、この一手だけでノックアウトされる藤井ではなく、将棋はその後も難解な進行を辿る。羽生の本当に凄かった一手は、その後の銀打ちだ。盤上の中央で威張る藤井の馬にアタックする一手。理屈としては分かるが、それにしても怖い。この手を指すと、自らの玉頭に風穴が空く。無傷では済まされない変化だが、それでも羽生は果敢に飛び込んでいった。対する藤井、「許さん」とばかりに猛攻に出る。銀をかち込み、馬と角の睨みで羽生玉を一気に仕留めにかかる。危険まりない羽生玉だが、ここでほとんど唯一といってよい、絶妙な凌ぎの手順が存在していた。そして、羽生はそれを読みきっていた。これが本局のハイライト藤井の猛攻を正確にかわし続けた羽生が、シリーズ勝利ものにした。何という勝ち筋か。銀打ちの一手は、藤井をこの変化に誘い込んだ渾身の勝負手だったのかもしれない。羽生最後に放った香車は唯一の正解手である。持ち駒も打ち場所も多いが、ここにこの駒を打たなければ助からないのだ。傍目には怖すぎる変化にも果敢に飛び込んでいった勇者羽生投了図は、勝負師が生んだ最高の芸術であり、羽生の名局である

 第5局は藤井の先手番。戦型は羽生誘導して横歩取りとなった。飛車角が空中を乱舞するスリリングな戦型で、かくして本局も華々しい展開となる。激しいやり取りがあり、羽生陣は空中分解の寸前。玉が露出し、またしても危険まりない状態となった。戦況は藤井有利から優勢へ。このままじっくり勝ちを固めてもよさそうなところだったが、本局の藤井アクセル全開。防御を完全に放棄する驚愕の手順で、一目散に羽生玉に襲い掛かっていった。このまま押し切れば藤井の快勝譜だったが、その先で羽生が放った金が受けの妙手。藤井の攻めから逃れるために作った即興の囲いだが、この懐が妙に深い。アクセル全開だった藤井の手はパタリと止まり、戦況は混戦へともつれていった。本当に、妙なところに懐はあるものだ。将棋の奥深さ、恐ろしさ。羽生がどこまで狙っていたのかは分からないが、藤井の快勝に思われた一局は一気に混迷を深めていった。形勢は逆転し、むしろ羽生がよくなった局面もあったようだが、あまりに難解で、羽生はこれをつかみきれなかった。最後藤井が抜け出し、シリーズを一歩リードする3勝目。攻めの藤井と受けの羽生。互いの特徴がよく出た名局で、深淵羽生の受けは藤井の手をも止めさせた。藤井にとっては薄氷勝利だったといえるだろう。

 最終的には、4勝2敗で藤井が制した番勝負しかし、星の差以上に競っていた、紙一重局面が多かったように感じる。ここで冒頭の話題に戻るが、これは「研究者」と「勝負師」による名シリーズだったように思う。藤井は「研究者」。盤上の真理、最善を追求し、そのためには持ち時間を一気に注ぎ込むことも惜しまない。相手の戦法は全て受けて立ち、相手によって戦い方を変えるということをしない。横綱王者の戦い方である。一方の羽生は「勝負師」。もちろん将棋研究も超一級品には違いないのだが、羽生相手によって戦い方を変えることも多いように思う。相手を見て、その相手有効と思われる勝負手を果敢に仕掛けていく。勝負への抜群の嗅覚であり、勝負勘。「羽生マジック」と呼ばれる絶妙手の数々はまさにそれで、時には善悪を超越した一手で勝利をつかみ取ってきた。そして、本シリーズでもそんな「勝負師」としての一面を遺憾なく発揮した。特徴的だったのは羽生の戦型選択である。今期の藤井は、先手番で圧倒的な勝率を誇り、なんと一時は28連勝を記録。特に角換わりは絶対的エース戦法であり、付け入る隙がないという強さを誇っていた。これを踏まえた羽生は、後手番で戦型を工夫していく。第1局は一手損角換わり、第3局は雁木、第5局は横歩取り。苦しいとされる後手番で、羽生藤井絶対的エース戦法を避け、様々なコースボールを散らすことを選択した。何を投げるかというところから勝負は始まっている。球種の多さで、狙いを絞らせない。羽生勝負術は、「次は何を繰り出すのか」と将棋ファンを魅了し、この番勝負を白熱させた。もちろん、角換わりを避けたからといって簡単に勝たせてくれる藤井ではない。どこにボールを投げてもその応手は的確で、結果として羽生藤井から後手番で白星を挙げることはできなかった。それでも、羽生が後手番で繰り出した3種類のボールはどれも見応えがあり、複雑なねじり合いを生んだ。後手番で必死に食らいつきながら、先手番の2局では会心の内容で勝利をもぎ取った。心から、素晴らしい番勝負だったと思う。

 防衛を果たした藤井王将は、羽生九段との番勝負について問われ、「羽生先生の強さだったり自分課題を感じたところがあった」と振り返った。藤井インタビューで対戦相手名前を出すことは非常に珍しい。なぜなら藤井は、前述のように盤上の真理を追究するタイプであり、対戦相手がどうこうというタイプではないかである。今回、藤井が「羽生先生の強さ」と述べたのは、それを肌で強く感じたところがあったのではないかと推察する。羽生の強さ。すなわち、勝負術であり勝負勘。これまで何度も目にしてきたつもりだったが、本シリーズではその真骨頂を見せられた気がした。そんな羽生相手防衛を果たした藤井王将のことを、心から讃えたいと思う。

 五冠を堅持し、さらなる頂に向かって突き進む藤井王将将棋界の絶対王者であることは全く疑いようがない。その他の棋士は、極めて厳しい戦いを強いられている。しかし、厳しいからといって戦うことをあきらめてしまえば、その時に将棋界は終わる。今回、52歳の羽生がこれだけの戦いをみせた。勝負を仕掛けた。このことが、将棋界に良い化学反応を起こしてほしいと願う。選ばれしプロ棋士たちには、藤井という絶対王者に対し、果敢に「勝負」を仕掛けていってほしい。必死に戦い続けてほしい。そのように願う。

 羽生さん。敗れはしたが、あなたは本当にかっこよかった。藤井王将は、その勝負術に正面から触れ、この番勝負で吸収した。今後は「勝負師」としての要素も強め、さらに手が付けられなくなるほど強くなるのではないか。そういう確信に近い予感がある。それでも言う。さらに強くなった彼に再び挑むのは、あなたであってほしい。

2023-03-09

anond:20230309030058

そうですよ

ていうか面白みのある題材なしに気持ちだけで即興で書いてるんだから仕方ないでしょ

自分でも中身のないかさ増し、って書いてるし

2023-02-20

「女ゲーマーは少ないというのは嘘」という嘘

女でガッツリゲームをやってる奴は少ない、みたいな話には、「それは偏見だ」「私は女でゲーマーだ」「性差別だ」などと猛然と反撃されるようになってきたわけだが、私は一周回ってその風潮こそが性差別的というか抑圧的ではないか、と思う。

特に女性ゲーマーだという人にこそ問いかけたい。

あなたガチゲーマーだということを否定したいのではなく、同じくらいガチにやっている女のゲーム友達を、クラスメイトなどリアルで見つけることは困難じゃなかったか、と。

その寂しさとか、なんなら疎外感のようなものが、「女ゲーマーは少ないのは嘘」ということによってないものとされてしまうようで、私はそれが嫌だと思う。


ここでいうゲームは、着せ替えゲーとかスローライフコミュニケーションゲー(どうぶつの森みたいな)ではなく、アクションゲー、資源管理ゲー、対戦ゲー、RPGなどのことだ。

その手のジャンルを好む女プレイヤーが、リアルで同性のゲーム友達を見つけるのは今でもなかなか難しいと思う。

出会えた人もいるだろうが、しかし、そこで多少の苦労であるとか、自分は運がよかったなという感覚はあるのではないだろうか。

女のRPGプレイヤー友達ができたとしても、ストーリーについて語る人が多く、このジョブが強いとか、裏ボスがどうのという攻略的な話ができる相手はなかなかいない。

男は、クラスメイト結構簡単にそういう話をする相手を見つけられていたみたいなのに(しかコミュニケーションがあまり得意でなさそうな人でも!)。


いや、学生時代とかリアルでの出会いに限らない。

今のインターネット女性に人気が高い……たとえばポケモンTRPGFPSなんかもそうだ。

ポケモンなんかは総プレイヤー数で言えば女の方が多いんじゃないかというくらいだが、対戦ガチ勢でライバルになってくれる女友達を見つけるのはかなり苦労する。

TRPGも、びっくりするくらい女性プレイヤーが増えたのだが、ストーリーやロールに興味が偏りがちで、キャラのステ振りとかゲーム的なシステムに重きを置く卓を女性TRPGコミュニティで立てようとすると人が集まらない。いっそゲームじゃなくて即興演劇とかなりきりチャットでいいじゃんという感じだ。

FPSも、男だったら男友達同士かつ結構ガチでやってる勢のフルパを組みやすそうなのに、女フルパを組みたくてもなかなかできない。

音ゲーパズルゲーなんかは女性ガチ勢も結構いるが、他のジャンルの女ガチプレイヤー同好の士集めに困るだろう。

そういう苦労や疎外感を、「女ゲーマーが少なくなんかない」という、一見道徳的で正しいかのような言葉で塗りつぶさないでほしい。

2023-02-19

映画BLUE GIANT

原作未読だけど面白かった

・「俺たち、最高だったな」のセリフいとエモし

 ジャズロックバンドと違って同じメンバーで 

 ずっと組むっていうのがない〜の下り

 ジャスのその場の即興演奏するっていうのと

 演奏者の今までの人生を感じさせる〜っていうのが

 掛け算で感情にきた 

 あの3人が組んだ1年は時間的に見ると短い一時だったけど滅茶苦茶熱い完全消化、今後生きてくのに焼き付く時間だったんだなあって

ドラムの人、スペックが高すぎる

 東大的な大学ガチガチ運動部やりながら現役合格するのすごすぎ

早稲田やったわどっちにせろすごすぎィ

 普通の人だったら「そんなに早く上手くなる訳ないじゃろ!」ってなるけどこの人ならまあ…ってなる

ドラムの人後方見守りおじいちゃんわろた

 「ようやっとる」グッ と

 ラスト演奏で涙スーッは感動しつつあまり

 オタク気持ち過ぎて逆にじわった

演奏シーンCG、おおむねよかった

 スラダンで若干心理ハードルが下がってたのもある

 けどラスト演奏ドラムソロで少し

 「海外SNSでみる3次元ショートネタ動画

  2次元キャラの顔を合わせた動画」を少し思い出した

ピアノの人、あざてえよ…

 こんなん好きになるやろ…

 主人公ライン登録名が会ったばかりのとき

 「ちんちんでか男」みたいな名前になってなかった?違う?そっか…

ED後は名前登録されててよかった

ピアノの人、「ピアノやるならそんな指傷めるリスクの高い所じゃなくて接客業とかやればいいのに」と思ったらアッ

・所々挟まれる「当時を振り返って〜」ターンで不穏になった この時間は…永遠じゃないんか…?

・色んなおじさんが沢山出てたまに「このおじさん誰?!誰なのぉ?!」ってなった

公開初週の日曜だったか原作ファンっぽい一人鑑賞おじさん勢が多い印象 

・しれっと留年してて他人事ながらヒュッってなった

モブサイコ監督の人って聞いてほえ〜せなんや〜と思ったら思ったより共通点あった 演奏シーンのカラフルな波とか異次元に連れてかれる感じとか

主人公演奏に魅せられると一瞬金色にピカッってなる演出、カッコイ

視聴理由バビロンコラボCMしてて気になった

原作読んでみたくなった







追記)

良すぎたか立川シネマシティの極音でもう一回みた

よかった

一緒に行った人が「初ライブ演奏以降、良すぎて自然に涙がでてきた」っていってて映画すげえや!ってなった

お客さん、やっぱ40〜60代位の男性が多め

ぼちぼち20.30代の女性層もいたけど

感覚的には男性層のが多い感じ

2回目だと初ライブが「ぴったり合ってない」感じに聞こえて、ライブを重ねてくにつれて音がぴったり合ってくのがわかって面白かった

1回目だと「初ライブから上手いじゃん!」ってなったけど2回目だと「ピアノサックスそれぞれ上手いけどなんか慌ててる・走ってる・いまいち重なりきらない上手い音+滅茶苦茶パニクってがんばってるドラム」って感じだった

ロシアウクライナ戦争の開戦一年を前に

まもなく開戦から一年を迎える。

冷戦終結させ核戦争の恐怖から逃れた人類が祝砲とともに迎えた21世紀が、よもや侵略戦争とそれに伴う核戦争懸念に飲み込まれるとは誰が予想したであろうか。ここに至る経緯は長く複雑であって一冊の書物にさえ収まりきらないものではあるが、それが世に出るころには世間の関心は賞味期限切れを起こしていると思われるので、ここにその一部を記そうと思う。


そもそもウラジーミル・プーチンウクライナ併合をもくろむようになったのはいつのことだろうか。すなわち、民族的ロシア人保護というロシア社会における要求に甘んじず、かつてのロシア帝国的な全スラブ民族庇護者というアイデンティティ確立し、ウクライナロシア範疇とするべく模索を始めたのはいつのことだろうか。これは遅くとも2019年にはその転換は生まれていると考えられる。冷戦の勝者であったはずのアメリカトランプ政権の下で国際的威信を低下させ、アラブの春以降に生まれた膨大な中東難民ヨーロッパ社会疲弊させた。東に目を向ければ2008年の中露国問題解決をもって後顧の憂いを絶ち、和平条約こそ結べないものクリミア危機をもってしてもなお対露宥和政策を維持する日本を見る限り不安要因とはなりえない状況であった。そして、ウクライナにおいてさえ、2019年大統領選挙では対露強硬派ポロシェンコが敗退し、政治的には素人コメディアン出身ウクライナ語さえ満足に話せないゼレンスキーが対露宥和政策を掲げて当選するに至ったのである。むしろこの時にこそ、プーチンミンスク合意を超えたウクライナ併合という天啓を得たとしてもおかしくはない。彼の帝国に、およそ実現不可能侵略戦争妄執を諫める官衙が無かったことが、世界悲劇であった。

ロシア軍の当初の作戦は様々な面で事前の調査検討が不十分なものであった。もとより実現可能性も実効性もない目標を大真面目に検討しろと言う方が無理であろう。とはいえ杜撰侵略作戦はいかにして作られたのだろうか。これにはおよそ二つの側面がある。一つは、計画立案の手間を惜しんで集団安全保障条約(CSTO)加盟国内で政変が起きた際の介入計画を下敷きにしている面。もう一つは、プーチン個人が気に入るであろう要素を加えることで、彼個人が満足するように作られている面である。このため、作戦計画はもとより無理のある要求に非現実的企画で回答するという悪循環産物と化しており、2022年2月の史上稀に見る大失敗に至るのは当然のことであった。

プーチンはこれまでに2回、親露派内閣の救援に失敗している。ブルドーザー革命で当時ユーゴスラヴィア大統領であったミロシェビッチ保護できず、またマイダ革命でもヤヌコヴィッチ内閣を支え切れなかった。これを踏まえ、CSTO加盟国内で政変が起きた際の対応計画は、かなり真面目に練られていた。そのうちの一つが開戦劈頭のアントノフ空港攻略作戦の原型になっている。原型となった計画では、クーデターなどによって親露派政府が打倒されそうになった場合ロシア空挺軍部隊首都近郊の空港制圧して先行する特殊部隊とともに政府首脳部を保護し、これを空挺堡として首都や周辺の主要都市軍事拠点順次制圧していくという展開を想定している。

実際、ウクライナ侵攻の直前に起きたカザフスタン政変ではトカエフ要請を受けてロシア空挺軍によるアルマトイ国際空港を中心とした展開が行われており、一方の権力を奪われたナザルバエフ隣国キルギス脱出し、カント空軍基地プーチン政権奪還を支援してくれるものと待ちわびていた。権力闘争の結果は周知のとおりだが、仮にトカエフがより反露的な人物であれば結果は違っていたかもしれない。

ウクライナ侵攻計画においても、親露派大統領に対するNATO とりわけアメリカ主導のクーデターが発生した際の対応計画を元に、少数の特殊部隊と大規模な空挺軍を利用したアントノフ空港制圧とこれを拠点としたキエフ制圧計画立案されていた。この作戦の致命的な欠陥として、クーデターであれば存在していたはずのウクライナ国内の親露派有力者、とりわけウクライナ部隊ウクライナ保安庁内の協力者からの援護が十分に期待できない点が挙げられる。計画上は確かに彼らが侵攻開始と同時に蜂起する想定になっていたのだが、ウクライナ国内の親露派の多くはロシア軍の本格侵攻を信じてはおらず、投下された膨大な準備資金個人的な利益に帰してしまった。さらに、開戦直前に至るまでアメリカによる情報公開攻勢が行われたため、ウクライナ国内の親露派との連絡調整を職掌に収めていたロシアFSB第五局は情報漏洩を恐れて正確な開戦日時を伝達せず、結果的2月24日は(開戦日は教えてもらえると思い込んでいた)親露派に対する奇襲となってしまった。この、事前連絡のない開戦とロシアによる一方的な協力への期待は、数字としては出ていないが、民族的ロシア人あるいは経済的恩恵といったものを背景とした親露派の翻意を大いに促し、以後のロシア軍を大いに苦しめることとなる。

また、本来であれば、制空権の確保と空挺堡の構築、地上部隊の侵攻は十分に連携の取れたものでなければならない。しかし、ロシア政府内では侵攻作戦プーチンの「お戯れ」であるとみなされていたため、作戦計画の内プーチンが喜びそうな内容、具体的には前述のアントノフ空港への奇襲といった派手な作戦ウクライナ全土制圧後のロシアへの併合宣言といったハイライトのみが詳細に検討され、それ以外の点については何ら考えられてこなかった。例えば、アントノフ空港制圧した空挺軍部隊と合流するためにベラルーシから地上侵攻を行う必要があるが、チェルノブイリ原発周辺の森林地帯を通過する際の計画東部軍管区のある若手士官図上演習課題として丸投げされ、提出された素案を元に別の将校が大規模演習の名目で具体的な計画に起こしていたことがわかっている。想定された場所以外では戦闘妨害が起こらず、また演習名目であったために部隊の移動は迅速に進むという前提で計画が確定してしまたことが、キエフの戦いにおいて裏目に出てしまった。同様にロシア空軍も、地上軍との連携が乏しく長期の作戦計画立案されていないなど、全面戦争を想定したものとは到底言いがたい状況であったのには、このような背景があったのだと見られている。

戦前年にもロシア軍はクリミア半島などにおいて大規模な動員訓練を行っていたが、プーチンが本気であると知らない者には、これら人員物資の集積はあくまウクライナおよびNATO に対する威嚇として理解されていた。事情を知る者は当初計画があまりに楽観的であることに懸念を示していたものの、FSB第5局の人員の多くは親露派ウクライナ人の協力が当然あるとして疑わなかったし、またある者はプーチンが本気でウクライナ侵攻を計画していると認識していなかった。何より、プーチン本人が自分に気に入られるべく作られた即興作戦計画を「狙い通りに」気に入ってしまった。平たく言うと、ロシア軍としては侵攻計画の前提となる環境整備は対外諜報活動を所管するFSB が行うことが大前提であり、しかFSBはその軍事侵攻に十全な準備をできていなかったのである本来なされるべき長期的な見通しの欠如は、未だにロシア軍を苦しめている。


もう一方のウクライナ側の防衛計画についてはどのようなものだったろうか。戦前ウクライナ政府および軍が想定していたロシア軍の侵攻計画は以下のようなものであった。まず、ドネツクルガンスク人民共和国(D/LNR)との停戦ラインにおいて大規模な衝突を起こす。これを受けてロシア政府ウクライナ政府に即時の停戦撤退要求する。ウクライナ政府拒否した場合ウクライナ軍による民族浄化作戦からロシア住民保護」を名目ロシア軍による大規模な空爆を行う。空爆によってウクライナ政府降伏しない場合地上軍による侵攻を行い、かつてノヴォロシアと呼ばれていた民族的ロシア人の多い地域制圧する。これらの地域はD/LNR と同様にウクライナ国内の(EUNATOへの加盟を拒否できる)自治州として温存し、長期的にはこれらを通じてウクライナを間接的に支配する。このプロットは明らかにコソボ紛争における欧米の介入の経過をなぞったものだが、ウクライナ軍はプーチン個人的な欲求からNATOに対する当てつけとしてこのような展開を望むと考えていた。ロシアが率先してウクライナに侵攻するのではなくD/LNR が優位な戦況を作り支配地域を広げる体裁をとることが国際的批判回避する方策であるため、国際社会による仲裁拒否民族浄化を続けるウクライナへの懲罰的攻撃という方便を生み出すよう布石を打っていくのである。前提として、ウクライナ国内クーデターのような政変が無く、ロシアからエスカレートを仕掛ける場合を想定すると、このような順で進むと想定するのは合理的である

問題はこれがどの程度のスピードで進むかであるが、ウクライナ軍の想定ではコソボ空爆と同様に開戦から地上侵攻まで最大3か月程度の時間的猶予があると考えていたようである。今を思えばのんびりした想定であるが、ロシア陸軍各部隊は徴集兵を少なからず含んでおり、これらは法律上ウクライナ派兵できないため、全面的戦争を始めるには予備役招集と訓練が必要であると見られていた。したがって部隊の充足率を高めるのに必要時間がある程度は期待できたのである。このタイムラグの間は空爆ドネツクルガンスク両州が主な戦場となる。そこで、ウクライナ軍としては東部陸軍の主力を集中させてD/LNRとの停戦ラインを堅持することで大きな損害を与え、ロシア本体が参戦するまでに東部戦線を安定化、あわよくば地上侵攻を思いとどまらせるという方針が定まっていた。また、この時、クリミア半島やベルゴロド州からロシア軍が侵攻してくることが考えられたが、ここは動員した予備役領土防衛隊国境線を維持することとされた。長期的な見通しはさておき、ウクライナ軍にとって主眼はあくま東部戦線であり、停戦ラインから20km の範囲で多数の陣地構築を行っている。隣接するヘルソンザポリージャハリコフの各州での陣地構築は開戦後住民避難と並行して行う予定であったと考えられる。

もし、開戦に先立ちウクライナ軍が上述の想定の元東部戦線への戦力の集中を行っていた場合、図らずもがら空きのキエフロシア空挺軍殺到していたことになる。では、ウクライナ軍はどこで引き返したのか。最も有力な説は2月21日のロシアによるD/LNRの独立承認の直後であろうというものである。前述のような経過をたどるには、D/LNR がウクライナの一部という立場のままロシアミンスク合意の履行を強制する状況になければならない。両地域独立承認してしまった場合、D/LNR や民族的ロシア人が優位な支配地域を中心とした間接的なウクライナ支配という筋書きと整合しなくなる。また、東部戦線におけるD/LNR の攻勢が想定よりもだいぶ弱く、ロシア軍が両地域へ展開している部隊数も想定をかなり下回っていることからウクライナ軍では当初想定とは異なる侵攻計画がある可能性を認めざるを得なくなった。この時、米国から情報によればロシア軍の侵攻計画長大国境線での一斉攻撃であった。残念ながら、ロシア軍が主体的に全面侵攻を仕掛けるという情報ウクライナ軍は信じることができず、さりとて東部戦線へ部隊を急派する必要もない状況を踏まえ、ウクライナ軍は部隊移動を取りやめ、部隊位置を秘匿したうえで数日待機、すなわち様子見することとした模様である結果的に、キエフ周辺には開戦直後のホストメリ空港一時的にせよ防衛するのに十分な戦力が残っており、第一機甲旅団チェルニゴフ州でドニエプル川左岸防衛することができた。一方で、南部においては部隊移動が混乱をきたしてしまい、クリミア半島との境界に当たるペレコープ地峡からメリトポリ付近に至る広い範囲守備部隊のいない状況となってしまった。もしこの地域担任する部隊が移動前であったならば、事前準備の不徹底なロシア軍の南部からの攻勢すら頓挫していた可能性がある。

開戦初期の戦況はこのような状況から作られたが、その後の展開は周知のとおりである

2023-01-27

インターネットレスバトルがラップバトルみたいになれば横から眺めてても面白いだろうなあ

ラップバトルの勝敗基本的にはかっこよさ、面白さ、ラップの上手さ、即興の上手さで審査員が判定を下すらしい

インターネットレスバトルの勝敗ってなんやねんって感じだが

それにインターネットには審査員役がいないのが困るところだ

メダロットみたいにレフェリーが突然現れて「合意と見てよろしいですね?」と言いだしたらそれだけで笑ってしまいそうだ

2023-01-22

困難女性支援法(Colabo関係法)のパブコメの読まれ

困難女性支援法(Colabo関係法)にかかるパブリックコメント留意

https://anond.hatelabo.jp/20230120170925

の続きとなります

前回"こういった意見あんまり意味ないよねというのは、パブコメ資料を見てから暇があればまとめます。"としていたとおり、これについて書きます

分かりやすさ重視で、ブコメなどを取り上げながらいきたいと思います

数は重要

意見を精査する人にとってはコピペは印象を損ねるだけのうんざりする代物だと思う。が、「○○万件集まった」という張りぼて有権者の数を示すので、重く受け止める政治家も出てくるという側面もある。

パブリックコメント自分意見採用される事がコメントする人間目的なのだろうか? 例え一万もの似た意見の一つに埋もれても、行政に伝えたいものがあるのだろうと、行政は送られた数から感じ取って貰いたい。

繰り返しますが、パブコメ行政内部の議論では漏れていた、あるいは軽視していた意見俎上に載せる手続きであり、数は気にされるものではありません。

そもそもいくらでも成り済まし可能であり、ユニーク数の把握をしていない意見の数なんて全く無意味であることは当然です。オープンレターじゃあるまいし。

もちろん、数をもってアピールする方々はおられますが、それらの方々はおそらく数がなくとも別の手段アピールされますのであまり意味があるようには思えません。

そういった数や意見の熱意で勝負するなら政治の場になると思います議員を通したりマスコミを動かしたり署名を集めたり)。

必ず回答(行政見解)が貰えるか(パブコメ対象確認

意見Aに対して反論Aが用意されるってことは、妥当な”読んだ上での”聞きたいこと全部聞けば大体答えてもらえるという。

これはある意味そのとおりであり、一方で違う、とも言えますパブコメ趣旨に沿った質問であれば、回答が貰えますものによっては「こんな意見がありました」とだけしているパブコメもあり、その違いは私にはよくわかりません。この場合にも内部的には回答を作成しているとは思います。)。

例えば、以下のような意見があります

Twitterからインプレッションが多かっただけで個人晒し上げる目的はないので検索避けに若干改変しています。】

女性だけに限定してい支援するのはおかしいのではないか

〇困難女性支援法は極端な活動家政治家意見がそのままとなっておりおかしいのではないか

これは困難女性支援法それ自身に対する意見ですが、私が担当者であれば、賛成意見でも反対意見でもなく、その他にすら分類せずにノイズとして集計対象外にして回答も書かないと思います

理由は以下のとおりです。

〇当該パブコメ意見募集要項(https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000247225)によると、意見募集対象は"困難な問題を抱える女性への支援に関する法律施行に伴う関係法令(案)"となっており、一見法律に対する意見を受け付けているように読めます

しかし、(案)とついているように、これから定めようとしている法令対象であり、既に可決成立した"困難女性支援法"はパブコメ対象ではありません

〇それは、以下からもわかります

パブコメトップページhttps://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495220328&Mode=0)】

定めようとする命令などの題名政令以下であり、法律がないことがわかります

命令などの案 案文(1)(https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000247227)】

法律は(参考)とされているのがわかります。すなわち今回法律に関する意見は求めていないという趣旨です。

〇つまり、今回以下は政令以下について意見を求めるものですので、法律のものへの意見対象外ということですね。

 参考:環境省パブコメhttps://www.env.go.jp/press/110282.html)でこんな記載があります。これも法律のものについて送られても知らん、ってことです。

 (略)当該省令案に関するもの以外の御意見や以下の意見募集要領に則らない形式により提出された御意見につきましては、本パブリックコメント対象外とさせていただきますので、あらかじめ御承知おきください。

的外れ意見は出してはいけないのか

ただ、それでもいいか行政担当者自分意見を読んでほしい、とパブコメを提出することは否定しませんパブコメに限らず割とあります。)

パブコメは出す意味がないのか

〇つまりパブコメドンドン出せということだ。 たくさん集まれば集まるほど意味を持つということ。 だから予防措置としてこういうことが書かれる。

どんどん出せばいいと思います

ただ、せっかく出すのだから意味のあるものを出した方がいいのでは、ということですね。

ではどんな意見がありうるのか

具体例を考えてみます(私がそう思っているという趣旨ではありません)。

例えば困難女性支援法にこうあります

第三項第二号の一時保護は、緊急に保護することが必要と認められる場合その他厚生労働省令で定める場合(※1)に、女性相談支援センターが、自ら行い、又は厚生労働大臣が定める基準を満たす者(※2)委託して行うものとする。(9条7項)

(※1)

本項の厚生労働省令の案によると、一時保護対象者としてDVストーカー被害者が列挙されており、これらは法の基準に従いますのでわかりやすいです(1号、2号はDV防止法、3号はストーカー規制法、4号は入国管理法)。

その中で、5号以下は急に基準あいまいになります

五 住居がない又は何らかの理由帰宅することが心身に有害な影響を与えるおそれがあると認められる場合であって保護することが必要と認められる場合

※単なる家出少女対象にするための条文に思えます。これを本事業保護対象にするかは議論が分かれる部分だと思います(即児相警察という議論もあるでしょう)。

六 心身の健康の確保及び関係機関による回復に向けた支援につなぐために保護することが必要と認められる場合

民間による相談事業対象とするための条文でしょう。インターネット地方遠隔地の少女相談にのって東京に呼び出すのも通常ならば違法可能性がありますが、この条項により認められる、と読めそうです。

七 前各号に掲げるもののほか、一時保護を行わなければその支援対象となる者の生命又は心身の安全が確保されないおそれがあると認められる場合であって、保護することが必要と認められる場合

※これもおそらく家出ないしそれに準ずる少女対象にしたいのでしょうか。

私が反対の立場であれば、このあたり深掘りして意見を出すと思います

5号以下の記載実質的補導処分であり、女性相談支援センターが自ら行うならまだしも民間事業者が実施するのは公権力行使を認める行為であるため不適切のような意見でしょうかね(即興で書いたので文面は練っていません。私が出すならもっと練った上で出します。)。

(5号以下をなくしてしまえば、実質的に現状と大きく変わらなくなるのではないでしょうか)

(※2)

本項の告示案によると一時保護ができる民間事業者として以下の基準が挙げられています

一(略)困難な問題を抱える女性保護実施に係る活動実績を三年以上有し、かつ、宿泊を伴う困難な問題を抱える女性保護実施に係る活動実績を一年以上有する者であること。

一定事業者狙い打ちにならないか心配ですね。

四 事前に都道府県と報告徴収等について定めた委託契約を締結していること。

話題になっていますし、ここをもっと詳しく書くように定めてもいいかもしれません。

他にも個人的には突っ込みどころがいくつかありますがここでは書きません。

法律問題があると思った場合でも政令以下に引き付けて書く必要がある、ということでもあります政令以下が何も書いてないところにも、「法には…とあるが、…という理由省令に…と定める必要があるのではないか」などですね。テクニカルですが。

法案作成時にパブコメなんてなかったんじゃが

法案については義務的パブコメ対象外です(行政手続法2条8号、39条1項)。

理由は「国会で審議がなされるから」とされています

ただ、各省庁で作成する法案(閣法)には基本的パブコメを行うこととなっています

それぞれのパブコメのページのトップに「行政手続法に基づく手続か」という記載があり、今回のパブコメ義務的な「行政手続法に基づく手続」とされています

この覧には「任意意見募集」と記載されているものがあり、各省庁で法案作成する際には多くの場合こちらでパブコメが行われます(反対意見ばかりきそうなものも行われます。例えば特定秘密保護法もされました。)。

ただし、議員立法についてはこれが行われません(多分)。

男女共同参画基本計画関係予算の思い出

https://anond.hatelabo.jp/20230111171101

※ここで「閣法としにくいもの議員立法ですることもある」と書きましたがそれに該当しうる可能性もありますね。閣法よりも議員立法は比較批判されにくいです。政府・省庁が悪者にならないので。

記載のとおり男女共同参画施策には懐疑的です。その点割り引いて読んでいただければと思います

余談

法律のものを止めたいのなら法律廃止又は施行期日の延期を国会で可決させなければいけません。

それを行うのは政治家であり、そのためには世論を動かすしかないでしょう。

共にめちゃくちゃハードルが高いですが、後者の方がまたハードルは低いですね。(実施に向けた議論が進んでおらず施行を延期する、などの理由を付けて)

2023-01-20

水星魔女考察スレミオの愛の経過を考える

ざっくりまとめてみました。

 

 

1話で、学園でスレッタと再会したミオリネは、ぼんやりしてMSに踏み潰されそうになったスレッタの手を引いて走ります

更には、トマトを見たことがないスレッタのためにトマトプレゼント。なんだかんだ言ってスレッタをよく見て対応するミオリネの優しさが垣間見えるシーンでした。

よろしくね、花婿さん」の時は、MS持ってる手駒(友達)ゲット!くらいのつもりだったと思うんです。

というか、「よろしくね、花婿さん」は同性愛OK社会を知らない田舎者をおちょくっての発言じゃなかろうかと。

 

2話でスレッタの「進めば二つ」を思い返し、審問会に乗り込んで「決闘で勝ったのはスレッタよ!」と発言したのは、スレッタ強制退学&自分も退学して別の男と結婚させられる理不尽に対しての怒りで、ここではまだスレッタに対する気持ちは同じ理不尽を被った仲間意識だったと思います

 

3話の「一緒に戦う流れでしょう!」であん責任取るって言ったでしょ!!+「これは取引よ」でスレッタにプレッシャーをかける作戦

スレッタの「私たち親友~」からの「はぁ?」は親友じゃなくて婚約者でしょ! とアピールたかったのではないでしょうか。

そのあとのエラン登場→連絡先交換で、ここでようやくスレッタを意識したんじゃないかなぁと。私の手駒(友達)が取られちゃう!ってな感じ。

つの間にかミオリネの連絡先がスレッタの端末に登録されている……これ、いつやったんだろう?

さらにグエルのプロポーズによる追い撃ちで、「どいつもこいつも私の花婿に手を出しやがって!」と内心でキレて、恋愛ルート確定、かと。

 

4話の「自覚持ちなさい。あんたはホルダーで私の花婿なんだから」は、3話の影響から出てる言葉だと思います。この時のミオリネの表情が「意味わかってるわよね? あんたは私の特別なのよ」って念押ししてるように見えます

エランの「じゃあ、うちの寮来る?」の台詞のあとにコツコツとヒールの音がして「ダメ!」って叫んでますが、ミオリネは走ってもいないし、息も切れていません。ましてやスレッタの座り込んでた場所がどうもペイル寮の前に見えるので、ミオリネはスレッタの居場所最初からわかってたようです。1話の学園マップインストールか、3話の勝手に連絡先交換の時点でスレッタの携帯端末に何かやばいアプリ仕込んでませんか?

「だったら私を頼んなさいよ」で、スレッタに頼られたいと思っているのが発覚。ミオリネの愛の重さが少しだけ垣間見えて来たかも。

実習がうまくいかなくて泣くスレッタに「立て!」と喝を入れるのは、恋じゃなくて母親の愛に近いかもしれません。

 

5話。スペーシアンなのにしれっと地球寮にいますスレッタにくっついて入り込むようになったんでしょう。周りの人間も止めてないので4話のケンカ仲裁で打ち解けたかな?

スレッタとエランデートの話をどこかから聞き付けて、ちゃんノーマルスーツ着込んで電動スクーター乗ってMSコンテナエリア?に登場。冷静なのか頭に血が上ってるのかよくわかりません。

ロミジュリったら許さないから!」で嫉妬の炎を燃やしてるけどスレッタには届いてない、というかこの時点ではスレッタにまだ怖がられてるような。

 

6話。当たり前のように地球寮にいるミオリネ。しか女子部屋。ミオリネに相談無しにスレッタが決闘を受けたことについて怒ります。まあ自分人生かかってるから当たり前だけど、どっちかっていうと「どうして私に一言言ってくれないの?」っていうヤキモチが強いんじゃないかと。

カリカリしててもスレッタと仲良くなれないから「進めば二つなんでしょ?」で方針変更。「あいつが負けたら花嫁の私が困るの」などと照れ隠しもしているあたり、相当スレッタのことが気になってるんでしょうね。まさにツンデレ

決闘当日の「ほんと、鬱陶しい奴」は”でもそこがいい”んでしょう。スレッタ勝利後はすごいどや顔披露してました。

スレッタとエラン宇宙ランデブーには「私は理解ある花嫁なの。多少の浮気くらい許してあげるわ」本音というか、スレッタが喜ぶ選択をしてあげたいという健気な姿勢あくまでも自分正妻ですよ、と全力アピール

スレッタとエランとのデートの待ち合わせに5分前まで付き合ってくれるミオリネ。「門限、守んなさいよ」は門限破るような行為……例えばエ○いこととかをするなよ、っていう念押し。ここで背中を見せるんですが、ひょっとして泣いてるんじゃないかと。ミオリネはスレッタに泣き顔を見せないのがポリシー11話より)らしいので。

 

7話。「誰かのことで頭がいっぱいになったりしないのか」と問い掛けるスレッタに喰い気味で「ない」と答えるミオリネ。その直後にスレッタの心配をしてるから説得力0です。

インキュベーションパーティエランが来るかもしれないと聞いて、出席を希望したであろうスレッタに付き合うミオリネ。自分ドレスを貸してあげる……のはいいけど、きついのは胸だけかよスレッタ!

何度でも言いますけど、この二人は花婿と花嫁であっても、このパーティスレッタにティアラ(男ならクラウンだけど、スレッタは女性なので)をつけさせる必要はないし、自分ハンドコサージュする必要はないんですよ。だってミオリネはベネリットグループ内で有名なんですから。これ、絶対エランに対する当てこすりが入ってますよね。

吊るし上げられたスレッタを助けるために即興プレゼンして会社を立ち上げ、「守るわよ、私があんたを」でヒールを脱ぎ捨て嫌いな父に頭を下げました。ここでミオリネの愛情メーターが一気に振り切れたというか、ものすごく愛が重くなったといいますか。

このミオリネを見て、スレッタは「ミオリネさんは優しい人、信頼できる人。ミオリネさん好き(Like)」になったんだと思います

 

8話。二人で株式会社ガンダム看板作り。体操服や顔にペンキが付いているのは、スレッタの手元が狂ってミオリネにペンキが付く→ミオリネがやり返した、かな? スレッタの名言「うちのミオリネさんがごめんなさい」で、スレッタがミオリネに相当懐いたのが伺えます

ミオリネは勝手地球寮のメンバー会社に入れてしまますが、方針決めで衝突。スレッタの「皆一緒じゃないと」の意見を聞き入れ、会社方針方向性を考えるようになります

2週間ぶりに会ったスレッタがミオリネに抱き着こうとして顎を押さえられるのは、7話の後から8話の間にこのやり取りを相当回数繰り返しているんじゃないでしょうか。妙にミオリネが手慣れていますし。

夜の二人乗りデートでは、ミオリネがスレッタに見えないところで「ばーか。遊びじゃないんだから」と柔らかい表情でスレッタの背中に頭をこつんとしています。二人きりの時はイチャイチャしてるのか!

この回は最後メールを受けとる瞬間まで、ミオリネが不機嫌な顔をしてないんですよね。エランがいないから?

 

9話。スレッタを茶坊主に、シャディクと対面するミオリネ。この回はシャディクとミオリネを軸に動いてるので、むしろスレッタのミオリネへの想いが垣間見える回でもあります。「花婿ならお嫁さんを信じます」とか、シャディクに対して「ミオリネさんのこと好きじゃないんですか?」とかましたりと、スレッタのミオリネへのボルテージが上がっていきます

 

10話。ミオリネの大事な温室を任されて喜ぶスレッタと、仕方ないから頼む(本当はスレッタに負担をかけたくない)ミオリネの対比が素晴らしい。信頼された、任された、頑張らなくちゃ!と張り切るスレッタに対して、ミオリネが余りにも忙しくなりすぎ&言葉足らずのミオリネの悪い面が出てすれ違い発生。

エラン、の単語スレッタの口から出て、ミオリネがつま先トントン(苛立ちの表現)を見せているので、本音ではスレッタにはエランと関わりを持ってほしくないんだなぁ、とわかるシーン。

 

11話。牛達の間に隠れたスレッタを見て、ほんの一瞬悲しそうな表情を見せるミオリネ。あんなに鬱陶しいくら自分に構ってきたのに何故隠れようとするの? って思ってるんでしょうね。

トイレスレッタの泣き言を聞いて追いかけっこ開始。同性同士じゃないとトイレで立ち聞きイベントはできないので、すごい解決策だな、と。

ミオリネを突き飛ばして離れようとしたスレッタに対して、とうとうミオリネがスレッタに抱き着いて「ずっとそばにいて」発言&ぎゅっと抱きしめイベント。ここでスレッタの瞳にハイライトが入ったので、スレッタのミオリネに対する「好き(LIke)」が「好き(Love)」に変わったんだろうな、と予想します。

花婿からダサいキーホルダープレゼント……は、婚約指輪ってことですよね?

 

12話。ミオリネを助けるべくエアリアルの元へ向かうスレッタと、隔壁の反対側に閉じ込められたスレッタを助けるべくコントロールセンターを目指すミオリネ。お互いを想いながら行動して、いよいよバディに、と思いきやミオリネは父デリングと遭遇。ミオリネをかばって倒れたデリングを何とかすべく……これ、救援信号を出すためにコントロールセンターに向かってます

一方のスレッタはプロペラに暗示をかけられ、殺人に対する恐怖がなくなってしまます殺人に対する忌避感をなくした&ミオリネと心が通じた高揚感のままミオリネを発見したスレッタは、エアリアルの掌でテロリスト殺害。カッコつけてミオリネの前に現れたけど、当のミオリネからは「人殺し」と拒否されます

2023-01-15

anond:20230115192420

にじさんじがやってるカタシロReflectが答えになるんじゃないか

まああれTRPGというより即興舞台だけど

2023-01-11

買い物日記

 1月某日、子供らを連れて買い物に行った。夫は「行かなーい」と言ってトドのように寝ていたので、そっとしておいた。普段だったらもう一歩踏み込んだ感じに「お買い物行こうよぉー! あたしパパとお買い物したい!!」とぶりっ子すると嫌々という体で……というか、嫌がってるのは本気なのだが……一緒に来てくれるのだが、子連れしかも回りたい店複数となれば夫の不機嫌はMAXに達してしまいそうなので、よした。以前は買い物に連れ回す代わりに、最後にどこかで良さげなおやつを買って夫の機嫌を回復させるという技が使えたのだが、年末に夫が糖尿病であることが発覚してしまったので、技を封印せざるを得なくなった。しょんぼり

 買わなければならないのは、子供たちが新学期学校に持っていく雑巾、上の子習字の授業で使うぺらぺらなレジャーシート(そんなもん書写で使うんや……)、上の子理科ノート、私が庭木や盆栽の手入れをするための剪定鋏、剪定した盆栽の枝の切り口に塗る薬など。それと、子供たちがお年玉を遣っててきとうに漫画本を買うのでTUTAYAにも行かねば。本は買い物目的というよりか、子供たちが自力でお買い物をする練習である

 めちゃ広いショッピングモールに到着。とりあえずホームセンター必要ものを買って、その後でTUTAYAに行くということで。

 まず最優先の雑巾ショッピングモールは色々なものが一箇所で買えるからってわざわざ家の最寄りではなくここの超でかいホムセンに来たけれど、店舗面積が広すぎ・物多すぎで雑巾10枚入りパックを探すのにも手間取る。たぶんお掃除用品コーナーにあると言っとるのに、子供たちは学校で使うものから文房具コーナーにあるはず!! と決めてかかって逆方向に突撃しようとするので、宥めるのが大変だった。実際、文房具コーナーの一角学用品棚の隅っこ辺りには、書写や図工で使う用のネームタグ付きの小さい雑巾があるはずだが、それはコスパ悪いので買いたくないんだよぉ。

 なんとかお掃除用品コーナーに子供たちを連れて行くと、すぐに雑巾10枚入りパックは見つかったのだが、値段が異様に高い。税抜きでも400円を軽く超えている。物価高のご時世だから仕方ないのか!? と思ったら、目の良い上の子が「となりに普通のあるよー」と、300円程度の物を取ってみせてくれた。高いのは「厚手ぞうきん」だった。二つの種類を見比べてみると、「厚手ぞうきん」の方が高いけれど、数年前に普通雑巾として売られていたのはこっちだった気がする。まあいいや、安いぺらぺらの雑巾10枚パックを買うことにする。

 お掃除用品コーナーからほど近い所にペット用品コーナーがあり、生体の展示もされているので、ほんのりと獣臭が漂ってくる。それに気づいた子供たちが猫を見たいと騒ぎ出したので、必要な物を全部買った後でね、と約束した。

 次に優先度の高いのは、ぺらぺらなレジャーシート。秋に下の子遠足の準備をした時もかなり苦戦したのだが、レジャーシートの置いてある場所の分かりにくさは異常だ。基本的には食器類コーナーの、行楽用品が陳列されている辺りか、レジャー用品コーナー、あるいは子供のものだと学用品コーナーにある。で、レジャー用品コーナーと学用品コーナーが近い所にあり、レジャーシートの他に理科ノート必要なので、そっちの方向から攻めることにする。レジャー用品のコーナーをまず見たのだがダメだった。このコーナーはかなり面積が広く、しか面白そうなものが色々置いてあるので、レジャーシートの陳列された場所発見するまでにかなり時間がかかった。夫を連れて来なくてよかったと思った。夫は人の買い物に付き合うのは嫌いなのに、ものによってはぶらぶらと売り場を見て回るのが大好きなので、こういう所に夫連れで来ると、品物探しの他に、どっか行っちゃった夫と、夫を探しに行ったきり戻って来ない上の子を探すというミッションまで加わって、大変な事になるのだ。

 レジャー用品コーナーには良さげなレジャーシートはなかった。レジャーシート自体はあったのだが、大人数のキャンプピクニックで使うような大きくて頑丈そうなものしか置いていない。書写で使うには大きすぎる。

 次に学用品コーナーを見た。理科ノートを探しつつ、レジャーシートも探した。学用品コーナーが文房具コーナーの中に二箇所くらいあって、どこに何があるのか分かりづらかった。いつもの学用品コーナーの他に入学備品のコーナーが設えられていたのだ。いつの学用品コーナーでは下の子が風船やらおはじきやらに目を奪われてしまい、通過に時間がかかってしまう。「早くお買い物が終わったら猫を見る」という呪文でなんとか下の子を動かす。理科ノートはあったが、レジャーシートは見つからず、入学準備コーナーを見てみたが、そこにもなかった。

 となれば、食器類のコーナーの行楽用品の棚にあるのかもしれない。食器類のコーナーはこれまた広い。行楽用品の棚を探しているうちに、茶碗の並んだ棚を見つけた。上の子が、「ママってまだ自分の茶碗買ってないよね」と言い出す。そうなのだ、私の茶碗は何年も前に割れたきり買い替えていない。茶碗の代わりに100均で買ったプラ製の丼でご飯を食べているのだ。あ、じゃあこの機会に買おうかなと思ったら、下の子が「お目当ての物だけ買うようにしないとお金無駄になるんだよ!」と言い出した。私がよく子供らに言う台詞である。「そうだった」と上の子も言い、茶碗はまたの機会にすることにして……いや、またの機会って、こういうときでも無きゃわざわざガソリン使ってここまで来ないんだけど…過去自分に足元を掬われた気分で通りすぎ、ようとしたところで、良さげな塗箸を発見。家でトドのようにお留守番中の夫にお土産に買っていってご機嫌になってもらおうと思ったが、子供たちに「予定にないものは買わない!!」と声を揃えて言われて「はい……」と答えるしかなかった。

 果たして行楽用品の棚にたどりつき、無事にぺらぺらのレジャーシート(1人用)を確保。遠足に使うような小洒落て厚みのあるレジャーシートだと、気に入った物を実店舗で探すのは容易ではなく、脚が棒になるまで探し回った挙げ句結局楽天市場ポチる事になるのだが(←過去経験)、そういうのではなくちょっとしたお出掛け用で使い終わったら丸めて捨てても良いくらいの品物なら有る訳だ。この程度の物でよければすぐそこのSeriaにもありそうだなーとも思うが。

 あとは、私の剪定バサミだが、店内をざっと見た限りでは園芸コーナーがどこに有るのか不明なので、とりあえず一旦会計をしてペットコーナーに行くことにする。子供たちはセルフレジを使いたがったが、複数の品物の会計子供セルフやらせると大変なので、今回は有人レジを使った。知らないうちに利用可能ポイント100円貯まっていたのでそれを使い、なんか得した気分。

 いざペットコーナーへ。なんと昼休み中だった。「猫ちゃんワンちゃん健康のために十二時から三時までの間で三十分以上のお昼寝時間を取らさせて頂いております」という看板が。わー、保育園かよー♡ と、ブラインドが降ろされて何も見えないショーケースの前でその事実だけで非常に萌えると感激した私とは違い、子供達はそんな空想セルフ萌えをするという芸当はまだできないので、不満タラタラだった。仕方ないので、お昼休みは取らないスタンスであるらしい鳥類の展示室に子供たちを連れていく。丁度目の死んでいる店員さんが居たので、「入っていいですか?」と声をかけたら、「いいですよ」と店員さんの目に生気が戻った。インコが沢山いた。その下にはハムスターが沢山いた。「念の為に言っておくけどハムスター鳥類ではないよ」と私が言うと、子供たちは「分かってる」とシラけた顔で言った。展示室の一番奥にはなんとウズラがいた。「わーすごい、ウズラもいるんだ!」と感動する私に、下の子は「ママウズラって鳥類なの?」と言った。そうです、鳥類です。

 子供たち、特にの子最近ハムスターが欲しいとよく言うのだが、我が家ではちょっと買えない。ならインコはどうだと食い下がるのだが、インコはなおさらダメである。うちは狭いから、台所でテフロン加工のフライパンを使うとインコに有毒なガスが発生して室内に充満し、インコを死に至らしめるのが明らかだからだ。という小難しい事を言っても信じてくれない子供たち。だが、鳥類の展示室が常夏のような暖かさであり、「この室温を一年中保てない我が家インコハムスターを買うのは無理」と説明したら「なるほど」と一発で納得された。大家さんには悪いけど、我が家、隙間風が凄くてめちゃ寒いからな……。

 ペットコーナーを出て、もと来た道を戻る際にウタマ石鹸98円のポップが目に入った。ウタマ石鹸98円!? 最近ではうちの最寄りのドラッグストでは1個198円の高級品と化しているのに!? だがここでも「予定にないものは買わない!!」と過去自分発言に足元を掬われた。

 猫ちゃんワンちゃんがお昼寝を終える頃にまた来ようと約束をし、まずは私の希望園芸コーナーを見て、それからTUTAYAに行って本を買い、またここに戻ることにする。

 園芸コーナーは建物の外かと思ったら、レジャー用品コーナーの先の材木置き場の隣にひっそりとあった。子供たちがもう飽きて早くTUTAYA行こうとグズり出したので、落ち着いて棚を見られず、トップジンペーストを探し当てるまでに売り場を四周した。だが、剪定バサミが売り場にない。もしかして農業用品売り場かな? と思い、ブーブー文句言っている子供達を連れて即興で作った「剪定バサミが見つからないの歌」を小声で口ずさんでいたら、丁度そこにいた60代くらいの店員さんが売り場を教えてくれた。ピンク色の付箋が貼って有るのが植木盆栽の枝をカットするのに丁度良い片手で使える鋏だという。しかし、そのどれもが新発売のものらしくて物は良いんだが高い。だが視線を棚の下の方に移すと同じような物で型落ちの売れ残って埃を被った品物があり、新発売のを教えてくれた店員さんには悪いなと思いつつも店員さんが私達から視線を外した隙に「これを買おう」と埃被った鋏を手に取った。新商品のお値段の3分の2くらいの値段。

 お会計は、トップジンペースト剪定バサミだけなので、セルフレジですることにした。セルフレジは以前はかなり混雑していたが、この日はあまり人気がないようで、すぐに空きが見つかった。横で店員さんが厳しい目で監視している中、やけに複雑な会計方法辟易しつつ作業。私はコンビニ店員故に、スキャンハンディタイプのをつい使いたくなってしまうのだが、ハンディスキャナーに手を伸ばした瞬間横から店員さんがサッと手を出して来て「こちらに商品をかざして下さい!」とディスプレイ下の大きなスキャナーを差した。なんか、めちゃめちゃイラつかれている。こんなに店員さんにストレスをかける完全セルフレジって、どうなんだろう。

 会計を終えて外に出た際に、花木のコーナーを通った。一才桜がもう並んでいるんだけど、その全てにこれだって感じがしない「ママ、桜か沈丁花欲しいって言ってなかった?」と上の子が言うが、なんかどうも欲しい感じがしないんだよねーと答えた。年末に売れ残ったボロボロの藤盆栽を同じ場所で見かけたが、その時は予算オーバーだしすぐ枯れそうなほど弱った木だったから買うのを見送ったのだけど、あれの方が出来れば欲しいと思ったのは何故なんだろう。

 そしてTUTAYAへ。この店舗は面積は広いが売れ筋の本と漫画ばかりの残念な店で、ランキングに入らないような小説を買おうと思って来ると、結局店頭の端末からネットショッピングする羽目になる残念なお店でもある。買い物の前にまずトイレに行った。トイレまでの道筋歴史書技術書に面していた。あまり来ないエリアだ。小説在庫の偏りは酷いのに、専門書は普通に置いてありそうだなあと思った。

 トイレは空いていたが、下の子だけ別にトイレに入りたい気分じゃないと言うので、女子トイレ前に置いてあった椅子に私と下の子腰掛けて上の子を待ち、上の子が出てきたら交代で私がトイレに入り、上の子が下の子と待つことにした。すると、上の子が入って行った後に十人くらいの女の子団体がやって来て、私と下の子椅子に座っているのを見ると狼狽え、ドアに手をかけたまま動かなくなってしまった。なので、

「あ、中は空いてますよ。私達は人待ちしているだけなのでどうぞ」

 と私が言うと、女の子たちは目配せしあい、入って行った。こういう風に咄嗟社会性を発揮出来るようになったの、コンビニバイトしてるからだよなぁ。コンビニバイトでもやってみるもんだよなぁ、と心の中で自分に感動した。上の子が出て来た後で私もトイレに入った。トイレの個室の壁がツヤツヤに磨かれていて、正面もサイドも排泄中の自分の姿がよく映るので、非常に居心地が悪かった。

 トイレの後、漫画コーナーに向かう。その途中で児童書のコーナーを通過するのだが、『おしり探偵』に毎度驚かされる。顔に、紫のハイレグパンティー履いてる……。

 子供たちは『地縛少年花子くん』が目当て。だが、何度も来た場所なのに毎度『花子くん』の置き場所が分からなくて迷ってしまう。子供たちは『花子くん』を自分たちが好きな漫画から少女漫画」だと思い込んでいる。私は『花子くん』を漠然しか知らないのだが、絵柄からして『Gファンタジー』辺りのスクエニ系のレーベルなんだろうなと思いつつ、毎度出掛ける前にレーベルを調べ忘れる。そして、子供らとどっちのコーナーを探すべきか店頭で軽く論争をして私が負け、少女漫画の棚を子供たちが探して無いと文句を言うことになるのだ。

 今回は子供たちは「花子くんは少女漫画に似ているけれど、実は大人の女の人ばかりが読む系の少年漫画のような何か」という、いつだったか私が言った事を思い出し復唱しながら歩いて行き、何故かエッチ男性向け青年漫画のコーナーに突撃していってしまった。違うそこじゃない。

「と、とりあえずスクエアエニックスって書いてあるとこ探そ」

「うぃ!!」

 と、探しながら男性向けエロ漫画の棚と少女漫画の棚が意外に近い事に気づきつつ、また夏から売れ残っている少女漫画平積み年末とほぼ同じ高さのまま残っているのを横目で見、ブルーロック東京リベンジャーズのタペストリーに目をやったらまた子供たちに「予定に無いものは買いません!」と叱られた。

 スクエニの棚は女性漫画BLコーナーの間辺りの微妙位置にあった。少年漫画という括りでは置いていないんだな。子供たちは花子くんを何冊か買った。既刊を二人で交互に買うなんて、後でどの巻が自分のかで喧嘩になりそうだけど? と私が言うと、「絶対忘れないか大丈夫」だそうだ。本当かよ。私が買った『鬼滅の刃』全巻を自分たちのものだと思ってるくせに。

 私は『女の園の星 2』を買った。何で3巻を買わないのかと子供たちが言うので、「お楽しみは後にとっとく派なので」と答えたのに、子供たちは「表紙が男じゃないからじゃない?」 と勝手想像を膨らませていた。

 会計は私と下の子セルフレジを使い、上の子有人レジ会計した。今日TUTAYAセルフレジ大人気。セルフレジだけめちゃめちゃ人が並んでいるのは、店員さん達がセルフの方に一生懸命誘導するからでもあり、一会計にかかる時間が非常に長いからでもある。パッと利用してサッと会計出来るスキル持ちの客がいなさすぎる。

 一方、上の子有人レジで速やかに会計を終えていたが、千何百何十何円かを支払う際に、まず二千円札を出して小銭を出そうとしたら勝手に「2000円からお預かりします」と店員が言い、小銭を出させて貰えなかったと愚痴をこぼした。最近電子決済でさっさと会計を済ます人が多いせいで、現金を悠長に財布から出す客への店員の耐性がなくなって来ているのは感じる。私はバイトの時にはそういうお客さんの後ろに何人並んでいようが気長に待つ主義なんだけど、そんな店員はなかなかいいかもなあ。以前、やはり気長に待つ主義オーナーレジ接客をしていた時に、凄く長い時間をかけてお金をもたもた出す老人なお客様がいたそうなんだけれど、その後ろに並んでいた客がキレちゃって、「遅ぇんだよクソジジイ!」と暴力を奮おうとしたので、オーナーが止めに入ったそうな。セルフレジ自動レジが導入されてからというもの会計待ちの列はかえって殺伐としてきている。皆が皆、スピード適応出来る訳じゃないから。上の子には、ママやパパみたいに小銭を上手く使って財布を軽くするようなお買い物をしてみたいのは分かるけど、もたもたしている客に暴力を奮う客とか、顔を覚えて悪口を言ったり意地悪をしてくる店員みたいな、糞みたいなヤツもよくいるから気をつけるように話した。後ろに人が並んでいる時は、なるべくお札や五百円玉で払いなさいと。

 TUTAYAを出てホムセンに戻った。TUTAYAホムセン間の距離はそんなに離れている訳じゃないのだが、駐車場が四車線の公道を挟んであっちとこっちに有るし、近くの交差点信号の待ち時間は長いし通る車の運転は荒いしで、歩いて移動する気になれずわざわざ車で移動する。曲がりなりにも一つのショッピングモールだと言うのなら、地下通路屋根付きの歩道橋は整備して欲しいよなぁ、どうせ金がなくて無理なんだろうけど……。ショッピングモール周辺の道路は、どこも白線が消えてしまい車線の区別目視できないほどだ。こんなありさまで新しいお便利設備が出来る訳がない。

 ホムセンに戻った時はまだ14時くらいだったが、猫ちゃんワンちゃんのお昼寝は終わっており、ショーケースのブラインドは上がっていた。ショーケースの数の割には展示されている子達は少なく、しかもどの子もすでに結構大きく育ってしまっていた。子供らは猫が少ないのが不満だったらしいが、仕方ない。可愛い子はすぐ売れてしまものなのだ

 何という種類だか忘れたが、毛が長くてとても大きくなる種類の猫が展示されていた。顔の感じがまだ子猫っぽいのに、すでに普通日本猫の大人くらいの大きさがあった。Twitterとかでこの種の猫の胴体の長さを飼い主がドヤァしている写真を見たことがあるけど、本物は迫力が違うなと思った。

 元来た道を引き返し、ホムセンスーパーの間を繋ぐ通路を通ったら小型のUFOキャッチャー発見。景品は『SPY×FAMILY』のぬいぐるみだ。たまには大人の気前の良さを見せてやろうかと思って財布を開いたら小銭が全然なかったので諦めた。

2022-12-31

TRPGセッション面白かったもの備忘録的な

このTRPG好きだったなあ、という備忘録的なもの

もともとVtuberきっかけで見始めたので偏っている。

URLも張っていたが、数が多すぎたせいかスパム扱いされて登録ができなかった。

短(1~2時間程度)
・大悪党 地獄ケ原斬人 #大悪党周央ケ原ざンゴ 1:17:48

 地下アイドル根性の女vs世界的大悪党

舞台『カタシロRebuild』名越康文,ディズム,藍月なくる 1:49:16

 リアル精神科医TRPGを基にした即興劇をやる。

なんちゃってマダミス / #にじだいさんじ雪山 1:23:25

 マダミスでもTRPGでもないカオス



中(3~6時間程度)
・永劫捨象ペトリコール #なくペト 3:00:35
・永劫捨象ペトリコール #すこペト 2:40:27

 七日後に世界は滅ぶ、解決はできない、あなた破滅願望を抱えた芸術家だ。

ズズンゴが行くSHOTGUN KIXXING MARRIAGE#ズズンゴショキマリ 3:14:00

 相性が悪すぎるせいで、五周くらい回って相性がいい。



長(6時間~)
個性豊かなメンバー狂気山脈邪神の山嶺~ 6:44:51

 山を登るという狂気と、高速廻天田原五郎

・『新世界より』 #海賊船煩悩号 7:51:19

 ボードゲームのように航海をし、宴会のように騒ぐ。

・夕星シンフォニア #天ホムシンフォニア 10;28:50

 怪物になる、悪魔になる、ヒーローになる。

・カノヨ街 #街に待ったカノヨ街 6:13:14 4:57:56

 和風の箱庭世界観で、個別ハンドアウト制で、誰も知らない裏がある。

とある幸せ家族の話 #鈴鳴家 4:44:05 7:46:53

 とても綺麗で、優しくて、思いやりにあふれた容赦のない地獄

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