はてなキーワード: 単線とは
(1) 今時の「田舎」高校生が「本屋」と「映画」へのアクセスなんて気にするか?
本屋の新刊の入荷時期気にするくらいならAmazon使うし映画だって映画館に見に行くという発想自体がないんじゃね? 谷間の村とかならケーブルとか、衛星放送、ネットのサブスクなんかで無料映画見てるよ。更に言えばアクセス方法として「車」が出てくるのも高校生としては違和感で、そこはバスとかじゃね?
(2) 近くにある四階建て以上の建物
いや、ないよ?マジで。そもそも「田舎の学校」で四階建てなんて見たことねえわ。学校が四階建てって時点で発想が都会人て感じがするな。あと田舎のパチンコ屋は土地が余ってっから立体駐車場なんて作る意味がねーし、農協も四階建てとか、ねーな。あと田舎であるとしたら役場だな。こういう言葉がすらっと出てこないのって、どうだろうな。
いまどきの田舎の親って、むしろ都会に出すことに貪欲だったりするからね? 近在の、田舎過ぎて電車も通ってない村の教育委員会は、村にある学校の生徒に海外留学のための資金援助とかしてる。それでも、子どものいる家庭は、妻子だけでも村外に出したりしてる。それが田舎の現実ってもんだよ。
(4) そして都会描写
夜空が汚い街、数分に一本電車が来る、すれ違う人間が他人ばかり……逆にこっちは妙に細部のリアリティがあるんだよな。おかしいよ。
ま、残念賞だな。つーわけで、実際に田舎住みのオレが、4~5年前に地元で見聞きしたリアルな会話ってヤツを一つ紹介してやろう。一時間に一本くらいしか電車が来ないローカル単線無人駅のホームで、夕方に下校中のちょっと髪の茶色い地元女子中学生2人がジャージ姿でしゃがんで会話してると思いねえ。
「大人のでーと?」
『おい、○○○○行こうぜ』とかじゃなくってさあー……」
「あー、なんかねー」
(※○○○○には電車で30分くらい向こうの駅からバスで15分ほどかかる場所にあるイオン系列の巨大ショッピングモールの地元名称が入る)
アメスピを買った
恐る恐る吸った。未成年が吸ってるってばれてるんじゃないかってびくびくしながら、人気の少ないコンビニの喫煙所で吸った。味なんかしないから2本目は強く吸った。めちゃくちゃまずい。なんか高いし。これならミスドでドーナツ買った方がよかった。
なんかもうわかってた、そういう一歩ひいてるやさしさがだいすきだったよ。
めちゃめちゃ遠いからせめておんなじ匂いでいたくて、吸えもしないたばこせきこみながらふかして返信ずっと待ってた。なんども通知を更新してる。
よく考えたら電話もラインもわたしばっかり、でもやさしいまたねに今度こそはひかなきゃって気持ちはどっかにやっちゃって、くりかえして、何度も期待して夜を消費する。10回のうちの8回くらいは朝に裏切られる。たったの2回が宝物みたいにうれしくてだいじで、すごくまぶしくて。何度も振り返ってしまう。
でももうやめた。私は観光しか取り柄のない、単線しか通ってないこのまちであなたじゃない、似ても似つかないようなひとと恋をする。文系でコンタクトレンズをつけた彼はたばこなんか吸わないし、お酒も弱い。中途半端に優しくなんてない。
19さい最後の日の夜まで、はじめてないのにおわったこの恋みたいなやつでいっぱいだけど、15年後にはぼんやりとも思い出せないかもしれないの、笑っちゃうな。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 101 | 12400 | 122.8 | 42 |
01 | 57 | 8884 | 155.9 | 50 |
02 | 29 | 3675 | 126.7 | 58 |
03 | 26 | 5394 | 207.5 | 64 |
04 | 23 | 1683 | 73.2 | 40 |
05 | 10 | 3546 | 354.6 | 67 |
06 | 6 | 2530 | 421.7 | 99 |
07 | 27 | 2846 | 105.4 | 59 |
08 | 104 | 6476 | 62.3 | 28.5 |
09 | 106 | 7882 | 74.4 | 38.5 |
10 | 52 | 7068 | 135.9 | 46.5 |
11 | 78 | 6142 | 78.7 | 42 |
12 | 130 | 6878 | 52.9 | 35 |
13 | 135 | 10952 | 81.1 | 36 |
14 | 169 | 13140 | 77.8 | 32 |
15 | 194 | 14213 | 73.3 | 41.5 |
16 | 148 | 12212 | 82.5 | 54.5 |
17 | 190 | 15725 | 82.8 | 38.5 |
18 | 112 | 9366 | 83.6 | 29 |
19 | 92 | 6203 | 67.4 | 33 |
20 | 104 | 8414 | 80.9 | 28 |
21 | 134 | 12186 | 90.9 | 36.5 |
22 | 107 | 10426 | 97.4 | 40 |
23 | 116 | 31794 | 274.1 | 35 |
1日 | 2250 | 220035 | 97.8 | 38 |
人(209), 自分(145), 話(77), 今(77), 増田(74), 仕事(59), 日本(59), 問題(56), 普通(56), 好き(56), 女(54), 人間(53), ー(51), 前(50), 感じ(50), 結婚(49), 必要(48), 相手(46), 意味(44), あと(43), 気(42), 男(41), 最近(41), 金(38), 関係(36), 場合(36), ワイ(36), 他(34), 気持ち(34), 今日(33), 最初(32), 理由(32), 言葉(31), ゲーム(30), 存在(29), 昔(28), 子供(28), 頭(28), 生活(28), 人生(28), しない(27), 広告(27), 時間(26), 会社(26), AV女優(26), 風呂(26), 無理(26), 逆(25), 結果(25), 他人(25), 世界(25), 顔(25), 全部(25), ダメ(25), 別(24), レベル(24), 女性(24), 国(24), 💩(24), 理解(23), 警察(23), 記事(22), 禁止(22), 無駄(22), 声(22), 店(22), 手(22), 名前(22), 日本人(21), じゃなくて(21), 業界(21), 社会(21), AV(21), 元増田(20), 家(20), 海外(20), 正直(20), 確か(20), 内容(20), スマホ(20), 判断(20), ルール(20), 結局(19), 情報(19), 毎日(19), 自体(19), バカ(19), 嫌(19), 一緒(19), 状態(19), 可能性(19), お金(19), 目(19), 大変(18), とこ(18), 目的(18), サイト(18), おっさん(18), 期待(18), 絶対(18), ゴミ(18), ネット(18), ただ(18)
増田(74), 日本(59), ワイ(36), AV女優(26), じゃなくて(21), AV(20), 元増田(20), スマホ(20), 可能性(19), いない(17), IT(16), Coinhive(16), モテる(15), hatena(14), JavaScript(14), 結婚指輪(14), PM(13), ブラウザ(12), なのか(12), なんだろう(12), AM(12), はてなー(12), web(11), キモ(11), マジで(11), 東京(11), 基本的(11), NG(10), 普通に(10), アプリ(10), s(10), 1人(9), ブコメ(9), 生産性(9), アメリカ(9), ネトウヨ(9), 婚約指輪(9), OK(9), ツイッター(9), 売春婦(8), coinhive(8), サンドボックス(8), コインハイブ(8), PC(8), 安倍(8), ツイート(8), VR(8), 韓国(8), 10万円(7), 婚前交渉(7), にも(7), OS(7), いいんじゃない(7), ???(7), career(7), キチガイ(7), ぶっちゃけ(7), 笑(7), av(7), キレ(7), wikipedia(7), JS(7), ラーメン屋(7), tenshoku(7), 一方的(7), 腐女子(6), 東大(6), 中国(6), yahoo(6), 犯罪者(6), ありません(6), KKO(6), 2019年(6), 何度(6), わからん(6), 戸田真琴(6), 陰キャ(6), 想像力(6), メンヘラ(6), ー(6), AI(6), CPU(6), a(6), 社会的(6), トラバ(6), 娘(6), Twitter(6), B(6), イケメン(6), wiki(6), はてブ(5), アレ(5), 欧米(5), 残ってる(5), オプトアウト(5), 具体的(5), 価値観(5), 一緒に(5), ニート(5), 平成(5), 大企業(5), 北朝鮮(5), インド人(5), かな(5), 婚活(5), ガチ(5), 引きこもり(5), 5人(5), この国(5), 最高裁(5), 知らんけど(5), 格ゲー(5), ドイツ(5), 消費税(5), 人間関係(5), ケムリクサ(5), ja(5), Web(5), まとめサイト(5), けものフレンズ(5), ブクマ(5), SNS(5), twitter(5), 関係者(5), プレイ(5), Google(5), EX(5)
戸田真琴(6), Coinhive(16), coinhive(8), 2月18日(4), チャリカス(4), 鍵屋(4), 複線(6), tenshoku(7), サンドボックス(8), カンマ(4), 単線(3), bottomzlife(3), AV女優(26), 指輪(11), ブラウザ(12), 儲から(6), 古参(5), 10万円(7), けものフレンズ(5), 金儲け(7), web(11), 💩(24), 靴(11), モテる(15), 挨拶(17), 判決(9), 謝っ(10), 自演(12), ラーメン(17), AV(21), 広告(27), 風呂(26), 謝罪(13), NG(10), 歩く(10), 注文(10)
■あのキャラとあのキャラが同じ声優で1番ビックリしたのは? /20190219130008(23), ■綺麗事抜きにすればAV女優=売春婦 /20190219145935(12), ■ペアの婚約指輪を買おうとしていた /20190219122434(12), ■複線大好きっ子「あれは複線だぞ」 /20190219152028(12), ■セから始まって、スで終わる行為な~んだ? /20190219154453(10), ■ /20190219163134(10), ■誰かに長い間辛い思いを強いられていたとして /20190219233043(8), ■足音をバタバタ立てて歩く理由が分かった。 /20190219082441(8), ■TOTOってよく見たら /20190218224105(7), ■手取り35万 /20190219212743(6), ■今のオタクって何で抜いてるの? /20190214222847(6), ■無職は飽きるのか /20190217182617(6), ■誰か解説求む /20190219092422(5), ■VRを使って汚いものをきれいな映像に変換してほしい /20190219132700(5), ■助詞の「は」「が」の違い説明できる人いる? /20190218121803(5), ■anond:20190219142904 /20190219143034(5), ■ /20190219082203(5), ■弊社はあいさつがない /20190219221003(5), ■ /20190219155042(5), ■anond:20190219113941 /20190219145024(5)
6038937(1161)
アーバンパークラインという舌噛みそうな横文字路線名とか、未だに単線区間があるのはともかく、
今や東武の全路線を見渡して、全区間にわたって大きく黒字(≠トントン)なのが、唯一この路線だけとか。
幹線系統でも伊勢崎線は東武動物公園以北が、日光線は南栗橋以北が、東上線は小川町以北がそれぞれ赤字、
なんつーか、幹線を差し置いて輝くのは、他の大手私鉄だと井の頭線に似ている気がしなくもないが、
微妙にダサい大手私鉄である東武の中でも一際パッとせず、過去には汲み取り式トイレの多さで悪名高かったレベルの、
まさに東武一冷遇路線と言われた野田線が、今や東武全体の稼ぎ頭の一員とは驚く。
昨今の#MeToo運動や世の中の流れ、あるいはLINEおじさんをバカにする傾向を見ていると、「ああ、自由恋愛は終わったんだな」というのをしみじみと思った。「自由恋愛」とは永遠不変の金科玉条ではなく、戦後数十年間の一時的な理念でしかなかったのだ。単線的な進化史をあえて描くとするならば、「仲介恋愛」(お見合い)から「自由恋愛」となり、これからは「契約恋愛」となるだろう。
「仲介恋愛」の時代に、自分の意思よりも仲介者(家族や親類)の意思が優先されるのはどうなんだ、という問題意識から、自分の意思で相手を選ぶ「自由恋愛」へと発展した。しかし、「自由恋愛」がセクハラやデートレイプなどのバグを生むことがここ十数年で問題視されるようになった。「俺は気に入られているはずだ」という勘違いから暴走していくセクハラ、デートレイプは「自由恋愛」における重大な欠陥だ。この欠陥を埋めるには「契約恋愛」しかないだろう。どのような形になるかはわからないが、お互いが同意していると明示された状態でないと、デートするのは非常識、という状態だ。例えば、相手が「デート指輪」を受け取らないと、デートに誘うことは非常識、というのもあり得るだろう。
「仲介恋愛」は家族間の契約だった。「契約恋愛」は個人間の契約になる。相手は自由に選べる。「仲介恋愛」と「自由恋愛」をアウフヘーベンしたものが「契約恋愛」だ。
「自由恋愛」とはたった数十年間の理念だったのだ。今までの自分の恋愛を振り返り、センチメンタルな気分になった。あの誤解の積み重ねによる感傷は、これからは古いものとして打ち捨てられていくのだ。「この子とセックスできるかも」とドキドキし、実際にできたときの昂揚感を味わうことは、もうできない。
,, _
/ ` 、
/ (_ノL_) ヽ
/ ´・ ・` l 自由恋愛は死んだんだ
(l し l) いくら呼んでも帰っては来ないんだ
l __ l もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ
、 _ ィ
/  ̄ ヽ
/ | iヽ
|\| |/|
| ||/\/\/\/| |
大学の同期が成人式をむかえる前に書こうと思っていたが、結局こんな時間になってしまった。
この時間になって成人式ねーうん・・・みたいに思ってネット見てる人間が見ればそれでいいや。
「成人式に行かない人って、いったいどんな理由があるんでしょうかね」というのは、改めて考えてみるとこれがいまいちよく分からない。
あるいは自分がなんだかんだ言って結局行った方の人だからなのかもしれないが、行くのを結局決めたのは前日の夜になって「ああやっぱ行こうかな、一応準備だけしておいて寝坊したらあきらめるか」といった具合でいたら当日きっちり目が覚めたので、ええホントに行くの俺?みたいな思いを抱きながら行ったという有様だったので、その辺のところ行くまではかなり割れていたのだが、実際行った後になってああやっぱ行ってよかったなとなるような強い価値観の変化があったので、そのあたりのことがいまいちよく思い出せないし、結局行かない側の人ではなくなったので、行かない側の人としての物言いをしなくなったからだと思う。
というのも、その成人式人生三回目のセンター試験の一週間前だったし。
その頃の自分に何があったかというと、まあなんだかよくわからないことになっていた。少し本題とずれるので、結論だけ見たい人は読み飛ばして構わない。
単にシンプルな物言いで表したり表されたりしたくないだけなのかもしれないが、一年目も二年目も、センター利用で受かった大学にそれぞれ親に入学金と半期の学費、それから半期の休学費用をハタかせておきながら大学受験をおかわりしていたからである。
結局一度目はもっと高いランクの大学に行きてえと抜かす自己肯定感の欠如と、それでいて自分の有様をよくわかっていないが生きる上では大切な若者特有の貴重な熱意を、18,9年生きててそれだけしか身に付けなかったんかとばかりの崇高な偏差値という単線的指標に振り向けて、それさえ達成できればこれまでも中高大と一度たりと第一志望というものに受かったことのない過去の自分の救済になると信じて突っ走ったものの、大元の問題が何一つ解決されてないがゆえに何一つ解決するはずもなく、終盤完全に行動の伴わない支離滅裂なメンヘラという訳の分からない人になりながら本試は全て落とし、所属するが故の苦い部分から解放されもはや生きてるだけで自己肯定感を補填できる依存先と化していた元の大学と、唯一受かった1ランク上の、しかも受験が終わった後になってどうやら自分が本来大学でやりたいと思っていたものと違うらしいということが分かった大学のどちらにすればいいか迷っていると口にし親父を激怒させて終わった。
二度目のほうはもはや凄惨と言う他はなく、元の問題、つまりは自己肯定感の欠如であるとか偏差値以外の指標を実のところ持ち合わせておらず、大学受験というそういうことの最後の振り分けが終わった後でじゃあ自分が何をすればいいのかがわからない、自分に好きなことややりたいことがあるんだかないんだかわからない、ましてそいつを新しく見つけ出すこともできちゃいないし、前の大学の専門や多分野性は楽しかったし、自分のやりたいことのような気もしていたがそいつは自分でかなぐり捨ててしまった。そうこうしているうちに時間は過ぎ、周囲にいる一つ年下の人間はめいめいにそれを見出したり、あるいはそうでなくても仲間を見出していく。新しい人間を迎えるムードやチャネルは閉じていき、ただ一人、コミュニケーションに長けているわけでもなく、まして19になって未だ携帯電話さえ持ったことのない現代人にあるまじき自分は人間関係からも完全に弾かれたまま過ぎゆくただ時間に溺れ流されていた。前期の単位は夏前に再受験が決まって期末を受ける必要もなくなっていた前の大学のさえ下回り、初めてのバイトもクビになり、夏が終わるころには高校のころ深刻であった鬱状態が完全に再発状態となり、対人恐怖に加えて社会恐怖に陥り、狭いキャンパスの狭い学科で知っている人間と会うのも、知らない人間がそれぞれ彼らなりの為すべきことや適応を見出しているさまを目にするのも耐えられず、大学は来てもまともに講義に出ることもなく普段人の来ない大学の非常階段で横になりながら、人の話し声や足音におびえ、ただ一日中耐えぬ眠気と抗うつ薬の副作用からくる体調不良でくたばっていた。
そのような状況を見かねてか、というより、自身も家族も学生相談室もお手上げ状態と化しており、少時に発達障害でかかっていた大学病院の心理士やら全落ちした中学受験時代の予備校の先生にまで話に乗ってもらい、しまいに温情で元の大学に戻るなり、また別のところに入りなおすなり、リセットの機会を与えてもらったというのが11月、という有様であった。
というような具合だったので、高校を出てから二年間の間で、自分の人生は高校を出るまでは同期で同い年の(自分の周囲にいた)人間が辿っていたそれからは大いに逸脱していた。
二度目の大学の同い年の同期とも、ましてや歳の違う同期からも逸れていた。少なくとも、当時の自身にとってはそうだった。
もとは転勤族で住んでいる地元にそれほど愛着があるわけでもなく、昔から付き合いのある人間もいない。親類ですら、精神・物理的に最も長い付き合いがあり、肉親としての付き合いらしさを覚えはじめていた爺さんは最初の大学受験の途中で突然死した。ましてや住んでいるところの人間など、地理的なり関係性的になり分断が続いたので、初めて親しいらしき人間関係が三年を超えたのは、電車で一時間の高校を出てからのことである。
↑以上読み飛ばし
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
↓読み飛ばし了
そんなわけで当時の自分は、血縁・地縁または精神的な人間関係という側面において、また学年や同期など社会的地位としての側面において、そして以前より自分が持っていたイメージ(と現状との乖離)という三つの面において、一般的な「20歳」という存在群から離れていた。(すくなくとも、当時はそう自覚していた)
とはいえ成人式のハガキというものは、本人のそうした事情や自意識とは全く関係なく、ただいつ生まれてどこに住んでいたかということ以外何一つ問わず、だれの元にも届くものである。
ハガキが届いた時点で、すでに自分の人生が同年代の多くの人間が歩んでいるのと同じような人生など望むべくもないと思ってはいても(事実そうだとしても)、である。
これは生まれて20年の1月を迎えるまでの経緯がどんなに平凡であろうが特殊であろうがおそらく同じことだが、成人式というものは、義務教育を終えた人間に来る、「ただ同じ年(度)に生まれたというだけで世間から全く同じ扱いを受ける」最後の機会だろう。ひょっとしたら最後ではないかもしれないが、少なくとも当分同い年というくくりではこれほどの等しさと無差別性を持った体験をする機会はないだろう。たとえ義務教育をどっかでドロップアウトしようが、義務教育後に社会に出ようが、小中高のどっから私立なり特殊な学び舎に通っていようが、あるいはそういうことのなかろうがである。
分かりやすいので義務教育を例にとってはいるが、それ以外であっても人間この国で20年も生きていれば意識しようがしまいがなんがしか本人なりの本人しか持たない(あるいは似たような人しか持たない)部分というものが出てくるものだし、そんなことはないと思っていてもそう思えること自体がそうである。
これは多分行く前はあんまり分かりにくいことだと思うが、ともかく成人式というのはそういうものを可視化してくれるこの上ない機会だと思うんすよね。
自分が変わっていようが、あるいは変わっていなかろうが、それがどう変わっていて、どう変わっていないのか。会場に集まった普段どこに住んでたんだみたいな70年代の珍走団の生き残りみたいな連中やら、無数にいるスーツにトレンチコート羽織った黒い大群やら、量産型みたいな晴れ着の女やら、(ときにキンキラキンの)紋付袴決めた男達やら、そこにいる連中すべてがまぎれもなく自分と同い年という光景は、少なくとも成人式以外にあるまいと。自分が前日にやっぱ行ってみようかなってなったのは、そういう風な光景って実際どんななんでしょってのを見てみたかったのが一つある。これ考えても実際に見てみないと絶対分からないぞと。少なくとも、行ったことは何かの話のタネになるが、行かなかったら何にもならない。あとでやっぱ行けばよかった、がシミのように残ると思った。
成人式のハガキをなくしたのならなくしたと言えば現地で何とかなるし、着ていくものがないならまぁ少しでもちゃんとしてそうな格好をしていけばよいだろうし、そういう成人式だってあってもよいだろう。別に地元に友達がいなかろうが、それはそれで自分にとっての成人式はそういうもので、そっから見える光景というものがあるだろう。ひょっとしたら、意外な出会いというものがあるかもしれない。俺の場合は誰一人知り合いとすれ違うこともなかったが、それはそれで面白かった。久しぶりにでも会いたくないやつがいたとしても、そいつと会うのはその日が最後だ。遅刻したって別に会場に入れてくれないということはないし、まあ既に終わってても贈答品くらいは貰えるだろう。
いずれにしても、成人式に行くことによっぽどの、それこそ生命の危機が伴いでもしない限り、積極的に行かない理由をひりだすことはないんじゃないか?
仮に生命の危機があっても相手は少年法の適用外だ。別に贈答品目当てだってよかろう。地方によっては金券まであるらしいし。ぶっちゃけ、ほかの自治体のでも潜ってる人はいるし、そういう手もあるだろう。
成人式という上に述べたような場で何が起こるか、あるいは自分にとっての成人式がどういう場で、どういう体験をしたかってのは、これまでの自分を同じ年齢の違う人間という物差しで照らし合わせて改めて見直すことができるいい機会になりうると思うし、あるいはこれからの自分がどうするかを決める上で一つの観点を得られる機会となることもあるだろう。
俺の成人式の話をすると、その日の朝は普段より早く起きて、普段予備校に行く格好のまま家を出て、最寄り駅のトイレでカバンに忍ばせたスーツと革靴(最初の大学の入学祝い)に着替えて行った。
贈答品は会場に一番近いマクドナルドのクーポン券なのは事前情報で知っていたので、特に期待はない(要らねえけどなんかムカついたから二枚使った)。
日本で最も規模のでかい成人式のひとつなので、夥しい人間がいた。その中で明らかに事前の期待を裏切ってよかったこと・面白かったことが3つと、クソだったことについて書いて終わろう。
まず前座で良かった点、開式の国歌と市歌の斉唱。これは完全に盲点だった。いや、人生であれだけの人数で国歌と市歌を斉唱するという機会は以前もなく、おそらく今後もそうないだろう。規模は地元によって変わるところなので一般化はできないが、大勢で国歌だとか市歌だとかをまともに歌ってみるというのは、歌というもの(または斉唱)が持つ効果について体感することができたし、本人の政治的スタンスによって様々に見方があるものだと思う。
クソだったのは、少しは面白い話するかとほんのちょっぴり期待していた林文子(市長)が死ぬほどつまらない話しかしなかったこと。マジで役に立たねえ話しねえ。1行で要約すると
「携帯電話が普及して直接コミュニケーションをとれる機会が私たちの世代より減ったと思うので密接な人間関係を築けるよう頑張りしょう。」
いやもっと役に立つ話しろとは期待が高すぎたかもしれんがせめてなんかそれについて掘り下げた話はできないのかよなんだそのお手本みたいなお年寄りのお手本トークは・・・というもの。これはこれで、ある種の貴重な機会かもしれない。毎年使いまわしてる可能性があるから横浜市民は要チェックだ。
輪をかけてクソだったのがその次の新成人のスピーチ。まあ新成人代表なんぞに選ばれてスピーチを打つやつはまず間違いなく模範的成人みたいなやつかそれに類するものだと思っていたのだが(それ以前のスポーツ選手みたいなのの紹介とかもそうで)、そいつの語り口が聞いていて気に食わなかった。正直後のインパクトで話してた内容をあまり詳しく覚えてないのだが、まあ今はボランティアとかいろいろやってます系の大学生が自分の人生を語るというものだったんだが、その途中で(当人の人生が実態としてどうであれ)妙に「こいつスピーチの話術として落としをやっているな?」というところがなんか聞いていてイラついてくるのである。「いじめられもしました」の言い方が湿っぽいんだよなんか。でもお前いい人に囲まれててよかったねいい人生だねと市長のスピーチに続いて半ば来たことを後悔し始めたのだが、ここからがとてもよかった。
これは行く前と行った後で最も価値観が変わったことである。かねてから成人式の乱入というものはまぁおよそまともなものではないと思っていたが、しかしその場ばかり、その場の自分にとっては違った。
むかし怪獣特撮で怪獣が町を破壊するシーンで喝采があがったとかいう話が少し分かった気がした。
成人式というのは、その主役は新成人である。そこにいる、会場に座っている全ての人間が主役である。彼らの社会的日向日陰此方彼方近郊遠方、全てを問わず、しかし彼らのものであり、選ばれた新成人と、一世一代の晴れ舞台乱入を試み壇上へ駆け上がった名も知らぬ煌びやかな和装姿の彼と、私と、あるいはすれ違うこともないがしかしそこにいるはずの知人どもとの間に、いったい何の違いがあるというのか。誰が彼と彼らと分かちうる権利を持ちうるのかと。成人式とは、生きてきたこと、為してきたことの如何を問わず万人がそこにいる場ではないのかと。
ひとり私は拍手し、心の中で喝采をした。壱萬の大群と自ら選んだわけでもない代表者という構図の中に包まれていた会場を破戒し、否、そうではない、と示した彼の姿に。
そのように見出した彼の姿に心打たれ、ある種の感謝と、自らの肯定を覚えたからだ。彼の行動によって、万人の場としての当市成人式は成立をなしえたのだから。
最後に。これは来ていちばんよかったと思えた光景なのだが、式が終わって駅に行くまでが死ぬほど混んでいたので見物感覚で大回りして駅の空いてるほうに向かっている途中、まあいかにもあまり中学の休み時間窓際で話してそうな感じのイケていなさそうな感じの風貌のダウンジャケットの男二人が、しかし久しぶりに会ったと思わしき感じで、いかにも久しぶりにやるその頃の二人のやり取りという感じで楽しげに歩いている、その光景を後ろから見ているときだった。
こういう成人式も、あるのだと思った。
母が入っている墓は父の家から単線のJRで1時間ほど行った田舎の小高い山に存在する。
母は自分の実家の墓に入ってる。父が再婚したら後妻と一緒は嫌だから彼がひとりで死んだならその時一緒に入れてくれが遺言だった。
クラシックな人だと思ってい父はそれを守った。父は再婚している。
今回は一人で電車に乗ってのんびり行こうと思っていたのだが、思いのほか父が体調がよいので車で一緒に行ってくれるというので快諾。
予定より1時間早く出発することになり、私が宿泊しているホテル前で待ち合わせて、途中父の家に寄り墓参りの準備が万端に整われていて驚いた。
水、マッチ、ろうそく、線香はもとより除草剤や丈の高い草を刈る用の枝切狭みや虫除け用のシャツや歩く用靴まで(私はサンダルで帰省していた)。
そこから私と父の1時間のドライブ。二人とも朝食は食べていなかったが、まあかまわない。
途中父が道の駅に寄って何か食べようと提案してきた。私は帰りの方がいいんじゃないかと言ったが、帰りはもう身体がだるくなってどこかに立ち寄ろうという気力がなくなるとのこと。
年寄りの言うことだし、車は私が運転しているわけではないので従い道の駅に寄った。
てっきりうどんのようなものを食べると思いきや、暑かったのかソフトクリームを食べようと提案された。
父はバニラ、私はブルーベリー。見本よりも大きくまかれたソフトクリームはやや薄味だったが、血糖値を上げるには十分だと思った。
コーンは日世のフレアコーンだったが巻かれている紙がスポンと抜けるタイプではなく、ここを剥がしてくださいと書かれている場所を剥がさないとキレイに撮れないタイプだった。
父が紙を食べそうなエリアまで突入したので剥がすよう促したが、年寄りは小さな字は見えにくいし紙が重なってる箇所わかりづらい。仕方なく私が剥がすべく受け取るとコーンは原型をとどめる程度に砕かれていた。
なんだかそれはちいさな子供が鳥の雛を握り殺したみたいだった。
そんなことを思いつつ、私はこの人の面倒を見ることはできるかもしれないと自認しながら、でも、もっと今までもお父さんでいてほしいと思いながら墓参りをして帰った。
2013年に安倍晋三が総理に就いた後、アベノミクスと呼ばれる大規模な金融緩和と機動的な財政出動によって、名目GDPは47兆円増加した。2017年第一四半期の経済成長は年率で2.2%と、潜在成長力の0.7%を大きく超えている。失業率も2.8%まで下がり、ほぼ完全雇用状態だ。20年間のデフレによる経済停滞で錆付いていたギアが徐々に回りつつある。ここ数年の日本の経済政策は成功を収めつつある。しかし、アベノミクス第2弾の中心にある働き方改革は成功しそうもない。
1.働き方が問題?
そもそも長期的な成長力を示す潜在成長力は、土地、労働力、資本ストック、生産性の上昇率からなる。日本は人口減少社会に突入しているので、土地、労働力、資本(人口減社会に投資が集まらない)は停滞かダウントレンドにある。つまり成長戦略には、生産性を軸にするのは極めて正しい。ここで、具体的な課題として取り上げられてるのは、以下の問題だ。
b.長時間労働
お分りだろうか?働き方改革は、日本の生産性の低さを主にミクロな労働の現場に帰責している。例えば、人も金も突っ込んでいるのに儲からないのは、社員が身分制のように正社員とパートに分かれており、テキパキ働かず、無駄な残業をし、ずっと同じ会社に勤めているからだという話だ。スタートアップが「日本の生産性を上げたい」など言い、単なるSaaSを提供するのとノリは近い。
実は日本の労働時間は、「24時間働けますか?」と言っていたバブル時代と比べても20%ほど減少している。つまり20年間経済停滞したものの、単位時間あたりの付加価値は上がっている(テキパキ度上昇)。しかし、OECDの生産性ランキングは落ち続けている。生産性は購買力平価ベースのGDPを就労人口で割って出す。つまり分子の売上が一定なら、いくらテキパキ働いたところで全く影響がない。有名な話だが、日本の祝日は16日あり諸外国よりも多い。テキパキ働き、休みを取らせることを強制すると、使用者の労働コストが上昇するので、結果的に給与が減額されるのを恐れたサラリーマンは有給を取らないどころか、休日返上で働き出す(パソコンの電源を切って働く、退勤打刻をした後に働くなど)。結局、今の労働環境の延長線上にある光景ではないだろうか。※もちろん、労働法的な論点も重要だが、成長戦略とは別途取り扱うべきだ。
当たり前だが、高い生産性というのは、同じ労働力でも、より高い付加価値を生み出す。つまりビジネスモデルの問題で、ここで帰責されるべきは、個々の労働者ではなく、労働集約的なビジネスモデルを維持している雇用者と、うまく生産性で競争する環境やチャレンジを促進するセーフティネットを用意できない行政にある。マクロ的な(ケインズ的な意味ではなく)産業育成構造に問題があるのに、ミクロの労働者に責任を転嫁してきたのが、バブル崩壊以降の日本の現場だ。ワークライフバランスの議論は定期的に盛り上がり、クールビスだの、プレミアムフライデーだの国辱的な施策が残る。日本人ビジネマンは自分で着るものも、働く時間も自分で管理できない。そのような古い産業を残しているのは誰?
何故、このような労働者に帰責する生産性議論が延々と続くのかと言うと、政労使に、社会を変えるインセンティブがないからだ。
政治家:大企業との繋がりが深く、新興企業との競争を促進することが難しい。労働者に飴を与えれば票が入る。
労働者:企業の中にいるうちは、新たな競争に晒されることを望まない。労働時間短縮の飴がもらえる。
使用者:略
これでは、全く自浄作用が働かない。
興味のある方はこちらもどうぞ。
昨日久しく
電車乗り過ごしちゃって、
やむなく一駅歩いたんだけど、
んもーって感じよね。
自業自得の嵐なんだけど。
帰れないわよね。
幸い、私が一駅と言っても、
いや、じつはね本当は二駅乗り過ごしちゃったんだけど。
でも、まあ歩いて帰れる距離よ。
昨日は半月みたいなお月様で、
月明かりに照らされて夜のお散歩もまたいいわね。
このくらいの寒さなら汗もかかないし。
日頃、車で通り過ぎる景色も
いろいろな発見があるわ。
うふふ。
大好物があったのでご機嫌さんです。
たまたま、
最初、レモン買おうと思って手に取ったらザテレビジョン手に持ってた!
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!