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はてなキーワード: 処理とは

2011-05-07

http://anond.hatelabo.jp/20110506145454#_

元増田です。いろいろな人の反応を見て考えがまとまってきたのでさらに追記。

歪んだ自己愛という人がいるように、実際私は自分が一番かわいいのだと思う。

なのに、人を受け入れられないのは自分のことが嫌いだからだと言われるのにも納得してしまう。

そして自分のことを好きになるかどうかは幼いころに愛された経験があるかどうかが大きい気がしてしまう。(虐待などをされていたわけではないけど)

また気持ち悪いと思うことについても、相手が自分処理能力を上回るから気持ち悪いと思うのではなです

むしろ相手の考えていることが分かってしまったり、限界や底を知ることで価値のない人のように思えて嫌いになってしまう。

自分の持っているような醜さを相手ももっていることをありありと感じてしまうことに原因があると思う。

からクラスで一番モテる的なすばらしいから好かれる」ことがあったとしてももしかしたらその人を嫌になってしまうかもしれない。

とにかく自分に手の届かない自分より素晴らしい人が好きなんだと思う。

から私がずっと尊敬できて、手の届かないように感じることのできる相手が現れたとしたら、ずっと好きでいられると思うけれど

そんな人現れるわけないよなぁ。

人に対する許容範囲の狭さは自分人間が好きでないことを表してるように感じます

http://anond.hatelabo.jp/20110506145454#_

元増田です。いろいろな人の反応を見て考えがまとまってきたのでさらに追記。

歪んだ自己愛という人がいるように、実際私は自分が一番かわいいのだと思う。

なのに、人を受け入れられないのは自分のことが嫌いだからだと言われるのにも納得してしまう。

そして自分のことを好きになるかどうかは幼いころに愛された経験があるかどうかが大きい気がしてしまう。(虐待などをされていたわけではないけど)

また気持ち悪いと思うことについても、相手が自分処理能力を上回るから気持ち悪いと思うのではなです

むしろ相手の考えていることが分かってしまったり、限界や底を知ることで価値のない人のように思えて嫌いになってしまう。

自分の持っているような醜さを相手ももっていることをありありと感じてしまうことに原因があると思う。

からクラスで一番モテる的なすばらしいから好かれる」ことがあったとしてももしかしたらその人を嫌になってしまうかもしれない。

とにかく自分に手の届かない自分より素晴らしい人が好きなんだと思う。

から私がずっと尊敬できて、手の届かないように感じることのできる相手が現れたとしたら、ずっと好きでいられると思うけれど

そんな人現れるわけないよなぁ。

人に対する許容範囲の狭さは自分人間が好きでないことを表してるように感じます

2011-05-02

http://anond.hatelabo.jp/20110502163439

遺体処理業とか、政府か民家委託でやれば済む事ではあるな。

財産国庫へ、負債国庫負担になるが、減額とか出来るように法整備すれば良し。

Webサイト制作】独学素人jQueryで、ドラクエ画面を作ってみた

こんなサイトを作ってみました

 オッス、オラ日曜ネット大工

 1年に1回くらい趣味webサイトを作ったりする独学素人ノンプログラマーです

 仕事はIT系にかすりもしないけど、たまサイトが作りたくなるんです

 htmlCSSも知識不足ですが、作成ソフトに頼ればなんとかなります

 そんなレベルで無謀にも「JavaScriptも使いたいな」とか思ったりするわけですよ。

 で、たまに「簡単にわかJavaScript入門」なんてサイトや記事がありますよね。

 ああいうのを書いてくださる人に、ちょっと言いたい。

 あの、独学素人ノンプログラマーの俺をなめてませんか?

 あなた方の想像を絶するほどに、俺のIT系理解能力ゴミクズですよ!

 「簡単に分かる入門」にさえ入門できません助けて先生

 と、鼻水をたらしながら泣き出すような底辺レベルスキルしかないザコであります自分は。

 ですが、jQuery出会い、見よう見まねと思いつきで作ったら、こんなんできました

ドラゴンクエスト・ロトシリーズのストーリーまとめ

 jQueryってやつを使えば、ド素人にもこんなものが作れるんですね。

 超簡単で超便利! 作ってめっちゃ感動した

 そんな感動を伝えるため、このサイトの中身を説明してみます

 あと自分の個人的な超自己満足! いやっほぅ!

 なお、素人なんで専門的な解説は他にお任せします。

 用語とかあんまり使わずに、中高生でも読めるレベルで語ります

 (小学生はがんばれ! めっちゃがんばれ!)

 web制作にくわしくない方にも「どうなってるのか?」って雰囲気は伝わるかと思います。

 技術はないけど、人とは違ったwebサイトを作りたいって方、jQueryジオススメです

 きちんと勉強されてる方からすれば失笑ものの内容かもしれませんが、ご容赦を。

 よくある「入門」すら難しく感じる自分のような方々に届けるつもりで書きます

 くわしい方は、間違いなどがあれば温かくご指摘いただければ幸いです

 あと、「知識不足人間はこんな思考をしてるのか」という参考になればうれしいです

 前置きが長くなりましたが、それではサイトで使用したつのjQueryを説明します。

1・パッケージ画像が拡大されて表示されるとこ

 jQueryには「プラグイン」ってのがあります

 プログラマーさんたちが作った高性能なjQueryコードなんですが、このプラグインってのが超便利なんです

 使い方は、すでに作られているコードコピーして、ちょっとのアレンジするだけ!

 自分ゼロから作れなくてもOKなんです

 昔、jQueryの知識がほぼゼロだったころ、このプラグインを知りました

 で、俺も「カッコいいプラグインが使いてええ!」と考えて試しに使ってみたわけです

 けどまあ、プロが作ったコードを、知識ほぼゼロで動かそうなんて甘すぎですよね。

 でも、あんまり深く考えずに、貼りつけて動かしてみたところ――

 あっけないほど簡単に動きました

 それがサイト内の、パッケージ画像マウスを合わせると大きくなる部分です

 みなさま、マウスを合わせて動くか確かめてみてくださいませ。

 きれいな動きしてるだろ? ほぼコピペなんだぜ、それ。

 プラグイン「Bubbleup」

 紹介記事1 マウスオーバーを気持ち良くするjQueryプラグイン「Bubbleup」 | Web活メモ帳

 紹介記事2 JavaScript + Ajax 実践サンプル集 - jQueryのbubbleupプラグインでアイコンを拡大する

 配布元(英語BubbleUp jQuery Plugin to Spice Up Your Menu | AEXT.NET MAGAZINE

 ネット上にはこういうのがいっぱいあるんで、ぜひいろいろ眺めてくださいませ。

 とりあえず、プラグインまとめサイトを置いておきますね。

jQuery 469 プラグイン:skuare.net

 こういうの眺めても、「どうせこんなの使えないし」と思えますよね。

 でも、「これがコピペで使えるのか!」と思えば楽しくなってきません?

 このプラグインってのを使いこなすには、htmlCSSの知識が必要です

 ですが逆に言えば、それと切り貼りアレンジだけで、高性能のjQueryが使えるわけです。最高ですぜ。

2・最初の消える画面

 プラグインを貼ってカッコよく動いたんで、

「やっぱ俺天才だな、自作も楽勝じゃね?」

 と考え、最初に作った自作jQuery部分が、サイトの表紙です

 世の中には、JavaScriptを有効にしていない人がいます。

 たとえば、決して私ではありませんが、エロサイトで出る変な広告表示をさけるため、それを切っている人もいます。

 で、頻繁にエロサイトに通いすぎて、切ったままなのを忘れて普段のサイトを巡ると、たまに表示がおかしくなる。

 あれは実に面倒らしいですね。噂で聞きました

 で、そんな人のために「JavaScriptを有効にしてください」と書いた表紙をつけたわけです

 ですが、jQueryはまだよく分かってなかったんで、「入門」のサイトを眺めてました

 で、いくつか読んでみても、やっぱりすぐには分からん……。

 でもね、そういうとこには、「練習用サンプル」ってのがあるんですよね。

 練習台で「ボタンクリックすると画像が非表示になる」みたいなのがあったんで――

 それをほぼコピペしました。ふひひ。

 みなさま、いかがでしょ?

 サイトjQueryは、「画像クリックすると画像が非表示になる」とアレンジしています。

 最初に現れる画像クリックすると、画像が消えて下の画面が現れましたでしょうか?

JavaScriptを切っていると動きませんのでご注意を)

 この表紙は1枚の大きなjpg画像で、それをクリックすると消えるようになってます

 よく分からんまま見よう見まねで貼りつけて動かしただけなんですが、こ、こいつ、動きます

 なんつーか、簡単すぎる。マジでjQuery万歳三唱です

自分が主に使った入門用サイトの紹介>

 はじめてのjQuery

 ・5分ほどのスライド最初見たときは知識不足で理解不能だった。

 ASCII.jp:40分で覚える!jQuery速習講座

 ・初心者の神・西畑一馬様の入門講座。jQueryの雰囲気が分かる!

 なお、「はじめてのjQuery」を見たのが、このドラクエサイトを作るきっかけでした

 黒い画面に浮かぶスライドを見て、「ドラクエの画面っぽい」とひらめいたのです

 いろんなjQueryサイトを見てパクれる……いや、参考になるのを探すのは面白いかと思います。

 うちのサイトを見て、「懐かしのゲームブックサイトを作りたい!」とかひらめいてください。

 個人的に楽しみたいので、ホントぜひどうか誰かひらめいてください!

 で、簡単に動くのを見て、jQueryのすごさを改めて思い知り、きちんと勉強しようと考えました

 そこで助けられたのが、jQuery初心者救世主西畑一馬」さんの記事です

 それを見ながらようやくjQuery勉強を始めたのです

 なお、本格的に勉強しようという人は、入門の「速習講座」より、

 ASCII.jp:Web制作の現場で使えるjQuery UIデザイン入門

 という記事がオススメです

 これも同じく西畑さんの記事なのですが、こちらは量が膨大にあります

 速習講座では軽く流された部分も、一個ずつ丁寧に解説されています。

 本気でやる気に火がついた方にはこちらがオススメです

 というか、西畑さんは本を書いてはるので、それを買いましょう(布教)。

 サイト作成ではホンマに助けていただきました……!

3・「すすむ」と「もどる」

 勉強しながら、コピペでなく試行錯誤で作ったのがこれです

 ここは入門によく書かれる「アコーディオンパネル」をアレンジして作りました

 アコーディオンのように開いたり閉じたりするアニメーションでの演出です

 jQueryは、簡単にいろんなアニメーション効果がつきます。これが楽しんです

 そこから3種類を紹介すると、

 どうですか? なんかおもしろそうじゃないですか?

 自分サイトの「すすむ」「もどる」で使っているのは、スライドアニメーションです

<「すすむ」の仕組み>

 「すすむ」を押すと、表示部分が上に隠れて消え、次が表示されます

 あんま気にしなくていいんですが、処理を細かく言うと、

  1. 最初は一番目だけが表示部分
  2. クリックで、表示部分の次の二番目も表示
  3. 直後に一番目を上にスライドして消すことで、二番目がスライドして現れる

 という変な動きをしています。

 たぶんもっと簡単な処理ができると思うんですが、自力で考えてやるとこんな感じになりました

<「もどる」の仕組み>

 こっちは簡単。

 クリックしたら、表示部分の前の部分スライドして現れるだけです

 正直この「すすむ」には苦戦しました……。

 けど、ちょっと苦戦して勉強するところがあるのもまたよいです

 勉強したおかげで、jQuery能力がちょっと見えました

 htmlとかCSSとかからすると、jQueryはなんか信じられないくらい大量のことができます

 たぶん、jQueryの元になってるJavaScriptがすごいんでしょうね。

 わずかに勉強して改めて、使いこなしているプログラマーのすごさを思い知りました

4・「もくじ」とかの移動

 で、順調に進んでいたサイト作成最後で壁になったのが、こいつです

 この目次には、2つの仕組みがあります

  1. 「もくじ」にマウスを合わせると、ひょいっと選択画面が現れる仕組み
  2. クリックすると指定の場所へ飛んでいく仕組み

 1つめの、「マウスを合わせたときの動作」は「hover」というものを使っています。

 hoverってのは、「マウスを合わせたとき」ってことです

 なんか難しいのが出てきましたが、実はこれも入門講座の例をパ、参考にしました

 上で挙げた、「はじめてのjQuery」に出てきた「hover」の使い方の例ですコピー万歳

 でも、いきなり「hover」とか言われても意味分からん人も多いですよね。

 なので、どんな感じで動いているか、「ふーん」とイメージだけ見ておいてください。

処理イメージ

  1. 初期状態では選択画面を隠す
  2. 「もくじを hover(カーソルを合わせる)したとき」「選択画面を 表示させる」
  3. (hoverじゃないときは、選択画面を隠す)

 ということをやっています。

 これは簡単な処理した。まあ、ほぼ丸写しですし……。

 で、苦戦したのが、2番目の「クリックして移動」です

(なお、パッケージ画像クリックしたときも同じ移動を使っています)

 処理の内容としては、たとえば「ドラクエ1・1話」の項目に飛ぶ場合

  1. ドラクエ1・1話」の前の部分すべてをスライドさせて消す。
  2. ドラクエ1・1話」の部分スライドさせて出す。

  (実際に見えるのは、2のスライドして出てくるところだけ)

 という処理です

 が、なぜかここでエラーが。

 「ドラクエ1・1話」に飛んだ後、「すすむ」がうまく使えない……。

 まるで「次が存在しない」みたいに進まなくなってしまうんです

 ぶっちゃけると、ここは今でも原因が分かりません。

 で、理屈が分からいから、思いつく方法を手当たり次第試してみました

 その中で成功したのが、「次が存在しないなら存在させてしまえ」というものです

 何を言っているかからないと思いますが、大丈夫、俺も分かりません。

 いちおう処理としては、

 1・「ドラクエ1・1話」の前の部分すべてをスライドさせて消す。

 1.5・「ドラクエ1・1話」の後ろの部分すべてをスライドさせて出す。

 2・最後に「ドラクエ1・1話」の部分スライドさせて出す。

  (実際に見えるのは、2のスライドして出てくるところだけ)

 と、1.5を入れたものです

 自分でもなんで成功したのかはよく分かりませんが、きちんと表示はされています。

 よく分からないなりにも動いてしまったのは、きっとjQueryのパワーだと勝手に納得しておきます

(ここはきちんと知識のある人に見せるのが恥ずかしい内容ですね。変なコードですみません)

最後お話したい、jQueryのすごいパワー

 つまるところもありましたが、以上がjQueryでの処理です

 これで何とかサイトは完成しました

 たま休日作成する趣味レベルサイトとして、自分でもすごく満足です

 で、このサイトを作って気づきました

 jQueryは何がすごいかって、これ、めっちゃ楽しいですよ。

 ・プラグインコピペするだけで見違えるように、サイトが動く。

 ・ちょっと表現を覚えるだけで、表現アニメーションが加わる。

 ・さらに研究すればするほど、いろんなことができるようになる。

 今までJavaScriptとか、独学素人なんで、なかなか勉強する気が出ませんでした

 勉強の大事さは分かるんですが、時間とか取れないです

 しかも、「関数引数がどうたらで、まずは足し算をアラート表示」とか、あまりやる気が出ません。

 でも、jQuery勉強の成果がすぐにめっちゃ分かりやすく出ます

 たぶん、自分にとって一番効果が大きかったのは、簡単さよりも便利さよりも、「やる気が出る」ってことでした

 実は、いったん完成した後、付け加えた機能があります

 それは「すすむ」の部分

 「最後のページで『すすむ』をクリックすると、始めに戻る」という機能です

 ここは、jQuery独自の機能を使ったわけではありません。

 JavaScriptの「if構文」を勉強して作りました

 jQueryJavaScriptの一種なんで、こういう構文が使えるんですよね。

 どんな感じの処理かを説明すると、

  • もし、最後なら最初に戻る。
  • それ以外なら、表示を次に進める

 という、単純なものです

 単純だけど、初めてのJavaScriptの構文で、自分には大きな一歩です

 今まで進むことができなかった、本当に大きな一歩を、自然と踏み出せていたのです

 届けたいので、もう一度書きます

 jQueryめっちゃ楽しいです

 めっちゃ楽しくて、やる気を引き出してくれるんです

 今はま技術はないけど、魅力あるwebを作る力を身につけたい方、jQueryジオススメです

 自分も取れる時間は少ないなりに、楽しみながら少しずつ進歩していきたいと思います。

 このような長い文章をご覧いただき、誠にありがとうございました

2011-04-30

ていうか東電の人ってさ

こんなことになってるのに自分はま普通人生送ろうとしてることが笑える。

どんだけ現状認識できてないんだよ。

独占大企業に潜り込んで安心すると人間ボケるのか?果たしてそれは勝ち組なのか?幸せなのか?

東電社員全員住んでる家を福島の避難者に明け渡して自分ホームレスになるべきだと思う。それで一生瓦礫処理労働しろ。

2011-04-29

turimotonaoki

俺は「糞を掃除する」側になった覚えが無いから特に同意する気持ちは無いけど、なんか心打たれるものが有るというか、格好良い文章だ。多分他の多くの人はそつの無く批判もされない文章を書こうとして結果的に論点をぼやけさせてしまうのに対し、この人の場合自分の体験をそのまま、物事を一面的に、考え過ぎず素直に、思った事をありのまま書いているからこれだけの迫力が出るんだろう。

あと幼少時の一人称が「ぼく」な点から察するに投稿者は男なのか。殆どの一人称が私なのと文体で女だと思ってた。

汚れ仕事ををやる

「を」が一つ多い。

金がないってのは、そういうことだよな。

どんな発電所がどこに建てられるかは単に地域間の貧富差では決定しない。

日本地域間連系送電網の経済的分析 http://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/05j033.pdf

には、土地代は幾らか、土地の面積はどの位か、電力需要の高い地域からいか、地形的にどんな発電所が建てられるか、貯水池渇水期、凍結、降水量事情水力発電可能な程度か、炭鉱が有るか、大容量の電力連携系統が有るか、等様々な考慮すべき要素が挙げられている。福島県原子力発電所が建てられたのは「金がない」からはなく「金がない事も含めた諸条件が揃った」からだ。

34ページ

3) 電源別平均的出力当敷地面積と建設

電源別の代表的発電所についての出力当敷地面積(m2/kW)については、

石炭火力発電、原子力発電、石油火力発電、LNG火力発電の順に面積が小さくなっていることが観察される。

石炭火力発電については貯炭場*4、灰処理場などを併設する必要から敷地面積が極めて大きく、

原子力発電については、原子炉・発電設備などの面積は小さいが放射線管理のため

「周辺監視区域」という空地を設定する必要から敷地面積が大きくなっている。

2) から推計した用地費を距離別にあてはめ電源別に出力当用地費を比較すると、

石炭火力発電、原子力発電については敷地面積が大きいため、

相対的に都心部を離れた地価の廉価な地域に立地しなければ用地費が嵩んでしまうことが理解される。

 

「あそこで作っている電気は、全部東京のほうの人たちが使っているから、実はあの発電所がなくなっても、このあたりに住む人は困らないんだよ」

 

あの原発で作られた電気を、お前は使っていなかったのに。

福島県民も東京電力の有する福島県第一原子力発電所の電力を使っている。

また糞を掃除する、つまりは発電所押し付けられる側は一方的に押し付けられていたのではない。1990年代前半迄は東京電力東北電力は電力を季節毎に融通し合っていた。

福島原子力 - 科学映像http://www.kagakueizo.org/2011/01/post-332.html

14分40秒

発電所で起こされた電気は、ここ、新福島変電所を通して首都圏に送られると同時に、東北電力送電線に由って地元でも使われます

 

日本地域間連系送電網の経済的分析 http://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/05j033.pdf

11ページ

1-4-2. 最大送電(kW)計画の推移 (図1-4-2-1.~-3.参照)

地域間連系送電に関する一般電気事業者の8月最大送電(kW)計画によれば、

需要である東京関西の最大電力需要に対し、それぞれ東北九州四国などから大規模な

送電が行われていることが観察される。

東京関西1990年代前半は送電であったものが1990年代後半から受電に変化しており、

反対に東北北陸1990年代前半は受電であったものが1990年代後半から送電に変わっている。

 

15ページ

2) 東 北 (図2-1-1-2a,b. 参照)

東北においては、夏期に水力資源豊富であり需要期に東京へ連系送電を行っている。

一方、冬期においては水力発電所渇水・凍結により運用できない問題があり、1990年代

前半においては東京北海道から連系受電し需要を賄ってきた。1990年代中盤以降東北及び

共同火力各社により石炭火力発電の大規模な建設が進められ、1997年から

連系受電を停止し年間を通じ東京へ大規模な石炭火力発電の連系送電を行う状況となっている。

 

自分が他人に押し付けた糞のことなんて綺麗に忘れてしまえばいいのかもしれない。

いやあんたそもそも北海道電力東京電力日本原子力発電電気福島県民として使っていた事を忘れる以前に知らなかったろ。関東人として福島県に罪悪感を抱く一方東北人として北海道関東に罪悪感を抱かないのはちぐはぐだ。

http://anond.hatelabo.jp/20110412222610

http://anond.hatelabo.jp/20110428235841

要旨を作った。各論の(6)の根拠が良く分からないので、勝手に補足した

趣旨

各論

  1. 粉飾金額は少ないが、その評価は各事例ごとに異なるため、量刑の決め手にならない。(損失隠ぺい型)の過去粉飾決算事例等と比較すると、成長仮装型の犯行結果は大きいとする判決は、一応の説得力がある。
  2. 粉飾決算株式分割株価操作に当たらないと言う主張は、実際の株価推移と1年間で1万分割という極端な株式分割から肯定はされない。
  3. 株価下落や上場廃止などの株主の損害は強制捜査によるものと言う主張は、捜査堀江被告らの犯罪行為の結果であり、株価下落は粉飾決算暴露によるものであるから、否定される。
  4. ライブドア投資事業組合会計処理が、確立された会計基準を破ったことは明らかであり、違法性の認識が無かったとは認められない。
  5. 堀江被告が業績予想値を上方修正させたことと、投資事業組合を利用した違法スキームは無関係であるという主張は、堀江被告違法性を認識していたため認められない。
  6. 堀江被告は、粉飾決算の発表前の株価以下で自己の保有する株式を売却したため、粉飾決算利益を得ていないという主張は、本件犯行に至るまでに(業績予想で?)株式時価総額を増大させ、ひいては自己保有株式資産価値を増大させていたのであり、そして売却により多額の資金を得ていることは事実であるから結果的に本件犯行による利益を享受しているといえるため、否定される。
  7. 株式交換による買収工作を実現するために、株価を押し上げようという意図があったことは否定できない。

2011-04-28

ホリエモン実刑判決は重いor軽い?判決文を読む!

一連のライブドア事件における堀江貴文氏の刑事事件について、最高裁の上告棄却決定がなされて、懲役2年6ヶ月の実刑判決が確定した

執行猶予付ではな実刑判決が出されたことについては重いという意見があり、他方で、軽すぎるという意見もある。

では、そもそも裁判所自身は、どういう理由からこの量刑を相当と判断したのだろうか。

これは是非とも判決の原文を読むべきだと思う。


そこで、以下に、東京高裁での控訴審判決判決文の抜粋を引用する。興味がある人は読んでみてほしい。その上で議論するほうが、より的確なものとなるだろう。

なお、量刑最初に判断したのは第1審判決(東京地裁であるから、そちらを引用するべきかもしれない。

もっとも、控訴審判決を読めば第1審判決の内容も概ねわかる上に、高裁がなぜ地裁の判断を是認したのかもわかるから一石二鳥だと思う。


以下の抜粋は、「量刑不当」の主張に対する判断の部分である。もし、全文を読んでみたいという方がいたら、判例時報2030号127頁または判例タイムズ1302号297頁を図書館等で調べれば読める(これには解説もついている)。



証券取引法違反被告事件

東京高等裁判所平成19年(う)第1107号

平成20年7月25日第12刑事部判決

  

       主   文

本件控訴棄却する。

当審における訴訟費用被告人の負担とする。

       理   由


(中略)



7 控訴趣意中,量刑不当の主張について(上記3の〔4〕参照)

 論旨は,要するに,被告人懲役2年6月の実刑に処した判決量刑は重すぎて不当であり,被告人に対しては刑の執行を猶予するのが相当であるというのである

 そこで,原審記録を調査し,当審における事実取調べの結果をも併せて検討すると,原判決が「量刑の理由」の理由の項で説示する内容は,おおむね相当として是認することができる。以下,若干補足的に説明する。

 本件各犯行は,被告人は,P2の代表取締役社長として関連する多数の企業であるP2・グループの中枢に位置し,グループを統括する立場にあったものであるが,上記2のとおり,P2の取締役財務面の最高責任者であったP6らと共謀の上,東証提供するTDnetによって,同社の子会社であるP3がP5社を株式交換による買収及びP3の平成16年12月期第3四半期通期の業績に関して,虚偽の事実を公表し,もって,P3株式の売買その他の取引のため及び同株式株価の維持上昇を図る目的をもって,偽計を用いるとともに風説を流布したという事案【原判示第1】と,P2の業務に関し,平成16年9月期決算において,3億1278万円余りの経常損失が発生していたにもかかわらず,売上計上の認められないP2株式売却益及び架空売上を売上高に含めるなどして経常利益を50億3421万円余りとして記載した内容虚偽の連結損益計算書を掲載した有価証券報告書を提出したという事案【原判示第2】から成る

 投資者を保護株式投資等の健全な発達を図るためには,上場企業に関する正確で適切な情報の開示が求められ,客観的な情報に接する機会の少ない一般投資者にとっては特にその必要性が大きい。そのために,証券取引法現在は,「金融商品取引法」と題名変更されている。)が定めるディスクロージャー制度有価証券報告書の提出であり,自主的規制制度としてあるのが東証のTDnetであり,いずれも関係者には有用なものとして評価されているところである

 被告人らの犯行は,経営する会社グループ企業が,時流に乗り発展途上にあって,飛躍的に収益を増大させており成長性が高いということを実際の業績以上に誇示し,有望で躍進しつつある状況を社会に向けて印象付け,ひいては自社グループ企業利益を追求したもので,このような動機というか戦略意図には賛同することはできず,上記ディスクロージャー制度の信頼を損ね,制度そのものを根底から揺るがしかねない犯行であって,強い非難に値するというべきである

 その犯行態様も,会計的側面や税務処理の面で必ずしも法的整備ができておらず,実態の不透明民法上の組合としての投資事業組合を組成し,これをP2株式の売却に形式的に介在させ,あるいはP2株式の売却益がP2側に還流している事実が発覚するのを防ぐために,P17組合のように日付けをさかのぼらせてまで組成した組合スキームに介在させている。そのために経理の専門家である監査法人公認会計士を巻き込んで,殊更にスキームを巧妙,複雑化させたりしているのであって,悪質といい得る。

 本件犯行は,結果として,株式投資等の健全な発展を阻害し,投資者の保護という面で深刻な悪影響を及ぼしたと認め得る。そして,犯行発覚により,P2は上場廃止となり,多数の株主に投下資本の回収を極めて困難にして多大な損害を被らせたといい得ること,また取引相手等の関連企業やその従業員にも少なからず影響を与えたことがうかがわれ,社会一般に与えた衝撃にも無視し得ないものがあるとうかがえ,結果は重大といってよい。

 また,本件犯行は,上場企業としての社会的責任の大きさや企業経営者として当然持つべ責任を顧みず,被告人を始めとする経営陣が自ら主導し,あるいは各事業部門の担当者子会社の者に指示を出すなどして,組織的に敢行したものである。P2の唯一代表権を有する者として,被告人の指示・了承等がなければ,本件各犯行の実行はあり得ず,その意味で,被告人の果たした役割は重要であった。

 原判決は,「量刑の理由」の項において,「被告人は,自己認識や共謀の成立を否定するなどして,本件各犯行を否認し,公判廷においても,メール存在等で客観的に明らかな事実に反する供述をするなど,不自然,不合理な弁解に終始しており,前記のとおり多大な損害を被った株主や一般投資者に対する謝罪の言葉を述べることもなく,反省の情は全く認められない。」と指摘しているのであって,十分是認できるのである被告人規範意識は薄弱であり,潔さに欠けるといわざるを得ない。当審において取り調べた被告人名義の「上申書」と題する書面によれば,「(P2の株式の分割につき,)今では,一度に100分割するのではなく,もっとゆっくり分割していけばよかった,少し急ぎすぎたのではないか反省しています」とか,「株式市場に対する不信を招いてしまったことは悔やんでも悔やんでも悔やみきれません」などと現在の心情をつづっているが,自己の犯行についての反省の情はうかがわれない。

 以上によれば,被告人刑事責任を軽視することはできないというべきである

 弁護人は,量刑不当であるとして種々の事情を主張しているので,主な所論について,当裁判所見解を示すこととする。

 所論の〔1〕は,原判示第2に関する有価証券報告書の提出は,過去粉飾決算事例等と比較して,粉飾金額等が少なくて軽微であるという。

 控訴趣意書に引用摘示された過去粉飾決算事例の多くについて,その粉飾金額を確認して比較する限りは,本件の金額は少ないといってよかろう。しかし,中心的な量刑因子は各事例ごとに異なるのであって,粉飾金額の多寡のみが決め手になる訳ではない。現に,原判決は,「量刑の理由」の項において,まず,本件は「損失額を隠ぺいするような過去粉飾決算事例とは異なり」として,「粉飾金額自体は過去の事例に比べて必ずしも高額ではないにしても」と断り書きを述べた上で,「投資者に対し,飛躍的に収益を増大させている成長性の高い企業の姿を示し,その投資判断を大きく誤らせ,多くの市井投資者に資金を拠出させた犯行結果は大きい」旨説示している。このような視点からの分析,すなわち損失隠ぺい型と成長仮装型とに分けての評価,すなわち後者では粉飾金額は高額でなくても犯行結果は大きくなるとする評価には注目すべきものがあり,本件に関しては上記説示の結論は是認できる。もっとも,成長仮装型の事例はまだ少ないから,一般論としてこの評価の手法が是認できるかは,慎重を要するであろう。さらに,所論は,引用摘示した過去粉飾決算事例の悪質性を強調したり,多くの関係被告人執行猶予に付されているなどという。しかし,当裁判所は,引用摘示した事例は量刑上の参考資料としてある程度役立つと考えるが,受訴裁判所でない以上その具体的内容について正確に知る術はないし,上記のとおり,あくまでも量刑因子は事例ごとに異なるのである。結局,所論〔1〕は採用し難いといわなければならない。

 所論の〔2〕は,P2株式株価につき,粉飾した業績の公表や株式分割により,不正につり上げられたものではないという。この主張は,原判決の「量刑の理由」中の,「粉飾した業績を公表することにより株価不正につり上げて,P2の企業価値を実態よりも過大に見せかけ,度重なる株式分割実施して,人為的にP2の株価を高騰させ,結果として,同社の時価総額を(中略)増大させた」との説示に対する反論であって,P2株式株価の動きを全く検討せず,しかも,株式分割の意義・効果を全く無視した見解であるなどというのである

 しかし,関係証拠によりP2株式株価推移を見ると,平成15年4月1日の終値が12万1000円,同年7月1日が73万5000円(株式10分割前に換算),同年12月1日が272万円(株式10分割前に換算),平成16年1月5日が452万円(株式10分割及び100分割前に換算),同年9月1日が526万円(株式10分割,100分割及び10分割前に換算)と急速に値上がりしていることは明らかである(原審甲12号証)。

 さらに,所論は,関連して,P2株式株価の上昇は,企業買収の発表や新規事業開始の発表,粉飾が問われていない事業年度における適時開示のほか、株式市場全体の傾向によるものであって,本件の平成16年9月期の適時開示における粉飾した業績の公表は影響していないという。しかし,株価の上昇原因が単一ではないことは当然のことであり,本件犯行における粉飾した業績発表や上記の度重なる株式分割という人為的なものも影響していることは否定できない。

 また,所論は,関連して,株式分割については,東証当時積極的に推奨していた制度であり,度重なる株式分割実施を不当視するのは制度趣旨を理解していないという。確かに東証が,平成13年8月ころ,上場会社に対して,個人投資者層を拡大するとの観点から投資単位の引き下げ促進について協力要請した事実がある(原審弁17号証)。しかし,P2においては,約1年間に10分割,100分割,10分割と3度も株式分割実施しているところ,東証が,延べにすると1年間で1万分割というような極端な株式分割とか,それによる弊害については想定していなかったものと推測できる。したがって,所論のように,東証株式分割等を一方的に推奨していたとまでは評価し難いのである。また,株式分割自体は理論的には株価とは中立的な関係にあるから,実際には分割後に株価が上昇することも下落することもあり得るであろう。しかし,極端な株式分割実施は,投資者の投機心を煽ることになるのであって,現にP2が平成15年11月に公表した100分割では,前日の終値が22万2000円であったのが,分割後の平成16年2月24日には100分割前の株価に換算すれば31万2000円となっている(原審甲12号証)。結局,所論の〔2〕は理由がない。 

 次に,所論の〔3〕は,P2株価が急落したのは,本件の強制捜査が原因であり,原判示第2の有価証券報告書提出の発覚が直接の契機ではないという。すなわち,原判決が「量刑の理由」の項における「本件発覚後,株価が急落し,」という説示との関係で,平成18年1月16日に東京地方検察庁が原判示第1の事実を被疑事実としてP2本社等を捜索したことが契機となったというのである

 この「発覚」の端緒は強制捜査の開始であろう。しかし,被告人らが犯罪に係る行為に出たか捜査が開始されたのであって,その結果,P2の提出した有価証券報告書の虚偽内容が判明したである。そして,それまで上昇の一途をたどっていたP2株式株価が急落したのであり,まさに原判決の「本件発覚後,株価が急落し,」のとおりである。所論が,関連して,P2が,多くの優良企業連結子会社としていたとか,潤沢な資金を保有し財務状況には何ら問題はなかったなどというが,このような事情と本件株価下落とは関係のないことである。結局,所論の〔3〕は理由がない。

 次に,所論の〔4〕は,原判決が「量刑の理由」の項において,「企業会計が十分整備されていない投資事業組合を悪用し,会計処理を潜脱したものであり,正に,脱法を企図したことは明らかである」と説示している点に関して,本件当時は,投資事業組合において出資元の株式が含まれる場合における株式売却益に基づく配当金の計上方法について統一的な方法が確立しておらず,企業会計の実務においても明確な指針は存在しなかったのであるから,「会計処理を潜脱」等というのは当たらないという。

 しかし,自社株式は,親会社のものを含めて,その処分差益は「その他資本剰余金」に計上するとの確立した会計基準があったのであり,原判決の説示意図は,実務において,投資事業組合を介在させて悪用するような事例を想定しておらず,悪用防止のための会計基準とか指針が確立していなかった状況下で,原判示第2の犯行はその点に着目して,まさに悪用されたというものである。このことは,原判決の「本件犯行は,資本勘定とすべきものを損益勘定にしたという単に会計処理の是非のみが問題となる事案ではなく」との引き続く説示により明らかであるしたがって,また,所論が,関連して,被告人が「投資事業組合から配当金をP2の連結決算において損益勘定に計上してはいけないとの認識を有する契機がないまま」とか,「P2の連結決算において売上計上が許されないものであると当然に認識できるものではない」などと主張する。しかし,本件では,投資事業組合独立した存在を否定すべきであり,そこから配当金という概念無意味であり,主張自体失当である。この点はさておくとしても,上記のような認識があったからこそ,組合を複雑に介在させたといい得るのであって,指摘の点は量刑判断においても理由がないのである。結局,所論の〔4〕は理由がないことに帰する。

 次に,所論の〔5〕は,原判決が「量刑の理由」の項において,「本件各犯行は,被告人が,P2の平成16年9月期の連結経常利益の予想値について,前年度の実績値である13億円を上回る20億円として公表することを強く希望し,さらに,同予想値を30億円,50億円と上方修正させ,その達成を推進してきた結果にほかならない」と説示している点に関して,予算策定より前の時点において,P27やP32の買収に際して投資事業組合を使ったP2株式の売却というスキームはあったのであるから,業績予想値の上方修正は,株式交換により発行されるP2株式の売却益が生じたことの結果にすぎず,業績予想値を上げることを達成するために株式交換を行ったものではないと主張する。

 しかし,この主張は,検察官答弁書において指摘するとおり,被告人がP2株式の売却益を連結上の売上げ・利益に計上することができないことを認識していなかったとの前提に立つものであって,この前提が間違いであることは上記のとおりである被告人は,本来計上の許されないP2株式の売却益を連結計上することにより,業績予想値を高くして更に上方修正させたのである。所論の〔5〕は理由がない。

 また,所論の〔6〕は,原判決が「量刑の理由」の項において,「被告人は,(中略)結果的に,本件犯行による利益を享受しているといえる。現に,被告人は,平成17年にP2株式約4000万株を売却して約140億円の資金を得ているというのであり,(中略)これを量刑上看過することはできない」との説示に関して,被告人が自ら保有していたP2株式を売却して得た資金は,本件とは無関係であり,量刑不利益考慮すべきでないというのであり,加えて,被告人自己の保有株式を売却した平成17年6月27日は原判示第2の有価証券報告書提出から約7か月後であって,提出日前営業日終値は371円であったのに,それ以下の357円で売却しているなどという。

 しかし,P2の大株主であった被告人は,本件犯行に至るまでに株式時価総額を増大させ,ひいては自己保有株式資産価値を増大させていたのであり,そして売却により多額の資金を得ていることは事実であるから,原判決はこの事実をとらえ,「結果的に,本件犯行による利益を享受しているといえる」とし,「量刑上看過することはできない」と説示しているにすぎないもので,是認できる。売却時期とか売却値を格別問題としている訳ではない。所論の〔6〕は理由がない。

 最後に,所論の〔7〕は,原判示第1のP3の適時開示及び四半期開示について,原判決が「量刑の理由」の項において,「その利欲的な動機は強く非難されるべきである」と説示している点に関し,東証の規則により公表事項とされていたものであって,積極的に株価を押し上げようという意図があったものではなく,同種事案と比べて悪質ではないと反論するものである

 しかし,株式交換によるP5社の買収は,それによりP4ファイナンスが取得したP3株式を売却して利益を得,さらには,P4ファイナンス親会社であるP2に連結売上計上することによって利益を得ようとの企てであったこと,その際P5社の企業価値を過大に評価してより多くのP3株式を取得しようとの目論見があったことも明らかである

 また,株式交換による企業の買収やその企業の業績が好調である旨を公表することが株価上昇に影響することは明らかであるから,実際に株価が上がった否かに関係なく,株価を押し上げようという意図があったことも否定できない。したがって,投資保護という企業情報の開示制度趣旨考慮すれば,その虚偽性はそのまま悪質性に通じるというべきである。所論の〔7〕は理由がない。

 その他所論が原判決量刑理由について論難する諸点を十分検討してみても,是正すべきような誤りはないというべきである

 そうすると,被告人が,P2・グループのすべての役職を辞したこと,マスコミ等で本事件が社会的に大きく取上げられ,厳しい非難にさらされるなど,一定程度の社会的制裁を受けていること,前科前歴がないこと等,被告人のために斟酌すべき事情を最大限に考慮しても,本件が執行猶予に付すべき事案とまではいい難く,被告人懲役2年6月の実刑に処した判決量刑は,その刑期の点においてもやむを得ないものであって,これが重すぎて不当であるはいえない。論旨は理由がない。

(中略)

平成20年8月5日

東京高等裁判所第12刑事部

裁判長裁判官 長岡哲次 裁判官 姉川博之  Permalink | 記事への反応(1) | 23:58

http://anond.hatelabo.jp/20110428191612

職業に貴賎はなしって言う人は怒ると思うけど、僕は賤業は間違いなくあると思うから、君の言を支持するよ。

ごみ処理施設に運ばれたごみがぎゃーぎゃー騒ぐのって気持ち悪いね。早く処分して欲しい

http://anond.hatelabo.jp/20110428103426

たぶん失敗するけどとかいってるけど、失敗するかどうかなんかわからないじゃん。

まったく別の方式でとかいったって、いまのところこの技術もってるのはアレバだけなんだからアレバに頼むしかいでしょ。

それに、費用だってどっかの会社に新規で開発とかさせたらいくら請求されるかわからない。

もう一つシステム組むぐらいだったら、アレバシステムで問題がでたとき、その問題を潰しながら処理能力を上げた方が効率がいいと考えるのが理系的で正しい

原発の汚染水処理

フランスアレバシステムで今年中に20万トン処理する予定らしい

http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110428/index.html

細野総理大臣佐官は、27日の記者会見で、「高濃度の汚染水は絶対に漏らしてはいけない。期限どおり運転してほしいと強く要請している」と話しました

かいってるけど、(たぶん失敗するから)失敗した時のためにアレバには内緒でこっそりもう1個まったく別の方式で汚染水処理システムを作っておいて欲しいんだけどな。

2011-04-27

http://anond.hatelabo.jp/20110427143346

それはこいつに言ってくれ(笑)。

後の処理は他の聖人君子がやればいいと思う。

正直な所堀江既得権益者に回ってしまったら今よりも酷い世の中になりそうなんだよな。

2011-04-26

オナニーが好き。

今でもたまに思い出すんだけど、なんであのときセックスしなかったのかなって。

どっちも俺のこと好きだったんだから2股かけてやることやっておけば良かった。

あんかわいい巨乳処女ホテルまで連れ込んだんだから、せめて全裸にしておっぱいもんでおけば良かった。

照れながら目からピンク色のビームを出していた超かわいい女子高生も、ちょっと俺が一線越えたら余裕でやれたのに。

全部俺のモラル邪魔してる。全部俺の度胸のなさが邪魔してる。

不器用だしさ。一度に一人しか処理できない。

やれる時にやれなかったら、男ってやつはずーっと後悔し続けるんだぜ。

覚えているけど、上に書いたシチュエーションで毎回「後で悔やむだろうな」と思ってる。

でもその時はなんかえらくスッキリしている。そして案の定今こうして後悔している。

だがそれがいい。それがいいのだ。

後悔とは、オナニーに対する最高のスパイスだ。

「あの時やっておけばよかった」

この後悔こそが、妄想を呼び、やれそうでやれなかった思い出は極上のズリネタへと昇華するんじゃないか

もしあの時やってしまっていたら、想像上の楽しみだったものが現実となり思い出すことすらしていないかもしれない。

「あの巨乳処女の子の乳首ピンクだったのだろうか」「もしかして乳首」「いや絶対ピンク

あの時やれなかったことで、こうして都合の良い妄想をすることができる。

かにやれなかったことは、なんてバカなことをしたんだろうとも思う。

でももしやってしまっていたら、この悶々とした気分を味わうことはなかっただろう。

そう、これでいいのだ。俺は、オナニーが好き。

2011-04-21

経済産業省エネルギー基本計画」より「原子力発電の推進」全文引用 (2)

http://anond.hatelabo.jp/20110421220158 の続きです

ウラン燃料の安定供給に向けた取組の強化

今後、世界的に原子力利用が拡大する中、ウラン燃料に対する需要の増加が見込まれる。国内原子力発電所の燃料調達という狭義の安定供給はもとより、海外向け供給視野に入れた安定供給確保という観点からウラン鉱山開発から濃縮・再転換に至る我が国の供給面全体を強化することが重要である

(ア)ウラン鉱山開発

事業者等のウラン鉱山開発を積極的に支援するため、日本貿易保険(NEXI)のリスク補完機能強化を含め公的金融支援を充実化させる。また、投資の円滑化等を図るため、我が国の外為法OECD ルールとの整合性を念頭におきつつ、政府間の会合等を通じて、他国が独自に有する投資規制改善等を働きかける。

(イ)ウラン濃縮、備蓄、輸送

ウラン濃縮については、濃縮ウラン供給元の多様化を図るため、事業者等による海外の濃縮事業者との連携など濃縮分野の取組の強化を支援する。また、国の支援の下、開発した新型遠心機の導入を着実に進めるとともに、国と事業者等は、国内の濃縮能力の維持・強化に関する考え方の整理を行う。さらに、我が国が核燃料供給保証など国際社会の取組に貢献し、輸送途絶等のリスクに備えるという観点から、濃縮ウラン国内備蓄の可能性について検討を進める。

加えて、国と事業者等は、ウラン燃料の輸送リスクを軽減するため、経済性・安全性の観点から新たな輸送経路の確立等に向けて関係国と連携しつつ議論を進める。特に、カザフスタンを始めとする中央アジアからウラン燃料の供給量の拡大を念頭におきながら事業可能性調査等の検討を進める。

原子力国際問題への対応

(ア)原子力産業の国際展開

世界における原子力発電の導入見通しを踏まえ、①当面最大規模かつ低リスク市場である米欧、②既に原子力を導入しており今後急拡大する見込みである中国インドや、さらに、③将来的には発展の可能性が大きい東南アジア中近東等の新規導入国など、市場ごとの特性に合わせた対応を行うことが必要である

米欧市場については、新規建設、資機材輸出、発電事業体への資本参加等に公的金融支援等を活用しながら積極的に支援する。また、中国市場への資機材の輸出を支援するとともに、インドについては、エネルギー産業政策の観点から、各々の原子力政策について意見交換や情報交換を進める。さらに、新規導入国市場については、システム輸出として、建設、運転・管理、燃料供給、さらには法整備、人材育成インフラ整備、資金調達支援まで含めた一体的な対応が必要である。官民一体となって原子力発電新規導入国へ一元的な提案を行うための電力会社を中心とした「新会社」を遅くとも本年秋までに設立するなど、原子力発電に係るサービスシステム総合提供体制を具体化するとともに、公的金融資金を活用しつつ、ウラン鉱山の開発、及び海外の濃縮事業者との連携強化(資本参加)等を支援し、我が国の燃料供給能力の強化を図る。

また、NEXI の海外投資保険や輸出保証保険等のリスクてん補範囲の見直しを行う。加えて、相手国の人材育成及び国際展開に対応しうる国内人材育成を行い、新規導入国での制度整備を支援するなどキャパシティ・ビルディングへの取組を強化するとともに、新規導入国等との原子力協定の締結を戦略的かつ迅速に進める。また、ODA 等を活用しつつ道路港湾送電網などの周辺インフラ整備を支援する。

(イ)核不拡散原子力安全等に向けた国際的な環境整備

原子力発電の推進に関心を示す国が世界的に増加していることに伴い、核不拡散や核セキュリティに係る取組をより一層強化するとともに、原子力発電施設の安全な運用、さらには使用済核燃料の扱いといった様々な課題対処するための国際的な環境整備を進める必要性が高まっている。

このため、平等競争条件の確保や核不拡散原子力安全、核セキュリティ等を軽視した価格競争の防止を図るべく、国際的な場での取組を強化し、原子力の利用において国が確保すべき安全上の要請を国際的な共通基準として国際原子力機関IAEA)の場で示すなど、安全面での国際社会の取組に積極的に貢献する。また、IAEA・GNEP(国際原子力エネルギーパートナーシップ)等の場で検討されている核燃料供給保証の仕組みや使用済燃料の取扱いに関する国際的枠組みづくりの議論に主体的に取り組む。

そのほか、アジアを中心とした核不拡散・核セキュリティに関する人材育成のための総合支援センターを設置するとともに、国際的な核不拡散・核セキュリティの強化に向けた技術開発等を行い、原子力平和利用に向け我が国として貢献する。

脚注

28 解析コード(応力等を計算するプログラム)等各プラントに共通する技術について取りまとめられた技術文書(トピカルレポート)の技術的妥当性を個別審査に先立ち評価し、安全審査の実効性向上を図る制度

29 原子力発電所から発生した使用済燃料を再処理するまでの間、事業の許可を得て、原子力発電所外で一時的に貯蔵管理することをいう。

経済産業省エネルギー基本計画」より「原子力発電の推進」全文引用

経済産業省2010年6月に発表したエネルギー基本計画」のPDFファイルから「第3章.目標実現のための取組 / 第2節.自立的かつ環境調和的なエネルギー供給構造の実現 / 2.原子力発電の推進」(p.27-34)を引用。読みやすいようにフォーマットだけ変えました

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(1)目指すべき姿

原子力供給安定性と経済性に優れた準国産エネルギーであり、また、発電過程においてCO2 を排出しない低炭素電源である。このため、供給安定性、環境適合性、経済効率性の3E を同時に満たす中長期的な基幹エネルギーとして、安全の確保を大前提に、国民の理解・信頼を得つつ、需要動向を踏まえた新増設の推進・設備利用率の向上などにより、原子力発電を積極的に推進する。また、使用済燃料を再処理し、回収されるプルトニウムウラン等を有効利用する核燃料サイクルは、原子力発電の優位性をさらに高めるものであり、「中長期的にブレない」確固たる国家戦略として、引き続き、着実に推進する。その際、「まずは国が第一歩を踏み出す」姿勢で、関係機関との協力・連携の下に、国が前面に立って取り組む。

具体的には、今後の原子力発電の推進に向け、各事業者から届出がある電力供給計画を踏まえつつ、国と事業者等とが連携してその取組を進め、下記の目標の実現を目指す。

まず、2020 年までに、9基の原子力発電所の新増設を行うとともに、設備利用率約85%を目指す(現状:54 基稼働、設備利用率:(2008 年度)約60%、(1998年度)約84%)。さらに、2030 年までに、少なくとも14 基以上の原子力発電所の新増設を行うとともに、設備利用率約90%を目指していく。これらの実現により、水力等に加え、原子力を含むゼロ・エミッション電源比率を、2020 年までに50%以上、2030 年までに約70%とすることを目指す。

他方、世界各国が原子力発電の拡大を図る中、原子力平和利用を進めてきた我が国が、原子力産業の国際展開を進めていくことは、我が国の経済成長のみならず、世界エネルギー安定供給地球温暖化問題、さらには原子力平和利用の健全な発展にも貢献する。また、我が国の原子力産業技術人材など原子力発電基盤を維持・強化するとともに、諸外国との共通基盤を構築するとの観点から重要である。こうした認識の下、ウラン燃料の安定供給を確保するとともに、核不拡散原子力安全、核セキュリティを確保しつつ、我が国の原子力産業の国際展開を積極的に進める。

なお、我が国は、今後も、非核三原則を堅持しつつ、原子力基本法に則り、原子力研究、開発及び利用を厳に平和目的に限って推進する。

(2)具体的取組

①新増設・リプレース設備利用率の向上等を推進するための基本的取組

(ア)新増設・リプレース

事業者は、高経年化対策を着実に実施するとともに、既設炉の将来的な廃止措置や代替炉建設の必要性も踏まえた計画的な新増設・リプレースを進め、国はこのための投資環境の整備に努める。また、国は、発電所建設に伴う連系線や送電線の建設・増強等に係る環境整備等の対応について必要に応じて検討を行う。さらに、既設炉の有効利用を図るため、定格出力を含めた出力向上について、事業者は、日本原電東海第二発電所における導入を進めるとともに、他の発電所への展開も検討する。なお、将来的に、日々の電力需要の変動に合わせて出力を調整する運転の必要性が高まってくる段階では、そうした運転が安全かつ確実に実施されるための要件等について検討を行う。

(イ)設備利用率の向上

設備利用率の向上については、安全安定運転の実現・継続と立地地域等の理解が基本である。事業者は、自主保安活動等に取り組みつつ、新検査制度の下、段階的に長期サイクル運転の実現を目指すほか、運転中保全実施を順次開始する。

また、日本原子力技術協会による発電所の運営実績評価や国による保安活動の総合評価等を踏まえ、事業者間でのベストプラクティスの共有や運転管理等の改善を促進する。さらに、国は、熟練の技術豊富経験を有するシニア人材を活用すること等により、大学高等専門学校教育質的向上や民間企業研究機関との連携を強化するなど、原子力人材育成プログラムを充実させる。

以上の取組により、安全安定運転の実現・継続結果として、2030 年に、設備利用率約90%(例えば、平均18 か月以上の長期サイクル運転、平均2か月程度以内の定期検査による発電停止期間)となることを目指す。

また、国は、これらの事業者の取組を後押しするために必要な支援を行うとともに、エネルギー供給構造高度化法に定める判断基準の活用を通じ設備利用率向上や新増設等を推進することを検討する。

(ウ)リプレース需要の本格化に対応するための次世代軽水炉等の技術開発

また、我が国は、2030 年前後に見込まれる既設炉のリプレース需要の本格化に対応し、安全性・経済性・信頼性等に優れた国際競争力のある次世代軽水炉の開発に、官民一体となって取り組んでいる。これまで行ってきた概念設計検討、要素技術開発等を踏まえ、次世代軽水炉の円滑な開発・導入を促進する。

このため、次世代軽水炉開発に関する中間的な総合評価を踏まえ、国、事業者、メーカー連携し、新技術の具体的な導入計画を2010 年度中に明らかにする。国・事業者・メーカーは、中間的な総合評価において魅力的なプラント概念と評価されること等を条件に、次世代軽水炉を有力な候補と位置づけた導入見通しを2010 年度中に明らかにする。

②立地地域住民や国民との相互理解の促進と立地地域における地域振興

(ア)新増設・リプレース設備利用率向上等に向けた立地地域との相互理解の促進

新増設・リプレースの推進や設備利用率の向上に限らず、原子力発電の推進を円滑に行うに当たっては、地域の実情等に応じたきめ細かい広聴・広報などを通じて立地地域の住民や地方自治体との相互理解を促進する必要がある。その際、原子力発電施設等と地域社会との「共生」を目指して、国・地方自治体・事業者が適切な役割分担の下、相互に連携・協力することが重要である

このため、国は事業者と連携して、立地地域住民の声に耳を傾け知りたい情報は何かを把握し(広聴)、それを踏まえて原子力の必要性・安全性等について情報提供を行う(広報)活動の充実を図る。その際、立地地域住民との「信頼関係の構築」により重きを置き、双方向性を強化する。具体的には、国及び事業者は、地元オピニオンリーダーの活動支援、立地市町村はもちろんのこと道県庁所在地を始め立地道県の他地域視野に入れた立地地域向け広聴・広報活動を行う。

また、事業者は原子力発電施設等の運営の将来ビジョンを持ち、地方自治体の持つ地域の将来像に関するビジョンも踏まえ、地方自治体等との相互理解を得るよう努める。国は、地方自治体との間で、原子力が有する国家レベルでの政策的重要性について認識の共有を深めるよう努め、国、地方自治体及び事業者との関係について不断の取組により、より望ましい関係の構築を目指す。

(イ)情報受け手に応じたきめ細かい広聴・広報活動等による国民全体との相互理解の向上

原子力政策の安定的な遂行のためには、広聴・広報活動等を通じた、立地地域のみならず国民全体との相互理解の向上が必要不可欠である

国は、情報受け手に応じたきめ細かい広聴・広報活動による国民全体との相互理解の向上のため、国がより前面に出て双方向性を強化するとともに、事業の波及効果の向上を図っていくとの観点から、国の原子力広聴・広報事業のあり方を検討する。また、小・中学生などの次世代層について、将来、原子力を含むエネルギーについて自ら考え、判断するための基礎をはぐくむため、原子力教育支援事業やその他広聴・広報事業を推進する。

(ウ)電源立地交付金制度の更なる改善

電源立地交付金(電源立地地域対策交付金を始め電源立地地域地域振興を目的とする一連の交付金)は、次の二つの性格を持ち合わせている。第一に、立地段階については、設備の設置を円滑化するために、交付金制度が創設された経緯があり、現在も交付金額が厚めになっている。第二に、運転段階については、運転の円滑化を図るという観点から、より多く発電した立地地域に対して、より多くの交付金を交付することが基本であり、発電電力量の多い発電所の立地地域の一層の理解が得られる制度であることが重要である

今後、現行の電源開発促進税制度の下では、課税標準である販売電力量及び税収自体の大幅な増加が見込めず、電源立地交付金財源の大幅な伸びが見込めない中、安全確保を大前提としつつ、この性格をより明確化するために、原子力発電所の新増設・リプレース核燃料サイクル施設の立地を促進するためのさらなる方策検討する。また、発電所の運転段階において、設備容量及び発電電力量により交付金額を算定しているが、算定に当たり発電電力量に傾斜配分する見直しを検討する。なお、その場合も、自然災害等で発電ができない場合に交付金額が大幅に減少することとなるのは制度趣旨に反することから現在制度として存在している「みなし規定」は存続する。

科学的・合理的な安全規制の充実に向けた対応

(ア)最新の知見やデータを活用した科学的・合理的な安全規制の充実に向けた対応

原子力安全規制を充実させ、安全確保を一層確固たるものとしていくためには、安全規制の現状をしっかりと見据えた上で、新たな課題へ持続的に対応していく必要がある。そのため、安全規制を取り巻く近年の大きな環境変化を踏まえた上で、必要な取組を実施してくことが重要である

具体的には、安全審査制度における品質保証の考え方の取り入れや検査制度における品質保証の取り入れの拡充、大きな地震動を受けたプラントの点検方法の標準化マニュアル化、トピカルレポート制度(*28)の対象分野の拡充、リスク情報の活用方策等について検討する。また、運転中保全について、安全性への効果と影響、リスク情報の活用の考え方等の整理を含め、速やかに検討する。

(イ)安全規制に関する国と利害関係者との対話の深化

さらに、国民の理解と信頼を得つつ安全規制を的確に実施していくためには、立地地域自治体・住民や産業界を含む様々な利害関係者との間のコミュニケーションを一層充実させることが重要である。このため、安全規制の効果的な実施規制課題への取組の推進等のため、規制当局と産業界との対話を継続的に深化する。国は、立地地域の関心が高い個別の安全審査検査等の案件については、規制活動の結果の説明にとどまらず、規制プロセスの途中段階における利害関係者とのコミュニケーションの拡充について検討する。

(ウ)原子力防災対策等

原子力防災対策については、引き続き、万が一の原子力災害に備えた対応機能に万全を期すとともに、原子力施設の防護体制については、最新の国際基準に沿った核物質防護措置を講ずる。

核燃料サイクルの早期確立と高レベル放射性廃棄物の処分等に向けた取組の強化

(ア)使用済燃料の再処理・貯蔵、プルサーマルの推進

使用済燃料を再処理し、回収されるプルトニウムウラン等を有効利用する、核燃料サイクルは、限りあるウラン資源の有効利用と高レベル放射性廃棄物の減量化につながる、エネルギー安全保障重要な取組であり、我が国の基本的方針である

2009 年12 月に我が国初のプルサーマルによる営業運転が九州電力玄海原子力発電所で始まったことは、我が国の核燃料サイクル確立に向けた重要な一歩である核燃料サイクルは、それを担うそれぞれの施設の状況が相互に関連していることから、全体を俯瞰しながら、立地に要するリードタイム考慮し、個々の施策や具体的な時期について、状況の進展に応じて戦略的柔軟性を保持して対応していくことが必要である

このため、六ヶ所再処理工場の円滑な竣工・操業開始に向けて、国、研究機関、事業者等の関係者連携し、残された技術課題の解決に一体となって取り組む。また、使用済燃料の貯蔵容量拡大は、中長期的に各発電所共通の課題であり、中間貯蔵施設の立地に向けた取組を強化するとともに、国、事業者等の関係者は、貯蔵事業としての中間貯蔵(*29)という形態に限らず、広く対応策を検討する。さらに、プルサーマルの計画どおりの実施のため、国及び事業者が連携して、地元への申入れに向けた理解促進活動などの取組を推進する。また、MOX 燃料の輸送については、国及び事業者が、核物質防護対策や安全対策等に万全を期する。なお、六ヶ所再処理工場に続く再処理施設について引き続き取組を進める。

(イ)高速増殖炉サイクルの技術開発

高速増殖炉サイクル技術は、我が国の長期的なエネルギー安定供給等に大きく貢献するものであり、早期実用化に向けた研究開発を着実に進めることが重要である2010 年5月に試運転が再開された高速増殖原型炉「もんじゅ」の成果等も反映しつつ、2025 年頃までの実証炉の実現、2050 年より前の商業炉の導入に向け、引き続き、経済産業省文部科学省とが連携して研究開発を推進する。

具体的には、高速増殖炉サイクルの実用化に関するこれまでの研究開発の成果を踏まえ、2010 年度に革新技術の採否判断等を行う。また、実用化を一層円滑に進めるため、進捗に応じたプロジェクトの進め方・役割分担等を検討する。

加えて、高速増殖炉の実用化技術の早期確立を図るとともに、将来の国際標準を可能な限り我が国が確保するため、国際協力を適切に進め、将来のエネルギー安全保障を担う国家的な基幹技術としての性格を踏まえ、我が国の自立性を維持しつつ互恵的な国際協力関係を構築する。

(ウ)高レベル放射性廃棄物等の処分事業の推進に向けた取組の強化

原子力発電の利用を拡大していく上で、放射性廃棄物の処分対策は必須の課題である。高レベル放射性廃棄物の地層処分事業については、平成20 年代中頃を目途に精密調査地区を選定し、平成40 年代後半を目途に処分を開始することを予定している。国は前面に立って、原子力発電環境整備機構(NUMO)や電気事業者等と一層連携しながら、全国レベル及び地域レベルの視点双方で、国民との相互理解を進める。

このため、地域住民や自治体勉強のために専門家を招聘するための支援制度の創設、双方向シンポジウムの開催等の取組を通じて広聴・広報活動の充実・強化を図る。

また、高レベル放射性廃棄物等の処分事業が円滑に実施できるよう、国は高レベル放射性廃棄物の地層処分基盤研究開発に関する全体計画等にしたがって、必要な研究開発に着実に取り組む。さらに、研究開発の成果を国民に分かりやすい形で提供することにより、国民との相互理解を深める。

なお、研究開発等に伴って発生する低レベル放射性廃棄物についても、処分の実現に向け、国及び日本原子力研究開発機構(JAEA)は関係機関の協力を得つつ処分事業を着実に推進する。

(続きます)

2011-04-19

http://anond.hatelabo.jp/20110419212257

>せめて明らかに必要な法律くらい党利党略抜きで通そうぜ。

だが明らかに必要なのに野党の反対でとおってない法案ってあるの?

>瓦礫の処理法律通すの大変だからって自治体の判断でやってよろしい通達とか何だよそれ。

反対ないとしても法律作って通るまで時間かかるからすぐに撤去できるように通達出すのは妥当な判断では?

2011-04-18

http://anond.hatelabo.jp/20110418194933

そのうち何人が「自殺として処理されたヒト」なんだろうなぁって考えるとこえーね。

ドラマとか小説の読み過ぎか。

原発付近住民への対処

「お前らだって、誰かの家の近くにある基地に守られて、誰かの家の近くにあるゴミ処理場にゴミ捨てて生きてるんだろ?」

って言えばOK!

基地ゴミ処理場も家の近くにない人は、刑務所とか墓とかで。

それもなければ大きな工場でも道路でもいい。

原発の被害は○○だが…」といった具体的議論にはもちこませず

「誰もが誰かの不利益の上で生活してる」みたいなふわっとしたレベルに終始するのがポイント

2011-04-17

元記事書いた者です

http://anond.hatelabo.jp/20110417183343

あまり電力、ことに原発の方に深入りしたはないのですが。荒れるという以上に、詳細に入ると素人の馬脚があらわれますから

なんちゃってITエンジニア」の id:koseki ですITけが技術だと思いこんではいませんけども。

あのイヤミは「ITけが技術だと思いこんでいる」人に向けたもので、それは文脈から明白だと思ったのですが、嫌な気にさせたなら申し訳ないです。

問題は、「安全を金で売り渡す」というその安全が、他人のものだということです。人の命を賭け金にして自分の儲けのために博打を打つ、という行為を、正当化できるとは思えません。ギャンブル依存症のような経済学者評論家が言う「リスク」という言葉から抜け落ちているのは、この不正義の感覚だと思います。

エンジニア」がリスク数字見積もることももちろん必要でしょうけれども、それは議論の全体ではない、という点を、まず指摘したいです。

地元の同意がなければ立地できないというのがまず一点。あとそういうことを言い出せば病院工場を街中に建てるのも許されないということになってしまいます。何事も程度問題でしょう。

この方々は、原発事故のせいで避難しなければ、助かった可能性が高いと思います。原発事故による二次的な被害を含めれば、「死者ゼロ」とは言えません。

それはそうかもしれません。

原発リスクが本当にそれほど大きくないなら、一旦原発放置して、救える命を救う方が良いと思います。福島原発事故処理が、これほどリソースを消費しているのはなぜなんでしょうか。原発の潜在的なリスクが巨大だからだと、自分は理解しているのですが。

大きくないとは一度も言っていません。ただ、原発リスクは他のものと比べものにならないほど大きいように言うのはおかしいだろうと言っているわけです。特に、16年前に神戸の隣町にいてかなりのアスベストを吸い込んでいると思われる私にとっては、福島県外の人間が、あたか自分の身に危険が及んでいるかのごとくギャーギャー騒いでいるのは非常に不快極まりないという私情があることも否定しませんが。

いずれにせよ、放置できるほど軽いリスクでもなければ、一部マスコミが煽るほど極端に巨大なリスクでもない、そういう現実を冷静に認識しましょうということです

まあ多分、騒いでいる人は多分にsurvivers' guiltで、自分も被害に遭っていると思わなければ精神的に辛いんだろうとは思いますがね。

自分は今回の事故後、代替エネルギー技術進歩を推し進めるために、政府脱原発の方針を明確に打ち出すべきだと考えるようになりました

それは一つの考え方ですね。ただ、個人的には代替エネルギー原子力が相互排他的であると考えるのはおかしいと思います。早い話、太陽光発電は昼間にしか発電できない以上、出力調整ができない原子力よりも、ピーク時に稼働される火力・水力を代替する方がよほど技術的にも本筋です。あと温暖化チェルノブイリより怖いことは論ずるまでもないことも忘れてはなりません。

とにかく技術的に何が可能かを調べてその上で最もマシと思われる方針を選ぶことです脱原発とか維持とかいう議論はその段階になってはじめて出てくるものだと考えます

http://anond.hatelabo.jp/20110416125739

なんちゃってITエンジニア」の id:koseki ですITけが技術だと思いこんではいませんけども。

誰にとってのリスクか。

「安全を金で売り渡す」というのは多かれ少なかれ誰でもやっていることです

問題は、「安全を金で売り渡す」というその安全が、他人のものだということです。人の命を賭け金にして自分の儲けのために博打を打つ、という行為を、正当化できるとは思えません。ギャンブル依存症のような経済学者評論家が言う「リスク」という言葉から抜け落ちているのは、この不正義の感覚だと思います。

エンジニア」がリスク数字見積もることももちろん必要でしょうけれども、それは議論の全体ではない、という点を、まず指摘したいです。

死者ゼロ

死者ゼロ福島原発事故よりも

「死者ゼロ」という表現は正確ではないと思います。震災1週間後には、次のようなニュースが出ていました

東日本大震災福島原発避難所死亡、21人に 病院入院患者ら - MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110318/dst11031807500008-n1.htm

 福島第1原発福島県大熊町双葉町)の事故をめぐる避難指示を受け、大熊町の「双葉病院から避難した入院患者高齢者の死者数が、同県いわき市など3カ所の避難所で計21人に上っていたことが17日、分かった。

入院患者衰弱死の現場想像以上」 原発事故で避難も…医師語る  社会 福井ニュース福井新聞

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/27092.html

白い防護服に身を包んでバスに乗り込むと、思わず息をのんだ。マットレスと掛け布団にくるまれた高齢の男女が座席にあふれ、衰弱しきっているのかほとんど動かない。排せつ物で汚れた布団。通路にも何人かが横たわり、女性が「足が、足が」と、か細い声でうめいていた。

福島双葉病院患者置き去り」報道の悪意。医師看護師患者を見捨てたりしていなかった(追記あり) - 絵文録ことのは - BLOGOS(ブロゴス) - livedoor ニュース

http://news.livedoor.com/article/detail/5424517/

以上の流れをもう少し簡単にまとめると、「自衛隊が来るが、寝たきりや車いす患者が搬送できず、一旦戻る」→「2度目の救援が来ない」→「一緒に残って いた警察の指示で職員が川内村に避難」→「自衛隊と一緒に病院に戻ろうとする」→「避難地域なので一緒に行けない」→「自衛隊けが救援に」→「2・3回 目の搬送の際、病院関係者は誰も現場に居なかった」→「職員が患者置き去りで逃げたと報道」という流れになる。

この方々は、原発事故のせいで避難しなければ、助かった可能性が高いと思います。原発事故による二次的な被害を含めれば、「死者ゼロ」とは言えません。

客観的なリスク比較について。

個人的にはBP原油流出事故の方が死者も出ているし汚染もひどい事故のような印象がありますが、まさに「比較」や検証を客観的に行うことが大事というのは大いに同意します。

BP事故とは、以下のような比較が考えられると思いました

大気汚染についてはわかりませんが。自分の「印象」では、福島の方が重大な事故だと感じます

事故被害の一次的な死者数は、リスク見積もる上で確かに重要パラメータだと思いますが、それが全てであるかのように言うのは、ある種の誤魔化しだと思います。

たとえば、一歩間違うと大変な数の人命が失われた可能性があるが、幸い誰も死ななかった、というタイプ事故があると思います。そういったリスクを、数少ない事故例をサンプルとして、死者数から見積もれるかどうかが、疑問です。年に何十回、何百回と原発事故が起きていれば、だいたいこのくらい死ぬのだな、とわかるかもしれませんが、、。

それから津波のがれきの下に生きている人がいるかもしれないにも関わらず、ハイパーレスキュー隊原発へと向かったということがあります

asahi.com朝日新聞社):東京消防庁ハイパーレスキュー隊など139人が福島入り - 社会

http://www.asahi.com/national/update/0318/TKY201103180121.html

原発リスクが本当にそれほど大きくないなら、一旦原発放置して、救える命を救う方が良いと思います。福島原発事故処理が、これほどリソースを消費しているのはなぜなんでしょうか。原発の潜在的なリスクが巨大だからだと、自分は理解しているのですが。

リスクを分割する。

現代ではどんどんシステムが大規模化しているわけで、そうなればなるほど原子力に限らず事故が起こった場合の被害は増大するわけですから

システムが大規模化した場合モジュール化してリスクを分割・分散することが必要です。小さなシステムの集合体として大きなシステムを構築すべきだと考えます原発リスクは大きく、全体を制御しきれていません。代替エネルギーによって、大きなリスク解体し、正確に制御できるようになることを期待します。

今後は。

東京電力国有化後役員を全員クビにして、

東京電力には大変に優秀な、非なんちゃってエンジニア」の方が大勢いらっしゃると思います。彼らの知見を、当面運用し続けなければならない原発の安全性向上と、脱原発プラン作成代替エネルギー技術開発に最大限生かしていただきたい。墓守のような原発維持の仕事よりも、新しいエネルギーを生み出す仕事の方が、技術者としては面白いのでは、と想像しています。現実問題として、どちらも大切な仕事だと思いますが。

自分は今回の事故後、代替エネルギー技術進歩を推し進めるために、政府脱原発の方針を明確に打ち出すべきだと考えるようになりました。あまり数字には具体的な根拠がありませんが、

今後30年で全54基稼働停止

くらいの目標で、計画を立ててほしいなと思っています。

2011-04-16

http://anond.hatelabo.jp/20110416152357

危険性の話じゃなくって、まだ動き出したばかりの処理方法についてのコストの話なんですけど

http://anond.hatelabo.jp/20110416152033

で、あなたのご意見は?

http://anond.hatelabo.jp/20110416140938

ただ、原子力の発電コストって使用済み核燃料の処理コストいれていないだろうし、もうちょっと高いんじゃないかなー、というのが私見です

地熱に関してはこれ参考にしたですけど、石油よりは効率がいいという感じですね。

http://anond.hatelabo.jp/20110416133823

地熱が結構効率が良くてコストが安いらしいですね?

>これは嘘、ざっぱに言うと地熱は地下に空間作ってそこに水ぶち込んで蒸気を作る。

嘘、というときは一応何かソース的なものを貼るほうがいいと思いますよ。

まあ原子力よりもべらぼうに安くなるイメージはないですけど。

ただ、原子力の発電コストって使用済み核燃料の処理コストいれていないだろうし、もうちょっと高いんじゃないかなー、というのが私見です

地熱に関してはこれ参考にしたですけど、石油よりは効率がいいという感じですね。

http://eco.nikkeibp.co.jp/article/special/20100215/103205/?P=1

もっとも上記の記事でも地熱にもいろいろ問題がある訳で、それらを含めていろいろこの際話すべきだと思います。

沖縄基地周辺に米軍機が墜落する前に基地移転!!!

ゴミ処理場周辺に毒物が染み出すまえに対策を!!!

地盤沈下がおこる前に地下水使用停止を!

なんか危ないものがあぶないことになる前に安全を!

事故がおこる前に発信した人は責任なくなるらしいからいっとくわ。

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