オッペンハイマーという話題の映画が日本に帰る機内の新作映画にラインナップされていたので早速みてみた。
日本で賛否両論が起こりうるということで、昨年、日本での公開が見送られていた映画だ。
もっとも来週あたりようやく公開されるようだけど。
当初、配給会社が忖度して日本人向けには見せてくれなかった、となると、一体どんだけ鬼畜な内容なのか?などと、
逆にヘンに妄想が掻き立てられるもの。
妄想が先行していた分だけ、みた印象としては、拍子抜けとなった。
オッペンハイマー個人のパーソナリティを軸に、冷戦など彼をとりまく社会が興味深く描かれていた。
政府や社会が科学者一個人を利用し、偶像化してゆく構造的な背景をのぞかせるような映画だった。
ネタばれになるので、詳しくは書かないけど、水爆開発の反対と公職追放、このあたりの描写が映画としてはクライマックスだ。
ステレオタイプにオッペンハイマーをみれば、彼の道義心と公職追放がセットになって語られがちであるが、実際にはいろいろな経緯が絡まり合っていた。
原爆投下という途方もない人道的な問題に対して、誰かに代表させてそれらしい答えを出させようとする世間(みている観客も含めて)の空気が鏡のように反射してみえる映画だった。
ヒーローやヒール役というのはそうして偶像化される。
この映画では終始、オッペンハイマーのパーソナリティを軸に展開していたので、その摩擦が却って浮彫にされた形だ。
そもそも歴史上の人物は、未来のことなどわかるはずないのだから、後世の人権感覚など何も知らないで生きている。
しかし、後世の進歩的な歴史観は、歴史上の人物の善意悪意をそれぞれ振り分けてして断罪・総括してしまう。ヒットラーを絶対悪にするみたいにね。
しかし、特定の個人の悪人面しかみたがらないような歴史観では、非人道的な行為の実像はみえるはずもない。
その点、本映画では、本人をよそに、後世の歴史観にとって都合の良いレッテルやらロールモデルが押し付けられてゆく、
という構造が見え隠れするという意味ではよい出来映えだったと思う。
しかし、結局のところ、一体何が日本で賛否両論を巻き起こしそうな映画なのか、分からなかった。
プロットが複雑なこともあって、一度見て全部を理解できるような映画でもない。
ただ、映画を見終わったあと、そういえばトルーマンがそれほど登場しなかったな、と自分の不満ともいえる感情がくすぶり、ふと、
でもそれって、ヒール役の邪悪なトルーマンをみてカタルシスを得たいだけだよな、と我にかえって気が付いた。
日本で賛否両論を巻き起こしそうだという忖度って、まさにこういうことだろうと思った。
忖度そのものが、原爆投下が非人道的でありその野蛮さが強調されるべきだとする歴史観に知らず知らずのうちに飲み込まれていることが想像できた。
原爆の父と呼ばれるオッペンハイマーが主人公の映画なら、ぜひ彼に原爆開発を後悔させたい、苦悩させたい、とする心情、そういう懺悔がなければカタルシスが得られないとする心情ー
そういう道徳的な片鱗を少しでも見出したいとするのは、結局のところ未来がどこに向かっているか知る由もない歴史上の人物の顔を無理やり後世の人が考える正しい方向へ振り向かせようとする努力のようなものだ。映画のなかで彼に反省させてステレオタイプなオッペンハイマー像に満足したい、というのが日本で起こりうる「賛否両論」の実像だとすれば、それこそ、オッペンハイマーに何かの役割を担わせようとする自分を反省する意味でもこの映画をみるべきだ。
映画に描かれなかった広島や長崎を強調させたいとする空気があるとすれば、皮肉にも、それこそが本映画で見てとれる構図、
歴史上の人物を自分の持っている史観に都合のいいようにヒール役にしてみたり、ヒーローにしてみたりする空気の元凶だということを再認識した。
余談だが、原語の英語の語りは、NHKドキュメンタリー並みに、かみしめ口調でゆったりとしている。
高校生くらいでも聞き取れるかもしれない。若い世代にみてもらいたい映画だ。
]]>これ演出だったらフェイント効果でトランプが勝つやつだよな…
]]>アメリカ:イスラエルを批判した学生が顔と名前を晒され、退学になったり就職拒否される
ドイツ:公職追放されたりヘイト罪で摘発されたり、路上で私刑(暴行)される
フランス:退学・解雇され、顔写真を晒されたり放火やレイプをされる
自国を批判させないロシア
イスラエル(DS宗主国)を批判させない米独仏
どっちがまともなんやろね?
※これだけ大国に忖度させてるのにDSやユダヤ権力は陰謀論だっていうの、非論理的すぎませんか??
]]>一般に「役不足」と「役者不足」の誤用については以下のように説明されると思う。
「役不足」とは「能力に対して役が不足している・地位が低すぎる」という意味だが、逆に捉えて「役に対して能力が不足している・地位が高すぎる」と誤用されることが多い。「役に対して能力が不足している」ときは「役者不足」と言うべきである。
こうした言説について少し検証してみたい。
まずは「役不足」の辞書的な定義を見てみよう。
精選版 日本国語大辞典
やく‐ぶそく【役不足】〘名〙 (形動)
① 振り当てられた役に対して不満を抱くこと。与えられた役目に満足しないこと。
※滑稽本・八笑人(1820‐49)四「くじ次第にして、役不足(ヤクブソク)をいひっこなしだよ」
② その人の力量に対して、役目が不相応に軽いこと。軽い役目のため実力を十分に発揮できないこと。
※文科大学挿話(1926)〈川端康成〉一「人間の才能は役不足の時代に衰へてしまひ易いものなんだ」
③ (誤って、役に対して自分の能力が足りないの意と解したもの) 役割を果たす力がないこと。荷が重いこと。
※続一等サラリーマン(1952)〈源氏鶏太〉「続・三等重役」の撮影現場を見て「僕は社長の息子なんてのは役不足だね。やっぱり、会社の給仕の方が、いちばんピッタリだよ」
「能力に対して役が不足している」は② の用法だ。ところが何故か① の用法と分かれている。日本国語大辞典は、古い順に語義を並べているので、つまり本来の用法は①で、あとから②の用法が生まれた、ということだ。いったい役不足① と役不足② は何が違うのか。
結論を言うと、役不足①における「不足」とは単に「不満」の意味でしかない。
ふ‐そく【不足】〘名〙
① (形動) (━する) たりないこと。欠けていること。また、そのさまやその箇所。不完全。不十分。欠点。
② (形動) (━する) 満足でないこと。不平に思うこと。また、そのさま。不満足。不満。不平。
つまり「役不足」は不足①ではなく不足②の用法だということである。「もっと良い役をやりたい」というだけでなく「自分はこの役には向いていない」とか「こんな重い役はやりたくない」とかそういう不満もひっくるめて「役不足」なのである。
たとえば明治22年の加須屋寿賀蔵『花嫁』という小説。
里吉は何を考へたるか、今更遅八刻(おそまき)の役不足
「アノ若 イゝヱ貢さん 妾(わたし)は萬の何テ、人にないから ヤッパリお岸にでもして貰へば好(よか)った、色気のある…」
これは『伊勢音頭恋寝刃』という演目をやる役者が「自分には万野の役は向いていないからお岸の役のほうがよかった」と文句を言っている場面である。万野は悪役だが重要な登場人物であり、お岸と比べて端役だということはないので、これはただ向き不向きの話でしかないことがわかる。
明治23年の右田寅彦『垂氷の月』。
「何時までもお心易く交際(つきあっ)て妹を一人拵へたと思召して下さいましよ」
「イヤイヤ夫(それ)は不承知だ妹なぞと思ふのは些と此方で役不足だからマア其気で交際(つきあ)ひませう」
女性が「これからは兄妹のように付き合いましょう」と申し出るが、男性はそれを断り「あなたを妹だと思うなんて役不足だ」と言う場面。このあと「そうですよね私ごときが妹などと迷惑ですよね」「いや妹ではなく妻だと思っているのだ」という少女漫画ばりの展開になるが。この「役不足」を現代的に解釈するとやや不自然で、ここは「兄のような立場には不満がある」とだけ理解すべきだろう。
明治40年の『慶應義塾學報』。
此創立五十年紀念理財学会に於て私は非常にむづかしい役目を言い付かつたので、少々困つて居る所でありますが、併し今更役不足を言つた所が追付かぬ、其役目は慶應義塾に於ける経済学研究の変遷に就ての講演をせよと云ふ、余程これはむづかしい事である。
「非常に難しい役目」に対して「役不足」だと言っているので、現在の解釈では誤用だと思われるだろうが、これも「役不足」を「役目に対する不満」と言い換えればすんなり意味が通る。
実は日本国語大辞典で誤用例として挙げられていた以下のセリフも、
「僕は社長の息子なんてのは役不足だね。やっぱり、会社の給仕の方が、いちばんピッタリだよ」
これは「社長の息子役には向いていないから演じたくない」という俳優の不満なので、本来の「役不足」の意味からすれば正しいのである。
参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihongonokenkyu/5/3/5_KJ00006039255/_pdf/-char/ja
ちなみに、現在誤用だとされている用法、すなわち「役に対して能力が不足している・地位が高すぎる」という用例は、いつごろから現れはじめたのだろうか。そもそも、どういうつもりでその語を用いているのか判断が難しいところだが、たとえば明治36年の月露行客『三百年後の東京』。
「お話の男は貴郎に似ているやうじやありませんか、ホホホホ」
「爾(そう)だと結構ですが情けないことには私はその男に似てはいません誠に意久地なしで、併し貴嬢が能くその婦人に似ていますよ」
「いいえ、妾こそ其役には適当(はまり)ませんが、貴郎はその役割に不足はありませんよ」
「ぢや拙者には荷が勝ていますが、無理に其役を務めたなら、貴嬢はその情婦の役を努めて下さいますか」
「妾しにその婦人の扮(いでたち)が出来ますものなら、真似て見ても可(いい)のですが……」
と口籠た、勝田はますます胸跳り、恍惚として我にもあらで、
「本統ですか、貴嬢それは、私の役不足を許して下さいますか、若(もし)もそれが真実であつたなら、私は此の世に他の望みがありません」
これは「役に不満がある」でもなし「役が軽すぎる」でもなし「役に対して能力が不足している」と解釈しなければ読めないのではないか。
現在のところ「役者不足」は「役者としての能力が不足している」と説明されることが多い。一方で、「役者不足」という言葉が多くの辞書に載っていないことを根拠として「役者不足などという言葉はない」あるいは「役不足の誤用を説明するために新しく生み出された言葉である」とされることも多い。
もちろん、単純に「芝居に出る役者の人数が不足している」という意味での「役者不足」の用例が存在するのは当たり前である。それ以外の、熟語としての「役者不足」の用法を探してみたい。
たとえば昭和6年『六大学野球全集』。
これ等のチームが一枚看板たる以上の投手に配するに、力ある捕手をとらへ、しかして二三の力強き打者を加へたならばさういつまでも呉下の阿蒙たるべきものでないと思ふが、如何せん役者不足の憾みがある。
あるいは昭和9年『隣人之友』。
白井喬二といふ男は一時直木あたりが黒幕で大菩薩峠の向うを張らせようとヤツキとなつて、身振りこはいろべたべたとすり寄つて見たものだが、そのうち黒幕の直木が舞台へ踊り出してしまつたので、ここもと少しテレた形だが、役者不足でこんどはヨタものどもが白井あたりを担ぎ出すの幕となる
これらのように、「役不足」よりは用例は少ないが、「役者不足」が「人材不足」「戦力不足」のような意味で使われることはあったようだ。
しかし昭和12年『キネマ週報』。
妹尾「僕は凡て役者不足のやうな感じがさせられたんです。溝口監督がメガフォン執って此のシナリオを用ひたら、まだまだいい映画が出来る筈だと思ひます。」
これはどう捉えるべきだろう。「実力のある役者が出演していない」という意味なのか「出演した役者の能力が足りていない」という意味なのか。
昭和19年の海音寺潮五郎『父祖の道』。
次には、久光公では役者不足である。かかる思い切った大経綸は、先君のやうなその力量手腕が天下にみとめられている人にしてはじめてできることで、久光公では荷がかちすぎる。
これは明らかに「能力不足」の意味である。
同じく昭和19年、藤森成吉『太陽の子』。
対手がおひさでは風流話には役者不足だつたが、持ちまへの自然さとおほらかさで彼女は補つてくれた。
男が風景の素晴らしさを妻に語っている場面で、これも「能力不足」のほうか。
昭和24年(1949年)『新日本経済』。
豪華舞台に淋しい役者不足
これは「財界人物めぐり」と題したコラムのタイトルだが、戦後の財閥解体や公職追放で大人物がいなくなったことを嘆くものなので、「人材不足」の用例である。
と、こうして見ていくと「役者不足」という熟語は昭和初期から使われていたようであり、そして当時から「人材不足」と「能力不足」で用法が並立していたようでもある。
役不足
・本来は「役に不満がある」という意味
・それが次第に「役が足りていない」と解釈されて「能力に対して地位が低すぎる」という意味に限定されるようになった
・それがさらに「役に対して能力が足りていない」という意味でも使われるようになった(明治末?)
役者不足
・本来は単に「役者の人数が足りていない」という意味
・転じて「人材が足りていない」という意味で使われるようになった(昭和初期?)
・さらに「能力が足りていない」という意味でも使われるようになった(昭和初期?)
・ただし「役不足」と比べると用例はかなり少ない
]]>吉田茂系(戦後に政治家になった官僚出身者をルーツに持つ。護憲寄り)
┣池田勇人系
┃┣岸田派(45人) …岸田文雄★、林芳正☆
┃┗麻生派(53人)…麻生太郎★、河野太郎☆
┗田中角栄系
┗茂木派(53人)
.
鳩山一郎・岸信介系(公職追放された戦前の政治家をルーツに持つ。改憲寄り)
┗安部派(94人)…西村康稔☆
.
河野一郎系(第三勢力)
┣二階派(44人)
┗森山派(7人)…石原伸晃☆
.
無派閥
┗(74人)…菅義偉★、石破茂☆、高市早苗☆、野田聖子☆、小泉進次郎
★:総理経験者
☆:総裁選に立候補したことある人
--
最大勢力の安部派(94人)が崩壊した後の展開が見逃せない。
90年代まで1つだった岸田派(45人)と麻生派(53人)が合流すれば最大勢力になるが、麻生派には総裁選で岸田首相の最大の脅威となりうる河野太郎がいるし、仮に合流が実現しても単独過半数にはほど遠い。包囲網が敷かれたら負ける。
安部派はなんとか踏ん張って崩壊を免れても、大臣を経験したような実力者は今回のスキャンダルで総崩れなので総理候補は出せないし、党の主要ポストすら望めないかもしれない。スタメンが乗ったバスが交通事故にあって補欠しか残ってないような状態。
茂木派、二階派はキャスティングボートを握るポジションではあるが総理候補となる弾がない。しかし二階派には「問題のある人や自民党を一度抜けた人でも思想を問わずとにかく誰でも受け入れる」という貪欲さがあり、安部派が崩壊した時にはその受け入れ先として勢力を拡大する可能性もある。
総裁選に出たことがあるメンバーにはやたらと無派閥が多いが、彼ら彼女らには後ろ盾がない。逆にだからこそ安心して利用できる側面もある。菅義偉という無派閥で総理になった前例もある。安倍首相は菅義偉を後継にすることで安部派にNo2を作らず自身の権力を盤石にした(そのせいで今の惨状がある)。
]]>戦術的に見れば、今できる事をやってはいるのでセーフ
政治家を責めるより、まず(特に中~若年世代の)経済苦境と過重労働を作った今の高年齢の一般人全員の見識の無さを責めるべき
そしてその次に政治家。なぜなら当時の政治家を選んだのは当時の大人達なので。
戦後日本が公職追放や戦争犯罪などでクズをあぶり出して責任を取ったように、今も経済敗戦の形を作った人間達の責任がまず問われないと何も始まらない
]]>同日公開だった方向性の全く違う『バービー』との造語がミームになるなど、英語圏を中心に話題になっているが、『オッペンハイマー』は原爆開発のマンハッタン計画を指揮した物理学者の伝記映画であるため、日本での公開は未定であるという(しかも8月が近いこの時期なので)。
本稿では、映画を観て思った感想を徒然に書いてみたい。
ネタバレ等は気にしないで書くので、情報を入れないで視聴したい向きは注意されたい。
この映画では、3つの時間が並列で進む。
戦中の原爆開発まで、戦後の赤狩りによるオッペンハイマーの失脚、さらにその後のストラウス(オッペンハイマーへの個人的因縁から裏で糸を引いた人物)の議会公聴会だ。
人間関係は多層的で、時間経過とともに関係も変質する。
また、最初のマンハッタン計画までを除けば、基本的に法廷劇である。
当方は英語のリスニングに慣れているとは思うが、聞き逃した事柄もあった。日本語字幕で見ればこの苦労は少なかったかもしれない。
さらに3時間と長い。劇場は結構混んでいたが、途中で携帯を見たり同伴者と話したりするガキ共もいた。
映画的なクライマックスは、一応ロスアラモスでの原爆の爆発実験に置かれており、中盤に訪れる。
これによってオッペンハイマーはプロメテウスとなり、世界に滅亡をもたらす「死」となる。
オッペンハイマーはこの後苦悩し、戦後の水爆開発に反対し、それが戦後の公職追放の憂き目を見る仇となる。
日本人として気になる広島・長崎の描写は、直接行うことは避けられている。
しかし、罪の意識に苛まれる主人公が投下後にロスアラモスの職員を前に演説する際、喜びを口にしドイツに落としてやりたかった(オッペンハイマーはユダヤ人)と盛り上げながらも、皮膚がポロポロと崩れ落ちる幻影を見せる(これは『はだしのゲン』での描写が思わず想起された)、職員向けの広島視察報告会で残虐な写真を想像させるリアクションを演じさせる、という程度は行っている。
また、アメリカ軍が原爆投下地を選定する際、
などと軽い調子で話し合う場面は生々しい。
僕は被爆地出身ではないし、広島に高校の修学旅行で一度訪れた程度なのだが、上述の演説中のフラッシュバックの場面では、被爆者が受けた残酷な苦悩を思い、思わず涙がこぼれた。
これはアメリカ人が憎いとかどうのという話ではなく、(戦後も含めた)歴史という大きな対象と個人との対比に心が動いたという話と言えようか。
あとちょっと思ったのは、爆発前のカウントダウンはAVのJOIみたいな効果がある。
個人的営為の究極であるAV鑑賞と、大衆娯楽にする装置であった映画館での映画観賞との接続は興味深い。
アメリカ合衆国の原罪のようなものも、映画に盛り込まれている。
まず、ロスアラモス研究所を作った砂漠は原住民の土地であり、オッペンハイマー自身が戦後にインディアンに返せと言う台詞がある。
原住民から取り上げて作った研究員の居住空間は、まるで西部劇の舞台である。
ガランとした土埃舞う道、左右に並ぶ木製の建物。
妻がシーツを取り込む場面はフォードにありそうだし、ロスアラモスに引っ越してきたオッペンハイマーの妻はサルーンがあれば完璧ねと言う台詞もある。
事程左様に西部劇的な舞台が用意されるが、アメリカ合衆国が西部劇で描いてきた神話や、その自警的な暴力性と法による支配との相克は、これまで様々な映画で繰り返し取り上げられてきた主題である。
この映画でも、原爆を無事作り終えて職員に肩車されるオッペンハイマーの背景には、星条旗がはためく。
アメリカ合衆国が原理的に持つ暴力性を描いているのだろう。
自明なテーマであるが、見逃すことはできない。
オッペンハイマーはナチズムへの反発から、アメリカ軍の原爆開発をリードする役目を引き受けた。
科学と政治の関係というテーマは、コロナ禍での専門知の活用、学術アカデミーの問題、そして2011年の原発事故など、日本でも問題になってきた。
現代的でアクチュアルなテーマを扱う映画である。
この映画のテーマはもちろん原爆というプロメテウスの火である。現代的なテーマである。
しかし今一度思い返してみると、科学、共産主義、資本主義の関係にも踏み込まれているのではないかと思う。
科学の進展と共産主義は切っても切れない関係にある。ソ連は科学を推し進め、オッペンハイマーもマルクス主義(科学的社会主義)に興味を持つなど、科学者も共産主義で楽園が訪れるのではないかと期待した。
しかし共産党による独裁となったソ連は崩壊し、その混乱を収めたプーチンがウクライナに核の脅しをかけている。
では資本主義の勝利かと言えば、その限界が指摘されて久しい。アメリカ合衆国は共産主義への恐怖から赤狩りを進める。さらに戦争に勝つために原爆まで作ってしまった当事者である。
この映画は、冒頭で述べたように3分の2が赤狩りに関するものである。
原爆の映画ではあるのだが、共産主義と科学に関する映画と考えることもできよう。
3時間という長尺の映画であるが、これだけ多様で重層的なテーマを盛り込み、商業作品にしたクリストファー・ノーランと製作チームの意欲は素晴らしい。
しかし、あくまでもアメリカ国内の話であるという感じもする。ソ連、そしてヨーロッパや中国の動向も薄い。
そして日本では、まずもって娯楽作品ではないから、商業的成功は見込めるのかは分からない。
さらに原爆開発に対する反発も大きいだろう。被爆者が親類にいる訳でもない私でも涙がこぼれたので、当然のことだと思う。
しかし、重く重要な主題を扱う映画ではあると思うので、公開の判断がなされて多くの人が視聴する文化的土壌に期待したい。
]]>で、戦後公職追放なんかもあって左翼教授ばかりとなったことで再生産が始まった。
人文の場合明示的な成果が示しにくいこともあって、左翼的なインナーサークルで覚えがめでたいことが准教授・教授への昇進の条件になっちゃってるんだよね。
]]>小沢専七郎など法律関係者の軍事物資ブローカーは、公職追放も受けないで福島の議員になれてるし
裁判所が農民の土地に勝手に仮処分命令出して、小沢の会社の所有にしていたこともあったし(日本土地造成事件)
福島原発とかできる前から怪しいぞ
]]>2018年に同様の自殺を遂げたライダーの方の模倣とも聞くけど、ざっとツイートを読むと、躁状態的な明るく楽しげなツイートの中に、
「最後」や「もう来れない」といった自殺を匂わせる文言を差し込んだり、発達障害や自殺に関するツイートをRTしていたりと「手がかりの配置」が
美しく、しかも最後の写真が「過去にRTした『一歩踏み出す』というテーマのイラストと構図が同じ」で伏線回収しつつ、「詳しい人や地元の人なら
その写真だけでどこか分かるくらい変わった形状のダム」を背景に写すことで、「どこで彼が死のうとしてるのか」考察し、現地に向かう人を呼びこんで
イベントのラストを盛り上げるサービス精神。
直前の「これで日本一周は終わり!」ツイートへの当初のリプライを見てると、「いろいろヒントは出てたのにみんな気づかず呑気なもんだぜ」って
感じで、kotaさんこれ見ながら気持ち良かっただろうなと思うよ。「騙し切った!」って快感ね。
これから死のうと思ってて、どうせ死ぬなら多少目立ってみたいと思ってる私のような人間には勉強になることしきりですよ。
ADHDの診断書。いやー分かる。「あ、俺って先天的に欠陥品だったんだ。道理でな~」って確定しちゃえば、今感じてる生きづらさは
一生続くんだって分かっちゃうからね。だったらば一秒でも早く死んだほうがコスパが良い。でも、ただでさえ面倒だったり怖かったりする
ことは先延ばしにしがちな発達障害。「死ぬ」のなんて一番怖いし面倒くさいですからね。
そこは、自殺を「残りの人生ぜんぶ賭けたビッグイベント」と読み替えて自分に暗示をかけて、「楽しいことなら頑張れる」過集中のムラッ気を
生かして愉快に死ぬしかない。kotaさんのやり口はその意味でも非常にクレバーでしたね。
自分が「普通」に現代社会に適合した生活ができない欠陥品だってことは二十何年生きててよく分かってるし、それが
環境遺伝も含むにせよ親からの遺伝だってことも分かってる。大嫌いだった父親と同じような言い方で他人を脅し、傷つけ横柄に
振る舞うようになってしまった。うちの父方の一族は、全員同じ怒り方をする。私も。嘘で自分を大きく見せようとしたり失敗をごまかそうとする、
父の短絡的な虚言癖と軽薄な外面の良さもしっかり受け継いでしまった。あれは祖父も一緒だった。
軽蔑していた父方の伯父のように、九時五時の仕事が嫌になって辞めてその場しのぎのコネの単発仕事と借金で自堕落に
暮らすことをなんとも思わなくなってしまった。
私の親族を見回すと、ひとりも真っ当に自分の力で生計を立てている人間がいない。父方の一族はみんな、網元で金持ちだった
祖父の当てにして遊んで暮らしている。その祖父だって、独力で会社を立ち上げたんじゃない。大政翼賛会の幹部で県会議員
だった父親(曾祖父)が、公職追放後の新しい稼ぎとして仲の良いヤクザから借金のカタに取り上げた定置網の漁業権を
売ってもらって、それを息子が継いだというだけだ。祖父も父も、ただ親が用意してくれたレールに乗ってへらへら既得権益を
むさぼっていたにすぎない。大体、漁業なんていうのは自分がつくった訳でもない自然のものを略奪する泥棒であって、
網元なんてその泥棒する権利を「最初の方からその町にいた」というだけの既得権益者で独占する犯罪集団の構成員だ。
漁師なんてみんな死んだほうが良い。
母方の一族も、みんなコンビニと不動産業をやっている祖父から金を送ってもらって生きている。母方の祖父母については、高度経済成長の
人口ボーナスを追い風に馬車馬のように働いて戦後のどさくさから一代で蓄財したのだから大したものだと思うが、てめえの息子が
確実に統合失調症なのを40年間引きこもらせて病院に連れて行かせず、今や「玄関の前で蝉が死んでた!集団ストーカーが
死骸を目印のために置いたんだ!」と騒ぐおしまいの60男になってしまった責任を取らずに死んでいこうとしている罪は重い。
父方も母方も、今のうのうと生きている50代以上の寄生虫どもが財産を使い果たし、私にまで回って来ることはおそらくなさそうだ。
私に与えられたのは、ただただ「まっとうに働くことができないこらえ性のない注意欠陥障害で」「社会性も協調性もない」
「ホウレンソウのできない」「部屋も片付けられない」「双極性障害で」「クズのくせに無意味にプライドばかり高い」「すぐにキレる」
「感情的な人間なのを糊塗するために論理的にしゃべろうと必死になってモラハラみたいになる」「虚言癖で自分を大きく見せたがる演技性人格障害で」
「人におもねって喋っているのがバレバレで信頼されない」「自分の意思と力で飯を食っていこうという能力に決定的に欠けた」
端的にゴミカスのような卑しい血だけだ。
自分の遺伝子がこの世に必要がないことは分かり切ってる。生まれてくる必要がなかった。ただ、私が苦しい思いをし、私のまわりの
人間たちが私のせいで不快な思いをするだけなのだから。反出生主義とはなんと妥当な価値観だろう。
私は自分が欠陥品だと分かっているにも拘わらず、反省しない人間なので「じゃあ周りの連中はそんな価値のある存在なのかよ!?」と
他人に転嫁して叫び散らしたくなることがある。結婚や子作り・子育てにポジティブな人間を見ると「お前ら如きの遺伝子を世界に遺す
必然性が本当にあると思ってるのか?図々しい誇大妄想者め」とゲロが出てしまう。
俺は死ぬ!みんなも死ね!!!!!!!!
]]>昭和天皇退位せず一時公職追放された人も復帰したし戦前の体制が結構残ってるのは否定せんが
]]>本来軍が基地として使う予定の壕が沖縄の現地民でごった返している。ここに入れろと喚いて強引に入ってきたらしい。帝大生指揮官たちは気弱なところがあって入れてしまったそう。沖縄の人間たちが戦前準備を怠け過ぎてロクな壕ができてなかったのが原因。もう沖縄には逃げる場所なんてほとんどなかったそうだが、ここに置いておくわけにはいかない。それでなんとか祖父たちが兵士に命じて無理やり追い出したらしい。その時祖父たちは沖縄の人たちがおにぎりや揚げ菓子みたいな大量の食糧を持っていたことが気になった。後から現地を調査してわかったのが沖縄は本来納めるはずの食糧を全く国に収めず隠していて、町ぐるみで徴兵逃れをしていたこともわかった。つまり本土の人間に比べて戦争に協力する気が全くなかった。極め付けは後から来た将校たちから「阿南閣下たちが何やらずっと会議している。もしかしたら降伏かもしれん」という話が漏れた時。あろうことか沖縄の人たちの何人かは「Welcome」「Help」『Hello』と英語で書かれた米軍へのアピール用の垂れ幕とかを秘密裏に作ってた。発見した祖父たちは激怒して民宿か何かをやってたその現地民たちを顔が変形するくらい殴って半殺しにしたらしい。
そんで戦争が終わってみると、結局責任のほとんどを陸軍がかぶることになった。なぜかといえば陸軍が必死に戦っているうちに海軍部はアメリカとコンタクトをとりながら、太平洋戦争への海軍の関与を示す書類を次々と処分していたから。
祖父は佐官と言っても重要な会議なんかに関わる立場になかったし、占領地での勤務もなかったため短期間の公職追放のみで処罰や逮捕はなかった。その後いろんな仕事をして最後は知り合いの作った貿易会社に落ち着いた。それから孫の俺が産まれたんだが、祖父は陸士の同期や軍での部下には物凄く気にかけていたが、決して沖縄の人間と海軍人を許さないまま亡くなった。
この前テレビで完全に被害者面して戦争体験を語ってる沖縄の婆さんが出てたからこのことを思い出して書いた。
]]>「はい、ほぼ出来ました」
「どれどれ前文は”…平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我らの安全と生存を保持しようと決意し…”か
なるほどよく出来ているではないか」
「ありがとうございます。次のこの部分はどうでしょう?」
「何々
”1,ウクライナ国民は正義と秩序を基調として、国際的平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄する
2,前項の目的を達成するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権、これを認めない”か
これは素晴らしい、この憲法を傀儡政権に認めさせれば大丈夫だ」
「反対する者はどうしましょう?」
「そういう奴らは公職追放してやればいいんだ
そして我々を批判する書籍などは、発禁か焚書にすればいいんだ」
「はい、わかりました」
「しかし、短期間でよくやってくれたが、何か参考にしたのかね」
「はい、日本の憲法です」
「ほほう、それはいい、これでアメリカも日本も、かつての連合国も、我々の占領計画に反対できなくなるぞ、
そこでウクライナを守るために我々の基地を置けば完璧だ。これはあくまでもウクライナが、ドネツクとルガンスクの民を虐殺した結果だからな」
という会話が某国の某所でされたとか、されなかったとか
自分のアイデアながら、おそロシアです
(某ブログからの転載)
]]>家族と暮らす22歳で保健所は入院不要と判断、結局入院4日目にSpO2が94を切る程度。親の圧力により救急車を来させ6時間占有し入院…。命の待ち行列に割り込んだ訳で、人殺しの顔をしろって言葉こういうとき使うのかな。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4707316277930908002/comment/Gakkuri-Kanabun_09
文系大学生氏すみませんでした。
「家族と暮らす」という部分が誤りです。冒頭の記述を見落とした上にその後の文で親が近くにいる絵が浮かんでいました。
それ以外の部分については、やはり不公平な入院経緯ではないかと今でも疑問に思っています。
話は変わりますが、多分自分のブコメへの反論と思われる以下の意見が、問題意識が伝わっていない感じがして気になったので、意見を述べさせていただきます。
これ叩かれる要素なくない?自分がこの人の親なら当然同じことする。家族の命が危険にさらされてるのに何もしないで死んだら絶対後悔する。正義感振りかざす前に、今一度自分ごととして考えてみてほしい。
ここでまず、元エントリの文章を確認します。
23:00
喉の痛みが増して水が飲めないくらい痛くなる。明日まで待てる余裕がないくらいきつくてまた119番。
しかし保健所に「入院の必要なし」と判断されて一回救急車帰る。
親がブチギレてまた電話をかけ、救急車まさかの2回目の訪問。
入院できる病院を探してくれることに。しかし日曜なので病院は全然見つからない。
この文章の「ブチギレ」という部分は文系大学生氏にだけ見せた姿で、
実際には医療機関へ入院の必要性を訴える際は声を荒げることもなく主張したのかもしれません。
しかし自分はブコメで既に下された専門家による公平な判断を、
声の大きい者が覆した不公平な事例であると解釈したので、その仮定で話を進めます。
ではもし、皆が家族の為に「ブチギレ」で交渉するようになったらどうなるでしょうか?
まず、家族に政治家や官僚といった権力者がいる患者が入院し、
次に声の大きな家族のいる患者、~中略~、最後に身寄りのない患者という形で、
弱い立場の患者が最後に押しやられてしまうのではないかと危惧します。
また、「ブチギレ」が横行することでコミュニケーションコストが跳ね上がり、
権力者家族の入院でさえも余計に時間がかかるかもしれません。
「家族を救いたい」という気持ちは尊いと思いますが、
結果的に弱者を踏みつてしまうような「ブチギレ」は全く賛同できません。
手を尽くさなかった家族の後悔よりも
家族のいない弱者にも公平に医療を受けられるようにするべきという正義が大事です。
多分こういう尊い気持ちが他者を踏み潰す構図は歴史の中で数限りなくあって
差別の問題とかいろいろなところに顔を出して、これからも数限りなくあるであろうから
人間という種の不完全さに起因する誤りであって、悪意として断罪することは行き過ぎだろうけど
ポリティカルコレクトネスではそういうバッファがなくて公職追放が当然な世の中で
それはどうなんだろうと思うのだけど、どうしたらいいのか分からないのですが、
発信すれば誰かがいい考えを出してくれるかもしれない思い書かせていただきました。
]]>艦艇・飛行場 病院、集団接種会場
軍事教練 ワクチン接種
徴兵 発症・入院
配給 休業補償、給付、接種券
防空 検疫・水際検査
空襲 新型株の流行
防空壕への退避 ロックダウン
戦死 コロナでの病死
カウントされない戦死 隠れコロナによる自宅等での血栓死(一部の熱中症死を含む)
餓死 医療崩壊を背景としたコロナ以外での病死・傷死、救急搬送中の死亡
飢餓 医療崩壊
職業軍人 病院勤務医・コメディカル
勤労奉仕 戸別配達業務
大本営発表 オリンピック報道、ワクチン開発情報、コロナウイルス研究最新情報
憲兵・特高 ネトサポ、医クラ(反PCR派)、ジェンダー論者(インセル、ネトフェミ)
極右・共産主義者・徴兵忌避者 反マスク派、反ワクチン派、反オリンピック派
連合国のスパイ ??
学徒動員・特攻 非医療従事者による接種・血清療法・トリアージの実施
玉砕 病院・介護施設の放棄
原爆 全人類の5%以上を死滅させるか廃人化させるレベルの強毒株の短期的流行
無条件降伏 集団検査・接種体制の放棄
武装解除 国民皆保険制度の解体
ミズーリ ??
マッカーサー ??
公職追放 ??
新憲法 ??
サンフランシスコ講和条約 ??
レッドパージ ??
]]>民主主義社会で、あくまで合法的な会に参加し意見を述べた人に対して、権力が不確かな予測でもって証拠も示さず超法規的な対応をした、って認めたということやぞ。これがヤバないと思う菅擁護のみなさんは、仮に反自民の政権ができたとき、日本会議に所属する人間を法的根拠もなしに公職追放して、それでOKなんか? オレは左翼やけど、さすがに政権がそんなこと始めたら「それは独裁ですよね?」って言うぞ。それくらいヤバい話やぞ。「いや、民主主義なんていらんねん。もう人治でええねん」「憲法もいらんねん。もう自民教やねん」て人は、もう救いがたいけど。
これが「複数の政府関係者」から流れて、しかもニュース記事になるって、相当頭のイカレた状況やで。週明け国会は炎上必至やな。
]]>「俺たちが考える国民のためになる政策」をやっていないと思うから
(無論、安倍晋三個人が嫌いという者もいるが…)
もし「俺たちが考える国民のためになる政策」をやり出したら
「その調子でもっとバンバンやれ」と言うのは矛盾ではなく筋が通る
・・・
「左翼リベラル派が安倍政権から10万円もらうのはおかしい」と言う右派は
もし仮に今後、日本で民主党政権や共産党政権が
憲法改正や竹島奪還、北方領土奪還を実行しても反対するのだろうか???
あるいは安倍晋三がいきなり心変わりして
平和憲法の絶対維持や尖閣諸島を中国に譲ると言い出しても支持するのか???
・・・
保守派は前近代の価値観を大事にするので
個人に対する忠誠心(政敵ならばマイマスの忠誠心)
を重視しているのかも知れないが
左翼リベラル派が前近代的価値観より合理主義的な損得を取るのは矛盾しない
・・・
高度経済成長期までは社長や政治家に忠誠を尽くせば利得が得られた
しかし、21世紀に入って以降の自民党政権が進める新自由主義は
勤労者を差し換え自在のパーツのような非正規雇用に変えてしまった
企業が家族のように従業員の面倒を見ることを辞めてしまった状態で
かつての時代の主君に対する臣下のような忠誠を期待するのは無理な話である
・・・
戦時中の日本のタカ派政治家や官僚は鬼畜米英と言っていたのに
戦後は占領軍の方針転換による右派の公職追放解除を受け入れた
「左翼リベラル派が安倍政権から10万円もらうのはおかしい」論法に立つなら
右派は公職追放解除を拒否して獄中に残るべきだったのではないか
]]>日本はここまでネオリベ社会になったのだと絶句した。
特にメディアやフェミニストに顕著で中年男性に対して露骨にマウンティングしたいのが丸見えで唖然とする。
この人たちが自己責任社会の最大の原因の一つなのだと確信した。この程度で暴動を起こすとか・・・。モヤモヤする。のような語り口は完全に自己責任主義者のそれである。
こんなことを言われまくった若者達は積極的に自己責任論者の奴隷となるだろう。
ナンシーフレイザーは「フェミニズムは資本主義の侍女になった」と言ったが、まさにその実物をまざまざと見せつけられた。
第二次世界対戦で公職追放された市川房枝の時代と何一つ変わりはしなかったのだ。
日本はここまでネオリベ社会になったのだと絶句した。と言ったがただの歴史の繰り返しに過ぎないのかもしれない。
我々は歴史の螺旋構造を永遠に繰り返すしかない。
フェミニズムよ、永遠なれ。
日本万歳!!!!
フェミニズム万歳!!!!!!!!
]]>
■鳩山一郎
主人公属性:★★★★★
ピュアさ :★★★★★
打たれ強さ:★☆☆☆☆
鳩山由紀夫のお爺ちゃん。
自由党を創設し、日本民主党を創設し、自民党を創設した人。
フリーメーソンの人としても有名。座右の銘は『友愛』。
■三木武吉
智謀 :★★★★★
執念深さ :★★★★★
主人公属性:★☆☆☆☆
政界の寝業師。
鳩山一郎をプロデュースした人。
小沢一郎の父を政界に誘った人でもある。
■吉田茂
智謀 :★★★★★
事務能力 :★★★★★
協調性 :★★☆☆☆
麻生太郎のお爺ちゃん。
日本国憲法、教育基本法、労働基準法、公職選挙法、自衛隊法...といった数々の法律を作り、
サンフランシスコ講和条約で日本の再独立を果たした総理。
戦後の日本の骨格はこの人がだいたい仕切って作った。
■岸信介
黒幕力:★★★★★
執念深さ :★★★★★
妖力:★★★★★
安倍晋三のお爺ちゃん。
戦前は満州国で絶大な影響力を持ち、
戦後はA級戦犯被疑者として拘留されたものの政界に復帰し、
首相を務めただけでなく、平成直前まで『昭和の妖怪』として歴代首相に強い影響力を持った。
【本編】
1945年敗戦ーーー。
戦争を主導していた東条英機ら戦前の権力者は、GHQの手によりA級戦犯に指定され、巣鴨プリズンへと収容された。
権力の中枢の中にいなかった政治家も、少しでもGHQに目をつけられれば公職追放された。
その中には自由党を設立し選挙で与党第ー党になったばかりの鳩山一郎もいた。
鳩山一郎「せっかく選挙で選ばれて与党第一党になったのに、GHQひどいよ...」
三木武吉「お前を総理大臣にしてやると誓ったのに・・・くそッ志半ばで...」
鳩山一郎「誰か代わりに総理やってくれないかなぁ。あ、吉田くん!」
吉田茂「なんだ?」
鳩山一郎「ぼく公職追放されて総理やれなくなっちゃったからさ、吉田君が総理やってよ」
吉田茂「嫌だよ面倒臭え。俺は外交官であって、政治家じゃないんだよ」
鳩山一郎「そんなこと言わずにさぁ、君ならできるよ」
吉田茂「あー分かった。分かった。そのかわり自由にやらせて貰うよ。
あと嫌になったらすぐ辞めるからな。お前が公職追放解かれるまでだぞ。」
鳩山一郎「ありがとう!」
■
自由党本部ーーー
吉田茂「新しく党総裁になった吉田です」
党議員「はぁ?何だお前!」
吉田茂「鳩山に頼まれて総裁になりました」
党議員「官僚風情に総裁が務まるかよ!お前は引っ込んでろ」
三木武吉「・・・」
党議員「GHQも吉田茂を嫌ってるらしいぞ。こいつには任せられんだろ」
一年生議員「ちょっと待ったぁ!」
党議員「なんだ?」
一年生議員「吉田総裁、良い響きじゃないですか!皆さん、GHQの言いなりになるんですか!」
周り「ざわざわ・・・そうだそうだ!GHQの言いなりになんかなるもんか!」
三木武吉「決まりだな」
吉田茂「あの田中角栄とかいう一年生議員・・・将来大物になるな」
■
吉田内閣・成立
吉田茂「吉田内閣の閣僚についてだが・・・」
党議員「各派閥からちゃんとバランスよく選べよ」
吉田茂「実はもう決めてる」
党議員「は?」
吉田茂「我ながら優秀な人材を揃えた思う」
党議員「学者や官僚じゃねえか!政治家経験の無いやつ連れてくるとかアホか!」
吉田茂「それだけじゃないぞ。若手官僚たちを自由党からガンガン出馬させる。
佐藤栄作に、池田勇人、宮沢喜一、鈴木善幸、大平正芳、小渕(父)、小沢(父)、橋本(父)・・・将来楽しみだ」
党議員「こ・・・こいつ自由党を乗っ取るつもりか・・・」
■
日本国憲法、公布
教育基本法、公布
労働基準法、公布
公職選挙法、公布
(中略)
自衛隊、設立
サンフランシスコ講和条約締結
吉田茂「意外とおれ政治に向いてるんじゃねえか?
戦後の体制(レジーム)はほとんど俺が作ったと言っても良いんじゃねえかな、これ」
鳩山一郎「ひさしぶりだね吉田くん」
吉田茂「おう、ひさしぶり。公職追放解かれたんだってな。おめでとう」
鳩山一郎「ありがとう、ところであの約束覚えてる?」
吉田茂「なんだっけ?」
鳩山一郎「僕が公職追放解かれたら総裁の座返してくれるって約束だったよね?」
吉田茂「そうだっけ?」
鳩山一郎「ひどい・・・」
吉田茂「いや、俺この仕事向いてるみたいでさ、今更そういうこと言われても困るんだよなぁ」
鳩山一郎「ひどい・・・」
三木武吉「おい吉田ァ!約束忘れてんじゃねぇぞ!この自由党はなぁ!鳩山の夢叶えるために立ち上げた政党だぞ!」
鳩山一郎「まぁまぁ」
三木武吉「後悔させてやる...」
吉田茂「なんだとコラ?」
三木武吉「今に後悔させてやるぞ...必ずな」
■
東条英機ら7名のA級戦犯、処刑。
その翌日・・・
岸信介「ふぅ、やっと巣鴨プリズンから出られたが...さてどうしたものか」
岸信介「まったく、俺が牢獄に入っている間に好き勝手にやってる奴がいるな」
岸信介「気に入らん・・・まずは自主憲法、そして再軍備だ」
岸信介「弟よ・・・」
佐藤栄作「なんだい兄さん」
岸信介「お前吉田内閣で大臣やってるらしいじゃないか。俺を自由党に入れろ」
佐藤栄作「分かったよ。なんとかねじ込むよ」
吉田茂「岸信介?戦前の亡霊じゃねぇか!危ねぇなぁ。除名だ除名!」
■
国会にて
吉田茂「バカヤロー!」
野党「バカヤローとは何だ!総理大臣がそんなこと言って良いのか!内閣不信任案だ!」
吉田茂「やるならやってみろ...内閣不信任案なんて通るわけ無いだろ」
議長「賛成多数で可決です」
吉田茂「何だと!」
三木武吉「ふははははは、思い知ったか」
吉田茂「貴様、裏切ったのか!」
三木武吉「先に裏切ったのはお前だろ」
吉田茂「くっ・・・」
三木武吉「日本民主党を設立する!党首は鳩山一郎!こっちが本家だ!」
■
自由党、選挙で大敗。与党第一党から転落。
三木武吉「で、どうする?」
吉田茂「ぐぬぬ」
三木武吉「また一緒になるか?もちろんタダでとは言わんがな」
吉田茂「条件は何だ?」
三木武吉「新しい党は、鳩山一郎が党首だ」
吉田茂「それだけか?」
岸信介「私からもひとつ...憲法改正を党是に」
吉田茂「岸・・・なぜ貴様がここに!」
岸信介「あんな憲法、無効ですよ無効」
三木武吉「新しい憲法は俺たちの手で作る。それで良いな?」
吉田茂「くっ・・・」
鳩山一郎「よーし、やるぞー!」
1955年、自由民主党、結党。55年体制始まるーーー。
]]>こうして会社の中に教育システムがある企業文化が生まれた。この企業文化は企業が海外進出したとき非常に役に立った。現地で雇った学歴の低い人たちにもカリキュラムに沿って丁寧に指導するのでみんな仕事ができるようになった。タイなんかでも日本企業が評判がいいのは、まるで学校のように意識改革から実践までを丁寧に教えてくれるから。
一方、優秀な先生が抜けてしまった学校の方はどうなったか。酷くレベルが落ちた。今でもレベルが低いままの学校がたくさんある。
]]>あ、すでに公職追放されているご身分でしたか。失礼しました。
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