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2019-08-21

国土地理院地図にすら未登録稲荷社を発見した

位置情報ゲームで遊びつつマッピングをしていると視界の端に鳥居のようなものが映った気がしたので踵を返し確認してみるとうっそうと生い茂った林の奥に鳥居確信した。

枝葉をかき分けて進むと石造りの階段の先に3つの祠を視認し、これが神社である理解した。

誰かが管理するために訪れている形跡はあるが明らかにそう頻繁ではない様子が見て取れる。

この神社位置情報ゲーム上には登録されておらず「削除されたか審査に落ちたのか」と考えて位置情報ゲームソースとして採用していることの多いOpen Street Map確認してみるとOSMには情報がない。

古いもの情報ならば国土地理院地図と考えて確認してみると国土地理院地図にも情報がなかった。

当然ながらGoogleマップにもAppleマップにもYahoo!地図にも情報がない。

令和の時代まさかの未登録神社発見してしまったようだ。

興味が尽きず更に奥へと歩を進め、祠の前に辿り着くと中央の祠(多くの場合中央が主祀神である)の横に「高見稲荷大明神」の札を確認する。この未登録神社稲荷であるようだった。

稲荷社はあまりにも日本全国へありふれており、全ての位置を把握することが極めて困難であるというのが通例であるが、大半の稲荷社はその位置が把握されているためGoogleマップに載っていなくとも国土地理院地図には載っているものなのだ

一応、国土地理院Webサイトで公開されている明治四十年から記録されている古地図確認したが、ここにも掲載されていない。

庭内神祠可能性は勿論あるが、しっかりとした鳥居と石階段があり庭内神祠にしては些か豪奢すぎる。小規模な村社比較しても遜色がない。

中央の次に格が高いとされる右側には「高見権現」と記された札がある。

暴くわけにもいかないので推測になるが、これは高御産巣日大神か熊野大神が祀られているのだろう。熊野大神場合本宮熊野大社なのか熊野三山なのかはわからない。

中央の左側の祠には何も札が掛かっておらず何が祀られているのか不明だ。近隣に八幡大神が祀られている神社があるので八幡大神かも知れない。

高見や鷹見と称して高御産巣日大神など造化三神を祀っていたり、天照大神など三貴子を祀っていたり、他にも瓊瓊杵命や八幡大神を祀っていたりと「たかみ」はしっかり調査しないと祀神の特定が難しい。

この地域研究をしている民俗学関係者は把握している神社なのかも知れないが、Web地図上に情報がない神社を令和の時代発見したというのはマッパー冥利に尽きるというものである

おおよそのGPS座標は「35.930909,139.308226」なので、Googleマップ検索窓に放り込めば表示され、航空写真などでご覧いただき私の今回の冒険を共に楽しんで貰えたら幸いだ。

おそらくはこの付近村社なので現地での参拝の際はマナーを守って清らかな心で参拝していただきたい。

 
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