はてなキーワード: 入社とは
今の仕事は簡単に言えばデータ入力のようなもので正直誰でもできるし、そこまで難しくないと思う。
けれど見落としたり、思い込みで動いたりして変なものを作ってしまう。
手順を抜かしたり忘れたりはよくあるし、質問リストを作って管理してもよく考えず衝動的に質問してしまうので同じことを聞いて怒られたり。
何度か繰り返していれば慣れることもあるが、慣れる頃には案件が終わる時期だったりすることもよくある。結構案件によって細かい部分が変わるため新規案件のたびに1週間はごちゃごちゃとミスを繰り返している。
なんか私にだけあたり強いな……いじられキャラと思われてるのかな……と思ってたんだけど私の仕事ができなさすぎるからかも!と最近気づいてきた。遅すぎる。
あと人間関係の面でも、思い込みの激しさとプライドと攻撃性の高さからすぐに言い返したり言い訳をしてしまう。否定されるとヒスってしまい、その後私が悪いと気づいても口に出してしまってるしもう終わり。
同期は私よりも年下の人が多いが、とてもしっかりしていて、頭も良く、字が綺麗で羨ましい。私もどうにかしたい。
これまでの人生友達は少ないもののそこまで不自由せず大学院までスムーズに進学したが、所属したラボが結構ブラックなところで適応障害を起こし、精神科受診。その際発達障害の検査を勧められADHDと判明。
鬱の時は受けられないからと知能検査は受けてないんだけどワーキングメモリ低そうだよねとその時の主治医には言われた。
鬱がなんとなく治った気がしたのと、働いてないとおかしくなりそうだったから就職して、引越したから今は通院してない。
一番最初に派遣社員として働いてた時は遅刻とか社員証忘れが多いのを注意されてたものの業務は特に問題なく勧められていた(と自分の中では思っている)
その時は検査員をしていた。
その後正社員として今の会社にいるが、仕事内容があってないのか私が無能すぎるのかいつも怒られてるし誰とも仲良くないし早く辞めたいと思ってしまっている。
今の会社では遅刻しなくなったし社員証忘れる頻度も減ったので働くコツは掴めてきていると思うけれど、とにかく仕事ができない。
どうしたらいいんだ〜
まずはきちんと通院して服薬かな。でもちゃんとした保険入りたいから精神科通院歴作りたくないよ〜
助けてくれ
こっぴどく叱られて勢いで書いた文だけど色んな人に見てもらえたようで嬉しいです。
よくある反応に答えていきます。
・なんで通院&薬飲まないの?
適応障害とADHD診断受けてからまだ5年経ってなくてちゃんとした保険入ってから通院しようかなと思ってます。
あと生活圏内の精神科や心療内科は評判悪いところ以外初診受け付けてなかった。
学生の頃は結構黙々と作業するの得意だったのでいけるかな〜と思っちゃいました。
あと一応技術職として入社してて、色々と体制が変わり当初の予定よりもかなり事務っぽい仕事になっちゃったのはある。
・配信者やれば?
昔やってたことあってそれなりにいい思いもしたけど今からやるのはレッドオーシャンすぎない?
・営業向いてそう
性格がカス&不注意強めなので免許更新のたび違反者講習受けています。社用車で事故るの怖い!
・結婚しちゃえば?
一人暮らししてると、よくうっかりでボヤ起こしたり死にかけたりしたのでリスク管理としてかなりあり。
でもそれに巻き込まれても許してくれるような人はもっとちゃんと幸せになって欲しいから結婚はないな〜
これめっちゃやってます。心の中でやってるけど側から見るとぼーっとサボってるやつなので最近はわーっと書き出してる。
あと「何か忘れてることを忘れる」ので毎日なんでもない時間にアラームかけて行動振り返るようにしてます。ほんのりマシになっている気がする。続けよう。
これに関してはタイトルに「仕事ができないADHDを〜」って書いた私が悪いが、多分会社の人に嫌われてるのは注意欠陥によるミスの多さよりも性格に難があるからだと思う!
機嫌のいい人を心がけたいけど快不快関係なくリアクションがでかいのでフラットな対応ができない!あと多分被害妄想とかも酷い!本当はADHDよりも先に認知の歪み直したり思考を変えないといけないんだろうな〜とは思う。本とか読んでみます。
読もうとしてはあらすじに出てる「筆者の自我」にイライラしてあまり読めないからいつまでもアンガーのマネジメントができない。今度腹括って読んでみます。
以上!
書き出したりみなさんの意見聞くことで「このままでもいいか」と思えた部分もありましたが、やはり人に迷惑をかけまくってるな〜と実感できたので、高くてもいいから現状で入れそうな保険探して、保険に入れても入れなくても半年以内には通院(とできれば服薬も)できるように環境整えようと思います。
ありがとうございました。
立場や肩書きによって居場所を確保しても、それはその看板に存在価値があるだけで自分の存在価値は証明されない。
国家資格の◯種◯◯なんかをジャラジャラ下げて「お勉強だけ出来る資格おじさん」みたいなのになることほど惨めなものはないよ。
公務員というだけで既に「入社試験をパスしたことが人生のピーク」という状態なわけだが、そこから更に「教員免許を取っただけ」が加わる。
端から見れば何度も倍率をくぐり抜けてきた選ばれし者って感じだが、別に顧客である親や子供から選ばれたわけじゃないんだよね。
人事だけどこういう奴は結構見てきた
男でも女でも
女は給湯室やトイレで絶叫上げたり
走りながらオフィスチェアーを押して最後に飛び乗ってロッカーに頭を思いっきりぶつけたりした
その後会社やめてった
https://togetter.com/li/2443894「「令和入社の後輩に絶句された」昭和、平成、令和各時代の「無理すれば通えるぜエリア」に様々な反応集まる」これの記事のブコメの反応。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2443894
トップがすでにいい感じのツッコミなのは素晴らしいとして、こんなくっっっそいい加減な地図を作って悦に入ってる元のXのポスト主が元凶なのは当然として、まんまと乗っかってあーだこーだ言ってるブクマカたちは、もう少しこう、知性を持ってほしい、いや知性は持ってるだろうし何なら知性なんて無くてもいいが、「通えるぜ」のマップの色分けの、色と色の間に白い空白地帯委があるのがまじで凶悪だと思うんですよ?そこ無視できましたねよく。いや本当に元のポスト主、Youtubeで都市論ぽいことやってんの?こんなくそいい加減な地図作る輩が?デマ屋レベルじゃねーの?
賢明なブコメ諸氏も突っ込んでおられたが、そもそも通勤先が東京駅周辺が新宿駅周辺かでも余裕で20~30分の誤差が出るわけで正円で表現すること自体が正気の沙汰じゃない(おまけに内房線がなんたらかんたら注釈をつけてて共感性羞恥でこちらが死にたくなるレベル)。さらに首都圏の通勤鉄道は準急やら特別快速やらがあったりするので駅が一つ違うだけでも10分ぐらいの誤差は普通に出る。首都圏居住者の都心通勤時間が1時間前後に多く分布してることを考えれば、無視していい誤差ではない。本当に、元ポスト奴の指に強制ギプスをはめ込んでポスト出来なくしてやりたい。
通勤圏の変化や通勤時間ごとの通勤者の増減等含めた動向は、いろんな人が色々分析していて、ちょっと検索するだけでもレポートはたくさんみつかるのであんなの見てへぇなんて一瞬でも思う前に検索しようず。そして興味のある人は検索結果を色々読んだらいいと思いますが、せっかくはてなというギークでナードな人の多いコミュニティだというのに、ひょっとしてこのサイト知らない人結構いるのかと驚いたので、偏差値の低い元ポスト奴のまとめにまともに反応した人あたりは、もし知らなかったら下のURL見てみるとよいかとおもいます。すでに知ってる人の方が多いとは思いますけども。
https://resas.go.jp/ RESAS - 地域経済分析システム
内閣府がやってるビッグデータを地図化できるやつです。色々見られるから。ほんとマジで、頼むからこんな簡単なこと程度はファクトを調べようよ、みんないい大人でしょ?マジでむかつくわ元ポスト奴~~~~~
入社当初はそこそこ仕事が出来ていたのに、1年間であまり成長できず、逆にミスが目立つようになってきた事から考えると、入社後の指導方法に大きな問題があったと推測されます。
職場で泣いてる時点でおかしな話だし、仕事を取り上げたり、外観に文句つけだしたり。
まともなコンプライアンスが機能している企業なら、ハラスメントでコンプラ部門直行案件でしょう。
新人は違う部署で丁寧に教育をしなおし。問題の上司は閑職に移動、部下の指導を禁止。
「なんなら自分が悪いなんて微塵も思ってないようで、もう関わるのが本当に嫌になってきてた。」って、おそらく新人の方が強く思ってるよ。
新入社員の最初の1年って社会人としての基礎を学ぶとても大事な時期なのに、パワハラ上司は変わらないし、自分自身は成長できないし、周りも助けてくれないし。
人事だけど総務も兼任してる俺がいる
今までの人事で一番の失態は50代のジジイを契約社員で入社させた時のこと
タイトル通りのことで、いや茶髪って言っても、ただの「ちょっと明るくしてみました~」みたいなやつじゃない。
ぱっと見で「染めてる」って分かるぐらいの、学生がよくやるような明るめの茶髪。
面接での印象は地味な感じで真面目そうな子だと思ったんだよ。受け答えもしっかりしてたし、「まあ、これなら大丈夫だろう」と思って安心してたんだ。
でも、実際に入社してからというもの、だんだん本性というか、隠していた部分が露わになってきた。
仕事も最初はそこそこやれてたんだけど、徐々にミスが目立つようになってきたんだよ。
で、当然ながらミスをするたびに「ここはこうした方がいいよ」とか、「次はこうやって直しておいて」なんて注意するわけ。
でも全く直らないんだよ。同じミスを何度も繰り返す。こちらとしても別に怒鳴りつけたり、きつく当たったりしてるわけじゃないんだ。穏やかに注意してるつもりだった。
それで、ある日急に泣き出した。それも声をあげて号泣されて、こっちはもう頭真っ白。まるで俺が悪者みたいな雰囲気になって、職場の空気はもう察してほしい。
結果的には彼女の担当する業務を減らすことになった。改善する素振りも見られないし、正直どうしようもない。
なんなら自分が悪いなんて微塵も思ってないようで、もう関わるのが本当に嫌になってきてた。
それでも仕事上どうしても関わらなきゃいけないこともあるし、腫れ物に触るように接してきた。今の時代、何がパワハラになるか分からないし、下手に厳しいこと言ったらすぐにクレームが上がってきそうで、こっちはずっと気を使ってる。
そうしてなんとか平穏に過ごしていた矢先、あの茶髪がやってきたわけだ。職場中がざわざわしてて、何となく気まずい雰囲気。でも誰も何も言えないんだよ。みんな同じこと思ってるんだろうけど、「茶髪はどうなんだ?」なんて注意して、また泣かれたらたまったものじゃないし。正直トラウマになってる。
でも上から「彼女のあの髪はどうなってるんだ?」なんて言われるかもしれないし、その際どう対応すればいいか分からなくてそれを考えるだけでもう胃が痛い。
茶髪にするのは一応は個人の自由の範疇かもしれないけど、社会人としての自覚はどこ行ったんだよ
助けてくれ
高専を卒業してからしばらく経つのだが、定期的に高専はうんぬんですごいみたいなXの投稿が流れてくる
実際のとこ世の高専卒のみなさんってその選択に満足しているのだろうか?
自分は高専卒業後に大学編入をして、以降は普通の大卒のルートに乗って社会人になっているので、キャリア的な不満は一切ない
高専卒でそのまま働いている人たちはみんな早婚で20代で2人子供がいる人もよく見かけており、それなりに幸せそうには見える。学生時代女性に縁がなさそうだったやつも子供がいたりするので、実質男子校に5年間幽閉されても恋愛面での影響はないのかもしれない
一方で学業的の不満はたくさんある。
5年間の学生生活で講義はフル単を要求され、受けないという選択肢がない。
きちんと出欠を取るのでサボることも難しく、それでいてどの科目も宿題があるので放課後も忙しい。高専は進級要件が厳しく全単位の平均点数が6割を超えてないと留年したりするが、自分の高専は下限の学生に合わせた救済措置がある。課題プリントの点数が最終点数のn割、中間期末試験の点数の10-n割が最終点数として計算されるケースが多かった。
まあ大学の講義でも似たようなシステムを採用してたりしますが、編入学志望の学生は大学受験と関係ないことにかなり時間を割かれるので厳しいわけです
高専は四半期に10科目以上の講義を受講し、それぞれの最終点数平均で席次が決まる。体育や第二外国語みたいな科目の点数も席次に影響してくるので、本当に5年間学生生活にコミットしないといけない。それに加えて受験科目の勉強も必要なので拷問
厄介なのが、就職希望の学生もいいとこの推薦が欲しいので成績ガチ勢になる。席次を上げるのが受験生活で1番苦しかった
推薦入試はこの席次の点数配分がめちゃくちゃに高いので受験までの4年間きちんと努力しないといけない。
特に苦しいのが、旧帝大などハイレベルな大学はそもそも一般受験を受けるために推薦が必要となるため、受験勉強に全振りすることができないところ。よく編入生は優秀なんていわれたりするが、単に受験難易度が高いから本来の適性の大学に進学できていないだけでは?と感じる。一方で地方駅弁レベルの大学はそれほど受験需要が高くないので、クラスで下位の学生が数ヶ月勉強して受かってたりする。上を見るときついが、とりあえず進学したいならたしかにコスパのよい選択肢かもしれない
編入のペーパー試験は過去問を公開している大学が少ない(特に旧帝大など)ので情報量の格差が大きい。それだけでも赤本というものが存在する普通受験が羨ましい。他にも模試が定期的に開催されるので自分の適正感を測ることもできるし、お金さえかければ学習塾でみっちり対策できる。編入試験は基本的に宅弁なのでね、内省力とか調査力が高くないと受験競争に勝てない
高専はどこも金がない、まともな論文指導ができる教員もいないし、講義の熱量は教員によって露骨に違う。授業時間の半分くらい高専卒は優秀、大企業にコスパよく入社するのが幸せを連呼する教授のせいでその専門科目が嫌いになった
大学の図書館のような時間を忘れて学業に専念できる空間もないし、そもそも専門科目が難しくなる時期は受験生なのでそれほど授業に集中できない。編入生は在来生よりも専門科目が得意っていうのは当時から大嘘だと思っている。東大の講義資料でクラウド構築して〜とかやってたりするのを見ると、高専ではBASICでGOTOしてましたとは言えない。
レポート作成も全部手書きだし(多分地元では今でもそうだと思う)、なにかと無駄が多い。大学はなにかと勉強するためのストレスが一切ないので楽しすぎワロタだった
あとはサークル活動もしょぼいし、恋愛模様も少ない。というか年齢層が中学卒業したてから大学4年生(専攻科)の年齢まで在籍している空間なので、校内恋愛が本当に歪で気持ち悪い。16歳と20歳で恋愛していることもザラだし、学校見学にきた中3と連絡先交換して付き合ってた奴はマジでキモかった。女性が希少すぎるのでとんでもないブスが高飛車になってたりして、男女双方に悪影響すぎる。女性の理系進学が推されている昨今ではあるが、自分が親ならせめて大学の理系学科進学にしときなさいと伝える
社会人になってから久々に高専出身の人間にあうと、みんなどこかズレてるなと感じることが多いが、いつまでもあの頃のノリで会話ができるのは嬉しかったりする。愚痴っぽくなったが、それなりに悪くはない選択だったと思っている
総額数百万の借金をようやく完済した。
社会人になりたての時期からアラフォーに至る今まで、約20年にわたる返済人生を歩んで、ようやくここまで来た。
これまでに借りた総額で言えば数百万円ではきかないと思う。借りては返し、返しては借り、を繰り返していた長い時期を考えると、これまでの所得の10%を借りていたとしても、総額1,000万円近い金額だったのかもしれない。恐ろしいことだ。
借金問題に詳しい増田の読み手ならお察しだろうが、多額の借金を返済できたのは任意整理を行なったからである。数年前に思い立って法律事務所へ赴き、相談を経たのちに任意整理に至った。借入先には忍びないが背に腹はかえられぬ。実行可能な返済計画に従って、利子を除いて淡々と返済を続けた結果、ある程度前倒しで完済することができた。
任意整理によって信用情報に傷がつくのを躊躇していた私に司法書士が放った「客観的に見てあなたの家計は終わっています。任意整理すべきです」という言葉が強く印象に残っている。
ではなぜそのような借金をするに至ったのか。借金問題に詳しい増田の読み手ならばお分かりだろう。
そうです。ただの浪費です。
私はギャンブルもせず、酒も人並み、衣食住も身の丈にあった暮らしをしていると自認している。少しずつではあるが人並みに地位を築き、所得を絶やさず増やしてきた。にも関わらず振り向けば常にそこに借金があった。
新卒入社した会社の手取りは約18万円。当時にしても決して低くない金額だった。将来に投資しようとかなり安いアパートにひとり暮らしをして、家賃を除いた生活費が毎月13万円程度あったはずである。携帯代1万円、ネットと電話代1万円、奨学金返済が1万5千円、光熱費8千円。残りは少なく見積もっても毎月7万円程度は生活費・食費として残るはずだった。今振り返ってみても、余裕のある生活が送れる所得、なんなら貯金をしっかりすべき所得に思える。
所得だけを見て「自分は人並み程度にはお金の心配がない生活が送れるはず」「支出傾向から考えても普通の生活が送れないわけがない」という思い込みがあったことが、借金生活をスタートする土台であったと確信できる。要するに、自分は借金とは無縁の生活が送れる、借金などとは無縁の人並みの暮らしができないはずがない、という甘えた考えがあったのだ。
当時の暮らし。毎朝起きてすぐタバコを吸って、朝食は会社のデスクで菓子パンと缶コーヒー、昼食は数百円の弁当、夜もラーメンやら外食やら。一杯ひっかけて帰ることもしばしば。たまに自炊。休日は映画館やらDVDレンタル、欲しい本や漫画があれば躊躇せず買い、ブックオフで古本を買いあさり、季節が変われば新しい服やスニーカーを新調。出かけたらタバコが吸えるコーヒーショップで一服。誘われれば飲み会にも行くし、彼女には奢るし、休日はどこかで外食をする。
気がつくと、手元にお金は残らなかった。残るわけがなかった。 自分の欲望はささやかなもので、日々の労働の対価として当然に享受してもよい消費だと思っていた。 これくらいの消費行動・金銭感覚は周りを見渡しても当たり前で、パチンコで数万円負けた、なんて笑う同僚よりも自分はまともなんだと思っていた。 だが当然に現金はすぐになくなり、給料日を心待ちにする日々が続いた。
ある時、ATMにキャッシングという項目を見つけ、クレジットカードを入れて1万円を引き出してみた。すると現金が現れた。
返済方法にリボ払いという選択肢がある。押すと返済額が毎月定額になった。
当時よく上司や友人がクレジットカードのことを「魔法のカード」などと笑っていたが、買い物だけではなく、まさか現金までも引き出せるとは。
給料日までの現金に飢えた自分にとって、まさに魔法であった。
ここから先の展開は予想に難くないだろう。足りない現金を埋めるためにキャッシング。預金がなくとも借入金の上限はまだまだある。毎月遅れることなく返し続けていれば問題ないのではないか。だが一向に元本が減らない。まあそんなもんか……。今月も借りては返し、返しては借り……。
若い時の苦労は買ってでもしろ、などと見栄を張って、自分は劣っていないと思い込むために金を使うことは未来への投資。
そんな欺瞞で自分を正当化する。
結局、そんな生活を15年以上送ってきた。
そんな私でも結婚をした。結婚式なんてできず、子どもを作る余裕なんてなかったが幸せだった。この人を幸せにしたいと心から思っていた。
短い結婚生活だが幸せだった。借金はあったけど幸せだった。正しく言うならば、幸せだったけど借金はあった。
借金とは別の問題で離婚をしたが、借金は遠因のひとつであった。自分本位の生活を送ってきた仇だ。
夫婦間のストレスを言い訳に風俗に通いを覚えて浪費する額が一気に増えた。離婚のストレスを言い訳に女性と遊んだ。遊ぶ金はもちろん自転車操業だ。住宅ローンなんて組めやしない。
自分はこれでも極度の貧困よりはマシなほうで、借家もあるし仕事も収入もある。地位も得てきたし、借入先も銀行系で闇金ではない。だから自分は普通の暮らしをしてしかるべき、という勘違いをこの期に及んで続けてきた結果、皮肉にも、自分は明らかに普通ではない生活をしていたのだった。
自分の愚かさを認めるのは、決して難しいことではない。毎月1万円ずつ返済していた時ですら自分は愚かだと自覚はしていた。
難しいのは、その愚かさを改めることだ。
借金を借金と思わずに、限度額いっぱいまで余裕があると感じてしまっていた愚かさ、自分は普通の収入を得ているし闇金にも手を出していない、それゆえ金銭的苦悩とは縁がないという短絡さ、支出を抑えてもどこかで気を緩めて使ってしまう消費依存傾向、こうしたアホ思考とマネーリテラシーの低さ、それを改めようとしないバカさ。
それらの問題を根本的に見つめ、改めることが早い段階で必要だったはずだ。
自分はアホでどうしようもない、という自己憐憫だけにとどまらず、何がなんでも事態を改善する行動、改める意思。それが何より困難なことだった。
もちろん固定費を削ったり、家計簿をつけたり、支出を管理したり、食費・交際費を節約したりもした。だがそうした行為も破綻してからでは遅かった。アンコントロールな状態に陥った借金と利息はもはや手がつけられない。燃え広がった火災にコップで水をかけるようなものなのである。
世の中は様々な借金に満ちている。闇金や消費者金融、キャッシングにリボ払い、住宅ローンに割賦サービス、おまとめローン、奨学金。
これを読んでいる増田の読み手におかれては、借り入れなどとは無縁で、支出と収入のバランスを保ち、資産形成にも励んでいることだろう。
だが、もしそうでない方がいるのであれば、どうか借金とはうまく付き合っていってほしいと心から願う。
返すために借りるとか、複数社の借入であるとか、イリーガルな借金に手を出すなど、引き返せない状況に差し掛かるまえに、信頼できる人、あるいは窓口へ相談してみて欲しい。そして、どうか思いとどまって欲しい。どんなに苦しくても引き返す手段はちゃんとある。私だって完済できたのだ、まずはあきらめないことだ。
借金は、欲望をブーストさせ、思った以上に人生をスポイルし、自らの可能性を削っていく。
もしこの世に「人生に利する賢い借金」というものがあるのならば、あなたは自分が思うよりずっと賢くなければならない。
少なくとも私はそう思う。
今日、最後の返済をした。これで完済となります、と電話口でオペレーターが言うのを聞いて、電話を切った。
空に向かって「……やっと終わった」と言った。やっと終わった。何回か口に出した。身体が軽くなった気がして、めまいがした。
人生の半分をともに過ごしてきた借金、負債。文字通り負ってきたものをようやく手放すことができたのだ。
ずっと我慢していた本を買おうかな、ぱりっとしたシャツを仕立てようかな、スマホを新しくしようかな。
もう給料日に10万円を借入先へ振り込む必要はないんだ。これからはストレスのない、幸せな生活が待っている。
別れた妻が笑う顔が好きだった。
なのに泣かせてしまった。
将来は人並みに結婚式をして子どもを育てるものだと思っていた。
ずっとなりたかった職業があった。せまくても自分の家が欲しかった。心からの友達が欲しかった。親孝行をしたかった。
今はただ後悔しかない。
借金なんてしなければ良かった。
これからいくら幸せになれたとしても、得られず失ってしまったものばかりが目にうつる。
長かった夏が終わり、秋が始まろうとしている。
もう二度と帰ってくるなよ。
燃えやすい話題なのは分かってるんだけどさ、本当になんとかして欲しい。
非技術者がどうしても技術者にビジネスを強要してくるのを止められない。
ある程度経験積んだエンジニアがより高いレベルで事業をまわすためにビジネススキルも得てやっていきますとかいう話ならわかるんだよ。
でも違うんだよ。なんでエンジニアの卵みたいな連中にまでビジネスビジネス言ってるんだよ。まず必要なのは専門職としての技術力なんだよ。その上で周りのスキル固めて欲しいんだよ。
まともなエンジニアほど辞めちゃうし、残ったメンバーも当然モチベーションも上がらない。
その結果、まともなエンジニアを育てられずに何もかもが中途半端な業者指示しか出来ないような奴しかいなくなってる現状をもっと見てくれよ。
必要なのはエンジニアがビジネススキル身につけることじゃなくて、ビジネスやってる奴がもっとちゃんとビジネスやって役割果たすことなんだよ。
最近は入社前の理系学生にまでビジネスの話しようとして逃げられちゃってる始末だよ。ビジネスやりたい工学部の学生なんかごく少数なんだよ、大半は物作りたいし、プロダクト開発を通してビジネス成長させたいんだよ。だれが最初からビジネスの話して食いついてくると思ってるんだよ。
だれかなんとかする方法を教えてくれ。
小さい会社だった。入る前に社長から「うちは女性社員いないけど本当に大丈夫?」と何度も聞かれた(まあ、社長の奥さんが経理で働いていたので厳密にはいなかったわけではないのだが)。
私は男性が多い場所に慣れていたので、「全然気にしないでいただいて大丈夫です!」と言い、採用してもらった。
職場は小さいビルの一階分で、驚くべきことにトイレが一つしかなかった。なので、男女関係なく全ての社員が使っていて、トイレやフロア掃除も社員が交代で行っていた。
男性が多いコミュニティに女性が一人入ると大抵は姫扱いを受けるのかもしれないが、そんなことは全くなかった。
でも、社長を始め、諸先輩方はいわゆる姫タイプが好きじゃない人が多かったので、却って良かったのだろうと思う。
入社時に副社長から「趣味がゲームって、好きなタイトルとかあるの?」と聞かれ、「サガシリーズが好きです」と答えたら「サガ好きに悪いヤツはいないからな」と言われたのだが、そういうところで馴染んでもらえたのも大きかったのかもしれない。
会社生活で嫌だったことと言えば、トイレ掃除担当の男性社員が明らかに掃除をサボっていたことと、そのサボり社員が仲良くしていた同僚をいじめて鬱に追いやったり、自分もパワハラを受けてGWが全て休日出勤になったことくらいだ。
(あまりにもムカついたので同僚が鬱になった時もパワハラを受けた時も社長に直談判した)
これが現場仕事だったら例えば更衣室が必要とか、会社側に受け入れる体制が無かったりするけど、デスクワーク主体の仕事なら入ってしまえば何とかなるものだなと。
ハイタッチ・ロータッチ・テックタッチという、IT業界のセールス手法がある。
当方、 東京のSaaSベンチャー企業で働いているが、初めて聞いた時にはそれに名前がついていることに衝撃を覚えた。
お客様は神様でもなければ、喜んでもらうことこそ喜びでもなかった最初は驚いて受け入れ難かったが、「営業人員もサポート人員にも限りがあるので効率よくやっていかないといけない、金にならない相手に時間はかけてられない」と考えてみるととても理に適っているのでいまでは大好きな考え方になっている。理に適っているだけではなく、過去の苦い失敗を避けている分だけ喜びが数倍だ。
いまから10年前、とある地方のWeb系企業勤めをしていたが、人生の損切りをして東京に戻ってきた。
成功を夢見て大きくなりそうな会社に入社したが、事業拡大も人員拡大せずただの零細企業でありつづける実態に失望し、20代後半を丸々費やしたところでこれはダメだと思い損切り。
つらかった。ずっと年収300万を超えることはなく貧乏生活。友人たちからは人生を諦めてると思われていた。
やってたことは、Webサイトの制作。1サイト作るごとに 30万円、拡張機能や独自開発入れて50万円。作りきり/売り切りなので、保守契約の積み上がりなどほとんどなく。
顧客はほぼほぼ零細企業。仕事を持ってくる付き合いのあるのも、フリーのウェブデザイナーやその周辺ぐらい。
金にならない人たち相手にばっかり商売をしていたので、受託での稼ぎを元手に自社サービスだ、といって挑戦もいくつかしたが全部鳴かず飛ばず。
全然会社も大きくならないし、給料も上がらなかった。絶望した。
30歳を目前にして将来を真剣に考えて、東京に戻る決断をした。
慣れた環境を離れるのは怖かったし、これからどうなるのか人生を取り戻せるのか不安だったが、ここにいると上り目なくて終わりだと思って勇気を出した。
人材エージェントに登録して、「今ある求人で一番給料が高いところを出して」って出てきたところに転職してみたら、一気に年収が倍以上になって驚いた。
金ってあるところにはあるし、ある会社にいないと金ってもらえないんだなって。
何回か転職をし、人生経験を積んでわかったことは、個人でも仕事でも金があると快適な環境で良い待遇を受けられるということ。
給与が高い職場では、同僚も取引先も人間レベルも仕事レベルも高くストレスは少ないことが多い。
住宅ローンを組んでマンションを買う時にも、大きく借りられるし、金利も低い。