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はてなキーワード: 優生学とは

2012-08-08

シンガポール少子化対策

シンガポール教育水準の向上政策を熱心に行っていて、若年層を中心に急激な高学歴化が進んでいる。

しかし男女共に高学歴になり、若者が皆高収入ハードな職に就くことによって、恋愛離れと少子化も同時に進んでいる。

そこで政府が打ち出したのが「ラブボートプロジェクト

高学歴独身男女に招待状を送付し、遊覧船クルージングや高級レストランでの豪華な食事、

国内リゾート地での一泊旅行など出会いの場とムード提供高学歴夫婦が2万組誕生したという。

シンガポールは国土が狭いし資源も無いので、貿易技術で生きていくしかない。要するに、頭脳労働者しか必要ない。

から移民審査も厳しく、高学歴でないと審査に通らないし、結婚が推奨されるのも高学歴ばかり。

政府高官も「高学歴男性は、自分の子供に賢くあって欲しいと思うなら、高学歴女性結婚するべきだ」と公言している。

頭脳環境で育つ部分も多いが、遺伝的要素も高いという結果が出ている(一卵性の双子を用いたアメリカ実験)。

シンガポールは「頭のいい人しか必要ない」と堂々主張する、優生学の支配する国家になっていくのかもしれない。

2012-06-29

花屋の店先に並んだ花は遺伝的にも最良の集団がよい環境のなかでさら市場用の選別を経ているもので,花屋の店先に並んだという形容はどちらかといえば多様性承認や寛容よりも優生学ナンバリングセレクションのほうに近いような.花屋に並んだ花には値段が付けられるように労働の対価も値段がつく.

2012-03-22

http://anond.hatelabo.jp/20120322075650

1.その倫理は何を根拠に生まれたのか?

古代優生学的な智慧から生まれたものなら、今や克服すべき過去産物なんじゃないか

 

2.「倫理」を理由にどこまで結婚の自由を制限できる?

倫理自体は社会の皆様の価値観のすり合わせだと思うけど、結婚という私的領域にどこまで食い込めるものなのか

仮に同性愛が非倫理的だという合意がなされている社会では、それを理由に結婚をやめさせるのは合理的なのか

 

などが派生する疑問点だな

2012-03-12

http://anond.hatelabo.jp/20120312232239

え?一体何を言っているの?

「それを表現する言葉優生学的な言葉しかなかった」時点で

問題は明らかなんじゃないの?

歴史は何のためにあるの?

あとしかも「人工」放射性物質って…

もじもじ先生自然放射線を特異的に防護できるちょーかがくぎじゅつをお持ちなんだろうか?

2012-03-09

http://anond.hatelabo.jp/20120309142301

ああ、そういえばドイツにはあったね。「自発的去勢法」という制度がね。

あの制度は、ドイツ国内では、本人がそう望めば自発的に去勢できる制度という位置づけだからドイツ政治的な認識では「罰」ではなく「自発去勢」ということになっている。

しかし、今年の2月22日欧州評議会拷問委員会で、ドイツの「自発的去勢法」の停止を求める決議が採択されたことが話題になったことから理解できる通り、本人が同意していても、懲罰的に断種が適用され、優生学的に人種差別を実現する結果を導く事実に違いは無いから、実質的には罰であり、かつ、レイシズムだ。

そして欧州は、性犯罪を名目とした去勢罰を、決して容認しない。

 

性犯罪者に対する去勢手術の中止をドイツ要望 欧州評議会

http://www.cnn.co.jp/world/30005715.html

 

ドイツにおける断種は、かつては「治療」ではなく優生学的な民族浄化措置として考えられていた。ナチス時代には優等民族保護するためにT4作戦やレーベンスボルン計画などの積極的断種措置が実施された。(余談だが、ドイツの自発的去勢法の制定に参加した反性犯罪主義者の一部は、ナチス福祉局の関係者もいたという情報もある)

 

http://de.wikipedia.org/wiki/Aktion_T4

 

戦後ナチズムへの反省から優生学的な措置の廃止が進み、自発的な性器切断は反ナチス観点から違法になっていた。

しか1960年代ドイツリベラリズムが勃興し、「性の解放」の潮流が生まれると同時に、その反動としてネオナチも勃興し、性犯罪者に対する敵視傾向が保守派を中心に強くなり、性犯罪者撲滅の運動が形成された。

ドイツ性犯罪者撲滅運動が作られる中で、「性犯罪者は断種してこそ社会で受け入れられる」という妙な主張が広まった。

その妙な主張には、科学的な根拠は無かったのだが、ドイツ世論にはウケて、結局、1969年、26歳以上の性犯罪者が 「さらなる刑事上の犯罪を犯すと考える根拠となるような異常な性的衝動を示す」 場合にの去勢手術の対象になり得るという「自発的去勢法」が成立し、ナチス時代以来非合法だった去勢が合法化された。

 

ドイツネオナチレイシストたちは「断種などなまぬるい。ドイツ人としてふさわしくない異常性愛者はガス室安楽死させて処分しろ」と主張し、ナチスの復権を声高に求めているが、一般のドイツ人は彼らを白い目で見ているのも事実である

年に数件の「自発的断種」の実績が、今後増える見込みはまったく無く、ドイツ制度外国拡散する可能性も無い。まして欧州評議会が、ナチス復権を危惧しているならなおさらだ

 

異常性愛を踏み台にして人種差別を実現しようとするいかなる努力も、最終的には無駄努力に終ることは間違いない。

 

2012-02-21

http://anond.hatelabo.jp/20120221020412

優生学というか、人を殺した奴はあの世村八分しろって考えれば別に自然ではない。

村八分なら無期懲役でよろし

それに曲がりなりにも人殺しをした人間死刑確定となれば自分らの人生間違っちゃいないと安堵する人間多いだろjk

よく分からないのだが、刑罰って被害者のためのものなのだろか。

被害者仇討ちしようとして社会秩序が荒れるところを国家が代わることで抑えるというのならわかるが、でも仇討ちっていつの時代だよ。

http://anond.hatelabo.jp/20120221013513

優生学というか、人を殺した奴はあの世村八分しろって考えれば別に自然ではない。

それに曲がりなりにも人殺しをした人間死刑確定となれば自分らの人生間違っちゃいないと安堵する人間多いだろjk

死刑って

黒人差別とか遺伝優生学とかと同じ香りがする。

大人になってもやめられないエンガチョ遊び。

2012-01-04

http://anond.hatelabo.jp/20120104165344

さらに横だけど、「子供出来たらどうすんだろう」ってなんだよ?

美形の子しか生まれてきちゃダメみたいな容姿優生学の支持者なの?

  

あああ、ごめん。

元増田に対して、稼ぎ頭の嫁が出産育児休職したらどうすんの、ってことか。

バカなレスしてしまった

2011-07-25

潜在的ナチス支持者のはてな民のみなさま、こんにちは

どうもこんにちは。重度知的障害者兄貴です(7/27「まとめ」に一部追記。「自分の苦労を他人に押しつけるな」という「書いていないことを読み取る」コメントにくたびれたので。別に自分理不尽なほどの苦労をしたとは思ってない)。この記事とブクマみて血圧上がってます

出生前診断で異常発見中絶、10年間に倍増 : 科学 : YOMIURI ONLINE読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110722-OYT1T00585.htm

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.yomiuri.co.jp/science/news/20110722-OYT1T00585.htm

いやあ、日本って民度いねえ。ヒットラーもびっくりですよ。

まずこれ読もうね。

T4作戦(テーフィアさくせん、独: Aktion T4、英: T4 Euthanasia Program)は、ナチスドイツにおいて優生学思想に基づき1939年10月から1941年8月にかけて行われた安楽死政策を指す。名称は本部の所在地ベルリンのティーアガルテン通4番地 (Tiergartenstraße 4) に基づき第2次世界大戦後に付けられた名称である一次資料には E-Aktion(エーアクツィオーン、E作戦), もしくは Eu-Aktion の名称が残されている。この政策により、20万人以上が犠牲になったと見積もられている(ニュルンベルク裁判検察側による見積もり)。(略)

この政策の目的は、ドイツ国民の「遺伝的な純粋性」を守るためのものであり、また身体障害者精神障害者組織的に根絶するというものであった。障害のある子供たちは、普通病院と違う特別な病院に入れられた。障害を持つ成人に関しては、すでに 「Gesetz zur Verhütung erbkranken Nachwuchses」の結果として強制的不妊手術の対象となっていたが、この政策の対象にも含まれた。

T4作戦 - Wikipedia

読んだら次にいってみよう。君らが1930年代ドイツにいたとして、自分が「ナチス投票した4割」と「投票しなかった6割」のどちらだったか、よく自問自答しながら下を読んでくれ。

出生前診断中絶って違法なんですけど?

まず、こういうことが罷り通るってこと自体、日本法治国家としてダメダメってことなんだけどね。これを読もう。

第十四条  都道府県の区域を単位として設立された公益社団法人たる医師会の指定する医師(以下「指定医師」という。)は、次の各号の一に該当する者に対して、本人及び配偶者同意を得て、人工妊娠中絶を行うことができる。

一  妊娠継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体健康を著しく害するおそれのあるもの

二  暴行若しくは脅迫によつて又は抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの

2  前項の同意は、配偶者が知れないとき若しくはその意思を表示することができないとき又は妊娠後に配偶者がなくなつたときには本人の同意だけで足りる。

母体保護法

子供に障害があるからって中絶できるなんて書いてないよね?母体危険がある場合か、貧乏で育てられないかレイプ被害の場合のみだよ。日本中絶は無原則に自由とか思ってるの、それ完全に間違い。つまりDQNカップルとかが避妊もしないでできちゃった子供中絶するのって違法ですからね。堕胎ですから一年以下の懲役ですから。覚えとけよ。

中絶する親は被害者なんかじゃない。法律的には間違いなく加害者

そして倫理的にもそうだよ。胎児はいえ命は命。まさにレイプとか母体危険とか経済的理由とか、そういう「緊急避難」的なものでなければ圧殺していいはずがない。違うか?良心の呵責ぐらい持てよというのはおかしなことか?こういう連中を「被害者」呼ばわりできるとか、どんだけ世の中なめてるの?

「健常者」の自分は一生「健常者」だと思ってるの?

で、ここまでは割とどうでもいい。イントロここからが本題

皆さん好き勝手に、「障害者を育てるなんて無理」とか色々言ってくれるけど、言われた方がどう思うかわかってるの?中絶する両親には同情しても、中絶される障害胎児には同情しないんだね。ふーん。

もっと馬鹿げてるのが、先天的に障害がなければ障害とは無縁だとか思ってること。あのね、人間はいつでも障害者になります事故とか病気とかね。統合失調症とか一番わかりやすいと思うけど。そうなったら「育てるの無理」とか「生きていけない」とか下らん御託言ってられなくなるよ。とにかく育てなきゃいけない、生きなきゃいけない。そこに現実があるからにはね。やってもみもせずに「できない」とか、何を甘っちょろいこと言ってるのかね?

うちの例でいうと、弟は生後僅かな間は「健常児」だったよ。ところが詳細は省くが医療ミス脳出血起こして、それでその後遺症知的能力のほか色々障害を負った。そんじょそこらの先天性の軽度障害者なんかよりよっぽど重いのをね。そういうことが起こりうるってわかってるのかな?出生前診断中絶で問題を「なかったこと」にできるとか思ってる君ら、本当におめでたいよね。それとも我が家みたいなのは弟を間引けるようにすればよいとでも思ってるのかな?すごいね、まさにT4作戦だよ。ハイルヒットラー!君も将来歳を取って認知症になったときアウシュヴィッツで「人道的」な「安楽死」を迎えることができると思うよ。

ちなみに、メガネコンタクト族の皆さん、君らの多くは近代以前だったら生存能力のない「視覚障害者」だからね。そこ覚えておくように。社会制度技術で少なからず「障害」は「障害」でなくすることができるんだよ。育てられないとか生きていけないとか、そういうことやって見てから言ってるのかね?

障害者は生まれながらに不幸だって

で、ブクマに書いてあるので多いのは「障害者は生きていても不幸だ」みたいな話。すごいね。まさに「生きるに値しない命」だよね。ハイルヒットラー

ヘレン・ケラーから乙武洋匡にいたるまで、いろんな人がそんなの迷信だ、とどれだけ説いてもわからない人はわからないんだね。確かに障害者は生きて行くに「不利」があるよ。でもそれは絶望的なものってわけじゃない。

それこそ上に書いたみたいな目の話をするならさ、メガネ族・コンタクト族は既にパイロット宇宙飛行士になる夢は絶たれている。矯正可能な近視・遠視・乱視だって立派な「身体障害」であることの証明だね。しかし、あなたそれで人生絶望する?しないよね。程度の差はあれ障害者人生って同じことだよ。そしてその「不利」の程度を弱めていくのは「健常者」のつとめだよ。あなた自身やあなたの親兄弟子供がいつ障害者になるかわかったもんじゃないんだから、それは保険と同じようなものだ。それを問題視するならT4作戦発動するしかいねハイルヒットラー

障害者を育てることなんてできないって?

あと、ブクマに目立ったのが「この日本の国で障害者を育てる事なんてできましぇ~ん」みたいなの。ふざけるな

謝れ。日本全国の障害者の親に謝れ。さっさと謝れ。

みんな育ててるんだよ。多かれ少なかれ苦労してな。別に同情なんていらん。だがな、その「苦労」の中身にはお前らみたいな連中の無理解と偏見が少なからぬ比率で混じってることぐらい覚えておけよ。

でな、「日本の国」の制度が悪いのは(7/27追記:本当にそこまで悪いとは思わないが、まあ完璧ではないので一応「悪い」として)誰のせいか知ってるか?お前らのせいなんだよ。曲がりなりにもこの国は民主主義国家だ。主権者は国民だ。この国の制度国民が作るんだよ。それをやってこなかったツケが回ってきてるんだよ。

ただし勿論、当事者でなければわからないことは色々ある。例えば世の中のエスカレーターは大抵は「上り」ばっかりだが、足の悪い人にとっては「下り」こそが重要だというのは自分がケガしたり身内に足腰弱った老人がいないことにはわからんだろう。逆に言えば、当事者が声を上げるというのは民主主義国家における国民権利であり、義務でさえある。そういうことを石頭のお役人やら政治家やらに硬軟とりまぜて教え込んでいくことで、障害者が生きやすい環境というのは少しずつ整備されていくんだよ。

何?この国は民主主義でもなんでもないって?そうだね、すべてはアカユダヤ陰謀なんだ。ハイルヒットラー

まとめ

長々書いたが、俺の言いたいことは要するにこういうことだ。

この辺のことをよく考えた上で、諸君がナチス的な思想をさっさと卒業してくれることを祈るばかりだ。

追記

はてなの連中は普段リベラルぶってるくせに障害者問題になると本当に差別的でカスだと思ってきたが、本当になんとカスの多い事よ。

なんでそこまで先天性の障害が特別だと思ってるんだ?お前の子供病気事故に遭わないとなんでわかる?「健常者」であっても犯罪者引きこもりニートにならないとなんでわかる?その覚悟なしに子供を生み育てようとか思ってるわけ?それ、ほとんど確率の問題だぞ。

大抵の障害児はそんなケースに比べりゃずっと楽だぞ。障害児なんて育てられないというんだったら、病気事故に遭った子供、あるいはDQNニートが親の子供も育てられないか育児放棄して殺してもいいって話になる。お前らが言ってるのは要するにそういうことだ。なんでその程度の想像力もないの?

要するにお前らの「育てられない」なんてのは「ボクちゃん、こわいの、できないの~」って子供ダダをこねてるのと同レベルなんだよ。子供先天的な障害がなくたって四苦八苦。親になるってことはそれだけ大変なことなんだよ。その覚悟を持て。

以下、目立ったブコメに返信(7/27追記 以下、ブクマの傾向を見て適宜加筆・修正・削除する)

md2tak 障害というか知障ね。理性なき者は社会合意できないか社会倫理に委ねられる。「俺ができるんだからお前もできる」はマッチョ意見。少なくとも社会保障の議論を。コストの話になると経済的理由が適用できちゃう 2011/07/25

「知障」とか差別用語使いやがってカスが。だいたい読売の元記事は知的障害に限った話じゃないだろう。

ああ?何がマッチョだぁ?ふざけるな。うちの場合みたいに後天的に障害を負うことだってあるんだよ。そんなとき「ボクちゃん、こわいの、できないの~」って言ったらどうなるんだ。育児放棄児童虐待殺人だ。違うか!違うなら言ってみろコラ。社会保障なんて曲がりなりにも日本にはあるわいボケ。調べもせんとなにを贅沢ぬかしとんじゃカス障害者の親が全員金持ちだとでも思ってるのか。障害児を養うと明日の飯に困るような貧窮なんてないわ。

sankaseki だからと言って、本人に「障害を持ち人生を歩む」と 親に「障害を持つ子供の親」という重責の強制はできないと思うがな。ややもすると「自分がやっているから他人もやれ」という押し付けに見える

じゃあ、うちみたいな後天的障害の場合はどうするの?「押しつけ」だとか能書き垂れて育児放棄とかできるわけ?だいたい「親」であること自体が超絶的な重責なんだよ。障害があるかないかなんてそれに比べたら微々たる差でしかないだろうが。つーかうちの親をはじめ障害者の親なんて別に「重責」に耐えた偉人なんかじゃないぞ。その辺のオッサンオバサンだよ。その辺のオッサンオバサンができることをやれというのが過重な重責なんかだとは思えない。

send (略)無理に育てようとして家庭一つ壊れるより中絶の方が良心的だと思う

自分子供を殺してまで守る家庭なんて守る価値なんかないわ。しかも「良心的」とかどこまでカスなんだお前は。それは「ポア」の思想だよ。

p__o__n 私は障害者になりたくないし、子供障害者として生まれて欲しくないし、可能な限り障害が治れば良いと思う。これを優性思想だと言われればそれはしょうがないです2011/07/25

いや、それはそういうもんでしょう。社会を生きて行くに不利があるからこそ「障害」なわけで。矯正可能な近視がもはや障害とは呼べないのと同様に、「障害」は克服できるもんだし、そうすべきなんだという話ですよ。

zedosho あるいは、間引きの考え方はナチスに限らず、人類の中で脈々と受け継がれてきたものだし。(略)

虐殺の考え方も人類の中で脈々と受け継がれてきたものだね。これはもっと受け継ぐべきだね。ハイルヒットラー

egpehcbd 西原の夫が「もし障害児だったら?沢山産めばいい、そうすれば弟妹が助けてくれる」と語ったというハナシがあったと思うが、あれはたいしたものだなと思った。

いえ、それは結構微妙です。障害児の兄弟にもそれぞれの人生があるわけで、親から「助けてくれる」ことを期待されると非常に辛いです。元々子供なんて親に全面的に「助けてもらう」存在なわけで、自分のことで精一杯なわけですから

私の場合は余りそういうことはなかったですが、それでも無意識のうちに「親に負担を掛けないように」と過剰に空気を読む癖がついたりで色々苦労がなかったわけでもありません。これに親の過剰期待が加わっていたらと思うとぞっとします。

とにかく、特定の子供に他の子供奉仕させるというような考え方はよくないです。これは障害の有無に限ったことではありませんが。

tikani_nemuru_M 個人レベル優生思想と共同体レベル優生思想は異なる。また、経済的理由による中絶が認められていることで、現実には「どんな理由で中絶してもいいよ」といっているのと同じ。 2011/07/25

そんなわけがない。例えばビル・ゲイツが「経済的理由」を持ち出せば当然しばき倒されるべきだろう。また、個人レベルであろうとそれが共同体内で容認されるなら同じこと。胎児どうこうでその意味がわからないのなら「寝たきり老人を介護なんてとても無理だから姥捨て山に放り込んでもよい」という法律ができたとしたらどうなるか考えてみればよい。それをナチス的と呼ばないとすればそいつの頭の構造こそがナチス的だろう。

fatpapa (略)障害児産まれて逃げる男親が多いのも現実2011/07/26

産む前からそんなに信頼できないことがわかっている男の子供なんて最初から産もうと思うなというだけの話だし、母親だけに責任を押しつけているわけでもないし。

tswi (略)生命倫理について何ら学問していた形跡が見えず、反射的に自分が正しいと思うことを書きなぐっているだけという印象。 2011/07/26

そんな「学問」様を語ってるつもりはないんでね。こちらは当事者としての率直な実感を述べている。それを蹂躙する「学問」様ならば、実験事実を無視する「科学」と同様無価値だろうよ。

mujin これは完全に同意イヌときは「病気になって育てられないならイヌを飼う資格はない」って言われて、なんで人間ときは「育てきれないなら仕方ない」「生まないほうが子どものため」になるのか。森岡正博を読め。 2011/07/2

愕然としました。確かに、犬や猫の話なら普通にわかってもらえますね。要するにみんなそこまで子供が嫌いなんですね…。

annoncita うちは中間所得層のちょっと下だと思うけど、日本では結構やっていけるものですよ?重度障害児がいても。(略)

くその通りですね。日本で「障害児を抱えてやっていけない」なんてのは大嘘。

junmk2 この問題については障害者側の人よりも、本当の本当のそもそも論を考える側の人の方が、社会的に不利で意見を表明できない。(略)

じゃあその「そもそも論」というやつを述べてみろよ。この件で「障害者差別するな」以上に「そもそも」なことがあるものか。あるわけがない。

FAEB 少ないコストで避けられるリスクを避けるのがそんなに批判されることか?

まり、生きるためにコストを払うのではなく、コストを払えなければ死ねということですね。ハイルヒットラー

border-dweller (略)”普通の人”ができることをできない人もいる訳だし(略)

自分が親として「普通の人」以下だと思うなら子供を持たなきゃいいんです。でなきゃ「普通の人」並に慣れるように努力しなさい。障害云々と関係なく当たり前でしょそんなの。

yoko-hirom 増田自分の記事をご両親に読んでもらって意見を聞いてみては?/増田幸せそうに見えないし,出産前に挫ける人がいても仕方ない/健康面の問題で心中自殺を選ぶ人もいる。増田はそれらの人を非難するか? 2011/07/26

それ以前に出生前診断の話なんてガキの頃から家庭内で頻出の話で、「論外」という共通認識。そんな話ができないような家庭環境どころか、親の方が俺を教育しようと熱心だったよ。それから俺は十分すぎるほど幸せだ。まあ、こんな断片的な文章から俺の人生の幸不幸を推し量れると思い上がったあんたが俺の増田記事(障害ネタはこの一件だけ)にことごとくアホなコメントしてくれるのは全然想定外でも何でもないが。そして自殺自分が死ぬだけだが他人を巻き込む心中は非難されて当然。

Crone 増田の怒りも分かる。でもただでさえ不安定な中、自分のせいかもと苦悩する妊婦さんへの共感なしには届かない。(略)

自分のせい」とかいまどき思う人がいるとしたら勉強が足りないの一言でしょう。

orihakat-71 (略)障害児を回避しようとする親心への洞察力が無さすぎで途方に暮れる。。

「障害児を回避」というそ目的が「生存圏の確保」並に間違っているという洞察が君こそ足りてないよ。

2011-07-06

http://anond.hatelabo.jp/20110705235316

http://anond.hatelabo.jp/20110705212737

↑これね。

優生学って、ちょろ見しただけなんだけど、より優秀な人間を作り出していくために、優秀でない個体を排除したり、そもそも生まれる段階で手を加えたりする、という話だよね

そうだとすると、優生学を否定してるって根拠があんまりからないな

社会マイナスしか及ぼさない、つまり劣っている人間を排除していくことによって、むしろ優生学に近づいていくと思うんだけど

「別のところ」を探してみたけれど、見つからなかったので、ご教授頂けると嬉しい

自分優生学を、遺伝子など先天的もので排除することと捉えてる。

そういう風に考えると、自分の発言では少なくとも「優秀」「劣等」を分けるのに先天的ものは全く使ってない。

逆に「障害」という先天的ものによる排除を否定してる。

なので優生学を否定してると書いた。

極端な話、麻原彰晃でもきっこでも更生すれば排除するのは適当でないかもしれないけど、そこは0だろうと割り切ってる。

きっこ法律上は裁けないか社会的に裁くしかないけどね。リンチという意味ではないよ。

2011-07-05

http://anond.hatelabo.jp/20110705224501

優生学って、ちょろ見しただけなんだけど、より優秀な人間を作り出していくために、優秀でない個体を排除したり、そもそも生まれる段階で手を加えたりする、という話だよね

そうだとすると、優生学を否定してるって根拠があんまりからないな

社会マイナスしか及ぼさない、つまり劣っている人間を排除していくことによって、むしろ優生学に近づいていくと思うんだけど

「別のところ」を探してみたけれど、見つからなかったので、ご教授頂けると嬉しい

http://anond.hatelabo.jp/20110705213618

別の方には書いてるけど、むしろ優生学を否定してまっせ。

2011-01-28

http://anond.hatelabo.jp/20110128172204

その数値と実際の遺伝子の良さは対応すると決めつけていいの?

結局インテリジェントデザインや、優生学の延長にしかならないのでは。

2010-10-11

http://anond.hatelabo.jp/20101011172240

横だけど、正当化であるかどうかは本質的な問題ではなくて、「子あり勝ち組」論に生物学を援用すること自体が問題視されてるんじゃないの?

例えば、優生学が誤りであると批判されるように。

2010-09-21

http://anond.hatelabo.jp/20100921165723

確かに、優生学ダメってことになってるけど、将来的には何らかの形で復活させないといけない日が確実に来ると思う。

2010-08-04

http://anond.hatelabo.jp/20100803191426

あなたのような人がごく少数だとは思わないのですが、そうやって追いやられた弱者は最終的に飢え死にすればいいとでも思ってるんでしょうか。

ちなみに私はアトピー性皮膚炎を患わせていますが、履歴書に書いただけで面接では眉をひそめられます。

あなたの思想は優生学的で危険だ。

2010-02-25

http://anond.hatelabo.jp/20100225164103

「知らないのに出来てる」とか「そういう事に元々長けてる」とか優生学的な発想を感じる

2010-02-07

http://anond.hatelabo.jp/20100207103944

非コミュっぽい書き込みを見かけたらすぐにアスペアスペって連呼する奴って馬鹿なの?

それだけ今の日本社会が「コミュニケーションが苦手である」ことに対して「非コミュ=障害=排除対象」という

ナチス優生学と同種の不寛容さに満ちていることの証左なんだろうが。

2010-01-12

価値倫理の違い

個性を生かすとか、付加価値をつけるとか、そういう(経済的)価値の観点は基本的にはよいものなのだけど、価値の観点と倫理の観点は必ずしも一致しないと思う。

たとえばかつては土地価値を高めるために森林ビルに変えようという動きがあった訳だ。だって生活者にとっては森林よりビルの方が価値は高い訳だから。

あるいは優生学の思想はまだ根強い。俺も結婚して、嫁の胎内にある胚が障害を持っていると知ったら、多分生まないよう勧めるだろう。障害を天からの授かり物と言えるほどの経済的余裕も情動的余裕も俺にはない。

いまでこそ我々は環境保全や多様性を代替不可能な価値としているが、それらは既に、誰かが直接利用可能な、普通価値ではなくなっている。かなり高度な、倫理性や経営管理の観点を帯びた価値と言えるだろう。そうなると、価値倫理とは階層が違うところにあるということになるだろう。

だから、価値を高めることが即倫理的に望ましいとは言えないのだということに注意しなければならない。むしろ無批判に価値を高めることは倫理的にはマズイということが起こりうるので(ビルとか出生前診断とか)、価値倫理は別だということを念頭に置かなくてはならない。

じゃあ価値って何だ、倫理って何だ、ということを言われるとちょっと「それは各自のセンスを常識と付き合わせて獲得してください」としか言えないけど。

2009-11-25

http://anond.hatelabo.jp/20091125234000

ぶっちゃけ個人的には、エリート主義というか優生学というか、もっと言うと「間引き」の是非について、20~30年以内におおっぴらに議論されるようになるのは確実と思っている。というわけで、「99人の無能を養うためのカネを1人のエリートの育成に振り向けるべき」という主張が出てくるのはある意味自然

ただ、そういう主張をして国士ぶってる「無能」本人が、自分の言っていることの意味を全く分かってなさげなのは滑稽。

http://anond.hatelabo.jp/20091125225751

話が少しズレるけど、こないだの科研費関連の事業仕分けの話題のとき、「スパコンや若手研究者支援を削るくせに、子供手当てや高校無償化にカネをつぎ込む民主党けしからん」とか声高に言う奴が大量にわいてたのを思い出した。

ここまで露骨なエリート主義に対して誰も突っ込む奴がいなかったし、この国で優生学的な発想がマジョリティからの支持を受けるようになるのも時間の問題だと思うよ。

2009-06-16

http://anond.hatelabo.jp/20090616115331

科学者「僕たちは嘘はついたことないよ! 信じて! 大量虐殺過去を持ち出すのは議論のすり替えだよ!」

だいたい大量虐殺に手を染めた件についてほっかむりしてるのが知的に誠実とはとてもいえないし、

優生学と仲良しこよしだった過去を糊塗しようとする姿勢は都合悪くなると異端認定して逃げようとする宗教と一緒。

知的誠実が聞いて呆れる。

科学者も人の子。政治家宗教者や教師やサラリーマンニート主婦と同じ、糞の詰まった肉袋。

別に知性や倫理意識が優れてるわけじゃない。主婦料理ができるように、科学者科学ができるだけだ。

ニセ科学への批判は、倫理学にその基礎をおくべきだ

さいきんニセ科学批判やニセ科学批判批判ニセ科学批判批判批判を見ていて、あまりの議論のかみ合わなさにモヤモヤ通り越してイライラしてきたので書く。

ニセ科学が何故批判されねばならないか。それは「ニセ科学が『科学』でないから」ではなく「ニセ科学(者)が『科学(者)が満たすべき知的誠実さ』を満たしていないから」であり「社会的活動が満たすべき、倫理的規範を満たしていないから」である。

科学とされるもの、科学ではないとされるものの境界は、存在するけれども曖昧である。科学哲学における終わらん議論を見ても、科学社会学的な分析の試みをみても、科学史俯瞰しても、それは明らかである。

たとえば、「科学とは何か」についてのあらゆる言明は、経験帰納に依った言明である。数学における定義みたいに公理から導かれているわけじゃない。「科学であるもの」「科学でないもの」の間には微妙なグラデーションがあり、きっぱり線引きできない。もう少し現実的に突っ込めば、科学者集団が「これが科学だ」と認めているものが科学である、と言うこともできよう(うっかりすると「鶏と卵」のごとき循環論法になってしまうわけだが、しかし実はこの点は大事なのである。これについては後述する)。

つまり、「科学じゃないから」という論理はきわめてshakyなのである。ニセ科学批判やニセ科学批判批判批判を見ていてイライラするのは、わざわざそんなぐらぐらの基盤に立って相手を論破しようとしているからである。


ニセ科学が批判されねばならないのはなぜか。それはニセ科学(者)が「科学(者)でない」からではなく、科学(者)が満たすべきものも含めた広い意味での社会的規範を満たしていないからである。

たとえば、ピアレビューや批判・議論を拒否する態度。科学工学にかぎらず、人文学を含むあらゆる知的営みにおいて、その質を保つ、あるいは向上させるためにピアレビューや議論は存在する。「科学者集団が『これが科学だ』と認めているものが科学」というのが無意味循環論法にならないのは、ピアレビューによって、自身らの営みの価値科学の外にある知的誠実さに帰しているからである。これらを拒否する「ニセ科学」者は、(彼または彼女の営みが科学かどうかを飛び越して)そもそも知的に誠実でない。

たとえば、社会不利益をもたらす営み。これらは社会における倫理学的な規範を満たさない。骨相学や優生学が批判されるのはこのためだし、ホメオパシー信者によるインフルエンザ感染パーティなどもこの類に入ろう。

つまりは、批判のポイント科学の境界線問題ではなく、倫理学にあるのである。ニセ科学に対しては、決して感情的にならず、相手と同じ土俵に立たず、倫理学の基盤に基づいた厳しい批判を淡々と行うべきなのだと思う。

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