はてなキーワード: 人工中絶とは
このニュースのブコメが医者に厳しいコメントばかりだったので書く
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200626/k10012485541000.html
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20200626/k10012485541000.html
産婦人科医を敵視したり無能な人間のように扱うコメントが多いけどさあ。
母側の「覚悟」は色んな形で報じられてるけど、実際に手を下すのは医者なんだぜ?
もしかすると母親以上の覚悟で医者が臨むのが人工中絶手術だろ。
「本当に中絶手術を行って問題ないのか」「あとから精神的な苦痛を伴う事態にならないか」
そういった不安を払拭するため手続きをきちんとして自分の心を守りたい、って考える医者がもしかしたら居るかもしれない。
死刑だって3つのボタンで誰がやったかわからない配慮をしてるっていうのに。中絶を行う医者にはそういった配慮がなされることはないんだよ。
女性が可哀想なのは事実だし、正しく仕組みを整える動きは重要。
ただ、女性を応援するつもりであっても、表面の情報だけで医者を敵視し人でなしのように言うのは間違っている。
「男性の産婦人科医」を想定して批判してるコメントもあるが。女性医師だって居るんだぞ。
報道にあるように「相次いでいる」と表現されるようなケースならば「医者個人の倫理観」を疑う前に「仕組みの不備」を先に疑うべき。
本紙・鈴木エイト主筆は「個人的見解」として以下の様に分析した。
「人工中絶手術を受けた患者のカルテは、先祖因縁などを吹き込み悪質な霊感商法を行なってきた統一教会からみると、ある意味“宝の山”です。
被害を未然に防ぐために滝本弁護士が採った緊急避難的行動は、中絶の施術を受けた女性のカルテが統一教会側に流出することを防いだという点に於いて評価できます。
統一教会が霊感商法や詐欺勧誘を行う際に、勧誘対象者の心の傷を探り当てそこを突いていくというのが常套手段ですから。
これは火事になった家から逃げ遅れた子供を救うために不法侵入を犯して他人の家屋内に立ち入るといったケースと同様で、違法性は阻却されるべきだと思います。
更に鈴木主筆は、自身も緊急避難的行動を採っていたことを打ち明けた。
街頭でカルト勧誘阻止のパトロール活動を行なっていた時のことですが、統一教会偽装勧誘員が持っていたアンケート用紙を半ば強引に”押収”し、用紙に記された勧誘被害者に連絡して注意喚起していました。
平成24年度 犬猫殺処分数:161,847
平成24年度 人工中絶件数:196,639
▼クソ飼い主候補、ペットを飼いたがる
クソ飼い主候補 「ないです」
ペットショップ 「じゃあ稼いで来てください 」
↓
▼クソ親候補、子どもを持ちたがる(完全に一致)
クソ親候補 「ないです」
▼ペットを飼いクソ飼い主になる
クソ飼い主「そうする!!」
近所の人 「お宅のペットがいつでもどこでもうるさい。ノーリードが怖い」
クソ飼い主「あ?ウチのペットがうるさい?生き物がうるさいのは当たり前だし!ウチの子は噛んだりしないし!神経過ぎ!しつけ?虐待コワー」
↓
▼子を持ちクソ親になる(完全に一致)
クソ親「頼むわ!!」
近所の人 「お宅の子どもがいつでもどこでもうるさい。道路で遊んでいる、我が家の前でボール遊びしているのが、危なくて怖い」
クソ親「あ?ウチの子がうるさい?子がうるさいのは当たり前だし!ウチの子は車が通らない道路で遊んでるし!窓を割らないように気を付けてるし!神経過ぎ!しつけ?虐待コワー」
▼クソ飼い主愚痴る/後悔をする
クソ飼い主 「病気になった!!金ない!!」
名無し「じゃあせめて最後まで付き添ってやれ。良い環境を用意してやるのが一番だが、愛情受けて最後まで過ごせるならガス処分されるよりは良い最後だろう」
クソ飼い主 「仕事だし!!そもそも付き添ってたら俺はいつ遊んだらいいの?!俺の人生はないの?」
クソ飼い主「出来の悪いペットなんかいらなかった、俺の人生はペットのせいで散々だ」
↓
▼クソ親愚痴る/後悔をする(完全に一致)
クソ親 「不登校/学習進度についていけない になった!!サポートする金ない!!」
名無し「じゃあせめて学習に付き添ってやれ。良い環境を用意してやるのが一番だが、愛情受けて過ごせるなら自己肯定感の欠如は起きないはずだ」
クソ親 「仕事だし!!俺のキャリアはどうなるの?そもそも付き添ってたら俺はいつ遊んだらいいの?!俺の人生はないの?」
クソ親「出来の悪い子どもなんかいらなかった、俺の人生は子どものせいで散々だ」
児童虐待があった53の家庭で飼われていたペットの60%で動物虐待が行われていた。
その内37%は子供自体が虐待に関わっていた。子供は自分が虐待に接してきたことで、
今度は自分が暴力が振るえるペットを対象にしていたわけである。
これらの事実は、青少年たちが動物虐待を実際に行った場合は、その青少年自身も
何らかの虐待の犠牲者であることも我々に知らせてくれるひとつの症例である。
24人の兄弟がパピーミルを経営している養父母から虐待を受けているという電話があった。養父母は不要になった多くの動物を射殺し、子どもたちに埋めるための墓穴を掘らせた。さらには子どもたちにも命じて射殺させた。それに従わないと、「それならおまえたちが射ち殺されて、その墓穴に入ることになるのだ。」と言ったという。養父母は、鞭、その他手にしたあらゆるもので子どもたちを殴った。また、子どもたちの多くは具合が悪くても病院に連れて行ってもらえなかった。養父母は州から支給されている子どもたちの医療費を着服していたからだ。
動物虐待と暴力の関連性は、十分に実証されている。1997年、マサチューセッツ動物虐待防止協会と米国のノースイースタン大学の研究によると、動物虐待者は、動物虐待歴のない人に比べ、人に対する暴力犯罪を犯す確率が5倍高く、また窃盗罪を犯す可能性は4倍高いということだ。
病院に行くことの重要性について、もっと語られるようになればいいなという話。
読んで気分を悪くする方もいると思いますが、一人でも多くの人に伝えられたらな、と思ったので書きたいと思います。
いきなりですが私は先日手術を受けました。
"胞状奇胎"という絨毛性疾患になったためです。
通常の妊娠のようにお腹の中で赤ちゃんが育つことは無く、手術をして子宮の中身を取ってしまわないといけません。
そちらは、子宮外妊娠という本来赤ちゃんが育つべきでない場所で妊娠してしまう疾患です。
その時私は早期発見ができて、たまたま経過が良かったため手術や投薬といった処置をすることなく完治することができましたが、
もし発見が遅かったら母体が命の危険にさらされる可能性だってありました。
調べたところ流産を経験したことのある女性は妊娠経験者の中の40%にもおよぶそうです。
妊娠して、そのままお腹の中で育って、可愛い赤ちゃんが産まれてくることは、本当に本当に奇跡なんだなって思います。
その中で、避妊の大切さや人工中絶の恐ろしさはたくさんたくさん教えてもらいました。
・人工中絶は体にも心にも良くない
そういったことは学びました。
この図式だけで終わっていたと思うんです。
もしかしたら、
それが子宮外妊娠で放っておくと大量出血を引き起こすかもしれません。
もしかしたら、
それが切迫流産でちゃんと経過を見ないといけない状態なのかもしれません。
もしかしたら、
それが胞状奇胎で処置が遅れると絨毛ガンが発生してしまうかもしれません。
いろいろ事情はあるでしょう。
それでも、それが "正常妊娠かどうか" は、まず一番最初に知っておかなくてはいけない事象だと思うんです。
「中絶はダメ」のイメージしか持っていなかったら、不安になって誰にも相談できずに産婦人科に行く機会を逃してしまうかもしれません。
「妊娠=赤ちゃん」のイメージのまま、医療費が無いなどの理由で出産間際まで産婦人科に行かない人もいるそうです。
なんです。
今回も、経過観察がしばらくの間必要ですが経過が良好であればまた妊娠を望める体になります。
もし、すぐに病院に行っていなかったら、もっと危険な状態になっていたかもしれません。
ということも教えなくてはいけないんじゃないのかな、と思いました。
そして、すぐ産婦人科に行きましょう。"」
ここまでがセットで
しかし突如亡くなったことへのショックと、没後に友人たちが受けたこのうえない悲しみにかなり心動かされ、一介の田舎の青年でしかない私も、大きな喪失の感覚に襲われています。
今回書くことは特に誰のためにもならないのかもしれませんが、書かざるを得ませんでした。
雨宮さんの最近のWEB連載を読んでいて気づいたことがあります。
39歳の時に、最大の危機が訪れたと彼女は言っているのですが、何が起きたのかは隠されています。
http://www.daiwashobo.co.jp/web/html/amamiya40/vol07.html
最大の危機は39歳のとき、突然訪れた。自分の人生には起きないだろうと思っていたこととか、自分はこういう人間だと思っていたこととか、すべてがひっくり返されるようなことが起きた。まさか、この年齢で、と思うようなことが起きて、はっきり「年齢なんてあてにならない」と思った。40歳、普通なら落ち着きそうな40歳という年齢であっても、神様は何も、手加減も容赦もしてくれない。40歳でも信じがたいことは起きるし、ドラマチックなことも、喜劇も悲劇もロマンチックコメディも、なんでも起きる。舞い上がったりドン底に叩き落とされたり、混乱の極致に立たされて、私は「もう無理。起き上がれない」と友達にLINEして、薬を飲んでベッドに潜り込んだ。
「自分の人生には起きないだろう」「神様は何も、手加減も容赦もしてくれない」「舞い上がったりドン底に叩き落とされたり」…といった記述から判断すると、完全な憶測に過ぎませんが、この時もしかすると、ひとつの可能性として妊娠されてたのかも知れないと思いました。
彼女のようなきわめて繊細な人が妊娠中絶をしたとすると、その心理的・精神的影響は想像を絶します。
PASS「人工中絶手術後ストレス障害」というものがあります。
2015年から16年にかけて、雨宮さんはずいぶんと痩せられています。とても素敵な、ファッションモデルのようになりました。
もちろん、それはまったく健康なものではなかったはずです。2016年10月には40度の熱を出したことがtwitterでは語られていました。
なぜいま、彼女が亡くなったのか。いずれにせよ、2015年以降の大きな危機のあとの時間を、彼女は必死に生きていた。
このようなことを憶測で語ることは、たいへんに問題であるし、何も生まないかもしれません。
まったく違っていたら、本当に申し訳ありません。
しかし、すでに遅いとはいえ、彼女の言葉の意味をすこしでも理解することで、出来事が明るみになるリスクを冒してでも本気で伝えたかったことを受け止めたいし、彼女の死をすこしでも理解したいと思い、このポストを記しました。
http://b.hatena.ne.jp/entry/www3.nhk.or.jp/news/html/20160703/k10010581391000.html
はてなブックマーク - 胎児がダウン症などと確定の妊婦 97%が人工中絶 | NHKニュース
このニュースで思い出したのが次の件。
http://girlschannel.net/topics/151169/
新型出生前診断で陽性となった妊婦のうち、2人が確定検査受けず中絶…異常ない可能性も
ここで出ている意見の中に、障害が無い可能性も若干あったのに中絶したのは問題とするものがあります。
中絶を可能にしている理屈は、ある時期までの胎児はまだ人間じゃない、したがって障害の有無にかかわらず中絶は殺人ではないということだと思います。
障害が無い(かもしれない)胎児の中絶には結構反発を覚える人が多いようですが、これも含めて受け入れるというのでなければ、中絶を可としている理屈が少し危うくなるんじゃないかと思いました。
もう一件は直接は関係ないんですがついでに。こちらもガールズちゃんねるです。
http://girlschannel.net/topics/191911/
レイザーラモンRGが亡くなった娘の難病「18トリソミー」を明かし、アイス・バケツ・チャレンジに参加
45
45・46
別物だけど、全然違うわけでもなく大きな括りとしては近いよ。
既に消えている45は、18トリソミー=ダウン症とするものです。
たしか差別的なニュアンスを感じる煽り口調だったので反発があるのはわかるんですが、穏やかに説明している56も低評価なのは不思議です。
46は差別的な書き込みに対する反発ではあるんでしょうが、結果として、18トリソミーは21トリソミー(ダウン症)より上、ダウン症なんかと一緒にするなというニュアンスになってしまっていて、もやもやしたのを思い出しました。
血液を分析して胎児にダウン症などの3つの染色体の病気があるかどうかを高い確率で判定できるもの
偽陰率,偽陽率は不明.
よって,今回の調査で検査を受けた妊婦は,2013-2015年まで
検査した2万7696人の内,約0.0125 = 1.25[%]が陽性
346 * 0.97 = 336人が人工妊娠中絶.
- 12歳以上のダウン症の人,新検査は3年前に開始ということで,アンケート対象のダウン症の人たちの親は,新検査が無かった.よって,このアンケート調査と新検査には直接関係がない(独立している).
ダウン症の人852人のうち,852*0.8 = 682人が肯定的
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160703/k10010581391000.html
なんか選挙権すらない日本人が米国大統領選にグダグダ言うの流行ってるみたいだから、俺もやってみる。
共和党候補として有力なのって、トランプ、クルーズ、ルビオでしょ。
で、定番の話題といえばやっぱりドナルド・トランプか。でも、トランプはどうでもいい。
日本のテレビ番組だと「トランプは反日、ルビオは親日」だから、ルビオがいいみたいなこと言ってる。
例えば、ニューヨークの弁護士資格を持つ八代英輝(@TBS『ひるおび』)さんなんかね。
でもさ、ルビオって経歴ヤバイでしょ。Wikipediaで経歴見てびっくりしたよ。
以下に俺がヤバイと思ったこと列挙するね。
・元モルモン教徒 ←
・最低賃金の引き上げ反対
・銃規制に反対
遠縁にヤクザがいる不法移民の子どもが一国のリーダーに成り上がれる国っておかしいだろ。
こんなブラック出自な奴が大統領候補になれるアメリカも狂ってる。
オバマもブラックでマリファナ大好きで出自が複雑な人だけど、苦労人の一言で収まる範疇だ。
ルビオって日本で例えればさ、中国から密入国してきた人の子どもで、
姉の旦那が蛇頭(中華系マフィア)の関係者で、元創価学会員って感じの人物が
自由民主党の総裁になるって言ってるようなもんだぞ。公明党じゃないぞ。自民党だぞ。今井絵理子レベルじゃん。
あるいは、北朝鮮から密入国したコリアン2世(帰化済)で遠縁に朝鮮労働党の幹部がいる元統一教会信者って感じか?
で、そんなでそいつが「女子高生が集団レイプで妊娠したとしても堕胎は許さーん!」とか主張してるの。
暴言王(トランプ)、不法移民の子ども(ルビオ)、進化論と気候変動を否定するキチガイ宗教右派(クルーズ)。
こんな3大珍品が揃いも揃って世界で最も影響力の強いアメリカの大統領選に出馬してそこそこ支持されてる。
ほんとアメリカ終わってるな。
自分、正直アベ首相嫌いなんだけどさ、ルビオ、クルーズに比べたら月とスッポンくらいマシだよ。
つまり「なぜトランプ?」ではなくて、「なぜルビオとクルーズ?」と問うべきなんだ。
先週金曜日、12wにして血液検査により稽留流産の診断がおりた。
先月初旬から、胎嚢が育ってない週もあり、宣告されたときは「ああ、やっぱり」と思った。
1ヶ月以上時間与えられたものだから、少し気持ちの整理が出来たからかもしれない。思ったより冷静に宣告を受けれた。
そして今日12/11、日帰りで子宮内除去手術(そうは手術)を受けてきたのでここに可能な限り情報と経過を記す。
手術を受けるその時まで、ずっとネットで同じ手術を受けた方の体験記を読んでだいぶ助かったところもあったので。
夫、私とともに20代後半。出産・中絶経験なしの今回が初めての妊娠。
10月下旬に妊娠検査薬で陽性が出て、病院でエコー検査により妊娠確定。
最終生理開始日を妊娠0日と換算すると、宣告時は12w。ただし生理周期が不定期なため、実際の排卵日(2wと計算される)は予測不可。
11月初旬から胎嚢の大きさは7~9wの間で変化。卵黄嚢は確認できるも胎児・心音ともに確認できず。子宮内で出血のようなものが見られ、2週間ほど止血剤を飲んだ。
2週間ほど前から繋留流産の疑いあり、基礎体温をつけた。36.3~36.6の間で高温期にはなっていない。つわりは継続中。
確定させるために先週月曜日と金曜日で血液検査を実施し、HCGホルモンの数値(安定期にまでは絶対に下がらないもの)を確認。この間ホルモンの値が下がり、診断。
1周間経過観察をして自然流産を待つものの、出血もなくこれ以上待っても母体へ影響がある場合を考え手術を決断した。
自然流産を推奨する医者もいるので、そこはどちらが自分にとって良いか、よく医者と相談するべきだと思う。納得出来ないときはセカンドオピニオンもおすすめする。
私は、自然流産でもかなり痛みは伴うし、いつ始まるかわからない上完全に排出しきらない場合もあり、そうなると結果手術は避けられないというデメリットが大きいと思ったので手術に踏み切った。
この時間から絶食。水とお茶に限ってはごくごく飲まなければ当日6時くらいまでならおk。
18:30頃に、その日来てくれていた実家の母が取ってくれた特上寿司を夫と2人で食べていたので、お腹は満腹。
ただ自由に飲めないという制約のせいか微妙に喉が乾く。ごまかすために歯を磨いたり口を濯いだりする。
手術したその日は入浴もシャワー浴もできないため、念入りに洗った。
手術への半端な知識のせいで、痛みへの恐怖が拭えずほぼ不眠。時折ウトウトする程度。この時間に布団から起き上がる。
夫が朝食を食べている横で、着替えを済ませ準備物の確認。()は個人的に用意して役に立ったもの。
・手術同意書
・サニタリーショーツ
(・袖がない綿入れ)
水筒がなかったので、ペットボトルを用意した。寝ながら飲むことになりそうと言われたので、ストローつきのキャップを事前に購入して装着。100均などで買える。
着いたと同時に、今日1日過ごす部屋に通される。隣は手術室。
セミダブルサイズのベッドで個室。待合室も兼ねているので、夫がくつろぐスペースもありありがたい。暖房がきいてとても暖かく快適だ。
入院着に着替えて診察室へ。
点滴(ラクテック)装着。血管が細すぎる上、つわりのせいで栄養状態が悪く、利き手じゃない方に4回入れて失敗。手の甲に失敗されるのはやっぱり痛いぞ。
以前入院していたときも同じことがあったので、利き腕の関節にある静脈に挿してもらう。針がずれないように腕を固定しないといけないから嫌がられるけれどしょーがない。
利き手が固定されてスマホいじりづらいなーって思っていたら、主治医の先生に呼ばれ内診へ。
経膣エコーで再度子宮内を確認、前回と胎嚢の大きさ変わらず7w程度しかない。卵黄嚢は見えても胎児や心音はやっぱり確認できず。
そのまま前処置開始。
麻酔なしで子宮口にラミセルをつっこむこの処置、とにかく痛い、激痛と評判で、これだけはしょうがないから頑張れと言われたもの。
ラミセルとは時間が経つと膨らんでいく性質のもので、子宮口を開くときに使うものである。同じ役割を果たすものとして海藻が成分のラミナリアがあり、後者のほうが一般的だ。
ラミセルを使い、普段赤ちゃんが出てくることのないよう固く閉じている子宮口をゆっくり開き、手術中に器具が入りやすい状態へ導く。男性は、体の中にある肛門(大便が漏れないよう固く閉じているイメージ)を器具を使って開くと考えるとわかりやすいのではないか。
先生が「今から入れるよー」と言った瞬間、なんとも言えない不快感。
痛い?ような?でもとにかく気持ち悪い。思わず「先生痛いよ~」って言ってしまう。
「◯◯さん不安そうな顔していたけど、この処置が怖かったでしょ~?色々調べていたみたいだからねえ。大丈夫もうすぐおわるよー」「がんばれがんばれー」と先生や看護師さんが話しかけてくれて気が紛れた。これはものすごくありがたかった。
数分と経たずに前処置終了。何本入れたかは敢えて聞かなかった。緊張が一気にほぐれて饒舌になる私。頑張ったねーとほめてくれる先生、いい方である。
待合室で待っていた夫が「一気に顔色良くなったね」と笑う。
ラミセル挿入後は、評判通り生理痛のようだ。私は生理痛がかなり重い方で、これなら普段より軽いくらいだな~と感じた。ずーんと重いけれど、寝転んでいれば耐えられそうな感じ。
病室へ戻りベッドへ寝かされる。鎮痛剤いる?と聞かれたけれど我慢できそうだったので断った。
今日は外来(個人病院で婦人科の他に内科もやっている)が多いので、そちらが少し落ち着いたら手術を始めますと言われた。なんとなくそうだろうなーと思ったので軽く了承。
うーん、我慢できるとは言え痛いなあと思いつつ、寝転がるより体を起こしている方が楽だと気づきそうしていると、途中点滴の様子を見に来た看護師さんにびっくりされた。
寝てていいんだよ!?って言われたけれど、体起こしている方が楽で…って言うと、背中が楽になるように枕をもう1つ持ってきてくれた。親切だな~。
その後は夫と2人でぽつぽつしゃべりつつスマホいじって時間を過ごす。暇な時間が多いと予測されたので、文庫本を持って行ったが正解だった。病室にテレビがなかったし。
待つ時間が結構長い。いつ呼ばれるかわからないので外出も出来ない。付き添う旦那がお腹空くのではないかと気の毒だったので、パンでも持ってくるんだったなーって思った。
午前中の外来が終わったようで、手術室へ呼ばれる。トイレを済ませ下着まで全部脱いで行く。
やぱり麻酔かけるとはいえ緊張してくる。手術台へ上がると、心電図をつけられ、両足を開いて固定したところで主治医の先生がいらした。
「静脈麻酔をかけるけど、前に言ったとおり血管痛があると思います。でもその後は大丈夫だから安心してね」
「はい」
「じゃ、入れます」
点滴に何やら先生が注入した(術後説明でソセゴンとセルシンと判明)
痛くなるよー、と言われたけれど感じられず。ここ数年注射は慣れっこだから鈍感になったのかな?と思ったところで上半身がカッ!と熱くなった。
以前肩こり解消のために処方された薬を飲んだ時のようだ。筋肉が弛緩しているのを感じる。
まったく眠くならない。むしろ意識がはっきりしている。あれ?いつ意識落ちるの?と思いつつも、そのうち落ちることに期待をしていた。
しかし。
「お腹ちょっと冷たいよ」と先生が言って少し経った後、子宮付近?とにかくお腹の中に激痛。さっきの前処置とは比べ物にならない。
と言うも止まってくれない。そうだよな…と冷静に思う自分はいるけれどとにかく痛い。ギリギリ我慢できないほどの疝痛。
「◯◯さんがんばって、ごめんね、もうすぐ終わる、綺麗に取れるよ」
「◯◯さんもうちょっとだよ~」
先生も看護師さんも励ましてくれている中、お腹の中で何か動いて吸い取っているのがわかった。かき回される感じもする。
ようやく終わった。
麻酔、効いてくれなかった…………
病室へストレッチャーで運ばれる。夫の心配そうな顔が見えたけれど何も言う気力がなく、手術が終わった後もお腹はズキンズキンと痛んで泣きそうになりながらベッドへ移される。子宮が収縮しているようだ。
「ちょっと麻酔がうまく効かなかったみたいで、もう少ししたらお腹の痛みも落ち着くと思いますが、耐えられなくなったらナースコール押してください」と夫か私かに説明する声が聞こえた。
大丈夫?と撫でられるが答えるのも嫌で首をふる。手を握って貰ってひたすら丸まって痛みに耐えた。
なんで麻酔効かなかったんだ、なんのための麻酔なんだよ、と悲しさが頭をぐるぐる回る。
しかし、しばらく目を閉じていたら、少しずつお腹の痛みを癒え、起きることができた。
1時間位して看護師さんが見回りに来た時は、喉が乾いているんで持参したお茶飲んでいいですか?と聞いてたくらいには元気に。
枕もなく寝転ぶのがきつくて、枕を使う許可求めたけれど両方ダメ。ぐぐると麻酔後はどっちも落ち着くまでは喉に何かをつまらせたり気管を圧迫する恐れがあるためダメらしい。
おまけに前日夜から絶食してることもあってお腹も空いてきた。帰ったらカツ丼かラーメンかカレー食べたいなと考える。
途中看護師さんがトイレの介助に来てくれたが、殆ど助けもいらずスタスタ歩けた。ふらつきもなし。
そのご先ほどと同じように元気になってから2時間くらいは、夫としゃべりつつ先生の診察を待つことに。
主治医の先生が病室へいらして、診察と手術後の説明に。膣に入れてたガーゼを抜いてくれるとき、申し訳ないとひたすら謝ってくれた。
「私不運でしたねえ」
「我慢してくれたおかげで、子宮内は綺麗に取ることができたよ」と、手術後のエコー写真(いつ撮ってたのかわからないが手術後すぐに撮ったっぽい)とカルテに記載してくれた図をもって詳しく説明してくれた。
「この後出血が続くけれど、正常だから。薬出しておくので1週間後にまた来てください」とのこと。
術前の説明だと4日後だったけれど延びたらしい。やったぜ。
薬の内容は、止血剤(トラネキサム酸・オダノン)と子宮伸縮薬(メテルギン)と抗生物質(セフジトレンピボキシル)。
「しかし、麻酔後にこんなしっかり受け答えできてふらふらしたり嘔吐したりしないのってすごい」と感心された。術後の具合悪さは覚悟していたのだが、まったくない。
まあ、痛みが取れなかったのと考えればプラマイ0かなあと考えることにした。
前回の診察後に総額2万弱だろうと言われていたが、実際は薬と合わせて1万程度だった。
主治医の先生は、初診の頃から雑談を交えて親しげに話してくれる方だった。
色々勉強してくる妊婦さんは好きだからと、質問をしたり、経過観察のときに症例を挙げて詳しく説明してくれたり、いい先生に巡り会えたと感じる。
ただ、今回の手術を説明する用紙にデカデカと"人工中絶手術"と書いてあって閉口した。今回私が受けた手術とやり方が同じということは事前に知っていたとはいえ。
慌てて看護師さんがその文言を消してくれたが、書式2つ用意しておいたほうが神経質な妊婦さんにはいいのではないかなと思ったり。
手術も蓋を開けてみれば、一番怯えていた前処置より子宮内除去のほうがよほど痛くてびっくりした。
麻酔かからず激痛だった方の体験談は読んでいたけれど、かなり稀なパターンと聞いたのでまさか自分に降りかかると思わなかった。
私自身アルコールはかなり弱いし、アルコール弱い人は麻酔にかかりやすいはずなのになあ。
耐えられたけれど、もう二度と経験したくない。
今これを書いている現在、じわじわと子どもを亡くした悲しみが襲ってきている。正直のところ今日までは手術の痛みの恐怖に怯え、悲しむ余裕がなかった。
初期流産の殆どの原因は染色体異常によるもので、母体がどうだったとしても防げないものだとは説明を受けた。
母も双方の祖母も、叔母も流産経験者で、おまけに義母もそうだった。知らないだけで経験してる方は多いのだなと思う。前もって知っていたので、何で私だけ!というショックは少し和らいだような気がする。
妊娠中、コウノドリという産婦人科医の漫画を読んだこともあって、子どもが無事に生まれてきてくれるというのは奇跡だなと身を持って知った。
初めて流産の疑いがあると言われ、怯えて過ごし次の週検査に訪れた時胎嚢が育っていて大喜びして泣いてしまったことがある。
そのとき先生が「産んだ子どもが成長していく過程で、やれあの子より成長が遅い、あの子より成績が悪いと嘆くことがあるだろうけれど、その時無事に育って生まれてきたときの喜びを思い出してみてね」と言ってくれた。
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