「乗車拒否」を含む日記 RSS

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2021-07-30

借金玉氏、はじめて知ってTwitter見てみたけど主張は読めるが同じ話を延々繰り返してて怖い。深夜だからかな?

今まで誹謗中傷をたくさん受けてきたという悲しい前提があって?いまは

「金が出来たから金でしばく方法が出来るようになったぞ」

「金が無いけど捨て身でしばく方法もあって(したくないけど)その手札もチラチラさせっぞこういう方法もあるかんな?(したくないけどなーする奴居るかもってことはお前ら知っとけよー)」

(金でしばく方法をできればしたくないのは金がないほとんどの障碍者が出来ない方法から)


金も地位も手に入れることができた。顧問弁護士も手に入れた」

「俺障碍者


って話をなんかしてらっしゃる

論争論客どっちの何が正しいのかなんかよーわからんけど素人が何かの意見に突っ込むと逆の刀で返されそうなのでここは「見」にまわろう。


彼は発達障害者底辺からネット上の文筆業で成功をおさめたようで、当時から追っかけていた人にとってはかなりシンパシーを感じることができる人物に見える。実際苦労されたんだろうね。経歴は異例で恵まれてるとは思うけど。

でも、今から氏を知ろうとすると弱者(発達障害者)の立場強者(成功者)の立場を同時に振り回しているように見えるのだわな。

弱者であり強者でもある、というのはありえるんだけれど。

そこらへんは個人的シンパシーを感じないというか、嫉妬かなんかか好きになれない。

これは俺の好き嫌いなんだと思うけれど、最近似たような感情を抱いたことを思い出したのね。

大坂なおみさんなんだけど。

過去にもいろいろ主張してきた彼女記者会見ボイコットしてからいろいろ論争が起きていた中で、彼女うつ(英文文意がわからないので病とは確定してないんでしたっけ)と公表したんだよね。たしか

それまでは偉大なプロプレイヤー提言として眺めていたんだけど、この公表で俺の中で借金玉氏と同じように弱者(うつ病)であり強者(偉大なプロプレイヤー)になったんだよね。だから気持ちがスッと引いてしまってたぶん気分的にはアンチよりになったんだろうね。それからまり嫌わないために見ないようにしてる。

立場ある人の勇気ある提言は大いに歓迎すべきでいろいろな立場から賛否両論わき出ればいいと思うけれど、脳に障害なりうつ病なりある人に強い否定はしにくいよね。これが俺の優しさなのかはわからないけど99.9割違うよな。

勝手な印象すぎて申し訳ないけど地位と脳や精神に関する病を見ると「ガードされて有利」な格ゲーキャラ並みの理不尽な「強さ」を感じてしまうのだわな。相手病気で苦しんでるのにまさに理不尽思い込みですわな。

どっちの要素でも支援者はわんさか得られる属性なのにどっちも持ってるなんて虎に翼、最強すぎて嫌っちゃうのです。

(今、車イス乗車拒否うんぬんの人も思い出したけどあれは単純に初見時は高圧的で嫌いだったな)


じゃあ立場ある人は病を公表することも出来ずただ耐えなければならないのか!

っと考えてみると、とても困る。困るといっても俺は差別主義者?なので出来れば耐えてくれって思っててでもそんなの通らないから俺が黙って見てほんのり嫌うわけだ。今回のように。

うーん、せめて議論に持ち出さず、でも属人的ものから切り離せず……できればひとつ議論にはどちらかの属性だけで挑んで欲しい、のかな?俺、馬鹿から簡単なのがいい。激しくやり合える人とは激しくやり合い、やさしく寄り添うべき人には寄り添う単純なのがいい。です。はい。たぶん。俺の馬鹿ゆえの触り方がわからないアンタッチャブルさも嫌いを加速させてると思う。



何を嫌っているかもうちょっと自問してみると、目的達成への近さが気に入らないと思うんだよね。

彼や彼女のゴールは単純化するとおそらくネットリンチ者や記者?なりに勝利?することなんだろうけど、地位のある人の行動は成功やすいし、困難を抱えている人の行動も支援され成功やすい。両者が合わさるととても成功やすい。

俺は成功やすものには妬みから反感を持つので、たとえばオリンピック甲子園なら実力が下のものが上位のものに勝つ下克上応援ちゃう

国会なら野党が反対したりねじれ国会に持ち込んでも結局再可決で与党法案が成立しやすいだろってほんのりさめた目で見ちゃう

そんな俺でも世間にそれなりに折り合いをつけて生きているので、地位や金がある人は病を使って倍率ドンさらに倍って界王拳を使わないでくれって感じ。そんな彼らに噛み付けるみんなは俺には出来ないすごいバランス感覚議論ができる方々だから内容は別として噛み付くことは応援してるって感じ。かしこ

2021-07-28

妻と子どもが熱出してるのにお酒飲む夫とか、シンプルバカだよね

いざというときタクシーぶって言ってるけど、昨今は乗車拒否もありうるからな。

拒否られないという確実なエビデンスもないくせによく飲めるわ。

2021-06-03

anond:20210603143053

JR東日本乗車拒否騒動を覚えているかな。

車椅子ユーザーポリティカル弱者

今まで健常者社会から黙殺されてきた中で、ようやく声を上らげられるようになったんだよ。

健常者は車椅子ユーザーの声を聞く義務がある。

ユーザーが怒っているということは、きっと奥さんフキハラか何かやらかしたんだろう。

2021-05-11

今更ながらJR東日本の車椅子乗車拒否問題について考える

伊是名夏子氏のブログTwitterから話題になったJR東日本車椅子乗車拒否問題。結局なんだかんだ言って有耶無耶になって終わった感があるので今更ながら考えたことを投稿

事の顛末は以下の通り

〜以下伊是名氏のwikipediaページより引用

改正バリアフリー法が施行された2021年4月1日。伊是名は来宮神社観光のため、宿泊施設飲食店は予約した上で、友人・介助者・子供ら5名で電動車椅子で出発。JR事前連絡せずに小田原駅来宮駅下車をJRの係員に伝えた。しか来宮駅無人駅階段しかないため、係員はバリアフリー化されている熱海駅下車を推奨した。伊是名は車椅子で乗車可能タクシーは1ヶ月前からの予約が必須と主張し、バリアフリーにのっとり対応するよう求めたが、利用者数3000人以下の来宮駅同法対象ではないと説明を受ける。伊是名は次に障害者差別解消法根拠合理的配慮を求め、駅員3・4名を集めて電動車椅子を運ぶよう要求。急に人員を確保できないとするJR側と交渉中に、伊是名は新聞社数社に取材要請。駅係員と1時間ほど交渉の末、熱海駅に向かった。小田原駅から連絡を受けていた熱海駅では特別の計らいで、駅長を含む係員4名が一行を急遽出迎え、来宮駅まで同行。階段降下時には、100キログラム超の電動車椅子を4名で手持ち運搬した。熱海駅長の教示で、復路は伊是名が事前連絡をおこない同様の措置がとられた。

引用ここまで〜

○なぜJR事前連絡できないのか

伊是名氏は宿泊施設飲食店を予約している。なのになぜ移動手段についての事前連絡ができなかったのか。

伊是名氏の主張するとおり障害者にも自由に移動する権利は認められるべきである。ただ、バリアフリー対応タクシーという代替手段もあるわけで、伊是名氏は利用の1ヶ月以上前から予約が必要であるためこれを利用できないと自身から主張している。結局のところ、自身不手際からくる旅行の行程の綻びをJR側に押し付けているだけにすぎない。問題提起のためにあえて準備をせずJRを利用しようとしたのであれば尚更たちが悪い。

交通事業者に駅バリアフリー化を求めるという気持ちもわかるがJR側が説明したように来宮駅バリアフリー法の対象であるJRは法に従って業務を行っているため責任所在はここにはない。バリアフリーについて訴えかけるなら立法機関に対して行うべきだろう。

そもそも合理的配慮とは何か

伊是名氏が主張した合理的配慮について。そもそも合理的配慮とは何か、内閣府作成ガイドブックより引用する。

〜以下引用

合理的配慮は、障害のある人から社会の中にあるバリアを取り除くために何らかの対応必要としているとの意志が伝えられたときに、負担が重すぎない範囲対応すること(事業者においては、対応に努めること)が求められるものです。重すぎる負担があるときでも、障害のある人に、なぜ負担が重すぎるのか理由説明し、別のやり方を提案することも含め、話し合い、理解を得るように努めることが大切です。

引用ここまで〜

合理的配慮というものは、義務ではないが、可能な限り対応しようという努力目標ということである

今回の対応について、社民党が出した声明文に対しJ-CASTニュース取材JR東日本横浜支社は次のようにコメントしている

〜以下引用

当社では、お客さまのご要望を承りつつ、代替手段であるタクシーの手配や、可能範囲での駅係員の手配による来宮駅での介助対応を行っており、『合理的配慮提供』を行ったものと考えております

引用ここまで〜

事業者側がどれだけ合理的配慮を行ったと主張しても、受け取る側が合理的配慮と感じていなければそれは合理的配慮ではないという考え方もできる。

この点は両者の言い分が理解できることであり今回の問題で一番難しいポイントだと思う。

特別の計らいを当たり前にしようとするのは逆効果

今回熱海駅から係員4人が駆けつけて、100kgを超える電動車いすを運んだことは、合理的配慮の枠を超えた特別な計らいであったとされる。合理的配慮の枠を超えるということは、つまり負担がかなり重かったということである

このような特別な計らいを目撃した身体障害者が同じ対応を主張し、これを認められなかった際に「伊是名氏は対応してもらえるのに私は対応してもらえないのは差別ではないか」という考えを持つことは容易に想像できる。かなり重い負担をかけて対応した上に、一度対応した手前これが当たり前になってしまうというのは事業者にとってはかなりしんどい特別な計らいを当たり前にしようとする運動は、かえって他の身体障害者に対する合理的配慮の幅を狭めてしま可能性がある。

バリアフリー化は健常者差別

そもそもバリアフリー化を求めるのは良いが財源はどこにあるのか。国からの補助もあるだろうが、交通事業者の出費も馬鹿にならない。

交通事業者の出費は主に運賃収入によって賄われる。バリアフリー設備は健常者(高齢者等を除く)にとっては必要のない設備である必要のない設備を設置するために、運賃が上がるというのは健常者差別ではないだろうか。

基本的身体障害者は、介助者1人を含めて運賃が半額となるケースが多い。受益者負担原則に則るならば、ある程度運賃を上げてこれをバリアフリー化の財源とすればよいのではないかと考える。

○主張ばかりでは賛同は得られない

他の障害者から伊是名氏に対して否定的意見が多く寄せられたという記事を見たが、主張ばかりする存在丁重に扱わないと何を言われるかわからない存在になってしまうと受けられる合理的配慮の幅も更に狭まってしまう。

伊是名氏の言動には一方的な主張と問題提起を混同している節が見られ、この考えを改めない限りは社会から総スカンを喰らい続けることになるだろう。

2021-04-29

伊是名さんのJR乗車拒否(?)問題に思いをはせる

最初炎上したときなんだかなぁとは思っていた話題なのですが。

社民党から出されたこちらの声明(https://note.com/sdp_japan/n/n5ae62868e4f2)が話題になっているのを本日見て、ふとそのとき気持ちを思い出して考えていたらなんとなくネットにのせてみたい話を思いついた気がしたので書いている次第です。


結論から言うと、僕は伊是名さんや社民党意見には全く賛同できません。

理由は単純で、この件に関してはJRに非がないと考えるからです。


僕は健常者です。

なので、障碍のある方々の立場生活というものはいくら想像してもやはり理解することは難しいのだろうとは思います。だとしても重ねて言いますが伊是名さんや社民党意見には全く賛同できません。


こういった形の炎上の大半は起こった『不利益不条理』の中に潜む相手方の悪意を前提に話が進み、どんどんと話がよく分からない方向へ展開していくように思います

この件では伊是名さんが『目的の駅へ行くのに大変な苦労をせねばならなかった』という『不条理不利益』に対し、伊是名さん側はJRの『怠惰』という悪意を前提として話しているように感じます。伊是名さんはかなりの重量がある電動車いすに乗らなければ生活ができないそうです。ことの発端となったのは旅行の際の目的駅が無人駅階段しかなく、事前連絡がないと人員の配置は難しく電動車いすを運ぶ対応ができないため隣駅での降車をお願いされたことです。この出来事を伊是名さんは『JR車いす乗車拒否されました(http://blog.livedoor.jp/natirou/archives/52316146.html)』とブログに書き、車椅子ユーザーへの無理解が原因で問題が起こったとの立場JR批判しています。このブログに書いてあることからJRは怠けていると伊是名さんが言っている』と引き出すことは暴論ではないでしょう。

このブログものの見事に炎上します。批判側は、タクシーの予約は1か月かかること、目的駅に階段しかないことなどを把握している(※上記ブログ参照)のに事前連絡を怠ったことに同じく伊是名さんの『怠惰』という悪意を見出し批判します。 

そして、ここからマスコミへの連絡を用意してるとかそもそも炎上目的なのでは?』という伊是名さん側の純粋な悪意を想像したり、『結局運んでもらった(※上記ブログ参照)のにありがとう一言もないというのはなにごとか』という何よりもまずお気持ち問題論がたくさん出てきたりして、どんどんと伊是名さんの人格攻撃方面へと進んでいってしまい色んな方向に矢だの鎗だのが飛び始めます


そしてこれが他の障碍者の方に刺さって『出かける度にありがとうと言う、つまり毎度誰かの手を借りなければ生きられないうしろめたさはやっぱり理解されない』という悲痛な叫びになったり、逆に『幼いころ横柄な障碍者の方にさんざんな目にあわされたのに、障碍者相手ということで親や教師はなにもしてくれなかった』という健常者の方の怨嗟の声になったりしています

話を戻したいのですが、問題は単純に『車いすユーザーの方が、車いすであるがために目的駅に行くのに大変な苦労をした』ということです。

すべての人が、どんな人であろうと望む場所バリアなく行けることが望ましいということに反対するような人はほとんどいないでしょう。逆張りして反対を表明する人がいたとしても寒すぎて誰にも相手にされない程度に圧倒的に。


ここまで攻撃的な話題になってしまったのは、最初に言った通りどちら側も相手に『悪意』を見出そうとしてしまっているからだと思います

わかりやすく言えばどちらも『お前が悪い』と言ってしまっているからです。そして、もともとの問題そっちのけで自分の側から見て悪く見えるところをあげつらって攻撃が止まらなくなってしまうという話なのだと思います


無人駅人員を配置してなかったJRが悪いのか? 事前連絡をしなかった伊是名さんが悪いのか?

どちらも全く『悪く』ないと僕は思っています



話が少しそれるようなのですが、歳を重ねてから僕は『しょうがない』という言葉が大好きになりました。

不貞腐れたり、できっこないと可能性を否定するために使われることもありますが、僕は現状をしっかりと見据えるための言葉として好んで使います


今できないことは『しょうがない』。ではできるようにするためにはどうすればいいか?と、今を理解して次の一歩を考える言葉として考えています


先ほども書いた通り、社会バリアフリーは推し進めていくべきです。ですが、現状そうなっていないのはしょうがないのです。JRバリアフリー化に対し少なくとも悪意を持って遅らせてはいないでしょう。

そして、企業として余分な人員を余らせておけないのもまたしょうがないのです。

こういう話になると近頃では『健常者の無意識差別だ』という論調が出てきますよね。だからこそ、冒頭のなんだかなぁという気持ちだったわけなんですが。

長くなったんですが実はここからネットに書いてみたいと思った思考実験でして。

無人駅バリアフリー化されていないのがJR怠惰拡大解釈すると健常者の無意識差別だというのであれば、女性子供でも簡単に持ち運べるような車椅子が開発されていないのは車いすメーカー怠惰、同じく拡大解釈すると健常者の無意識差別という話も成り立つのではないか

ということです。

どういうことかというと『駅がバリアフリーだったら車いすでも行けたのに→差別』という図式が成り立つのであれば、『車いす簡単に運べれば車いすでもいけたのに→差別』という図式も成り立つのではないだろうかという、バカみたいな話です。でも、正直バリアフリー化を進めるのに必要時間お金と、軽量な車いすを開発するのに必要なそれって同じくらいなんじゃないでしょうか。


自分で書いててもバカバカしくなってきてしまいましたが。でも、正直『今現在バリアフリー化されてない駅がある』という事実を『健常者の無意識差別』に結び付けるのは、同じくらい馬鹿馬鹿しいと思ってます

何度でも書きますが、社会バリアフリーは推し進めていくべきです。ですが、現状そうなっていないのはしょうがないのです。誰かがズルをしたり、怠けたり、悪いことをしたりしているのではないのです。


違う属性相手に『無意識の悪意』を見出し攻撃する活動は、もう限界にきていると思っています

願わくば対話相互理解相互理解のまま受け入れる寛容さによって融和が実現する社会にならんことを


酒がうまい

おやすみなさい

2021-04-27

ブクマで上がってるけど読む気が起きない記事

https://note.com/sdp_japan/n/n5ae62868e4f2

障がい者の移動の権利を守るために−伊是名夏子常任幹事JR乗車拒否問題についての見解−|社民党note

とかそうだけど、やっぱよろんかせろんは知っときたいわけで、ざっとブコメは読むようにはしたい。

人気コメントってのが結構偏ってることが多いから。

賛否両論あるような記事はだいたい読む価値がある。

罵詈雑言並んでるようなやつは記事がクソか、ブコメしてるやつらがクソで、前者は読む必要ないし、後者普通のこと書いてあるだけだったりするから優先度は下がる。


似たようなもっとからあるやつで、記事自体が途中から有料的なのになるやつ。

大体みんな読まずに意見してる。

自分はよっぽどの時しかブコメできないから、ほんとみんな暇で羨ましい

2021-04-22

悲報車椅子乗車拒否(注してない)騒動意味のないパフォーマンスだった

・事前連絡無しで対応しろ!→熱海駅から駅員かき集めて事前連絡無しで対応

・もっとバリアフリーにしろ!→法律に基づいて実施してる

・いちいち気を使わせるな!→駅員は仕事だから言わなくてもやる

こう羅列してみるとあの人何がしたかったんですかね

全部要求通りできるようになってるじゃん

2021-04-20

伊是名夏子氏を擁護する人が誤解している点

批判されているのは「障害者」でなく「伊是名夏子氏」である

初期から現在に至るまで、批判されている対象はほぼ伊是名夏子氏およびその行動である。「障害者全般」に対して敵意を持っているとおぼしき言動は少ない。そりゃあゼロではないし、あれば目立つので、印象には残るかもしれないが数としては少ない。健常者からの舌打ちなどを受けてきた個人経験と、今回の伊是名夏子氏への批判とを重ね合わせて車イス障害者批判されている、という合成が行われてしまっているのかもしれない。しか事実として、最初の伊是名夏子氏の「乗車拒否記事」が出た当初に車イス使用者全体を攻撃していた人は皆無と言えるだろう。繰り返すが、そういう人がゼロとは言わない。「障害者」の中に「伊是名夏子氏」のような人が居るようなものだ。ただ今回の件で「障害者」が批判されているというのは事実認識として妥当ではない。

伊是名夏子氏個人批判されているからこそ彼女ブログからディズニーの件やカレーの件、「姫」の件などが掘り起こされ、取り沙汰されている。障害者全般批判されているのであれば、別の類似事件などと結びつけようとする動きがもっと大きいはずだし、「これだから障害者は」といった口調がもっと支配的になるはずだ。「生活保護」「喫煙者」「高齢者」などの属性に対しては実際そのような発言が多いが、今のところ「障害者」に対してはそうなっていない。

タイトルに「乗車拒否」という強い言葉を使っているが実際には乗車はできているため適当ではない。文中ではタクシーによる現実的な迂回を提案されても予約云々と事実でない反論でもって相手にせずゴネにゴネて、結局JRは駅員を4人送り込んでまで特別対応をした様子が書かれている。またその理由が、新型コロナウイルスによる自粛要請されているなかで行われた「旅行」というのも眉をひそめられる要因であるだろう。

考えてみてほしいのだが、批判される対象は「障害者」より「伊是名夏子氏」であるほうが他の障害者にとっても助かる話ではないだろうか。「あの人と一緒にされたくない」という障害者の声も目につく。ダメものはどう取り繕ってもダメなのだから、そのダメを「障害者」全体にわざわざ広げる行いは誰のためにもならないだろう。

伊是名夏子氏の騒動がなくともバリアフリー化は進んでいた

https://reiwa-kawaraban.com/society/20210414/

実際にJRなどへ取材をした人が居て、すでに事実確認がされている。なぜ来宮駅での工事が困難なのかも説明されているが、それも伊是名夏子氏が騒いだからといって解決に向けて一気に進むようなものでもない。自民党議員が2年掛けて別の近隣無人駅である網代駅でのエレベーター設置を実現しているのと比べると、どうしてもやり方が幼稚という印象を拭えない。

それでも声を上げることは重要だという指摘もあるだろう。しかし、こと来宮駅について言えば声はすでに届いている(自民党議員によって)。騒げば騒ぐほど優先順位が上がるというのはあるかもしれないが、現場の状況を無視して一方的発破をかける上司などが嫌われるのは、実際に手を動かす人間であれば誰もが同意するだろう。他人への敬意がかけらもなく、ただ自分の都合で喚いているのが透けて見えるからだ。本当にそれを実現したいのであれば、何が原因で進まないのかを把握した上で、その原因を取り除くべく行動すべきだろう。くだんの自民党議員はそうしている。伊是名夏子氏は騒いでいるだけだ。

往時のステップバス云々という話についても、あれは車イス利用者無視されていたからこそ声を上げる意味があった。駅のバリアフリー化では無視されていない。地域によるかもしれないが、多くの人は自身が利用する駅の工事に遭遇した記憶があるだろうし、エレベーターが新設されたのを見たこともあるだろう。駅に限らず、建物の中であるとか、様々な場所でそのような努力を見てきていると思う。バリアフリーはただの掛け声ではなく、実際の工事を伴って進んでいる。それでも遅いというのであれば、やるべきことはただ騒ぐことではないだろう。理由というか事情というか、なぜ急いでほしいのか、急ぐべきなのかを説明しなければ伝わらない。ただ騒ぐというのは相手や周囲に問題認識させるためであり、問題認識されて対応が進められているところでさらに騒ぐだけの人間は、上に書いたようにただ疎まれるだけだし、場合によっては進行の妨げにすらなりうる。

ついでに言うなら、ここでいう「バリアフリー」は主に車イス利用者だけを想定したものだ。視覚障害者聴覚障害者考慮されているようには見えない。実際、社民党公式に上げた動画では、聴覚障害者配慮するための字幕などがないままバリアフリーについて激論が交わされていたらしい。このような自己矛盾もまた不信を生む要因であるだろう。

まとめ

今回の騒動によって、数多くの無関係な「障害者」が責められることのないよう願っている。

2021-04-17

JR乗車拒否問題、「スロープがあっても階段を使いたい」は正義

まだまだ話題が続く伊是名夏子さんの「JR乗車拒否問題

色々考えていて、やっぱりこの件は

階段スロープが併設されているところで「階段を登りたいから手を貸せ」と言った

という案件だと思うのです。

若干今更感はありますが、思うところを書きました。

1.今回の件は「普通日常生活で遭遇した不便」ではない

私もバリアフリーのものに反対しているわけではありません。

例えばスーパーの出入り口から段差をなくすとか、日々の生活に密着した施策はどんどん推進していった方がいいと思います

ただ、「一応お客さんの出入りもできるようになっている」程度の裏口にまでそれを要求するのは正当なのか?とは思ってしまうわけです。

翻って今回の件ですが、SNSメディア等で色々議論はあるものの、個人的に腑に落ちないのは「なぜ熱海駅ではだめだったのか」ということです。

駅員に「熱海駅まででもいいですか?」と聞かれて断ったということは分かっていますが、その前段階、旅行計画を立てている時に、伊是名さんは「熱海駅ではなく来宮駅を選んだ」はずなのです。

旅行計画する時、特に目的地がある場合は、普通そこのホームページを見たり周辺の観光案内を調べたりしますよね。

目的地までのルートを調べない人はいないと思います

伊是名さんも当然調べたと思います

調べるのはとても簡単で、来宮神社ホームページにもありますし、来宮神社を紹介する観光サイト個人ブログを見てもいいと思います

そしてそのほとんどに来宮駅熱海駅からアクセスが書いてあるので、調べていて熱海駅からルートに触れなかったとは考えられないのです。

まり伊是名さんは「熱海駅ではなく来宮駅を選んだ」ということです。

もし熱海駅からルートを知らなかったのであれば、来宮神社から来宮駅だと思ったということなんでしょうか。

それは幕張メッセに行くのに調べないで幕張駅を使うような愚行なので、初めて行く場所でそんなことはしないと思います

(初めだったのかは分かりませんが、そうでなかったら余計問題なのでおいておきます。)

来宮神社まで、来宮駅からは400m、熱海駅からは1.6kmです。

ではなぜ、伊是名さんは熱海駅ではなく来宮駅を選んだのでしょうか。

単純に近いから。

かにそれはメリットです。

ただ、伊是名さんにとっては単純な距離よりも重要な要素がありますよね。

そう、電動車椅子での移動のしやすさです。

この点で来宮駅熱海駅の差は調べるまでもありません。

熱海駅は市の名前が付いているくらいですから利用客も多く、バリアフリー設備も充実しています

駅の利用は問題ないでしょうし、車椅子でも利用可能バスタクシーの手配もしやすいはずです。

一方で来宮駅は、少なくとも伊是名さんにとっては「調べても分からなかった」レベルです。

普通に考えて、この時点で熱海駅を選びませんか?

そして、熱海駅から来宮神社に行くことを考えたら、熱海駅から交通手段を調べますよね?

そうすれば今回のトラブルは起こらなかったんです。

(万一熱海駅が大きな駅だと知らなかったとしても、来宮駅を調べて熱海駅を調べないのは理屈に合いません。)

そのため、今回の件は「避けられたトラブル」と言うよりも、「ドラブルの起こりそうな方を選んだ」という印象が拭えないわけです。

意図的トラブルを起こすのは、誰がやっても問題行動です。

2.健常者でも熱海駅からの方が便利なのでは?

ところで、来宮駅来宮神社は徒歩5分程度と言われていますが、実は難所があります

来宮駅の駅舎は線路南側にあり、来宮神社北側にあるんですね。

そのため最短ルートを通るには来宮暗渠という短いトンネルを通るのですが、そこの歩道が細く、ガードレールもあるため車椅子では通れないのではないかというほど狭いのです。

伊是名さんはブログ特に触れていませんでしたが、果たして歩道を通れたのでしょうか、それとも車に待ってもらって車道を通ったのでしょうか…。

最短ルートを通らない場合は、1.5kmほどアップダウンが激しく歩道が狭い道を歩くことになります

時速2kmで45分かかるわけですから結構負担になるはずです。

伊是名さんは旅行先の条件として「移動距離が少ない」をあげていましたが、これは少ない範囲なのでしょうか。

来宮駅来宮神社間のルートは知っていれば迷う道理がないのですが、トンネルにある小さい看板を見逃して通り過ぎてしまうと熱海駅に行ってしまます(途中でおかしいと気付くかもしれませんが)。

一方、熱海駅からだとバスタクシー神社の目の前まで連れて行ってくれます

数百円でも節約したいとか、迷うのも旅の醍醐味だという人であればともかく、そうでなければ健常者でも熱海駅から行った方が間違いがありません。

安全ルートがあるのなら、そっちの方がよくないですか?

健常者であればスマホ地図を見ながら行けばいい、というのもあるんですが、車椅子利用者は「道はあるけど通れない」という事態に出くわした経験が少なからずあると思うんですよね。

電車なら駅員に相談すればいいですが、旅先の道路でそうなった場合リスク考慮するものではないのかなと思います

障がい者が気にせず外出できるのが理想だ」というのはその通りですが、現実リスク無視するのは違うと思うのです。

また真偽不明ですが、伊是名さんは来宮駅で降りた後、西にある熱海梅園に行ってから来宮神社に行ったと説明している人を見ました。

こちらの説であれば来宮暗渠を通っていないのは理解できるんですが、するとなおのこと、熱海駅から行かなかったのが不思議なんですよね。

来宮駅から熱海梅園は約600m。

しか来宮神社までの迂回ルートと同じ悪路です。

対して熱海駅からバスタクシーを使うと、熱海梅園の目の前まで連れて行ってくれます

車椅子での移動を減らしたいのであればバスタクシーを使うのが合理的です。

そもそも、最短ルートで直接来宮神社に行かないのであれば最寄り駅というメリットがなくなるため、来宮駅で降りる必要がないんですよね。

そこまでして熱海梅園まで歩きたかったのでしょうか?

3.「何を言ったのか」と「誰が言ったのか」の問題

紛糾しているのは、結局これだと思います

伊是名さんの言いたいことは「バリアフリーもっと浸透させてほしい」で、それ自体は正当だと思います

ただ、どう考えてもやり方はまずかった。

旅の計画段階で「合理的」な判断をしていれば起こらなかった問題なんですから、そこをフックにしてしまうと主張そのもの疑問視されてしまます

から、今起こっている事は「誰が言おうが正しいことは正しいのだ」と「言ってることは正しいがお前が言うな」の戦いなんですよね。

熱海市市議会では駅のエレベーター設置の議論が何年も続いており、その結果4つある無人駅のうち2つにエレベーターが設置されたそうですが、今回の論争、本当に必要でしたか

4.まとめ

要するに、熱海駅からバスを使えば来宮神社前ないし熱海梅園前まで行けるという「スロープ」があり、それは見えていたんです。

しかバリアフリー対応状況が分からない来宮駅という「階段」を伊是名さんは望んだ。

それがバリアフリー推進のためにあえてやったことなら、私は「言ってることは正しいがお前が言うな」と言います

もし素で準備不足の旅行だったのなら、社会常識を身に付けて下さいと言います

社会課題を世に問う目的であれは問題行動も有りだという考え方の先にあるのは、アメリカのBLM運動で起こった商店打ちこわしと略奪ですよ。

さすがにそんなものを認めるわけにはいきません。

スロープを作るために階段が狭くなるとか、遠回りになるとか、サービス料金が高くなるとか、そういったことは我慢しますよ。

からスロープがある時はスロープを使ってほしいな、と思うわけです。

2021-04-16

伊是名夏子さんの件でもやもやしている

もやもやしている

私は本当にもやもやしている。発端は例の伊是名夏子さんのこの投稿

http://blog.livedoor.jp/natirou/archives/52316146.html

バリアフリーは推進されるべきだ。その方向性異論はない。そしてバリアフリーを訴える目的はよいと思うし、その目的批判している人はほとんどいない。

でもこの記事最初に読んだ時、「これは炎上するな」と思った。

そして案の定炎上した。

私のこと

片目の視覚障碍

私は、きちんとした教育を受けそれなりの大学を出て、結婚もして家族もあるし、収入はそこそこあり持ち家にも住んでいる。

いわゆる「強者男性」に分類されるのだろうと思う。

私は自分社会的弱者というつもりは全くない。

ただ片目があまり見えない。病気というか、発達障碍というか、弱視という視覚障碍がある。ちなみに弱視というのは、眼鏡などで矯正しても視力がでないことをいう。

だが片目だけの視覚障碍なので、私は身体障碍者ではない。健常者だ。もっとも正常な方の目も、近視、乱視はいって矯正しないと0.5ぐらいなので、そんなに見えるわけではないけれど、視力矯正できるかできないか全然違う。

普段生活には全く支障はない。

もっとも、もしかすると両目がきちんと見える人よりも、遠近感の把握ができなかったり、視野が狭いのかもしれないが、両目見えていた経験がないので、違うのかは全くわからない。

視覚障碍があってよかったこ

不自由はないといいつつも、ほんの少し、両目が見えたらいいのにと思うことがある。例えばVRゴーグルをかけてみた時などにそう思うことがある。でもそれは総じて大したことではない。

逆に見えなくてよかったと思うこともほとんどないのだけど、ひとつだけ、心からよかったと思うことがある。

私は、健常者の目と、視覚障碍者の目と、2種類の目を持っている。社会を、健常者の目と、視覚障碍者の目と、2種類の目で見ることができる。それは本当によかったと思う。

視覚障碍の目で街を歩く

私は、時々、自分の健常者の目をつぶり、視覚障碍の目だけで街を歩くことがある。特に、今回は、もやもやし続けているので、いろんな場所で何度もそうしている。

通しでやったことはまだないが、眼帯などで健常者の目を隠し、視覚障碍の目だけで自宅から会社まで通勤するのは可能と思う。

記憶と音や他の感覚で補いながら歩く

なぜ可能と思うかというと、私は、自宅のドアを開けたところから会社入り口まで、健常者の目で何度も通勤しているので、途中の、道路通路の硬さ、すべりやすさ、段差、②曲がるときの角度、直線で歩くべき距離、③階段のおおよその段数やエスカレーターなどの位置、こういうものを覚えている。

見えないものは、記憶で補いながら歩く。ゆっくり歩けば、弱視の目でも歩くことができる。

そして音は重要だ。自動車が近づいてくる。こういうものは音で判断する。

自転車は、音が小さいから、怖い。電気自動車も、音が小さいから、怖い。

大変なのは情報を得ること

電車時間も、発着ホームも、だいたい覚えているので、目的電車に乗ることはできる。ただし、遅延などが発生し、行き先が違う電車普段とは違う時間にやってきたりすると、困る。

そういう時は駅員さんしか頼りにできなくなるだろう。

本当の視覚障碍者の人は、情報を得るのにとても困るだろうなと思っている。ホームに駅員さんがいれば聞くことができるのだろうけど、いつもいるわけではない。視覚障害者はそうたやすホームを歩けないので、同じホームに駅員さんがいても、距離が離れていたら聞くのは難しくなる。

少なくとも私は、視覚障碍者の目で歩くとき普段と違う状況になると状況を把握できず、いらいらする

声をかけて

私が、視覚障碍者の目で歩くときは、記憶と、耳と、手と、足の裏の感覚と、それ以外の感覚も総動員しながら、歩く。

から情報が少ないのを、全身の他の感覚で補おうとする。

集中しているので、いきなり肩や腕をつかまれたりすると、とてもびっくりするだろうと思う。怖いと思うかもしれない。

もし皆さんが視覚障碍者に何か情報を伝えたい、手助けしようと思ったら、白杖身体をいきなり触るのではなく、まずは声をかけてほしい。もし声をかけて手助けを断られたり、声をかけるのを躊躇するなら、見守ってほしい。

ホームの端が見えにくい

私の弱視は、光線の具合で、見えたり見えなかったりすることがある。

広い平坦な場所で、突起に気づかずつまづくぐらいなら笑い話かもしれないが、ホームの端がみえにくくて転落することがあれば、それは生命問題に直結する。((ホーム線路の彩色、彩度が似ていると、ホームの端がわかりにくい。))

その対策だが、蛍光色で10cmぐらいの幅のラインを描くことで、ホームの端の視認性はかなり上がる。これをCPラインというらしい。

一部、導入されつつあるが、まだまだ普及がすすんでいない。

https://ameblo.jp/milkyht2/entry-12244392124.html

ホームドアがあれば死なずにすんだ命も多い

CPラインよりももっと効果的な方策がある。ホームドアだ。

ホームドアは、視覚障碍者のためだけではなく、酔っ払いなど一般の人の転落事故も防止する。ホームドアがあれば死なずにすんだ命は多い。できる限りペースを速めて、設置してほしいと思う。

ネックは、ご存じの通り、多額の費用がかかることだ。

でも、生命にかかわることだから優先順位は一番高くていいのではないかと思う。

日本視覚障害団体連合ホームドアの設置を求め続けている。2020年7月の阿佐ヶ谷駅での視覚障碍者の転落死亡事故をうけて、同年9月にも国土交通大臣要望書を提出している。こういう働きかけは大切だ。政治企業への働きかけは、絶え間なく行わないといけない。

働きかけを行うべき先は、政治企業しかるべき権限もつ者=責任者であるべきだろう。「なんでホームドアがないんだ!」と現場で駅員さんに怒鳴っても、何も改善しない。

http://nichimou.org/notice/200923-jimu/

ホーム上の点字ブロック

歩道施設などの通路ホーム上にある点字ブロック日本発祥のものだ。これはよい発明だと思う。かなり普及しているのも評価したい。

また、2016年に近鉄大阪線河内国分駅ホームから視覚障害者が転落死した事件をうけ、対策として「内方線付き点状ブロック」設置を推進していたが、これはかなり進んだと思う。評価したい。

https://www.sankei.com/affairs/news/161017/afr1610170045-n1.html

でも、「なんでこうなった?」というような謎な点字ブロックも多々ある。そんな役に立たない点字ブロックや、かえって危険を作っている点字ブロックがある。

ホームなどの点字ブロックの配置についてはガイドラインがあるが、まだそれが守られていないことがある。2019年の京成立石駅視覚障碍者が転落死した事件は、規格外ブロック問題と指摘された。

https://s.mxtv.jp/mxnews/kiji.php?date=14s53i742ax788in6

ガイドラインに沿っていても、転落事故(死)が起こることがある。視覚障碍者は、目から情報が少ないため、点字ブロック認識しつつも、現在地と歩く方向を間違い転落することがある。

点字ブロックはとても有効設備だが、点字ブロックだけでは転落事故はなくせない。

https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/437710.html

次に、弱視から視点追記したい。

点字ブロックは、黄色のものが多い。(私も健常者の目で見た時はそう思うが)黄色ブロックは、色がガシャガシャして、うるさく感じないだろうか?

そこで、街並みをおしゃれにするため、点字ブロック歩道の色と合わせて設置することがある。最近増えた感じがする。

でも弱視者には、これがわかりづらい。

視覚障碍者全盲の人ばかりではないという認知もっと広まってほしい。

視覚障碍者は見えないのだから点字ブロックは何色でもいいのでは?」と思わないでほしい。

少ない視力を使って点字ブロックの上を歩きながら、足の裏の感覚などで点字ブロックの助けを得て歩く視覚障碍者もいる。

私には、色がガシャガシャしていても、黄色の方がありがたい。

白杖について

視覚障碍者は、道路交通法によって、白杖を持つこと、または盲導犬をつれることが義務づけられている。(第14条第1項)

また、視覚障碍者でなければ、白杖を持つこと、または盲導犬をつれることを禁止されている。(第14条第2項)

さきほども書いたが、視覚障碍者全盲の人だけではない。ロービジョンといわれるのだが、若干の視力はあるのだが日常生活に支障がある人がいる。白杖の使い方は、人それぞれだ。

ところで、視覚障碍者白杖を持つ理由は次の3つとされている。

https://nippokai.jp/wp/formembers/canes/

  1. 視覚障害を持つことを周囲に知らせる
  2. 触覚を通じて路面の情報収集する
  3. 路面上にある障害物を検知する

障害物もなく、路面が確かな場合ロービジョン視覚障碍者は、白杖を「視覚障害を持つことを周囲に知らせる」だけに使うことがある。つまり周囲の人に自分存在を知らせるために、白杖を動かさず抱えることがある。

それを白杖を使っていないと思わないでほしい。白杖で地面を叩いていないからといって、「こいつは視覚障害ではないのでは?」なんて思わないでほしい。

白杖を持つ人が近づいてきたら

点字ブロックの上や近くで立っていたり、荷物を置いていたりしていないだろうか?

いわゆる歩きスマホはしていないだろうか?

視覚障碍者は、器用にぶつからないようにしたり、避けたりするのが苦手だ。

視覚障碍者安全に歩くためには、健常者の人の協力が必要だ。

もやもやしているのはなぜか

伊是名夏子さんの投稿とその後の議論、動きなどみて、私がもやもやした理由は主に次の3つになる。

バリアフリーとは?

私が、ここに書いた話題は、全部が「視覚障碍者にとってのバリアフリー問題だ。

伊是名夏子さんの投稿は、さまざまな議論を呼んだが、その議論は、エレベーターとかスロープとか、「車いす利用者にとってのバリアフリー」だけしか議論されていないでは?と感じた。

かに伊是名夏子さんは自分自身の障碍のため、「車いす利用者にとってのバリアフリー」を問題にしている。それは当然だと思う。

でも、「バリアフリー」を必要としている人は、車いす利用者だけではない。視覚障碍者も、聴覚障碍者も、妊婦精神障碍者なども、「バリアフリー」を必要としている。

それぞれの障碍やハンディキャップが違えば、「バリアフリー」として求めるものは違う。でもそこまで広く捉えた「バリアフリー議論ほとんどなかった。

いつでもどこにでも自由に行ける自由はとても大切なことだと思うけど、毎日、命の危険を感じながら鉄道を使う人のことも思い出してほしい。

からもやもやした。

伊是名夏子さんの手法をもてはやすことは何を呼ぶか?

案の定、伊是名夏子さんの投稿炎上した。あの投稿批判的に見る人は、来宮駅を巡るトラブル作為性を問題にしている。作為性とは、バリアフリーを訴えるために、わざとトラブルを起こしたのではという見方だ。ご本人は否定している。しかし私も実は、作為性はあっただろうと思っている。

現場でのトラブルを、乗車拒否などの強い言葉を使った非難を行い、耳目を集める手法というのは、そのトラブル作為性を巡って反感を買いやすい。

伊是名夏子さんご本人が、それが戦いだとお考えになることは、批判できない。こうしなければ、耳目を集められないという気持ち理解できる。

しかし、何かバリアフリー課題改善したいと考えた時、この手法が一番効果的となってしまえば、他の障碍者も(少々作為性があろうと)トラブルを起こし、それを声高に訴えないといけなくなってしまうのではないか? 私は、そういう状況が本当のバリアフリー社会とは思えない。

そして、あの手法に反感をもつ人と、支援する人との分断は、更に広がったように思う。

分断されたバリアフリー社会とか、笑えないブラックジョークだ。

からもやもやが続いている。

個人攻撃している人にも協力を願う矛盾(心の中のバリアフリー

伊是名夏子さんの投稿に対しては、私も批判的だし、批判する人の気持ちはわかる。

一方、こういったネット炎上が生じると、その人の過去の行動を洗い出し、それらも併せて執拗非難するような行動がよく見られる。晒しと呼ばれる行為だと思う。

かに、伊是名夏子さんの過去の行動で、「それはよくないな」と思う事例はいくつか見つかった。

しかし、既に法的には時効を迎えたと思われる古い過去を、声高に非難する合理性はないように思う。

話は変わるが、視覚障碍者投稿を読むと、白杖を持って歩いている時に誰かとぶつかった後、その人から心無い言葉を浴びせられたという投稿がいくつも見つかる。

他の障碍者ハンディキャップを持つ人も、そういう経験をしているのだろうと思う。

そんな心無い言葉を浴びせる人は、たぶんその人の心の中に、障碍者への「偏見」というバリア障壁)を持っていると思う。

心の中のバリア障壁)は、目に見えるものではないので、取り除く=バリアフリーを作るのはとても難しいと思う。

インフラは整っているが、人の心の中はバリア障壁)だらけのバリアフリー社会って、何かのアイロニーだろうか?

今回、伊是名夏子さんの過去の行動を非難した人の心の中に、障碍者に対するバリア障壁)ができないことを願う。そして本当のバリアフリー社会を作るには、あなたの協力が必要だと訴えたい。

インフラけが整っても、バリアフリー社会にはならない。

たくさんの人の理解と協力が必要だ。

私はまだもやもやしている。

何が何でも来宮駅を使いたかった当たり姫の騒動を見て

今後、街中で困ってる障害者いたとしても、もう俺ら個人リソース割いて親切で助ける必要なくね?

もし仮にあの場に親切な一般人がいて

来宮駅にいけなくて困ってる?よかったら私が送りますよ。ちょうどお連れの方も車椅子も乗降できる車できてます。困った時はお互い様ですよ」

って申し出たとしても困るのは姫の方だろう。

だって駅員の手を煩わせることなくみんなの善意や親切で解決できちゃったら姫の目的が果たせないわけじゃん。

目的手段の入れ替わっちゃった姫の何が何でも無人来宮駅で乗降するって目的がさ。

本人も擁護勢もあれパフォーマンスだった、でも権利主張のための反抗だから仕方ないって認めてるじゃん。

俺らが助けちゃったら「困ってる」ってことをアピールできなくて姫が詰むじゃん。

個人じゃなく、みんなのためにやってる、って言ってるし。

多くの障害者もそれ以外の人もそう望んでるってことでしょ?

じゃあもう善意も親切も必要ないよね?

嘘ついたり当たり屋までやって困ったっていう事実がないと国に助けて貰えないんだよね?

法律さえ守ったらいいんだよね?

ならもう親切いらないじゃん。

親切は法律じゃないからね。

親切じゃなく法律に守ってもらったらいい。

そしたら言いたくない「ありがとう」も言わずに済むじゃん。

親切で助けたら、

あなたのせいで乗車拒否されたってブログに書けなくなった!私はみんなのためにやってるのに!あなただっていつか障害者になるかもしれないのに!」

って言われるのは俺らも困るし本意じゃない。

からもう今後一切、路上で困ってる障害者見ても、見て見ぬふりして無視して通り過ぎようと思います

俺らが親切にすればするほど国の支援が遠のきバリアフリー化が遅れ、親切が仇になってしまう構図が見えてしまたから。

障害のあるなしに関係なく、自分のため、みなさんのため、完全バリアフリー社会実現のため親切心を封じ心を鬼にして障害者には親切にしない様にしましょう。

それがバリアフリー化への一番の近道。

頑張ってください。俺も親切にしない様に頑張る。

今回の教訓てそういうこと。恩が仇になる。

2021-04-15

弱者男性で「無敵の人」なので、信号のない横断歩道では強行で渡るようにしている

我が地域では、信号のない横断歩道歩行者が待っていたとしても、車が停止することはほぼない。法律違反がまかり通っている現状だ。

そこで俺は乗車拒否された炎上した車椅子の人がごとく、問題改善への強硬手段として、車が減速する気ゼロで近づいてこようが、無理やりにでも横断歩道を渡るようにしている。どうせ弱者男性で生きていても死んでいても同じなのでやっている。

もちろん、明らかに轢かれるような距離ではやらない。ここで渡ったら減速せざるを得ないだろうな、という距離ゆっくりめに歩く。車は仕方なく減速し、止まる。ときにはクラクションを鳴らす車もいる。そういうときは更にゆっくり渡る。俺がちんたら歩いている横を、高校生とかオバちゃんとか、小学生が通り過ぎていく。これでいいのだ。

もし俺が負けて轢かれたら、それも悪くないと思う。どうせ生きていても死んでるようなもんだし、信号のない横断歩道での事故発生という記録が残ることで、たとえば警察は多少は取締に目を向けるかもしれないし、一人くらいのドライバーは「ここで事故だって。やっぱ横断歩道は止まったほうがいいのかな」と思うようになるかもしれない。ならなくても、俺を轢いた法律違反ドライバー警察の世話になり、罰金なり俺への補償なりのペナルティを与えられるのは気持ちが良い。

2021-04-13

駅員の車椅子介助はどのようなものか?

車椅子乗車拒否について騒動になってるが駅員は普段どのように対応してるか

元駅員(O急)が書いておこうと思う

まず最初利用者は駅に事前に連絡するところから始まる

対応した駅員がいつぐらいに到着するか確認

当直の駅員が対応できるか確認する

できない場合は前のシフトの駅員の残業をお願いする

(なお駅員は正社員だけではなくバイトもいる)

利用者が乗る電車ダイヤ確認車掌に連絡する

利用者が改札に来たらスロープを持った駅員が電車に乗るまでずっと張り付く

しか先頭車両最後尾の車両のどちらかのみ可能だった(車椅子対応スペースがある)

利用者が乗ったら降車予定駅に連絡する

こんなとこかな

これ事前連絡無しでやるのケッコーきついと思うよ

乗車拒否騒動はなぜ炎上たか?←努力全否定されたか

首都圏なりそれなりに鉄道を使う利用者から見れば

鉄道バリアフリーってどんどん進んでるだよね。それを鉄道会社もアピールしてるし

スロープやエレベーター、乗降車の駅員による補助という目に見える形で多くの人がそれを目にしている。

それなのに今回あの活動家がやったように

わざわざ無人駅を狙い撃ちして現場の駅員に無茶振りした挙げ句100キロ近い車椅子を運ばせるということをやらかし挙げ句

JR配慮が足りないとのたまって今までの関係者努力全否定したわけ

ここまで言われてじゃあもっとバリアフリーにしよう!なんて思う人間いるのかね

からこそ今回の件多少なりともバリアフリー理解がある層こそ反発してる印象なんだよね

まあ彼らはごく少数の支持者にええ格好できればいいんだから大多数の目なんか気にしないだろうけど

でもそれってバリアフリー推進活動を実際にやってる団体地方議員には偉い逆風になってることだけは言っておこう

結局世間を動かしてるのは感情であり印象なんだよ

リベラル共がいくら否定してもな

知人の話

別にあの乗車拒否の話は全然関係ない。最近知人が車いす生活になった。特にすごく会う相手でもない。7年ぐらい前は一年に一回ぐらい一緒にスキー旅行に行ってた人で、今は1年に一回は会うぐらい。去年はコロナでその一回も会ってなかった。特に自分人生関係ない人っちゃ、人なんだけどさ、「もう二度とこの人と一緒とスキーはできないのか。」と思ったら、急にすごく悲しくなってきた。すごく悲しくなってきたけど、まあしょうがないものしょうがない。

もしも伊是名夏子が北欧に住んだら…

北欧鉄道事業者乗車拒否されたことをブログで書くのかな?

隣の人と同じ景色が見える方向に頑張りたい

私にも家族にも、今のところ特に障害は無い30代ですが、車椅子の件を見ていてモヤったので吐き出しておく。

首都圏の人の多い駅で、電車事故などで止まると、他社線での振替輸送の案内がある。

構内にアナウンスガンガン流れるし、掲示板などで視覚的な案内も出るし、駅員さんに聞けば状況がすぐわかる。

振替輸送ときは、持ってる切符をそのまま使えて、追加でお金を出さなくても、当所の目的地まで行ける。

乗り換えの手間や時間は余計にかかるけど、復旧まで待つよりはマシなら利用させてもらう。

災害鉄道運休になってしまうことがある。

状況にもよるが、鉄道復旧までの間、その区間代替バス運行しているケースをよく聞く。

鉄道側にトラブルがあっても、あの手この手目的地まで運ぼうとしてくれる。とても有り難いことだと思う。

JR車椅子乗車拒否」の元ブログ記事を読んで引っかかったのは、車椅子を持ち上げる手配をした「駅員D」が登場するまで、私のところには当たり前に伸びてくる、目的地まで運ぼうとする「あの手この手」が見当たらないことだ。

たとえば、私と隣の人が、どちらも東京から横浜までJR東海道線で移動しようとする時。

隣の人はJRから東海道線止まってるんで一旦山手線品川まで出て京急線に乗り換えて下さい、その切符で追加料金無しで行けます、ご迷惑をおかけいたします」みたいな対応されてるのに、私だけ「横浜行きは止まってます。外にタクシー乗り場ありますから自腹でどうぞ。あなたは乗せられないので。タクシー乗り場わからない?調べてください。タクシー拾えないかも?いやそこはご自身でどうぞ、こちらでは対応できないんで」って言われたら「は????なんで???(怒)」ってなる。

電車が止まってるのは仕方ない。JRが何もかも面倒みてくれるとは思っていない。でも、隣の人との対応の違いには怒るだろう。なんで私だけ、隣の人には求められないお金や労力を求められてしまうのだ。同じ電車を使って、同じ場所に行こうとしてるのに。

でも、私に「障害」があると、このJR対応の違いが「正論」としてまかり通ってしまう上に、後でSNSに書こうものならあちこちから駅員の味方が出てきて、私がタコ殴りにされるのだ。

駅員C「来宮駅はお使いいただけませんので、熱海駅までで。その後はご自身でお考えになってください。」

私「どうやって?」

駅員C「タクシーなど」

私「ではタクシーを調べてください。車いすごと乗れるタクシーはだいたい1か月前の予約なので厳しいと思いますが」

駅員C「そうですか。では一応調べますが、代金はお客様負担で」

ここのやり取りが特に、健常者を目的地まで運ぼうとする「あの手この手」感が全く感じられなくて震えた。

ああ、これが、差別か。

駅の設備(今回ならスロープやエレベーター)の不足で移動が制限されてしまう人がいる、ということは、残念ながらよくある。

制限される側から見たら、あっちこっち災害による運休が発生しているようなものだろう。

しかもこの運休は、電光掲示板にも改札前のホワイトボードにも出ておらず、駅員に尋ねても15分待って「そこは運休です」しか情報が出ないレベルの、ステルス運休だ。ユーザー側で全部把握するのは無理ゲーだろうし、その無理ゲーをやる時間もっと別のことに使いたいだろう。

JR予算無限ではないから、全駅にバリアフリー設備を導入するのは難しいかもしれない。

しかし、それはJRの都合だ。

JRの都合で、一部のユーザーに対する運休区間を発生させているのだ。

バリアフリー対応をしたら運賃が上がる、という意見も見た。気持ちはわかる。JRはけっこう高い。

ということは、私が、あなたが、運休区間を発生させているのだ。

熱海から来宮までバリアフリーバスがあるのに」

っていう意見を見た。

実際、熱海周辺はあの手この手バリアフリーに取り組んでいるらしい。素晴らしいことだと思う。

なら駅員A〜Dは、なぜその提案をしなかったんだろうか。

もっと言うなら、もし、バスバリアフリー対応カバーしているつもりなら、なぜJRは「バリアフリー振替輸送システム」みたいなものを用意してないんだろうか。

来宮駅無人駅で、エレベーターなどの車椅子対応できる設備もございません。申し訳ありません。代替手段として、熱海駅●●口からバリアフリーバス来宮駅前まで出ておりますので、そちらをご利用いただけませんか?来宮駅までの切符をお求めいただければ、そのままバリアフリーバスにご乗車いただけます。お連れ様もご一緒に。いかがでしょうか?」

健常者が大幅遅延や区間運休にぶち当たった時は、このくらいの対応をされている。と思うラインで、今回の伊是名さんへの対応を考えてみた。本来の到着時間には間に合わないが、今ある設備対応でき、JR側の人員的にも無理が少なく、乗客調査や予約の手間・過度な経済的負担を課さず、本来目的地まで運ぶ提案

これで丸く収まるかどうかはわからない。バスが本当にバリアフリーなのか、駅からバス停まで車椅子にとってどれくらい大変な移動なのか、バスの本数はどれくらいで来宮まで何分かかるのかも知らない。ただ、「隣の人と同じ程度の対応」として考えたら、これくらいになると思う。

そして、駅員A〜Cの対応は、やっぱり差別だと思う。

ここから蛇足

箱に乗って柵のむこう側の景色を見ている、三人の人の絵を思い出す。

背が高い人、中くらいの人、低い人。

三人に同じ高さの箱を配ると、背が低い人は柵のむこうが見えない。これは悪しき平等だ。

それぞれに柵のむこうが見える高さの箱を配れば、三人とも景色が見える。

ところで、誰が柵を立てたのか。

現実には、箱を用意するコストがかかる。リソース無限ではない。

ただ、柵を立てた者が、箱を用意するのが筋ではないか。と思う。

柵を金網に変えてしまえば、箱無しでも三人とも景色が見える。ユニバーサルデザインと呼ばれるものは、これだろう。

電車に限らずあちこちで、柵を金網に変えていければ、車椅子ユーザーにもベビーカーにも、順調に生きれば歳を取って足腰や認知が弱る私やあなたにも、同じ景色が見える世界になる。

頑張るなら、そういう方向で頑張りたいなと思う。

2021-04-12

JR乗車拒否騒動フェミニスト侮蔑的に見る目線がわかってしまった

あの車椅子ユーザーさんのことを「なんだよ、うるさいな」と思ってしまたこ告白しよう。バリアフリーとか障害者アクセス権とか知ってるけど、うぜえ、対応させられた駅員クレーマー相手させられてカワイソ。とかさ

たぶんフェミニストというのも同じような感じで捉えられてるんだろうなと思った。ガラス天井?知ってるけど、そりゃ問題かもしれねーけど、うぜーな、何だこいつと

フェミムーブメントが大きくても、完全にフェミニズムに反対してる人は少数派なのかもしれないな。そりゃあ男女平等がいいに決まってる。妹とか姉とか、何より母親暮らしやすい世の中にはなってほしい。でも。ウザい!黙れ!っていう気持ち

2021-04-09

システム開発メタファー弱者男性論を考える

物事は違う角度から見ると色々と発見があるものだ。

本稿では弱者男性論をシステム開発メタファーで捉えることで凝り固まった見方をほぐす事を目的とする。(特にはてなにはシステム開発に親しみ深い人も多い筈だ)

特にそれが「解決策なしの問題化であることをまずは示したい。

解決策の不在は問題の不在を意味しない

弱者男性論に対する反応を見ていると、弱者の訴えや社会的問題化と、解決策の提示がセットだと思っている様な反応に出くわすことが多い。

「つまりあてがえ論でしょ?」と言う早とちりが頻出するのもこのせいだろう。「結局何が欲しいの?」「どうしたら救われるの?」と言った反応もよく見られた。

酷いものだと「弱者男性問題解決できない、だから問題ではないのだ」と言わんばかりのコメントも見られた。

例えば以下のブコメ欄でも、(比較的穏当なものもあるものの)一足飛びに解決の困難さに言及し「無理だ」「意味が無い」と早々に結論付けてしまう様なコメントが多い。(増田解決策に言及していないにも拘らず、だ)

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20210408101204

 

しかしよく考えてみて欲しい、システム開発を行う際、例えばバグ票を起票する時に「解決策」を書くだろうか?それは必須だろうか?

そう、システム開発メタファーで考えた途端、この問題に対する視界は目薬を差したようにクリアになる。

そもそも解決策」は必須ではないのだ。まずはバグを報告する事、問題問題化する事、必要なのはそれである

弱者男性にまつわる問題実存的だとか解決困難だとか、まずは考えなくていい、まずは問題化する事、解決策に頭をひねるのはその後である

急いで解決策を出そうとするから「あてがえ論」なんて奇論が出てくる、そんな事をする位なら、解決策はまず考えずに問題化だけしておけばいい。

解決策が無い事は、問題が無い事を意味する訳では無いのだから

 

解決策不在の不快

しかし「問題解決策はセット」と人々が捉えたがる事には理由がある。単純に不快なのだ

解決策の見つからない問題、というのは世の中当たり前にいくらでも存在するが、そうした問題意識し続けるのは不快だ。

システム開発においてタスクバグ等の起票はそのような不快さを問題解決モチベーションへと変換する方法論でもある訳だが、当然それは社会問題にも応用できる。

そしてそうした社会問題に対する反応も、弱者男性問題に限った話では無い。

最近では車いす利用者乗車拒否問題で顕著だが、問題を提起した人には解決策の提示を求める声やそのジャッジが押し寄せる事に成る

仮にもし、件の問題に対してJR側に取れる有効解決策が無かったとしても、それは問題が無い事を意味するだろうか?

当然NOである解決策が見つからくても問題存在するし、その解決策を考えるのは問題提起側だけの義務ではない。社会全体で考えるべき事だ。

社会問題を目のまえに吊るされるのは不快だろう、解決策が見当たらないなら猶更だ、けれどもそれは必要不快さであり、性急に解決策を求めて「無理だ」と結論付けるべきではない。

 

未来アップデート、と考えて見る

しかしそうは言っても、女性差別等の差別の方が問題だし、リソースは有限だ、解決策の見当たらない問題無視するしかない」と思う人も居ると思う。

そういう人には、弱者男性問題は今から未来に求められる事になるアップデート、だと考えて見る事をおすすめする。

現在社会バージョンが2.10ぐらいだとしよう。

例えばフェミニズムはこれを女性差別偏見解決した3.10まで持っていこうとしている。

そして3.10から更に弱者男性問題も(今はまだ誰も思いついていない方法で)解決した4.15があると考えて見る。

フェミニズムのやりたい事は2.10→3.10アップデートだ。

そしてその延長線上には3.10→4.15のアップデートがある。

どうせいつか求められる事に成るアップデートなのだ。(時が進めば3.10も「古臭い価値観」に成ってしまう)

「2.10→4.15のアップデート飛ばしすぎだ、リソースが足りない」という意見は分かる部分も有る。しかしだからこそ、来たる3.10→4.15のアップデートに備えて、「弱者男性問題」というバグ票を起票だけしておくのはどうだろうか?

3.10→4.15のアップデートはまだ未来の話かも知れない、しかしその問題を今から捉えておく事は出来るし、早めに起票しておく事にリスクは無い筈だ。

 

今はまだ弱者男性問題解決したり、彼らを救う有効方法は無いかもしれない、

けれどもそれを問題だと今から認識し、問題化しておく事は未来アップデートの為に有益なはずだ。

2021-04-08

乗車拒否おばさん擁護派は完全に藪蛇

あのブログ文章からも「やってもらって当たり前」感は出ていて、それがカチンと来てた人も多いと思うのよ。

それにやり方がまずかったのは間違いないし、ある程度批判されるのはしょうがないじゃん。人にわざと迷惑かけてるんだから

でも善人ぶりたいバカが「障害者は外出する度にいちいち連絡がいるのか」みたいなこと言い始めたせいで、批判してた人たちがヒートアップしてしまった。

こういう炎上ってヘタに擁護すると逆効果なんだよね。

レスバに勝つために過去発言を掘り始めてしまった。

※参考資料

https://twitter.com/uWMxQ03Vv9pbJ7w/status/1379754621460115456

https://twitter.com/michidrikanebon/status/1379799021326241792

https://twitter.com/hideyosino/status/1379999673193144325

https://twitter.com/iggbi6na0vq0Fl9/status/1379603282306293763

https://twitter.com/yukin_done/status/1379952664113344514

https://twitter.com/nalltamag/status/1379698770422628355

https://twitter.com/jaian_802/status/1379362557954203653

↑についてるレス見る限り、もう"普通人達"は殆ど批判側になってしまった。

当事者にとっては完全にマイナスだよね。車椅子乗ってたらいきなり何かされるみたいな事件可能性は上がったでしょ。

実際、駅のバリアフリー化を推進する事はいい事だと思う。

俺も足が悪いおばあちゃんと一緒に出掛けた時は不便だったし、最寄り駅にエレベータ出来た時は嬉しかったよ。

でも「JRシバいたらエレベータ出来た」みたいな活動は不健全だし、健常者との溝が広がるだけだろ。

それが批判されたときに100%の擁護するのは明らかにマズくね。

本人もこうなったら引っ込みがつかないじゃん。そういう反省するタイプの人じゃないのかもしれんけどさ。

あと社民党関係者も、こういう良くない活動してたらちゃんと仲間うちで窘めるのが連帯なんじゃねぇの?

常任理事が実際にどういう仕事かは知らんけど、少なくとも勝手になれるもんじゃねぇだろ?)

今のままじゃただ素人鉄砲玉にしただけだよ。

伊是名夏子さんのJR乗車拒否問題について考えてみた

凄く面倒くさい人々に絡まれそうだからTwitterには書けないのでこちらに書きたいと思う。

簡単に言うと問題の焦点は、

障害者福祉は健常者社会の余剰で成り立っている」

という部分に集約されるのではないだろうか。

もちろん障害者福祉は健常者にとってもセーフティネットであり、無関係負担自分受益者でないと考えるのは不適切である

だけれども、セーフティネットセーフティネットであり、その本質保険である

保険とはリスクに対して相応の分をかけるものであり、分不相応保険必要ないと感じるのは当たり前のことだ。

コストの大きすぎるセーフティネットに対して、「果たしてここまでの福祉必要なのだろうか」と感じるのは、これも当たり前のことだろう。

以下Twitterから引用

KAMEI Nobutaka

少数派による鉄道利用の要望に対して、特権だのワガママだの感謝しろだの言っている多数派の人たちは、駅の階段を一段ずつ歩み、改札を素早く通り抜け、車内のシートに座り、車内放送電光掲示板情報を手に入れるたびに、毎秒毎分のように深々と頭を下げて感謝のことばを述べ続けたらいいと思います

そのくらい、多数派は、常日頃から、本人たちもまったく気付いていないくらいのレベルで、圧倒的に優遇され、保護され、配慮され続けているのです。

なぜ?それは、ただ単に「数が多い」というだけの理由によります

そういう自画像をきちんと手に入れてから、考え、ものを言いましょうね

以上

このツイート代表されるように、JRに対して感謝気持ちがないのは当たり前であって、伊是名夏子は自身の当然の権利享受しているだけであり恥じ入ったりいちいち感謝したりする必要はない。という意見がある。

それは法解釈人権思想的には正しくそなのだが、現実にはその負担は健常者社会負担しているわけで、障害者が望む高福祉社会は健常者なしでは存在し得ない。むしろ障害者が増えれば増えるほど福祉は下がっていくだろう。

(これは要介護障害者が50%いる社会を考えてみればわかると思う。1%であれば要介護者にヘルパーが数人つきっきりで介護することは可能であろうが、50%ではどう頑張っても無理なことは自明

その事実を考えると、やはり障害者サイドは健常者にある程度の感謝と慎みを持って生活していくしかないのではないかと思う。

人権というのは理想だが、現実社会経済に束縛されている。

障害者生活の全ての面であまりにも多くの負担を健常者サイドに求め、バリアフリー化の工事を全駅で行う努力必要などと言えば、セーフティーネットの維持があまりにも高くつくと思い、健常者は冷淡になる。

彼女の反応は人権的には正解でも、障害者という集団にとっては自分の首を絞める対応しかないと結論付けるしかないだろう。

2021-04-07

anond:20210314121704

また別のサンプル 黃スター数+緑スター同着3人が見られるケース

JR車いす乗車拒否されました : コラムニスト伊是名夏子ブログ

https://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/natirou/archives/52316146.html

2021年4月7日18時40分頃

人気コメ順位スター個数順位スターしたユーザー順位スター個数スター個数スター個数スター個数スターしたユーザーブクマの早さ順位
111392139247
222284228429
333276227622
44416711619
546167114846
64516711517
77713412235
8981089819
91199118520
10121085116725
17113935114
20123633155
16124633185

自分宛てじゃないが右優位のケースのスター分析しろという増田を見た覚えがある。左右のグループけがいつもと若干違うかもしれないが、これは右派が上位を占めた例とも見える。

目で見た感じでは全く同じスターの付け方をするユーザーはいないように思える。

uniqコマンドで見れば分かるのだろうか? ……やってみたら全く同じ10人に対してスターを付けている3ユーザーが見つかりはした。通算6185ブクマのw******氏、通算59ブクマのy******氏、非公開のe**********氏。w氏にウヨサヨ色は感じられない、y氏は反自民、親フェミか。結託するような政治指向は感じられない。

ブックマーク746
コメント有りブックマーク486
公開ブックマーク630
スター総数6087
スター総数17
スター総数1
スター総数3
スターを付けたユーザー1020
公開ブックマークし黃スターも付けたユーザー251
セルフスターを付けたユーザー2
スターが1つ以上付いたブックマーク437

車椅子乗車拒否の人

問題提起のために意図的にやったらしいけど、改正バリアフリー法施行されたタイミング強硬手法使って「問題提起改善要求!」と叫ばれても

問題認知されてて改善するために法改正されたんじゃん」としか言いようないよな。改正内容の一つに係員の対応ソフト面)の改善も含まれてるし。

そりゃ足りないところは沢山あるけどやり方もタイミング活動家のくせに下手すぎよね。活動家から下手なのかもしれないけど。

はてブにおけるJR車いす乗車拒否問題

比較リベラルとされるはてブでさえも「障害者権利を主張するな!」「障害者は健常者が作ったルールに従え!」「障害者はわきまえろ!」

もう終わりだよこの国

車椅子 乗車拒否ファクター

上手くやったなと思う

大炎上計画実施し、バリアフリー問題を多くの人に投げかけた

素でやってるとしたら恐ろしい

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