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はてなキーワード: 世界史とは

2021-08-10

anond:20210810075713

同じ条件の国ならいっぱいあるのに

無いっす。日本地球上では恵まれポジションにあるよ。アメリカもっと良いポジションにあるけど。

日本けが明治維新後成長して、第二次世界大戦後復活したでしょ。

山川世界史」を買って、ちょっとは読め。

適切な経済政策産業政策の賜物だよ。

そりゃそうだけど、昔の日本みたいに人口がいない。

そして、間違った経済政策新自由主義転換後の失われた30年を作っている。

新自由主義っていうが、本当に起きたのは「金持ちの没落」だぞ。標準偏差的に50パーのパンピーデフレ選択したの。選挙で。

2021-08-07

そもそも地続きで国境や国そのものが何度か変わった国家歴史の授業ってどんなくくりなんだろう

日本日本列島を基準に「日本史」「世界史」と割ときれいに分けれるけど、

欧米とか中国場合どうなるんだろう。

どこから自国歴史とするか、どの範囲までを教えるのかが難しそう。

anond:20210807092419

2021-07-28

anond:20210728002638

差別を無くす」という試みは、世界史上では常に行われてきました。古代ローマ奴隷も数世代経てば自由市民権利を得られました。あの、啓蒙専制君主であったエカチェリーナですら苦心して悩んできたのです。なので、人類の総意である差別撤廃」を停める貴方は、人類の敵です。覚悟は良いか

2021-07-27

キリスト教系の新興宗教宗教論争しに行ったら負けた

おかしい。この僕ちんは、倫理世界史センター試験を受けて9割をとって、滑り止めの国際基督教大学入学して4年間も通学したのに、なんの意味があったのか。

2021-07-25

金融工学(笑)

ねぇ「日本文系数学力が弱い」から理系に来たのに数学が強くても金持ちになれないじゃん。まさか自分も「空想的社会主義(笑)」と世界史で学んだのに、同じミスをしでかすとは思わなかった。馬鹿だなー、俺。

2021-07-23

アウシュヴィッツガス室への誤解

anond:20210718162617

人口数について簡単解説したけど、そのついでというかこんな話も。

 

大したプランもなしに始まったガス室

ホロコーストは誤解が多いというか、そんなに簡単でも無い話なのは間違いない。日本人ありがちな多くの誤解の一つが「アウシュヴィッツドイツにある」というものだろう。日本人に取って縁遠い話だし、義務教育世界史でも大して詳しく教科書に書いてあるわけでも無いから仕方ないが、ドイツ本国ではそんなに沢山のユダヤ人は殺されていないだとか、強制収容所絶滅収容所は違うだとか、ソ連でも現地虐殺部隊映画では例えば『炎628』は有名だが、あんな風なことが実際にあったかもしれないけど、その多くはピットを使った銃殺である現実の現地虐殺映画にしたら正視に耐えないだろう)でたくさん殺されたとか、細かい話をし出すと訳がわからなくなるかもしれない。

 

そんな多くの無理解や誤解の中でも、「ヒットラーナチスドイツ計画的ユダヤ人大量虐殺した」なる言葉に対する誤解があると思う。「計画的とあるから、何やらナチスドイツユダヤ人絶滅のために綿密なプラン策定してから絶滅計画推し進めたかのように捉えられがちだが、実は全然違う。むしろ最初から計画されたものではなかったと、今ではほとんどの歴史家同意している。昔は意図派と機能派と呼ばれる歴史家グループが盛んに論争したそうだが、最初から計画的意図的にユダヤ人絶滅を進めたという説はこの論争に敗れ去ったようである。私個人は、ナチス内部の権力争い・主導権争いがユダヤ人絶滅引き起こした原因だと考えているが、ユダヤ人絶滅ヒトラーの夢でもある事は間違いなかったと考える。そうでなければ、親衛隊だけでなく、ナチス全体、国防軍までユダヤ人絶滅に協力するなんてあり得なかったろうからだ。

 

しかし、ユダヤ人絶滅は、当初は確かに単なる支配地域からユダヤ人排除だった。そして当初のユダヤ人排除マスタープランであったマダガスカル作戦バトル・オブ・ブリテンでのドイツ実質的敗北によって実行できなくなった為、ドイツ地域東方へ拡大するというヒトラーの目論みと共に始まったバルバロッサ作戦、すなわち独ソ不可侵条約勝手に破ってソ連領へ進撃すると、今度はヨーロッパユダヤ人ソ連地域追放するという東方移送計画生まれる。ところが、この独ソ戦の見通しの甘さから最初こそ快進撃だったものの、1941年末には戦線が拡大しすぎて膠着状態に陥ってしまう。

 

しかし、ユダヤ人ポーランド地域などにあるゲットーへの移送(要するに狭い地域に押し込めることによる排除政策)がずっと続いため、とうとうゲットー悲鳴を上げ始めた。で、ゲットーに集めておいて、さら移送させるなどという面倒な事はやめて、ユダヤ人を殺すべきだ!との声が実際に上がり始めたのである現実には、共産主義と結託していたとみられたソ連地域ユダヤ人危険と見做され、ドイツ軍の進撃とともに、現地で絶滅させられる動きが既に始まっていたからであろう。

 

このような流れの中、1939年から既に始まっていた障害者絶滅作戦であるT4作戦を、ユダヤ人絶滅に流用する形で、ガス殺による大量殺戮実施されていくのである。だから毒ガス代表であるとされる青酸ガス=チクロンB最初は用いられず(実験的に使用されたという説もある)、T4作戦を引き継いだ形での一酸化炭素ボンから始まったのだ。もっとも、最初ポーランドポズナンでの精神障害者虐殺からスタートしたものをその辺の地域ユダヤ人殺害転用しただけのことである。そのうちに、ガスボン積載車地域を移動してガス殺を行うようになり、それがガソリンエンジン排ガスを使えば手っ取り早いということで、本格的なガス車へと移行していく。

 

このガス車によるユダヤ人殺害が、その近くにあったリッツマンシュタット・ゲットーでの「ユダヤ人なんか殺すべきだ!」との声に呼応する形でヘウムノ収容所で利用されるようになっていく。こうしてまず最初絶滅収容所であるヘウムノ絶滅収容所がガス車を持ちた形で稼働し始めたのであるリッツマンシュタット・ゲットーユダヤ人絶滅させるために。ヘウムノは一旦1943年中に活動を終えたのちに、1944年短期間だけ再稼働され、トータルで15万人以上のユダヤ人虐殺されたと言われる。

 

アウシュヴィッツビルケナウのガス室はどうだったのか?

これがいまいちよくわからない。ベウジェツ・ソビボル・トレブリンカはラインハルト作戦収容所として、ユダヤ人絶滅目的だけのために建設された収容所であり、かなり計画的ものであった事は間違いない。しかし、アウシュヴィッツラインハルト作戦収容所ではなく、そもそも一般強制収容所捕虜収容所であり、絶滅機能はあとで追加されたものであった。ではどのような経緯で絶滅収容所に設定されたのか? これが司令官だったルドルフ・ヘス証言の中にしか出てこない話で、ヘスは記憶を誤って証言したりしており、はっきりしない。最初ガス室アウシュヴィッツの基幹収容所で始まったのであるが、最初にガスで殺されたのは、1941年当時大勢いたロシア人捕虜だった。だが、この時確かに毒ガスを、アウシュヴィッツでは他の絶滅収容所とは違ってチクロンBで行くと決めたのであるチクロンB自体はマイダネク収容所も使っていたが、マイダネクでは一酸化炭素ガスやガス車もあるようで、これについては実態不明瞭ではっきりしない)。

 

そして、アウシュヴィッツビルケナウで本格的なガス室によるユダヤ人大量虐殺が始まったのは、実はアウシュヴィッツ基幹収容所ガス室観光用に公開されているガス室)でもなければ、有名なビルケナウのクレマトリウムでもなかった。ビルケナウの敷地外にある農家を改造した、日本語ではブンカーと呼称されるガス室からだったのである。このガス室は二箇所あったが、一箇所は既に影も形もなく、もう一箇所はほんの少しだけ土台を残す程度であり、おそらく一般にはあまり知られていないだろう。ここで、おそらく1942年3月から1943年3月頃の一年の間に15〜20万人程度のユダヤ人虐殺されたと考えられる。なお、同時に基幹収容所第一火葬場のガス室も使われていたようであるが、ここでは併設の火葬炉を死体処分に使っていたのだが、この火葬炉の数が少ししかなかったため、一度のガス室での殺害人数の少なさや焼却処理能力問題があり、毎日使うなどは全く無理であり、トータルで一万人もガス殺はされていないと言われている。このガス室1942年末で使われなくなった。

 

では有名な、ビルケナウのクレマトリウムはどうだったのか? 実は当初はこのビルケナウのクレマトリウムにはガス室は設定されていなかったのである。元々は純粋ビルケナウの囚人用のために設定された火葬場であり、のちにガス室となる場所はただの死体安置所であった。これが、どうしてガス室に変わったのかは、事情は複雑である。この謎については、実際にはとっくの昔にルドルフ・ヘス自伝にその理由を書いていたのだけど、細かく解き明かしたのは、1989年に発表されたJ-C-プレサックという薬剤師(プレサックは当初はホロコーストを題材にしたSF小説を書こうとしていたのである)による『アウシュヴィッツ ガス室操作技術である

 

ヘスは自伝で、ブンカーのガス室殺害遺体は、最初は単に近くにピットを掘って、埋めていただけだと書く。ところが、この大量遺体の埋葬が衛生的な問題引き起こしたので親衛隊トップヒムラー命令で、アウシュヴィッツを含めた各地の大量埋葬地の遺体をもう一度掘り起こして、焼却処分することになった。だがアウシュビッツでは焼却の始まる夏の終わりまでに10万体もの遺体を埋めていたため、これを焼却し切るには昼夜を問わず延々と焼却をし続ける必要があった。これが問題化する。夜でも煌々と光る焼却の炎は何キロも離れたところから見えるほど目立ち、ものすごい煙で悪臭が周辺数キロにまで漂い、地域住民は全員がアウシュヴィッツで大量殺戮を知ってしま事態へと発展してしまう。すでにある程度はガスによる大量虐殺情報は外部へ漏れワルシャワ地下組織などに伝わっていたが、この焼却はなんとニューヨークタイムズで報じられるまでになってしまう。

 

実は、ビルケナウのクレマトリウムガス室を併設する案は、これが原因だったのである。野外焼却をこのまま続けるのは秘匿性の観点問題ありすぎるので、ビルケナウの焼却場で遺体焼却を行い、それなら基幹収容所ガス室同様、焼却等に併設してしまえということになったのだと考えられる。そして、ソ連アウシュビッツ博物館資料から大量の図面を入手していたプレサックは、クレマトリウムに重大な設計変更がなされていることを見抜く。1942年の夏頃の図面にはあったはずの地下死体安置所に死体を下ろすための死体シュート1942年12月19日図面から消え去っていたのだった。これはどう考えても、死体が地下へ自分の足で降りていくことを意味するとしか考えられない、とプレサックは自著に記述したのである。他にも、死体安置所の扉は内開きだったのが外開きに変更されていたり、その後の図面では外開きの一枚扉に変更されていたりと、結論としてプレサックは、やはり多くの証言どおり、図面には死体安置所としか記述されていないそこは、ガス室である事は間違いないと決定付けたのだった。なお、証拠はそれだけではないのだがややこしくなるのでここでは省く。

 

このややこしい経緯のあるガス室全否定する修正主義者

修正主義者達はどんなことがあっても、ガス室だけは絶対に認めない。知恵の限りを絞り尽くしてでも、ガス室否定する論拠を導き出し、それがどんな出鱈目でも採用しようとする。有名なアルフレッドロイヒターなる死刑技術コンサルタント(当時彼1人しか全米にいなかった)がカナダ修正主義者エルンスト・ツンデル扇動罪に関する裁判で、有名なロイヒター報告を裁判に提出した(しか裁判から証拠採用されなかった)。曰く、アウシュヴィッツガス室とされる場所採取サンプルを分析すると、極めて微量のシアン化成分しか検出されず、ガス室などなかったと結論付けられると。「極めて微量」というのは、チクロンB合法的使用方法である害虫(疫病を媒介するシラミ駆除をしていた害虫駆除室のサンプルと比較して、という意味であるしかし、これは分析ルール違反であった。なぜなら、害虫駆除室と殺人ガス室におけるチクロンBの使い方は同じガスを使うというだけで全く異なる使用方法であり、さらに、害虫駆除室はガス処理は二十四時間が基本(ガス殺は1日あたり一回で30分程度)、その使用状況の違いか害虫駆除室ではプルシアンブルーという極めて安定したシアン化合物を生成しており(殺人ガス室にはなく、通常の壁表面などに浸透したシアン成分は安定度が低く、水などで大半は洗い流されてしまう)、これをロイヒターはサンプルにしているのだからほとんどインチキなのである。なお、余談的ではあるが、このロイヒターのアウシュヴィッツにおけるサンプル採取は完全に違法であり、無許可である。その上、ロイヒターらは入ってはいけない施錠された部屋の施錠を勝手にぶち壊したりして入ったりもしており、無茶苦茶であった(それをあろうことかロイヒターのチームはビデオに収めて堂々と公表しているのだから呆れてしまう)。

 

その数年後に、ポーランドクラクフ法医学研究所アウシュヴィッツ博物館側の正式依頼でロイヒター報告に対する対抗調査を行なって、プルシアンブルーを除外した上で分析した結果、殺人ガス室であると断定できる濃度のシアン成分を殺人ガス室から検出している。しかし、修正主義者は、クラクフ調査方法の方がインチキであるとして全く譲る気配はなかった。ともかく、修正主義者は、ほんとに知恵の限りを絞り尽くしてでも、そこはガス室絵ではなかったという結論を無理からにでも捻り出して、断じて認める気配はない。プレサックの死体シュートの話だって、実際には設計変更が工事の進捗状況に間に合わず死体シュートが作られてしまっていたことを理由に「死体シュートはあったのだから死体シュートは実際に使われたのである」などと、設計変更のことを無視したりしている。だが、その死体シュートが使われた証拠は何もない。

 

ガス室を正しく理解するのは難しいけれど

そう簡単な話でもないという事は少しは理解してほしい。もしホロコースト勉強したいのなら、修正主義なんかから入らず、まずは普通ホロコースト関連書籍を読むべきである。どうしてユダヤ人迫害ホロコーストに発展してしまったのか、あの時代はどんなことがあったのかなど、先に歴史を学ばないと、修正主義にコロッと騙されると思う。ガス室ひとつとっても、述べたようなさまざまな経緯の中で成立したものなのであって、予断を可能な限り廃して、普通の真面目な歴史学者・研究者達の記述内容に従うべきだろう。

 

でも、一部のネット民全然学ばないで修正主義に走るんだ、これが。なんでなんだろうね?

消されたかな?

小林賢太郎氏の解任と、わたし責任

8,674

岸田 奈美

2021/07/22 15:29

※身近な読者さんに聞いてほしいだけなので、気が済んだらマガジンに入れて、そのあと消します。

21:26追記

過去ラーメンズを紹介する記事を読んでくださった読者さん、彼らのファンの方々に届いてほしいと書いた文章でしたが、わたし説明の至らなさ、思考の未熟さゆえに、どんどん違う捉え方が広がっており、傷つく人を無闇に増やしてしまっているやもしれないので、22時で非公開にします。すみません

ラーメンズが好きだ。

小林賢太郎氏が好きだ。

父を亡くし、友人を失くし、誰とも笑えない鬱屈とした子どもであったわたしに、笑いという光をくれたのが彼らのコントだった。絶妙にわかりづらく、複雑に絡みあう、壮大な世界観のもとに成り立つそのコントは、誰かと語りたくなる衝動をくれた。天才なんよ。これはわたしの圧なので、異論は認める

父が「お前の友人はこの箱の向こうにもおる」と残してくれたmacキーボードを叩き、ラーメンズの、小林賢太郎氏のコントについて語り合うときわたし孤独であったけれども、孤独でよかったと思えた。

孤独から出会えた笑いで、孤独からつながれた笑いだった。

その小林賢太氏郎が、東京オリンピックパラリンピックの開閉会式のショーディレクターに着任したときわたしの頭では「マジか小林賢太郎…」と「マジか小林賢太郎!」が同時に鳴り響いた。

こう、なんか、ものすんごく無責任オタクとして言うと、彼らのコントはもともと知る人ぞ知る、当時のお笑い界のメインストリームを堂々と外れて宣戦布告しながら飄々と笑い転げるという位置にあったと思うので、一抹の不安があった。しかしその不安をコーナー鋭角でまくってくるのは「オイオイ、これでみんな小林賢太郎の魅力に気づいちまうんじゃねえの〜?まっ、わたし芸能界引退前に舞台で見たけど〜?」というオタク特有の愚かなドヤりである

わたしはドヤりドヤりしながら、孫の七五三を見るような迷惑かつ気色悪い心地で、彼が手がける開閉会式を心から楽しみにしていた。ここまでの前置きがすでに早口気味なのはお察しの通りである。とても気色悪い。

その小林賢太郎氏が、今日をもって当該職を解任された。

実はさっきまでテレビ局での生配信に参加していたので、解任にいたる経緯も、解任された結果も、成り行きを見守ることなくひとまとめにして見知った。

情報の石つぶてに襲われ、小林賢太郎氏の謝罪文最後「先ほど、組織委員会から、ショーディレクター解任のご連絡をいただきました。ここまで、この式典に関わらせていただけたことに感謝いたします」まで読み終え、涙が出た。

京都に向かう新幹線でなければ嗚咽していた。頼む、車掌さん、止めてくれ。三河安城でこの新幹線を止めてくれ。しかのぞみ163号は止まってはくれないので、静かに泣きながらこれを書いている。

解任の理由1998年に彼が演じたコントのなかで、「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」というセリフがあり、肯定する文脈でなくとも、笑いの演出に使われていたからだ。これが人権を著しく侵害しているとされた。

その決定に、わたしは反対しない。

五輪憲章ではあらゆる差別への反対が定められているし、たくさんの人々の命を不当に奪った歴史を、今もなお魂を傷つけられている人々がいる事実侮辱されてはならない。

なのでこの文章は、オタクわたしわたしに宛てた、ただの戒めである

小林賢太郎氏は、責任をとるために、当職を解任された。

というかもう、ここ最近責任をとる人が多すぎてなにがなんだかわからん責任をとっては去り、責任をとっては潜り、責任をとってはキングギドラに車一台で爆走して挑む。

内田樹氏は自著「困難な成熟」で述べた。

責任を取るということは、不可能です。以上、おしまい

シンプルすぎる。

シンプルすぎて二度聞きしたくなるようなこの結論にいたるまで、内田樹氏は懇切丁寧に筆を尽くしておられるので、ここではわたしの雑なあらすじで勘弁していただきたいのだが、

要は

「ごめん、で済む話はない」

ということだ。

人が傷つけたり、人が大切にしているものを傷つけた場合、それを元どおりに復元するということは不可能だ。医学がド発達したとして「いったん殺したけど、きれいに元通りにしといたから、これでチャラね」と殺人犯から言われても、きっと誰も許せん。

体だけじゃない、心だって死ぬのだ。

あってはならないことだけど、学校いじめにあった子ども自殺して「一億円の損害賠償請求した」とニュースで報じられたとしてそれは「一億円払ったら許してやる」というわけではない。相手の一生を台無しにできるくらいの金額を求めて、「わたしはお前らを絶対に許さない」と告げている。

責任をとれという言葉は、「なぜなら、お前には責任をとることはできない」という意味を常に伴っている。めっちゃわかる。

ここまであらすじですけど、このド下手なアレで間違ってないですかね、内田先生。こんなところで引用してごめんなさい。

まさに今。

そんな世界で心穏やかに過ごすには、どうすればいいのか。

ここから内田樹先生がね、答えをくれるんですけど。その答えはどうも、ひとつだけらしくて。

「我々が考えることができるのは、ただひとつ。どうすれば責任をとることを求められるような立場に立たないか

勘違いしてはいけない。

これは、わたしは知らん、わたし関係ない、わたしには責任がない、と言い訳をしスタコラサッサするわけではない。そんな言い訳が平気でまかり通ったら、なんか起きたらすぐさま電気は消えるわ、水道は止まるわの大惨事だ。

それは「わたし責任を持つよ」と、言うことだ。

なんかまずいことが起こったとき責任他人なすりつける社会と、自分の手が届く範囲のことでみんなが「あ、じゃあ責任を持つよ」とさらっと言ってくれる社会なら、後者の方が「誰かが責任をとらんとあかんようなヤバイこと」が起こりにくい。

「誰の責任だ、誰の責任だ!」と犯人探しをしてる間に、最悪の状況に陥るのを、わたしたちは何度もこの目で見てきた。もちろん、例外はあれど。

責任は、誰もとれない。

誰もとれないから、人に押しつけられるものでもない。だが、最初から自分で引き受けることができる。引き受ける人が多いほど、人間幸福に、豊かに安全に生き延びることができる。

だって大切なのは、同じことを未来で二度起こさないためには、どうしたらいいかから

さて。

長くなったので、わたしオタク語りに戻ろう。

小林賢太郎氏が過去発言で解任されたのであれば、その責任は、気持ち悪いオタクわたしにもある。今をもってわたしが引き受ける。

ユダヤ人大量惨殺ごっこ」の発言がなされたコントは、わたしも見たことがある。記憶は定かではないが、中学生になったばかりの頃だったと思う。

映像に映っている観客と同じく、わたしは笑った。

ユダヤ人大量惨殺ごっこ」の意味を深く考えることなく「なんか真面目そうな教育番組MC役なのに、やばいこと言ってんのがシュールだな」というふわっとした文脈だけで笑った。未熟なわたしは、笑ってしまったのだ。

小林賢太郎氏がそれを「浅はかに人の気を惹こうとしていた」のであれば、わたしも「浅はかに彼らの笑いを受け取っていた」に過ぎない。

今では、その文脈で笑っていたことが、どれほど罪深く、どれほど愚かなことであったかわたしはわかる。

それは、中学生の後半で、ホロコーストについて学んだから中学生の授業の範囲なんて、教科書での字面だけなので、そこまで深く知ることはできない。本格的に背筋が凍るほどの恐怖がわきあがったのは高校生世界史の授業を受け、終戦のローレライを観て、アンネの日記を読み、作家になって編集者から勧められた「夜と霧」を読んでからである

道徳観は、自然に身につくものではない。

教えてくれる人がいて、咎めてくれる人がいて、対話をしてくれる人がいたからだ。

道徳観が歴史の積み重ねであるならば、わたしたちもまた、人生という歴史を積み重ねながら、ここに生きる人としてあるべき姿を学んでいく。大人になればなるほど、聡くなればなるほど、わたしたちは過去の行いを恥じ、己を正すことができる。

小林賢太郎氏は、彼の頭のなかをのぞける自著「僕がコント演劇のために考えていること」で語る内容をみれば一目瞭然だが、ストイック創作であるストイックすぎて芸能界引退したようなもんだとわたしは思う。

年々、彼の思考作品は、目を見張るようなアップデートを重ねていた。

世間でまだ誰も言葉にしていない「時代感」を読み、言葉パントマイムに落として、笑いに変えるやんごとなき天才であった。近年は特に、誰も傷つけない笑いなんてあるわけがないことを悟りながら、その状態になるべくして茨の道を歩みながら近こうと試行錯誤する、戯曲に取り憑かれた化け物であった。その背中に憧れて、わたしもここへ来た。

そういう男であるからこそ、こんな時が迫るまでに、ファンわたしたちは話さなければならなかった。

ユダヤ人大量惨殺ごっこで笑うのは、アカンかったね」と。

彼に直接言うのは叶わなくても、ラーメンズについて語るたびに、記事を書くたびに、言葉にするチャンスはどこにでもあった。あれはアカンのやと。

今もさ、たぶん「いやあれってそこまでダメかな?」って思うファンもいると思う。わかるよ。わかる。でもね、ダメなんだ。気づかないといけなかったんだよ、わたしたちは。彼をいつか、日本の大舞台に送り出すつもりでいるならば。

20数年前のコントをいまさら、なのではない。20数年間、いままで、なにも言わなかっただけなのだ

そして小林賢太郎氏は、そういう社会の奥底に埋もれてしまいそうなわたしたちの言葉を、目ざとく掘り出し、両手ですくいとって、なんらかの形で応えてくれる、いい戯曲のためなら見栄も地位も何を犠牲にしても厭わない、そういう男だと、わたしたちは、知っていた。知っていたのに何もしなかった。

しろ批判されているコントできるかな」は、DVDには収録されていない。ラーメンズがあれだけ太っ腹に公開している動画の中にもない。VHS以降、公式の手で誰にも見せないという選択をとっていた小林賢太郎氏は、わたしたちより先に、気づいていたかもしれない。

時代が未熟すぎるがゆえに許してしまった、愚かな笑いというのは、どこにでもある。

からこそ、今さらなんてなかった。遅すぎることなんてなかった。彼が責任をとれと言われる前に、彼に存分笑わせてもらったわたしたちが、責任をとらなければならなかった。

そうしていれば、明日には、小林賢太郎氏の舞台を、わたしたちは、テレビで、観れたはずなのに。なんでいまわたしは、テレビの前じゃなくて、新幹線で、どこの誰ともわからんサラリーマンが首を65度に曲げなから爆睡している前方座席を見ながら、泣いてるんだ。もうすぐ新幹線はわが京都に着く。

つらい。こんな形で、小林賢太郎氏の名が知れ渡っていくのがつらい。彼のコントを、世界を、観たことがない人も彼のことをボコボコに言うのがつらい。おもしろおかし揶揄されるのがつらい。

しかし、それもまた、気色悪いわたし責任なのである。彼らより、彼女らより、先に、先に語りたかった。

推しは、推せるときに、推せ。

誰が作ったかわからんが、至言だと思う。推せるときに推せ。いいから推せ。ともかく推せ。しかし、時代は変わった。怒りや悲しみが容易に世界へ届くようになった。誰かの笑いは、誰かの悲しみになる。

行き過ぎた悲しみに気づいたときわたしたちは、立ち止まり、振り返り、それを受け止めなければならない。そして語る。

「その世界を作ってしまったのには、わたしたちにも、責任がある」

推し世界に魅了され、推し世界に生きてきたわたしは、いまここで誓う。気色悪いと言われようとも、恩着せがましいと言われようとも、その世界を終わらせないために、人知れず責任をとっていく。

それもまた、推すという行為なのだと、信じて。

そして、なにかが燃えて、燃えて、燃えて、燃え過ぎた焼け野原で、責任をとりながら両足をつける。そこからなにかを芽吹かせていく。作家という仕事に就いたなら、その責任も伴う。

最後に、蛇足だけど、これだけは。

10年、企業広報を務めた立場からえらそうに語ると、重役や有名になればなるほど、謝罪文はすぐに出せない。すぐに書くことはできる。でも関わる人が多すぎて、ありとあらゆるチェックが必要になる。「チェックするための事前チェックに回す前の念のためチェック」みたいなバグった概念普通に存在する。

完ぺきを畏れる社会で、人は、簡単に謝れない。

しか小林賢太郎氏は、解任の連絡があって、すぐにコメント自分で出した。前述のとおり、彼と彼の発言かば余地はないが、なかなかできることではない。

ついていくぞ、どこまでも。

(当初ここに、オリンピックパラリンピックについての表記がありましたが、本文の趣旨には関係ないのと、開催についてはいろんな思いで受け止められている方がいるので、削除しました)

2021-07-15

また一つ新しい言葉を覚えたw anond:20210715134332

はたもとやっこ 【旗本奴】

江戸時代旗本青年武士集団をなし,はでな服装をして,無頼を働いたもの。神祇組(じんぎぐみ)・白柄組・六法組などが知られ,首領株に水野十郎左衛門がいた。

へー。高校日本史履修してたら、こんなの常識なのかな?

オレ世界史しかやってなかった〜 残念w

2021-07-14

カフチョー

ダンソンジョヒという人物が考案した人類史上最悪の制度。これによって女性の権利は地に落ち、女性にとっての暗黒時代が始まった。

このようにカタカナで書くだけで世界史っぽくなる。

2021-07-13

anond:20210713153749

縄文人が食べたと思われる食材は、哺乳類60種以上・貝類350種以上・魚類70種以上・鳥類35種以上・植物55種以上といわれ、

世界史上でも「ユニーク」な文化とされているのです。

当時の世界では農耕や牧畜が始まっていて、食べる食材の種類自体は減っていたのです。

2021-07-07

覚えるということ

物事を覚えるということは、その物事に対して感想意見を持つことだと思った

例えば、受験勉強における世界史だったら、カノッサの屈辱に「おもれ〜」って思ったり、イギリスの三枚舌外交ありえん!みたいな、能動的に物事を捉えることが近道な気がする。

2021-07-03

anond:20210703001721

このまま順調にいけば中国覇権国家となり黄色人種が中心となって世界史を紡いでいくようになる可能性はあるな

黒人中心で回っていく世界も見てみたいけど難しそうか

2021-06-28

教科書的がどうとか云々

anond:20210628131120

その内容で間違いというか、教科書的な定説的に誤りな記述新書にあったのがナチス関連の分野じゃん。

こういう話は前も「世界史である程度の大学受験した人の世間一般との認識のズレ」みたいな話題になってた記憶があるけど

教科書的な事実」ってのをどう捉えるべきという問題があると思う。

あの問題高校世界史的に間違った記述新書にあったって話なんよ。

世間でよく問題にされてる「教科書に乗ってない真実」系の本を信じてしまう人問題ってのは、もっと中学教科書レベルとかそういう話なわけで。

それに対してでもでもだって高校世界史ではこうなのに!といわれても……。そりゃ高校レベルということで一段レベルが上がれば、事情も違うやろと。

高校レベルの内容ならより「解釈余地」的なものが生まれ可能性はあるし、教科書によって記述が違うというのもあるのが実態

そういうのと、義務教育レベルの「常識」を否定する云々の問題をごっちゃにするのは危険と思う。


高校世界史ってのは(本来は必修科目とはいえ実態としては)一部の人しかやらないし、

ましてや受験レベルでやった人の認識のまま社会全体を語ろうとするとどうしてもずれてると思う。

というか下手すると、高校世界史教科書知識自体、「教科書に乗ってない真実」とみなされかねないような気もする。

実際中学教科書にのってない知識がたくさんある本であることは間違いない。

それを根拠として新書内容を否定するのもまた、果たして世間一般」的にどう扱われるのだろうかという問題意識がある。

ナチスが悪いというのはとてもよくわかるんだけど、

そのナチスに関する本で高校世界史レベルの間違いがあったのが新書ってメディアじゃん。

そういうのを信じるのって「教科書に載ってない真実」側に片足突っ込んでることにならんのかと不安になる。

普段知識人」の人たちってそういう間違いのある本は批判しているものだと思っていたのだが。

頭悪いやつは新書でも読んでろみたいな話をするにあたって、ナチスはあまり適当ではないトピックなのでは……



新書というのをすなわち正しいものと扱うのはやはりいささか言い過ぎにすぎると個人的には思うし、

定評のある」とか「評価の定まった」とかの修辞がついた新書限定して話したほうが良いのではないか感がある。

「まともなレーベルの」とつけてる人が多いことは承知しているけど、そうはいっても上記間違いは中公の案件だし……

というか本当に知識絶望的に欠けてる人が居るのであれば、新しく出たばかりで評価の定まってない新書に飛びつく前に、

まずは教科書レベルを学んだほうが良いと思うんだけど。

2021-06-19

「(従軍)慰安婦」の記述自体が、ない

文科省慰安婦閣議決定受け教科書会社対象に異例の説明会 | NHKニュース

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210618/k10013092571000.html

いやもちろん表題の件も悪いんだけど、

今、高校地理歴史科では、どこも来年からスタートする「歴史総合」の教科書選定作業に苦しんでいるはずなのだが(というのは7社12冊もあって、その全てについて一応「調査」した体で記録を残さないといけない)、

ざっと見た限り、従軍慰安婦について記述している教科書、一冊もないのよ(うっすら匂わす程度はあったかも知れない)。

これはまずい。表記問題どころじゃない。

ちなみに7社12冊の内訳は以下。

東京書籍(2)

実教出版(2)

清水書院(1)

帝国書院(1)

山川出版社(3)

第一学習社(2)

明成社(1)

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/tenji/mext_01383.html

何がまずいかと言うと、新学習指導要領における必修の歴史科目は歴史総合のみで、

しかも扱う内容は近現代を中心に置く構成なのに、その記述が1冊もないようでは、

日本として慰安婦問題真摯に取り組んでいるという建前が崩壊してしまうのよ。

遅かれ早かれメディアでも取り上げられて、隣国からの追及を受けることになるだろう。

いやマジで、1冊もないってどういうことよ?

ちなみに歴史総合の発展科目である日本探究」「世界史探究」の教科書見本はまだ出来上がっていないが、これらは必修ではない。

2021-06-17

東京大学に受かる勉強法

東京大学レベル数学勉強して下さい。

東京大学レベル英語勉強して下さい。

東京大学レベル物理勉強して下さい。

東京大学レベル世界史勉強して下さい。

東京大学レベル国語勉強して下さい。

これのどこにマウントの要素があるのかわからない。当たり前のことすぎる。

2021-06-11

anond:20210528103705

先日、学校電話して先生相談しました。

丁度、世界史先生対応してくれました。

息子が世界史受験したい旨、説明すると「あぁ…目に浮かびます…」と一言

とりあえず本人のモチベーションを優先させ、3年になって赤本等で世界史Bと地理Bを解いてみた結果、世界史Bの方が点数が良い場合世界史Bで受験するのはもちろん問題無いし、またその時はできるだけお手伝いする、と仰っていただきました。ありがたいです。

既に世界史Bの教科書一問一答参考書、あと本人の希望により英文世界史Bの教科書を購入済みで、学校にも持って行っているようです。(毎朝1時間くらい早く家を出て学校で朝自習してる)

あとは本人次第ですね。

以上、ご報告でした。

2021-06-05

はてブリベラル()が多い理由説明してくれ

衆議院議席数を見て明らかなように良くも悪くも保守自民党基本的に強いはずの日本において、はてなブックマークだけサヨクが多いのは異常だろ。普通に考えてはてながそういう会社でそういう思想の持ち主を積極的に呼び込んでるの?としか思えないんだが。

まぁ、百歩譲って使用者理系が多いからなんだろうけど、高校世界史日本ちゃん勉強してないと、やっぱりサヨクかぶちゃうのかな?

2021-05-31

ウマ娘馬券を買うようになったオタクについての観測メモ

増田オタクだ。

俗に言う所の「所属ジャンル」というべきものがかなり老若男女入り混じってるタイプで、5,60代のオッサンからピチピチのJKまで揃ったタイムラインで過ごしている。

天ぷら胃もたれして苦しい思いをしているオッサンのすぐ真下に、試験前なので浮上減ります><が流れてくる愉快なタイムラインだ。

さて「ウマ娘」はかなり大衆にウケており、「ウマ娘クラスタ」と括るべき熱烈なコミュニティの外でも、サブの趣味としてこれを置く人間も多い。

我々のジャンルでもかなり大勢人間ウマ娘ダウンロード、そしてプレイしているように見られた。

ゲームやそのファンアートを楽しむだけでは飽きたらず、馬券に手を出す人間も確実に増えた。

なので、馬券を買うようになったオタクの周辺について色々観測したメモを書いてみることにした。

元々競馬をやっていた勢力

主にオッサンである

一部のオッサンたちはウマ娘が始まる前からいつも特定の日時になるとアイマスの「全然違うじゃん!もう私競馬辞める!」のコピペツイートRTしてきた。

ウマ娘色々にかかわらず、まったく元から競馬をしていた人たちである

やはり仲間が増えた事が嬉しいのか、ギャンブルの後ろめたさが軽減されたからなのか、知識をひけらかすのが優越感があり楽しいのか、

そんな要因でいつもより競馬に関するツイート数は増えたように感じる。

とはいえ彼らはもともと競馬をやっていたので、ウマ娘の影響を受けた変化率はかなり少ない。

競馬をやっていない勢力

当たり前のことだが、オタクが皆競馬をやっているわけではない。

この話題と直接は関係ないが、このまま続けるとあたかオタクが全員競馬をやっているかのようなバイアスが入るので、彼らについても一応触れておきたい。

そもそもウマ娘をやっていないオタクは(元から競馬趣味だった場合を除き)競馬をやっていない。馬のうの字も喋らない。まあ当然の事である

たまーに「最近ウマ娘流行ってんね」ぐらいの事を口にすることがあるかないかぐらいのものである

またウマ娘はやっているが競馬をやっていないオタクも当然存在する。

この勢力自分観測範囲からいくつかに分類しみるとこうである

無課金派:ギャンブルにもソシャゲにも金は払わない価値観で、ゲーム無課金範囲適当プレイしている。エンジョイ勢

貧困派:無課金派に近いが、その理由価値基準というよりは金銭的な問題である場合生活が困窮しているかもしくは学生である

美少女派:美少女には興味があるが、現実の馬そのものには全く興味がない層。

創作派:主にクリエイティブタイプの人で、競馬なんか覚えてる暇とリソースがあったら絵描きたいよみたいなタイプ

自虐派:自分頭脳・要領・運に全く自信がなく、まず自分の予想が当たるかもしれないという希望を一切持っていないタイプ

ウマ娘競馬を始めた勢力

そしてウマ娘競馬を始めた勢力である

これも大きく分けるとこんな人が観測された。

・利用派:自らを爆死芸人にしたてる事で、エンターテインメント意図的提供していそうな人。元からフォロワーが多かったりプチ有名人であることが多く、あざといけど流行りのコンテンツを上手く利用してるなと言う印象である競馬を金儲けの手段としたいというよりは、フォロワー稼ぎやコンテンツ提供に対する投資のような側面が大きいように見える。

パズル派:とにかく予想すること自体がクソ楽しい勢力。昔からソシャゲの次のイベント予測とかナンプレ懸賞とか大好き。新しいパズルを買ったぐらいに思ってる。

推しお布施派:予想を立てるのではなく、推し及びある程度関係する馬に対するお布施だと思っている。金が余ってる。

・本気で金稼ぎできそうだと思ってる派:単純にアホ。ギャンブルは必ず主催者側が得をするように出来てるのを知らない。

文化知りたい派:なんとなくどういうものなのか見識を広めたくて1回やってみる人。見識を広めたいだけなので払うのは少額だしだいたい1回で辞める。

そんで、上記のどれにも当てはまらないやつ。

インフルエンサーではないし』、

普段からパズルが大好きという訳でも無ければ』、

推しからという理由で買ってる訳でもなく』、

『ましてや本気で金稼ぎできそうだとも思っていない』、

『けど何回もやる』

派。

こいつらが一番、増田は怖いと思っている。

上記に述べた利用派・パズル派・推しお布施派は、あくまで大損こいても目的は果たせるので、それに同意して金を払っている。

ただそうでもなくて、なんかぼんやり競馬をはじめた勢力がいる。なんか満たされてなくて、なんか満たされそうで、宝くじを買う心理に近いのかもしれない。

で、こういう奴がどんな奴かって言うと、大体伸びてない絵師とかメンヘラ童貞喪女とかそういう人。

ギャンブルってこえーを体現する存在である

個人的にはこういう人がどうなっていくかを少し懸念しているんだけど、ウマ娘競馬を始める事自体は悪い事ではないと思うんだよね。

増田自身価値基準は「文化知りたい派」に近いんだけど、オタクやりながら艦隊名前覚えたり博物館刀剣を見に行ったり地方聖地巡礼したり世界史にやたら詳しくなったりするのは結構楽しいからね。

まあ後はただぼんやりギャンブルの魅力に引っ張られて悲惨な事になる人が出ないようには祈るだけだ、と思う。

2021-05-28

anond:20210528113520

ちゃん相談するようなら安心。一応学校との連携大事からね……

自分高校の時は反抗期みたいな感じで科目選んだりしてたか気持ちはわかるけど、周りからサポート受けられる科目を選ぶのはある程度大事だと思う。もちろん本人のモチベが高い科目を選ぶのはもっと大事だけどね。ただそれは一時的モチベじゃなかったら、の話になるかな。

近現代史かー……。世界史の中ではそこまで比重が大きくないのは留意近代はわりと出るけど現代はかなりスルーされがちなので気を付けて。あんまりアドバンテージにはならないかも。

あとは教科書もいいけど「神余のパノラマ世界史」はかなりオススメなので併せて読んでみてほしい。

増田増田のお子さんの幸運を祈る。

anond:20210528110353

賭けですか・・・そうですよね・・・

近々三者面談があるので先生にはそこで相談するつもりです。

世界史AとBとで範囲が違うのは承知しています歴史好きは恐らくHoIの影響が大きいと思います近現代史特に好きなので。

世界史Bは範囲がまんべんなくなりますから、確かに少し気がかりですね。

とりあえず世界史Bの教科書を買って見てもらって改めてどうするか聞いてみたいと思います

anond:20210528105830

かなり賭けだとは思うよ。

学校で1〜2コマ無駄にする事に加え、自習時間が発生するし、テストとかで面倒も見てもらえない。

あと学校とは相談しとかないと模試受験期に確実にトラブルになると思う。多かれ少なかれ「お前なんで世界史受けてんだよ!」ってなる。

あと、既に何かしらでテスト受けてる訳でもないのに世界史Bが得意と断言できる理由が正直見当たらないのが不安要素。昔から歴史本が好きだったとか?

anond:20210528105005

学校の理数クラスには世界史Bの授業がありません。地理Bのみです。

ですので学校ではそのまま地理Bを受講し、世界史Bはすべて自学となります

本人は世界史が好きなので楽しんで自学するものと思われます

先日、世界史Bの教科書が欲しいと突然言われ、このような質問をした次第です。

ちなみに本人は地理も好きで得意です。ただ、世界史の方がもっと好きのようです。

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