はてなキーワード: 不憫とは
1歳になる息子がいる。
息子のことは、すごくかわいい。
旦那はわたしと離婚したいそうで、こないだの口喧嘩のときにも離婚離婚とわめいていた。
そんな旦那も息子のことはかわいいらしく、様子を見てるとわたしより子育ては上手に思える。
わかっているが、産前から患っているうつが最近絶好調に暴れまわっていてわたしもなかなか見た目より大変なのだ。
主治医に相談すると「赤ちゃんがしゃべり始めたらまた変わるから、それまでの辛抱」と言われた。赤ちゃんが育ったら育ったで、また別の大変さが出てくるやん。いつまで辛抱すればええねん。ずっとでしょ。きっと。
ひとりになりたいの。朝はゆっくり寝てたいの。仕事終わったらビール飲みにふらっと出かけたいの。誰になんと言われようと、それが本心なの。ここまで考えて、息子が不憫で泣きたくなる。母親がこんなこと考えてて、なんて不憫な息子だろう。でも自由でマイペースな生活を送りたい。赤ちゃん中心の生活はあまりにしんどすぎる。ちなみに4月から保育園に預けてます。保育園に預ければ自由な時間が増えていいかなと思いきや、そうでもない。昼間はぐったりして何もやる気が起こらないし(自営業なので最低限の仕事はやる)あっというまにお迎えの時間。風呂にいれて晩ごはん食べさせて、あとは寝かしつけ。
夜中は数回起きるのでそのたび寝かしつけ。
眠い。寝たい。なんか保育園に預けても結局夕方~夜中のしんどさがあんまり変わらないんだよね。子どもにとっては刺激がある環境でとてもいいし、保育士さんにも本当に感謝してるんだけど。
2020/1/19(コロナ前)
去年結婚した。結婚に伴い、新卒より働いていた会社をやめ、福岡に越してきた。Web系に再就職したが、給料が安い。自分で選んだとはいえ、みじめだ。仕事はキツくないが、常に追われている感じはずっと続いている。根底には常に焦燥感がある。これならば、前職と変わらないではないか。むしろ、前職の方が良かったかもしれない。
福岡に来て、友達と遊ぶ機会がなくなった。代わりに夫と過ごす時間が増えたが、既にマンネリ気味だ。
他者との交流の代替なのか、kポップのペン同士で交流にのめり込んできた。はじめは、EXOが好きだった。今も好きだけど、どちらかというと、フォローしている人とやり取りするのが楽しくなってきているのかもしれない。一度もあったことがないのに、ツイートを見て、リプライして、現実の友人よりプライオリティが高くなっている。情けない話だ。
プライドが高いせいで、フォローしている人と自分を見比べ、渡韓できないのが悔しくなってしまっている。〇〇がしたい!と思っても、夫の目が気になったり、実際に止められれて、出来ないことが増えた。一人暮らしをしていた時より、不自由なことが増えて、ひとりの時間もなくなり、「結婚とはなんだったのか?」と考えるようになった。
結婚すれば、必ずしも幸せになると盲目的に信じてたわけではないのに、今直面している現実を受け入れられない。不幸なことに、私は金銭的な理由で、離婚なんて決断はできず、おそらくずっとこのままだ。
この状況が好転することはあるのだろうか。薄々気付いているのは、どんな状況でも不平・不満は必ずあると知っていること。それを承知の上で、この先もずっと、この不幸は続いていくのだ。
来年こそはイギリスに行こうと思ったとき、私に来年があるのかと思った。自殺はしないだろうから、来年はあるのだけれど、自由に出来る身体なのか、自由に決断できる環境なんだろうか。
あの時はこんなことを考えるようになるなんて、思いも寄らなかった。新しい人生の始まりに胸がわくわくしてた。まさに、一寸先は闇。
「終わった」人生は、とても味気なく、何のためにこの先も生きていかないといけないのかと考える。いや、考えないようにしてるが、もはや私の人生を生きていた時の気力はなくなった。
顕著なのは、外見がそこまで気にならなくなったこと。そこで、カンフル剤のように私の人生に、喝を入れているのが、EXOだから、これはもう宗教なのかもしれない。
中高での毎日の礼拝は何も響かなかったが、今なら懸命に祈るかもしれない。どこに向かって、人生を進めているか分からない者にとって、キリストの教えは羅針盤のように道を照らしてくれる。古くから人々が宗教にすがってきた理由がよく分かる。
この先もずっと続くであろう鬱々とした私の人生の霧が晴れることはあるのだろうか。それとも、「諦めが肝心」と自分を納得させるしかないのだろうか。おそらく後者であるが、現状を打破する方法が皆目検討つかない。いや、わかってはいるが、怠惰な自分がそれを選んでこなかっただけだ。
いつから、私の人生は終わっていたのだろうか。絶頂期をすぎ、暗く長い坂をゆっくりと転げ落ちている。行き着く先は地獄だが、あまりにゆっくりとしたスピードなので、到着地が地獄なんて気付かなかった。まあ、人生なんてそんなものなのかもしれない。
結局死に向かって突き進むほかないのだから。
この日常に耐えきれなくなったら、その時、また人生について考えようと思う。
2020/1/19の私の日記は、私にしてはよく書けていて思わず感嘆してしまった。
いまの私は五月病なのか、暗い日々を過ごしている。2020/1/19に比べ世界は大きく変わった。大袈裟ではなく、あのコロナウイルスによって生活様式が一変した。「世界が変わった」と言っても差し支えないはずだ。
私自身の環境も大きく変わった。生活を良くするために仕事を変えた。元鞘に戻ったというのだろうか。住むところも変わった。
なのに、この憂鬱な結果はなんだろうか。
ずっと纏わりつく閉塞感、無気力感。当時感じていた強い絶望感はないけど、じわじわと私の気力を奪っていく。何をしても楽しくない。何も食べたくない。もはや人生の目標なんて考えない。目の前の時間を問題なく過ごすことで、いっぱいいっぱいだ。
八方塞がりに近く、ただ日々の時間が過ぎるのを待つ人生。これが、これからも続くのだ。ぞっとする。
コロナで死ぬと遺体となっても、家族と対面出来ないまま灰となる。それは、あまりに酷だ。私は魂の救済や輪廻は信じていないが、遺された家族があまりに不憫で可哀想だ。今までは無かった死に方は、遺された者に多かれ少なかれ影響を与える。なるべくなら、そういう最期は避けたい。
だが反面、不可抗力にも近い形で人生を終わらせることが出来るコロナは、今の私にはとっては福音でもある。恥ずかしい話だが。
あまり苦しまずこの生を終わらせたい。出来れば、交通事故のような突然死ではなく、徐々に時間をかけて自分が死ぬ事実を、家族が理解できるスピードで終わらせたい。
流行りの病で亡くなった事実は、あまりにやるせないが、死に対して一定の説明責任を果たす。本人の精神状態を問わず、運悪く流行りの病に罹患して命を落とした事実だけが残る。精神が鬱屈していたかどうかは関係ないのだ。無視される。好都合だ。
この世界を変えた感染症が収束した時、私の気分は少しでも晴れているといるだろうか。おそらくだが、そこまで明るくなく薄暗いじめじめした中をナメクジのように這いずり生きているだろう。最悪だ。
良い言語だと思うが、不満がある。
という愚痴がある。他人の書いたものを読む分には良い言語だと思うよ。
型ヒントはコンパイル時のエラーにならないじゃん。だったら、いらなくね?タプルは複数の値を返すときに使うのね。Go みたいだね。または Ruby の Struct みたいな。
あれ嫌いな人おるのか。俺も好きじゃないが。純粋に Haskell と同じ文法だったら良かったのにね。
アレはキモいね。素直に ?! で良いと思う。というか、Python は英語圏の人も納得はできないだろ、っていう文法が多くないか?
というのは同意する。ただ、書くときにそうは思わない。例えば、with 構文は Ruby の方がブロックを抜けたらクローズするという方針のが良いと思う。
まず大前提だが、カーシェアは『その場所に置いてある車をみんなで使うサービス』だ。タイヤやブレーキオイル、ガソリン残量の管理をユーザーに回しているからの価格であって、レンタカーと比較するのはお門違い。
3日間も誰も借りない場所なのに、まんさんが利用する時は大好評で近隣含めて貸出中だったとのこと。火曜日に借りてまんさんが土曜に利用なら分からなくもない。
GPSで見つけられるが全台モニタリングしている訳じゃないので3日間誰も予約して無ければ気付かないこともある。
1ヶ月前から予約できるステーションは多くが乗り捨てサービス実施ステーションだ。これは『そこから空港近くの駐車場まで行って、そこに停めて飛行機に乗れる』サービスだ。レンタカーでよく聞くサービスだが、もしかすると利用者はどこでも置いといてOKとでも勘違いしたのかも。
ダッシュボード下のキーボックスに鍵挿して、外出てカードリーダーに会員カード当てたら返却完了になる。恐らくだがGPSでチェックはしていない。(ズレて返却不可にならないように)
チェックインサービス(指定された場所に一定時間停めると無料券もらえるサービス)とかで利用しているし、そもそも全台カーナビ付いているので当然ある。
まず利用中扱いで金はずっと継続。更にNOCで数万円かかる。会員は剥奪。二度と使わないにしても金は請求される。
免許証登録してます。もし登録会員以外に運転させてたのなら罰則追加。
空きがあれば他のを貸してくれます。でも近所に空きがなければゴメンナサイです。でも金は取られません。タイムズレンタカーが縮小傾向なのでこのへんは厳しくなっています。
まんさんが使う4日以上前に返却場所以外に乗り捨てられ、少なくとも3日間他の誰にも予約入らず、不幸にも当日近隣全てが貸出中だった。
凄く珍しい事です。まんさんが嘆くのは分かるが、タイムズカーシェアの日常では無い。
定期的にタイムズ自身が回って対応しています。ユーザー義務のチェックで気付けば優先で対応してくれます。(もちろん代車紹介してくれるが近隣に空きなければゴメンナサイ)
見たこと無い。
次のユーザーが報告して判明するシステムなので、次のユーザーが報告しなければ例えドアこすってもバレません。報告のメリット(会員ポイントが1ポイントのみ)がショボいので正直仕方ない。
一つは利用料を上げてタイムズの管理を増やす。ただ15分250円が限度だと思うし消費増税時に長時間プランの削除と値上げを実施しているので恐らく無いだろう。
もう一つはユーザーがより報告しやすくする方法だ。無料とは言え報告は電話ベース、利用中だと電話している最中にもカーシェアの料金はかかる。オマケに電話が苦手な人も年々増えている。とは言え報告に報酬を付けるとブレーキオイルをわざと抜いて故障連絡したり、自作自演のゴミ放置等が出てくるだろう。こっちも望み薄。せいぜいアプリから簡単に報告出来るようになるくらいか。
増田はレンタカーの営業時間、満タン返し、最初の傷チェック、返却時の確認のドキドキが全部無いカーシェアはとても楽だし、正直酷いユーザーにあったこと無い。汚れも匂いの被害もない。長時間利用の価格面と車を確実に利用できる面ではレンタカーに軍配が上がるが、増田的にはそれ以上に手に入る気軽さでカーシェアも充分オススメできると思う。
とりあえずタイムズ24はまんさんの件については何かコメント出すべきだと思う。別に疑っているわけじゃないが、流石に一方的な悪評が出まくってて不憫に思う。
少年ジャンプ+で人気連載中(日間ランキングで1位取ってるし人気でいいよね)の「ボーダレスネーム」、かつてマンガ家の夢を捨てたアラサー女性が、再びマンガ家になる夢を見つけ歩み始めるというマンガです。
主人公女性の現在の仕事は広告代理店のアートディレクター(AD)で、イケメンだけどぶっきらぼうな上司や、物腰柔らかなマンガ編集者などに取り巻かれながら、仕事や将来の夢に向けて悩みながら、成長するという、この20年くらいの青年誌お仕事マンガのフォーマットにある程度乗っかっていると言えるでしょう。(それがジャンプ+で連載されるというのは面白いです)
1話目を読んだときは、ああ、これで広告会社やめてマンガ家修行始めるんだろうな、で、編集と二人三脚してるうちに恋が芽生えたり、イケメン上司からちょっかい受けたりしつつ、マンガ家として成長するんだろうなと思っていたんですが、あれ? 2話目で女性コピーライターが出てきたよ、しかもまだまだ広告会社の話が続くみたいだよとなって、僕は正直、困惑しています。
というのは、広告会社の描写がかなりおかしい。こんな広告会社はありえない(正確に言えば、なくはないがこの規模の会社だと考えられない)のに、広告会社のお仕事マンガとして進んでいるので、やばいんです。このマンガ読んで、広告会社をdisられても困るし、逆に広告会社に入りたくなってもやばい。描写がおかしいのにちょくちょくお仕事の専門用語解説が入る(そこはいちおう内容はあっている)ので、ものすごくもやもやする。というのを立て続けに見せられてるんです。
なので、2話までの中でのおかしいポイントを列挙して、何にもやっと来るのかを指摘してこのもやもやを業界がわからない人と共有したいと思いました。
1話: https://shonenjumpplus.com/episode/3269632237331072609
・P5 何人か指摘してますが、31歳で入社10年目って、この人何歳から働いてるんだろ? 総合代理店のAD職で美術短大や専門学校卒で働くとなると、主人公は学生時代、相当優秀な方だったんでしょうね。賞でも取ってたんでしょうか。
・P8 34歳のイケメンCD(34歳でCDも相当若いですが、まあ優秀だったんでしょう。岸勇希みたいな人なのでしょうか)が、オリエンに連れていきます。まあ、クライアント名を出さずにつれていくのはいいでしょう。そういうやり方の人もいます。でも、そんな雑な今から時間あるでオリエン連れてくな。急に入ったオリエンなら、まずはお前ひとりで聞いてこい(いや、CD一人で行くのもちょっと違うが、それは後述) 広告会社のADなんて死ぬほど忙しいんだ。そんな今から連れてくみたいなやり方でスタッフィングされたら他案件との調整が地獄になるわ。あと、肩たたいて声かけるな、現実で今どき、それやったらパワハラ案件になるぞ。
・P9~12 この回、最大のツッコミどころ。大手出版社の看板雑誌の60周年広告を競合でなく指名で発注。しかも、担当者は広報2人に若手編集1人。それありえる?? そのキャンペーン、ひいき目に見ても出版社も全社総がかりでやる規模の案件だぞ。編集長どころか担当役員が出てくる案件だぞ。少なくとも競合で6社は呼ばれて、納期とバジェット提示されて年間キャンペーンで総合プレゼンさせられる案件だぞ。この会社、出版社のハウスエージェンシーかなんか? そして、何よりこの広告会社、営業いないの? CDが一人で直接話を聞きに行くなんて、怖くてさせられないよ。せめて、一人CP(クリエイティブプロデューサー、ざっくりいうと広告の予算やスケジュール管理をする人)くらい連れて来いよ。CDにそこまでさせたら、普通の会社だったらパンクするぞ。出版社も出版社だ。こんなでかい案件で、オリエンペーパーも作らないのか。予算がいくらとかキャンペーンスケジュールがいつなのかとか、KPI、KGIとか広告で達成したいこととか、現状の雑誌のコンディションとか、ADが「どんな広告がいいですか」とかふわっとした質問をして、編集が「見た人に夢を与えられるものですかね」とかふわっと答えて、それでGOするなよ。主人公も苦手なオーダーだとか思ってるけど、誰だってそんなふわっとしたオーダー苦手だよ。そして、イケメンCD、こんなでかい案件、一人のADに丸投げするな。俺がCDだったら社内で3チームは立てるわ。まあ、社内競合とか文化がない会社なのかなと思ったら、2話目で社内競合かけられてるし、2話目の案件より、こっちのほうが規模ははるかにでかそうだぞ。
・P16 主人公、他人の案件、勝手に引き取るな。せめて上長に手伝ってもいいですかと聞いて一緒にやれ。というか、上司が丁寧にディレクションしてるのに勝手に引き取るな。このモブの後輩もありがとうって面するな。ちなみにこの付箋を見ると、マーケ部云々書かれてるので、マーケいるの? というか、マーケの企画書にCDが赤入れてるの? そんなことされたら、戦争はじまるぞ。
・P17 やっぱり社内競合ですらないし、営業もいない。続きを読むとこれ、プレゼン前日だよね。プレゼン前日の打合せに営業いないし、紙だけで社内打合せするな。誰もノートPCすら持ってないのか。それともこれは2019年ですらなくて、2012年くらいの話か?
・P46 途中の徹夜で作業するところとかはまあいいけど、この人、ADメインの人だよね。コピーから企画から全部ひとりでやるのは、あまりにも抱えすぎじゃないか。それと上司、直前打合せで追加案なんて出したら、それこそメンバーから大ヒンシュク買うし、ADは心折れるぞ。そういうのは面倒見がいいとは言わない。ただ、こういうのをやってくる人、たまにいる。某佐々●宏とか。でも、逆に言うとそれくらいの人じゃないとそういうことはやらない。あんなふわっとしたアドバイスじゃなくて、ちゃんと前日打合せの場か、そのあとにADを呼び出して、ちゃんと伝える。その方針で1つ追加できないかと聞く。
・P49 やっぱり営業がいない。ほんとにいないでいいのか。この会社はCDが営業もマーケもやるのか。というか、出版社サイドもそんな即決していいのか。60周年だよね。
・P66 「営業やマーケティングなどいろいろな分野の人たちが案件ごとにチームを組んで広告制作を行います」!!!??? この会社にもいるの? なんでプレゼンに営業来ないの??
まあ、1000倍ひいき目に見て、必要ない登場人物は省略したとしよう。しかし、この省略はお仕事マンガとしてあり得ないレベルで省略してると言わざるを得ません。
ゲーム会社でいえば、バンナムやスクエニ規模のゲーム会社がプログラマー一人でゲームの企画案を作って、自分でコーディングしてゲームを開発して、自分で納品してるみたいな感じ。
IT企業でいえば、基幹システムの開発を一人でスケジュールもなしに作ってる感じ。
2話: https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496293826525
P3 これはいじわるかもしれないが、この編集さん、プレゼンのあとは作業から外れたのかな? まあ忙しいもんね。でも、せめてこういう感じ始めますってのは、広報から編集部に事前に共有されるよね。メールアドレス知ってたら、せめてその時点でメールするよね。まあ、忙しくて忘れてただけにしておこう。
P16 いくらなんでもこんなに面倒見が悪いトレーナーだったら外れもいいところ。というか、この会社、全体的に人を育てる感じがないよね。
P21 トレーナーになんで自分がこの人を見るのかの周辺事情はちゃんと伝えるのが会社というものです。そうじゃないとこうやって、自分を見放した上司と競合する仕事をしないといけなくなります。あと、今時、広告会社なんて(特にCR分野なんて)オタクだらけです。キラキラ女子みたいなほうがよっぽどレアです。だって、アニメやゲーム、マンガなどのコンテンツは重要な情報源なんですから。そもそもアニメやゲームじゃなくてもオタクじゃないとCRの引き出しは枯渇します。
P23~24 ここがいちばん問題。CRの打合せなんて100本ノック、1000本ノックなんて当たり前。まして、この子、コピーライターでしょ。コピーを無限に書き続けるのが仕事みたいなもんだよ。一万歩ゆずって、プレゼン前なので、そろそろ方向性を絞れって話なら、主人公が打合せ前にディレクションしないといけない。つまり、この子が怒られる筋合いは一ミリもない。
P32 上司、そこにいるなら、主人公の相談にのってやれ。社内競合で負けたらお前の評価にも影響するんだよ。ほんと、この上司、何にもしねーな。主人公は早々に見切って、全スルーして上と直接話するようになったほうがいい。
2話目はこのコピーライターの子がとにかく不憫。転職してきたばっかりでこんな目にあったら、俺だったらすぐに転職サイトを開く。
で、うすうす気づいたが、このマンガの広告会社って、主人公の成長のための舞台設定だけなんだよね。早くコピーライターの子と一緒に仕事辞めてマンガ家になれ。どうせそういう話にするつもりなんでしょ。で、ここまで書いて気づいたけど、この2話目の案件も社内競合なだけで、コンペじゃないんだよね。広告会社マンガで成長を描くためにコンペを使わないのって、相当奇妙なんだけど、そこに何か理由があるのだろうか。というか、社内競合のライバルをこんなに嫌な人に描写してるの、社内の摩擦がすごそうで嫌な会社だなあってなるんだけどいいのだろうか。
特定の規準を以て他者を非難した人間は同様の規準を以て非難されるのを甘受しなければならない。とまあ、そういうルールですよね?それはある種の「覚悟」であって尊ぶべきものに相違あるまい。
呉座氏の件では論点が多岐に渡るため必ずしも採用される道徳(倫理とか他の言葉に置き換えてもよい)規準が一定ではない。私が思うに根本の規準は呉座氏が北村氏を中傷していたのはよくないという程度だったろう[※1]。しかしまあ関係者含め他のことも非難していたりするわけで、その根本の規準を外れたのであれば新たな規準を示したと考えざるをえず、その新規準はその新規準を用いた人間にも適用される。
そしてなんと今回(結構前)めちゃくちゃ大きなアップデートがあったのである!
北村紗衣・北守・牟田和恵・古谷有希子各氏の過去発言|喜多野土竜|note
簡単に言えば、約10年前に北村氏が男性皆殺し協会マニフェスト(北村訳:男性根絶協会マニフェスト)を翻訳して、「『セックス』で検索してくる人がたくさんいるのだが、だいたいひっかかってくるのはヴァレリー・ソラナスの『男性根絶協会マニフェスト』の翻訳だろうから、見た人はびびるだろうね!楽しいな!」と書いたのが問題視されるべきだという内容の話である。
あ、いや、喜多野氏は「保留」と言って逃げているので、もへもへ氏やMGTOW NEWSが、もしくはこの件で批判されるべきだと言っている一部はてなユーザー達が規準をアップデートしたと言うべきか。
もちろん、訳しただけで問題だと言っているわけではあるまい。実際、MGTOW NEWSも過去に部分的に訳して説明を付している(https://archive.ph/2QksL何故かMGTOW NEWSは消滅してしまった)。その中で、当マニフェストに対する否定的見解は「フィクションに登場する悪役、はたまたブラックすぎるジョークのように思える」という部分以外にオウムを引用して暗に否定している部分だけである。加えて次のようなツイートをしている。
本当は「みんなが幸せな社会」を実現したいだけなのに、なぜか誤解されて叩かれがちなフェミニズム…
もちろん、これは皮肉である。しかしこのような調子のツイートであっても問題はないということをMGTOW NEWSは示している(ダブスタなんてするはずないからね)。換言すれば「このような悪質な憎悪文書を茶化し結果的に矮小化することは不謹慎だ」という非難はそれ単体では適用できないということだろう。ということは多角的に分析せねばなるまい。
なお、MGTOW NEWSは何故かこのツイートを削除してしまったので魚拓での引用とさせてもらう。
記事自体は削除されたのだが、なぜかわけのわからん怪しいサイトで拾えたのでそれを真実と勝手にみなして話を進めていく。セキュリティソフトが発動したのでちょっと不味い気がするが、気になった人は文章を検索すればヒットするよ。さて、北村氏はマニフェストについてどう言及していたのだろうか?
…(前略)…基本的にはレズビアンセパレーティストの立場から男性の抹殺を主張するものである(?!)。ソラナスによるとこの文章は辛辣な風刺を目的としたもので、別に本人は男性を本気で皆殺しにする気はなかったようだ(ハムレットも芝居の中で結婚している奴を皆殺しにすると宣言していたが、別にしなかったし、そのノリとたいして変わらん)。ただしソラナス本人は子供の頃から性的虐待を受けており、…(中略)…"cut up"を「抹殺」だと原文にある去勢のイメージがなくなるから「根絶協会」のほうがいいと思う。
なお、私は別にこのマニフェストに賛同しているわけではない(いや、男の人大好きですよ!とくに女装している時はね)。単に風刺文として面白いと思っているのと、日本語訳がないのと、クリスマス休暇中は図書館がしまっちゃって時間があくから訳してみるだけである。一方でこのマニフェストに書かれているミサンドリー(男嫌い)的な内容は、現代大学で読まれているような哲学・芸術史上重要とされているいろいろな論文に現れているミソジニー(女嫌い)に比べればそうたいしたことないんじゃないかと思っていることも確かである。この論文はたしかにイカレているが、初期キリスト教関係の文献とか、私が研究しているイギリス・ルネサンスのアンチ女性パンフレットとか、現代の「未来派マニフェスト」なんかのイカレっぷりに比べてそう突出しているとは思えない。
とりあえず、「内容に賛同しているわけではなく、イカれたミサンドリーを含む文章だが、一方で風刺文として面白くまた過去現在のミソジニーを含む文章と比べてそう突出しているわけではない」という感じだろう。
すなわち、今回作られた新規準によれば(1)イカれていて(2)ミサンドリーだから(3)不賛同と先に断っていても特に免罪にはならず断罪されるべきだと言うのである!
ではMGTOW NEWSの紹介記事とは何が違うのだろうか?「風刺文として面白い」のように少しでも価値を認めた時点でダメなのだろうか(なお風刺文として面白いというのは的を射た風刺だというのを意味しないらしいのに注意。後述)?もしくはミソジニーテキストと比べてそう突出していないという論評がどっちもどっち的な矮小化を思わせてよくないのだろうか?それはさておきもう2箇所程引用して少し検討してみよう。
しかし、二パラグラフめからはヴァレリー・ソラナス自身の男性嫌悪が匂い立ってくるようでまったくすごい…のだが、これは人生において一度はブスだったことがある女性にしか書けないとこである気もする。実は私はこのあたりはかなり読んでいて厳しい。
北村氏は一気に全文翻訳したのではなくかなりの回数に分けて翻訳している。これは2回目の翻訳の時の説明。この少し前に「あまりのホラーっぷりにちょっと笑いがとまらなくなってしまった」とあり言葉は軽いが男性嫌悪の勢いに着いていけない感じがうかがえる。引用後半部分はそれとは別の感慨だが。
この反ヒッピー論は私はなかなか頷けるところもあると思うのだが…ヒッピーコミューンとかが基本的に男性中心的、異性愛中心主義的だっていうのはよく言われていることじゃない?ここ二回ぶんくらい、表現が非常に下品なだけでソラナスの言うことが結構まともな気がするので、興味深いがちょっと諷刺の切れ味は鈍っている気がするな。
ちょっと前に「なお風刺文として面白いというのは的を射た風刺だというのを意味しないらしい」と書いたのはここにかかる。まともだと風刺の切れ味が落ちるということは風刺として面白いというのはもしかしたら褒めてないかもしれない。
ここは一部同調している箇所で他にも同様の反応が何箇所かある。逆に「相変わらずヒドい」と書いてある場所もある。…とまあおおよそこんな感じである。
引用文書について(1)イカれた差別文書と認め(2)不賛同を表明しているが、(3)一部で論の価値を認め(4)他の差別文書と相対評価している。
とはいえ、喜多野氏やもへもへ氏らはどこに言及すべき価値を見出したのか具体的に説明していないので何とも言い難い節はある。実際具体的にどのような態度で引用翻訳していたのかについての論評はない。つまり直接的に言及・引用されている内容を中心に彼らの取る規準を見出せばとりあえずこんな感じではないか。
中核の評価基準
(1)悪質な文書(引用文書の性質項を満たせば自動的に認定される)について引用し(2)その攻撃性を軽視しているように見られかねない発言をしていた場合(3)その発言が10年前程度の範囲内であっても問題である。
引用における態度
(A)差別または憎悪文書と論じ(B)否定的評価(イカれたなど)を下し(C)不賛同を表明する一方で、(D)部分的に価値を認め(E)類例と並べて相対化している場合は免罪されない。
(a)(引用時から)40年前の文書であり(b)差別または憎悪文書であり(c)内容も過激で(d)本人が殺人未遂を起こしている。
とりあえずキタ規準とでも呼んでおくとする(北村氏にも喜多野氏にも適用されないので不適切な名称かもしれない)。「中核の評価基準」「引用文書の性質」はこれより悪質性が高い場合問題視され、「引用における態度」はこれより良心的であれば責任は軽くなるという感じで、総合考慮されるべきだということになるだろう。ただし、何度も繰り返すようだが「引用における態度」については喜多野氏らは特段触れていないことに留意が必要ではある。ここを入れないと逆にキタ規準が適用されるもへもへ氏らに酷く高度な道徳的規準を適用されるのが不憫なため考慮に入れるのが妥当だと考える。
ところで規準で時期を考慮することに不満を持つ人もいるかもしれない。「中核の評価基準」において時期を考慮するのは、1つはやはり価値観の変遷が大きな理由だ。例えば女性は事務職という考えはすこぶる差別的だが過去に遡ってそういう発言をした人間は断罪されるべきとなれば過去の人物はわりと断罪される(もちろんそういう考え方が過去にあったことを差別的な思想が蔓延っていたと批判するのは否定しない)。するとやはり過去の発言の方が悪質性は減ると考えるべきではないだろうか。とはいえ過去においても問題であった言行は当然問題であり免罪されない。もうひとつは時効という考え方だが、こちらは不同意の方も多いかもしれない。なお例えば森元会長が女性蔑視的発言をした際に15年前の「女の人だなあ。やっぱり(視野が)狭い」という発言が掘り起こされたのは単にその人の一貫した思想態度に対する批判であって15年前だからと擁護することはできないだろう。何にせよ、一見した感じ呉座氏批判については3年前に遡った程度らしく、北村氏が現在ミサンドリー発言をして10年前の言行が掘り起こされたというわけでもないので、単発で10年前の言動も非難されるという新たな規準が定立されたと評価するほかないだろう。
「引用文書の性質」で一応時期を考慮に入れるのは少し違って切迫性の観点による。例えばどこぞの戦国武将の妻が「子供の1人でも戦死すればお家の名誉になる」と言ったのを称揚するのとどこぞの現役政治家が「お国の為に子供を差し出すのが名誉あることだ」と言ったのを称揚するのではやはり深刻度は大きく変わる。
というわけで架空の例題問題[※2]でどのように応用できるか考えてみよう。
アメリカ議会を襲撃して逮捕された人物の発言を引用しよう(訳は引用者)。
「リベラルは超特大の馬鹿(class-A moron)だ。いつでも自分達が正しいと考え意図に沿わない他者を糾弾し排斥する。自らを民主主義者の守り手と称するが、その実彼らは選民思想のエリート主義者に過ぎない。弱者や多様性を言い寛容を謳うが本性は非寛容で本当の弱者に対して無関心。アメリカを偉大さから引きずり下ろした犯人なのだ。今回もDSを支持し選挙を盗み民主主義だと嘯いている。彼らは引きずり出され、八つ裂きにされるべきだ。夜明けに連れ出され銃殺されるべきだ。」
彼はこの発言を非難された際に冗談だと返しておりリベラルは本気で殺されるべきだと思っていたわけではないようだ。それにしてもこの発言からはリベラルに対する憎悪が伝わってくる。彼は陰謀論者であったが、リベラルについての評には見るべきところがある。選民思想の持ち主だと喝破するところなんて的を射ていないか?
今は例の議会襲撃者の発言がブログトップだから別の用事で見に来た人はびっくりしそう。
いい薬だね
まず、引用文書は(a)最近の発言で(b)差別かはさておき憎悪文書なのは間違いなく(c)射殺を言い出さすなど内容も過激で(d)本人も議会を襲撃しているという事情に鑑みれば悪質で切迫性も満たす発言で問題だろう。
引用における態度では、(A)憎悪が伝わってくるなど憎悪発言であることが読み手に伝わり(B)発言の否定的評価は薄いが陰謀論者という評があり(C)不賛同だと表明していないが同調してはいなさそうである一方、(D)部分的に好意的な評価をしている。ただし、(E)相対評価はしていない。ただ総合的に見るとキタ規準に抵触する態度と言わざるをえない。
中核的の評価基準だと(1)悪質な発言を訳し(2)その攻撃性や悪質性を軽んじているように見られかねない態度を(3)最近取っていたので問題だと言える。
つまりこのような発言はキタ規準に抵触するということになろう。もちろんキタ規準は絶対のものではないが、甘受する「覚悟」を示した人間には当然適用される。まあ北村氏にも喜多野氏にも適用されないのだが。何にせよ尊い覚悟は敬服し記録するものである。
ところで繰り返しになるが今回北村氏を批判した人々はマニフェストを翻訳したという事実とそれに言及したツイートをもって批判している。であるから、ここで適切だと考えた規準はいささか正確性に欠ける嫌いがある。ここで言うところの「中核の評価基準」で論じるべきかもしれない。しかしMGTOW NEWSも同じく男性皆殺し協会のマニフェストを引用し「とっても素敵」と茶化し皮肉を言っている。これは「その攻撃性を軽視しているように見られかねない発言をしていた場合」と言えなくもない。
所与の条件である今回の批判者は過去の発言と直接的なダブスタをしていないは動くわかげないので困った話である。これをMGTOW NEWSのパラドクスと言う。これを解消するためにこの論考では別の項目、特に「引用における態度」の項を作り表面上逃れることとした。だが後続者の皆さんには正面から向き合ってこの点をブレイクスルーしていただきたい。
小学生並みの感想を言うと何にせよモラルが向上するのは良いことだと思います!覚悟がある人がモラルに寄与するんですね。いいと思う。それは呉座のいいね欄を遡ってる人でも北村氏の件を非難する人でも同様である。その覚悟は敬意をもって記録されるべきだ。
けど、自分は直接の誹謗中傷でなければ遡っても数年くらいかなって思うので私に対してはそのくらいの基準で批判してもらえると助かるかなあ。その範囲でならリツイートだろうとスターだろうといいねだろうと謝罪するので…。ダメですかね。
[※1] ここはみんな合意してくれると思うんだけど中傷ではないという意見の人もいると思うので次の増田で詳しく説明しておきたい。
結論を言うと、容姿を揶揄したと見るか全く言わないようなことを言っているかのような風聞を流したと見るかどちらかにせよ中傷であるという結論だ。
[※2] 一応元ネタは何個かあるが、1つはトランプ政権で大規模な選挙不正は無いと言って事実上の更迭をされたKrebsに対してトランプ大統領の弁護士diGenovaが冗談?として言った”that guy is a class A moron. He should be drawn and quartered. Taken out at dawn and shot.”
ちょうど6年前のことだ。そろそろここに書いても大丈夫だろう。
俺がいる部署の隣の隣の、さらに隣のブロックに新人女子が配属されてきた。清楚な印象の子だった。25くらいかなと思った。
新年度になって新人女子が来るだけなら大したことじゃないが、その女子(アユミさんとしよう)の隣には、俺が昔世話になった先輩がいた。年齢は40近い人で、頭髪の一部が白くなっている。
アユミさんも、その先輩も未婚だった。
その2人が、仕事でタッグになった。県営住宅の管理運営の仕事で、先輩が主で、アユミさんが副として業務にあたるとのことだった。
実際、2人はまさにタッグだった。週に2、3度は軽トラックに乗って現場に出かけ、窓口では県営住宅に住んでいる人の相談に乗り、職場の小さい買い物や改善活動も2人でやるように上から命じられる。
これは、あれだ。俺の会社ではたまにあることだ。
人事が、俺の先輩(アキオさんとしよう。アユミさんとともに原型を留めないレベルで仮名にしている)に“嫁候補”をあてがったのだ。
言っておくが、アキオさんは、はてな語でいうところのKKO(※精神的な意味で)とは真逆の人間だ。比べることすらおこがましい。
組織人として結果を出しているし、上司の指示に忠実だし、でも納得できなければとことん議論するし、同僚や取引相手には分け隔てなく接するし、後輩には男女問わずモテる。
得意分野の広さがなによりも凄い。財務会計、設備管理、現場仕事、クレーム対応、測量図面の作成など、まさに何でもござれのヤバい人だ。ヤバい人、というのはもちろんいい意味で使っている。
お金がなくて月々の家賃が払えない人が窓口に来ても、何時間でも話を聞いているし、怖い人に怒鳴られても毅然とした態度を崩さない。
そういうところを俺もみんなも尊敬している。
ある時だった。仕事で嫌な事があってふてくされ、失礼な態度でだるそうに接客をしていたのを注意されたことがある。
お客さんが帰った後で、アキオ先輩は俺の肩に触れながら、「K君。そんなことしたらいけないよ。お客さんを差別したらだめだ」と諭してくれた。
それでも不貞腐れる俺だったけど、笑顔でずっと傍にいてくれたんだ。
それから段々と、アキオ先輩に敬意を払うようになっていった。
ところで。アキオ先輩は恋愛ができない。
これまで恋人がいたことはないらしい。恋愛ができないというよりは、興味がないのだろうと思う。
アキオさんは、見た目はボヤっとしているかもしれないが、体型は細いし、ファッションも清潔感がある。モテる要素はあるのだが、本人が恋愛に乗り気じゃない。
ほかの同僚が、飲み屋で先輩に女の子を紹介しているのを見たことがある。アキオさんは仕事ができるので、今のうちに恩を売っておこうという人は実際に多い。
すぐ後ろで、俺も立って話を聞いていた。
……アキオ先輩は、せっかく可愛い子を紹介されても知らん顔をしていた。ああ、そうですねみたいなやりとりばかりだった。
女の子の目が悲しそうだった。その時が初対面じゃなく、遠く離れた部署の女の子だった。ずっとアキオ先輩と話をしたかったらしい。
話し始めて1分くらいかな? アキオ先輩が後ろを向いて、俺の二の腕あたりを掴んで合図をして、そのままスッと居酒屋の廊下を歩き出した。
「女の子と話しててくださいよ。あっちの席、男しかいないですよ」
「K君と話している方がいいんだ」
アキオ先輩に連れられて、男ばかりが5,6人いる座敷に戻った。
先輩は、飲み会が終わるまでその席から動くことはなかった。別の席にも呼ばれてたのに。ずっとそこにいた。
丸2年経っても、まったく何もなかった。あれだけ一緒にいて、同じ仕事をやってきて、それでも何も進展がなかった。
2年もの間、先輩はアユミさんに興味がなかったし(本人談)、アユミさんに彼氏はいなかった(本人談)。
でも、俺が見た感じだと、二人は仕事中に、お互いを信頼しあっているように見えたのだ。
その間に、アキオさんは40になって、アユミさんは26になって、俺は30を過ぎた……
時は経ち、3年目の始まりである4月1日をもって、アキオさんはかなり遠くにある組織へと出向していった。もちろん栄転だ。
アユミさんはこれからどうなるのだろうかと、不安になったのを覚えている。
俺が勤めている組織では、できるだけ社員同士で結婚してほしいと人事部局が考えていて、いい年の男女を狙って同じ部署、同じ仕事に割り当てることがある。アキオさんみたいに評定がトップレベルの人だと、『特にいい子』(差別的な表現で申し訳ない。ほかにいい言葉が浮かばなかった)が当てられる。
アユミさんは可愛らしい人だと思ったし、実際に仲間想いで、お客さん想いのいい子だった。しかし、アユミさんがいた部署というのは、いわゆるキツイところだった。入社1年目の新人が配属されることはまずないと言っていい。
肉体労働があるし、借主や不動産業者からのクレームがドギツイ。40メートルは離れているであろう俺の席まで罵声が轟くこともある。
でも、彼女は頑張ったのだ。身バレがこわいので具体性のある表現はしないが、ほかの女子社員よりも頑張っていた。見ていて辛くなるほどに。
そんな、尊敬できる人間なのに、男性社員の嫁候補としてキツイ部署に配属され、アキオさんとも結ばれなかった。3年目が終わる時には異動になって、また別の部署で嫁候補として過ごす可能性が俺の経験上高い。
今回、この記事を書こうと思ったきっかけは、先日こんな増田を読んだからだ。2つある。
①ジェンダーギャップ指数って要は「男が責任負わされてる国」指数じゃね?
https://anond.hatelabo.jp/20210401175432
ここに書いてあることは間違っている。キンタマが付いていない男とは、こういう醜悪な言論を公共の場で行う人間を指すのだろう。もしくは、社会的地位があまりに低いために、世間や社会に対して恨みを持つようになった人間だ。
実際の日本では、女性は男性に比べて劣った地位にある。社会は女性に「女の子っぽさ」を求め、会社では「上の役職にいくにはふさわしくない」と思われ、容姿が醜ければ「存在を軽んじ」られ、誠実でない男には「セックスの道具」として扱われる。
②1年間、片思いをしていたあの人を許せない
https://anond.hatelabo.jp/20210331211345
増田文学という小説のジャンルがあるくらいなので、この内容をそのまま信じることはしないが、仮にすべて事実だったとしよう。
アユミさんは、上の日記でいうところの投稿者に当たる。アユミさんはアキオさんに気があった。どうして俺が知っているのかは言わないけど、とにかくそれを知っている。でも、アキオさんは恋愛的な意味でアユミさんを相手にしなかった。
恋愛において、女性が不憫だと思うところがある。それは、「結果がわからないこと」だ。
基本、恋愛というのは男性から行くものであり、女性は待つものだ。女性からアタックできる人は少ない。よって、一般的な女性は、意中の男性に誘われるのを待つことになる。
三か月待てばいいのか、半年待てばいいのか、1年待てばいいのか?運の悪い女性だと、3年待っても何もアタックがない(脈ナシ)かもしれない。
2021年現在、アユミさんには彼氏がいるし、1年以内に結婚する可能性もあるし、仕事も友達関係も順調だ。
でも、それはアユミさんが容姿がよくて中味もよかったからであって――基本的に、女性は可哀そうな存在だと俺は思う。
「恋愛価値のある女性」が、「組織にとって利益のある男性」のための福利厚生の一環として用いられている。
今度人間に生まれるとしたら、また男がいい。女はできれば嫌だ。生き残っていける気がしない。生まれた時の容姿のレベルで幸せになれるか大体決まるなんて、どんな冗談だ?
努力して強くなれるのがいい。勉強でも、スポーツでも、仕事でも、恋愛でも、最初はヘタクソだったけど、目標に向かって努める力を重ねることで俺は上手くなってきた。
だから、生まれつきの要素で著しく劣ることで、人生において逆転不可能な状態に陥る女性というものが哀れでならない。
俺には社会を変える力はない。
けれど、少なくとも同じ部署で働く人や、将来俺の部下になる人には、男だろうと女だろうと関係なく幸せになってほしい。そういう職場や組織を作っていきたい。
今の、これからの俺にできるのはそれだけだ。
もう20年も前になるのだが、当時の俺はいわゆるニートというやつで、もっぱら覚えたばかりのインターネットで暇を潰していた。
そんなある日、あるラーメンに関するHP(死語)を見つけたことを覚えている。
そのHPは東京中のラーメンをめぐって感想をつけるというだけのありがちなHPだったのだが、当時流行りだった掲示板機能がついていた。
そこには少人数ながらも濃いラーメン好きたちが、当時特有のノリでなんだかよくわからないような会話を繰り広げていた。
俺はラーメンはそこまで好きじゃなかったので辟易したが、入り浸るうちにすっかりハマってしまった。
実の所、ラーメンの話は1割ぐらいで、ゲームやアニメやエロゲの話が多かったのでそこまでラーメンが好きではない俺にとっても楽しかったのである。
だいたい掲示板のメンバーは固定されていて10人ぐらいだった記憶がある。
ヨドバシカメラで働いてる方。
ねこねこソフトというエロゲメーカーが好きすぎて一日中語っていた方。
俺と同じニートの方。
ある日、オフ会をやろうという話になった。
というのも、そのHPでは定期的にオフ会が開かれていたのである。
そのオフ会では一応は適当にブラブラしながらラーメンを食べると言う計画だったのだが、盛り上がった流れで池袋のアニメイトやゲームショップにまで行って、なぜか解散時には川口駅近くのゲーセンにたどり着いた。
そのまま川口駅でHPに掲載するための写真を撮ろうという流れになって撮った。ニートの俺はうまくスマイルができずになんだかよくわからない顔になってしまったが、とても楽しかった。
やがて俺はその掲示板を見なくなり、親の脛を齧るのをやめてフリーターとして働き始めて最近のことである。
2ちゃんねるで、俺たちの集合写真が晒されているではないか!!!!!!
「オタクのオフ会写真」「川口駅のオタクども」という愛称で、1人1人固定ハンドルネームがつけられている。10年以上前の若かりし頃の俺には「ハデス」と言うなんだか強そうな名前がつけられている。
もちろん、俺たちはそんなハンドルネームでは無かった。調べてみると、2ちゃんねるの人たちがおふざけで俺たちの集合写真に名前をつけたらしい。
正直苦笑いしたが、もはやHPすら跡形も残っていないのに写真だけはこうしてネットの海を漂っているのは若干面白いのではないだろうか。
ただ一つ断っておきたいのは、写真中で「戦場のオナニスト」と名付けられている方はとても立派な方だった記憶があるので、あんな名前をつけられて不憫だと思う。
今までも鬱の人はいた。
例えば凄く人望のある良いヤツがクソ上司の元で鬱になった。
みんな凄く心配して、可能な限りの配慮をした。結局、異動があってその後は退職してしまったけど、彼に対しては同情の念やそれまでの功績に対しての感謝こそあれ、鬱になったからと言ってその事に対しては何もない。むしろ不憫に思う。
他には、中途採用したけれどすぐに来なくなった人もいた。
実はもともと鬱病で、環境の変化に耐えられなかったようで吐き気が出てしまい、業務が続けられないと言われた。
そのまま出社しなくなり、そのうち人事から連絡が来て人事付きにするからと言われ、ほどなくして退職したようだった。良い人そうだったので残念だった。別に迷惑だとか思わない。一緒に働きたかったなと思う。
ただ、今度の新卒は違う。
勤務時間中に居眠りしやがる。吐き気が出るとかなら心配だよ。でもさ、うつの薬の影響だろうが何だろうが業務時間中に寝るのは給料泥棒じゃねーか。注意しても注意しても居眠りしやがる。
突然休んだりももちろんある。しかも連絡がメールだったりする。
そりゃ鬱じゃなくたって病気になることはあるよ誰だって。でもさ、そんな毎月突然休まれたらさ、そいつがいなくても問題ないように仕事を組まなきゃならなくなるじゃん。そいつがいなくても問題ないようにするってことはさ、いらないってことなんだよ。負債でしかない。
育児勤務者と比較してどちらも似たようなもんなんだから受け入れろって言うやついるけどさ、違うじゃん。
育児勤務者はその前までフルタイムで頑張ってたじゃん。仮に入社後即産休だとしてもさ、終わりが決まってるし勤務態度の問題とは違うわけじゃん。
最初っから鬱のやつはさ、今までに何の貢献もなく、今後戦力になるかどうかもわからず、というかならない可能性の方が高く、それでも配慮してやんなきゃいけないの?お客さんなの?仕事なんだよ!
最初っから鬱なら障害者枠で入れよ。普通に就職したなら普通を求めるし、仕事が全うできないなら辞めろ。今すぐ退職しろよ。お前の存在は迷惑でしかない。
あのさ、
有名な映画の大林監督作品の尾道三部作と言えばターミネーター三部作と肩を並べて超有名なビッグタイトルだけど、
また話は別よね、
販売が今月末までだと言うことで、
これを機に3Dシリーズも挑戦してみようか!ってやる気満々の満身創痍!暖簾に腕押しでポチったワケなのよ。
買ってから気が付いたんだけど、
この三部作クリアするまでの時間ボリューム私にはあるのかしら?って
重さが重くならないのはどうなってるのよ?って思ってしまうわ。
とりあえず
早速思ったのが
そしたらよ、
そしたらスーパーマリオ64の最初のステージからもういきなりどこに行っていいか分からない状態で
どうやら一番上の所まで言って、
バクダン兵の王様を投げ飛ばせばいいらしいことは分かったのよね。
で、なんとか頂上まで行ってバクダン兵の王様を投げ飛ばせることまでは成功したの。
でも何回かやっぱり投げ飛ばさなくちゃいけないみたいで、
ヘイヘイヘイ!って挑発したら、
まんまとむんずと掴まれて放り投げられて一番下の地上まで投げ飛ばされちゃったわ。
えーまたあの頂上まで登るの?と思ったら絶句だけど、
もうスーパーマリオ64ですら前途多難感ありありな出だしで、
でもちょっとサンシャインもギャラクシーも冒頭のちょっとだけ遊んでみようかなって、
もう早速5分やって他のゲームに移っちゃったの。
なんか凄いゲームでとにかく、
3Dの中を歩き回って
水鉄砲撃ったり夜空を飛び回ったりと
なんかこれもあと2作あると思うと、
いったいスーパーマリオシリーズ何作あるんだよ!ってもう遊び尽くせない感じがして、
マリオ恐るべしって思ったのよ。
なんか小さな惑星を逆さまに歩いたり走ったりするので気持ち悪くなっちゃいそうな雰囲気で
面白すぎて前途多難すぎるわ。
それにともなって色々な技を繰り出せるみたいなんだけど、
こんなのフラッシュ暗記暗算大会の上位入賞者の人じゃないと一画面を見て一度に暗記できないわ!ってゾッとする操作方法の種類にまた驚愕よ。
楽しいけどさ、
これをまたクリアしていくと思うと辛いわ。
でも毎回毎作ごとに連れ去られるピーチ姫のことを思うと
彼女の不憫さと比べると私の三部作へのクリアの重荷と比べるとたいしたことないのよね。
ピーチ姫は毎作大変な思いをさせられて大変だなーって。
でね、
ちょっと前にスマホの携帯ゲームで出てるスーパーマリオランもやってみたんだけど、
あれはただただタイミング良くボタンを押していくだけでクリア出来ちゃうから、
あんまりマリオに接したこと無い私だったからこんなモノなのねって楽しさがよく分かってなかったのよ。
だけど、
マリオ感がやっぱり堪能できないのよね。
きっとそう思うわ。
そうなると対峙するソニックシリーズもまた私研究対象として研究しなくてはいけないソニックシリーズもコンプしてクリアするという苦行を行わなくてはならないと思うと今からゾッとするわ。
やっぱり超巨大コンテンツとしてのマリオって楽しくてスゴいわね!って思うしかないのよね。
これを機にまたユニバーサルスタジオジャパンのマリオのアトラクションも私遊びたくなっちゃうのかしら?と今から思うと、
関西に行く口実にもなるわよね。
何度ここへ来たって大阪弁上手くなれへんのよ。
そんな思いも裏腹に、
まずは
心に決めた攻略本を見ないって誓いも
スーパーマリオ64の一番最初のステージでどこに行っていいか分からないからすぐ見ちゃったという、
私の意志の弱さ。
ため息が出るわ。
でもまあ一歩一歩頑張るのみよ。
前途多難長い道のりだなーって
応援してね!
うふふ。
ちと朝からは重たかったかもと思いつつこれってもしかしてチンして温める前提なのかしら?って思うほどの出来栄えで美味しかったわ。
朝たくさん沸かしておいておいたので
たくさん飲めるわよ!
ごくごくごく!
水分補給はこまめにまめにしてね!
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
今、私は新型コロナウイルス感染症対策のための宿泊療養施設(長いw)で働いている。ホテルで療養している患者さんのため、お弁当を用意したり差し入れを届けている。中の雰囲気を知りたい方は、最近の「島耕作」を読んでいただければ大体分かると思う。私も読んでみたところ、よく取材されていると感じたし、書き方も中は本当にあんな感じだ。私自身、はじめは「怖い。私も感染するのでは」と少しは思ったけれど、働き出してからはあまり気にしなくなった。というのも、スタッフは皆「長期戦」と分かっているので、我々が感染するわけにはいかないと強く意識しており、患者さんと直に接触しないよう、ものすごく注意を払っている。わずかな時間でもレッドフロア(患者さんのいる階)に入るときは、手袋、マスク、防護服、その後のアルコール消毒は欠かさない。といっても、患者さんは基本的にほぼ一日中部屋の中で過ごすので、私たちも接する機会など入所時以外はほとんどないのだが(日々の健康管理や問診はLINEでしている。)。
さて、政府は近々緊急事態宣言を解除する方針らしい。施設の中で働いている立場から言わせてもらえば、わずかでも患者を増やす可能性のあることはしないでほしい、舵を切るのはもっと下がってからで良いでしょ、というのが本音だが(私の仕事は患者数に比例するので・・・)、まあ解除する考えにも一定の理由はあるのだろう。もうじき一般の人向けのワクチン接種が始まるし(私はもう注射してもらった)、リバウンドさえしなければ・・・と祈るだけだ。それでも、是非皆さんに訴えておきたいことは、療養生活はかなりつらいですよ、ということ。ホテル療養をする人は基本的に無症状の方だが(少しでも症状が悪化したら即病院に転院していただく)、約10日間のホテル暮らしは一日中部屋にこもって外出不可、三食お弁当生活となる。シングルの部屋はお世辞にも広いとは言えず、結構な閉塞感がある。もちろん、ホテルだからテレビもあるしwi-fiも利用できるので暇つぶしは動画閲覧となるのだが、それも直に飽きてくるようだ。運動不足は免れない(ベッドの上でストレッチやヨガをしているされている方もいる)。まあ、とにかく退屈なのだ。
特に可哀そうなのは子どもだ。ひとりでは生活できない年齢の場合、子ども自身または親が感染した場合いずれも一緒に入所してもらうことになる。親と一緒だから寂しくはないだろうが、動き回れないし騒げないし弁当生活にもなじめないだろう。とても不憫だ。また、一緒に暮らす親御さんも大変だろう。想像できるだろうか、幼い子どもと24時間ひとつの部屋で過ごす毎日を。スマホを通してお話ししながら、「あと〇日で退所ですね」と一緒に確認するときだけ笑顔になってくれる。もう少しだから、がんばろうね。
子どもに限らず、誰しもなりたくて陽性になったわけではない。それを分かっていながらあえて言わせてもらうのだが、皆もっと感染予防しようよ。ほとんどの人は無症状や軽症に留まるけれど、それでも療養生活は本当につらいよ。自分が感染するのももちろん嫌だし、人に感染すのもつらい(入所者の方に話を聞くと、自分が人に感染したかもしれないと考えるときが最も心苦しいそうだ。)。最近すっかり言われなくなった言い方だけど、新型コロナウイルスは「正しく恐れるべき病気」だと、私は何度でも訴えたい。以上、療養生活の様子を直に見ている一労働者からの素直な意見でした。