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はてなキーワード: 上海事変とは

2020-06-26

anond:20170809013919

メモ感想

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>なぜ立ち止まれなかったのかを考える材料提供してほしい。

加藤陽子の本(『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』等)が参考になるかも

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>そりゃ大きく変わったのは事実だけど、ずっと前から変わっていたんじゃねーの?

そのへんを考えると、日露戦争終結あたりから歴史を見ていった方が良さそうだな

他のコメントブックマーク含む)を参照してみると、結節(ターニングポイント)としては例えば、以下が挙げられるようだ

開国ペリー来航)

征韓論

台湾出兵

日清戦争

日露戦争

シベリア出兵

世界恐慌

満州事変

・五一五事件

盧溝橋事件

・第二次上海事変

トラウトマン工作

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>ここから既に国内人材物資徴発が始まっていたわけで、いわゆる戦時下体制内閣は挙国一致内閣

マスコミは1937~1941年もっとスポットあてるべき。

1940年体制』(野口悠紀雄)ってやつかな?

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https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20170809013919

ブックマークコメントで、

>それを言ったらペリーが来たときから

日中戦争満州事変帰結で、満州事変日露戦争ロシア革命辛亥革命の延長線上にあり、日露戦争日清戦争維新の不平士族征韓論が背景にあり、維新関ヶ原の… つまり卑弥呼黒幕だったんだよ!

とある

こういうような考え方をして、信長時代から維新まで歴史を説き起こしたのが徳富蘇峰近世日本国民史』だったような気がするな(ふと思い出した)

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2018-11-30

anond:20181128232241

なぜ滿洲國がまだ残っているのか

ブコメとか読みつつ、だらだら考えて見る

満州国国体orリットン調査団活動史実と違う

みんな大好きレッドサンブラッククロス(アドテクノス版)の史実との分岐点

この後、ルーズベルトスキャンダルで再選断念に追い込まれたせいでアメリカ中立化したり、ノモンハン事件が日ソ限定戦争に拡大したりしたせいで、第二次世界大戦ドイツが早期にフランスイギリスソ連を倒して勝利

国際連盟を脱退せずに国際的孤立を避けられた日本日独防共協定を結ばず、盧溝橋事件回避し、国論が南進論と北進論に分裂してたけど独ソ不可侵条約を受けて対ソ戦を決意し、以下略インド亜大陸日独が戦う第三次世界大戦が行われるまでがゲーム

この後、樺太千島朝鮮半島台湾日本領土のままで、満州国も存続したまま、アジア警察官である日本ベトナム戦争の泥沼に引きずり込まれれて原爆使うところまで追い込まれるのが原作の展開。

太平洋戦争は起きてないが軍事負担の大きい日本がどんな国になっているかの判定は微妙だが、満鉄普通に存続してそう。

日中戦争が起きてない

b:id:Arturo_Ui 祖父満鉄勤務だった私も大陸育ちになったはず // 満洲国の存続には「日中戦争が起こらない」という前提が必要。日米の後ろ盾国民党政権樹立するも、毛沢東派のテロが延々と続き…という展開だったろうか。

たぶん西安事件(1936年12月)が起きず、蒋介石国共内戦を優先してるんでしょう。

コミンテルンの陰謀だった云々な人達の主張はどけとくと、盧溝橋事件(1937年7月)は偶発的な事件なので回避されたと考えてもそんなに変ではないはず。

蒋介石指導下の国民党政権は悪い意味中国的な駄目政権なんだけれども、それでも近代的な火器がある時代な以上、ちゃん支援があれば、国内軍閥を倒して統一するところまでは行けるはず。

史実での後ろ盾ドイツだったけど、まあドイツ外交がどう動くかは複雑怪奇なので、代わりに日米がいても不思議ではない(そうか?)。

そして軍閥を倒せても、やっぱり近代的な火器がある時代な以上、地方で暴れるゲリラテロを根絶するのは至難。ソ連国民党が手を結ぶ、的な超展開が起きない限りは毛沢東率いる中国共産党は元気に活動してそう。

当然、日米の武器輸出は絶好調ドル借款や円借款バンバン兵器を売り込んでるんでしょう、たぶん(これって疑似軍事ケインズ主義なのか?)。

満州国独立蒋介石承認するというのは厳しそうに思えるけど、一方で中国人の伝統思考としては長城の外側は化外の地から本当は満州国とかどうでも良かったはずだ論とかもたまに聞くので、なくはないんだろうか。

満州経営にどの程度アメリカ資本が参入してくるかは不明だけれども、満鉄普通に存続してそう。


日中戦争が早期に終了

b:id:akainan 盧溝橋事件後のトラウマン和平が成立している状態だとしたら中共は下されソ連との緊張が続くので、連合国の思惑によっては日本大正的な政党政治に戻り、結局満州インドのように地方自治から独立となってそう

レッドサンブラッククロス(アドテクノス版)の原案である高梨俊一先生も後日「でもあの時期の蒋介石政権日本戦争してないってのはちょっと無理あったよね」と言ってたはずでこっちの方が妥当か。

といっても和平が成立するということは、第二次上海事変(1937年8月)が起きてドイツ顧問指導下に育成された国府軍の最精鋭部隊野戦撃滅されたあとなので(でないと蒋介石妥協する理由がない)、講和威信が大幅低下する蒋介石指導力も大幅低下だろうしで、国共内戦がどう展開するかは割と予断を許さない気がする。

妄想的には華北撤兵抱き合わせ中華民国満州国の分離を認めさせる(≒満州国の国際承認)だとスッキリするけど、どうなんだろう

なんにせよ、この後、日独が接近すると史実に戻る気がするので、九ヵ国条約の枠組みに日本は復帰して国際協調路線のまま第二次世界大戦という名の第二次欧州大戦を迎えるんでしょう、たぶん。

当然、なんとなく大国のまま大戦終了を迎えた日本は、そのまま新たな国際秩序持組織でも常任理事国入り、満州国も原加盟国となり、満鉄普通に存続してそう。

2016-03-15

最近若いのは日本中国戦争をして勝ったと思っているらしい

ちょっと前にキャバクラライトネトウヨみたいな若い女の子が付いた。地方から出てきた高卒で二十歳間もない女だ。

ちょうど北条かや似でキャバにしてはめずらしいヲタに好まれそうな清楚風メイクの子だった。

俺は酒席で政治関係の話をするのは好きではないのだが、どうもオッサン政治ネタに食いついてくると思い込んでいるのか、

自己紹介から早々に国際政治の話をふってきた。「お客さん最近中国どう思いますか?」と。

ネトウヨっぽいと書いたとおり、近年の中国政治動向について批判まじりにしきりと話し続ける。

俺は辟易としつつも話に付き合っていたが、しばらく会話を続けいてると、彼女がどうも奇妙な誤解に基いて話をしていることに気づいた。

彼女第二次世界大戦日本中国と戦い(それ自体事実だが)、米国と一緒に中国を打ち負かしたと思っていたのだ。

俺は少し意地悪な気持ち歴史事実を伝えた。日本は(統治下の朝鮮と共に)米中と戦い、そして負けたのだ、と。

この点に関しては左右を問わずに是とする事実だろう。太平洋戦争は、決して日米と中韓の戦いではない。

だが、彼女は食い下がった。日米は同盟国で中韓反日だ。それに日本米国と戦うはずがない。米中が仲がいい訳がない、と。

不思議と「日中戦争」や「上海事変」といった言葉だけは知っているらしい。また、思った通り南京事件捏造だとも語った。

俺は更に突っ込んで、だったら広島長崎原爆を落としたのはどの国だ、と訊いた。すると、彼女北朝鮮だという。

この答えにはさすがに閉口させられ、俺はそれ以上突っ込むことはやめた。議論する価値もない人物だと思ったからだ。

さきほどネトウヨと書いたが、これは実際のネトウヨ連中に失礼な物言いだったかもしれない。

ネトウヨを自認する連中が太平洋戦争顛末と、原爆投下に関してそこまで誤った認識を持っているとは信じがたい。

彼らは歴史事実というより、事実解釈をめぐって闘争しているのだと思う。

他方、キャバクラ嬢はそうした珍妙歴史観家族や友人から教わったという。

まり、一部の日本人は、太平洋戦争とは日米が中韓と戦い、

(驚くべきことに)北朝鮮から原爆攻撃されながらも、辛くも勝利を収めた話として認識しているようだ。

(ちなみに、天皇イエス・キリストブッダの血を引いているとも主張していた。天照大神を知らないらしい)

なるほど、それならば北朝鮮に対して激烈な怒りを持つの理解できるし、中韓を見下すのもよく分かる。

彼らにしてみれば、北朝鮮国家の怨敵、中韓敗戦国にも関わらず日米に楯突く負け犬といったところだろう。

最近テレビで大流行日本礼賛は、こうした層を狙い撃ちにしているのだろうか。

彼らが戦時中の主要敵国は米国であり、原爆米国によるものだと知ったらどう思うだろうか。

そもそも、日本こそが敗戦国であり、天皇は(一時期を除いて)日本土着の宗教共同体首長に過ぎない。

それとも、現状を鑑みてアナクロニズムから、それは中韓による捏造宣伝工作の類だと思うのだろうか。

どちらにしろ、この国には予想を遥かに超える誤った歴史認識を持った層が存在することは確からしい。

歴史教育において近代史が軽んじられる傾向は事実だが、ここまで酷いともはや喜劇的ですらある。

いっそのこと、日本史から近代史を別の科目として独立させてはどうだろうか。

 
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