はてなキーワード: ワンルームとは
みんな、人には言えない複雑なストーリーを抱えて生きている。
あなたの隣にいる、幸せそうなあの子にだって別の顔があるかも!?
File1:東京が生んだモンスター
―2年前ー
ザ・リッツ・カールトン東京の45階にある『ザ・ロビーラウンジ』。
死ぬ気で仕事を頑張り続け、気づけば39歳。経営者として成功した今の僕は、ラグジュアリーなこの空間が似合う男と言えるだろう。
だが、僕の目の前にいる女性は、洗練されたこの場所には不釣り合いで、彼女の存在だけが浮いて見える。
「ここのアフタヌーンティー来たかったんです。でも、1万円もするからなかなか来れなくて…。インスタに載せたいから写真撮ってくれますか?」
キラキラした目をして手渡されたスマホの画面は、派手にひび割れていた。
カメラに向かって微笑むその女性は、小皺が寄ったブラウスにミニスカートを合わせ、膝の上に合皮のバッグをちょこんと乗せている。
「家賃3万円の東陽町にある社宅に住んでます。配属は、虎ノ門支店なので、本当はもっと都心に住みたいんですけどね…」
たった1万円のアフタヌーンティーに目を輝かせ、屈託のない笑顔を見せてくれた優里香(23)を愛おしく感じた。
一体なぜ!?39歳男が、純粋なOLを地獄に突き落とす…男の闇深い本音とは
地獄へのカウントダウン
「僕、優里香ちゃんのこと、すごく気に入っちゃったから、特別に3万円あげるよ」
「え?お茶だけで、3万円もくれるんですか?そんな…いいんですか?小日向さん優しすぎます…」
メガバンクに勤めていて手取り16万円程度の彼女は、戸惑いつつも目を輝かせた。
「いいよいいよ。優里香ちゃんは、それだけ価値のある女性なんだから。自分を安く見積もっちゃだめだよ。これで表参道のサロン行って髪のトリートメントでもしてきなよ。もっと、自分にお金をかけなさい」
「そうだ、東陽町からはるばる六本木まで来てくれたことだし、せっかくだからミッドタウンでお買い物もしよう」
ワンピースはストラスブルゴで、靴はマノロ ブラニクで、鞄はヴァレクストラ……。
「わぁ、こんなにいいんですか?なんだかシンデレラになった気分!会社の同僚は、お洒落な子ばかりだから…これでやっとお食事会に誘ってもらえるかも…!」
僕は、キラキラと目を輝かせて心の底から感謝してくれた彼女のこの日の笑顔を、一生忘れることはないだろう。
「いいかい優里香ちゃん、縫製の粗い服、合皮のバッグ、ビニールの靴なんかを買うのは金輪際やめなさい。安い女に見えるよ。僕がサポートしてあげるから質の良いものを身につけなさい」
「手取り16万円じゃ東京で暮らしていけないでしょう。月30万円はどうかな?
でも、それを貯金するような貧乏くさい真似はしちゃだめだよ。洋服や化粧品や友達との遊びで使い切って、若い時間を楽しんでね」
それにもかかわらず、この程度の小娘に、お茶だけで3万円を渡し、会ったその日に50万円相当のプレゼントをし、新宿にある家賃30万円のマンションと月30万円の生活費をあげる男は、この世に僕しかいないだろう。
もちろん、下心なしに、女に金品を与える男はいない。
大抵の男は、若い女の体が目当てだが、僕にはもっと“壮大な目的”があるのだ。
『東麻布 天本』、『長谷川 稔』、『薫 HIROO』、『三谷』、『カンテサンス』…
会うたびに、客単価5万円ほどの一流店に連れて行き、彼女の舌は順調に肥えていった。
お世辞にも美人とは言えない彼女をおだて続け、分不相応な要求にも笑顔で応え続けた。
東京に染まりきっていない純朴な女は、真っ白なキャンバスのようなもの。彼女の思考や価値観を変えることは、赤子の手を捻るほどたやすかった。
彼女のプライドと欲望はみるみるうちに膨れ上がり、たった1年で傲慢なモンスターへと成長した。
『この間同僚に誘われたんですけど、場所が居酒屋だったんで速攻断りました。居酒屋とかありえないですよね〜。同世代の男とは、価値観が合わないわ』
『ヒールが擦り切れてる女性って下品。ピンヒールでコンクリートの上なんて歩くもんじゃないですよね。タクシー乗ればいいのに』
『パスタランチが全然美味しいと思えなくて…友達とのランチは、ダイエット中って嘘ついて最近パスしてます。あ、今度『エクアトゥール』いきた〜い!予約できます?』
『若い時間って有限なのに、手取り16万って割に合わないですよね?だって私の1ヶ月って16万以上の価値ありますもん』
『金融機関に勤めているから、高価なブランド品を持ってると怪しまれて色々詮索されるんです。妬みですかね?小日向さんのサポートがあるから、もう会社辞めようかな』
『お食事会で出会ったお友達がローズサクラのバーキン持ってて、すごく可愛かったの。お誕生日プレゼントに欲しいなぁ♡』
遂に、闇深き39歳男が、純粋だったOLを地獄に突き落とす…
フィナーレ
「優里香ちゃん、24歳のお誕生日おめでとう。バーキンが似合う女性になってね」
しかし、彼女はもう、“ありがとう”さえ言わない女に成長していた。
機は熟した――。
「優里香ちゃんごめん……。実は会社の資金繰りが苦しくなって、もう君のサポートはできなくなったんだ。マンションも既に解約したから、今月末には出ていってもらうことになる」
「え、ちょっと待って…いきなりすぎる。手切れ金として、引越し費用くらいはちょうだいよ」
彼女の顔が、一瞬にして青冷める。この時の哀れで惨めな女の顔は、一生忘れることはないだろう。
「ごめん…本当に苦しくて。一銭も余裕がないんだ。君への最後のプレゼントはバーキンだよ。でも君みたいな“素敵な”女性なら、サポートしてくれる男性はすぐに見つかるよ!」
「小日向さんみたいな男性は、他にいないよ…。小日向さんがいないと私、生きていけない…」
ラ・トゥール新宿の26階から見える煌びやかな東京の夜景を背景にして、涙ながらに僕にすがりつく彼女の姿は非常に趣深かった。
「なにそれ、どういう意味…?ねぇ、小日向さん…待って、行かないで…」
◆
あれから数ヶ月が経ったが、彼女からは毎週のように連絡が入る。
『小日向さん、お元気ですか?久しぶりに会いたいです』
『私どうやって生きていけば良いの?小日向さんに見捨てられたら、私死ぬしかないよ』
Bang & Olufsenのスピーカーでモーツァルトのレクイエムを流し、彼女の変わりゆく表情を思い出しながら飲む酒は、格別な味がした。
彼女はもう二度と、家賃3万円の社宅に戻ることはできないだろう――。
彼女はもう二度と、手取り16万円の仕事だけで生きていくこともできないだろう――。
消費性向は、絶対所得水準だけでなく、過去の最高所得に依存するという説もある。
人間という生き物は、生活習慣を急に変えたり、生活水準を簡単に下げたりすることができないのだ。
僕が与えたブランド品を売ったって、靴や洋服のリセールバリューは恐ろしく低いので、端金にしかならない。
唯一換金性があるのはバーキンだが、せっかく手に入れた富の証をあっさり手放すとは思えない。
美人でもない彼女が、僕が与えたような生活を維持するためには、マトモな仕事だけでは難しいだろう。
とにかく、身も心もすり減らして堕ちていく未来が待っているはずだ。
大金を稼ぐ辛さ…
社会の厳しさ…
東京を生き抜く大変さ…
それらを身を持って知って欲しいと思う。
そして、彼女はもう二度と、同世代の男と純粋な恋を楽しむことはできないだろう――。
同世代の男が必死に仕事をして買ったプレゼントにも、頑張って連れて行ってくれたレストランにも、ワンルームマンションのシングルベッドでの行為にも…、喜ぶことも満足することもできない。
価値観が合わないと言って切り捨てた同世代の男たちの年収は、あと数年もすれば、右肩上がりに増えていくというのに……。
彼らの価値に気づく頃には、マトモな男たちは、マトモな女とゴールインしている。
分不相応なブランド品を身にまとい、分不相応な高級レストランに通い慣れている女を、マトモな男は選ばない。
僕以外の金持ちを漁ったとしても、ここまで傲慢なモンスターに仕上がってしまった彼女を選ぶ男はどこにもいない。
僕が、手に入れることができなかった同世代同士の健全な恋愛を…、幸せな結婚を…、女から奪ってやりたかった。
学生時代から付き合って結婚を考えていたのに、価値観が合わなくなったと言って、年上の金持ちに乗り換えた初恋の女…。
純粋だったのに、東京に染まって変わってしまった同郷の女たち…。
お金がないからと、学生時代の僕に見向きもしなかった同世代の女たち…。
すべての女が憎くて堪らない。
僕はずっと苦しんできたのに、努力して金を手に入れたのに、女はいつだって虫が良すぎる。
https://tokyo-calendar.jp/article/21326?ref=new
2021/06/10 05:05
いま住んでいる部屋は、トイレが極端に狭い。便器と壁の間が30cmしか離れておらず、座っただけで頭が壁につく。普通に立ち上がろうとすると顔をこすりつけてしまうので、体をひねりながら立たねばならない。こんな環境で落ち着いて用を足せるはずもなく、おかげで毎日便秘気味である。
私は無職なので、不動産屋がまともな物件を紹介してくれない。ままよと契約を申し込んでも、保証会社の審査で落とされる。諸事情のため引っ越さざるをえなくなったとき、かろうじて見つけたのがこの物件だった。ワンルームにしては居室が広く、10畳もあったが、6畳間の物件と同程度の家賃だった。暮らし始めてからその理由が分かった。
職がないことがそんなに悪いのか。金がないことがそんなに悪いのか。金がないだけで、なぜこんな思いをしなければならないのか。
そもそも、人間が生きるのに金は必要ない。衣食住があれば十分で、金はそれを得るための手段にすぎない。それなのに、誰もが金を有難がる。金なしでは生きて行けないと思い込んでいる。なぜそんな思い込みが生まれるのか。
私は理由を知っている。それは、政府が税金を取るからである。金を持っている人は政府に税を納めることができる。ゆえに、金は正義である。
たとえば、江戸時代の農民が貨幣にとらわれない生活をしていたように見えるのは、政府が米を税として徴収していたからである。この場合、金を持っていなくても税を治めることができる。ゆえに、金は正義ではない。
では米が正義かというと、政府は他の形でも税を徴収していた。むかし王朝時代には租庸調という三種の税があった。租は穀物、庸は労役、調は特産品である。百姓は米を納め、漁師は海老やアワビを納め、武芸に秀でた者はその技を納める。それぞれの職能に応じて、その生産物を納めさせた。このような制度によって、仕事の多様性が尊重されていたと言える。すべての労働の成果を貨幣という単一の基準で量るのではなく、それぞれの仕事に応じて、その成果物を評価した。これによって、仕事の多様性のみならず、人間の生の多様性が肯定されていたのである。
貨幣は、あらゆる人間の生活を塗りつぶして単一の色に染め上げてしまう。どんな仕事の成果も貨幣によって量られ、その固有の意味は失われる。
その弊害はすでに社会の至る所に現れている。貨幣に基づく税制は、古今未曽有の悪政である。我々は税制の根本的な転換を求めねばならない。
寝る間も惜しんで物語を書いていたのに、彼氏ができた途端に創作意欲が消えてしまった。
そのまま結婚して子供が産まれた今、何かを書きたいと思うのにさっぱり意欲がわかない。
数年前はあんなに連続更新していた小説サイトも停止中。年に一度、友達の誕生日にSSを書くときぐらいしか更新しない。
夜中、何かに取り憑かれたようにキーボードを叩くときは登場人物の中の誰かに完全に憑依している。
わーっと盛り上がった感情が萎えないうちに全て書き切ってしまいたい。
途中でやめてしまうと翌日には続きが書けなくなってしまう。そういう焦りから、キーボードを打つ手が止まらなくなる。
深夜に書き上げてサイトにUPするのが何よりも楽しかった。わくわくした。
書き上げた達成感があるから、翌朝会社に行くのも辛くない。妙にハイテンションのまま出勤して仕事をする。
帰宅後はぐったりして寝てしまうんだけど、それがまた心地よい。
家族が寝静まる中、無音のキッチンでキーボードを叩く音だけが響き続ける光景って、客観的に考えるとヤバいやつだ。
母とソリが合わなくて家を飛び出した後、一人暮らしのワンルームのアパートでもキーボードは鳴り続けた。
とにかく淋しかったのだ。
帰宅したらすぐにPCをつけて物語を書いた。サイトの訪問者さんが読んで楽しんでくれてるのを見て、やっと人と繋がれているような実感が持てた。
寝室で主人や子どもの寝息が安らかに響く今、必死で物語を描く必要性がなくなってしまったように思える。
誰かとの繋がりを求めてキーボードを叩いていた夜が、ふと、懐かしくなることはあるけれど、決してあの頃に戻りたいとは思わない。
人との繋がりに飢えて「渇望する」ぐらいのレベルじゃないと、わざわざ物語を書くなんて面倒くさいことができないのだ。
気の抜けた風船みたいに楽に息ができる今だけど、私、このままでいいのかなあ? と思ったりもする。
「繊細さんの幸せリスト」っていう本の「創作が止まったあなたへ」っていう章がまさに今の私に当てはまるんだけど、また物語を書ける日は来るんだろうか。
兄弟は下に二人。
就職して1度目の給料で部屋を借り、家に誰もいない隙に転居した。ヤマト便二箱で済んだ。
私が就職して3年ほど経った頃、親兄弟と細々とした交流を始めた。
まだあの頃は、物理的に手の届かない距離の"細々としたお付き合い"なら上手にやっていけると思っていたし、最近までそう思っていた。
実家ではペットを飼っていたから、親兄弟が旅行の間に面倒を見るために泊まる役割をした。ペットのことは好きだったから、また会えて嬉しかった。
私が就職して5年ほど経ったある日、弟がPTSDと診断された。人は日常的に殴られるとPTSDになるらしい。家に居たくないからと私の住むアパートに入り浸る様になった。六畳のワンルームなのに鬱とPTSDを発症している弟がいると、正直嵩張る。邪魔だったけど、帰れば殴られるとわかっていたから、帰れと強く言えなかった。
半年ほどその状態が続いた後、末弟も部屋に来る様になった。来るたびに五万円程度要求してきた。病院代らしい。言われるままに払った。
その頃から母が私の予定を人伝に調べ上げて駅の改札で待ち伏せするようになった。電話も毎日数十件きた。全部出てない。
PTSDの弟が本格的に私の6畳のアパートに住むように外堀を埋め出した。
殴られると痛いと知っているから、どうしても拒絶できなかった。
でもある日、私のボディタオルを弟が使っていることを知ってしまい、ものすごく嫌だと思った。お金をたかられても居場所を奪われても就職するまで20年以上も気まぐれに殴られ続けてもここまで嫌じゃなかったのに、ボディタオルを勝手に使われたことが言葉にならないくらい不快だった。泡立ちが良いって何様なんだ。
仕事も忙しかったし、家に帰りたくなくて職場の近くのビジネスホテルに連泊する様になった。その時に親兄弟親戚全て着拒、ブロックした。
そしたら警察沙汰になった。
少し揉めたが、その後は定期的に切手のない手紙が届く程度で実害はない。
本当はすぐにでも逃げるべきだったのだろうが、人は"一人では生きていけない"。
具体的に言うと、身分を保証してくれる他人がいなければ転職も入退院もできない。コロナ禍でひとりになるのは悪手だと思っていた。
そんな時にプロポーズされた。
自主的に私を保証してくれるなんてありがたいと思ったが、やっとひとりになれたのに誰かと暮らすのが怖い。自分のことを傷つけられる人と、毎日鍵のかかる密室で過ごすのが怖い。
でも誰かの要求を断るなんて人生であまりしたことがないから、断り方がわからない。
なんでメンヘラって家族が苦手なくせに理解ある彼くんと家族になるのかな?と思っていたけど、断り方を知らないのと、自分の身分を守るためと、彼くんが死んだ後に自分の身分を保証してくれる子供を作るためだったんだなあ。
キッチンはワンルームにありがちなまな板置くところも怪しい1口IHミニキッチン。
なんだかんだで自炊続いてるし食費はそんなにかかってない。月4くらいで外食してたけど緊急事態宣言が出たからそれも出来なくなった。
月3万てどんだけ良いもの食ってんだろと思うけど、私の場合は鶏肉が好きだから安いんだろうなとも思う。ブラジル産鶏もも肉も美味しく食べれる舌だからな。
でも鶏もも肉を牛肉に変えても1万上乗せはされないよな。なにが違うんだろ。良いもの食いたい。まだ冷蔵庫に入ってる小松菜食わないとな。
(追記)
鳥だとローストチキンや手羽餃子もあって美味しそうだわ。業務スーパーの鶏皮餃子で最高にハッピーってテンション上げてるけどこういうのも食べてみたい。カモやアヒルも美味しいよな。昔池袋で食べたアヒルが美味しかったな。
こうして見てると、鳥一羽なら捌けるから場所さえあれば一羽買ったほうがいろんな部位が楽しめる気がしてきた。でも羽毟るの面倒だからちゃんと丸鳥買った方が良いかな。美味しい物食べると幸せになれるから良いね!本当にありがとう!!
夜の街界隈の店で知り合った女性。一緒に同伴してたりしてた。
ちょっと小柄で顔はばっちり化粧で決めてるし服装は夜の女性らしく高級ブランドで固めてい、ヤレたらラッキー程度に思っていたけど、
不思議と無理さは全くなくて、少し強引に押せばヤレそうな感があって、抱き着いたらいけそうだなと思ってた。
休みの日に前に聞いていた家寄ったら、新築でワンルーム20畳くらいで家具もおしゃれな棚とかテーブルとかが考えて置いてあった
金の使い方を知らない若い女性の部屋って感じだった(お水だけど)。
彼女から「財布見てみたいw」とか結構エグいこと言ってくるのに嫌な感じはさせないから、さすがお水って感じ。
終始「初めて本物のブラックカード見た…」「金持ちすぎる…」「あなたに永久就職させてください…」「お水なんてやだよね、ごめんなさいごめんなさい」「あっああ」
みたいな反応で困った財布見て本気になってほしくなかった。
しばらく他の店の子に乗り換える。
二十五年くらい前、夜の大学に入り浸ってた。
・・・ネットはあったとしても「わざわざ趣味でやる」人の遊びだったし、ケータイよりも家(ワンルーム暮らしだから部屋?)電話の数のほうがフツーだったし。
隣県から電車通学の実家暮らし組と親元離れての下宿(一人暮らし)組とで、夜中に顔を合わせるメンバーがハッキリ分かれてる時代だった。
学生デビューで仕送をそっくり中免と中古バイクに使いきってしまって、夜な夜なメンバーと街中や隣県に繰り出していた......
・・・なんてこともなく、誰も夜の部室に来ないと、独り寂しく24時間営業のドーナツ屋で、今よりも沢山あったチェーンの古書店で集めた翻訳SFを、わざわざ持参して読み更けったりしてた。(ボーリングもカラオケもビリヤードもマージャンも、もうひとつノリきれなかったので加わらなかった)
しかし当然、管理したい学校側としては夜は門を閉めてしまうので、塀のいちばん低い所の情報は日々更新されて伝わってきていたし、有志(ユーチューブに勝手に市販の曲をアップする程度のお行儀の良さ)が金網フェンスを切り開いて気付かれてない場所とか、何故か閉めても閉めても開けられてしまう通用門からバイクを出入りさせていた。
知ってる人は知ってることなのだろうが、都心では一つの店がウーバー上では複数の店名を使い分けているパターンは思ってる以上に多い。
店名に料理名を入れてるところは怪しい。
「ガバオライス」とか「タイカレー」とか、「唐揚げ専門店」とか、なかには「シーザーサラダ専門店」とか「鶏むね肉とブロッコリー」なんてのもある。
さらに「至高の」とか「絶品」とか「伝説の」とか「究極の」とか入ってると怪しさは増す。
あとは、地域名。
たとえば、「絶品の博多からあげ専門店」とか「至高の北海道豚丼」とか。
この場合、“銀座”や“日本橋”の範囲は当然ながら本当の住居表示より遥かに広い。
なかには、どうみても居抜きの居酒屋でやってるデリバリー専門店で、5つも6つも名前使い分けてるところもある。
働いてるのは多国籍な若者で、どう見ても「至高の薬膳スープ専門店」でもなさそうなのに、店名はそうだったり。
まあ、この非常事態に、あの手この手で客をつかもうという飲食店を責めるつもりはない。
ウーバーの注文アプリには店名と住所が明記されているのだから、気になる人は検索すればわかることだし。
自分は性格がよろしくないので、この手の怪しい店からの配達先が、超高級タワーマンションだったりすると、なんかちょっと嬉しくなる。
金はあるだろうに、なんでこんな怪しいもんわざわざ配達させてんだろ?
ちゃんとした有名店もけっこうウーバーやってるのに、なんで、あの汚い居酒屋で中国人がつくったシーザーサラダ食べなくてもいいのに、とか。
ただ、高級タワマンって、あんまりありがたい配達先ではないんだよな。
自転車止める場所もうるさくて、通用口で名前書かされて、何箇所もオートロックで部屋番号押さなきゃいけなくて、中も広いから配達に時間がかかる。
で、住民用のエレベーターなど使わせてもらえないので、部屋から通用口とおって専用エレベーターで帰らなきゃいけないんだが、通用口が目立たないようになってたりして、「はて、配達は終わったけどオレはどうやって戻ればいいんだ?」と迷子になったりする。
仕組み上、短距離を短時間で配達して数をこなしたほうが稼げる仕組みなので、本業でやってる人はさぞやイライラするだろう。
あと、注文者で利用者でマンション住んでる人はマンション名入れといてほしい。
とくにワンルームマンションが林立する地域に住んでる人は必須だ。
住所はもちろん入力してあるのだが、都内だと同じ住居表示で2軒マンション立ってるところが結構ある。
うちの実家もそうなのだが、同じ番号の土地を二分割とかすると、そういうことになる。
アプリにでてくるピンの位置を頼りに、「こっちのマンションだよね」とあたりをつけていくのだが、この間、隣のマンションのインターホンを押してしまい「ウーバー頼んでません!」と怒られてしまった。
あと、マンション業者さん。マンション名は入り口の見やすいところに分かりやすく書いといてほしい。
英語ならまだしもフランス語(?)ででっかく、カタカナでちっちゃくかいてあって、ウーバーの客の方はマンション名カタカナで登録してあったりすると、確認するのに時間かかるんだよ。
Plaire DEUXQ(プレール・ドゥーク)とか、俺の語学力じゃ読めん。
先日、とあるマンションで、オートロックのインターフォンの下に「本マンションは、〇〇町1-2-xx 〇〇ハイムです」と貼ってあった。
低収入のフリーター、アラサー、あるいはアラフォーでも、つまり弱者男性でもモテる。それがバンド・マジックだ。
面倒そうでおすすめこそしないが。
あるいは対バン(共演者)やお客、スタジオの店員やライブハウスのスタッフ等とできちゃう話も「あるある」だ。
ライブ後の打ち上げという行為はアマチュアが集まって演奏した後の合コンだと思ってくれて構わない。
そうすれば趣味の合う若くて寂しい異性と自然にマッチングできるというわけ。
そして真実を話そう。
別にプロ志向である必要はない。楽曲がオリジナルである必要もない。
ベースは重いし目立たない。やめとけ。
キーボードは高いし、DJは音楽センスとコネが必要だ。やめとけ。
その点ドラムは叩ければよい。
初期費用にかかる機材代も安い。
ミスチルやブルーハーツ、ジュディマリのコピバンくらいはできるだろう。
それで十分だ。
合法的に物を殴りまくれる。
デカい音が出る。
ストレス解消にもってこいだ。
太っててもいいのも強い。
そしたらメンボ(楽器屋でもネットでも色々ある。探せ。)で人と合え。
ドンパンドンパン叩けてスタジオ代を折半できる人間なら十分だ。
CDが売れなくても、世の中には音楽をやりたい人が多い。誰かと一緒にしたがる人と出逢え。なるべく下心を隠せ。
ヘタでもいいと言ったが、別にKing Gnuや東京事変のようなバカテクバンドをやろうとしなければの話だ。
うっせぇわやYOASOBIみたいなのあるだろ。
メンバー募集の掲示板を見ればいっぱいあるだろう。好きなのにしろ。
あるいはアコギやピアノに合わせてジャンべ(パーカッション)を叩くでも良い。
ただ、客になるな。下に見られる。
関係者になれ。
とにかくバンドを組め。
キモくて金がないおっさんことアラフォーの弱者男性でもモテる。
コロナ禍で他のバンドだってライブも練習もできてない。条件は一緒だ。
ただ、これは東京都の話。
36歳男。
今朝、死ぬ夢を見た。
結婚もしてないし女性とお付き合いした経験もない。学生時代の栄光もなければ仕事で活躍したりもしてない。そして今コロナで職場を追われその日暮らしをしているが、それでも悪くはないなと思えることも多かった。
2年の時だったか、「お父さんの仕事についてお話を聞いてきましょう」という宿題が出て、俺は母親に聞くしかなかったからそれを発表したら「何でお母さんなの?」みたいになって、教師の大したフォローもなく大泣きしながらそのまま帰った。
その日から不登校になったが、あの宿題の出来は結構良かった記憶。
文化祭のタイミングで教師がうちに来て、文化祭は来ような、みたいな感じになって「ふじまる」という相撲取りの役をやった。あれはイマイチだったが全力は出した。
学校に行ったおかげで山下という親友ができた。読書やお笑いの趣味が合い、本や深夜の番組を録画したテープを貸し借りした。今でも仲が良い唯一の友達だ。
それから泣かず飛ばずの義務教育を終え、なんだかんだあって公立高校に行ったが、2年の時に母親が乳癌で亡くなった。あらためて、本当に育ててくれてありがとう。恥ずかしくて書けないが母親と出かけた記憶は本当に良い思い出が多い。
特に目立つようなことは出来なかったが、「お前飲み込み早いな」と褒めてくれた人がいたのは今でも覚えてる。
お金がある程度たまったので安いアパートに越してフリーター生活を始めた。
倉庫での仕分けの仕事だが、割と評価してくれたのか1年で正社員にしてもらえた。
いうても給料はそんなに上がらなかったけど、人生で初めて認められた実感を得た。
一眼レフを買って写真を撮りはじめた。原付で適当な場所にいってパシャパシャと撮って、たまに雑誌に投稿したりしていたら掲載してもらったことがある。この時も本当に嬉しかったな。創作を評価してもらえる喜び。
一回100ブクマ超えたけど「三大○○」というアンケート系であんまり満足出来なかった。
働いてたのは食品を扱ってる倉庫だったんだが、去年の緊急事態の時に大幅に売り上げが下がって切られた。
コロナの時代だからか、配達先で凄い感謝されることが多く、なかなかやりがいがある。
ま、文字にすると本当に些細なことしかないしこれを小さな幸せ()と笑う人もいるだろうけど俺には贅沢すぎるぐらいの喜びなんだわ。
豊かな暮らしや結婚生活に憧れがないといえば嘘になるけど、完全に俺好みにしたワンルームは最高だし俺が作るからあげはめっちゃ美味しい。
人を殴ったこともないし悪いこともしてない。
良くはないけど悪くもない。
交通費自腹の低所得者にとっての1日100円の重さを知らねえだけだろ。
富裕層からすれば会社帰りにちょっと同僚と暇つぶしに飲む酒の値段が5000円だろうけど、それは低所得者にとっては風呂つきワンルームと風呂なしワンルームの壁であり、浄水器なし生活や、ネットなし生活の差なんだ。
なけなしの5000円が生活のレベルを確かに引き上げてくれるんだ。
お前ら、NHKの集金に対してムカつくのって単にNHKの態度がムカつくだけだろ?
「テレビなんて買う金なんてあるわけねえだろ!!!誰もがテレビ持ってて当たり前とか集金屋なんて底辺職業やってるくせに理解できねえとか玉の輿お疲れさまです!!!!!!!」って怒りがこみ上げたことねえだろ?
俺はな、俺が払った100円の積み重ねで車椅子の人間が電車に乗れるって言われても喜びなんてわかねえよ……。
せいぜい「車椅子なんて座ってたらきっと辛さを簡単に理解してもらえるんでしょうね。あー羨ましいね―」って気持ちぐらいしかわかねえよ。
なあ……お前ら金あんだろ?
じゃあお前らが直接JRに金払ってくれよ。