はてなキーワード: ロリーとは
食事には特別関心があるほうではない。どちらかというとご飯よりお菓子のほうが好きだ。
この10年くらい朝は抜き昼は適当にその辺で済ませ、夕飯も帰りにどこかで食べるか家でコンビニ飯だ。
今まで料理らしい料理はほぼしたことがなく、オムレツとか野菜を肉と炒めただけのものとかそれくらいしか作れない。
今日はスーパーに行っていつものように惣菜でも買うつもりだったんだが、たまたま見かけたあるインスタント食品の名前が気になった。
「シュクメルリ」とはなんなのか。パッケージの写真はシチューっぽい見ためだ。裏を見ると必要な材料が書かれていた。
ずいぶん簡単そうだ。
パッケージには「ジョージアの郷土料理」とも書かれていた。ジョージアとはどこなのか。アメリカにそんな州があった気がする。
そのまま棚の前でスマホで検索したら、ジョージア州ではなくてジョージアという国のようだった。昔はグルジアと呼ばれていたとわかった。
グルジアという国名には少し聞き覚えがあった。なんか格闘技強めな国じゃなかったっけ?
ロシアの南、トルコの北に位置するようだ。なんとなく地理的な雰囲気もイメージできてきた。
ここにきて俺の心はワクワクした。
そのまま思いつきで「気ままにグルメシュクメルリ」と、鶏のもも肉、サラダ油、玉ねぎ、牛乳を買って帰った。
よく考えたら包丁がなかったので100円ローソンにも寄って買った。包丁だけ買うと怪しいやつだと思われないか怖くて意味なくトングとかおたまも買った。
さて、下準備だ。まずは玉ねぎを切る。玉ねぎを切るなんて何年ぶりか。ひょっとして学生時代以来かもしれない。
適当に切ってざるに入れ、少し水に浸すことにした。なんとなくそうしたほうがそれっぽい気がしたので。
つぎに鶏肉だ。食べやすそうなサイズに切って、ここでふと自分なりのアイデアを盛り込みたくなった。
料理初心者がやらかすあるあるのひとつだとどこかで聞いた記憶もあるが、どうしてもやりたくなった。
軽く興奮状態の俺はすぐさまスーパーに戻って薄力粉を買ってきた。
前にYoutubeで見かけた、鶏肉に小麦粉をまぶして焼いてるのが美味しそうだったのを思い出したからだ。
買ってきた薄力粉を、鶏肉が入っていたパックにぶちまけてそこに切った鶏肉を置いて手でもんだ。
下準備ができたのでいよいよ調理だ。
まずフライパンに油を引く。俺のイメージは薄力粉をまぶした鶏肉の表面がパリっとした感じになるというものだった。
なので油を大量に入れてみた。油であげる感じに近くなるはずだ。
薄力粉をつけまくった鶏肉を、大量の油をひいたフライパンにそっと置いていった。
一瞬いいかもと思ったけど、すぐに水分がたくさん出て薄力粉がどんどん鶏肉から分離してしまった。
水分と油と薄力粉がまざったような謎の液体ができてその中で鶏肉が焼かれていく。
失敗した。卵でつなぎが必要だったんだろうか?鶏肉の水分を取るべきだったのか?でも動画では薄力粉しかつけてなかったけどな。
とりあえず余った薄力粉を鶏肉の上にパラパラまいてみたりした。たぶんすぐにかき回したのもよくなかった。
部分的には衣っぽくなってる箇所もあったのでとりあえず良しとした。
次は玉ねぎの投入だ。ここで俺はまた失敗する。
最初の予定では鶏肉に衣がついたら油は一度切るつもりだったが、忘れてフライパンにそのまま玉ねぎを投入してしまった。
これはそうとう油っぽくなってしまうなと思ったけどそのまま続ける。
その後はもう大してやることはない。水を入れ煮込み、牛乳を入れさらに煮込む。・最後にシュクメルリの粉を入れればそれで出来上がりだ。
ただ自分としては本当は玉ねぎに少し色がつくくらいまで炒めたかった。
でもそれだと後で玉ねぎが溶けてしまうのかもなと思ったので早めに煮込みに移行した。これは正解だったと思う。最後まで玉ねぎはその形と歯ごたえを残してくれた。
しばらく煮込んで次は牛乳を入れていく。450mlのパック牛乳は余らせそうだったので大量に入れた。
残った牛乳は薄力粉を買った帰りにセブンイレブンで買ったホットコーヒーに入れてカフェオレにして飲みながら調理を続行した。
煮込むにつれて色がめちゃくちゃいい感じになってきた。大量に入った油と煮詰まってきた牛乳によってスープは全体的にクリーム色になってる。
さすがに油が気になってきたしアク取りも忘れていたので、せめてとスプーンで上澄みの黄色いとこをすくっては捨てた。時既に遅しかもしれないがなにもしないよりはましだろう。
ある程度上澄みを避けて味見したら、材料と塩コショウくらいしか入れてないのになんか美味しかった。
そして最後の仕上げに「気ままにグルメ シュクメルリ」の粉末を投入する。
一気に匂いが出てきた。ニンニクが効いてるのがシュクメルリの特徴らしい。
ただ完成したのはパッケージにあるシュクメルリとはだいぶ違うものに見える。牛乳を大量に入れたせいで見た目は普通のクリームシチューに近い。
でも味としてはクリームシチューよりはスパイスを感じる。あとニンニクが効いてる。
まあ雰囲気が出ればいいのだ。なによりシチューっぽいだとしても自分で作ったということに気持ちが昂ぶる。
付け合せは食パンだ。
出来上がったシュクメルリ(風ななにか)を皿に移し
何度もひっくり返しながら両面がこれもう焦げてない?くらいまで焼く。
家はトースターがないけどどうしてもトーストしたかったのでこうやった。
ちなみにVフォーベンデッタという映画の主人公がやってたのを真似したつもりだ。(映画ではバターが異常に使われてたけどさすがにそれはやめておいた)
ガリガリになった焦げ目のついたトーストと、ぼてぼてのクリームシチューっぽいシュクメルリ、彩りとしては暖色しかなく、量を作りすぎたのもあってハッキリいって全然美味しそうには見えない。
だが味のほうはたくさん失敗した割にはそれなりに美味しかった。
反省点は山程ある。
俺はシュクメルリを食べながら、次はあそこをこうしてみようとか色々考えていた。
楽しかった。
簡単な料理を1品作ってみただけで(しかもインスタント食品だ)時間もあまりかかってない。
仕事中の自分は小賢しくていやだし、オフの時もだらしなくて好きじゃない。
初めてのシュクメルリはなかなかヘビーだったので、少し期間を置いてまた挑戦しようと思う。
気ままにグルメがまだ一袋残っているので、今度は牛乳と油を減らして、彩りになりそうな野菜を検討してみようと思う。
追記:昨日の夜に勢いで書いたんだが、その後Youtubeでシュクメルリを作ってる動画をいくつか見てみた。
なぜか人によって材料も工程も全然違うのでなにが正解なのかはよくわからなかったが、恐らく元々の料理はかなり素朴なもので、それに様々なアレンジが入ってるようだった。
松屋のメニューにもなっていたらしく去年くらいプチブレイクしていたというのも知らなかった。
日本のシュクメルリはチーズを入れてたりしてよりリッチそうな(そしてカロリー高そうな)レシピが多いみたいだけど、自分としてはシンプルに鶏肉を食べる方向で再挑戦してみたいと思う。
不思議なもので、料理だと時間を使っても罪悪感があまりないというか、スポーツと一緒でなんか良いことをしてるような気分になれる。
自分の作ったものを誰かに食べてもらうという機会はきっとこの先もないだろうけど、俺が俺のために作ってやるというのもけっこういいもんだなと思った。
私凄いアビリティーを身に付けちゃったかも知れないファイナルファンタジーVな世界観なんだけど、
そ!それは!
な!なんと!
こないだ久しぶりに同級生と会って
私がお店をマッチングアプリで予約したんだけど、
私も行ってみたいなとつねつね中のつねつね思っていたお店をせっかくだからそのお友だちをダシにして
2人だったら私はどこでも行けるの。
ってな勢いで行ってみることにしたのよ。
ただ初見のお店は1人で入店する勇気を持ち合わせていない確率が100パーセントで
それこそ
自分がよく足繁く通うお店には得意気に飛び込み前転で入店できるというのに、
初めてのお店にはなかなか足繁くことができないのよね。
そんで、
そのお友だちと一緒に行ったお店が私も
サイコロで決めたお店だったので、
最初にジャガイモとか芋系のものを食べてしまったらお腹が膨れてしまうでお馴染みのシャレオツなランチバイキングだと思っていたお店が、
うわ!お肉なのね!
ってその日はあいにくお肉の日だったのでキャンペーンやってたのよね。
ランチ焼き肉バイキングコースは初めての来店の人にも優しくて、
案内してくれた給仕さんが
ヤフオクを迅速丁寧に発送してくれる丁寧だけの成分を抽出して濃度を高めたような丁寧さで、
本当に初めての私たちにも丁寧に教えてくれたの。
30分・90分・120分・180分と
なんだかゾクフーのコースみたいだけど
私はたっぷりベシャリができるかなとお友だちと思ったので180分コースにしたの。
お肉もやっぱり肉の日だったのかしらキャンペーンで美味しく焼けて、
網は交換してくれないという盲点があるところが玉に瑕で
そこは何となくセコいなーと思いつつ
持て余してしまうかと思っていた180分もあっと言う間で過ぎてしまって
いろいろと焼くのに飽きたところに
いろいろとまた心にグッとくるスイーツも3種類しかなかったけど
全部ときめいたからときめき度は100パーセントってことでいいんじゃない?
スイーツも抹茶寺住職考案の抹茶寺ミスが美味しくて絶品中の絶品だったわ。
なかなか焼き肉食べ放題バイキングもやるわね!って思ったのよ。
レヴェルが上がったワケなのよ。
一人で立ち向かって戦うにしては戦力が弱すぎたので
危うく焼き肉屋のあのバーナーのコンロの火力に押されるところだったわ!
今度から気を付けないといけないのは、
一旦コンロの火を切ってしまったら再点火オプション料金だってそこも抜け目ない商魂たくましいところだし
周りを見渡してみたら手慣れたベテランのお客さんたちは
チャッカマンをちゃっかり持ってきているというなるほど納得な
焼き肉屋さんに行くときの三種の神器のあと二つは適当に思い付かないぐらい大事なアイテムの一つであることは間違いないようね。
私もチャッカマンをしっかり持って行かないとトゥナイト!って今夜も行くのかよ!っていかないけど
これもまた一つ利口になったわよ。
人生に例えがちだけど
備えよ常にって言うほどやっぱり焼き肉屋さんは人生が詰まっているのよ。
もう全く同級生なので、
ターンが来たら食べるという、
あの焼き肉の御奉行さんさいない焼き肉オブ奉行がいたら本当に面倒くさい焼き肉の会になるから、
本当に全部の焼き肉をタイムアクティブバトルにしたらいいのよ!って思うわ。
しかも焼きつつ焼けたお肉をお皿に盛られつつ
しかも良い話をしているから話をしている最中はお肉が食べれないという
延々とお肉を食べるターンは来ないシステムのバトルの焼き肉ってあるじゃない。
なんだか焼き肉食べに言ったのになんか食べた気がしないガッたりする感じの戦果になるじゃない。
何しに行ったのかしら?って
無駄にルービーを空にしたカウントだけがむなしく上がるだけなのよ。
今度は私一人で挑むつもりだから
1人でも勝てるかな!って今から装備をしっかりしていきたいところなのよね。
そう!
チャッカマンの装備は忘れないようにって。
うふふ。
牛乳もちゃんと飲まないとって思ってもあれ結構キャロリー高いから
低脂乳の美味しいやつにしてもいいかもね。
普通のホッツ白湯ウォーラーにスライスレモンとレモン果汁を入れるの
このレモン1個にはレモン1個分のビタミンCがたっぷり入ってるからね!
甘くしたかったらハチミツを少し8リットルほど入れるといいわ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
最近さ、
ハンドソープとか消毒用アルコールとかやっぱ買うわけじゃない。
そんで例のあれよ
詰め替え用問題また勃発。
2回分詰め替えられる用と
2.8回分詰め替えられる用とで
ピコリットルあたりの単価が一番安いから詰め替え用買っても逆に高く付くマジックに本当にみんな気が付いて欲しいわ!
普通考えたら2.8回分用の詰め替えパッケージがお得になる計算寸法の皮算用じゃない。
ワシの肘のここをこうこうこう!って
そうじゃなくて、
今日から国の長さの基準の単位になるからよろしく!って言うのよりタチ悪くない?
2.8回分が一番お得になるような法律や制度をととのえるわよ!
あと、
これも何回も言ってるけど、
詰め替え用入れてもぜんぜん容器の半分ぐらいにしか詰め替えられないの。
なんかこれみんな詰め替え欲満たせてるのかしら?って
容器に詰め替え用パッケージ2つ分入るかやってみまーすってユーチューバーの企画がごった返しているように
ってマギー審司さんも耳がこんなに大きくなっちゃった!って地で言うほど
2回分入っちゃった!って言うと思うな。
ぴしゃーっと気持ちよく満タンに入るような私の理想の詰め替え商品ってあったらいいのになって小林製薬さんが
あ!それ詰め替える前に!って商品名の商品を出しそうな勢いで、
結局これなんの商品か分からないって本末転倒寺の住職に怒られそうだけどね。
まあ
ホームセンターとかに売ってるお手頃な消臭ビーズでも入れちゃおうか!ってなるパターンとかもあるわよね。
まあさすがにこの商品には絶対同じ商品の詰め替え用を入れなくちゃ気持ち悪い病ではないから、
そこは案外スルーなんだけど
単三電池を充電するときに別々のメーカーを混在して一緒に充電するぐらいデリカシーがない人ってたまにいるじゃない?
そう言う人は要注意よ。
あとさ、
あんまり買って食べないけどたまに食べたくなるカップ麺ってあるじゃない。
あれも詰め替え用というか、
さすがに器の容器がそんなに耐えられないと思うけど、
替え玉分の2玉目までは耐えてくれそうじゃない?
みんなの詰め替え欲も満たされるんじゃない?
お腹を満たすのと一緒にね!
なんか今!今もの凄く上手いこと言えたような気がして何でも無いようなことが幸せだったと思うわ。
256章ぐらいまで続きそうよ!
うふふ。
キャロリーが高いけど、
朝はガッツリ行きたいとき立ってあってもいいじゃない人間だもの。
ってみつおさんふうに言いたくなる季節って人はだれたってくるから
私は今日その日かも知れないわ。
アメリカの苺が美味しいの手に入ったので、
こっちの方が果肉がしっかりしてキューブ状に細かく切っても
ドロドロにならなくて、
イチゴを保っているところが
これ以外とレシィピのってないけど、
おすすめよ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
youtube見ててホロライブの切り抜きを踏んでしまって切り抜きが沢山出てくるようになって困ってる
ユーザー登録して表示しないチャンネルに設定すれば出てこないんだろうがめんどくさい
で、サムネやタイトルでなにやらホロライブはシコ許可を出してるみたいでなんかヤダなーと感じてる
昔はフブキが性的な事をするなとTwitterで投げてたし#あへあへチャレンジも公式タグ作ってホロライブ側が作って盛り上げてたのに急に梯子外してきたしシコられたいのかシコられたくないのかどっちやねん!!と思う今日この頃
ホロライブサマーで水着バージョン作った割に活用しないしホロリーでホロニーさせない為に上下のカメラ移動制限を追加して改悪する始末
そしてアホらしと思って去ってしばらくしたらホロライブのメンバーがシコ許可だしてるし乳ネタとか性的ネタも出してきてるしなんか統制取れてねえなってシコ許可出すならホロライブサマー第二弾してさっさと水着キャラ増やせな
元 174cm50kg 油断すると48kgまで落ちる 座ってるだけでケツ痛い
現在 174cm62kg
今年の目標は70kg
似たような体型の人は多分1日2000kcal以下なことが多いと思う 自分はひどいと1日1500kcalぐらいだった
とりあえず2500kcal,できれば3000kcal目標にカロリー管理する
・食事
朝昼晩夜食の4回
食べたくなくても食べる 食欲が無くても食べ始めれば案外食べられるものだ
消化が弱いので胃薬(消化酵素入りのやつ。太田胃散とかキャベジン)を併用しながら、欠食だけは絶対しない
あくまで食べること優先で栄養バランスも後から考えればよい まず必要なカロリーを毎日取ることだけに集中する
飲み物を活用。おすすめは飲むヨーグルトで、飲み物としてはかなりハイカロリーな上消化もよく腸にも良い 毎日暇さえあれば飲む
小袋入りのお菓子類を家にも職場にも常備しておいて食後のもう一押しもしくは間食で食べる
栄養と消化のためできれば野菜もとる 自炊しないと書いたが例外として休日に野菜を大量に突っ込んだスープを作っておいて朝晩食べた(切ってコンソメで煮るだけ。面倒ならこれも初めはやらなくていい)
・筋トレ
習慣付けが大事なのではじめは一種目だけやる 腕立てだけとか、スクワットだけとか
週に3-4回を目安にその種目だけやる
体のバランスも何もガリガリには存在しないので習慣にすることだけに全振りする
(今日はどの部位とか、正しいやり方とか、考えることが多くなるとめんどくさくてやらなくなるのでとにかくシンプルに)
習慣化したらそこではじめて方法論を調べやることを広げていく プロテインもトレーニングが習慣化してからでよい
お腹が空かないので多少はやる
通勤含め仕事でそれなりに動くなら平日は特にしない 在宅とか休日で家にいる日は腹ごなしとしてウォーキングとかジョギング
bmi16台のガリガリにとってはジョギングすら脚の筋トレに近いのでマッチョ達の言うようなデメリットは当面気にしなくてよい
効率や健康はとりあえず置いておき体重を増やすための行動を習慣にすることに集中してみたのがよかった
食事含め1ヵ月続けると2-3kgは増えるし見た目の変化もあるので(他人からは全く分からない程度のレベルだが)自然とモチベーションが続いた
アラサーの私は会社の同僚や取引先の人、友人や彼氏に「増田って優しいね」とよく言われる。
最近だと友人と待ち合わせをしていたんだけど、待ち合わせの時間を15分くらい過ぎて友人から「ごめん、今着いた!どこにいる?」とLINEが来た。
すぐに合流できて、「遅れてごめん!」と謝られたので「いいよいいよ、無事会えたんだし」と返したら「ほんと増田って優しいよね。怒ったりしないの?」と言われたので、曖昧に濁した答えをここに吐き出しておく。
私は優しくなんてない。
ただ、相手への期待をしていないだけなんだ。
もちろん、遅刻するなら連絡してよ、車で来てる訳じゃないんだし…と思わない事もないけど、その友人と待ち合わせをする事になった段階で「この人は時間にルーズだから店は予約しない方が動きやすいな」等と頭でイメージしているので、当日遅刻されても「会えて嬉しい」としか思わない。
彼氏もそう。
私は愛情表現は割としたいタイプで、好きとか会いたいとか尊敬してるとか、その場でストレートに言うし、手を繋ぎたくなったら相手に言う。その方が自分が後悔しないし素敵だと思うから。いつ自分や彼が死ぬか分からない、という一種の諦め?もあるのかもしれない。
一方彼は好きとか会いたいという言葉は言ってくれない。手を繋ぎたいと言っても大体はぐらかされる。
自分が手繋ぎたいな~と思っても、「彼がそうしたいと思ってないのに強制するのも嫌だな」と我慢する事も多い。その我慢した事を彼本人にふとした拍子に言うと、「そういう所、優しいよね」と言われる。
優しいんじゃなくて、諦めてるんだよ(^^)
よく、人間は言葉では嘘をつけるけど行動では嘘をつけない。と言うけど、本当にその通りだと思う。
私は
行動を見て→評価して→期待値を修正する→行動を見る(以下繰り返し)
を割ときちんとやっているんだろうな。
意識してなかったけど、改めて考えてみると、期待値修正という名の諦めをしているから、どんな事でも許せてしまう。
相手の行動が自分の期待値以下だったらそれは考慮すべき事情があるか自分の読みが甘かったかの2択となり、相手を責めるという発想にならないみたい。
ちなみに、私は高校生くらいの恋愛を覚えたての時にはもっとドラマチックでハイカロリーな恋愛をしていた。
ヤキモチとか脈アリサインとか追わせる小悪魔テクニックとかそういうワードは大好きだったし、自分の思う通りにいかないとイライラしていた。
しかし、アラサーとなった今、仕事においてもプライベートにおいても【円滑】【ストレスフリー】という環境を重視するようになった。
泣きながら雨の中を走ったり、一世一代の大勝負に出るなんて事はもう出来ない。恥ずかしいからとかじゃなくて、頭が自動的に現実的な最適解を導き出してしまう。
高校生の時のハイカロリー恋愛と、今の優しい恋愛、どっちも経験できてラッキーだ。
寝よ。
夜、コメダに行った
所用のために外に出て、その帰りの道すがらに寄ったので店内に入ったのは21:00頃になる
年末調整の提出書類や今年も駆け込んだふるさと納税の申請書、生命保険の契約内容確認や積読本などが溜まっていたのでそろそろどこかで片付けたいと思ったからだ。
正直ここのコーヒーは美味しいと思わない。
この時間にあのハイカロリーな食事も摂ろうとはいささか思えない。
ただ自宅では捗らないのは自明であるためどこか作業場所が欲しかった。
ここは地方都市だ、夜遅くまで営業している店の多くは居酒屋かチェーン店になる。
ファミレスはもとより検討外だった、田舎にとってファミレスはその名の通り『ファミリー向けのレストラン』であって、一人で訪れる場所ではない。この時間でも家族連れの顔見知りに会う可能性は充分にある。
だからコメダを選んだ、コメダはこの近辺に何店舗かあるのだけれど、車社会のこの土地で立地と駐車場にやや不便さを感じるこの店は恐らく知り合いと遭遇する可能性は低いと踏んだからだ、とても消極的選択だった。
それでもまだ21時台なので、きっと店内は賑やかなのだろうなと想像していたのだけれど入り口をくぐると店の中は驚くほど静かだった。
店内に客はいるのだけど、タブレットで読書をするサラリーマン、参考書を広げる女子学生、会話もそこそこに眠たそうに寛ぐ部屋着の男女、みな静かに自分の時間を過ごしているようだった。
店の一番奥の2人がけの席に座った、壁を隔てた向こう側ではイヤホンをした女性が何やら書き物をしている。しばらくすると穏やかなそうな女性の店員がお冷を運んで来てくれた。
メニューを開く、前言撤回をして珈琲を飲みたかったのだけど、この時間にそれを飲めばカフェインに弱い私は確実に眠れなくなるのでホットミルクを頼んだ。
以前東京を訪れた際、夜遅くまで営業しているカフェに入ったことがある。薄暗い店内に間接照明、洒落た内装、店内中央に置かれた一枚板のカウンター、ハンドドリップで淹れる珈琲。
ひとり観劇の余韻に浸るには整いすぎた空間だった。珈琲一杯の値段にとても驚いたのだけど、この空間を買ったと思えば決して高くはない。嘘だ、ちょっと格好つけた。伝票の値段を見た時、田舎者の来る場所ではなかったのだと思った。入り口でこの値段を見ていたらきっと私は気後れしてこの店には入れなかっただろう。
とはいえ、こんな場所が地元にもあれば良いのにと都会の街をとても羨ましく思ったのだ。
木の温もりがある内装、程よい固さのソファー、音量を最小限に絞ったBGM、穏やかな店員、手元の良く見える明るい店内、他人に興味を示さず思い思いの時間を楽しむ見知らぬ人々、何もかも完璧だった。ここのドリンクも決して安くはないけれど、あの三茶のカフェに比べれば破格だ。あそこでは深煎りコーヒーを頼んだのだけど、正直味は覚えていない。
しばらくすると注文したドリンクと一緒に小さな袋が小皿に乗って運ばれてきた。セットの豆だと店員は言う。そうだ、コメダは久しぶりで忘れていた。
マグカップの横に置かれたちいさなホスピタリティに少し目頭が熱くなった。思えば最近は仕事に忙殺され一人暮らしの私の生活は荒れていた。こんな心遣いを受けるのは久々だ。この値段でこれ程素晴らしいおもてなしを受けられることに感動した。
豆をつまみながら飲むホットミルクは格別に美味しかった。暖かさを保ったままのマグカップを両手で持ち背もたれに寄りかかる。今私はこの時間を買っているのだと思った。
夜コメダは最高だ、この静かな感動を書き留めたくて机の脇に置かれた紙ナプキンを一枚取り出しボールペンで文字を綴った。こんなことするのは学生以来かもしれない。紙のスペースが足りなくなったので、こんどはここに文章を打った。おかげで雑務は全く捗らなかった。
このまま朝までここにいたいのだけど閉店時間が近づいてきたので会計を済ませ店を後にした。
店の外にでると冷たい風が肌を撫でた
大きく息を吸った。静かだ、完璧すぎる夜だ。
暗闇の中で少し寂しそうな車が私を待っていた。
どこに停めたかすっかり忘れていた、私は真逆の方向に向かおうとしていたらしい。
なんてことを考えながら車の待つ方へ私は踵を返すのだった。