はてなキーワード: リア充爆発しろとは
最初に、「陰キャ」という言葉が流行った。これは元々若者言葉の一つだったものがネットに持ち込まれてマウンティングの格好の道具になったとされている。次に流行ったのが「チー牛」だ。これは陰キャの見た目を表すネットスラングだ。ブサイクや眼鏡、アデノイドといった個々の属性は陽キャでも当てはまる人はいるだろうが、それらの属性が綯い交ぜになって生み出されるあのイラストの垢抜けない雰囲気は陰キャにしか出せないものだろう。
このようなネット上でオタクが馬鹿にされる流れは明らかにここ数年で加速した。一昔前のインターネットなら「俺たち童貞ワロタwwwリア充爆発しろ!」といった傷の舐め合いが主流だったはずだ。それが今では「チー牛陰キャきっしょ!(無意識に自分は除外)」のようなマウント合戦にシフトした。一体何故か。
元々昔のインターネットで傷の舐め合いが流行ったのは、それだけオタクが傷を負いやすい弱い立場だったからだ。その昔ゼロ年代と呼ばれた時代、アニメ、ラノベ、エロゲといったオタク趣味もとい、それらを好むオタクという種族は今の何倍も世間の風当たりが強かった。その世間の流れに反発するかの如く、2chを始めとした匿名コミュニティが隆盛を極めた。当時から煽り合いはあったが、今ほどの陰湿さはなかったはずだ。少なくとも自分は「回線切って首吊って氏ね」より「電車とか好きそう」とか「vtuberに投げ銭してそう」って言われた方が傷つく。まあこれは主観だが、やはり全体的に自虐混じりな煽りが多かったし、煽る場面でも無いのに一人で煽ってマウンティングして悦に浸るような者も少なかった。
しかし、10年代に突入し、流れは変わる。スマホ、SNSの普及によるネット人口の増加、半匿名空間の拡大、深夜アニメを始めとしたオタク文化の浸透。これらによって、「インターネット=オタクのオアシス」という構図が崩壊した。この構図はオタク達がインターネットに求めていた「一体感」に直接関わるものだ。この一体感というものは、普通の人なら学生時代に体育祭や文化祭で味わい、その後の人生の糧にしていくものだ。オタクはそれをインターネットで疑似体験していた。ただ、もうオタクとして振舞っても一体感を得られないから気持ちよくなれない。そこでオタク達が目をつけた手段がマウンティングなのだ。
夫とはもうずいぶんそういうことになってない。私がイヤで断っているとかじゃなくて、夫の加齢によりそういう気分にならないからという理由。なお夫は同世代で、年齢的にはまあそういう人もいるのかなー、でも一般的には働き盛りでまだまだやりたい盛りじゃないのかなーとも思う。(AVとかは見てるっぽいんだよな。)
妊活してた時期とかはもうこじらせすぎてとてもしんどかった。
単に抱かれないという寂しさとか不安もあれば、子作りのために半ばお互い強制的にセックスしなければならないっていう申し訳なさからメンタルボロカス。
義務的になることによって途中でうまくいかなくなってしまって、ああもう夫は私には興奮しないんだなとかひねくれて考えてしまってさらに落ち込んだりとか。
頭ではそういうことじゃないってわかってるんだけどね。うまくいかなくて落ち込む夫が、なるべく気に病まないように励ます(?)ときとか、マジで何やってんだろって思ったな。
しんどさから、「子どもができて性欲が一切なくなった」という説に一縷の望みを託したこともあった。
結局妊活はうまくいかなかったので不妊治療にステップアップすることになった。
こうなるまで、セックスレスっていうのは男性が悩むものだと思っていたんだよなあ。
まとめサイトで奥さんがその気になってくれないとか悩む記事いっぱいあったし。
自分の性欲というのも侮っていたというか、まさかこじらせるほどとは思わなかった。見た目も性格も地味で真面目だし。
でも自分の人生とか性格を振り返ってみれば、性欲つよ女なのかも・・・と最近気づいた。気づいたっていうか、なんとなくわかっていたけど・・・。オタクで喪女で、エッチな同人誌とかBLとか読みまくってたし、耳年増処女期間が長すぎて、リア充爆発しろとかマジで考えてたしな。
でも自分の性欲とかには気づかないふりをしてた。やっぱなんか恥ずかしいじゃん。女で性欲強いって。しかも見た目も性格も地味で真面目なのに。これでメガネはずしたら美人で服を脱いだらHカップで・・・とかならエロいんだろうけど、エロさのかけらもない見た目なんだよ。
夫と話し合ったこともあるんだけど、(黙って不満抱えずに話し合ったこと自体は後悔してない)話し合いしたからって夫が「よし!セックスしよう!」となるわけじゃない。むしろ多分申し訳ないなとかそういう風に考えさせてしまったんじゃないかなと思ってる。
だから話し合いでは何も解決しなかった。不満聞いてもらって、その場で一瞬だけすっきりしたような勘違いをさせてもらうだけ。
夫への不満はほとんどなくって、あとはレスさえ解決したら自分たち夫婦に悩みとかなくなるのになと思ってた。
思ってたんだけど、夫は浮気した。
別にほかに好きな人ができたとかじゃなくて、なんか酔った勢いで、たまたま一緒にいた相手にも倫理観が欠如してたみたいで、ホテル行ってセックスしてた。
相手は同世代の子持ちで、特にエロそうなわけでもない普通の自称サバサバ女。趣味悪!!
夫の性欲がないわけじゃなかった。趣味悪い女にちんこ入れてた。
しねよと思ったし今でもまあまあのトラウマに苦しめられてる。
別れるかとも考えたけど、話し合いの結果ひとまず婚姻を継続することにした。芸能人の不倫ニュースとか見て「とっとと別れればいいのに」とか思ってたけど、自分の問題になってみるとそんなスパッと割り切れるもんじゃないんだなということがわかった。
夫としては申し訳なさから自分がどうこう行動を起こす立場じゃないという意識があるみたいで、ということはつまりやっぱり私からアクションを起こさないとそういうことにはならないみたい。
でも自分からアクションを起こすのってめちゃくちゃ勇気がいることだし、不倫されたのにセックスしてくださいっていうのも嫌でどん詰まり。
ますます加速していくセックスレス。(安定期に入っても、何かあったらと思うと怖くてできないんだって。逆じゃない?)
今、夫が死んだら、最後に夫が抱いた女は私じゃないんだな・・・と思うやら、妊娠してもなおセックスのことに囚われてる自分にほとほと嫌気がさす。
どうやったらセックスに興味がなくなるんだろう。女性向け風俗とか出会い系、不倫した女性の体験談なんかを読み漁ったりするものの、行動には移せない。行動力のなさが恨めしいときもあれば、変な気を起こさないで済んでよかったと思ったりもする。
性欲ってどうなったらなくなる?それとも性欲の問題じゃないの?
誰かと付き合うどころではなかった。
当時は「リア充爆発しろww」というフレーズが流行っており、ことあるごとに周りが連呼していた。
それに安心感を覚えつつ、抜け駆けをするなよという牽制も感じた。
周りもみんな同じなら気にしなくていいかと思っていた。馬鹿正直に、オタクに操を貫いた。
サークル内でこっそり何組もカップルができていたことは卒業後に知った。結婚式に呼ばれておめでとうと泣いた。
前後左右と付き合って揉めて別れたらどうするんだ?次の日なんでもない顔で出社できるものなのか?
社内恋愛が多くて、みんなできていた。
婚活もしてみた。
全然だめだった。
しばらくやったが、知らない人に会うのに疲れてやめてしまった。
今のところ困ってはいないが、だんだん笑い話じゃなくなってきた。
このまま一人で死ぬのかな。
『18歳未満との交際、「真剣」以外はすべて違反に』という大阪の条例に関連して。
刑法 第176~177条
第百七十六条 十三歳以上の男女に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。
十三歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。
第百七十七条 十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。
要するに、13歳未満の子どもに対しては、『暴行または脅迫を用い』なかったとしても、わいせつな行為をすると罪になる。
流石に「10歳の女の子と合意の上でエッチしました。合意しているんだからレイプではないです」というのは性知識の差を考えると”真正な同意”とは言い難いので、(『年齢以外で区切るべき』や、どの年齢で区切るかという議論は別にして)この点については増田も深くは取り上げない。
だが無論、日本では飛び級は基本的に存在しないので、13歳未満の女子高生は存在しないはずだから『女子高生とエッチ=逮捕』のような認識をする理由にはならない。
第四条第1項柱書 この法律で、児童とは、満十八歳に満たない者をいい、児童を左のように分ける。
(略)
第三十四条第1項柱書 何人も、次に掲げる行為をしてはならない。
(中略)
(以下略)
児童福祉法の児童は十八歳未満であり、学校教育法に定める児童(小学生)とは別物である。まずそれを前提として。
1985年~1996年まで、この法律は『誰かが、児童(繰り返すが18歳未満である)に対し、自分以外の第三者と淫行をさせる』行為に限ると解釈されてきた。
これが1996年の高裁判決で解釈が大幅に変更され、『誰かが、児童と自分(←で言う”誰か”)と淫行をさせることも含む』と解釈されるようになった。
というより、婚姻年齢(註:近年まで女子は16歳から結婚できた)との兼ね合いもあるので、解釈が変更された上述の1996年の判決でも『一定の程度を越えて児童に影響力を及ぼして児童に淫行をさせるに至った場合に限る(意訳)』という解釈になったため、
長野県(後述する)のような場合を除いては”影響力”の立証の困難さからか、あまり使われない。
表題に書いたような「未成年と、体の関係を含む交際」を取り締まるほとんどは、『青少年の健全な育成に関する条例』における淫行処罰規定(長野県を除く46都道府県にある)だ。
が、この条例は地方によってピンキリである。やたらと範囲を広くとっている例として静岡県を挙げよう。
第14条の2
このようなシンプルな条例の文章になっていて『高校生と体の関係があったら真剣な交際であっても全てアウト』のように読める道県は決して少なくない。
一方で、千葉県や大阪府のように、罪刑法定主義に則り、条件をある程度限定している都府県もある。
第20条 何人も、青少年に対し、威迫し、欺き、又は困惑させる等青少年の心身の未成熟に乗じた不当な手段によるほか単に自己の性的欲望を満足させるための対象として扱つているとしか認められない性行為又はわいせつな行為をしてはならない
第34条 何人も、次に掲げる行為を行ってはならない。
(1)青少年に金品その他の財産上の利益、役務若しくは職務を供与し、又はこれらを供与する約束で、当該青少年に対し性行為又はわいせつな行為を行うこと(児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律(平成11年法律第52号)第2条第2項に該当するものを除く。)
(2)専ら性的欲望を満足させる目的で、青少年を威迫し、欺き、又は困惑させて、当該青少年に対し性行為又はわいせつな行為を行うこと。
以上の府県に共通するのは、『専ら性的欲望を満足させる目的』のみを条件としているということだ。
このような規定が無いとどうなるか、というと。たとえば飲食店の店長をしていた男性が、女子高生(当時17歳)と交際していたことについて、本人たちは恋愛感情があったのに女子高生の母親が被害届を出し、男性が逮捕されたような事件になった(その後無罪が確定)り、19歳の男性が17歳の女子高生と性行為をして男性だけ逮捕されるような話にもなってくるわけだ。いや、リア充爆発しろというのは置いておいて、2歳差はどう考えてもセーフだろ。これが18歳と16歳ならばセーフ(註:神奈川県の条例には、未成年を罰しない規定がある)だし20歳と18歳でもセーフなのに19歳と17歳ならば逮捕になるというのは合理的だろうか?
(この Q&A はフィクションです、多分)
質問1:「私は千葉県に住む19歳の大学生です。高校時代の後輩だった17歳の女子高生と交際していて、
体の関係もありましたけど相手も同意していたし結婚も考えていた真剣な付き合いだったのですが、関係が相手の親にばれて被害届が出され、逮捕されました」
回答1:「その場合、真剣な交際だったと認められたら無罪になる場合もあります」
質問2:「最終的には真剣な交際だったと認められて無罪になったのですが、『大学生、女子高生と淫行で逮捕』という記事で名前が全国に報道されてしまいました。私の就職に影響しますか?」
↑このような条例の規定はそもそも自由権を著しく侵害していませんか? どうなんでしょうその辺。
意見1:いや、静岡県のような条例でも問題ないだろ。そもそも未成年の間は学業やスポーツによって成長するべき時期で、恋愛などにうつつを抜かすべきではない。
回答1:意見としては伺いますが、では何歳からは恋愛しても良いとお考えですか?
意見2:安易な恋愛は禁止し、結婚して家庭を持つのも収入などの条件を満たした33歳以上に限るべきだ。
回答2:また随分と、文が鮮明ですね。
※ ネタバレはしていないつもりです。
※ BL要素はありません。
知り合いの女性(刀ミュオタク)から、「チケットが余ったのでよければ一度観に来ないか」と誘われた。秋ごろのことだった。
彼女(以下、Aとしよう)はひとつの公演でそりゃもう何会場も回る筋金入りで、推し俳優のリリースイベントやバースデーイベントなどにも足繁く通うほどの生粋のオタクだ(ほめてる)。都市圏ならば全国どこでも行くような人物であるが、もちろんこういうジャンルは得てしてチケットの争奪戦が厳しい。というわけで仲間たちと複数人で申し込んで当たった誰かのチケットに便乗して……というのが通例になっているのだが、なんでも我々の地元・愛知会場も同じように複数人で申し込んでいたところうまいこと全員当たってしまい、誘うアテがなかなか見つからなかったため試しに私に声をかけてくれたのだそうだ。(ちなみにA名義で4席あったため、共通の女友達B、Cにも声をかけていた。)
最初は断ろうと思った。まあほぼ間違いなく浮くだろうし、「本当に観たい人がいるはずなのに自分なんかが行ってもいいのか?マナー的に。あとでツイッターで怖い女性ファンたちに匿名で叩かれ、磔刑にかけられるんじゃなかろうか」などということを思ったからなのだが、実際少なからず興味はあったのと、まあお金は出すんだし着席する権利はあるだろうと自分に言い聞かせ、誘いに乗ることにした。
私はもともと、女性向けコンテンツに興味がないわけではなかった。そもそも男性声優のラジオ(DGSとか)を聴く程度にはオタクであったし、アニメはほとんど見ないものの、ハマってしまったFree!!のブルーレイは2期+劇場版までそろっているし(ちなみに推しは宗介)、最近はヒプノシスマイクの曲を聴いており、キャラごとのドラマパートまで聞くようになってしまったし。それに、件の刀剣乱舞もサービス開始から1年程度はプレイしていたこともある。比較的少年系の刀が好きだったので、蛍丸や獅子王を最後までメインの編成に入れていた。
しかし、2次元キャラでもなければ声優でもない、いわばゲーム原作が立ち上がった段階では関係のなかった、俳優たちによるゲーム原作のミュージカルに、果たして惹きつけられるような魅力はあるのか。一応演技のプロではあるが、歌のプロでもなく、ダンスのプロでもない。原作への愛はあるのかとか、クオリティはどうなのかとか、気になる部分はいくつもあったし、今思えば少し懐疑的に見ていたような気もする。その答え合わせのために行ったような側面もあったと思う。
今回の会場はセントレアすぐ横のスカイエキスポという場所。初めて行く所だったので、少し早めに名古屋駅から中部国際空港駅への電車に乗ったのだが、まずここで驚いた。乗客の9割が女性。「え?これは”やった”(女性専用車両に誤って乗ってしまうの意)か?」と思った。必死で背伸びし、血眼になって男性を探したところ、扉のすぐ前にスーツケースを持った初老の紳士を発見した。心から安堵した。私には彼が救世主(メシア)に見えた。違和感に気づいてから紳士を見つけるまで時間にしてわずか3秒ほどのことであったが、私にとってはひとつなぎの大秘宝をめぐる壮大な冒険の時間であった。ワンピースの正体が初老の紳士だったらウケるだろうな。
多くの女性たちはよく見るとなんかカバンとか髪とかに似たようなヒモみたいなやつをつけており、ああ、彼女たちが今日の公演の来場者か、とそれで察しがついた。
私は音楽が好きでライブやフェスにもよく行くのだが、そういったイベントに向かう来場者が一様に身に纏う”モード”みたいなものが好きだ。同じようなアイテムを身に着けた人々が、同じような期待感をもって同じ会場へ向かう。まったくの他人のはずなのに、全員で遠足に来ているような感覚に陥る。私は所有していた唯一の刀剣乱舞関連グッズ、蛍丸のラバーストラップをカバンにつけながら、そんなことを思った。
到着したのは開演の1時間ほど前だった。先に現地に来ていたAと合流し、遅れてくるB・Cを待ちながら辺りを見渡してみた。女性ばかりだ。チラホラ見かける男性も、その多くは隣で開催されているFGOの展示会に訪れたような風采で、見たことあるキャラの見たことないグッズを手に奥の施設へと歩いて行った。事前には聞いていたが、男子トイレはがらんどうで、広々としたスペースの中に3人いただけであった。普通にめちゃくちゃ刀剣男子の缶バッジつけてる方とかもいて驚いた。
B・Cとも合流し、我々は人波に流されるまま会場内へ吸い込まれた。会場内は予想していたより二回り以上大きくて、コンテンツの覇権っぷりを身に染みて感じた。
席は通路側から4席分だった。私のにわか知識でも通路側は人気だと知っていたため、さすがに通路に接する席はAに座ってもらい、私はその隣に座った。Aはなんとも用意周到で、私の分のペンライトやうちわまで用意してくれていた。刀ミュの専用ペンライトは優れもので、推しの色を先に登録しておけるらしい。私は操作の指南を受けながら、スタンダードな青色を初期配置として記憶させた。
またも話がさかのぼるが、私は以前からAに(オタク気質を見抜かれて)刀ミュ関連の画像や動画の視聴を勧められていた。男性が男性を推すというのは恐らくややイレギュラーなことなのだろうが、その中で私は2人の”推し”を見つけた。
1人は鳥越裕貴氏。役は大和守安定だ。刀剣男子自体の役どころとしては真面目で実直ながら、どことなく女性的で可愛らしいキャラクターだ。しかし、私はむしろ、役に入っていない状態の鳥越氏に非常に魅力を感じた。というのも彼は、ツッコミが上手い。
これは私の持論なのだが、いわゆるコント的な場の空気になったとき、「なんとなくボケる」ことは誰にでもできると思っている。もちろんその巧拙については個人差があるが、ボケは簡単なのだ(だからこそ才能の発揮される部分でもあるのだが……)。対してツッコミは、才能だけでは解決できない。その場の状況を整理し、その場に応じた言葉を、できるだけ早く用意する能力は、長年のトレーニングによってのみ形成される。そうして身につけた能力を、玉石混交のボケに対応して発揮してあげるのだ。その点で、ツッコミはサービスだ。だから、適切な、上手いツッコミができる人というのはボケの人数に対してかなり少ない。そして、鳥越氏のツッコミ能力は(少なくとも私が視聴したいくつかの動画でのトークで判断するならば)刀ミュ俳優の中では群を抜いている。おそらくこれは、彼が多様な人物と積極的にコミュニケーションを取り、相手を尊重しながら話すことを心掛けてきたからなのではないか。そんな背景が透けて見えたりするところに人間味と魅力を感じた。(あと筋トレの動画がシンプルに参考になった。)
もう1人の推しは、大平俊也氏。役は今剣。これは役のイメージと本人のイメージがぴったり合致する。中性的・少年的で、あどけなさが残るところが氏の魅力だと思う。普通に顔が可愛い。初めて写真を見たときは、そういう印象だった。
ただ実は、彼に関しては開演前、これ以上の印象がとくになかった。動画などを見ていても、ただ容姿や仕草が可愛らしい真面目な人という感じで、もう一歩魅力を感じる部分に欠けていた。強いて言うなら彼にはただ天真爛漫なだけではない、いわゆる「闇(この言葉が深い意味で使われることってほとんどないのであまり使いたくはないのだが)」を感じたような気がして、そこを興味深く考えたからなのかもしれない。(あとこれは完っっっ全に言いがかりなのだが、邦楽ロック界隈では見た目が中性的なバンドマンほど性欲が強くてファンと寝まくっているという根も葉もない(たぶん葉くらいはある)噂がまことしやかに囁かれており、同じく大平氏も男性的な部分を見せたりするんだろうかという謎の興味もあったのかもしれない。)
そういうわけで、私はひとまず、2人のうちとくに人間として魅力的だなあと思った鳥越氏(安定)を推しとして設定し、ペンライトの色を決めたというわけだ。
私の席から見渡した辺りはほんとうに女性ばかりで、電車内の女性が9割だったとしたらここはもう99割が女性だった。男性の存在についてAに訊いたところ、「まあほとんどが彼女に連れてこられてるだけの人だね」と言っていた。リア充爆発しろという一言でも言いたいところであったが、ここで爆発されたらイベントに影響あるし片付けとか面倒だろうな、と考えて口をつぐんだ。
照明が落ち、舞台が始まる。観劇自体がずいぶんと久しぶりだったので、なんだかいやに緊張した。隣に座るAは早速双眼鏡を取り出し、推しの額に光る汗を堪能しているようだった。(Aは同公演に何度も通っているため構成や内容を覚えてしまっており、推しが出てくる数秒前から出てくる位置にすでに双眼鏡を向けていたためさすがにすごすぎて笑ってしまった)
ドラマパートでは刀剣男子たちが次々に現れ、おのおののキャラクターらしい台詞で我々を楽しませてくれる。思っていたよりも総じて演技のレベルが高く、ちょくちょく挟まれる小ボケも普通に笑える。
そうこうするうち私が注目する安定が現れ、男子たちの会話の輪の中に飛び込んでいった。しかし、私はここで少し違和感を覚える。筋トレの動画を何度も見ていたせいか、あどけない口調の安定と兄貴肌の鳥越氏のイメージが重ならない。まあまあこれはこれでいいか、役なんだから、と納得させながら私は舞台のほうに居直った。
逆に、今剣は役と人物が寸分違わず重なった。大平氏の声・仕草は、本家のゲームで出てきた今剣のイメージとほとんど同じだった。鳥越氏の力不足とかそういうことでは断じてなく、これは純粋に大平氏の持つ魅力と、またそれを見越してあてがわれたキャスティングの妙だと思う。それほどまでに今剣の立ち回りは見事だった。
しばらくすると、おもむろに周囲の女性たちが起立し始めた。なんだなんだ、校歌でも斉唱するんかと思いながら付和雷同、私もペンライトを持って起立した。どうやらここからしばらくはライブパートらしい。ミュージカルと言いながらけっこう現代的な曲(EDMとかそっち寄り)なんだなあなどと思っていると、演者たちがステージで踊りだし、さらには客席中央のステージでもダンスが始まった。
先に言っておくが、歌もダンスも全員上手い。だがその中でも、大平氏のダンスは別格に感じた。なにって、踊っているのがはっきりと”今剣”なのだ。彼は背も高くない、体つきも華奢で、いわゆるダンサーとしての資質は他の刀剣男子に劣っているといえる。しかし、手足のフリが誰よりも大きい。大きいだけでなく、キレもある。そしてその懸命さが、彼のマイナスの資質をいっきにプラスへと逆転させていた。ステージ上で彼の弱点は、はっきりと長所だった。「おそらく今剣が踊ったらこんな風なんだろうな」という彼なりの答えが、あのダンスには込められていた。
踊る彼を見て、この人は無敵だ、と思った。
ダンスに魅入っているのも束の間、舞台はまたすぐにドラマパートに戻り、ライブパートと交互に展開しながら進んでいく。そしてついに山場、俳優たちが客席まで降りてくるフェーズが訪れた。通る刀剣男子から直接手を振ってもらえたり、ウィンクされたりすることを、ファンサービス(ファンサ)というらしい。私は自分の推しが通ったらなんとなくうれしいな、という程度で呑気に構えていた。(隣のAは推しの様子を見ながら奮起していた)
通りがかる刀剣男子たちをぼーっと見ていたときのこと、後ろ側からやってきた和泉守兼定が、私に向かって指をさし、はっきりと目線をくれた。一瞬、自分に向けられたものかどうかわからなかった。よくわからないが笑顔で応えたことだけは覚えている。こんなことを言うとタイトルの通り誤解されそうではあるのだが、私の知る限りあのときの感情に最も近いものは、恋だ。
理由は説明できない。できないのだが、「イケメンが選んでくれた」という感情は、きっと男であってもうれしいのだと思う。それほどまでに私が受けたファンサは衝撃的だった。そして、推しでもない人でこれなのだから、これを自分の推しから直接もらえるなどということがあれば、それはどれほどのクソデカ感情になるのか。想像すると、むしろ恐ろしくなるほどだった。
終演までのライブパート、私は自然と目で今剣を追っていた。彼の、あの衣装でのダンスをもっと見たい。いつまでも見たい。だんだんとそう思うようになっていた。
終演後、私はAに感想を伝えた。予想していたよりずっと面白かったと述べると、Aはしたり顔であった。彼女は物販に行くと(地元なのでここでお金を落としたいという敬虔なオタク然としたことを言っていた)私に伝え、人波に消えていった。
帰りの電車は行きよりも空いていた。今思えば、夜公演まで見ていく人たちがけっこうな数いるのかもしれない。私は大平俊也氏のツイッターアカウントを捜し、迷わずフォローした。
Fear, and Loathing in Las VegasというバンドのMinamiというメンバーがいる。彼はステージ上で、まさに狂人だ。髪を振り乱しながら叫び、かと思ったらわけわからんパラパラみたいなダンスを踊り、でも楽器はちゃんと弾く。そして、嘘くささが一切ない。
Soil&”PIMP”Sessionsというバンドの社長というメンバーがいる。紅白のとき、椎名林檎の後ろでヒマそうにしていたあの人だ。彼はジャズバンドの中にいながら、楽器を(ほとんど)弾かない。彼の担当は”アジテーター(煽動者)”。悪趣味なマフィアみたいな恰好で、ステージ上をふらつきながら、メンバーの演奏をのぞき込んだり、客席をメガホンで煽ったりする。ほんとうにこの役割を必要だと思っているのか。どこまでが演技で、どこまでが素なのか。まったく読めてこない。
私は彼らを見るたび、自分に成しえないことをしていると尊敬する。
私は、エンターテイナーが好きだ。それは、役を”憑依”できる人のことだ。舞台の上で演じる人たちは、素の自分のままではもちろんいられない。しかし、役を演じすぎると、それはそれで嘘くささが付きまとう。だから、役を演じていながら、まるでそれが役だと感じさせない立ち振る舞い。そういう”憑依”を楽しみに、私はミュージシャンのライブへ足を運んでいる。
大平俊也氏は、まさにこのエンターテイナーだと感じた。彼は舞台の上で、間違いなく今剣だった。仕草や声の可愛らしさと、ダンスの躍動感。(あと顔の良さとかもろもろ。)それらをひっくるめて、私はしてやられた。
鳥越氏はもちろん好きだ。しかし、実際に見た舞台では(少なくとも刀剣乱舞という題材では)、大平氏のエンターテイナー性のが私にとっては魅力的だった。それだけのことだ。間違いなく今後も、鳥越氏の動画は見続けると思う。
私は自宅に帰り、もらったペンライトを取り出した。推しの色をピンクに設定し、棚にしっかりとしまった。次は、ピンク色のヒモみたいなやつも手に入れたいところだ。
この前コス仲間と久しぶりに会った。
久しぶりつっても10年以上ぶり。
私がコスプレをやっていたのは学生時代のほんの一時期だったけど、その人は当時すでに社会人で、それからもずっと続けていて、その界隈ではちょっとした古参のコスプレイヤーになっていた。
私はその間、結婚したり離婚したりいろいろあって、仕事も含めて社会にもまれて学生時代よりは大人になったと思う。
ある時その人とリアルに会うことになった。
SNSではなんとなく繋がっていたのだけどリアルで会うのは学生時代以来かな。
で、会ったらその人は変わっていなかった。
10年以上ぶりに会ったのに、久しぶりでもなければ、今どうしてるのでもウンでもスンでもなく、スマホを取り出し、自分のコス画像を披露しながら自分語り。何の導入も無しにね。
容貌はオッサンになっていたけど、中身は当時と変わっていなかった。悪い意味で。
向こうは話すだけ、こっちは聞くだけ、割合で言ったら10:0だった。
よく、会話はキャッチボールなんて言う。しかし、ボールを投げ返さないピッチング練習のようだった。私はずっとキャッチャーである。
たまに別の話題を振っても、ゴニョゴニョと何か言ってから何事も無かったように自分語りを再開する。
レイヤー仲間での食事会やオフ会なら独演会も聞いてくれるだろうし、コス画像も喜んで見てくれるだろう。
しかし、昔そうだったというだけで、1対1でそれをされてはたまったもんではない。
何時間も独演会を聞いて、会計をとなったとき、もちろん今の時代だから割り勘で、それはいいんだけど、その人は席で私から現金を回収して、当たり前のように二人分のポイントつけていて何だかモヤモヤした。
ポイントなんてオマケなんだから、それだけで目くじら立てることは無いんだけど、私の周りの人は男女関係なくお茶や食事をしたとき、端数のお金は私が、それならポイントはあなたが、なんて譲り合ったり、別会計で済ませたりしてたから正直な話ビックリしたんだよね。
多分、この人はずっとオタク仲間との付き合いしかしてこなかったのではないかと思った。
会社の飲み会とか、そういったものには極力行かないとか言ってたし。
飲み会に行く行かないは本人の自由ではあるけど、もうそこそこの歳の子供がいて、場合によっては孫もいてもいい歳なのに、それはちょっとどうなのよ、とは思った。
店から駅までの道でも、カップルとすれ違うと「リア充爆発しろ」とジョークだか本気だかよくわからない事をブツブツと言っていて、モテるようなことなんか何もしてないくせによく言うわ、と腹が立ちました。
それから何度かお誘いがあったけど、もう独演会はまっぴらなので断わった。
しかもその誘い方というのがまたアレで、イベントか何かの帰りに私の最寄り駅を通るからと、当日に連絡が来る。
コス仲間ならそれでもいいのかもしれないが、私はとっくの昔にそうではないし、分かってる予定ならせめて前日くらいまでには連絡すべきではないか(その旨を伝えたらお誘いは無くなった)。
で、後日その人のツイッターのリツイートが流れてきたので何かと思ったら「童貞というのは自力でセックスにたどりつけない人」という内容で、その後「それ俺のことww RT」とツイートしていた。
さもありなん、と思った。ジョークなのかもしれないが、これまでの行動を見ていたらジョークとは思えなかったし、仮にジョークだとしても、それをわざわざツイートしてどうなるというのか。
フォロワーの女性が、それなら私がと何かしてくれるとでも思ったのだろうか。
ワイ他人の目を見れないタイプのコミュ障なんやが、なんかいい解決策ない?
他人と目を合わせるのが昔からできなくて、受験は面接なしのところ選んだけど、さすがに就活はそうもいかなくて困ってる。
なんでこんなに出来ないのか全然わかんなくてバイト中とか客と目を合わせようとしてみるんだけど、オッサンでもオバチャンでも中高校生でもサラリーマンでもOLでも無理。こわくてたまんなくて目逸らしちゃう。目を合わせても怖くないのは赤ちゃんとイッヌだけだよ……
街ゆくカップルが見つめあってんのとか見ると、リア充爆発しろと同時にカップルすげーな……とも思う
最終奥義鼻のあたりを見るで今のところ頑張ってごまかしてるけど、就活乗り切れても絶対この先困り続けると思うので、なんか他人の目を見ても怖くなくなる心構えとかあったら教えろください。
個人的には、生まれつき疎外感を感じやすい性格なんで、自分の知らない場所で自分の知り合いが楽しくやってるのを見るとなんかざわつく・・・みたいなのはあるけど。
疎外感を感じるのが嫌で、ありとあらゆる人間関係から距離を置きまくってたらいつの間にか友達なんかいなくなって、友達の作り方すらわからなくなってて途方に暮れてる。
まぁ、会おうと思えば飲みに誘える相手ぐらいいるんだけどさ、俺自身がそいつを友達と思ってないし、昔友達だった人たちはもう俺のことなんかダンパー数の外側の百数人にも入って無いんだろうなとか思ったら、爆発しろという気持ちもわからなくはない(そこまで思ったことはないが)
いつも一緒に遊んでいた友達が恋人や結婚相手との時間を大切にするようになると、必然的に自分との時間は減るわけで、
さらに自分のもと恋人や結婚相手から、理不尽な理由で関係解消となると、
「リア充爆発しろ!」
となります
これは私の恣意的な意見と偏見を承知の上で書くが、リア充を本気で怨んでいる人いるけど何がそんなに憎いのだろうか。
ネタで「リア充爆発しろ!」とか言っているなら分かるけど、本当に心の底から憎む奴の動機は分からない。
かく言う私は恋人は作らず、友達も0人で高校の時からそうして現在に至る。
私の場合、恋人はともかく、友達は作りたくなくて作ってないので、相手の方から友達になる機会をもらっても全部断っている。
(誤解がない様に書いておくと、一応過去に恋人と友達はいたので初めから一度も居ないという訳ではない)
なので恋人もいなけりゃ友達もいないので、傍から見れば所謂「ボッチ」という扱いになるんだけども、私は基本的に困っていない。
理由としては元々一人が好きなのと、人間関係の些細な問題ですら苦手なので現状が精神的にとても楽。
しいて困る事を言えば、料理店とか旅館で「二名様から」と書いてあったりと、人数的な問題で困るぐらい。
だから外出先歩いてて、目の前でリア充がイチャついていても「あぁ恋人同士なんだろうな」程度しか思わないし
最近だとクリスマスに周りの人や知っている人がデートしてたり、ホテルでよろしくやってても「平和だなー」ぐらいしか思わないので
とまぁ、ここまで自分の視点しか語ってないけど、リア充を憎む人はどういう人なのだろうか。
失礼な言い方になるが、仮にその手の人が恋人や友達を作りたくても作れない人だとしたら
「自分には恋人どころか友達すら出来ないのに、他人には居てリア充な思いをしているのが妬ましい」的な理由で一種の逆恨みで憎んでいるのだろうか。
だとしたらまだ理屈としてはまだ分かる。
勿論、友達や恋人が居ても他人のリア充を憎む人はいるけど、どちらもいる人となると尚更分からなくなるな。
あれかな、特に深い理由はなく「(目の前のリア充が)ウザいから」という理由で嫌ったりしているのだろうか。
何かを嫌ったり憎んだりする理由って、人が思うよりも割と呆気ない理由が動機になったりするから、可能性としてはあるのかもしれないね。
よく、彼氏欲しいーとか言ったりネットでも彼女欲しいーとか書いてあるじゃないですか。
なんでかよくわからない。
アラサーで彼氏いない歴=年齢だけど、今まで好きになった人はその人が誰かと幸せになりますように、と考えて自分がそこに入ることができるなんておこがましいこと考えなかった。(そもそもその好きな人が万が一彼氏になったところで、で?ってなるなぁと考える)
印刷物で言えばトンボで切り取られる部分に自分は属してて、メイン部分に入ることはないと思ってモブみたいな気分で見てるからなのかな。
それか、縁がなさすぎるからかな。
クリスマスにリア充爆発しろとかいうけど、別に楽しかったらいいんじゃないの〜と思うしクリスマス時期は一年で一番好き。
街が楽しそうに感じるから。