はてなキーワード: リアリティチェックとは
増田はその気になればいろんな人間になりきって記事を書くことができる。
でも、大抵は、なりきりってのを軽い気持ちで考えてるからクオリティ低いやつしかいない。
その程度では中身である書き手のレベルが透けて見えるから失敗する。
ちゃんと書き手の中で、なりきる対象がイキイキした様子で頭に浮かばないようでは、ろくなものが書けない。
何のために書くのか、をよく考えて書くことだ。
読者を欺くことが目的じゃねえ、本当にその人になりきるってことの快感をわからないやつはなりきり芸向いてないから諦めろ。
特に「できる系の人間」を演じるのは難しいぞ。どの会社に行ってもそういう人いるからリアリティチェックにすぐひっかかる。
致命的なのは誰でも空想すれば書けるような内容しか書けてないこと。
このことから、この増田が出来ない人間であるだけでなく、経験の浅い新人か、大学生の可能性まで疑われてくる。
リアリティにこだわるには紛れも無い真実という要素が絶対に必要なんだよ。
本当にその立場でないとわからない情報や経験をどれだけ入れられるか。
ゼロから空想するんじゃない。ポイントポイントは確固としたリアルを入れるんだ。
その素材を収集するために、ちゃんと取材をするか、本を読む。できるなら体験する。
デキる人の演技がしたいなら、デキる人に話を聞いて、その人の思想やコツを教わる。
社長の話をいろいろ他の人から聞いたり、よくよく観察して社長の考えを可能な限りトレースして見る体験をやる。
そのくらい出来ないと、言葉に魂がこもらないんだよ。
その気になれば、本当に本物になれるくらい、その対象について興味をもつんだよ。
お前自身がその対象について強い思い入れがないのに、読者をつかめるわけねえだろ。
そしてもう一つ大事なことがある。
その部分についてちゃんと読者の共感を得られる要素があるか。これが大事なのな。
たとえムカつく上司であっても、読者を信じさせる「本当」の部分では真剣に、そして共感を得られる内容にしないとダメなんだよ。
それが書けない奴は、500ブクマを越えるようななりきりエントリは書けないぞ。
これはほんとにリアル生活でも役に立つから釣り記事書くつもり無くてもやってみろ。
俺も最初は良い釣り記事を書くために頑張ってたけど、この観察は本当に仕事の理解にも役に立った。
数年前にできる上司の人間についてオマエみたいに下手な釣り記事書いてたけど、
書いてる内容のレベルアップさせようと思って観察してたら、本当に上司の考え方が理解できるようになってきたから。
そしたら、意図せず仕事がスムーズにこなせるようになってきたから。
そういう経験もあるからオマエの言ってることってすげえ薄っぺらいって思うんだよ。
オマエ、できる人間って、本人一人の力量でできるって思ってるだろ。